帰ってきたBerryz工房のエロ小説を書こうよ27
※ ベリエ&℃−ute+エッグ専用のエロ小説スレです。
※ スレ違いな雑談禁止。
※ 常時sage進行で。
※ 基本的に、コテは作家のみで。
※※ ただでさえ書き手の少ないスレです。読者もちゃんと感想を送って作者を応援しよう!
※※ 気に入れば「ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!」
気に入らなければスルー。ネガティブな書き込み(ネガレス)はしない。
※※ 荒しにはスルー徹底。荒しにレスしたやつは荒し同類。
※※ age厨は荒らしと同類。一度注意して聞かないやつはスルー。
※※※ 作者はできるだけコテを。作品には題名を。(まとめるとき楽なんでよろしく)
※※※ 投稿の終わりには必ず「つづく」または「終わり」を。
※※※ 他の作者が投稿中は、投稿が終わるまで投稿しない。(割り込み投稿しない)
※※※ コピペ作品はコピペ元とのトラブルになりかねないので、ここでは禁止。
前スレ
帰ってきたBerryz工房のエロ小説を書こうよ26
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1130763786/
ぬるぽ
2
おつおつ
CAROL氏が気づいてくれればいいが…
お、書く人さんが更新している・・・
<<おことわり>>
言うまでもありませんが、
ここに登場する人物・団体・設定等はすべて架空のものであり、
実在の人物・団体・実際の出来事とは一切関係ありません。
また、ここに書かれてあることや、それに類する行為を実際に行うと、
あなた自身が犯罪者として罪に問われるおそれがあります。
<<耳寄り情報>>
2ちゃんねる専用ブラウザです。
http://janestyle.s11.xrea.com/ ダウンロードする事をお勧めします。
ここが正規のスレだよね?
どう考えても、向こうが本スレとは思えんな。
ここが本スレ
おつおめ
スレ立て乙おめ
CAROLさん待ってますよー
スレ立て乙です
まとめ貼った方もGJ!!
立てた人、ご苦労さまです☆
CAROL様、期待して待ってますね♪
やばい ひさぶりに泣いた まともに泣いた
「帰ってきた」の後ろに「!!」が無いのが気になるのは俺だけですかそうですか保全フォ―――――!!!!!
夜更新あったの?
見る前に落ちてた…
川´・_・リつ(家庭教師・EPILOGUE)
その後の自分に起きた出来事に、愉快な思い出などほとんどない。佐紀がいなくなった後の自分など、
全てを失って抜け殻と化し、もはやただの人間の金型である。『恋のヌケガラ』という言葉がこれほど似合う
男も、世界中探したってそうはいやしないだろう…ちっとも嬉しくない称号だけど。
佐紀から初めてのエアメールが来たのは、彼女が旅立ってから2ヶ月ほど経った時だった。アメリカ・シカゴ
の消印が押されたそれが俺の家のポストにやってきた(困ったもので、彼女が向こうへ行って以来、今まで
ほとんど気にも留めなかったポストを、郵便配達のバイクの音がするたびに見に行く癖がついてしまった)時、
俺は何とも言えない気持ちになった。
「無事にシカゴに着きマシタ。こっちの人はみんな優しくてすぐ仲良くなれたよ☆頑張って勉強してきマス!」
短いとか長いとか、そんな事はどうでもよかった。彼女から来たその手紙が嬉しくて、俺は読み終わると
すぐに壁にピンで貼り付けた。すぐに返事を書く。
「こっちはもう夏みたいな天気だよ。俺は何とか元気にやってるから心配しないで。では、体に気をつけて
頑張ってね」
…書き終えた後に、俺は彼女に嘘をついた事を反省した。『元気でやってる』なんて、大嘘もいいところだ。
本当は就職先も決まらず、ほとんど引きこもりのような生活をしているというのに。
まあ、彼女が帰ってくるまでまだまだ先は長い。その時にまともな男になって、迎えればいいか、と俺は
自分に最大限の甘やかしをした。
人に手紙を書くなんて、いつ以来だろう。最初は億劫に思えた事でも、いざやってみると存外楽しいものだ、
と俺は知った。何より、この手紙が今は佐紀と俺を繋いでいるのだ。内容はともかく、その事実があるだけで
別にいいじゃないか、とも思えた。
しかし、最初は楽しかったエアメールのやり取りも、時が経つうちに段々辛くなってくる。何が辛いかと言えば
出してもいつ着くとも分からず、またいつこちらへ来るとも分からないやり取りは何とももどかしいのだ。
「今度はいつ着くんだろう…」
壁に掛けられたカレンダーを見ながら、俺は不安な気持ちになった。何らかの理由で、このやり取りが唐突に
終わる可能性はずっとついて回る。
現に…だんだんと間隔が延びる、彼女からのエアメール。
「ひょっとして…俺の事、忘れちゃったのかなあ…」
そんなはずはない、と頭の中で必死に否定しても、ではどうしてそう思うのかと言われたら…俺にはそれに対して
理詰めで答えられる自信はなかった。
月日が経てば、人の心など、どうにでも変わってしまうという至極当たり前の事を、今更ながら、身に染みて感じる。
「今日も来なかった…」
届かない手紙は、俺の心の不安の闇をより深くしていくには充分だった。
いくつかの季節が過ぎ、冬になった。俺はあちこちの会社を回って最後の悪あがきをし、家に戻れば一人卒論に
追われていた。もはや、心の余裕なんてものは、どこかに消えてなくなってしまったらしい。
そんなある日、久々に絵梨香からメールが来た。
「北海道の会社に、無事に就職が決まりました!」
彼女はやはり田舎へ戻っていくらしい。そうなれば…俺は本当に誰もいない一人ぼっちの生活を送る事になる。
でも、今更引き止める事などできやしない。そもそも俺と絵梨香はもはや恋人でも何でもないのだから。
「おめでとう。頑張ってね」
メールを返しながら一人思う。俺はこれから先一体どうなるんだろう、と。
「そっちは決まった?」
「まだ決まってない…」
こんな事を普通に言えてしまう自分が悲しい。まあ、何もしない自分が悪いんだけど。
「ま、何かあったらまた連絡するよ」
そう言ってメールをやめる。壁に掛かったカレンダーを一人見上げる。
「手紙、来ないなぁ…」
最後のエアメールから既に2ヶ月が経っている。ひょっとして、彼女の身に何かあったんだろうか。それとも、
本当に俺の事を忘れてしまったのだろうか…?
不安な気持ちはますます増えていった。今の俺に、信頼できるものなんかもう存在しない。全ての気持ちは不安で
塗り固められているのだ。
「明日が来なきゃいいのに…」
何度思ったか分からない気持ちを呟きながら、俺は眠りについた。
年が明けた。去年は来た茉麻からの年賀状も、佐紀からのエアメールも来なかった。
「…」
絵梨香からメールが来た事は来た。でも、俺は知っている。彼女が新しい男と恋に落ち(それは同じ大学の同じ
学部の奴である)、すっかり二人ラブラブであるという事実を。
まるで、前の俺を見ているようだった。でも、一つだけ違う事がある。俺は彼女と付き合いながらも佐紀と恋愛を
していたが、その男はそんな事はしていないようだ。つまりは、俺のほうがよっぽどダメな男、という訳である。
「ま、幸せなら、いいじゃないか…」
そう思うしかなかった。絵梨香が俺と別れたのは当たり前の事であって、悪いのは俺なのだから。
「…」
でも、彼女と別れてから、明らかに俺は坂道を転げ落ちるようにダメになって行く(それは自分でも分かっている)。
直そうと思っても、もう直せそうにない。
「就職できそうにない…」
「卒論が終わらない…」
やらなきゃいけない事が多すぎて、発狂しそうになった。それでも時間だけは過ぎていく…結局、布団の上で
横になって何もできない自分がいた。
最悪だ。生まれ変われるとしたら、もっともっとまともな奴になりたい。そう思わずにはいられなかった。
2月になった。卒論の方は何とかなったが、就職の方はもう決まりそうになかった。
「はぁ…」
周りの連中が就職を決めてはしゃいでいるのが、正直羨ましかった。一つ変わっていれば俺もそうなっていた
はずなのに…とついつい思ってしまう。
「…」
結局、就活の成果はあんまりなかった。最終面接で何度も落ちた(それ以前で落ちる事の方が多かったけど)。
あまりに落ちるので、履歴書を書くのが正直バカらしくなった時もあった。『どうせ落ちる』と思って、面接の日に
酒を朝まで飲んでから行った事もあった。
そう、今の俺は自暴自棄だ。そんな事をやったところで事態が好転する訳はないのに、むやみやたらにバカを
やって自分で勝手に沈没している。
そんな事は…分かっていた。分かっていたのに直せないのは、気持ちが弱いから。そして…
『誰かにそばにいて欲しい』から。
ふと思う。今この時に佐紀がそばにいてくれたら、俺にどんな言葉をかけてくれたのだろうか、と。
そして、ついに俺が大学を卒業する日がやって来た。久々にタンスからスーツを出して着る。リクルートスーツは
もうよれよれになっていたので入学式に着たやつにした。
見慣れた大学を見るのも、今日が最後かと思うと感慨深い。いろんな事があったこの4年間、今日ばかりはそれも
全て楽しい思い出、という事にしておきたい気持ちだ。
「あっ…」
「…」
絵梨香と目が合った。久々に面と向かって話をする。
「無事に卒業できたんだ」
「はは…まあね」
恐らく同じ大学にいる人の中で、最も俺の全てを知っているのは、多分彼女だ。
「北海道には…いつ帰るの?」
「あさってのお昼だよ」
「そっか…」
既にマンションも引き払ったらしい。後は地元に帰るだけ、といった風情の彼女を見ているうちに、俺は何だか
恥ずかしくなって来た。
でも、このまま絵梨香と別れてはあまりにも侘しい。俺は思い切って言ってみた(この時、絵梨香の新しい男の
存在は、どういう訳か頭から抹消されていたらしい)。
「もし、よかったら…あさって、行っていい?」
最後にもう一度だけ、彼女にそばにいて欲しかった。後味の悪い終わり方をしたのなら、せめてニュートラルな
状態で終わらせたかった。
もっとも、これは全て俺の考えで、それがうまく行く訳はない…と思っていたのだが…
「…いいよ」
なぜかOKが出た。理由は分からなかったが…俺はとりあえず、彼女とあさって空港で会う約束をして別れた。
卒業式が終わった俺はゼミで一緒だった面子と酒を飲みに行き、朝まで騒いだ。彼ら、彼女らと会うのもきっと
今日が最後。その分だけ思いっきりはしゃいだ。楽しい夜だった。
「…うーっ、寒い」
酒を浴びるほど飲んで猛烈に頭が痛い。さすがに熱燗を飲みすぎるのは良くないらしい。しかも、カラオケ屋
でも飲んでたし…
結局家に帰って俺は死んだように夜まで眠っていた。そして、二度寝しているうちに夜が明ける…新しい朝が
やって来た。
「ん…」
小鳥のさえずりが聞こえる。カーテンの合間から漏れる朝の陽射しで、俺は目が覚めた。
「行かなきゃ…」
絵梨香を見送った時が、俺のホントの卒業式のような気がしていた。不思議なもので、今日だけは寝坊もせず
約束の時間の30分前には空港の喫茶店に着いていた。
「…お待たせ」
茶色のコートに身を包んだ絵梨香が現れた。持っているのはスーツケース一つだけ。
「荷物、それだけ?」
「うん、先に送ったから」
…以前のように会話が弾まない。俺はここで改めて『俺と絵梨香はもう恋人ではない』という現実を痛感した。
「いろいろあったね」
「…うん」
二人でコーヒーを飲みながら、思い出話をした。そして…絵梨香が俺に訊ねた。
「あの子…佐紀ちゃんだっけ?それから…どうなったの?」
「ああ…」
これが最後なのだからと、俺は洗いざらい全て喋った。彼女がアメリカへ留学に旅立った事、そして、しばらく
連絡が来ない事…
「…そっか…」
絵梨香の表情に、怒りの色はなかった。
「…ごめんな、嘘ばっかりついてて」
今更許してもらえるとは思わなかったが、俺は最後なのだからと、精いっぱいの誠意(のつもり)で謝った。
「…いいよ、別にもう怒ってないから」
そして、今度は絵梨香が喋りだした。
「あの後、私が別の人と付き合ってたのは…知ってるよね?」
「ああ、うん」
本当はそれを見てジェラシーでいっぱいだったとか、そんな事はさすがに言えない。
「…ケンカして別れちゃった。で、もう会いたくないって言ったんだ」
「そうだったんだ…」
よく考えてみれば、俺が絵梨香とケンカしたのはあのクリスマスの夜くらいだ。それ以外は大抵俺がヘマを
やらかしても彼女が許してくれていた。
「で、思ったんだ。やっぱり、あの時、怒った私も悪かったのかな、って」
「そんな事はないよ」
普通ならあそこで怒るのは当たり前である。恋人が浮気してたんだから…って、当事者の俺が言っても何の
説得力もないし、慰めにもならないけど。
「何だかんだ言っても、やっぱり、一緒にいた時間は…楽しかったよ」
「…ありがとう」
絵梨香の言葉を額面通り受け取れない俺。まあ、それだけ心が荒み切っているんだろうな。
「ま、私が北海道に帰っても…他人同士になる訳じゃないし…」
「ああ…」
俺はダメでもともと、最後の質問を絵梨香にぶつけてみた。
「なあ、俺がもし…『行くな』ってここで言ったら…どうする?」
「…」
絵梨香が目を閉じてしばらく考えて…そして答えた。
「その言葉…去年のクリスマスに言われてたら…きっと…そうしてた、と思うよ」
「そっか…」
完璧な答えだった。そう、俺は結局自分の行動のマズさから、二人も大事な人を手放した事になる。
「…またどこかで、会えたらいいね」
「…ああ」
きっとそれはもうないだろうという前提のもとに、お互いそう言いあった。
「そろそろ行かなきゃ」
「…ああ」
1年前、佐紀を見送って、今度は絵梨香を見送る。その1年の間に…俺は果たして少しでも人間として…
成長したのだろうか…
「ANA109便搭乗のお客様…」
アナウンスが聞こえた。
「じゃ、行くね」
「…うん」
「今まで…ホントにありがとう」
「…」
俺はもう泣きそうだった。泣きそうだったから、絵梨香の顔が見られない。
「…泣かないでよ…私まで泣いちゃうじゃん」
顔を上げて彼女の顔を見ると…彼女の目も潤んでいた。思わず彼女を抱き締める。
「…あんたの事…大好きだったよ」
「…ありがとう」
後は会話にならなかった。彼女の気持ちが痛いほど俺に伝わってきて、言葉が出なかったのである。
「それじゃ」
「うん…」
涙を拭って、彼女が向こう側へ向かう。そして、俺に一度手を振ってから、奥へ消えた。
「…」
俺と絵梨香、それぞれの卒業式が、終わった。
その数日後、俺は引越す事を決めた。大学を卒業した今、立地条件の悪いこの家に住むより、他に
新しい家を探したほうがいいからだ。
「じゃあ、これでよろしくお願いします」
新しい家を決めて、引越しの手配もした。運ばれてゆく荷物。そして、何もなくなった部屋。
「…」
いろんな思い出の詰まったこの部屋とお別れして、俺は新しい家に移る。そこに朧気に残っていた…
佐紀や絵梨香や茉麻や梨沙子の面影とも、お別れだ。
「さよなら」
俺は一人家を出た。もうきっと戻ってくる事のない、このマンションに手を振って。
川´・_・リつ(家庭教師・EPILOGUE FINAL)
それからまた何度かの春夏秋冬が流れた。いつしか俺も20代後半に手の届く歳になった。
引越した家にもそれほど長くはいなかった。というのは、俺は地元に帰ったからだ。地元の街に一人で
引越し、地元の会社に就職して、一人で暮らしている。
あれからいろんな出会いがあった。でも…結局俺はどうやっても一人だ。
「…」
佐紀とどうしても話がしたくなって、何度も国際電話を掛けた事もあった…結局その電話番号は繋がらず
終わってしまったけれど。
絵梨香とは今も折に触れて連絡が取り合う。聞いた話では…来年の春に、職場の人と結婚するらしい。
「そっか、おめでとう。お幸せにね」
穏やかな気持ちで、素直に祝福していた、俺がいた。そう、時が過ぎれば…荒み切った俺の心も、少しずつ
浄化されていくのだ。
茉麻と梨沙子の姉妹がどうなったか、俺は知らない。彼女たちがどこかで幸せな人生を送っていてくれ、と
祈る事しかできないけれど…願わくば、不幸な生い立ちを送ってきた彼女たちには…その何倍も幸せになって
欲しいと、俺は心の底から思っている。
そして…佐紀。
「…」
俺の家に掛けられているエアメールの中に、こんな一文がある。
「…好きな人が…できました」
そして、一緒に入っていた写真に写っていた…青い目で金髪の少年。俺が…名前も知らない誰か。
「…」
その写真に写っていた佐紀は、実に幸せそうな笑顔だった。俺はそれを見て…全てを悟った。そう、彼女には
俺以外の誰かがそばにいた方が…きっと幸せになれるのだろう、と。
それが、最後のエアメールになった。俺はそれ以後一度も彼女と連絡を取っていない。
「…」
悔しくないと言えば嘘になる。しかし…彼女を俺の元に戻すには、あまりにも遠すぎたのだ。そして、俺は彼女を
あの時以上に…幸せにできる自信がない。
「…」
久々に古ぼけたアルバムを出してみる。その中にある、たくさんの写真。
「…」
佐紀や絵梨香たちが…俺と一緒に笑顔で写っている。今は全て失われた、その笑顔。今は全て俺の前から
消えた、その笑顔。
「ああ、こんな事もあったなぁ…」
幸せだった時代の記憶は、年月を経ても時には残酷に、人の心を傷つけるほど輝く事もあるという事実を、俺は
知る事ができた。
「…」
そう、俺にとって、今までの人生のうちで最も楽しくて、そして最も幸せであったであろうあの時間。思い出は美化
される。しかし、その思い出は…もう戻りはしない。
時計の針を戻す事など、誰にもできはしないのだ。その現実を突きつけられたまま…俺は今日も、ちっぽけで平凡な
日々を送っている…
「さ、そろそろ寝なきゃ。明日も早いし…」
俺はアルバムを片付け、電気を消して眠りについた。脳裏に、昨日ラジオで聞いた、歌の歌詞が蘇る。
『人は誰も昨日の 罪を許す事ができず 明日の夢さえ なくしてゆくから いつしか孤独の意味を知る…』
そう、誰もいない夜に一人、時の記憶を手繰り寄せては思いに耽る『僕を残して』…。
(『家庭教師』・終)
乙 せつな過ぎるけど許せるエンディングデス また意欲が湧いたらCAROLさんの作品を読みたいです
この主人公は何度も自分と重なる所があって共感できました それでは
。・゚・(ノД`)・゚・。
川´・_・リつ(という事で、1月末からダラダラと続いてきました『家庭教師』は今回で終わりデス)
从o゚ー゚从つ(エロ話も少ない割には長話になりましたが、今まで読んでいただいた皆さん、本当にありがとうございましたとゆいたいです)
州*‘−‘リつ(ろくにBerryz工房の事も知らない(知らなかった)自分がここまでいろいろ書けて自分でも驚いてます)
从,,^ ロ ^)つ(佐紀ちゃんと茉麻ちゃんと梨沙子ちゃんと絵梨香さんと…そして自分に原稿の種を蒔いてくれた素敵な音楽(ハロプロ以外も)
に本当に感謝します)
それでは、またそのうちいつかお会いしましょう
。・゚・(ノД`)・゚・。
>>40と同じで申し訳ないが
うわあああああああああ。・゚・(ノД`)・゚・。
セツナスギス・・・
ついに終わってしまったんですねぇ…色々と考えさせられますた。私の中での超大作でした!(゜゜)
映画化きぼんぬ
全宇宙が涙した
CAROL氏乙でした
やっぱハッピーエンドにはならなかったか
…まぢで涙止まんねっす
最後はまるでこっちまで悲しさで心が抉られるかのような描写ですた
お待ちしてますのでぜひ次回作も書いてください
眠れなくてPCを起こしてみたらCAROLさんっ!
