【小説】ﾘｱ消だったら誰に告ってた　第37章【ｷｯｽﾞ】

※　キッズ＋エッグ専用の小説スレです。
※　常時sage進行で
※　荒らしには徹底スルー
※　基本的に、コテは作家のみで
※　スレ違いな雑談、自治議論禁止
※　エロネタ禁止
※　気に入れば「ﾊｧ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ﾝ!!!!」
　　気に入らなければスルー。ネガティブな書き込みはしない
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑これ重要！
前スレ
【小説】ﾘｱ消だったら誰に告ってた　第36章【ｷｯｽﾞ】
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1132477722/

関連スレ
【小説】ﾘｱ消だったら誰に告ってた 新章【ｷｯｽﾞ】
http://tv8.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1118147458/

まとめサイト
http://www.geocities.jp/riasyo_matome/

短いの専用
http://jbbs.livedoor.jp/music/11853/ 　　（パソコン用）
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/music/11853/ 　　　（携帯用）

まとめの人応援用
http://www.geocities.jp/romanella_natasha/riasho/tsunagi.html


作品一覧は>>2-10あたりに

テンプレ貼れよｗｗｗ

連載中作品

【秘密国家公務員】　清水　他　（羊で連載中）
【小学６年生〜春〜】　夏焼・村上　他
【時代劇（仮）】　村上・嗣永・石村　他
【幼なじみ】　徳永・嗣永
【遠い夏の日】　夏焼
【Distance】　清水・鈴木・村上　他
【上京恋愛】　夏焼
【夏の終わりに】　菅谷
【白い東京】　梅田　他
【マニアック問題】　熊井・徳永
【ともだち】　村上・矢島
【イノセントウォーズ】　徳永・熊井
【センチメンタル】　嗣永・矢島
【永遠を誓うメロディ 】　熊井
【転校生】　熊井
【目隠し】　嗣永
【優しい手】　須藤

しばらく更新のない作品

【Bye Bye またね】（旧題【下宿編】）
【夏休み】
【妖精の奇跡・マイマイのイタズラ】
【I REMEMBER YOU】
【好きになっちゃいけない人】
【ゴールデンルーキー】
【QUIZ】
【風の声】　
【スカーレット】
【バレーボーイズ】
【彼女までの愛の距離】
【恋愛シミュレーション２１】
【新連載2(仮)】(長期休載宣言)
【恋のEtude】
【電車の中の恋心】
【恋への記憶】
【ＧＲＯＷＩＮＧ　ＵＰ】
【永遠の絆】
【BOYS〜二人の女の子〜】
【妖獣ハンターK太郎】
【最高の思い出】

乙

誰も来ない・・・

完結済作品１
【優しい恋の育て方】　15人斬り！
【修学旅行編　】　徳永・嗣永・須藤・熊井・他
【よく効く催眠術】　徳永・他
【プレゼント　】　中島・熊井・他
【特命係　菅谷梨沙子】　菅谷・他
【強くなりたいとゆいたい】　須藤・他
【王子様と2人のお姫様】　石村・嗣永
【舞波短編】　石村
【蝉】（【プレゼント】のシリーズ）　熊井・他
【セミ】（【蝉】の裏側、【プレゼント】のシリーズ）　熊井・他
【雪が降る季節に･･･】　村上
【日本一の鈍感男】　清水
【ロボキッス】　菅谷
【跳び箱】　清水
【友理奈となかさき続編】（【プレゼント】【蝉】続編）　中島・熊井
【満月の猫】　矢島
【ミステリー】　徳永・嗣永・他
【だんしじょし】　清水・徳永・石村・夏焼・他
〜うたたね〜　嗣永
【手を握って歩きたい】　菅谷（２役）・夏焼
【小児病棟】　岡井
【おつかい】　菅谷
【ギャンブラー】　嗣永
【妖精の奇跡・アイリーンの1週間】　鈴木・夏焼
【願かけ】　須藤・他
【さくら満開】　　桃子・他
【おもちゃのぜんまい】　清水
【アメリカ】 愛理・夏焼・他
【小遣いＵＰ大作戦】　桃子
【キャプテンつかさ】　武藤（エッグ）・他
【ためいきの日曜日】　石村

完結済作品２
【願かけ】　須藤・他
【さくら満開】　　桃子・他
【おもちゃのぜんまい】　清水
【アメリカ】 愛理・夏焼・他
【小遣いＵＰ大作戦】　桃子
【キャプテンつかさ】　武藤（エッグ）・他
【夏の日の君に】　夏焼
【Silent Emotion】　熊井
【緊張のホワイトデー】　清水
【恋は盲目！？】　清水・他
【だんしじょし・ファンファーレ】　萩原・福田（エッグ）
【学校の怪談】　熊井・清水・石村
【笑顔まで距離】　徳永・夏焼・他
【小さな勇気】 　石村・他
【富豪デカvs特命係・菅谷梨沙子】　菅谷・梅田・他
【ある公園にて…】　徳永
【本当に守りたい物】　夏焼・嗣永・徳永・熊井・菅谷
【涙の青春ドッチ！！】　徳永
【星の降る丘】　菅谷
【６月の方程式＝４･３･２】　清水
【奇跡の出会い】　菅谷・夏焼
【ふたりぼっちの宇宙戦争】　矢島
【俺はもう死んでいる】　菅谷
【こんな恋のはなし】　Berryz
【おりじなるれしぴ】　梅田
【僕に舞い降りた天使】　清水
【不思議な気持ち】　夏焼
【ハッピー･ライフ･ジェネレーター】　夏焼
【白と水色のメッセージ】　熊井
【レディライクな夏】　夏焼
【須藤さん（仮）】　須藤　中島

完結済作品３
【☆友理奈と千奈美☆　〜ふたりはプリキュア〜）】　熊井　徳永
【夏の涙とスクール雅】　夏焼　菅谷　鈴木
【１日限りのシンデレラ☆】 梅田・熊井
【ｉｆ・・・】
【夏色の夢】　夏焼
【ウィードクラウン】　熊井
【とびばこ】　菅谷
【私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜】　石村
【僕に舞い降りた天使】　清水・嗣永・矢島
【A big , little girl】　梅田
【タイトル未定】　菅谷
【思い出のままで・・・】　菅谷
【トライアングル】　熊井
【A big , kettle girl】　梅田
【世界で１番好きな瞬間】　嗣永
【夢のような日々】　石村
【金曜日の出来事】　嗣永
【青春の匂い】　熊井
【ちっちゃいイインチョ】　清水
【夜風につつまれて】　清水

＜＜おことわり＞＞

ここに登場する人物・団体・設定等はすべて架空のものであり、
実在の人物・団体・実際の出来事とは一切関係ありません。


ツッコミ用AA

州*‘ o‘ﾘ＜内緒になってないんだも〜ん

川*＾∇＾)|| ＜内緒になってないわ
（　川　_ゝ)|| ＜内緒になってないんだが　）

从 ’ｗ’)＜内緒になってないよ

从oﾟーﾟ从＜内緒になってないとゆいたいです

ﾉﾉl∂_∂'ﾙ＜内緒になってないですよ

从´∇｀从＜内緒になってましぇーん

ﾙ ’ｰ’ﾘ＜内緒になってないぞ

|ﾘ･_･`川＜内緒になってないだぎゃー

スレ立て乙

州*‘ o‘ﾘ

ほぜんするもーん

しっかり保全しないとな

こまめにほ

マニアック待ち

保全

ほぜんするもーん

ほ

ほ

前スレ21時以降投下あった？

なかったよ

ほ

保全の義務ﾌｫ―――――!!!!

>>22
ありがっう

投下待ち保全

ho

ほ

作者さん、カモン！

３０分以内に人が誰も来なかったら、雅ちゃんと友達になります！！

保全ついで阻止

>>31
けち！あと１０分だったのに。

ほ

>>1
乙です

>>34
今から書いてくれるんですか？

前スレ251の続き

教室に戻ってきた二人はそれぞれの友達の元へ戻っていく。
こわくてアイツの顔が見れず私はまた下を向いた。
アイツの表情を見てしまうと、結果がわかってしまう。
知ることがこわかった。
そんな私の気持ちをよそに、桃ちゃんたちのグループから
｢ホントに？｣
｢もも良かったじゃん！｣
｢おめでとう！｣
という会話が聞こえてくる。
その会話に体が固まる。
(うまくいったんだ…)
一瞬頭の中が真っ白になったと思うと、涙が溢れそうになる。
唇をギュッと噛み締めて必死に涙をこらえる私を舞波が心配そうに見ていた。
｢茉麻…｣
どう声をかければいいかわからず、舞波はただ私の手を握っていた。

聞きたくないのに、私の耳には桃ちゃん達の嬉しそうに話す声ばかりが聞こえていた。

>>36の続き

　放課後
｢茉麻大丈夫？｣
心配そうに舞波が聞く。
｢うん、大丈夫だよ。心配かけちゃってごめんね。｣
｢ううん、私のほうこそごめんね。委員会があって一緒に帰れなくて。なんでこんな時に委員会なんか…。｣
舞波は本当に心配そうにしていた。
舞波に心配かけまいと
｢大丈夫！大丈夫！一人でも全然大丈夫だから。委員会頑張ってね。ちゃんと働くんだよ。じゃあね！｣
と笑って見せて歩き出す。
少し歩いたところで振り返るとまだ舞波がこっちを見つめていた。
私は再び笑顔で大きく手を振ると、舞波もやっと少し笑って手を振り返してくれた。
その姿に安心し、私は一人家に向かって歩き出した。

ホントは大丈夫なんかじゃなかった。
一人でいると考えたくないことも考えてしまう。
いつもの帰り道がとても長く感じた。

(結局私は弱いだけだった)

今の関係を壊してアイツに告白する勇気も、どんなことがあっても自分の気持ちを隠して、アイツとずっと同じ関係を続けられるほどの強さも持っていなかった。
自分が情けなかった。
足取りも重くやっと家の前までいくと、そこにはアイツが立っていた。

>>37の続き

｢おう、待ってたんだ。｣
アイツが少し照れたように言う。
私にはアイツがなんで私を待っていたかすぐ分かった。
結果を知らせる為だということを。
そしてその結果も。
私はアイツの口から直接聞く心の準備も、泣かないでいられる自信もなかった。
｢あのさ…｣
アイツが喋り始めようとしたとき私は遮るように
｢告白成功したんでしょ。よかったね。わざわざ待っててくれなくても、もう知ってるから。私今日忙しいから。じゃあね。｣
そう言って逃げるように家に入った。
アイツが私を呼びとめる声が聞こえる。

家に入った瞬間私は糸が切れたようにそのまま泣き崩れてしまった…。

続く

とりあえずここまで
後でまた更新します

乙！
茉麻、泣くな！今からでも遅くない、自分の気持ちを素直に伝えるんだ！！

乙です

乙

ほかの作者も投下たのむ

作者さんかもん

マニアック待ち

優しい手さんのヒロインは茉麻というより友理奈っぽい気がする

ほ

ぜ

ho

乙
いいね

ほ

何か寂しいなぁ

B工！B工！B工！ここはもうテメェの出番だWWW

嘘WWWWWW

从oﾟーﾟ从<気持ちを伝えたいといいたいです

優手さんまだかなぁ〜、待ってます

ほ

ほ

ディスタン待ち

ﾃﾞｨｽとセンチメンタルと白東ってそれぞれどんな話たったっけ？

【白い東京】
同じ団地に住むたくさんのカワイイ女の子達。一癖二癖ある子だらけで悩みは尽きない…
けど、そんなにイヤじゃないんだよね。

【センチメンタル】
毎日のように絡んできて夫婦だとからかわれる俺と桃子。みんなにも誤解されていて…迷惑だ！
そんなとき梨沙子と出会って俺達は…

ほほほほほ

ぜん

>>38の続き

私はしばらくの間泣き続けていた。
こんなに泣いたのはベリーが死んだあの日以来だった。
私がアイツを意識しだした日。
でも今はあの時のように私を優しく包んでくれるあの手はない。

(いっそのこと涙と一緒にアイツへの気持ちも流れていっちゃえばいいのに…)


　夜―茉麻の部屋―
私は一人ベッドに横になりながら天井を見つめていた。

アイツを好きになってからもう4年以上経つ。
いつも素直になれなくて喧嘩ばかりしていたけど、もし私が素直にアイツに気持ちを伝えることが出来ていれば、何かが変わっていたかもしれない。
こんな思いもすることはなかったかもしれない。
後悔ばかりが私の頭の中を支配していた。

(これからどうすればいいんだろう)
いくら考えても答えを出すことは出来なかった。

>>63の続き

　次の日の朝―通学路―
いつもの待ち合わせ場所に行くと、もうすでに舞波がいた。
舞波が早く来ているなんて珍しいことだった。
｢おはよう、茉麻｣
｢おはよう。｣
お互い笑顔であいさつするが、その笑顔はすっきりしていなかった。
｢茉麻、目が赤いよ。大丈夫？｣
舞波が心配そうに聞く。
｢大丈夫だよ。いっぱい泣いたらちょっとすっきりしちゃった。｣
私は嘘をついた。
｢徳永君のことはどうするの？気持ち伝えるの？｣
｢…｣
少し黙っていると不意に後ろから声をかけられる。
｢よう、茉麻｣
その声に緊張が走る。
｢なんだよ、昨日のは。｣
｢なにって…いっ、言ったでしょ、忙しいって。アンタののろけ話なんか聞いている暇なんてないの。｣
私はとにかくいつものようにしようと必死だった。
｢別にのろけ話じゃねーよ！とにかく約束はちゃんと守ってもらうから。覚悟しとけよ。｣
そう言って去っていく。
全身の力が抜け｢はぁ…｣とため息をつく。
｢ねえ舞波、私今いつもみたいにあいつと話できてたかな？変な顔とかしてなかった？｣
心配になり舞波に聞く。
｢うん、大丈夫だったよ。｣
｢そっか、よかった。｣
私は安心した。

>>64の続き

　授業中
昨日ずっと考えても出なかった答えを私は探していた。
私はどうしたいのか、どうするべきなのか。
このまま今まで通りでいるべきなのか、もしそうするとしても出来るのか、それとも舞波の言ったように告白するべきなのか。

考えながらアイツを見る。
眠そうに授業を受けている横顔、ペンを持ちながらも全く動く様子のない手、ちょっと寝癖のついた髪。
そこにはいつもと変わらないアイツがいた。
その姿を見つめながら

(やっぱり…。)
私はある決断をした。

続く

>>46
あくまでも自分の中の茉麻のイメージで書いているので
ちょっと違ったのかな？
でも言われてみるとちょっと友理奈っぽいかもしれません

>>55
待っててくれたのに更新遅くなってすいません

まぁこの調子で頑張れ

おつ

いちいちレスしなくていいよ

あいつに比べると律儀だ

>>69
あいつとは？

乙です

そりゃマンネリ君でろう

こまめに保

>>66
重大な誤解を生じそうなものや、中身の濃いレス以外は返事しないほうがいいよ
知ってると思うけど、このスレには頭が変な奴がいるから
荒れてからそいつを無視すると、徹底的に叩かれるようになる
過去にはいちいちレスを返していたのが原因で、このスレから追い出されちゃった作者もいるから

マニアック待ち

保全するもーん

つまり>>74みたいなのは読まずにスルーしろと言うこと

ほ

ぜ

ほ

ぜ

つまり作者はアピールするなってことか
アピールするなら作品で

時代劇みたいにデカイツラすると叩かれるしね

古参も作者きてくれぇ

保全

３０分以内に人が誰も来なかったら、雅ちゃんと友達になります。

ダメ

阻止してくれるのは良いけど、sageようぜ！

すまん

>>89
ドンマイ！

まとめサイトの管理人交代に反対の人いる？

いないのならやってくれる人が現れるまでテンプレにでも『まとめサイトの管理人募集中』って載せない？

ほ

交代も何もカスが投げ出したんだからな

新しい奴がくるのを待ってんだよ

州*‘ o‘ﾘ

「好きだぁぁぁぁ〜。」
「馬鹿じゃん。」
「菅谷…おまえが好きだ」
「梨沙子は嫌い」
「でも俺は好きだ」
「くどい」
振られた俺！でもあきらめない。

おわり

よそのまとめやってるけどアレは結構手間食うんだよ
レスが無いなら見てないのかもしれないがあまり責めるのは酷だよ

次のまとめの人が決まらないようにプレッシャー与えてるんでしょ

ふ

保全の義務ﾌｫ―――――!!!!!!

100ゲッツ

>>65の続き

(このままでいよう…)
これが私の出した答えだった。

このままでといっても、気持ちを隠してずっと続けられるかどうかは正直わからない。
辛くて苦しくなることもあるだろう。
こんなの逃げているだけかもしれない。
それでもやっぱり、今の私にとってはアイツとの関係が壊れてしまうことが一番怖いし、それ以上の辛いことはないような気がした。
それに告白をしてしまったら授業中にこうやってアイツを見ることすらも出来なくなるかもしれない。
今目の前にいるアイツは私がいつも見てきたのと変わらないアイツだ。
桃ちゃんと付き合ったからといって、アイツが変わってしまうわけではない。
そう言い聞かせ、私は
自分の気持ちを胸の奥にしまいこんだ。

はずだった…。

>>101の続き

　帰り道
私は自分の出した答えを舞波に告げる。
私の決意が固いことを悟った舞波は
｢わかった、でも辛くなったらすぐ私に言ってね。｣そう言って微笑んだ。
その笑顔は私をとても安心させてくれた。
｢ありがとね。｣
そう言って私も笑顔になる。
舞波の優しさが嬉しかった。
辛くなっても、そばにいて私の気持ちを分かってくれる人がいるんだ。
それだけで頑張れる気がした。

(私は今までも何度も舞波に救われてきたんだな)

私は心の中でもう一度
｢ありがとう｣
とつぶやいた。

続く

短いけど今回はここまでです


これからはレスは控えるようにします

乙

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.＼:☆ノノハ　ｸｩ〜ﾝ
::::::.ミゝ从 ’ｗ’）つ
::::::⊂＿＿つノ
マイハマン巡回中！

乙です

週末投下待ち保全

ほ

ぜ

作者さん待ち保全

寝れない保全

ほ

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.＼:☆ノノハ　ｸｩ〜ﾝ
::::::.ミゝ从 ’ｗ’）つ
::::::⊂＿＿つノ
マイハマン巡回中！

優しい手さん乙！
いよいよ佳境かな…？

ふ

雅独占！

３０分以内に人が来なかったら、雅ちゃんと友達になります。

今日は人が少ないから、余裕だろうな。

あげ

まとめサイトなんていらない

阻止

前スレのつづき


ただ一人の友と呼べる存在との関係を自ら絶ってしまった焔は完全に孤立してしまった
桃が出かけた後、昼過ぎまで家で天井を眺めゴロゴロして過ごし、午後から刀を片手に山に入り、一人で剣の稽古をするようになった
だが、以前は体を動かすことで次第に小さくなっていった胸の奥のモヤモヤは今となっては剣を振れば振るほど大きくなる
破壊せよ、ぶち壊せと本能が命じるのだが、木の枝を刀で切り刻んだくらいでは衝動は収まらない
いつもなら日が暮れた後まで刀を振り回すのだが、その日はどうも気分が乗らず、夕日が赤くなる前に焔は家に帰ってきた
刀を部屋の隅に立てかけ、ゴロンと寝そべった焔の視界にあるものが飛び込んできた
祭りの日に衝動買いして以来、壁にぶら下げたままにしておいたおもちゃの弓矢である
焔はなんとなく弓矢を手に取り、構えてみた
そして、入り口の戸の取っ手を的に見立てて、矢を放った
所詮おもちゃだ、精度は期待できまい、という焔の想いとは裏腹に、矢は焔が思い描いた通りの鋭い軌道で取っ手に命中した
これは・・・・・・使えるかもしれない・・・・・・・・・・
目に生気の戻った焔は矢の先端を鋭く削り始めた

翌日、以前怜也と釣りをした川原に続くすすきの生い茂る野原に弓矢持参の焔が現れた
焔はまず足元に落ちていた小石を広い、川に向かって放り投げた
直後、水面で羽を休めていた水鳥がいっせいに飛び立つ
その中の一羽を狙い、焔は矢を放った
矢は狙った鳥の隣を飛ぶ別の鳥に命中した
桃がああいう状態になってしまった以上、焔が直接手を下さねばならない事態になるかもしれない
その場合、剣で、となると、今の焔の実力だと無傷で勝つのは厳しい
そこで、新たな選択肢・・・・・・弓矢である
命は奪えずとも、傷を負わせることができれば後で剣で戦う時に有利になる
焔が放った矢は結果として外れたが、数日間調整すれば十分に使い物になりそうな手応えを得た

この日から、焔と近所の家の夜食に鳥や兎の肉が出るようになった

三度目、つまり最後の里との連絡の二日前の深夜
寝ていた焔は、殺気に似た嫌な気配を感じて目を覚ました
どうやら隣の布団の桃が上半身を起こし、焔の背中をじーっと見つめているようだ
焔が眠り続けているふりをしていると、桃は物音を立てぬように布団から抜け出し、そっと土間に降り、戸を開けて家を出て行った
桃の気配にただならぬ物を感じた焔は、尾行することにした
村の中央をぶち抜く通りをまっすぐ歩く桃と十分に距離をとり、物陰に隠れながら前へ前へと進む
道は基本的に一本道なので、離れていても見失う心配は少ない
焔の尾行が完璧なのか、あるいは焔が眠っていると思い込んでいるのか、桃は尾行に気付く様子もなくどんどん進んでいく
行き先は亀蔵の屋敷だろう・・・・・・・・・・
焔はそう思ったのだが、桃は屋敷を素通りし、なおも道を突き進んでいく
そして、逆側の村外れ、焔が昼間弓矢の稽古をしていた原っぱに近付くと、突如手を振り走り出した
桃が手を振る先には人影が・・・・・・・亀蔵の姿がある
普段は亀蔵の傍らには必ず怜也か重左衛門の姿があるのだが、今は一人っきりのようだ
恐らく、桃と二人でこっそり待ち合わせをしたのだろう
桃は亀蔵の元に辿り着くと両手を握り、二言三言その場で話し込んだ
そして、二人は肩を寄せ合い、手を繋いですすきをかき分け野原の奥へ進んでいった
そこから先は焔でもさすがに尾行を続けることはできない
しーんと静まり返った真夜中に、音を立てずにすすきの生い茂った野原に入るなど、どんなに腕のよい忍びでも無理だ
仕方なく焔は近くに生えている大木によじ登った
野原の中ほどにすすきが不自然に揺れる一角があった
不自然な揺れはゆっくり動き、その揺れが野原の向こうの端、つまり川原に近付き、川原に桃と亀蔵が現れた
暗くて距離もあるので焔の目にははっきり見えないのだが、二人が身体を寄せ合いながら土手に腰を下ろそうとする影が、月明かりに照らされた



つづく

作者さんこないかなー

時代劇乙

時代劇とその取り巻きのたたきがいる限りこないよ
書き手も読み手も減って保全すらままならない

今日は金曜日
明日は土曜日

今日は朝からコバルトブルーだ。ブルーブルーベリーかもしれない。
ブルーブルーベリー？　それならやっぱハッピーじゃん！？　私ってとことんハッピーな女の子だ！　

学校へ行く道の途中、クラスメイトの千奈美ちゃんと出会った。挨拶する千奈美ちゃんをチラッと見て素通りするのが私の日課なんだ。
ほら、慌てて私を追いかけてくる。この子は私のことを大親友だと勘違いしている大馬鹿者だから。
だから私は、痛っ‥‥もうこの子はいつもこうやって私を叩きながらじゃれてくる。この前なんかドライバーで私の腕を刺しながらじゃれてきた。いつも笑顔でじゃれてくるから、私は何も文句を言わず、そのままにさせておく。
私って本当に優しい女の子だな。うん、桃子はいつも優しいぞ！

時代劇、乙！

教室に入ると、ほら、クラスのみんなからお花のプレゼント。
いつも机の上にお花を飾ってくれる優しいクラスメイトたちだけど、ごめんね、私にはお友達はいらないの。だって生きていくうえで友達なんて必要ないから。だからいらない。

学校の勉強は正直つまらないことだらけだけど、この雰囲気を味わえるのは今のうちだけ。いずれは卒業して嫌でも働かなくちゃいけないから。
労働は正直好きじゃない。だって可愛くないもん。
ん？　先生がこっちを見てる。この先生はいつも私を見ている気がする。もしかして私に気がある？もしかしてセクハラ？もしかして教師と生徒の禁断のラブストーリー？「高校教師」みたいな展開？？？
でも私は中学生で、先生は中学教師だから、「高校教師」はありえないよね。やめたやめた。それにそんなにタイプでもないし。
なんで怒ってるの？　私と結ばれないことがそんなに悔しいの？
でもね、私は一人の男の人に縛られたくないの。だから彼氏も旦那さまもいらない。

もう放課後だ。あっという間に一日も終わってゆく。

「ピタゴラスイッチ」を見るため急いで家に帰ろう。いつもここからが私の帰りを今か今かと待っているはずだ。
ん？　靴の中に大量の画鋲が入ってる。私の誕生日はまだなはずなのにプレゼントをくれるなんてなんて優しいクラスメイトたちなんだ。
でも、画鋲は間に合ってるからいらない。みんなの靴の中に一つづつ入れておこう。私って優しい女の子だな。

