1 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :
2 :
名無し募集中。。。:2005/11/04(金) 21:51:37 0
14 名無し募集中。。。 New! 2005/11/04(金) 21:46:42 0
新垣の綺麗さが非の打ち所が無くなってからというもの
アンチの遠吠えも間抜けさを晒すばかりで哀れを誘う
3 :
名無し募集中。。。:2005/11/04(金) 21:52:06 0
うおっ!しまった!!重複した!
ごめんなさい!!
4 :
名無し募集中。。。:2005/11/04(金) 21:53:01 0
,、-────-、,
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l::l l;;;;;;;;;;;;ト、l;;;;;;;;M;;;;;;;∧;;;△;;;;;;;M;;;;;;;l ミ::::::::::l
ll ___ヽ '" ___ l:::::::::::|
l⌒l /::己 ヽ /::::己\ l:::l ̄\
| l /::::::::::/ 」 !::::::::::::/ ヽ |::l | ここれす・・・
L__l  ̄ ̄ ̄ ____ ̄ ̄ ̄ ̄ レ ̄ /
l Y::::::::::::::Y! !_/
/⌒ ヽ l ∨⌒⌒/ /l
/ ヽ Y"⌒ヽ ヽ__/ /:::l
l ヽ )!、__/ |゙'-、, ,、-'":::::::::l
\_) ̄( ゙'-、 二ニ--、┬──┬─┌'"::::::::::::::::::::!
゙'-─ '"'-、, _,) ゙ ̄| ̄" ,へ;人;;(ヽ;(゙'、!
 ̄ ̄ ̄ ̄ | ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| |
5 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/04(金) 21:53:22 0
僭越ながら前スレがやらせていただきましたァン!
6 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/04(金) 21:53:49 0
乙ッ!!
7 :
名無し募集中。。。:2005/11/04(金) 21:54:51 0
SBRか
8 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/04(金) 21:56:25 0
ニョホ!
SBRだな
10 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/04(金) 21:59:43 0
1部や2部は100ちょいで落ちた感じだったけど
6部でついに1000か…感動ですよまったく
俺は第四部からの人間だが初期の空気を感じたかったよ
よくもまあ荒らされずに来たもんだ
12 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/04(金) 22:07:07 0
1部の時は206の俺のレスを最後に落ちて
「こりゃ〜俺も書くしかねぇ!書けば保全に繋がる!」
とか思ってオナリ始めたのを思い出します。
>>11 初期は全然人いなかったなあ…
クソクソ言われんのを面白がってるうちに一つ話が完成した感じ
石川出すまでミキティの能力すら考えてなかった
で、誰もいなくなったと思ったら一人いて、それに感動して気付いたら今に至る
ってスレと関係ない話スマソ、ひたすらオナリます
14 :
名無し募集中。。。:2005/11/04(金) 22:12:10 0
まあいろんなニストが出てきたが
二人が一番正統派って感じがするな
>>12>>13 成る程ねそういう経緯があったとは・・・
一方俺は第四部の最後の書き込みの後必死に保全数を数えていて
その後オナることになるとは夢にも思わなかったな・・・
>>14 二大巨頭って感じだね
リハん時のあややの立ち方がジョジョ立ちだたお
そんじゃだすかな?
18 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/04(金) 22:59:26 0
銀色の永遠 〜悪意の種G〜
「がぁぁあああああ!!!」
真琴は勢いを殺さずに美貴の体を押し飛ばす。
音もせず美貴の体は部室の扉に激突する。
ガシャンッ!!
打ち付けられた勢いで扉が外れる。
ガラスが砕ける音を響かせながら扉は床に叩き付けられた。
遮蔽物が取り除かれるとなおも美貴な体は滑り続ける。
「このッ!どこまで?」
美貴の体は廊下の窓際に叩き付けられ静止した。
「うぐぅ!」
強かに背中を強打した痛みに思わず呻き声を上げる。
気丈に真琴に向かって戦闘態勢を取ろうとする美貴の頬を何かが霞めた。
霞めた所から血が滲む。
「な・・なんだ?」
疑問に答えるようにベアリングの突風が美貴を襲う!
「しまったッッッ!!!!」
美貴はベアリング弾を弾く為、B・トレインO3の連撃で弾幕を作る。
シュバァアアアアァッァア!
空を泳ぐブギートレインの拳。
ベアリング弾は全弾、美貴を外して後ろに流れた。
「へッ!ビビラしやがって!この・・・」
グァッシャン!!!
砕ける音が響いた。美貴の背後の窓ガラスが粉粉に砕け散ったのだ。
「え?何?」
19 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/04(金) 23:00:20 0
その音に気を取られた一瞬。
真琴のFRIENDSHIPの拳が美貴の顔面を捉える。
グショォオ!!!
弾かれるように後ろに仰け反る、が仰け反った先は窓、先程破壊された窓だ
「やばい、このままだと・・・・落ちる」
必死に窓枠を握ろうとするが指が『滑る』。
「こんな・・嘘だろ?」
そう言っている間にも体はずり下がる。
足が宙に浮き頭が後方に下がる。
「オルァ!!」
落下を凌ごうと美貴は腹筋を使って上体を上に揚げ様と体を起こす
体を起こした美貴の目に映ったのは蔦に絡まった真琴だった
「girugirugirugiru-------------!!!!!」
「蔦?・・・まさかッ!」
ズルン。
「うぁああぁああぁああぁああアアあぁああああぁぁああああああああ・・・・・・」
美貴の体は空気抵抗を失い高速で落下した。
20 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/04(金) 23:05:16 0
今日はここまでてモトヤチョップ!
乙!!
小川の能力つえー…参考になりますた!!!
そして、最後にでてきのは…
22 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/04(金) 23:26:35 0
>>21 小川の能力は滑る・抵抗を無くす。
だけで酷く大雑把なんですが
能力のon offを駆使すればスケートの要領で音も立てずに
相手に接近出来るとか地面を叩いて抵抗を無くしてコント仕立てに
滑り続けて立ち上がらせなくしたりとまぁ色々ありますね。
最後に出てきたのはアレでございます。
23 :
名無し募集中。。。:2005/11/04(金) 23:48:38 0
乙ッ!
同じ「部員同士の戦い」でも中の空気が全然違うな
24 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 00:00:52 0
いい加減に小川の名前ちゃんと書いてくれ
ずーっと間違ってるんだよ!
気になってしょうがない
25 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 00:04:25 0
麻琴だな
26 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 00:12:58 0
琴美ちゃんだな
何かの伏線かもしれないと思ってスルーしてた
28 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/05(土) 00:19:01 0
チェック中。。。
29 :
N.O.:2005/11/05(土) 00:19:31 0
新スレおめでとうございます
それでは前回の続きからうpします
30 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 00:20:08 0
ダブルオナニーキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
─私は今、壁を背に彼女と対峙している。その位置までの距離10数m、
間には机や椅子などが並べられていて、動きは制限される。
向こうの攻撃方法が分からない以上、迂闊な行動は取れない。
まずは相手の出方を観察し、分析し、考察するのが肝要だと考える。
そして、いつでも対応できるようスタンドは発現させておく。
(…ニューオーダー!)
黒地にピンクのラインが入った、アディダスのジャージを彷彿とさせる
人型のスタンドが私の前に姿を現した。これは遠距離型ではないから、
今のこの状況はあまり好ましくない。
「へ〜それがあなたのスタンド?痩身の筋肉質タイプって言うのかな、
理想の体形かも」
そう軽口を叩く彼女のスタンドは未だに見当たらない。
どこかに隠れているのか、あるいは…。
スタスタスタ…
彼女は無造作に、それがさも当たり前かのように、ピアノの前から
歩いて移動した。剛胆かつしなやかに、平然とやってのける。
大胆だが隙はない。生徒の机の前まで来ると、その机に手を触れた。
「リコシェ!(跳飛)」
机が一瞬浮いたかと思うと、次の瞬間こちらに向かって一直線に
突っ込んできた。もし当たったなら、ただでは済まないだろう。
しかしさほどの脅威は感じない。
シュゴォォォォッ!!
頭の辺りを狙って飛んできた机を、身を屈めながら潜るように前進し、避けた。
ガゴォッ!!
後ろで嫌な音が鳴り響いた、机が壁に激突したのだろう。その間にも
目は常に相手の動向をうかがっている。
既にもう、彼女は攻撃モーションに入っていた。机に何らかの力を込め、
宙に浮いた状態で待機させている。果たして相手の能力は、どの程度の
精度で、モノを動かすことが出来るのか?
決して侮ってはいけないが、先程のような単純な動きしか出来ないので
あれば、これは私にとってやり易いと言ってもイイ。
「うぐっ!!」
突如背中と肩に鈍い衝撃が走った。見ないでも分かる、迂闊だった…。
「意外とそそっかしいのね。そう…最初に放った机は依然としてまだ、 圭織のコントロールの支配下にあるわ。避けやすいと思ったでしょ?
間抜けね、わざとよわざとッ!確実に当てる為にわざとそうしたのよ。
それに、あまり激しくブチ当てて元の形が著しく損なわれると、
コントロール出来なくなっちゃうのよね」
チェストッ!バギャッ!!…やや痛む肩を押さえながら、咄嗟に私は
ニューオーダーに蹴りを繰り出させ、この忌々しい机を粉砕した。
「痛い?痛いでしょ?でも大丈夫、痛みを感じている内はね。
痛みは『生の証明』だから」
彼女が喋っている間に私は、無言でそっと『ある仕掛け』を施した。
「今度はさっきみたいに眠くなるようなスピードじゃあないわッ!
うまく避けられるかしらね?」
そう言うか言わないかの内に、風を切るような唸りと共にそれが
一瞬にして目前に迫る。刹那、
ガキュウォォォッ!!
軋むような音を立てると同時に、机は逆の方向へと弾き飛んだ。
あらかじめニューオーダーの能力によって、空間に歪み(ひずみ)を
生じさせておいたのだ。
これに巻き込まれたモノは、いかに運動エネルギーを持っていようと、
大半のモノはそれを保つことは出来ないッ。
ドヒュゥン!!
弾き飛ばした方向には呆然と彼女が立ち尽くしていた。
34 :
N.O.:2005/11/05(土) 00:25:42 0
色々フリートークなどもしたいところですが
1さんの分もありますのでちょっと休みます
それとさっそくミスをしてしまいました
>>33の「依然としてまだ、」のあとに改行を入れ忘れしまい
見づらくなってしまってすみません補完する際は修正お願いします
それではまたあとで
〜亀井絵里〜
藤本さんの居場所を突き止め、それをACT1で高橋さんに伝えてから20分が経った。
あの人は…藤本さんと闘って、どうなってるんだろう。
僕は今、紺野さんと共に校舎の裏に身を潜めていた。
「高橋さん…藤本さんと出会えたんだろうか。それに、さっきの爆発音…」
「あのー、前から思ってたんですけど…どうして愛ちゃんに敬語なの?」
紺野さんが、どーでもいい質問をしてくる。
まぁ、確かに同じ学年で敬語ってのは奇妙かもしれない。
でもそれには、ちゃんとした理由があるんだ。
「僕、高橋さんのこと尊敬してるんです。前に一緒に闘ったとき、あの、
恥ずかしい話なんですけど…あの人の背中に黄金の意思を感じたんです」
「そうなんだ。でも、こんこんや麻琴にも敬語じゃないですか。どうして?
私たちにも、黄金の意思を感じた?」
「いや、なんというか、敬語を使わずにはいられないんですよ。奇妙ですよね」
たぶん前世で上下関係にあったに違いない。
つーか、あなただって普段敬語じゃないか…ってツッコミは、
なぜだかする気にならないな。
「ふーん…まぁこんこんとしては、亀井ちゃんの一人称がいつから『僕』に
変わったのかってことも、気になってるんですけどね、うん」
「そ、それは…」
自分を偽るのをやめたからだ!!と言いたいけれど…。
やっぱり、女の子を好きになったとは言えないや。
「…まぁいいんじゃないかな。すべてはなる様にしてなったんです」
「はぁ…」
紺野さんは不思議な人だ。
彼女のスタンドの名前はなんていったかな。そう…
スタンドの名はニューオーダー。
僕はこの人のスタンドを目の当たりにしたことがないんだ。
ちょっと気になるなぁ。
でも、なんだろう。
この人といると、なぜか安心感が生まれる。
どんな状況だろうとホッとしていられるような気がする。
紺野さんと一緒にいると…誇り高い気持ちになれるんだ。
今の僕のポッカリと穴のあいた心境からして、それだけが救いである。
「…ハァ」
僕は重いため息を吐いた。
推定で2、3キロはあるんじゃない?
「さっきからタメ息ばかりですね、そんなにさゆと離れたのがショック?」
「うん」
「仲いいもんね」
それだけじゃないけど…。
もし、校内歩いててさゆと遭遇したら、彼女と闘わねばならない。
僕にさゆと闘えなんて、そんな酷な話があるものか。
だったら遭遇しない方がマシ…
「……」
ごめん、嘘だ。
さゆのスタンドは広い場所で初めて能力を発揮するスタンド。
だから屋内にいるわけがない。
こうして外にいるのは、心の奥ではさゆと遭遇したいと思ってるからかもしれない。
「僕は…どうしたらいいんですか?なんで同じ部活の仲間同士で闘わなきゃ
なんないんですか?たるんでるから?それに、ご褒美なんて何か意味があるんですか?
たとえ勝負に勝っても、僕はどう足掻いても好きな人とその喜びを分かち合う
ことが出来ない。そんなご褒美に、いったい何の意味があるっていうんです?」
「…そんな風に考えてたら、もったいないです」
「え?」
「私たちは…運命に逆らう術を持たない。あなたとさゆが離れ離れのチームに
なったのも、なる様にしてなった運命なんです」
紺野さんが前髪を気にしながら、語り始めた。
「人生が転がる石のようなものであるとすれば…その動きの流れを良いように
解釈して楽しむというのは、運命の奴隷である人間に出来るささやかな抵抗だと、
私は思うんですよ」
「は、はぁ…」
なんだか、僕には難しい話になってきたぞ。
でもなんだろう、この奇妙な感覚は。
耳にスーッと入っていく紺野さんの声が、身体に浸透していくこの気持ち。
僕は紺野さんの話を…頭ではなく心で理解しようとしている?
「あなたは大好きなさゆみんと別のチームになったことを悔やんでいる。
だが、それでどうなるんです?さゆがあなたを好きになってくれるんですか?
今、あなたには選択肢が無数に存在する。その無数にある選択肢の中から、
自分にとって最良の策を取るべきだと、この紺野あさ美は思うわけで…」
僕は彼女の話を黙って聞いた。
いや、感じた。
もし、さゆと仲間同士だったら…きっといつも通りに二人でコンビを
組んでいたのだろうか。
だが、こうして別々となった今、僕はさゆに近づきたいのか遠ざかりたいのか
それすら自分でもわからない所まで陥ってしまった。
いや、本当はわかっている。
会いたいことに違いはない。
でも会った時に取られる対応が怖いんだ。
彼女は、戸惑いも躊躇いもなく、僕にスタンドの銃口を向けるのだろうか。
「ありふれた優しさは、彼女を遠ざけるだけです。おそらく、
彼女は冷たく心を切り捨てる。ただ、その中から生まれる運命もあります。
あなたたちは違う視点で触れ合うことが出来るはず。あなたたち二人は
お互いの存在価値が見出せるはず」
お互いの…存在価値?
僕にとってさゆはなんだ?
さゆは…お姫様だ!!
僕が守るべきお姫様なんだ!!
そうだ、今までだってそう動いてきたじゃないか。
クソッたれ押尾やイケメン二人組から…僕は彼女を守ろうと
東奔西走していたハズじゃないか!!!
それが別のチームになったからって揺らぐなんてことはない。
でも、今はそれだけじゃダメなんだ。
そうだ…伝えるんだ僕の想いをッ!!
これは味方同士だったらできなかったであろう行為だ!
なぜなら視点が変わらないからだ!!
だが、敵同士ということで、僕とさゆには相手を別の視点から
見ることができる。
これは…チャンスなんだ。
世の中には一秒だって『愛に出逢えない人』だっている…って、
前に行った<エステ・シンデレラ>のお姉さんも言ってたしね!!
もしかして、別々のチームになったことは僕にとって好都合だったんじゃないか?
そうだ。僕はツイている!!!
「生きる喜びを日々から拾い上げる努力は必要なんです」
そうだッ!
生きる喜びを日々から拾い上げる努力は必要なんだ!!!!
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!
「亀井ちゃん、とてもイイ表情してるじゃないですか。BERRYY CUTEッ!!」
「なんだか…とても晴れやかな気分だ。すべてが素晴らしく感じる。
道端に落ちてる犬のクソさえも愛せそうな気分です、ハイ」
これも紺野さんのおかげだ。
なんだか、心の中がとても満たされたようだ。
「そういえば、お昼ご飯はどうすればいいんだろうね。こんこんとしては
しっかり食べておきたいんだけれど」
「大丈夫ですよ。昼ご飯を抜いたぐらいじゃ、死にはしませんって」
すると紺野さんは、ノンノンと人差し指を振った。
「生きるために食べるのではなくッ!生きているから食べるのだッ!!」
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!
もう僕には、彼女が何を言っても輝いて見えるよ。
僕は立ち上がると、サイレント・エリーゼを発現させた。
「どこへ行くの?」
「さゆんとこ!!!」
そうだ、僕はさゆと遭遇しなければならない。
いや、僕以外の人とは遭遇させちゃいけないんだ!!
僕はサイレント・エリーゼを空に飛ばし、さゆを探すことに決めた。
「紺野さん、ありがとう。おかげで勇気が湧いてきました!!」
そう言って、僕は校舎の裏をあとにしたのだった。
さゆ、待ってて。
僕はきみに全てを伝えるッ!!!!!
「亀井ちゃん、頑張るんだよ…うんうん。こんこんは見てるからね」
ゴソゴソ…
「ん、おぉッ!ポケットの中にどんぐりガムがッ!!そうだ、こないだ
麻琴と女二人で駄菓子屋に懐かしいお菓子を買いあさりに行ったんだよなぁ。
まだ残ってたとは。もうけもうけ・・・・・・・・・・・・モグモグ」
42 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/05(土) 00:46:48 0
ここまで!!
チェックしながら「何じゃこら」と思ってた今日この頃
>>34 乙です!!
紺野の能力が顔見せてきましたね!!期待してますッ!!!!!
43 :
N.O.:2005/11/05(土) 01:05:31 0
こちらの話のこんこんのクレバーな部分とド天然な部分の両方が
うまいこと料理されていて笑えました最後はこんこんなのに重ちーと言う
ただのオナニーですが自分の作品における紺野のキャラ設定について
より掘り下げた話を掲示板の方に書いておこうと思います
44 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 01:25:40 0
乙ッ!
紺野が何かの先生に思えてきた
45 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 02:58:16 0
うぉぉ、イィ!感じ…だけど仕事中だからろくな感想が書けません;
とりあえず保全w
46 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 03:20:41 0
寝れない保全疾走
47 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 04:05:21 O
乙
えりりんはあのエステに行ったのか
48 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/05(土) 05:46:48 0
おはYO−YO
>>24 直したよ。
名前を間違われるのは小川の宿命かw
>>34 NOさん乙!!
修正しておきました。
>>42 1さん乙!エステいったのかぁ・・・・
49 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 07:00:45 0
保全疾走
50 :
1スレ100:2005/11/05(土) 07:10:56 0
>>11 俺は1さんの1作目からリアルタイムで見てたよ
あの頃は…オナの他には1さんの独り言wと
なぜか「バリバリバリ…ドッパアアアアアアアァァァァ!!」
ってフレーズが受けてバリドパ保全が続いてたなw
それまで俺はただのROMだったんだけど
1さんが朝その日のオナを終えた時に人いねーとか眠たいとか言っていて
それでもすごい達成感に満ちていたんで何か書き込みたくなったんだよね
それで「おやすみ、リフレッシュしてからまた書いてくれ」
みたいな事を書いたんだな(さすがに正確な文章は忘れちゃった)
そしたら1さんすげー感激してくれてさ…なんか俺まで感動しちゃってw
そこで完璧にこのスレにハマッタ感じ…とにかく保全してやろうと
そしたら1さんが旅行行ってる間に落としちまった…orz
51 :
1スレ100:2005/11/05(土) 07:19:33 0
あと俺の「音スタンドを出してくれ」っていうリクエストに対して
「サイレント・エリーゼ」を考えて出してくれたのもホント感激!!
当然エリーゼは俺のお気に入りスタンドの1つです
>>13 てな訳で、私があの時の一人ですwノシ
一人勝手な雑談済みませんでしたm(_ _)m
これからもニストさん達の作品楽しみにしています
52 :
100:2005/11/05(土) 08:26:27 O
それ俺だ!
こういうスレを待ってたぜッ!
て感じだったからな
もしかして俺がいなかったら
その時すでにこのスレはなくなってたかも知れないのかァァァァ!?
53 :
100:2005/11/05(土) 08:32:32 O
>>52 微妙に違ったらしい…orz
しかしッ!
俺は君達のオナニーを最初から覗き見していたのは事実ッ!!
54 :
100:2005/11/05(土) 08:38:08 O
「俺が」だなorz
ジョジョ完読ミッションも進まないし
なんかついてないなorz
ということで
バリドッパ保全疾走
55 :
1スレ100:2005/11/05(土) 08:40:13 0
>>52-53 前スレの100さんだよね?現在ジョジョ読破中の
俺は1スレ目の100ですよ
紛らわしくてすみませんw
56 :
100:2005/11/05(土) 08:51:57 0
>>55 俺ハンドル変えた方がいいかな?
1スレ100さんが今後再登場するなら
57 :
1スレ100:2005/11/05(土) 08:52:20 0
>>54 どんまいッ!!紛らわしい名前の俺が悪いんです
まあ
>>50に書いてある話については
エリーゼ登場の時にも1さんと多少やりとりがあったんだな
早朝だったんでお互いすぐ寝ちまいましたがw
58 :
1スレ100:2005/11/05(土) 08:56:06 0
何度もゴメンm(_ _)m
すぐに名無しに戻るよ!!
1スレ目の話題が出てきたからそうしただけ
100さんがいる事は分かってたから「1スレ」って付けたんだ
本当に申し訳ないですッ!!
59 :
100:2005/11/05(土) 09:34:11 0
いや、いいよ
しかしみんな狼らしくなくいいやつらばっかだな
今後もオナニーの覗き見は続けるぜッ!
60 :
N.O.:2005/11/05(土) 09:36:15 0
余談だけど幽霊夜話で音楽室を舞台にしたのは「音スタンド」って
アイデアを見てそのようなスタンドを出す予定だったからです
エリーゼが出てきたんで形にする前にボツにしたんだけど
非常に状況が限定される使い勝手のよくないスタンドなんで
結果的に貴重な音スタンド枠を使わなくて良かったと思ってます
今書いてる話の舞台設定はその時の名残ですね
61 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 12:02:35 0
限界だッ!保全するッ!
62 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/05(土) 12:04:46 0
食前保全!
つうか1スレ100さんと100さんのやり取りみてると
ここのスレはイイ奴ばかりだというのが解る。
63 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 13:10:36 O
7部の世界って
プッチ神父のスタンドで
一巡した後の世界なのかな?
64 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 14:27:12 O
コオォォォォ
65 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/05(土) 14:27:20 0
>>50 そうそうwミキティが槍に刺される音が保全に使われてて嬉しかったわ
で、ノリで書き続けて気付いたら誰もいねーwと思ってたら、
1スレ100さんの登場で、やる気でて、その後もまた書いちゃったんだよな
で、次の日あたりにN.O.さんが登場したのかな?
もともとは、どうせこれはオナニーだからこだわる事もないし、要望はなんでも
飲み込んでしまおうって思ってたんですよ
そうして生まれたのがサイレント・エリーゼ。これもSEXと呼べるのかな?
で、調子こいてACT2、ACT3と進化するタイプにしてしまったとw
>>54 バリドッパ保全懐かしい…
でも、こうしてこのスレが第七部までこれたのはマジでみなさんのおかげ
これ書き始めたときは夜中窓開けて書いてたのに、もう窓開けるのがきつい時期ですよ
>>60 そのスタンドも見てみたいと思ってしまう俺は欲張り?
>>62 はげどうッ!!
>>63 じゃないかな?
おれ、六部はしっかり読んでないからなんとも言えないけど…汗
…っと、長々と失礼しました!!今日もひたすらオナリ続けますッ!!
66 :
N.O.:2005/11/05(土) 14:34:05 0
おっちょうど1さんも来たのか
風呂入ってた時にアイデアが浮かんでしまったんで
別の短編を途中まで書きましたんで放出します
例えるならいつもと違うオカズに浮気してしまうみたいな
67 :
N.O.:2005/11/05(土) 14:36:52 0
銀色の永遠 〜イタリア料理は電磁調理器の夢を見るか?〜
「でもよォ…なんだってこんなへんぴな所に店あるんだ?こんなんで客入る訳ェ?」
「分ーかってないなァ藤本さんは。知る人ぞ知るってこの雰囲気ッ!通の隠れ家ッ!
絶対うまいモン出してくれるに決まってるってばァ!あーたまらん…よだれずびっ」
「……」(無言でにんまり)
麻琴の誕生日パーティを兼ねて藤本美貴らは、イタリア料理店「トラサルディ」へ
やって来た。女性向けの格安ランチタイムサービスがあると聞き付けて、
食べ盛りの3人が、飢えるトリオがここへ。
「しっかしおめーら、こーゆー情報は目ざとく見付けるのな?」
「あーら藤本さん、乙女の嗜みでしてよ?オーホッホッホッホッ!ねっ?こんこん」
「ねー」
「シナを作るなシナをッ!たく気持ち悪ぃなァ。…まーいーや、さっさと入ろうぜ」
店先には『ランチタイムサービス1000円(女性のみ)』と書かれたボードが燦然と
輝いていて、かしましい3人娘の心を捉えて離さない。
「ん?メニューはお客様次第?なんだろこれ?」
「こんこん遅いぞォーっ、早く入ろうぜェ」
「う、うん分かった」
一方その時すでに、藤本美貴は中に入っていた。
68 :
N.O.:2005/11/05(土) 14:38:14 0
チャリーン。ドアを開けると心地良い響きで客を迎え入れた。
「へ〜イイねー。あたしイタリア風のインテリアって結構好きなんだァ」
「けど席2ツっきゃないじゃん?随分こぢんまりとしてねェ?」
「…それはワタシがヒトリでやってるからでス」
店の奥から店主とおぼしき男が出てきてそう説明した。
「ウェイターも兼ねているのでテーブル2コで精一杯ナンデス。いらっしゃいマセ、
お席へドーゾ」
「あのぉ少々お聞きしたいんですけどぉ、『メニューはお客様次第』ってどういう意味
なんですか?」
「シニョール(お客様)、ワタシはトニオ・トラサルディーといいます。トニオと
呼んでください。献立はワタシがお客様を見て料理を決めるのでス」
「んん?そりゃあどういう意味だァ?」
「ちょっと失礼、フゥーむアナタ…慢性の鼻炎を持っていますネ?」
トニオは美貴の手を見ながら問いかけた。
69 :
N.O.:2005/11/05(土) 14:39:59 0
「えッ?」
「粘膜が荒れてイマス。それに鼻血も出やすい体質ですネ?…ちょっとそちらのアナタも
手をみせて」
「こうっスか?」
「フゥーむアナタ腰を傷めたことがありますネ?腰骨やその周りの筋肉組織…軟骨に痕が
見られまス」
「な、なんで分かるんだッ?」
「わたしは両手をみれば肉体全てがわかりまス」
「全部当たってるぜーッ!(美貴が頭悪いっていわれなくってよかった)」
「そちらのシニョールは健康そのものですネ。ワタシの料理は中国で言うところの
医食同源の考え方に基づいたものをお出ししています。舌にも体にも心にも美味しい
そんな料理を出してお客様に快適な気持ちになっていただきまス。
オー!ゴメンナサイ!言葉で説明するよりも、まずは召し上がっていただかなくては
イケませんでス」
トニオはそう言い残すと水をグラスに入れて調理場へ戻っていった。
「…なーこんこん健康料理って薬膳とかゆーのだろ?美貴テレビで見たことあんだけどォ、
あれあんま美味しそうに見えねーんだよなァ…正直言って。もしマズかったら、
カネ払う必要ないぜそんときゃ文句たれて出よーぜ」
その時麻琴は水を一口含んで飲み下した。
「……ん?……!!……お…おわぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
70 :
N.O.:2005/11/05(土) 14:41:44 0
はいとりあえずここまで
メインの方は書いていて疲労感が伴うんでちょっと気分転換に
銀色の永遠シリーズに着手してみました
71 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 14:45:47 0
荒木は薬菜飯店にインパクト受けたのかな
72 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/05(土) 14:55:43 0
>>70 乙ッ!
トニオキター!!!!
まずかったら文句たれて出ようとしてる藤本ワロスw
乙ッ!
同時進行か・・・難しいことをやってのけるね
74 :
N.O.:2005/11/05(土) 15:05:15 0
違う作風の一人称じゃないものがやりたくてウズウズしてました
片方がかなりこってりしてるんで楽しいけど胃がもたれてくるんすよ
茶漬けでさらさらっと行くように書く その勢いが力を与える事もありますね
正史に組み込まれ易そうなもんを書きたかった そんな色気もあります
75 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 15:10:32 0
すげーw
プロだ
76 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 15:14:33 0
バリバリバリ…ドッパアアアアアアアァァァァ!!とおっき
うおートニオキター!!!!N.O.さんの永遠も見たかったぞい!!
N.O.さんは雑談まで何か荒木風ですねwカクイイ
しかし…N.O.さんまで「音スタンド」にピコーンしてたのはビックリです
よし、このスレもマジ1000行かすぞ!!―1スレ100
77 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 15:37:09 0
亀井の康一に続いて小川の億泰キャラは確定かw
78 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 15:39:08 0
ぅンまぁーいッ!
79 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 16:37:54 0
保全疾走
80 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 16:55:48 0
81 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/05(土) 16:56:13 0
>>74 NOさん乙!
銀色キッター!
麻琴の腰痛キッター!!
そういえば『江戸っ娘。忠臣蔵』、二回目見に言ったときは
麻琴がギックリやった次の日だったなぁ。
82 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 18:00:38 0
ここで保全するっ!!
83 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 18:09:22 0
待てっ!まだ保全は半分・・・
84 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 18:59:53 0
土曜のこの時間帯は危険だ
85 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 19:50:16 0
うんこ
86 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/05(土) 20:00:18 0
銀色の永遠 〜悪意の種H〜
弾丸のような速さで美貴は落下する。
迫る地面。
ブギートレインO3の能力が発動すればまた『やり直せる』。
だけど・・どう『やり直せば』二人を助けられるんだァアアァアアァアアァアアァァ!!!!!
美貴の額が地面に触れた。
その瞬間。
ガクンッ!
ずぁああああぁあぁあぁぁああッ!
L字の軌道で校舎に引き寄せられる。
窓ガラスを突き破り。立てかけてあった看板を5枚ほど破壊して美貴は死地から生還した。
「グゥウウウウウ・・・・」
落下の代償に受けた衝撃に蹲る美貴。
「大丈夫!!?藤本さん!!?」
「大丈夫な風・・に・・見えるのかよ・・・もっと・・丁寧に助けろよ・・・」
美貴は壁を伝って立ち上がる。
「でも感謝してるよ・・お前の『引き寄せる』能力・・・スノー・ホワイトに・・ありがとよ・・みうなッ!」
87 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/05(土) 20:02:06 0
ちょっとだけ出したよ
88 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 21:01:21 0
乙ッ!
おおっ!みうなだ!!
89 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 21:48:09 0
保全マシーン
90 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 22:16:26 0
ほぜりんぐ
91 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 22:43:22 0
さっきから俺しかいない件についてくわしく
92 :
名無し募集中。。。:2005/11/05(土) 23:00:00 0
こういうスレは土日祝日はデートしてると見せかけるために職人の出現率が低くなる
別にデートじゃなくても週末は飲みくらい行くだろう
ぽっかりと人がいなくなるときあるよね
95 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/05(土) 23:09:26 0
居る居る!今オナ中!
96 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/05(土) 23:16:44 0
んだば。いくべさ!
97 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/05(土) 23:17:25 0
ガラス片を叩き落として足を引きずりながら歩きだす。
「ちょっと!そんな体で何処へ行くんですかッ!?」
「うるせェッ!触ンなッオルァ!」
引き止めようとするみうなの手を美貴は撥ね飛ばす。
「大体ッッ!!なんで落下してきたんですッ!?」
美貴は深呼吸をすると背中越しに言った。
「・・・信じらんねェーだろうけど麻琴に叩き落とされたんだッ!」
「・・・・ッ!!」
「操られている・・多分・・それにコンコンがヤラレてる!」
「コンちゃんが!?」
「麻琴にヤラレたんだよッ!ヒドい出血だ!だから早く・・早く行かなきゃならないんだッ」
「待ってください!一人じゃ無理ですよッ!」
「そー思うンだったらまずは肩貸せよッ!」
みうなの肩にもたれ掛かって階段を上がり始めた。
同じタイミングで誰かが降りてきた。
「!!」
美貴とみうなに緊張が走る。
「『友達』っていいよね。困ったとき、大変なときに助けてくれるなんてさ・・」
その人物は一人ごちながら降りてきた・・
「あたしもそーいうのに憧れるぽ!」
98 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/05(土) 23:22:03 0
乙ッ!
後藤は『どっち』なんだ?
ドキドキ・・・
100 :
100:2005/11/06(日) 00:09:41 O
酔っ払いが100Get!
101 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/06(日) 00:13:27 0
帰宅!!
oiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiッ!!いいとこで終わっちまったあああああ!!!!!
俺もこれからオナります
102 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 00:18:41 0
後藤はスタンド使いを増やす演劇部を潰したい
三好・岡田は演劇部外者・反骨者を潰したい
だっけ?
103 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/06(日) 00:28:06 0
>>102 確か三好岡田は演劇部なのに輝きある精神を持たないヤツを潰したい
そして自身のスタンド能力に溺れ始めた
だった気がする!!!
104 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 01:11:40 O
ニストの一人は今会社にいるぜ保
105 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/06(日) 01:53:59 0
そしてもう一人はいまチェック中。。。保
〜藤本美貴〜
「ハァ…ハァ…」
息を切らし、高橋はあたしを睨みつけている。
後ろ髪をゴムでしばっていた彼女の姿は、自らのラッシュを背後から受けた際、
ゴムがはちきれてどこかへ飛んでいってしまったらしく、ゆるくパーマのかかった
ロングヘアーの姿に変わっている。
ナチュラルな自然体だ。
「オメーは…あっしの『突きのラッシュ(おちょきんしねま)』でぶっ飛ばす」
「本気で言ってやがんのか?けが人に負けるほど、あたしは弱くねーよ」
「ケガ人?誰がケガ人だって言うン?」
…やせ我慢しやがって。
『勇気』と『無謀』は違うんだぞ?
「…オラオラオラッハアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!」
「ケガ人が…おせェンだよ!!無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!!!!!!」
がむしゃらに突っ込んでくる高橋を、あたしは押し返す。
それは、いとも簡単だった。
後頭部にダメージを受け、血を流しているコイツにはもはや正確な
判断ができているとは思えない。
ただ闇雲になっているだけの『突きのラッシュ』に、あたしが負けるわけがない!!
この程度なのか…高橋愛。
最後の一撃に力を込め、あたしは高橋をぶん殴り飛ばした。
「無駄ァッ!!!!!!!!!!!」
「がぼげッ!!!」
高橋の身体は、力なく教室の方へと吹っ飛んでいく。
ブショォォォォォォォォォォォォォォォォォォ…
「かかったな…」
「え?」
ドガッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!
派手にドアをぶち破り、高橋は教室の中へ姿を消した。
な、なんだ…今の高橋の不敵な笑みは…最後のセリフはッ!!
