1 :
名無し募集中。。。:
たててみた
あいまいだな
3 :
名無し募集中。。。:2006/02/05(日) 20:55:25.63 O
ズッコケ読みタイな
4 :
名無し募集中。。。:2006/02/05(日) 21:11:00.30 0
5 :
名無し募集中。。。:2006/02/05(日) 21:28:19.73 0
幼なじみスレキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
6 :
名無し募集中。。。:2006/02/05(日) 21:29:41.56 O
何ヶ月ぶりかだな
7 :
名無し募集中。。。:2006/02/05(日) 22:32:42.50 0
ちょっと前にエレカシさんがいたし一応保全しとくか
9 :
名無し募集中。。。:2006/02/05(日) 22:51:58.62 0
おなじみもしものコーナーです
朝
ミキティ「おい○○、朝だぞ、起きろーーっ、学校遅刻するぞっ」
オレ「もうちょっと寝かせてクレよー、って勝手に人の部屋へ入ってくんなー」
だめだこりゃ
10 :
名無し募集中。。。:2006/02/05(日) 23:02:53.00 0
11 :
名無し募集中。。。:2006/02/05(日) 23:04:48.72 0
朝までに落ちないか心配
13 :
名無し募集中。。。:2006/02/05(日) 23:07:42.15 0
41冊目?
40冊目まではもしもろだにあるんだが
14 :
名無し募集中。。。:2006/02/05(日) 23:08:49.94 0
たぶん45?
15 :
名無し募集中。。。:2006/02/05(日) 23:12:57.74 0
幼なじみなら臭い息も慣れて気にならない
16 :
名無し募集中。。。:2006/02/05(日) 23:17:27.34 0
44冊目までは憶えてるから45冊目かな
17 :
名無し募集中。。。:2006/02/05(日) 23:54:21.77 0
いいな
18 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 00:41:43.57 0
「風邪、大丈夫か?」
「あ・・・あんた、何でここにいるの?部活は?」
「心配して来たんだよ。親仕事なんだろ?」
「・・・・別に平気よ。微熱程度なんだから・・・」
「いいから寝てろよ。顔赤いぞ?氷嚢作ってくるから待ってろ」
「・・・あっ・・・ありが・・と・・・」
「ん?何か言ったか?」
「・・・はっ・・・・早くしてよって言ったのよ!もう・・・」
19 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 00:47:56.95 0
━(゚∀゚)━
20 :
218.33.249.61.eo.eaccess.ne.jp:2006/02/06(月) 01:20:17.50 0
保
21 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 01:28:01.86 0
>>18 いいね
なんか久々だなー
ズッコケは元気にしてるんだろうか
22 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 01:33:56.56 0
裏ズッコケの続編希望なんだが
石川、紺野、田中、後藤とはセックスしたけど
結局ヒロインの藤本とはせずに終わってるし
松浦とのセックスも見たいし
23 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 01:43:34.22 0
ショミキは小川の前で止まってるな
もともとエロというより萌えの人だったからなズッコケは
ちゃんちゃみの藤本CMがなんかそれっぽい
25 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 03:03:16.68 O
おちるぽ
ねるぽ
27 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 04:36:47.92 0
復活キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
28 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 07:52:42.51 0
淡い期待を込めて保全
狩狩の避難所もよろ
とりあえずほぜん
31 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 11:53:59.34 O
誰か41〜44冊目のログ上げてくれませんか?
よるまであるかな
久々に発見した
34 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 15:25:32.97 0
いまだにちょくちょく読んでる
35 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 15:59:21.16 O
36 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 17:29:16.09 0
うれしい
37 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 17:35:00.93 0
昔のトリップ覚えてないw
38 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 19:06:09.99 0
39 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 19:19:58.68 0
40 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 20:33:44.56 0
美貴はオラが守る
41 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 21:07:40.40 O
>>39 サンクス!
家帰ったら読ませてもらいます
42 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 21:28:34.24 O
43 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 21:42:26.29 0
処女なのに非処女の振りするミキティ (まとめ)
tp://www.geocities.jp/mossanmatome/ex/m_smiki.html
44 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 21:47:51.12 O
45 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 21:50:05.23 O
裏ズッコケの続き読みたい
46 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 22:11:30.99 0 BE:146799656-
知らぬ間に復活してる!!!!
それよりズッコケさんのごっちん家庭教師のはどうなったの?
あれも途中で止まったままだったような
家庭教師はちゃんと終わったようなきがする
49 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 23:19:25.88 O
俺の中の芥川賞はズッコケさん
そしてなんのうpもなく落ちていくのであった
51 :
名無し募集中。。。:2006/02/06(月) 23:41:58.32 0
53 :
名無し募集中。。。:2006/02/07(火) 00:07:51.63 0
ツンデレ流行る前からもうそういうキャラで定着してたもんな
54 :
名無し募集中。。。:2006/02/07(火) 00:22:53.28 O
最先端
55 :
名無し募集中。。。:2006/02/07(火) 01:11:20.77 0
νガンダムは伊達じゃない!
56 :
名無し募集中。。。:2006/02/07(火) 02:54:18.12 0
ぜんぜんネタが思いつかない
58 :
名無し募集中。。。:2006/02/07(火) 05:16:08.96 0
ho
期待保全
60 :
名無し募集中。。。:2006/02/07(火) 07:16:37.54 0
おはみき
川VvV从<おはよ
62 :
名無し募集中。。。:2006/02/07(火) 11:32:00.72 O
まだだ、まだ落とさんやよ
63 :
名無し募集中。。。:2006/02/07(火) 14:21:21.98 O
もしミキ復活してたのか!
ここの作品はどれもレベル高いからなぁ
誕生日盛り上がると良いな
ho
65 :
名無し募集中。。。:2006/02/07(火) 16:50:16.11 0
ze
66 :
名無し募集中。。。:2006/02/07(火) 18:17:38.57 0
ho
67 :
名無し募集中。。。:2006/02/07(火) 18:59:20.30 O
えっと…美貴…
川VvV)<何?
川*VvV)<「好き」なら言わなくていいよ、分かってるから
美貴はオレが守る
川VvV)
72 :
名無し募集中。。。:2006/02/07(火) 22:04:04.26 O
あの頃の作者誰でもいいから戻ってきて
73 :
名無し募集中。。。:2006/02/07(火) 22:55:22.95 0
藤
74 :
名無し募集中。。。:2006/02/07(火) 22:58:18.13 0
ちょっとHで純情・・・じゃないのかorz
75 :
名無し募集中。。。:2006/02/07(火) 23:46:44.11 0
ho
76 :
名無し募集中。。。:2006/02/08(水) 00:52:52.32 0
ho
ミキティネタねえなあ
78 :
名無し募集中。。。:2006/02/08(水) 01:56:45.63 0
みんな頑張ってくれ
79 :
名無し募集中。。。:2006/02/08(水) 02:42:33.30 0
オヤスミ
80 :
名無し募集中。。。:2006/02/08(水) 05:28:04.88 0
ze
守る
人柱になってでも守る
あ、あぶなーい
ぐっじょぶ
うむ
ほぜ
87 :
名無し募集中。。。:2006/02/08(水) 13:45:23.26 0
美貴!!
88 :
名無し募集中。。。:2006/02/08(水) 14:32:02.61 0
飛亡はどこだ飛亡は
89 :
名無し募集中。。。:2006/02/08(水) 15:18:39.99 0
あなたの心の中にいるお
飛亡懐かしいな
守るよ美貴
92 :
名無し募集中。。。:2006/02/08(水) 19:27:27.06 0
「なぁ、お前ってさぁ…」
「なによ?」
「胸ちっさくね?」
「なっ、うっさいわよ馬鹿ぁ!」
「ぐはっっ!!回し蹴りかよ…ゴホゴホッ」
「余計なこというからよ」
「ゴホゴホッ……」
「天罰ね」
「ゴホゴホッ」
「…………ちょっと、大丈夫?」
「ゴホゴホッ」
「え?え?どうしたの?ごめん……美貴、ごめん……」
「なーんてね、ちょっと大袈裟にしてみた」
「え?……な、なっ(//)」
「お前って以外とかわいいとこあんのな」
「ななななっ!うっさいわよ馬鹿ぁ!!」
93 :
名無し募集中。。。:2006/02/08(水) 19:28:36.49 0
そんな風にからかいたい
94 :
名無し募集中。。。:2006/02/08(水) 20:08:07.50 0
ho
イイ!!
96 :
名無し募集中。。。:2006/02/08(水) 22:02:58.88 0
ほ
97 :
名無し募集中。。。:2006/02/08(水) 22:04:57.27 0
美貴はオレが守る
ちょっと書いてみたのを載せてみますが、
難ならスルーしちゃっていいですよ
「よっこいしょーっと」
窓の方から人の声。
その声の主が誰かなんて振り向かなくてもわかる。
「今日は何の用ですかァ? 美貴様」
俺がいつものようにフザけた感じで問い掛けると
「ねぇ、いい加減『美貴様』て呼ぶの止めてくんない?
アンタのせいで学校で美貴のあだ名『美貴様』になっちゃったんだからね!」
何が流行るかわかんない世の中だからなー。
腰振りながらフォーとか言ってるヤツがブレイクするくらいだもんな・・・
などとパワプロをやりながらふと思ってると、美貴が
「ねぇ、そんなことよりヒーター貸してよ。美貴の部屋のヤツ壊れちゃったんだよね」
あり得ない一言をサラッと言う。
「何言ってんの?あんな乱暴に扱ってんなら壊れるの当たり前だろ。それかずっとこの部屋居ればいいじゃん」
何が何でも貸したくない俺は必死の反論。
「○○がパワプロなんかやってたら美貴ヒマじゃん」
そう言ってくると思った。
美貴の手の内はお見通し、伊達に幼なじみやってないからな。
「じゃあさ、そんなに言うならやってみれば? いい暇潰しになると思うよ」
渋々承諾した美貴に一通りの操作説明をする。
コンピューターの強さを「弱い」にしてゲームスタート。
「ぷぅ〜」だと簡単に勝っちゃうからな。
美貴が負けるシーンってのもたまには見てみたいし。
−30分後−
「うわー、ロッテ強ぇ! 26点も入れちゃったよー」
どう間違ったのか。楽天相手だが26対0で勝ちやがった・・・
「おもしろ〜い、これ! しばらく借りるね」
と言って、ソフトを自分の部屋に持ち帰った美貴。
「おっかしいなー。こうなる予定じゃなかったんだけど・・・
まぁ、ヒーター持ってかれなかったし、いっか」
ガラガラ
「忘れてた! ヒーター貸して!」
・・・ダメだこりゃ
103 :
名無し募集中。。。:2006/02/09(木) 00:42:41.04 O
ィィョィィョ〜
乙
どんどんこい!
ドンちゃんドンとこいなんでもこい♪ドーーン
久々に書いてみたけど、やっぱ小説書くの難しいね
ズッコケ氏とかホントすごいわ
良スレw
どんとこい超状現象
ほ
110 :
名無し募集中。。。:2006/02/09(木) 05:30:14.59 0
ぜ
111 :
名無し募集中。。。:2006/02/09(木) 07:33:31.48 O
ん?
うむ
ほ
114 :
名無し募集中。。。:2006/02/09(木) 12:40:29.36 0
川VvV)<ホルモン抵触!
喫煙祭保全
ho
ho
ho
川V。V)<…ねぇ
120 :
名無し募集中。。。:2006/02/09(木) 17:54:05.71 0
何だ?美貴
ho
9ヶ月ブリの祭りだな
123 :
名無し募集中。。。:2006/02/09(木) 19:44:22.14 0
歩
124 :
名無し募集中。。。:2006/02/09(木) 20:23:22.94 0
川V。V)<もし、あたしがあんたの前からいなくなったら……どうする?
125 :
名無し募集中。。。:2006/02/09(木) 21:12:13.42 0
ほ
126 :
名無し募集中。。。:2006/02/09(木) 21:43:18.39 0
そうならないようにしっかり捕まえておくから大丈夫
お前の手と体をこう…な
127 :
名無し募集中。。。:2006/02/09(木) 22:11:25.41 0
川*V。V)<…あ、あんた、顔赤いよ……照れてんの?
(V。V*从<(……は、あたしか///)
128 :
名無し募集中。。。:2006/02/09(木) 22:39:13.13 0
お、お前こそ顔真っ赤じゃん…
なぁ美貴、俺達いつまで『幼馴染み』なんだろうな
ほ
130 :
名無し募集中。。。:2006/02/09(木) 23:07:34.71 0
川*V。V)<ねぇ、あんたって……その、かっ、彼女!……とかっていたり…
川*VvV)<するわけないか。だって、あんただもん。
(V。V*从<………。
ほぜんしとくか
132 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 00:07:32.79 0
ho
133 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 00:21:40.77 0
誰かさんがいつも付きまとうせいで彼女なんかできやしない
まぁ、見る人がそう思うなら勝手に思ってりゃいいって話だけどな
134 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 00:31:58.90 0
川V。V;)<ふ、ふーん。もの好きな子もいるもんね…
(V。V*从<(……誰だろう?あたし以外にあいつを……?)
あーんもー話しかけないでよー
ひとつ目飛ばしちゃったじゃん
集中して編まないとうまくできないんだからぁ
えっ?それはナイショだよナイショ♥
もーしょうがないなあ
セーター編んでんの
もぅけっこうむずかしいんだからジャマしないで
ハァッ?そりゃそうだよ男モンだもん
おっきいのは当たり前じゃん
もーだれのだれのってうるさいなあ
そんなの決まってるでしょ
アンタだよ(パシッ)
ho
137 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 00:58:34.24 0
川*’ー’)<○○センパイ、今週の日曜は空いてるかの?
○○<えっ?愛ちゃん?
-V)<あれ?あいつあんなとこで何…を………愛ちゃん??
(V。V从<(………まっ、あいつが誰といようが関係ない……。
(V V从<……。
(:T v T;从
138 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 01:10:38.09 0
こんなスレもあったね
残念なことにミキティに薹が立っちゃったからね
140 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 02:07:58.52 0
ほ
ぜ
ん
ほ
ho
i
146 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 10:36:19.44 0
ho
147 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 10:59:42.57 0
148 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 11:34:50.13 0
ズッコケ、エレカシは好きだったな
149 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 13:12:33.87 0
ほ
150 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 14:25:02.66 0
ぜ
151 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 15:35:43.95 0
ん
152 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 15:58:30.75 0
九州のひとがいるな
昔の名前で呼ばれた気がする
154 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 18:12:26.33 O
ズッコケさん?エレカシさん?
155 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 18:40:13.20 0
どっちでもありません orz
ほ
ho
158 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 21:00:40.97 0
まとめサイトの中の人じゃない?
159 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 21:25:51.61 0
ヽ(`Д´)ノウワァァン
ho
h
162 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 23:31:34.49 0
o
皆さんはご存知かと思いますが、
ミキティとは、楽天の三木谷社長の愛称です。
164 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 23:51:04.20 0
165 :
名無し募集中。。。:2006/02/10(金) 23:55:03.69 O
「幼なじみ」マジ良曲だな。
アレンジャー前嶋康明だろ?「さみしい日」「私の顔」の。
166 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 00:36:27.23 0
いじめられっこのまとめスレってあるの?
167 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 00:45:26.63 0
168 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 01:20:56.16 0
幼なじみスレとか久しぶりだな!
169 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 01:25:36.21 0
>>167 dクス
幼なじみスレの初期であった、学園祭の話よかったなー。
ミキティが田舎に残って、ミュージシャンになった本人が東京に逝ったやつ。
ロック好きの漏れとしては萌えた。
170 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 01:51:38.34 0
幼なじみスレが流行ってた頃ってもしもスレ全般が流行ってたよな
なんであの頃は小説系の職人さんがいっぱいいたんだろう
171 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 02:03:55.14 0
乱立しすぎて勢いがなくなったよな、もったいない
172 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 02:19:46.71 0
>>171 細かく話すのはめんどいから控えるけどそれは違うよ
スレ乱立云々の話じゃない
173 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 02:35:47.04 0
さすがにネタが尽きただけ
174 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 02:38:55.19 0
まとめよんだけど、すっげいい話ばっか
なんにもできねーけど保全だけしとく
175 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 05:02:14.75 0
ほ
176 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 07:12:25.29 0
川VvV)<なんとかして土曜日!
177 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 08:08:58.65 O
どうにかしての間違いでは?
178 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 09:59:48.38 0
まぁ細かい事は
180 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 12:23:02.65 0
ho
181 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 13:56:34.11 0
ゝVvVノ<ほぜんしとくね
182 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 15:22:02.73 0
ほぜんは大事だよ
183 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 16:37:16.10 O
好きだなんて言えない
次の言葉
見つからないから
184 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 18:07:15.61 0
ho
テロップ祭りほぜん
ho
ho
188 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 22:04:54.00 0
好きすぎて馬鹿みたい
189 :
名無し募集中。。。:2006/02/11(土) 23:21:58.92 0
ho
190 :
名無し募集中。。。:2006/02/12(日) 00:33:28.98 0
ほ
191 :
名無し募集中。。。:2006/02/12(日) 01:27:47.24 0
ze
ほんとになにも思いつかないな
193 :
名無し募集中。。。:2006/02/12(日) 02:17:24.78 0
n
194 :
名無し募集中。。。:2006/02/12(日) 03:49:49.84 0
ゝVvVノ<ほぜんしとくね
195 :
名無し募集中。。。:2006/02/12(日) 07:31:24.15 0
h
196 :
名無し募集中。。。:2006/02/12(日) 09:22:54.41 0
o
ho
198 :
名無し募集中。。。:2006/02/12(日) 11:06:59.79 0
川VvV)<喰えない不味い肉料理!
199 :
名無し募集中。。。:2006/02/12(日) 12:33:04.55 0
ほ
200 :
名無し募集中。。。:2006/02/12(日) 13:57:51.36 0
ho
201 :
名無し募集中。。。:2006/02/12(日) 15:26:26.83 0
ほ
ho
川VvV)<まんけつ
ズッコケとエレカシ以外お断り なんだよな?
まさか
>>204 お前ね、本音と建前ってわかってんのか?
ほ
208 :
名無し募集中。。。:2006/02/12(日) 19:38:53.51 0
ほ
ho
210 :
名無し募集中。。。:2006/02/12(日) 21:54:04.89 0
ze
211 :
名無し募集中。。。:2006/02/12(日) 22:19:06.61 0
ズッコケは好きだけどエレカシは臭くて嫌い
212 :
名無し募集中。。。:2006/02/12(日) 22:24:49.28 O
屋根づたいに部屋に侵入してみる
213 :
名無し募集中。。。:2006/02/12(日) 23:28:25.35 0
ズッコケとエレカシはお断りだ
ho
誰でもいいから一日一作品書いてくれ
文句ばっか言ってるやつは一体なんなんだバカ
オレ昔書いてたとき文句いわれた口
オレ前書いてたときスルーされたクチw
絶賛の嵐もアレだけど書いてくれる人を叩いたりってのはなぁ
言い方悪いけど自分は書いてくれる人なら誰でも良いです
作家・ネタ職人・保全隊には感謝ですよ
ho
221 :
名無し募集中。。。:2006/02/13(月) 01:17:38.57 0
もしもミキティが転校生の美少女だったら・・・
二十歳ティも読みたい
二十歳作品ならいくつかあったっしょ
誕生日ネタ
うむ
華麗に226ゲット
227 :
名無し募集中。。。:2006/02/13(月) 05:10:42.41 0
ho
ゝVvVノ<ほぜんしとくね
ho
mo
o
昼保
ゝVvVノ<ほぜんしとくね
輪郭おかしくね
外ハネ
h
美貴・・・今年のバレンタインは中止ですか?
ho
239 :
名無し募集中。。。:2006/02/13(月) 21:01:07.76 0
「バレンタインのチョコなんてあるわけ無いじゃない・・・」
「そのボロボロの手を隠して言わなきゃ説得力0だな」
だめだこりゃ・・・
240 :
名無し募集中。。。:2006/02/13(月) 21:08:49.61 0
どうやったらボロボロにw
241 :
239:2006/02/13(月) 21:10:04.91 0
まぁミキティですからw
多分チョコを溶かすときにヤケドしたのではないかと
多分アルミホイルのふちで手を切ったんだな
244 :
名無し募集中。。。:2006/02/13(月) 21:31:07.05 0
チョコ作りがんばっちゃうミキティ萌え
245 :
名無し募集中。。。:2006/02/13(月) 21:32:45.21 0
砂糖入れ忘れてヘビービターテイストのチョコだな
砂糖と塩を間違って入れちゃうマンガみたいな展開キボン
味見してマズイとわかっててもアイツだからいっかとあげちゃうミキティ
248 :
名無し募集中。。。:2006/02/13(月) 21:44:13.25 0
生チョコを作ろうとするが固まらず液体のまま手渡すミキティ
250 :
名無し募集中。。。:2006/02/13(月) 22:16:38.28 0
「おはこんばんちわー、三河屋でーす」
「えっ?」
「おう、美貴、何作ってんの?」
「あんたには関係無いから、早く出てって!」
「隠さなくてもいいじゃん、匂いで分かる」
「もう早く出てってよ」
「用事があるの、はいこれ、母さんから頼まれた」
「鍋?ああ、こないだ貸したやつだ」
「美貴」
「ん?」
「ちょっとこっち来てみそ」
「何よ」
「鼻の頭になんか付いてる、…ほら」(人差し指で撫でる)
「ちょっと、触んないでよ」
「…ん、甘い。うまく作れるようになったな」
「そのまま舐めるな!…何年も作ってたら、そりゃ上手くもなるよ」
「何年も、か…」
「どしたの?」
「いや、なんでも。それより、コンロ吹いてるけど」
「わぁぁぁ!何で早く言わないのよー!」
「じゃあ、また明日。ガチャリ」
「こらー!逃げるなー!」
「ヤケドすんなよー(フェードアウト)」
「…もう、バカ」
味見もしないで鮭とばチョコを作ってみるミキティ
252 :
名無し募集中。。。:2006/02/13(月) 22:18:00.23 0
裂きイカチョコならあるし、いけるかも
ついでにレバ刺しチョコも作ってみるミキティ
物はためしでカルビチョコを作ってみるミキティ
楽しくなってきたのでメンバー分作ってしまったミキティ
「どうしよう・・・チョコ作りすぎちゃった・・・」
「しょうがない・・・○○に渡すか。」
「勘違いしないでよ?仕方なくだからね?」
「仕方なくなんだから・・・」
だめだこりゃ・・・
チロルチョコ10個とともに投げかけられた言葉は
「二月二十六日は何の日だかわかってんでしょうね」
という念押し
という照れ隠し
260 :
名無し募集中。。。:2006/02/14(火) 05:39:10.30 0
ho
261 :
名無し募集中。。。:2006/02/14(火) 05:49:42.75 0
でもそのひとつひとつに願いを込めるのを忘れないミキティ
「えと、あいつが幸せでありますように」
「あいつが病気になりませんように」
「あいつに変な虫がつきませんように」
「美貴のおっぱいが大きくなりますように…って違うか」
「…あいつが美貴の本当の気持ちに気づきますように」
「肩を抱いて」
「ギュってして」
「抱きしめて」
「欲しい…」
「…この願いが叶いますように」
ho
ん
264 :
名無し募集中。。。:2006/02/14(火) 09:06:46.47 0
〃∩ ノノハヽo∈
⊂⌒从*;` ロ´;) はいはいボーボーボーボー
`ヽ_っ⌒/⌒c
⌒ ⌒
265 :
名無し募集中。。。:2006/02/14(火) 10:06:07.53 O
そんな美貴が好き
卵の黄身より美貴が好き
267 :
名無し募集中。。。:2006/02/14(火) 11:25:30.46 0
甘い
美貴はオレが守る
269 :
名無し募集中。。。:2006/02/14(火) 12:37:08.00 O
あぁ
俺も守る
オレは守ってもらう
オレもお前に守ってほしい
じゃあ俺はミキティになんか呼び出されたので行ってくるね
お前は殴る
ho
277 :
名無し募集中。。。:2006/02/14(火) 18:31:27.28 0
式
ho
コンコン…
ふと、ベランダから窓を叩く音が聞こえた。
窓越しにはあいつの姿。
「よっ、邪魔するよー」
「いきなり何だよ?ほらさみーから早く閉めるぞ」
慣れたように俺の部屋へ入ってきたのは隣の家に住む美貴。
いわゆる幼馴染みってやつ。
ココは2階なのだが、お互いの部屋のベランダが近いせいか容易に渡って来れる。
「で、何か用事でもあんの?」
「あんたさ、今日チョコもらえたの?」
「まぁ一応…」
「本命とかもらったワケ?」
「一応…」
「えっ!?マジで…?」
「あぁ。会社の後輩の女の子なんだけどさ、なんか…告られたらしい」
「らしいって自分のことじゃん。へー、物好きもいるんだね。アハハ」
「でもさ、俺その子のことあんまり知らないし会話したのも数えるくらいなのよ」
「で?別にこれから仲良くなればいいじゃん」
「まぁそうだろうけど……つーかその…なんだ…」
「棚からぼたもちでしょ、あんたにとって。付き合えばいいのに」
「うーん…」
何だろう、さっきから美貴のやつよそよそしい気がする。
「…好きな人いるわけでもないんだろうしさ」
「お前が決めつけんな。俺だって惚れてる女くらい…」
「へぇ、いるんだー?初耳〜♪ね、誰?誰なの?」
「だ〜うっせーな!ほっとけよ、どーせ言ってもわかんねーし」
「いいから言いなさいよ!」
「お前には関係ねーだろ?ったく、くだらねぇ事聞きに来んなっつの…」
「…ほれっ」
美貴が何かを放り投げてよこした。
「一つももらえないんだろうと思って用意したけど、余計なお世話だったみたいね」
「あ、何?コレ俺にくれるの?」
「一応毎年あげてるし…腐れ縁だもん」
「だな。はは…サンキュ、んじゃ早速いただくか」
「ん……あれ、コレもしかしてお前が作ったの?」
「悪いかよ?マズいとか言ったらぶっ殺す」
「へぇ、美貴の手作りねぇ…いつも買ったやつだったのにどうしたのよ?」
「どうもしないってば。ただ、何となく…」
「そうですかー。あ、他に誰かにチョコあげたの?」
「あんたにだけだよ、失敗しまくって結局一人分しかできなかったから…」
「ほぉ…初めてにしては意外と食えるモン作ったな、はは」
「うるさいなー!その余計なことほざく口塞いであげよっかぁ!?」
「おーおー、できるもんならやってみ……ン…んむっ!?」
突然の出来事だった。
唇がとても温かい感触に包まれて…
それからあいつの…美貴の匂いがして…
言葉通り、俺は美貴に口を塞がれた。
「な……い、いきなり何だよ…」
「今年は本命しか作らなかったの…」
「は…?何だよそれ…」
「だ、だからぁ…あんたにあげたそれ!義理とか腐れ縁とかそんなんじゃなくて…」
「美貴……お前…」
「ごっ、ゴメンね!いきなり変なことして…じゃ私帰る…」
「おい待てよ!」
「俺、会社の後輩の子には断るわ」
「何でよ…?バカじゃない?もったいない、せっかく…」
「だから惚れてる女いるっていっただろ。しかも、今さっきそいつに唇奪われちまったもん」
「え……」
「…チョコの味した」
「そりゃ食べた直後だったしなぁ」
「…今日は帰らせてやらない」
「な、ちょっ………バカ…。あ、鼻血…」
「え?俺っ?うわっ!ちょちょちょティッシュ!」
「はぁ、何考えてんだか…」
だめだこりゃ
282 :
名無し募集中。。。:2006/02/14(火) 19:43:38.49 O
ライブで見れたw
GJ
283 :
名無し募集中。。。:2006/02/14(火) 20:46:04.12 O
甘〜いw
284 :
名無し募集中。。。:2006/02/14(火) 20:48:45.07 0
乙〜
285 :
名無し募集中。。。:2006/02/14(火) 21:28:18.71 0
甘ーぃ。
ほ
ガラガラガラッ…
「美貴さん、不法侵入ですよ?」
『○○は今日が何の日か知ってる?』
いつものごとく、俺のセリフは無視された。
「無視かよ…バレンタインだろ?」
『そぉそぉ。で、チョコはもらったの?』
貰ってないんだろと言いたげな瞳で言ってきた。
「それがな今年は貰えたんだよ!!」
『…そっか…貰えたんだ。よかったね!!』
笑いながら言っているものの、美貴の顔が一瞬曇ったのを見逃さなかった。
「でもな…貰ったチョコは後輩にあげてきたんだ。」
『な、何でよ。もったいないじゃない!』
まるで自分が渡したような剣幕で怒鳴ってきた。
「そぉ怒鳴るなよ。美貴は俺がチョコ嫌いなの知らなかったのか?」
『…えっ!?○○チョコ嫌いだったっけ?』
美貴は少し驚いた顔で聞いてきた。
「なんだ知らなかったのか?」
『…うん。でも待って、去年まで私のあげたチョコ食べてたわよね?』
「あぁ。」
まだスッキリしないようで難しい顔をしている。
『じゃあ去年まで嫌々私のチョコ食べてたのー!!』
鬼のような形相で問いかけてくる。今にも殴られそうだ。
「ちょ、ちょっと待て。美貴からのチョコは嫌々食べてたわけじゃない。嫌ならそう言ってるよ。」
美貴は納得がいかないようで、ふくっれ面で睨んでいる。
『おかしいじゃない!○○はチョコ嫌いなんでしょ?』
「あぁ、嫌いだ。」
『なら、嫌々だったってことでしょ!』
美貴は少し悲しげな表情で言った。
「チョコは嫌いだ。美貴から貰ったチョコ以外はな。」
『えっ!?』
とても驚いた表情で俺の顔を見た。
「だから、美貴から貰ったチョコ以外が嫌いなんだよ。」
美貴の顔が徐々に赤くなってきた。やべっ怒らせたか…
『なっ、何言ってんのよ!恥ずかしいじゃない。』
「か、顔真っ赤だぞ、美貴。」
『あんたもね…もー、ハイこれ…』
待ちに待った美貴からのチョコだ。
「おっ、毎年ありがとうございます。」
『うむっ。心して食べろよ。』
なぜか殿様風な美貴。
「心得ております…プッ…アハハハ」
『アハハハ…何これ?おかしいー…アハハハ』
「ありがとな、美貴。」
『おうっ、来年も楽しみしとけよ!』
「あぁ。楽しみにしとくよ。」
また来年まで美貴からのチョコ以外は好きになれそうにないな…
だめだこりゃ
289 :
名無し募集中。。。:2006/02/14(火) 23:25:22.89 0
おざぁさぁぁぁん!