今日も一日平和に過ごす　桃子はいつでもハッピーデー

ある町のある学校の嗣永桃子の金曜日の出来事。

おわり

乙

愛が無い

うおおおおおももちーーー！！！まさかアオカン？やべえ凹むわ…胸が痛い…


松本空気嫁

松本オヒサそして乙

>>132
お前どこみてアオカンとか言ってんの？
ちゃんと読めよ

松本しょうもないぞ

うわーグロキター

おもしろかったからいいよ

今日の夜の投下ラッシュ期待保全　
作者さん頼みます

ほ

松本は例の続きじゃないなら書かなくていいよ

禿同

お前ら松本に対してひでえな
いいじゃないか短篇くらい書かせてやれよ

ho

時代劇の感想もつかぬうちに書くなんて失礼もいいとこ
それにつまんなかった
おもしろければ誰も文句言わない

松本さん乙
俺はこうゆうの好きだよ

都内某所――――

つんくと石村の二人がなにやら深刻な話をしていました。

「――――――と言うわけや‥‥判ってくれるか？」
「‥‥‥‥‥はい」
呟くように返事をすると、石村は部屋をあとにした。その表情には色と言う色が全く見えなかった。
「ほんま、これを告げるときが一番辛いわ‥‥‥」
つんくはそう言うとコーヒーを口に含んだ。


夏焼宅――――

「それでは、第６回タイヤキ争奪戦〜徳永杯〜を開催しまーすっ！！　みんなちゃんと位置についてる？」
「ちょ、マーサ！ポーズが違ってるだろ！　右足じゃなくて左薬指を立てるんだよ！　梨沙子！笑顔を絶やすな！！　ペットボトルは500mlのやつだけって言っただろ！！」
夏焼が少しイライラしながら指示を出しています。
「ちょ、早くしてよ、もう始めるよ！」
「そんなに慌てなくていいよ！　どうせ舞波がいないから始められないんだし」
清水のその言葉に全員が石村がいないことに気付きました。
「おい、舞波どこ行ったんだよ！　ちょ、梨沙子探してきてくれ！」
「は〜い！」
夏焼の命令に忠実に従っています。
「もしかしたら、キッチンの戸棚の中じゃない？　もしくは冷凍庫！　よし、友理奈探してきて！！」
「は〜い」
絶対いないと思います。

「おかしいなぁ‥‥どこいったんだ舞波のやつ‥‥？　タイヤキ冷めちゃうだろ」
「もう、舞波見つけたやつがタイヤキ食べれるってことにしない？」
「じゃあ、私が食べていいんだ？　いっただきまーす！！」
徳永が提案すると、桃子がタイヤキを頭から喰らいつきました。
「ちょ、お前何食ってんだよ！！それは舞波を見つけてきた‥‥‥」
夏焼が説明していると、桃子の隣に石村がボヤーっと浮かび上がっていました。桃子が勝ち誇ったように夏焼に笑いかけます。
「‥‥‥お茶、注いでこようか‥‥？」
そう言うと夏焼はキッチンへお茶汲みに行きました。
「舞波！どこ行ってたんだよ！！お前が居なかったから月に一度のお楽しみ会がおじゃんになったじゃねえか！？」
清水は頬を膨らませて怒っていました。
「ご‥‥ごめんなさい‥‥‥」
石村はそう呟くと、いつものようにスーッと消えてしまいました。
「舞波、お前すぐそうやって姿消すのやめろよな！　この前も私が一人で洋楽に適当な歌詞をつけて熱唱してたの、声殺して笑って聞いてただろ！！」
「佐紀‥‥お前、そうなのか！？　ぶっ‥‥」
夏焼は思わず噴出してしまいました。
「それの録音したやつネットで流されてたよ！」
桃子が平然と言います。
「おま、舞波！　ネットで流すのだけはやめろよ！　ま、まさか！北斗の拳の主題歌を元キーで歌ってるのも流出したんじゃ‥‥？」
「ああ、なんかやたら高い声で歌ってたやつ？　流出してたよ！　結構上手かったよ佐紀ちゃん」
石村の代わりに桃子が答えます。
夏焼は息が出来なくなるまで笑い転げました。
「も、もういいや‥‥‥」
清水はこの世の終わりでも見たかのように落胆していました。

「あ、あとリーたんのオナラしたときに、にぎりっぺにして自分で匂い嗅いでる映像も流れてたよ」
「え！？　ちょ、顔にモザイクかけたよね？」
「右腕にはモザイクかかってたけど、顔はどうだったかなぁ‥‥」
またもや石村の代わりに桃子が答えています。
「延髄喰らわす！舞波出て来い！！」
菅谷はご立腹でした。
夏焼は笑いすぎで過呼吸を起こしていました。
「雅ちゃんも笑ってる場合じゃないよ。ノーパン写真流出しちゃってたよ」
「ははは‥‥‥‥！？　ノーパン！？」
「うん」
「そっか」
えええええ！それだけですか？
みんなずっこけました。

舞波が思いつめた目をしているのを桃子は見逃していませんでした。

つづく

本人だよな？
１人くらいこういう作風の作者がいるのは良いが増殖されるのは困る

いいよｗおもしろいから書いてｗ

また松本か　
あんまりこのスレでふざけた内容の話書くなよ

>>143
お前本人だろ

ほ

ほ

ﾉﾉl∂_∂'ﾙ

ほ

>>前スレの続き

菅谷と駅で泣きながら別れて１週間が経った
俺の中で、あの時の心の整理は今も完全にはできていない
できてはいなかったけど日常では自然に笑うことができた
その理由は･･･

「また宿題やってこなかったの！！」
桃子が俺の席の対面に座って文句を言う
俺は桃子が居ない間に算数のノートを桃子の机から勝手に借りて宿題を写している最中だった
少しだけご立腹の桃子に対して『あと３問で終わるから待って･･･』と顔も見ないで返事をする
ため息交じりに『もぅ･･･』と桃子が小さく呟く
そのまま俺の顔を桃子が見つめているのが何となくわかった
少し前だったらノートを勝手に持って行っただけで休み時間中はガミガミと文句を言われてたのに

あの日から俺と桃子の関係は変わった
少し前ならクラスメイトに桃子との関係を茶化されたら『ジョーダンじゃない！！』って言い返してたけど･･･
今では俺も桃子も『そうかな？』とか少し恥かしがって返事を返す
２人の気持ちは同じなんじゃないかって思うけど･･･
俺は菅谷の存在を完全に忘れることができないでいた
何よりも今、桃子と付き合うと『菅谷と別れたから桃子に』って感じに思えて自分の中では許せなかった

>>157

「今度の土曜日に･･･遊園地に行かない？」

昼休みに屋上で空を眺めていた俺の後ろから桃子の声が聞こえてくる
その言葉に『えっ･･･』と反応して振り返った
桃子は顔を少しだけ赤くして『ほら！ 少し前にできた遊園地！！』って恥かしがりながら説明をしている
（遊園地･･･あそこの遊園地は菅谷と行ったんだよな･･･）
俺がそんなことを考えていると桃子は何かを感じたいのか少し寂しそうな表情で言う
「あっ･･･今回はやめよっか！　そのうち行こうね！ 私はいつでもいいから！！」

（私はいつでもいいから）
桃子の言葉が胸に突き刺さる
俺が菅谷のことを完全に意識しなくなるまで桃子はずっと待っててくれるって意味なんだろうか
俺は桃子に迷惑を掛けるだけで何もしてあげてないのに･･･

話題を必死に変えようとしている桃子に笑顔を見せて言う
「行こうよ！ 俺も桃子と一緒に遊園地に行きたいし！！」
その言葉で桃子の表情がスグに笑顔に変わる
「本当に！？ 予定とかあったり気持ちの整理とか･･･別に桃子はいつでもいいんだよ？」
言葉ではそう言ってるけど嬉しそうに俺を見つめている桃子に『行ったら何に乗る？』と笑顔で返した

>>158

同じ屋上で２人と少しだけ離れた場所･･･

「も〜っ！デートなら人がいないところでやればいいのにね」
２人を見て笑いながら言う佐紀
桃子が笑顔で話しながら相手の男子の手を自然に繋ぐ
「学校でイチャイチャされても彼氏のいない私達には羨ましいだけだよね！！ 雅ちゃ･･･」
佐紀が隣にいる雅の方に視線を向けると･･･雅が怖い表情で２人を睨んでいた
「み･･･雅ちゃん！？」
呆気に取られてる佐紀の方も見ないで『ちょっと待っててね･･･』と低い声で雅が言って２人に近づく
今まで見たことの無い雅の姿に･･･佐紀は離れていく雅の後ろ姿を見つめていることしかできなかった

〜続く〜

少ないですが今日はここまで

訂正ｗ

>>159

「も〜っ！デートなら人がいないところでやればいいのにね」
　　　↓
「も〜っ！デートの約束ならメールとかですればいいのにね」


まとめサイトの人はどうしちゃったんだろう･･･

乙

オープンになった途端に本領発揮かよｗ

乙

乙です

あれ？
消えたんじゃなかったっけ？

乙
やっぱおもろいね

格が違う
天才

続きが気になる…

乙保全ﾌｫ――――――!!!!!

>>122のつづき

亀蔵のものと思われる大きな影に、桃と思しき小さな影が身体を預けるようにもたれ掛かっている
一つになった二人の影は、ぴったり寄り添ったまま動こうとしない
二人が何を話しているのか、あるいは無言で手を握って肩を寄せ合っているのか、焔のいる木の上からは遠すぎてわからない
何が始まるのか、あるいは何も始まらないのか焔をやきもきさせながら、二人はいつまで待っても動こうとしない
一刻ほど過ぎ、そろそろ東の山の山頂のあたりが青くぼんやりと浮かび上がろうかという頃、やっと二人に動きが見えた
亀蔵に寄りかかっていた桃の影が、亀蔵の身体にぐっと引き寄せられた
暗闇に目が慣れたのと明るくなってきたのとで、二人が唇を重ねているのが焔にも確認できた
今となっては桃に対する気持ちの整理がついたのか、焔の胸に嫉妬の炎は燃え上がらない
微妙な微笑ましさと恥ずかしさで思わずニヤリとしてしまう
だが、その一方で、胸の奥は温まるどころか隙間風が吹き抜けるような冷たさが支配している
やはり、これは許されない恋なのだ
祝福したくてもできない
だが、今の焔には何もできないし、何をすればいいのかもわからない
この不安感に耐え切れなくなった焔が二人の密会を見なかったことにして監視を打ち切り先に帰ろうかと思った矢先、二人に次の動きが現れた
唇を離した亀蔵が桃の両肩を抱いたままゆっくり後ろに倒れた
そして、桃の背中が地に付くと、今度は身体を起こして桃の上にうつ伏せで覆いかぶさった
この先は見ちゃいけないよな・・・・・・・
焔が遠慮して木から降りようとした瞬間、亀蔵の身体が桃に突き飛ばされて大きく跳ね上がった
桃は自分の横に大の字になって倒れた亀蔵をちらっと一瞥すると起き上がり、すすきの生い茂る原っぱめがけて走り出した
そして、焔が隠れる木の下を通り、来た道を一目散に振り返らずに走って戻っていった

あっけに取られていた焔が我に返り、川原に目を戻すと、亀蔵は大の字になったままピクリとも動かない
ひょっとして、桃の奴・・・・・・・・・殺ったのか？
警戒を完全に解いて身体を求めた亀蔵の急所を隠し持っていた短刀で一突き・・・・・・・・・・？
期待と不安を感じながら焔が眺めていると、亀蔵は勢いよく飛び起き、川の水を手で掬い、顔を洗った
そして、東の山のてっぺんに半分ほど顔を出したお日様を眺めてため息を一つつくと、焔のいる木の方に向かって歩き出した
焔は慌てて気配を消し、亀蔵からは幹の陰になって見えないところに移動したが、今まで見たことないような情けない顔をして肩をがっくり落として歩く亀蔵はまったく気付く様子がない
いつもより小さく見える亀蔵の背中が道の向こうに消えるのを待って焔は木から降りて家路についた

焔が家に近付くと、戸の前で顔面蒼白の桃が待ち構えていた
「ちょっとぉ！ほっちゃん、どこ行ってたの！？」
「どこって・・・・・・・特等席、かな？」
焔がそう言ってニヤっと笑うと、一呼吸置いて桃の顔がみるみる赤くなっていく
「う、ウソぉ！！！見てたの？」
「・・・・・・・まあ、詳しい話は中でしようぜ。飯でも食いながら」

「とりあえず、どういうことか説明してくれ」
味噌汁を啜りながら囲炉裏を挟んで対面する桃に焔が聞いた
「・・・・・・・・何にもしてないよ」
目の前に置かれた朝食には手をつけず、下を向いたままの桃が答える
「バーカ。俺が聞きたいのはそういうことじゃないんだよ」
焔は桃の緊張を解きほぐそうと、無理して明るく振舞いながら漬物を齧った
「ああいうのは今日が初めてか？」
桃は下を向いたまま、黙って小さく頷いた
「・・・・・・で、何をしていた？」
空になった茶碗を床に置きながら焔が桃の顔をジロリと睨んで聞き続ける
「・・・・・・・・見ていたなら・・・・・知ってるでしょ？」
恥ずかしさとちょっぴりの怒りに頬を赤らめた桃が小さな声で答えた
「まあ、そうなんだけど・・・・・・・最後はどうしたんだ？何で亀蔵を突き飛ばして逃げたんだ？」
「それは・・・・・・亀蔵殿が・・・・・・・・・・求めてきたから・・・・・・・・・・・」
「何を？」
「な、何をって・・・・・決まってるでしょ！」
ちょっぴりの恥ずかしさと怒りに肩を震わせる桃が床を叩きながら答えた
「ご、ごめん・・・・・・・で、嫌だったのか？」
「・・・・・・・ちょっぴり嫌で、ちょっぴり嬉しくて、ちょっぴり悲しくて、ちょっぴり怖くて・・・・・・・・・」
「おまえさぁ・・・・・・・・・任務、忘れてないよな？」
味噌汁を飲み干した焔が下を向く桃の表情を読もうと顔を凝視しながら尋ねる
「も、もちろん忘れてないよ！亀蔵殿を・・・・・・殺す・・・・んだよ・・・・・・・・」
「だったら、どうして逃げたんだ？この上ない絶好の機会だったじゃないか」
「わかってる！わかってるんだけど・・・・・・・いざ、殺せると思ったら・・・・・・気がついたら亀蔵殿を突き飛ばして・・・・・・・」
桃は一瞬、般若のような恐ろしい表情になったが、すぐにまた悲しそうに下を向いてしまった
「そうか・・・・・・・・・・」
自分なんかよりはるかに辛い桃の胸中を察した焔は、それ以上の言葉が出てこなかった


つづく

切ないな
吹雪との仕事の前にこれで忍嫌になってもいいんじゃないか焔

時代劇氏、乙！です！
般若ワロスｗ

いつになったら時代劇の
物語が終わるんだろうか・・・
あぼ〜んするのも疲れた

時代劇がいる限りスレが良くならない

んなこたない

じっさいそうだろ

終わりが無いのが本当の終わり

マジオレ嫉妬で壊れそうな程狂いそうな程
亀井氏ね−−！！！

ho

ほ

ぜ

ん

乙です！

ほ

ﾙ ’ｰ’ﾘ

休日投下待ち

|ﾘ･_･`川

州*‘ o‘ﾘ

マンネリ飽きたよ

まとめサイト･･･

こんにちくわ！

てめえがやれよ

保全

ほ

き

め

る

く

時代劇おもしれー
前は死ねとかいって申し訳なかった
今は反省している

あ

時代劇いいかげん完結しろよ長いんだよ

時代劇毎日更新お疲れさま
毎日更新できるほど暇ならまとめサイトの管理人やってくれよ

また時代劇叩きが始まったか

どっちもだまってくれよ

自分さえよければいいってやつが他人のまとめをするわけがない

>>102の続き

　次の日
学校へ向かっていると、珍しくアイツが前を歩いているのが見えた。
一瞬足がすくむ。
スーッと大きく深呼吸をしてアイツの元へ歩き出す。
いつもアイツがするように、私はアイツの頭バシッとを叩き
｢おはよ！｣
と声をかける。
思ったよりも大きくなってしまった私の声に、少し驚いた様子で
｢いてっ！なにすんだよ。｣
と振り返りるアイツ。
私はそんなアイツに笑いかける。
｢今までの分の仕返し。ボケっとしてると遅刻するわよ。｣
｢ボケっとなんてしてねーよ。｣
｢してたわよ、どうせ桃ちゃんのことでも考えてたんじゃないの？｣
｢はっ?!考えてねえよ。｣
｢あっ、顔が赤くなってる〜。｣
｢うっ、うるせぇ！違うっつーの。｣
｢はいはい、そういうことにしといてあげますよ。じゃあね！｣
そう言って私は走り出した。
そして少し走って、アイツが見えなくなったところで立ち止まる。
(ちゃんと笑えてたかな…？笑えてたよね。)
ちょっと不安になりながらも、アイツと普通に話せたことが嬉しかった。

>>207の続き

それからも私はアイツと今まで通りの関係を続けた。
学校で桃ちゃんとアイツが楽しそうに話している姿に少し切なくなったりもするけど、でもそれでもアイツと一緒にいる時間は楽しかった。

アイツと桃ちゃんが付き合うようになって２週間が経った。
二人はどんどん仲良くなり、休み時間もずっと話したり、登下校も一緒にするようになっていた。最初はぎこちない様子だった二人もすっかり恋人らしくなっている。
クラスの皆に冷やかされて、二人揃って照れ笑いを浮かべてみたり、幸せそうだ。
でも二人が親密になっていくにつれて、休み時間にアイツが私のところに来ることも少なくなっていた。
登校中に後ろから私の頭を叩く音も、聞くことがなくなった。

アイツと桃ちゃんの距離が近づいていく分だけ、私とアイツの距離は徐々に離れていった…。

>>208の続き

　日曜日
｢じゃあねー。｣
友達と遊んだ帰り道、駅から家まで向かって歩く。
冬の寒さに身を縮ませながら歩いていると、目の前に二つの後ろ姿が見える。
アイツと桃ちゃんだった。
桃ちゃんがアイツのほうを向きながら楽しそうに何か話し、アイツがそれを聞いて微笑んでいた。
見るからにお似合いのカップルといった感じだった。
私が思わず二人の姿から目を反らそうとしたその時、アイツの手に目が止まった。
アイツは何度も自分の手を桃ちゃんの手に近づけたり離したりして、何度か繰り返したあと、そっと大事なものでも触れるように優しく桃ちゃんの手を握る。
その手は私に触れるときとは全く違う手だった。
手を繋いだあと恥ずかしそうに顔を見合わせて微笑む二人。

私はそんな二人の姿を見ていられず、後ろを向き家とは反対の方向へ走り出した。

風が一層冷たく感じた。
続く

皆さん乙です


今回はここまでです

優しい手さん乙！
つーか切なすぎ！！！！友理奈は幸せになってほしいなぁ…

乙

乙

乙です

マニアック待ち

>>前スレ
…電話は梅田からだった。
あまり話したくはないが無視すると後で何て言われるか分からない。渋々通話ボタンを押した。
「もしもし」
『あっ、マオ？』
「あぁ」
『えっと…昨日はごめんね…』
梅田がいきなりそう切り出してきた。
「……まぁ気にすんな」梅田が謝ってくるなんて少し以外だと思った。
『でも……』
「いいから」
『う〜ん…わかった、じゃあ気にしない♪』
声のトーンが一気に上がった。
『そうそう！ そんな事よりね！ 居たの！フジモトが居たの！』
「あぁ…そうすか」
『今ね、舞ちゃんと一緒にご飯あげてるんだけどマオも来なよ！』
これが本当に昨日俺と一緒に寒い中、雨に濡れて震えてた奴の声か？
思わずそう疑ってしまうくらい梅田のテンションはいつも以上に高い。
確かに奴は昔から体だけは頑丈だったような気がするが。
「俺はいいよ」
『え〜何で〜？来なよ〜！かも〜ん』
「いいから…」
『ノリ悪いなぁ…もしかして寝てた？声がだるそうだよ…？』
「……まぁ」
『もう午後だよ？ そんなに寝てると病気になっちゃうよ？ 寝すぎだから』
「…………」
『もぉええわ〜ほなさいならっ』
電話は梅田によって一方的に切られた。
「……はぁ」
力無く携帯を置き、大きくため息を着く。
(バカは風邪引かない…)
焦点が定まっていない目で天井を眺めながら、朦朧とする意識の中ポツリと呟いた……

>>216

“ガチャ”

ドアが開く音が俺を浅い眠りから呼び戻した。
「マオちゃーん風邪引いたんだって？起きてるぅ？」
「あんまり大きな声だしちゃ駄目だよ…」
嗣永の声に続き、清水のヒソヒソと囁く声が部屋に響いた。
まだ開ききっていない目を向けると、ニヤニヤと笑みを浮かべる嗣永と心配そうな顔をした清水が居た。
「起きてるじゃ〜ん、どぉ調子は…？」
嗣永は声を多少抑えているつもりらしいが、もともと高い声なので、非常に強く頭が刺激される。
『何しに来たんだよ？』そう念を込めた視線を送ると、慌てて清水が口を開いた。
「ほ、ほらっ桃、漫画返しにきたんでしょ！」
「そうそうこの前借りた漫画返しに来たんだ」
嗣永が持っていたコンビ二袋から漫画を取り出した。
「でねこれの続き貸してほしいんだけど……」
嗣永は持っていた本を本棚に戻すと、本棚から新たに１０冊程の漫画を抜き取った。
「これ全部、いい？」
「…………」
「いいよね？ ありがと♪」
嬉しそうにお礼を言い、嗣永は勉強机の椅子に腰を掛けた。
「熱はひどいの？ 何度くらい？」
「桃っ、用事済んだんだからもう行くよっ」
清水が座っている嗣永を引っ張る。
「え〜何で〜？ もうちょっといいじゃ〜ん」
「ダーメ！ マオ辛そうでしょ！ ほら早く！」
清水が俺を気遣ってくれてるのはよく分かるが、どんどん声が大きくなってっている。
「もぉ分かったよぉ、じゃあマオちゃんお大事にねっ」
しばらく清水との口論に花を咲かせた後、嗣永はようやく観念し席を立った。

>>217

「あれっ？ 佐紀ちゃん何かマオちんに相談したい事あったんじゃないの？」
部屋を出る直前、嗣永が立ち止まって言った。
「えっ……」清水が声を漏らし、表情を一遍させた。
「あったんでしょ？ 相談したい事」
「…………」
顔を強張らせ黙り込む清水、部屋を沈黙が包んだ。
「………さ、佐紀ちゃん？」思わず呼びかけ沈黙を破る嗣永。
「………あっ……だ、大丈夫！ 別にあの、たいした事じゃないから……」
清水はそう言って笑顔を見せた。
「早くっ帰るよっ」清水が再び嗣永の腕を引く。
「おわっ、さ、佐紀ちゃんちょっと引っ張りすぎぃ」
「じゃあねマオ！おじゃましました〜！」
「お、おじゃましましたぁ」 ドタドタと急ぎ足で二人は出て行った。

…やっと訪れたゆっくり休める時間。その後、夕飯の時間に母ちゃんが起こしてくるまで死んだように眠った。

「食欲ないかもしれないけどちょっとは食べなさいよ」
「…………」
体を起こし、母ちゃんの言葉に頷く。
布団から出て立ち上がるが、足元がふらつき咄嗟に机に手をついた。
その時、机の上に並べられている三つのオレンジに気づいた。
(さっきまでは無かった…) そのオレンジを持ち台所に出た。

>>218

「これは……？」
「ああそれさっき舞美ちゃんが来て『お見舞いに』って置いてってくれたのよ」
母ちゃんがテーブルに食器を並べながら答えた。
「ふ〜ん…(矢島も来たのか)」
「アンタせっかく舞美ちゃんが来てくれたのにちっとも起きないんだから」
「あぁ」
「あんまり起きないから私が起こそうとしたんだけど、舞美ちゃんが『いいです』って…いい子だねぇあの子は」
「うーん」
「で、しばらくアンタの寝顔眺めて帰ってったわよ」いきなり母ちゃんの頬が上がった。
「あっそう」
「ちゃんとお礼言っときなさいよっ」
ニヤニヤと不適な笑みを浮かべながら言う母ちゃん、
(気持ち悪いな…何ニヤニヤしてんだ…？)
少し様子のおかしい母ちゃんに疑問を抱きながら、適当に返事をした。

