もしも新垣さんと亀井さんに同時に告白されたら３

m9(・e・)麺ヲタﾌﾟｷﾞｬｰｯ

ｺﾗ！
ﾒｯ！

（　・ｅ・）ノ＜亀〜をた〜すけにきました


（　・ｅ・）ノ・・・


（・ｅ・三・ｅ・）


（　・ｅ・）＜なんなのだここは

ガキさん出張乙ですｗ

ho

>>69
ｷｬﾜｯ!

このスレ今までのもしもスレで一番好きかも
毎日俺が就寝前に妄想してｵﾅﾆｰする展開そのものだもの

e

>>1,2,60
乙＆蟻

前スレで意見くれた人どうもでした
どっちかに転ばそうと思ってたけど、マルチEDも面白そうな気がしてきた
実際書くとなると難しいだろうけど

今日の分はもうちょい待って

マルチで行きましょう
そうすればどこからも不満が出ないし普通にどっちのEDも見たいし

マルチEDだとﾎﾝﾄにﾌﾟｰﾙｽﾚっぽくなるなｗ

>>75
まじで毎日楽しみに待ってるよ

おっと

☆ﾉ〃ヽ
ﾘd＾-＾)作者さんﾌｧｲﾄ

前スレ（>>57）からのつづき

＃＃＃

結局、新垣は教室の前で僕と別れるまで手紙のことについて一切触れることはなかった。
それどころか、僕と話す様子も昨日となんら変わらなかった。
こういう場合、女のほうがどっしりと構えられるものなのかもしれない。
あんな手紙を渡した相手に対して、こんなにも自然な態度を取れるのだから。
逆に男の方が動揺してしまう。
それは僕の赤く腫れ上がった小指が証明していた。

ところが、教室の戸を開けるやいなや、僕はさきほどの言葉を撤回することになった。
それはここに動揺しまくりの女がいたからだ。
亀井は教室に入ってきた僕を見とめるなり、ガタンと椅子を乱暴に倒して立ち上がった。
みるみるうちに赤らんでいく頬。
そして、一目散に逃走を試みた。

しかしまわりこまれてしまった！
かめいはすくみあがっている！

「…なんで逃げるんだよ」
「だっ、だっ、だって、超キマヅイし……」
「逃げれば逃げるほど超キマヅくなる」

僕は、ほら、というように視線を周りに向けた。
亀井もおそるおそる僕の視線を追いかける。

しんと静まり返った教室。
僕たちはクラスメイトの冷たい視線を一身に集めていた。
僕らの―――特に亀井絵里の奇行に皆が注目している。

「…ど、どーもお騒がせしましたー♪」

頭に手をやって、誤魔化すようにエヘヘ♪と笑みを浮かべる亀井。
だが、視線の温度が変わることはなかった。
僕は亀井の腕をぐいと掴んで、ずるずる引きずるようにして教室を出た。

屋上には誰もいなかった。
当然といえば当然だった。
こんなに朝早くから屋上に用があるのは早々に授業をさぼることを決めたエスケーパーか、
居づらくなった教室から逃げ出してきた僕たちぐらいだ。
いつものベンチのいつもの位置に座った。
左、亀井。右、僕。
真ん中がぽっかりと空いた。
そのせいだろうか、いつもより亀井との距離が遠く感じる。

「あっ、あの！」

亀井は僕のほうを見ずに、膝に重ねた自分の手を見つめながら言った。

「やっ、やっぱり昨日の無しっ！」
「…え？………それで、いいの？」
「…よくない、けど」
「…けど？」
「…だって困ったような顔してるもん」
「それは亀井が逃げるからだ」
「だって…」

それに続く言葉はなかった。
唇をキュッと噛んだまま、俯いて押し黙ってしまった。

校舎全体が朝の騒がしい喧騒に包まれている中、
この屋上だけは別世界のように静かだった。
きっともうすぐベルが鳴り、HRが始まる頃だろう。
HRが終わればすぐに１限、今日は数学だったろうか。
そんな日常のことが、どこか遠い国のことのように思えた。
明らかに僕たちは今"非日常"にいた。

