1 :
名無し募集中。。。:
2 :
名無し募集中。。。:2006/03/09(木) 06:40:33.36 0
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| |:: ようこそいしよしワールドへ..::| |
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3 :
名無し募集中。。。:2006/03/09(木) 06:40:45.86 0
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| |:: ようこそいしよしワールドへ..::| |
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4 :
名無し募集中。。。:2006/03/09(木) 06:46:58.28 O
5 :
名無し募集中。。。:2006/03/09(木) 07:27:15.90 0
7 :
名無し募集中。。。:2006/03/09(木) 09:00:51.88 O
乙
8 :
名無し募集中。。。:2006/03/09(木) 09:53:36.58 O
乙ぺん
161 :从*` ロ´)<受難!:2006/03/05(日) 04:52:40.82 O
ぼつらぼつら行きます
162 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 04:53:37.73 O
「やっほーチビ美貴」
『ちびじゃないもん!』
「あは、ゴメンゴメンえーとマメ美貴?」
『ちがーう!!』
163 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 04:54:09.98 O
両手を挙げて怒る美貴を、真希は笑いながら捕まえる。
そしてそのままくすぐりだした。
『アハハハハハハハ…!』
「どーだ参ったか…えーと…ガキ美貴?」
『がきじゃないもん!!』
164 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 04:55:20.51 O
そんなやりとりを見て、れいなは苦笑する。
「後藤さん…普通に呼んでくれて大丈夫ですから…」
「あーそう、じゃあミキティって呼ん…うははははははははははは」
『どうだまいったか!』
「だ、誰が参っ…うわははははははははははは!!」
見た目は二十歳と幼児なのに、やってることは2人とも幼児で。
(両方成人してたはずっちゃけど…)
れいなは小さくため息をついた。
165 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 04:56:19.91 O
美貴が縮んですぐに、れいなはメンバーに相談した。
───どうしよう、ミキネェが。藤本さんが子供になった。───
けれど返って来た返事は
「藤本さんって誰?」
目の前で起きたコト、みんなの反応。
畳み掛けるような展開にれいなは茫然とし、途方に暮れた。
166 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 04:59:05.86 O
そして奮起した。
自分だけが憶えているこの小さな存在、
ならば自分が彼女を育てようと決めた。
当たり前だが子育ての経験はなく、思った以上の苦労が待っていた。
縮んだ美貴が乳児ではなかったこと、れいなが18歳未満で21時には仕事を上がれるコトがせめてもの救いだった。
167 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 05:00:13.38 O
誰にも言えない。
仕事との両立。
世に言う育児疲れになってもおかしくない状態だったから、
思い詰めたような真希の言葉を聞いた時、不覚にもれいなは涙を流した。
───変なコト聞くけどさ「藤本美貴」って名前、聴いたことない?・・・て、え?ちょっ、田中ちゃん!?───
自分の他にも彼女の存在を憶えている人がいた。
それだけで、とても救われた。
168 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 05:01:17.80 O
「まっつーに誰ソレって言われた時はどうしようかと思った」
その夜れいなの家を訪ねた真希はポツリと漏らした。
「え?なんか言いました?」
「あ、ううん」
れいなの耳には届かなかったようだ。
繰り返すのは何となく気が引けて、真希は首を振った。
169 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 05:01:53.41 O
「それにしても…」
真希は寝ている美貴の髪を撫でる。
「可愛いもんだね子供って」
「可愛いだけなら楽なんですけどね」
すっかり所帯じみてしまったれいなに、真希は苦笑いを浮かべた。
171 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 05:06:19.73 O
そんなこんなで今日は、真希の楽屋にれいなと美貴が来ていた。
1日中スタジオにこもりっきりのれいなに代わって、
真希が美貴の面倒を見るコトになっていたのだ。
172 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 05:08:25.50 O
「じゃあれいな仕事に行くからね、良い子にしてるんだよ?」
『わかった!』
「後藤さんに迷惑かけないようにね」
『だいじょうぶ!』
「部屋の外に出ちゃ駄目だよ?」
『だい!じょー!ぶ!』