つづく

優しい手さん乙です。
切なくて面白いです。見習いたいです。

乙

白東乙

ほんと優恋の2番煎じばっかだ
時代劇だけだよ

イケメンのパパがJunkに出てた

白東＆優しい手乙！続きに期待!!
最近きてない作者も投下しちゃえ保全

おい時代劇
今度は早く投下しないと怒るよ？

擁護派も大変ですね

ﾉﾉl∂_∂'ﾙ

白い東京さん、乙です

ほ

ほ

>>147のつづき



「ねえ、舞波ちゃん、なにか悩み事でもあるの？」
誰もいない部屋に桃子が石村を呼び疑問をぶつけます。
「え？　‥‥な、なんにもないよ」
石村は桃子と目を合わそうとしません。隣の部屋では相変わらず夏焼の怒鳴り声とみんなのはちゃめちゃやってる音で騒がしいです。
「もしかして、この前舞波ちゃんの財布に偽札混ぜたのバレたのかな？　あの時はごめんね。まさか警察に連行されて3日も帰ってこれなくなるなんて思わなかったからさ」
あのときの犯人はこいつだったのか、と石村は少しだけムカつきましたが、今はそんなことはどうでもいいのです。
「あ、だったら、あれかなぁ‥‥‥
テレビの収録のとき茉麻ちゃんのお弁当を私がこっそり食べちゃって、それを舞波ちゃんのせいにしたことを怒ってるの？」
そういえばそんなことあったなぁ、と石村は思い出しました。犯人はこいつだったのか、と怒りに震えましたがなんとかこらえました。
「じゃあ、あれだ！　コンサートのとき衣装を隠して本番直前まで黙ってたことだ！！」
ゴンッ
桃子は頭に、鈍器で殴られたような衝撃を受けました。
「おい、今までの悪行全部テメェのせいだったのかよっ！！　偽札のときはマジで焦ったんだぞ！
偽札偽造犯の疑いかけられて少年医院にぶち込まれたんだからな！！　この能力があったから脱獄できて助かったんだから‥‥ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ‥‥」
石村は物凄い形相で怒っていました。というか疑いを晴らさずに脱獄してきたんだ‥‥と桃子は思いました。

「どうした、どうした？　舞波珍しく怒鳴ったりなんかして。ああ、判ったぞ！　お前生理だな？　お前にもとうとう初潮がきたか！
今日は赤飯だな！良かった良かった、こりゃめでてぇな！！」
「うるさーーっい！！　みんな大ッ嫌い！！」
夏焼がからかうように言うと、石村はなぜか怒って部屋を飛び出しました。
「どうしたんだあいつ？」
みんな不思議でしかたありません。
「ねえ、桃子ちゃんが死にかけてんだけど！！」
須藤が頭から血を大量に流している桃子を発見しました。
「おい、佐紀手当てしてやれ！」
「わ、判った！　友理奈、包帯と消毒液持ってきて！！」
「うん判った」
熊井が急いで取りに向かいます。
「はいこれ」
「なんだこれ？」
熊井が持ってきたものを清水がジッと見ます。
「包帯と消毒液なかったから、ガムテープとセメダインだよ」
「あ、ああ‥‥ありがとう」
無邪気に笑う熊井に清水は何も言えませんでした。
仕方なく、セメダインで傷口を塞ぎ、ガムテープで頭をぐるぐる巻きにしました。
この光景を見て、みんなは怪我をしたら病院に行こうと決心しました。
そしてあとで必ず桃子を病院に連れて行ってあげようとも思いました。

――――――――


「でさ、あんた何しにここに来たわけ？」
「そうだよ、ここはキュートの秘密基地なのよ。なんでベリーズ工房のあんたがこの場所しってんのよ」
梅田と矢島が石村に詰め寄ります。

家を飛び出したあと石村は、色んなとこを走り回りました。
能力を活かしてコンビニで万引きをしたり、サラリーマンの財布を抜き取ったり、途中、つんく宅に行き、つんくのおでこにチョップを8発喰らわせてきました。
そして、この変を走ってると、鈴木と中島の二人を見かけ、後をつけこの場所に着いたのです。

「さっきから黙ってないでなんとか言えよ！！」
村上が石村の胸倉を掴みます。鈴木と中島の二人は岡井のご飯にタバスコを二瓶入れて爆笑していました。
「もういいよ。そんなとこ突っ立ってたら邪魔だからこっち来いよ。
飯まだなんだろ？　ちょうど今から食うとこだったからお前も食っていけ！な？」
梅田が石村の手を引っ張って食卓に連れていきました。
リビングに入ると夏焼宅では見たことのないような料理の数々が並んでいました。
「ま、まともなご飯だ‥‥」
石村は思わず声に出して呟きました。
「お！　やっと喋ったな！　さあ、遠慮せずにじゃんじゃん食えよ！！」
全員が席に着くと、「いただきまーす」の合図のあと一斉にみんなが動き出し、あっという間に食卓に並んでた料理が消えてなくなりました。
当然石村のお腹の中にはほんの欠片も入りませんでした。

―――――――――


「よし、舞波探しに行くぞー！！」
清水が右拳を天高く掲げました。
「私も行くーーっ！！」
「あ、私もーーっ！！」
熊井と桃子が手を挙げました。
「いってらっしゃーい」
夏焼は冷めた言い方で桃子たちにそう告げました。
「え‥‥？　雅ちゃん行かないの？」
菅谷が驚いて言います。
「もう19時過ぎてんじゃん、メンドイよ」
本当に面倒くさそうに言いました。
「行きたいやつだけ行ってくれば‥‥はいこれ」
夏焼が清水になにかを渡します。
「な、なんで、コオロギ？？」
「ヨーロッパイエコオロギだよ。カメレオンの好物らしいぞ。それ持ってたら舞波捕まえられるんじゃないか？」
「舞波は爬虫類じゃないんだけど‥‥ま、まあいいや‥‥」
桃子たちは石村を探しに出て行きました。
夏焼は一人でマンションに残りました。
「お、おい！　なにも全員で行くことねえじゃねえか‥‥‥」
まさか菅谷までもが行くとは思っていなかったのです。

つづく

>>237
乙です
後で読ませていただきますｗ

乙です

グロよ自演するな

まって普通におもしろいんだけど

乙です
独特な作風でいい感じです

君がいて
「ん〜」
大きく背筋を伸ばし大きくあくびをする。テスト前ということで徹夜をした。
でもテスト中は疲れていて寝ちゃった。テストが終わるとアイツがうるさく怒鳴る。
そんなアイツが俺は結構好きなんだ。スポーツできて背も高くて美人顔で、優しくて
そんなアイツが俺は好き。でもアイツは俺のことを好きではないかもしれない。
そんなことはどうでもいい。無理やり好きになってくれればいいのさ。
俺はそんな風に考えながらあいつを屋上に呼んだ。
「俺、お前が好きだ。」
「ぇ？」
「お前のことが好きだ。」
「例えばどこ？」
「はぃ？」
そぅいわれるとわからない。でも思いついたことを言ってみた。
「凶暴で背がでかくてあだ名がお母さんで足ふといけどスポーツできて頭良いお前がすきだ。」
言った直後何かが飛んできた。その瞬間鼻血が出た
「死ね」
そういってアイツは屋上から消えた。
「ったっくもぅ〜テレやなんだから。」
俺は鼻血を拭きながら笑っていた。
おわり

皆さん乙です


眠れないんで更新します

>>209の続き

私は一人公園のベンチに座っていた。
さっきのアイツと桃ちゃんの姿が目に焼き付いて離れない。
目から一筋の涙が流れたかと思うと、せきを切ったように涙は次から次へと止まることなく流れていった。
静かな夜の公園に、私の泣き声が悲しく響いていた。

>>245の続き

　次の日
朝舞波を待っていると少し離れたところから
｢おはよ！｣
と元気に言う声がする。私が顔を上げ挨拶しようとすると、私の様子がいつもと違うことにすぐ気付き舞波が走ってくる。
｢茉麻どうかしたの?!｣
そう聞く舞波に私は昨日の出来事を話した。
｢そうだったんだ…。電話してくれれば私行ったのに。大丈夫なの？｣
舞波のその言葉に
｢うん、なんとか。ごめんね。｣
と一言だけ言う。
二人はそのまま何も言わず学校へ向かった。
学校へ着くと、教室にはもうアイツがいた。隣には桃ちゃんも。
｢おっす！｣｢おはよー。｣そう言って私達に向かって挨拶をする二人に、なんとか
｢おはよう。｣
と言って避けるように席に着いた私は、顔を上げることが出来ない。
授業中もアイツのことを見れなかった。

>>246の続き

　昼休み
｢茉麻、ちょっと話があんだけど。｣
そう言ってアイツが私に声をかけてきた。
(何でこんな時に…)
少し考えた後
｢わかった。｣
と言ってアイツと教室を出る。

｢話って何？｣
と聞く。
｢約束守ってもらおうと思って。言ったろ、何でもするって。｣
私はすっかり忘れていた。
告白が成功したらなんでもすると言った約束…。
｢何にしようか考えてたんだんだけどさ…、お前の好きな奴教えろよ。｣
アイツのその言葉にビックリして思わずアイツを見つめた後、下を向き
｢いないよ。｣
と答える。
｢何言ってんだよ、いるんだろう。いやさー、嗣永と付き合えるようになったのもある意味お前のおかげみたいなもんだしさ、オレもお前に協力してやろうと思って。｣
アイツが少し照れながら言う。

(協力…？私のおかげ…？)
私はもう泣きそうだった。
｢だから、いないってば。｣
｢約束だろう。教えろって。悪いようにはしないからさ。｣
そう言いながらアイツが私の肩を叩く。
｢やめて！！｣
大声で言い、アイツの手を思い切り振り払った瞬間、堪えていた涙が溢れ出した。
｢えっ?!なっ、ちょっと…｣
涙に驚いているアイツに、私は何も言わずにその場を走り去った。

>>247の続き

アイツの元から逃げ出した私は屋上へ駆け上がった。
(もうダメだ…。)
アイツの前で泣いてしまった。
限界だった。

アイツに肩を叩かれた瞬間、私は桃ちゃんに優しく触れるアイツの手を思い出した。
私に触れたいつものぶっきらぼうな手が、アイツにとって私はなんとも思ってない存在だと言っているようで、たまらなく嫌になった。
今までは心のどこかで、私だけに向けられるぶっきらぼうな手や態度は、アイツにとって私が特別な存在であるような気がしていた。
でもそれが私のアイツに対する気持ちと同じ[特別]になることはないのだと気付いてしまった。
このままでいいと思いながらも、どこかで期待していた自分にも…。

休み時間の終わりを知らせるチャイムが鳴る。

私の恋の終わりを告げているようだった。

続く

今回はここまでです

お前天才

乙！

乙

>>171のつづき


桃が背負い込んだ重荷を少しでも軽くしてやりたい、自分が代わりに背負ってやりたい・・・・・・・・・
焔はそう思っていたが、彼にできたことといえば早起きして桃の分まで朝食を作ったり、桃が帰ってくる前に布団を敷いておいてやることくらいであった
剣の腕に自信を持ち、剣さえ達者ならば腕利きの忍びになれると思い込んで天狗になりかけていた焔は、自分の無力感に打ちひしがれていた
桃の方もあれ以来、亀蔵との関係がぎくしゃくしてしまったようで、暗い顔で屋敷に向かい、しょぼくれた様子で帰ってくる
このままではいけない、何とかしないといけない、そう思っても何もできないうちに二日が過ぎ、最後の里の者との連絡の日が来てしまった
前夜の桃の疲れきった暗い顔を見て、特に聞くべきこともないだろうと判断して打ち合わせをしなかった焔は、里の者に何を報告していいのか悩んでいた
任務の遂行が可能であると伝えるか、あるいは自分たち二人だけでの遂行を諦め、代理の者や助っ人を派遣してもらうか・・・・・・・・
今日、決断しないともう後がない
どうすればいいんだ、何て言えばいいんだ・・・・・・・・・
焔は囲炉裏の前で座禅を組んだり、逆立ちしたりしながら必死に考えたが、結論は出ない
小腹が空いたので昼飯にでもしようか、と思う頃、表になつかしい人の気配が現れた
「よぉ息子！元気にしているか？孫の顔はいつ見せてくれるんだ？」
表の人は戸を開けるなり大声でそう言いながら笑顔で家に勝手に上がりこんできた
「お、お父！？最後の連絡の人って・・・・・・・・」
「そうだ、俺だ！悪いか？」
「い、いや、悪くないけど・・・・・・・・・・・」
「で、どうなんだ？桃ちゃん、そろそろつわりが出てるか？」
焔の父はあっけに取られる焔の様子にお構いなしに草履を脱ぎ、上がりこんで囲炉裏の前に腰を下ろした
「バ、バカ！そんなのはねぇよ！」
焔は相手が父親である安心感で、胸の奥に仕舞い込んでおくつもりだったことまで語ってしまった

「・・・・・・・ってわけで、桃の奴、標的の男に本気で惚れちゃったようなんだ・・・・・・」
「そうか・・・・・・で、任務の遂行は無理か？」
「わからない・・・・・・標的の方も桃に気があるみたいで、その気になればいつでも殺せると思うんだけど・・・・・」
「桃ちゃんに殺そうって気はあるのか？」
「ああ。あいつも任務のことは忘れていない。だから、余計に辛いんだ・・・・・・・・・」
「桃ちゃんもおまえも、ずいぶんと悩んでいるようだな。いいことだ。若いうちはどんどん悩め。悩めば心が成長するぞ」
「そんな悠長なこと言ってられないだろ！・・・・・・・なあ、俺は・・・・俺と桃は、どうすればいい？」
「おまえは・・・・・・・任務の遂行に失敗した忍びがどうなるか知っているよな？」
「ああ。処刑される」
「必ずしも処刑されると決まっているわけではないが、依頼主に対するけじめとして、処刑されることもある。その通りだ」
焔の父はいつもの家で見せるおちゃらけた顔でなく、仕事に直面したときの真面目な顔で言った
自分が一人前の男だと父に認められたことを本能的に察した焔は生唾を飲み込み、背筋を正した
「おまえらは初めての任務だから、処刑されるようなことは無いと思う。だが、なかなか拭えない汚名を着せられることを覚悟せねばならないだろうな」
焔の父はため息をつきながら言った

「そうだよな・・・・・・・・・・・・里から代わりの人を派遣してもらうか・・・・・・・・」
「それは別に恥ずかしいことじゃないぞ」
両手で頭を抱え込み、がっくりと項垂れた焔に父は優しく肩を叩きながら言った
「里としては、最終的に誰かが任務を期日内に遂行すればいいのだ。自分の力量を見極め、力不足や不向きな場合には助っ人や代理の者を呼ぶ、それでいいのだ」
今にも泣き出しそうな焔を安心させるように父は笑顔で言った
「できれば・・・・・ぎりぎりまで俺たちだけの力で挑戦したい。里から腕利きの代理を呼ぶとしたら・・・・何日くらい必要かな？」
「そうだな・・・・・・・・・桃ちゃんが使いものにならない場合、五人くらいでいっせいに襲い掛かることになるだろう・・・・・・・・・」
父は腕を組んで天井を睨みつけ、考え込んでしまった
「標的の日常を観察して、闇討ちに適した場所を探し、逃げ道も確保する・・・・・・・三日、余裕を見て五日だな」
「わかった。俺たちが戻らなければ、十日後に代理の者が来るように手配してくれる？」
「うむ。それが賢明な判断だ。戻ったら頭領に伝えておくぞ」
父はにっこり笑ってそう言いながら焔の頭を撫でた
「そういえば、お父は剣の腕はからっきしだけど、毒の扱いは里でも一番だったよな？」
焔は子供扱いする父の手を払いのけつつ尋ねた
「こら！剣のことは余計だ！で、毒がどうかしたのか？」
「ちょっと、頼みたいことがあるんだけど・・・・・・・・・・」


つづく

乙

はっちゃくかよｗ

時代劇乙

乙　ほむら悪くないじゃんももちが悪いんじゃん

オレ小説の人物のイメージって最初に浮かんだやつが頭から離れないんだよね
ほむら父は忍玉乱太郎のメガネの父のイメージ

とりあえず桃と焔でSEXして亀蔵戦への予行練習すればいいさ

賛成だが
ももちはいまだに処女ってオチだったらヤバい色んな意味で

ほ

ぜ

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.＼:☆ノノハ　ｸｩ〜「ん？」
::::::.ミゝ从 ’ｗ’)つ
::::::⊂＿＿つノ
マイハマン巡回中！

ho

グロ以下消えろ保全

ほ

このスレでマイハマン見るの久し振りだな

時代劇は引き際を誤ったな

投下待ち保全

皆さん、乙です！
時代劇さん、質問があります。「つわり」って何ですか？

時代劇はおもしろいんだから叩くなよ
もっと叩くべき作品あるだろ二番煎じの

叩く必要なんてないじゃん！！

>>271
同意だな
他は2番煎じばかり
ぬっちが多過ぎる
だいたい学校物の時短で読む気がしない
少しは時代劇さんみたいに工夫しろ

時代劇は２〜３くらいまでは面白かったんだけどな

元荒らしのふりをした擁護派乙

擁護派のふりをした荒らしだろ

荒らすつもりはない作家の向上のために言ってる
時代劇は今までになかった切り口、時代設定で新鮮、そしてうまい
その他はどれもこれも似たりよったりで区別がつかない優恋を真似ているだけ
センチメンタルは別格

だからみんな頑張れ

まねてないよ読んでもいないし考えることみんな一緒ってことだろ

面白ければ出涸らしでも良い
時代劇は好きだけど王道ハズれたのばっかになるのはどうかと

>>279
同意
学校ものがかぶるのは仕方ないかと
それをぬっちとまで言うのは酷い

ぬっちはぬっちだから

せっかく、作者さんが増えてきたんだから、細かい事気にすんなよ。

ぬっちはぬっちだから時代劇とセンチメンタル以外名前欄にぬっちっていれろ

誰もぬっちなんてしてないだろ！
みんな優恋さんに憧れて書き始めたんだから仕方ない
でもゆいたいコトはみんなゆってくれた方がいいと思う

ベリの年令が年齢だから学園物になるろは仕方がないと思う

>>285
同意

王道(学園物)あっての邪道(時代劇)だろう

保全の義務ﾌｫ―――――!!!!

>>284
別に憧れてないからやめてくれ

優恋なんかが出る前から学校モノがメインなんだが
時代劇の方がおかしいだろ
タイトル読め

時

ﾙ ’ｰ’ﾘ

ほじぇんするも〜ん

グロイカの自演だろ

>>236の続き


――――――――――


「えっ！！　お前ベリーズ卒業すんのっ！？」
「ねえ、どういうこと？」
石村の告白に村上と矢島が驚きました。
「‥‥‥だって‥‥つんくさんが‥‥」
石村は今にも泣きそうな顔で呟きました。
「それ、ベリーズのみんなには言ったのか？」
梅田がそう聞くと、石村は頭を左右に振った。
その時、鈴木と中島は、岡井を壁に磔にし、ダーツの的代わりにして大爆笑してました。
「ちょ、私雅に電話してくる！！」
矢島が慌てて携帯電話を取りに部屋へ戻ろうとしたとき、何かが後ろから首元を引っ張りました。
「イタタタ‥‥舞波、何するんだよ！！　わ、判ったから、電話はしないから、その手に持ってる棍棒は下に降ろしとけ！　な？」
矢島の必死な説得でなんとか危機を逃れました。
「と、とりあえず今日は泊まっていけよ。部屋に案内してやるからよ」
梅田が顔を引きつらせながら、石村を一番隅の部屋へ案内しました。
「私、やっぱ雅に電話しよ。あのカメレオン女にいつ殺されるか不安だもん‥‥」
そう言うと矢島は携帯電話のボタンを押しました。
ピポパポ
トゥルルルルルル‥‥‥

―――――――――――


「あいつ等も頭悪いな‥‥舞波が本当に出て行ったわけねぇんだよ。どうせ姿消して部屋の隅にうずくまってんだって」
夏焼は立ち上がると、辺りを見回しました。
「おーい！　舞波〜！　そこにいるんだろ？　もういいから出てこいよ‥‥‥おい！舞波！お前の好きなヨーロッパイエコオロギ沢山あるぞ‥‥」
誰も居ない部屋で独り言言ってる姿は異常です。
夏焼が必死で石村を捜してると夏焼の携帯が鳴りました。
「ん？　誰だこの糞忙しいときに‥‥‥」
ピッ
「もしもし‥‥誰だ！？　ああ！知らねえよテメェなんか！！　‥‥‥あ、もしかしてみよちゃんか！？　‥‥え、違う？　もうこの際みよちゃんでいいだろ！
で、用件はなんだ？　金なら貸さねえぞ！　‥‥金はいらない？　そんなことねえだろ、お前生きてく中で金が一番必要なんだぞ！それをいらないなんてお前はどこの仙人だよ！！
ちょ、私今探し物してて忙しいんだよ！　‥‥え？なに探してるかって？　そりゃあお前、ホラあれだよ‥‥緑色に輝くあれだよ！！　もう私のことはどうでもいいだろ！！
お前の用件を聞かせろよ！　貸した金なら今月いっぱいまで待ってやるから！　‥‥え？　借りてないって？　そうだっけ？みよちゃんには2億くらい貸した覚えがあるぞ！
みよちゃんじゃない？　嘘付けよ、どう見てもみよちゃんだろが！　‥‥え？　電話だから見えてるわけがないだって？　ばっ、お前ほらアレだよ！テレビ電話だよ！
そうそう、あの最新型の見なくても見えるってやつだよ！　え？ないの？　そ、そうなのか？　でも別にいいだろ！お前がみよちゃんだったらなんか不都合なのか！？
‥‥だったら早く用件を言えよ！　‥‥舞波？　舞波って、あの私たちの中で一番存在感が薄くて都合が悪くなるとすぐ消えてしまうあのカメレオン女のことか！！？
ばっか！それを早く言えよ！なんだお前等のとこ居るのか！？　じゃあ、今すぐ迎えにくるから、サンキュな舞美！！」
電源を切ると夏焼はすぐ家を飛び出しました。

――――――――――


「ちょ、なにアイツ！？　私のこと誰なのか最初から判ってたんじゃない！！　誰よみよちゃんって！！」
電話した矢島は二度と夏焼に電話をしないと心に誓いました。
「で、来るって？」
「うん。でも場所わかるのかなぁ？」
「さあ？　でもあの女なら来る気がする‥‥」
矢島と村上はちょっとだけ怖くなりました。


一方その頃、桃子たちは――――――


「チョコレートパフェ三つと、白玉ぜんざい一つ。そして、チーズケーキ二つね。あ、あとドリンクバーも！」
探すあても見付からず、どうでも良くなった6人はファミレスに居ました。
「ではご注文を繰り返します。チョコレートパフェを‥‥‥」
「一々繰り返すなよ。私たちはちゃんと食べたい物伝えてんだから、間違って持ってきたら、それはテメェのミスだろ！
それともなにか？　お前は私がちゃんと伝えていたのにそれを上の空で聞いてたってのか？」
清水が少しイライラしながら、ウェイトレスに向かって言いました。
「も、申し訳ありません‥‥失礼します」
バイト四日目のウェイトレスはこの仕事は向いてないと思い、今日付けで辞める決心をしました。

「それにしても舞波はどこ行ったんだ‥‥コオロギもあと少ししかねえぞ‥‥」
清水がコオロギの入ってた瓶をテーブルに置きました。
「ねえ、そんなのに頼ってるから見付からないんじゃない？」
徳永が最もな意見を言いました。
「だってどこに行ったのか検討もつかないんだから仕方ないだろ！　それに梨沙子が‥‥‥」
「雅ちゃんがこれで探せって言ったんだから絶対これで見付かるはずだよ！　雅ちゃんの言うことに間違いはないんだから！！」
「‥‥な？　さっきからずっとこうなんだもん‥‥」
清水は菅谷を見て呆れていました。

「お待ち致しました。チーズケーキとチョコレートパフェのお客様‥‥」
「ちょっと待て！　お前、誰がどれを注文したか覚えてねえの？　最悪だよこいつ‥‥客をなんと思ってんだよ‥‥」
「も、申し訳ありません‥‥」
清水は呆れていました。
「しかも私の白玉ぜんざいが無いってことは、なんだ？　私はみんなが食べ終わった頃に一人でぜんざいをすするのか？　みんなが美味しく頂いたあとに一人寂しく食べなきゃいけないのか！？」
「す、すみません。すぐに持ってきます！」
多分このウェイトレスはこの仕事を辞めたらニートになるだろうなぁと、須藤は思いました。

「でも、舞波探さず戻ったら雅になんて言われるか判んないしなぁ‥‥」
清水はぜんざいの中身が餅ではなく白玉だったことに怒りを覚えましたが、桃子に自分から白玉ぜんざいを注文してたよと、教えられ怒りを静めました。
「じゃあ、舞波ちゃんに似た子でも探してその場でも凌ぐ？」
桃子の提案に菅谷以外が賛同しました。
「ダメだよ！雅ちゃんがこのコオロギで見付かるって言ってたんだから、ちゃんと探そうよ！！」
「友理奈、こいつ眠らせて‥‥」
ゴキッ
清水がそう言うと、熊井が菅谷の頭を横に捻りました。
「まあ、とりあえずドリンクバーの元取ってから、舞波似のやつ探しに行こうぜ！！」
清水がそう言うまでもなく、桃子たちはドリンクバーを占拠していました。

つづく

otu

乙

oti

ちょっと厳しいな

面白いｗ
一つくらいこういう小説あったほうがいいな

ほ

ぜ

ほ

久しぶりに優恋の辺りの過去スレを読み返してみた…。
良い作品ってのは何度読み返しても良いもんだな。

それにあの頃のここのスレは雰囲気が良かった。
作者間でアイテムやネタの共有があって、それを包むような読者の雰囲気があって…。

それが今じゃちょっとでも似たような設定があればぬっちだなんだと一々ツッコミ入れる心狭い輩ばっかになってしまって、そんなヤツラが偉そうにのさばってやがる…。
ﾘｱ消じゃなくても良いからあの頃のここのスレの雰囲気に戻って欲しいよ