かかったな…だと!?
いったい何に!!?
あたしは辺りを見回す。
高橋がここいらに迫り出しを作っておいたような様子はない。
じゃあ、ヤツはいったい何をした?
まさか負け惜しみのハッタリ?
いや…あいつがそんなことをするとは思えない。
どうやら高橋が教室から出てくる気配はないようだ。
…確認してみるか。
あたしは高橋がぶっ飛んで行った教室に足を踏み入れることにした。
「ありゃあ…なんだ?」
教室の真ん中の机に、何かが乗っかっている。
近寄って確かめてみると、それは上履きであった。
高橋の上履きだ。
アイツ、いったい何がしたいんだ?
…っておい、高橋どこだ!!
「いねェじゃねーかッ!!!!!!」
ここは教室だぞ!?
密室のはずなんだ!反対側のドアが開いた形跡はない。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハッ!!!」
奇妙に思いあたりを見回した時、あたしは初めて自分が
罠にかかっていたことに気がついた。
「な、なんだぁ!この教室はああああああああああああああああッ!!!!!!!!」
教室の壁や天井が穴だらけだ!!
いや違う!!
アイツの…高橋の能力ッ!!
その時、教室の窓がガラッと開く。
「かかったなァーッ!!ザマーミロ!!!」
た、高橋愛ッ!!!!!!
「お、お前ッ…そのケガで窓の桟に…ッ」
指を乗せて身体を支えているのかッ!!
いや、ヤツにもうそんな力はないハズ!!
大方、校舎の壁に迫り出しを作って、そこに立っているんだ!たぶん!!!
「教室の壁や天井はッ!!倍加して凸るンやよーッ!!!」
「…おめー、まだあたしの新しい能力を理解してねェらしいな」
あたしは教室の床に触れる。
ドギュユウウン!!!!!!!!!!
「ブギートレイン03<満月の流法>!!教室の時間を戻しちまえば、あんたの
仕掛けた罠なんて全部意味がねーんだよッ!!!」
ビビらせやがって…この勝負、あたしの勝ちだ!!!!!
あたしは窓の外に立っている高橋に近づき、高橋の顔面目掛けて拳を振り上げる!!
「落ちろッ!!!!!」
「はぁイ。詰んだ」
…え?
ゴシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!
何が起きたのかわからなかった。
気付いたら顔が冷たい床についていた。
の、脳天?脳天に大打撃を受けたのか?
血が…流れているようだッ。
バカな…教室の時間は戻したはずなのに…ッ!!!!!!!
「頭にッ!!勝ったああああああああッ!!!!」
辺りに高橋の声が響いた。
「オメが時間を戻すと思ったンだ!!教室全体を凹ます前に、あらかじめ窓の手前の
天井をフルパワーで凸らせておいたンやよ!!!わざわざ窓を開けてやったのも
このタメだッ!!すべてはフェイクだったってワケ!!!!!!!!!!!!!」
高橋は窓から教室に飛び込んでくると、あたしの胸倉をつかみ、置きあげる。
「笑うよなァ…自分が思ったとおりに相手がハマッてくれると腹の底から
『ザマミロ&スカッとサワヤカ』の笑いが出てしょーがネェーのぉぉッ!!!!
さぁ、改めてあっしの『突きのラッシュ』を…」
やれやれ…これだけはあまり使いたくなかったのだが…。
あたしは涼しい顔を高橋に向けてやる。
「…ハッ!!?」
「おめぇ、まだあたしの能力をわかってねェーみてーだな」
「お、おま…怪我はッ!?」
「ヒント、満月の流法」
頭に受けた攻撃のダメージは、自分の身体の時間を戻すことによって
一時的に回避させてもらったぜ。
これ、マジで使いたくねーんだよな。
後でもう一発くらうのと同じようなもんだからな…。
あたしは元気な身体で高橋の手を払いのけた!!!
111 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 02:18:43 0
後藤はどうなったんだろう
「な…ならネェ!!あっしは再起不能らネエエエエエエエエエエエエエエッ!!!!!」
「それじゃあな…逆転さよならッ!!満・塁・ホームラアアアアアアンッ!!!!!!」
ドッギャアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!
あたしは打ち下ろす拳で、高橋の脳天を叩いた!!
「お…ま…」
高橋が強烈なダメージに呻く。
そして、ようやく黙ったのだった。
ハァ…ハァ…か、勝った…。
だが…。
「や…やっちまった」
教室から逃げ遅れた…ッ!!
そう、教室全体にかけた<満月の流法>は、時間の流れに戻ってきたのだ。
もう、すぐにでも教室の壁や天井は凸り始めてしまうッ!!
も、もう一度戻さなければッ!!!!!!
「ブギートレイン0ス」
ドギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!
なッ!!
こんな時につい今し方自分の身体にかけた時間も戻ってきやがった!!
「ぎゃああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!」
再び味わう脳天への衝撃に、あたしは悶える。
「うぐあああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!」
は、早く教室の時間を戻さねばならないのにィッ!!!!!!!!
だが、もう身体が言う事をきかない!!
二度目の…痛みに耐えられない!!!!!!!
そして…
グッボォォォォォォォォォォォイイイイイイインンンンンンンッ!!!!!!!!!
ドドガメメタァグシャゴキガシャアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!
あたしと高橋の身体は、教室全体から放たれた迫り出しに潰される。
こ、ここまでか…ッ。
まさか…相打ちになるなんて…!!!!!!!!!!
「がああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!」
…やがて教室全体のラッシュが終わると、あたしはようやく、
床に膝をつくことが出来たのだった。
焼肉…畜生。
ガサッ…
「ハァ…ハァ…」
ザッ…ザッ…
「…負けネェ…ぜってェ…負けネェ…ハァ…ハァ…」
115 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/06(日) 02:23:23 0
ここまで!
って殴り合ってるだけだなこりゃ
116 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 03:07:54 0
熱いぜ!!!
117 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/06(日) 04:58:06 0
ただいまッそして書き中保全
118 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/06(日) 05:22:34 0
おは桃子!!
1さん乙!!
トリアエーズ現段階までまとめておきました!
さてこれから波紋の呼吸で2度寝と・・
119 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/06(日) 05:25:37 0
〜久住小春〜
隣の校舎の中に身を隠したまではいいが…
依然、私は道重さんがどうなったか、気になって仕方なかった。
あの人は、どこか抜けている人だ。
だから果てしなく心配だ。
確かに、私にとって良き教育者ではあるのだが…彼女もまだ若い娘。
それに、私は普段彼女とよく行動を共にしているからわかる。
あの時、なにか考えがあってシャボン玉を放ったとは思えない。
…さて、そろそろ自分の身の心配をしよう。
吉澤さんにやられてしまったミラクル・ビスケッツNo.1、4、5、7は
致命傷だ。だからこうして私の身体にダメージが戻ってきたのだろうが…
しばらく彼らを使うことはできないだろうな。
すまない、私が不甲斐ないばっかりに…
『気ニスンナ!コハル!!!!!』
『コハルのタメナラナンダッテスルンダカラ!!アタシ達!!!』
『アトの3人ヲ信ジテヤッテクレ!!!』
『…ウム』
ありがとう、ビスケッツの四人。
きみ達は、本当に私の誇りだ。もちろん、他の3人もだ。
しかし、やはりさっきの戦闘はダメージがでかかった。
だが吉澤さんも無傷で済んでいるとは思えない。だから…残る『さくら組』は…
高橋愛、新垣里沙、紺野あさ美、亀井絵里
この四人だ。
誰だ…私が次に遭遇する『さくら組』のメンバーは…誰なんだ!!
うぅむ…ッ!!
「小春ちゅわん」
「うわあああああああああああああああああああああああッ!!!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉうッ!!!」
突如、耳元で囁かれた声に、私は死ぬほどビビる。
そして私の叫び声に驚いたのか、私に声をかけてきたそいつも悲鳴をあげた。
「って…お、小川さんじゃないですか!!こんな時に変なジョークかますの
やめて下さいッ!!!」
…しかし、いつの間に後ろに立っていたんだ?
全然気付かなかったが…。
「じょ、ジョークなんてかましたつもりないんだけどなァ…それよりあんた、
その傷どうしたんだい?さっきの爆発音と何か関係あるのかよ、oi」
小川さんが私の顔の傷や、血の滲んでいる制服を見て言った。
「…道重さんが室内でシャボン玉を使いました。相手は吉澤さんです…
おそらく二人とも無傷ではないでしょう」
「oi…マジかよ、チッ」
小川さんが舌打ちする。
「吉澤さんは、ワタシが相手したかったんだけどな…あの人は部長だ。
演劇部について、何か裏の情報を持ってるだろうしよォー」
「…あなたが何を企んでいるのかは知りませんが、今はこの状況をなんとかしましょう。
小川さん、あなたはもう『さくら組』の誰かと遭遇しましたか?」
私の質問に、小川さんは首を横に振って答える。
「いんや、まだだね。だが、早速おいでなすったようだぜぇえ…」
「えッ!?」
「この学校で、最も演劇部を愛する女がよォ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
124 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/06(日) 05:36:11 0
ここまでッ!!
じゃあ俺もオヤスミナサイ…
125 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 05:45:08 0
乙!!
126 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 06:55:08 0
主人公の美貴ティがあっちコッチで血まみれに…熱いですねぇ!
前スレ83氏、乙!です!
舞波ァァァァ。・゜・(ノд`)・゜・。ァァァァン…じゃなくて、ここでみうな!最高です
あのまま藤本がどうやって窮地を脱出するのか予想もつきませんでした
そして後藤の登場…息もつかせぬ展開と思いきやまた良い所でw
またまたwktkでお待ちいたします
1氏、乙!です!
高橋の逆転劇、痺れました!この逆転に継ぐ逆転がジョジョの醍醐味ですね
で、すぐに次のバトルが…小春と小川のタッグですかどんな戦いになるのか楽しみです!
相手は誰だろう?
127 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 07:19:43 0
自身が娘でありながらヲタでもあるアノ人かな?
128 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 08:24:14 0
ツートップ乙ですッ!!
藤本の面目躍如ですな…やっぱ主人公はこうでなくちゃね!!
後藤藤本小川紺野のバトルに「蔦」…あの人はどう絡むのか?
さらに菅沼英秋の動向も気になるところだ
あいかわらず愛ちゃんはカクイイな…束ねてた髪が解れるトコがセクシー
「ナチュラルな自然体」て!!w
小春川のコンビネーション!!想像つかないだけに楽しみ!!
129 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 09:41:56 O
おまえらオナニーならともかく感想は3行以内にしろよ
130 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 10:49:44 0
起床ッ!
おはよう保全ッ!
まッまとめサイトの画像がああああああ!!!
132 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 11:15:26 0
感想の気持ち悪さが他の小説スレの非じゃない
133 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 11:17:16 0
だが断る
まあハロプロとジョジョのダブルヲタが多いからな
自然んの道理だな・・・しょうがない!
俺も書いてて自分でそう思うときがある
135 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 12:31:48 0
ほ
136 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 13:14:59 0
川VvV从<こいつにスパゲティを食わしてやりたいんですが
かまいませんね!!
137 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 13:24:04 0
ミキャラティだ
138 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 14:13:10 0
ほぜりんぐ
139 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/06(日) 14:31:13 0
パッショ━(0^〜^)’ー’)´▽`)o・-・)・e・)VvV)*^ー^)*・ 。.・)*´ ヮ`)*‘ v‘)━ネ!!!保全
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!
>>126 逆転に継ぐ逆転を考えるのは楽しいです
こうした!こうされた!だが実は元からこうするつもりだった!!みたいな
>>127 おおかた予想通りだと思いますw
>>128 実は俺自身想像ついてなかったり!!
それでは从*・ 。.・)ノシ<ボラボラボラボラ…ボラーレ・ヴィーア
140 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 14:31:32 0
从*・ 。.・)<こいつにさゆのスパゲティを食わしてやりたいんですが
かまいませんね!!
ノノ*^ー^)<だが断るッ!
141 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 15:22:13 0
保全ッ!
142 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 15:26:27 O
なんだアブドゥルは生きてたのか
143 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 16:20:51 0
ホゼリッシュ
144 :
198:2005/11/06(日) 16:53:37 0
なんかこう・・・オナりたくなってしまうんですよ
しょうがないんですよ!
145 :
六部198:2005/11/06(日) 16:55:03 0
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜1
深夜0時50分 ぶどうヶ丘公園〜公衆トイレ〜
はあ・・・はあ・・・はあ・・・
息を切らしながら一人の少女が公衆トイレの一番奥の用具入れに駆け込んだ。
「だから公園には行きたくないって言ったのに・・・」
扉を静かに閉めると、少女は呼吸を整えながら独り呟いた。
「もしも『公園運』なんてものがあったら私は多分最悪ね・・・」
そして乱れた長い髪をかきあげ、トイレの壁にもたれかかった。
彼女の名前は『斉藤美海』(通称みうな)という。
「藤本さん・・・無事でいてくれるといいけど・・・」
シャキーン・・・シャキーン・・・・・・・・
遠くから金属がこすり合わさる独特の音がこちらに近づいてくる。
その音にみうなは全身を硬直させる。
シャキーン・・・シャキーン・・・シャキーン・・・・・・・
音がすぐそこまで迫ってきた。
トイレの出入り口に何者かが立っている気配がする。
みうなは「通り過ぎてくれ」と心の中で神に祈ったが
その願いはあっさり却下され、『ソレ』はトイレの中に進入したのであった。
シャキーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とまあ・・・まだ冒頭部分だけです
147 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 17:17:07 0
ほ
148 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/06(日) 17:47:43 0
>>146 六部198さん!乙!
う〜んヤバイ!ヤバフィス!カブッた感がある。
『ソレ』と菅沼英秋は似たようなスタンンドになるかも!
149 :
六部198:2005/11/06(日) 17:59:31 0
マジすか?まあスタンドが似るってことはちょこちょこあるはず
菅沼精神が似てるのかもしれない
150 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/06(日) 18:23:04 0
でもまぁこれでさらに面白くなって来た感が出てきた!
面白く繋がるかもしれない!
151 :
1:2005/11/06(日) 19:18:37 O
六部198さん乙!
出掛け先から前スレさんに質問です!
岡田のハイドレインジャコード2で操られた者は、その後の記憶とかどうなりますか?
なくなるんでしょーか!?
152 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/06(日) 19:38:04 0
もす!
コード2は蔦の塊・・イメージ的にはマーブルスーパーヒーローズの
シュマゴラスみたいなのが脊髄・延髄に取り付いて脳幹あたりを刺激
して支配するという感じです。
記憶は相手を強く支配すればするほどそれに比例して前後の記憶は
消去されます。
153 :
六部198:2005/11/06(日) 20:02:31 0
ベネ!
中盤まで一気にイかせてもらうっ!!!!
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜2
同日深夜0時7分 藤本家〜藤本美貴の部屋〜
「・・・でさ〜、何とか勝てたわけなんだよね〜」
そう言って藤本美貴は、ベッドに腰掛け、となりに居るみうなを見た。
「へ〜、亀井ちゃんのお父さんとそんなことがあったんですね」
みうなは驚いた顔でそれに答えた。
この日、みうなは藤本の家に遊びに来ていて、そのまま彼女の家に
宿泊することになっていた。
「あ〜・・・美貴、なんか小腹空いてきちゃったな」
話がひと段落すると、藤本は腹をさすった。
「ちょっと『セブン』までお菓子でも買いに行かない?」
「そうですね〜行きましょうか」
そう言うと二人は部屋着のまま外に出かけていった。
『セブン』とは、『セブン・イン・レイヴン』の略で
『7』の文字に鳥がとまっている印象的なデザインの看板が目印で、
『オーソン』と並ぶ二大コンビニエンスストアのことである。
藤本は家に近いこともあって、よくその店を利用していた。
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜3
深夜0時21分 コンビニ〜セブン・イン・レイヴン前〜
「ねえ知ってる?ぶどうヶ丘公園の噂」
買い物を済ませ家に戻る途中、藤本は足を止め、
みうなに話しかけた。
ぶどうヶ丘公園とは、藤本の家の近くにある
小さな山全体利用した自然公園のことである。
「噂・・・ですか?さあ・・・知りませんけど・・・」
なんのことかさっぱりわからないみうなは、そう答えるしかなかった。
「あれ?知らない?『ハサミ女』っていう結構有名な話なんだけどな」
そういうと藤本は、ぶどうヶ丘公園にまつわる噂を語りだした。
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜4
藤本の話をまとめると、こういうものだった。
20年以上前のこと、ある女が結婚まで考えていた恋人の浮気が発覚。
裏切られた女は、恋人とその浮気相手を植木ハサミでバラバラにして殺害。
そして死体を公園に埋め、その後自殺する。
という事件があった。
それからしばらくして、その公園に女の幽霊が出るという噂が立つようになった。
幽霊を見たという人もいる。
だが所詮噂は噂、その話は次第に忘れ去られた。
だがしかし、今から10年前、一人の若い女性がバラバラ死体で見つかった。
切断面からそれは巨大なハサミによって行われたようだった。
それはまさに昔の事件の被害者と状況が一致していたのだった。
過去の事件で加害者は自殺しているので、警察は模擬犯と見て操作を開始した。
だが、捜査もむなしく事件は迷宮入りとなってしまい、それと同時に
自殺した加害者の幽霊、『ハサミ女』の噂が再び持ち上がったのだった。
今でも巨大な植木バサミを持った幽霊が深夜の公園中を徘徊しているのを
目撃した、という情報もある・・・・・。
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜5
・・・・・・・・・・・・・・・・
藤本は得意げに話すと、「どうだ」といわんばかりに
みうなの方を見つめた。
「はあ・・・そうなんですか・・・で、一体・・・」
そこまで言いかけて、みうなは嫌な予感がした。
「え・・・?まさか・・・」
「こっから近いし、今からちょっとキモ試しに行かない?」
ドッギャアアアアンンン!!!!
「ええええ?!!!!嫌ですよ!そんなの!
それに・・・公園にはもう近づきたくないんです!」
みうなは明らかに嫌そうな顔で答える。
「まあ、確かにトラウマになってるかもしれないけどさ〜
一度嫌な目に会ったからって、続けて嫌なことが起こるわけないじゃん」
「いや、一回だけじゃ・・・」
しかし言いかけたみうなの腕を引っ張り、藤本は公園に向かう。
「まあ、リハビリだと思ってさ、大丈夫だから」
藤本は急に真面目な口調になり、みうなを見た。
「・・・・じゃあ、ちょっと見に行くだけですよ・・・」
それに感じ入ったのか、みうなは承諾してしまった。
「よし!それじゃあ、恐怖体験プチツアー、出発進行♪」
藤本は自分の腕と、みうなの腕を上にあげ、
軽快にステップを踏んだ。
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜6
深夜0時27分 ぶどうヶ丘公園への道
「藤本さんって幽霊とか信じてるんですか?」
ぶどうヶ丘公園に向かう途中、みうなは藤本に言った。
「まあ、怖い話は嫌いじゃないし、前に会ったことがあるんだよ」
「本当ですか〜?」
「いや、マジなんだって!それにスタンドがいるんだから
幽霊もいたって不思議じゃないだろ?」
藤本は少し「むっ」として反論する。
「私も昔は信じてましたけど、結局幽霊は幽霊、スタンドはスタンドですよ。
幽霊はスタンドのことなんですよ」
しばらくすると、出入り口が見えてきた。
大きな石柱が左右に並んでおり、右側には『ぶどうヶ丘公園』と掘られていた。
二人はその間を通り、公園の中に入った。
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜7
深夜0時33分 ぶどうヶ丘公園
二人は公園奥のログハウスの横にある坂道を上がり、山の中腹へと向かった。
この公園は2層に分かれており、この坂道の反対側にあるもう一つの道が、
互いに山の外側を回りこむようにして頂上へ続いている。
ロープが張られているが、すぐそこは崖状になっており暗い夜中に歩くのは少々危険である
やがて頂上に着くとそこはベンチと公衆トイレがあるだけの広場であった。
中央には銅像が建っており、天を指差している。
昼間に見る分にはなんてことはないのだろうが
人気のないこの時間に見るとなんとなく不気味で、今にも動き出しそうだった。
「・・・なんか別にたいしたこと無いね、ちょっとがっかり」
藤本は残念そうに言った。
「ねえ、もう帰りましょうよ」
何もなかったことに安心したが、これ以上ここにいたくないみうなは
藤本にそう促した。
「う〜ん・・・そうだな、もう帰るか」
とくにすることも無いので、二人は来た道を引き返すことにした。
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜8
ザッ・・ザッ・・ザッ・・ザッ・・・ザッ・・・・・・
砂利を踏みつける音だけが闇の中に響く・・・
ふと崖の下を見ると、明かりに照らされた今は無人のログハウスが浮かび上がっている。
「キャッ!」
みうなは足元の石につまずき転んでしまった。
「いたたたた・・・・」
「おいおい・・・大丈夫か?気をつけなよ」
藤本が振り向き、手を差し出した。
「あ、すいません・・・・・・あれ??」
その手をつかみ立ち上がると、藤本越しにあるものがぼんやりと映っているのに気付いた。
「誰か・・・いる・・・?」
「えっ?」
藤本はみうなの目線を追った。
その視線の先には暗くてよく見えないが、確かに誰かがいて
少しづつこちらに近づいてくるのがわかる。
人影が近づいてくるにつれ、姿形がはっきりしてきた。
前髪を長く垂らしているので顔が確認できないが、服装や体格で女と判断できた。
そしてだらしなく下に伸びる両手で、何かを持っている。
それは大きな植木バサミにだった。
「藤本さん・・・あれって・・・もしかして・・・・・」
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴゴ・ゴ・ゴゴゴ・ゴゴゴ・・・・・・・・・
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜9
女は植木バサミを頭上に掲げ、切先を二人に向けると
刃を開いたり閉じたりしながらゆっくりと近づいてて来た。
シャキーン・・・シャキーン・・・・・・・・
「うああああああああああ!!!!!!出たああああああああああ!!!!!!!」
「早く逃げましょう!!!」
みうなは叫び声を上げる藤本の腕をつかみ、反対方向の道へと走った。
ハア・・・ハア・・・ハア・・・
二人は再び頂上に出て、反対側の坂道へ入った。
「やっぱり噂は本当だったんだ!『ハサミ女』は実在している!!」
藤本は息を切らしながら独り言のように言った。
「でも本当に幽霊かどうかはわかりませんよ!ただの頭のおかしい人かも」
「おめーこの状況でまだそんなことを!」
意外に頭の固いみうなに、藤本は声を荒げた。
「藤本さんっ!あれっ!!!」
みうなが前方を指差す。
「!!!!」
二人はおもわず立ち止まってしまった。
目の前には、さっきまで反対側の道いた女がいつの間にか前に立っているのだった。
「そんな?!ありえないッ!全力で先回りするにしても、ここでまた会うなんて
おかしすぎるっ!!!」
みうなは信じられないといった表情をしている。
「だが実際に目の前にいるだろうがっ!こうなったら強硬突破だっ!
オオオオオオオオオッ…ブギートレイン!オオオスリイイィッ!!」
VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV!!!!
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜10
「なっ?効かないっ?」
今起こったことを簡単に説明しよう・・・。
ブギートレイン03を発動させた藤本は、ハサミ女を思いっきり殴った。
それは確かにヒットしたのだった。
しかし、ハサミ女にダメージを受けた様子は無かった・・・
苦悶の表情をあげる代わりに、「にや〜っ」と耳まで裂けんばかりに
口の両端をあげた。
そして、一瞬呆然とした藤本の首に大きなハサミをあて、刃を閉じた。
「藤本さんっ!」
みうなの声に我に返った藤本はそれを間一髪でよけた。
だがっ!よけた方向が悪かった。
「うあああああああ!!!!!・・・・・・・」
バランスを崩した藤本は、崖側のほうに大きくよろめき、
そのまま転落してしまったのだった。
「藤本さんンンンッッ!!!」
みうなは叫んだが、返事は返ってこなかった。
「スタンド攻撃が効かないなんて・・・こいつは本当に幽霊だというの?
くっ・・・藤本さん・・・ごめんなさいっ!」
みうなはハサミ女に背を向け、再び反対側の坂道に向かって逃げ出した。
そうするしかなかったのだ・・・藤本の悪運を信じて、今は無様に逃げるしかなかった。
163 :
六部198:2005/11/06(日) 20:13:41 0
ふう・・・
とりあえずここまでっ!
チェックしてまた後で
164 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 20:38:29 0
保全するぞ
165 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/06(日) 21:06:51 0
銀色の永遠 〜悪意の種I〜
「・・・・真希ちゃん・・止まれッ!」
「ぽ?」
「ソコを動くなッて言ってんだよッ!!」
美貴は真希に向かって激しく威嚇する。
「ちょっと?美貴ちゃん?」
「みうな・・・ロックオンしてみろッ。」
「え?え?何で?」
みうなは狼狽するばかりだ。
「引っ張って来なくていい。『何個』ロックオンしているか、ソレを教えろ!」
「うん・・ちょっと待ってて。」
「10秒以内にやれッ!」
「ロック数は『1』。『1』だよッ!」
「・・・・そうか・・・悪かった、真希ちゃん。」
深くため息をついて真希に詫びる。
「気が済んだ?」
「ごめん神経質になりすぎていた・・」
真希は上段から美貴に手を差し伸ばした。
「『人に取り憑くスタンド』・・・・アイツがまた出たんだ・・」
「・・・・そんなヤツが?」
美貴を引き上げる真希の手に力が入る。
「仲間が大変なんだ。真希ちゃん・・・手を貸してくれないか?」
「水くさいんじゃない?あたし達、『友達』じゃん?」
真希は薫るような笑顔で答えた。
166 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/06(日) 21:07:44 0
「でも何で後藤さんはこんな場所に居たの?」
単純な疑問をみうなは真希に聞いた
「風が教えてくれたんだ。友達がピンチだってね!」
そう答えた真希の周りを黒い風が渦を巻いた・・・・みうなにはそう見えた。
167 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 21:12:19 0
いいぞぉお!もっとだ!!
168 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/06(日) 21:14:18 0
とりあえずちょっと出し!
スノー・ホワイトの設定がちょっと違うように感じると
思いますが、対象が密着していればどちらかを選択・・・出来そうじゃないですか?
169 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 21:15:58 0
スノードロップじゃなかったっけ
170 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/06(日) 21:18:59 0
ドロップでした。スマソ
171 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 22:18:56 0
おまんこ女学院
172 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 23:11:29 0
Hは保全のH
173 :
名無し募集中。。。:2005/11/06(日) 23:12:23 O
Hは波紋のH
174 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 00:04:03 0
銀色の永遠 〜悪意の種J〜
12月21日 ぶどうヶ丘高校 演劇部部室前
扉の破壊された部室。中には血塗られた床とあさ美の仰向けに倒れた身体が見える。
「コンちゃん!」
中に入ろうとするみうなを美貴が止める。
「中に入ったらダメだ!ここに来るまでも、そして今も麻琴を見ていない。待ち伏せされているかも知れない」
「でもそれじゃあ!」
「だからお前の能力を使えっての!」
みうなは美貴に促される様に『引き寄せる能力』を使ってあさ美の身体を部室の外に運びだした。
「どうだ?」
「息も脈もある・・大丈夫みたい。コンちゃん?コンちゃん?」
「うぅ・・・・・・・・」
みうなの呼びかけにあさ美は微かだが反応した。
とりあえずは最悪の場面だけは避けられた事に場の空気は少しだが落ち着いたものになった。
美貴とみうなはあさ美の身体を抱えあげた。
「まずは一人。助ける事が出来た・・・みうなのお陰だよ・・」
「そんな・・・あは♪」
あさ美の出血を考慮して速度を落として刺激いないように歩いた。
数歩、歩いた所でその足は止まった。
175 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 00:15:24 0
「・・・・やられた・・・」
麻琴は階段への道を断つ様にソコに立っていた。
部室で待ち伏せていたわけではないのだ。
『あさ美を回収した後の私達』を・・・
『仲間を見捨てて逃げる事の出来ない私達』を狙ってここにいたのだ。
こいつを操っている奴、こんな命令を出す奴はどんなにムナクソ悪いヤツなんだろう・・
亜弥ちゃんの時もそうだ・・・このスタンドの本体・・本ッ当にゆるせねェッ!
「美貴ちゃん。この子が・・件の「操られている」子?」
真希は美貴達の前に立ち、麻琴を軽く睨んだ。
睨まれた麻琴の顔には隈取のように蔦が走っている。
「・・・最近の演劇部の戦力・・・見せてもらおっか?」
真希を包む風のうねりはどこまでも漆黒に近づいた・・・・
176 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 00:18:43 0
ル ’ー’リ <桃こんな時間
んじゃま今日はここまで。
177 :
名無し募集中。。。:2005/11/07(月) 00:31:13 0
おちんこ
178 :
六部198:2005/11/07(月) 00:37:20 0
乙ッ!
特に設定が違うとは思わないかな
と思ったら微妙にアレかもw
まあそれもありかな
180 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 00:48:39 0
微妙にアレじゃないと
展開上ねw
大目に見てくらはい。
181 :
六部198:2005/11/07(月) 01:20:12 0
それはそうと
人がいなくなったのを見計らって残りをうpしようか
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜11
深夜0時47分 ぶどうヶ丘公園〜崖下〜
「いたたたたた・・・・・・」
転落した藤本は幸いなことに、手足を少し痛めただけの軽傷で済んでいた。
崖の上をみると、みうなが走り出したのが微かに見えた。
それと同時に、ハサミ女が崖をすべるように降りてこちらに向かってくるのも見えた。
「やばい・・・」
藤本は足の痛みを我慢しながら走った。
(みうなを置いて逃げるわけにはいかない・・・)
いったんは出口に向かって行ったが、方向を変えて
ログハウスの裏口の鍵を壊し、中に逃げ込んだ。
「少し休もう・・・くそっ痛いな・・・」
藤本はログハウスの職員室の机の下に潜った。
「幽霊にスタンドが効かないなんて聞いてねーぞ・・・
つーか、死んでるからダメージが無いってことか・・・
やっぱ霊能者に頼むしかないのかな・・・」
小声で愚痴をこぼしながらも、そのまま足の痛みが引くまで
休憩することにした。
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜12
深夜0時48分 ぶどうヶ丘公園〜頂上〜
「なんでっ?!」
今は後方にいるはずの女のハサミの切先が見え、
みうなは苛立ちを隠せず、一人声を荒げた。
「くっ・・・いったんやり過ごそう・・・」
一度立ち止まり、あたりを見回す。
こうしてる間にも、ハサミの全身が姿を現し
それを持つ手が見えてくる。
みうなは近くにあった公衆トイレに向かって走った。
そして一瞬男子トイレに入りかけたが、
なんとなく入りづらかったので女子トイレの方へ逃げ込んだ。
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜13
深夜0時50分 ぶどうヶ丘公園〜ログハウス内〜
足の痛みが少し引いてきたので、
みうなを探しに行くべく机の下から出るとふいに
「ガチャ・・・」と正面の玄関から誰かが入ってくる音が聞こえた。
みうなかと思い、職員室のドア窓からそっとのぞく・・・
それは、ハサミ女だった。
「・・・!!」
藤本は慌てて、また机の下に潜った。
ガタッ・・・
(しまった!!)
慌てていたためか、尻を机の脚にぶつけてしまった。
(頼む・・・来ないでくれ・・・・)
しかし、ハサミ女は職員室の扉を開け、中に侵入してきた。
(うあああ・・・来たあ・・・どうすりゃいいんだよ?)
そのときであった!
ハサミ女が一瞬ぐらつき、壁に手をついた。
(っ!!今がチャンスッ!すべてに感謝してGOGO!)
その隙を逃さず、藤本はハサミ女の横をすり抜けて
ログハウスを脱出した。
「でも・・・今のは一体なんだったんだ?まあいいや、とりあえずみうなを探さないと!
くそっ・・・携帯電話持ってくるんだったな・・・」
藤本は頂上に向けて走り出した。
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜14
深夜0時50分 ぶどうヶ丘公園〜公衆トイレ〜
はあ・・・はあ・・・はあ・・・
みうなは息を切らしながら、女子トイレの一番奥の用具入れに駆け込んだ。
「だから公園には行きたくないって言ったのに・・・
でも、幽霊って本当に存在するんだ・・・」
扉を閉めると、みうなは呼吸を整えながら独り呟いた。
「もしも『公園運』なんてものがあったら私は多分最悪ね・・・」
そう言って乱れた髪を手でかきあげた。
「藤本さん・・・無事でいてくれるといいけど・・・」
シャキーン・・・シャキーン・・・・・・・・
ハサミの刃がこすり合わさる独特の金属音がこちらに近づいてくる。
みうなは全身を硬直させ、息を止めた。
シャキーン・・・シャキーン・・・シャキーン・・・・・・・
音がすぐそこまで迫ってきた。
トイレの出入り口にハサミ女の気配がする。
みうなは「通り過ぎてくれ」と心の中で神に祈ったが
その願いはあっさり却下され、『ソレ』はトイレの中に進入したのであった。
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜15
ドガアッ!!
入り口のほうでドアを突き破る音がした。
ドガアッ!!
間をおいてまた激しい音が響く。
おそらく入り口から順番に中を調べているのだろう。
(まずい・・・このままじゃ見つかっちゃう・・・
そして、あのハサミで・・・)
みうなは自分があの巨大な植木バサミで貫かれる画を想像した。
その間にも3回ドアを突き破る音が鳴り響く。
そして・・・ドア一枚を隔てたすぐ先に、ハサミ女の気配がする。
(くっそおおぉぉ・・・こうなったら駄目元でやってやる!)
「スノー・ドロップううう!!!」
バアンッッ!!!!!!
勢いよくドアを開け、ハサミ女をスタンドで殴りつけた。
すると、ハサミ女はスノー・ドロップの拳を受けぐらついたのだった。
「えっ?!」
その光景に、みうなは一瞬目を奪われた。
だが、すぐさまに気を取り直しその場を逃げ去った。
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜16
藤本が落ちた場所へと向かう途中、みうなは考えていた。
(さっき・・・たしかに効いたように見えた・・・
私のスタンドパワーは藤本さんのよりも、ずっと劣っているはず・・・
なのに・・・なんで・・・?
それにどうしてあの女は先回りできたのか?)
いつの間にか行く先にいる女・・・藤本の攻撃が効かなく、自分の攻撃が効いた・・・
みうなの頭の中でパズルが組み合わさっていく感じがした。
(まさか・・・・いや、でもそう考えるしか・・・・)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜17
深夜0時55分 ぶどうヶ丘公園〜坂道頂上付近〜
「みうなっ!!!」
その声に顔を上げると、藤本がこちらに走ってくるのが見えた。
「藤本さん!!!」
藤本が無事なことと、行き違いにならなかったことを神に感謝し、
みうなは嬉しそうに彼女の名を叫ぶ。
藤本の後ろには案の定ハサミ女が彼女の後を追ってきていた。
そして自分の後ろに目をやると、公衆トイレから
もう一人のハサミ女が出てくるのが見えた。
(『ハサミ』女だけに前後から挟まれるか・・・って何考えてるんだ・・・)
今思ったことは墓の中まで持っていこうと、みうなは固く決心した。
「うおっ!!なんでトイレからハサミ女が?!どういうことだ?
まさか、ハサミ女は二人いるってことなのか?!!」
(やっぱり・・・そういうことね・・・)
うろたえる藤本を尻目に、みうなは自分の考えがあたっていたことを確信した。
「藤本さん、よく聴いてください!ハサミ女は一人しかいません」
みうなは公衆トイレから出てきたハサミ女から目を離さずに言った。
189 :
六部198:2005/11/07(月) 01:45:46 0
眠さが限界に達しつつあるので今日はこれまでっす!
190 :
名無し募集中。。。:2005/11/07(月) 02:12:38 0
なにぃ・・・「これまで」だとォ・・・!?
