フットボールニッポン別冊『Sals』-Ryo'sダイアリー「本日も陽当たりRyo好!」-
http://shop.kodansha.jp/bc/fbn/sals/ryo_dia.html 悔しさ8、嬉しさ2?(06.01.24UP)
似ている。GyaOカップの公開練習よりも約2時間前に行われた両チームの練習を見てそう思った。
練習メニューが非常に似ていた。特にハーフコートを使ったメンバー全員参加でのパスゲーム。
端から見れば、どのチームでもやっている定番メニューだが、実際やってみるとパスを繋ぐのは非常に難しい。
なにしろ、パスの出し手は瞬時にパスコースを見つけなければならない。
一方、パスの受け手はハーフコートに十数人が入り乱れるなか、パスをもらうべくスペースに入らなければならない。
そして両者の呼吸が合わなければならない。この練習は、チームの和と実力を測る上で非常に参考になる。
それを、こともなげにやってのけた2チームがそこにいた。
ガッタスと、そしてカレッツァはその域にまで達した、確かなチームになっていた。
試合前、カレッツァの野田監督が「今日は肉弾戦はやらない、フットサルをする」と言い切った。
スフィアリーグで見られるような蹴りあいに終始するプレーでなく、ボールを回し、チームで崩す。
そして相手の先を読み、未然にボールをカットする。フットサルをしないと、「20分という試合時間では、
そのようなプレーをしなければもたない」とも言っていた。果たして、20分という試合時間は非常に短く感じられた。
寒くて震え上がっていた駒沢屋内球技場を、両チームの「正真正銘のフットサル」が熱く燃え上がらせてくれた。
(続く)