>>265　つづき

「ただいま〜・・・・・・ちょ、ちょ、ちょっと、何？何なのこの臭いは！？」
その日の晩、桃は帰ってきて戸を開けるなり家中に充満する異臭に絶句した
「おう、おかえり〜。この臭い、覚えはないか？」
囲炉裏に吊るした鍋で、草や蟲を煮込んでかき混ぜる焔が答えた
異臭の発生源はこの鍋のようだ
「これ・・・・・・もしかして、毒？」
「ああ。そうだ。今日、里からお父が来たんだ。で、帰る前に材料を揃えてもらった」
「そっか。今日は里の人が来る日だったね・・・・で、おじさんは元気だった？」
「相変わらずだ。そそっかしいというか、気が早いというか、俺とお前がめおとになるものだと決め付けて、孫はまだか、なんて言ってたぞ」
「ウフフフフフっ。おじさんらしいね」
微笑みながら囲炉裏に近付いた桃は、鍋から立ち上る刺激の強い煙を吸い込んでしまい、激しく咳き込んだ
「ゲホッ、ゲホッ・・・・ね、ねえ、ほっちゃん、何で毒なんて作ってるの？」
「矢に塗るんだ」
「なるほど。毒矢か・・・・・・ねえ、毒矢なんて使わなくても鳥や兎は獲れるんじゃないの？」
「・・・・・・・確かに獣なら毒矢なんて使う必要ない」
焔は桃と目を合わせようとしないまま鍋の中身をかき混ぜ続ける
「獣じゃない・・・・・・・・・って、まさか！？」
「そう、そのまさか、だ」
いつもは細いのに、この時ばかりは真ん丸くなった桃の目をちらっと一瞥して焔は言った

「亀蔵殿を・・・・・・・・毒矢で・・・・・？」
「そうだよ。他に何を射るっていうんだ？」
「だって、だって・・・・・・亀蔵殿は・・・・・・私が・・・・・・頭領だって、ほっちゃんは手を出すなって言ってたじゃない・・・・・・・・・」
「今のお前にできるのか？」
焔は鍋をかき混ぜる手を止めずに桃を睨んだ
「で、できるよ！それが任務だから！やるよ！」
「いーや、無理だ」
焔は一瞬手を止め桃をきつく睨んだが、すぐにまた鍋をかき混ぜ始めた
「おまえは・・・亀蔵に本気で惚れてる。口では違うと言ってるけど、おまえの様子を見ていればガキでもわかる」
桃は何かを言い返そうと口を小さく開いたが、すぐに口をつぐみ、下を向いてしまった
「頭では亀蔵を殺さなきゃならないってわかってる。でも、心がそれを拒む。体が言うことを聞かない。そうだろ？」
桃は唇を噛み締めて返事をしなかったが、焔はそれが肯定の返事だと受け取った
「期日までに亀蔵を殺せなかった場合、里に戻った俺たちがどうなるか・・・・・・わかってるよな？」
「見せしめで・・・・・・・・処刑されちゃうよね」
「・・・・・その通りだ。逃げても一緒。里から追っ手が派遣され、やっぱり殺される」
「でも・・・・・亀蔵殿と一緒なら・・・・・亀蔵殿に守ってもらえば・・・・・・・生き残れるかも・・・・・・・・」
「いや、それはない。あいつはお前を捨てる気だ」
「ええっ？ウソ・・・・・・でしょ？まさか・・・・・・亀蔵殿が・・・・・・・・・・」
「嘘じゃない。あいつは出世のために姫様を娶る予定だ。お前とは遊びだったんだよ」
「・・・・やっぱり・・・・・・そうだったんだ・・・・・・・・あんな立派な方が、私なんかと・・・・・・・・」
桃の両目から大粒の涙が次から次へと零れ落ち、その先は言葉にならなかった

「お前は気付いてなかったかも知れないけど・・・・・俺さあ、こっちに来てからちょっとおかしかっただろ？」
焔は泣き続ける桃を慰めるでもなく、今までと変わらぬ調子で話し続ける
「実は・・・・俺、お前に対して恋心に近い気持ちを抱いたこともあった。亀蔵に嫉妬したこともあった。でも、今は違うんだ」
焔は鍋に蝦蟇蛙を放り込み、あくまでも毒作りの作業のついでといった風で話し続ける
「今の俺の気持ちは・・・・・やっと気付いたんだが・・・・・・お前が傷つくところを見たくない、それだけだ」
下を向いていた桃が両手で涙を拭い、焔の顔を見たが、焔はそれに気付かない振りをして鍋を見つめ続ける
「だが、もう遅すぎた。この先、どういう道を選び、どういう結末になろうと、おまえは傷つく。心に深い傷を負う」
そこまで言うと、焔はやっと顔を上げ、桃の目を見た
「いろいろ考えたんだが、これが・・・・・俺が亀蔵を殺すのが、お前の傷が一番浅くて済む。わかってくれよ」
焔は任務の遂行に失敗しても自分たちが処刑されることは無いこと、期日に間に合いそうに無い場合に代わりの者を派遣してもらうよう手配しておいたことは伏せた
それは桃に一時しのぎの逃げ場を与えることに過ぎず、今は良くても、後々忍びとして大成できなくなるほどの痛手を与えることになると思ったからである

「ほっちゃん・・・・・・・・・・」
桃はそう言った後、しばらく肩を震わせて泣きながら何かを考えている様子だったが、しばらくして「ありがとう」と小さな声で搾り出すように言った
「よし。そうと決まれば、お前も協力してくれ。明日、話があるとか言って亀蔵をあの川原に呼び出してくれ。できるか？」
「たぶん・・・・大丈夫だけど・・・・・・・・ほっちゃん、大丈夫？あんなところで弓矢を使ったら怪しまれない？」
「俺があそこで狩をしているってのは、この辺の人ならみんな知ってる。兎を狙った矢が逸れたことにすればいい」
「それで・・・・・・命中させる自信は？」
「もう兎だろうが鴨だろうが百発百中だ。もっと的が大きい亀蔵なら気配を読まれて避けられてもかすり傷くらいなら負わせることができる」
「かすり傷で・・・・・いいの？」
「ああ。この毒は傷口に触れるだけであの世行きさ。かすり傷だけで十分殺せる」
焔はそう言うと鍋の火を消した
「あとは、これを一晩かけてゆっくり冷ませば完成だ。今日はもう寝ようぜ」
「・・・・・・うん」
二人とも精神的にかなり疲れていたが、この晩はいろんな想いが次から次へと湧き上がり、一睡もできぬまま朝を迎えてしまった

つづく
何故かクッキーが消えてた・・・・orz


>>270
妊娠初期の女性によく見られる胃腸障害ですな
よくドラマなんかで女の人が流し台に走ってオエってやった後に「できちゃったの・・・・」
の、アレです

時代劇乙！！！！！
これは楽しみで寝られないから次の更新まで起きとくからな

ho

何故かとかｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
名無しで自演してたって正直に言えよｗ

だなだなｗｗｗ

どうせ亀蔵はげんきのかたまりで生き返るんだろ？

>>317
阻止

時代劇さんバイト中に泣かせないでくれよ

おいイケメン！バイトさぼんなよ

何でバレるんだ保全

バーミヤンのバイトってそんなに暇なんか？保全

乙

ヒマフォ〜♪

州*‘ o‘ﾘ＜さぼっちゃだめだよ

乙
名無しはいいけどよそのコテで投下しないように気をつけろよｗ

今までのは全部時代劇さんの自演だったのか・・・
残念ｏｒｚ

それはないってそれはないよないって・・・

ほ

前は時代劇のコテで、そのまま自演してバレたじゃん
これで何度目だ？
グロヤローはやっぱりマヌケだな
しかも>>265とか

ほ

自演か荒らしかも判別出来ないお前ら批判派がｱﾎ

何故かクッキーが消えてるってこと俺にもある

>>332
グロ以下劇乙

俺もあるよ。

>>334
グロ以下劇またまた乙

ねーからｗ

ﾙ ’ｰ’ﾘ

ho

春さん！

>>335
あの〜、全然違うんですけど。>>334書いたの俺だよ。

「恋してぇ〜！彼女ほしいよ〜！」
俺が友達と話していると…隣にいた女集団の一人が立ち上がり俺に言った。
「私が彼女になってあげる〜！」
「なっ夏焼…おまえ冗談言うなよ〜」
俺は笑ってごまかすと…
「冗談なんか言わないよ〜。彼女ほしいんでしょ？私も彼氏ほしいし。」
と平然な顔をして夏焼は言う。
夏焼は遊びで付き合うなんて言ってるんだと思った。

「じゃ〜付き合おうぜ〜。明後日日曜日水族館なんてどう？」
馬鹿にされたくない俺は見栄をはりデートに誘ってみた。
「いいねっ。じゃ決まりね！」
デートの誘いは見事にOK。その瞬間クラス中が騒ぎだした。

つづくかも？

帰ってきたBerryz工房のエロ小説を書こうよ28
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1133255512/

つづくかどうかもわかんないの書くなよピザ

「ピザ食いてぇ〜！ピザほしいよ〜！」
俺が友達と話していると…隣にいた女集団の一人が立ち上がり俺に言った。
「私がピザになってあげる〜！」
「ピっピザ焼…おまえピザ言うなよ〜」
俺は笑ってごまかすと…
「ピザなんか言わないよ〜。ピザほしいんでしょ？私もピザほしいし。」
と平然なピザをしてピザ焼は言う。
ピザ焼は遊びで付き合うなんて言ってるんだと思った。

「じゃ〜付き合おうぜ〜。明後日日曜日ピザの館なんてどう？」
ピザにされたくない俺は見栄をはりピザデートに誘ってみた。
「いいねっ。じゃ決まりね！」
ピザデートの誘いは見事にOK。その瞬間ピザ中が騒ぎだした。

つづく

氏ね
一人でピザ食ってろ豚WWそんなにピザ食いたいのか…？WW豚WW

ｸｿﾜﾛｽうけるんだけどｗｗｗｗｗｗｗ

>>341
(･∀･)ｲｲ!!
是非続編を

ピザ続くのかよｗ待ってる

「カキ食いてぇ〜！カキほしいよ〜！」
俺が友達と話していると…隣にいた女集団の一人が立ち上がり俺に言った。
「私がカキになってあげる〜！」
「カっカキ焼…おまえカキ言うなよ〜」
俺は笑ってごまかすと…
「カキなんか言わないよ〜。カキほしいんでしょ？私もカキほしいし。」
と平然なカキをしてカキ焼は言う。
カキ焼は遊びで付き合うなんて言ってるんだと思った。

「じゃ〜付き合おうぜ〜。明後日日曜日カキの館なんてどう？」
カキにされたくない俺は見栄をはりカキデートに誘ってみた。
「いいねっ。じゃ決まりね！」
カキデートの誘いは見事にOK。その瞬間カキ中が騒ぎだした

ひとつ言いたいんだが

















女集団ってとこピザ集団やカキ集団にしたほうがいいと思うぞ

「カキ食いてぇ〜！カキほしいよ〜！」
俺が友達と話していると…隣にいたカキ集団の一人が立ち上がり俺に言った。
「私がカキになってあげる〜！」
「カっカキ焼…おまえカキ言うなよ〜」
俺は笑ってごまかすと…
「カキなんか言わないよ〜。カキほしいんでしょ？私もカキほしいし。」
と平然なカキをしてカキ焼は言う。
カキ焼は遊びで付き合うなんて言ってるんだと思った。

「じゃ〜付き合おうぜ〜。明後日日曜日カキの館なんてどう？」
カキにされたくない俺は見栄をはりカキデートに誘ってみた。
「いいねっ。じゃ決まりね！」
カキデートの誘いは見事にOK。その瞬間カキ中が騒ぎだした

おもしろいな
グロイカよりいい

クズどもに天誅w

マニアック待ち

>>354

「イカ食いてぇ〜！イカほしいよ〜！」
俺が友達と話していると…隣にいたイカ集団の一人が立ち上がり俺に言った。
「私がイカになってあげる〜！」
「カっイカ焼…おまえイカ言うなよ〜」
俺は笑ってごまかすと…
「イカなんか言わないよ〜。イカほしいんでしょ？私もイカほしいし。」
と平然なイカをしてイカ焼は言う。
イカ焼は遊びで付き合うなんて言ってるんだと思った。

「じゃ〜付き合おうぜ〜。明後日日曜日イカの館なんてどう？」
イカにされたくない俺は見栄をはりイカデートに誘ってみた。
「いいねっ。じゃ決まりね！」
イカデートの誘いは見事にOK。その瞬間イカ中が騒ぎだした

＞カっイカ焼…おまえイカ言うなよ〜

おしい

ここまでバカにされるとは思ってなかった

イカおもしろす

続き早く書けよ

イカいいな
久しぶりの良作だ

荒らしはスルー

馬鹿にした奴全員どっかいけ

上げてるお前もな

>>366
age

>>359
そんなこと一々気にしてたら狼でなんか何も書けなくなるぞ。

貴似せず続き書いちゃえ♪

>>357
ざわつくイカメイトたちの視線を感じながら、
待ち合わせ場所と時間を決めると、イカ焼はもといたイカ集団に戻っていった
俺はイカ焼の後ろ姿を見ながら、
ああ、イカ焼と俺はデートすることになったんだな
と思ったが、全然現実感がなかった。

「おまえ、マジかよ！」
一緒に話していたイカメイトのゲソ山が膝蹴りをしてくる
何気に本気で蹴ってきているので、こっちはかなり痛い。
どうやら、イカ焼とデートは、夢の中の出来事ではなくて現実なんだと実感する。
チラッとイカ焼の方を見ると、こっちを見て笑っているように見えた
視線が交差すると、イカ焼はしなやかな腕を左右に振った。

日曜日

10時に駅で夏焼と待ち合わせをした。
駅に着き時計を見ると…
9時半

早く着きすぎた。なんてこんなに俺早く来てんだろう。
そんな事を思っていたら携帯が鳴った。夏焼からだ。
「なんか早く着きすぎちゃった…(>_<)」

俺と一緒だ。辺りを見渡すと夏焼が立っていた。
毎日制服で夏焼の私服姿は初めて…。黒のブーツに黒のミニスカート紫のダウンを着ていた。
中学生には見えないくらいすごく大人っぽい。
待っている夏焼はまるで彼氏を待ってるかのように何回も携帯をチェックしたり時計を見たりしている。

「なんか夏焼可愛いなぁ…」
そんな事を思いながら俺は夏焼のほうに向かった。

ﾉﾉl∂_∂'ﾙ＜イカくせぇ

主人公の服装は？？
教えてくれよ。

イカの邪魔するなよ

日曜日

10時に駅でイカ焼と待ち合わせをした。
駅に着き時計を見ると…
9時半

早くイカすぎた。なんてこんなに俺早くイカってんだろう。
そんな事を思っていたらイカが鳴った。イカ焼からだ。
「なんか早くイカすぎちゃった…(>_<)」

俺とイカだ。辺りを見渡すとイカ焼が立っていた。
毎日制服でイカ焼のイカ服姿は初めて…。黒イカにイカのミニスカート紫のダウンを着ていた。
イカには見えないくらいすごくイカっぽい。
待っているイカ焼はまるでイカを待ってるかのように何回もイカをチェックしたり時計を見たりしている。

「なんかイカ焼可愛いなぁ…」
そんな事を思いながら俺はイカ焼のほうに向かった。

イカ焼きとソースと初恋のにおいで♪

ほ

悪いけどイカ飽きてきた

>>374
いや、おもしろいよ
クソマンネリもイカになればおもしろいかも
クソマンネリは完全なスレ違いだから今や完全にスルーしてるから、どうなのか知らないけど

>>311のつづき


翌日、桃を亀蔵の屋敷に送り出した後、半時ほど座禅で心を鎮めた焔は鏃に毒を塗った矢と弓を携え、川原の手前のすすきの生い茂る野原に向かった
そして、数日前に桃と亀蔵が腰を下ろした場所を確認し、そこが狙いやすく、しかも隠れやすい場所を探した
すると、すすきがみっしり生え、小高くなった一角に、兎の巣穴が崩れたかのような焔に隠れてくれといわんばかりの穴があった
焔はそこを狙撃場所と決め、穴に下半身を隠して気配を消した
そのまま待つこと二刻ほど・・・・・・・・・・
普段は滅多に人の来ないこの原っぱに四人の足音が近付いてきた
焔が気配を発しないように細心の注意を払って目の前のすすきを手でほんの少しかき分け、足音のする方を見ると、原っぱの入り口で足を止める桃と亀蔵の姿が見えた
亀蔵は少し遅れてついてくる、怜也と重左衛門に何か声をかけた
二人が亀蔵に詰め寄っているところを見ると、亀蔵はここで待つように二人に言ったが二人とも了承していない様子だ
だが、強情な亀蔵に根負けしたのか、二人は渋々といった表情で頷き、その場で腕を組んで仁王立ちになった
そして、亀蔵は桃の手を引いてこの原っぱに入ってきた
亀蔵は桃の手を握り、空いた片手ですすきをかき分け、野原を奥へ、奥へと進む
そして、息を止めて身体を硬直させる焔の目の前を通り過ぎ、原っぱを抜けて川原に出た
二人はあの晩と同じ場所に、あの晩と同じようにぴったりと肩を寄せ合い腰を下ろした

「あのぉ・・・・・・亀蔵殿・・・・・弟から聞いたのですが・・・・・・・・・・」
桃は亀蔵の目を直視できず、空を見上げながら言う
まるで桃の胸中を代弁するかのような、黒く分厚い雲が空を覆い尽くしている
「うむ・・・・・・・何だ？」
亀蔵も桃の顔を直視できず、下を向いたまま答える
「お姫様と結婚して出世するって・・・・・・・・・・・本当ですか？」
桃は空を見上げていた視線を下ろしつつ、亀蔵の顔色を窺った
桃と同じような沈んだ表情をしている
「確かにそのような話が出ている。だが・・・・・・・・・・・・・」
そう言った瞬間、亀蔵の目に鋭い光が宿り、横に座る桃をいきなり突き飛ばした

すぐ近くを通り過ぎた亀蔵に気付かれなかったこと、打ち合わせどおりにあの晩と同じ場所に二人が腰を下ろしたこと・・・・・・・
事が思い通りに進んだことで、焔はホッと胸を撫で下ろしながら弓を構えていた
あそこなら確実に亀蔵に命中させることができる・・・・・・・・
そんな安心感で気が緩んだ焔は、とんでもない過ちを犯してしまった
ザワザワと揺れるすすきの隙間から、亀蔵の背中の中心を狙って焔は毒矢を放った
しかし、矢の軌道はほんの少し角度を変え、桃の後頭部を目指して空を裂く
焔は風を計算に入れるのを忘れていたのだ
普段はほとんど無風のこの野原だが、今日は嵐の前触れかのように荒れていた
自分の放った矢が桃の命を奪おうとしていることに気付いた焔は息を呑み、気配を消すのも忘れて顔を背けてしまった
キャッという桃の悲鳴を聞いて、恐る恐る焔が目を開いてみると、どういうわけか横たわる亀蔵の右肩に毒矢が突き刺さっていた

「痛たたたたっ・・・・・・・・・亀蔵殿、何をなさるのですか？」
突然突き飛ばされ石の転がる硬い地面に叩きつけられた桃は、今まで終始紳士的だった亀蔵がなぜ突然こんなことをしたのか戸惑いながら顔を上げた
「くっ・・・・・・も、桃、怪我は・・・・・・・してないか？」
今まで桃が座っていたあたりに上半身を投げ出し横たわる亀蔵が苦しそうに顔を上げた
その右肩には、矢が・・・・・・・今朝、焔が弄っていた毒矢が垂直に刺さっていた
「亀蔵殿・・・・・・？ま、まさか・・・・・・私を庇って・・・・・・・・」
全てを理解した瞬間、桃の身体は本能に支配された
「おぬしが無事なら・・・・・それでよい」
そう呟き、小さな呻き声を上げながら起き上がろうとする亀蔵に桃は抱きついた
「ダメです！亀蔵殿、動かないで！」
桃は亀蔵の着物の背中の穴に指を引っ掛け、引き裂いた
鍛えられた筋肉のおかげで矢は深くは突き刺さっていないが、少しだけ血が垂れている
しかし、焔は昨夜『この毒は傷口に触れるだけであの世行きさ。かすり傷だけで十分殺せる』と言っていた
「亀蔵殿、失礼します！」
桃は毒矢を引き抜くと懐から短刀を取り出し、傷口の近くに突き立てた
そして、傷には触れぬように注意しながら傷の周りの肉を抉り取った
さすがの亀蔵もこれには顔を歪め、小さな悲鳴を上げた
「も、桃・・・・・一体・・・・・何を・・・・？」
苦痛を歯を食いしばりながら堪えて亀蔵は尋ねたが、桃は答えずに傷口に口を当て、血を吸いだした
毒が混ざっているのか、舌が痺れるのを感じつつ、二度、三度と血を吸っては吐き捨てる行為を繰り返す
六度目に血を吸ったとき、毒を吸い尽くしたのか、あるいは舌が完全に麻痺してしまったのか、もう痺れは感じなくなった
「亀蔵殿・・・・・すぐに屋敷に戻って手当てをしましょう」
念のためにもう一度血を吸いだしてから桃はそう言って亀蔵に肩を貸して立ち上がらせ、原っぱの入り口で待つ怜也と重左衛門を呼び寄せた



つづく

>>374＝>>378

なななななな何すんだよももちーーーー！！！！！

乙

乙
バレバレじゃないか桃

ああああマジで時代劇が楽しみだ
重いっきり泣かせてくれよ

　　舞波鼠巡回中！
　　　　≡≡≡（,;;ゝ-‐' ;;;) 　　　 　　　　
　　 ≡≡≡〜,:'　=’ｗ’;=　ｸｩ〜ﾝ
　　　　 　　　　"'"'ﾞ''""

ほ

なんか全部時代劇の自演のような気がしてきた

邪魔してすいません。

>>390
続きよろ

翌日、桃を亀頭の屋敷に送り出した後、半時ほど座禅で心を鎮めた焔は鏃に毒を塗った矢と弓を携え、川原の手前のすすきの生い茂る野原に向かった
そして、数日前に桃と亀頭が腰を下ろした場所を確認し、そこが狙いやすく、しかも隠れやすい場所を探した
すると、すすきがみっしり生え、小高くなった一角に、兎の巣穴が崩れたかのような焔に隠れてくれといわんばかりの穴があった
焔はそこを狙撃場所と決め、穴に下半身を隠して気配を消した
そのまま待つこと二刻ほど・・・・・・・・・・
普段は滅多に人の来ないこの原っぱに四人の足音が近付いてきた
焔が気配を発しないように細心の注意を払って目の前のすすきを手でほんの少しかき分け、足音のする方を見ると、原っぱの入り口で足を止める桃と亀頭の姿が見えた
亀頭は少し遅れてついてくる、怜也と重左衛門に何か声をかけた
二人が亀頭に詰め寄っているところを見ると、亀頭はここで待つように二人に言ったが二人とも了承していない様子だ
だが、強情な亀頭に根負けしたのか、二人は渋々といった表情で頷き、その場で腕を組んで仁王立ちになった
そして、亀頭は桃の手を引いてこの原っぱに入ってきた
亀頭は桃の手を握り、空いた片手ですすきをかき分け、野原を奥へ、奥へと進む
そして、息を止めて身体を硬直させる焔の目の前を通り過ぎ、原っぱを抜けて川原に出た
二人はあの晩と同じ場所に、あの晩と同じようにぴったりと肩を寄せ合い腰を下ろした

>>392
お前よっぽど暇なんだな
ってか引きこもりのニートは氏ねよ
つか死ね

いつ寝てるのか気になる

「あのぉ・・・・・・亀田興毅殿・・・・・弟から聞いたのですが・・・・・・・・・・」
桃は亀田興毅の目を直視できず、空を見上げながら言う
まるで桃の胸中を代弁するかのような、黒く分厚い雲が空を覆い尽くしている
「うむ・・・・・・・何だ？」
亀田興毅も桃の顔を直視できず、下を向いたまま答える
「お姫様と結婚して出世するって・・・・・・・・・・・本当ですか？」
桃は空を見上げていた視線を下ろしつつ、亀田興毅の顔色を窺った
桃と同じような沈んだ表情をしている
「確かにそのような話が出ている。だが・・・・・・・・・・・・・」
そう言った瞬間、亀田興毅の目に鋭い光が宿り、横に座る桃をいきなり突き飛ばした

すぐ近くを通り過ぎた亀田興毅に気付かれなかったこと、打ち合わせどおりにあの晩と同じ場所に二人が腰を下ろしたこと・・・・・・・
事が思い通りに進んだことで、焔はホッと胸を撫で下ろしながら弓を構えていた
あそこなら確実に亀田興毅に命中させることができる・・・・・・・・
そんな安心感で気が緩んだ焔は、とんでもない過ちを犯してしまった
ザワザワと揺れるすすきの隙間から、亀田興毅の背中の中心を狙って焔は毒矢を放った
しかし、矢の軌道はほんの少し角度を変え、桃の後頭部を目指して空を裂く
焔は風を計算に入れるのを忘れていたのだ
普段はほとんど無風のこの野原だが、今日は嵐の前触れかのように荒れていた
自分の放った矢が桃の命を奪おうとしていることに気付いた焔は息を呑み、気配を消すのも忘れて顔を背けてしまった
キャッという桃の悲鳴を聞いて、恐る恐る焔が目を開いてみると、どういうわけか横たわる亀田興毅の右肩に毒矢が突き刺さっていた