切なすぎる……
ああぁ……
明日も鬱になれる・・・いい作品だお そこらへんに高値で売ってる糞文庫作者よりもやっぱCAROL氏はネ申
佐紀ちゃん信じてたのに・・・
そんなにイケメンパツキンが好きなのかーーー!!
CAROLさん乙した
おかげで推しがキャプから茉麻に変わりそうw
今までの執筆から投稿に至まで大変な苦労があったと思います。
本当にご苦労さまでした。
次回作を期待しています。
切ないエンドです
幸せに溺れて全てを失った主人公…
でも孤独を知った分、語られない所で最後の一花がこれから咲くのを勝手に信じる事にしますw
大長編お疲れ様でした!
おつかれさまでした・・・
・・・良い作品を・・・ありがとうございました・・・
・・・主人公の彼は・・・たくさんの良い思い出があって・・・
決して不幸ではないと思います・・・
・・・語られない部分できっと・・・幸せな人生を送ってほしい・・・
いつかは次回作を・・・お待ちしております・・・
ていうかほんとに鬱とか書いてたらテンション下がってきた・・乙です 次待ってます!
保全
>>41 本当によくできた長編作品だと思います
久々にこういう小説を読ませてもらった
誰もが決して他人事にはできない話にも思えてくる・・・
改めて乙
______
| 保守 |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノハヽ☆
(’w’*从
_( ⊂ i
. └ ー-J
おはようho
ほ
ho
マジ佐紀ヲタのオレは心からショックだ…
好きな人ができましたの一文には…
オレと家庭教師を重ねてたからな…
鬱…じゃなくて乙
川´・_・リ<あっ…太すぎだよジョン…
とかいうの想像して嫉妬心でぬっきした
もうキャプテンのことそういう目で見ちゃうよ
俺の中では優恋を越えたな…
この11ヶ月間お疲れさまでした。そしてありがとう。
さぼり聴きながら読んでたもんで
さらに心にキタ・・・・・゚・(ノД`)・゚・。
ただの小説厨だったのか
21番です。
CAROL氏乙。
涙が止まりませんよ……
鬱ho
保全
なんか気持ちが微妙に凹んだままぬるぽ
70
佐紀タムがジンガイイケメン男の下であんあん喘いでいるのを想像すると気が狂いそうになる。
まだ相手がハゲデブチビ中年童貞のほうがマシ。
ハゲデブチビ短章包茎年中ジャージ油ギッシュ中年童貞なw
・・・俺かよ・・・
昼ho
ほ
しゅ
保全
今更ですがCAROL氏乙
自分が学生の時にはこんなうらやましいことはありえなかった
わけで、そういう意味で共感なんかできっこないわけだけど、
もしあのとき絵梨香を選んでたなら、とか佐紀に行くなと言ってれば
とかそーいうことでウジウジ悩むことってあるよな、あったよななんてw
ホントいいもん見さしてもらいました。お疲れ様でした!
保全
ベリのマネージャーって男性??女性??
小説を執筆している最中なんですが、どなたか教えていただけませんか!?
そんなこと言えば教えてくれると思ったら大間違いだから
教えて君しねよ
教えて君がわいてきたな
作家のふりして情報引き出そうとしてんじゃないよ
教えて厨は死んだほうがいいよ
こいつぜったいでぶだよキモス
お前にだけは教えたくないね
ベリのこと全然しらないやつは書くなよ
創作文芸板に帰れよ
ここはお前が来る場所じゃないよ
俺たちを舐めるなでぶ
91 :
あああ#:2005/11/17(木) 17:47:47 0
ほ
そんな叩くほどの内容か?w
マネも実際はさておきストーリーの都合のいい方にすれば?
93 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 18:42:46 0
虚しい自演厨だから気にしないであげてね
95 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 19:20:31 0
96 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 19:20:55 0
そんなにリアル設定にしないでもよろし
相談役にしたいなら女にすれば良い
陵辱の主人公にしたいなら男にすればいい
>>79 ずばり言うと両方居る。
女性はメンバーの身の回りの世話とかしてるし
こないだもコンビニまでジュースとかアイス買いに
行ってた。
男性はスケジュール仕切ったりとか現場スタッフに
連絡とかしてる。
握手会行くといつもいるガタイのいいおじさんだよ。
かっこいいね
あのおじさんはSPだよ
ほんとのマネは前ドキュで一瞬映ったイケメンの奴
あいつが一応防波堤の役目してるけど
少しずつベリメンたちが自我に目覚めて
その役をなさなくなってきてる
新幹線でいつもメンバーと一緒に座ってる顔長の女はマネ?
駅待ちやらSTK活動を行なってる奴がいるみたいだなw
とか言ってる俺も桃中運動会を見に行ってたりするのは内緒だお
ただいま帰宅の4番
マジで泣いた。主人公カワイソス。・゚・(ノД`)・゚・。
佐紀タンひどいよ佐紀タン
この物語の終了後、主人公にも幸せが訪れたことを祈る
CAROL氏、長編本当にお疲れ様でした
今まで読んだ小説(もちろんプロのも含めて)と比べてもかなりの
上位に入る名作だったと思います
正直、ここまで感情移入できたのは初めて・・・
次回作、期待してます♪
4番いいよいいよお
106 :
名無し募集中。 。 。:2005/11/17(木) 21:20:01 O
ほ
ほ
ho
マネージャーの件、親切に教えてくださってどうもありがとうございました。
いつごろ完成するかいえよ
なんか目印つけろよな
ho
いい作品を読み終えた後の虚無感がやって・・・
キタ━━━━━━\(T▽T)/━━━━━━ !!!!!
小さい時からこの虚無感が嫌いで嫌いでさぁ
でも繰り返し繰り返し読むと心が豊かになる気がするの
お疲れさまでした
606 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2005/11/17(木) 21:55:23 0
北海道新聞8月3日付、「戸惑う親たちへ、12歳の事件」より
こどもが性犯罪に巻き込まれないようにするために親は何をすべきかという
インタビューにラブピースクラブ代表北原みのり氏が答えるという記事の中の一節
―― (中略)こどもが「パンツを売るのがどうして悪いの」と聞いてきたら
北原「何も言えないですよね。ただ、パンツを売る子たちは、その先どうなるのか
現実感がないんだと思う。『モー娘。』などのアイドルグループのコンサートに親子で行くといい。
あまり近づきたいと思えない感じの男たちが『〇〇ちゃん、パンツくれー』って叫んでて、
一方で親子連れが来てるそうです。『ああいう人たちの宝物になるんじゃない?』って言えば
現実感がもてるかも」 以下略
だとこらあああああああああああああああああああああああああああ
しねえええええええええええええええええええええええええええええ
梨沙子パンツくれ
会場でパンツくれって叫んだやつ、素直に手を上げろ
イタズラしたいって叫んでる奴ならいた
遅ればせながら、CAROLさん乙でした。
なんとも切なく哀しい結末でしたね。
読み進めながら「でもでも最後には佐紀タン帰ってくるよね?ね?」
と期待してたので、ラストには血の気が引く思いでした・・・
小説でこんな気持ちになったのは久しぶりです。
気が向いたらまた何か書いてください。
119 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 00:00:42 0
ho
今日のうたばんは娘に非があるような気がしたがな
久住がスベっても他のメンバー笑ってるだけだし煙出てもリアクション薄いし…
ってベリっ子出せやぁ!
122 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 00:49:49 0
>121
娘。の枠が減ると、ベリの出演機会も減る
CAROL氏の小説、ラストは凄い切なかった。
もし俺だったらお約束なラストにしてしまうと思う
(佐紀ちゃんが帰国して主人公と再開して……とか)
けど、それをしなかったCAROL氏は凄い。
でも、お約束なラストも読みたかったです。
単なる我が儘ですねすいません。
CAROL氏の次回作を期待しています!!!
>>122sage進行で!
ベリの出演機会が減るのは悲しいが与えられた環境でいいところ見せれない娘にも問題があると思う
hosh
hoo
CAROL氏、乙!です!
一番リアリティのある終幕、これが人生というものですねw
主人公へ一言、自業自得だバカ--------------!!!!!
失礼;
素晴らしい作品にめぐり逢えて幸せでした、次回作も楽しみにお待ちしております
ho
ほ
も
さ
ぴ?
の
CAROL氏…長きに渡ってお疲れ様&有難うございました。
次回作期待してます♪
連投するなって
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
ほほほ
ハヒホー
ひは保ーい
作者さん待ちほ
ほ
ho
√\●/インリン様が保
∧▼∧
146 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 19:13:25 0
ほ
ほぜんぬ
何か他の作家さんが投稿し難い雰囲気?
かもね
悪気は無いってのはよーくわかるんだけど
そうか?
ただ書き溜めてないだけだろ
皆いつでもカモンナ!
やっぱり住人は大量にいたと言うことが判明した気がする
夜中なのに結構レスついてたもんな
CAROLさんは偉大だよ
21番保全します。
スケベリ氏の時も影響デカ過ぎて投稿無くなったもんな…
たしかにこんだけ絶賛レスが続いてる中に投稿して乙レスしかつかなかったら作者も寂しいだろうからな
今こそ新人さん登場のチャンスだ!
今ならヒーローになれる!
11ヶ月も続いてたものが終わったんだからこれが普通だろ
>>CAROL氏
最初のほうは正直ストーリーに行き当たりばったり感があったけど、
最後集中して連載した時期は、
ラストまで構想が固まっていたのか、文章にも張りがあって面白く読めました
お疲れ様でした、次回作も期待してます
フーゾクファイター・ユリナ
『第七話 エレクトスパーム』
>>前スレのつづき
エレクトスパームの中心人物で唯一の固定メンバーである大乗氏は履歴も年齢も一切不詳だが、二十代後半位だ。見たところ、何の変哲もない普通の人間だ。彼にどのような力が隠されているというのか。
大乗氏はステージの一番後ろでテルミンを演奏している。
テルミンは電子楽器の祖と言われる。従来の楽器のような鍵盤や弦がついておらず、代わりに本体から二本のアンテナが縦と横に伸びている。そのアンテナに手を近づけたり遠ざけたりすることでピッチや音量を変化させる。演奏技法は極めて難しいのだが、
演奏者の微細な動きにより情動を豊かに、ダイレクトに表現することができる。そういった点では、電子楽器というものの持つイメージからは程遠く、またアコースティック楽器をもはるかに超えた極めて人間的な楽器といえる。
大乗氏が意図するものを他者に伝えるためにはこのような自らの情感のうねりを直接表現できる手段を用いる以外に方法がない。
大乗氏は前方の見えぬ乳房をねっとりと愛撫するかのような官能的な動作でテルミンを操作する。
美しいが印象の薄い顔立ちの女性ベーシストが弦が切れそうなほど高音に調弦され、耳障りなエフェクトをかけられたベースギターを呆けた自動人形のようにかき鳴らす。
メンバーはもう一人いるのだが、彼は両耳を塞いで機材の隙間に座ったきり動かない。
テルミンとベースのみでの演奏なのだが、樹脂の塊のような重厚さがある。
女性ベーシストが放り出す派手なエフェクトで彩られた音がきらびやかで、神経をとげとげしく突き刺す。
そして大乗氏のテルミンの不安定な音がうねうねと聞く者の心の隙間にもぐりこむ。
全体的にリズムが意図的に崩され、メロディらしいメロディを持たない即興演奏なのだが、ところどころになんとなく童謡風といえなくもない美しいフレーズがちりばめられていて、つかの間ほっとするが、すぐに緊迫した不安で不快な流れに戻る。
女性ベーシストが時折抑揚のないかすれ声で詩のようなものをつぶやく。その間だけ辛うじて一定のリズムを保っていて、落ち着きのない催眠作用をもたらす。
劇的変化のない音のうねりに長時間身を任せるうちに、観客たちに次第に異変が生じる。
顔色が恐怖にひきつったように青ざめ、はあはあ呼吸が荒くなる。
友理奈の訓練された眼は大乗氏がが奏でる音が精子のような形の透明な光となって飛び交うのをしっかりと捉えていて、巧みにかわしていた。だが友理奈以外の凡人の目には映らず、彼らは変態音波に捉えられ、次々におかしくなる。
客たちは次第にトランス状態に陥り、明滅する証明と大音響の中でまっすぐ立ったまま体をゆらゆら揺らす。激しく発汗し、恐怖と恍惚が入り混じった表情に変わる。衣服を脱ぎ捨て、直立したまま全裸の体をこすりつけ合う。
観客は大部分が男だが、僅かな女性を奪い合うような混乱はなく、誰彼の見境なく手当たり次第にこすりつける。屹立したイチモツ同士が絡み合う。そこかしこで精液が飛び交い、誰もが他人の精液を浴びる。床がぬめぬめする。
会場中がぴちゃぴちゃはあはあ淫猥な音に包まれる。大勢の人体の摩擦で蒸し暑い。
狂気を視覚化嗅覚化した情景の見本のような狂宴場だ。
だが磁石の同極が反発し合うように、服を着たままの友理奈には誰も触れようとしない。
こんなにかわいらしい少女なのに、触れてはいけない障害物を避けるように、皆、一定以上の距離を置いてうごめく。
周囲の狂宴に遮られることなく、友理奈は大乗氏をにらみつける。
大乗氏は一人超然と立っている友理奈に気づく。動揺した様子が見て取れる。
全裸で狂態を演じる客たちを挟んで友理奈と大乗氏は対峙する。静かな火花が散っている。
大乗氏は友理奈一人に向けて演奏に熱を込める。持てる技量と強大な念の全てを繰り出す凄まじい熱演だ。
突然、照明の明滅が癲癇を起こしそうなほど激しさを増し、友理奈の眼を麻痺させる。
チクチク鼻腔に突き刺さる、尖ったような異臭が立ち込める。発煙筒のようなものが焚かれ、もうもうとしている。
眩しすぎるスポットライトが大蛇のようにうごめくどす黒い煙を照らし、貫く。
視界が極端に悪化し、呼吸が困難になり運動能力が低下し、さすがの友理奈もついに大乗氏の変態音波に捉えられる。
強い力で抱きすくめられたように、直立したまま動きを止められる。
生暖かい空気が友理奈の全身を覆い、なめらかな肌の毛穴を突き破って内に侵入し、友理奈と渾然一体になる。
友理奈に影響を及ぼすために、サポートメンバーも大量放出され乱反射した変態音波を浴びて犠牲になった。
女性ベーシストがベースギターを床に叩きつけ、自ら顕わにした豊満な乳房にアイスピックのようなものを突き通す様子をコマ送りで眺めながら、友理奈の意識はふわっと飛んでしまった。
気がつくと生暖かい水の中にいた。懐かしい羊水の中に戻ったのかと思った。水の中と外の境界は曖昧で、手足を伸ばすと水は消えた。体も濡れていない。
だだっ広い空間にぽつんと放り出されていた。閉ざされた、窮屈な印象を受けるのだが永遠に空間が広がっているようで果てが見えない。得体の知れないものに狙われているような気持ち悪い気配がするのでじっとしていられないが、床が不気味で気になる。
ぐにゃぐにゃ柔らかい床にはおびただしい縦筋が入っていて、呼吸をしているかのようにうねうね開閉している。よく見ると、陰部だ。それも、友理奈自身の陰部と寸分たがわない陰部だ。所々に毛さえ生えている。踏みたくないのだが、
針のびっしり装着された壁が迫ってくるような恐怖をはらんだ圧迫感に襲われ、仕方なく歩く。
歩くたびに床に開いた陰部に足がズボズボめりこむ。感触が悪い。めりこむたびに友理奈のアソコに嫌な嫌な感覚が走る。
痛くはないが、気持ち悪い。蕁麻疹の内部に更に蕁麻疹ができたような大きな鳥肌が立つ。恐ろしい。いやだいやだいやだ・・・だが止まることは許されない。
他の客たちも同じような地獄の深淵のような風景と感覚を体験させられたのだろう。男の人は地面を覆い尽くす自分の睾丸でも踏ませられているのだろうか。
恐ろしくて恐ろしくて、気が違いそうになるのだろう。それから逃れる方策として、他の客は理性など投げ捨てて性的トランスへと至ったのだ。彼らの境地は穢れているようだが快適そうで、気持ちよさそうだ。
苦しみながらとはいえ性に埋没しきって、うっとりしている。彼らが到達した地平が地獄絵図なのか静謐な快楽なのか、さすがの友理奈にも判断できない。
だが私は絶対にいやだ。
いつまでもここにいられない。ここから抜け出したい。ここを通り過ぎて彼らの境地に至るのは絶対にいやだ。友理奈はいちかばちか試してみることにした。
床の陰部の一つを広げ、片脚を突っ込む。じわっとあふれる粘液が潤滑剤となり、脚がゆっくりと埋まる。片脚が半分埋まったところで陰部をじゅうぶん広げ、もう一方の脚も突っ込む。脚はどうにか入った。慎重に、じわりじわりと胴体も沈める。裂かないように。ゆっくりと。
いいぞ、友理奈、上手だよ、友理奈は自分を励ましながら自らの陰部と寸分たがわぬ陰部に身を沈める。出産の逆で、胎内へ回帰するみたいだ。腰の上まで沈んだところで、すぽんと一気に吸い込まれた。
ぽーんと弾き飛ばされ、気がつけば悪夢の熱気が溢れるライブハウスの中、狂宴の最中(さなか)に戻っていた。
友理奈はステージ上の大乗氏に一瞥をくれ、ふらふらと逃げ出した。
もちろん一時的な撤退だ。友理奈はこのとんでもない状況にあっても、大乗氏の謎に迫るための重要な鍵となるものをしっかりとつかんでいた。
ステージの一番後ろで、大乗氏は去って行く友理奈を目で追っていた。
その瞳の奥には怒りとも情欲とも諦念ともつかぬ不思議な炎が宿っていた。
―――つづく―――
すみません。一か所誤字を見つけました。
>>160 (誤)明滅する証明と大音響の中で
(正)明滅する照明と大音響の中で
ヘンタイ和尚氏キテター━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
相変わらずすごい世界観ですなww
フーゾクファイター友理奈オモシロイです
次がすごく楽しみですよ〜♪
もうあれだな
前々から思ってたけど、エロってカテゴリーに収まりきらない作風だな
発想と文体が本当に強烈でいっつも惹き込まれる
マジで凄いと思う……
乙
和尚氏は文学系の読書量がかなり豊富と見た
文章表現で引き込ませるのがピカイチ
4番でつ、和尚氏乙っす!