このスレいいなぁ(*´ー`)
隣の家のキッチン辺りから奇声が聞こえたのは、たぶん12時ちょうどくらいだったと思う。
たぶん今年も間に合わなかったって事なんだろう。
毎年こんなんだから、もっと早めに準備しとけよって思うんだけど言えないんだな、これが。
ほ
294 :
名無し募集中。。。:2006/02/15(水) 02:18:19.55 0
ふふふ
295 :
名無し募集中。。。:2006/02/15(水) 03:30:15.85 O
美貴が好き
296 :
名無し募集中。。。:2006/02/15(水) 05:43:41.38 0
ho
297 :
名無し募集中。。。:2006/02/15(水) 06:04:10.36 0
チョコって何だろう?
ho
299 :
名無し募集中。。。:2006/02/15(水) 09:54:06.48 O
島倉
ho
vV)
ho
303 :
名無し募集中。。。:2006/02/15(水) 13:01:47.34 O
レポート終わった保全
ho
hozen
ho
h
308 :
名無し募集中。。。:2006/02/15(水) 18:33:48.03 0
vV)<守って
ho
vT)
ho
312 :
名無し募集中。。。:2006/02/15(水) 22:03:34.03 0
ze
313 :
名無し募集中。。。:2006/02/15(水) 23:04:07.89 0
| | | |
|ハヽ。oO( 寝たかな? )
|vV) | | |
|と) | | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
n
zzz
「昨日のチョコ返しなー」
美貴がおれの部屋に入ってくるなり言った。
「食った。もううんこになって流れたと思うよ」
おれはテレビを見たまま言った。
「だめ。返せ。戻せ。今すぐ」
美貴はリモコンを取り、テレビを消してしまった。
「どうしたんだよ?」
しょうがないので相手をしてやることにした。
「…なんとなく」
美貴はテーブルに目を落とした。
「おれと絡みたくなったんだって素直に言えばいいのに」
「な、なに言ってんのよ!」
妙に元気になった。目は笑っていた。
おれは美貴の腕をとって美貴の身体を引き寄せて口付けた。
「んっ…」
すぐに美貴の舌がおれの舌を迎え撃った。
美貴はすぐにおちたが、まったくオチは無かった。
だめだこりゃ保全
なんたらオリジナルじゃねえのかよ
うむ
320 :
名無し募集中。。。:2006/02/16(木) 03:44:44.64 0
あぁ
321 :
名無し募集中。。。:2006/02/16(木) 05:25:07.71 0
ho
ze
またうんこか・・・
ほ
nn
ho
ほ
ほ
ho
330 :
名無し募集中。。。:2006/02/16(木) 18:55:11.13 O
从 v )>カーリング見なさいよ
誰だよ
332 :
名無し募集中。。。:2006/02/16(木) 19:16:45.28 0
川VvV)<い〜つだ〜って優しくてあ〜まえてた〜
はじ〜まりのこ〜ない 恋としぃ〜てってぇ〜♪
333 :
名無し募集中。。。:2006/02/16(木) 20:26:22.20 0
ze
334 :
名無し募集中。。。:2006/02/16(木) 21:49:24.05 O
ho
336 :
名無し募集中。。。:2006/02/16(木) 22:54:24.79 0
なんか書こうかな
337 :
名無し募集中。。。:2006/02/16(木) 23:10:36.44 0
マスをかく
340 :
名無し募集中。。。:2006/02/17(金) 00:43:37.70 O
从*` ロ´)
vV)<ニヤリ
342 :
名無し募集中。。。:2006/02/17(金) 02:56:31.00 0
从*` ロ´)
ho
344 :
名無し募集中。。。:2006/02/17(金) 07:01:31.45 O
あ
345 :
名無し募集中。。。:2006/02/17(金) 08:55:41.97 O
ほ
ho
347 :
名無し募集中。。。:2006/02/17(金) 10:46:49.54 0
ぬ
ho
ぜ
350 :
名無し募集中。。。:2006/02/17(金) 14:45:06.18 O
从 v )
ん
ho
ze
ほ
h
356 :
名無し募集中。。。:2006/02/17(金) 21:07:05.40 0
川VvV)<じゃあ当てないで下さいよ
ho
ze
359 :
名無し募集中。。。:2006/02/17(金) 22:25:04.36 0
川VvV) ←髪切ったのを気付いてほしい顔
「何年ぶり?」
「・・・3年ぶりくらいかな」
おれは大学の帰り道、美貴に会った。
美貴は高校を卒業してからすぐに、東京で一人暮らしを始めた。
それ以来会っていないから、かなり久しぶりだ。
3年ぶりに見た美貴の顔はあの頃と少し違う気がした。
化粧をしているせいなのか、少しオトナっぽく見えるけれど、それだけじゃない。
でも、おれには何が違うのかわからなかった。
「○○、全然変わってないね」
「そうかな」
「うん。こっちに住んでるの?」
「4月からね」
美貴には変わってないと言われてしまったけど、
この3年間、自分なりに変化をつけて暮らしてきた。
大学に入ってから友達もかなり増やしたし、お酒だって飲むようになったし、
住む所も変えた。髪も美容室で切ってもらうし、香水だってつけてる。
それでも中身はあの頃のままだ。自分でもわかっている。
本質的には、そう簡単に変われないと。
美貴にはそういうところを見抜かれてしまったのかもしれない。
でも、おれにはわからない。美貴の何が変わってしまったのか・・・。
「送ってくよ」
「駅どこ?」
「3つ先だけど。美貴は?」
「美貴は4つ先だ。○○のほうが先に着いちゃうね」
「いいよ。送ってく」
その時、のどに不快感をおぼえて軽く咳き込む。
そういえば、頭も少しボーっとする。
「風邪ひいてるの?」
「え?あぁ、平気だよ」
「そうやって無理するクセ。昔と全然変わってない」
「そうだっけ」
「うん。変わってない」
美貴が「変わってない」と言うたびに心が痛む。
おれには美貴の変化も・・・それどころか昔のクセすら思いだせないのだから。
気が付くと、美貴がおれの首にそっと手を回していた。
「これ、貸してあげる」
「・・・ありがとう」
赤いマフラーだった。美貴のぬくもりがすごく暖かい。
そういえば、隣に住んでいた頃から優しいやつだったよな。
普段はつっけんどんな感じだけど、本当はすごく優しいやつ。
こんなことも忘れてたなんて。
ほとんど人の乗っていない車両に乗り込む。
3年ぶりに会った幼なじみ。沈黙だけは絶対に避けたかった。
ひたすら他愛のないことをしゃべり続ける。
美貴は相槌を打ちながら、本気とも愛想ともつかない笑みを浮かべる。
車内はいらだつほど明るく、そして静かだった。
あっという間にアナウンスが到着を告げる。
美貴は電車を降りると、少し早歩きで改札を出る。
「家まで送るよ」
「いいよ、べつに」
「いや、ホントに。暗いからあぶねーだろ」
「家近いからさ。ほら、それに風邪うつされたら嫌だし」
美貴は笑顔で、おれの申し出をやんわり断った。
おれもそれ以上しつこくは言わなかった。
美貴は「じゃ」と短く言って、歩いて行く。
結局、変化は見つけられなかったな。強いて言うなら、歩くのが少し速くなったくらい。
でも、そんなの都会に暮らしてるんだから当たり前なのかもしれない。
「じゃあね〜」
美貴が遠くで手を振っている。
距離感のせいもあるけど、美貴がすごく小さく感じた。
おれはゆっくりと振り返り、帰りの電車に乗り込む。
誰もいない車両。シートの隅っこに座り、向かい側の窓を見る。
その景色には、必死にしゃべっていたさっきは気が付かなかった発見がいくつもあった。
いつも、美貴はどんな夜を過ごしているのだろうか。
友達が大好きな奴だから、ひとりの寂しさで涙の止まらない夜もあるだろう。
そんな時、側にいてやれたら・・・。
少し、昔を思い出して心が切なくなった。
美貴のことを考え出すと、鼓動が高鳴った。それもあの頃と同じだ。
泣きそうになって下を向くと、マフラーからいい匂いがした。美貴の匂い。
あの頃と全然変わらない・・・。
そうだ。ふたりとも変わってなんかいなかったんだ。
見た目も雰囲気も、それは3年もあっていなければ違っても不思議じゃない。
でも、結局はふたりともあの頃のまま。
ふたりにとっては、お互いに変わらないままなんだ。
ゆっくりと揺れる電車の中、ひとり涙が止まらなかった。
寒さも、切なさも、全部まとめてマフラーと一緒に抱きしめた。
あした、美貴に電話してみようかな。
364 :
336:2006/02/17(金) 23:09:13.48 0
ホントに書いてみました。
下手で申し分けない・・・
よかった!
366 :
名無し募集中。。。:2006/02/17(金) 23:37:57.13 0
乙グッジョブ
367 :
名無し募集中。。。:2006/02/17(金) 23:41:56.75 0
エロがない
368 :
名無し募集中。。。:2006/02/17(金) 23:47:42.47 0
このスレではエロを義務付けておりません。
369 :
名無し募集中。。。:2006/02/17(金) 23:52:59.19 0
平井堅のセンチメンタルが浮かんだ
少し懐かしい感じもした
作者さん乙です よかったです
h
大型新人の登場だな
うむ
374 :
名無し募集中。。。:2006/02/18(土) 02:45:05.33 0
ほ
375 :
名無し募集中。。。:2006/02/18(土) 07:29:08.19 0
ら
376 :
名無し募集中。。。:2006/02/18(土) 09:03:41.31 0
大型チンチンの勃起だな
377 :
名無し募集中。。。:2006/02/18(土) 09:20:18.55 0
378 :
名無し募集中。。。:2006/02/18(土) 09:57:06.61 O
イイね〜
ho
ze
381 :
名無し募集中。。。:2006/02/18(土) 15:34:57.41 O
ん
ほ
ほ
んあんあ
ほ
り
387 :
336:2006/02/18(土) 21:55:44.34 0
>>370 すごい。やっぱりわかっちゃうものなんですね。
ズバリ、平井堅さんのセンチメンタルがベースです。
歌詞に感動して、これでお語を書いてみたいと思っていた時期に
ちょうど見ていたのがこのスレだったのを思い出して、書いてみました。
リーさんとかがいた頃かなぁ。
曲をベースにして書いたのはエレカシさんの二番煎じというか、
マネみたいになってしまうと思って、あえて言いませんでした。
すいません。
また機会があれば書いてみたいと思います。
美貴はいつも突然シリーズまた書いてもらえないかな
390 :
名無し募集中。。。:2006/02/18(土) 22:12:58.44 O
>>387 わかったのは自分もこの曲が好きで共感したことがあったからです
自分もこのスレの作品に影響されて一年くらい前初めて書きました
また盛り上がってくれると嬉しいんで次も期待してます
ho
ze
このスレに愛着がある人がいるんだな
つうかもしかして結構いるのか?
ミキティ不足でネタが浮かばないな
明日になれば何とかなるんじゃないかと期待
まとめサイトはかなりの出来だからそれ見てって奴も多いんじゃないかな
まとめサイトの中の人ぉ
あと一週間か・・・
400 :
名無し募集中。。。:2006/02/19(日) 02:44:04.26 O
書きためとけよ
ションナ!
どうでもいい日はどうでもいい話。中身に意味なんか無くって
ただそこから何かが生まれて退屈しのげればいいかなってね。
ね? もし美貴が隣に住んでなかったらさ…
急にこんなことを言われた休日の午後三時、おやつは○○が隠しておいた2/14の戦利品。
「ふーん、結構奮発されてたりすんだ」
いつかニヤニヤしながら食べようと思ってたのに…
美貴があった分だけ初めに全部味見した。
そりゃー美貴のつてで出来た女の子の友達、言ってみれば何時ものメンバーのギリだってわかっちゃるけどさ。
夢ぐらい見たっていいぢゃないか。
ちなみに美貴からというとなにも貰ってない、いや何故か強引にジェラードなるアイスを奢らされた。
確かバレンタインってさ、女の子が男の子にって日じゃなかったかと、
困惑してたら二つ目を食べられた。
「美貴そういうの嫌いだから」
手にバンソウコを貼ったこの日の藤本さんはとても不機嫌そうでした。
そう、いま目の前にいる美貴が信じられないくらい。
「隣に住んでるのが普通じゃないの?」
「だからさーそれがもし違ったらって話してんの」
あ、まずい。ちょっと不機嫌になってきた。美貴は不機嫌になるほど勘がさえてくる。
代わりダネで誰かさんがくれたチョコレートの匂いがする香水だけは守り通してやるからな。
「どこみてんの?」
「いやべっつにー」
「怪しいなー○○。カツ丼頼もうか?」
やっべーまじで…。
にやりと笑って美貴が近づいてくる。そう手には懐中電灯もって。
「ここはいつから取り調べ室ですか」
外人なまりの発音になって後ずさっても、アメリカほど家も部屋も広くない。ついでに土地も。
だからなんだといわれれば、逃げ道一切なし。
ここで選べる選択肢は、素直に話す。
または、香水飲んで自害の二択。どっちだどっち選べばいいんだ。
「白状する?」
ニコニコ顔の美貴さんが唇についたチョコをぺロッと舐めた。
続き チン☆⌒ 凵\(\・∀・) まだぁ?
ho
406 :
名無し募集中。。。:2006/02/19(日) 07:47:37.12 O
美貴
ミキミキ♪
408 :
名無し募集中。。。:2006/02/19(日) 09:52:36.88 0
×ジェラード
○ジェラート
イタリアーノ
409 :
名無し募集中。。。:2006/02/19(日) 09:53:17.26 0
ジェラードはイングランドだな
ほ
ぜ
ん
イィ!
ho
415 :
名無し募集中。。。:2006/02/19(日) 15:40:22.05 O
ミキミキしたい
わくてか
守る
ho
ze
n
ho
ぽ
美貴はオレを守る
川VeV)<いやだね
h
426 :
名無し募集中。。。:2006/02/19(日) 23:46:46.77 O
O
美貴はオレが守る
428 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 01:44:14.87 O
429 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 02:15:21.17 O
美貴はオル゛ァが1モル
Д
ho
美貴はオレが守る
任せた
復活してたんだ
このスレは藤美だ
オレが守るよ美貴
阻止して俺が(ry
阻止
俺が守ることにする
阻止
はてさて
ジャイ子の本名がないことの理由は?
442 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 18:18:06.82 0
流れが超新塾っぽい
ジャイ子が本名じゃん。
444 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 19:32:40.65 O
書いてもいい??
446 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 20:51:25.30 O
いいよ
447 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 21:00:55.55 0
いいとも
ho
ぜ
川V-V)。oO(もうすぐ誕生日なんだけどな)
451 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 23:15:05.06 0
452 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 23:15:25.94 0
高校2年の春。
川原にポツンとたたずんでいる、桜の木。
この大きな木がピンク色で染められるには、まだあと1週間。
それまでの間に、僕には成し遂げなくてはならない事があった。
川原の桜の木にまつわる伝説。
「桜の木の下で結ばれたふたりは一生別れない」
古くさい伝説ではあるが、それなりの信憑性はあった。
この木の下で告白すると成功率は60パーセントといわれている。
決して高い確率では無いが、臆病な僕の背中を押すのには充分な数字だった。
なんとか晴らしたいもやもやした気持ちを、ずっと心に感じている。
美貴は、僕が物心着く前から隣に住んでいた。
小さい頃は毎日のように遊ぶ友達で、中学に入ってからはほとんど接点が無くなった。
高校は別々で、美貴がどこの学校に通っているのかすら知らない。
きっかけは去年の夏。僕が所属するハンドボール部の合宿の時だった。
ある高校のサッカー部と宿舎が一緒だった。
そこのマネージャーが偶然、美貴だったのだ。
453 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 23:15:43.95 0
宿舎の前には海があり、僕たちは砂浜で話をした。
僕が照れくささを感じながら話しかけると、美貴もそれに応じた。
中学でやっていたバレーは辞めてしまったことや、美貴の通う高校が意外と近くにあることを知った。
数年ぶりに近くで見る美貴の横顔が、美しく夜空に浮かんだ月と重なった。
話の合間に時折見せる笑顔は、はじけたようにかわいく、綺麗だった。
僕は心臓が高鳴るのを感じた。
数時間にも及び、思い出話をする僕たちを月だけがジッと見ていた。
次の日の練習後、サッカー部の練習を見に行くことにした。
フェンス越しに覗き込むと、想像を絶する過酷な練習風景があった。
さすがは県大会常連校だ。僕たちとはレベルが違う。
練習も休憩に入り、僕もそろそろ帰ろうかと思ったとき、美貴が出てきた。
僕は何故か茂みに隠れて様子を伺った。
美貴は疲れた部員達に、冷たいお茶を持ってきたらしい。
さすが、強豪校のマネージャーらしい敏腕ぶりだ。
そのうち、ひとりの男が頻繁に美貴と話しているのを見つけた。
美貴はとても楽しそうに笑い、男の肩を叩く。
はしゃいでいる美貴を見て、心臓の鼓動が速くなっていく。
苦しいような切ないような気持ちになって、その光景をとても見ていられなくなった。
僕は素早く立ち上がり、宿舎の方へと走った。
454 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 23:16:04.39 0
結局、なんだかスッキリとしない気持ちのまま合宿は終わった。
それ以来、美貴とは連絡を取っていない。
隣に住んでいるのに、距離以上に遠く感じた。
あの合宿から半年以上がたった。
美貴はあの男と付き合っているのだろうか。
それとも、片思いなのだろうか。
僕は毎晩のように考えた。
そして、その想像が全くの無駄であるということも頭のどこかで痛感していた。
どうしたらいいのだろうか。
きっと、このままじゃこの気持ちは永遠に晴れないままだ。
方法はひとつしかないじゃないか。
この気持ちを美貴に伝えるんだ。まっすぐな言葉で。
その時、ちょうど桜の木の伝説を聞いた。
これは運命だと思えた。神様が僕に告白しろと言っている。
でも、いざとなると勇気が出ない。
もし失敗すれば、幼なじみという大切な存在を永遠に失うことになるかもしれない。
そんなことを考えるたび、胸が苦しくなった。
455 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 23:16:24.83 0
気が付いたら、桜の木の下に立っていた。
美貴の家の前に手紙を置いてきた。
「川原の桜の木の下で待ってる」
頭の中では何度も、告白のセリフが流れている。
そしてそれと同時に最悪のバッドエンドが想像された。
そのたびに僕は首を振り、両頬を叩いた。
30分ほど待っただろうか。その時間もほんの一瞬に感じた。
目の前に美貴が立っている。
桜の木には、咲いた花とつぼみが入り混じっている。
ピンク色の中に少し青さが残ったように見える。
川を水が流れていく。当たり前の音が妙に耳に響く。
瞬きが速くなる。呼吸が速くなる。心音が速くなる。
僕が黙ってうつむいてから、5分ほどが経っただろうか。
セリフは考えてきたはずなのに、最初の一言が出てこない。
映画や小説から、良いセリフを探して考えてきたのに。
「ねぇ。何も用が無いなら帰るよ?」
美貴が僕に背中を向ける。
456 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 23:16:40.31 0
「あ・・・あの」
その一瞬が100時間にも感じた。
美貴が長い髪をなびかせて振り返る。
どうして言葉が出ないのかがわかった。
僕が考えてきたセリフは、どれもパクりでどれもニセモノだったからだ。
本当の気持ちじゃないのに、美貴に伝わるわけない。
僕の、本気の想いじゃなければ、誰にも伝わらない。
「好き・・・です」
消えるような声だった。
美貴に届く前に、車の音に、川の音に、鳥のさえずりにかき消された。
僕はそれを確認するように間をおいた。
「好きです!おれ・・・・美貴のことが大好きです!!」
春の暖かい風が吹き、伝説の桜の木のつぼみがまたひとつ、花へと姿を変えた。
そして、その花はとてもとても綺麗だった。
桜の木の伝説は嘘だったけど、でもきっとこれからの長い人生、
これほど自分が輝く瞬間って無いんだろうな。
でも、だめだこりゃ。
457 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 23:20:20.14 0
(゜∀゜)イィ !!!
458 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 23:22:22.33 0
>>456乙
すごくいい
もしかして、336さんかな?
雰囲気が似てる気がするんだけど
違ったらゴメン
459 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 23:53:37.48 0
460 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 23:54:01.45 0
461 :
名無し募集中。。。:2006/02/20(月) 23:55:35.24 O
作者さん乙です!