自分が書いてもイカ焼きになるんでもう書きません。
そっちの方が楽しいと思ってる人が多そうなんで。
自分は必要ないんで！

お疲れイカ焼の原作者お前最高だったよ

>>397
クズ野郎

イカ焼は普通につまらん
面白いって言ってるのは荒らしか自演

イカもう読めないのか（´・ω・`）

イカはどうでもいいが、なん恋は続きを読んでみたかった…まぁこのスレらしいよな

下らん粘着の所為で若い創作の芽が踏みにじられて行くんだな
自分に価値が無いから他者を侮辱することでしか満足できないんだろう
早急に氏ねばいいのに

続きを書きたいんですこどイカ焼きになるのがいやなんです。
自分が作ったのをイカに変えられてていい気分になる人はいないと思います。

なにこの未練がましいやつｗ

気持ちは解るよ、ただ残念な事に今はこんな状況だから仕方が無い
風向きが変わった頃、まだその気があったら読ませてもらいたいな

じゃ〜書かねぇよ！氏ね！


はぁ〜い！自分はB工でした。

皆釣れんだろうなぁWWW

おつかれ

投下待ち保全

>>392-
ｲｲﾖｲｲﾖｰ

グロ以下は読まないけど、これは読んだ

ほ

ぜ

ん

作者こないな
そういてば松本昨日こなかったな今日は来ることを祈る

こんな状況で書き込めるかヴォケ！

州*‘ o‘ﾘ

↑これ誰？

州*‘ o‘ﾘ＜りーちゃんだもん

ほ

保全してやるよ

もしも千奈美が生意気な妹だったら
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1133358702/

>>381のつづき


怜也と重左衛門が呼ばれて原っぱに慌てて入っていった時のどさくさに紛れ、焔は原っぱを脱出し、通りを突っ走って家に帰った
走ったことで乱れた息はいつまで経っても整わず、逃げる途中に降り出した雨で冷えた身体は、囲炉裏の火にあたっても温まる気配は無い
本来なら大仕事を終え、達成感や満足感で満たされるはずの胸中は、なぜか今まで経験したことの無い大いなる恐怖に支配されていた
家の外で水を撥ねる物音がすれば怜也達か役人が自分を捕らえに来たのでは、と体をびくつかせ、すぐに刀を抜ける体勢で身構えた
それでも、次第に落ち着いてくると、原っぱから脱出することしか考えてなかった自分の未熟さ・・・・・・
つまり、任務遂行後に桃と共に村を脱出する手筈まで決めておかなかった自分の愚かさに気付くくらいの余裕はできた
この後、どうすればいいのだろうか？
桃を放って一人で逃げるべきか？
あるいは捕まる危険を冒し、桃の帰りを・・・・・・帰ってこないかも知れない桃を待つべきか？
いや、それ以前に、桃は何故亀蔵を助けるようなことをしたのか？
あんなことをしても・・・・・・・毒の調合に失敗していなければ・・・・・・・・亀蔵は助からないはずだが・・・・・・・
そういえば、毒の効き目を試していない
下手すると、俺が作った毒は失敗作で、お父が言っていたほどの効力を持っていないかも知れない
亀蔵はまだ死んでないかも知れない
いや、それどころか、死なないかも知れない・・・・・・・・・・
冷静に今後の対応策を練ろうと思っても、いろんな可能性が頭の中に浮かんでは消え、どの場合から考えていいのかわからなくなる
苛立ちと恐怖感に押しつぶされ、焔は胃の中の物を毒の残りが入った鍋に全て吐き出してしまった
もう何もかも投げ出し、どこか知らない遠いところに逃げ出したい・・・・・・・・・・・
今にも泣き出しそうな焔が土間に降り、水瓶の水で口をゆすいでいると、表から聞こえる雨音に水を弾く足音が混じりだした
さっきまで焔を度々怯えさせていた、ただの物音でなく、確実に足音であり、しかも、この家に向かってくる
追っ手か・・・・・・・・・・？
焔は戸の陰に身を隠し、刀を抜いて息を殺した

足音は一人分で、途中立ち止まることも無く一気に家に近寄り、なんの躊躇いも無く戸を開けた
普段の冷静な焔なら、敵ではないことくらいすぐわかるが、今は違った
相手が入ってくるなり素早く背後に回りこみ、後ろから左手を回し相手の口を塞ぎ、刀を喉元に突きつける
「動くな！」
だが、そう言った直後、自分が拘束した相手が桃であることに気付き、焔は刀を収めて左手を離した
「なんだ、桃か・・・・・・・・すまん」
「ほっちゃん、脅かさないでよ・・・・・・・・・・・・・・」
焔は桃を囲炉裏の前に連れて行き、雨で濡れた体を拭くための手拭を手渡した
「・・・・・・・・で、亀蔵は・・・・・・どんな様子だ？」
「大丈夫・・・・・みたいだよ。毒にやられた様子はない。矢の傷の手当てだけして、今は眠ってる」
「そうか・・・・・・・・・・死んでないのか・・・・・・・・・・・」
焔の狙撃は失敗した
しかし、焔は自分を惑わす気がかりが一つ消えたことで、ちょっとした安心感を感じた
「それでも、毒が身体に回っていれば、数日で死んじゃうらしいけどな・・・・・・・・・・」
焔がそう言うと、桃は黙って唇を噛み締めて頷いた
「でも、おまえは何であんなことをしたんだ？亀蔵を助けるような真似を・・・・・・・・・」
焔の問いに桃は答えようとしなかった
桃の答えを聞くことを諦め、別の質問をしようか・・・・・・と思った矢先、下を向いたままの桃が口を開き、蚊の鳴くような震える声で語り始めた
「・・・・・・わかん・・・ない・・・・・・・・気がついたら・・・・・・・・体が・・・・勝手に動いてた・・・・・・・・・・」
「おまえさぁ、昨夜も確認したけど、わかってるか？亀蔵を殺せなければ、俺たちは・・・・・・・・・」
焔はそう言いながら桃の顔を見た
「亀蔵殿・・・・私のことを助けてくれたんだよ・・・・・・命懸けで救ってくれたんだよ・・・・・・・」
微かな声でそう呟く桃の目には『処刑されてもいい』と言いたげな力強い光が宿っていた

「ま、まあ、いいさ。でも、あんなことしてもあの毒は強力だから無駄だぞ。それに、亀蔵たちに怪しまれちゃうだろ？」
「うん・・・・・・・・怪しまれちゃった・・・・・みたい・・・・・・・・」
桃は小さなため息をつきながら言った
「弟が毒矢を使って狩をしているから・・・・・・って言い訳したんだ。亀蔵殿と怜也さんは信じてくれたみたい」
「・・・・重左衛門・・・か？」
「うん。屋敷に戻って亀蔵殿の手当てをしている間、私の傍にぴったり付き添って監視しているようだった。それに、手当てが終わったら帰るように言われた」
「はぁ・・・・・どうするんだよ？亀蔵が毒で死ななかったら・・・・・・俺たち、もう手がないぞ」
「ごめんね・・・・・・・ほっちゃん、本当にごめんね・・・・・・・・・・・」
心の底から申し訳なさそうに謝る桃の様子を見た焔は、これ以上責める気が消えうせてしまった
「まあ、やっちゃったものはしょうがないよ。毒が効いてくれることを祈ろう。ところで、明日からどうするんだ？屋敷に来るなとか言われてるか？」
「何も・・・・・・言われていない・・・・・・・・・」
「じゃあ、明日も屋敷に行け。今までどおりに屋敷に行け」
「でも・・・・・・重左衛門さんは・・・・・・・・・私のこと疑ってるよ・・・・・・・・」
「帰れって言われたら帰ってくればいい。亀蔵の看病で二人っきりになれたりしたら儲けもんだろ？」
「・・・・・・・・うん。そうだね」
桃はそう言いながらニコっと笑った
無理矢理表情を作ったような、翳のある笑顔だったが、焔はそれを気のせいだと思い込むことにして笑顔で頷き返した



つづく

嫉妬で狂いそうなんだけど

ブリっ子じゃない桃子は（・∀・）ｲｲ!ね保全ﾌｫ――――――!!!!!

もうグロ画像リンク以下はいいよ
いつまで(仮)なんだよ
早く消えてくれ

ほ

イケメンがここ最近うざい

ネットラジオin狼板　Part502
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1133349785/208

http://203.131.199.131:8080/icy_25.m3u
安倍なつみ応援ラジオ放送中

>>428
ここで言うことないだろ

本人乙

ほ

グロマン以外早く書け保全

乙

時代劇乙

ほ

グロ以下が更新した一時間以内に必ず二つは絶賛レスが書き込まれてる件

最近、誰もこないな

ほ

>>437
何が言いたいの？

>>437
言うなって悲しくなるだろ

ぜ

投下待ち保全

ho

Ze

N

保全

くまくまくまｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

川*＾∇＾)||

叩かれ三人衆保全乙

打開投下待ち

从oﾟーﾟ从

アヒルさんもＢ工さんも保全ばっかしてないで、作品投下してよ。

＞＞453
どうして指図されなくちゃいけないんですか？！
一生懸命書いてもバカにする人ばかりだし・・・
前は小説書くのが大好きだったのに・・・今は書く事がコワくて・・・苦痛です・・・

ゴメン。別に指図するつもりじゃなかったんだけどね。
俺は、アヒルさんの作品結構好きだよ。けど、この前のは話がちょっと急すぎたと思った。
やっぱり、作者さんあってのスレだから作品をどんどん書いてほしいです。

>>454
そうゆう言い方は、やめた方がいいですよ
ちゃんと応援してくれてる人もいるんだから。

釣られるなよ

ちょｗｗｗｗ釣られすぎ

おまえらもな

ﾉﾉl∂_∂'ﾙ

ほ

のにゅ

ﾉﾉl∂_∂'ﾙ

最近ほんと作者こないな
常にマニアック待ち

春まち

保全の義務ﾌｫ―――――!!!!!

色んなスレみてると色んなシュチュエーションが浮かぶんだが…
時代劇が気になって仕事が手に着かない

>>423のつづき


翌日、いつもの時間に屋敷を訪れた桃を怜也は何事も無かったかのように迎え入れた
この日の桃の最初の仕事は粥を作り、亀蔵の部屋に運ぶことだった
その間、常に重左衛門の目が光り、桃の一挙手一投足は監視されていたが、亀蔵や怜也にきつく言われたらしく、直接的な桃を疑うような言動はなかった
自分の部屋で布団に包まる亀蔵は思いのほか元気で顔色もよく、毒の影響は無いように思えた
それが桃には嬉しくもあり、一方では任務の失敗を意味するこのことが残念でもあった
亀蔵が無事ならば自分はどうなってもよい、という気持ちはあるが、それに焔を巻き込んでしまうことが申し訳なくて堪らなかった
桃が部屋に入ってくることに気付いた亀蔵は笑顔で上半身を起こしたが、すぐに苦痛で顔をしかめてしまった
「肩の傷が思いの外深いのだ」と言った怜也を、亀蔵はきつく睨んだ
今の亀蔵を苦しめているのは毒ではなく、桃が短刀で抉った傷・・・・・・時が癒してくれる傷である
自分の手当てが無駄ではなかったことを知り、桃は重左衛門や怜也に気付かれぬように注意しながら一瞬微笑んだ

「ただいま〜」
その日の夜、いつもよりちょっと遅い時間に桃が嬉しそうに帰ってきた
「お帰り。その様子だと亀蔵は・・・・・・・」
「うん！意外と元気だったよ！あの様子だと三日もあれば布団から起き上れると思うよ」
「そうか・・・・・・毒は効かなかったか・・・・・・・・・」
桃が亀蔵のことを嬉しそうに話すことについて、焔はもう諦めている
「で、でも・・・・・きっとまた、亀蔵殿を暗殺する機会はくるよ・・・・・・」
「だと、いいけどなぁ・・・・・・・・」
焔はため息をついた
残された時間は少ない
怪我のこともあり、期日までに亀蔵が屋敷から出ない可能性すらある
桃の方もせっかく築き上げた信頼を・・・・全てではないだろうが・・・・・・失ってしまった
焔は自分たちの力での任務遂行をほぼ諦めた
念のために父を通して代わりの人の派遣を頼んでおいてよかった、と思った
しかし、この時の桃の言葉は現実になった
亀蔵を暗殺する、次の、そして桃と焔にとって最後の機会が訪れたのだ

四日後、焔が夕飯をいつものように一人で食っていると、神妙な表情をした桃がただいまの挨拶もなしに帰ってきた
「おう、桃、おかえり。どうしたんだ？疲れてるなら今すぐ布団を敷いてやるけど・・・・・・・」
「ううん、違うの・・・・・・・・・」
桃はそう言うと下を向いて黙り込んだ
そして、顔を上げて焔を見つめ、何かを言いたげに口をちょっと開いてすぐにハっとして口をつぐんでまた下を向いてしまう、という動作を三度繰り返した
「どうしたんだ？何か言いたいことでもあるのか？」
桃はしばらく焔の目をじーっと見つめたいたが、はぁ、とため息をついて語りだした
「実は・・・・・今晩、亀蔵殿に誘われたの。大事な話があるから二人っきりであの川原で会おう、って」
「ほ、本当か！？で・・・・・どうするんだ？殺る気か？」
「そうでなかったらほっちゃんに話さないよ」
桃はそう言いながら細い目に力強い光を宿らせ、焔の目を見つめた
「・・・・・・・・わかった。本気だな。だけど、決心はしていても、いざとなったらこの前みたいに身体が勝手に動いちゃうかも知れないな」
「そんなこと・・・・・ない・・・・・・・・・・」
そう言い返す桃の声はか細く、自分でもその可能性を認め、恐れている様子が焔にもひしひしと伝わった
「・・・・・・とりあえず、脱げ」
焔はそんな怯える桃に場違いな言葉を無神経にかけた
「えっ？脱げって・・・・・・・着物？」
「そうだよ。他に何か脱げる物があるのか？」
「でも・・・・・・」
「恥ずかしいなら後ろ向いていてやるから脱げ。おまえのその決心が鈍らないようにしてやるんだよ」
焔は桃の目を睨みつけてからくるりと背を向けた

「よくわかんないけど・・・・・・・これでいい？」
桃は言われるまま半信半疑で着物を脱ぎ、ぬっと差し出された焔の右手に手渡した
焔は着物を受け取ると懐から取り出した自分の短刀の鞘を外し襟にあて、縫いつけ始めた
「この短刀は着ちゃえば見えなくなる。変な動きをしなければおまえの身体を傷つけることも無い。だが・・・・・・・・」
「亀蔵殿が胸元に手を入れれば・・・・・・・・・」
「あるいは、着物を脱がそうとすれば気付く。気付かれればおまえは終わりだ。もう言い訳できない」
「そうなる前に・・・・・・・・・亀蔵殿を・・・・・・」
桃はそう言いながら生唾を飲み込んだ
「そうだ。殺さなければ、殺されると思え・・・・・・で、待ち合わせの時間は？」
そう言いながら焔は剥き身の短刀が縫い付けられた着物を焔に差し出した
「えっと・・・・丑三つ時。この前みたいに原っぱの入り口で待ち合わせ」
「そうか。まだまだ時間はたっぷりあるな。俺は準備が済んだら川原に先回りして隠れておくよ」
焔がそう言ってるうちに桃は着物を着終え、亀蔵に貰った手鏡を見ながら髪を整え始めた
そして、髪を整え終わると鏡をちゃぶ台に置き、草履を履いて土間に降りた
「ねえ、ちょっと一人になって気持ちを落ち着けたいから後のことは任せてもいい？」
「ああ。いいけど・・・・・・川原には直接向かうのか？」
「うん。そうする。川原には必ず行くから・・・・・・お願いね！」
桃はそう言うと戸を開き、表に出て行った
逃走経路のこととか、失敗した時の対応とか、打ち合わせしたいことはいくつもあった
だが・・・・・・今度は桃の気迫が違うから何とかなる
焔はそんな予感を感じながら荷物をまとめ、あのすすきの原っぱに向かった



つづく
あと1回か2回だと思う

>>470
＞そう言いながら焔は剥き身の短刀が縫い付けられた着物を焔に差し出した

間違ってる

>>470
とか言っておきながら、どうせまた嘘吐いて居座るんだろ？
マジウゼー

乙

>>472
俺もそう思う

投下する前に自演しててﾜﾛｽ

>>470 >>471
焔に もそうだけど 剥き身 じゃなくて抜き身だよね

あああマジ時代劇さんのこのももちの章のせいで
ほかのコトが手に着かないよ
早く終わってほしいけど終わってほしくない

自分のならすぐよめんるだろうが

>>477
バーミヤン乙　

お前も早く書けよｗｗｗ

ﾉﾉl∂_∂'ﾙ

投下待ち保全

ho

ぜ

ん

時代劇さん頑張れ！ずっと連載続けてください

携帯君わかったから

保全

マニアック待ち

ほ

ぜ

時代劇信者荒らすな

本人も擁護発言も工作に見えるって言ってたし程々にしとけ
端から見てもエサ撒いてるようにしか見えん

保全

実際自演してるわけだが

自演だと思うならもうこんなスレ見限っちゃった方がいいぞ
ストレスと無駄な時間から開放されるから

別に時代劇なんてごみくず以下にしか思ってないから余裕

ほんと誰もこなくなったな

時代劇で我慢しとけ

>>470のつづき


約束の時間の少し前に桃が待ち合わせ場所の原っぱの入り口に行ってみると、亀蔵は先に来て待っていた
いや、そこにいたのは亀蔵だけではない
どういうわけか怜也と重左衛門の二人も亀蔵の脇に付き従っていた
「桃よ、すまぬ。この二人に見つかってしまって・・・・・・」
そう言いながら申し訳なさそうに頭を下げる亀蔵を、怜也と重左衛門はきつく睨んだ
「怜也、重左衛門、二人はここで待っておれ」
桃に手を差し出し、原っぱの奥へ進もうとした亀蔵の前に重左衛門が立ちはだかった
「ダメです。曲者が若のお命を狙っているかも知れぬというのに」
「あれは桃の弟の悪戯であろう。案ずるでない。お主等はここで待っておれ」
「いえ、そういうわけにはいきませぬ。お二人のことは決して邪魔しませぬので」
「・・・・致し方ない。その代わり、拙者らとは十分距離を取るのだぞ！」
「承知しました」
こんなやり取りの後、四人は重左衛門、亀蔵、桃、怜也の順ですすきを掻き分け原っぱに入っていった
先頭を歩く重左衛門は周囲の様子に気を配り、茂みを刀で刺したりしながら歩く
桃は先回りしてここに潜んでいるはずの焔が見つかってしまうのでは、と不安になった
だが、桃がどれだけ精神を研ぎ澄ませても焔の気配は感じられない
重左衛門や亀蔵が気付く様子もない
そのまま何事も無く四人は原っぱを抜け、川原に着いた
「重左衛門、お主は・・・・・そうだな、あの岩のあたりで警護せよ。怜也は引き続き原っぱの中を探れ」
亀蔵の指示に二人は頷き、散っていった
「さあ、桃、こっちだ」
亀蔵は改めて桃の手をしっかり握り、いつもの場所へと導いた
「ここなら重左衛門らに話を聞かれることもあるまい」
亀蔵は顔が見えないほど遠くに佇む重左衛門を指差しながら土手に腰を下ろす
桃も亀蔵に倣い、笑顔で返事をしながら腰を下ろした

「亀蔵殿、お話というのは何ですか？」
ちょっぴり甘えた声で桃が尋ねる
「うむ。姫君との縁談のことだ」
亀蔵の口からは桃の予想通りの答えが飛び出した
亀蔵は縁談を受け入れ、桃は捨てられる
そして、心置きなく亀蔵を暗殺することができるようになる・・・・・・・・・・
だが、桃のこの筋書きは、いきなり崩れてしまった
「実はな、あの縁談なのだが、断わることにした」
亀蔵は夜空をぼんやり眺めてそう言うとふぅっ、と小さく息を吐き、桃の顔を見てニコっと笑った
「えっ？断わるって・・・・・そんなこと・・・・・・・・できるんです・・・か？」
「恐らく、そんなことをしたら全てを失うだろう。地位も、名誉も、財産も。この地に住み続けることも無理になるだろう」
亀蔵は笑顔は崩さないまま、目には真剣な鋭い光を宿らせて語り続ける
「だが、それでもいい。桃という、何物にも換え難い宝を得ることができれば、他には何もいらぬ」
「亀蔵殿・・・・・・・・・・・」
桃の口からは続く言葉が出ず、代わりに両目から涙の筋が滴り落ちた
「どうしたのだ？泣き出してしまうとは、嫌なのか？屋敷も地位も持たぬ拙者では愛せぬと？」
眉をハの字にして申し訳なさそうに尋ねる亀蔵に対し、桃は必死に首を横に振った
「そうか！では、早速、明日にでも旅立とう！二人で、いや、おぬしの弟も入れて三人で！」
桃の両手を力強く握り嬉しそうに言う亀蔵に、桃はなおも首を横に振り続ける
「いえ・・・・・・ダメです・・・・嬉しいけど、すっごく嬉しいけど・・・・・ダメなんです・・・・・・」
亀蔵の命を奪おうという桃の決心は、跡形も無く吹き飛んでしまった



つづく
深夜にもう一度の予定

他作家を捨て時代劇を選んだってことだろ

乙

このスレは時代劇専用スレになりました

ああああヤバイ泣きそう｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
どうするんだろうももち…

何で時代劇さんはオレが見に来るといつも先に書いてくれてるんだろう

ああああヤバイ泣きそう｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
どうするんだろうももち…

何で時代劇さんはオレが見に来るといつも先に書いてくれてるんだろう

お前が時代劇だからだろ

時代劇叩く糞は散ればいいよな

時代劇乙！！！！！！！！！さすが俺の時代劇

スレ違いのグロ以下専用スレだな

他にスレ立ててそこでやろうぜ
グロはここに放置してさ

終わったのか

だな

今から２４時間以内に時代劇以外の作家が来なかったら

時代劇厳禁のスレを立てる

今すぐ立てちゃえよ

時代劇・駄作・非リア小・非恋愛シチュエーション厳禁
批評批判誹謗中傷何でもあり
上を目指す作者だけ歓迎
叩かれるのが嫌なチキンな糞作者お断り
こんな条件で

おまえらもちょっとでも批判したら荒らし呼ばわりされるのは嫌だろ？
これ以降、お互いに干渉禁止ってことで

ﾉﾉl∂_∂'ﾙ

だったら叩いてるお前らがどっか行けば良いだろw

お前らこそ寄生してるｸｽﾞとちゃうんかｹﾞﾗ

また携帯きたこれ信者だまれ

時代劇が書いてるから、他の作者が来ないと思ってんのかｵﾏｲﾗ？
本気でそう思ってんなら相当重度の池沼だぞwwww

ｵﾏｲﾗの様に叩いてる香具師がいるから来ないんだろうが！
いい加減気づいてｷｴﾛﾊﾞｶﾄﾞﾓ!!!

携帯ってあれだろ時代劇の一応のカモフラージュだろｗ
ＰＣだともろバレだしね
自分で自分をあたかも第三者のように擁護するってどういう気分なの？

オレはインスピレーションが湧かないから書けないだけ
てゆーかみんな急にきたりこなくなったりするね
センチメンタルマニアック読みたいゆー

>>518
おまえが混乱させるために一人二役で叩いたり庇ったりしているという可能性もあるのだが

時代劇だけのスレじゃないってのをわかってほしい
自分が原因だということは一目瞭然なわけで
自粛するとかあんだろが
結局自分さえよければいいって考えなんだろ

○○待ちとかなくなって逆に良くなったよ

それがまかり通れば順番に標的にして全員消すことができてしまう訳だが

>>521
それは荒らした者勝ちになるぞ
それでいいのか？
あんたが楽しみにしている作品が、たった一人のキチガイに粘着されただけで読めなくなる
荒らしの支配するスレにしたいのか？

はあ？消す意味がないわけですが

>>525
まるで叩いている人の総意みたいな言い方だな
お前一人で叩いているって事か？

保全から何から何まで全て時代劇の自演ってことでいいかな

>>527
それが嫌な人はもう来るなってことにするならいいよ

>>313
sage禁止も追加しろ
俺達はお前らみたいにチキンの小心者じゃないから(ｹﾞﾗ

時代劇事故って死なないかな
それで全てが丸く収まるんだけど

携帯＝グロ以下は確定だろ
グロ以下の自演は何度もバレてるしな

時代劇おもしろいじゃんスレ違いだけど

爆笑

何が爆笑なんだよ

携帯＝時代劇ってのは確定

マンネリグロ画像さえ消えればこんなことにならないのに

リア小自治委員会の一人として時代劇氏に自粛を求める

画像ではないでしょ

蓮コラよりも精神的にきつい

まあこれだけのクオリティを維持しているってのは正直すごいと思う

>>538
その通り
グロ画像より酷い
だからグロイカ

何がクオリティだよ
マンネリだし
俺様もう読んでないし
俺様に飽きられてる時点で、もう失格なんだけどな

>>541
自分の顔を鏡で見てみなｗ

>>542
あんた誰よ
評論家気取りですか

立てたよ

キッズ恋愛小説専用スレ
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1133533509/

今後、時代劇なんかがいるスレでは書けないって作者や叩きたい人、批評批判したい人はこっちで
このスレで叩くのは禁止ね

>>543
俺の顔が鏡に写ったぞ
これはどういうことだ？
何故写るんだ？

無駄なことすんなよピザ
そんなでそっちに書く奴が入るわけ無いだろ
作家は繊細なんだよｐ

>>546
映るだろリア小ｗ

>>544
誰だチミはってか
そうです私が変なおじさんです
あっ♪変なおじさん　だから　変なおじさん〜

>>545
責任持って保全しとけよ

５４５は明日起きたら落ちてるなｗ

>>548
いやビックリした
俺と同じ動きするし

今日中に１０００いったら感動長巨編を投下します（うそ爆ｗ）

感動と言う名の下に

早く投下しろよ時代劇

時代劇待ち

他の作者も時代劇を書け
現代劇は書くな

むちゃくちゃですやん

時代劇さえいればいい

>>558
時代劇氏に粘着してる奴はキチガイだから理屈を求めるのは酷だよ

>>560
わかったよキチガイ

キチガイたちの集まり

ageますね

とりあえずグロリンクイカがいてやり辛いだろうが作者は書け

グロしね

ﾙ ’ｰ’ﾘ

全部マンネリ劇の自演

::::::＼:☆ノノハ　ｸｩ〜ﾝ
::::::ミゝ从 ’ｗ’)つ
::::::⊂＿＿つノ
マイハマン巡回中！

おい、やけいに伸びてるから俺様の時代劇殿が投稿したかと思えばなんなんだねきみたち

保全の義務ﾌｫ―――――――!!!!!