「田中ちゃん時間大丈夫?」
「うぁヤバ!スミマセン後藤さん、あと頼みます!」
「おっけー」
192 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 16:51:33.73 O
『ごっちん!』
「んあ?」
『とらんぷしよう!』
「いーよー」
『みきつよいぞー』
「アタシだって負けないよ?」
193 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 16:52:24.14 O
「ミキティまーだー」
『いまかんがえてるの!』
「勘で行っちゃいなよー2択なんだし」
『んんんんん・・・こっち!』
「ハイ残念〜」
『あぁー!!』
「残念だったねぇ」
『・・・!つぎ!ごっちんはやく!!』
「ハイハイ」
194 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 16:53:02.88 O
『ごっちんまーだー』
「待って、今考えて・・・」
『かんでいっちゃいなよーにたくなんだし』
「くっ・・・!じゃあコッチ!」
『ざんねーん』
「うあああ!」
195 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 16:53:42.43 O
『ごっちんだいやの4とめてるでしょ』
「持ってないよ?」
『うそだ!ふたりでやってるんだからわかるよ!』
「あ、そうか」
『だーしーてー』
「そっちがクラブの10出したらね」
『けちー』
「お互い様ー」
196 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 16:54:31.56 O
そんな具合に楽しんでいた二人だが、
神経衰弱が始まったら様子が変わってきた。
そもそも真希が得意としていたのが神経衰弱であり、
逆に美貴は苦手なゲームだった。
「コレとーコレ」
『あ!』
「んでコレとコレ」
『あぁ!』
「そっからコレとコレも」
『あああ!』
197 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 16:55:03.82 O
『ごっちん強いよー…』
「フフーン」
『ずるしてない?』
「するワケないじゃん、ミキティが弱いの」『いったなー!もういっかいしょうぶ!』
しかし何度やっても結果は同じで、繰り返すたびに美貴の表情は沈んでいった。
198 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 16:55:51.68 O
「ミキティ、もうやめようよ」
たしなめるように真希が言う。
『やだ!もういっかい!』
「どうせ勝てないよ…」
『・・・!ばかー!!』
カッとなった美貴は、束になったトランプを真希に投げつけた。
199 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 16:56:49.96 O
「痛っ」
その中の一枚が勢いよく真希の手をかすめた。
じんわりと血が滲んだ指先を、
真希はボンヤリ見つめてから口に含んだ。
200 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 16:57:20.63 O
『あ・・・』
「う?あー、らいひょーふらいひょーふ…」
おびえるように後ずさる美貴を見て、
安心させようとした真希は指をくわえたまま笑いかけた。
201 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 17:00:41.51 O
『みき・・・みきわるくないもん!!』
「ふぇ!?ひょ・・・ちょっとミキティ!?」
しかし怪我をさせてしまったことに動揺した美貴は、半ばパニックに陥り楽屋を飛び出した。
202 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 17:01:39.58 O
「ミキティ!ちょ、待っ…おわあ!!」
追いかけようと立ち上がりかけた真希は、
ばら撒かれたトランプでバランスを崩す。
体勢を立て直せないままに楽屋を飛び出し廊下で盛大に転んだ彼女を、
呆気にとられて見つめる女性がいた。
203 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 17:02:25.85 O
「・・・なに遊んでんのごっちん?」
「ぅあ…まっつー・・・?」
「今の子、誰?」
「…!!そうだ、その子!どっち行った!?」
「え?多分スタジオの方…」
「ありがと!」
204 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 17:03:03.73 O
慌てて立ち上がり駆け出す真希を、
亜弥は呼び止める。
「手伝うよ、なんて名前?」
「…っ…美貴!藤本美貴!!」
説明する時間も惜しむようにそれだけ叫ぶと真希は走り去った。
205 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 17:04:32.84 O
「・・・なんなの・・・?」
あんなに慌てた様子の彼女を見るのは珍しくて
亜弥はしばらく真希が走り去った先を見つめていた。
「『ミキ』ねぇ・・・『マキ』と似てるしイトコの子かなあ」
そんなことを言いながら自分の楽屋の戸を開ける。
「で、そこんトコどうなの『ミキ』ちゃん?」
亜弥は、先程楽屋に飛び込んで来た小さな女の子に声をかけた。