なんかすごいなぁ・・・
圧倒的な文章力で本当に引き込まれる
続き期待してます!
21番です。和尚殿素晴らしい!!
まさにCAROL氏と双璧ですな。
和尚様がまさかテルミンのようなマイナーな楽器をご存知だとは…
このお方、どこまで知識が深いんだ…
乙です 大乗氏はラスボスのような雰囲気をもってますな
霧氏も続きをお待ちしております
キレまくってる時の和尚の文は他の追随を許さない凄味を感じるね
実に味のある文を書く人だ
裏山
乙です
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
174 :
名無し募集中。。。:2005/11/19(土) 05:02:30 0
おはほ
熟女から幼女、SM・スカトロまであらゆる性戯を尽くし、
性的興奮に麻痺してしまった富豪老人が最後に行き着く、
常人には全く理解できないアブノーマルな遊戯に似た、
そんな危うさを和尚さんの小説に感じる。
このスレの住人だから絶賛できるが、ここに初めて来る人たちには、
この魅力は崇高過ぎて理解できないだろうな。
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
ほ
レベルが高い小説が多くてうれしい
ほ
>ここに初めて来る人たちには、
この魅力は崇高過ぎて理解できないだろうな
これ余計だろ選民意識を振りかざすな
既存住人だろうと新規だろうと反応する奴はするし
しない奴はしない
変な垣根を作ろうとするな
ほ
なんて気持ちのいい連中じゃ
CAROL氏完結キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
佐紀推しの私の胸がキュンキュン疼きます
乙!and次回作に期待保全フォ――――――!!!!!!!
フォーを他のスレで見たぞ・・・
レモンのことか?あちこちにいるぞ。知らなかったのかw
いやレモンのことはわかるけどそのフレーズを他でも見るとwwって感じ
ほ
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::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从*’w’)つ
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マイハマン巡回中
ちょっと書いてみたけどとても投下できるレベルじゃないことに気づいた俺が保全します
レベルとかない
「妄想する→書く」をしてあとは流れをちょっと意識して書けばおk
なによりも実践だ!
文章力と妄想力
この二つのうちどちらかに光る物があれば大丈夫
確かに投下し難い雰囲気ってのはわかるな
落書きみたいな妄想でもいいよ。
以前も妄想祭りから投稿ラッシュになったこともあったし。
「キャプ×まあ」のころが懐かしいな…
むしろ妄想を好き勝手に言い合ってる間に作者さんにインスピレーションが湧いて投下されたり
名無しだったのが文を書くのに目覚めたりするんで好き勝手に書くといいと思う
>>196 キャプテンが攻めなのか。そいつは珍しいな
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::::::ミゝ从*’w’)つ
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マイハマン巡回中
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::::::ミゝ从*’w’)つ
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マイハマン巡回中
さっきー氏。。。
203 :
名無し募集中。。。:2005/11/19(土) 23:19:02 O
スケベリキタ━━(゚∀゚)━━!!
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::::::.ミゝ从 ’w’)つ <sage
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マイハマン巡回中!
舞波さんおめでとう
↑MOADにスッペの文字!
ほ
書いた人はとりあえず投稿してみようよ
意外に高く評価してもらえるかもだし
>206
何に掲載されてたの?
寝ます、保!
>>211サイゾー 毎回ハロプロ関連の記事載ってるから結構チェックしてる
ho
zo
n
ほ
外出前に保
21番保全します
ho
ほ
222 :
名無し募集中。。。:2005/11/20(日) 12:42:32 0
ロリコン?
そうですが、何か?
ほ
>212
サンクス!チェックしてみるよ
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
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マイハマン巡回中!
ほ
228 :
名無し募集中。。。:2005/11/20(日) 15:59:42 0
舞波誕生祭り&キャプテン誕生祭りきぼん
文豪3の小説載ってたスレのログ誰か持ってませんか?
ほー
最近作者さんなかなかこないな〜
向こう落ちたみたいね
復活したよ
だね
239 :
名無し募集中。。。:2005/11/20(日) 19:35:14 0
新作&続き期待ほ
ho
保守
243 :
名無し募集中。。。:2005/11/20(日) 21:26:15 0
hoo
245 :
名無し募集中。。。:2005/11/20(日) 21:54:38 0
288 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2005/11/20(日) 17:06:36 0
>286
小樽では2人3脚での競争みたいなのやった
330 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2005/11/20(日) 17:15:11 0
ミニゲームの2人3脚なんだけど、ベリーズのメンバーは高身長が多いから組みやすい。
問題は佐紀ちゃんなんだけど、ちびっ子の観覧者といっしょに組むんじゃないか?
357 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2005/11/20(日) 17:22:36 0
毎回2人3脚なんだなマンネリ化だな
367 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2005/11/20(日) 17:26:11 0
いつもどおり2人3脚やって賞品わたしてハイ終わり
残った時間で新曲を歌うだけ
375 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2005/11/20(日) 17:29:12 0
美少女クラブ31が出演したときもなんか2人3脚あったな
このときは選ばれてステージにあげられたヲタが指名するんだけど
最後まで指名されない女もいて気の毒だったw
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マイハマン巡回中!
前スレで小説書きたいって言ってた者です
初投下ですがよろしくお願いします
「ハァハァ・・・もう5分前か・・・!」
自転車を全速力で飛ばして学校に向かう。
両親が旅行で早朝出かけたことをすっかり忘れていた。
(息子が朝弱いことを知ってるくせに・・・起こしていけよ〜)
頭の中で自分勝手な不平を漏らしながら学校の門まで到着。
校門の前には生徒会らしき女子生徒と生活指導の教師がいる。
「おまえら早くしろー!あと1分でチャイムだぞ!」
俺以外にも何人もの生徒が遅れて駆け込んできたせいか明らかに不機嫌だ。
なんとか時間内に駆け込み駐輪場に自転車を置く。
しかし、ここから教室まで走っても5分はかかる。
(はぁ・・・遅刻だろうなぁ・・・)
皆勤賞を狙っていた俺としては残念きわまりない。
諦めてしょんぼり歩いているとふいに誰かに背中を叩かれた。
「おはよっ♪」
「うおわっ!?佐紀ちゃんか、痛ってぇ〜」
「そんなに強く叩いてないよw、遅刻なんて珍しいね?」
「それがうちの親、旅行で朝早く出かけちゃってさ。
まったく酷いよなぁ〜、俺のこと起こしてからいけって」
「それは君が悪いんだってw」
ご近所である清水さんの一人娘・佐紀ちゃんだ。
清水家とは俺が小さい時から家族ぐみるの付き合いがある。
佐紀ちゃんとはいわゆる幼なじみというやつである。
「佐紀ちゃんこそ珍しいんじゃない?この時間じゃもう遅刻だよw」
「ふふっ、私は生徒会だからね♪遅れても遅刻にならないの!」
そうか、さっき校門に立っていたのは佐紀ちゃんだったのか。
「ず、ずるい・・・」
「全然ずるくないよw、君も立候補すれば良かったのにぃ」
「俺はそういうガラじゃないよ・・・」
「もう、いつもそんなこと言ってると彼女できないぞ〜w」
「なっ、んなこと関係・・・!!」
「じゃ、私向こうの教室だから!」
彼女は俺の言葉をスルーして反対方向に行ってしまった。
釈然としない気分のまま下駄箱に手をかける。
「ん?」
中に何か入っている。
取り出してみるとそれは白い封筒だった。
とりあえず開いてみる、中には手紙のようなものが入っていた。
『大切な話があります。今日の放課後、体育倉庫まで来てください。』
これはもしや・・・!?俺は差出人の名前を見てさらに仰天した。
『夏焼雅』
夏焼雅とは隣のクラスにいる生徒で学校でも五本の指に入るほどの美人だ。
他学年の男子からも非常に人気が高い。
あの彼女から大切な話・・・
(これってもしかして・・・告白!?)
5時間目が終わった、教室では日直によって帰りの会が進められている。
(ハァ・・・告白だったらいいなぁ・・・)
期待に胸を膨らませニヤついていると後ろから特有の舌足らずな声が俺を呼んだ。
「何かいいことあった?w」
後ろの席の嗣永桃子だ。
「つ、嗣永・・・」
正直、嗣永桃子は苦手な相手だ。
クラスのムードメーカーである彼女は明るく活発でしかもカワイイ。
しかし、俺は多少ナメられているらしく何かにつけていろいろ詮索してくる。
ここは絶対に詮索などされたくない場面だ。
「さっきからずっとニヤニヤしてるよ?」
「し、してないよ」
「あっ!もしかして彼女でもできた?w」
「できてないから・・・!!」
「怪しいなぁ〜、まあできたら後で紹介してね〜♪」
そう言うと意外なほどあっさり引き下がった。
ふぅ、良かった・・・と安堵する俺。
そんなことをしている間に帰りの会は最後のあいさつになっていた。
「起立、例!さようなら!」
帰りのあいさつが終わると足早に教室を立ち去り体育倉庫へ向かう。
我が中学校の体育倉庫はなぜか体育館とはずいぶん離れた場所にある。
そのせいかひと気はなく聞かれたくない話をする環境として最高の条件だ。
普段から鍵はかかっていないので簡単に中に入ることができる。
「よしっ・・・!」
意を決して建物内に入る。
換気がされてないため埃臭い。
中に人の気配はしない。
(くるのが早かったかな・・・)
しばらく待つことにする。
5分くらい待った頃、外で誰かの足音が近づいてくるのがわかった。
(きた・・・!)
足音の接近に比例して心臓の鼓動が速さを増している。
ガチャ、ドアが開く。明かりが照らすその人物は・・・
間違いなく夏焼雅だ、いたずらなどではない彼女は本当にきたのだ。
「夏焼さん・・・」
俺が名前を呼ぶとハッとこちらを驚いた顔をした。
「ほ、本当にきちゃったんだ・・・」
「えっ?」
夏焼の顔には明らかに困惑の色が見えたがそれがなぜなのか俺にはまだわからなかった。
「な、なんでもない・・・
ごめんね、こんな汚いところに呼び出しちゃって・・・」
「いや、別に全然平気だけど。大切な話って・・・何?」
「あっ、うん・・・ちょっと、聞いてほしいことがあって・・・」
心臓の音が高鳴る。
「君のこと・・・好きです!」
期待はしていたがいざ言われるとにわかに信じられない。
あの夏焼雅が俺に告白なんて・・・
「マ、マジで・・・?」
「うん・・・」
思わずボーッとしてしまった。
告白されるなんてもちろん人生で初めてだ。
元々、女の子にモテるほうではない俺だから・・・。
「ご、ごめんね!い、いきなりこんなこと言われて迷惑だよね・・・」
夏焼の声にハッと我に返った。
「と、とんでもない!!いや、俺に告白なんて・・・信じられなくて・・・
その・・・すっげー、うれしい・・・俺も夏焼さんのこと好き、だよ・・・」
「ほ、ほんと・・・?」
夏焼はうれしいというより申し訳ないという表情をしている。
「夏焼さん?」
「えっ・・・あ、その・・・」
夏焼がチラッと窓の方を見る。
間もなくドアが開き意外な人物が中に入ってきた。
「みやびぃ、もうそこまででいいよぉ」
嗣永桃子だった。なんでこいつが!?
「ごめんなさい・・・」
夏焼は苦い顔をして下を向いてしまった。
「うふふ、美人の雅ちゃんに告白されてうれしかったでしょ?」
これはどういうことだ。一瞬にして劇的に変わってしまった状況に頭が対応できない。
「ど、どういうこと・・・?」
夏焼を見るが必死で目をそらそうとしている。
「まだ気付かないの?これ、罰ゲームなんだよね。
雅ちゃんは私と賭けて負けたから君に告白するっていう罰ゲームをすることになったの♪」
そんな・・・改めて言われるとショッキングだ。
「じゃあ、俺は・・・」
「だ・ま・さ・れ・た、っことだよ?じゃあ、雅ちゃん帰ろっか?」
「あっ、でも・・・」
「あいつはすぐ立ち直るから放っておきなよ〜
帰りにクレープ屋さんでも寄ってこ♪」
嗣永はあっさりとあまりにも酷い仕打ちの全容を告白するとまだ俺の方を気にしている夏焼を
引っ張ってさっさと出て行ってしまった。
埃っぽい体育倉庫には惨めな俺だけが残された。
肩を落としながら家路につく。
きっと今日のことは明日の朝にはクラス中に広まっていることだろう。
そう考えるととても鬱な気分になる。
「ただいまぁ・・・」
一応言ってみるが誰も居ない。
両親は旅行に行っているのだから当たり前なのだが。
嫌なことがあった後、誰とも話せないというのは辛いものだ・・・
こういう時は本当に兄弟がいる奴がうらやましく思える。
(今日はもう疲れたな・・・)
どうせ夕飯一食くらい抜いても死にはしないだろう。
俺はシャワーを浴びるとベッドに倒れこんだ。
「いくらなんでも話がうますぎたよな・・・」
今思うと手紙を見た時点で気付く余地はあった。
「そういえば、罰ゲームとか言ってたな・・・」
なのなら夏焼が本心からこんなことをしたかったわけではないだろう。
のこのこ出て行った俺が悪いんだ、きっとそうだ。
夏焼どころか首謀者である嗣永にもなぜか怒りの感情がわいてこない。
「まあ、いっかぁ・・・」
俺はそのまま眠り落ちた。
続きます。
今回はエロが出てこなくてすみません(´・ω・`)
ここから先の場面でもちろん書きます
乙
続き気になる
ありがちなモテモテ路線かと思いきや、小悪魔桃子の策略……
カナーリ続きが気になる展開ですぞ
ガンガッテ!
乙っ!
ベイリーさん乙です!!
続きを期待してます
新人きてたか!
乙!続きがんがれ
ベイリー氏乙!
続きが楽しみです。
263 :
名無し募集中。。。:2005/11/20(日) 23:46:49 0
保全
ベイリー氏乙です
過去作品に似たようなのあった気がしますが歓迎いたします
保全の義務フォ―――――!!!!!
ベイリー氏乙
若いね〜
寝ます 保
常連作家さんも投稿無いな まさか・・・
ふ
ho
ze
にー
n
ほ
友理奈のパンツほしい
りしゃこりしゃこ
ほぜ
ふ
ハヒ保〜
りしゃこー
フヘ保〜
ほ
hihaho-i
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::::::.\:★ノノハ のにゅ
::::::.ミゝ从*´∇`) つ
::::::⊂__つノ
のにゅのにゅマン巡回中!
投下期待ほ
ほ
作者さんカモンナ
凌辱されるちなこが読みたーーーーーーい!!
ちなこハァハァ(*´д`)
佐紀タン聖誕祭
作品投下期待ほ
完結させろやぼけ
ほう、キャプテンの誕生日か
さすがに今夜は来るよね?