191 :
名無し募集中。。。:2005/11/07(月) 02:16:34 0
謎は全て解けた!
192 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/07(月) 02:22:12 0
帰宅!!
うおぉぉぉッ!!こんなに更新がッ乙!!!
>>152 なるほど!dです!!!
俺も負けてられん、しこるぞぉぉぉぉぉッ!!
193 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/07(月) 03:30:55 0
チェックチェックゥ!!
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワク テカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
その女は姿を現すと、ニィと笑って私と小川さんの前方に立ちふさがる。
この人には、できることなら遭遇したくなかった…。
私は以前、この人と激突したことがある。
そして、その恐ろしさを知っている。
「新垣さん」
自分で声が震えているのがわかった。
実際、この人はいい人だ。
だが彼女の考え方は、このミラクルな私にですら理解の及ぶものではない。
小川さんの言った、最も演劇部を愛する女。
私はその言葉の意味を、身をもって体験している。
「『根掘り葉掘り聞きまわる』の…『根掘り葉掘り』ってさぁ」
新垣さんが話を始めた。
だが突拍子すぎて、私にも小川さんにも、その意味がよくわからない。
「『根を掘る』ってのはよくわかるのだ。根は土に埋まっているからな…
でも、『葉を掘る』ってなんなのだ?葉なんか掘れないのだ、そんなことしたら
突き破って裏側へ出てしまうのだ」
言わんとしていることはわからないわけでもない。
だが、今する話でもないだろう。
「oioi、ガキさんよおぉぉ…いったい何が言いテェんだかワタシにはさっぱりだ。
…小春もわかんないよな?ワタシだけじゃないよな?」
「え、ええ、まぁ…」
「ホッ…と、言うわけだよ。それともなんだ?そんな話するためだけにここに
来たってのカイ?」
小川さんが新垣さんを指差して言った。
「だいたいこっちは二人だぜェ?BYE BYEすンなら、今のウチだよガキさーん」
そう言って、小川さんは陽気に手を振って言った。
なんというか、能天気な人だな。
この人みたいな、難しいこと考えなさそうな人の頭なら、生きてるだけで楽しいかもな。
あいにく、私にはそういった楽天家思考は持ち合わせていないが。
「人の目は嘘をつかない…マコ、あんた今…わたしをバカにしているな?」
「バカにしてるんじゃなくて、心配してんだよォォォ!ガキさん、ここはどこだ?
ああ、答えなくてもいいよ。そこまでバカにしてねぇーし」
「…何が言いたいのだ?」
「oioioioioioioioioiッ!!ここは屋内なんだよ!!!」
小川さんが両手を大きく広げる。
屋内…?
…あ、なるほど!!ピコーン
ミラクル思考の私には、小川さんの言いたいことがわかった。
ここは校舎の中…つまりコンクリートで出来た壁に囲まれている。
床も、もちろんタイルだ。
新垣さんのスタンドは種を植え付けて、植物を生み出すスタンド。
だが、コンクリートの中から発芽することの出来る植物など、いない。
「ガキさん、あんたのスタンドはさゆみんと同じで屋外で能力を発揮すんじゃ
ねーのかイ?ま、それを承知でこのワタシとやろうってんなら話は別だがな」
私には、小川さんが闘いたいのか闘いたくないのか、その意思は
ハッキリわからないが、これだけは言える。
今、私たちはめちゃめちゃ有利である、と。
ここでは、新垣さんが半分も実力を発揮できない上に…実質、二対一!!
今なら、この人には確実に勝てる!!
「屋外…屋外ねぇ」
ところが新垣さんは、この状況を焦るどころか、逆にニィと笑ってみせた。
なんだ、この余裕そうな微笑みは…?
この状況で、どうしてそんな表情ができる?
「出来なかったらこんな所うろついてないのだ…ラブ・シード!!!」
バゴンッ!!
新垣さんが、すぐ側の壁を殴った。
その行為に、私も小川さんも身構えてしまう。
そして…壁に埋もれた拳を抜くと…
ニュ…ニュニュニュニュニュニューン!!!!!!!
ツタが壁のヒビから伸び始めていた。
「な…なんだってェェェェェェェェェッ!!!!!」
小川さんは身体全体を使って驚いた。
正直、私も驚きを隠せない…
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!
「ミラクルちゃんにマコ…わたしの『豆』が、自然どおりに土や生き物から
養分を取って成長していると考えないでいただきたいのだ。
この『豆』はスタンドの作り出した『豆』…つまりはスタンドの『豆』!!!
わたしの意志で、どこに植えようが成長させることが出来るのだ…ッ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「お前たちには、果たして本当に『葉を掘る』ことが出来るのかな?ニィ…」
「…おもしれェよoi。さすがはガキさんだぜ。そうだな、オメー演劇部に
けっこう詳しそうだし…面白い、やろうか」
…こうして私は、今日二度目の戦闘に身を投じることとなる。
ドッドッドッドッドッドッドッドッドットッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッド…
199 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/07(月) 03:46:26 0
ここまで!!
1氏、乙!です!
予想どおり?ガキさんでしたねw
また良いヒキですね どんなコンビネーションが飛び出すのか、それとも・・・
ところでガキさんの「〜のだ」ってリアルにデフォなんですか?
娘。について基本知識が無いので申し訳ありませんm(_ _)m
201 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/07(月) 04:14:19 0
風呂上りッ!!
>>200 実をいうと、この戦いの勝敗の結果まだ考えてないです!!
だけど、なんとかして全員活躍させたい…
実を言うと、自分自身もガキさんのAAがそんな語尾だったような記憶を
たよりにやってるんで確証はないですが、俺はリアルで聞いたことはないっす
〜亀井絵里〜
サイレント・エリーゼで校舎の外はくまなく探してみたけれど…
どういうわけか、さゆの姿はどこにもなかったんだ。
さゆどころか、他のみんなの姿もない。
どうやら外にいたのは、僕と紺野さんだけだったみたいだ。
「さゆ…どこにいったんだ…?」
さゆが校舎の中を徘徊してるっていうのか?…そんなバカな。
さっき化学室がめちゃめちゃになっているのをエリーゼの目で確認したんだけど、
やっぱりアレはさゆがやったんだろうか。
ガス爆発の跡には見えなかったし…。
もし、あれがさゆの仕業だったとしたら、いったい誰と闘ったんだろう?
あの惨状だ…化学室はモヌケの殻だったけど、さゆが無傷とは思えない。
もしかして、もうリタイヤして部室にいるんだろうか?
いや…そうは思えないな。
さゆはああ見えて自分から負けを認めようとする子じゃないからなぁ。
彼女、けっこう頑固なところあるし。
…だ、だとしたら、急いで探さないと!!
さゆが、僕以外の誰かと遭遇してしまう前に…ッ!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
203 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/07(月) 04:53:56 0
すまない…俺も睡魔に負けそうだ…
ってなわけでノシ
204 :
名無し募集中。。。:2005/11/07(月) 06:45:22 0
1氏、引き続き乙!です!
終わりかと思ったらまだ続きが…
知らずに2段重ねのうな重を食べた気分っ!満腹ですw
205 :
なんみん:2005/11/07(月) 07:01:45 0
>>1さん
またはぶられいなかッ!!w
俺の次回作はガキさんメインなので小春達とのバトルも参考にしたいと思います
>>198さん
もはやみうな推しとしか思えない件w
俺の次回作は公園が出てくるので「ぶどうヶ丘公園」使わせてもらいます!!
206 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 08:09:52 0
おは桃子!!!!!!!
>>189 六部198さん乙彼!
そうか!そういう理由か!!←理解ってない。
>>203 1さん乙彼!
続きが非常に読みたいです!
>>205 うほ!次はガキさんネタですか?
期待しています。
昨日は色々と書いて頂いたのですが
レス出来てなくて申し訳ありませんでした。
207 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 08:59:23 0
さてこれから衛生講習を受けに行くよ。
会場が会場なだけにヲタ臭がするかな?
208 :
名無し募集中。。。:2005/11/07(月) 12:02:13 O
ほ
209 :
名無し募集中。。。:2005/11/07(月) 12:02:21 0
なにぃぃぃぃぃ保全するだとぉぉぉぉぉぉぉぉ
210 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 12:35:07 0
ピリリと食前保全!
211 :
六部198:2005/11/07(月) 13:27:41 0
ここは俺が食い止める!さあ!早くみんな行くんだっ!!
212 :
名無し募集中。。。:2005/11/07(月) 13:30:24 0
__________
<○√
‖ やれやれ・・・お前だけに任せてはおけないぜ
くく
213 :
六部198:2005/11/07(月) 13:46:48 0
__________
<○√ <○√
‖ ‖ 余計なことをっ!・・・・ありがとな・・・
くく くく
214 :
六部198:2005/11/07(月) 14:15:11 0
遊んでる場合じゃないな・・・
>>205 なんかねネタにしてると好きになるねw好みの顔だったりするしw
もともとハロプロ詳しくなくて狼情報でしか知らないうえに
資料があまりにも少ないもんで言動性格は殆ど勝手に作っちゃってるけど
>>206 ハロプロとジョジョのパロディ・・・
考えればすぐにわかるはず!
215 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 14:22:38 0
銀色の永遠 〜悪意の種K〜
「はぁあぁあッ!セクシー・ゴシップ・GUY!」
ズギュンッ!!!
真希のスタンドは黒い翼をはためかせ黒風の渦を身に纏う
「おぉッ!!FRIENDSHIPッ!!」
ゴギャン!!
麻琴のスタンドは緑のビロードの様な輝きを放ちながらその滑らかさを魅せた
空気は張り詰める。
距離は4m。
互いに『決定打』を叩き込むには距離が少し遠い。
間合いを牽制し合う・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
216 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 14:23:41 0
ズビュッ!ズビュッ!!ズビュュッ!!
空気を切り裂く音が静止した時を動かした!
麻琴の金属球の散弾が真希達に降り注ぐ。
文字道理、空気を切り裂きながら高速で接近する金属弾!
「何かと思えば・・・・・こんな子供騙しでッ!!」
ビュゥンッ。
真希は足元に竜巻を生成しその渦でベアリング弾を絡め取る。
ギュンギュンギュンンッ。
「お返しッ!!」
渦の遠心力でさらに加速した金属弾を麻琴に向かって撒き散らす。
「ぽッ!?」
金属弾の目標が居なくなっている。
消えてしまっている事に真希は思わず感嘆符を放つ。
「真希ちゃんッ!下だッ!」
美貴の声が響く!
声も空しく
真希の身体は強烈に縦回転をしながら宙に舞った。
217 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 14:26:14 0
218 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/07(月) 14:51:02 0
おなにー!!!
>>205 れいなにはちょっととっておきの役を用意したんで、
今からオナるのが楽しみですw面白く出来るかどうかは自信ないっすけど
>>207 衛生講習??
>>212 >>213 和んだw
>>217 乙ッ!!
前スレさん、セクシー・ゴシップGUYになってますよw
でも、オナニーで目の前見えなくなってんだなぁwという雰囲気がでててグッド!
219 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 15:01:40 0
>>218 言われるまで気が付かなかったorz
衛生消毒講習は仕事の関係で受けてきた。
話聞くだけだけどねぇ。
場所は昨日ごまコンしてたとこなんだ。
ホールで受けたわけではないのでヲタ臭はしなかったw
220 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/07(月) 15:08:37 0
>>219 なるほどー、俺将来仕事つけんのかなorz
ごまコンやってた場所なんだ、生ゴマキとか見てみたい
タイムーイズーマネェーですーああ可愛いorzorzorz
あっ、今気付いたんですけど、
>>202の方もまとめに更新してくれると
ありがたいッス!!
221 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 15:24:33 0
>>220 更新完了・・・てかなんで抜けてたんだろ?
ゴマコン。メロンコン。は霧が発生しますねw
熱気が半端ないよッ!
ごまコンと衛生消毒といえば江戸川の喜劇
223 :
名無し募集中。。。:2005/11/07(月) 17:34:17 0
ほ
224 :
名無し募集中。。。:2005/11/07(月) 18:47:04 0
yes hozen
良スレ発見
れいなの波紋がツボだな
原作最初から読みたくなってもた
ほぉぉぉぉぜぇぇぇんだぁぁぁ
226 :
六部198:2005/11/07(月) 19:15:43 0
チェックアンドゴー!
227 :
六部198:2005/11/07(月) 19:17:25 0
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜18
「はあ?なに言ってんだ?前と後ろに二人いんだろうがっ!」
わけの分からない藤本はイライラする。
「いいですか?つまり、こういうことですっ!!!
スノー・ドロップ!!!」
ズキュウウウゥゥゥゥンンン!!!
公衆トイレ側のハサミ女がみうなに引き寄せられる!
そしてハサミ女を殴りつけた。
「無理だっ!!コイツにスタンド攻撃は効かなっ・・・?!!」
言いかけた藤本の目に映ったのは、
スノー・ドロップにぶっ飛ばされたハサミ女の姿だった。
ドガアアァァァァ!!!
そして、後ろで大きな音がして振り向くと、坂道側のハサミ女が地面に倒れていた。
「どういうことだっ??!!!」
藤本はみうなに詰め寄った。
「幽霊はあくまでも一人ッ!!
この幽霊は自分とそっくりの姿をした『スタンド』を持つ『スタンド使い』!!!
スタンドはスタンドでしか倒せないルール!!
スタンドで幽霊は倒せないかもしれないが、スタンドはスタンドを倒すことは可能ッ!!!
そしてスタンドを倒せば本体も倒せるはず!!」
ドッギャアアアアァァァァンンンンンン!!!!
228 :
六部198:2005/11/07(月) 19:20:01 0
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜19
「強力なスタンドを倒すには、本体を倒してしまうのが手っ取り早いっていうが・・・
この場合は・・・全くの逆だっ!!」
「感心してる場合じゃないですよっ!藤本さんっ、後ろを見てっ!本体を食い止めてください!」
みうなの激が飛ぶ。
後ろを見ると本体が起き上がり、藤本目掛けてハサミを振り下ろした。
ガキィッ!!
藤本はすかさずスタンドで防御したが、二の腕部分に喰らってしまった。
「くッ!しまった!!」
そう思って自分の腕を見たが、どこにも傷が見当たらない。
「スタンドのルール!スタンドはスタンドでしか倒せない!
つまり、本体にはスタンドを傷つけることは出来ないんですっ!」
「ッ!!そういうことかッ!!スタンドで防御していればこっちはダメージを受けない!」
「そういうことですっ!だからそこで食い止めてください!!」
「オッケー!ちょっと地味だが、今はみうなのサポートに回ってやるぜっ!」
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜20
「うおおおお雄雄雄雄雄雄!!!!」
みうなが気合の雄叫びを上げ、幽霊のスタンドを猛ラッシュする。
ドガドガドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!
「よしっ!こいつ、スピードは全然遅いッ!いけるわっ!」
すべての攻撃がハサミ女のスタンドにヒットしたのを見て、みうなは勝利を確信した。
それに連動して本体も苦悶の表情を見せよろめく。
スタンドは『心の像(ヴィジョン)』幽霊に肉体的ダメージは無いかもしれないが、
精神的ダメージがあるということなのだろう。
「おっしゃあ!この勝負勝てるッ!やれえっ!みうなぁっ!!」
それを見て藤本は拳を天に掲げる。
「チャージ&ロックオン完了!スノー・ドロップ!!」
みうなが叫ぶと、吹っ飛んだハサミ女のスタンドが再び引き寄せられる。
「チェックメイトよ!くらららららららららららららららああああああ!!!!!!!」
ドグメキャバキコスブラヌボアヴドゥルズガアアア!!!
バアアアアアアアアアアアアンンンンンンン!!!!
よし!あとはエピローグか・・・
231 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 19:33:06 0
銀色の永遠 〜悪意の種L〜
床を高速で滑走した麻琴のスライディングを喰らい真希は縦回転しながら宙に舞う。
「く・・ムンッ!」
膝を抱え上げ回転を制御し着地する。
麻琴の滑走攻撃は美貴やみうなにも及ぶ!
「みうなッ!」
あさ美を抱えたみうなを壁際に突き飛ばす。
美貴はその反動で反対側の壁に背をつき麻琴の滑走を遣り過ごそうとした。
グッ! ギュン!!
麻琴の軌道が急変した!
ザァアァアァアァアアアアアアッ!!
「コイツ・・壁を・・・壁に登ってッ!」
麻琴は地面を滑走した勢いをそのままにエクストリームスポーツのトリックの様に垂直の壁を滑る。
「oioioioioioioioioioioioiッ!」
すれ違い様の連撃!
美貴はこれを防御したがその反動で麻琴はますます加速する
232 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 19:33:51 0
ギュッギュギィイユュン!
麻琴は天井を伝い壁そして床と凄まじい速度で螺旋状に滑走する。
「何なんだ。コイツ・・こんな事出来るなんて・・・」
・・・いや出来ても言わなかった。それだけか。
いつものマヌケな言動は擬態だとしたら・・コイツは何の目的で演劇部にいるのか?
そんな考えも纏まらないまま麻琴は方向転換をしてきた。
体勢はスライディングからスケートの様に立ち上がりスピードはさらに加速する。
「また攻撃を受けたらさらに加速する・・・長丁場には出来ない!どう出る。真希ちゃん?」
「・・・時間ってだれが決めたんだろうね?」
「・・・・・?何・・・言ってるの?」
「ごとーは時間が経てば経つほど人はやり直しが効かなくなる、そう思っている」
「言っている意味が・・」
「だからワタシはここで終わらせる!」
ギャロン! ギャロン!
ゴシップ・セクシー・GUYの左腕を関節ごと右回転!右腕をひじの関節ごと左回転!
そのふたつの拳の間に生じる真空状態の圧倒的破壊空間を生成した!
「風の流法<神砂嵐>ッッ!!!」
ドワァアァァアァァアアァアン!
オパゥ!
砂嵐の小宇宙は滑走をする麻琴を無情にも呑み込んだ。
ゴシャァャヤ!!!!
麻琴の身体は風圧の歯車に蹂躙される。
233 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 19:35:10 0
「やめろォオォオォッ!!!」
ガシッィ!
麻琴の身体はボロボロになりながら落下した。
「何するんだぽ・・・美貴ちゃん?」
真希は殴られた左頬を押さえながら美貴に問うた。
「何じゃねぇよ!・・なんて事してんだ!麻琴はただ操られて居ただけなんだ!それをッ!」
「ごとーは美貴ちゃんが助かればそれで良かった・・それだけぽ」
234 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 19:36:54 0
よし俺もエピだけだ!
235 :
名無し募集中。。。:2005/11/07(月) 19:55:33 0
俺はROMるだけだ!!
236 :
六部198:2005/11/07(月) 20:47:11 0
世界まるみえ中・・・
237 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 20:52:29 0
トカゲ酒とか効くのかねぇ?
さあ・・・?それより度が相当きつそう
ではイきます!
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜21
深夜1時03分 ぶどうヶ丘公園〜頂上〜
シュワシュワと泡を立てながら幽霊と、そのスタンドが地面に沈んだ。
「噂は本物で幽霊もいたんですね・・・」
みうなは息を整えながら呟いた。
「美貴の言ったこと・・・正しかったろ?」
「そうですね・・・」
藤本が笑顔を見せると、みうなもまた、笑顔で返した。
「・・・帰るか・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・
・・
二人は出入り口に続く坂道を下り、ふもとにたどり着いた。
241 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 21:05:44 0
度が強くないと寄生虫とかが死なないとか聞いたけど。
実際、薬効はどんなモノだか・・。
まあそこまでして飲みたくはないな
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜22
シャキーン・・・シャキーン・・・・・・・・
(・・・・え?)
微かにハサミのこすり合わさる音を聞いたみうなは、来た道を振り返った。
「きゃあっ!」
なんと、そこには倒したはずのハサミ女が、二人を追いかけてきていた。
「ちょ!なんで・・・?!おいっ!逃げるぞっ!」
藤本はみうなの手をつかみ、出口へと急いだ。
「みうなっ、早くっ!」
ダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッ・・・バアン!!!
公園の外へと逃れた二人は、後ろを見ると
ハサミ女は出口付近でうろうろしていた。
「もしかして、公園から出られないのか・・・?」
「自縛霊ってやつですか・・・」
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜23
深夜1時12分 帰り道
「あ〜くそっ!食料置いてきちまった!」
藤本が悔しそうに言う。
「もうしょうがないですよ・・・」
そのことはみうなも悔しいが、公園に戻るのも
『セブン・イン・レイヴン』にまた買いに行くのもおっくうなので、
もうあきらめていた。
「なんで倒したはずなのに、あの幽霊は復活したんでしょうね?」
みうなは帰り道ずっと考えていたことを口にした。
「たぶん・・・本当に成仏しない限り、倒しても倒しても復活するんじゃない?」
「・・・なんか、可哀想・・・ですね・・・・」
恋人に裏切られ、恋人とその浮気相手を殺害、そして自分も自殺。
その後も彼女の魂は救われることも無く、あの公園を20年間彷徨っている・・・
そのあまりにも長い時間を考えると、
みうなの胸にやりきれない想いがこみ上げてきた。
銀色の永遠 〜ダイ・ダイ・マイ・ダーリン〜24
深夜1時52分 藤本家〜藤本美貴の部屋〜
二人はシャワーを済ませ、ベッドに入った。
「あ〜あ、私って公園で怖い思いをする運命なのかな?」
みうながぼやく。
「そりゃ考えすぎだって」
となりにいる藤本がそれを否定する。
「いや、公園に行く前に言いかけたんですけど、実はこれで3回目なんですよ、こういうの・・・」
みうなは顔を手で覆って嘆いた。
「・・・もうおめーとは二度と公園は近づかねえ・・・」
しばしの沈黙の後、藤本は冷たい声で言い放った。
「だから言おうとしたのに〜!藤本さんが無理矢理誘ったんじゃないですか〜」
「はいはい、美貴が悪かったよ!もう寝よ」
そう言うと藤本は枕もとの電気を消した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・藤本の初恋って何歳の頃ですか?」
「どうだっていいだろ、そんなの・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・なんか眠れないんで、子守唄でも歌ってくれませんか?」
「うっさい!永遠に眠らせるぞ!!」
・・・・・・・・
・・・・
・・
・
246 :
名無し募集中。。。:2005/11/07(月) 21:21:12 0
フジモンのこと苗字で呼び捨てなのか
247 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 21:24:26 0
藤本美貴
スタンド名:ブギートレイン03
軽傷を負いつつも、公園を脱出
みうな
スタンド名:スノー・ドロップ
無事に公園を脱出
ハサミ女の幽霊(生前の名は中谷美紀)
スタンド名:サイレント・ジェラシー
一度倒されるも、その怨念は消えることなく
いまも公園内を彷徨い続けている・・・
TO BE CONTINUED…
名所案内・・・ぶどうヶ丘公園
S駅からバスに乗り、「ぶどうヶ丘公園前」で下車。
一つの山全体を利用した、市内でも有数の大きな自然公園。
自然動物が多く生息し、ハイキングに最適。
上下二層に分かれており、下層部には子供達が遊べるログハウスがあり、子供達にも人気。
東西から山肌を回りこむように伸びる坂道は、上層部の広場に続いている。
目立つものは銅像しかないが、そこから見る景色は絶品。
トイレは上層下層に一箇所づつあるので便利。中は意外に清掃が行き届いていてきれい。
・・・「Sウォーカー」誌より抜粋。
なお、ここには巨大なハサミを持った幽霊が出るとの噂があり、
そのためか、夕方以降は人影がぱったりと途絶える。
・・・「日本不思議発見」誌より抜粋。
スタンド名:サイレント・ジェラシー
本体:ハサミ女(本名 中谷美紀)
破壊力:A
スピード:D
射程距離:A(公園一帯)
持続力:A(成仏するまで永久に)
精密動作性:C
成長性:なし
本体と同じ姿で、長い髪をたらし、大きな植木バサミを所持している。
恨みは果たしたものの、その怨念は消えることなかった。
ハサミの攻撃力が絶大。
251 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 21:37:02 0
>>250 六部198さん!乙彼!
実際、夜の公園で長い髪たらして植木バサミ持ってる姿を
想像するだにガクブルですね。
元ネタはアレですか?
どうも!
元ネタはクロックryとか口裂けryとかです
253 :
名無し募集中。。。:2005/11/07(月) 22:33:24 0
では保全しよう
254 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 23:33:15 0
銀色の永遠 〜悪意の種M〜
「んぅッ!」
コメカミを軽く痙攣させて岡田唯は飾り付けの花を手から落とした。
「どうした?唯やん?」
となりに居た三好絵里香は心配そうに顔を覗かせた。
「いや・・・大丈夫。なんや『駒』がやられてもうたみたいで・・」
「ふぅん。じゃあ藤本が勝ったのか・・・あぁ!今からでも潰しに行きたいなぁ〜!」
「気は早いよ!み〜よ。それより面白い事になってきたで!」
「オモシロイこと?」
唯は落とした紙の花を拾いながら答えた。
「その場に故意か知らんけど後藤が居たんよ」
「はぁ?なんで?」
「でなぁ。ふふ・・・最後に面白い絵が見れたで」
「へぇ!どんな?」
絵里香は嬉々とした表情で唯に聞く。
「この事、石川さんが知ったら・・・どうなるやろねぇ。」
紺野あさ美 重傷
スタンド名 ニューオーダー
小川麻琴 重傷
スタンド名 FRIENDSHIP
TO BE CONTINUED・・・・・
255 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 23:41:56 0
はい!終わりで〜す。
TO BE NEXT 『車と女』
ということになりまス
ではでは
州*‘ -‘リ<今夜はこれでオワ梨沙子
256 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 23:42:54 0
はい!終わりで〜す。
TO BE NEXT 『車と女』
ということになりまス
ではでは
州*‘ -‘リ<今夜はこれでオワ梨沙子
257 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/07(月) 23:45:21 0
なんで二回も・・・orz
乙!!!!
続き気になるぜッ!!!!
259 :
名無し募集中。。。:2005/11/08(火) 00:34:16 0
乙ッ!
風呂入ったら読もう!
次回ヤツが動くか・・・
261 :
名無し募集中。。。:2005/11/08(火) 01:02:32 0
保全疾走
262 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/08(火) 01:04:32 0
帰宅!!
>>250 乙彼ーション!
承太郎な藤本とジョセフなみうなワロタw
幽霊にはダメージは与えられないがスタンドを攻撃すれば…
ってのがすごい面白かったッス
>>255 乙ッ!!!
岡田凶悪や…次回『車と女』期待してます
じゃあ俺もオナリ始めようっと!!
263 :
名無し募集中。。。:2005/11/08(火) 01:52:35 0
保全のための波紋疾走
264 :
名無し募集中。。。:2005/11/08(火) 02:28:13 0
oioi
265 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/08(火) 02:28:26 0
チェック中。。。
266 :
N.O.:2005/11/08(火) 02:38:21 0
こちらもうp前チェック中。。。
「サイレント・エリーゼ、校舎の中だッ!!」
僕は校舎の裏口の影に隠れ、サイレント・エリーゼを校舎の中に進入させる。
ふと、もし今『おとめ組』の誰かにこんなとこ発見されたら、遠くにスタンドを
飛ばしてしまった僕は何もできずにやられてしまうんだろうな、なんて思った。
化学室の入り口のあたりは、爆風でドアが吹き飛んでしまっているようだ。
…これ、平気なのかな。
いくら部活の演習とはいえ、ここまでやってしまったら寺田先生、
校長先生に怒られちゃうんじゃないだろうか。
そんなことを考えていたが、廊下に点々とついてる変な物を目にすると、
僕のそんな考えは一気に吹っ飛んでしまった。
「これは…血だ!!」
化学室の入り口あたりから、左右に血痕が別れている。
片方は階段を伝って部室の方へ、もう片方は校舎のさらに奥へと続いていた。
誰かが部室に戻り、誰かがまだ校舎を彷徨っているようである。
しかも、血の量は校舎の奥へ続く側の方が多い。
…あの爆発がさゆの起こしたものだとするなら、この血はさゆのものか、
僕と紺野さん、そして藤本さんを討ちにいった高橋さん以外の二人どちらかのもの。
ドッドッドッドッドッドッドッドドッドッドッドッドッドッドッドドッドッドッドッドッドッドッド…
「…あぁっ」
そんなお願いはあっさり裏切られてしまった。
くそ…僕は、スタンドはその位置のまま、すぐさまその場所へ向かう。
誰とも遭遇していないようなのが、せめてもの救いか。
さゆは、廊下の壁に座ってもたれ掛かって休んでいたんだ。
制服の袖は破れてなくなっており、頭や腕、右足から血を流しているみたい…。
ハッキリ言って、重傷だ。
「さゆ!!」
僕が呼ぶと、その声に反応してさゆが顔をあげる。
ホッペに煤がついてるじゃないか…綺麗な顔が台無しだよ。
「絵里…さゆみを倒しにきたの?」
意外と声はしっかりしているな…でも、どこか痩せ我慢している感じが否めない。
…心配で心配でしょうがない!!
今からすぐにでも部室に戻してやりたい!!
だけど…
「そうだよ…きみを再起不能にしに来た」
彼女の『誇り』をも同時に守るためには…こうするしかない。
僕は一度サイレント・エリーゼを戻した。
「手加減なしなの、絵里」
ふらふらっと立ち上がると、さゆはまた壁にもたれ掛かる。
どうやら自立するほどの体力もないらしい。
彼女のためにも、長期戦はできない!!
「ACT3…サイレント・エリザベス!!!」
「シャボン・イール…」
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!
僕がスタンドを出し、真っ先にとった行動は…
ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!!!!!!!!
さゆの懐に潜り込むことだった。
これで、シャボン玉の射程距離から逃れるッ!!
僕を撃つことは自分を撃つ事になるんだ。灯台下暗し…ってちょっと意味違うか。
「さゆ…すぐラクにしてあげるからね。いくよッ!サイレント・エリザベス!!!」
『R・o・g・e・r!了解シマスタ!!』
彼女を傷つけるなんて僕にはできない。
だから…降参してもらうッ!!!
『ウオォォォォ!!モグ!モグ!モグ!モグ…』
「う…ぐぇ」
僕は触るようにしてさゆの身体に蹴りを当てる!!
それでも今のさゆには苦しそうだけど…ごめんよ!我慢して!!!
「『ウェー!ウェー!(上へ!上へ!)』」
スタンドと共に最後の呪文を唱えると、さゆの身体はフワリと宙に浮き始めた。
こうして彼女から身体の自由を奪う!!
浮いているから移動することも出来ない、ただの的だ。
これで勝負は…ついたも同然!!
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!
「僕の勝ちだよ…さゆ。さぁ、もう降参して?」
「なんで…?なんでトドメの一撃を入れないの?とっておきのダメ押しを入れないの?」
「な、何を言ってるんだよ!!さゆ、自分の怪我の具合がわかって言ってるの?
立つのがやっとなハズだ!!」
現に、僕のエリザベスが近づいても、何も反応できなかったじゃないか!!
「それに…さゆにこれ以上傷ついて欲しくないんだもん!」
「どうして?」
そ、それは…僕が…
「僕、さゆのことが…女の子として…す、す…」
「甘いの、今のさゆみと絵里は敵同士…今さゆみに決定的な一打を入れなかったこと、
後悔するといいの!!」
ああッ!話の途中なのにッ!!orz
それはともかく、僕はさゆの腕の異変に気付いた。
「え…?シャボン・イールって…」
そんなに…身体、長かったっけ?
「さすがは絵里の技…スタンドも全然自由が利かないの…でも、さゆみはツイているの」
体長が…さゆのシャボン・イールの体長がめちゃめちゃ伸びている!!
そして、その先にある顔は、僕のサイレント・エリザベスを見つめていた。
「絵里のスタンドに、うまいこと顔を向けることができたの…」
さゆのスタンドの口が開いた。
ま、まさか…ここでシャボン玉を!?
「バカな!!この距離じゃ危険だよ!!!さゆ自身の身体も…ッ!」
爆発に巻き込まれてしまう!!
「藤本さんが言っていたの。あんたらに覚悟はあるのか…って。これが…
さゆみの覚悟なの…ッ!!!」
「や、やめるんださゆ!!それだけはーッ!!!!!!!!!」
「必殺…シャボン玉ああああああああああああああああッ!!!!!!!!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!!!!!
サイレント・エリザベスはシャボン・イールの口から高圧力で吹き出された
シャボン玉の直撃を受け、さらに爆発し吹っ飛んだ。
バリ…バリバリバリバリバリバリ…ッ
そのダメージは、もちろん僕に返ってくる。
「う、うげええええええええええええええええええッ!!!!!!!」
ブシャアアアアアアアアアアッ!!!!!
み、右腕がッ…右腕が痛い!!
しかも爆発の衝撃で、スタンドがさゆから5m以上離れてしまった!!
ドサッ…と、地面に足のつく音が聞こえたぞ。
地に足をつけたか…。
さゆは…さゆは無事なのか!!?
シャボン玉の威力はやたら低いようだったけど…。
爆煙が晴れると、そこにはさらに傷を増やしたさゆがいた。
スタンドも、もう出していない。無防備だ。
「ハァ…ハァ…これが覚悟…なの…?何も出来なくなっちゃ…だいぶ意味、ないの…」
ドン、と音を立て、さゆは壁にもたれ掛かる。
どうやら…スタンドを出す余力もないらしい。
「さゆ、よく頑張ったね…もう、一緒に部室、戻ろうよ。僕も…
けっこうダメージ大きいよ」
ホントは右腕がちょっと痛いくらいでまだ全然平気だけど…今はさゆの側にいたい。
「うん…絵里ごめんね」
「い、いいんだよ…そんな…僕だってさゆに技かけちゃったし…。
さぁ、早いとこ部室戻って手当てを…」
その時だった。
なんだか、たどたどしい足音に気付いたのは。
ザッ…ザッ…
「ハァ…ハァ…あっしは…負けネーんだ…」
向こうからこちらに歩いてくるのは…
た、高橋さん…?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
274 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/08(火) 02:52:34 0
ここまで…なんすけど、やってしまいましたorz
>>267と
>>268の間に
「さ、さゆのじゃありませんよーにさゆのじゃありませんよーにッ!!」
亀様仏様お稲荷様…
そう心の中でお願いしながら、血の量が多い方を辿う。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
が抜けました。マジで申し訳ありません。
じゃあN.O.さんにバトンタッチ!!
275 :
N.O.:2005/11/08(火) 02:53:30 0
「麻琴ッ!?どうしたの?」
「oioioioi!…なんだこの水はッ!!」
「だからどうしたっつってんだろォ?」
麻琴はグラス片手に興奮した顔でまくし立てる。
「こ…こんなうめー水、生まれてから一度も飲んだことないっすよォ!
例えるなら、富士山頂を目指して高山病に苦しみながらも登り続けた登山者が
ようやく登頂した時に飲む一杯の水っつーか、スゲーさわやかなんスよ」
訝しげな顔をして美貴はグラスを手に取った。
「はぁ…?おめェ大げさなんだよ…そんな驚くほ…ゴクッ………?
ってなんじゃこりゃあッ!おいッ!マジでうめーじゃねーかよこれッ!」
「信じられませんッ!水が金を生みましたぁッ!…ベリッシモ!!おお…ベリッシモ!!