このドキドキ感がたまらんのですよこのスレは!
俺もあの時告っときゃ良かったなって最近つくづく思う
良かったです
乙〜
463 :
名無し募集中。。。:2006/02/21(火) 00:42:02.59 O
>>461その苦い思い出を置換えて書いてみたらどぉだ?
作者乙
今しばらくバッドエンドの小説読んでなかったからジーンときたよ
乙
作者さん乙です
だめだこりゃ落ちを久々に読んで嬉しくなりました
umu
ho
ho
469 :
名無し募集中。。。:2006/02/21(火) 07:18:16.86 0
強引杉
24点
ぽっこり
.ノノ_,ハ,_ヽヽ
川;VvV;从 ・・・
.ノノ_,ハ,_ヽヽ
。・゚・川∩o∩从・゚・。
.ノノ_,ハ,_ヽヽ
川∩vV从 チラ
472 :
名無し募集中。。。:2006/02/21(火) 11:46:53.92 0
ごめんよマイハニー
ノノノハヽ
川VvV)<3時間放置!
/ U つ ビシッ
し'⌒∪
474 :
名無し募集中。。。:2006/02/21(火) 14:57:31.02 O
藤本
475 :
sage:2006/02/21(火) 15:43:34.11 0
美貴
ノノノハヽ
川VvV)
/ U つ ビシッ
し'⌒∪
477 :
445:2006/02/21(火) 18:20:54.21 0
ごめんPCが調子悪かった
今から書きます
478 :
445:2006/02/21(火) 18:23:22.66 0
バフッ!!
「ぐぇっ!!ゲホッゲホッ」
俺の朝はいつもハードだ。
なぜかって?それは…
「早く起きろおぉぉぉ〜〜〜〜!!」
俺の家の隣に住む幼なじみが
毎朝起こしに来るからだ…
「早く起きろってばぁ!!遅刻だぞ!遅刻!!」
荒い言葉で叫びながら
俺の上に乗っかってバフバフと飛び跳ねてる
なんか、楽しそうだし…
479 :
445:2006/02/21(火) 18:24:39.45 0
「早く起きろよ〜〜!」
「ゲホッ!起きるから飛ぶな!!苦しいっつの!」
このバカは俺を殺す気か?
とりあえず、今日は素直に飛ぶのをやめてくれたが…
「はぁ…お前さぁ、もっと優しく起こせないわけ?
毎朝毎朝、俺いつか死ぬから。」
「はぁ?起こしてもらってるだけありがたく思えっての。
ってか、さっさと起きて支度してよね?」
「おっまえなぁ〜!!」
「何よ?」
「…ってか、降りてもらえないと俺動けないんですけど。」
「あっ…早く言いなさいよ!」
いつもこんな感じだ。
しかも、これをず〜っと続けてきてる…。
480 :
445:2006/02/21(火) 18:25:17.10 0
幼なじみで隣の家。
しまいには、同じ歳で生年月日まで同じとくる。
もぅ家族同然な付き合いをしてきた。
友達なんて軽い関係じゃなくて、恋人みたいな儚いものでもない。
何かしらケンカしてるけど、俺は美貴がいないとダメな体になっちまってるらしい…。
毎朝自分じゃ起きれないのに、目覚ましをかけないで寝てるのは
美貴が起こしに来るって安心してるからだ。
「ねぇ〜」
「なんだよ?」
俺が着替えている時も、こいつは俺の部屋にいる。
小さいときから一緒だしなんも思わないらしい…
481 :
445:2006/02/21(火) 18:26:20.50 0
「もぅすぐだね」
「は?」
「は?じゃないから。」
「何が?」
「あんたさぁ〜いい加減…」
「分かってるよ!誕生日だろ?」
「なんだ。覚えてたのか。」
「んで?今年はどうすんの?」
「ど〜しよっかなぁ〜」
俺らは毎年一緒に誕生日を祝ってる。
恋人がいた年もあったけど、
そんな時でも恋人に会った後だとかに結局二人で祝ってた。
考えて見ればおかしな話だ。
幼なじみってそこまでするもんだろうか?
482 :
445:2006/02/21(火) 18:28:22.38 0
「去年はカラオケ朝までコースでしょ〜…一昨年もカラオケ…その前も…」
「カラオケでよくね?」
「よっし!カラオケで決まりだ!!」
美貴は歌うのが大好きで…
そ〜いや、歌手になりたいって言ってたっけ。
「あぁ〜〜〜!!」
「なんだよ!いきなり叫ぶなっつの!」
「もぅ8時回ってる!!」
「うっそ!?やっべぇじゃん!何やってんだよ、バ〜カ!」
「あんたがグズグズ支度してるからでしょ〜!?」
「なんだとぉ!?」
「なによぉ!?」
口論になりながらも、いつも通り俺のチャリの後ろに美貴が乗って学校へ向かう。
これもいつも通り、俺たちの後ろから母さんの声がする。
「二人とも気をつけてねぇ〜!」
「「いってきまぁ〜す!!」」
ケンカするほど仲がいい…ってか?
483 :
445:2006/02/21(火) 18:30:58.58 0
なんか456さんの雰囲気から変わっちゃったんだけど…ごめん
(゜∀゜)イィ !!!
485 :
445:2006/02/21(火) 18:36:22.78 0
”同じ歳で生年月日まで同じとくる”
生年月日一緒なら普通に同じ歳だよね…il||li _| ̄|○ il||li
486 :
名無し募集中。。。:2006/02/21(火) 18:44:46.45 O
>>485確かにwww
細かい事気にするな♪
GJだった
ho
488 :
445:2006/02/21(火) 19:53:31.70 0
どんどん頼むというか続きは?
490 :
445:2006/02/21(火) 20:36:46.65 0
491 :
445:2006/02/21(火) 20:37:33.37 0
「…〜い!お〜い!」
んん…?誰だよ
今めっちゃ気持ちよく寝てんだけど…
パコンッ!!
!!?
「いっつぅ〜…」
「いつまで寝てんのさ。もぅ放課後なんだけど…」
ん〜…美貴?もっと優しく起こせねぇ〜のかよ!
ってか、そっか。もぅ放課後なんだ。へぇ〜…
「…って!は!?ほ、放課後!?」
「そうだよ、バカ。」
「まじかよ…え?今、何時?」
「もぅすぐ7時かな。」
「ひ、7時!!?」
「いちいちうっさいんだけど。」
492 :
445:2006/02/21(火) 20:38:15.81 0
ちょ…だってLHって4時には終わるし
LHには寝てたから…4時間近く寝てるじゃん!
「っつ〜か…おめぇはこんな時間まで何やってんの?」
「な、何って…別に…。」
「ふ〜ん…あ!あれか?委員会?
美貴、学級委員じゃなかったっけ?なんか会議とか?」
「そ、それ!大変だったよ。まじで。」
「へぇ〜。そりゃお疲れさん。起こしてくれてサンキューな。」
「おう。」
「美貴帰るの?」
「帰るよ。」
「そっか。んじゃ一緒に帰るか。」
「仕方ねぇ〜なぁ。一緒に帰ってやるよ」
「んだと!?」
「何さ?誘ってきたのあんたでしょ〜?」
「やるか?このヤロー」
「望むところだ!」
493 :
445:2006/02/21(火) 20:39:05.39 0
ギャーギャー騒ぎながら下駄箱に向かっていると、途中で担任の中澤に会った
「なんや、今帰りか?」
「あっ先生。いやぁ〜俺いつの間にか寝ちゃってたんすよ。
んで、こいつは委員長会議だったみたいで。」
「委員長会議??」
「そうっすよ?あったんでしょ?」
「あ…あぁ、そうやったなぁ。藤本お疲れ様。
二人とも気をつけて帰るんやでぇ〜」
中澤はそう言って去っていった。
なんだか顔がニヤついてる気がしたけど…
多分気のせいだろう。
だいたいニヤつく意味わかんねぇ〜し。
494 :
445:2006/02/21(火) 20:40:07.40 0
「…なんか中澤変じゃなかった?」
「そう?気のせいじゃない?」
「そっかな?」
「そーだよ。あんたまだ寝ぼけてんじゃないの?」
「寝ぼけてねぇ〜よ!」
「どうだか〜?」
「なんだとぉ?!」
「何よぉ?!」
またギャーギャー騒ぎながら、俺たちはいつも通り家に帰った。
495 :
445:2006/02/21(火) 20:40:37.84 0
「…なんか中澤変じゃなかった?」
「そう?気のせいじゃない?」
「そっかな?」
「そーだよ。あんたまだ寝ぼけてんじゃないの?」
「寝ぼけてねぇ〜よ!」
「どうだか〜?」
「なんだとぉ?!」
「何よぉ?!」
またギャーギャー騒ぎながら、俺たちはいつも通り家に帰った。
496 :
445:2006/02/21(火) 20:41:10.92 0
次の日の朝、俺は中澤から呼び出しをくらった。
めったに呼び出しなんてくらわないのに…
「なんだろう?」
「あんたなんかやらかしたのぉ〜?」
なんて、俺が教室から出て行くときに美貴がからかってきた
「バカ言え!俺くらいの優等生になるとなぁ〜、先生からいろいろ頼まれごとがあるんだよ」
「ふ〜ん。期末学年ビリ2のあんたがねぇ〜?」
「うっせぇ〜よ!」
美貴はケラケラ笑いながら、
「ま、美貴もあんたとそんなに変わんないけどね」なんて言ってた。
ガラガラー
「失礼しま〜す。」
「おう、来たかぁ!あんた遅いでぇ!」
中澤は自分の机から身を乗り出して、俺に手を振ってきた。
この調子だと怒られることはないらしい。
497 :
445:2006/02/21(火) 20:41:36.94 0
「なんっすか?俺なんかやらかしました?」
「なんや?あんたなんかしたんかいな?」
「なんもしてないっすよ!」
「まぁええわ。ちょっとなぁ、あんたにいいこと教えてやろうと思ってな」
昨日中澤を見たときは、暗がりでよくわかんなかったけど
きっとこんな顔してニヤけてたんだろう…
「はい?何を?」
「昨日なぁ、会議なんてなかったねん」
「は?」
いきなり意味が分かんないんだけど…何の話だ?
「委員長会議なかったゆ〜てんねん」
「はぁ。それが…?」
委員長鍵があろうが、なかろうが俺には関係…
「え!?なかったんすか!?あのアマ…」
そうだった。昨日あいつは委員長会議であんな時間までいたはず…。
俺にウソついたのかよ!なんだ?男か??
いや…まぁ俺には関係ないけど…。
498 :
445:2006/02/21(火) 20:41:55.33 0
「藤本な、あんたを待ってたんやで?」
「は?何言ってんすかぁ〜」
「LHが終わって、あたしがあんたを起こそうとしたんやけど
藤本が起きるまで待ってるって言うもんやから…。」
美貴が…?俺を待ってたの?
まぁ結局教科書で頭殴られたけど…
「え…まじっすか?」
やべぇ…顔が緩む…
「あぁ。昨日会ったやろ?まったく…藤本が会議とか言うからビックリやっちゅ〜ねん。
藤本には悪いねんけどな。あんたも知ってた方がええやろ?」
「まぁ…。」
中澤は、俺と美貴のことを気に入ってるらしい。
飯にも連れてってくれたりするし…
俺たちにとったら気のいいおばさ…優しいお姉さんみたいな存在だ。
三十路になっても結婚してない中澤は、カップルを見るとブツブツ文句を言うのだが
俺たちの場合だと、結婚式に「絶対呼ぶんやで!呼ばんかったら一生恨むで!」とか言ってくる。
ってか別に付き合ってねぇ〜んだけど。
499 :
445:2006/02/21(火) 20:42:28.11 0
「感謝しぃや?今度ラーメンおごってな?」
「バナナ入りでもいいっすか?」
「そうやな、バナナ5本くらい入れて…
って!あんたケンカ売っとるんかい!!」
「へへっ。あざ〜っす!そんじゃ!」
「テスト近いんやから、藤本としっかり勉強しぃや〜!!」
「はいは〜い!」
ガラガラー
「失礼しましたぁ」
なんだよ、美貴のヤツ…。
ドンッ!
!!?
いきなり背中を押されて、振り返るとやっぱり美貴だった。
「よう!怒られた〜?」
何も知らない美貴は、さっきみたくケラケラ笑っている。
500 :
445:2006/02/21(火) 20:52:59.57 0
「怒られてねぇ〜っつの。」
「なぁ〜んだ、つまんなぁ〜い。」
「あのなぁ〜!!」
「なによぉ」
”LHが終わって、あたしがあんたを起こそうとしたんやけど
藤本が起きるまで待ってるって言うもんやから…。”
「あのさ…ありがとな…。」
乙〜
俺なら結びの言葉を
「今日も寝ようかな・・・」
にするかな
503 :
445:2006/02/21(火) 21:53:38.15 0
「え?なに?」
「昨日、俺のこと待ってたんだろ?」
「は?ばっかじゃない?自意識かじょ…」
「さっき中澤から聞いた。」
「…。」
「ありがと」
「ちょ…やめてよねぇ〜!違うよ!
あんたに聞きたいことあったから待ってただけ!
お礼とか言われたら困るじゃん!」
強気にそう言う美貴の顔は、間違いなく真っ赤になってた。
分かってる。こいつなりの照れ隠しだってことくらい。
504 :
445:2006/02/21(火) 21:54:42.18 0
「ふ〜ん…聞きたいことか。
んで、なんも聞かれなかったけど?なんだったわけ?」
「う…。」
いつも、言われたい放題だからな。
たまにはいじめてもいいだろ?なんつって
「なんだったんですかぁ〜?ふじもとさぁ〜ん」
「なにってか…っちょっと!あんた顔ニヤけ過ぎだし!
キモイんだけど!」
「あぁ!?キモイだと!?」
「キモイからキモイっつったの!」
「やるかぁ!?」
「望むところだ!」
ギャーギャー!!
「あんたら職員室の前で騒ぐんやない!!うるさいっちゅ〜ねん!」
「「すいませぇ〜ん」」
ケンカするほど仲がいい…ってか?
505 :
445:2006/02/21(火) 21:57:10.69 0
>>502そっか…まだまだ未熟者だねil||li _| ̄|○ il||li
506 :
名無し募集中。。。:2006/02/21(火) 22:06:04.86 0
乙
ほのぼのした感じがイイ
ただ、関西弁がちょっと変かもよ。関東人だからわからんが
ho
できれば「だめだこりゃ」で〆てくれるとありがたいのれす
だなだな
445さん乙です〜
なんか(・∀・)イイ!!
あと
>>506が指摘してる関西弁の件だけど、
>>497の「会議なんてなかったねん」→「会議なんてなかってん(orなかったで)」かな?
まぁ関西でも京都と大阪ではまた違うんで、他の言い方がいいのかもしれんけど
後はあまり気にならなかったよ
またたのんます
乙
512 :
445:2006/02/21(火) 23:35:45.30 0
>>506さん自分も関東人なんで…正直自信がなかったのれす…orz
>>508さん、
>>509さん了解しました!「だめだこりゃ」で〆ますね
>>510さんありがとう!次から気をつけます!
中澤先生をあんま出さなきゃいいのか…w
>>511さんどうもっす!
書いたことある側から言わせてもらうと
「だめだこりゃ」でしめるのって結構難しい。
書けるもの限られてくるし。
だから、無理して「だめだこりゃ」でしめる必要はないと思うよ。
ただ、書いてるうちにラストがそういう展開になったのなら、「だめだこりゃ」つけてくれ
だから無理にとは言わないけど
めんどくさいんだったら付けなくてもいいし
だいたい
>>9がテンプレで
>>1に入るべきだったね。
こんな具合に縦読みでもいいし
りんご
ゃきそば
515 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 00:03:38.65 O
藤本がちょっと薄れた様な気がするな。
次回に期待乙
ほじぇん
517 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 01:55:37.46 0
俺の名前は龍佑(りょうすけ)。生まれた時から、ずっと同じ家にいる…
隣の家の女の子は美貴と言う、俺の幼馴染。俺の家からダッシュで1秒、それほど家が近い。
俺と美貴は生まれた時からずっと一緒だ。
しかし… 小学校を卒業して中学校の入学式。そこに美貴の姿は無かった。
入学式の前日は朝から夜明けまで家族ぐるみで美貴の家で遊んだ。
それが美貴とのお別れ会だと、入学式の会場でわかった………
俺は昨日の事を思い出した。
「(俺の親をはじめ、美貴の父さんや母さん、ましては美貴まで昨日は普通だったのに… なんでだよ…)」
入学式なんて今の俺にはどうでもよかった。それより俺は早く家に帰りたくてしょうがない。
帰って早く状況を知りたい、ただそれだけだった。
ho
519 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 02:00:22.87 0
入学式が終わって、何もかもが自分にとっては新しい教室・机・担任・友達など
普通であれば緊張するのに今はそんな状況じゃなかった
俺の心は中学校入学より”美貴”という1人の女の子でいっぱいだった。
新クラス恒例の自己紹介ではかなり印象悪い紹介になった。
それから自己紹介も終わり、やっと帰る時間になった。
そして最後に挨拶をしようとして皆が一斉に立った瞬間、1番うしろの席の廊下に
超近い俺は担任にばれないようにしゃがんで教室を抜けて猛ダッシュで家に帰る。
そして勢いよく家のドアを開け、ダッシュのスピードを落とさずに親の元に駆け寄った
親「お」
俺「おい!!!美貴は!!美貴はどこに行った!?」
親が言おうとした”おかえり”の 「お」の字も聞かずに親に問い詰めた。
520 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 02:07:39.50 0
親「…」
俺「おい!!!黙ってないで何か言えよ!!」
静かなリビングに俺の言葉が響いた。
親「……………美貴ちゃんは北海道に1人で行ったんだよ」
と、目を逸らしながら重い口を開いた。
俺「はぁ!?意味わかんねぇよ!!!ってか、なんで事前に言わないんだよ!!!」
親「龍佑には美貴ちゃんの口から聞いてると思って…」
俺「ふざけんなよ!!!聞いてねぇよ!!!」
俺はカバンを叩きつけて、そのままの足で美貴の家に行った。
ピンポンも押さずに美貴の家のドアを開けて美貴の母さんの元に行った
俺「お母さん!!!美貴は何で北海道に行ったの!?」
俺の興奮はもう自分で抑える事ができなかった
美貴の母「やっぱ、わかっちゃったんだね… 美貴が12月の10日にこんな事を言ったのよ」
521 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 02:09:20.06 0
〜12月10日〜
「ねぇ母さん、話があるんだけど…」
「美貴が話しあるなんて、珍しいじゃない。雪でも降るわよ」
「うん…。私、北海道の私立の学校に行きたいの」
「…なに言ってるの?」
「私ね、向こうのフットサル部に入りたいの。そこの学校は全国とか行ってる強豪校なんだよ!」
「バカな事言ってないで早くお風呂に入っちゃいなさい。第一、龍佑くんどうすんのよ?」
「…………お風呂行って来る(龍佑はいいの)」
522 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 02:12:38.52 0
美貴の母「それからね、美貴に何度も説得させられてOKしちゃったのよ。」
俺「どうして俺に言わないんだよ」
と、泣き声で頭を抱えながらソファーに腰を掛けた。
美貴の母「それとね、今日の出発前に手紙預かったの。はい」
そう言って、俺は美貴の母さんから手紙を受け取った。
俺「美貴は何時に家を出たの?」
美貴の母「10時よ」
俺「入学式の真っ最中かよ…。はぁ… わかった、いきなり押しかけてごめんなさい」
美貴の母「いいのよ。それより龍佑くんの両親には言っといて肝心の龍佑くんには黙っててごめんね。」
俺「ううん。じゃ、また…」
ガックリしながら俺は家に帰った。
親「おかえり。ご飯できてるわよ」
俺「…」
親の話をシカトして部屋のベッドに寝転がった。
そして美貴の母さんから貰った、美貴が書いた俺宛の手紙を見た。
523 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 02:13:46.34 0
駄作だけど書いてみた。
まだ途中じゃねえかよ
たのむぜ
525 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 03:29:05.91 0
龍佑へ
この手紙を見てるって事はうちの母さんに話を聞いたんだね。
ホントにごめん。直接、口で言おうとしたけど、結局いえなかった。
4月から北海道の学校に行く事にしました。理由はフットサルのため…
私、龍佑もすごく大事だけどフットサルも大事なの。でも今回はフットサルをとった。
フットサルが強い学校に行って全国大会に出たいの… それが目標になった。
龍佑、あの日のこと覚えてる?ケンカした日。
今までにないくらいにケンカしたよね。実はそのときに親に初めてこのこと話した。
過去に何度もケンカしたけど、すぐに仲直りしたよね。
でもあの時は少し違った… 1週間くらいおたがいに口を利かなかったね。
こればっかしはさすがに私も考えた。もう友達じゃないのかって
でもそのあと、仲直りしたけどさ… 正直、微妙だった。
私はもう龍佑の傍にいないほうがいいのかもしれない。
この事も含めて私は北海道に行く… 私も北海道で頑張るから
龍佑も東京でガンバレよ!ホントに今までありがとう。龍佑の事は忘れない
(PS:わたしがいなくなったからって、泣くなよ!)
美貴
526 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 03:31:28.54 0
もう言葉が出なかった… あまりにも悲しすぎて、辛すぎて…
ケンカした日の事を思い出した。確かに物凄かった。
「(美貴を泣かしたっけな)」
ケンカする時はいままで男並みの強さで俺に歯向ってきたけど
初めて美貴の涙を見た… あの時、美貴が泣いたのをいいことに
余計に攻めた記憶がある。その後、さすがに言い過ぎたと思って謝ったが…
俺はあのときの事を後悔してた。
――――なんで、ケンカなんかしたんだろう?
――――なんで、すぐにケンカをやめなかったんだろう?
――――なんで、すぐに謝らなかったのだろう?
――――なんで、なんで…
と、仰向けになって天井を見ていたら、だんだん周りがぼやけてきた。
そして両目から何かがこぼれてきた…
527 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 03:32:01.03 0
涙が止まらなかった…
「(胸が痛い)」
必死で堪えるが涙は止まってくれない。そして俺は壁に思いっきりパンチした
「バキッ!!!」
おそらく、なかのベニヤ板が割れたのだろう。そして自分の顔にも1発…
俺は耐え切れなくなって、顔を枕に押し付けた。ガン泣きした
声をあげて泣いた… それほど美貴は俺にとって大切な人だった。
528 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 03:33:08.26 0
美貴のことなら何でも知っている。もちろん美貴も俺の事を何でも知っている。
幼稚園から小学校6年生まで奇跡的にずっと同じクラスだった。
毎年家族ぐるみで夏はキャンプ・海、冬の大晦日も一緒にすごしたり、初詣もスキーも行った。
美貴には「結婚するなら美貴以外の人がいい」ってよく言ってた。
そのたびに美貴を怒らせて追いかけられた。でも本当は美貴みたいな人…いや、美貴がよかった。
それほど好きだった。美貴が大好きだった。美貴のいない生活なんて考えた事もなかった。
「美貴… 1人なんて嫌だよ。俺はこの先、どうしたらいいんだよ… なぁ、教えてくれよ…」
ガラガラ
美貴「よぉ!お前、男なのになに泣いてるんだよ!」
俺「美貴!」
そこには北海道に行った筈の美貴がいた…
つづく
529 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 03:44:04.62 0
続くのか!!!!
wktk
ho
重ーい!重いよオザーサァン!
532 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 06:56:23.73 0
俺は美貴のもとに歩み寄った。
そして抱きしめようとした、その瞬間!!!
俺「あれ…?美貴…?おい美貴!?」
それはただの幻だった。
俺「そりゃ、そうだよな。今朝、北海道に発ったんだもんな。ここにいる訳が無い」
最後に”好きだ”と一言、言いたかった。この腕で、この体で美貴を思いっきり抱きしめたかった。
時刻はもう夕方を過ぎて、夜の10時になっていた。暗い部屋の中で1人でポツンと座っていた
「風呂でも入るかな」
―――――その頃、美貴は… 現在午後1時
美貴はと言うと羽田を12時に出航する新千歳行きの飛行機に搭乗していた
美貴「(龍佑、今頃なにしてるんだろう…)」
そんな事を思いながら飛行機の座席を後ろに倒して眼を閉じていた。
眼を閉じれば閉じるほど、龍佑が出てくる。
私は龍佑が1番の友達だった。いや、家族?恋人?とにかく友達の度は遥かに超えていた。
「(龍佑といつも一緒に学校行ってたり、帰ったりしてたなぁ)」
龍佑とは今日の夜明けまで、ほんの数時間前までは一緒にいた。
533 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 06:58:34.58 0
「(でも、あの1件で私は心が動いたんだ。いまさら後悔しても仕方ない。それに向こうでは私を必要としてくれる人間がいる)」
美貴は3歳から大のサッカー好きで、好きな選手はスペイン代表点取り屋FWフェルナンド・トーレスだ。
サッカーはさすがに無理だから、サッカーに近いフットサルクラブに幼稚園からやっていた。
もちろん、クラブではキャプテンを務めるほど上手かった。
そして4・5・6年生の時にはU‐12日本代表としてW杯出場も果たした。
6年生の10月に日本代表の北海道遠征・対カザフスタン戦でいった際、とある中学校のフットサル部の顧問の先生に
「うちに来ないか?藤本さんなら全国も簡単に出れるだろう。是非きてほしい」
その事を言われ私は元気よく返事をした。私は期待に応えたいが為に北海道の中学校に進学する事に決めた。
俗に言う”スポーツ推薦”だ。
534 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 06:59:33.00 0
そうこう考えてるうちに2時間の飛行機の旅も終わりに近づき、着陸態勢に入るため美貴はシートベルトをした。
美貴「着いた〜 10月に来て以来、半年振りだ。さっ、おじいちゃんとおばあちゃんの家にでも行きますか〜!」
言い忘れたが、北海道は美貴の祖父母がいるところだ。
運がいいのか、その祖父母の家から美貴が通う学校はチャリンコで約10分程度。
そこにも美貴は魅力を感じた。おなじ北海道でも学校が遠ければ北海道行きはやめたかもしれない…
そして、待ちに待った入学式。龍佑より1週間遅い入学式になった。
入学式のその日に早くも部活が始まった。
―――――それから、龍佑と美貴の別々の生活が幕を開けた
龍佑は美貴のいない生活に慣れるまで時間がかかるだろう
一方の美貴は早くも龍佑の事なんて頭の片隅くらいまでに思えるように気持ちを入れ替え、新生活に臨もうとしていた。
第1部 終
535 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 07:01:29.58 0
>>517-534 書いてみたけど、どうかな?