フーゾクファイター・ユリナ
『第七話 エレクトスパーム』
>>163のつづき
友理奈は大乗氏の邸宅に侵入し、大乗氏の枕もとに立った。
大乗氏は黴臭い万年床の中で、ライブ後のいつもの六十九日間に及ぶ深い眠りの最中だ。
無防備だが厳しい表情で眠っている。
ライブ中は照明の加減でわからなかったが、間近でみると恐ろしく蒼白だ。生気が薄い。
ほとんどの時間、窓を閉め切られ陽の当たらないこの部屋で眠って生きているからだろうか。
友理奈はライブ中にエレクトスパームの演奏を解析し、友理奈は大乗氏の秘密に迫るための鍵を見つけていた。
友理奈はエレクトスパームの演奏を聞きながら、同時に譜面に変換し、記憶に刻んだ。
定まったリズムを持たない演奏を楽譜に変換する作業は難儀を極める。
エレクトスパームの音楽は、アンサンブルなど無視の奔放なテルミンと、楽想のほとばしるに任せて無茶苦茶にかき鳴らされている上、
更に妙なエフェクトをかけられたため残響が激しくリズム楽器としての役割を全く果たしていないベースとがぐちゃぐちゃに組み合わさったり相反しあったりして進行する。
それをどこで区切って小節と見なすかの瞬時での判断に非常に苦しんだが、己の能力を最大限まで駆使した精緻な解析作業により、128拍子という驚異的な拍子にまで分解し
(しかも、各小節の拍子や長さも128分の122拍子→128分の129拍子→128分の37拍子→128分の110拍子、というように目まぐるしく変化する)、エレクトスパームの演奏のほぼ正確な楽譜を脳内に書き上げた。
その結果、エレクトスパームの演奏には必ず六十九小節ごとに同じフレーズが現われることがわかった。
ほんの二小節ほどの短いフレーズなのだが、それが鍵に違いない。
六十九日に六十九小節。大乗氏にとって六十九という数字は格別の意味を持つものなのか。
69はシックスナイン。友理奈はシックスナインの態勢を要求する常連風俗客たちのだらしない顔を思い浮かべ、ほんのつかの間、心が和んだ。
えっちな友理奈も六十九という数字に格別の思い入れを持っているのだ。
「人の心に入り込むのは大げさな楽器じゃなくてもできるのよ」
大乗氏の寝顔を見下ろし、友理奈はランドセルの横に挿したリコーダー袋からソプラノリコーダーを取り出し、鍵となるであろうフレーズを何度も吹奏する。
男子たちから何度も盗まれかけたであろう魅惑のソプラノリコーダーから牧歌的な音色があふれる。
眠ったまま、大乗氏が眼をかっと見開く。友理奈は金縛りにあったように動けなくなる。
友理奈のまわりだけがもわあんと揺れ、ピチピチ音を立てる。
時空が歪み、ぱっくり裂け目が入り、ふっと意識が遠ざかる。気がつくと異世界にいた。大乗氏の内奥の世界だ。
ぷるんぷるんしたゼリー状の空間の中を歩く。海の中を歩くように重く、足取りが捗(はかど)らない。
歩きにくいが、ぷにゅぷにゅしていて気持ちがいいぞ。
アソコにゼリーが入り込み、生きているようにぴちゃぴちゃ動く。
・・・あはあ・・・はああん・・・
その場でゼリーにまみれて自慰したくなる衝動を抑え歩き続け、どうにか快楽ゼリーの園から抜け出した。
そこに腕組みをした男が立っている。大乗氏だ。いや、大乗氏そっくりだが、こいつは大乗氏とは違う。
大乗氏の中に巣食い、大乗氏を支配している存在だ。
便宜上、この人物の名を悪大乗氏として話を進める。
大乗氏はこいつに魂を売り渡したのだ。そして引き換えに天才を得たのだ。
「ウッフフフ、ここへ来るための鍵を見つけるとは、たいしたやつだ。しかも、いい度胸をしている。
気に入った。だが、俺の邪魔をするやつは消えてもらう。もったいないから徹底的にいたぶってからな」
「あなたは大乗氏に何をしたの? 大乗氏を使って何をしようと企んでるの?」
「ふむ。俺のやってることに深い意味はないのだよ。大乗の、卑猥心をかき乱す音楽を作り出す潜在能力を増強してやって、色々実験を楽しんでいるだけなんだよ。
愚かなリスナーどもが変態的に狂ってゆく姿は俺の最高の娯楽なのだ。
大乗は抜け殻のようなものだよ。特殊能力だけを残して腑抜けになり、俺に支配されているのだ」
悪大乗氏が不意に襲いかかり、友理奈の手首をつかむ。
「ひっ・・・」
男に触れられることなど何とも思わないはずの友理奈が、どういうわけか恥ずかしさと嫌悪感を感じ、手を引っ込める。
悪大乗氏は性を感じさせる。性を感じさせる男は怖い。汚らわしい。
「フッフッフ、今のお前は性に恐れを抱いている。性的なものに関してはお前は無力だ。
なぜなら、おまえは穢れを知らない頃へ退行したからだ。
まだいやらしくなく、勿論男も知らない純粋無垢な頃にだ。何にせよ、無知は無力だ。アハアハハ・・・」
「ど、どうして・・・私は風俗嬢友理奈・・・」
「ここに来るのに通ってきたゼリー状のものがお前の経験値を三割吸い取った。エロ事の経験値に至っては七割以上が吸い取られただろう。
これによってお前は体はそのままだが心の年齢は四〜五才幼くなった。
エロに関してはそれ以上に退化したはずだ。
フロイト博士の発達理論で言えば、お前は増せているから少しサバを読んで、性器期から潜伏期か男根期に戻った、といったところか。
俺はこれからお前にエロ攻撃を仕掛ける。無垢な頃に戻ったお前がどこまで耐えられるか。俺は陵辱の手を緩めない。じっくりいたぶってやる。お前の精神はズタズタになり、廃人となるだろう」
友理奈は圧倒的に不利な状況に追い込まれた。
「まずは小手調べだ」
悪大乗氏は友理奈の首に腕を回し、いやらしい指使いで首筋や肩を愛撫する。
指先で唇をこじ開けようとする。
無垢な頃に戻った友理奈は男の劣情に怯える。だがここで怯えたままでは悪大乗氏の思う壺だ。弱みを見せたままでは調子に乗った悪大乗氏の手はブラジャーの中、パンツの中へとエスカレートし、そのままズルズルと友理奈は汚されるだろう。
友理奈は強いて堂々としていなければならない。増せた返しをしなければ友理奈の負けだ。
友理奈は力を振り絞る。
悪大乗氏の腕をほどき、まっすぐ引き下ろし、改めて友理奈が悪大乗氏の腕にすがり、五本の指と指を絡める。
「お兄ちゃん、クリスマスにラブandベリーのシールづくりセットが欲しいんだけど」
友理奈は悪戯っぽい表情で悪大乗氏を上目遣いで見つめ、悪大乗氏の腕に頬をすり寄せる。幼い色気が発散される。
「ううむ。見事な返しだ。こうしていると、いささか肉体的な関係がある恋人同士みたいだ。しかも兄妹設定だなんて・・・。いやらしい。こんなに幼いのに。お前は生まれながらにして妖婦の素地を持っていたのか。思ったより手ごわいな」
友理奈はどうにか負けなかった。
「ではいよいよ本格勝負だ」
悪大乗氏がぱちんと指をならす。
ぱっと場面は一転し、二人は鏡張りの部屋の巨大ベッドの上で全裸で向き合っていた。
―――つづく―――
焦らされたぁ!
にしても凄い世界だ……
普通に読み物として面白いよ
乙です
ちょっとしたリハビリで投下
夜の帳の下りた部屋。そこに聞こえてくるのは、湿った水音とくぐもった喘ぎ声、
そして外を時折り通り過ぎる車の音だけ。
「んんっ…あっ…」
俺の腕に抱かれながら自分の入口を指で責められている彼女は切なそうな
表情のままこらえきれず声を漏らす。俺の指が何本か入り込んでいる彼女の
狭い入口は指が動くたびにジュプ、ジュプと水音が出る。それは、雄の官能を
刺激するには実に十分な音楽と言えた。
「どう?気持ちいい?」
「…うん」
潤んだ目で俺を見る彼女の表情は今にも崩れ落ちそうだ。その表情の理由は
一つしかないんだけど。
「ほら…ここも…」
入口の中へ指を挿し込むのをやめ、その上のほうにある彼女の包皮をそっと
剥いてやって、剥き出しになったそこを指でいじってみる。
「ひあああっ!そこ、ダメッ!」
彼女の小さな体は実によく反応を示してくれて、俺はそれを見ているだけでも
愉しくて仕方がない。誰だってそうだろう、自分の目の前で喘いでいる女の子が
自分の手によってそうなっているという現実を知ったら…興奮しない方がおかしい。
「気持ちいいかい?」
皮を剥いてあげた小さな豆は彼女の興奮に比例して大きくなっていく。それが
また俺を愉しませる。
「あっ…と…とっても…きもち…いいっ…」
すっかり快楽の虜となった彼女に、普段の清楚で真面目なイメージを見出すのは
難しい。
「じゃ、イカせてあげるね…」
大きくなった豆にしゃぶりつき、吸い上げると…
「あああああっ!やっ、だっ…ぁっ……」
実にあっさりと彼女は事切れた。全裸の体が一瞬強張って、それからゆっくりと力が
抜けていく。まるでそれは一度生命の炎が消えたみたいだ…って、消えちゃダメだけど。
「…」
意識の飛んだ彼女に意識を戻してもらうために、俺はそっと唇を近づけ、彼女の唇を
開けようとする。
「…ん…」
彼女が意識を取り戻したらしい。目の前にある俺の顔に一瞬面食らったらしいが、
気にせず唇を合わせにいく。
「む…」
長いキスの間に俺の舌は這いずり回り、彼女の舌と絡み合い、お互いの体液を交換
しあう。
「…ん…ん…」
唇を離すと、まるで蜘蛛の糸のように伸びた俺と彼女の残り香がつつーっと広がり、
そしてふとした瞬間に弾けて消えた。
「じゃ、今度は…俺の事も…」
「…うん」
穿いていたジーンズの下に格納されている俺の雄の部分は既にこらえきれないくらい
暴発しかけていて、抑えるのに苦労する。
「脱がせて、いい?」
「…ああ」
彼女がぎこちない手つきでジーンズのボタンを外し、ファスナーをゆっくりと下ろしていく。
そして中にしまわれたそれを見て、はっと息を呑む。
「わっ…大きい」
「ふふ…君のせいだよ」
「…ごめんなさい」
別に謝る理由など一つもないのだが、何故か彼女は俺に謝る。まあ、それだけ優しい、
という事にしておけば、説明はできるのだが。
「じゃ、お願いね」
「…はい」
小さな手が俺の怒張に伸び、そして包み込むようにゆっくりと前後し始める。
「…うっ…」
既に発射寸前まで高められたそこに優しい刺激を与えられ、俺は思わず声を出してしまった。
「ふふ、気持ちいいんだ?」
「…うん」
いつの間にか、立場が入れ替わっている。ま、快楽を与える側と享受する側が入れ替わったと
考えれば、おかしな話じゃないけど…
勿論最後は二人繋がったまま快感を絶頂まで高めるのだが、それはもう少し後の話だ。
彼女の小さな手で扱かれた俺のそれは最高に大きくなっている。もうこれ以上刺激を加えられて
しまうと本当に発射しそうだ。
「もういいよ、これ以上やると出ちゃう…」
「…もうちょっとしたかったのに」
名残惜しそうに彼女が手を離す。俺は押し寄せる快感から解放されてほっと一息つく。でも、まだ
ここで終わりじゃない。
「あ…垂れてるね」
俺の先端からは既に我慢しきれなくなった透明な液体が糸を引いて下へ落ち始めている。それを…
彼女は自ら口に含んだ。
「う、うわぁ」
思わず年甲斐もなく声を漏らしてしまう。何度目かの情事で、彼女のテクニックは相変わらず拙い
ながらも着実にうまくなっているらしい。
『チュパチュパ…チュパチュパ…ジュポジュポ…』
心を興奮させながらも体には心地よい、実に不思議なミュージックだった。
「ああ…いぃよ…」
彼女の頭を撫でつけながら俺は快感の波に身を委ねようとする。しかし、それをやると股間に溢れる
射精感が爆発してしまう。今爆発させるのは実に勿体無い。
「もう、その辺でいいよ…さ、挿れちゃうよ?いい?」
「…うん」
紅潮しきった彼女が、小さく頷いた。
「ほら、ほら」
彼女の入口は既にお漏らしでもしたかと思うくらいにぐっしょりと濡れている。潤滑油は十分だ。
「あっ…やっ…」
入口のところに俺のそれをつんつんと当てて焦らす。
「は、早く挿れてよぉ…」
とうとう彼女は自分からおねだりしてしまった。まったく…随分と淫らになったもんだ。
「しょうがないなぁ…よい、しょっ」
それを合図に俺は腰を突き出して彼女の中へ自分のそれを挿れる。
「ぁあ…はい…ったぁ…」
彼女の中はその体と同じように小さくて、何もしてなくても締め付けが凄い。
「うわ…すげぇ…」
動くのも厳しそうだが、それでも動かないと快感に耐えられない。俺は意を決して腰を前後に動かし
彼女の中を突く。
「ああっ…やあっ…ひあっ!」
俺は必死に突き上げる。二人はもはや男と女ではなく…ただの雄と雌だ。
「あっ…おおっ…気持ちいい…」
快感の波が再び押し寄せる。こうなると俺に抗う術は残されていない。
「だ…出すよ?」
「…」
彼女はあまりの快感に答えられなかった。答える代わりに必死に小さく頷く。そして、最後にもう一突き
した瞬間、彼女の中が急激に締まって…
「ああああああああっ!」
俺の白濁が、彼女の幼い中心へ放出された。
「うぅ…ヤバい…」
彼女の中心と連結されている俺の怒張は射出をやめない。ドックドックと大量の白濁を流し込んでいく。
「あぁ…こんないっぱい…入らないよぉ…」
かなり長く感じた射出がようやく終わって彼女の中からそれを抜くと、入りきらなかったそれが少し零れ
落ちた。
「綺麗にしてあげるね?」
チュパッ…彼女が俺のものをもう一度口に含む。そのまま俺の竿に残った白濁を飲み込んでくれた。
「気持ちよかったですか?」
「…ああ、とっても気持ちよかったよ…」
「…よかった」
そう言って微笑む彼女は可愛すぎた。俺はそのまま彼女を抱き締めてそのまま布団に倒れこんだ。
そして、彼女の汗で濡れた髪を上げてから、おでこにキスをする。
「大好きだよ」
「…私もです」
「もう一回しよっか?」
「…もう」
顔を赤らめて俺の頭をペチッと叩く彼女に、俺は言った。
「いいよ…お姫様がしたいなら、今夜は何度でもしますとも」
「私…お姫様だったんだ」
「うん…俺だけのお姫様」
我ながらよくぞこんな台詞が吐けるものだと思うが、まあ、秘め事のおかげですっかり頭のネジがお互い
はじけ飛んでいる状態なら、別にいいかと思えてしまう。
「ありがと…大好きだよ」
「俺も…佐紀ちゃんの事、大好きだからね」
そして二人は、朝になるまでお互いを求め合った。後に残ったのは心地よい疲れと、汗ばんだ部屋だった。
川´・_・リつ(これでおしまい)
佐紀ちゃん14歳おめでとうございます
ほほ
佐紀タンおめでとう
名無しの作者さんはもしかしてCAROL氏ですか?
復活おめです!久々にストレートなエロが心地よいW
そして和尚氏乙です♪
やはりあなたの作品は本当にレベルが高い
ふつうにおもしろいです
いやむしろ引き込まれます
このスレはすばらしい作者さんたちに恵まれて幸運です
久々の4番ですた
ほ
ふつうに面白いって普通じゃないのをしりたいな
ほ
面白いよ
そんな面白いの?
さあ
しらないから
俺だけか?
>>319 確か最後は桃子のサーカス団で調教されてる梨沙子と佐紀に絶望した全裸の雅が再開するところで終わった希ガス。
「普通におもしろい」は安易な表現だったねスマソ
自分としては高い評価ですよ
なんというかざっと読んでみて素直におもしろい
=わかりやすいということかなぁ
和尚氏の作品はわかりづらいようでわかりやすいですよ
そこらへんが作者さんの腕だと思う
下手な人は内容(展開?)がおもしろくても
素直に入っていけないことがあるから
サンクス
寝る前ほ
佐紀タムお誕生日おめでと〜!!もう14歳だね保全フォ―――――!!!!!!!
CAROL氏リハビリ乙
最後まで名前を出そうとせずに、最後にやっぱり佐紀ちゃんと言わせる辺りがさすがです
そして佐紀ちゃん14歳おめでとう!!
名無しさんの作品は確かにCAROL氏っぽいですね、短い内容でも臨場感溢れてますたよ!
キャプテンおたおめ!
保全するもーん
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ<佐紀ちゃんオメ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
和尚氏、名無し氏共にGJ!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ<佐紀ちゃんオメ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
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マイハマン巡回中!
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
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マイハマン巡回中!