これはまさにゴールドエクスペリエンス(黄金体験)ですよぉッ!」
いつの間にか水を口にしていたあさ美がいつになく饒舌に語っている所へ、
料理を手にしたトニオが戻ってきた。
「お気に召しましたか?そのミネラルウォーターは、アフリカはキリマンジャロの
5万年前の雪どけ水でス。…さっ!料理を続けましょうか?…まず一品目は
『子羊のロースト アンティチョークのマリネ添え』でス」
にこやかな微笑みをたたえ、美貴の前へ料理を差し出す。
276 :
N.O.:2005/11/08(火) 02:54:14 0
「アンティチョーク?」
聞き慣れない単語に戸惑う美貴と他二人。
「日本ではあまり馴染みのない食材かもしれませんネ。それは花のつぼみでス。
デンプン質を多く含んでいて、おイモのような食感だと言われていまス。
モンゴルで採れた岩塩と厳選されたエクストラバージンオイルで作った
レモン風味のドレッシングでマリネしました」
「い、イモッ!?」
何か特定の単語に反応するように、脊髄反射であさ美が呟いた。
「な…なんだよォその目は。これは美貴の分だからなッ!」
獲物を視界に捉えたあさ美に対し、警戒心を色濃く抱えながら美貴は言い放つ。
「さっ!召し上がってみてクダサイ」
「言われなくても腹ペコなんだ早速いただくゼ」
柔らかなローストにスッとナイフを入れ、一口サイズに切り、口へと運ぶ。
「…ん…うんッうんッうんッ!うはーうめーッ!!こりゃ想像以上だぜェ」
こんなことを見せられてよだれが出ないヤツはいない。美貴の様子を食い入るように
見つめる麻琴とあさ美は思わず生唾を飲んだ。
「シニョール、お肉と一緒にそのマリネを召し上がることをお勧めしまス」
「一緒にィ?美貴あんまりゴテゴテ混ぜるの好きじゃないけどなァ…まっいいや…
パクッ…?…う、ンめぇぇぇ〜っ!」
277 :
N.O.:2005/11/08(火) 02:54:58 0
トニオは感嘆の声を上げる美貴を嬉しそうに見ている。
「クセの少ない子羊の肉に独特の風味のマリネが合わさって、コクが生まれるッ!
それでいて後味はさっぱりして爽快だッ!あのほら『ハーモニー』っつーの?
例えるなら、ホカホカごはんに焼き肉のタレ!ファミコンに魂斗羅!
美貴と亜弥ちゃんのマブダチコンビ!…っつー感じだゼ」
「グラッツェ、お客様の笑顔が何よりの幸せでス」
「ねー藤本さーん一口プリーズぅ」
あさ美は懲りずに懇願した。
「だァーッ!だからおめェさっきダメだって言っただろーがよォ!」
「さてそろそろ効き目が出てくる頃ですネ」
「…え?そう言やあなんか鼻の辺りがムズムズするな…」
ジュル…ダッラァァァァァァァァァァァァッ!
「なんじゃこりゃあ!鼻水がどんどん出てくるぜェーッ!」
「それは鼻炎を患っている部分が激しい新陳代謝を起こしていて、その刺激に鼻が
反応しているだけでス。あとは悪い血が全て出ればスッキリするはずでス」
「へ?なに?血だとォ?…う…鼻の奥が熱くなって来た…まさか…!」
ポタッ…ポタッ…ドッパアアアアァァァァァァァッ!!
次の瞬間、おびただしい量の血が両穴から吹き出し始めた。鼻血が満開だ。
278 :
N.O.:2005/11/08(火) 02:57:02 0
はいここまででス
よその話も血みどろですがここでも血みどろですw
280 :
N.O.:2005/11/08(火) 03:02:15 0
修正です
>>276の
「美貴あんまりゴテゴテ混ぜるの好きじゃないけどなァ」は
「美貴あんまりゴテゴテ混ぜるの好きじゃないんだけどなァ」
の誤りです
ちなみに「ドッパアアアアァァァァァァァッ!!」は1さんへのオマージュです
話を思いついた時からこれは入れようと思ってました
>>279 ギャグなんだけど結構エグいっすかね
さくら対おとめの話や前スレさんの死闘やハサミ女の話や
色々楽しく読ませてもらってます
が今日は力尽き尽きなんでおやすみうな
283 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/08(火) 03:18:57 0
お風呂上り!!
>>281 乙です!!
いや、マジおもしろいッス…鼻血が満開だw
紺野のゴールドエクスペリエンス発現といい、藤本の食べたあとの感想といい
トニオ初出の回を彷彿とさせる!!べりッシモ…おお…ベリッシモ!!
>>279 まあ穏便に終わらしちゃ物足りないしねw
>>282 お疲れさま、ゆっくりお休みうなさいノシ
チェックチェック!!!
「あっしは…ぜってぇ…負けねぇ…」
ゆっくり、ゆっくりこちらに近づいてくる。
なんだ…あの怪我は…。
綺麗なライトパーマがかかっていたハズの髪は振り乱れ、顔面血だらけ、
おまけに着ている制服もボロボロだ。
歩き方もおかしくて、いつも胸をはっている姿とは真逆で猫背になり、
片足を引きずっていた。
藤本さんと…闘ったんだろうか?
そして、怪我をしながらもここを歩いているということは…
あの藤本さんに、勝ったっていうこと?
「す、すごい…」
僕は思わず声を漏らしてしまう。
でも、大丈夫なのかな?
誰がどう見たって大怪我だよ。
あれはもう再起不能の領域入ってると思うんだけど…。
でも、それでもまだ闘おうとするその精神に、僕は憧れる。
理解は出来ないけど。
「亀子に…重ちゃんカァ?そこにいンのは…」
弱々しい声で、高橋さんが言った。
「高橋さん…大丈夫ですか?」
声をかけてみるものの、なんだか今の彼女はすごく…怖い。
めちゃめちゃ危ない感じがするぞ。
「亀子ォ…アカンよォ…『敵』と仲良くしてちゃア」
「い、いや、もう勝負はついたんです…僕らこれから部室に戻ろうと…」
「…そんなナマッちょろイ話…認めンよー。だってアンタら…『意識』あるジャン」
…え?
なんだか、様子がおかしいぞ。
「絵里…」
さゆが疲れきった声で、不安そうに僕の名前を呼んだ。
「大丈夫、大丈夫だよ」
そう言って、さゆの手をギュッと手を握る。
…冷たい。
手が冷たい人は心も冷たい、なんて話を聞いたことがあるけど、僕は
そんなさゆの手の冷たさを、なんだか愛しく感じてしまった。
早く、安心させてあげないと。
「高橋さん、血だらけじゃないですか。もう部室にもどr」
「ライク・ア・ルノアァァァァァァァァァル!!!!!!!!!!!!!」
ドギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!!!!!
「え…?」
な…なんだってええええええええええッ!!!!
まさか…闘う気なのか!?その傷だらけの身体で!!!!!
しかも高橋さんがまるで獲物を狙う狼のように見つめているのは…
間違いなくさゆだ!!
ま、まずいぞ!!さゆは今、まともに動けないんだ!!!!!
「アイツは超えた…もうあっしを止められるヤツはいないンよォォォォォォッ!!!!!」
のそのそと歩いていた高橋さんが、突然走り出した!!
こちらに…さゆに向かって!!!
「な…なんかあの人危ねェーの…シャボン・イール…ッ」
ボン
ダメだ、さゆは重傷で、スタンドパワーも弱い。
さゆの腕が透けて見えるくらいだ。
それでもさゆは、その弱りきったスタンドを向けると、高橋さんを牽制する。
「シャボン玉っ」
フシュウウウウウウウウウウウウウウウウウン…
吹き出されたシャボン玉は、量も少ないし威力も少なそうだが…
この射線上は確実に高橋さんに命中する!!!
僕は…『さくら組』だけど…
ごめん!!高橋さん!!!
これでやられちゃって下さい!!!!!!!!!
「無駄なンやよ…そんなガキの遊び道具でええええええええええええええッ!!!」
ズゴォォォォォッ!!!!!!!!!!
高橋さんが壁を殴る!!
すると壁は彼女の能力で凹み、すぐさま凸り出した!!!
それは、シャボン玉と高橋さんの間に生まれた防御壁!!!!
ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!
シャボン玉は凸り出していた壁にぶつかり、爆発する。
さゆの渾身込めたシャボン玉が…防がれてしまった!!
そして、その爆煙を突き抜け、僕らの目の前に高橋さんが姿を現す。
その目は、もはや凶戦士としか思えないイカれた眼つきだった。
「う、うああ…ッ!」
「な、なんて人だ…」
なんという闘争本能!!
これが…演劇部のエース格…ッ!!!
「亀子ォーッ!!!!邪魔だどくンやよォォォォォォォォォォォ!!!!!」
高橋さんのライク・ア・ルノアールが構えた!!
ヤバい…めちゃくちゃヤバい!!!
アレを出す気だ!!高橋さんは、さゆにアレを食らわす気なんだッ!!!
こんな怪我をしてるのに…アレを食らったら…さゆが死んじゃう!!!
「おちょきんしねまぁアァアアァアアアァアアアァアアアアッ!!!!!!!!!」
「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!!!!!!」
ドンッ…
「え、絵里!!?」
ドドガメメタァグシャゴキガシャアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!
気付いたら、身体が動いてた。
重い…重いな…。
高橋さんの『突きのラッシュ』って、こんなに重かったんだ。
僕の身体は今、宙に浮いているようだ。
事故にあった瞬間の人間は、体内や脳でアドレナリンが分泌されて、一瞬が
何秒にも何分にも感じられるって話を聞いたことがあったけど…ホントみたいだ。
さゆは平気かな…?突き飛ばしちゃったからな…。
お姫様…守んな
ガッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!ボキッ!!
僕の身体は強化ガラスの窓に勢いよくぶち当たる。
窓は割れてしまったが、運がいいことに窓から飛び出さずに、跳ね返って
床に落ちることができた…けど…
うわあ…なんだこの首筋の暖かいの。ぬるま湯を流し続けているみたいだ。
…血?血なの?
これ、量やばくないかな。
「亀子を…盾にしたな…?オメー…許さねェーぞォ…」
た、高橋さん…この人、狂ってる!!!
さゆが、危ない…守らないと…ッ!!!!
僕は立ち上がろうとしたが、足がもつれて顔から床についてしまう。
か、身体の自由が利かないィ…?
起き上がろうとする腕にも力が入らない。
…っていうか、折れてないか?僕の左腕…。
「うわぎゃあああああッ!!!!」
い、痛い!痛いぞッ!!
気がついたら痛みを感じ始めてきたぞ!!!
うわあッ!!痛みになんか負けてる場合じゃないのにィッ!!!
「仲間を傷つけるヤツぁー…誰だろーと許さネェーんだかンなァァァ!!!」
「う、あ…」
高橋さんが咆哮する。
そのショックからか、さゆは失神してしまったようだ。
このままじゃさゆが…さゆがやられてしまう!!
狂った高橋さんに殺されてしまうッ!!!!
地面に這いつくばり、絶望に打ちひしがれている時だった。
「当身」
ドスッ
かなり場違いな、和やかなムードを漂わせる声が聞こえたんだ。
その声がすると同時に、高橋さんは頭を垂らすと、なぜかスタンドをしまう。
その時、初めて気が付いた。
高橋さんのうしろに…紺野さんが立っていたんだ!!
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!
「愛ちゃん…もう疲れたでしょう…少し休んだ方がいいです」
「こ、紺野さん…高橋さんにはもう何を言っても通じない!!は、はやく
その人から離れて…ッ!!!」
「大丈夫。もう眠っちゃいましたよ」
「…え?」
…高橋さんから、先ほどまでの狂ったオーラが感じられない。
もしかして…気絶している?
立ったまま気絶してるっていうのか…?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「気を失っても倒れないとは…なんだか愛ちゃんらしいです」
そういえば、彼女は松葉杖をついてる時も闘いに身を投じていた。
僕を助けるためにだ。
今だって、勘違いではあるけど、さゆが僕を盾にしたと思い込んでブチ切れていた。
この人、頭はおかしいかも知れないけれど、仲間に対して熱い何かを持っている!!
でも…マジで怖かったよ…。
「紺野さん、ありがとう…」
なんだか…安心したら眠くなってきたぞ。
後頭部や左腕が痛いけど…ちょっとだけ目を閉じよう。
でも、よかった…これでまた、さゆと一緒に…
スースー…
「亀井ちゃん…あなたは…間違いなく『王子様』だ…あなたの想いは
あの光り輝く太陽のように、守るべき『お姫様』を照らし包んでいる…
そして、その想いは間違いなくあなたにとって大きな糧となっている!!
…よく頑張ったね、亀井ちゃん…ゆっくり休んでいいからね…」
295 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/08(火) 05:42:50 0
ここまで!!
なんだか「おちょきんしねま」の使い方間違ってる気もするけど…汗
それでは!今日のところはお休みなさいッ!!ノシ
296 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/08(火) 05:51:09 0
しまった…えりりんにヒャクマーミー〜の呪文言わせんの忘れてた…orz
297 :
名無し募集中。。。:2005/11/08(火) 06:06:31 0
N.O氏、乙!です!
「なんじゃこりゃあ!」と「ドッパアアアアァァァァァァァッ!!」」で大爆笑させて頂きました!
相変わらずジョジョ風の世界観と言うかバックに流れる空気もイィ!
でも藤本かなり気持ち良さそうw 続きを楽しみにしてます、頑張って下さい!
1氏、乙!です!
絵理格好良すぎですゥゥゥゥゥ!!!!ってか一番感情移入してしまうキャラかも
高橋の執念&仲間への想いも熱いっ!あ〜つ〜い〜ぞぉぉぉぉぉぉ!!!!!
で、最後に紺野美味しすぎwww
楽しかったデス、ゆっくりお休みください
298 :
なんみん:2005/11/08(火) 07:06:06 0
>>198さんエピ完乙です!
中谷美紀こえーw
ぶどうヶ丘公園のガイド参考にしまっす!
>>前スレさんもエピ完乙!
まさに悪意の種が蒔かれた所ですね…それがどう芽吹くのか気になります
>>1さんN.O.さん乙!
紺野は他メンとは何か超越したモノを感じる
案外戦わずに勝つタイプかも
やっぱニストさんが沢山いると楽しみも増えて良いな!ノシ
保全するなんて言うな保全したなら良い
300 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/08(火) 11:36:53 0
こんにちくわ保全ッッ!!!!!
>>258-259 どうもですッ!
>>260 次回はヤツが小躍り!
>>282 NOさん!乙!
色々とネタが練りこんだセリフが秀逸かと!
麻琴の水を飲んだ時の感想が気に入っています。
>>295 1さん乙!
立ったまま気絶しているッッ!「ウォーズマンかよッ!」とかツッコミを入れて
世代隔世を感じてしまいました!
>>298 なんみんさん!どうも!
本当にニストが増えるのは楽しみが増えて嬉しい限りです!
301 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/08(火) 11:41:20 0
それと保全組!
乙彼佐間ッッ!!!!!
302 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/08(火) 12:47:48 0
ハピネス食後保全!
303 :
六部198:2005/11/08(火) 14:16:28 0
>>282 ハサミ女の話はバトルというより逃亡劇なので不安もありましたが
なによりです
>>298 どうも!あそこを舞台にすると言っていたので軽く書いてみました
>>300 ウォーズマンと音石両方連想した俺は狭間の世代か
1さん乙ッ!
もはや俺にはどっちが「さくら」でどっちが「おとめ」か
わけ分からなくなってますが冒頭の組み分け部分と照らし合わせながら
楽しく読ませてもらってます!
304 :
保全:2005/11/08(火) 14:50:32 O
疾走
305 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/08(火) 15:07:39 0
おは保全!
>>298 そうっすね、まるで進むべき道を明るく照らしてくれるような、そんな感じです
それにしてもニストが増えるのはいいことだなぁ
>>297 dです!でも書いてる自分としては、書いてて一番むずがゆいキャラだったりw
>>300 >>303 ウォーズマンを知らない俺は何世代なんだろう…
そして、読んでくれてる&保全してくれた人達にdです!!!
そーいや今日初めてハロメン出てくる夢みますた
何故かれいなでした
今回ストーリーわりと長めなので途中経過
<おとめ組>
藤本 リタイヤ
小川 戦闘中
久住 戦闘中
道重 リタイヤ
田中 ???
<さくら組>
吉澤 リタイヤ
高橋 リタイヤ
新垣 戦闘中
紺野 徘徊中
亀井 リタイヤ
ってな感じで!!あ、ここでいうリタイヤは再起不能ではないです!!
再起不能になったようなキャラもいるけど…ではではノシ
307 :
名無し募集中。。。:2005/11/08(火) 16:24:16 0
心で理解したッ!
308 :
名無し募集中。。。:2005/11/08(火) 17:33:49 0
仕事中の俺に保全させるとは・・・
309 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/08(火) 18:07:50 0
>>308 すまないッ乙!!
チェックウウウウウウウウ!!!!!!!
310 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/08(火) 18:09:05 0
銀色の永遠 〜車と女@〜
12月21日 夜半
冬の乾いた空気に排気音が響く。
カレラGTは寒さに張り詰めた風を薙ぐように街を走る。
「今日は大変だったね〜。よっちゃん。」
「全く・・公演が迫ってるってのに二人も入院なんて・・・正直、どうしたもんだか・・」
吉澤ひとみは部員には言えない様な愚痴を木村絢香に漏らす。
「にしてもこの車、凄ェなぁ・・やっぱ車を運転できるって良いよなぁ・・」
「よっちゃんだって来年になれば取れるでしょ?」
「免許が取れたってこんな凄ェ車に乗れるとは限らねぇって」
ひとみは車窓からぼんやりと照らされる街灯を見ながらそう言った。
「絢香は大学に行くのも決まってるよなぁ?」
「うん・・もう決まってるけど?」
「じゃあさ。クリスマスの公演、ちょっと出てくれよ!なッ!」
「なッ!?・・・でも困ってる親友を捨てては置けないか・・」
「マジで!?有難う!恩にきるよ!」
ひとみは満面の笑みを浮かべた。
「それで?私一人じゃ足らないんじゃないの?」
「そうなんだ。だからまいちんに頼もうかと・・」
そう、ひとみが言いかけた途端。ガラスを叩く軽い音が車内に響いた。
「呼んだ?」
311 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/08(火) 18:10:42 0
車上から覗き込むように女の頭が垂れ下がる。
「OHッ!!!!」
カレラGTは俄かに挙動が怪しくなった。
「脅かすなよッ!まいちん!」
怒鳴るひとみを余所に窓ガラスを勝手に下げその細く形の整った足を車内に投げ出した。
「も〜外は寒くてさぁ〜。待ってられなかったから追っかけて来ちゃったよ。」
「待つって、そんな距離じゃないだろ?」
ひとみは未だ窓の外にある里田まいの顔に向かって話しかける。
「『スタンピート&ダウンビート』の能力を使えば直線距離だしさぁ。」
「何時までそうやって窓に座って乗ってるつもりなぉ?捕まっちゃうよ?」
所謂ハコ乗り状態のまいに絢香は苦言を言う
「て言うかさ、絢香この車狭すぎ。ハイエースとかのが良くない?」
「ハイエースって・・」
まいの切り替えしに絢香はグッタリと項垂れた。
312 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/08(火) 18:11:53 0
俺のちょっと出汁はここまで!
〜久住小春〜
「行くぜェェェェェェェFRIENDSHIP!!!!」
ギュウウウウウウウウウウン!!!
小川さんがスタンドを発現、これが戦闘開始のゴングとなった。
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!
「小川さんッ!!彼女のスタンドは近距離から中距離まで攻撃が可能です!!
ここは接近戦を避け、彼女の『豆』が届かない遠距離を保って戦闘を
繰り広げるのが得策じゃないでしょうか!?」
「わかってるッ!!だが、ワタシのFRIENDSHIPは近距離タイプだし、
あんたのミラクルなっちゃら達も個々ではダメージを与えられるタイプではないッ!!
だから…ぜってぇ接近せにゃならネェーッ!!!!!!」
そう言うと小川さんは、まるでスケート選手のように廊下を滑り、
新垣さんに向かっていった。
「アホか!!?小川さんッ!!新垣さんのスタンドはあなたが思っているほど
ナマッちょろいスタンドじゃあないッ!!!!!」
新垣さんの植物は爆発的なパワーを持っている!!
ツタだろうと木だろうと生み出す!!
そして、どんな場所でも成長するときた!
翻弄されないよう、慎重に闘わねばならないというのに…ッ!!
身体に『豆』を植えつけられたら終わりだ!!
「マコ…貴様、何か策があるという目をしている…何かを企てている!!」
トトトトトッ…
新垣さんがスタンドの指から豆を発射した。
スプラッシュ・ビーンズだ!!それは廊下の床に落ちると…
ズリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリューン!!!!!!!!!
小川さんの前方に、ツタで出来たネットが作られた!!
「抵抗、摩擦をなくして滑走しているな…だがこれでどうなのだ!!
そのツタの網は何重にも絡まった強力な網!!!それで包み込んでやるのだ!!!!
さぁ来い!サッカーボールがゴールのネットに突っ込んでくるようにッ!!」
「戻れ小川さん!!!」
だが勢いのついてしまった小川さんに、それが出来るかどうか…
車は急に、止まれない。
小川さんも…止まれない!!!
「心配にはおよばネェーよ小春ちゃん…ワタシは逃げも隠れもしない…
この戦い…すぐにケリをつける!!コイツでなぁーッ!!!!!!!!!」
小川さんがポケットから、いくつもの小さな玉のようなものを取り出し、投げた。
あれはなんだ…?
「べ、ベアリングですかッ!?」
「使うゼェェェェェェェ能力ゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!!!!!!!!!」
小川さんが宙に浮いたベアリングを殴りつける!!
「oi!!oioioioioioioioioioiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiッ!!!!!!!」
ギュン…ギュンギュンギュンギュンギュン!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドッ!!!
べ、ベアリングが新垣さんの作り出した植物のネットを穴だらけにして…
ズタズタにした!!
どういうことだ!?
あれはスタンドの『豆』が作り出した植物…いわばスタンドの『植物』!!!
ただのベアリングが穴を開けられるわけがない!!
「そのベアリングはワタシのスタンドが殴りつけたベアリング!!
スタンドパワーを込めて殴りつけたベアリングだァァァァァァッ!!!
そして、道は切り開けたようだなァ〜?『葉を掘る』ことは簡単だったぜェェェ!!!」
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!
そういうことだったのか!!
小川さんの能力、話に聞いていただけだったが…こんな活用法があるなんて!!
物の抵抗、摩擦をなくす能力…ここまでとは…ッ!!!
小川さんがあの高橋さんを一度再起不能にした実力を垣間見た気がした。
「射程距離に入ったァ!!ハッピーうれピーよろピくネーッ!!!
ピーピーピーピー!!!ピーマコ小川でッス!!!!!!!!!」
小川さんが、まさに新垣さんに飛びかかろうとしている!!
だが…なんだろうかこの胸騒ぎは…。
こんな光景、前にも見た気がする。
即視感(デジャブ)というやつだろうか。
「…いや!!!」
…新垣さんはあんなことで終わる人ではないはずだ!!!
私のミラクルな直感がそう教えた。
あのままじゃヤバイ!!!
「ミラクル・ビスケッツ!!!!!!」
『コハル!!コハル!!モエーッ!!!モエーッ!!!』
「No.6!!小川さんを援護してあげて!!!」
『ヨシキタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
あの光景に、私は記憶がある!!
新垣さんと初めて会ったあの日!!!
私は違法駐車していた車を盾に使い、新垣さんに急接近したあの時!!!
彼女は…すでにもう一つの行動を終えていたじゃないか!!!!
「なんということだ…ッ!!小川さん!!!」
じれったい…なんてじれったいミスショット!!!!
新垣さんは初めからこれを狙っていたのか!!!!!
「入ったのはお前なのだ」
「な、なんだァァァ!!テメー眉毛が…」
「食らうのだ!必殺…まゆげビィィィィィィム!!!!!!!!」
「oiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiッ!!!かわせない!!!しまったァァァァァッ!!!!!!」
やっぱりだ!!
彼女は、自分の眉毛に『豆』を植え込む荒業<まゆげビーム>を狙っていたんだ!!
だけど…
「小川さん…私と一緒でよかったですね…やってちょうだいNo.6!!!」
『愛スル人ォはコハルダケェェェェ!!!!!オイッ!!!!!!!!!』
そして…あの人の変わりに私が叫ばせてもらおうッ!!
「シャボン玉あああああああああああああああああああッ!!!!!!!!」
私は先ほどの化学室での爆破の際、道重さんの放ったシャボン玉を二つほど
勝手にもらってきたのだ!!
No.6に頼み、小川さんと新垣さんの間にシャボン玉を一つ再形成させる!!
「「なにィィィィィィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」」
二人の叫び声をあげた。
そして…新垣さんの<まゆげビーム>の先っぽがシャボン玉に触れると…
ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!
「みぎゃああああああああああああああああ!!!!!」
「oiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiッ!!!!!!」
大爆発した。
う、うは…たった一発なのに、なんて威力なんだ。
小川さんが爆発の衝撃でこちらに吹っ飛んでくる。
「私の作戦としてはちょいとおおざっぱ過ぎるが…道重さんと協力してあげた
ダメージ1ってとこです!!新垣さん!!!!」
道重さん…あなたのハチャメチャな行動に対して…礼を言わせてもらいます。
グラッツェ!!さゆみん!!!!
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!
319 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/08(火) 18:26:59 0
ここまで!!
>>312 新展開乙!!!
あ、ベアリングを使う応用技、使わせてもらっちゃいましたッペコリ
ではまた今夜…ノシ
320 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/08(火) 18:32:13 0
>>319 1さん乙!
しかしまゆげビームは荒行ですねw
321 :
名無し募集中。。。:2005/11/08(火) 19:23:23 0
hoz
322 :
名無し募集中。。。:2005/11/08(火) 19:56:34 0
両人乙ッ!
そして保全タイムッ!
323 :
名無し募集中。。。:2005/11/08(火) 21:01:22 0
保全疾走
324 :
名無し募集中。。。:2005/11/08(火) 21:35:45 0
ほぜん・・・疾走だと?
325 :
名無し募集中。。。:2005/11/08(火) 22:28:49 0
貴様の保全などとうに見切っておるわー!
326 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/08(火) 22:30:52 0
銀色の永遠 〜車と女A〜
―スポルトマティク―
ティゥリトゥリトゥリラー ティゥリトゥリトゥリラー
心が弾む。
トゥラーリー ティゥリトゥリトゥリラートゥラーリー
飲んでいるよ。だが好きで飲んでいる訳じゃない。
こう寒いとアルコール飲んで暖を取らないととても我慢できない。
俺は相変わらず宿無しで過ごしている。
こう毎日ホテルだのなんので貯金も毎日減る一方だ・・・
いつまでこんな事を続けるつもりなのか?俺。
やり切れない気持ちをアルコールで流し込む。
ティゥリトゥリトゥリラー ティゥリトゥリトゥリラー
トゥラーリー ティゥリトゥリトゥリラー ティゥリトゥリトゥリラー
アー ティゥリトゥリトゥリラー ティゥリトゥリトゥリラー
トゥラーリー ティゥリトゥリトゥリラートゥーレリラー
調子の外れた鼻歌を口ずさみながら冬の街を一人歩く。
327 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/08(火) 22:31:47 0
今夜も冷え込むなぁ・・・
そう考えながら肩を窄めた俺は一台の赤い車に目を奪われた。
「こりゃぁ・・・どこの国の車だぁ?」
近づいて見てみてもなんだなかぁ・・
「Car・・・rera・・GT・・・?」
リアに付いているこれがこの車の名前なんだろうか?
「ちょっと!何をしてるンですかッ!?」
いきなり後ろから怒鳴られた。
俺は驚いて後ろを振り向く!
・・・・何だ?この若造が俺に怒鳴りつけたのか?
俺に怒鳴りつけた相手は一回りは年が下に見えるガキだった。
おまけに女を2人も連れて居やがる。
俺は別に車に何かしようとかそんな気持ちはないのだ。
「いや・・何するもなにも俺はただ珍しいと思ったから見てただけで・・」
「そうですか!じゃあどいて貰えますか?」
そういって俺を押しのけて車に乗り始めた。
・・・・・コラァ!このガキィ!!!!!!!!!!
シャキィィイーーーーン!
まぁ精々恥を掻きなよ王子様。
そう心の中で呟いて俺は踵を返した。
328 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/08(火) 22:40:45 0
今日はとりあえずここまでで
从o゚ー゚从 <おしまいで須藤!
保全組の皆さん!
いつもおつかれいなッッ!!!
329 :
名無し募集中。。。:2005/11/08(火) 23:00:30 0
乙ッ!
いたづらっ子菅沼
スポルトマティクってクレイジーケンバンドの曲だったのか
331 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/08(火) 23:10:50 0
>>329 これを口火に色々と大変な目に遭います
>>330 車の中でスポルトマティクを聴いた時にアイディアが
思い浮かんだのでそのまま使わせて貰いまった。
ちなみにタイトル「車と女」はKIRINJIの曲から!
332 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 00:11:38 0
ウンコ
ファミコンウォーズのCM見ると億泰のアニキのスタンドを思い出す
334 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 01:27:55 0
このスレを保全させていただきます
335 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 02:17:41 O
保全するたい
336 :
N.O. ◆NOa33zvC2s :2005/11/09(水) 03:03:24 0
>>76 荒木調は意識してる所もあるし無意識の部分もあるでしょうね
「音スタンド」は音楽好きなんで題材としてそそられるっすよ
>>77 億秦好きなんでうまいことハマったなと自画自賛
>>283 ニューオーダーシリーズの方はちとシリアスに傾いてるから
こっちはバカに振り切れようと覚悟したのね
鼻血が満開だはどうしても外せなかった台詞です
>>297 おこがましいけど荒木語録に迫るインパクトを出すのが目標です
小説なんて書くのこのスレがはじめてなんすけどねw
>>300 荒木調とジョジョネタと娘をいかにリンクさせるかってのが命題なんで
今回は楽しみながら色々盛り込んでみました
>>303 防戦一方からの逆転劇とかひらめきってジョジョの醍醐味の1つっすよ
幽霊とスタンドの関係は面白いですわ
それにしても198さんのは3作ともホラーで統一されてるのが分かりやすいw
では鋭気を養うのでこれにておやしみはむ
帰宅!!
ううう…ごめんなさい、今日はオナレそうにないっすorz
>>336 小川はリアルに億泰っぽそうですからねw
バカでギャグなんだけど実は強いヤツ、俺もそんな小川を目指したいもんだ…
密かになんみんさんの話が好きです
では俺もこの辺で…ノシ
338 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 04:47:13 0
この小説のえりりんも好きだーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
339 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 06:56:24 0
やれやれだぜ
340 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/09(水) 07:54:26 0
朝の桃子保全!!!!
341 :
なんみん:2005/11/09(水) 07:55:36 0
皆様乙彼佐馬乃介
>>337 やべぇ…忘れた頃にサプライズ!!dの一言じゃ片付けられん
面白い話を立て続けに書ける1さんを毎度毎度すげーなって思ってて
ある種リスペクトしてる相手からのこの一言はもうマジヤバイ宇宙ヤバイ
色々な人から労いや感想なんかをもらうとホント書いて良かったと思う
また長くなるとアレなんで以下は2作目をオナる事で応えましょう
じゃ今からなんみんコト難民954がうpるよ
342 :
難民954:2005/11/09(水) 07:57:04 0
銀色の永遠 〜無人島へ行こう!〜
「ありがとうございました〜!」
「うむ」
ペットショップを出て、買ったばかりの大量のヒマワリの種を見て微笑む。
ニイイイイイイイィィィィィィィィ…
ちょっとばかり怪しい笑顔だ。
新垣里沙は毎日が忙しい…。
朝からハムスターの『ビビちゃん』の世話に部屋&庭の植物達の手入れ。
家を出ると近くのコンビニでパンを買い、通学途中にあるぶどうヶ丘公園へ行く。
そこには小さなオリがあり、中の小動物達にパンをやる(本当はエサ遣り禁止)。
学校へ着くと真っ先に花壇へと行き、そこでまた植物達の手入れを始める。
彼女は園芸部員では無い。演劇部員である。教室に入ればまた然りである。
演劇部の部室にもいくつかの植木鉢が置いてあり、全て彼女が管理している。
まだ何も生えていない鉢もあるが、
いつか大きく育つことを期待しながら、日々丹念に世話をしている。
家に帰ったらまたビビちゃんと植物達の手入れをしてやる。
とにかく新垣里沙は毎日が忙しいのだ。
「何かを育てるという事は、自分を育てるという事にも通じるのだ」
ババババアアアアアアアアアアアンンンン!!!!!!
学校からの帰り道、いつも通り公園の中を歩いて行く。決して近道などでは無い。
こうして毎日動物達の営み、植物達の成長、季節の移り変りを眺めるのだ。
夜には恨みを持って死んだ女の幽霊が出るという噂もあるが、日中は平和そのもの。
公園の池の前に来る。自然公園であるので結構な大きさがある。
この池は特別何か楽しむものがある訳でも無く、定期的に手入れをされる程度で、
辺りに点々とベンチはあるが、普段からあまり人気は感じない場所だ。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
歩きながら横目で池をチラリと見ると何かいつもと違う。立ち止まり良く見てみる。
……むう…あれは何なのだ?
池のちょうど中央辺りに何かが浮いている。
こんもりと山の様に膨らんでいて、全体的に草が伸びて…島の様にも見える。
「今朝まではこんなものは無かったのだ。奇妙だニィ…?」
ガササッ!!
「むむッ…何かいるのだ。動物だろうか?」
ビーバーが小枝等でダムを作るというのは知っているが…?
「まさかそんなものはいるはず無いのだ…。不思議なのだ?
気になるので調べてみるのだ。飽くなき探究心が人を成長させるのだ」
ズシュゥゥゥゥン!!……バスッ!
ググググググググググググンンンンンンンンンンッ!!!!!!!!!!!
新垣のスタンド「ラブ・シード」で地面を殴る。
木は池の小島に向かって横にグングン伸びて行く。その先端に新垣は立っている。
「楽ちんなのだ」
小島の前まで到達するが、たったの5、6畳程の大きさの小さな島だ。
「むむ…何もいないな…身を隠す場所すら無い…気のせいだったか…?
…しかし…これは…人が乗っても大丈夫なのだろうか?」
興味次いでではあるが、浮島である事を考慮し片足を乗せ力を入れてみる。
ググッ!!
沈まない。どうやら地盤はしっかりしているらしい。
しかし、それだけになおさら疑問は深まる。なぜいつの間に?
両足を地に降ろす。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「な……何なのだこれはッ!!!!!!!!????????」
ザザーン……ザザーン……ザザーン……
左右に長く延びる砂浜に波が幾度も打ち寄せている。
わずかに草の生える平地もあるが、ほとんどは鬱蒼と茂る森林と言っても良い。
その木々達が前方にそびえ立つ山をすっぽり覆い尽くしている。相当な大きさだ。
……何かヤバイのだッ!?
慌てて振り返る。
「こ……これは……………!?!?」
眼前には、ただ荒々しくうねる大海原が遥か彼方まで広がっていた………。
足を踏み入れた途端に変わる景色…。
「むう…これはスタンド攻撃に違いないのだ。相手は誰か…?」
砂浜から辺りを見回しながら平地部分まで歩く。
「それと…一体どこに?」
この手のスタンドで遠隔操作は有り得ない。
恐らくスタンド使い自身もこの島に潜んでいるはずだ。
神経を尖らせながらゆっくりと歩いて行く。
「……………」
………
……
…
カサ
ドッシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンンンンンンンッ!!!!!!!!
一瞬にしてラブ・シードの蔓が森林の草陰に延びてゆく。
そして何モノかを絡ませた状態で戻ってくる。
「うわあァァーッ!!」
「捕獲なのだ」
ドサァッ!!
「おお、いででででッ……!!」
蔓で手足を縛った状態のまま横倒しにする。男だ。と言うより…おじさん!?
「な…何するだぁ…いでで…」
「貴様は何者なのだ。早くスタンドを解除するのだ」
「スタ…何だぁ…そらぁ?」
「とぼけるな。貴様こっちの様子をうかがっていたではないか」
「そらぁいきなりこんなトコ迷い込んで、訳分からんモンが来たら警戒するだよ。
…それより何だぁ!?手と足がくっ付いて動かねぇどッ!!」
!!!!!!!!