何か言わなければいけない。
けれど僕はかける言葉を見つけることができなかった。
きっと考えて浮かぶような言葉ではダメなのだと思う。
なのに僕の勤勉な脳みそは思考をやめようとせず、ずぶずぶと深みへとはまっていく。
考えれば考えるほど大事な何かが見えづらくなっていくような気がした。

僕が何も言えずにいると、亀井がポツリと切り出した。

「…あのね、お願いがあるんだけど」
「…うん？」
「返事はまだいわないでほしいの」

意外な言葉だった。
僕は、どうして？と尋ねる。

「返事、聞くのだって勇気いるんだよ？
　…昨日で勇気、全部使っちゃったもん」

まるで消耗品のことのように、亀井は話した。
でも実際消耗品だとしたら、その捻出量は半端なものじゃなかっただろう。
僕の耳に昨日の電話越しに震える声が蘇ってくる。

「だから絵里がいいって言うまで、返事しちゃダメだよ？」

勝手に制定されたルール。
僕にとってみればそれは好都合だといえる。
じっくりと考える時間があれば、
より正解に近い答えを導き出すことができるかもしれないからだ。
ただ、絶対解けない命題を前にしては、時間というものは無意味に等しいのだけれど。

僕はそのルールに「僕から逃げない」「なるべく前と同じように接する」という２項目を付け足した。
ようするに普段の、"日常"の生活を送ろうということだ。

「だいたい逃げるにしたってねぇ…」

僕は飽きれたように言ってみせた。

「授業が始まれば、嫌でも半径１メートル以内に入っちゃうでしょうが」

亀井の口元がニヤリと動いた。

「…だよねぇ。　―――それに」

始業のベルがジリリリと鳴り響いた。
それは僕たちの"日常"のスタートを告げる合図のように聞こえた。

「嫌じゃないよ、半径１メートル♪」

そういえば、今日になってから亀井の笑った顔を見たのはこれが初めてだった。

屋上から校内へと続く階段を下りながら、思った。

僕は、ずるい。

亀井には"逃げるな"といっておきながら、僕自身が逃げている。
僕は彼女らの言い分に甘えて、自分の気持ちと向き合うのを避けているんだ。
いつまでもずっと先延ばしにすることなんかはできるはずもない。
まるで夏休みの宿題みたいだな、と思った。
それもいまだかつて誰も解いたことのない難問がずらりと並んだ宿題。

永遠に続く夏休みなんか、ない。
時間は確実に流れ、終わりの時がいずれ来る。
その時、僕たちの関係がいったいどうなってしまうのかは分からない。
ただ、ひとつ分かっていることがある。


夏休みの終わりはいつも寂しさを伴ってやってくるんだ。





…ところで、教室に戻るのには少し勇気がいったが、
クラスメイトたちはほとんど気にしていないようだった。
まあ、あの『亀井絵里』なら突然人から逃げ出すくらいの奇行は想定の範囲内ということなのだろう。

まったく奇行なんてものは普段からしておくものだと思ったり、思わなかったり。

>>82-87
以上です

>>88
乙です

ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!

乙です面白いよ

いい！

＞＞「返事、聞くのだって勇気いるんだよ？
＞＞　…昨日で勇気、全部使っちゃったもん」
ここが特に好き

すごいなぁ・・・続きも期待してます！

禿乙です〜
久々に胸がｷｭﾝとなるのをおじさんは感じたよｗ
結局マルチEDでいくのかね？

作者さんはあなたの推しメン褒めますスレの人ですか？

＞夏休みの終わりはいつも寂しさを伴ってやってくるんだ。

これ(・∀・)ｲｲ!!

作者惚れた

（・e・）

作者さん乙！

あいかわらずｲｲね
ﾏﾙﾁEDでは、結局元の微妙なバランスの３人に戻るみたいなのも欲しいなぁ

乙〜

ｵﾂｶﾚｰｼｮﾝ

ho

ze

⊂二二二（　＾ω＾）二二つブーン

⊂二二二（ *＾ｰ＾）二二⊃

センター試験
保全

n

ho

ze

ho

ze

今日のワンダコンで二人に告白されたらどうしよ

>>111
無い無い

じゃあ二人に告白するか

>>113
無理無理

じゃあ隣のやつに告白するよ

>>115
頑張れ、応援してる