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::::::.\:☆ノノハ ク〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ho
保
りしゃこほ
340 :
名無し募集中。。。:2005/11/22(火) 14:30:42 0
今からギャグ100フラゲしてくる
ほ
のにゅ
ひはほーい
のにゅのにゅ
納入納入
347 :
名無し募集中。。。:2005/11/22(火) 20:03:22 0
348 :
名無し募集中。。。:2005/11/22(火) 20:05:57 0
霧氏…
know knew という説もあったな
みんな忙しいんかな?まとめも更新されてないし
イソガシスはみんな同じなのね
キャプテンの誕生日なのに静かだなあ
もっと佐紀モノ投下きぼん
355 :
名無し募集中。。。:2005/11/22(火) 21:30:22 0
hihaho-i
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ho
ひはほーい
キャプテン聖誕記念作品を投稿します。
構想もないまま大急ぎで書き上げたものなので、完成度と内容についてはお許しください。
ヘンタイ和尚 作
五秒前、四秒前、三、二、一、くちゅっ、くりくり、くちゃぴちゃ・・・はんっ・・・
はああ、14歳になって初めてやったことはオナニーだあ。私ってエロいな。
昨日までと気持ちよさもちょっと違う気がする。くちゅくちゅ、あっ・・・ああ・・・
・・・・・・・・・・
がちゃっ。ドアが開く。深夜の佐紀の家なのに、なぜか桃子が勝手に入ってくる。
「きゃっ!!」
「佐紀ちゃんって意外と馬鹿みたいなとこあるんだね。誕生日になった瞬間にオナニーするなんて、楽しい?」
「・・・」
「さあ、今日もキャプテンをいたぶってやるか」
桃子が佐紀に飛びかかる。
「きゃっ!!」慌てて布団をかぶる。
「最年長のくせに、りーでさえ生えている毛が一人だけ生えてない・・・」
桃子がぱっと布団をめくり、佐紀の股間を覗き込む。
「とあっ!! この、ごま塩みたいにツンツン出てるのは、もしかして・・・」
「そうでーす!!私にもやっと生えてきました。もう14歳ですからねー」
「えーっ、もうツルツルじゃないんだー。一人だけすべすべで気持ちよかったのにな」
佐紀の股をいじくってゾリゾリした手触りを確認しながら、自分のことのように物凄く残念がっている。
桃子はスキを見せてしまった。
「えいっ!!」
「んっ」
「んぐっ」
「んん・・・」
不意に佐紀が桃子を押し倒し、唇を奪った。桃子は目を丸くしている。
形勢逆転だ。
「ふふっ、油断したな。昨日までの私とはちょっと違うのだ」
桃子の口の中に舌を押し込み、舌先で至る所をかき回し、唾をたっぷり垂らす。
「うっ・・・く、く・・・」
唾が喉に垂れ、桃子の顔は真っ赤になり苦しそうだ。
「ぐ・・・ごほっごほっ、びしゃっ」
「あーあ、せっかくの唾が全部吹き出ちゃったじゃない。罰を与えます」
パンツを剥ぎ取り、触ってみる。桃子のアソコはなぜかすでに潤んでいる。佐紀の愛用のバイブレーターを突き刺す。
「あああ・・・ももにこんなことしてただで済むと思ってるの?」
「うん」
「あっ、あっ、は・・・恥ずかしいよ・・・あああ・・・あああん・・・」
「もっと声を出して」
佐紀はバイブレーターを激しくピストンさせる。
「ああ・・・だめっ・・・ああああーーーーーーーー」
桃子はだらしなく大口を開けて仰け反ったままぴくぴく痙攣する。
「いつも自分がしてることを他人からされるって、どんな気分?」
「うっうっ・・・うえええん・・・しくしく・・・」
桃子は悔しくて泣き出した。いつもの威勢のよさが見る影もない。
「やったー!!」佐紀は泣き崩れる桃子を見下ろし、飛び跳ねながら手を打って喜ぶ。
14歳の抱負。
エロい女性になりたい。まだまだ発展の緒についたばかりだけど、昨日よりちょっとだけエロ顔になった気がします。
究極の目標は、ライバル嗣永桃子からのエロサイボーグの称号奪取です。
―――終わり―――
タイトルが抜けてました。
清水佐紀聖誕記念投稿
『fourteen』
です。
364 :
名無し募集中。。。:2005/11/23(水) 00:14:31 0
和尚氏、あっとーざいます!
和尚乙です
さみしい誕生祭だったな 佐紀推し作家っていなかったっけ?
和尚氏乙、そして佐紀タン14歳おめ
エロサイボーグ桃子ワロスw
佐紀タンもエロくなってきたよー
すまそ。佐紀推しだったけど書けませんでした…
和尚氏乙です!
最近忙しくて更新してなかったので今から考えて書きたいと思います
370 :
名無し募集中。。。:2005/11/23(水) 01:48:28 0
CD販売記念イベント握手会→参加者の住所がわからない
公開生放送 → ハガキを郵送しているので参加者の正確な住所がわかる
なので2人3脚が可能
sage
【B工BR】
前スレまでのあらすじ
給料査定のため過酷なサバイバルゲームを強いられることになったBerryz工房の面々
失格者は事務所へ多額の投資をしている招待客によって犯されてしまうのだ
そしてパニックに陥った梨沙子、STKに足を引っ張られた茉麻&佐紀、桃子に指輪を奪われた千奈美が脱落した
一方、友理奈は負傷した雅に代わって会長らにゲームの中止を訴えに向かった
しかしハロメンを人として見ていない彼らに相手にされるはずも無くバスに撥ねられてしまう
そして負傷した友理奈に桃子が襲い掛かった
“間に合わない!”
友理奈はとっさに桃子に背中を向け頭をすくめると、背負っているリュックサックを盾代わりとするかのようにその場にしゃがみ込んだ
ダダダダダダダダダダダダダダダダ・・・ BB弾の撃ちだされる音が途切れることなく響いた
放たれた銃弾は確実に友理奈のリュックを直撃し、無数の黒点を生み出していく
「ゆり〜、だから忠告したじゃん ごめんね〜!」
全ての弾を使い果たした桃子は動く気配の無い友理奈を見て勝利を確信し、微笑を浮かべながら指輪を奪うべく前へ歩を進める
被弾時の摩擦によるものだろうか、辺りに焦げ臭いにおいと共に黒い煙がプスプスと音を立てながら立ち込めている
「うわぁ、痛そう〜」
盾代わりのリュックからはみだしていた肩や足は直接被弾したため皮膚が破れたり内出血を起こしたりしており、みるも無残な状態になっていた
気絶しているのか友理奈は目を閉じ、しゃがんだまま
桃子がモデルガンの先端で突付いても反応が無い
「変に意識があって苦しむより良かったかもね ゆり、ラッキーだったね」
そう言いながら桃子は友理奈の前にしゃがみ込むと、指輪を奪うべく彼女の左手を取る
しかし友理奈の中指にはめられている水色の指輪はサイズが小さいのか引っ張っても外れなかった
「んもう!」
ただでさえ友理奈の長い腕と指を持て余している上に足の痺れを感じ桃子は苛立つ
373 :
霧:2005/11/23(水) 02:48:55 0
>>372続き
“ん・・・ んん・・・!? ここはドコ?”
仰向けに寝た状態で意識を取り戻した雅の視界に一面の緑が飛び込んできた
“ここは草むらの中? 痛!!”
辺りの様子を確認すべく体を起こそうとすると両足に激痛が走った
それと共に全身に寒気が走る どうやら体が濡れているようだ
“もしかして川に落ちたのかな・・・!?”
桃子にやられた時の記憶を辿っていると右手に何かの温もりを感じた
頭を起こすとそこには・・・ 雅の顔を心配そうに見つめながら手を握り締めている舞波の姿があった
「気が付いた!?」
「舞波・・・!? どうして!?」
「怪我、大丈夫?」
「うん、凄く痛いけどゆっくりなら何とか動かせそう・・・」
「良かった、冷やし続けた甲斐があった!」
舞波はそう言いながらニッコリと微笑むとヘルメットに汲まれている水に自分のシャツを破いた布を浸し、雅の体に当てた
彼女の話によると、川に水を汲みに行く途中で偶然倒れていた雅を見つけたとのことだった
「舞波、ありがとう! ところでここはドコ?」
「ここはね・・・」
舞波は雅に肩を貸し、安全であることを確認して外に連れ出す
「凄〜い!!」
外に出ると、先程まで木が鬱蒼と生い茂っていた森が友理奈の縄跳びによって切り倒され平野と化していた
あちこちで無造作に重なり合っている木々の中の1つに2人は隠れていたのだ
再び木々の隙間に入り込むと2人はそれぞれ今までに起こった出来事を語り合った
374 :
霧:2005/11/23(水) 02:50:03 0
>>373続き
「ほら、ここをこうするとね・・・」
ピッ、ピッ、ピッ・・・と音を立てながら舞波が時計を操作する
すると時分秒の6桁の数字を表示していた画面が上下に2分割され、小数点付きの6桁と7桁の数字を表示し始めた
「これ、何を表してるの?」
雅が眉間にしわをよせながら質問する
「ほらGPSってあんじゃん 今自分がどこにいるかわかるやつ」
「う〜ん・・・ 友達の携帯で自分のいる位置が地図で表示されるのあるけどそんな感じ?」
「そう、それ! この数字が緯度、経度を表しててこれをこの地図と重ね合わせるの」
「緯度?経度?」
「簡単に言うとこの地図の横の線と縦の線のこと 地図でこの線が交わってる場所が今自分がいる場所ってこと」
舞波が時計に表示されている2つの数値を地図に当てはめ指でなぞると高台の少し南側でぶつかった
「ここが今私達がいる場所ってわけ」
「本当だぁ こんな機能付いてるなんて全然気づかなかったぁ・・・ 地図の数字も何か意味あるのかなくらいにしか思ってなかったし」
雅は木々の隙間から頭を出して地図を見ながら高台と自分達のいる位置の確認をして感心する
「たぶんみんな禁止エリアから少しでも離れようとすると思ったから私はあえてギリギリのラインを移動してたの」
確かにエリアの境目に印など無いため、皆地図上ではっきりとわかる川や道などが境目付近に無い場合は余裕を持って移動していた
一度、雅が矢口と接触した時に危ない目に遭ったがああいう状況で無ければ舞波の潜伏している場所には誰も行かない
こうして舞波はメンバーの心理を利用して、この時間まで誰とも接触することも無く無傷だった
「これからどうしようか・・・」
雅も舞波も桃子と友理奈の戦いがどうなったか知らない
分かっているのはどちらもまだ脱落していないということ、そしてこの時間になってもゲームの中止を告げる放送が無いこと
桃子が残っている限り、下手に動くわけにはいかない
友理奈の無事を祈りながら2人は桃子襲撃に備えて作戦を練ることにする
375 :
霧:2005/11/23(水) 02:50:56 0
>>374続き
【10月2日午前9時18分】
桃子は未だ友理奈の指輪を奪えずにいた
木綿糸と液体洗剤を利用すれば外せる可能性があるのだがそんな物はここには無いし桃子にそんな知識も無い
それに茉麻程の引き抜く力も無いし思い切って指を切断しようにもナイフは先程投げてしまって手元に無い
とりあえず思いつくまま川の水をかけてみたり、手で指を覆って温めてみたり色々試してみる
今いるところが禁止エリアになるまであと40分程ある
このまま意識が戻らなければ放っておいてもいいが雅の件もあり、今確実に友理奈を潰しておきたかった
しかしいくら引っ張っても指輪が外れることは無く、逆に充血したのかますます指に食い込んでしまった
「あ〜もう、ムカつくぅ!」
桃子は躍起になって友理奈の指をかきむしる しかしそうすればするほど指は腫れていく
「くっそぉ〜!! !!!!!?」
イライラが頂点に達しようとした瞬間、桃子の首が急に絞まった
“な、何?”
桃子が自分の首元に右手をやると人の腕ががっちりと食い込んでいる
“まさか・・・”
桃子の予想通り食い込んでいたのは友理奈の右腕だった
友理奈は片腕とは思えない力でぐいぐいと締めあげながら桃子の背後にぴったりと体を密着させスリーパーホールドの体勢に持っていく
桃子は頚動脈が絞まらないように首をずらしながら、掴んでいた友理奈の左腕を両足で挟み込んで完全な体勢に持ち込まれるのを阻止する
そして両手を使って友理奈の右腕を引き剥がしにかかる
じりじり、じりじり・・・
初めは両手でもまったく歯が立たないほど友理奈の腕の力は強かったが時間がたつにつれて次第に桃子の力のほうが上回り始めた
「桃子パワー!!!!」
桃子はそう叫ぶと一気に友理奈の腕を引っ張った そして腕と首の間に1センチ程の隙間を作るとスルリと頭を抜き取った
続く
霧様、乙!!
マジ凄いんですけど〜☆
377 :
名無し募集中。。。:2005/11/23(水) 03:15:29 0
霧氏の小説のようになりそうでこわいんですけど
8人の枠を争ってまずヲタ同士の人数減らしからだな
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
も
さ
ぴ
え
ん
す
霧氏はレコメンとかよく聴いてそう キャラの台詞とか
舞波の「〜とかあんじゃん」って何か印象に残ってんだけどいつかあったよね?
しゃべり方を把握してないと小説書けないからね。
辻の「てへてへ」「……れす」なんてのはその典型
ほ
し
霧氏、お疲れ様です。
友理奈を脱落させないでと願います。
霧氏乙!
桃子パワーワロスw
>>394 霧氏は友理奈推しだから落とさない可能性があるな
霧氏が友理奈ヲタならば、最後に残るのは友理奈だろう
……などと適当な事を言ってみる。
398 :
文豪3:2005/11/23(水) 16:30:35 0
「あなた臭いのよ!」
楽屋が凍りついた。佐紀の咆哮に雅の頭の中は真っ白になる。
沈黙を破ったのは梨沙子だった。
「さ、佐紀ちゃん?どうしたの?」
恐る恐る問いかけると、佐紀の目頭から熱い煮汁が滴り落ちた。
「ワシはキャプテンじゃけん、雅だけのものじゃないけんの!」
そう言い捨てると佐紀は楽屋を後にした。
雅は焦点が定まらずに夢遊病患者のように辺りをうろつく。
「あ。。あああ。さ。。。さき。。。。。」
空ろなため息が染み渡る。
梨沙子は哀れな姿の雅にそっと近づき大丈夫かと肩を抱いた。
「んふふ、いい気味な。これ凄くいい気味な」
梨沙子の心は踊っていた。
はっと我に返った雅は「佐紀ちゃん!」と慌てて楽屋を出ようとしたが
梨沙子ががっしりと腕を掴んだまま離さない。
「離して!いや離しなさい!そして!離す」
必死に拘束から逃れようとする雅を梨沙子の冷たい眼差しが突き刺した。
「雅ちゃん、もう諦めようよ」
梨沙子が笑いかける。
キッと鋭い眼光で雅は言い返した。
「諦めへん!あたいは諦めへんのや!!」
そう言い放った瞬間、雅の頬に電気が走る。
梨沙子の思いがけないキッスに雅は戸惑いを隠せない。
「お願いがあるの。雅ちゃん、私のお人形さんになって欲しいの」
悪戯な表情で梨沙子は言った。
雅は混乱していた。
399 :
文豪3:2005/11/23(水) 16:39:50 0
楽屋を出た佐紀は外気の冷たさに心を落ち着かせていた。
言い過ぎてしまった、彼女を傷つけるつもりなんてなかったのに。佐紀は後悔の念を
楽屋に向けていた。
「何言ってるの?私があなたの人形?ふぃざけにゃいだ!」
取り乱す雅に梨沙子の膝蹴りが入った。
「痛いか、苦しいか」
うれしそうに梨沙子が笑った。
「失禁である!!」
梨沙子がいっそう嬉しそうに叫んだ。
床に崩れ落ちた雅は辺りを濡らしていた。もう体の震えが止まらなかった。
「ほんに臭いオナゴやのぉ!おお?!」
梨沙子が責め立てる。
「ひっつ、くぅう」声にならない泣き声で雅が答える。
ピロロン!乾いた電子音が鳴る。
はっと見上げた雅の目に映ったのは携帯を自分に向けている梨沙子の姿だった。
「ナイスショットね!」
雅は屈辱感と恐怖で声が出せなかった。
「助けて佐紀ちゃん・・・・」
雅の思いは佐紀には届かなかった。
400 :
文豪3:2005/11/23(水) 16:43:57 0
「私はキャプテンだし、やっぱり楽屋に戻って謝ろう」
重い腰を上げて楽屋に向かう佐紀にそこで起こってる事件を
知る由もなかった。
「ね?雅ちゃん、私ともっともっっっっっっと仲良しさんになろ♪」
携帯の写真を見せながら梨沙子は言った。
「・・・・・・・はい」
雅は受け入れるしかなかった。こんな陵辱を他のメンバーに知られるわけにはいかなかった。
特に佐紀には。
「ごめんね。痛かったね、怖かったね、もう大丈夫だからね」
やさしく雅を抱き起こす梨沙子の表情は恍惚に満ちていた。
・・・ガチャ
楽屋のドアの開く音が響いた。
佐紀は自らの目を疑った。あり得ない光景が広がっていた。
変わり果てた雅の姿は一瞬誰だかも判らないほどだった。
「なに、これ。。。?臭い・・・」
それを聞いた雅が慟哭する。
半笑いの梨沙子が残念そうに佐紀のほうを見た。
目が合った瞬間、佐紀はすべてを察した。
「おまん、雅に何した!!!」
詰め寄る佐紀に梨沙子は苛立ちを隠さずに言い返す。
「雅はわたしのお人形さんになってくれたんですよ!いいでしょう!はぁ!」
「おのれ!!」
佐紀は生まれて初めて他人を殴った。
雅はただ泣き崩れていた。
401 :
文豪3:2005/11/23(水) 16:45:20 0
つんくが言い放った。
「ケツバットだ。今度の曲はケツバットだ」
梨沙子は生唾を飲んだ。
「雅をケツバット・・・・・・・」
ギラつかせた目で雅を見つめる梨沙子に佐紀は警戒心を強くした。
「いっかーーーーい!」
バチーン!
「にかーーーーーーーーい!」
バチーン!