「むむ…それはどういう意味だ?貴様にはラブ・シードの蔓が見えないのか?」
「先からおめぇの言ってる事はよう分からん。おめぇ、おらを殺す気かぁ?」
シュルシュルシュル…
ラブ・シードを解除する。
「嘘は付いていないようだな。目を見れば分かるのだ」
……しかしそれでは誰が?
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
「おら遠見塚正宗っていうだ」
どうやらこのおじさん(マサさんと呼ぶ事にした)はいわゆるホームレスってやつで、
普段は公園で寝泊りしているのだが、いつの間にかこの世界に迷い込んでいたらしい。
「おら昨日の夜、誰だかに襲われただよ。やっとこ池んトコまで逃げてきて、
木の陰で隠れてたら寝ちまっただ。そんで目が覚めたっけこれだぁ。訳分かんね」
あらましを一通り話すととマサさんはそのまま地べたに寝転んだ。
「あの公園で寝泊りとは勇気があるのだ。あそこは幽霊が出ると聞くぞ」
「おらそういうモンは良く分からん。人間よか怖ぇモンなんか無ぇ」
「うむ、同意。ところで貴様…マサさんはこれからどうするつもりなのだ?」
「どうするったって…おらにはどうする事も出来ねぇだよ」
「あきらめの早い奴なのだ…ならば私が考えよう」
……むむむ…これは幻覚を見せられているのか?本体はどこにいるのだろう?
……しかし…島をまるまる再現しさらに普通の人間でも可視できるなど、相当のパワーなのだ。
……船を再現するスタンドなら演劇部の資料で見た事がある。恐らく攻撃範囲は狭い!!
「ならばッ!!ルアァァヴゥゥッ・シイィィィィィドッ!!!!」
バッコォォーンッ!!グングングングングングングングングンッ!!!!!!!!
瞬く間に数本の大木が伸びる!伸びる!伸びる!伸びる!伸びる!伸びる!!!!
一定に成長すると自ら根元から折れ!枝葉は切断され!整列され!蔓で縛られ!
そして……海に浮かべられる!イカダの完成だ!!!!
ジャジャァァァーンッ!!!!
スタッ!
イカダに乗り込む。
……これで攻撃範囲の外へ出れば解決なのだ。せめてその距離だけでも確かめなければ。
イカダに乗りチラとマサさんを見る。寝てはいないようだが横になって頭を抱えている。
……スタンドが見えない者を乗せるのはアレか…まあ後で助けに行けば良い。行くのだ。
遥か大海原へと乗り出した。
ザザーン……ザザーン……ザザーン……
島から次第に遠ざかる。
やや荒れる海上。陸地からの追い風に乗ってオールを漕ぎながら進んで行く。
「なかなかシンドイなこれは…」
そしてさらに進んで行く…。
ザザーン……ザザーン……ザザーン……
だいぶ進んだ様にも感じるが、一向に攻撃範囲の端に行き着く気配は無い。
遠くまで水平線が広がっている様に見えるが、どこかでその壁にぶつかるはずだ。
ザザーン……ザザーン……ザザーン……
「まだなのか…?そんなはずは無いのだッ!?」
……まさか…私は…このまま出られないのか…?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「ぉぉーぃ!!ぉぉーぃ!!…」
後ろから声が聞こえるので振り向く。
マサさんがこっちに手を振りながら叫んでいる。
……何を騒いでいる?自分を置いて勝手に行ってしまった事に怒っているのか?
……それとも水上を歩いている様にしか見えない私に驚いているのか?
「そんな事より…この状況はマズイ」
スタンドの限界が見えない以上、このまま漂流し続けるのは死につながる。
「も…戻らなければッ!!」
ポジションを変えてオールを反対側へ漕ぐ。
しかし、引き潮に加え強い向かい風によってまるでイカダは進まない。
それどかろかむしろ陸地は離れてゆくばかりだ。
「こ…これでは……」
「ぉ……!!………!!」
もはやマサさんの姿は肉眼で確認出来なくなりつつある。
「…ちと軽率だったか…これは非常にマズイのだ」
マサさんの姿が完全に見えなくなった。島が下の方から水平線に消えて行く……。
「…あ…ああ……」
ザザーン……ザザーン……ザザーン……ザザーン……ザザーン……ザザーン……
とりあえずここまで!!
風呂入ってきます。じゃノシ
wktk!
352 :
難民954:2005/11/09(水) 08:45:30 0
>>531 人みっけ!!ノシ
じゃ、短いけど続きうpります
353 :
難民954:2005/11/09(水) 08:47:10 0
>>351だった…orz
メンゴ
じゃ、気を取り直していくよ!!
もはや島も山の頂しか見えなくなっている。その内それも水平線に沈むだろう。
ニイイィィィィ…
「随分と離れてしまったな……ちと焦ったが、こういう時にこそ人の真価が問われるのだ。
落ち着けば何て事は無い。ノープロブレムなのだッ!!」
ガコンッ!!グングングングン…!!
イカダの中央部分の木から枝を伸ばす。それが大きく伸び、枝が広がり、沢山の葉を付ける。
その葉が1枚の布を織る様に重なってゆく…。
「帆を作ったッ!!帆船てのは海の上で向かい風を帆に受けるほど速くなるのだ。
『向かい風』なのだ!…さあ、風を受け進んで行くが良い」
ザザーン……ザザーン……ザザーン……
数十分後、新垣は再び島へ上陸した。
マサさんが慌てたように駆け寄って来る。
「お、おい、ネェちゃん、大丈夫か!?」
「ああ、少々無茶をし過ぎたが、まあ大丈夫ではある」
「おら起きたらネェちゃんが海のずっと向こういるもんだから不安になっただよ。
イカダさ乗って器用なもんだぁ。けんど、悪いこたぁ言わねぇ。海は危険だ」
「そうだな、別の脱出方法を考えねば…」
「やっぱ地に足着けねばなんねど」
「ああ……?」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「…マサさん今何と言った?」
「え、ええッ!?そんなの覚えてねぇだよ」
「イカダと言ったなッ!!」
「おお、その事か?言っただよ。ネェちゃんイカダ乗るの上手いもんだなぁ…」
「やはりッ!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
「マサさんがスタンド使いなのだ。間違い無いのだ」
ドッギャァァァァァァァァァァァンッ!!!!
マサさんがスタンド使いだと分かったのは良いが、肝心の本人の自覚が足りない。
そもそも無意識の内にこの島のスタンドを発動していたのだ。
「…やはり昨日の出来事が原因では無いのか?」
「分かんねぇだ。おらだた逃げるのに夢中で…」
「弓矢には見覚えが無いのか?」
「弓矢だか?何もまあそんな古臭いもん持ち歩く奴ぁいるかぁ?」
「そうか…まあ良い…」
……ホントは良くないのだ。なんて頼りないオヤジなのだ。
「しかし、自覚できたのであれば、いずれコントロールもできるだろう。
そうすれば自分の意思でスタンドは消せる。この島ともおさらばなのだ」
「そうかぁ…おらがなぁ…不思議なもんだぁ…」
「感心している場合じゃ無い。さっさと消すのだ」
「そんな事言われてもおら分かんねぇだ。そもそもそのスタンドってヤツも何だか…」
……ダメだこりゃなのだ。
ガックウゥゥゥゥンンンン……
「よし、スタンドを上手く操作するには思い入れも必要なのだ。名前を付けてやろう」
「名前だか?おらカッコえぇの期待するだよ」
「うむ」
腕を組みながら周囲を見渡し、何かそれらしい特徴を探す。そして、前方を指差す。
「裏側は知らんが、おそらくこの島のほとんどは山なのだ。あの山を見るのだ。
ちょうど左右に膨らんで双子山の様になっているのだ。そこで…」
「おっぱい山だか?」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「うぇっ!?ちょ、ちょちょっと、な、何言ってるんですかー!?そんなはしたない。
ム、ムリムリ、もうホントダメダメッ、そんなコト言ったらダメですよー!!」
まるで見えない何かを掻き消すかの様に、慌てて両手をバタバタと振り回している。
「おいネェちゃん、何だかしゃべり方が変わってきてるだよ」
「………下ネタは駄目なのだ」
「下ネタってあんたぁ…たかがおっぱいぐらい…」
「うぇっうぇっ!?ちょ、やめれ、あーあー、聞こえませんよー、あー聞こえません!!」
今度は両耳を塞ぎながら首を思いっきり振っている。
「…ネェちゃん…おもしれぇヤツだなぁ…」
「………からかうのはやめるのだ」
「……………」
「山の形が瓢箪に似てるのだ。小さい頃ばばちゃんに聞かせてもらった話を思い出したのだ。
確か…そうだ!!それで決まりなのだ!!
スタンド名は『ひょっこりひょうたん島』なのだッ!!!!!!」
バアアアアァァァァーーーーンンンンッ!!!!!!
「…もっとカッコえぇのは無ぇだか?」
「格好良いのだ」
358 :
難民954:2005/11/09(水) 08:57:56 0
今日はここまで!!
小春が言うようにガキさんはイイ人なんですよw
そのライトサイドのガキさんを表現したかったのです
明日は微妙なんですが明後日はオナれると思います
ではではノシ
>>358 乙ッ!!
はぶられっこの願い読みなおした次の日に新展開キター!!
下ネタで慌てるガキさんワロスwww
日本語名のスタンドって新しいな〜期待してます!
360 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/09(水) 10:13:45 0
>>358 難民954さん!乙!
これは・・・スゴイ話ですねッ!
期待しております!
361 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/09(水) 11:53:10 0
ギャグ100回分食前保全!
362 :
1:2005/11/09(水) 12:55:59 O
携帯から保ッ!
363 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 13:41:07 0
h
364 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 14:15:07 0
乙ッ!
さてどうなることやら
365 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 15:30:03 0
ほぜ
366 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 16:39:11 O
〜安全なオナニーのために〜
保全組
367 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/09(水) 17:26:22 0
368 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 18:09:26 0
ホゼリッシュ
369 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 18:27:31 0
そういえば中澤が卒業したのっていつごろ?
5期加入前だっけ?
370 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 19:03:21 0
2001年三月だな
371 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 19:15:22 0
そっか・・・ありがとう!
372 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 19:25:28 0
正式には4月じゃなかったっけ
373 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 19:44:51 0
とりあえず4期は中澤を知ってて5期以降は知らない
という設定の裏づけが欲しかったもんでオッケーです
374 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 20:05:03 0
おお新しいニストの予感
375 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 20:12:39 0
ゴメン・・・新しいニストではないっす・・・
376 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 20:17:08 0
このくそはげやろう!!!!
377 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 20:22:14 0
めけてー氏ね
378 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 21:05:34 0
ならば保全しよう
379 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 21:55:39 0
ホゼン
380 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 22:45:41 0
貴様の保全とやらを見せてもらおうか
381 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/09(水) 23:13:07 0
銀色の永遠 〜車と女B〜
酔っ払いを一瞥して車に乗り込もうとした
吉澤ひとみの背中に突然痛い位の寒さが走る。
「ウゥッ?な・・何だ?!」
突然の事に狼狽しながら背中を触ってみる。
無いのだ。
布地が消えて無くなっているのだ。
「これは・・・どういう事?・・・だ?」
困惑するひとみを里田まいは車に押し込む。
「その格好じゃ、見てるほうが寒いよ!」
そうひとみに告げると後ろに視線を送る。
「絢香・・・今の。見た?」
「ええ。あの男・・・イキナリでッかい『鋏』を出してよっちゃんに切り付け来た・・」
「てことは『敵』だよね。」
「YES!」
「じゃあオトシマエつけてこようか。」
そういってまいは絢香の手を取って高く上げた。
382 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/09(水) 23:14:39 0
「出ろッ!スタンピート&ダウンビートッ!!」
その声に連動して姿を見せた里田まいのスタンドは銀色の輝きを見せる。
「さぁ。絢香・・急ごう」
「焦らないで。まずはターゲットの動きを止めないと!」
「止める?」
「そう、止めるの!WOW×3!」
絢香の背後に黄色い人影が出現した。
人差し指を立ててターゲットへ標準を合わす。
「YESッ!」
パチィイィンッ!
WOW×3は右指を激しく鳴らす!
「うげぇえ!」
間を置かず革ジャケットの男は倒れた。
「よし!行こうか!」
まいは絢香の手を引き走り出しす。
スタンピート&ダウンビートは蹄鉄を高鳴らせて夜空を駆け出した。
383 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/09(水) 23:21:30 0
384 :
名無し募集中。。。:2005/11/09(水) 23:35:05 0
乙ッ!
385 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 00:11:14 0
今宵は人稲になりそうだな心配だ
386 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 00:52:47 0
ついにアヤカさんもスタンドを発現させたー。
アヤカさん頑張れアヤカさん
387 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 01:03:45 0
h!
388 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 01:32:00 0
ほぜm
まだまだほぜん
390 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 02:16:36 0
ここで保ぜるがいい!
391 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 03:22:34 0
ジョセフ
392 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 04:59:48 O
噴出窓側
保全するぜッ!!!!
394 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/10(木) 06:20:47 0
うわああやっちまった横になってオナってたらそのまま睡眠
二人ごと見てねorz
>>383 乙ッ!!
戦闘開始ッすね!!
「小川さん、大丈夫ですか?」
「oiiiiiiッてめー!!!!ワタシまでぶっ飛ばすつもりかコラァーッ!!!
寸でのところで能力を解除したからいいようなもののッ!!!」
「ならば結果オーライ、感謝して下さい」
さて、ここからどうしたものか…廊下がシャボン玉の爆煙の影響でけむい。
道重さんなら狙えばピンポイント射撃やらなにやらで、屋内でも多少はスムーズに
シャボン玉を扱えるかもしれないが、私のミラクル・ビスケッツには無理だ。
触れて割ったら爆発してしまうし、再形成させるだけで精一杯なのだ。
「く…前方がよく見えませんね…しかもこの空気の悪さだ…一酸化炭素中毒を起こしかねない」
「お、おい…小春ちゃんよぉおぉッ!そこの壁を見てみろ…ッ!!!」
「え?」
小川さんに言われ、壁に目をやる。
黒煙でわかりづらいが、目を凝らしてよく見ると…
「なにかが…動いている?ハッ!!?」
これはツタじゃないのか!?
しかも壁だけじゃない、天井にも何かがうごめいているように見える。
「ガキさんのツタだッ!!アイツ、ワタシたちをこの校舎ごと取り込む気だぜェーっ!!」
「バカなッ!!いったいどれだけのスタンドパワーを持っていればこんなことが…!?」
「この生命を生み出すほどのスタンドパワー!こいつァ…マジになってるゥゥッ!!」
何と言う事だ!!
我々のいるこの廊下にツタを伸ばし、このまま丸ごと捕まえる気だ。
「ゆるさネェのだ…生き物を大切にしねェ輩は…」
ミュルミュルミリュミリュミリュ…
「うああッ小川さん!!ツタが伸びてくるーッ!!!」
「FRIENDSHIP!!!!!!!」
ガシッ!!
「え?」
突然のことに困惑したが、小川さんが私を抱えて来た道を戻り始めた。
そう、お姫様だっこの形だ。
「こりゃ室内で闘う方が危険だなァァ…ッ!!」
「ど、どうする気ですか?」
「今は…」
「今は…?」
「逃げる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!
…ちょっと待てえええええッ!!!
「何ですかそれはッ!?」
「ここにいたらワタシらが不利なんだよoi!!このまま滑って
外に出るぜェェェェェェェイッ!!!!!!!!」
そして、私達の行き着いた先は…
397 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/10(木) 06:54:38 0
意地でもオナニー
では行ってきますノシ
398 :
なんみん:2005/11/10(木) 07:04:55 0
>>336 聴く方に関すれば、ジョジョは洋楽好きにはニヤリとさせられますね
ちなみに俺が「Domine quo vadis?」を知ってるのも音楽の影響です
>>360 dです!!
複雑な人間関係wを無視した話が書きたかったんですよ
じゃあ文字通り「奇妙な冒険」でもさせてみようかと
>>397 一足遅かったか…
おっは!!そして乙!!さらに行ってらっさい!!
俺の方はやっぱ今日は仮眠してすぐ出勤です。オヤスーノシ
399 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 09:23:21 O
危ないッ
400 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/10(木) 09:28:24 0
401 :
名無し保全中。。。。:2005/11/10(木) 10:36:45 0
保全すればよかろうなのだぁぁあぁあぁ!!
402 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 12:24:57 O
保全の流法
403 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/10(木) 12:38:09 0
なんちゅう保全をやってろぅYOU KNOW?
404 :
1:2005/11/10(木) 13:05:02 O
革命を起こすくらい
今週中に保全したい
405 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 13:42:47 0
前スレ83氏、乙!です!
吉澤の無茶苦茶セクシィな姿を想像して思わずハァハァしてしまうところでした
蹄鉄…?里田のスタンドはどんな姿なんでしょ、今後の描写が楽しみです
WOW×3は…、まさか素晴らしきあのお方だったらワロス
これからスタンド戦ですね、wktk!
1氏、乙!です!
よく考えたら小春は分解した物体を時間差で再形成できるって事ですよね
それは複数のモノでも可能なのでしょうか?だとすると4次元ポケット的な使い方ができそう…
新垣のゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!がコワス
続きを楽しみにお待ちいたします、頑張ってください!
406 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 14:56:48 0
1さん乙ッ!
新垣のスタンドは恐ろしいな
もしかすると落ちてしまうかと思ったけど
なんとか持ちこたえられたみたいで良かった・・・
特に
>>399と
>>402の両方には感謝!
407 :
名無し保全中。。。。:2005/11/10(木) 15:04:29 0
気合を入れて保全!
408 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/10(木) 16:09:22 0
帰宅!!
>>405 分解・再形成は複数でもできるんですが、一応脳内のしくみでは
No.1、2、3が分解して保持→No.4、5、6、7にパスして再形成
って感じなんで、でかいもの(車とか)は、再形成が一人じゃ支えきれなくて
落としてしまいますw小さいものなら問題なし!!
分解も分解で、小さいものならともかく、大きいものは一人でやると
分解しきれないので無理ですが、三人なら一瞬でミラクル!!
小さいものなら一人でもミラクル!!
でもここんとこの感覚微妙なんで、そこは見逃してw
余談ですが、生物も分解できますが、すぐ戻さないと死んでしまうので、
小春自身を分解するのは命がけという…裏設定があったり
…と長々失礼しますた!!それでは出かけますます!!!
>>399 >>402 ありがとうですッ!!
409 :
六部198:2005/11/10(木) 17:15:32 0
保全ついでにオナニー開始!
ちょっと今回はかなり微妙な話になるけど
どうしてもやりたかった話なので短くまとめてオナらせていただきます!
銀色の永遠 〜ジ・アンフォギヴン(トゥー)〜1
ある日、中澤裕子はぶどうヶ丘病院、533号室の前にいた。
「ん、ここやな・・・」
コンコン・・・
扉を叩くと中から「どうぞ」と声がしたので中に入る。
「あーーー!!中澤さんんんんんん!!!」
中澤の姿を見た少女が嬌声を上げる。
彼女は『石川梨華』
藤本美貴に大怪我を負わされ、おまけにカラスにもやられ入院中である。
「おう、久しぶりやな。人づてにアンタがここに入院してるって聞いてな、
まあ、意外に元気そうやな」
中澤は軽く右手を上げた。
「で、なんでそんな大怪我したん?」
「まあ・・・じつは・・・」
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
・
「はあ〜、アンタが二次審査員ね〜、成長したもんだ〜」
「いや〜、でこの有様ですからね、情けないですよ」
中澤が大げさに驚くと、石川は照れくさそうに笑った。
「で、演劇部はまだ続いてるわけか・・・」
中澤は急に真面目な顔になる。
「どうか・・・したんですか?」
それを見た石川が心配そうに尋ねた。
「え?あ、いや・・・別に・・・それよりもアンタ〜・・・・」
中澤は心中を悟られまいと、話題を変えることにした。
銀色の永遠 〜ジ・アンフォギヴン(トゥー)〜2
2日後・・・
中澤は、昨日取材の連絡をしておいた『ぶどうヶ丘高校』へ向かうべく
バスに乗り込んだ。
(よく切れるナイフを集めてる・・・その真意は一体・・・?
スタンド才能のあるものを『弓矢』を使って強制的に引き出す・・・)
揺れるバスの中、寺田のことをずっと考えていた。
もしかすると、彼は神に対し許されないことをしているのでは?
そして・・・『それ』に手を貸していた自分もまた、『許されざる者』なのではないのか・・・?
中澤の胸の中を罪悪感が蝕んでいた。
412 :
六部198:2005/11/10(木) 17:25:28 0
とりあえずここまで・・・
中澤は一度は離れたものの再び演劇部の歯車に巻き込まれてしまった
ということで「銀色の永遠」の名を使わせてもらいます
413 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/10(木) 17:40:09 0
414 :
N.O. ◆NOa33zvC2s :2005/11/10(木) 18:47:19 0
415 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/10(木) 19:00:12 0
>>414 NOさん!スゲェェ!!!
まとめのほうに幽霊夜話のBGMとしてちょっとやってみました。
アンフォーギヴンってメタリカのかな?
417 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/10(木) 19:41:28 0
銀色の永遠 〜車と女C〜
―スポルトマティク―
俺は突然、後頭部にテニスボールを打ち込まれた様な衝撃を受けてその場に倒れた。
直ぐに身体を起こして後方を見る。
・・突然の事に俺の意識は朦朧と・・・して・・・いるのか?
一瞬の出来事なんだが・・どうにも噛み砕け無いのでゆっくり行こう。
蹄の音が聞こえたんだ。ここ街中なのに!
聞こえた方向を見ると・・・何故か空中で・・・
それに乗っているのは先刻の車の女??
なんで馬が空を駆けている?
なんで?
良く見ればあの馬・・・首が無ェッ!!!
っつうか俺の所に飛び降りて来たァァアァァアァア!!!!!
ふ・・・踏み潰されるッッッ!!!!
「ま・・間に合え!スポルトマティク・チョップ・シザースッツ!!!」
シャキィイィイィィン!!!
418 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/10(木) 19:42:41 0
ちょっと山車!!!
419 :
六部198:2005/11/10(木) 20:38:59 0
う〜ん・・冷え込むな・・・
>>418 乙ッ!バトル勃発か?!
>>416 メタリカです寺田と中澤を象徴するものとしてつけました
420 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 21:34:42 0
ほぜんほぜん♪
421 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 22:09:13 0
ho
422 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/10(木) 22:09:29 0
銀色の永遠 〜車と女D〜
「ハイヨーォ!スタンピート&ダウンビートォッ!!」
まいのスタンピート&ダウンビートは軽く嘶くと前足を力強く空間に打ち付けた。
カッカロッカロッカロッカロッ!
『空間を踏み固める能力』を使い、蹄の小気味良い音を立てて空を駆ける。
カロッカロッカロッカロッカロッカロッカロッカロッ・・・・
まいはSピート&Dビートの首の有ったであろう場所の穴に手を突っ込みさらに上方へ軌道を変更する。
二階建てほどの高度まで駆け上がると大きくジャンプして踏み固めた空間を飛び降りた!!
「ハィイヨォオォォオォオオオッ!!!」
目標の革ジャケットに向かってSピート&Dビート+里田まい+木村絢香の質量が加速する!
ズシャァアァァァアァアァァアァァァアァアアッ!!!!!!!!!
土煙が夜空に舞い
蹄鉄の烙印は街道に深く刻みこまれた・・・・
がそこに標的の痕跡が無い!
「ひゃあぁああぁ・・・」
手足をバタつかせて革ジャケットはその場から逃げ出す。
「・・・何で避けれたのか知らないが!逃がすか卑怯者!!!」
「oh!yes!!あんな腰抜けは許しちゃ置けないッ!」
423 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/10(木) 22:09:53 0
カロッカロッカロッカロッカロッカロッカロッカロッ・・・・
「何なんだ?あの馬?もしかして・・俺の『スポルトマッティク』みたいな特別な能力なのか?」
カロッカロッカロッカロッカロッカロッ・・・・
「くそぉ!蹄の音が近づいてくる・・・・こうなったら俺の十八番ッ!!」
菅沼の右横に銀色に煌く『スポルトマティク』が翻る。
シャキィイィィィインッ!!
鋏の開閉音が響くと身体は吸い込まれ様に右に移動する。
吸い込まれた先には細い路地!
「三十六計逃げるが勝ちだぜッッッ!!!」
脱兎の如き速度でその身を路地に滑らせる。
手を伸ばせば追いつく所まで追い詰めたはずだったSピート&Dビート。
だが革ジャケットの急な横移動に対応できず追い抜く形で逃してしまった。
「道が狭すぎるッッ!!!」
ドグゥォオッ!!!
まいはスタンピート&ダウンビートの蹄鉄を路地の壁に叩きつける!
「人をいきなり襲ったり、逃げ失せようとする卑怯者がぁッ!」
「Be settiedown!また頭を打ち抜いて足を止めてやるから大丈夫!」
絢香の指は乾いた音を響かせた。
424 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 22:20:10 0
ふむふむ
425 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/10(木) 22:27:56 0
今オナ中なのでもう少し待ってて下さい!
426 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 23:17:16 0
遅漏だな
427 :
名無し募集中。。。:2005/11/10(木) 23:18:47 0
日本人はじっくりですからな
428 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/10(木) 23:45:18 0
銀色の永遠 〜車と女E〜
パチィィイイン
細い路地に音が響く。
絢香のスタンド『WOW×3』の能力が音を衝撃波に変える。
デジャグゥの様に衝撃波が革ジャケットに襲い掛かる。
ガイン!
「痛ェッ!」
衝撃波は菅沼には当たらなかった。
後ろからの追撃に備えてスポルトマティクを自分の背後にうろつかせていたのだ。
偶然だがそれに衝撃波に当たって直撃を防いだ形になった。
だが悲しいかな彼のスタンドには防御の概念が無く。スタンドに攻撃が加わればやはり痛いのであった・・
「ちきしょう・・・痛いじゃねぇかッ!」
絢香の方に振り向きスポルトマティクを構える。
「逃げるにしても・・・あの飛んでくる何かを使う姉ちゃんをどうにかしなきゃなぁ!」
路地に冬に風が抜ける。
「絢香。あいつこっちに向かって構えてるけど・・・・」
「Excellent!やる気が満ちてる感じね!だったら全力で行かないと!」
絢香は深く呼吸をすると爆竹の様に音を『造った』
音の弾丸が唸りを上げて路地に奔る!
429 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/10(木) 23:45:53 0
「おぉおおぉおぉおおぉぉぉおおおぉおおぉぉぉぉおおおぉぉおッ!」
煌きが軌跡を残し銀の鋏は開閉を繰り返す。
スポルトマティクに『断ち切られた』衝撃波は次々と霧散する。
「へへ・・・こんな事に能力使ったのは初めてだけど・・俺ってやるじゃん!」
菅沼は鋏を閉じて頭上で旋回させる。
「おらぁ〜。顎の姉ちゃん!アクビが出るほど退屈だぞぉ〜!!」
・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・顎ッ?」
「あの馬鹿ッッ!!禁句をッッ!!」
絢香の額に血管が浮かぶ・・・
ギャァアン!!!
「な・・なんかヤバイ雰囲気・・・・」
た・・確かに調子に乗っている場合じゃなさそうだな・・
そろそろ逃げたほうが・・良いな・・
「SHIT!・・・・調子に乗ってッ・・・だがそれも終わり・・・」
絢香のWOW×3は両手を前面に出して構えを取った。
WOW×3の掌からスピーカーが迫出てくる。
スゥッ!
ソレをゆっくりと交差させる。
「絢香!熱くなるなッ!!」
まいの忠告も絢香は届かなかった・・・
「共鳴重低音衝撃刃<ハウリンガー>!!!!!!!!」
WOW×3の掌から出る重低音。この二つを共鳴させた所から異常な振動が発生する。
言うならば音の振動のノコギリだ!
430 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/10(木) 23:47:07 0
振動は路地の壁を切り裂きながら標的に伸びる!
ビィイィイイィィィィィイイイイィイイイイィイイ
削られた粉塵が飛散する。
「ク・・・くぉおぉぉぉおおッッッ!!!スライド・シザースッ!!」
共鳴重低音衝撃刃<ハウリンガー>とスポルトマティクが接触する。
摩擦音が響く。
ギィヤリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリ
不快音が鳴り止むを大量の粉塵が路地を埋め尽くした。
431 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/10(木) 23:53:42 0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
「闘わないで逃げ出すなんて・・・なんて卑怯な・・・」
絢香は苦々しく歯を噛み締めた・・
粉塵が消え去った頃には革ジャケットの男の姿は無かった・・・
432 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/10(木) 23:55:19 0
お待たせしてしまいました
今日はここまで!
州*‘ -‘リ<今夜はこれでオワ梨沙子
433 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 00:02:43 0
乙ッ!
乙ッ!
やはりアゴは禁句なのかw
第三章「発覚」
─あたしは混乱していた。
あたしを助けてくれた見ず知らずの女の人が、なぜかあたしの名前を知っている・・・?
「えーっと・・・ど、どこかでお会いしましたっけ・・・?」
「うーん、どこから説明したらいいかな・・・。」
「・・・もしかして姉の友達の方ですか?」
「こういう説明とか苦手なんだよね、アタシ。」
・・・なんだか会話が噛み合ってないような気がする。
それによく見ると、この人服装がどこかおかしい。
もう秋だというのに、上はタンクトップ一枚に下はホットパンツという、
いかにも夏真っ盛りといった、およそ季節に似合わない格好をしている。
髪型はあたしと同じ上でまとめた形・・・ってそこはどうでもいいか。
「あ、あのー・・・あたしこれから行くところがあるんですけど、
用がないのなら、そろそろ失礼してもいいですか・・・?」
あたしがそう言うと、彼女は慌てて気づいたようにこちらの方を見た。
「あ、ゴメンゴメン。今ちゃんと説明するね。」
「希美はさあ、ドッペルケンガーって知ってる?」
「ドッペルケンガー・・・?」
・・・そういえば、確か漫画でそういう話がやってるのを読んだことがあるような気がする。
自分と姿も声もそっくりな人間が目の前に現れるとかいう・・・。
「アタシはね、まあ・・・つまり、それみたいなものなの。」
「・・・は?」
何を言ってるんだこの人は・・・。
「あの・・・もしかしてからかってるんですか?」
「・・・あ、違う違う。これは本当の話なの。
今すぐには信じてもらえないかもしれないけど。」
・・・確かに、あたしは中学では数学を除けば、成績の方はそれほど思わしくなかったりする。
が、しかし、いくらなんでもこの程度の嘘に騙されるほど馬鹿という訳でもない。
それに、まだ向こうの名前も知らないのに勝手に希美呼ばわりされてるし・・・
なんかムカツクなぁ・・・この人。
「・・・それに、ドッペルケンガーって、見たら早い内に本人の方が死ぬんじゃなかったですか・・・?
あなたが仮にドッペルケンガーだとすると、
それをちょうど今見ているあたしは、もうすぐ死ぬってことになりますよね・・・。」
「・・・・・・。」
彼女は明らかにしまったという顔をしている。
おいおい十年早いぞ、人を小馬鹿にするのは。
「・・・だ、大丈夫よ!あ、あたしはホラ・・・は、背後霊!背後霊みたいなもんだから!・・・アハハハ。」
「は・・・背後霊って・・・。」
ますますうさんくさくなってきた。どこか頭がおかしいんだろうかこの人。
「・・・じゃ、じゃあ・・・そ、そうだッ。」
と、彼女はいかにも思いついた、という顔をすると
あたしに向かい、嬉々とした表情でこう言った。
「あ、アタシはね、希美の考えてることがいつでもわかるんだよ。
具体的にどういうことを考えているのかまでは、詳しくはわからないけどね。」
「・・・は、はぁ。」
・・・なんだかもう疲れてきた。
命を助けてくれたのはありがたいけど、まさかこんな変な人だったなんて。
ていうか、最近どうも妙なことに多く巻き込まれてるような気がするなあ・・・。
「希美・・・あなた今、どこかに向かって急ごうと思ってるでしょ?当たった?」
「・・・・・・・・・・。」
「・・・・さっき言いましたよね・・・?これから行くところがあるって・・・。」
「・・・・・・。」
「そ、それにッ!さっきからうざいなーこの人。早く消えてくれないかなーって思ってるでしょ・・・ってちょっと待ってッ!」
やれやれ、これ以上付き合っていたらあっという間に日が暮れてしまう。
そう思うと、あたしはまだ後ろの方で何かを叫んでいる彼女を背にし、
亜依の家へ向かおうとした。
「ま、待って!ごめん言い方が悪かった!謝るって!」
どうやらまだ付いてくるつもりでいるらしい。
もう・・・鬱陶しいなあ・・・。
と、その時、道の向こうから高校生らしき若い男二人が、こちらに向かって歩いてくるのが見えた。
なにやら、あたしの顔を見ながらぶつぶつと何かを呟いているようだが・・・。
(・・・おい、本当にあの娘でいいのか?どう見てもまだ中学生にしか見えないぞ。)
(あの子で間違いない。写真の通りだ。)
(だけどよォ、・・・あんな小さな女の子相手にマジでヤッちまっていいのか?
それに一人無関係な女の人までそばにいるしよォ・・・)
(仕方ないだろ・・・やらなきゃ俺達の方がマズいんだからな・・・。)
二人組はあたしの目の前まで来ると、ちょうどそこで立ち止まった。
一方は明るいというか、少し軽い感じのする男であり、
もう一方はどこか寡黙な雰囲気のする男である。
どちらも中々のイケメンだが、うーん両方ともあたしの好みではないかな・・・。
あたしがそんなことを考えていると、軽い感じの方の男があたしに声をかけてきた。
「あー・・・すいませんちょっといいですか?」
「・・・・・・あ、はい。」
なんだろう・・・まさか道を尋ねられるとは思えないけれども・・・。
「えーっといきなりで申し訳ないんですけども、
僕らは高校で、手品同好会というものに所属している者達でして、
僕が相葉という名前で、こっちの少し堅物そうなのが松本と言うんですけども・・・」
・・・て、手品同好会・・・?
こんないかにもバスケ部やサッカー部に入ってそうな人達が、
なんでまた手品の同好会なんぞをやっているのだろうか・・・。
まあ、ナンパをしにきたとか、おかしな勧誘の類とかではなさそうだけれども・・・。
あたしが少し疑わしそうな視線を向けていると、それに気づいたのか、
相葉という男は困ったような顔をして、隣の男とまた何かひそひそと小声で話し始めた。
(・・・お、おい、なんかすげー怪しまれてないか?本当に大丈夫かよこの作戦で・・・?)
(・・・いいから続けろ。もう一人の女は俺がなんとかする。)
「・・・で、僕らは今、課外活動の一環として、一般の方にちょっとした手品を披露して、
評価してもらうって感じのことをやってるんですけども・・・
・・・よかったら試しに一つ見て行ってもらえませんか?お金の方とかは全く必要ないんで。」
「おー、面白そうじゃん。見ていこうよ、希美。」
「・・・げっ!あ、あんた・・・いつの間に・・・。」
「さっきからずっと後ろの方にいたんだけどね。」
「おっ!そちらのお姉さんは随分と乗り気ですね?決して見ていって損はしないと思いますよ!」
・・・ま、いいか。本当にただ自分達の手品を見てもらいたいだけのようだし、
こいつよりはまともな人たちに決まってるだろうしね・・・。
「・・・じゃあお願いします。」
「・・・わかりましたッ!」
そういうと、相葉という男は持っていたバックから
何やら黒いシルクハットを取り出し始めた。
「・・・えー、手品にありがちなパターンとして、
よくこういった帽子から鳩をとり出すというマジックがありますが、
・・・僕の場合はなんとッ!ハンドパワーでこの帽子そのものを鳩に変えることができます!」
「おっ!そりゃすごいッ!」
・・・おいおい乗せられるなよ簡単に・・・こっちが恥ずかしくなってくる。
「というわけで松潤、ちょっと帽子持っててくれ。」
「OK。」
相葉という男は、松本というもう一人の寡黙そうな男に帽子を持たせると
何やら両手を帽子に向かい、妙な形に構え出した。
すると突然、彼の手の中に一本の細長い剣が出現した。
「・・・!?」
「ではッ!行きますよッ!せーのッ!」
ドスッ。
相葉が現れた剣で帽子を一突きすると、
帽子は一瞬にして一匹の小さな鳩に変化した。
「おーッ!す、すごいッ!」
・・・た、確かにこれは凄いかも・・・。
・・・い、いやいや騙されてはいけない・・・この女と同レベルになってしまう。
でも、突然手の中に出現したあの剣は一体・・・?