自分的に微妙だわ〜 保全してくださるのならば
第2部書きます!
うん、味が無い
537 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 07:27:52.32 0
おはおつ〜
乙
この段階でどうって言われてもあれだけど、
先まで書いてみたら?
書き終えたら意外に名作ってこともあるある
ガキさんがいるな
540 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 09:31:26.94 O
从 v )
541 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 11:06:46.24 O
作品重いのに作者はえらく軽い奴だな
ぽ
保全
544 :
535:2006/02/22(水) 16:20:01.31 0
>>538 んじゃ、最後まで書いてみる。
たぶん、えらい長くなるけどいい?
545 :
445:2006/02/22(水) 16:36:34.48 0
書いても大丈夫??
546 :
535:2006/02/22(水) 17:08:00.91 0
547 :
春日居:2006/02/22(水) 17:13:45.99 O
幼なじみとの恋って、究極の恋だよな
誰でもあじわえるものではなく、じっくり時間をかけ、お互いの成長や挫折を見ながら、気付けばそこには何かが生まれている。。。
長編映画のようなものだ
最近自分の書いた作品読んでみる (;^ω^)ツマンネ
昔の作品読んでみる 結構面白い
さて、どうしたものか。ひとまず最近の作品は削除してみた
なんて勿体無いことしてるんだ!バカ者!
有無を言わずさっさと作品を貼るのだ
550 :
445:2006/02/22(水) 17:29:48.15 0
551 :
445:2006/02/22(水) 17:30:17.20 0
「あと5日…か」
ぼんやりと窓の外を眺めながら
後5日でやってくる俺たちの誕生日のことを考えていた。
2月26日。それは、俺と隣に住む幼なじみの美貴の誕生日。
いつもはカラオケいって朝まで歌ってお終いだけど…
今年は、ちょっと特別なことをしたい気分だった。
俺たちは出会ってもぅ17年になる…
最近気付いたんだが、俺は美貴のこと…
バタンッ!!
「ねぇ〜!ちょっと聞いてよ!」
「ぬわっ!おっめ〜いきなり勝手に入ってくんなっての!」
「何さ、今更。何?なんか変なことでもしてたわけ?」
「あぁ!?してねぇ〜だろうが!」
「ふん。まぁどうでもいいけど…ってか!聞いてってば!!」
当たり前のように入ってきて、当たり前のように俺のベットを陣取る。
なぜかいつも俺が床に座って、こいつを見上げなきゃならない…。
552 :
445:2006/02/22(水) 17:30:47.03 0
「ったく…なんだよ?」
「あのね…26日なんだけどさ…」
さっきと打って変わって、いきなり小さな声で話し始める。
なんだか直感的に嫌な予感がした…
「ちょっと待った。」
「え?なんで」
「お前さ…今年は二人で祝えないとか言わねぇ〜よな?」
「…。」
「は!?ちょっと待てよ?まじかよ?」
このバカは本気でそんなこと言おうとしてたらしい…。
どうゆうことだよ?
「うん…まだ分かんないんだけどさ」
「何?まさか告白とかされちゃったわけ?」
冗談で言ったつもりのその一言に美貴は小さく頷いた。
なんてこった…。
553 :
445:2006/02/22(水) 17:31:41.34 0
「は…はは。おめぇ〜を好きになるとか…も、物好きもいるもんだな
何だよ?お前付き合うのかよ?」
自分でも動揺が隠しきれてないことは明白だった。
「まだ分かんない…。」
「…あ、相手は誰なんだよ?」
「サッカー部の吉澤くん。」
「吉澤ぁ!?」
サッカー部の吉澤といえば、他の学校でも有名なイケメン、スポーツ万能なモテモテ君だ…。
そんなヤツが美貴に告ってきたのか…
「26日誘われたんだ…。」
「…。」
「ちょっと遠くに行くみたいだから、あんたと祝えそうにないんだよ。
美貴…どうしたらいい?」
どうしたらいい?って…なんで俺に聞くんだよ…
俺に勝ち目なんてねぇ〜じゃねぇ〜か。
554 :
445:2006/02/22(水) 17:31:58.31 0
「行けば?」
「え?」
「吉澤の告白にOKしてから、誕生日祝ってこいよ?
俺はまぁ〜誰かダチ呼んで適当に騒いでるからさ〜。
遠慮しなくていいよ。俺を惨めだと思うなよ〜はは。」
「…あっそ。」
「へ?」
「分かった!吉澤くんと付き合う!今すぐOKすればいいんでしょ?!
バッカみたい!あんたなんかに言うんじゃなかった!!」
美貴はいきなり立ち上がって、物凄い剣幕で俺に怒鳴ると
自分の部屋に帰っていった。
ピシャンッッ!!!
「…わけわかんねぇ。」
555 :
445:2006/02/22(水) 17:33:10.51 0
次の日の朝…
「んん…今日はやけに静かだな…ん…ん!?」
時計を見ると8時50分をさしていた。
完璧な遅刻だ。
美貴のやつどうしたんだ??まだ寝てんのかよ?
大急ぎで支度して家を出ると、美貴のおばさんもちょうど仕事で家を出るところだった。
「おはよう。あら?どうしたの?」
「おはようございます!おばさん美貴は?」
「美貴ならいつも通り学校に行ったわよ?」
あのヤロー…
学校行ったらただじゃおかねぇ…
「あ…そうっすか!行ってきます!」
「いってらっしゃい。気をつけてね。」
俺は、今までに出したことのないくらいのスピードで学校へ行った。
まぁ遅刻は確定なんだけど…。
556 :
445:2006/02/22(水) 17:33:35.06 0
「おい!美貴!!」
学校についた時間は丁度1時間目が終わった休み時間だった。
ついたそうそう俺はずかずかと美貴のところへ行って、なんで起こしてくれなかったんだよと怒鳴った。
何を言い返されるか、いろいろ考えながら待っていた俺は不意打ちを食らったのだ。
「亜弥ちゃん行こ?」
シカトだった。
今まで考えて見れば、美貴にシカトされたことなんてなかった…。
なんでだ?俺何かしたのか…?
557 :
445:2006/02/22(水) 17:35:18.07 0
放課後、今日は委員長会議があると聞いたので
美貴を待ってることにした。
なんか…あいつと一日しゃべってねぇ〜と変な気分になる。
ってかしっくりこねぇ〜よ。
1時間くらい待っていると、声が聞こえてきた。
美貴だ。隣に誰かいるみたいだけど…
吉澤!?
美貴は楽しそうに笑っている。
OKしちゃったのかな…俺には関係ないけど…
関係ない…ほんとに?
美貴はただの幼なじみ…ほんとにそれだけ?
俺は自分の気持ちに逃げてたみたいだ…。
居心地のいい関係を崩すんじゃないかって…怖がってた。
だけど…
558 :
445:2006/02/22(水) 17:36:15.98 0
「美貴!!」
「…な、あんたこんな時間になにして…」
美貴が最後までしゃべらないうちに、俺は美貴の腕を引っ張って走り出した。
美貴も驚いてたし、吉澤はもちろん驚いてたけど関係ない。
「ハァハァハァ…」
「ハァハァ…ちょっと…いきなり何のつもり?」
気付いたら、昔よく二人で遊んだ公園に来ていた。
俺は…自分に正直にならなきゃいけないんだ。
空を見上げると、チラチラ光っている小さな星が応援してくれているように感じた。
559 :
445:2006/02/22(水) 17:36:34.92 0
「お前さ…吉澤に返事したの?」
「…あんたに関係ないでしょ?」
「関係あんだよ!」
「ないでしょ!!」
「あるんだよ…」
「…どうしたの?」
「どうなんだよ…?」
「したよ…。」
「そっか…。」
ここまできたんだ…。逃げてどうする。
言うだけ言っとけ!吉澤が美貴を幸せにしてくれる…。
560 :
445:2006/02/22(水) 17:37:07.76 0
「なんなの?」
「あのさ、俺…やっぱ毎年お前と誕生日祝いたいよ。」
「え?」
「20歳も30歳も40歳も…おじいちゃんとかになっても。
俺にとって、美貴って結構でかい存在だった。」
「…。」
「いつも一緒にいるから、気付かなかったんだよな…。
美貴のこと好きだよ。」
美貴は俯いたままで、何も言わない。
このまま話せなくなってしまっても…俺は後悔しないと思う。
「吉澤と…幸せになれよ?」
「え?」
「え?」
「ちょっと待ってよ…吉澤君と?」
「だってお前OKしたんだろ?」
「そんなこと言ってないじゃん!」
「え?」
俺はどうやら早とちりしたらしい…
561 :
445:2006/02/22(水) 17:54:39.97 0
「吉澤君にはちゃんと断ったよ。」
「なっ…バカじゃね〜の!?お前!」
「なんでだよ!!」
正直めっちゃ嬉しかった。
涙が出そうなくらい…
「あんな完璧な男ふるのかよ!なんでだ?」
「うるさいなぁ!美貴にだって好きな人いるんだよ!」
「え…好きな人?」
「そうだよ。いっつも寝坊するし、頭悪いし…
だけど、すごい優しくて…美貴はそいつを頼りにしてるんだ…。」
562 :
445:2006/02/22(水) 17:55:00.23 0
「誰だよ?」
「バ〜カ!教えてほしい?」
「まぁな…」
「んじゃ目閉じろ。」
「なんで命令口調だよ!」
「いいから!」
「ったく…」
俺はしぶしぶ目を閉じることにした。
なんで目を閉じる必要があるんだ??
「美貴が好きなやつはさぁ…」
「!!!?」
何が起こったのかわからなかった…
ただ、唇にやわらかい感触がした
563 :
445:2006/02/22(水) 17:57:00.64 0
「分かった?」
「あぅ…」
「あんたさぁ…美貴どんだけ待ったと思ってる?
昨日何気にショックだったんだよ?」
「んなこと言われたって…」
「でも、今日は嬉しかった。吉澤君の前から引っ張ってきてくれたし。」
多分美貴の耳と顔は真っ赤だろう。
俺も真っ赤だと思う。
「誕生日は…二人で祝おうな?」
「うん」
今までに見たことないほど素直な美貴を見て
俺はすごいドキドキしていた。こいつ…可愛いとこあんだな。
「ねぇ、顔ニヤけてるんだけど?」
「うっせぇ!おめーだってニヤけてんだろ!」
「だって嬉しいもん」
「うっ…俺も…」
だめだこりゃ。
________
/ \
/ \
/ ヽ / /. | ̄|
/ 、___ノ 、___ノ ヽ / / | |
| ヽ 〔〕 ゝ \ ヽ 〔〕 ゝ | /| /|. | |
| ' ̄ ̄ > ' ̄ ̄ l / | / |. | |
| * / * l / | / | | |
ミ ヽ──/ ミ. | | |_|
ミ \ / ミ | | _
\ ⌒ / | | |_|
\_________/
565 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 18:49:48.37 O
乙〜。
なにこの最高に素晴らしい小説
乙
567 :
445:2006/02/22(水) 19:15:14.71 0
ありがとう!
もぅ1つ書いてもいいですか?
ぜひ
2つでも3つでもどんどん貼ってくだせぇ
570 :
445:2006/02/22(水) 19:55:49.34 0
では書かせていただきます!
571 :
445:2006/02/22(水) 19:56:24.89 0
「起きろ〜!!」
いつも通り、朝っぱらから元気な声が響いた。
ただいつもと違うのは…
「ゲホッゴホッ…
うぅ…おはよう…ゲホッゲホッ…」
俺が風邪を引いたこと。
高校ももぅすぐB年になる…未だ俺と美貴は休んだことがない。
まぁ俺はこの間遅刻しちゃったけど…
ズルズル…
鼻水が止まんねー
「何?あんたもしかして風邪ひいたの?」
「…そうみたい。ズルズル」
「どれどれ…?」
美貴は俺のおでこに手をおいた。
冷たくて気持ちいいな…
「ちょっ…!あつっ!あんた何度あるのよ?」
「測ってない…」
美貴は呆れた顔で、「もう!」なんて言いながら体温計を持ってきた。
572 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 19:57:15.70 0
行をもちょっと縮めてもいいんじゃね?
って前も言ったような気がする・・・
573 :
445:2006/02/22(水) 19:57:25.74 0
「さっさと測りな。」
「あざ〜っす…」
渡された体温計は耳に入れて測れる奴だ。
3秒もかからず"ピー"とゆう音が鳴る。
「見せて。」
俺が見る前に美貴は体温計を奪い取った。
「…はぁ?」
「なんだよ…ゲホッゲホッ」
「38度8分…」
「うっそ?」
覗きこんで体温計を見ると、間違いなく38度8分と書いてあった…
574 :
445:2006/02/22(水) 19:57:46.82 0
「学校…」
「行けるわけないでしょ?」
「だけど…」
「何よ?」
「美貴ひとりで行くのかよ。お前がチャリ漕いでくの?
だいたい帰り遅くねぇ〜の?委員長会議あんだろ?」
「心配しすぎ!大丈夫だから。
人の心配してないで自分の心配してろっての」
「だよ…な…ゲホッゴホッ」
なんつ〜か…美貴と一緒にいないと不安なんだよ。
そんなこと口が裂けても言わないけど…
「今日はゆっくり休みなよ。
看病してあげたいとこだけど…二人で休んだら授業遅れちゃう。
美貴がちゃんとノートとってくるからさ。」
「あぁ、そうだな…。ありがと」
「じゃ美貴行くよ?遅刻しちゃうし」
「おう!いってらっ…」
俺の言葉は途中で遮られた。
なぜって…
575 :
445:2006/02/22(水) 19:58:02.77 0
「おまっ…」
「行ってきますのチュウ。なんか文句ある?」
強気に言いながらも顔が赤い。
照れるなよ。こっちまで恥ずかしいっつの?
「いきなり何すんだよ!」
「何?いやだったわけ?」
「いや…あ、ありがとうございます。」
「よろしい。」
「だけど、風邪うつったらどうすんだよ」
「そしたら、あんたは元気になるでしょ?」
「はぁ?」
「人にうつしたら治るってゆうじゃん」
「あのなぁ〜…」
「そんときは看病してね。ちゃんと寝てろよ!行ってきま〜す!」
「お、おう…」
美貴は俺のおでこに冷えピタを貼ると、足早に出ていった。
平日の午前中に家で寝てるとか…変な気分だな。
576 :
445:2006/02/22(水) 19:58:24.46 0
ボーっと天井を見ながら、いろんなことが頭をよぎった。
っていっても美貴のことばっかだが…
あいつは昔から変わらない…
うるさいとこも、口が荒いとこも、面倒見がいいとこも…
ただの幼なじみだった…隣に住む、ちょっとフツーより馴れ馴れしい幼なじみ。
それが、特別な幼なじみ…俺の恋人になったんだな。
もしかしたら、出会ったときから特別だったのかもしれない。
気付くのに時間がかかっちゃったな…
そ〜いや、あのバカノートなんていつも真面目にとってねぇ〜ぢゃん
落書きしてぐちゃぐちゃなくせして…こりゃ期待できね〜わ…。
あぁ〜ダルくなってきた…
……
577 :
445:2006/02/22(水) 19:58:55.86 0
ガチャ
「ただいまぁ〜。」
「…スゥースゥー」
「寝てるのか。どれどれ…よし、朝よりは下がってる。良かった…」
「スゥー…」
「このバカ…心配かけんなよ。
気になって授業が頭に入らなかったつ〜の。」
「いつも入ってね〜だろ?」
「!!?」
「おかえりぃ〜」
「バカ!!起きてたの!?」
「いや、今丁度起きたとこ。寝てたみたい。」
時計に目をやると2時半だった。
美貴のこと考えてたら、いつの間にか爆睡してたみたいだ。
にしても、高校生が帰る時間には早くないか?
「もぅ!ビックリさせないでよね!」
578 :
445:2006/02/22(水) 19:59:11.39 0
「わりぃわりぃ。ってかお前早くね?今6時間目じゃね〜の?」
「帰って来ちゃった…」
「は?」
「だっておばさんも仕事だし、あんたの看病する人いないからさ…。
6時間目も7時間目もノート使わないみたいだったし。
委員長会議も副委員長に頼んできた。」
「美貴…」
「まぁ〜あんたが暇してんじゃないかなって思って
帰ってきてあげたの!感謝してよね?」
「あのなぁ〜俺病人なんだけど?」
そんなこと言いつつもすごい感謝してる…ありがとな。
579 :
445:2006/02/22(水) 19:59:27.91 0
「そうだ、そうだ!はい!」
ドスン!
「な、なんじゃこりゃ?」
「ヨーグルトでしょ〜、うどんでしょ〜、プリンでしょ〜、
ココアでしょ〜…」
そんなこと言いながら美貴は次から次へと食べ物や飲み物やらを
ベットの上に並べていく。
「おい!なんだよこれは」
「風邪ひいてるんだし、消化のいいものじゃないとって思って
帰りにスーパーよって買ってきたの。風邪薬もあるからね」
「…あぁ、ありがと。ってか、こんな食えねぇ〜って!」
「美貴も食べるし。」
「そうですか。」
「そうだ!見て!ほら!」
美貴はいきなり嬉しそうな顔で自分のカバンからノートを出してきた
「ジャジャーン!!」
580 :
445:2006/02/22(水) 19:59:45.38 0
「おぉ!!」
それはカラフルに色ペンでまとめられたノート
こいつは色ペンとかあんま使わないし、字もへたくそだし…
前にノート見せてもらったとき俺のノートの方がキレイだと思ったくらいだった。
だけど、今ここにあるノートは要点がまとめられているし、何より見やすい…
まるで美貴が書いたとは思えないくらいだ。
「どうだ!これで今日休んだ分も完璧でしょ?」
「恐れ入ります…。ってかすげぇ〜じゃん!お前もやればできるのな?」
「どうゆう意味じゃボケ。」
「いえ、深い意味は…」
「まぁいいけど。ご飯食べる?作ろうか?」
「お前が作んの!?」
「何か問題でも?」
「いえ、作ってもらえるとありがたいです。」
「よろしい。んじゃ作ってくる」
やけに優しいな。これならずっと風邪ひいてたいかも…なんて。
やべぇ…美貴見たら安心してまた眠くなってきた…
581 :
445:2006/02/22(水) 20:00:22.95 0
…。
「ん…んん?」
どうやらすっかり寝ちまったらしい…美貴も帰ったようだ。
悪いことしたな。ん…?
「なんだ?」
テーブルの上にラップのしてある皿と手紙が置いてあった。
”寝ちゃったみたいだから、ここに置いておくね。
熱も下がってきてるし、明日には治るんじゃない?心配かけんなよ、バカ。
美貴より”
「そ〜いや、ご飯作るとか言ってたっけ。」
美貴の手料理とか初めてだ。
期待と不安がよぎる…あいつ料理とかヘタそうだし
「せっかく作ってくれたしな。朝から食ってないし…食べるか。」
ラップを取ると中は卵でとじたおかゆだった。
見た目はそこまで悪くない。
582 :
445:2006/02/22(水) 20:01:39.89 0
「いただきますっと。」
パクッ
「…。」
おかゆ…おかゆか…どうやったらこんな味になるんだ??
うぐっ…やべぇ涙が…でもせっかく作ってくれたし食わなきゃ…食わなきゃ…
次の日
ガラガラー!
「おっはよ〜!!熱下がった??」
「は…腹が痛い…」
だめだこりゃ。
583 :
445:2006/02/22(水) 20:03:06.47 0
>>572さんごめんなさい。次から気をつけますorz
吉澤君て
ノートは絶対クラスの誰かに借りてきたに違いないw
松浦さんとか石川さんとか
完璧ですね
445よどんどん上手くなってるな
もっともっと君の作品を読んでみたい
>多分美貴の耳と顔は真っ赤だろう。
>俺も真っ赤だと思う。
ここおかしい
別におかしくないだろ?
お互い恥ずかしくて顔も見れないから【だろう】っていう風になったんじゃね?
590 :
名無し募集中。。。:2006/02/22(水) 21:32:26.25 0
目を閉じたまんまだったりして
ますますおかしいw
592 :
445:2006/02/22(水) 23:01:01.98 0
>>585さんどうですかねw
>>586さんありがとうございます
>>587さん本当ですか!嬉しいです!頑張ります
>>588さん一応暗い夜の公園なので顔が見えないってつもりです…
分かりにくかったですね、ごめんなさい
>>589さんそうゆう取り方もありますね!
ええい!リンクが多い
594 :
445:2006/02/22(水) 23:05:08.01 0
>>592 顔が見えないってゆうか…
夜って目が慣れても顔が赤いかは分かりませんよね…?多分…
間違ってたらごめんなさい。あくまで想像なんで…orz
596 :
445:2006/02/22(水) 23:19:27.39 0
>>596 「Jane Style」ってけんさくしてみ
>>596 さっきからレス番号間違えまくりだしやっぱり専用ブラウザ使ってなかったか
良いんだがなんかまわりくどいな
アンカーが多すぎて何がなにやら
601 :
445:2006/02/23(木) 00:11:54.97 0
検索してみました
すいませんでした…orz
604 :
445:2006/02/23(木) 00:52:09.01 0
半年…か、それ以上ですかね…
全然知りませんでしたorz
>>604 ずっとIEか
そりゃすげえな
つーか小説職人は専ブラ使いが少ないような気がする
606 :
445:2006/02/23(木) 01:01:18.43 0
今まで書き込みとかしてなくて最近し始めたもんで…
専ブラを使ってないと何かいけないんですかね?
いけなくはないよ
使ったほうが便利
608 :
445:2006/02/23(木) 01:08:16.59 0
そうなんですか、わざわざありがとうございます
一応インストール?しました
書き込む前にプレビューとか出来るしな
書き込みが増えたのを見て久しぶりに書きたくなってきたんですけど
良いシチュエーションが浮かばない・・・
久しぶりすぎていい作品かけなくて何度消したことか
駄作と思われるものでもうpして
回りの意見を吸収しないかぎりいい作品なんてかけるわけない
グチこぼすだけなら
ho
614 :
535:2006/02/23(木) 05:41:28.85 0
続き貼ります
615 :
535:2006/02/23(木) 05:43:10.48 0
第2部 〜時は中3になりました〜
美貴が俺の傍からいなくなって、もう3年になった。
俺「(連絡の1つや2つくれてもいいだろう?)」
俺「(あ〜ぁ、もう一生逢えないのかなぁ… ここまで来ると、さすがに自分から北海道に行く事もあれだしな。)」
3年も過ぎると、美貴の事をもう「たまに」くらいにしか思い出せなくなっていた…
「ドゥー、ドゥー」と携帯のバイブが鳴った。メールだ
「あ、愛からだ」
そう、愛とは高橋愛の事。中学に進学して、女友達ができた。
学校ではもう完全に噂になってるが、そんなのを気にしない俺と愛はいつも学校で一緒にいる。
しかし俺はだんだん一歩ずつ… 愛のほうへ気持ちが傾いてきた。
内容はというと…
(明日の日曜日、どっか遊びに行こう!)