雅のでん部にバットが打ち込まれる。
梨沙子は脇を絞めて最高のスイングを繰り返す。
「あたいはバッティングセンターじゃないっつ−の!」
必死で訴える雅に梨沙子は聞く耳を持たない。
三角木馬に括り付けられた佐紀は己の無力感に涙した。
「今日は打率5割越えますのに!」
梨沙子の狂喜がホテルの一室にこだました。
402 :
文豪3:2005/11/23(水) 16:47:58 0
梨沙子と雅は繁華街を歩いていた。
「今日は雅ちゃんに御馳走してあげる!」
ご機嫌な梨沙子に雅は不安を感じていた。
ラーメン屋だ。かなり繁盛しているようで短い行列も出来ている。
「ここ?」雅が梨沙子に問いかけると、梨沙子は無言で
行列を押しのけ、店長らしき男に顎で挨拶をした。
「今日のために予約いれたのよ♪」梨沙子は満足そうだった。
用意されたカウンター席に座ると梨沙子は早速注文した。
「私はチャーシュー麺。こっちの子は地獄ラーメンお願い」
「!!」雅は焦った表情で「私、辛いの駄目なの!」と叫ぶ。
それを聞いた梨沙子はニヤリと笑い、
「大盛りで!」と付け加えた。
雅は悟った。今日もまた始まるのだと。
しばらくして二人の前にどんぶりが運ばれてきた。
雅は目を疑った。そこには赤く煮えたぎったラーメンが
強烈な刺激臭を立ち上らせていた。
「さぁ、食べましょ!」梨沙子は雅に告げると
ズルズルとラーメンをすすり始めた。
なかなか箸をつけられない雅を横目でみながら梨沙子は
スープまで飲み干した。
403 :
文豪3:2005/11/23(水) 16:52:26 0
「どうしたん?食欲無いんか?」梨沙子の問いに
涙目の雅がぐっと唇をかみ締める。
「なぁ、雅ちゃん、せっかく予約したのにそれは無いでしょ?
ここのお店人気あるんだよ?残したら失礼でっせ」
そう言うと徐に携帯を取り出しカウンターの上に置いた。
「店長さんびっくりするだろうね・・・・」
携帯で例の写真を探しだす梨沙子。
「食べます」
雅は箸をどんぶりに付けた。
「辛い!」一口で舌が痺れる。やっとのことで飲み込むと喉に激痛が走る。
「おいしいでしょう。ここの地獄ラーメン天下一なり!」
梨沙子の激励に店長も嬉しそうに笑った。
「無理・・・だべれだい」かすれ声で雅が梨沙子を見る。
無言のまま満面の笑みを浮かべるだけの梨沙子に雅は諦め箸を進めた。
必死の思いで三分の二を食べたころ梨沙子が携帯で電話を始めた。
「あ、キャプテンですかぁ?」
雅の表情が曇った。
404 :
文豪3:2005/11/23(水) 16:52:49 0
「あら、梨沙子!あなたか電話なんて珍しくなくて?どうしたの」
佐紀は突然の梨沙子からの電話に驚きつつも嬉しさを感じていた。
「あのですな、今、雅ちゃんと一緒にラーメン食べてるんですの」
その言葉に佐紀は動揺したが、平静を装った。
「あら、仲の宜しいこと!ワタクシも誘ってくださればよかったのに」
精一杯の強がりだった。
しかし梨沙子の次の一言で佐紀の余裕は完全に崩れ去った。
「デートなんす!」
その瞬間電話の向こうから伝わる雅の悲壮感に佐紀は気付いた。
「おまん!また雅いじめとろうな!!」
佐紀の激情は電話越しの雅の耳にも届いた。
「いじめてなんかいませんよぅ。一緒にラーメン食べてるだけですよぉ」
梨沙子の横柄な物言いに佐紀は焦った。
「雅と代われ!雅の声聞かせんかい!!」
はいはい、とばかりに梨沙子は雅に携帯を差し出した。
「ざぎちゃん”・・・」
雅のひどく荒れた声に佐紀は激しく取り乱した。
「何されテンのや!!今何所や!なぁ雅よ!!」
「ざぎちゃん”、がらいの・・・ずごぐ、がらいの」
雅の蚊の鳴く様な声の向こうから梨沙子の甲高い笑い声が聞こえる。
「みやびー!!!!!!」
佐紀は全身の毛穴が開いていくのを感じていた。
405 :
文豪3:2005/11/23(水) 16:54:32 0
「み〜や〜び、ちゃん!」
「な、なに?梨沙子ちゃん・・・」
少し怯えた表情の雅に梨沙子が近づいた。
「でででっで、で〜ん♪」
Dえもんの効果音と共にポケットから奇妙な物体を取り出した。
「なに、そ・・・」雅は絶句した。
「コケシ OF 電動 なり!!」
「パパとママのお部屋から持ってきたのよ♪雅ちゃんこれ
何に使うのか知ってるかえ?」
悪夢だと雅は思った。
「それだけは嫌よ。絶対に嫌!」泣きながら梨沙子に
詰め寄る雅。想定以上の反応に梨沙子は少々戸惑いながらも
「落ち着いて、雅ちゃん、落ち着きなされ」
雅をなだめた。
「これは雅ちゃんが使うのよ」
雅は何のことかわからなかった。
「私が使う・・?」
必死で梨沙子が考えてることを察しようとしたが頭が回らない。
「あのね、これでリーダと遊んで欲しいの」
梨沙子の言葉に雅は硬直した。
406 :
文豪3:2005/11/23(水) 16:56:03 0
「どういうこと?」
震えながら雅が訊く。
ふふん、と得意そうに笑いながら梨沙子は言った。
「だって雅ちゃんリーダーのこと好きなんでしょ?だから
お手伝いしてあげようと思ったの!悔しいけどねぇ」
雅の髪を撫でながら梨沙子は憂いの表情を浮かべる。
「余計なお世・・!!んぐぅ」
梨沙子は間髪入れずにものすごい力で雅の首を内腿に挟み込んだ。
「辛いのよ、私だって辛いの。分かってくれるわよな、雅ちゃん」
窒息寸前の雅に優しく問いかけた。
・・・コンコンコン、
ノックの音がホテルの廊下に響いた。
ドアを開けると雅が立っていた。
「雅!どうかして?」
突然の訪問者に佐紀の顔は緩んだ。
「今、いいかな?」
いつもとは明らかに雰囲気の違う雅を佐紀は敏感に感じ取った。
「よろしいですけど、今、他のメンバーの方々と麻雀してますの。それが終わって
からでもいいかしら?」
部屋の奥からはジャラジャラと牌のぶつかり合う音が聞こえる。
「今じゃなきゃ駄目なの・・・」
誰にも聞き取れない声で雅は呟いた。
407 :
文豪3:2005/11/23(水) 16:58:48 0
廊下での二人の沈黙は部屋の中の桃子の声に破られた。
「ちょっと〜!先っぽぉ〜?準備出来てますぞぉ〜!」
楽しそうな桃子の声が佐紀の帰りを催促している。
その声を聞いた雅の中で何かの糸が切れた。
「先っぽ?佐紀ちゃん、桃子ちゃんに先っぽって呼ばれてるんだ・・」
「え?ぁあ、嫌なあだ名ですわよね。ほほほ」
佐紀は照れ笑いした。
「・・・・・いつから麻雀してたの?」
雅は無表情に続けた。
「え?そうね、夕飯の後からだから8時くらいかしらね・・」
「そう」
雅の異変に佐紀も気付き始めた。
わたしが梨沙子ちゃんにあんなことされてる間、佐紀ちゃんはみんなと
楽しく麻雀。わたしなんか無視して楽しく。
ニコッと雅が笑うと佐紀を押しのけ部屋の中にズンズンと入って行った。
「お!雅じゃん!なに?一緒にやるん?」
突然の雅の登場にメンバーたちは、はしゃいだ。
「おまえら出てけ」
雅の一言で空気が一変した。
「はい?どうちたんだりんぐ?」
桃子がふざけながら笑う。
其処へ佐紀が慌てて割って入る。
「み、みなさん、今日はお開きにしましょう!」
佐紀の強引な呼びかけに怪訝な顔をしながらも他のメンバーは部屋を後にした。
408 :
文豪3:2005/11/23(水) 17:00:32 0
静まり返った部屋で二人の少女は立ち尽くしていた。
ただならぬ雅の雰囲気に佐紀は怯えていた。
「えっと、何か用事があったのではなくて?」
その言葉を聞いて雅は自分のポケットに手を入れた。
「じゃじゃじゃっじゃ、じゃ〜ん!」
例のリズムと共に梨沙子から預かったものを取り出した。
「!・・・雅?」佐紀は雅の唐突な行動に驚愕した。
「これ、コケシ・オブ・電動って言うんだって・・・」
じりじりと近づく雅にたじろぐ佐紀。
次の瞬間コケシ・オブ・電動を天高く振りかざし雅は佐紀に飛び掛った。
「ほおおおおおおおう!!」
雅の雄たけびが響いた。
どさっ。
膝から崩れ落ちる雅。
クロスカウンターだった。
409 :
文豪3:2005/11/23(水) 17:03:32 0
佐紀のクロスカウンターで雅が沈められて以来
二人の間には微妙な溝が生じていた。
その状況が梨沙子には堪らなく心地よかった。
あのとき何故、佐紀は私を受け入れてくれなかったのだろう。
雅は思い悩んでいた。
佐紀にとって私は他のメンバーと等価値な存在なんだろうか。
私が梨沙子さんに責められているときの佐紀の怒りは
リーダーとしての責務だからなの?
雅の空ろな目は鏡越しに映る佐紀へと向けられていた。
佐紀はいまだにあの時の事を謝れずにいた。
気絶した雅を自室まで運び込み、それ以来まともに
口を利いていない。
それほどあの夜の雅は佐紀に強烈な印象を焼き付けていた。
雅がみせた野生の目。あの目が佐紀には怖かった。
「へい、キャプテン」
不意に梨沙子が話しかけてきた。
「最近キャプテン変ですよ。全然雅と話してないじゃないですか」
梨沙子が心配そうに佐紀を見つめる。
「そんなことないのよ。別に今までと変わらないわ」
しどろもどろになりながも佐紀は答えた。
あの夜の結末は梨沙子も把握していない。しかし最近の
二人の状況が自身の作戦の成功を確信させた。
「でも雅は明らかに変ですよ?なんか元気ないですよね」
その言葉が佐紀には痛かった。
このままではいけない。佐紀は決意を胸に雅のもとへと向かった。
410 :
文豪3:2005/11/23(水) 17:05:40 0
「雅ちゃん、夏焼雅さんいますかぁ?」
佐紀は精一杯おどけてみせた。
「なんすか」
うつむいたまま雅は素っ気無く返した。
「あのさ、この前のことなんだけど・・・」
「・・そう」
雅の無気力な返答に佐紀はどうしても言葉を続けられなかった。
しばらくの沈黙のあと佐紀が切り出した。
「今夜、私の部屋にいらっしゃいな」
思いがけない先の言葉に雅はときめいたが頷くだけで精一杯だった。
その光景を梨沙子は嫉妬で引き裂かれる思いで見ていた。
雅の心は躍っていた。佐紀が自分を誘ってくれた。
そのことが今までの悩みを全て吹き飛ばしてくれた。
シャワーを浴びて颯爽と部屋を後にする。
早く佐紀に逢いたい。
「待って」
梨沙子だった。
「どこ、行くの?」梨沙子がまっすぐ雅を見つめた。
雅にはもう自分を抑えることなど出来なかった。
そのまま振り返り佐紀の部屋に駆け出す雅。
「行かないで!!」今までに聞いたことのない梨沙子の声に
雅は振り返った。鼻から大粒の涙を流しながら梨沙子は立っていた。
「ごめん・・」
雅は佐紀の部屋へと向かった。
411 :
文豪3:2005/11/23(水) 17:07:49 0
今日の佐紀は違った。今までとはまるで違っていた。
「雅、来てくれてありがとうな」
はにかむ雅に佐紀は優しい眼差しを向けた。
「佐紀ちゃん私ね、私、佐紀ちゃんのこと・・」
続きを言おうとした雅の口を佐紀の唇が塞いだ。
「佐紀ちゃん・・・・」
体中に満ち満ちていく幸福感に雅は涙した。
「雅。今夜はここに泊まれや。」
照れながら佐紀は雅をベッドへと誘った。
ドンドンドン!
ドアを激しく叩く音が二人の時計を止めた。
「誰だよぉ」
残念そうに嘆く佐紀。雅は扉の向こうに誰がいるのか
分かっていた。
「出ないで!」
雅は佐紀に縋った。「でも・・」困った顔の佐紀。
「キャプテン??菅谷っす!梨沙子っすよぉ!!ヘイ!キャップ!?」
ドアの向こうで梨沙子の笑い声が鳴り響く。
それが雅には堪らなく怖かった。
「何か?」ドア越しに佐紀が聞いた。
「ピザ持ってきました。一緒に食べましょう!ピザ!」
怯えきった雅の顔を見て佐紀は今は食べたくないと
断りを入れた。
「そおですか。残念ですね。腹減ったんでピザ頼んだんですよ。
そしたらXL頼んじゃって一人じゃ喰えねぇって話なんですよ、
爆笑ですよね!!」
そう吐き捨てるように言うと梨沙子はドアの前から去っていった。
412 :
文豪3:2005/11/23(水) 17:11:02 0
雅はシーツのうえで小さく丸まっている。佐紀はそんな子猫を
やさしく抱き寄せ、髪を撫でる。
この時間が永遠に続けばいい。二人は心からそう願った。
佐紀の指先が雅のパジャマの中へと滑り込む。
雅は高鳴る鼓動で壊れてしまいそうだった。
ガヂャアアアアアアアアアアアアン!!!
轟音が鳴り響き部屋に冷気がなだれ込む。
砕け散った窓ガラスの中に梨沙子がうずくまっていた。
「へへへ、やっぱ喰えねぇっす」
血だらけになった梨沙子がピザを差し出した。
「おまえ・・・・」佐紀は絶句しつつも梨沙子の突飛な
行動に動揺していた。
横目に写った雅の肌蹴たパジャマ姿に梨沙子は理性を失った。
「んねぇ、きゃぷてん、ピザ喰いましょう、ピザをさ、それはもう
むしゃりむしゃりと喰うのだから!喰らうのだからぇ!!」
梨沙子は持ってきたピザを佐紀の顔面へと埋めた。
「ははは!見て!雅、見て!きゃぷてん、ピザ喰ってるよ!?顔面でピザ喰ってるよ!」
発狂した梨沙子の絶叫が雅を縛り上げた。
413 :
文豪3:2005/11/23(水) 17:12:53 0
目の前で顔面ピザに悶え苦しむ佐紀。
「ピザは嫌ぁあああああああああああ」
叫ぶ雅の声は梨沙子の嗜虐心をさらに刺激した。
「おいしい?はい?おいしいですかな??今夜の宅配ピザはぁあ?!」
もう誰も梨沙子を止められなかった。
「やめて!」すっかり抜けた腰を奮い立たせて雅が梨沙子に掴みかかる。
「邪魔すんねい!キャプテンさん、ピザ喰ってる最中でしょうがぉ!、美味美味って
悶えてるでしょうがぁあ!」
雅を振りほどく梨沙子の拳がカウンターで雅の顔面を捉えた。
「ひぐう」雅のひるむ声。
そのとき佐紀の手が梨沙子の腕を掴んだ。
「なめんな」
佐紀のケツから火を噴いた。
強烈な刺激物質が部屋中に立ち込めた。
意識が遠のく。
「ちくしょう」
不意の攻撃に梨沙子はどうすることも出来ず
ただその場に崩れ落ちるだけだった。
雅は薄れ行く記憶のなかで佐紀が自分を抱え上げる感触を感じていた。
414 :
文豪3:2005/11/23(水) 17:16:52 0
あの夜の敗北から梨沙子はセミの抜け殻のような状態にあった。
「雅ちゃんがね、雅ちゃんがね、だってね雅ちゃ・・・」
そんなうわ言を亡霊のように呟いていた。
「先っぽ!今夜麻雀OKですかな!うひゃん!」桃子の誘いを
佐紀はあっさり断った。「今宵はわらわの宴なりて」
そう書き記した詩集を桃子に手渡すと佐紀はその場から立ち去った。
ぽかんとする桃子に雅が近づいた。
「ごめんなさいね、あの人、自分に厳しい人だから・・・」
さらに追い討ちを貰った桃子にふらふらと梨沙子が近づく。
「みんな。みんな、海で、例えば海でスイカ割りなら、あたいは
鉢巻や・・・」
誰もいなくなった楽屋で桃子はシュールな現実に身を委ねていた。
「おう!待っとったで!」
雅の到着に佐紀は威勢良く跳び上がる。
部屋には和太鼓が置かれている。
「おっしゃ、準備しよか!」
白いふんどし、太鼓のばちを手渡された。
颯爽とふんどしを締め、太鼓の前にスタンバイする佐紀。
雅は少し疲れた表情を浮かべながらも佐紀と同じ姿になった。
どん!どん!どん!
「せいや!」
どん!どん!どん!