「すごーいッ!一体どうなってるんですか?その剣!」
「え・・・?」
と、あたしが今思ったことを、横にいた彼女がそのまま口にした途端、
相葉の表情がみるみるうちに凍りついた。
「・・・あんた今・・・なんて言った?」
「へ・・・?」
「お、俺のこの剣が、見えるっていうのか!?」
何をそんなに驚愕しているのだろう。
隣の松本という男もあたしたちの様子を見て少なからず動揺しているようだが・・・
「・・・えーっと、希美・・・普通に見えるよね、あれ?」
「・・・え?う、うん・・・み、見えちゃなんかまずかったですか・・・?」
相葉という男は神妙な顔でしばらく考えこんだ様子の後、
突然、ハッと気づいたような顔をして、あたしたちの方を見た。
「・・・松潤やべえッ!こいつら・・・スタンド使いだ!」
「・・・お前・・・少しは誤魔化すとか知らん振りするとかしろよな・・・。」
長いのでここまでです
スレ汚し失礼しましたッ!
443 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/11(金) 01:10:04 0
>>442 乙!!!!
背後霊…これが辻のスタンド!?
意思を持ったスタンドかッ!!!!!
嵐もイイ感じッスね!!続き期待してます!!
>>412 乙ッ!!
中澤中心のストーリーっすね!!
>>414 すげえええええええええええええええ!!
綺麗な曲だなあ…
>>432 乙彼!!
菅沼悲惨だなぁw
共鳴重低音衝撃刃<ハウリンガー>、名前カコイイ!!!
じゃあ俺もこれからオナります!!
今の話終わらせねばッ
444 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 01:11:07 0
乙ッ!久しぶりにNONSTOPさん新展開キタ-!
ということで俺もオナります!
銀色の永遠 〜ジ・アンフォギヴン(トゥー)〜3
学校に着いた中澤は、取材手続きをするため、事務室に入った。
表向きは『現代の教師と生徒の実態』
新聞記者という職業、おまけに事務員は昔と変わっておらず、
顔見知りだったので、すんなりと手続きを済ませることが出来た。
中澤は校舎の中に昔の面影を探しながら、職員室へと向かった。
「おー中澤じゃない!久しぶりー!」
職員室のドアを開けると、中にいた女性教師が声を掛けてきた。
「お久しぶりです、夏先生」
中澤は深々と頭を下げた。
「演劇部のコーチとして帰ってきたと思ったら、
またすぐにいなくなっちゃうもんだからびっくりしたよ」
「すいません、ちょっと急だったもんで・・・」
「それはいいとして、まさか新聞記者になってるとはね〜、
あんなに荒れてたのが嘘みたいね」
「ははは・・・」
中澤は返す言葉が無く、愛想笑いを返すのが精一杯だった。
「それより、寺田先生は?」
気を取り直して肝心のことをたずねた。
「寺田先生?多分演劇部の部室にいるんじゃない?」
「そうですか、ありがとうございました。じゃあ、これで失礼します」
中澤は再び頭を下げ、足早に職員室を去った。
銀色の永遠 〜ジ・アンフォギヴン(トゥー)〜4
中澤は部室の前までくると、深呼吸をして
扉に手を掛ける。
「あのー、何か御用ですか?」
後ろから突然声を掛けられ、振り向くとそこには一人の少女が
怪訝そうにこちらを見ていた。
「あ、いや・・・ん?」
よく見るとその少女はどこか見覚えがあった。
「あなた・・・どこかで会ったことある?」
「え?多分ないと思いますけど・・・」
少女はいきなりの質問に戸惑っている。
「で、お姉さんはどなたですか?」
「あ、ごめんなさい。私は中澤裕子。ちょっと寺田先生に用事があって」
そういって中澤は名詞を手渡す。
「あー、もしかして4丁目に住んでる中澤さんですか?」
「??」
「父が話してたことがあります」
「もしかしてあなた・・・エリックさんとこの娘さん?」
「はい、亀井絵里といいます」
自己紹介した亀井は、丁寧に頭を下げた。
偶然の出会いに中澤は、運命めいたものを感じると共に、
よくもまあここまで似たものだな、と感心した。
おう!名前変え忘れた!
銀色の永遠 〜ジ・アンフォギヴン(トゥー)〜5
「で、寺田先生は今いらっしゃるのかしら?」
本題にもどって中澤は亀井に尋ねた。
「いますよ、どうぞ」
そう言って亀井は、中澤を部室に入れた。
部員はまだ揃っていないのか他に2人しかいない、
やけに男っぽいのが一人いるな・・・と思ったが、そのまま亀井に連れられて
部室奥の部屋の前まで来ていた。
コンコン・・・
「亀井です、お客さんが来てますよ」
「入りぃ・・・」
中からは聞き覚えのある声がする。
亀井は「どうぞ」と手で中に入るように中澤に勧めた。
「失礼します・・・」
中澤は手に汗をかいているのを感じながら、一礼して中に入っていった。
そのとき、部室の入り口のほうから「ガラッ」と扉を開ける音が聞こえた。
「あ、もっさん!珍しいですね」
誰かがその人物に声を掛ける。
だが、中澤にはそんなことはどうでもよかった。
なかなか顔を上げることが出来ない・・・
勝手にやめた自分を、彼はどう思っているのか・・・
中澤の体が自然と硬くなる。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
銀色の永遠 〜ジ・アンフォギヴン(トゥー)〜6
「お〜!久しぶりやないか〜!寂しかったんやで〜!!」
そう言うと寺田は、椅子から立ち上がって両手を広げた。
そのあまりにも軽い調子に中澤は拍子抜けし、それと同時にホッとする。
「お久しぶりです」
「まあまあ、座りぃや」
寺田はソファーに座るように促した。
「あ、いや・・・すぐに済みますので、このままで結構です」
「そうか〜・・・ゆっくりしてったらええのに・・・」
寺田は心から残念そうに俯いた。
そのとき、中澤の耳に一瞬舌打ちする音が聞こえたような気がした。
「で、一体なんの用なんや?」
顔を上げた寺田は笑顔で問いかける。
「実は・・・以前から聞きたいことがあったんです・・・・・」
中澤は自分の鼓動が早まるのを感じていた。
450 :
六部198:2005/11/11(金) 01:34:07 0
ひとまずここで休憩・・・次から藤本視点になります
では1さんにバトンタッチかな
1さぁぁぁぁぁぁぁぁんッ!!!!
出番ですよぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!
452 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/11(金) 02:09:39 0
ちょ待って!!
もうちょい!!
チェック中。。。
「プール…ですか?」
小川さんの腕から下ろしてもらい、私は辺りを見回した。
50メートルの屋内プールか…25メートルのプールしか見たことのない
私にはとても新鮮に思えた。なんて大きいのだろう。
プールにはもちろん水が張っている。
おそらく、水泳部が使うからだ。今日はいないようだが。
「ちっ…さっきの爆破のせいか知らないけど、ポッケに穴空いちまったよォ…
ベアリング全部落としちまったぜィ。今追い込まれたらやばいなー」
「小川さん、一つお尋ねしますが…」
「あン?」
「どうしてプールなんかに?」
「ああ、たまたまァ」
…は?
たまたま?
「もう一回お訊きしますね。何故にプールまで逃げてこられたのですか?」
「oioi同じこと何回も言わすなよーゥ。偶然だよ、ぐ・う・ぜ・んッ」
こ、この女…ッ!!!!!!
「貴様…このミラクルエースをバカにしてんのかぁーッ!!」
「怒鳴るなって。あそこにいたらどっちみちやられてたサ。つーか、お前さっきから
礼儀知らなさすぎなんじゃねーか?バカだのアホだの貴様だの」
バカな…何も考えず行動したというのか…ッ!!!
新垣さんは…そんなことじゃ出し抜けない人だというのに!!!
ガシャ…ガシャン!!
突然の大きな音に、思わず出入り口である強化プラスチックのドアを振り向く。
木の…枝だ!ほれ見ろ!!
「新垣さんがッ!!もう追いついたというんですかッ!!」
小川さんのスピードについてきたとでも言うのか!!
「ガキさん…見かけによらずマジでやるみたいじゃねーか」
「どうするんです!?来ますよッ!!!!」
「と、とにかく距離をおくぜーッ!!小春ッ早く乗りな!!!」
「え、ど、どこに?」
「ワタシの背中だよッ!提供したげますよホラ!!」
うぅ、なにがなんだかわからないが…迷っている暇はない!!
私は小川さんの背中に飛び乗った。
おんぶ…という言葉はちょっと子供っぽいから使いたくない。
ミラクルな私には似合わない言葉だからだ。
「そりゃああああああああああんんんん!!!!!!!!」
小川さんがジャンプした…水面に向かって!!
「う、うわああッ何を…ッ」
「FRIENDSHIP!!!!!!!!」
サッシュウウウウウウウウウウウウウウウウンンンン!!!!!!!!
す、滑ってる…水面を滑っていると言うのか!!!
「ミラクル…おぉ…ミラクル!!!!」
私は思わず感嘆の声をあげてしまう。
「れいなが水面を歩けるって話を聞いてさァ…ワタシもチャレンジしたってワケですよ。
滑りながら右足が沈む前に左足を出すッ!!スゲーだろォッ!?な!!?」
「確かにすごいのだ。見かけによらず、マコはスピーディな動きをするな…」
すぐ背後から聞こえる声。
バカな!!こっちは水面にいるというのに!!!!
だが間違いない…この特徴的な声色は…ただ一人ッ!!!
「ニィ…」
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!
「うわあああああああッ!!小川さんッ!なんか追いつかれてます!!!!!」
新垣さんが、自らが作り出したであろう木の枝の先端であぐらを掻いている。
その爆発的な成長スピードは、小川さんの水上滑走のスピードに追いつくほど早い!!
「な、なんだコイツはッ!!うわあああああああああッ!!!!」
「小川さん焦っちゃダメ!!!」
「逃がすものか…スプラッシュ・ビーンズ!!!!!!!」
ヒュンヒュンヒュンヒュン…
新垣さんの乗ってる木の枝から、大量の『豆』が飛び出した!!
やばい…これに当たっちゃやばい!!
だが予想外なことに『豆』は私たちを狙わず、私たちよりも前方にあるプールの
グリーンベルトを打ったのだ!!
…ん?まさか…ッ!!
「小川さん止まって!!!」
グイィィィィィッ!!!
「ぐええええええええええええッ!!!首ひッぱんじゃあネエエエエエエエエ!!!」
ズリュリュリュリュリュリュリュリューン!!!!
前方に…木が横に生えてきた!!!
まるで水面ギリギリに架けられた橋だ!!
「oiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiッ!!!!止まれねェーッ!!!!!!!!!!!!」
「ちょ、ちょっと待…」
ガッツウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンンンン!!!!!!!!!!!
私の努力も虚しく、小川さんは水面に架けられた木に豪快につまずいてしまった。
まずい、けっこう飛び上がってしまったな…水面に叩きつけられてしまう…ッ!!
そして、着水する直前。
「だりゃああああああああああああああッ!!!」
バシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!
ゴ…ゴボボ…ッ!
小川さんが私を包み込むように抱いて、先に水面に叩きつけられたのだ!!
458 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/11(金) 02:35:57 0
ここまで!!
ではまた後で!!!
459 :
六部198:2005/11/11(金) 02:40:42 0
乙ッ!
小春の口調が変わる瞬間がいいな
「ぶふぁッ!!!」
私は水面から急いで顔を出す。
う…傷がプールの塩素にしみる…ッ!!!
そうだ、小川さんは…
バシャアアアアッ!!!
「ぶはーッ!!い、いてェーッ!!!は、鼻に水が…」
よ、良かった…大したことはなさそうだが…
この人、水面に落ちる直前に…私をかばってくれたのか?
新垣さん乗っている木の枝は成長を止め、プールに浸かる私たちを悠々と眺めている。
これはまずいぞ…ッ。
「勝負あったのだ…お前たちはもう、わたしのラブ・シードの射程距離に完全に入っている。
次の瞬間、スプラッシュ・ビーンズを身体に植え込んでやれるッ!…さぁどうするのだ?」
な、なんということだ…。
やはりこの人を出し抜くのは至難の業だというのか…ッ!!
「ガキさんよォ…ワタシは今な、すッ転んだ時、木に足をぶつけて
捻挫しちまったみてーなんだ」
小川さんが静かに話し始めた。
「けっこう立ってンのが辛かっただろうな。地上だったら。
ま、水中だからそんなことはないんだけどよー」
「…お前、何が言いたいのだ?」
悪いが新垣さんと同意見だ。
この状況でいったい何を言い出してるんだ…?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「わからねーなら教えてやる…運はこの小川麻琴に回ってきたってことだよーッ!!
行くぜェェェェェッ!!!FRIENDSHIP!!!!」
ドギュウウウウウン!!!!
緑色で、まるでフードを被っているかのようなスタンド!!
小川さんがスタンド『FRIENDSHIP』を発現させる!
「妙な動きをとるんじゃネェーのだッ!!わたしは上!お前たちは下なのだッ!!!!」
「だったら…叩き落してやるさ」
バッシャアアアアアアアアン!!!!!!!!
小川さんが、両手で大きく水しぶきをあげた。
そして、スタンドがその水しぶきに猛烈なラッシュをかけたのだ!!
「oi!!oioioioioioioioioioioioioioioioioioioioi!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パパパパパパパパパパパパパパパパパッ…
そして、スタンドの拳に当たった水滴は…
抵抗や摩擦を一切無くし、新垣さん目掛けて飛んでいく!!
「とくと浴びるといいさ…水滴の弾丸をよぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!」
「なあああにィィィィッ!!!スプラッシュ・ビーンズッ!!!!」
パパパパパパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンンン!!!!!!
抵抗をなくした水滴の威力は凄まじいものであった。
新垣さんの飛ばしてくる『豆』を打ち砕き、なおかつ新垣さんの乗っている
木の枝をも削っている。
豆はほとんどが水面に落ちてしまい、私達の身体には一つも着弾しない。
「ぐ、ぐう…なんだこの水滴は…い、痛いのだッ!!!!!」
「oioioioioi!!!どうした弱音かーイ!!?こっちは弾数無制限だがなァーッ!!!」
それは、例えるなら水滴の散弾銃!!
打った水滴はヒットすればよし、ヒットしなくても水面に着水し、自動的にリロード!!!
すごい…あの新垣さんが…手も足も出なくなっているッ!!!
「小川さん…あなた実はすごい人なんじゃないですかーッ!!!」
「oioi!!今頃気付いたのかよーゥ!!!!!!」
正直な話、さっきまではただのバカだと思っていた。
だが、許して欲しい。
小川さん、あなたは水面に落ちる直前で私を庇ってくれた。
そして…土壇場で強くなる人だということ今、私は知った!!!
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!
「た、たまらないのだ…うあああああああああああああああああッ!!!!」
ドボンッ!!!!!
新垣さんは水面に逃げ込むようにして落下する。
なるほど、水滴の弾丸をかわすために水中へエスケイプか…。
だがッ!!これで状況は五分五分のハズ…!!!
この勝負、勝てるかも知れない!!
ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッド…
464 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/11(金) 03:22:30 0
ここまで!!
ではお風呂いってきます〜またあとで!!
465 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 03:34:34 0
1さん乙です
466 :
なんみん:2005/11/11(金) 03:44:47 O
帰宅途中保
「ぶはっぶはッ!!おのれ…わたしを水中に引きずりおろした事…
後悔させてやるのだマコ…ッ!!!」
新垣さんが小川さんを睨む。
濡れた新垣さんに、普段の姿と違って何か色っぽいものを感じたのは
私だけだろうか?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「へへーんッ!自分から落ちたんだろうが!!てめェーはもうマトなん…ん?」
小川さんの動きが止まった。
ど、どうしたんだ?
モゾ…
「…ん?」
何かが私の足元で動いた気がする。
生き物?
いや、そんなわけない。ここはプールなんだ。
ニュル…
「いややっぱ何かいるッ!!?」
「な、なんだこりゃああッ!!足が動かなネェッ!!!なにかが絡まってきやがるゥゥ!」
うおぉッなんなんだこれは!!!?
この気持ち悪いヌメヌメ感、そして触れたときの不快感。
まさか…これは…いや間違いないッ!!
「海草だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!!!!!」
「言ったはずなのだ。お前たちはもう、わたしのラブ・シードの射程距離に
完全に入っていると!そして…油断したな!!マコ、お前が砕き叩き落していたのは
この海草たちの『種』だったのだ!!!!」
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンン!!!!!
なんということなんだッ!!
この人は…やはり一味違う!!
常に一手二手先に読んでいる人なんだ!やはり、何の考えもなしでは
彼女を出し抜くことは出来ないというのか…ッ!!
「さすが、わたしの『芽』なのだ…愛情を込めた分だけ、元気に成長してくれる…」
ニュルニュル…
「イヤだァァァァァッ!!いっぱい絡み付いてくるーッ!!!」
こ、これは気持ち悪すぎる!!思わず声に出してしまうくらいだ。
「畜生…ッ!なんで海草ごときに…ッ!!ワタシは…ワタシは負けネェーッ!!」
「マコ、往生際が悪いのだ。運命を感じて眠るのだ」
「テメーの見られたくない涙を見るまでは絶対負けねーッ!!!」
小川さんのペースも、もはや乱れてしまっている。
完全に、新垣さんの時間がやってきてしまったようだ。
どうすればいいんだ…このままじゃ負けだ。
考えろ…考えるんだ久住小春!!
−私は『ミラクルな大スター』になるんだろ?−
−なら『ミラクルエース』の私にしか出来ない事をやれよ−
「覚悟を・・・決める時です」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
470 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/11(金) 04:18:55 0
ここまで!!
あともうちょい!!!!
471 :
なんみん:2005/11/11(金) 05:09:55 0
>>198さん
「The Unforgiven T&U」…どちらも珠玉の名バラードだな、うん
>>N.O.さん
アーティストだ!びっくりした!
>>前スレさん
菅沼よ、お前は何をしたいんだ?w真相を早く知りたい!
>>NONSTOPさん
やべぇ、普通に面白い!この後バトルあるのかな?
>>1さん
は後で
俺も1さんの後のうpる
472 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/11(金) 05:23:32 0
いきます!!!
「新垣さん、一つだ!!」
私は高々と人差し指を立てて言った。
「…なんなのだ?」
「一つ…一つだけ教えて下さい…あなたのスタンドは植物ですよね?」
「…見ればわかると思うが」
「すると、それは一般人に見えないだけであって、特性としては普通の
植物となんら変わりませんね?」
「お前…何を言って…」
新垣さんが私を怪訝そうな目つきで見つめてくる。
それでも私は続けた。
「…変わりませんね?」
ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ…
「その『目』は…お前!!何かを企んでいるなッ!!」
「…気付くのが遅かったですね」
準備は…すべて整った!!!
これは自分の中での賭けになるが…これをやってやる!!!
「小川さんッ!あなたも腹をくくって下さいッ!!!!」
「な、なにをだッ!!?」
説明してる暇はない!!
今だッ!!!
「砕け!!ミラクル・ビスケッツ!!!!!!!!!!!!!!!!」
『女の子ナラアアアア!!!!!』
『誰デモ思ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!!!!!!!!!』
頼むぞミラクル・ビスケッツ!!!
今は三人しかいないけど…私はあなた達を信じているッ!!!
「ハッピーエンドスートリー!!!!!」
ズキュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!!!!!!!!!!!!
それは私が叫ぶと同時に起こった!!
「な、なんなのだ!!なにが起こったのだ!!!!?」
「oioioioioioioiッ!!何がどうなってんだッ!!水が…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「プールの水がねええええええええええええええええええッ!!!!!!!!!!」
バババババババババアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンン!!!!!
水だけではない。
制服が吸い込んでいた水分をも、消させてもらった。
制服はカラッカラに乾いている。
このプールという、大きな浴槽に溜まっていたすべての水分は、
全て私のビスケッツ二人が分解したのだ!
さすがに量が多いので、新垣さんと話をするという時間稼ぎを行わねばならなかったが…
やれやれ、うまくいったようだ。
そして、水分がなくなるということは…
「わたしの…わたしの海草ちゃん達がああああああああああああああッ!!!」
新垣さんが慌てふためいた。
それもそのハズ。
水分がなくなった海草は…すべて乾燥してヘタってしまったからだ!!
だが、まさかプール一帯に海草が生えていたとは…なんという成長力だろうか。
まぁ今となっては好都合だが。
「久住小春ッ…貴様なんということをするのだッ!!!」
「海草は水がなければ揺らぐこともできない…人間で言う骨抜きの状態ってヤツですか。
しかも、カラカラに乾燥した海草というのは…」
『コハル出シテイイ!?アーッアーッ出ルウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!!!!』
ボフンッ!!!
ミラクル・ビスケッツNo.6が、持ってきたもう一つのシャボン玉を再形成させた。
「よく燃えるんですよ」
よかった、二発持ってきといて。
道重さんがいなかったら…勝てない勝負だったな。
再形成された小さなシャボン玉が、乾燥した海草に触れると…
「やめろぉぉぉぉぉッ!やめるのだああああああああああああああああああッ!!!!」
ドカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンン!!!!!!!!!
新垣さんの叫びも虚しく、シャボン玉は爆裂した。
その威力はそれほど強いものでもなかったが、スタンドの海草を燃やすことぐらいはワケない。
シャボン玉の爆発で燃える炎もスタンドだしね。
火はあっという間に私たちを包んだ。
パチ…パチパチ…
「アチチチチチチチチッ!!!!!!!」
小川さんが飛び跳ねる。
私も実際、飛び跳ねたいほど熱い。
だが…勝負はまだついていない!!
「た、頼む…火を消して欲しいのだ…」
新垣さんのラブ・シード本体自体は木の人形のようなスタンド。
どうやら、海草から燃え移ったようだ。
プスプス…
新垣さんの身体から煙が立ち昇り始める。
道重さんと強力してあげた、ダメージ2ってとこだろうか。
「頼む…火を…」
「あなたほどの人が、命乞いですか?」
「そうじゃないのだ…わたしはどうなってもいいのだ…負けも認めよう。ただ…
この子たちをこれ以上燃やすのだけはやめてくれええええええええええッ!!!!」
そう叫ぶと、新垣さんが信じられない行動を起こした。
「oioioioi!!身体で…コイツ身体で海草に燃え移った炎を消そうとしているぞォッ!」
私はその姿に唖然としてしまう。
ここまで…自分の身を捨ててまで生き物を守り抜こうとする精神に私は心を打たれた!!
やはり…あなたはいい人ですね。
生き物を愛する姿は、この世のどんなものよりも優しいことだ。
この私の目に、間違いはないだろう。
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!
『コハルスマネエェェェェェッ!!!コレは俺一人ジャ支えキレネーッ!!!!!!!!!』
その時、No.6の悲痛な叫びが響いた。
支え…きれない?
なんだか明かりがちょっと暗くなったような気がして、天井を見上げると…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「oioioioioioioi!!!水が落ちてきてんじゃねーのかッ!!!」
「や…やっぱり無理があったか…ッ」
さすがにNo.6だけでは、これでけの量の水をうまく再形成することはできなかったか…
だが、ちょうどいい…火の始末になるだろうし。
「・・・・・・・・・・・・・」
「お、おい!こは」
ダッポォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンンンンンンンンン!!!!!!!!
くあああっ…きつい…!!
振ってくる水がこんなに重いなんて…ッ!!!
まさか…プールで溺れるとは思わなかった…この私が…。
でも…カリは返しましたよ小川さん。
ゴ…ボゲ…
バシャアアアアッ!!!
「ハァ…ハァ…死ぬかと思ったぜィ…それにしても…小春のヤツ、まさかワタシを
庇ったのか?余計なことしやがって…いきなり乗っかってくるからビビッたじゃないか」
「まぁ、サンキュー」
「ガキさーん、小春ーッ…二人とも返事なしかよoi…誰が部室まで運ぶと思ってんだ…
ワタシだってひでぇ怪我してんのによォォォォ!!」
「…ま、いーか」
480 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/11(金) 05:42:50 0
ここまで!!
それにしても今回の話は長いな…
というわけでなんみんさんにバトンタッチです!!!!!
481 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 05:45:54 0
>>1 お疲れ様です
自分もここ数日連続夜勤なんでリアルタイムで読めるのがうれしいっす
482 :
なんみん@夜勤帰り:2005/11/11(金) 05:53:23 0
>>480 乙ですッ!!
ガキさん…俺の想像以上だwすごい!
残るは3人ですな。ようやくれいな登場か!!
2対1の状況でこんこんがどう戦う(?)のかが期待ですね
じゃ、ガキさんの別の一面をうpします
ラブ・シードで小屋を急造し、そこで休む事にする。
ただ丸太を四角く組んでドアも窓も無いただの吹き抜けだが、それでも居心地は悪くない。
「ちと暗いな」
ドサァッ!!
マサさんが自分の荷物を床に置いた。言ってみれば全財産なのだろうか?
「マサさんはどこの人なのだ?家は無いのか?」
「うんにゃ、家はあるだよ…おら、S市からもっと山の方の出身だ」
「何だそうなのか。ならばなぜそこへ帰らないのだ?」
「帰れん。おら家族に会わす顔が無ぇだよ」
この辺りでは働き口の無いマサさんは毎年首都圏へと出稼ぎに行っているらしい。
ところが今年は、騙され手持ちの財産を失い、勤め先もクビになり、住処も追われ、
まあとにかく散々な目にあったらしい。
こうして地元まで帰ったのは良いが、やはり意気揚々として出て行った手前、
いまさらどんな顔して帰れるのかと、これからの事を悩んでいるらしい。
「簡単なのだ。帰れば良いのだ」
「そら簡単過ぎるべ」
「いずれにせよ、今の状況では帰りたがっている私まで帰れないのだ…」
「そら困るべなぁ…」
……マサさんが一番困るのだ。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
「ネェちゃん、将棋って知ってっか?」
「はぁ?」
……突然、何を言い出すのだ?
「いやぁ、暇だからよ。知ってんならやんねかと思ってよぉ」
リュックの中からマグネット式のポケット将棋を取り出した。
「暇?…暇じゃ無いのだ。早くスタンド消すのだ。さっさと頭を忙しくするのだッ!!」
「まあまあ、慌てたって何も良いこたぁ無ぇ。リラックスだぁ」
……ここまで来るともうある意味大物なのだ。
カチャカチャ…
マサさんは一人勝手に駒を並べ、それから適当に駒を動かしている。
説明をしてくれている様だ。
「将棋っつーのはよぉ、駒を使って相手の王様さ追い詰めるゲームだぁ。
あっちゃこっちゃ動かしてよ、身動き出来なくさすんだぁ。
それさぁ詰んだって言うだよ。知ってるかぁ?」
「それくらいは知ってるのだ」
……そういや、高橋愛ちゃんが『詰んだ』とか言っているな。実は将棋マニアなのか?
「降参する時は投了って言うだよ。じゃやるべ」
「マサさん悪いがさすがにそんな暇は無いのだ。そんな事している間に日が暮れて…」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
慌てて外へ飛び出し、周囲を見渡す。
空に太陽が登っている………いや沈んでいる。明らかに先よりも位置が低い。
「このスタンドは日も暮れるのかッ!?」
……後数時間…暗くなっては何もできない。明るい内に何とかしなければ…。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
小屋の入り口で問いかける。
「マサさん何か明かりになる物はあるか?それと火ッ!!水ッ!!食料ッ!!」
「んだぁ?…少しずつならあるなぁ。ホームレスは町も島も大して変わらん」
「水もあるのか?」
「ん…水はさすがに無ぇなあ…」
……それが問題なのだ。人の暮らす場所との違いは正にそれだ。
……「簡単に飲み水が手に入れられるか?」だ。
再び駆け出し、海岸で水をすくい舐めてみる。
「しょっぱい……しかし、とてもスタンドとは思えないリアルさがある」
……スタンドの水でも何とか暮らせるのか…?
「……マサさん、今から水を調達しに行くのだ」
「今からかぁ?」
「日のある今じゃないと駄目なのだ」
……これはマサさんに島の事を理解してもらう為でもあるのだ。
「さて、ひょうたん島の探検なのだッ!!」
ジャッジャン、ジャジャッジャジャッジャン、ジャジャジャジャーン…♪
ガサッガサッガサッガサッ…
草を掻き分けながら歩いてゆく。
まず海岸線から川の河口を見つけ、そこから川沿いに上って行く。
「やはり上流でないとキレイな水は採れないのだ」
「んだなぁ」
さすが山育ちだけあるのか、マサさんは険しい道も割りと平気そうに歩いて行く。
むしろこっちの息が上がってきた。
「懐かしいなぁ。おらちっけぇ時よく山で遊んだなぁ。川で魚釣ったりしてよぉ」
このはしゃぎ様は本当に子供みたいだ。
「ほらちょうどこんな景色だったど!あの岩を登ると大きめの沢があってよぉ、
そこで魚釣りしたんだぁ。水もキレイでよぉ……おら達の秘密の場所だべ」
前方を指差しながら、まるで思い出を再現するかの様に同じ道筋を辿り、岩も登ってみる。
サラサラサラサラサラサラサラサラサラサラサラサラサラサラサラサラサラサラサラサラ…
森が開けたと思うと、はたしてそこに沢があった…。
大きく広がった水面は夕日を反射しキラキラと揺れている。
「おんやまぁ…あの場所とまるで一緒だべ。不思議なもんだぁ」
底が見通せる程の透明な水の中では、川魚達が優雅に泳いでいる。
「なるほど…」
「どうだぁ、ネェちゃんも感心するほどすげぇキレイさ所だろ」
「そうではない……恐らく、この島はマサさんの思い出の再現なのだ」
「おらのか?」
「そうだ。マサさんの故郷での記憶がこの島を作り上げているのだ。
どんなに年月を経ても、常に心には故郷の思い出が残っていたのだ。
色々辛い事もあっただろうが、故郷が心の支えになってたのだな…。
大丈夫。元々思い入れのある場所なのだ。きっと上手く操作出来る!!」
「……ネェちゃん…おらグッと来ただよ…」
487 :
難民954:2005/11/11(金) 06:04:54 0
すみません…とりあえずここまで!!
筆が遅い上に、また改行が多いって怒られた…orz
でもまだオナります
乙ッ!!
なんかいい話だなぁ
489 :
難民954:2005/11/11(金) 06:21:15 0
>>488 dです
このままいい話で終われればいいんですけどねえ…w
一応後半からはやや雰囲気が変わります
490 :
難民954:2005/11/11(金) 06:55:43 0
朝立ち野郎なんみんがうpるよ!
「むう…冷たくて美味いのだ」
岩場の方の湧水を両手ですくい取り飲んでみる。
……本当にスタンドなのかこれは?やはり本物と区別が付かないのだ。
その圧倒的な再現力に驚いてしまう。
「うわぁッ!!」
今度は声に驚く。
マサさんが手足をバタつかせながら奇声を上げている。
「な…何なのだ?」
マサさんは必死にズボンを両手で叩いている。よく見ると…数匹のアリが足に集っている。
……たかがアリくらいで人騒がせな…。
だがその数はだんだん増えてきており、やがて足を埋め尽くす程の数となる。
……さすがにこれは異常なのだ。もしや…?
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
ズルーッ!!…ドシャァッ!!
マサさんはついに足をとられて転倒する。
アリの大群はマサさんをそのままキャッチし運び去ろうとする。
「うわッ!!背中が気持ち悪りぃどッ!!」
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ…
「むう…このままではマサさんが連れ去られてしまうのだ。ラブ・シードッ!!」
シュルシュルシュルシュル……ガシッ!!
ラブ・シードの蔓でマサさんの足を攫み、そのまま引っ張る。
まるでカツオの一本釣りの如くにマサさんの体がこっちまで跳ねて来る。
「うおわッ!!いでで…」
「あのアリ…スタンド?……マサさんのスタンドとは無関係か…?」
「な…あれは何だべ…??」
「恐らく、私達の他にも誰かがいる…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「ラブ・プリズナー(愛の虜)ッ!!」
ガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサ…
新垣達を中心に蔦の網をまるで蜘蛛の巣の様に八方に広げてゆく。
「この網の結界内にいる者なら必ず掛かるはずなのだ。はたして…」
ピクン…
「キャッチ(捕捉)ッ!!」
一気に引っ張り上げる。周囲に広がっていた網も一方に集中して捕捉の力を強める。
「もう逃げられないのだッ!!」
ズルズルズルズル…
確かに手ごたえはあった。
しかし、網には何も掛かってはおらず、何かに食い破られた様な跡だけが残っていた。
「むむむ…逃げられたか……しかし一体何者?」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
「うわぁぁぁーんッ!!」
突然の叫び声。…というよりも泣き声。マサさんのものだ。
「突然どうしたのだ?」
「おら街で散々な目にあってやっとこ故郷に帰ったども、家族に会わす顔も無く、
ただ日がな公園でブラブラしてただけだぁ。
んで、やっぱここでもこんな若ぇネェちゃんに世話になりっぱなしだぁ。
でけぇ図体したおらが何してるべと思うと、何だか情けなくてよぉ…うぅっ!」
「泣くな。大の大人が」
「だどもよぉ…えぐえぐ…」
「こんな所で泣き言を言っている場合では無い。もう辺りは暗くなってきてるのだ」
空を見上げると、暗く深い紺色をした空に黒い雲が掛かってきている。
ポツ…ポツ…ポツ…
「………雨か?」
次第に雨脚が強くなり、否が応でも視界を遮ってゆく。辺りはさらに暗くなる。
「これはマズイな。水は確保できたのだから急いで帰ろう…さあ、マサさん」
「…ん…んだ」
結局、マサさんは帰り道もずっと泣き通しだった。
………そして夜が訪れた………
495 :
なんみん:2005/11/11(金) 07:07:32 0
とりあえずこの時間はこれでオシマイ
何かマウスの動きが悪過ぎ…パッド買おうっと
てな訳で皆さん(誰もいないけど)オナ済みなさいノシ
496 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/11(金) 08:55:15 0
皆さん!おはももち!!!
>>442 NO STOPさん乙!
嵐キターーッ!
>>480 1さん乙!
プールの水全部・・・は・・発想のスケールで・・負けたw
>>495 なんみんさん乙!
うぉおぉ!スゲェ先が楽しみ!
ニストの大活躍でウハウハですな!
497 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 10:52:59 O
基本的に全部、世界感が同じなら
〜銀色の永遠〜でいいと思うの
混乱するし
498 :
名無し保全中。。。。:2005/11/11(金) 12:01:46 0
保全なのだよ!
499 :
名無し保全中。。。:2005/11/11(金) 13:07:01 0
500 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 14:00:11 0
501 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 14:46:29 0
バァァアアアアン
502 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/11(金) 15:06:51 0
503 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 15:14:18 0
ポーズがジョジョっぽいなw
504 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 16:13:21 0
>>500 左上も実に奇妙なポーズだッ!それに水面に浮いていないかね?
はっ!
505 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 16:15:51 0
バルバルバル!危険な臭いを振り撒いて6部198が保全ッ!
1さん乙ッ!
新垣の精神に惚れたッ!
難民954さん乙ッ!
ほのぼのムードからなにやら不穏な空気・・・イイッ!
>>499 プロシュート兄貴が意外に人気なんすね
マサさん重ちーみたいだど
507 :
なんみん:2005/11/11(金) 17:37:01 0
ニスト&保全組のみなさん、乙彼さま〜ず!!