俺は鼻で笑い、OKメールを返信した。
616 :
535:2006/02/23(木) 05:44:13.78 0
―――――北海道の美貴は…
美貴はフットサル部に入ったのは良かったが、その練習は地獄のように辛かった…
特に美貴は優秀選手と周りから評判されていて、そのぶん美貴自身にもそれが知らない間にプレッシャーとなっていた。
「(やらなきゃ!私がチームを引っ張らないと!)」
次第にフットサルにも力が入る。そして美貴がいつものようにパスをもらいドリブルしたその瞬間…
「ガシッ!」
美貴「うわぁ!」
「バタッ!(グギッ!)」
美貴「(うっ!)」
美貴は1年生の子に足を掛けられ、膝から倒れこむような形で倒れた。
でも美貴は「痛い」と一言も言わずに立ち上がる。
1年生の子「すいません!藤本先輩!大丈夫でしたか!?」
美貴「よいしょ。ん?大丈夫だよ。気にすんな〜。それよりいい足掛けだな!」
と、美貴は笑いながらその子に軽く肩を叩いた。
美貴「じゃあ、みんな始めるよ!」
なにごとも無かったかのように事を進める美貴。でも顧問の先生は気づいていた…
練習が終わり、美貴は1人部室に残る。
美貴「いっ!…やっぱ痛いな。明日、休み貰って病院でも行くか。」
617 :
535:2006/02/23(木) 05:52:05.15 0
その後、美貴は病院に行った。
医者「レントゲンの結果、わかりました。あなたの膝の皿、完全に割れています。」
美貴「え…?」
サッカーをやるにしろ、フットサルをやるにしろ、膝の皿が割れる事は致命的だった。
膝の皿が割れるという事はフットサルを辞めろと言ってるような物。
医者「非常に残念ですが、フットサルはもうやめてください。趣味程度に…」
医者からフットサルを辞めるように言われた…
美貴はその日、学校にも行かず病院がすんだら、そのまま直帰した。
美貴「うそ!うそよ、そんなの…」
泣きながら自分に言い聞かせる。路上にある、石ころを助走して蹴り飛ばそうとした
しかし… 「いたっ!…やっぱダメなんだ。」
美貴はあきらめたようで後日、フットサル部を辞めた。
理由は「学業に専念したいため」本当は違うけど、先生は素直に受け入れてくれた。辞める事にも… 「(先生は知っているんだな)」
そして美貴はしばらく「風邪のため」と言って学校を1週間休んだ。
本当は東京に帰ろうか迷っていた。もうフットサルは自分から消えた…
のこりは龍佑しか、いまの美貴にはいなかった。
でも、3年前。美貴はあんな酷い事をして無理やり龍佑を引き離した。
しかし今の美貴は龍佑に逢いたくてたまらなかった。
苦渋の決断の結果… 「やっぱり、帰ろう…。東京に…」
618 :
535:2006/02/23(木) 05:53:09.26 0
その頃、龍佑は愛とのデートに夢中で美貴の事なんかこれっぽっちも頭の中に無かった。
愛「あ〜!これかわいいなぁ!これも〜!ねぇ、どっちが似合う?」
俺「え?俺が決めんの?」
とある池袋の服屋に来ていた。
愛「うん!りょうが決めて?」
俺「しょうがないな〜。う〜ん… こっちがいいかな?」
愛「じゃ、これにする!」
愛は簡単に俺が選んだ服を買った。
そして、お茶するためにドトールに行った。
619 :
535:2006/02/23(木) 05:55:39.99 0
愛「ねぇ、りょう。りょうはどこの高校に行くん?」
俺「あ〜 そっか、もうそんな時期か。家の近くの学校でいいよ。」
愛「そんなんでええの?なんかやりたい事とか無いわけ?」
俺「べ〜つ〜に〜 愛こそ、どこの学校に行きたいの?」
愛「うちは… まだ決まってない…」
俺「ふ〜ん。愛なら私立の頭のいい学校にいけるじゃん。」
愛「ん〜 まぁ別に頭のいい学校に行かなくても高校卒業できれば、それでええよ」
俺「ははは。愛らしいな」
ほかにもサンシャインの水族館とか映画を見たら時間も夜8時を過ぎた。
さすがに中学生のいる時間ではない。俺達は帰りの電車に乗った。
620 :
535:2006/02/23(木) 05:56:03.84 0
「(休みの日の電車はやっぱ混んでるな)」
運よく、俺と愛は座席の端に座れた。
愛「楽しかったね。また来ようね。水族館の海老大きかったね〜」
すごい楽しそうに俺に話す。そんな愛を俺はじっと見ていた。
愛「それでさぁ!…ん?どうしたの?」
俺「えっ…?あ、ああ。なんでもない。それでそれで?」
愛「それでね―――」
と、愛は20分くらい話してた。
そして愛は今日の疲れか、だんだんと無口になってしまい、気づいたら俺も愛もすっかり寝ていた。
621 :
535:2006/02/23(木) 05:57:34.52 0
「(ん?…寝てたのか。)」
目を覚ますと、愛は俺の肩に頭をのせて、手は俺の手と繋ぎながらすやすやと眠っていた。
「(女の子の手って、こんなに小さかったっけな?)」
そう思うのも無理は無い。この中学校時代、彼女なんてできた事もないし、美貴と小1くらいに手を繋いだだけで後はない。
俺はまた一段と愛に惚れた。愛がいれば美貴なんていらない、愛がいれば寂しくない。そんな感じだった。
622 :
535:2006/02/23(木) 05:58:07.48 0
〜また時が経ち、もう中学校の卒業式を迎えた〜
愛とはあのデート以来から何にも変わってない。もちろん付き合ってもない。
しかし、1つだけ。高校は同じ学校になった。それを知ったとき、驚いたし、何よりまた愛と一緒で嬉しかった。
愛「卒業おめでとさん。またよろしくね!」
俺「ああ。おめでとう、これからも仲良くしような!」
握手を交わして、友達に2ショット写真を2枚撮ってもらった。
愛「ねぇ、りょう。これから、りょうの家に行ってもいい?」
俺「いいけど、何するんだよ?」
愛「決まってるでしょ!?お祝いパーティー」
こういう事には愛は厳しい。その事を俺はわかっていた。
623 :
535:2006/02/23(木) 05:59:38.78 0
俺「あっそう。そのまま来るか?」
愛「うん!」
俺「あ、ちょっと待って。親に言ってくる。」
俺「ねぇ、今日さぁ愛がパーティーしに家に来るから夕飯は豪華にお願い。」
親「はいはい。龍佑は愛ちゃんの事、大好きだもんねぇ〜」
愛の目の前で冷やかされた。まぁ事実なんだけど…
俺「うっ、うっせぇよ!じゃ、そういう事だからな!」
親「はいよ。」
愛「すいません、おばさん。いきなりですけど、お願いします。」
親「いいのよ。たいしたもの作れないけど、今日はゆっくりしていってね。」
愛「はい!」
愛は上の人にはとくに厳しくて、礼儀作法はちゃんとしてる。
624 :
535:2006/02/23(木) 06:00:45.47 0
俺「んじゃ、帰るか。」
愛「だね。タクシーで帰ろうよ〜」
俺「はぁ?なに言ってんだよ、金もってねぇよ」
と、冗談をかましながら帰った。
そして家の前まで来た、その時だった。
「龍佑!」
いきなり、後ろから聞き覚えのある声がした。
俺は後ろを振り向いた。もちろん愛も…
俺「………」
それは紛れも無く、美貴だった。
つづく
625 :
535:2006/02/23(木) 06:01:35.36 0
ちょっと、高橋を使ってみた。
たまたま目が覚めたら作品キテル━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
乙です!
高橋がなんか(・∀・)イイ!!
627 :
535:2006/02/23(木) 06:11:14.96 0
>>626 運命の再開!?みたいな感じで最後は締めてみた
>>627 今までにない種類の話だよね
次回は修羅場っぽくなるのかな?
629 :
535:2006/02/23(木) 06:27:01.42 0
>>629 ちょっと、いま考えてる。
寝ながら考えときます。
もう寝ますzzzz
うむ
こなああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいい
ネェ
633 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 10:33:09.83 0
文才はあまり無いけど、ストーリーは面白いよ!
続きが気になる展開
次回の更新待ってます
635 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 12:35:47.27 O
>>633またハッキリ言うな〜www
やっぱりちょっとまわりくどい
作者乙
だれか幼なじみのベタ考えて
今王道展開中じゃないの?
ぽ
639 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 16:47:07.90 O
MIKI@CD買いますた
640 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 17:07:32.67 0
このスレのべタは
◆お互いに窓から行き来する
◆朝、ミキティが起こしに来る
◆ミキティが突然キスしてくる
◆主人公がサブキャラにモテる(石川・松浦・高橋など)
◆だめだこりゃ
これくらいかな
641 :
535:2006/02/23(木) 17:09:06.80 0
んじゃ、貼るよ
642 :
535:2006/02/23(木) 17:09:46.38 0
そこにいたのは3年前、俺の前から突然消えた美貴だった。
少し化粧をしていたが、あの頃と変わってなかった。
美貴「おい!美貴だよ!忘れたのかお前は!」
頭を叩かれた。
愛「誰?友達?」
俺「…お前、いつからここにいるんだ?」
美貴「今日!今さっき帰ってきたところ。まぁお前が寂しいんじゃないかと思って帰ってきてやったんだよ。」
でも本当は違う。美貴が龍佑に逢いたくてたまらなかった。
俺「美貴…」
美貴「ん?」
643 :
535:2006/02/23(木) 17:12:34.39 0
パシッッッ!!!!」
俺は美貴の頬に1発、叩いた。
美貴「な、なに…?」
美貴は叩かれた頬をおさえながら、泣き目で俺を見る。
俺「お前… お前、いい加減しろ!!3年前、何にも言わずに俺の前から勝手に消えて
それでなんだ?俺が寂しいから帰ってきてやった?はぁ?ふざけんなよ!!!
しかも、お前フットサルはどうしたんだよ?俺より球けってるほうがいいんだろ!?」
美貴「それは… その…」
俺「それはどうしたんだよ!」
愛「なんだかわかんないけど、りょう落ち着いて」
愛に言われて少し冷静になった。
俺「俺はいま寂しくなんかない、こうやって愛が傍にいてくれる。
今日もこれから俺の家で、卒業式の打ち上げを2人でやろうとしていたんだ」
美貴「…」
俺「愛、行くぞ」
愛「うん…」
美貴は下を向いたまま、何にも言わなかった。
644 :
535:2006/02/23(木) 17:13:10.42 0
俺と愛はリビングのソファーに腰掛けた。
俺「あ、そうだ。なんか飲むか?」
ソファーから立ち上がり冷蔵庫を開けて、俺はお茶を飲もうとしていた。
愛「うん。お茶ちょうだい…」
俺「わかった。」
俺は2つコップを持って、片方を愛に渡した。
俺「それでぇ、どうするか?」
愛「ねぇ、その前に聞いていい?」
俺「なに?」
勘付いてる。どうせ、さっきの事だろう…
愛「さっきの女の子、誰なん?」
真剣な目で俺を見る。
645 :
535:2006/02/23(木) 17:15:14.13 0
俺「やっぱりな。そう来るかと思った。あいつは藤本美貴。隣に住んでる子だよ。生まれた時から
ずっと一緒でなぁ、よく2人で遊んでた。けど3年前の俺が中学校の卒業式。
あいつは俺の前から突然消えたんだ。理由はよくわからない。あ、そうだ。
そのときにあいつから貰った手紙見せてやるよ。」
俺の部屋に行こうとしたとき愛はいきなり…
愛「その美貴ちゃんって子、りょうは好きなん?」
俺「す、好きなわけねぇだろ!」
3年前は好きだった。しかし今は違う、目の前にいる愛が好きだ。
でも俺はモヤモヤしていた… 急に消えた美貴が帰ってきたんだから。
あの大好きだった美貴が…
愛「本当に?」
俺「ほ、本当だよ!」
愛「じゃあ、いまあーしがりょうの事が好きって言ったらどうする?」
俺「な、な、なに言ってんだ愛!?」
愛「ねぇ、答えて…」
愛は俺に迫ってきた。言葉でも、その場でも…
646 :
535:2006/02/23(木) 17:15:54.85 0
俺「そ、そんなの言える訳ないだろ。」
愛「ふ〜ん。ウソやよ?」
俺「へっ?」
愛「う〜そ!ったく、りょうは何でも本気にとらえるんやから」
俺「あ〜!このやろ〜!ウソつきやがったなぁ!」
愛「きゃ〜 ちょ、やめてよ〜」
ソファーでじゃれあう俺と愛。
「(やっぱり、俺には愛が似合いそうだ。可愛いしな)」
647 :
535:2006/02/23(木) 17:16:10.43 0
―――――そのころ、美貴は…
美貴「あいつに女の子がいるなんて… そりゃ、そうだよな。何気にかっこいいところあるし」
美貴は本当に帰ってきていたのだ。荷物はまだ届いてないが、自分で持てるものはすべて北海道から持ってきた。
中学校は運がいい事に1週間前には終わり、龍佑が卒業式から帰ってくるところを狙った。
美貴はてっきり、龍佑が泣きながら自分を抱きしめてくれるかと期待してた。
しかし、現実は甘くなかった…
美貴「やっぱダメか… あんなひどい事したんだもんな。これから、どうしよ…」
648 :
535:2006/02/23(木) 17:16:58.07 0
――それから2週間が経ち、高校の入学式を迎えた。美貴とは卒業式以来、逢ってない。逆に愛とたくさん遊んだくらいだ。
俺と愛は2人で校舎の昇降口に貼られてある、クラス分けの紙を見た。
俺「俺、B組だ。」
愛「あーしも!」
俺「お〜!よかったなぁ〜!よろしく」
愛「うん!」
でも、そこにはある名前も入っていた…
”藤本 美貴”
俺は一瞬、目を疑った。
「(あの美貴が… 同じ学校!?しかも同じクラス…)」
衝撃的だった。愛もそれに気づいた。
愛「ねぇ、りょう。これって…」
俺「あぁ。そうだ、あいつだよ」
龍佑、美貴、愛の関係はどうなる!?
第2部 終
649 :
535:2006/02/23(木) 17:17:47.88 0
なんか、あんまり思いつかなかった。
すいませんけど、これでご勘弁を…
650 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 17:25:52.55 0
乙
エロゲ化決定の流れだなこりゃ
イイ!!
653 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 17:28:48.58 0
>龍佑、美貴、愛の関係はどうなる!?
これジャンプとかの漫画の最後に書いてあるやつっぽい
ちょっとワロタ
654 :
535:2006/02/23(木) 17:42:09.71 0
>>645 >中学校の卒業式。
じゃなくて、入学式です。
ごめん
655 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 18:01:07.73 0
>>633 同じ意見だが、はっきり言い過ぎ
作者がいなくなったらどうする気だ
656 :
535:2006/02/23(木) 18:12:24.80 0
>>655 いいですよ。気しないですから。
イイ!!って言ってくれる方もいますし。
読んでくれるだけでいいです
>>445さんの保全かわりでいいです
657 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 18:43:13.33 O
良い意見だけ聞くのもどぉかと思うがな。
作品は乙
658 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 19:11:49.64 O
oノハヽo ┌─────────────────
◯从*・ 。.・)◯ < さゆもどきどきしてるの!!
\ / └─────────────────
_/ __ \_
(_/ \_)
lll
659 :
336:2006/02/23(木) 19:58:41.07 0
書きまーす
660 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 19:59:42.07 0
「これって、星のかけらじゃない?」
「は?○○何言ってんの?ただの石ころじゃん」
「お前、ロマンねぇな。地球だって星なんだからさぁ・・・」
「そんな石ころが星のかけらだからって、どこがロマンチック?意味わかんない」
「だよな。やっぱ無理があったか」
「うん。それに昔見たやつはもっと透き通ってて・・・」
今日の昼、部屋の片付けをしていたおれは、あるものを発見した。
おれと美貴の小学校3年生の時の自由研究。
友達と共同で研究ってのもアリだったから、当然のように美貴と一緒にやった。
タイトルは「星のかけらを探そう」だ。
661 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 20:01:13.94 0
夏休みの一週間前、隣のクラスの佐藤と山田がこんな噂を流した。
「裏山に隕石が落ちたのを見た。だから、あの辺には星のかけらが落ちてるんだよ」
夏休み前に流れたその噂は一気に学年中を駆け巡った。
噂好きの美貴は「絶対に自由研究は星のかけら!」と言って聞かなかった。
結局、夏休みが終わる頃になり、「星のかけら」の噂は嘘だったということになっていた。
佐藤と山田は最後まで、本当だったと言い張ったが、誰も信じなかった。
よって、おれたちはこの自由研究を押入れの奥深くに封印せざるを得なかったのだ。
しかし、おれと美貴だけは完全にその噂を信じ込んでいた。
実際に裏山で「星のかけら」らしきものも見つけた。
でも、美貴がふたりの嘘だとわかった途端、マジギレして「星のかけら」を
近所の公園に捨ててしまったのだ。
実を言うとおれだけはなんとなく、あれは本当に「星のかけら」だと信じていた。
あの石は地球のものじゃないようなオーラがたしかにあった。
だが、そんなこと言ったって、怒った美貴に文句を言えるわけもなかった。
それで、今ごろ懐かしくなってなんとなく探している。
662 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 20:02:32.47 0
「○○〜、やっぱ無いって。もう10年近く前だよ?」
「そうかなぁ。意外にあると思ったんだけどな」
「もう暗くなってきたし帰ろうよぉ」
「うん・・・あ!見て、一番星!」
「本当だぁ。なんか、こうしてみるとやっぱり星ってキレイだよね」
「あぁ、おれこういう雰囲気好きだなぁ」
「うん。美貴も」
「なぁ、ベンチに座って話しでもしない?星見ながら」
「いいね。青春って感じ」
しばらくは、お互いに星の知識を無駄にひけらかした。
何故って、星がまだ一番星しか出てなかったから。
そのうち、ますます暗くなって、寒くなってくると、星の数も増えていった。
おれのマフラーを美貴の首にかけてやると、美貴は小声でお礼を言った。
663 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 20:04:51.85 0
おれはボーっと夜空を見上げていた。
この公園はもともと灯りが少ないから、星が良く見える。
グラウンドにポツンと立っている小さい街灯も、まるで星空の一部のように思えた。
星の光をよく見ていると、パチパチと瞬きをしているのがわかる。
目を閉じていても、その音が聞こえそうだ。
宇宙の神秘って果てしなくて、おれみたいなアホには全くわかんない世界。
でも、その神秘ってやつが、なんか一周回って自分たちに返ってきそうな、変な感じ。
だから、おれは小さい時から嫌な事を忘れる時に星空を見る。
「こうやって星空見上げてるとさぁ・・・」
「なんか、どうでも良くなるんでしょ?」
「あれ、良くわかったな」
「○○は小さい時から同じこと言ってる」
「そうだっけ」
「美貴も最初は興味無かったけど、最近は星見るの好きだよ」
664 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 20:05:18.33 0
「宇宙ってさぁ、おれたちには見えないんだよな」
「え?」
「たしかにそこに空間はあるけど、実際に『宇宙』ってものを見てるわけじゃないでしょ」
「なにそれ。難しい話?」
「うん。でもさ、頭で想像することはできる」
「例えば?」
「うーん・・・暗くて、広くて、なんか・・・神秘的」
「うん。美貴もそう思う」
「宇宙には、おれの全部が見透かされてる気がする。きっと、おれの前世とかも
知ってるんだよ。あの星たちは」
「○○・・・なんか、ロマンチストだね」
「美貴にはわかんない?」
「雰囲気はわかるけど・・・そんな風に思ったことはないかな」
「だから、おれと美貴がこうしてふたりで話ししてるのも、運命なんじゃないかなって思う」
「それは宇宙が決めたの?」
「わかんない。でも、たぶんおれと美貴が出会ったのは偶然じゃないよ」
「なんか・・・照れるなぁ」
665 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 20:05:58.83 0
きっかけはたいしたことじゃなかったけど、美貴とこうやって星を見れて良かった。
本当に大切な事って、実はすごく話しにくくて、うまく伝えられない。
でも、宇宙には人間の全部が詰まってるから、星空の下なら言える気がするんだ。
きっと、おれには美貴が近くに居過ぎて、わからなかっただけ。
ケンカも多いし、いつも意地張り合ってるふたりだけど、今なら素直になれる気がする。
おれは美貴の肩をそっと抱き寄せた。
美貴はちょっと照れくさそうに、頭をおれの肩に乗せる。
ちょっとの沈黙のあと、美貴が口を開いた。
「美貴もふたりがここでこうしてるのは、偶然じゃないと思う」
「これからもずっとふたりで一緒にいような」
「うん・・・」
666 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 20:06:20.32 0
今、やっとわかったよ。美貴が誰よりも大切だって。
ねぇ美貴・・・「星のかけら」の嘘にもうひとつおまけがあったの知ってる?
「星のかけらにお願いすると、なんでも叶うんだって」
おれだけは信じてたから、美貴が捨てちゃった後、一生懸命探したんだよ。
「星のかけら、やっぱりこの公園にあると思うんだよね」
「なんで?」
「わかんないけど。そんな気がする」
「ふーん」
だってあの時、途中から探すのめんどくさくなって、公園中をお願いしながら
歩き回ったんだ。「美貴とずっと一緒にいられますように」って。
やっぱり「星のかけら」は本物だったんだ。
「○○・・・ひとつ良い?」
「ん?」
「ロマンチストもたまには良いけどさぁ、行き過ぎるとキモいよ」
「・・・てめっ」
だめだこりゃ
まだ読んでないけどガッタスほぜんいれとく
668 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 21:35:04.38 O
杏子がいるな…乙
女の子ひっぱたいちゃいけない
でも後で3倍返ってくるなら許す
670 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 22:10:09.21 0
↑なんの話だ
>>336乙
懐かしい曲使ってきたな。
今度は、曲じゃないのも書いてみてよ
671 :
445:2006/02/23(木) 22:32:37.58 0
書いてもいい??
ガンガン書いちゃって
書いても人いないけどね。このスレ
674 :
445:2006/02/23(木) 22:45:00.12 0
ゆさゆさ…
「ん…?なんだ…地震…?地震!?」
俺は体が揺れるのを感じて飛び起きた。
結構大きな揺れだ。
「あれ…?」
「おはよう」
目の前にいたのは、制服姿の美貴。
どうやらこいつが犯人らしい…
「お前が揺さぶってたの?」
「そうだよ?だって名前呼んでも起きないんだもん」
いつもなら朝っぱらからうるさいくらいの大声で起こすくせに…
なんで今日に限ってこんな普通の起こし方なんだ?
「…熱でもあるのか?」
「ないよ」
「んじゃ〜頭ぶったとか?」
「ぶってない」
「あっ!なんか変なもの食ったとか!!」
「美貴はいたって正常!」
正常って言われても…間違いなくおかしいんだが…
どう考えても美貴じゃないぞ??
675 :
445:2006/02/23(木) 22:49:55.28 0
「早く支度して?遅刻しちゃうよ」
「あ、あぁ。」
違和感を感じつつも、このまま考えていても仕方ないので着替え始めた。
いつもの美貴だったら
「早く支度しろ!遅刻すんだろ!オラァァァァァ!」
って感じなんだけどな…なんか調子狂う…。
支度をすませ、いつものようにチャリに乗る。
もちろん後ろに美貴が座っているんだが…口数が少ない。
学校に向かう道の途中の大きな坂。
その坂もいつもなら、美貴は乗ったままで
「もっと早くこげよ〜!」
なんてケラケラ笑ってるんだが…
「…。」
「…。」
「今日は降りるんだな?」
「うん。美貴が乗ってたら大変でしょ?」
「そんなことねぇ〜よ…」
美貴が坂の手前で「降りる」と言ってきたのだ。
驚きのあまり電柱にぶつかりそうになったくらいだ。
美貴が降りるとなると、俺だけがチャリに乗ってるわけもいかないのでチャリを押しながら隣を歩く。
「なぁ…どうしたんだよ?」
「どうもしてないよ?いつもの美貴じゃん」
「…そう…だな」
優しく微笑む美貴に、俺もあまり強く出れない。
美貴の着ぐるみを着た別人のようだ。
677 :
445:2006/02/23(木) 22:51:01.61 0
学校につくと今日は朝礼だったらしく、教室には誰もいなかった。
やばい!美貴に怒られる!なぜか直感的にそう思った。
いつも「あんたのせいだかんね!」って言われる。
「あっ…」
「なんだよ!」
「今日朝礼だったんだね…ごめんね、美貴がもっと早く起こせば良かったよね…」
予想外の言葉に、俺は言葉が出てこなかった…
授業中の間も、美貴は居眠りもせず真剣に先生の話を聞いていた。
俺は、美貴を気にするあまり授業にこれっぽっちも集中できなかった。
いつの間にか午前の授業が終わり昼休みになった。
「ねぇ!」
「んだよ?」
「今日、お弁当作ってきたんだ!食べてくれる?」
「は?!」
ありえない。美貴が手作り弁当とかありえない…
お前…料理苦手だろ〜が!おかゆ1つで俺の体を壊せるくらいだぞ?お弁当とか…
「ダメ?」
うるうるとした瞳で見つめられると…
「あぁ、食べよう。」
つい返事をしてしまったが…俺の命はこの弁当を食べた後もあるんだろうか?
嬉しそうにお弁当を開く美貴を見ると、まぁ死んでもいいか…とか思う俺もいるが。
678 :
445:2006/02/23(木) 22:51:57.98 0
「あ〜ん」
「あ〜ん!?んな恥ずかしいことすんのかよ?!」
「いいからいいから!はい、あ〜ん」
俺はしぶしぶ美貴が作ったとゆう、春巻きを食べさせてもらった。
神様!俺はまだ死にたくない!!
「ん…ん!?う、うまいんだけど!?」
「ホント?良かったぁ〜」
「やっべぇ!まじうまい!!」
美貴が作ったお弁当は、美貴が作ったとは到底思えないほどのうまさだった。
俺はすぐに全部たいらげた。
「ごちそうさま。うまかったよ、ありがとな」
「どういたしまして。」
美貴がニコっと笑う。俺もつられて笑う。
679 :
445:2006/02/23(木) 22:52:39.81 0
それにしても変だ。お弁当はうまかったけど…なんか気持ち悪い。
でも、美貴だ。美貴なんだけど…美貴じゃない…
結局どうにもできないまま、午後の授業が始まった。
「全員体育館に移動して〜。今日はバスケ〜。」
そんな声が教室で響く中、みんなぞろぞろと移動を始めた。
「おう!美貴!バスケだってさ!勝負しようぜ!」
「分かった!負けないよ」
体育館につくやいなや、俺は美貴とシュートでどちらが多くかいるか勝負をしていた。
俺も美貴もバスケ部じゃないから、カッコイイことなんてできない。
そんな時だった。
「危ない!!」
バコン!!
誰かが投げたバスケットボールが俺の頭に直撃したのだ!