「せいや!!」
勇ましい和太鼓にあわせて佐紀の掛け声がその場を引き締める。
415 :
文豪3:2005/11/23(水) 17:19:06 0
壁一枚隔てた隣の部屋から威勢のいい太鼓の音が聞こえてくる。
梨沙子はベッドの上で耳を塞ぎながら祭りが早く終わってくれるのを願っていた。
「どんだおん、嫌。どんだん、嫌。迷惑だん、夜中に太鼓なんて・・」
雅はもう自分の元には帰ってこないのだろうか。
二人のリズムが梨沙子を果てなく追い込んでいく。
「・・・もういや」
梨沙子は部屋を飛び出した。独りが耐えられなかった。
「へいさ!今出ますよぅ!」桃子がドアを開ける。
予想外の人物に勢い良く開けたドアを再び閉めた。
(うわ・・なんで?)昼間の光景が目に浮かび憂鬱になる桃子。
外国人の様な、たどたどしい日本語の呟きが聞こえてくる。
「モモコサン?リサコ、イマス。アケてクダサイ。ヨルはナガイ、ハナシもナガイ」
気味悪そうに桃子はドアを開けた。
四つん這いになった梨沙子が歯を剥き出しにし、
威嚇の姿勢をとっていた。
「ぐるるる・・・」
歯を鳴らしながら激しく威嚇している。
「ちっちっちっちっ」
桃子は姿勢を低くして、その動物の警戒心を解きほぐすように
指で合図した。
動物と桃子の睨めっこはしばらく続いた。
416 :
文豪3:2005/11/23(水) 17:20:57 0
祭りの勢いは一向に衰えを見せない。すでに3時間は経過している。
二人は全身汗まみれで太鼓を叩き続けていた。
佐紀の掛け声もとうに擦り切れていた。
言い得ぬ充実感に佐紀は心身ともに絶頂に達していた。
(疲れた)
雅はすでに冷めていた。疑問を抱いていた。
(この人は何がしたいのだろう)
佐紀の太鼓が止まった。
「雅。太鼓の音色が濁っとる。ちゃんとせい!」
疲労困憊の雅に向かって容赦ない渇が飛ぶ。
「私たちって何なの?!今まで我慢してたけど
会うたびに男裸祭り?知らないわよ!説明せよ!」
雅はこれまでの不満を吐露した。
佐紀はふぅ、と息を吐くと手ぬぐいで汗を拭った。
「部活やん」
全身の力が一気に抜けた。
ふんどし姿のまま雅は部屋を飛び出した。
417 :
文豪3:2005/11/23(水) 17:23:01 0
桃子は動物を手懐けるのに悪戦苦闘していた。
一向に威嚇をやめようとしない梨沙子。
桃子もあらゆる手を尽くしてきた。辺りに散らかる
果物がそれを物語っている。
「こんな警戒心の強い動物は初めてよ」
涎を垂らし体を振るわせる梨沙子に向かって
やれやれと笑いかける。
一瞬の隙を突いて素早くロープを投げつけた。
投げつけたロープに鋭く噛み付く動物。その瞬間
ロープを動物に巻きつけ、その場に押さえ込む。
激しく抵抗する動物に桃子は一撃を見舞う。
「きゃうん!」
怯む動物に桃子は間髪いれずに鎮静剤を注射する。
418 :
文豪3:2005/11/23(水) 17:25:30 0
「駄目だ!駄目だ!何で火を怖がる!」
ムチが激しく床に叩きつけられる。
梨沙子の前には炎で覆われたリングが設置してある。
「さぁ、潜るんだ!お前は我が桃子サーカスのスターに
なるんだ!」すかさずムチが鳴る。
「さぁ、ボールの上で倒立だ。出来るまで餌は抜きだ!」
梨沙子は必死で芸の道に生きようとしていた。これが
自分の道なのだ。この団長の下でスターになること、
それが今の生きがいなのだと。
自分は佐紀にとって熱心な部員でしかなかった。
雅は力なく廊下を歩いている。
ふと目をやるとテントが張ってあるのが見えた。
「サーカス?」こんなホテルの廊下にサーカス団が
来ている?雅は少し気持ちを弾ませた。
薄暗いテントの中を除くと数々の舞台セット、道具などが
置いてあるのが確認できる。「やっぱりサーカス!」
沈んだ気持ちがいつの間にか好奇心に変わっていた。
目が慣れてくると一つの檻を発見した。
雅はたまらずに檻へと駆け寄る。
ふんどし少女と野生の動物。
二人は運命の再会を果たした。
これはまた強烈
つまんない上に基地外かよ
文豪3って何のことか分からなかったけどこういうことか
ほ
ご本人降臨ですか?
それともコピペですか?
梨沙子の一人称視点だけのやつが面白かったのに
ひはほーい
文豪3氏、リクに応え乙
文豪3氏
ご本人?
万☆画太郎にも通ずるような奇抜な展開に嵌まってあのスレでは楽しく読ませてもらってました
続きが気になってたので再開するのであれば嬉しいです
でもエロ小説よりノンジャンルキッズ小説の方が作風に合ってるかも……
>>424 りしゃ崎さんだね
全部ひらがなで読み辛いんだけど凄い面白かったなー
笑いのセンスを感じたね
霧氏、乙です
読者を飽きさせない絶妙のテンポで進む展開にはいつも惹き込まれます
頭脳派・舞波の登場で事態がどう転がっていくのか、
期待して待ってます
乙ほ
文豪氏乙
ho
>>427 あれはりしゃ崎さんだったか
勘違いしてた失礼
霧氏にはいつか三国無双みたいにヲタをバッタバッタとなぎ倒す話を書いてもらいたい
もう来ないでくれ
最近リア小よく落ちるね
>>433 リクがあったから再貼りしてくれたのに対してそれは無いでしょ
俺としては続編希望
落ちる時間に作品投下が少ないからじゃないか?
めぐり合わせの不運
>>434 リクはスレ住人の総意じゃないでしょ
癖が強くてスレ違いの文を一気に大量に貼られても興味ない人にはうざいだけ
文豪3氏の作品はノンジャンル小説のスレ向きだと思う…
書き溜めとかある場合も小出しのがいいの?
テンポ良く進むなら問題無い あんまり長いと読まない人もいると思うよ
小出しで頻繁に投下されるほうが見やすくはあるな
眠れないので保全
ニートが保全
フヘ保〜
をはほ
ho
ze
nny
soshi
愛理独占
どうぞ
ほ
ほ、ぜ、ん!
茉麻独占!
これから30分阻止されなかったら結婚
阻止だ、阻止!
456 :
名無し募集中。。。:2005/11/24(木) 15:55:57 0
また落ちたのか。保全職人少ないんだな…
茉麻独占!
今から30分間阻止されなければ、茉麻の生パンくんくん!
さっき阻止された俺が阻止!
うおおおお!おのれぇぇぇ!
保っ守るするぞ〜!
雅独占!
今から30分間阻止されなければ、私は女だから雅の友達になります。
それでも阻止
雅をもらうのは俺
30分以内に阻止されなけば結婚
絶対阻止
雅独占!
どうしても友達になりたいから、
30分以内に阻止されなければ絶対に友達になる。
阻止
そしてBerryz工房独占
30分無阻止で桃子の使用後ナプキン
阻止します。
雅独占!
どうしてもどうしても友達になりたいので、
30分以内に阻止されなければ絶対に友達になってみせます。
なんのことだ
>>471 それでも阻止しちゃる
俺だって友達になりたい
なんだ、この不毛な争いはww
30分無阻止で友理奈の脱ぎたて靴下
37番がそれを阻止
レスが伸びてると思ったら…
梨沙子独占
絶対阻止
独占阻止の佐紀スレの流れがベリヲタ全体に流れているな
りしゃわき独占
ソシ
りさこのぷるるん唇にディープキス
じゃあ↓は僕がディープ
やった
りさこの弟と入れ替わりたい
梨沙子と人生を歩みたい
梨沙子独占
阻止。おまえの人生まで阻止。
友理奈と梨沙子ダブル独占
ぷるるん唇は茉麻ですから。
まいみは俺のもの
友理奈の弟になって、むりやり縄跳びの練習につきあわされたり、警泥でいつも泥役をやらされたり、理不尽な扱いを受けたい。
妄想するのも禁止穢れるんだよキモヲタが
Berryzと俺とで騎馬戦をやりたい
白組は俺が対象で馬が友理奈茉麻千奈美
赤組はその他
↓以降独占阻止禁止
これからは舞美関係のエロ小説はかかないように
阻止
>>501 書いちゃダメ?構想練ってるのに(´・ω・`)ショボーン
めーぐるすでに独占。阻止っても無駄。俺がすでに独占してるし。
キャロル乙
>>501 エロ小説もなにも、舞美は実際えっちだし。激しいし。
じゃあキャプもらおっと
進んでると思ったら阻止か
おいらがおかちぃ独占しても、誰も阻止しないよね?ね?
キャプテンも阻止!
さらに岡井も阻止!
りしゃこも阻止!
友理奈も阻止!
桃子も阻止!
雅も阻止!
茉麻も阻止!
ちなこも阻止!
舞波も阻止!
梅田もめーぐるも矢島も愛理もマイマイも、み〜〜〜〜〜んな阻止!
あれ?
何も間違ってないぞ
キュフフ
中島独占
おもらしマゾさっきー尿独占
スレ間違えたかと思ったw
たのむ!さっきーは独占していいから、さっきーのおしっこ独占させてくれ!
やった!さっきーのおしっこ独占達成!!
俺なんて飲んじゃってるから
…………_| ̄|〇
保全独占
ほぜにー
保全するもーん
眠れぬ夜に小説の練習でもしてみるか
眠れない夜、ありませんか?
今日はいとこの梨沙子が遊びにきている。
俺より3歳年下の小学5年生だ。
だが身体の方の発育は素晴らしくもう十分女の身体付きをしている。
梨沙子はよく俺とお風呂に入る。
それとなく本人に聞いてみたことがあるが抵抗はないらしい。
しかし「年頃の男」としては目のやり場に困ってしまう。
「お風呂?楽しいよ!いつもおもしろいお話聞かせてくれるもん♪」
無邪気な笑顔を見るとそんな梨沙子に反応してしまう自分の身体がはずかしい。
「最近変だよ、なんか黙っちゃうし・・・」
梨沙子のせいだよ、悪気がないのはわかってるけど・・・
理性で抑えるのが大変だ。もし少しでも油断したら・・・
梨沙子をいとことしてみれなくなるし行動にでれば彼女を傷つけることになりかねない。
なんとか我慢して風呂場から脱出。
「りーのからだふいて!」
おいおいなんてこと言い出すんだよ・・・
ついついふきながら身体を凝視してしまう。
何の疑いもなくニコニコしている梨沙子。
思わず胸の突起や局部を触りたい衝動にかられる。
苦しいけどがまんがまん・・・
梨沙子はなぜか俺の部屋で寝る。
たしかにうちは狭いから余ってる部屋ないけど・・・
おかげで俺がベッドに寝れないじゃないか
「りーと一緒にねればいいもん!」
なんてこと言ってるんですか
そんなことになったらお兄さん、りーちゃんにいたずらしちゃいますよ
なんとか諭してベッドに寝せる。
梨沙子が来た日はいつも寝不足だ。
俺は布団をかぶりごねる梨沙子を無視して睡眠に入ろうとする。
何かが俺の上にのしかかった。
布団をどかしてみると梨沙子がのっかってるじゃないか。
「お兄ちゃん、最近冷たくなったよね・・・りーのこと嫌いになったの?」
そんな澄んだ瞳でみないでくれよ。
嫌いなわけないじゃないか。好きさ、大好きだよ梨沙子。
「りーがいつまでも子供だから冷たいの?」
答えたくない、梨沙子を大人と認めれば一線を越えてしまう。
「りーだってもうおとなだもん」
俺の手をつかみ胸に押しつける。
あぁ、夢にまで見たりーぱいなんて気持ちいいんだ・・・
こんなことを言ってる場合じゃない。
「りーちゃんメッ!女の子が自分からそんなことするものじゃない!」
りーぱいを揉みしだきたい気持ちを必死に抑え手を振り払う。
「りーからやっちゃだめならお兄ちゃんからやればいいもん」
いい加減にしてくださいよ。
アナタ何回俺の気持ちを揺るれば気が済むんですか
手打ちしてたけど眠くなってきた
落ちたら投下終了ってことで
続きはひまな時にでかきます
携帯でわざわざ乙 続き待ってます
携帯氏、乙!です!
りしゃ作品は久々な気がするw
萌え風味満載、続きにwktk!
保全
起きるなり保
朝勃ち保全
仕事中勃起保全
帰宅後鬼勃起保全
ふ
保全するもーん
携帯さんいいなw
次回も期待
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
仕事中に社員トイレで自分の脱糞シーンを鏡で見ながら保
ほ
545 :
名無し募集中。。。:2005/11/25(金) 15:36:15 0
从´∇`从 < 11/25(金) 25:00〜25:55 日本テレビ系「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」Berryz工房
23日に早起きしておはスタ見た俺が保 orz
俺が梨沙子に出会う前はタバコ、麻雀、酒に溺れてた毎日でした
テレビで初めてみたとき俺の体に衝撃が走りました
「こっ、この子を汚したい!」
俺は考えました。「そうだ!身も心も綺麗な体育教師になろう!」
私は美容系の損門学校を卒業したため
教員免許を持っていませんでした
一からの出直しでしたがそれほど苦にはならず
むしろ毎日が新鮮でした
やはり大学に入るためには予備校だと思い
私は大手予備校の門を叩きました
恥ずかしながら貯金というものをほとんどしたことが無く
まさに宵越しの金は持たないという毎日をおくっていましたので
恥ずかしながら親に頭をさげ授業料を借りました
恥ずかしい恥ずかしいと申しまして私は既に
30半ばを越えていましたので
そのような感情も正直に言いますとありませんでした
両親は二人とも教師を生業としていましたので
私が教師になりたいといいますと
涙を流して喜んでくれました
思い返せば15年近く前
ただ東京に出たいという一心で
親が止めるのも聞かず故郷を飛び出してきた私です
一応理容学校は卒業し理容師の免許はとったものの
ほとんど何もせずパチンコで日銭を稼ぐというような
毎日を送っていました
両親とは家を出て依頼一度も会っていませんでしたのに
明るく私を迎えてくれました
親のありがたみが心底わかりました
これからは少しずつ恩を返して行きたいと思っています
そんなこんなで100万近い金額を借りた私です
大金です100万貯めるのにどれくらいの時間が必要なのか
未だに分かりません
父親はそっと郵便局の封筒にそのお金を入れ
「がんばれよ」
と一言言い封筒を私のほうに寄越してくれました
両親のやさしさ大きさに涙が出る思いでした
その日は久しぶりに実家に泊まりました
母親は饒舌でした
高校時代のクラスメートで地元に残っている人達は
殆ど結婚したと聞かされました
母親も教師でかなりの熱血教師といわれました
いまでも気軽に教え子があそびにくるそうで
そういう話はすぐ耳に入ってくると嬉しそうに話していました
確かに30の半ばも過ぎれば殆どが結婚していてもおかしくありません
結婚素敵な響きです
世捨て人同然の暮らしをしていた頃の私では夢のまた夢だったでしょう
今はちがいます
結婚という夢を夢で終わらせたくない
もちろん結婚する相手はもう決まっています
私と両親は食卓を囲み20年というときを超越し
語り合いました
両親のすすめもあり私は予備校の近くに
アパートを借りました
通学時間も節約しろと父親は言い
私もそのとおりにすることにしました
1年と半年詰め込み教育で多分受験が終われば
忘れてしまうかもしれません
それでもいい
私はかつて無いほどやる気に満ち溢れ
気が迸り沸騰しそうな心を抑えきれずにいました
学生アパートは白いモルタルの造りで築5年と
比較的新しい物件でした
すべての嗜好品娯楽品を排除した荷物を
私は運び込みました
机とベッド箪笥と殺風景な部屋です
が遊ぶために来たのではありません
私は満足していました
気がついたとき外は暗くなっていました
私は部屋を出てあいさつ回りに出かけました
続
なぜかおもろい
名無し携帯氏と名無し募集中。。。氏、乙!!
どちらも続きを楽しみに待ってます
乙!
555!
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
558 :
名無し募集中。 。 。:2005/11/25(金) 20:40:52 0
みんなさー
前スレを見たい時ってどうしてる?
(ここだったら「帰ってきたBerryz工房のエロ小説を書こうよ26」を)
とりあえずageるヤツは無視の方向で。
保全
561 :
559:2005/11/25(金) 23:06:18 0
sage
作者さん待ち保全フォ―――――――!!!!!
年の瀬は忙しいんだね
人稲人稲寂しいな
おめーがかけよ
今からヤフーで朗読会するから暇な奴来いよ
明日やるわもうねる
音楽戦士、OP見て出ないの確定したら寝るか
いるのかよこいよ
ベリ出ないんで寝ます
音楽戦士一応全部最後まで見ちまったじゃねぇかよ保全フォ――――!!!!
乙
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
574 :
ニスト:2005/11/26(土) 02:53:26 0
これから上げるのは他スレで書いてたヤツで
終わってから輸送しようかと思ってたのですが行き詰ってしまったので
再確認とモチベーションアップを兼ねて多少修正加筆しつつ投下したいと思います
よろしければお付き合い下さい
575 :
ニスト:2005/11/26(土) 02:54:16 0
「理外れの愛」
プロローグ
「おじさまったら、したばっかなのにまた元気になっちゃってv」
「それは愛がかわいすぎるからだよ。またしてくれないかい?」
「もう、おじさまってば駄々っ子みたい。 ンフ、いいですよv」
チュププ、チャプ…ピチャ…
「愛は上手いなぁ まだ子供なのにドコで覚えたんだい?」
「やだぁv おじさまに教えてもらったんですよ」
「ん…いや…愛は最初から上手かったよ…エッチな悪い子だなぁ…」
「ヒャプ…エッチで悪い子なのは…んっ…おじさまですよ…あんなキレイな奥様もいるのに…」
「ん…あんなの別れるから結婚しようよ愛…」
「まだアタシ子供ですよーw それに愛理ちゃんも悲しむからダメです」
576 :
ニスト:2005/11/26(土) 02:54:36 0
ピチャピチャ
「愛…大分よくなって来たからいいよ、また入れてもいいかい?」
「ん…さっきのでまだ濡れてるんでそのままでいいですよ、おじさま」
「愛…おじさまって言うのやめてくれよ。 二人の時は名前で呼んで欲しいな」
「はい、亨さん」
「ん、めぐっ!めぐ!」
「ん…気持ちいい」
「すごいよめぐ!」
…(…あぁん!ソコ…!)…ギシッギシッ
ギシィ…(めぐ!)…
誰も居ない深夜の鈴木家に情事の音が響く。
一方部屋でひとり布団にうずくまる愛理。
…またしてる…
めぐもなんでウチのおとーさんと…
お母さんの事好きじゃないの…?