今日は会社(俺が)お休みなのでそこそこオナれます
既にちょっとだけオナってみたのでうpりんちょ
>>506 東北出身(しかも山)って事でナマリを入れてみました
おかげでマサさんの柔らかい性格が表現し易かったです
…実はマサさんは俺の知り合いがモデルです。トボケた所はそのまんまw
帰宅!!
>>495 乙ですッ!!
読んでていつも思うんだけど、なんみんさんの書く『方言』がウマー
前回のれいなに然り、今回のマサさんにしかり
>>496 ホント、よくここまでニスとが増えたもんだ
感激っすね!!
>>497 同意するッ
>>500 この藤本と小川、表紙っぽいねw
そして、読んでくれてる人&保全してくれてた人すべてに感謝!!
ザーザーザーザーザーザーザーザー…
「雨の内は…恐らくはあのアリのスタンドも襲っては来ないだろう」
あの小さな形状では雨の流れには抵抗できないだろうという理由からそう判断したのだ。
小屋の中、燃える上がる焚き火とまだ嗚咽の止まないマサさんを交互にを眺めながら、
未だ得たいの知れない敵への対応策で頭を巡らせていた。
しかし………
「おい、いつまでそうして泣いているのだ?」
「おらはホント弱ぇ男だぁ…一人じゃ何もできねぇ…」
「何を言う?ホームレスも楽では無いだろう。もっと自分の意思をしっかり持つのだ」
「おらこれからどうしたら良いのか…このままのたれ死ぬんだべか…?」
バアアンッ!!!!
「ふざけるなッ!!それでは私も死ぬ事になるではないかッ!!
自身の能力に囚われて死ぬなど笑い話にもならないのだッ!!
……良いか?マサさんは本当は強い人なのだぞ」
「………おらがか?」
ザーザーザーザーザーザーザーザー…
「そうだ。スタンドのパワーというのはその人の精神力に比例するのだ。
つまりこれだけの島を作り出すマサさんの精神力はとてつもないはずなのだ。
その源は何だ?故郷の思い出か?家族か?考えてみるのだ」
「おらの力の源…」
ようやくマサさんは泣くのを止めた。そしてじっくり考え込む…。
ポツ…ポツ…ポツ…
……雨が止んできたか…そうかッ!!
「この雨もまたスタンド!!天候はマサさんの心の動きを表しているのだ!!
マサさんが悲しめば雨が降り、落ち着けば晴れる!!
良いぞッ!!少しづつだがコントロールできているのだッ!!」
新垣は植物や動物達に接するのと同じ様に優しく語り掛ける。
「良いか?まずはイメージするのだ。自分が思い通りにスタンドを操っているのを!!
大切なのは『認識』する事なのだ。そしてそれを当たり前に感じるのだ!!
スタンドを操るという事は、できて当然と思う精神力なのだッ!!!!」
「当然だべか?」
「コーラを飲んだらゲップが出るように、カキ氷を早食いしたら頭がキーンとなるように、
それを当然のごとく思うのだ!!」
「風が吹いたら桶屋が儲かるようにだべか?」
「そうなのだッ(…本当は違うがまあ大体おっけーなのだ)!!
そうやって『認識』しさらに『当然』にするのだ!!」
「おら…やれるだべか?」
「うむ…マサさんは本当は強いのだから」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
すると突然…!!
ドガガガガァァァァァァァァンンッ!!!!
「うわあッ!!」
「む…!?」
突然の壁の衝撃音と震動!!慌てて外を窺うと闇の向こうから何か人影が見える…。
「雨が止んで、敵も動いてきたか…」
「またおらを攫いに来ただか…?」
「かもしれぬ。マサさんはここで待っているのだ。私が行ってくる」
「ネェちゃん一人じゃ危険だべ?」
「大丈夫。私は戦いには慣れている。マサさんは一人で将棋でも指してろ」
マサさんは恐る恐る訊ねる。
「ネェちゃん…なぜ他人のおらの事を助けてくれるんだかッ!?」
ニィィ…
「さあな…そこんとこだが私にもようわからん」
バアアアアァァァァーーーーンンンンッ!!!!
新垣里沙は仲間内から冗談交じりながらも『血も涙も無い女』と呼ばれる事がある…。
普段は生き物と自然を愛し、とても穏やかに日々を過ごし、
アカデミック(マニアック?)で落ち着いた印象の持たれる彼女だが、
過去の戦闘で見られる様な、非情で容赦のないやり方をしばしば批判される。
ケンカの相手を必要以上にブチのめし、病院送りにした者も数知れず…。
仲間を想うがゆえなのだが、キレると常軌を逸するのだ。人前で涙を見せる事も無い。
冷静と情熱が入り混じる…それが演劇部の『ガキさん』コト新垣里沙なのである。
「さすがに演劇部は一筋縄ではいかない連中ばかりだが、それだけに面白い。
敵も多く、本来の活動より戦ってばかりの印象の方が強いが…それもまあ悪く無い。
だがこれだけは断言出来る………確かに私は演劇部を愛している…」
まるで独り言の様に語り、入り口の方へと向かう。
「戦いは…辛くは無ぇのか?」
マサさんの一言に振り返る。
「人間生きていればな…」
そのまま話を続ける。
「苦しい事もあるだろう。悲しい事もあるだろう。
だが私達はくじける事は決して無い。
泣く事よりも笑顔でいる方が前進できるからだ」
「……………」
「行くのだ…」
新垣は出て行った。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
とりあえずここまでです!!
続きはまたいつもの朝勃ちだと思います
では他のニストさんにバトンタッチ!!
>>512の8行目ですが、
「人前で涙を見せる事もほとんど無い。」の方が良かったかな…
コト生き物に関しては優しい人ですし
515 :
六部198:2005/11/11(金) 17:59:14 0
乙ッ!
新垣かっけー!
では最後のうpを開始します
銀色の永遠 〜ジ・アンフォギヴン(トゥー)〜7
その日、藤本美貴は珍しく部活に顔を出すべく、演劇部の扉を開けた。
「あ、もっさん!珍しいですね」
中にいた新垣が声を上げた。
「うっさいな〜、そんなに美貴が来るのが珍しいか?」
「いや、何週間ぶりってかんじですよ!」
「はいはい、そうですか・・・どうせ美貴は幽霊部員ですよ・・・ん?」
少しいじけながら中に入り、何気なく奥の部屋を見ると、
亀井に案内されて誰かがそこに入っていく姿が見えた。
「亀井〜今の誰?」
「なんか、寺田先生の知り合いみたいですよ?何か話があるとか・・・」
「げ〜、今日寺田のおっさんいるのかよ〜・・・来なきゃよかった・・・」
藤本はあからさまに嫌な顔をする。
「で・・・、女の人みたいだったけど」
「中澤裕子さんっていう女の人ですよ、実は僕のお父さんの・・・ちょっと!なにしてるんですか!!?」
亀井の言葉が終わる前に藤本は、扉に耳をあて、盗み聞きをしようとしていた。
「ちょっと、まずいですよ!そんなこと!」
そういいながら亀井も扉に耳を当てる。
「まずい、とか言っておきながらお前もやってんじゃねーかよ!」
「うへへへ・・・そりゃ僕だって気になるし・・・」
その光景を見ていた新垣は「はあ・・・」とため息をついて、
窓際においてある植木鉢に水をやりに行った。
銀色の永遠 〜ジ・アンフォギヴン(トゥー)〜8
「・・・・・」
「・・・!!それって・・・・先生!」
寺田の声はほとんど聞こえないが、中澤の怒鳴り声のようなものが断片的に聞こえる。
なにやらあまり穏やかなではない様子だった。
二人はお互いの顔を見合わせ、首をひねる。
「・・・・・・・」
「あなた・・・一体・・・?・・・こ・・・・る・・・・・・・!?」
「・・・」
ガチャ・・・
突然扉が開き、中澤が出てきた。
二人は慌ててそこから飛び退いて彼女を見上げる。
「あはは・・・いや、ゴミがついてたから・・・
別に盗み聞きなんかしてないっすよ・・・」
藤本が苦しい言い訳をする。
銀色の永遠 〜ジ・アンフォギヴン(トゥー)〜9
「・・・・・」
顔色が悪く、気分が優れないようだった。
「あ・・・大丈夫ですか?」
「・・・・」
亀井が心配して声を掛けたが、
中澤はそのまま部室を出て行ってしまう。
無視した、というよりも聞こえていないかのようだった。
しばらくすると、寺田も部屋から出てきて、そのまま外へと行ってしまう。
「どこへ行くんですか?」
「ん?ああ、ちょっと出てくるわ・・・後のことは吉澤に聞きや・・・」
寺田は藤本にそう答えると、背を向け手を振って行ってしまった。
後を尾けてみようと思ったが、何故か体が動かなかくなり
黙ってそれを見ているしかなかった・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
TO BE CONTINUED…
519 :
六部198:2005/11/11(金) 18:07:48 0
釈然としませんが以上です・・・
やっぱ微妙だわ・・・
520 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/11(金) 18:10:13 0
難民954さん!!六部198さん!!
乙彼です!!!!
521 :
なんみん:2005/11/11(金) 18:11:55 0
>>519 乙ッ!!
うわッ!二人のやりとりがすごく気になるんですけど…
もちろん続きあるんですよね?
522 :
なんみん:2005/11/11(金) 18:12:31 0
>>508 お帰りなさい!!
一番の理由は各地方に知り合いがいるって事かなぁ…?
特に東北と九州は多い!!w関西にも友達がいる
別にこの人達から方言の指導を受けている訳では無いけどw
会話している内に何となく感覚が身に付く様な感じですね
どうでもいい様な事も含めて人間関係から学ぶ事は多いっす…感謝!!
僕がッ!
泣くまでッ!
君は殴るのをやめないッ!
525 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 18:21:34 0
>>520 前スレさん!!早速の修正ありがとうございまっす!!
526 :
六部198:2005/11/11(金) 18:29:07 0
>>521 続きか・・・実は考えてないっす・・・
寺田は中澤を追っていったのかそれともまったく別の用事なのか
どうなんだろ?
>>524 多分深くは知らない・・・と俺は思っています
そこは1さんの思うところがあるのでは?
呼んでくれた方々保全の方々感謝します!!
527 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 19:25:42 0
では保全組に戻ろうか
528 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 20:07:21 0
どす黒い保全空間
529 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 20:37:00 0
保全疾走
530 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/11(金) 21:20:58 0
銀色の永遠 〜車と女F〜
―スポルトマティク―
「ひぃはッ!ひぃはッ!!」
何とか・・逃げ切れたか?
派手に粉塵を撒き散らしてくれたお陰で助かったぜ。
それにしても初めて同じ様な『能力』を持っている合ったなぁ
まさかイザコザになるとは・・・まぁ俺が悪いンだけど・・・
・・短気は損気だな・・
軽く自己嫌悪を抱えながら『オーソン』にチョコレートを買いに寄った。
高い栄養が手軽に取れるこの上なく便利な食べ物だ。
198円を支払って『米次BLACKチョコレート』を買う。
ミルクは甘すぎて駄目だ!
さてとこれから何処をネグラにするか。
考えながら店のドアを開けた。
ガッ!
足が何かに引っかかった?
俺は派手に転んだ。
冬のアスファルトの冷たさを味わう。
叩き着けられた部分の痛みが冷たさで倍加する・・・・
531 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/11(金) 21:21:42 0
「いてぇーーーッ何すんだよッ!アァッ?!!」
ロン毛の男が喚き立てた。
「あぁ〜・・こりゃぁ折れてるなぁ・・どう責任とるんだぁ?」
「おい!どうすんだって聞いてるんだよォコラァ?」
・・・俺は数人のガラの・・いや頭の悪そうな小僧共に囲まれていた。
「おい?どう責任取るかって聞いてんだよ?」
ロン毛のガキが俺の襟首を掴んで引き上げた。
お前の足・・折れてんじゃなかったっけ?
「ほらぁ!答えてみろよォ」
後ろから蹴りを入れたヤツが居やがるッ!
「素直に誠意みせれば痛い目に遭わずに済むぜぇ。」
・・・・あぁ!そうかこいつ等は金が欲しいのか・・人から強奪しても・・・
稼いだ事も無いくせに・・・稼ぐ辛さも知らない小僧が
ふざけるじゃねェぞォォォォォォォオオオオオオオオオオッ!!!!
「スポルトマティクッ!」
シャキィン!シャキィイン!シャキィィィイン!
鋏の開閉音が響く。
ロン毛の鬱陶しい髪は一瞬で消え去りバッキリとした角刈りに変わっていた。いや変えた。
「これならバイトの面接にも1発で通るだろ?金が欲しかったら自分で稼げ!」
そういって短くなった頭をポンポンと叩いてやった。
俺って良いヤツだろ?
532 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/11(金) 21:22:22 0
「テメェ!フザケやがってェェェエ!!!!」
俺の目の前で銀色の曲線が走る。
ナイフなんて出すなよ・・・周りを見回しても、バットだナイフだ警棒だ・・・
・・・・こいつら・・・・頭悪過ぎだろ?
「ほら!どうしたビビってんのか?おい!」
いや、お前らの頭の痛さに参ってるんだよ・・・・
しょうがねぇなぁ・・やるか・・・
「しゃお〜!」
パッ!パッ!パッ!
小僧どもの凶器が根元から消えてなくなる。
「な・・何だ?これ?」
「なんとすいちょうけん!」
小僧の質問に答えてやった!どうだ!解りやすく答えてやったぞ!
「なんと?・・何それ?」
「・・・・北斗の拳も知らない世代なのか?」
これがジェネレーションギャップってヤツか?
なんだか俺は馬鹿馬鹿しくなって踵を返した。
「待てよ!まだ終わってねぇゾ!」
叫び声が響く。
「・・・・お前等はすでに・・・この場合はなんて言うべきか?」
小僧達は自分の服が四散しているのに気付くと一目散に逃げ出した。
「はぁ〜。俺は静かに過ごしたいだけなんだよ・・・頼むよ・・」
533 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/11(金) 21:24:18 0
事も無事に収まったな・・・さてと今日はどこで・・・
「コラァーッ!」
え?なに?俺?怒られた?
声のする方を向く。
何だ?あのショートカットの女の子か?
一緒に居る黒い髪の女の子もすっごく睨んでる!
「見たぞ!お前、スタンドを使って悪い事していたな?そんな事はボクが許さない!」
534 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/11(金) 21:26:22 0
とりあえずここまで!
乙ッ!
さゆえりキター!
またまた帰宅!!
>>534 乙ッ!!
菅沼ワロスwww
でもヤンキー追い払う姿にはなんだかやけにスッキリしますた
>>514 乙!!
ガキさんかっけー!!
ケンカの相手を必要以上にぶちのめす承太郎なガキさん
>>526 乙ッ!!
この話は何かの話の前置き的なストーリーだと思っていたんで、
続き是非書いて欲しい…
ちなみに俺はなにも考えてませんでしたorzスマソ
よし、これからオナリマス
537 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/11(金) 22:55:14 0
いくぜッ!!
〜田中れいな〜
さっき、ドカーンって化学室の方で何かが爆発する音が聞こえたと。
気になって行ってみたら化学室がふっとんで丸焦げだったばい。
…誰もいなかったと。
プールの方ですごく重たい水音がしたとよ。
気になって行ってみたら…誰もいなかったと。
ちょ、ちょ…闘いの痕跡は間違いなくあるっちゃ。
血の跡だって見た。
でもなんで?
なんでれいな、誰とも遭遇せんと?
「みんな、どこにいるたい…orz」
れいな、別に焼肉とかどうでもよか。
みんなと…みんなと部活動がしたいっちゃ!!
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ…
みんな、外にいるんだろうか?
気になって高等部の下駄箱を調べて見たが、みんなのローファーは
ちゃんと置いてあるたい。
うわッ!絵里の靴、フェラガモっちゃ!!
そういえば、お小遣いやお年玉を溜めに溜めて靴を買ったって話を
聞いたような覚えがあると。
まあれいなもドルガバのサングラス持っちょるけど…
なんだかんだで絵里はやっぱり年上たい。
れいなも早く高校生になりたいと。
美貴姉の靴はディーゼルかぁ…高校生はみんな随分いいもん履いてるっちゃ。
…なんだか無駄に歩き回った気がすると。
ちょっと休むことにするばい。
れいなは下駄箱の隅の段差に腰掛ける。
このまま『れいなの不戦勝』とかふざけた結果になるんだろうか?
それだけは勘弁してほしいと。
部活に来た意味がなか。
さっきも言ったが、れいなは焼肉とかどうでもいいと。
れいなはみんなと部活動がしたい、それだけっちゃ。
ザ…ザ…
「…お?」
誰かの足音ばい!!
誰かが校舎の中に入ってきたと!!やったぁ!!!!!!
上履きで外に出ていたんだろうか…とにかくやっと遭遇できたっちゃ!!!
おとめ組の連中だったら戦闘にはならないけど、一人でいるよりマシたいッ!!!
ガタッ…
向こう側で靴に履き替えた?
おかしいたい、美貴姉も吉澤さんも絵里も高橋さんも新垣さんも紺野さんも小川さんも、
靴があったし、全員上履きに履き替えているハズたい。
外から来て、靴に履き変えるなんてことがあるんだろうか…?
ザッザッ…
校舎の中に入っていくと。
靴で校舎の中に入るなんてありえない。
ということは…上履きに履き替えた?
これは部外者に違いないと!!
今日は演劇部が学校全体を使って活動するということで、演劇部以外の
生徒が学校に来るわけがなか。
じゃあ誰が?
演劇部以外の高等部の生徒が、なんで今日学校に来ると?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
541 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/11(金) 23:03:53 0
とりあえずここまで!!
ではちょっと海見に行ってきます!!!
542 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 23:13:00 0
乙ッ!行ってらっしゃい!
れいな・・・・
つーか誰が来たんだ?
543 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/11(金) 23:27:32 0
1さん!乙!
海か・・・海はいいなぁ・・・
海無し県だから余計にw
544 :
名無し募集中。。。:2005/11/11(金) 23:51:42 0
1「いや、なんかふと海が見たくなってさ…」
てか、れいなようやく登場だな…良かった
545 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 00:43:21 0
保全ッ!
そういや久住がやたら可愛かったな・・・
546 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 01:25:13 0
ジョジョスレ屈指の保全流法を見せてやるッ!!
547 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 01:43:21 0
れいなキタ
548 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 01:52:10 0
549 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 03:04:30 0
保全疾走
550 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 04:34:49 O
ほ
551 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 04:46:02 0
すみません…寝てました…orz
保全してくれたみなさんには感謝!!
このままじゃ今夜は寂しいので俺がうpります―なんみん
>>548 良いじゃないっすか!!
オセロなんか街のカラスって感じが出てるし
552 :
難民954:2005/11/12(土) 04:47:41 0
ザッ…
「ん?さっきからちょろちょろしてんのはアンタか?何だ…女かよ。
でさ、あのおっさんはどうした?そこにいるよね?」
外に立つ男は小屋を指差した。見たの感じでは20歳前後で身長は170少しだろうか?
頭髪を真っ赤に染めて、頂上部分だけ黒い髪がわずかに伸びてきている。
彼の足元には無数のアリ達がうごめいている。
「アンタ…引っ込んでなよ。俺、おっさんに用があるんだから」
「お前の様な奴が、マサさんに何の用事があるのだ?」
「あ?あいつは俺達に借金があるんだよ。勝手に逃げられちゃ困るんだわ。
借りたモンは返すのが筋ってもんだろうがよ…違う?」
「まあそうだな」
「やっぱアリの追跡能力はすげえよ!!ちと時間は掛かるが確実に相手を見つけ出す。
そしたらよ…なんとあのおっさんも矢に射抜かれてやんの、俺の目の前で。
……しっかしまあ、何なんだろうなあの紙切れ?」
「紙切れ?」
「ああ、何か写真だか絵だか分かんねぇけど、そっから矢が飛び出してよ…」
……何だ?先生では無いのか?あの矢は他にもあるというのか?
「ま、そんな事はどうでもイイんだわ…」
「なるほど…お前の話は大体理解した」
「だろ?じゃ、さっさとおっさん出しなよ」
「だが断る」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「な…何ぃ…?」
「借金の話は本当だろうが、どうせ人の良いマサさんを騙したのだろう?
…目を見れば分かる。お前は悪い奴だ」
「ぎぎぎぎ…アンタ後悔するぜ。良いのか?もっとよぅく考えてみなよ…」
「後悔は後でするものなのだ。今考えても仕方ないのだ」
「そうかよ…だったら…アンタから先にぶっ潰してやるよッ!!」
ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ…
「軍隊アリって知ってるかい?あのアフリカとか南アメリカにいるヤツよ。
常に移動しててよ、遭遇した生物の全てがヤツ等のエサになるんだぜ。こえーだろ?
…コイツ等は俺の軍隊アリだ。アンタを食い尽くしてやろうか?」
ザザアァァァァーッッ!!!!!!
黒に赤み掛かったアリの群れがジリジリと寄せてくる。
夜という事もあって非常に目視がし難い。
「むむ…沢で現れたヤツとはやや違うような!?」
「コイツ等は俺の任意で種類を変えられる。先のは偵察・捕獲用のニグラ(黒)だ。
このルベル(赤)はかなり凶暴だぜッ!!食われなッ!!」
ゾザジズジゾザゼジズゼザゾジゼズザゾザジズジゼゾジザゼズゼズゾザズゼザジゼ
ズゾゼザゼジゼザズジゾゼズザゾジゼジズザゾゼゾザゼズゾザズゼジズゾズゾゼジ
ゼズジズジザゾズザゾゼジザズゼザジザゼゾザジズゼザゾザズジゾザジズゾザジ…
ドッパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!
ラブ・シード本体の射程距離は短いが、植物達は数十メートルは伸びる。
ここはアリ達の未知の攻撃に備えて距離を置く。
「むう…ここまで来られたらマズイのだ。あくまで自分の距離なのだ」
ラブ・シードの木々でアリ達を薙ぎ払うが、そんなモノお構い無しに群れは突進してゆく。
「むう…アリは好きな生き物の1つ。ちと辛いがスタンドと割り切るか…」
ドガガアアアアァァァァァァァァーーンンッ!!!!
地中から巨大で不気味な植物が生えてくる。
大きな空洞に牙…その姿はまるで緑の口である。
「食虫植物ッ!!反対にお前達が食われるのだッ!!」
ガシン!!ガシン!!ガシン!!ガシン!!…
植物達がまるで腹を空かせていたかの様にアリ達を貪り食らってゆく。
しかしなにしろ大群だ。それだけではこの突進は止まらない。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
「無駄なんだってアンタ…それくらいで怯むアリ達じゃないぜ。
それに数十…いや数百アリ達をやったくらいじゃ俺にはダメージは無い」
男は余裕の薄ら笑いを浮かべる。
「だが私は攻撃を止めるつもりは無い!!ビビちゃんごはんごめんッ!!」
ポケットから何かの粒をバラバラと空中に放り投げる……ヒマワリの種だ。
その種から芽が出て、さらに加速を付けてヒマワリは空中で成長してゆく。
完全に成長し沢山の種を付けたヒマワリ達はグルっとその表面をアリ達に向ける。
「くらえッ!!サンフラワー・ガトリングシャワーッ!!!!!!!!」
ババババババババババババババババババババッッッッッッッッ!!!!!!!!!
スタンドと同化したヒマワリの中央部分にある種が勢い良く一気に噴出される。
ビスビスビスビスビスビスビスビスビスビスッ!!!!!!!!
アリ達にヒットし潰してゆく。さらに種をばら撒きヒマワリを成長させる。
「例えそれが地味で気の遠くなる様な作業であっても、決して退かないッ!!」
「ん…?」
男の小指にわずかに切り傷が付いて血が流れている。
「本気であのチンケな攻撃で俺を倒すつもりらしいな…」
あれだけの攻撃にも関わらず、アリ達の突進の勢いはまるで衰えを感じない。
「まったく無駄って言ってるのに…ねえ、もう逃げた方が良いんじゃないの?」
ニィィィィィィィィ…
「やれやれなのだ。逃げる必要は無い…お前があと一歩進むうちに倒すのだ」
「は!?倒す!?この俺をか??あと一歩で??アンタ馬鹿じゃないの??」
「ならば一歩進んでみるが良い」
「あ?そんなもん、何歩だろうがいくらでも………!!!!!!!!」
ググッ…グググッ……
「馬鹿なッ!!歩く事が…できないッ!!」
良く見ると足元から木…いや根が生えてきて足に絡み付いている。
それは完全に男の足を捕らえ、その場から動く事ができない。
「教えてやろう。植物は何も天に伸びるだけでは無いのだ」
「!!!!!!!!」
「終わりだ…必殺ッ!!まゆげビイィィィィィィムッ!!!!!!!!」
ドリュリュリュリュリュリュリュリュリュウウウウウンッ!!!!!!
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!!!!!!!!!
「ぐっはああアァァァァァァァァッ!!!!」
ドッギャァァァァァァァァァァァンッ!!!!!!!!
557 :
難民954:2005/11/12(土) 04:59:57 0
とりあえずここまでです…オナったあとでまたうpります
1さんはまだ海なのかな?
558 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/12(土) 05:29:18 0
>>557 今帰ってきました…
集団タイプのスタンドキター!!
しかも吉良のおやじをほのめかす存在…熱い!!
教えてやろう。植物は何も天に伸びるだけでは無いのだ
…カッコよすぎっす!
559 :
難民954:2005/11/12(土) 06:01:07 0
>>558 おかえりなさいノシ
時間が時間だしオヤスータイムかな?
おいらはもう少ししたらもう1回だけうpる!!
560 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/12(土) 06:22:16 0
>>559 いえ生きてます!!
俺もちょっとだけイキます!!!!
気になったれいなは、その姿を確認しようと下駄箱からそっと顔を出す。
…男子生徒ばい。
後姿だが、学ランを着ているのですぐわかったと。
一年の下駄箱から出てきたみたいだ。絵里とタメか。
なんだ…せっかく誰かと会えたかと思ったのに…orz
しかし…一年坊(と言ってもれいなの一個上だけど)のくせに、タッパあるっちゃ〜。
遠くから見てもわかると。確実に180はあると見た。
ザッ…ザッ…
あの兄ちゃん、どこへ向かう気なんだろう…
なんだかフラフラとおぼつかない足取りで歩いている。
…危ないと。れいなは遭遇してないとはいえ、この校舎の中ではきっとまだ
激戦が繰り広げられるハズたい。
ちょっと注意して、帰ってもらうとするね。
「ちょ。そこのあんた」
れいなが後ろから声をかけると、その人は振り向いた。
「…あァ?」
こ、こいつ不良っちゃ!
なんかガラ悪いし、学ランもやたら派手に改造してある。
ズボンも良く見るとボンタンを履いてるたい。
でも…。
「ぶっw」
お、思わず笑いが込み上げてきたと。
なぜれいながウケているかというと、答えはただ一つ。
ジロジロ…
「ん?俺の頭になんかついてるんッスか?」
この人…髪型が破滅的にダサいっちゃ!!!!!!!!!!!
これ、何十年前のセンスなんか?
いいと思ってやってるン?
「い、いえ…w」
さすがに声に出してそんなことは言えないので、誤魔化した。
ささ、気を取り直して、この兄ちゃんに注意するたい。
「あのっすね、今日演劇部がちょい大味な活動しとるけんね。だから今日はそれ以外の
生徒は来ないことになってるっちゃ。だから帰って欲しいと」
「ああ、いいッスよ別に。気にしねーッスから」
「気にしねーッスからじゃないと。れいな、意地悪で言ってるんじゃないとよ。
今、演習の真っ最中やけん、危ないっちゃ」
れいながそう言うと、その兄ちゃんはれいなに背を向け、また歩き出す。
聞く耳もたんといった感じばい。
こ、こいつ…れいなのことナメとーと?
「ちょ、待つと。れいなの言ってる意味、わからんとね?」
「わかるッスよ。でも、中坊の女に従う義理はないッスね。じゃ」
な…なんだこいつはああああああああああああ!!!!!!!!!!
ムカついたと。
今のすげームカついたと!!!
やっぱりれいなの事ナメてるばい、この兄ちゃん。
…こういう調子こいたヤツには、きつめに言ってやらねばならんね!!!!
「おいオメー!!止まれっつってんのがわかんねーのかダボが!!わかんねーなら
その耳の穴ゴリゴリとシャベルでほじってやるとよボケッ!!!!!!」
れいなは巻き舌になってその兄ちゃんの背中に向かって怒鳴りつけるが…
何も言い返してこないと…これはシカトってやつっちゃ。
シカトって…なんかすごく許せんばい!!!
「おいコラ!止まるっちゃ!!!じゃないとそのサザエさんみたいな
髪型刈り上げると!!!!」
ピキーン…
そう言うと、その兄ちゃんは足を止めた。
やっとわかってくれたみたいやけん、苦労したと。
でも、けっこう言いたい放題言い過ぎたやろうか?イライラしてたし…
ま、いいっちゃ。
今、学校の中にいるのは本当に危ないことっちゃ…むしろ感謝して欲しいと。
「あんた…いま俺のこの髪型なんて言った?」
「え?」
その兄ちゃんは、突然ドスのきいた声を出して言った。
「俺の髪型をバカにするヤツぁなぁ…誰だろうと許さネェー!!!!
誰がアトムみてーな髪型だ!!?あァ!!!?」
「え、そ、れいな、アトムなんて言ってないと」
「確かに聞いたぞコラァーッ!!!」
よ、様子がおかしいたい。
もしかしてこの兄ちゃん、れいなにキレとると?
なんだか…変なことになってきたっちゃ。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
565 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/12(土) 06:32:57 0
ここまで!!
ではオヤスータイムします…なんみんさんにバトンタッチ!!!
566 :
難民954:2005/11/12(土) 06:39:59 0
>>565 よっしゃ!!すぐいくぜ!!
仗助か!!何しに来たんだろ?
てか、れいなやばいんじゃないのかぁ!?
モロに攻撃を受け宙に舞う体。そして錐揉みしながら地面へと落ちる。
ドガァッ!!!!
「がはッ…!!ハァハァ……」
相当のダメージだが、それでも何とか立ち上がろうとする。
「う…ううッ…!!」
それは………新垣の方であった!!!!
「ば…ばかな…そんなはずは…!?」
「あはははははははッ!!!!ほら、良く見なよ」
先程まで自分が立っていた場所を見る。
その地面には直径10センチ程の穴が開いていて、周りにはアリ達がうろついている。
さらにその黒いアリ達が集合し、やがて人の腕を形成する。そしてこっちを指差す。
「そんじゃ俺も教えてやろうか。アリも地中を進むのは得意なんだぜぇ〜!!」
バアアアアァァァァァァァァァァァァンッ!!!!!!
「ついでにコイツも外させてもらうぜ。アルバ(白)!!」
男の足元にこれまでとはまた別のアリが現れる。白アリだ。
白アリ達は素早く木の根を食い破った。
恐らく、沢でラブ・プリズナーを食い破ったのもこの白アリなのだろう。
「俺はよ…この黒白赤の3種のアリを操ってんの。で、それぞれ役割が違うんだけど、
それぞれ割合を変えながら使い分けてるってワケよ。分かる?
『アビー・アド・フォルミーカム(蟻の元へ去れ)』ッ!!こいつらの名前だッ!!」
男はアリ達の形成する腕と同じ様にこっちを指差す。
「どうよ?ニグラ(黒)達のパンチの味は?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
穴からアリで形成された腕が伸びて肩が現れる。さらに大量のアリが出て来る。
顔が出る。そしてもう一方の腕、胸、腹、腰と続き、足が伸びて来る。
そして、ついには10センチの穴から見事な真っ黒な人物が現れ出た。
「俺はこの人型のヤツを特別に『フォルミー』って呼んでるんだ。
こいつはパワーがあってさ、こういう風に合体しちゃうとさらに強くなるワケ。
だけど、その代わりに移動できる距離が短くなっちゃうのが欠点だな」
声が近い。新垣がアリ達に気を取られる間に、男はもうすぐ側まで来ていた…。
「まあ、ここまで近付けば何でもできるわッ!!」
「くぅッ!!スプラッシュ・ビーンズ(鬼は外)ッ!!!!!!!!!」
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!!
素早く男の前に白い壁が立ちはだかる。
バリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!
豆粒弾は白アリで形成された壁に当たった瞬間に食い尽くされてしまう。
「ぬるいんだよ、アンタの攻撃は。もう諦めなよ」
黒アリの人型スタンドが構える。
「蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻
蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻
蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻
アリーィィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガアアアアアアァァァァァァーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!
新垣は再びボロキレの様に宙へと舞い上がった………。
ドッシャアアアアアアアアアアアァァァァンンンン!!!!!!!!
体が地面に叩き付けられる。
「ぐぐッ…」
ラッシュのダメージは大きい。それでも立ち上がろうと四つん這いで踏ん張る。
「これでも手加減してやったんだぜ。何故だか分かる?アンタが女だからさ。
アンタ、可愛い顔してさ…もう止めたら?なんなら俺の女にならない?」
そう言いながら、人差し指と中指、薬指と小指をそれぞれピタリと合わせた、
4本指のピースサインの様なものこっちに向けた。
「…ふ…ふざけるな……クソが」
「あ、そ。じゃあ死ね。一片のカスも残さずにさ」
人型スタンドがバラけて、今後は赤く変化する。
「ジ・エンドだね」
「………ッ!!」
もはや観念するしかなかった…。
その時である…
サアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァ…
雨上がりで曇り掛かった空が、すっと雲が晴れやがて満月が顔を出した。
月明かりによってボロボロの新垣の体が浮き彫りにされる。地面には血が滴っている。
……まだだ…まだ負けていない…。
ふと目の前に人影が現れる。敵かと警戒し身構えたがすぐに様子の違いに気付く。
そして、厚ぼったい皺だらけの手が差し伸べられその小さな体を抱え上げる。
「…ま…マサさん……」
「もう良いだ。しゃべるでね」
「私は…まだ大丈夫だ……」
「バカこくな。ネェちゃんは向こうで休んでろ」
マサさんはそっと新垣の体を木陰に下ろす。
「おらが戦う」
ジャジャァァァァァァァァンンンンンッ!!!!!!!!
571 :
なんみん:2005/11/12(土) 06:48:27 0
キリが良いのでここまで!!
まだ寝ないけど違う事しながら保全するね
1さん乙彼様〜!!
ではではみなさんノシ
572 :
なんみん:2005/11/12(土) 06:54:34 0
そうそうちなみにアリスタンドの名前はラテン語です
N.O.さんの幽霊夜話のアレにインスパイアされました!!
573 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/12(土) 07:01:56 0
結局続きが気になって起きててしまった…
>>571 乙です!!
アビー・アド・フォルミーカムつよッ!!白黒赤と使い分けかぁ
蟻蟻ラッシュワロタw
>>566 彼についてはれいな編でおいおい書いて行きますね!!
>>548 乙!!
カラスの画像を探していただけたなんてありがたいっす!!
てか中澤姉さんなんかエロw
それではこの辺で、蟻ーヴェデルチ保全
ついにマサさんの本領発揮だ
れいなと仗助も気になる
575 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 08:28:47 0
当然ですが「無人島へ行こう!」は吉良死亡以前になります保全
576 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 09:13:22 0
そういや1999年だから北斗の拳とは時期的にはかぶるね
そうか菅沼がここではレイなんだなw
じゃもうねるねるねるねなんみん
577 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 11:32:34 0
座ったままの姿勢で保全したッ!?
578 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 13:30:22 0
今までに保全した数を覚えているのか
579 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 14:04:38 0
両人乙ッ!
>>571 マサさんの本気を見せてもらおう!
なんか蟻の大群に襲われるっていう映画思い出した
>>573 仗助とバトルになるのだろうか?
展開が楽しみッ!