俺はその場に倒れた。
美貴の声がどんどん遠くなっていく…
…
680 :
445:2006/02/23(木) 22:53:17.06 0
「…い…〜い!」
「ん…?ん…」
「お〜い!!いつまで寝てんだ!ぼけ!!」
「ぬわぁ!!」
大きな声で飛び起きた俺。
近くにはバスケットボールが転がっている…どうやら、美貴に当てられたらしい…
「夢…?」
「何寝ぼけてんの?!さっさと支度してよね?ち・こ・く!!」
「あっ?あぁ!!」
夢で見た美貴はいつか俺が”あんなだたらいいなぁ〜”なんて想像していた美貴だった。
だけど…美貴は美貴じゃないとダメみたいだ。
やっぱ、美貴はこ〜でなくっちゃな!!
「美貴!」
「何さ?無駄口叩いてないでさっさと支度…」
「今のお前が一番だよ」
「え?どうゆう意味?」
「教えねぇ〜よ」
「気になるじゃない!」
「ほら!行くぞ!」
「ねぇ〜ちょっと〜!!」
だめだこりゃ。
681 :
445:2006/02/23(木) 22:55:15.07 0
なんか…微妙ですけどもorz
セリフの行はちゃんと詰めました
これは途中でオチが分かったけど乙!
683 :
名無し募集中。。。:2006/02/23(木) 23:17:08.49 0
文章◎ 336
のほほん◎ 445
ストーリー◎ 535
って感じか?なんか職人が多いっていいな。
みんな乙!これからも頼む
ほ
685 :
名無し募集中。。。:2006/02/24(金) 00:49:09.71 O
なぜ作者は書く前に聞くのか…
傷つきたくないんだろうよ・・・
なるほどな…
>>660 これは元ネタがあるようだけど何なの
完全に恋人同士のお話だね
もうちょっとびみょーな関係の話期待
690 :
535:2006/02/24(金) 03:20:33.88 0
んじゃ、貼る
691 :
535:2006/02/24(金) 03:23:13.21 0
>>648 から
〜第3部〜 高校時代
俺は正直、緊張していた。
「(あの美貴が… 同じクラス…)」
小学校6年生以来だ。美貴と同じ学校、同じクラス。
俺は中学1年も同じクラスなんじゃないか… そう思ってた。
しかし、そこに美貴はいなかった。
そして落ち込んでいる俺に今の愛が話しかけて来てくれた。
―――ねぇ、なんでいつもそんなに暗いん?
―――関係ないだろ
―――もっと、明るく行こうよ!
―――は…?意味わかんねぇ。
―――あーしは高橋愛。あんた名前なんてーの?
―――海老名 龍佑…
―――じゃあ、りょうって呼ぶからよろしく。
―――???
ってな感じで、その後も愛は優しくしてくれて、今では仲が良い。
692 :
535:2006/02/24(金) 03:24:32.47 0
愛「ねぇ、りょう。世の中には同姓同名の人って普通にいるよ?」
俺「…」
愛「(りょう… なんか言うてよ)」
愛の話をシカト、いや何にも言う事ができなかっただけだ。
そして1年B組の教室に入ろうとした。
俺「ここか。」
愛「うん、入ろ。」
愛に手を引っ張られ、半ば強引に教室に入らされた。
周りから視線が集まる。それもその筈、俺はただ愛に手を引っ張られてるだけだが
周りから見れば、手を繋いでいるように見えるのだから…
しかも、みんなはもう着席していて俺と愛はB組の中で最後に入室した2人だった。
愛「じゃ、席こっちだから」
俺「んだ。」
と、言いながら愛は俺の手を離した。
出席名簿順に席があるため、”え”から始まる名前の俺の席は廊下側の1番後ろだった。
愛の席は同じ1番後ろの真ん中あたりだ。俺から見たら3つ左。
美貴は窓側の席の前から4番目の席。
693 :
535:2006/02/24(金) 03:25:42.53 0
1番後ろの席の俺はいろんな人を見れる。みんな大人しそうな人ばかりに見える。
「(みんな緊張しているんだな。)」
そう思ってると、担任の先生が来た。
「はい、みなさん、入学おめでとうございます。今日から君達の担任になる山本です。よろしく」
その先生は男で、30前後というところか、結構若く見える
先生「じゃあ、今日の流れを一通り話します―――」
先生はそれから今日の予定を全部話した。予定では11時には帰れるという。
先生「そろそろ時間だな。じゃあ体育館に行くから、今日はここで体育館履きに履き替えて廊下に出席番号順に並んで。」
そう言って、みんな準備を始める。
俺「ったく、体育館履きとかだりいなぁ…」
694 :
535:2006/02/24(金) 03:26:04.87 0
ぶつぶつ文句を言って、廊下に並ぶ。
廊下で前の奴が話しかけてきた。
???「どこの中学から来たの?」
俺「え?第三中。」
???「え?あの不良中から来たの?」
俺「は?三中って不良中なの?」
???「周りからは極道の中学校って呼ばれてるぜ?」
俺「ふ〜ん。知らないけど、そんなんの」
???「そ、そうか。俺、上野って言うんだ、よろしく」
俺「俺、海老名。よろしくな」
中学校は確かに不祥事はたくさんあったが、みんなおもしろい奴で楽しかったけど。
悪評が出てるんだと不思議に思ってた。
そんな事を廊下で話し始めてからか、周囲から視線をやけに感じた。
「(うぜえなぁ。さっきから見られる。)」
695 :
535:2006/02/24(金) 03:27:06.60 0
そして入学式も終わり、教室に入った。
愛「ねぇ、りょう。」
小声で俺に話しかけてきた。
俺「ん?」
愛「なんか、よく見られない?」
俺「確かに。三中って周りからは極道の中学校って呼ばれてるらしいぜ?」
愛「ウソやろ!?」
俺「バカ!声でかいよ!」
愛「え?あんな程度で極道って呼ばれちゃうの?」
俺「らしいな。よくわからんが…」
先生「おーい、みんな座って〜」
先生の声でみんな座り始めた。
先生「みんな、お疲れ様。自己紹介とか委員会決めは明日のHRで決めるから。今日はこれでおしまい。
それと、海老名と高橋は後で俺のところに来て。じゃ、起立」
俺「(初日から呼び出しかよ!?)」
そして、挨拶をしてみんなは帰り始めた。
696 :
535:2006/02/24(金) 03:28:16.38 0
愛「なんだろうね、初日から」
俺「さぁ?なんか、マークされてるみたいだな?」
愛「いきなり退学!なんて事ないよね!?」
俺「だったら、最初から学校にいれねぇよ」
愛「あ、それもそうやね。じゃ職員室に行きますか」
渋々、俺達は職員室に行った。
美貴「(いきなり、呼び出しってなんだろ?気になるな。それよりなんで、あの2人揃ってなの?)」
美貴は龍佑が呼び出された事より、愛と一緒に呼び出された事が気にいらなかった。
「「失礼しまーす。」」
先生「こっち、こっち」
と、奥に呼ばれる。言われるまま、俺と愛は奥に行く
俺「(なんか嫌な予感がする…)」
697 :
535:2006/02/24(金) 03:28:57.47 0
先生「とりあえず座って。今日呼び出したのは部活動の事なんだけど、お前ら2人はどうするの?」
俺「え?(あれ?違うんだ。よかった〜)あ、はい。バレー部に入ろうと思って。」
愛「(なんだ。極道中の事じゃないんだ。)あーしもです。」
先生「本当か!?実はな俺、男女のバレー部の顧問なんだ。2人の調査書見させてもらったんだが
中学時代バレー部やってたって事だったからさ。今日時間あるか?」
俺「俺はありますけど。」
愛「大丈夫です。」
先生「今日、体育着とか持ってきてないよね?見学だけでもしていかない?」
俺「わかりました。」
愛「はい。」
先生「じゃ練習は1時からだから、家に帰って昼食べてきてもいいし、近くにコンビニあるけど。とりあえず、1時過ぎには体育館に来て。」
「「わかりました。」」
698 :
535:2006/02/24(金) 03:29:51.12 0
俺は中学校から、愛は小学校からバレーボールをやり始めた。俺がバレーをやり始めたきっかけは
愛のバレー部の練習を見ていて、愛がかっこよく見えた。それに影響されて俺も始めた。
中3の最後の都大会予選では男女とも惜しくも決勝で敗れてしまい、都大会を逃した。
俺はアタッカーを、愛はセッターを務めた。
先生は俺達をバレー部に誘おうとして今日は呼び出したらしい。
俺「違ったな。」
愛「うん。てっきり、中学校の事言われるかと思ってドキドキしちゃった。ちょっと教室行ってくる。」
俺「おう」
「(よし!次こそは全国に行けるように頑張るか)」
気合いをいれながら愛が戻ってくるのを職員室の前で待っていると前から美貴が歩いてきた。
俺は目を逸らして、掲示板のポスターを見ているフリをした。
699 :
535:2006/02/24(金) 03:33:23.57 0
美貴「龍佑…」
俺「… (なんだよ、どっか行けよ)」
美貴「ねぇ、龍佑ってば!」
俺「なんだよ、うっせぇなぁ!」
俺は美貴に怒鳴った。3年前の事、この前のこと、同じ学校にきた事、俺は美貴をまだ許せなかった。
美貴「ごめん… この前、本当は――」
俺「なに言ってんだよ?」
美貴が言い終わる前に口を挟んだ。
俺「んな、簡単に許せるか。」
美貴「じゃあ… どうやったら許してくれるの…」
俺「はぁ?お前、虫が良すぎないか?そんなもん、自分で考えろ」
その場を離れて愛のいる教室に向かった。
700 :
535:2006/02/24(金) 03:33:38.44 0
俺「(さすがに言い過ぎたかな… でも簡単に許せないよ。あんな事されたらよ…)」
俺はどうしていいか、わからなかった。あの場で許していたら、前みたいにまた仲良くできるか…
でも、美貴とまた仲良くなったら今度は愛が俺から離れていくんではないかと思ってしまった。
今の俺にはどっちも、という訳にはいかない。どっちか片方を選ぶしかなかった…
701 :
535:2006/02/24(金) 03:34:07.83 0
以上ドS!
乙
なんか切ないね〜
しかし高橋はベストチョイスですな
同世代でも石川や松浦、紺野だと何かしっくり来ない
乙〜
荒川スレ乱立中につき保全
705 :
名無し募集中。。。:2006/02/24(金) 07:42:45.06 0
この展開なら美貴を捨てるのが普通だが
うむ
707 :
名無し募集中。。。:2006/02/24(金) 10:31:11.77 O
ほ
708 :
名無し募集中。。。:2006/02/24(金) 12:01:02.42 0
あんまし本読んでない感じがする
ほ
710 :
名無し募集中。。。:2006/02/24(金) 13:47:35.19 O
ドS?どの辺が?
ぽ
712 :
名無し募集中。。。:2006/02/24(金) 18:20:52.03 O
あぶね
713 :
名無し募集中。。。:2006/02/24(金) 18:21:43.59 0
oノハヽo ┌─────────────────
◯从*・ 。.・)◯ < さゆが保全するの!!
\ / └─────────────────
_/ __ \_
(_/ \_)
lll
714 :
名無し募集中。。。:2006/02/24(金) 18:34:30.43 O
こまい
ho
ze
ん
718 :
名無し募集中。。。:2006/02/24(金) 22:28:15.00 0
◯从*・ 。.・)◯ < さゆが保全するの!!
ト書きが多すぎるのと視点があっちこっちいくのが読みづらいのかな
720 :
445:2006/02/24(金) 23:31:26.12 0
書いてもいいですか?
藤本さん出てこないんですけど…石川さん登場ってことで。
ぜひ書いてください
石川さんは別スレを立てたらどうだろう?
723 :
445:2006/02/24(金) 23:39:02.62 0
次の話への繋ぎ的感じなので短編です。
では書かせていただきます。
724 :
445:2006/02/24(金) 23:40:17.11 0
石川さんはあくまでサブキャラですよ
ただ今回は藤本さん出てこないんですけども…
725 :
名無し募集中。。。:2006/02/24(金) 23:45:40.54 O
また増えんのか…
726 :
445:2006/02/24(金) 23:49:13.91 0
ドンッ!
「キャァッ!」
「うわっ!」
それは学校の廊下での出来事だった。
「いってぇ…」
「いったぁ…」
華奢な体をした、少し色黒の女の子。
両手にたくさんのプリントを抱え走っていた彼女に俺はぶつかってしまった。
とゆうか、ぶつかられたとゆうか…。
「あっすいません!急いでたもんで…」
「いえ、大丈夫っすよ」
「ホントにごめんなさい!」
今にも泣きそうに謝ってくる彼女。
それよりも、床に散らばったプリントを集めないと…
俺は、床に散らばったプリントを拾い始めた。
727 :
445:2006/02/24(金) 23:49:48.38 0
「すいません…あの、私やりますから」
「一人でこんな枚数大変でしょ?大丈夫だよ。手伝うから」
「ありがとうございます…」
征服の胸ポケットについている校章の色を見ると
どうやら彼女は俺と同学年のようだ。
「君2年生なんだ?」
「あ、はい。」
「俺も2年!2年6組!」
「知ってますよ」
「へ?」
「あたしは2年7組。あなた美貴ちゃんの彼氏でしょう?」
「あ…うん。」
どうやら美貴の知り合いらしい…
7組とか隣じゃん。全然見たことないな?
「私石川梨華ってゆうの。ダニエル君のことは美貴ちゃんから聞いてるよ」
「ダ、ダニエル!!?」
「ほら!美貴ちゃんってキティちゃん好きでしょ?だからキティちゃんの彼氏のダニエル君」
「あ…あぁ。」
って、納得してどうすんだよ!なんだそりゃ!!
728 :
445:2006/02/24(金) 23:50:28.11 0
「よし、これで最後の一枚!」
「石川さん美貴と友達なの?」
「あ、うん。あぁ〜〜!!!」
「え?何、どうしたの!?」
「いっけない!私委員長会議だったんだ!!急がなきゃ、遅刻しちゃう!!
プリント拾ってくれてありがとう、ぶつかっちゃってごめんね!それじゃあ!!」
「あ、うん…」
石川さんはまた両手に大量のプリントを抱えて走っていった。
気をつけないとまたぶつかるぞ〜とか思いながら、俺は歩き始めた。
ドンッ!!
「キャアッ!」
後ろを振り返るとプリントが宙を舞っている。
…そういえば美貴が1時から委員長会議とか言ってたな。
時計に目をやるともぅ1時3分前…間に合わないだろ
俺は駆け足で戻って、プリントを拾い始めた。
だめだこりゃ。
ズッコケを思い出すなー
GJ
乙〜
だめだこりゃの使い方に違和感
732 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 00:29:08.62 O
つけりゃ良いってもんじゃない
川VvV)辛口だな
ho
735 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 06:34:31.83 O
ミキミキ♪
736 :
535:2006/02/25(土) 06:58:37.90 0
んじゃ、春
737 :
535:2006/02/25(土) 06:59:58.82 0
>>700〜
「愛〜?はやく飯食いに行こうぜ〜。じゃないと、遅れるよ?」
愛「うん」
♪〜 愛の携帯が鳴った。
愛「あ、ごめん。もうちょっと待って」
「ったく。早くしろよ〜」
愛「もしもし?うん… うん… わかった… じゃ」
「よし!飯だ!」
愛「ごめん… 急な用事が入ったから見学できなくなった。」
「は?どうすんだよ。先生に行くって言っちゃったぞ?」
愛「うん… りょう、先生に言っといてくんない?」
「え〜!?マジかよ〜」
愛「お願い!」
「わかった。気をつけていけよ。」
愛「ありがとう!今日の夜、電話するね。」
「ああ」
738 :
535:2006/02/25(土) 07:00:29.80 0
はそのまま急いで帰った。
「あ〜あ、俺も帰りてぇなぁ。でも行かなきゃな…」
俺は自分の席に座って、携帯でゲームしながら時間を潰した。
そして時間はやっと1時を過ぎた。
「うし!行くか」
俺は1人で体育館に行った。
体育館では既に練習が始まっており、先輩方はランニングをしてた。
先生「お〜い、海老名!こっちだ。あれ?高橋はどうした?」
「あ、なんか急な用事が入って帰りました。すいません」
先生「そうか。んじゃあ、座って見てて」
バレー部は男子で18人、女子で20人もいる。
「(あの中からベンチ入りできるのは12人か…)」
739 :
535:2006/02/25(土) 07:01:06.52 0
2時間くらい練習を見ていると、山本先生が教頭先生らしき者に呼ばれた。
先生「おい海老名!ちょっとこっち来て」
「(なんだ?)はい」
?「警察の人が海老名くんに用があるって。」
「警察が!?なんですか?」
?「わからないけど、とりあえず職員室に行って」
「わかりました(なんで警察が?俺なんかやらかしたかな?)」
俺は小走りで職員室に向かった。
ガラガラガラ 失礼しま〜す
740 :
535:2006/02/25(土) 07:02:36.10 0
そこにはいかにも「刑事」って感じの人が2人いた
?「君が海老名くん?」
「はい、そうですけど。」
?「わたくし、○○警察署少年課の塩田と言います」
?「同じく、少年課の竹原です」
「ご丁寧にどうも。で、俺なんかやらかしました?」
塩田「いやいや君は何にもしてないんだけど、藤本美貴さんってご存知ですか?」
「はい。友達ですけど…?」
塩田「実はね、さっき街でケンカが起きて藤本さんが相手に怪我を負わしちゃったんですよ」
「美貴が!?」
塩田「はい。さっき、いろいろ聞いたんだが、何にも言わなくてね…
それで海老名龍佑を呼んでくれって言われて今来たんだけど、署までご同行願いますか?」
「(あのバカ!)はい!すぐ連れてってください!」
塩田「じゃあ、行きましょう!」
741 :
535:2006/02/25(土) 07:05:31.71 0
俺と警察の人は校庭に止まってる覆面パトカーに乗って署に向かった。
「あの…」
塩田「ん?なに?」
「もっと早く行ってもらえないですかね?あいつの事が心配なんで…」
塩田「わかった。おい竹原、赤色灯出してくれ」
竹原「はい。 マイク:緊急自動車通りま〜す。左側に寄ってください」
「すいません」
警察の人は俺のわがままを聞いてくれて、サイレンを鳴らしてくれた。
おかげで早く署についた…
742 :
535:2006/02/25(土) 07:06:36.07 0
竹原「こちらです。」
そう言って、美貴のいる部屋のドアを開けてくれた。
「(なんか、取調室みたいだな)」
婦警「黙ってないで何とか言いなさい!なんでケンカしたの!?」
そこには警察の制服を着た女性が美貴に怒鳴っていた。
「おい、美貴…」
美貴「龍佑…」
「すいません。席はずしてもらいませんか?」
塩田「おい、はずしてやれ」
婦警の人は席を外してくれた。
「ありがとうございます」
俺は美貴と2人きりになった
743 :
535:2006/02/25(土) 07:07:16.21 0
「…」
美貴「…」
「はぁ… お前なんでケンカなんかしたんだよ?」
美貴「…」
「お前が俺を呼べって言ったんだろ!?黙ってないで何か言え!」
美貴は反省していないようだ。ふてくされた顔をしてる。
「…もう俺を振り回すのはやめてくれ」
その言葉で美貴の表情が一変した。
「3年前、美貴が俺の前から消えたとき… 俺はもう死んでもいいと思った
美貴から貰った手紙を読んで泣いたよ。だいぶ落ち込んだ。ケンカした時は本当に悪かった、ごめん」
美貴「私も急にいなくなったりして、ごめん…。」
「なんでいきなり、こっちに?」
744 :
535:2006/02/25(土) 07:07:47.35 0
美貴「向こうで去年の10月、練習中に怪我したんだ… しかも膝蓋骨に損傷を負って
医者にフットサルを辞めるように言われたの。」
「もうできないのか?」
美貴「趣味程度にって言われた。」
「手術とかあるだろ?」
美貴「たぶん治ったところで、後遺症が出て満足にプレーできないよ」
「だから帰ってきたのか」
美貴「うん… ごめん、勝手な行動ばかりして…」
「本当だよ。まったく… でもお前が向こうに行った理由の1つも俺のせいだから… ごめんな、さっきは」
美貴「ううん、いいよ」
745 :
535:2006/02/25(土) 07:09:33.89 0
「で、なんでケンカなんか?」
美貴「龍佑とうまくいかなくて、むしゃくしゃしててさ…」
「でも相手に怪我負わしたんだろ?武器でも使ったのか?」
美貴「武器は使ってない。全部、拳と蹴り」
「マジかよ…(こ、こえ〜)」
「どうすんだ?治療費の請求くるぞ?」
美貴「うん… 親に正直なこと話すよ。」
「それがいいな… 迎えに来てもらうか」
美貴「うん」
俺は警察にケンカの事を全部話して、美貴の母さんに迎えに来てもらった。
美貴もようやく反省して警察に謝り、美貴の母さんと供に家に帰っていった…
警察は今回の事を、学校側には黙ってくれるみたいで美貴の謹慎は何とかふせげそうだ。
746 :
535:2006/02/25(土) 07:10:16.99 0
「あっ。まだ練習やってるかな?」
気づいたら、時はもう夜の7時になっていた。トータル4時間近くも署にいたようだ。
「もう、今日は帰るか…」
署の前の大通りの道を渡ろうとして、信号で待っていた。
「(お?あれ愛かな?」
俺は向かい側の歩道にいる制服姿の愛を見つけた。
電話して気づかせようとしたが、連れがいるのを見つけた。
しかも男だった…
「(見た事ない制服だな。彼氏なのか…?)」
愛と私立校だと思われる男は仲良さそうにカラオケに入っていった。
信号が青に変わり、手に持っていた携帯をポケットの中にしまった。
「(あの男は誰なんだろう…)」と思いながら帰った。
747 :
535:2006/02/25(土) 07:11:20.94 0
「そういえば愛が電話するって言ってたな。そのときに聞こうかな…」
しかし、12時を過ぎても電話が鳴らない。
「こんな時間まで遊んでるのかな?でも警察に見つかったら補導されるだろ。まさか…」
俺はあのまま2人がホテルに行ったのではないかと思ってた。
「やっぱ電話しよっかな…。でもなぁ」
カツン
窓に何か物が当たったようだ
俺はその窓を開けた。
美貴「寝てた?」
「いや起きてた。こっち来いよ」
美貴が俺の部屋に入ってきたのは実に3年ぶりだ。
748 :
535:2006/02/25(土) 07:11:45.44 0
美貴「変わってないね」
「そうか?」
美貴「うん。今日はごめんね、迷惑掛けて」
「もう謝るな。でもこの埋め合わせ、ちゃんとしろよな」
美貴「わかった。…ねぇ、今日こっちで寝てもいい?1人で寝れないんだ…」
「しょうがないな。じゃ寝るか」
内心、ドキドキしながら部屋の電気を消した。
一緒の布団で俺と美貴は寝た。美貴の匂いがする…
あの頃と変わらない、いい匂いが…
749 :
535:2006/02/25(土) 07:12:07.47 0
美貴「愛ちゃんともこうやって一緒に寝たの?」
「バカ言え。寝たことなんてねぇよ。お前こそ男とこんな風に寝たことあんのかよ?」
美貴「ううん」
「ってか、別に愛とは付き合ってないし、いまは関係ないだろ?」
美貴「うん…」
いまは考えたくなかっただけだ。中学時代、俺以外の男子と話していていた事はあったが
一言二言くらいしかなかった記憶がある。他の奴も
―――高橋って、えびちゃんの前でしか笑わないよな?
―――そうか?
―――あぁ。この前、話しかけたけどさ、あいつ笑わなかったよ。だいぶボケたんだけどなぁ
―――ふ〜ん。
750 :
535:2006/02/25(土) 07:12:27.96 0
「もう寝るぞ。明日も早いからな」
美貴「おやすみ」
バサッ!「…なんだ夢か…。夢でよかった…」
美貴「ん…?どうしたの…?汗、すごいよ」
「なんでもない。水飲んでくる」
とんでもない、夢をみた。美貴も愛も俺の前から消えていく…
本当の1人ぼっちを味わおうとしてた。
「はぁ… なんであんな夢を見るんだ。」
俺は台所の水で顔を洗った。
時計の短針はまだ2を指している。また床につこうとしたら、なにかが光ってる
携帯だ。携帯を開いて画面を見たら着歴が2件とメールが1件入ってた。
751 :
535:2006/02/25(土) 07:13:15.84 0
全部、愛からだった。メールの内容は
「
もう寝てるよね、また明日!おやすみ
」
俺は携帯を放って布団の中に入った。下手したら俺も今日は1人で寝れなかったかもしれない。
「美貴。ありがとう…」
美貴「う〜ん、龍佑…」寝言を言ってる。
「さてと寝るか」
752 :
535:2006/02/25(土) 07:13:43.21 0
「…い!おい!」
ズガッ!