214 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 21:27:01.13 O
「・・・?」
収録中のスタジオに駆け込んで来る女性を
れいなは見つけた。
215 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 21:28:13.46 O
「後藤さん・・・?」
つぶやきが聞こえた訳ではないだろうが、
キョロキョロと辺りを見回していた彼女と目があう。
「ゴメン!」とばかりに顔の前で手を合わせるのが見え、
れいなは思わず立ち上がった。
「ハーイ、モーニング娘の皆さん今日の収録全て終了でーす」
と、殆ど同時にスタッフの声がスタジオに響いた。
216 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 21:29:28.14 O
「どうしたんですか後藤さん・・・!」
声を殺して話しかけると、真希は困ったように髪を掻き上げた。
「ちょっと逃げられちゃって、さ」
「逃げ・・・って指!」
「へ?」
「血ィ出てるじゃないですか!」
「あー大丈夫大丈夫、ナメときゃ治…」
「ダメです!」
そういうとれいなはスタッフから絆創膏を貰ってくる。
217 :名無し募集中。。。:2006/03/05(日) 21:30:21.39 O
「ほら指見せて下さい」
「大丈夫だけどなぁ」
手当されながらも真希は落ち着かないように辺りを見回す。
「ミキネェ、こっちには来てないですよ」
「え、本当に?」
「誰かこっちだって言ったんですか?」
「いやまっつーが・・・もしや騙された?」
227 :名無し募集中。。。:2006/03/06(月) 04:06:26.73 O
亜弥の楽屋では静かな問答が続いていた。
「みーきちゃん」
『・・・』
「ごっちんと喧嘩しちゃったの?」
『・・・』
「黙ってたらわからないよ」
『・・・』
228 :名無し募集中。。。:2006/03/06(月) 04:07:00.48 O
美貴は今にも泣き出しそうな顔をして俯いている。
『…あのね』
「うん」
『みき、ごっちんにけがさせちゃったの』
「ケガ?」
『それがしんぱい』
「そっか・・・」
『うん』
229 :名無し募集中。。。:2006/03/06(月) 04:08:16.41 O
「でもすっごい元気そうだったよごっちん」
『・・・ほんと?』
「ホントホント、だから大丈夫じゃない?」
美貴はホッとしたような表情を浮かべた。
「みきちゃんとごっちんは親戚?」
『ううん、ごっちんはともだち』
「友達?」
『あやちゃんだってともだちだよ?』
「・・・・・・・・・みきたん!?」
亜弥が驚きの声をあげるのに被さる様に、
勢いよくドアが開けられた。
230 :名無し募集中。。。:2006/03/06(月) 04:09:30.71 O
「まっつーいる!?」
「ちょっとごっちん開ける時はノックくらい…あれ田中ちゃんも」
「ども」
「あ!ミキティいた!」
『!!』
真希の姿を見つけるやいなや、美貴は亜弥の背後に隠れる。
「あ、ごっちんケガって大丈夫?」
「え?・・・あぁ指ね、うん全然大丈夫」
「ほら大丈夫だって、みきたん」
『・・・』
そんなやりとりを見てれいなは眉をひそめた。
231 :名無し募集中。。。:2006/03/06(月) 04:10:31.75 O
「後藤さん」
「んあ?」
「そのケガ、美貴がやったんですか?」
「あ、いや・・・」
「美貴がやったんですね」
「・・・あんまり叱らないでやって、怒らせちゃったのアタシだし」
真希のフォローには応えず、れいなは美貴の側へと歩み寄る。
美貴は亜弥の服を掴んだまま
ふてくされたように俯いた。
「帰るよ、美貴」
『・・・ん』
れいなが差し出した手を素直に握った美貴を見て、
亜弥は二人を不思議そうに見比べる。
232 :名無し募集中。。。:2006/03/06(月) 04:11:42.22 O
れいなはドアまで歩いてから振り返り、
真希と亜弥に頭を下げる。
「二人ともお世話かけました」
「あ、いやいやこっちこそ・・・」
「また遊ぼうね、みきたん」
謝りかけた真希を遮るように、
亜弥は手をヒラヒラと振る。
「みきたん」という呼びかけに
れいなは特に反応をしなかった。
亜弥ならば美貴のコトを覚えていて当然だと無意識に思っていたようだ。
なにしろ亜弥が「誰それ」と言った事実は
真希しか知らないのだった。
233 :名無し募集中。。。:2006/03/06(月) 04:17:05.87 O
もう一度れいなは頭を下げると、
美貴を連れて亜弥の楽屋を出て行った。
234 :名無し募集中。。。:2006/03/06(月) 04:18:28.05 O
閉められたドアを見たまま、真希が尋ねる。
「・・・いつ思い出したの?」
「なにが?」
「ミキティのコト」
「あぁ…、ついさっき」
「何が発端?」
「みきたんに『あやちゃん』って呼ばれたら急に」
「へぇ・・・」
「でも子供になっててビビった」
「あ、そうか知らないもんね」
「何事かと思ったもん」
「じゃあその辺りについて説明し…」
「それよりごっちん」
「ん?」
「みきたんを泣かした件に関して、ちょーっと説明してくれる?」
「あー、ハハハ・・・」
『尻』って打とうとしたらタイプミスで『ソロ』って打ってしまった
OとIが隣り合ってるからだな
33 :
名無し募集中。。。:2006/03/09(木) 11:29:54.72 0
VvV
34 :
名無し募集中。。。:2006/03/09(木) 12:17:14.29 O
おソロペンペン
35 :
名無し募集中。。。:2006/03/09(木) 13:19:08.52 O
ほむ
36 :
名無し募集中。。。:
〆⌒ヽ
\(VvV)/
( )
く レ