ﾉﾉl∂_∂'ﾙ

寝る前に保

>>500のつづき


「桃よ、何故ダメなのだ？何がダメなのだ？泣いてるだけではわからぬぞ・・・・・・・・」
弱りきった亀蔵は手拭で桃の涙を拭いたり、頭を優しく撫でてやったりするが、桃が泣き止む様子はない
このままでは埒が明かないと判断した亀蔵は、桃の唇に自らの唇を押し付けた
口を塞がれた桃の泣き声は止まり、肩の震えは止まり、荒い呼吸は次第に穏やかになっていった
「どうだ？少しは落ち着いたか？」
亀蔵は桃の呼吸が元通りになるのを待って唇を離し、髪をそっと撫でながら聞いた
「・・・・・・・はい」
「拙者とめおとになるのは嫌か？」
「いえ、すごく嬉しいです。でも・・・・・・・・・・」
「では、何か、拙者と一緒になれぬ理由でもあるのか？」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
桃は亀蔵から目を逸らし、下を向いてしまった
「まあ、よい。今は話せずとも、そのうち話せるようになったら聞かせてくれ」
亀蔵はそう言うと桃の頭を撫でていた左手を肩に回し、桃と共にゆっくり後ろに倒れた
「拙者は・・・・・本気だ。そなたがこの世の他の誰よりも愛しい。そなたさえおれば他に何もいらぬ。それはわかってくれ」
夜空で瞬く星を眺めながら亀蔵が言った
「私も・・・・・亀蔵殿が・・・・・・・大好きです。誰よりも好きです」
満天の星空を亀蔵と共有する喜びを感じながら、桃が恥ずかしそうに言い返す
二人はしばらく隣に寝転ぶ相手の温もりを感じながら、無言で夜空を眺め続けた
半刻ほど後、ふと、隣の亀蔵の方を桃が振り向くと、亀蔵もちょうど桃の方を振り向いたところで、二人の目と目が合った
亀蔵も桃もニコっと笑い、どちらからともなく顔を近付け、再び唇を合わせた
桃の胸の奥が次第に温かくなっていき、使命のことや焔のことは頭から消えてゆく
最初は横に並んで首を伸ばしているだけだった亀蔵は、唇を合わせたまま体を捻り、桃の上に覆いかぶさった
亀蔵の身体は重かったが、それもまた今の桃にとっては幸せな重さだ
しかし、亀蔵の右手が桃の襟の合わせから着物の中に滑り込もうとした瞬間、桃の頭の中で何かが弾けた

『この短刀に亀蔵が気付けば終わりだ。言い訳できない。殺すしかなくなる』
突如、桃の脳裏に焔の顔が浮かび、着物に短刀を縫いつけられた時に掛けられた暗示が桃を支配する
「亀蔵殿！ダメぇぇぇぇぇっっっっ！！！！！」
桃は叫びながら亀蔵の右手を必死に左手で払おうとしたが、暗示に支配された右手は髪に刺したかんざしに偽装した短刀を引き抜き、亀蔵の胸へ・・・・・
そして、亀蔵の右手が襟元の短刀を探り当てた直後・・・・・・・・・・・桃のかんざしは亀蔵の左胸を貫いた
「うぐっ、も、桃・・・・・これは・・・・・・一体・・・・・・・・・」
胸から噴き出す血で桃の着物を汚しながら、苦しそうに亀蔵が聞く
「ご、ごめんなさい・・・・・・亀蔵殿、本当にごめんなさい・・・・・こうするより仕方がなかったんです・・・・・・・・・・」
「ゲホっ・・・・・・も、桃よ、拙者が・・・・憎くてやったの・・・か？」
泣きながら謝る桃の顔に多量の血を吐きながら、かすれた声で亀蔵が続けて聞く
「違います！亀蔵殿は・・・・大好きです！この世の誰よりも愛しいお方です！でも・・・・・でも・・・・・・・・・」
「そうか・・・・・・・ならば・・・・・よいのだ・・・・・・・・」
亀蔵は口の両脇から血を垂らしながらニッコリ笑い、桃の顔に吐き出してしまった血を左手で拭おうとした
だが、亀蔵の両手は胸から流れる血で染まっており、拭っても桃の顔の血は落ちない
「亀蔵殿、お願いです・・・・桃を斬ってください・・・・・・・桃を殺してください・・・・・・」
「いや、それは・・・・・無理だ・・・・・・・・・・」
亀蔵は桃の頭を血まみれの手で撫でながら言う
「拙者の右手・・・・・力が入らぬのだ・・・・・・あの矢で射られてから、痺れが止まらぬのだ・・・・・・・・」
亀蔵の身体はとうとう震えだした
「そ、そんな・・・・・・・で、では、桃も亀蔵殿にお供いたします！」
桃はそう言うと亀蔵の胸からかんざしを引き抜き、自分の喉に突き刺そうとした
「ならぬ！！」
しかし、亀蔵は最後の力を振り絞り、痺れて満足に動かぬ右手で桃のかんざしを叩き落した
「そなたは・・・・生きよ。拙者の分まで生きよ・・・・・・・・・・」
桃は亀蔵の気迫に胸を打たれ、黙って大きく頷いた

「も、桃よ・・・・・顔を・・・・見せてくれ・・・・拙者が愛したおなごの顔を・・・・最後に・・・・・・・」
桃が頷いたのを確認すると、亀蔵は桃の頬に左手を伸ばした
毒の影響は出ていないはずなのに、左手もプルプル震えている
「亀蔵殿・・・・・桃はここにいますよ」
桃は頬に当てられた亀蔵の左手に両手を添え、そのまま自分の顔を亀蔵の顔に近づける
「うむ・・・・・・いい目だ・・・桃の目は・・・・・・強い目だ・・・・・・・」
鼻息を感じるほどまで近付けられた桃の顔を眺め、亀蔵は満足そうに笑った
そして、二人はまたまた唇を重ねた
「・・・・・・・か、亀蔵殿！？」
しばらくして、桃は亀蔵の震えが止まったことに気付き、慌てて唇を離して顔を見た
亀蔵の目は閉じられ、涙が両目から滲み出している
しかし、口元には笑みが浮かび、驚くほど安らかで穏やかな顔つきになっていた
「亀蔵殿・・・・・・・・・さよなら」
桃は亀蔵の口元の血を手拭で拭くと、亀蔵をその場に寝かせて立ち上がった

遠くから重なり合う亀蔵と桃を仕事だと割り切って眺めていた重左衛門は、突然立ち上がった桃の姿を見て絶句した
月の明かりに照らされた桃の全身は、血塗れにしか見えなかったからだ
何が起こったのか、と慌てて主人の姿を探すと、桃の足元に横たわり、ピクリとも動かない亀蔵が・・・・・・・・・
「わ、若！！！！おい！怜也！若があの小娘にやられた！！！」
重左衛門は絶叫すると、立ち上がってはみたもののどっちに逃げていいのかわからず右往左往する桃に向かって走り出した

重佐衛門の絶叫を聞き、慌てて川原に向かって走り出した怜也の前方で、すすきの中から人影がにゅっと現れた
「おぬし・・・・・・焔か？そこをどけ！」
「やだよ」
焔はそう言うとクルっと後ろを向き、桃めがけて走る重左衛門の足元めがけて手裏剣を投げた
手裏剣は重左衛門のふくらはぎに突き刺さり、重左衛門は痛そうに足を抱えてその場に崩れ落ちた
怜也と重左衛門は斬ってはならぬ、と頭領に言われているが、この程度の傷なら十日もすれば治るだろうから構わないだろう、と焔は思った

「桃！川だ！向こう岸に渡れ！」
この叫びに反応して桃が川に飛び込むのを確認し、焔は再びクルっと向きを変え、怜也に正対した
「焔よ・・・・お主、一体何をしているのだ？頼むからそこをどいてくれ。拙者は若の元に行かねばならぬのだ」
目の前で焔がしたことが信じられない怜也は、あくまでも友として、味方として焔に語りかける
「だから、やだって言ってるだろ？俺は敵なんだよ。俺と桃は亀蔵の命を奪いに来た忍びなんだよ。ここを通りたければ俺を斬れ！」
焔はそう言いながら刀を構えた
「な、何を言っておる？拙者にはわからんぞ・・・・・・焔よ、ウソだろ？ウソだと言ってくれ！」
「ウソじゃねえよ。ほら、刀を抜けよ。抜かないって言うのならそれでもいいけど」
焔がそう言いながら近寄ってくると、怜也も渋々刀を抜いて構えた
「よーし。それじゃあ、かかってこいよ！言っとくけど、俺の本当の実力はあんなもんじゃねえぞ」
ニヤっと笑って挑発する焔に向かって怜也は飛びかかってきた
だが、その太刀筋に二人で稽古していた時ほどの鋭さはない
焔は怜也の緩慢な動きを舌打ちしながら交わし、ガラ空きの胴にひと太刀入れた
斬ってはならぬ、という言いつけがあるので着物と腹の皮一枚だけしか斬らなかったが、怜也は腹を斬られたという思い込みで、腹を両手で押さえてその場に崩れ落ちた
「けっ・・・・・・あんた、弱すぎるよ。おまけにお人よしすぎる。っつうか、ここまで来るとただのバカだ。笑いが止まらないぜ」
焔は怜也に背を向けると川原めがけて走り出した
走っているうちに何故か笑いではなく涙がこみ上げてきた
斬られたのではなく、斬ったのに・・・・・・・・・腹の皮一枚だけなのに・・・・・・・・焔の胸はズキっと痛んだ
焔は里の外で初めてできた、歳の離れた友を失った

原っぱを抜け、川原に着くと、重左衛門が足を押さえてのたうち回る近くに亀蔵が倒れていた
全身血塗れの亀蔵は、相当苦しいはずなのにとても穏やかな、いい夢を見て眠っているような顔をしていた
死んでしまってはもう敵も味方も関係ない、と思って手を合わせようとした瞬間、焔は亀蔵がまだ微かに息をしていることに気付いた
ここは武士の情けでもないが、トドメを・・・・・・・・
焔はそう思って腰の刀に手を当てた
だが、亀蔵の穏やかな表情の意味を察した焔は思い止まった
これは桃の仕事だから俺は手を出さない方がいいだろう
それに、亀蔵も・・・・俺にトドメを刺されるより、愛し合った桃の刃で逝きたいだろう
焔は亀蔵にペコリと一礼だけして、桃の後を追って川に飛び込んだ


つづく

いつになったら消えるんだよグロ以下野郎

時代劇嫌なら
キッズ恋愛小説専用スレ
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1133533509/
↑
ココ逝け

わざわざ立ててくれたんだから

ヤッベェオレマジ超泣いてるんですけど｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

挿入歌は
TAKUIの雪に願いを

ほ

オシャレ保全

作者がココで亀蔵を殺さない狙いはなんだろう

え？虫の息でしょ
ほむらがトドメささなくても時期に死ぬって意味じゃないの

乙

保全

::::::＼:☆ノノハ　ｸｩ〜ﾝ
::::::ミゝ从 ’ｗ’)つ
::::::⊂＿＿つノ
マイハマン巡回中！

州*‘ o‘ﾘ

時代劇を最初から読んできてしまったらこんな時間…

あぁん！ほっちゃぁん殿！

白い東京読み返したいんだけどまとめ居ないの？

州*‘ o‘ﾘ

擁護レス連投すんなよ携帯

恋愛専用は落ちたか

これで叩いてる奴は時代劇氏がいるスレが嫌だから暴れているのではないことが証明されたな

意味不明だよ

てか、時代劇以外マジで誰もきてないな..

>>597　
春だろ？
自分も早く投下してくれよ

時代劇を選んだ僕達

ほむらが変換できないんだけど…

ﾉﾉl∂_∂'ﾙ

焔

州*‘ o‘ﾘ

ほっちゃん痛いよぉ〜・・・もっと優しくしてよ♥

分かった。もう少しだけだぞ。

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼: ノノノハ　ﾋﾞｭﾝﾋﾞｭｰﾝ
::::::ミゝ川´・_・ﾘつ
::::::⊂＿＿つノ
シミハムマン巡回中

>>602
どうやるの？

マジレス「ほのお」

ほむらでも変換できるぞ
携帯は無理なのか？

ほ

時代劇ネタで盛り上がってまいりましたww

時代劇の取り巻きが盛り上がれば盛り上がるほどスレは過疎るっていう

>>512
おまえみたいな奴らが他の作者追っ払っちゃったから他の作者の話をしてくても話題がないからしょうがない

人のせいにしかできない時代劇ヲタあわれ

終わったな

叩かれていたのは時代劇なのになぜか他作家がいなくなった不思議

作品投下があってもたいした感想レスはつかず
叩き、自治議論ばっか
そりゃ作者も来なくなるっしょ

春うぜーいつまで待ってもきやしねぇ

駄作はスルー超駄作は叩くだろ？

自演できんだから１人で盛り上げろよ

１人３レスぐらい感想レスつけろよっていっても時代劇しかいないから意味無いな

まだまだこれからだから

時
代
劇
氏
ね
は
リ
ア
消
ス
レ
の
総
意

::::::＼:☆ノノハ　ｸｩ〜ﾝ
::::::ミゝ从 ’ｗ’)つ
::::::⊂＿＿つノ
マイハマン巡回中！

作者さんは来るでしょ？
今までだってこれぐらい間隔あいてたじゃん
気長に待とうよ

新参だまれよ

>>626
お前がだまれ
少なくともお前よりかはこのスレにいたし

相手は会話の通じない輩だぞ
言い返したり論破したりしても無意味
そんな余裕があったら作者を全力で守ろうぜ

まぁまぁ、皆さんまったり行きましょう保全ﾌｫ――――――!!!!!!

無理すんな新参

ピザは黙ってろ

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼: ノノノハ　ﾋﾞｭﾝﾋﾞｭｰﾝ
::::::ミゝ川´・_・ﾘつ
::::::⊂＿＿つノ
シミハムマン巡回中!!

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マイハマン巡回中！

hoth

>>577のつづき


先に川を渡った桃と向こう岸で合流した焔は、道なき道を進んで国境の山を目指した
そして、かねてから目を付けていた山の中腹にある大木によじ登り、桃にも上ってくるよう促した
「まずは、これで体を拭けよ。濡れたままだと風邪を引くぞ」
焔はてっぺん近くの枝に腰を下ろすと背負っていた油紙で包んだ風呂敷包みの中から乾いた手拭を二つ取り出し、片方を桃に手渡した
「ほっちゃん、あのね・・・・・・・・」
頭を手拭で拭きながら桃が弱弱しく、震える声で呟きだした
「亀蔵殿ね、桃とめおとになってくれるって言ってくれたんだよ。何もかも捨てて、桃とほっちゃんと、三人でどこか遠いところに行こうって行ってくれたんだよ」
桃の声はとても小さかったが、ほんのり温かく、嬉しさに満ち溢れていた
だが、それを聞いた焔の胸には猛烈な後悔の念が湧き上がった
焔にとって亀蔵は任務上の標的だったが、殺意の中に私怨が無かったと言えば嘘になる
それなのに、亀蔵は自分のことまで気にかけてくれていた
また、焔は亀蔵は姫様との縁談を優先し、桃を捨てるものだと思い込んでいた
そして、亀蔵に捨てられた桃の心の傷が最も浅くなるような策を選んだつもりでいた
だが・・・・・・亀蔵は桃を捨てなかった
その結果、桃は全てを捨て、自分を選んでくれた最愛の人を自らの手で殺めることになってしまった
桃が負った心の傷は、焔が想定していた最悪の状況なんかよりはるかに深い傷になってしまった
「桃・・・・すまん！本当にすまん！」
「ほっちゃん・・・・謝らないでよぉ・・・・・謝られたら全部ほっちゃんが悪くなっちゃうよ！ほっちゃんのことが嫌いになっちゃうよ！」
「それでもいい！おまえに嫌われてもいい！俺が悪いんだから・・・・謝らせてくれよ・・・・・・ごめん・・・・・・」
「ほっちゃんのバカぁ！！！・・・・ううっ・・・・・・・・・・」
今まで気丈に振舞っていた桃は、声を上げて泣き出してしまった

桃を泣き止ませる言葉が見つからない焔は、やむなく時間に解決を任せることにして濡れた着物を脱いで黒装束に着替えた
着替えが終わる頃、そっと桃の様子を窺うと、少しは落ち着いたようで、時折鼻をすする音が聞こえるだけになっていた
「・・・・・おまえも着替えちゃえよ」
焔はそう言って桃の分の黒装束を風呂敷から取り出し、桃に手渡した
「とにかく、これで終わったんだ。帰ろうぜ」
「・・・・・・うん」
袖に腕を通しながら答えた桃は直後、帯を締める段になって急に慌てだした
「ね、ねえ、ほっちゃん、帰ろう！今すぐ帰ろう！」
「わかってるって。おまえの着替えが終わり次第里に向かうから落ち着けって」
「違うの！私たち二人の家に・・・・・あの村の家に帰るの！」
「バカ言うなよ。あの家は今頃役人や亀蔵の道場の門下生に囲まれてるよ。あそこに戻るなんて無理だ」
「そんな・・・・・・忘れ物・・・・・・しちゃったのに・・・・・・・・・」
一度は泣き止んだ桃の両目から再び涙が零れ落ちた
「忘れ物って・・・・・・・」
焔は涙を流し続ける桃に背を向け、風呂敷に手を突っ込んだ
「これか？」
そう言いながら焔は風呂敷から取り出した何かを桃に突き出した
「・・・・・・ほっちゃん！」
桃は焔が突き出した物・・・・・曇った鏡を手に取り、激しく声を上げて泣き出した
亀蔵から贈られた母の形見の鏡を胸に抱きしめた桃は焔に礼を言おうとしたが言葉にならなかった
「まったく・・・・そんな大事な物なら肌身離さず持ち歩けよ」
ニヤっと笑ってそういう焔に、桃は首を縦に何度も振った

日が昇らぬうちに闇に紛れて山を抜けてしまいたい焔は、桃が落ち着くとすぐに木を降り、里への家路についた
「ほっちゃん、あのさぁ・・・・・・里に戻ったらさぁ・・・・・・・・・」
峠で足を止め、麓で蠢く松明の明かりを観察している焔に桃が言う
「頭領が言ってたように・・・・・・・めおとになっちゃおうか？」
追っ手が山に入ってくるまではまだ余裕があると判断した焔は、桃の方を振り向き、ニコっと笑った
「やだね。断わる」
焔の返事は受け入れるか、あるいは有耶無耶にして逃げるかのどちらかだと思っていた桃は、予想外の明確な拒絶に面食らった
「おまえの胸の中にはあいつしかいないだろ？俺は俺なんだ。あいつの代わりじゃない。今のおまえが求めているのはあいつか、あいつの代わりだ」
焔に図星を突かれたような気がした桃は、申し訳なさそうに目を逸らした
「でも、時が経てば、おまえの中のあいつは小さくなるかも知れない。おまえの中のあいつより、俺の方が大きくなる時が来るかも知れない」
焔はそう言うと桃に先に進むぞ、と合図をして歩き出した
「おまえがあいつの代わりじゃなくて、俺が必要になった時・・・・・・・・」
「そうなった時・・・・・・・・めおとになってくれるの？」
桃は焔の前に飛び出し、上目遣いで焔の顔を見て言った
「そ、そうなった時・・・・・俺にその気があれば・・・・考えてやってもいいぞ」
桃の表情に心を奪われ、頬を赤らめながら焔はそう言って、山道を走り出した
「も〜う！何よ、それぇ〜！でも、約束だからね〜！」
桃はニコっと笑うと焔を追って走り出した

焔と桃が無事に里に帰り着いて半月後
桃が一人で頭領の屋敷の門の前にしゃがみ込み、時折屋敷の中を気にする様子で壁に耳を当てたりしている
しばらくすると門が開き、中から支給されたばかりの真新しい刀を腰にぶら下げた、すっかり青ざめた吹雪が出てきた
「あっ、ふぅちゃん・・・・・どうだった？ほっちゃんは？」
だが、茫然自失の吹雪は桃に気付く様子すらなく、ブツブツ独り言を呟きながら立ち去ってしまった
「・・・・・どうした、桃？」
遠ざかっていく吹雪の後姿を心配そうに眺めていた桃に、背後から焔が声をかけた
「あっ！ほっちゃん、どうだった？」
「任務だ。商人の暗殺だと」
焔は嬉しそうに笑みを隠し切れずに言った
「ほっちゃん・・・・大丈夫？」
「ああ。楽勝だ。何しろ、相棒が腰抜けの吹雪だぜ！あいつが一緒でも平気な任務だってことだ。吹雪はともかく、俺の方は傷一つ負わないさ」
「・・・・・ならいいけど」
あまりに自信満々に言う焔の様子に桃はちょっとした不安を感じた

「ところで、頭領にさっき言われたんだけど・・・・・・・亀蔵、一命は取り留めたらしいぞ」
「えっ！？本当！！？？」
不安そうだった桃の顔が見る見るうちに明るくなった
「バ、バカ！暗殺には失敗したってことだぞ！嬉しそうな顔すんなよ！・・・・・・俺の前以外では」
焔は桃の頭をゲンコツで軽く叩きながらニヤっと笑った
「お父に聞いたんだが、あの毒は血を流れなくしてしまうらしいんだ。それで死んじゃう。でも、効きが弱いと足や手の先が痺れるらしい」
「そういえば、亀蔵殿も・・・・・右腕が痺れるって言ってた」
「で、刀で斬られた時、あの毒が効いてると、普通なら絶対止まらないような出血が止まって助かっちゃうことがあるかも知れない、って言ってたんだ」
「それで亀蔵殿は・・・・助かったんだね！」
「だろうな。で、亀蔵を殺せなかった俺たちの処遇だが・・・・・・・・・」
焔の次の言葉を桃は生唾を飲み込んで待っている
「特になし。亀蔵は今後、一生刀を持てない体になってしまったらしい。当然縁談も破談になった。依頼主はそれで満足してくれたそうだ」
「でも・・・・亀蔵殿は生きている。それでいい」
桃は小さくため息をつき、ニコっと笑った
「まあ、俺の方は次の任務だ。今度こそちゃーんと殺してくるよ。桃、お土産欲しいか？」
「いらない。ほっちゃんとふぅちゃんが無事に帰ってきてくれればそれだけでいいよ」
「そうか。わかった。吹雪も死なないように守ってやるよ。じゃあな！」
焔は笑顔で右手を掲げ、もう見えなくなった吹雪の後を追って走り出した
この焔の笑顔、もう二度と見ることができないかもしれない・・・・・・・・・
桃の脳裏にそんな嫌な予感が過ぎった
この桃の予感は、里に戻ってきた焔が里にいる間二度と笑うことが無かったということで、半分的中したのだが・・・・それはまた、別の話

さてさて、巡業先の寺の縁側に戻って・・・・・・・・・
初恋の相手であり、ただ一人心の底から愛した男である亀蔵の唯一の思い出の品である手鏡に、桃はそっと息を吹きかけた
そして、まるで恋人の頬を撫でるかのように優しく、ゆっくりと鏡を撫でた
「なんだ・・・・・こんな所にいたのか」
いつの間にか背後に立っていた焔が、肩越しに鏡を覗き込みながら言う
「おっ、その鏡、まだ持ってたんだな」
「当たり前でしょ？」
「でも、巡業先にまで持ってくるか？」
「大事な物なら肌身離さず持ってろって昔、言われたから」
「へぇ・・・・・・いいこと言うね、そいつ」
焔はかつて自分が言った言葉をまったく覚えてない様子だった
「でもその鏡、完全に曇っちゃったな・・・・・明日、俺が鏡磨きの職人の所に持っていってやろうか？」
「ダメ！いいの！・・・・・・このままで、いいの・・・・・・・・」
一座を率いるようになってから、滅多に見せなくなった激しい口調で桃が言う
「そうだよな・・・・・思い出の鏡だから・・・・・他人には・・・・・」
「うん・・・・・・磨いてもらったら・・・・・・別の鏡になっちゃう・・・・・・・・」
桃は鏡を見つめてため息をついた