「ほえ〜?」
美貴「ほえ〜?じゃねぇよ!学校遅れる!」
「朝かよ… お前、もう着替えたのか?」
美貴「当たり前でしょ!早く!」
美貴に起こされるのも3年ぶりだ。何もかもが3年ぶり…
タイムスリップしたみたいだ
「あの〜 飯食いたいです」
美貴「なに言ってんの!?遅刻したいわけ?」
「腹減ったと……思うよ」
美貴「秋山森之進で言ってもダメ!」
「じゃ、パンちょうだい。美貴がとりいってる間に着替えるから」
美貴「じょうがないな〜 じゃ、とってくる」
そして、パンを食いながらチャリンコ…というわけにもいかなかったので
俺の親に車で送ってもらった。
753 :
535:2006/02/25(土) 07:14:18.16 0
教室に入ると、愛がもういた。
愛「りょう、おあよ」
「おう、おはよ。昨日は電話出れなくてごめんな。」
愛「ううん、こっちも昨日はドタキャンしてごめんね。で、昨日はどうだった?」
「お、おう。結構、練習辛そうだったよ。」
愛「…それだけ?」
「あ、あぁ」
愛「怪しい。まさか、りょうも昨日サボったんやろ?」
「ん、んなわけないだろ?」
愛「ふ〜ん。まぁ昨日あーしドタキャンしたから、これ以上なんにも言わんよ」
「(よかった)」昨日はほんの2時間くらいしか練習を見て、それから警察に行ったんだから何にも言えない。
それより、昨日一緒にいたあの男が気になる…
754 :
535:2006/02/25(土) 07:14:50.65 0
「なぁ、愛。」
愛「ん?」
「昨日、何の用事だったんだ?」
愛「え?親の用事だけど… どうして?」
「そうか… いやぁ昨日、愛を街で見かけたんだけどな。あれは違う人だったのかなぁ」
愛「そ、そうだよ!人違いだよ!あ、先生きた。」
「(人違い…か…)」
完全にウソをついている。昨日見たのは確実に愛だ。
なぜ、愛は俺にウソをついているのか。
「(愛…、なんでウソをつく?)」
つづく
755 :
535:2006/02/25(土) 07:15:15.92 0
以上です
756 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 07:15:38.44 0
/ ̄ ̄ ̄`´\
/ / /~`\ヽ
i ノ へ へ | |
| / `・、 r・' |ノ
! (6< (・・) >
川|| ´トエエエエエイ`|
ノリ \ `ー===-'/
_) `⌒´(_
/⌒\ /⌒ヽ
/ \/ |
| r:: :.。:: 。゚☆) |
| |;;..:: :: ・:: :*。/ |
ほー
めーぐる萌え
759 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 09:42:17.32 O
一応
保
ふぅ、久しぶりに来て追いつくことができた
なかなかおもろい話がきてるしゃないか
美貴はオレが守る
じゃあ俺はメモる
無理やり藤本とくっつけようとしてるな
42点
)、._人_人__,.イ.、._人_人_人
<´ 天狗じゃ、天狗の仕業じゃ! >
⌒ v'⌒ヽr -、_ ,r v'⌒ヽr ' ⌒
// // ///:: < _,ノ`' 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ //
///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| /
// //,|::: ( ( / ヽ) )+ ;| /
/ // |::: + ) )|~ ̄ ̄~.|( ( ;;;|// ////
/// :|:: ( (||||! i: |||! !| |) ) ;;;|// ///
////|:::: + U | |||| !! !!||| :U ;;; ;;;| ///
////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| ////
// / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;/// //
// // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__////
なんか超名作の予感…!
にゃにゃ
乙〜
オレが守る
じゃあ俺も
769 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 14:23:50.73 O
じゃ〜俺高橋で良いよ
ho
守るよ美貴
ほ
守る
川VvV)<明日何の日だ?
勿論わかってますよ
生理日?
川VvV)<777!
ミキティ明日座間行くよミキティ
あんまり重い話はいやだ〜
川VvV)<生理は軽いほうだけど
なんも考えてない
782 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 22:45:39.03 O
美貴ぃ〜!!ケーキ予約してきたぞ〜
今夜こそ美貴と初えっち
784 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 22:52:47.45 0
思い話を考えついてしまったんだが・・・
785 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 22:53:05.55 0
間違えた。重い話ね
786 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 22:54:05.18 O
まずは貼ってみる事だ
787 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:08:45.47 0
いいのかな。
後で「重い」とか言われるとけっこうヘコむ弱い人間なんでよろしく
788 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:09:23.21 0
「それでは、とりあえず2人の再会にかんぱーい!」
美貴が立ち上がり、大きな声で音頭を取る。
同時にふたりのビールジョッキがカチンと音をたてる。
美貴は生ビールをおいしそうにズズッとすすると、ようやく席に着いた。
「いやぁ、まさか○○と合コンで再会するとはね」
「あぁ、こっちもビックリだったけど」
今から1時間前、駅前に新しく出来たレストランでおれにとって3ヶ月ぶりの合コンが開かれた。
大学生になってから、ずっと彼女のいないおれを気遣って友達がセッティングしてくれたのだ。
しかし、いざ始まってみると、自分のまん前の席に見慣れた女がいる。
美貴はバツが悪そうに苦笑を浮かべ、水を飲む。
おれのテンションはガタ落ちだった。幼なじみと合コンで出会うとは・・・。
すぐにふたりが幼なじみであることがバレて、コンパ全体もテンションダウンし、
早々に切り上げて、ふたりで飲みなおしているところだ。
「今日の相手、看護婦さんって話だったんだけど」
「え?ただの女子大生ですけど」
「だまされた・・・」
きっと、あまり合コンが好きではないおれを誘うため、友達が嘘をついたんだ。
「ってことは、他の方たちも看護婦ではないの?」
「そだよ。あ、○○ってそういう趣味だったんだ。ふーん」
「いや、そりゃ誰だって看護婦って聞いたらテンション上がるだろ!」
「ハイハイ。それにね、今は看護士っていうんだよ、ムッツリさん」
「ど、どうだっていいだろ!?そんなこと」
「はぁ!?せっかく教えてやったのに、何その態度!!」
「こっちは久しぶりの合コンだったのに、お前のせいで・・・おい、何笑ってんだよ」
美貴は絵に描いたような抱腹絶倒ぶりで、手足をバタつかせている。
「あははは・・はぁ〜。いや、久しぶりに会ったのに昔と変わってないよね、美貴たち」
「・・・そういや、昔も顔合わせりゃケンカしてたな」
「はは・・・笑ったらお腹すいたよ。すいませ〜ん、焼き鳥追加!」
789 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:09:43.90 0
美貴と最後に会ったのは、高校の卒業式の1週間後。
朝っぱらからおれの部屋に来た美貴は、突然引っ越して一人暮らしをすると告げた。
おれはただ驚いて、何も言えなかった。
昼頃になって、引っ越しのトラックと共に美貴は行ってしまった。
それ以来、連絡も取っていないし、会うことなんて無かった。
涙を目に溜めて、おれに最後のあいさつをした美貴が、今、目の前で酒を飲んでいる。
なんだか、美貴の今の姿を受け入れられない自分がいた。
「なぁ、そういえばさぁ。お前、引っ越しの日泣いてたよな」
「な、泣いてないし!バッカじゃない?泣くわけないじゃん」
「いや、強がらなくていいよ」
「強がってないから!そういう○○こそあの後、泣いたんでしょ?」
「泣くわけないだろ・・・」
「あれぇ?まさか本当に泣いたてたの?」
「泣いて・・・ねぇ」
「ふーん。本当は?」
「うるせぇな・・・泣いたよ」
「・・・え?」
「そりゃ、だって寂しいだろ。突然だったし」
「はは・・・そっか。ごめん」
「いいよ、別に。もう何年も前のことだし」
「うん」
急にしおらしくなって、ふたりでチューハイをすすった。
追加の焼き鳥がテーブルに運ばれると、それを機会にまた美貴のテンションが戻った。
「ほら、飲も飲も」
「う、うん」
790 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:11:57.83 0
それから、何時間飲んだかわからない。居酒屋を出るころには11時を過ぎていた。
おれはふらつく美貴を必死に押さえつけている。
「おい、お前ちゃんと歩けよ」
「は〜い!美貴はちゃんと歩いておりますっ!」
美貴はそういいながら、警察の敬礼のように手を額に当てる。
どうやら飲ませ過ぎたようだ。やっぱり、最後の焼酎は止めておくべきだった。
「美貴、どこに帰るんだよ」
「ん〜?うん・・・・にゃ?どこだっけ」
「ふざけんなよ・・・電車無くなっちゃうぞ?」
「じゃーあー、○○の家に泊まってもいい?」
「まぁ、いいけど・・・」
「けど?」
「変なことすんなよ?」
「それ、こっちのセリフ」
酔っていてもツッコミはバッチリな美貴は、昔とちっとも変わらなかった。
おれの家に着くと、美貴は素早くベッドに転がった。
「水持ってくるから」
「うん・・・よろしく」
台所でコップに水を汲んで、ベッドの前のテーブルに置いた。
「ありがとぉ」
美貴はおいしそうに水を飲み干すと、今度は床に下りてチョコンと座った。
「へぇ、こんなとこ住んでるんだ」
「そうだよ。なかなかいいとこでしょ」
「うん。なんか○○の部屋って感じ」
「なんだそりゃ。褒めてんの?」
「褒めてない。でも、なんか懐かしい」
「そう。今、風呂沸かしてるから、沸いたら入って来いよ」
「至れり尽くせりで・・・どうもすいません」
791 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:12:49.88 0
ふたりで交代に風呂に入り、床に布団を敷いておれが横になる。
「本当にいいの?美貴がベッドもらっちゃって」
「いつもそうだっただろ」
「まぁね」
「じゃ、おやすみ」
「・・・うん」
電気を消しても、なかなか寝付けなかった。
原因は自分でもわからない。隣に美貴がいるからだろうか。
暗闇の中で美貴の声がした。
「もう寝てる?」
「ううん。起きてるよ」
「・・・○○って付き合ってる人いるの?」
「いや。いまだに年齢=彼女いない歴だわ」
「そっか」
「美貴は?」
「・・・教えない」
「なんだそりゃ。ま、彼氏いたら合コンなんて来ないよな」
「・・・」
「どうした?」
「ねぇ・・・どうして美貴のこと襲わないの?」
「は、はぁ!?」
「美貴って魅力ないかな」
「い、いや、だっておれたち、幼なじみだろ?」
「・・・そうだよね。お、寝れそうだ。おやすみぃ」
「う・・・うん。おやすみ」
792 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:13:09.77 0
その夜は、美貴の意味深なセリフのせいでますます眠れなかった。
やっと寝付けたのは明るくなり始めた頃だった。
目を覚ますと目覚まし時計が12時を指している。
ベッドに美貴はいなかった。
頭痛を引きずりながら、台所で水を飲むと、テーブルの置き手紙を発見した。
そこには、携帯の電話番号とメッセージが書かれていた。
「二度と電話してくんな!」
首筋をポリポリと掻きながら、意味不明な手紙をテーブルに置いた。
頭痛に耐えられなくなり、ベッドにドッと落ちると、枕を抱えた。
美貴の匂いがした。香水の良い匂い。
昨日の美貴は色っぽかった。泥酔はしていたけど、それでも魅力的だった。
「美貴って魅力ないかな」
美貴の言葉が頭をループする。おれは気の利いた言葉のひとつもかけてやれなかった。
美貴が何を悩んでいるのかはわからないし、多分おれにはどうすることもできない。
でも、考えれば考えるほど、あの意味不明な手紙が「助けて」のサインに思えた。
おれは胸が締め付けられるような感覚に襲われて、Tシャツを脱ぎシャワーを浴びた。
793 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:13:33.77 0
それからあっという間に1週間が過ぎた。
おれは電話を握り締めて、ベッドに座っていた。反対の手には美貴が残したメモ。
あの日から、毎晩同じことを繰り返している。
どうしても、電話番号を押すことができない。電話をすればその先に何が待っているんだろう。
考えすぎだ・・・。美貴はただ自分の番号を教えただけ。
そりゃあ、小さい頃からの友達に会ったのだから、当然の行動だ。
何度もそう考えた。そして、何度もボタンを押そうとした。
しかし、それをあの夜の美貴のセリフが遮る。
そんな迷いは、意識の中で美貴のSOSを無視し続ける自分への罪悪感へと姿を変えていった。
今日こそは電話をかけよう。10回目の決意と共に、受話器に手をかける。
メモに書かれた番号を押した。
プルルルルル・・・・・・・・・・。出ない。
あとでかけ直そうと思いながら、受話器を耳から離すと、呼び出し音が止まった。
「・・・」
美貴は何もしゃべらない。
「もしもし?」
「・・・」
「もしもーし」
「・・・・・グスッ」
「おい、どうした?」
美貴は泣いていた。受話器の向こうから何度も鼻をすする音が聞こえる。
「・・・会いたいよ」
震えるような、途切れそうな声だった。
「う、うん。わかった。どこにいるんだ?」
「学校・・・の中」
「学校?高校か?」
「ううん。小学校だよ」
「わかった。今から行くから、そこで待ってろよ」
794 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:13:56.23 0
おれは慌ててコートを取り、家を出た。
駅まで全力疾走し、電車に乗る。
たった3駅がいつもの100倍に感じる。
早くしなきゃ。早く行ってやらなきゃ。美貴が遠くに行ってしまう気がする。
もう、他のことを考える余裕は無かった。
ただ、ひたすら走って気がついたら小学校に着いていた。
校門を乗り越えて、校舎の中に入ろうとするが、どこのドアも開いていない。
でも、美貴はたしかに「学校の中」と言った。
その時、あることを思い出した。旧校舎の理科室の窓ガラス・・・。
そこにはひとつだけ、絶対にカギの閉まらない窓があった。
おれと美貴だけの秘密の入り口。ふたりしか知らない場所。
10年も前の話だから、もうとっくに修理されているかもしれない。
でも、それに賭けるしかなかった。
窓は予想に反してあっさりと開いた。窓の前にある棚を動かして中に入る。
棚の裏にあるから、普段は誰も気がつかない。開ける必要の無い窓。
きっと、10年たった今も誰一人気付いていないのだろう。
鍵が掛かっているはずの理科室の扉は開いていた。美貴が中から開けたんだ。
間違いない、美貴はこの旧校舎のどこかにいる。
「どこか」と言っても、おれにはそれがどこだかわかっていた。屋上だ。
毎晩のように家を抜け出しては、屋上に星を見に行った。
795 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:14:16.61 0
屋上の扉を開けると、冷たい風がおれの髪の毛を乱した。
「美貴!!」
おれは叫んだ。返事は無い。
「いるんだろ!?」
あたりはシーンとして、まるで時が止まったようだった。
「おそいんだよ」
「美貴・・・」
美貴は柵を背もたれにして、小さく座っていた。
「今さら電話してきてさ・・・」
「・・・」
「遅すぎ・・・」
美貴の目からはボロボロと涙が流れいく。
「ごめん。迷ってた」
「・・・残念でした。もう、終わっちゃったよ」
「なにが?」
おれはゆっくりと美貴の隣に腰を下ろした。
「美貴の・・・恋」
胸がキューッと締め付けられる。美貴を抱きしめてやりたい衝動に駆られた。
でも、それより先にもらい泣きしそうで、それを止めるのに必死だった。
「なんで」
「美貴が悪いんだ。全部悪いの」
「まぁ、自分を責める前にさ、全部話してよ。せっかく寒い中来たんだし」
「うん・・・」
いつもの美貴からは想像できないほど、か細い声だった。
それは美貴の心の傷の大きさと比例しているんだと感じた。
796 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:14:34.84 0
それから、美貴は全部話してくれた。
大学に入ってから彼ができたこと。
その彼のことを段々と好きになっていったこと。
でも、実はそいつはヒドイ女たらしで、遊ばれていたと知ったこと。
美貴はときどき涙を拭った。それでも涙は次々と溢れてきた。
「でも、やっぱり好きになっちゃってたから。離れられなかった。捨てられたくなかった」
おれは黙って美貴の横顔を見つめていた。
「そのうち、プライドとかそういうの全部ズタズタになっていって・・・・。
毎晩、泣きながら友達に相談してた。それで、気分転換にこの前の合コンに誘ってくれたの」
あの夜の美貴が、そんな辛い事実を抱えていたなんて・・・。
はしゃいだ笑顔の裏に潜んでいた、美貴の大きな苦しみをおれはわかってやれなかった。
「○○に久しぶりに会えて、本当にうれしかった。
なんか○○の顔見てたら、全部忘れられる気がした。
でも、結局逃げてたんだよね。○○の優しさに甘えてた」
美貴がゆっくりと夜空を見上げた。輝く星たちは、青白く切ない光を放っていた。
797 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:14:49.85 0
「もし、○○が抱いてくれたら、現実から目を背けられると思ったのかもしれない」
ベッドの上で美貴が言ったセリフが頭に浮かんだ。
「ふざけんな・・・」
「え?」
「ふざけんなって言ってんだよ!バカにすんのもいい加減にしろよ!」
「○○・・・」
「おれはな、美貴のことを好きなら好きって言うし、抱きたい時はそう言うよ!」
「ゴメン」
「謝んなよ・・・」
おれはその時、自分が泣いていることに気がついた。
でも、もうそんなことどうでも良かった。
「そんな男、別れちゃえよ」
「うん。別れたよ。っていうか、フラれた」
「・・・そっか」
「ははは。自分から言おうと思ってたのにさ、先にフラれてやんの」
「美貴・・・」
「でもさ、やっぱり、涙止まんなくて・・・」
ダムが崩壊したように、また美貴の両目から涙が溢れ出した。
「よく、がんばったな」
おれが美貴の頭を優しく撫でてやると、美貴は大きく声をあげながらおれの胸に抱きついた。
「○○は優し過ぎるよ。あんなにヒドイことしたのに」
「バカだな。なにもしてないだろ」
「でも、でも美貴は○○の気持ちも考えないで・・・」
「いいから。今は何も考えなくていいから」
798 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:15:15.00 0
それから何時間経ったかわからない。そのうち、あたりが明るくなっていった。
学校の人が来るとマズイので、美貴を駅まで送ることした。
駅の前で美貴が小さく手を振る。
「今日はありがと。なんか、カッコ悪いとこ見せちゃったなぁ」
「いいよ。あれぐらいならいつでも歓迎」
「あと、ゴメンね」
「ううん。また電話するから」
すると、美貴はゆっくりを首を横に振った。
「ダメ。電話しないで」
「え?」
あまりに予想外な返答に、何も言えなかった。
そう言ったきり、美貴は再び笑顔で手を振り、駅の中へと入っていってしまった。
まるで、昨日の晩のことが夢か幻であったかのように、おれの胸に大きく穴が開いていた。
799 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:15:29.95 0
あれから2週間。美貴の携帯の電話番号は変わった。
合コンの時の、美貴の友達に聞いても何も教えてはくれなかった。
美貴は完全におれの前から姿を消した。
その代わり、一通の手紙が届いた。差出人は書いていない。おれは急いで封を切った。
そこにはたった一言だけ、書かれていた。懐かしい美貴の字で小さく『ごめんね』と。
おれの前から美貴がいなくなるのは、これで2回目。
いくら強がっても、やっぱりこれだけは慣れないな、と目を閉じる。
あの日美貴が残したメモはSOSなんかじゃなかった。
いっぱいいっぱいに張り詰めた気持ちの中で、精一杯の逃避だったんだ。
美貴は背中を押して欲しかったんだ。新しい一歩への。
でも、おれは美貴を抱きしめてしまった。結局、それが美貴を苦しめることになるとも知らずに。
おれと美貴の運命は、あの日決まっていたんだ。
美貴に「さよなら」を告げられたおれがそれを止められなかった、あの時に。
美貴はもう新しい道を歩き始めた。
おれもがんばらなくちゃ。
でも、またどこかで美貴に出会ったら、笑顔で思いっきり文句を言ってやろう・・・と思う。
800 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:16:39.44 0
終わりです。
重いとか以前になげぇ・・・・orz
ほんと無駄に消費してすいませんでした。
反省するので、感想とかたくさんください!!
802 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:17:36.94 0
いいwww
803 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:18:36.20 0
804 :
786:2006/02/25(土) 23:23:06.00 O
乙
重いとは思わなかったけど、何か切ない・・・
なんで主人公じゃダメだったんだろ
806 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:41:15.63 0
>>804 読んでくれてありがとうございます。
>>805 えっと、続編は無いんです。
短編のつもりで書き始めたのが、ダラダラ長くなっただけなので
守る
808 :
名無し募集中。。。:2006/02/25(土) 23:50:45.12 0
乙
けっこう面白かったよ。深いね
21歳おめでとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
812 :
名無し募集中。。。:2006/02/26(日) 00:47:41.32 O
なんか良かった…
また見たいと思わせる書き方だな。俺は好きだ
乙
「美貴だけど」
「おっ、おめでとう」
「うんありがとう、メール見たよ」
「そうか、何歳になった?」
「同い年じゃん」
「あ、そうか、ふふっ」
「何よその元気無い笑い」
「だってもう夜中だもん、眠いんだよ」
「そういやあんた寝るのいつも早いよね」
「今日は起きてたぞ」
「メールさ、0時0分ちょうどに届いたよ」
「ちょうどに送ったもん」
「つかさ、隣の家なのにメールってのもねえ、ほら、外を見て」
「おう、見えるよ、携帯振ってるな」
「ん?何か言った」
「携帯振ってただろ」
「うん、そっちも何かやってよ」
「まてよ、ほら、どう?」
「あっ、たばこなんか吸ってる」
「悪くないよ、もう21だし」
「そういえばそうだよね、どうしても中学高校の時みたいな感じがするんだよね」
「そうだな。…美貴」
「ん?」
「誕生日おめでとう」
「ん、ありがとう」
「午前零時を過ぎたら一番に届けようって思ったんだ」
「ドリカムだね、…プレゼント楽しみにしてる」
「してて、じゃあ寝るわ、おやすみ」
「…おやすみ、ありがとね」
だめだこりゃ。
>>800 最初は重いと思ったけど途中から深さが出てきて凄いキュンとなった
中途半端にまとめるよりこのくらいのほうが全然良い
俺は全然好きだな新作期待してるから
>>813 ドリカムのなんだかわからないオレにはなんともいえんな
残念
ho
ほ
820 :
名無し募集中。。。:2006/02/26(日) 08:23:58.36 0
男に名前があるとマジ萎える
やっぱ○○ぞなもし
823 :
名無し募集中。。。:2006/02/26(日) 09:30:32.03 O
だな
>821-823
おじちゃんなに自問自答してるの????
おじちゃんだが自問自答でわない
826 :
名無し募集中。。。:2006/02/26(日) 10:14:15.94 0
>>813 コメントしづら!!
だたの会話のような気が・・・
次回作に期待なり
たしかに名前は○○の方が自分に置き換えられるからいいな
余計な名前が付いてる奴は大抵読み飛ばす
龍佑←読み方わかりません
831 :
名無し募集中。。。:2006/02/26(日) 12:52:15.83 O
517 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2006/02/22(水) 01:55:37.46 0
俺の名前は龍佑(りょうすけ)。生まれた時から、ずっと同じ家にいる…
誕生日ネタバンバンカカッテコイ!щ(゚▽゚щ)
ho
835 :
名無し募集中。。。:2006/02/26(日) 15:55:59.30 O
「プレゼント何欲しい?」
「美貴ね、…貴之が欲しい」
「えっ」
(カアー)←顔を赤くする
(俺の名前、貴宏なんたけど…)
ho
名前がついてるやつまったく読む気にならね
ze
839 :
名無し募集中。。。:2006/02/26(日) 18:44:26.90 O
ぜ
ho
銀色ごちそうさまでした
842 :
名無し募集中。。。:2006/02/26(日) 20:03:28.80 O
━━━(゜∀゜)━━━
誕生日っつっても妄想がわかないなあ
ze
ほ
記念にと思って一週間前から書いてた作品が昨日消えました 保全
どんまい(´・ω・`)
川VvV)<今日から一週間を美貴誕生カーニバルウィークとする
850 :
名無し募集中。。。:2006/02/27(月) 00:58:09.54 O
ほ
「お呼ばれしちゃったから、ちょっとおめかしして来ちゃった」
とか言って
>>842みたいな美貴さまが部屋に来たりとか
>>851 なぜそのネタで小説を書かないんだと小一時間(ry
今からでも遅くないから書いてくれ
寝れないからちょっとネタ考えてみたんだけど、
一回PCで見直してupしたほうがいい?
それとも今からupしたほうがいい?
