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名無し募集中。。。:2006/01/24(火) 01:55:08.21 0
保田は石川の手を引く。
「ほら、石川も」
呆然としていた石川は保田の手を振り払い、うつろな目をしたまま、
ふらふらと棺の元へ歩み寄る。
「石川……」
保田はそれ以上何もいえなかった。
「どうしたの、よっすぃー。なんで寝てるの?骨髄移植してもらわないといけないんだよ?
風邪引いちゃうよ?ほんとによっすぃーは自分勝手なんだから」
石川は、動かない彼女の体に向かって、小さな声でそう呟きつづける。
「よっすぃー、おきてよぉ」
まるで楽屋で居眠りをする吉澤を起こすように、やさしく彼女の頬を触る。
ヒヤリ──
冷たく、そして少しだけ固い感触が石川の右手に伝わる。
認めざるをえない現実。
そのことを思い出させるように、
止まっていた彼女の思考回路のスイッチが入る。
「いやぁぁぁ!」
石川は叫ぶ。
「つめたい……、よっすぃーがつめたいの!なんで、なんでぇ!」
メンバーたちにそう叫びながら、棺に崩れ落ちる。