「ところでさぁ・・・・もう一度、あいつに会ってみたいと思うか？今、どこで何をしているのかわかんないけど」
桃は考える素振りも見せずに首を横に振った
「もういいの。今更会っても困っちゃうよ。私も、亀蔵さんも」
桃はそう言ってニコっと笑った
「ねえ、ほっちゃん、あの時の約束、覚えてる？」
「や、約束？なんだそれ？おおお覚えてないぞ」
「ええっ？忘れちゃったの？桃がぁ、亀蔵さんよりぃ、ほっちゃんの方が好きになったらぁ、めおとになってくれるって約束！」
「バ、バ、バカ！違うだろ！その時に、俺の方にその気があったら、って約束だったぞ！」
「・・・・・・覚えてるじゃん。で、どう？なってくれる？」
「・・・・・・・・・・・バーカ。聞くまでもないだろ？」
「そうだよね・・・・・・あーあ、どこかにいい男いないかな〜？」
鏡を懐に仕舞いながら笑顔で伸びをした桃を見て、焔は安心した
桃の初恋は、今となっては桃を縛り付ける恋の呪縛ではなく、最高の思い出へと昇華している
「さあな・・・・・・・おまえの妖気に毒されないような男なんているのかな？」
「ああっ！酷ぉい！」
桃はニヤっと笑って立ち上がり、しっかりした足取りで自分の部屋に向かって歩き出した



第拾参部　　最後の初恋　　おしまい

時代劇おつううううううう！
ﾙ*’ｰ’ﾘ＜ほっちゃん！せっくす！！せっくすぅ！！がなかったのは非常に残念だがよかったぞ

時代劇さん乙であります！

乙
更新早くていいね

時代劇氏乙です！！

ho

投下待ち保全

感動した

でも思いっきり泣くような場面はなかったかな

もしかしてももちは処女なんじゃ…

乙

みんな、プリキュアのＣＭにBerryz工房が出てくるはずだよ。

いつもなら640で終わって641からはおまけにしてたと思うんだけど
今回はおまけなし？

なんのこと？

州*‘ o‘ﾘ

どうしても昨夜のうちに終わらせたかったけど、間に合ってよかったー！
吹雪と千聖の時も感じたけど、気持ちがちょっとずつ変わっていくというのはやっぱり難しい
しかも今度は焔と桃の二人だから、苦しさも二倍

>>652
おまけなしです
仰るとおり、641以降はおまけにしようかと思いました
でも、この章は桃が回想に入るところから始まっているので、回想のまま終わっちゃうより戻ってきた方がいいかな、と思ってこうしました

さて、次はどうするか・・・・・・・・・・・・
これ以上男のレギュラーは増やしたくないから亀蔵みたいにゲスト的にするか、あるいは三角関係にしないと他のメンバーを主役にできないってのが・・・・

ﾉﾉl∂_∂'ﾙ

>>655
ネタがないなら無理して書かなくてもいいじゃん
いつまでも続いてるとまた粘着とかマンネリとか叩かれるよ
見切りが大切　終わるときなんじゃないの？

>>657
ネタがないわけじゃない
まともに作品読んでない荒らしに何言われても別に何とも思わないし
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負があるからマンネリと言われてもあきれるだけ
ここまで続いたものを荒らし様のご機嫌伺いのためだけに打ち切るってのも勿体ない
幸い、続きを楽しみにしてくれている人もいるみたいなんで、こっちの書く気が失せるまでは続けたい

恋愛系のネタがあるなら別シリーズで書いてくれた方が嬉しいけどな
やっぱめぐ縛りがある時代劇では良いシチュも生きない可能性が高い

意地にならんで時代劇に合うアイディアが浮かんだ時だけ時代劇で書けば良いんじゃないか

>>659
その辺は作者の意思に任せるベ
俺は随分前から時代劇は読んでないがなｗ
>>658のｶｷｺとか笑える笑えるｗ

俺も時代劇だけじゃなく現代の恋愛物も書いてほしいと思う

時代劇よ次章は「初体験〜蒼き衝撃〜」で頼むぞ
もちろん焔と桃で

続いてくれるとやっぱり嬉しいですね。これからも頑張ってください。

他の作者さん達の続きや新作も楽しみに待ってます。

アンチじゃないけど舞波以降のキャラとかかなり本人とも変えてあるしキッズ縛りである必要が無いようにも思える
これだけ精力的に書けるならオリジナルで書いて投稿とかしたら良いような気はしなくもない

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼: ノノノハ　ﾋﾞｭﾝﾋﾞｭｰﾝ
::::::ミゝ川´・_・ﾘつ
::::::⊂＿＿つノ
シミハムマン巡回中!!

他作家さん投下待ち保全

時代劇さんゆいたいコトはあるだろうけどスルースルー

そろそろ友理奈の話読みたい　弟もだしてあげて

保全

グロ画像以下の勘違いぶりもここまでくると酷いな。
お前が原因で作者が来ないってことにいい加減気付け。

>>670
そんなんじゃないです

春さんきたああああああああああああああ
どれだけ正座して待ってたことか

>>672
釣られるなよｗｗｗ

>>670
そういう訳じゃないんだけど、とりあえず時代劇さんが完結してスレが落ち着いてから続きを書こうと思ってます

だれだか知らないけどそういう訳じゃないって十分グロイカが原因になってるじゃん

>>159

俺が彼女の存在に気付いたのは既に数メートルまで近づいていた時だった
桃子の笑顔を見て笑っていた俺が視線を向けると夏焼雅が俺を真顔で見つめながら歩いていて･･･
自分から視線を逸らした俺を不思議そうに見ていた桃子も夏焼の存在に気付く

目の前まで来ると夏焼は無表情のまま俺を見ていた
俺と桃子は突然現れた夏焼とその行動に呆気に取られて困惑していた
数秒間見つめられて･･･夏焼は『ニコッ』と可愛い笑顔を見せながら言う
「桃ちゃんと仲が良いみたいだね♪」

（えっ！？　何だ･･･茶化しに来たのか）と思って俺と桃子から少しだけ緊張が解れた感じがした
俺が『えっと･･･まぁ･･･』と下を向いて小さな声で言うと･･･

『バシッ！』

音がしてから数秒が経過して理解する
俺の頬はジンジンと痛んで視線は横を向いていた
俺は夏焼におもいっきり叩かれていた

「ちょ、ちょっと！何するの！雅ちゃ･･･」
桃子の怒った声を『うるさい！桃ちゃんは少し黙ってて！！』と夏焼の尖った声がかき消してしまう
俺は頬を手で抑えながらも視線を夏焼に向ける
夏焼の表情は怒りの中にも瞳に涙を浮かべてるのが印象的だった
それだけ俺が関係してると思われる問題の重さが伝わってきていた

このスレはマンネリによって潰されたので、キャプ妹スレや友理奈妹スレにいってる

マンネリじゃないまともな作者キター

>>677

少し離れた場所から夏焼の行動を見ていた清水が慌てて俺達の方に向かって走ってくる
そんなことも関係無しに夏焼が俺に向かって怒鳴る
「何でヘラヘラしていられる訳！？ 可愛い女の子と付き合えれば誰だっていいんだ！！」
俺には夏焼の言ってる意味が全く理解できない
「楽しむだけ楽しんで本命に戻って･･･自分で最低だと思わないの！？」

走ってきた清水が夏焼の腕を取って『雅ちゃん！？どうしちゃったの！？』と泣きそうな顔をして見つめている
夏焼は涙目のまま俺を睨んでいて･･･
俺も桃子も少ししてから夏焼が怒ってる理由が菅谷のことだってわかった
夏焼が何で俺と菅谷のことを知ってるのかは知らないけど･･･でも･･･

「何も知らないのはそっちじゃない！」
さすがに我慢の限界だったのか桃子が夏焼に向かって声をあげる
桃子の言葉に『ちょ･･･桃ちゃんも冷静になって･･･』と清水が必死になってなだめる
そんな清水を間に挟んで夏焼と桃子の言い合いが始まる

「彼がどんな気持ちで菅谷さんと別れたかわかってるの？ 何も知らない第３者が出てこないでよ！！」
「どんな気持ち？ その人の気持ちは『可愛い女の子と別れたから桃ちゃんでいいや』って曖昧な感情だけでしょ！』
夏焼が桃子を睨みながら言い返す
その言葉に俺も少し『ムッ』として言い返そうとしたけど･･･俺より先に桃子が声を出す
「彼はそんな人じゃない！ 菅谷さんと別れても彼女を忘れずに今も胸を痛めてる！！」
「その結果が桃ちゃんとイチャついてるって訳なんだ･･･ 桃ちゃんも慰め役として彼に利用され･･･」

再び『バシッ！！』と高い音が鳴り響く

頬を押さえているのは夏焼
叩いた後も桃子は夏焼を睨んでいた

>>679
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負がある
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負がある
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負がある
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負がある
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負がある
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負がある
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負がある
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負がある
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負がある
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負がある
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負がある
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負がある
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負がある
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負がある
だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負がある

>>680

夏焼を桃子が叩いた状態で屋上の時間が止まってしまった感じがした
４人が固まった状態で動かない
それぞれが何を考えてるかわからないけど･･･この現状が最悪だってのはわかる

止まった時間が動き出したのは数秒後だった
静寂の中から屋上へのドアが開く音が聞こえてきて･･･
固まった状態の４人に向かって『あれ？怖い顔して４人ともどうしたの？』って矢島の声が聞こえてきた

『バシッ！！！』

頬を押さえながら叩いたのは夏焼
やり返された桃子は呆然としたまま夏焼を見ていた
俺が慌てて桃子に『桃子！？大丈夫！？』と声を掛ける
清水も下を向いたままの夏焼に『雅ちゃん！痛くない？』と頬を優しくなでていた

屋上に来て目に入った光景が信じられない様な修羅場だったことに矢島が焦りながら俺達の方に近づいてくる
「ちょ･･･ちょっと！！何！？どうしたの！？」
走って俺達のところまで来た矢島が声を掛ける
理解できていない矢島を置いてけぼりに夏焼と桃子の言い合いは続く

「何もわかってないじゃん･･･ それとも･･･分かっててそんな奴の肩を持つの？ 信じられない･･･」
夏焼の冷めた声が桃子の逆鱗に触れる
「『そんな奴』とか言わないでよ！ 彼が何したって言うの！？ 別れ話は２人の同意だったんでしょ？」
言い終わると『そうでしょ！？』と桃子が俺の方を向きながら聞いてくる

〜続く〜

修羅場キター！
激しく期待させつつ乙です！！

ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!!!!!
センチメンタルさん、乙です

乙

相変わらず面白い

乙です
修羅場(((( ;゜Д゜)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

乙
・・・いやー、激しすぎるってｗ

なんだセンチメンタルとかいうキチガイが騒がしいな




















今ログ漁って最初から読んだけどなかなかの美味だなおい

乙

>>658
別に私は荒らしじゃないし時代劇の作品も読んでる
ただ、最近は次章の前書きが無かったからネタが尽きたのかと思っただけ
でもやっぱり時代劇の賛否でスレが廃れていったのも事実
一度見切りをつけてまた新しくほかの作品を考えればいいと思う

作品の後に長文打ってごめんなさい

落ち着いてよく読め
又叩かれるよってのに対してそういうやつに何言われてもってことで
あんたを荒らし扱いしてるようには読めんだろ

少しだがセンチのおかげでスレが浄化されたな
案の定マンネリは終わりと言っておきながら、まだ居座るみたいだし
マンネリが居続ける限り、批判は無くならないからな
マンネリ自体が荒らしなのだから

時代劇の話自体は嫌いではないが禿しくスレ違いなのにずっと居るから“荒らし”と見なしてる

>>675
気にしないで書いてください
当分終わらせる予定はありませんので
意地でも続けますし

>>690
別に頼んで読んでくれとは言ってない
嫌なら読まなくていい
俺がこのスレを支えてるって自負もあるし、まともに作品読んでない荒らしに何を言われようが気にしない

>>694
偽者乙

ハイハイじゃ独立して新スレ立ててそっちでやって
1人でやっていけるだろ
ここは未熟でマンネリの作者が書いていきますから
あー立派だよあんたは立派立派
どうせ他の作者はマンネリでつまんねーよ
あんたが一番おもしろいよ
ハイハイ

他の作品に対してマンネリとか言える立場かよ
クソグロ野郎

>>694は偽者だよね？
本物だったらかなり幻滅なんですけどｗ

嫌なら読まないは基本だけどね

時代劇を粘着叩きしてるやつはスルーしとけばいいのに　無駄にレス消費するな馬鹿！氏ね！うんこ！

>>699
だからグロ以下劇は読んでないよ

>>698
偽者だろう
『このスレを支えてるって自負もある』
こんな書き方したらスレが荒れるのがわかるからもし本物なら時代劇も荒らし

>>658の発言も相当痛いけどな
話の展開がいつも一緒だからマンネリって言われたのに
このスレはグロ1人で掻きまわされてるのは認める
グロ本人が荒らしなんだけどな

センチメンタル様乙
みやこぇぇ〜

俺も最初は時代劇を叩いてたけどこの亀臓の話で見直したぜ

時代劇マジ乙。
俺今まで時代劇にレスしたことなかったけど
亀蔵の話はマジ感動したょ。

センチメンタル氏乙。
続きが気になるんょ。
早く書いてちょｗｗｗ

やっぱももちと雅は仲悪いなｗ

ぶっちゃけ亀には死んでもらいたかった
ももちの元気の裏にそーゆー影の部分があったとしたら余計泣ける
でも焔が生きてるってゆったけどそれが嘘だとしたらまた泣ける

ほ

センチさん乙

ho

保全の義務ﾌｫ―――――!!!!!

なんで時代劇ってこんな
偉そうなの？

ぜ

>>711
自負があるからだよ

死守だﾓｰん

ポッター

州*‘ o‘ﾘ

ﾙ ’ｰ’ﾘ

ﾉﾉl∂_∂'ﾙ

偉そうになんかしてないだろ
あなたたちの少ない脳みそじゃ俺の大作は理解出来ないのかもしれないな
それでも感想くれる人がいる内はいつまでも続けていくつもり

センチメンタルが投稿してる途中で割り込んでる時点でアンチ時代劇は荒し

ho

ze

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼:☆ノノハ　ｸｩ〜ﾝ
::::::ミゝ从 ’ｗ’)つ
::::::⊂＿＿つノ
マイハマン巡回中！

>>719
お前はどんだけ自信家なんだよ
氏ねよ

もしも千奈美が生意気な妹だったら2
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1133713844/

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼:☆ノノハ　ｸｩ〜ﾝ
::::::ミゝ从 ’ｗ’)つ
::::::⊂＿＿つノ
マイハマン巡回中！

>>719
これは明らかににせもんだろ
本物だったらしんでほしい

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼: ノノノハ　ﾋﾞｭﾝﾋﾞｭｰﾝ
::::::ミゝ川´・_・ﾘつ
::::::⊂＿＿つノ
シミハムマン巡回中!!

ほ

規制でしばらく書けなかった
4日ぶりに一言言わせてくれ



　　グ　　ロ　　マ　　ン　　ネ　　リ　　消　　え　　ろ

規制解除後の煽りほど清々しいものはない

投下町ほ

00000000000000000000000

州*‘ o‘ﾘ

時代劇っていつからここで小説書いてるの？

新人つぶしの時代劇

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼:☆ノノハ　ｴﾝｼﾞｮ〜ｲ
::::::ミゝ川*＾∇＾)つ
::::::⊂＿＿つノ
ナイスグッドマン巡回中！

>>735
10章ぐらいから

>>733
スレがなくなったからって暴れるなや

俺は時代劇が終わったあとの作者の発言は偽者だと思う
偽者だと思うけど全く反応しない＆俺じゃないよ　って本物の作者が言わないのが気になる
荒らしの煽りに付き合うことは無いと思うけど読者の中で気になってる人もいるんだし
発言が荒らしのやったことなら本物の作者が書いて否定して欲しい

本物だろが偽者だろがどうでもいい
自演してることはわかってるし
もう消えろ
これじゃ誰も書かない

自演してもいい　時代劇はおもしろいから
読みもしないで叩いてる奴こそいらない

:::::::::::::::::::::::::::::.　
::::::＼::::☆ノハヽ
::::::ミゝﾉﾉ*∂_∂'ﾙつ
::::::⊂＿＿つノ
みやびちゃん巡回中！

時代劇以外マンネリだよな
ありきたりな設定だし
時代劇がこのスレを支えてるのも正しい
じゃ他に誰が支えてるのか答えてみろよ

グロ以下劇原理主義って凄いね

自負がある！！！

まぁまぁ皆さんまったり行きましょう保全ﾌｫ―――――――!!!!!

時代劇さんはやっぱりトリップ付けた方がいいよ

少しの間でいいから消えてくれないかな
誰も書いてくれないよ

だからグロマンがおもしろいって言ってるだろ
だから独立してくれ
ここはつまらないので細々とやっていくから
それでいいだろ？グロマンよ

::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.＼:★ノノハ　のにゅ
::::::.ミゝ从*´∇｀)つ
::::::⊂＿＿つノ
のにゅのにゅマン巡回中！

>>751
性悪ブルゴキ消えろ

保全

でも時代劇氏って暗に他の作者さん批判してるよな？

「だいたいこのスレで一番マンネリと遠い所にいるのが俺だって自負があるから」

このスレが好きで小説書いてるんなら、こんなこと絶対言わないはず。
ちょっと彼に幻滅したよ。

くだらない議論はいいから作品が読みたい

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼:☆ノノハ　ｸｩ〜ﾝ
::::::ミゝ从 ’ｗ’)つ
::::::⊂＿＿つノ
マイハマン巡回中！

ほ

自負があるんだってよ自負が

ここを支えてるらしいし

グロ劇が「全部偽者です」とか言い出したら笑えるないまさら
腹立てて怒ってたんだろｹﾞﾗｹﾞﾗ

州*‘ o‘ﾘ

マンネリもしばらく休む感じだから、この間に休んでた人は復活して書いてよ

保全

久々に１０００逝きたいね

>>750
だから何度も言う通り、マンネリが嫌いなら、ｵﾏｴﾗが消えてくれ。
>>761
マンネリのせいじゃなく、オマエラがいるせいだってここまできて何故気付かないの、池沼さんたちよぉw

>>764
池沼さんの論理
マンネリがいるから叩かなきゃならない→叩かせるマンネリが悪い

あんたも言うだけ無駄ｗ

スルーすればいいじゃん

少数かもわからんが時代劇を読んでる人がいる　

んｊ

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼::::☆ノハヽ
::::::ミゝﾉﾉ*∂_∂'ﾙつ
::::::⊂＿＿つノ
みやびちゃん巡回中！

保全

ほ

「ふぁ〜」
大きくあくびをして思いっきり腕を伸ばしてもぅ一度あくびをする。
どうやら、図書室で調べ物をしていたとこ、寝てしまっていたらしい。時計を見ると５時をすぎている。確か、閉館時間が５時だったような・・・・
俺はまずいと思い急いで本を片付けて帰る準備をした。すると、奥にもう１人いる気がした。
奥まで行くと女の子が一緒懸命本を片付けている。どぅやら図書委員みたいだ。
周りを見ると相当な量の本が散らばっていて、どうにも手伝うしかないと思った。
「大丈夫？？」
俺は声をかけてみた。
「ぁ、起きました？じゃぁもぅ時間なんで、図書室閉めますから。」
「手伝うよ。」
俺はそぅいって本を手にとり本棚にしまった。
彼女は驚いた様子だったが俺は知らんぷりして本を片付けた。
「ぁ、そこ違います。」
「ぇ？決まってるの。」
「はい。本に番号が書いてあるので。」
俺はそれに従い本を片付けていった。
時計が６時をすぎるころにやっと片付けは終わった。
「ありがとうございます。」女の子は俺に頭を下げてそぅ言った。
「いや、いいんだ。俺も図書室の閉館時間過ぎちゃったわけだし。」俺も頭を下げた。
それから図書室の鍵を閉め、帰ることにした。
空を見るともう暗く、部活動の生徒達も帰る時間帯になっていた。
風は涼しく、まだ春の匂いが残っている気がした。
次の日、社会科の調べ物がまだ終わってない俺は、また図書室に向かう事にした。
途中、クラスメイトの嗣永桃子を見つけ彼女も調べ物が終わってないらしく一緒に図書室に行くことにした。
俺は大好きなスポーツ選手の事を記事にまとめる。桃子は、料理を記事にまとめる。
二人で仲良くやっているので、周りからはラブラブなカップルとも見えよう。
だが！！そんなわけには行かない。俺は桃子と幼稚園からの仲だが、どれだけこいつに散々な目に合わされたか・・・・・
そのせいか、今でさえ、桃子を叱るという行為に対しては何故か戸惑う。
ケンカすればすぐに泣くし謝ればウソ泣きだったり、本当に散々だった。

>>772の続き
「ねぇ、喉乾いた。飲み物買ってきて。」
「あぁ、分かった。」
「ありがとう。」そぅいって桃子は笑った。こういう時は可愛くて仕方がない。
私立の中学校なので、校舎内には売店があり、まだ売店が空いている時間だった。
売店に急いでいって、俺の分と桃子の分の飲み物を買って、図書室に戻った。
戻る途中、昨日の図書委員の子にあった。
彼女は俺に気づき、俺のほうまで来た。
「ぁ、先輩。昨日はありがとうございました。」そぅいって深々と頭を下げる彼女。
「いや、いいんだよ。」俺はそぅいって笑った。
彼女と喋るのは改めて考えるとコレが始めてかも。昨日も会話はしたけど
「そっちじゃないです。」とか「それ、とってください。」とかくらいだった。
昨日はメガネを掛けていたはずだが今日は掛けていない。だから顔をちゃんと見るのは初めてだった。
「あの、どうしたんですか？」
彼女の顔をずっと見ていた俺に彼女から質問がきた。
「あ、昨日はメガネかけてたから・・・」
彼女はそれを聞くと納得したような様子だった。
「昨日はコンタクトつけてなかったんですよ。」
「そ、そうなんだ。」
「はい。」
そういって彼女との会話は終了。彼女は友達とどっかへ行った。
俺は図書室に戻ると桃子に
「どこいってたの？？遅かったじゃん〜喉渇いちゃった〜〜〜」
と泣きそうな桃子。それがウソだと知っていても、何故か謝ってしまう俺。
調べ物をしながらふと考えた。彼女の名前を知らない。
顔は可愛かったし、性格も良く名前を聞いとけば良かったと後悔した。
と、あたりを見渡すと図書委員の当番表があった。
俺は当番表が貼ってある入り口付近まで行き、昨日の当番者の名前を探した。

>>773の続き
「えぇ〜と昨日昨日・・・・・・・あった」
名前を見ると二人書いてあった。確か一年生だから、一年生の欄を見ればいいはず。
一年担当者、佐々木・夏焼
二人名前が書いてある。どっちか正直分からない。苗字だけだとどっちか分からない。
でも、ふと思った。夏焼をいう苗字の子なんてそうはいないだろ。それなら佐々木を探すよりこっちを探した方がいいはず。
俺はそう思った。桃子が待つ机に戻りトイレに行くと告げ顔見知りの一年生を探した。
「知ってる子いるかな〜・・・・・」
ぶらぶらと探していると知ってる子を発見。
「お〜いお〜い」
俺はそっちの方に手を振り叫んだ。すると相手の子も気づきこっちに走ってきてくれた。
「どうしたんですか先輩？」相手の男の子は驚いた顔をしていた。
「あぁ、聞きたいことあってな。一年に夏焼って子いるか？」俺は息を切らしながら言った。
「あぁ、いますよ。女子で。あの子人気ありますよね。」そういって後輩は笑った。
「先輩も狙ってるんですか？？」後輩が聞いてきた。
「いや、ちょっと知ってる子なんだ。でも苗字分からなくて。佐々木と夏焼どっちか分からなかった。」
「佐々木間違えたんですか？佐々木なら外で部活やってますよ。」後輩はグランドを指さした。
グラウンドではテニス部が部活をやっている。後輩の指をたどって行くと一際目立つ太った女の子がいた。
「あれが佐々木？」俺は聞いてみた。
「はい。」笑いながら後輩が答えた。
アイツと夏焼を間違えた俺はどんな反応をしていいか分からず、とりあえず苦笑いをしていた。
　
続きます。

アヒル乙

ふ

じ

保全するもーん

乙乙

>>772-774
イイヨイイヨー！頑張って！

>>775なんでアヒルって分かるの？
乙乙

乙です

ほ

>>781
普通に読んだら分かるじゃん

>>784アヒルのってあんま読んだことないけど分かりやすいの？？

>>785
分かるよ　
最後に「続きます。」って必ずあるし

進歩の跡は見られるよ、格段に読みやすくなった

俺も普通に読みふけっちゃったｗ

アヒル頑張！！

アヒル上手くなったなぁ〜この調子で頑張れ。

>>453を書いたら、アヒルさんに「どうして指図されなくちゃいけないんですか！？」ときれられた人です。

図書室さん、乙です。

>>791
だからあれは釣りだって

アヒルなわけないゆー
こんなうまくないもん

>>793
そういうこと言うなよ。アヒルは色々な人に言われて上手くなって帰ってきたんだから。
頑張ってるとこを認めるのが俺たちの役目だろ。
乙ｗｗ

>>792
いや、絶対にあれはアヒルだよ。だって、普通は>>453ってやるでしょ。
けどアヒルは、＞＞４５３ってやってたじゃん。これは、動かぬ証拠だ。

>>794
アヒルは携帯でしょ？

>>795
お前ら本当釣られすぎだから

まあ何にしろ、アヒルさん乙です

あれ、アヒルは途中から＞＞４５４から>>454に変えてるはず。
それにアヒルは今まであんなこと言ったことないはずだけど？
アヒルはＰＣだったような。。

ほんとだ！あっ、ごめんね。アヒルちゃ〜ん！！こんな私を許してください。

携帯じゃなかった？

州*‘ o‘ﾘ

从´∇｀从＜まとめサイトの更新楽しみにしてま〜す

マンネリ消えろ自負保全

アヒル　Ｂエ　時代劇

ここの3大問題児

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼:☆ノノハ　ｸｩ〜ﾝ
::::::ミゝ从 ’ｗ’)つ
::::::⊂＿＿つノ
マイハマン巡回中！

アヒルは問題児じゃないだろう


時代劇、B工はかなりの問題児

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼: ノノノハ　ﾋﾞｭﾝﾋﾞｭｰﾝ
::::::ミゝ川´・_・ﾘつ
::::::⊂＿＿つノ
シミハムマン巡回中!!