856 :
535:2006/02/27(月) 04:43:11.54 0
じゃいきます
857 :
535:2006/02/27(月) 04:43:45.13 0
愛が何故、俺にウソをつくのかわからないまま今日の学校が始まった。
今日は自己紹介と委員会・クラスの係り決めだ。その2時間で今日は終わりの予定。
「(なんでだ?なんで愛は俺にウソをつく?でも俺は別に愛とは付き合ってないんだし
俺がなんて言おうと、愛の勝手だし… けど気になる…。)」
俺は1人で、机を見ながら考えている。他の人の自己紹介など完全に耳に入ってない。
考えれば考えるほど、マイナスな方向に行く。もう考えたくない。
でも愛を見てしまうと、どうしても考えてしまう…
今の自分がだんだん、うざくなっていき
「先生!」
先生「なんだ?」
「…ちょっと、便所行って来ていいですが?」
先生「次からは休み時間に行けよ?はやく済まして来い」
先生にトイレに行ってくる許可をとった。
858 :
535:2006/02/27(月) 04:44:07.37 0
「うぜぇ!!! ドカッ!」
俺はトイレにあるゴミ箱を蹴っ飛ばした。
俺の怒りはしばらく治まる事がなかった。
キーンコーンカーンコーン
そうこうしている内に1時間目は終わってしまった。
「今日はもう帰ろ」
ここにいると、何をやらかすかわからないので早退する事にした。
859 :
535:2006/02/27(月) 04:44:23.34 0
美貴「トイレ長かったね。お腹でも痛いの?」
笑いながら声をかけてきた。
「うっせぇ。俺、もう帰るから」
美貴「はぁ?委員会とかどうすんの?」
「委員会なんてやんねぇよ。係りも余り物に俺の名前入れといて。じゃあな」
美貴「ちょっと!」
俺はカバンを持って、帰った。
860 :
535:2006/02/27(月) 04:44:40.18 0
路上にある、空き缶をけりながら家に帰る。
「あ〜あ、つまんね」
今は愛の事が好きだ。だから余計にむしゃくしゃする。
30分近く歩いて、家に着いた。
「ねみぃ」
俺はそのまま直行でベッドに向かった。
「美貴の匂いがまだ残ってるな…」
鼻で笑い、目を閉じると急激な睡魔に襲われベッドに身を預けた。
861 :
535:2006/02/27(月) 04:45:12.25 0
しばらく寝ていると、遠くのほうからかすかに声がした
「……すけ、龍佑。」
「…ん?美貴かぁ… どうしたぁ?」
寝ぼけているが、美貴がいる事はわかる。
美貴「もう夜だよ?あんま寝すぎると夜寝れなくなるよ。ご飯食べよ!」
「そうだな。よい… いった!」
起き上がろうとしたとき、腹に激痛が走った。
美貴「どうしたの?」
「わかんな… うっ!!!」
また激痛が走った。今までに無い腹の痛さ、ただの腹痛ではない。
美貴「ちょっと大丈夫!?」
「大丈夫だよ… ははは。寝すぎたから痛いだ… バタッ」
美貴「龍佑!りょうす…(フェードアウト)」
あまりの腹痛に俺は気を失い、ベッドから転げ落ちた。美貴の声が遠くなっていく…
862 :
535:2006/02/27(月) 04:45:45.29 0
「…うん?ここはどこだ?おい美貴」
あたりは明るかった。俺は寝ている美貴を起こした。
美貴「龍佑。起きたの?」
「ああ。ここは?」
美貴「病院。昨日の夜、急に倒れたんだよ?だから救急車でここに運ばれたの」
「そういえば、腹が痛かった記憶がある」
美貴「……胃潰瘍だってさ。」
「胃潰瘍?」
863 :
535:2006/02/27(月) 04:46:14.70 0
美貴「原因はストレスと疲労だって」
「そうか。お前、ずっとここに?」
美貴「うん。心配だったから…」
「…ありがとな。そういえば今何時?」
美貴「9時。」
「おい学校は?俺の事はいいから学校行けよ」
美貴「今日は休む。だって心配だからさ」
「もう大丈夫だよ。心配すんな。さぁ早く」
美貴「でも…」
「いいから。…また学校終わったら来てくれるか?」
美貴「うん!わかった!じゃあ、学校行ってくるね!」
「ああ。いってらっしゃい」
そう言って、美貴は学校に行った。
864 :
535:2006/02/27(月) 04:47:25.06 0
「胃潰瘍か…」
この1ヶ月間。いろんな事がありすぎて、自分を追い込んでしまったのだろう。
俺は情けなく思った。胃潰瘍で入院したなんて。
いまは考えると胃にあんまりよくなさそうだから、何も考えずに病院のベッドで寝た。
865 :
535:2006/02/27(月) 04:50:14.97 0
…美貴」
美貴「あ、起こしちゃった?ごめんね」
「いや、いいよ。来たなら起こせばよかったのに」
美貴「うん。学校行ってきた」
「そうか。今日は6時間までやったのか?」
美貴「うん。だるかったぁ」
「また寝たんだろ?」
美貴「だってぇ、昨日あんまり寝れなかったんだよ!誰かさんが胃潰瘍で運ばれたから」
「悪かった!ごめんごめん」
美貴「これで、この前の借りは返したからね!」
「はいはい。わかったよ」
美貴「よしっ!じゃあ、もう行くね!」
「なんだ?もう行くのか?」
美貴「だって、面会6時で終わりだから」
「そうなんだ。気をつけて帰れよ。」
美貴は「じゃあねぇ」と手を振って帰っていった。
866 :
535:2006/02/27(月) 04:51:13.84 0
そして、俺は美貴が持ってきてくれたファッション誌を見ていた
コンコン
「はい。(美貴、忘れ物したのか?)」
と思って、辺りを見回した。
「なんだ美貴。忘れ物なんて…」
愛「龍佑…」
そこには愛が立っていた
「愛… 俺が入院してるってどうしてわかった?」
愛「先生に聞いた。だから来た」
「ま、まぁ座れよ」
沈黙が続く… ここで俺はあの事を聞くべきだろうか、聞かないでおこうか。
よし!聞こう…
867 :
535:2006/02/27(月) 04:51:35.77 0
「あのさ…」
愛「ん?」
「愛がバレー部の見学をドタキャンしたその日、見たんだ… 知らない男とカラオケに
入っていくとこを。親の用事じゃなかったんだろ?」
愛「あ、あれはね!違うんだ!あれは…」
「もうウソつかなくていいよ」
愛「…」
「彼氏なのか…?」
愛「うん…」
その「うん」という2文字が俺の胸に突き刺さった。あの愛に彼氏がいたなんて…
「そ、そうなんだ。ははは。い、いつからなんだ?」
俺は明るく声を掛けた。
愛「3月から。二中のひと」
「結構、最近だな。」
868 :
535:2006/02/27(月) 04:52:03.58 0
愛は首をカクンと縦に振った。
「その手を離すなよ」
愛「え?」
「せっかく付き合えたんだから、離れるなって事。わかった?」
愛「はい。」
「よろしい。じゃ、眠くなったから寝るわ。」
愛「うん。おやすみ…」
それから、俺は1人の世界へと入っていった。
869 :
535:2006/02/27(月) 04:52:31.01 0
「はぁ。朝か。まだ早いけど散歩しに行くか」
昨日、あれからずっと寝ていたようだ。時間は朝6時。
外はまだ誰もいなかった。
「やっぱ4月でもまだ寒いなぁ。でも気持ちいや」
「海老名さん」
ベンチに座っているとスーツをを着た人が俺のほうに向かってきた。
「はい?」
?「私、海老名さんの担当医、吉川です」
「そうでしたか!先生、あとどんくらい入院すればいいですかね?」
吉川「朝起きて、外に出られるような元気があればもう大丈夫!
今日には退院できるでしょう。痛みはありますか?」
「いえ、ありません!じゃあ!?」
吉川「今日の午前に退院しましょう!」
「やったぁ!」
そして、俺は11時に退院した。念のため、あと3日は安静にということなので
学校にはまだ行かない。
870 :
535:2006/02/27(月) 04:53:20.00 0
たった3日くらいだが、家が懐かしく感じだ。
「やっぱここが一番!」
さっそく、自分の部屋に行った。
「ただいまぁ。ん?なんだ?」
自分の部屋のドアを開けたら、ホコリ1つもないくらいキレイになっていた。
机の上にメモがある。俺はそれを手に取り、呼んだ。
「
部屋!汚かったから、片付けてやったよ!
美貴より
」
「ったく。余計なお世話だ、ありがとよ」
871 :
535:2006/02/27(月) 04:53:53.53 0
「あっそうだ。美貴にメール送っとかないと。」
俺は美貴に退院したとメールを送った。
「いいともでも見ようっと。」
部屋のテレビを点けて見始めた
美貴にメールを送って30分くらい経った時か
ピーンポーン
「ん?なんだ?」
と思いながら、玄関近くまで行った。
「はい」
美貴「わたし ハァハァ」
「なんだ美貴か。ちょっと待ってろ」
ガチャッ
872 :
535:2006/02/27(月) 04:54:40.16 0
「どうした」
バッ!
ドアを開けた瞬間、美貴は俺に抱きついてきた
「おい。どうした?」
美貴「退院おめでとう!」
「ありがと…。学校は?」
美貴「帰ってきちゃった!」
「なにやってんだよ〜 まぁいいから上がれよ」
と、無断早退してきた美貴を部屋に上がらせた。
873 :
535:2006/02/27(月) 04:55:37.32 0
「別に学校終わってから来れば良かったのによ」
リビングでお茶を注ぎながら言った
美貴「だって早く"おめでとう"て言いたかったからさ」
「そうか、サンキューな。はい」
美貴「ありがとう」
俺は美貴にお茶が入ったコップを渡した
美貴「ねぇ」
「ん?なんだよ?…顔、怖いぞ」
さっきの表情と180°変わって真剣な顔で俺に聞いてきた。
874 :
535:2006/02/27(月) 04:56:08.89 0
美貴「愛ちゃん、彼氏いるよ?」
「知ってる」
美貴「え?知ってたの?」
「昨日、美貴が帰った後に愛が来た。そのとき話した」
美貴「な〜んだ。」
「それより、なんでお前が知ってんだよ?」
美貴「昨日、その彼氏が校門の前で待っていて愛ちゃんが"ごめん待った?"とか言って
手を繋いで帰っているのを見たからさ。」
「ふ〜ん。まぁカップルなんだから普通だね」
875 :
535:2006/02/27(月) 04:56:41.25 0
美貴「…このままでいいの?」
「なにが?」
美貴「好きなんでしょ?告ったら?」
「はぁ?別に好きじゃねぇし」
美貴「ウソ」
「えっ…」
美貴「バレバレ、見え見えだよ?私にウソついても無駄だからね。
もう何年一緒にいると思ってんの?」
「やっぱりダメだったかぁ」
当然の結果だ。10年以上も一緒にいればわかってしまうもの…
美貴「いいの?愛ちゃん。ほかの男に取られても」
「もう取られたよ… でも別にいい。愛と付き合う人はいい奴だよ
だって愛が選んだ人なんだから」
美貴「そこまで言うなら、いいけどさ。後悔だけはするなよ」
「ああ。」
876 :
535:2006/02/27(月) 04:57:03.05 0
それから1ヶ月が経った。学校はもう当然復帰してる訳だが
愛とは全く話さなくなってしまった。それどころか、挨拶もしなくなった。
俺から愛が消えたような感覚… 「近くにいるが、遠い存在」そんな感じだった。
ある日、学校も終わって俺は駅のほうへ行ってみた。
「あっ。」
俺はあるものを見つけた。
「あの制服って? それにあの顔…」
そう。俺は愛の彼氏を見つけてしまったのである。
あの日、署の前で愛と2人でいた、あの男を…
その男には友達と思われる奴が4人いて、駅前のマックに入っていった。
俺もつられてマックに入る。愛の彼氏がどんな奴か興味があった。
奴らとなるべく近い席に座って、話を伺う。
877 :
535:2006/02/27(月) 04:57:32.01 0
最初は自分達の学校を話していたが、だんだん女の話になっていき、ある奴が…
「なぁ隆!このごろ愛ちゃんとはどうなのよ?」
俺「(! 愛!?)」
隆「あいつね。ったく、つまんねぇ女だよ。でも、いい体してるんだぜ!?」
「マジかよ!はっはっは!!お前、もうやったのか?」
隆「まぁな!はじめからそれが狙いだったから。意外にかるかったよ。じゃ、行くか」
俺「(なんだと!?愛が… でもあいつ、許せねぇ!)」
俺は今すぐ飛び掛りたいが、ここでの騒ぎはヤバイと思って奴らが出るのを待った
878 :
535:2006/02/27(月) 04:58:02.38 0
そして、奴らが出て行くのを後ろから追尾しながら愛に電話をかけた
愛「ガチャッ、はい?」
「おい、愛。おまえの彼氏の名前って隆か?」
愛「なにさ、いきなり?」
「いいから答えろ。」
愛「そうやけど。なんで?」
「わかった。すまない」
愛「ちょ」
愛の確認をとった所で俺は強引に電話を切った
「(ぶっ殺す!)」
879 :
535:2006/02/27(月) 04:58:46.30 0
人けの無い場所まで来たところで声をかけた。
「おい!」
そいつらは振り返って俺を見た
相手「なんだよ?」
「お前じゃねぇ。そこの隆って言うザコすけ!おめぇだよ」
俺は指をさして言った。
隆「あ?なんだ、てめぇは?」
「愛の友達の海老名だ!マックで言ってた事、頭にきてなぁ」
隆「お前、愛のことが好きなのか?残念ながら、もうやっちゃったよ!いい体だったなぁ」
バゴッ!!!
俺は思いっきり、そいつの顔を殴った。
なにしてんだよ!とばかりに4人が一斉に俺に向かってくるが
全員、ぶっ飛ばした。
880 :
535:2006/02/27(月) 04:59:08.89 0
隆「お、おまえ… 三中の奴か?」
「そうだよ。この野郎!」
俺はまだボコし足りなかったので殴ろうとした、その時だった
愛「やめて!!!」
殴る寸前で俺の動きは止まった
「愛…」
愛「隆、大丈夫?龍佑!なにやってんのよ!!!」
「いや、こいつが愛のことを」
愛「最低だね。帰って…」
「でもな…」
愛「帰ってよ!!!」
始めて愛に強く言われた… しかも「帰れ」と。
俺はただあいつが愛のことを最初から体目当てで付き合った事が許せなかった。
愛は俺の話を聞いてくれなかった。その日はそのまま家に帰った…
つづく
881 :
535:2006/02/27(月) 04:59:37.19 0
以上です。眠いからねまつ
882 :
名無し募集中。。。:2006/02/27(月) 05:02:47.30 0
ぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ!!!!!!!
乙〜
ちょっとスッキリした俺がいるw
乙
主人公には、もう高橋はほっといて美貴と一緒になればいいじゃんと言いたい
いやここから美貴と徐々に近づいていく様がジーンとくるんじゃないか
ここからが大事なとこ
ほ
隆と愛の濃厚なSEXシーン希望
たつのり・・・
トドメは真・昇龍拳でおねがいします
891 :
名無し募集中。。。:2006/02/27(月) 10:40:24.58 O
まだ続くのか
美貴はオレが守る
893 :
名無し暮集中。。。:2006/02/27(月) 12:15:08.30 0
主人公優勢にしたってほしい
ひょっとして
殴り込むのは、本来 美貴 の役回りだったのでは?
895 :
名無し募集中。。。:2006/02/27(月) 14:48:05.51 0
h
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ^w^)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中
898 :
名無し募集中。。。:2006/02/27(月) 18:29:03.35 0
ho
美貴はオレが守る
つづけざまに守る
乙〜
高橋変わり身早くね?
…って思いながら読んでたら…なるほどそんな展開が…
真相知った高橋は主人公にドンドン惹かれて行ってしまうジャマイカ!
903 :
名無し募集中。。。:2006/02/27(月) 22:15:56.61 0
くどい話だな
904 :
名無し募集中。。。:2006/02/27(月) 22:17:45.35 0
展開が強引杉
17点
男見る目のない高橋より美貴にしといた方が絶対幸せになれると思う
906 :
名無し募集中。。。:2006/02/27(月) 22:22:58.05 O
なんかめんどくせぇなぁ
まずは話が全部終わってから論評すべきれす
途中でやんやゆうのはよくないとおもうのれす
昼、実行後 藤本さんのコメント
从VvV)<私がひまわりを好きだと聞いて持たされてるんですか?。大丈夫ですか?。
夜、実行後 藤本さんのコメント
从VvV)<ひまわりが一杯ですけど、、、嫌がってる人はいませんか?
从VvV)<今日だけなので我慢して下さいね。
910 :
名無し募集中。。。:2006/02/28(火) 00:07:33.89 O
ののたんは賢いな
912 :
名無し募集中。。。:2006/02/28(火) 00:25:52.67 O
ミキミキ
どこだよそれ
新狼でいいだろ
>>911 狼が落ちたらみんなで手持ちの画像を上げて遊ぶの?
>>914 画像はおまけであくまで文字主体がコンセプト
わいわい借りるよりは画像もあげられたらいいんじゃないかと思ってよ
>>913 新狼にも立ててきてよ
トラックバックでリンクさせるから
なんかややこしいことになってるなw
920 :
名無し募集中。。。:2006/02/28(火) 03:09:47.78 0
そこは狼だろうがwww
ミキティ愛してるほ
ho
おはよう美貴
今日も守るよ
925 :
名無し募集中。。。:2006/02/28(火) 11:21:01.85 0
二月も終わりだよ美貴
ho
>>924 / / // i`/l/ l / !r i /| l l |l l
../ / / !/ { l/ /_},/`l l li |ll/ <久しぶりにスレ見つけたけどオマエまだ守ってんのか?いらんわ!
/ /! ,イ| l |l |l l ノ( l/ l/|| 、、=====r、,_, ・∵ /
| | / |! |i |l |l | ^ ━┳ | ,、;ヾ'´ `゙゙'! … ∴  ̄('A`)ヽ←
>>924 | | l |! | |li |l | | .}l: _,,_'‐゙{i,
l,イ | ll || | |l !|l | | ;!l;: ....:;;;、==‐‐ー-` `゙'!r
|l | | |.| !|j | |l l|l | O , il'::!li;:;;=''~´ ゙シ
ヽ.ヾ | i l ii| | ||| i} il゙ ::::ll;:. .... ゙l
ヽゝヾl |j,リ__ノ/リ __ _, ィ| !li, ::!li;;. ....:;;;;;;;、===‐‐
じゃあ俺も守る
私を好きだと言って保全させられてるんですか?大丈夫ですか?
ワロス
とにかく美貴はオレが守る
933 :
名無し募集中。。。:2006/02/28(火) 17:12:49.10 0
美貴が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる
かわりにオレが笑ってやる
じゃ俺も一緒に笑ってあげる
笑えばいいと思うよ
937 :
名無し募集中。。。:2006/02/28(火) 18:12:47.34 0
「いてて・・・」
「またケンカしたのか」
「うるさいなぁ、○○には関係ないでしょ」
「まぁな。でもさ、なんでそんなケンカばっかするわけ」
「だってムカツクんだもん」
「普通、ちょっとくらい我慢するだろ」
「しない。言いたい事ははっきり言うって決めてるの!」
「へぇ」
「なによ」
「ってことは、毎日一緒にいるのに一度も『好き』って言われたことないおれは脈なしってことか」
「・・・」
「残念だ」
「・・・それとこれとは別」
「え、マジで・・・」
だめだこりゃ
Д`;)━ン!!!
.___ . _
/_ _ヽ / ./ | |
| 。 。.| /| /| | |
|.* ̄ ゝ ̄*| | | |_|
ヽ ∇ / | | ロ
 ̄ ̄ ̄
941 :
名無し募集中。。。:2006/02/28(火) 19:29:36.20 O
942 :
名無し募集中。。。:2006/02/28(火) 20:11:42.90 0
>>937 (;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ
愛想無しの美貴が笑った
そんな単純なことでついに
肝心な物が何かって気づく
シーソーゲームだね
945 :
名無し募集中。。。:2006/02/28(火) 22:03:05.11 0
今となれば顔のわりに小さな胸や
少し鼻にかかるその声も
数え上げりゃキリがないんだよ
愛してたのに…
美貴が好き
僕が生きる上でこれ以上の意味はなくたっていい
947 :
名無し募集中。。。:2006/02/28(火) 22:13:57.27 0
>>937 正統派乙!
でもなんか りゅうすけ のあのなんつうか独特の勢いつうかなんつうか
妄想全開のなんかあれも変なくせになりつつあるおれがいるw
ダジャレ??
( ( (((ノ
. 、 ノハヽ /゚´´" 彡_三
,・ ヒーン (
>>928(;と三(VoV从_= <守っていらんわ!
゙ ( つつ ヽ と,,>三
.ヽ _つ Y 人=
し'゙ (_三 J三 3
((ノノノ
彡/"´"ヽ)
川VoV从っ))クルリ <オマエもだ!
⊂ \ ノハヽ ガッ
| _ ⊃*)
>>932)
し 彡⊂ ⊂/
< <
ノノノノハ)) <オマエが悪になったって何も変わらん!
=从VoV)つ_∩ ノハヽ
≡(つ У _二_∪ ;;;;(
>>933)
= (_( ビシッ
Λ Λ∩ Λ Λ∩
人`Д´)/人`Д´)/Λ Λ∩
.< .> .< .> .人`Д´)/
V V .< .> 人 .Λ Λ∩
>>934 ガッ ガ 丶ガ .V. < .>`人´)/
ヽ ガ V < .> Λ∩
_, ,_ |l ガ V人Д´)/
>>935 川VvV从 || <めんどくせーんだよ!
と ) | | ガ .人Д´)/
>>936 Y /ノ | | ガ < .>Λ∩
/ ) / / ガ 人VД´)/
>>943 _/し' // ガ < .>Λ∩
(_フ彡 ガ 人VД´)/
>>945 ガッ ガ .人< >Λ∩
人 人 < >VД´)/
>>946 < >Λ< >ΛVД´) ノ
(V`Д´)VД´)つ つ
(つ つ つ つ _ノ
(ヽ ノ _ノ(ヽ ノ_ノ
そんな美貴が好きだよ
美貴ちゃんかわいいよ美貴ちゃん
((ノノノ
彡/"´"ヽ)
川VoV从っ))クルリ <ウルセー!
⊂ \ ノハヽ ガッ
| _ ⊃*)
>>952)
し 彡⊂ ⊂/
< <
ノノノノハ)) <調子にノンなよ!
=从VoV)つ_∩ ノハヽ
≡(つ У _二_∪ ;;;;(
>>953)
= (_( ビシッ
保全
ぬ
ぷ
ぬ
960 :
名無し募集中。。。:2006/03/01(水) 08:00:45.61 0
ぷ
おはよう美貴
もう3月だね
川VvV从<ふわふわ
OCNから串経由で保
964 :
名無し募集中。。。:2006/03/01(水) 12:46:01.02 0
「○○ってさあ、名前なんて読むの?」
「○○だよ、ってお前そう呼んでるじゃん」
「じゃなくて読み仮名よ、読み仮名」
「まるまるじゃね?」
「じゃあ、まるまるって呼べば言い訳ね」
ノハヽヽ
(V-V从 l||l
O^ソ⌒とヽ
""""""""(_(_ノ、_ソ""""""""""
966 :
名無し募集中。。。:2006/03/01(水) 13:30:34.28 O
そろそろ次のスレいったほうがよくね?
968 :
名無し募集中。。。:2006/03/01(水) 13:43:54.94 0
レッツぬぷぬぷ
ho
一応、作品ができたんですけど
新スレいってからうpのほうがいいですかね?
バッチコーイ!って長くなりそうだったら待ったほうが(というか埋めたほうが)
今年もまた桜が舞う季節がやってきた
桜は大地を埋め尽くさんとばかりに桜の花ビラを散らして
世界は桜色に染まる
僕は「あの桜」の前に彼女を呼び出した
桜の前に現れた彼女は僕の幼なじみで、気が強くて、家事なんかは何にもできなくて、
それでも僕が好きで好きで、どうしようもなくて、――心を奪われた女性――
美貴「桜、綺麗だねぇ」
僕 「うん…綺麗だね」
彼女の肩に、頭に、そして僕の肩に、頭に、次々と桜の花ビラが舞い降りる
まるで桜に包まれているかのようだった
美貴「で、話って?」
さっさく本題に触れる美貴に対して、顔には出さないものの、
心には動揺が広がる
幼なじみが好きだった。一歩進んだ関係になりたいと思った。
でも
今の関係が壊れるのが怖かった。気まずくなりたくないと思った。
僕の心には自然とブレーキがかかった
でも
時間が経つにつれて、ブレーキが徐々に磨り減っていくのがわかった。
少しずつ抑えが効かなくなって、どうしようもなくなくなった
もう言うしかないんだって…
二人は桜の木に体を寄りかからせて、
桜の花ビラが舞うなかで、どこか遠く、同じ方向を見ながら話し始めた
僕 「幼なじみってどういう関係だと思う?」
美貴「は?なに、いきなり」
僕 「いや、なんとなく…」
美貴「んーなんだろう?…友達以上の関係だとは思うんだけど、んー上手く言えないや」
僕 「でも恋人未満なんだよ」
二人の間に桜が散って、美貴は桜越しに少し驚いた表情でこちらを見る
僕は遠くを見ながら、そのまま言葉を続ける
僕 「僕は美貴のことが…」
一瞬、言葉が詰まる。飲み込みそうになる。
言葉を吐き出すのが怖くなって、やめたくなる。
それでもギリギリの所に追い詰められながら、決心をした
僕 「好きなんだ」
美貴「…うん…」
僕 「好きで好きでどうしようもなくって…」
美貴「…うん…」
僕 「付き合って欲しい」
美貴「…」
二人の間に一瞬の沈黙が流れ後、軽く息を吐いて、
美貴は桜色に染めた顔を下に向けた
すると
美貴「手のひらを出して」
手のひら?何をするのかよく分からずに、
驚きを隠せないまま手のひらを差し出した。
僕が差し出した手のひらに、美貴はひとさし指で文字を書く
手のひらにそっと優しく・・・
たった二文字だけ…
僕 「…ス…キ…?好き?」
美貴と視線がぶつかって、一瞬の沈黙のあとに、
黙って、桜色に染めた顔をコクッと一回だけ頷いた
あれから一年が経った
今年もまた僕は「あの桜」の木の前で彼女を待っていた
美貴「待った?」
僕 「遅い」
美貴「ごめーんって早くしないと映画始まっちゃう!!」
僕 「お前が言うなよ」
あの日、「あの桜」の木の下で僕達は恋人同士になった
だから「あの桜」を見るたびに胸がキュンとなる
だから桜の花ビラを見るたびに彼女のことを思い出す
今年もまた桜が咲き、世界は桜色に染まる。
以上です。
短編なんで、うpしちゃいました。
久しぶりに書いたんで自信はない…率直な意見ドゾー
GJ!
最後別れたの?(´・ω・)
え…別れてないですよ 一年経ってもまだ付き合ってるって終わり方です
てゆうかトキメモ?(´・ω・)
したことないw
980 :
名無し募集中。。。:2006/03/01(水) 17:17:58.48 O
うんうん♪GJGJ
いいよいいよぉw
ho