めぐもなんでよりによっておとーさんと…
でもこんなの誰にも言えない…
どーしたらいいの……おとぉさん…
嫌悪感と哀しみで手足が震える。
呼吸が困難な程のプレッシャーを感じる。
そして下腹部には訳の分からない熱さを感じた。
577 :
ニスト:2005/11/26(土) 02:58:58 0
序章
「好きになっちゃいけない人」
今日は愛理の家にお泊りの日。
高級住宅街の中でも一層豪華な家の豪奢な門をくぐりドアを叩く。
重いドアが開くと出てきたのは愛理のお父さんだった。
「やぁ愛ちゃん、いらっしゃい。 愛理はまだ学校だから上がって待ってていいよ」
「お邪魔しまーす」
広いリビングに通されると先を歩いていた愛理の父親が
「フゥ…」と深いため息をついて沈むようにソファに腰掛ける。
あまりに心痛そうな顔をしていたので思わず私は声を掛けた。
「どうしたんですか?」
「あぁ、愛ちゃん。なんでもないよ。 愛理の部屋で待ってれば? それともコーヒーでも飲む?」
「じゃあコーヒーいただきます。」
ポコポコとコーヒーメーカーが鳴る間に流れる微妙な沈黙。
熱い琥珀が2つのカップに注がれる。
578 :
ニスト:2005/11/26(土) 03:00:32 0
愛理のお父さんはプロゴルファーだった。
たま〜にテレビでやってるくらいのイメージしか無いけど
プロのスポーツ選手で、それに生活が掛かってるとなると大変だなぁとは思った。
「そうなんですか… 以前テレビで見たのカッコ良かったですよw 頑張ってくださいねw」
カタリとコーヒーカップを置き亨の手を取る。
さしたる意味はない世間話のついでのちょっとした同情心だった。
だがプロの世界の重圧に生きる亨には些細な同情が心地良かった。
「やぁ、なぐさめてもらうと、ハハハ。 ありがとう愛ちゃん」
亨もコーヒーカップを置き握り返す。
自分の娘の友人に慰めてもらうとは…心の中で苦笑する。
が、クラブばかり握る手に触れる娘じゃない柔らかさ。
そして自分を見上げる潤んだ大きな黒い瞳。
愛しい娘は居るものの醒めた夫婦生活に慣れきって忘れていた何かを呼び起こすのにソレは十分過ぎた。
579 :
ニスト:2005/11/26(土) 03:02:06 0
ガバリ
亨は思わず愛を抱きしめてしまった。
「ひゃっ!?」
娘の友人に何をしてるんだ!?
すぐさま我に返り焦る亨。
「フフフ…もぅ、おじさまったら感激屋なんですねw」
「ハハハ…ついね」
「おばさまにも悩みとか打ち明けたらいいですよ、きっとv」
「いや、まぁその…ね」
「そのーつまりー…上手く言ってないんですか?
「お恥ずかしい…」
「じゃあ少しこのままでいいですよv」
「愛ちゃん…」
しばらくして身体を離す亨。
「愛ちゃんは良い子だなぁ… 随分気が楽になったよ…」
「おじさまもまたカッコイイ所見せてくださいねw」
娘の友人は大きな瞳を歪めニヘリと笑うと
フイに首に腕を回し頬にキスをしてきた。
「愛…ちゃん…?」
「元気出してくださいねv」
「じゃあ次の試合は頑張るよ。 …そしたら喜んでくれるかい?」
亨の口から自分でも思いよらないような言葉がついて出る。
すると少女は目を一層細めて
「したらゴホービあげちゃいますよv」と微笑んだ。
580 :
ニスト:2005/11/26(土) 03:02:59 0
バンバン
ドアを叩く音で現実に引き戻される。愛理が帰ってきたようだ。
今は自分の訳も分からない感情に戸惑うばかりだった。
何を言ってるのだろう、俺は?
どうしてしまったのだろう?
少女の魔性に魅入られた事に気づくのはもう少し後の事だった。
続く 〜初出 めーぐると亨がデキてる件〜
718位まで下がっているからageようかとおもったけど ageると発狂する奴がいつのでsageとくね
Berryz工房応援ラジオ 約5MB
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
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マイハマン巡回中!
585 :
名無し募集中。。。:2005/11/26(土) 05:06:58 0
めぐめぐハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
とりあえず起き抜けに保
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
これってニスト氏の作品だったのか…
知らんかった_| ̄|〇
ほ
気にするな、俺も読んでたけど気付かなかったw
ニスト氏乙です
こっちもってくんなようざ
こんにちくわ!
ho
ひは保ーい
ニスト氏は基本的にDDなんだな
ひは保ーい
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
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マイハマン巡回中
598 :
名無し募集中。。。:2005/11/26(土) 16:47:24 0
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中
ミスった、ごめん
600 :
名無し募集中。。。:2005/11/26(土) 17:16:43 0
はひ保ー
圭田保
保保保の保
ひね
僕の紹介をしよう自己紹介だ
保〜 保〜 作品来い♪
ほ
明日は4時起きほ
ぜ
610 :
ppp5108.hakata01.bbiq.jp:2005/11/27(日) 00:22:35 0
2推しのめーぐる作品キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!保全フォ――――――!!!!!
↑あばばばばばばばば・・・・・やっちまったorz
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
明日ハウステンボス逝って来ます保
フヘ保〜
いまから出勤保
すでに勤務中ほ
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:::::::.\:/ノノノヾ ビュンビューン
:::::::.ミゝ川´・_・リつ <お仕事がんばってください保
::::::⊂__つノ
S.Sマン巡回中!
今日は新作を投下するかも保
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::::::\:☆ノノハ ピ〜チッチ
::::::ミゝル ’ー’リつ <期待保
::::::⊂__つノ
モモチマン巡回中!
期待ほ。
/〜〜,
/ 保 / ==
/〜〜'
ノノハヽ ===
(’w’*从
0┳0 ) ===
◎┻し'━◎
ho
CAROLさんにはいつも?#がついてるけど何なんだろう?ほ
べ
まじで名無しでもわかるからやめてほしい
こんにちくわ!
保全
さらに保全
皿に保全
/〜〜,
/ 保 / ==
/〜〜'
ノノハヽ ===
(’w’*从
0┳0 ) ===
◎┻し'━◎
あんた誰?
ho
船上から保
::::::::::::::./\__,ヘ,
::::::::\:|ノノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 *’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハニャン巡回中!
::::::::::::::./\__,ヘ,
::::::::\:|ノノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 *’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハニャン巡回中!
中田氏してほ
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中
りしゃこに中田氏しながら保
阻止
エロエロ保全
保
じゃあちなこに中田氏ほ
※これからの話はあくまで架空のものですが
登場人物が障害を負っていたり、不幸な生い立ちだったりと
賛否両論分かれる場面が出てきます
あらかじめご了承ください
「eyes」
この世の終わりだと、思った。
「一体俺はこれからどうしたらいいんだ…?」
病室のベッドの上で、俺は思案していた…もっとも、答えなんぞ出る訳がない。
あったら拝み倒してでも教えて欲しいくらいだ。
「…」
ため息ばかりが俺を包む。嫌で嫌で仕方ないが…仕方がない。
「一体、俺はどうしたらいいんだろうか…」
答えを出せないまま、ただ俺は恨めしげに病室の天井を眺めるだけだった。
俺の名前は岡上佳紀。今こうして天井を眺めているしばらく前までは前途洋々の
未来が待っている、はずだった。
「君にはこれだけの金額を用意している。ぜひ、我が球団に入ってくれないか」
「背番号は1番を用意している。もちろん、レギュラーを約束しよう」
引く手数多だった。中学高校大学とずっと野球をやってきて、ドラフトの有力候補と
騒がれた俺は、スター街道に乗る、はずだった。
不自由なんかしなかった。どこぞの球団にもらった「栄養費」で、練習の合間には
好きなだけ遊べた。もちろん、周りには可愛い女がたくさんいた。
まさか、自分がこんな目に遭うとはこれっぽっちも思っていなかった。はっきり言って
浮かれていた。
大学選手権の決勝で満塁ホームランをかっ飛ばした俺は、その夜彼女に言った。
「俺、プロに入ってお前と結婚するわ」
順調なストーリーだった。問題なんて存在しないと思っていた。しかし…
時に運命は人に残酷な道を辿らせると知った。それも、場外ホームラン級の当たりを。
それからしばらく経ったある日の夜。いつものように練習を終え、俺は自宅への
帰路を急いでいた。
夜だった。その日も素振りとノックで大いに疲れた俺は疲れきったまま歩いていた。と…
目の前にライトが見えた。少し横によける俺。次の瞬間、衝撃が俺を襲った。
「…!」
自分が車にはねられたという現実を理解するには、それからしばらく時間が必要だった。
ただ、俺の体に猛烈な痛みが走って、自分の体にとんでもない事態が起きた事だけは
理解できたが。
しかし、それでも体の一部分だけ、妙に反応がなかった。どうしてかを考える前に、
体のほかの部分から来る強烈な痛みと、頭を打った衝撃に襲われ、俺は結局意識を失った。
もちろん、その後俺がどうなったは知る由もない。気がついたら、いつの間にか体は
ベッドの上に寝かせられていて、隣には病院でよく見かける機械が繋がれていた。
「え、ここに、何で、俺が、いるの?」
しばらくして、やっと残っている記憶の最後のピースが思い出された。
「そうだ、俺、あの時車に…」
顔が蒼ざめた。そして…不思議な事に気がつく。足の感覚がないのだ。寝ているからかと
思ったが、腰から下の感覚がないのはやっぱりおかしい。
そこへ、医師と思しき格好をした男がやって来た。
「岡上さん、どうですか、体の具合は」
「はぁ…」
どうですかも何も、病院のベッドでこうして寝ている状態で、いい訳がない。
「あなたが助かったのは不幸中の幸いですよ、本当に…」
「そうだったんですか」
まだピンとこない。あまりにも今までの生活とかけ離れていた出来事は、結局
どうやってもリアリティなんか沸きはしないらしい。
「よほど運のいい落ち方をしたんでしょう」
「…あの、すいませんが」
俺は疑問に思っていたことを訊ねてみた。
「今、腰から下の感覚がないんですが…どういう事でしょうか?」
「…それはですね」
医師の様子が変わった。
「今、一応局所麻酔をかけてますので…」
「はぁ」
まだ納得できない。何か他に理由があるから、麻酔をかけてるんだろうが。
そんな事は俺の頭でも分かる。問題がなきゃ初めから麻酔なんかかけるものか。
しかし、世の中には訊かない方がいい事もあるのかもしれないという事を、俺は
まだ理解しきれていなかったらしい。
「それなら…見てみますか?」
「…はぁ」
医師がゆっくりと俺の足の包帯を取る。すると…
「あ、足が…」
俺はそう言ったきり絶句した。
「…この状態ですから、麻酔をかけているんです」
足が今までとは真逆の方向へ曲がっていたのだ。ぐちゃぐちゃになっているという
表現が一番いいのかもしれない。とにかく、俺は今までとは全く違う自分の足を見て
どうしていいか分からなくなった。
その時、俺の洋々たる前途は一気に地獄の道へと変わった。
「…」
信じられなかった。いや、正確に言えば頭では何となく今見た現実が分かっても
理解できないという感じだった。
「これが、俺の足…」
幸いな事に、俺は子供の頃から大きな怪我や病気をした事がない。だから…余計に
ショックが大きかった。
しかし、それで話は終わったわけではない。医師は俺に、『死亡宣告』をしてくれた。
それも、実に無慈悲な形で。
「せ、先生、俺の足はどうなるんですか!?」
この言葉が、悲劇へのトリガーを引いてしまったらしい。
「その事なんですが…岡上さん、残念だけど…野球はもう諦めたほうがいいかもしれません」
「エッ…」
俺は一瞬唸ったきりそれ以上言葉を発する事ができなかった。今までの野球人生は
何だったんだ?そして、俺の人生はこれからどうなるんだ?
考えても答えは出なかった。というか、考えたくもなかった。考えたところでどうなる
ものでもないというのは、バカな頭でも十分すぎるほどよく分かった。
今までずっとやってきて、これからもずっとやって行って、それで飯を食うはずだったもの。
それを取り上げられたら、俺には一体何が残るのだろうか。
「治らないんですか?治らないんですか…何とかして、治らないんですか?」
気がつくと、俺は必死の形相で訊ねていた。まだ、諦めるには早すぎる。でも…
「…何とも言えませんが、これ以上身体に負担を掛けるのはお勧めできませんな。
では、私は往診がありますので…」
そう言うと医師はあっさり去っていった。冷たい仕打ち。
「俺は…俺が一体何をしたってんだ…」
そりゃ確かに、天狗になってたかもしれない。でも…いくらなんでもこんな目に遭うなんて…
この世に神様がいるのなら、実に残酷な仕打ちをしてくれたもんだ。考えるだけで悔しくなって
腹が立ってきた。もちろん、その気持ちをぶつける場所はないけれど。
「…」
まるで石になってしまったかのように、ずっと俺は動けなかった。
夜になった。動けない俺はただずっと固まったまま、ベッドに横になっていた。何かをしようという
気力が起こらないのである。空っぽの心は実に虚しく、実に辛いものだった。
「トン、トン」
誰かが俺の部屋の扉をノックした事すら、俺は最初気がつかなかった。もう一度ノックされた扉の
音でやっと気がつく。
「はい」
扉が開いた。
「失礼します」
やって来たのは、背の高い女の人だった。看護婦さんらしい。
「どうですか…足の具合は」
「…」
答えたくない。というか、答えたところで…何かが変わる訳じゃない…
「…答えたく、ないですよね。ごめんなさい、仕事なので…」
やけに腰の低い人だった。俺はようやっと彼女のほうを見る。『飯田』と書かれたネームプレート。
「今日から岡上さんのお世話をする事になった、飯田圭織です。何かあったら、いつでも声を掛けてください」
「ああ…どうも」
別に初対面の人と話をするのが嫌いな訳じゃないが、俺は今何かをしゃべる事が億劫になっているので
こんな事しか言えない。
「じゃ、また後で来ますね」
ナースキャップを取ればモデルにでもなれるんじゃないかと思うくらい背の高い彼女が病室を出て行った。
「…」
一人になると何だか急に孤独感に襲われて、寂しくなった。灯りの消えた病室のなかで、うっすらと見える
俺のものではないような足。
「どうしてこうなったんだろう…」
自分の行動を思い出せる範囲内で思い出してみる。でも…やっぱり最後はあの時車に…で終わる。
「何で…」
別に俺が赤信号を突っ切った訳でも、道路の真ん中を歩いていた訳でもない。おかしな事はしちゃいない。
なのに…どうして…
「俺がこんな目に…」
考えれば考えるほど、悔しくて腹が立ってきて、結局俺は眠れないまま、病院のベッドで朝を迎えた。
翌日の朝。
「あの…岡上さん、ちょっとすいませんが…」
昨日俺の部屋に来た飯田さんが背の高い身体を折り曲げて俺に言う。
「なんでしょうか?」
「…実は急患さんが来ちゃったんで…病室…移ってほしいんですが…」
「…はぁ」
急な話だった。まあ、だから急患って言うんだろうけど…正直昨日の今日でいきなり移ってくれでは
何とも落ち着かない。
「どこの部屋ですか?」
「えーと…同じ階の708号室です」
とりあえず荷物を持って言われるままに動く。ただ、まだ満足に歩けないので移動は持ってきてもらった
車椅子だけど。
「こちらです」
「…はぁ」
その病室に入ると…
「キャハハハ!」
笑い声がする。それも相当に甲高い。明らかに病院で響く声じゃない。
「…え、個室じゃ、ないんですか…?」
思わずそう訊いてしまった。この環境の激変は、正直対応しきれそうにない。
「すいません…今病室がいっぱいで…部屋が空いたらまた戻れるようにしますので…」
彼女がそう言って謝る。さすがにこれ以上追及できそうにない。
「…はぁ、わかりました」
もしここでそう言わなかったら、どうなっていたんだろうか…
病室の中にいたのは、3人の女の子。俺と飯田さんが入った瞬間に会話がピタリと止んで、6つの目が
一様にこちらを見る。何とも居づらい空気。
「あのね、この人は…今日からこの病室に来る事になった…岡上さん」
飯田さんは随分とくだけた喋り方で3人に話しかけた。恐らく、担当の看護婦なのだろう。
「ど、どうも…」
こういう時でも自己紹介しなきゃいけないのかと思いつつ、俺は歳の離れた女の子たちに頭を下げた。
「は、はじめまして…」
真っ先にそう言ったのは、ベッドに横になっていた女の子だった。黒い髪が肩まで伸びている。
「足、悪いんですか?」
「ええ…まあ」
「私もなんです」
「ああ…そうなんですか」
どうも気の利いた言葉が出ない。
「ええと…ベッドにいる…彼女が、矢島さん。それで…隣の子が、夏焼さん。で、通路側の子が…徳永さん。
覚えてあげてくださいね」
状況を察したのか、飯田さんが彼女たちの名前を教えてくれた。どうやら、この3人はこの病室の中で
ベッドを並べて生活しているらしい。
「ほら、3人とも…遊んでないでちゃんと勉強しなさい」
「はーい…」
徳永さん、という名前の少女が不満そうにそう言う。顔が黒くて随分と健康そうに見えるが…病院にいるの
だからそれなりの理由があるんだろうか…
「じゃ、私…急患さんの様子を見てきますので、これで…」
手早く俺の荷物を(新しい、と言っても前のものだって1日しか使ってないが)ベッド周りに置いて、飯田さんが
病室を出て行った。
ノノl∂_∂'ルつ(つづく)
乙です。
病院がテーマの話を私も書こうとしていたのに、先にとられちゃったな〜。
新作は家庭教師のような長編になりそうですか?
もしそうであれば、常に応援しています。
広島の岡上キター
申し訳ないけど、病院で男と女が同室になることはありません。
ほ
CAROL氏来ましたね〜
歩