ぼくは春さんに見捨てられたんだorz

>>808
意味ﾜｶﾝﾈ
巣に帰れ

春は全然来ないしもういいよ
それより今投稿してる作家さん達を応援する

続きを

乙です。

>>810
俺もそう思う
確かにクソグロイカによってスレが汚されたが、それが嫌で逃げる奴はヘタレ
クソグロイカ程度に負けんなよ

気長に待とうよ

まったり保全ﾌｫ―――――――!!!!!

>>813
別に逃げてるわけではないだろ
創作中なんだよ。
気長に待とうぜ

ho

図書室はかなりイイぞ
アヒルなんかなわけないだのwww

マンネリがいない今がチャンスなんだけどね

州*‘ o‘ﾘ

ﾙ ’ｰ’ﾘ

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼::::☆ノハヽ
::::::ミゝﾉﾉ*∂_∂'ﾙつ
::::::⊂＿＿つノ
みやびちゃん巡回中！

保全

ほ

ふ

で

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼: ノノノハ　ﾋﾞｭﾝﾋﾞｭｰﾝ
::::::ミゝ川´・_・ﾘつ
::::::⊂＿＿つノ
シミハムマン巡回中!!

ほ

ぜ

んまい

は

だ

ほ

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼:☆ノノハ　ｸｩ〜ﾝ
::::::ミゝ从 ’ｗ’)つ
::::::⊂＿＿つノ
マイハマン巡回中！

マイハマンお疲れ様です。

仲良くいきましょ保全ﾌｫ――――――!!!!!

ほぜーん

さらにほぜーん

皿にほぜーん

グロが来てないので安心した保全

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼:☆ノノハ　ｴﾝｼﾞｮ〜ｲ
::::::ミゝ川*＾∇＾)つ
::::::⊂＿＿つノ
ナイスグッドマン巡回中！

州*‘ o‘ﾘ

ほ

何か保全ばっかだな

こっちに中々有望な作者がいる件

http://ex.11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1133857632

時代劇に追い出されたここの作者だろ

つか何で時代劇氏が追い出した事になってんだよ

実際そうだろ

てか>>845みれないのおれだけ？

俺も見れんよ

>>849
専ブラつかえ

つかっとるわ

関西弁話すな！スレが穢れる

ho

ぜ

グロマンネリが原因なのは明らかだろ
あいつさえいなけりゃこんな風にはならなかった

ん
ﾌ
ｫ
│
│
│
│
│
│
!!!

格妹スレ貼るなよ
時代劇みたいなスレ違いの糞野郎がやってきたら困る

でも>>845の中の作者はいいと思うのは俺だけか？

確かに>>845の中の作者さんは良いとは思うが無理に引き込むのも考えものだろ

ここが嫌で出て行った人かもしれないしな
もうここは時代劇にやってもいいよ
他の人がそれぞれ新しい所で活躍出来ればいい

もしもグロ以下劇がキャプテンの妹スレで、グロマン劇を書き始めたら…
しかもいつも通りのマンネリで

「時代劇が来れば叩く、スレが荒れるのは叩かれるのを承知で来る時代劇が悪い」
なんて理屈を振り回してる連中がいるスレでわざわざ書こうと思う人の方が奇特だろ

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼:☆ノノハ　ｸｩ〜ﾝ
::::::ミゝ从 ’ｗ’)つ
::::::⊂＿＿つノ
マイハマン巡回中！

>>862
(((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ　

>>861
お前心広いな

ほ

age保全

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼::::☆ノハヽ
::::::ミゝﾉﾉ*∂_∂'ﾙつ
::::::⊂＿＿つノ
みやびちゃん巡回中！

ほっとけほっとけ

駄作マンネリ

解散でもするか

ほぜーーん

ある意味マンネリ劇のおかげで他スレが賑わってるからそれはそれでいいな
ここは次からグロ劇スレにしちゃえよ

ふ

おいお前ら、よってたかって時代劇さんを叩いてんじゃねーよ。
大勢で一人を叩きやがって。

>>876
ｷﾁｶﾞｲはｽﾙｰしてやれ。時代劇氏自身もｽﾙｰしてるんだから、彼の作品を楽しみにしてるの俺達もｽﾙｰで良くね？

ｱｲﾂﾗには何言っても無駄なんだからさ

:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::＼:☆ノノハ　ｸｩ〜ﾝ
::::::ミゝ从 ’ｗ’)つ
::::::⊂＿＿つノ
マイハマン巡回中！

ほ

ze

ん

保全

投下待ち

ほ

>>682

２人の同意･･･
あの時は確かに２人の同意だったはず
俺にも好きな人がいて菅谷にも好きな人がいて･･･
それなのに夏焼は俺に対して凄く怒ってる
（何で俺が悪者みたいに言われないとダメなんだよ！！ 夏焼が俺と菅谷の何を知ってるっていうんだ！！）
今まで夏焼に色々と言われてきたことに理不尽さを感じてきて･･･
夏焼に対する怒りとか苛立ちが俺の中で頂点に達していた
俺は夏焼に『ビシッ』と言おうとした！！

「梨沙子を紹介したの舞美でしょ！！ 何やってんのよ！！」

･･･言おうとしたら既に話題は違う方向に変わってしまっていたので言いかけてやめる
少しだけ自分が情けない感じもしたけど今度は夏焼と矢島の言い合いを静かに見ていた

夏焼に文句を付けられた矢島
普通なら戸惑ったりするんだけどうけど･･･なぜか彼女も夏焼に怒って言い返す
「紹介したよ？悪い？ 彼にもりーちゃんにも良い話だと思ったから〜･･･」
言いかけてる矢島の言葉を切って夏焼が叫ぶ
「勝手に梨沙子を巻き込まないでよ！！」
「そうやって雅がりーちゃんを甘やかすからダメなんじゃない！」
その言い合いの中に桃子も参加する
「菅谷って子を紹介したのって舞美ちゃんだったの？ 何で彼に紹介したのか理由を聞かせて欲しいんだけど！！」
矢島が桃子を睨んで言う
「何言ってるの？ 元をたどれば桃ちゃんが彼のことを好きなくせに変な意地をはるのが悪いんじゃない！！」
その言葉に『はぁ！？』と桃子が声を上げる
夏焼も桃子に文句を言う
「付き合ってたくせに彼と梨沙子が仲良くなるのって桃ちゃんが彼を甘やかしてたからなんでしょ！！」

さっきまで言い合っていた矢島と夏焼の標的が桃子に変わって２対１の関係に変わる

待ってました！

>>885

桃子は２人を睨み『ジョーダンじゃない！！』と大きな声で叫ぶと早口で言い返す
「勝手に出てきたのは菅谷って子でしょ！？ 彼を傷つけて別れて雅ちゃんが怒って･･･私が何したって言うのよ！！」
その言葉に夏焼も賛同する
「そうよ！やっぱり梨沙子を紹介した舞美が悪い！」
敵同士だったはずの夏焼と桃子が今度は矢島を睨む
非難されると矢島は矢島で『何で私が悪いのよ！！』と２人を睨み返す

（この話の原因は俺だったはずなのに… 何で桃子や矢島が責められてるんだろう…）
女同士の喧嘩に挟まれながら凄い速さで変わっていくやり取りを俺は呆気に取られて見ていることしかできなかった

「舞美ちゃんは何で菅谷さんを紹介したわけ？ ただ楽しんでやってたんじゃないの！？」
桃子の言葉に『カチン』ときた矢島
「私は彼とりーちゃんのことを思ってやったって言ってるでしょ！！」
そこに夏焼の『おせっかいやき！！』の言葉が矢島の中のスイッチを入れる
矢島は夏焼を『キッ！』と睨んで手を上げる！！

『バシッ！！！！』

４度目の頬を叩く音･･･
叩いた矢島も俺を含めた残りの３人も次の瞬間の光景に固まってしまった

頬を手で抑えて下を向いていたのは清水佐紀だった
叩かれる瞬間に夏焼を守ろうと２人の間に入って叩かれたみたいで･･･

〜続く〜


短いですが今日はここまでです
最近は書く時間がなかなかできませんｗ

いいよいいよーがんばってね

乙です。
修羅場良いですね。こういうの大好きです。
書けるときに書いてください。ずっと待ってますんで。

乙

女のケンカってこえーな

>>889
書けるときに書けとか随分偉そうだな

センチメンタルさん、乙です

ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!
GJ!!

センチ乙

まだマンネリ劇以外にも書いてる人いるのね
まだ捨てたもんじゃないなここも

センチ良いね
待ってました

乙！！
これからも頑張ってくださいｗｗ

センチさん乙。

「ちょっとお願いがあるんだけど」
放課後。
家に帰ろうと教室を出たおれはそう言って呼び止められた。
振り返ると、そこには鈴木がいた。上目遣いでおれを見て、少し照れたような笑みを浮かべている。
「何？」
「うん。あのね、ちょっとここじゃあ言いにくいんだけど……」
「じゃあ、屋上に行くか？」
そうおれが言うと、鈴木はコクコクと首を縦に振って、
「うん」
おれと鈴木は並んで屋上へ続く階段を上がった。

こいつと並んで歩くのも久しぶりだよな。

横を歩く鈴木の様子を伺いながらそんなことをおれは思った。
おれと鈴木は簡単に言うと幼馴染だ。家が近所で同い年。互いの両親も仲がいい。
おれ達は物心つく前からずっと一緒だった。
いつも一緒に遊んで、いつも一緒に幼稚園に通って、いつも一緒に学校に通って。
けれど、そんなおれ達もさすがに大きくなると一緒にいることが段々減ってきて、
学校にも別々に通うようになっていた。

屋上のドアを開けて外へ出る。急に強い風が吹いた。鈴木が乱れる髪を抑える。

鈴木のお願いって何だろ？　もしかして、だれか好きなやつがいるのか？　それでおれに間に入って欲しいとか……。

何故かそんなことが頭の中をよぎった。

屋上へ出て数歩歩いてから鈴木はおれの顔を見た。
「あのね、お願いがあるんだけど」
「うん」
「ダメだったら別に気にしないで欲しいんだけど……」
「……」
はにかんだ鈴木が小さな声で言った。
「速く走る方法教えて」
「え？　何？」
全身の力が一気に抜けた。
「だから、速く走る方法を教えて欲しいの。あ、イヤだったらいいんだけど……」
「いや、いいけど。でも、何で？」
鈴木は恥ずかしそうに顔を伏せて、
「今度、運動会があるでしょ。わたし、いっつもビリだけど、一回勝ってみたいなって思って」
「ああ」

鈴木はあまり運動が得意じゃない。
のんびりした性格に合ってるといえば、合ってるけれど、本人はイヤなのだろう。
ちなみにおれは特別運動が出来るわけでもないが、足だけは速く、学年で一位だったりする。

顔を上げた鈴木が少し頬を赤らめて言った。
「クラスで一番は無理でも、一緒に走る人の中では一番になってみたい」
「一緒に走るやつはわかってるか？」
「うん。あのね……」
クラスの女子七人の名前を言った。おれの記憶ではその中に特別速いやつはいないはずだ。
「なるほどね」
「無理……かな？」
鈴木が不安そうな目を向けてきた。おれは首を横に振って、
「いいや、いけるだろ」
「え。じゃあ、教えてくれるの？」
「まかしとけって。そのかわりやるからには厳しくいくからな」
「うん！　ありがとう！」
そう言って笑顔になった鈴木はおれの手を握ってきた。その柔らかい感触に少しドキッとした。

三週間後の運動会に向けて、おれと鈴木の特訓が始まった。
放課後、ジャージ姿になったおれ達は、近所の川原へと来ていた。
準備体操を終えてから、特訓開始。
「まずは腕振りから」
「腕振り？」
おれの言葉に鈴木が首を傾げる。
「ああ。腕がちゃんと振れていないと、足もちゃんと出ないから。じゃあ、振ってみて」
「うん。こう？」
鈴木が腕を振る。それを見て、おれはアドバイスをする。
「もうちょっとひじを曲げて、それから肩の力抜いて」
「うん」
根が真面目な鈴木は真剣な顔でおれの言うことを聞いていた。
しばらくそれを続けて、自然に腕が振れるようになったところでおれは言った。
「よし。それじゃあ、坂道ダッシュ十本」
川原から土手へと続く昇り坂を指差すと、鈴木が目を大きく見開いて、
「ええっ！　十本も！？」
「それくらいやらないと。脚に力がないと速く走るなんて絶対無理」
おれがキッパリと言うと、思い直したように鈴木は真剣な目になった。
「うん。わかった。十本やる」

「ちゃんと腕振って！」
「はあ、はあ、うん」

「スピード落ちてるぞ！」
「はあ、はあ、はあ」

「ラスト一本！」
「はあ、はあ、はあ、はあ」

かなり時間は掛かったけれど、何とか坂道ダッシュ十本を終わらせることが出来た。

「じゃあ、今日はこれで終わろうか」
「はあ、はあ、はあ、うん」
肩で息をしながら鈴木がホッとしたように言った。
「明日からしばらく今日と同じことを続けるから」
「えー」
おれの言葉を聞いて鈴木が泣きそうな顔に変わる。
「こういうのは毎日続けないと意味が無いんだよ。それに日にちも無いし。一位になりたいんだろ？」
「……うん。わかった。毎日やればいいんでしょ」
よっぽど一位になってみたいのか、鈴木の目には固い決意が見えた。

翌日の朝。
学校に来たおれは階段の下で鈴木を見かけた。
階段を前にした鈴木はジッと動かない。何故か階段を見上げている。
「おはよう」
おれが声をかけると、鈴木が振り返って笑顔で言った。
「あ、おはよう」
「早くしないと遅刻するぞ」
もうすぐチャイムがなる時間だ。おれ達の横を同じ学年のやつらが数人走っていった。
「うん、そうなんだけど……」
暗い声でそう言った鈴木は自分の足を見た。それを見てピンときたおれは言った。
「あ、筋肉痛か」
「うん。すっごく痛くて。学校に来るのも大変だったんだ」
恥ずかしそうに鈴木が笑った。
「いきなり十本はきつすぎたかな？　悪い」
「ううん。運動してないわたしが悪いんだって」
「いや、やっぱりおれが、ってそんな事言ってる場合じゃないよな。上れるか？」
「うん。何とか」
鈴木が階段を上り始める。ギクシャクと動く足がぎこちなくて危なっかしい。
おれは鈴木の腕をとった。
「ほら、肩貸してやるから」
「え、でも遅刻しちゃうよ。先に行って」
瞳を瞬かせて鈴木が言った。おれは無理矢理、鈴木の腕を自分の肩に乗せて、
「ホームルームぐらいなら大丈夫だって。ほら、行くぞ」
一段一段、ゆっくりと上がって行く。
「筋肉痛のときは、つらくても少し動かしたほうが早く治るから」
「ホント？」
「多分。おれの経験では」
「そうなんだ」
つらそうだった鈴木の顔が急に真剣になった。一歩一歩、踏みしめながら足を動かす。
おれも鈴木の脚元を見ながら、それに合わせて階段を上る。

金八か

そして、ついに一番上まで上りきった。
「到着！！」
「やったー！！」
おれと顔を見合わせた鈴木は満面に笑みを浮かべた。
無邪気な笑顔。鈴木のこんな顔は久しぶりに見たような気がした。
「よし、行くか」
「うん」
教室へ向かおうと前を向いたおれ達。その目の前に、大きなドアが立ちふさがる。
『あれ？』
おれと鈴木の声が重なる。
「これって、もしかして」
「屋上のドア？」
おれ達は階段を上ることに夢中になっているうちに、自分達の教室の階を通りすぎてしまっていた。
ホームルームはとっくに終わっている。もうすぐ一時間目のチャイムがなる時間だ。
「鈴木、悪い！　おれ、先に行くから！」
「ええっ！　ちょっと！　置いていかないで！」
「あ、そうだ。鈴木」
「何？」
「階段は上るのよりも、下りるほうがきついから」
「そんなあ……」

泣きそうな鈴木を置いていくわけにもいかず、結局おれ達二人は一時間目の授業に遅刻した。


　　　続く

おわっていいよ

>>907
せっかく来てくれた作者さんに失礼だろが

乙
筋肉痛は辛いよな
最近体験してないけどさ

鈴木と俺は幼馴染だ。
子供のころ約束していた甲子園に明日連れていくことになった。
小遣い足りないから行けないかもしんね。
鈴木恐いからなぁ。
ま、取り敢えず今日はシコっとこっかな。

シコシコシコシコ………


終わり

久々ﾃﾞｨｽかと思ったら新人さんでしたか

ガンバ！腐った奴多いけど俺は応援してるぞ！

両氏とも乙

今度から下げてくれな

スタートラインさん、乙

新人さん乙です保全ﾌｫ―――――!!!!!

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雅妹スレの奴は中々レベル高いな

ぜ

お願いだからグロリンク以下は妹スレにいくなよ

新作乙

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マイハマン巡回中！

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保全

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すっかりここもマンネリにつぶされたな

http://www3.to/dejimauma
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1000いくか？

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1000行ってもほとんど意味がない

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ここ以外にスレある？

>>944
どういう意味？

他にもＢ工の小説が書いてあるスレって意味。

>>774の続き
図書室に戻った俺は調べ物の続きをした。昨日よりもさっきまでよりも捗った気がした。
それを目の前で見ていた桃子は驚いた様子だった。それからの１時間はずっと集中していた。
そのおかげで調べ物は予定より早く終わる気がした。
閉館時間になる前に俺と桃子は図書室を後にした。
俺と桃子は並びながら帰り道を歩いている。家が近く、たまに一緒に帰ることがある。
桃子はよく喋る。いつもいつも俺に会うたびに色々は話をする。ネタが尽きないのが不思議だ。
俺は、その話をシカトするわけでもなくしっかり聞いてやる。それが桃子への優しさとかではなく色々話を聞けて結構楽しみにしているから。
桃子を家まで送ってそれから来た道を少し戻り家に帰る。
この行動に対して嫌だと思ったことはない。桃子の事が好きなわけではないけど、少しでも話していたい。
次の日、俺は図書室で１人で調べものを終えた後、塾に向かった。
塾には、塾友が俺を待っていてくれた。
「おぅ。おせ〜よ杉村」俺を呼ぶ奴は同い年の大川だ。
「おぅごめんな。」俺は大川に軽く謝り大川と教室へと向かった。
俺と大川は隣同士に座り、授業の始まる時間までまった。そして先生が来ていつも通り時間がすぎている。
俺はいつも、決まったとこに座っている女の子を見ていた。彼女の名前は熊井友理奈。
背が高く顔もきれいで頭も良く実はひそかに憧れている。まぁ多分きっと好きなのかもしれない。
彼女とは学校が違い一度も話したことが無く、声をかけようと思ったが、恥ずかしくてそれも出来ない。
だから、授業の時少し離れたこの位置から彼女を見ていることしか今の俺にはできない。

>>947の続き
２時間の授業時間がすぎてから俺はいつも通り大川と近くのマックに行き話すことにした。
大川と熊井は同じ学校なので熊井の事は色々と聞いている。やはりモテているらしい。
女子生徒にも好かれていて、学校では有名人らしい。
俺は大川と微妙な盛り上がりを見せながら３０分ほどつぶしていた。
その後俺は家へと帰る。
俺は知り合いの下宿屋に住んでいる。少し遠出の学校なので家には週に一度か二度ほどしか戻らない。
この下宿屋には、俺の他にも住んでいる子は三名いる。両方とも同じ学校で、名前は「清水佐紀」と「徳永千奈美」
清水は同じ学年。徳永は一年生。それと下宿先のおばさん。菅谷さんの娘、「菅谷梨沙子」は徳永と同じ一年生だ。
今はこの菅谷おばさんと、菅谷おじさん、娘さん。それと清水と徳永、と俺の６人生活中だ。
初めのほうは俺だけ男子ということで清水と徳永とも話しはしていなかったが、ここ最近は普通に話をしてくれるようにはなった。
塾から帰ると夕飯の準備がしてあった。もう皆食べ終わった後で、準備されていたのは俺の分だけ。
塾の日は帰りが遅くなるので、いつも１人で食べる。食べ終えてからは俺は自分の部屋に向かう。
あまり居間にいたりはしない。部屋にいるのが一番落ち着く。俺は２週間後にある球技大会の事で頭がいっぱいだった。
球技大会は２日行われる。種目は男子、野球・バスケット・サッカー・バレーボール。女子は、バスケット・バレーボール・サッカー・ソフトボールだ。
俺はバスケットとサッカーを出場することになっている。今年は俺のクラスが優勝する事を祈りながら、空想膨らませている。
「う〜ん」俺は大きく背伸びをした。
どうやら昨日、空想を膨らませていた途中寝てしまったということが分かった。
今日は休日。だから学校に行かなくても良く、遅く起きても大丈夫だった。
休日は１人で朝食をとる。たまに遅く起きる徳永と一緒に食べるが。
居間に向かうと、清水がいた。なにやら真剣に勉強をしているようだ。

>>948
清水は結構前に調べ物は終わっていて、どうやら今度のテストのための勉強だと思う。後一ヶ月も先なのに。
俺は心の中でそうつぶやきながらテレビをつけ、トーストを食べていた。
２時になると、暇になり何となく外に行きたくなった。ぶらぶらと家の近くを歩いている。
すると前方から夏焼を発見。一人で歩いている。俺はさりげなく夏焼に近づき声をかけた。
「やぁ、夏焼。」俺はさわやかな感じに、声をかけてみた。
「ぁ、先輩、こんにちわ。」夏焼は俺頭を下げながら言った。
「何をしているの？」俺は単刀直入に聞いてみた。
「散歩です。」夏焼は笑顔でそう言った。
俺と夏焼は近くの土手で話していた。二人とも散歩ということで用事もなく、時間があるので、話すことにした。
夏焼とは本の事や委員会の事などについて色々と話した。
「夏焼は、球技大会何やるの？」
「ぇ〜と。」夏焼はまだ決めていなそうだが、急に「はっ！！」と、なり何かを思い出したかのようだった。
「バスケットボールとサッカーです。」笑顔で夏焼は答えた。
「ぇ、俺と一緒じゃん。」
「ぇ、そうなんですか？」夏焼が大きな目をさらに大きくして驚いた顔をしていた。
「うん。」
それからの会話はさっきまでより盛り上がった気がした。一緒の種目だとは思わず俺も内心驚いていた。
１時間半ほど話した後、下宿先へと戻った。居間に向かうと清水は未だに勉強をしていた。

>>949の続き
俺は邪魔にならないよう静かに部屋へと戻ろうとした。だが、清水に声をかけられた。
「ねぇ、杉村君は勉強しないの？」清水はそっけない態度で聞いてきた。
「あぁ、今は勉強する気になれないよ。まだ一ヶ月あるし。」
「え〜、後一ヶ月しかないんだよ？」
清水は凄い驚いていた。どうやら、清水の中ではまだ勉強しないのは遅い方らしい。
「でも俺はまだいいや。球技大会が楽しみで勉強に集中できないよ。」
俺はそう清水に告げ、自分の部屋に戻った。部屋に戻ると俺は、音楽を聴きながら寝っころがっていた。
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「ふぁ〜」俺は大きなあくびをした。どうやら寝ていたようだ。時間を見ると夕飯の時間だった。
居間に向かうと、さすがにもう勉強をやめていた清水がいた。おばさんと梨沙子ちゃんは夕飯を一緒に作っている途中だった。
おじさんは今日は帰りが遅いらしい。徳永はというと、まだ部活動から帰ってきていない。
夕飯はおじさん以外の皆が揃ってから食べた。おじさんと一緒に食べることはあまりない。
でも毎日５人で食べる夕飯はにぎやかで結構好きだ。
俺は部屋に戻りまた寝た。

続きます。

乙
でももっと読みやすい文にできると思う
投下する前に一度読み直してみてはいかがかと

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::::::.＼:☆ノノハ　ｲｰﾈｲｰﾈｸｩ〜ﾝ
::::::.ミゝ从 ’ｗ’)つ
::::::⊂＿＿つノ
マイハマン熟読中！

まぁ時代劇よりはいいけどな

乙です

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::::::.ミゝ从 ’ｗ’)つ
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マイハマン巡回中！

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::::::.＼:☆ノノハ　ｸｩ〜ﾝ
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