ちなみにレミー画像も探したんだけど見つからなかった・・・
580 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 14:06:15 0
れいなもトゥルトゥル言われると見境無くなったりして
581 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 15:00:17 0
トゥルトゥルな保全
582 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 15:06:38 0
とぅるとぅるとぅるとぅる…で、もう1つの人格が…
583 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 15:11:31 0
ドッピオがたくさんいるな
584 :
1:2005/11/12(土) 15:55:17 O
アク禁かかりますたorz
585 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 16:55:30 0
またとばっちりっすか?
586 :
1:2005/11/12(土) 17:13:02 O
そのようですorz
とりあえずバイトってきますノシ
587 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 17:47:22 0
合唱部ではなく演劇部ってところがきっと何かあるんだと1スレ目から思ってるんだけど
588 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 18:35:36 0
保全疾走
589 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 18:39:20 0
スターを目指すのに合唱部はありえなくないか?
590 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 19:18:22 0
とくに考えてなかった・・と俺は思っている
ミュージカルとかやってたから演劇部とか
591 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 19:26:00 0
なんとなく合唱部は地味なイメージがあるから敬遠したとか
592 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 20:20:55 0
保全疾走
593 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 20:52:41 0
保全だな
594 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/12(土) 21:13:40 0
銀色の永遠 〜車と女G〜
12月21日 夜半
「すっかり遅くなってしまったの!」
「本当だね。今日は色々ありすぎたから」
ボクとさゆは帰路を急いだ。
ボク達、演劇部は25日のクリスマス公演に向けて大忙し・・のはずだった。
だけど今日、いきなり先輩2人が大怪我をして入院騒ぎになってしまって
準備がさらに忙しいものになって今日の分も今迄掛かってしまった・・・・
不謹慎だけどこうやってさゆと一緒に入れる時間が増えたのは嬉しいな。
冬の夜空はボク達のぬくもりを奪っていく。
「ねぇ。何か暖かい物でも食べていこうよ。」
そう言ってボクはさゆの冷たくなった手を取って『オーソン』に急いだ。
『オーソン』の明かりが夜の暗さを紛らわす。
ボクは嬉しくなって明かりに急いだ!
突然、ボクの手が後ろに引かれる。
さゆが足を止めたからだ。
「あれ?なにやっているの?」
さゆが指差した所を見ると『オーソン』の入り口から離れた所で
数人がなんだか言い合いをしている・・・
いやな所に遭遇してしまったなぁ〜。
こんなトラブルには巻き込まれたくない、ましてやさゆと一緒なのだから余計だ!
595 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/12(土) 21:14:27 0
ボクは膨らんだ風船がしぼんだようながっかりした気分になっていた・・・・
が、すぐに状況の異常さに気付いた。
言い争いをしている中心の革のジャケットを着ている男の右手が銀色の光を放った。
「スポルトマティクッ!」
そう叫んだと思うとその銀色の刃物の様なもので切りかかった。
周りの男達はソレが見えていない!
「絵里!アレは・・・」
ボクとさゆだけに見えた『銀色の巨大な鋏』・・・
しばらくして男達は逃げ去り革ジャケットの男だけが残った
さゆの手がボクの手を強く握ってきた。
・・・・その強さがさゆの恐怖を物語っていた。
そうなんだ・・さゆのお姉さんはある日突然居なくなってしまったんだ。
もしかしたら、もしかしたらだけどああやってスタンド能力を使って暴れている
そんな凶暴なやつに・・・
ボクもあの革ジャケットの男に恐怖を感じていた。
昔、イギリスで大量殺人を犯した「切り裂きジャック」・・
それを連想させる・・・あいつの巨大な鋏・・・
ボクの呼吸が乱れる・・・
「 ヒャークマーミ ピートゥーパー」
ボクは御嶽に宿る神霊の加護を唱える
呼吸、呼吸を整えるんだ!
呼吸をみだすのは『恐怖』! だが『恐怖』を支配した時! 呼吸は規則正しく乱れない!
人間賛歌は『勇気』の賛歌! 人間の素晴らしさは勇気の素晴らしさ!
596 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/12(土) 21:15:01 0
ボクは恐れを薙ぎ払って革ジャケットに怒鳴りつけた!
「コラァーッ!」
革ジャケットはビクついたようにこっちを向いた。
ボクは溢れ出んばかりの正義の心を言葉に込めた!
「見たぞ!お前、スタンドを使って悪い事していたな?そんな事はボクが許さない!」
597 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/12(土) 21:16:13 0
ここまでで!
598 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 22:18:10 0
乙ッ!
599 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 23:04:23 0
今日はグレートに人がいないぜ
600 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 23:07:05 0
本当に人稲!
みんなニスト達が来るまでがんばろうぜ!
最近ラッシュが続いたからな
602 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 23:35:06 0
今日はれいにゃーず復活したしな
603 :
1:2005/11/12(土) 23:47:21 O
アク禁とれないよ(泣)
とりあえず前スレさん乙です!
なんで演劇部なのかというと
>>590さんの言うまんまです!
とりあえずこの話終らせたいのに…アク禁やだorz
604 :
名無し募集中。。。:2005/11/12(土) 23:49:25 0
605 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 00:33:22 0
携帯電話から行くしかないな
606 :
1:2005/11/13(日) 00:42:59 O
一応話は完結させた!
でもまだアク禁だ…ホントに携帯から行くしかないのかなorz
P2とは?
607 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 01:08:50 0
608 :
1:2005/11/13(日) 01:19:07 O
609 :
なんみん:2005/11/13(日) 01:42:23 O
とりあえず俺がオナる
610 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 01:44:46 0
新しいニストになっていい?
611 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 01:48:00 0
勿論だぜ
612 :
1:2005/11/13(日) 01:51:40 O
>>609 お願いします
>>610 もちろん!
今日は射精出来そうにないからひたすらオナってます
次出すときは今の話の完結編と、次回〜青春アミーゴ〜の同時出しでいきます!
614 :
610:2005/11/13(日) 02:05:25 0
じゃあ今日中にうpします
ジョジョは上級者だけど小説初心者なんで期待しないで下せえ
ここは俺含めて初めて小説書くような人多いんで気にしないでw
期待してます
616 :
1:2005/11/13(日) 02:36:40 O
そうそう
やりだしっぺの俺も小説書くのここが初めてですしw
てか、ここのニストはもしかしてみんな初めて?
617 :
なんみん:2005/11/13(日) 02:50:16 0
今帰ってまいりました!!
>>610さん!!
すごい!!また新たなるニストが…
なんかRPGでパーティーが増える様な感覚だなあ…1さんが勇者?
ちなみに俺も小説って形式では初めてですね…ではオナります!!
618 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 03:18:00 0
もしかして保守ですか?
YES YES YES YES・・・・・。
619 :
1:2005/11/13(日) 04:28:22 O
けっきょく今日はアク禁解除されなかったorz
では保全がてらノシ
なんみんさん、610さん、後はまかせたッ!
620 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 06:49:38 0
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
621 :
なんみん:2005/11/13(日) 06:52:43 0
気が付けば違う事してた…orz
人稲だけどうpります
マサさんが男の前に立つ。
「伊達さん…アンタか、公園でおらの事を襲ったのは?」
「たりめーだ。こっちも商売なんでね。
この伊達謙から逃げられると思ってるの?」
「金は払う」
「あ?」
「こうなっちゃあ、ぐだぐだ言ってらんねぇ。もう逃げも隠れもせんど。
ま、家族には迷惑掛けるけども、田舎の家と土地売れば何とかなるべ」
「なんだよ、随分拍子抜けだな。少しは抵抗してくれると遊べるんだけど」
「そんな事よりもっと大事な話さあるだよ」
マサさんは近くに転がっていた棒切れを拾い上げる。
「坊主…おらオメェを倒さねばなんねぇ」
「あ?坊主だぁ…?」
「坊主…オメェはおらの恩人にあんな大怪我をさせただ。しかも女子でねぇか?
それは許しちゃぁおけん。悪い子にはお仕置きをせにゃならん」
「は?金は払う、けど俺は倒す?バッカじゃねーの?意味分かんねーよw」
「これはおらのケジメの問題だ。おらは強くなる。ネェちゃんの為!!家族の為!!」
そして2メートル弱程しかない棒切れを前方へと構える。
「坊主…覚悟しろ」
ドッギャァァァァァァァァァァァンッ!!!!
「だったら先にお前が食われなッ!!ルベル(赤)ッ!!!!!」
伊達は手の平に赤アリ達を集めると、それをマサさんに向かって投げつけた。
てっきり地を張って来ると思っていたので、予想外の出来事に慌ててしまう。
「わわわわッ!!わッ!!わッ!!わッ!!!!」
棒切れを使って体中を叩く。まるで自分を攻撃している様にしか見えない。
「いでッ!!いでッ!!いでッ!!いでッ!!」
体中に細かい傷が沢山付いたが、大した数で無かったお陰で何とか凌いだ。
「あー、びっくりさすなぁ…」
「おっさん、腕見てみなよ」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
腕の内側部分にポッコリとイボの様に膨らんだ部分がある。
それは少しづつ上体の方へ移動している。その度にチクチクと痛む。
「こりゃアリだべか!?アリが腕の中に入っているどッ!!」
「油断したな。そいつはそのまま移動して、やがて心臓にたどり着く。
そしておっさん、アンタの心臓を食い破って出てくるだろうよ」
「うおおッ!?そら大変だべッ!!」
「アリは一匹でも恐ろしいぜぇ」
「うがあァッ!!!!」
「!?!?!?!?!?」
ガブゥゥゥッ!!!!!!!!グチュグチュグチュグチュ……ペッ!!ぺッ!!
なんとマサさんはアリのいた部分を自分の腕もろとも食いちぎってしまった!!!!
「おっさん…イカレてるの?」
「命よりは安いベ?」
「だったら今度はバリバリバリ…ドッパアアアアアアアァァァァ!!って出させてもらうよ」
赤アリの大群がの前に並ぶ。
「ほらヨーイ…」
「そうはさせんどッ!!」
バアァァァッ!!ガチャンッ!!
マサさんはビンを地面に投げ付けた。ビンは割れ、中の液体が地面に広がってゆく。
「ほぅらッ!!」
さらに火の付いたマッチ棒をその液体に投げる。
ボウッ!!!!ボボボボワァッ!!!!!!!
何と地面に炎が燃え上がり、伊達とマサさんの間を隔てる。
「おらの酒だべ。ちと勿体無ぇが仕方ねぇ」
伊達はニヤリと笑う。
「おっさん知らないの?スタンドはスタンドじゃないと倒せないんだよ。
まさかその酒はスタンドじゃないよね?無駄だよ」
……私のヒマワリはスタンドと同化したから意味があったのだ…。
……ただの火では駄目なのだ…マサさん…やはり私が…。
新垣も体は休んでいるものの、気持ちは休まらなかった。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
「無駄かどうかはまだ分かんねぇ」
「じゃ、くたばって理解しな!!ドンッ!!!!」
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!
赤アリの大群が一気に突進する。そしてそのまま火の海へ突っ込む。
「ほらッ!!俺にはダメージが無いッ!!それが無駄だという証拠…」
ドガアアガガガッガッガガガッガッガガガッガガガッガガアアアアンン!!!!!!!
……………
一瞬、何が起こったのか理解出来なかった。しかし、やや落ち着いて周囲を見ると…。
なんと…今まで炎があった場所には空洞があった…。
いや、正確には亀裂だ。地面が割れて大きな亀裂が走っている!!!!
「おめぇのアリンコ共は全部この裂け目に落ちちまっただよ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………ガシィィィィィンンンン!!!!!
再び亀裂が閉じ、元の状態に戻る。
「うおォォッ!!!!」
伊達は左腕を抑える。それでも袖口からは幾筋もの血が流れ地面へと滴る。
「あの火はオトリだ。どうやら沢山アリンコ潰れちまったようだべなぁ?」
「おっさん…なかなかやるじゃないか…」
……マサさん…確実にコントロールし始めているのだ…。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
グラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラ…
突然の地鳴りと震動。かなり大きな地震だ。
「坊主、分かるか?これはおらの怒りの地震だぁッ!!
おめぇに対する怒りだけで無ぇ。これはおら自身に対する怒りの地震だべッ!!!!」
ドッガアァァァァァァァァァァァンンンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
何と背後では山が噴火をし始めた!!山頂から溶岩も流れ出る。
「おらは何て情けない男だと腹が立って仕方ないだ。
いつもいつも泣き言ばかり言って、嫌な事には逃げてばかりいただ。
だども、それも今日でサヨナラだ。おらは生まれ変わるど!!おらは強くなる!!」
「下らねぇよ、おっさん。人間そう簡単に変われるものかよ?」
「おらホントは誰も傷付けたかぁ無ぇし、自分が傷付くのも嫌だ…。
でもよ、やっぱ生きてるとそうも言ってらんねぇってのがつくづく分かっただ。
坊主、おらおめぇを傷付けねばなんねぇ。これからも誰かを傷付けるかもしれん。
だから…おらも傷付くのを恐れねぇ…」
マサさんは今まで見せなかった真剣な…年季の入った男の眼差しで言う。
「おらが傷付けた人達の為、おら自身も甘んじて傷付こう」
バアアアアァァァァァァァァァァァァンッ!!!!!!
「ニグラ(黒)ッ!!フォルミーッ!!」
黒アリで固められた人型スタンド『フォルミー』が現れる。
しかし、これまでと違ってやや形が歪だ。先程の赤アリが潰されたせいであろう。
「もう小細工は止めだ。やっぱ基本形であるこいつで仕留めてやるッ!!」
ダダダダダダダダダダダダッ!!!!!!!!
フォルミーがマサさんに迫って来る。
「ほりゃッ!!」
ガガガーーーーーンッ!!!!
マサさんは再び亀裂を作り、スタンドを地中に落とし、すぐさまその亀裂を閉じる。
「二度も引っ掛かるなんて単純だべ」
しかし、伊達がさらなるダメージを受けている様子は無く、ヘラヘラ笑っている。
「わざとだよわざと。ニグラ(黒)にそんなもん通用しないよ」
ドバッ!!!!
マサさんの目の前にいきなりフォルミーが現れる。地中から出てきたのだ。
「蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻ーッ!!!!!!」
ドッパアアアアアアアァァァァンンンンッ!!!!
フォルミーのラッシュをモロに受け、吹っ飛んだ。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
グラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラ…
地震はさらに強くなり、後方では火山の噴火も激しくなる。マサさんの怒りの頂点か?
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「おっさん、言っておくが俺は男には…特にアンタみたいなおっさんには容赦しないぜ」
「ふん!…あのアリ人間が駄目なら、坊主、おめぇを倒せば良いべ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…ガガガーーーーーンッ!!!!
再び地割れ攻撃。しかし今度はスタンドではなく、本体である伊達に向ける。
だが、それも簡単にジャンプしてかわされてしまう。素早い反撃に閉じる間すらもない。
「あのさ、ゴゴゴのガーンじゃ、予備動作が長過ぎるんだよね。簡単に避けれるって。
貧弱!貧弱ゥ!ARRRRIIYYYYYY!!!!!!!!!!!!」
再びフォルミーのラッシュ攻撃を受ける!!
それでもマサさんは地割れ攻撃を繰り返す。その度に避けられ攻撃を喰らう。
その繰り返しばかりで、周囲は亀裂だらけになっている。
「なあアンタ、ただのおっさんがよ、一体何でそこまでして戦うワケ?
痛い思いまでしてやる意味あんの?もうイイ加減諦めたら?」
「この痛みは…」
「は?」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
「この痛みは!!おらが今までずっと逃げてきた痛みだッ!!!!
だが今度はもう逃げねぇ!!この痛みを受け入れ!!そして乗り越えるッ!!!!」
またもや地割れ攻撃。しかし、やはりそれも虚しくもかわされる。
「それしかやる事ないのかよ?」
「坊主…大人をなめるなよ…」
…ゾクゥッ!!!!
伊達は何故か恐れを感じた。いつの間にか、マサさんの気迫に圧されていた。
圧倒的に優勢なのは自分のはずなのに思わず冷静さを欠いた…。
「くそじじいがッ!!てめぇこそ老いぼれのクセになめてんじゃねぇぞッ!!!!!!
蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻
蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻
アリアリィィィィーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッパアアアアアアァァァァァァァァァンンンンッ!!!!!!!
再びマサさんは吹っ飛んだ。
ドシャァァンッ!!!!
ヤケクソの攻撃だったが、今まで最高の速さと強さを持ったラッシュ!!!!
もう何度マサさんは吹っ飛ばされただろうか?それでも立ち上がろうとする。
……マサさん…もうやめるのだ…このまま続けたら死んでしまうのだ…。
新垣も最早休んでいる訳にはいかないと感じた。
するとマサさんは立ち上がる事が出来ないのか、そのまま地べたにあぐらを掻く。
もうボロボロの状態で肩で大きく息をしながらも、伊達に強い眼差しを向ける。
「何だ、おっさん?フラフラでもう立てないってか?それともついに観念したのか?」
その問いに対してマサさんはニヤリと笑う。
「うんにゃ、立ち上がる必要は無ぇ。おらの攻撃はもう終わってるだよ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
631 :
なんみん:2005/11/13(日) 07:12:22 0
今日はここまでです!!
1さん今日はうpれるかな?
610さんも楽しみにしています!!
読んでくれる方や保全組の皆さんもdです!!
いきなりですがオヤスータイムです。ではではノシ
632 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 07:56:43 0
>>608 モリタポは買わなくても下の方にあるコッソリアンケートでもらえるよ
他の人にもらうことも出来るみたいだし
633 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 09:29:25 0
保全疾走
634 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 10:11:34 0
保全疾走
635 :
名無し保全中。。。:2005/11/13(日) 11:37:05 0
ハロモニ保全
636 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 12:23:26 0
URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
637 :
610:2005/11/13(日) 12:39:29 0
そんじゃあ行きま〜す
638 :
610:2005/11/13(日) 12:42:06 0
銀色の永遠 〜『噂』の転校生〜
「あ〜〜ダルイよな〜、月曜の朝ってのは…」
いつもの通学路、わたし藤本美貴は疲れていた。いや、身体はいたって健康だ。
っていうか最近気付いたんだけど美貴は意外とタフな女らしい。
普通の女の子がまずしないようなケガを何度もしながら普通に学校生活を
送ってるんだからな。ただそんなこともあって最近演劇部に対してちょっと
疑問を感じ始めた。寺田先生は一体何をしようとしているんだろう?
理由も知らないまま戦わされてそのたび大怪我していたらたまったもんじゃねー。
まあそれはいずれ確かめるとして…今はこの月曜の朝の憂鬱な気分を
どうするかが問題だ。
「よし!時間もあるしちょっと寄り道していくか!」
いつもの道を少し外れると街中にアイスクリーム屋「レインボー」が見えた。
この店は朝から営業しており、一部のぶどうヶ丘高校の生徒はここのアイスクリームを
舐めながら登校するのが憂鬱な月曜の朝の心の慰めなのだ。
「ちょっと値段は張るから毎日は食えないけどね〜」
そういいながら店の中に入るとぶどう校の制服の後姿が見えた。
おッあれは亀井だな。
639 :
610:2005/11/13(日) 12:44:35 0
「おいっす!亀井!」「あ、藤本さん!おはよーございまっす!」挨拶を交わし
ながらカウンターのアイスを物色する。
「やっぱアイスはここに限るよな〜、って!ストロベリー&チョコチップ売り
切れてんじゃあねーか!おまえので最後かよッ!」
「あ〜一番人気ですからね〜残念でしたね〜、でもここのアイスはどれも
美味しいからいいじゃないですか!」
「今日はストチョコの気分だったんだよッ!一口くれよ」
得られると確信していた物が得られない、これ程の落胆はない、
どうしてもコイツ(亀井)の一口もらわなきゃあ気が済まない。
「言うと思った…。いやですよぉ〜」
「いいじゃんいいじゃん」
「ダメですダメです〜ッ!」
「今日はストチョコって決めてたんだよッ!一口だけ!」
「あっ!こんなことしてる場合じゃない!今日は朝礼ですよ、藤本さん、
早く行かなきゃ!」
「え!?あ〜そうだったな…」これ以上粘ってもコイツは分けてくれそうもないし…
しょうがない…
「バニラ1つ下さい」
「ほら〜!遅刻じゃないですか〜!藤本さんのせいですよ〜!」
「うるせーおまえがケチだから悪いんだよッ!」
思いの他レインボーに長居してしまったようだ。学校に着いた私と亀井は
ダッシュで体育館に向かう。先生に謝りながら体育館に入れてもらうと校長が
話し始めてる。既に朝礼は始まっていたみたいだ。
640 :
610:2005/11/13(日) 12:46:17 0
生徒は学年ごとに分かれて並んでいるが、遅れてきた私と亀井は自分の
クラスのところに行けないので一緒に列の最後尾に並んだ。
「藤本さん、今日確か転校生が来るんですよ。噂ではそ〜と〜可愛い
女の子らしいですよ、いひひひ」
「何でおまえが嬉しがるんだよ…。そういえばクラスの男子がそんなこと
言ってたな、美貴にとってはどうでもいいけど」
「え〜本日よりこの学校に新しい仲間が増えます」ちょうどその時校長が話し始めた。
「あ、紹介されますよ!どんな子かな〜」
生徒達が注目する中、壇上に一人の女子生徒が上がり、こちらを向く。すると…
おおお〜〜〜〜〜ッ
男子どもがいっせいにどよめいた。
「すげーかわいくねぇ?」「ヤバイ、大当たり来たぜ!」
あちこちから喜びの声が聞こえてくる。
「うわ〜ホントにかわいい子だ〜、藤本さん見てくださいよ!」
「そんなにはしゃぐ程のもんかぁ?」
とは言ったが確かに、幼さを残しつつ整った顔立ち、背も低めでいかにも
男受けしそうなルックスだ。「可愛い」っつーのはあんな感じの女のことを
言うんだろう。まあ私ほどではないがね!
641 :
610:2005/11/13(日) 12:50:38 0
「今日から高等部1年に編入する『上戸 彩』さんです。」
「上戸彩です。みなさんよろしくお願いします☆」
満面の笑顔、そしていかにも「ブリッコ」という感じでその転校生が名乗った。
またしてもどよめきが起こる。
「上戸さんかぁ〜…声もかわいいなぁ〜」
「亀井…男子と同じ反応するなっつーの」
この転校生ちょっと亜弥ちゃんにタイプが似てるかも…。名前も同じだし…。
「ん…!?」その時わたしはある異変に気が付いた。
今何か見えたぞ…。上戸と名乗ったこの転校生の背後に…人型の何かが…!
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
まさか…この転校生…!!
642 :
610:2005/11/13(日) 12:54:30 0
とりあえずここまでです
全然話が進まね〜!どうやら自分は日常描写が好きみたいだ
とりあえずこの話終わるまで駄文にお付き合い下さいッ!
643 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/13(日) 13:06:57 0
>>642 610さん!乙!
&いらっしゃいませ!
新しいニストを心から歓迎します!
今、自分のPCが使えないのでまとめのほうの掲載は
遅れます。ご容赦をば!
では続きを期待しています!!
644 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 14:21:54 0
保全疾走
645 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 15:21:08 0
難民954&610の両人乙ッ!
646 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 15:29:05 0
>>610さん
乙です!!
日常描写は言ってみれば彩りですね
まだ導入ですが続きを期待しております
647 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 16:51:28 0
保全疾走
648 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 17:30:10 0
石仮面がいっぱい・・・
649 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 18:36:38 0
保全疾走
650 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 19:29:50 0
保全疾走ー!!
651 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 20:19:36 0
保全疾走
652 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/13(日) 20:34:13 0
銀色の永遠 〜車と女H〜
「おい・・君、なにか勘違いしてないか?」
革ジャケットはこの期に及んで言い訳をしようとしている・・・
「それに・・すたんど?何なんだ・・もしかしたら君も俺と同じ・・・」
「一緒にするなァッ!」
怒号が夜空に響く。
お前とボクが一緒?ふざけるな!!
「だから・・・俺の話も聞いてくれるか・・・?」
「オマエの悪事はマルっとお見通しだッ!」
バァアァアアアァンッッ!!!!!
「悪事て・・・」
ボクは革ジャケットににじり寄った。
「オマエがさゆのお姉さんや鈴美さん!舞波ちゃんを手にかけた犯人だろう!」
「絵里?そうなの?」
「あぁ!コイツのスタンドを見てピンと来た!スタンドは無意識の才能さ!
そのスタンドがあんな禍々しい形をしているんだ!コイツが杜王町の連続殺人鬼だ!」
「ちょっと待てよ・・・俺は・・・」
「こいつ・・・におうの!ゲロ以下のにおいがプンプンするの!」
「ああ!ボクもこんな悪党に出会ったことがない!こいつは生まれ付いての悪党だッ」
ボクとさゆの気持ちは同調した。
653 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/13(日) 20:35:27 0
風呂はいってきます!
乙ッ!
行ってらっしゃい!
655 :
610:2005/11/13(日) 20:48:26 0
前スレ83 さん、読んでくれた皆さんありがとう!感激ッす
少し出します
しかし亀井が両方出ちゃっててなんか変な感じw
656 :
610:2005/11/13(日) 20:51:49 0
「おい亀井ッ!今の見たか!?」
「え?今のって何ですか?」
「さっき見えたんだよ!あの転校生の背後にスタンドっぽいものが…」
「え〜!?見間違いじゃないですかぁ?」
「いや、絶対見えた」
しかしもう上戸はステージから下りてしまっている。特に変わった様子は無い
「とりあえず演劇部のみんなに伝えてみるわ、他にも見えた人がいるかもしれない」
昼休み…
どうやら転校生上戸彩は亀井と同じクラスらしい。
そして上戸にスタンドが見えたのはあたし以外にはいなかったようだ。
やっぱり見間違いか、でもなんか嫌な予感がする。直感だがあの上戸っつー女に
何かドス黒いものを感じる(決してかわいさに嫉妬してるわけじゃないからな!)
ちょっと様子を見に行ってみるか。
亀井のクラスを覗き込むと上戸の机の周りには人だかりが出来ていた。
ちゃっかり亀井もその中に混じっている。
「おい!ちょっと来いッ!」
「ちょちょッ!藤本さん!?何ですかいきなりッ!」
「オメーには警戒心ってもんがねーのか!あいつスタンド使いかもしれねーんだぞ!」
「それは藤本さんの見間違いでしょ〜?」
「だけど念のため放課後に臨時集会やることになったろーが!」
そう、演劇部はスタンド使いの可能性がある上戸彩ついての対応を決めるため、急遽集まることになったのだ。
「でも上戸さんってやっぱりいい人ですよ!外見だけじゃなくて性格も明るいし優しいし…
一緒のクラスになれて良かったなぁ〜〜」
657 :
610:2005/11/13(日) 20:54:55 0
「どうしたの亀井ちゃん?」
来た!上戸が近づいてきた。手っ取り早いのはこいつにブギートレインで殴りかかって
やればいいんだが…まだそこまでしなくてもいいか…
「あ、上戸さん!ほら、この人がさっき話した演劇部の先輩の藤本美貴さん」
「よろしく、ミキティって呼んでくれ」
「はじめまして!上戸っていいます!亀井ちゃんから話は聞いてますよ。
この学校の演劇部ってすっごい人気みたいですね。何でもこの学校のアイドル集団
だとか…上戸さんなら入れるよってクラスの男子に言われたんですけど…藤本先輩を
見て自信なくしちゃいました」
「そ、そう?う〜んそれもそうだね〜。あそこはオーディション厳しいからな〜」
何だ?こいつ結構いい奴じゃないか!
「上戸さんなら絶対入れるよ。僕なんかよりずっとかわいいし!」
「そんなことないよ〜!亀井ちゃんだってかわいいよ!藤本先輩はどう思います?
私かわいいですか?」
美貴こういうの苦手なんだよな〜、よく女同士でかわいいね、かわいいねって
言い合ってる光景を見るけど…正直虫唾が走る、美貴はそんな性格じゃあないんだよ
「まあ、いいんじゃないの?」
「そうですか…ありがとうございます!こんど演劇部見学させてくださいね」
上戸はそう言うと教室に戻って行ってしまった。
「ね、いい人でしょ〜?」
「う〜ん、あのブリッコ…本性を隠してそうで怪しいんだよなぁ〜〜」
「もう〜藤本さんは素直じゃないんだからぁ」
「おまえこそちゃんと部活来いよッ!疑いは何も晴れてねーんだからな」
658 :
610:2005/11/13(日) 20:58:07 0
放課後…
そろそろ演劇部の臨時集会だ、美貴が言いだしっぺの…。
しかし美貴はいま教室の掃除をさせられているッ!!そう、今日の遅刻の罰だ
「亀井も今頃やってんだろーな…」
「みんなも知っての通り今日の朝もっさんから『転校生がスタンド使いの可能性
がある』という連絡が入ったのだ」
演劇部部室…高橋、小川、紺野、田中、道重、久住、そしてずらり揃った部員を仕切っているのは
新垣理沙だ。部長を始め2年生以上が不在のため自ら議長を買って出たのだ。
「しかし肝心のもっさんと亀はいま遅刻の罰を受けているのだ。その間みんなにこの資料を渡しておくのだ」
「あぁん?ガキさん何だよこれ〜」
「麻琴、私語は慎むのだ、今から説明するのだ」
「これは私が上戸彩について調べた資料なのだ。学校を抜け出して上戸が
もといた高校があるS市まで行って調べてきたのだ」
「げーそこまでするかぁ!?」
「演劇部にとって仲間、もしくは敵になるかもしれない人物なのだ、
これくらい当然なのだ」
659 :
610:2005/11/13(日) 21:01:15 0
「上戸彩…裕福な家庭に生まれ小、中学校と成績優秀、持ち前のルックスと明るい性格で
常に学校のアイドル的存在だったらしい
しかし今から一ヶ月前、上戸がいた高校で美少女コンテストあった、当然上戸が
グランプリを取ると誰もが思っていたのだ。しかし結果は2位…どうやら上戸の人気を
妬んだ当時NO,2の女子生徒が上戸は男好きだの何だの根も葉もない噂を流し、
さらに組織票を使って自分を1位にしたらしいのだ」。
「その翌日…グランプリを取った女子生徒とその仲間数人が突然失踪。
一週間後全員無事に発見されたが、なぜか全員が顔面の皮をはがされていたという。
そして失踪中の一週間の記憶は全く無い、ということなのだ。」
部員達に戦慄が走る
「なーんかヤバイ予感がしてきたっちゃ…」
「絵里、大丈夫かなあ…心配なの」
田中、道重がつぶやく
コンコン!ガチャリ!
そのとき突然部室のドアが鳴った
「失礼しまぁ〜〜す!」
「待つのだ!今は取り込みちゅ…」
!!
「演劇部の部室ってここでいいんですよね〜?」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド・・・
(こいつは…ッ!! 上戸彩ッ…!!!何しに来たのだ…!?)
部員達が警戒の表情を浮かべる
「わたし演劇部に興味あるんですよ、少しお話聞かせてもらっていいですか?」
660 :
610:2005/11/13(日) 21:04:50 0
ここまで!
相変わらず話が進まねぇwまとめることの大変さを痛感してます
661 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 21:20:57 0
乙ッ!
細かく書くとどうしても長くなるよね
だがそれはそれで良しッ!!
662 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 22:24:57 0
むぅん!レッド保全!
663 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 22:56:08 O
タコス!
664 :
名無し募集中。。。:2005/11/13(日) 23:33:50 0
このまま保全だ!
665 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/13(日) 23:41:43 0
666 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/13(日) 23:42:18 0
お前達・・・・いいかげんにしろよ?」
革ジャケットから出る空気が変わった!
これがコイツの・・・殺人鬼の本性だッ!!!
ドドドドドドドド ドドドド ドドドド
「シャボンイールッ!」
ドギュンッ!
さゆのシャボン玉が戦いの口火を切った。
空間をシャボン玉が走る
「な・・・なんだ?コレ?これがお前の能力なのか?」
革ジャケットは怪訝な表情をしている。
何なんだ?この緊張感の無さは?
「スポルトマティク!」
そう叫ぶと革ジャケットの右前方に鋏が踊る
シャキィイィイン!!
・・・何だ?アイツ!今・・何を切ったんだ?
スィーーーーーー・・・
さゆのシャボン玉が右に反れる。
ボグォォオン!
吸い込まれるような勢いで壁に激突してシャボン玉が爆裂する。
「・・・・おい・・コレ・・シャレになってないぞ・・・
さっきの馬と顎の姉ちゃんもそうだけどな・・・」
ざわ・・・
ざわ・・・・
ざわ・・・・
「いいかげんにしろよぉおぉぉぉおおおおおおおおお!!!!」
667 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/13(日) 23:43:14 0
この雰囲気!この威圧感!!ボクの読みは間違いないコイツは・・・・・
「行けェ!サイレント・エリザベス!!」
ビュン!
「フン!遅い!チョップ・シザーズ!」
またもヤツのスタンドが虚空にハサミを入れる
サイレント・エリザベスはハサミを入れた場所に引き込まれ攻撃は空振りする。
やっぱりそうだ革ジャケットのスタンド能力は空間を切り取る事が出来るんだ!
「なかなか凄い能力だね!殺人鬼さん!だけどね。」
ドッゴオオオオォオオン!!!
革ジャケットは爆風を帯びて吹っ飛ぶ!
「わたしもいる事を忘れてもらっては困るの!」
「ボクを死角にしてのシャボン玉!さすがだね!さゆ。」
668 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/14(月) 00:07:05 0
―スポルトマティク―
い・・・痛ぇ・・・なんだ?何が・・起きた?
あのガキの能力を空間を切り取って引き寄せた・・
そしたらあのガキは大きく飛び退いたと思ったら・・爆裂するシャボン玉を喰らっちまった・・のか・・
俺は痛みを堪えて立ち上がろうとするが、痛みでぎこちない。
一歩間違えば同士討ちに為りかねない事を・・
「何なんだ・・・?お前等のその息のあったコンビネーションは・・」
「オマエの様な卑劣な人間には到底解らないだろうボク達の『絆』の力さ!」
言うねぇ・・・ボクよ・・・・
まぁ確かに逃げてばかりの俺にはな・・・人を信じるってのは出来ないなぁ・・
「フフフフ・・・アッハッハッッッッ!」
笑いが込み上げて来た。
「面白いモノを見せて貰った!だから俺も取っておきを見せてあげよう!」
そう・・・取って置きをな・・・
669 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/14(月) 00:13:58 0
今日はここまで!
1さん、難民さんスルー風味で申し訳ありませんでした。
今日は作業しょうとすると仕事が忙しくなっていたので
見てはいてもレス出来なかったので・・・
670 :
名無し募集中。。。:2005/11/14(月) 00:33:43 0
保全疾走
671 :
名無し募集中。。。:2005/11/14(月) 00:45:57 0
1さんはまだアク禁なのか・・・
672 :
六部198:2005/11/14(月) 01:42:36 0
突然ですが保全ついでに
またオナらせてもらいます!
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜1
「突然だがみうな、寺田のおっさんから指令だ」
吉澤は、鏡の前でダンスの練習をしていたみうなに声を掛けた。
「えっ?指令・・・ですか?」
「そうだ・・・」
みうなが向き直ると、吉澤は寺田から渡されたであろう紙を広げて見せた。
斉藤美海に命ずる。
本校高等部3年B組『村田めぐみ』を演劇部に勧誘せよ。
尚、手段は問わないこととする。
その際、彼女のスタンド攻撃には十分注意すること。
寺田
「・・・・スタンド攻撃・・・相手はスタンド能力者・・・?」
「そうらしいな・・・詳しい経緯はしらないが・・・まあとにかく、気をつけろよ・・・」
そう言って吉澤はみうなの背中を叩き、
隅に置いてあったサッカーボールでリフティングを始めた。
(おお、初指令だ・・・)
そう、実はこれがみうなが入部して以来初めて受けた指令だった。
(よし!がんばるぞ!!)
心の中で気合を入れ、部室を後にした。
バアンンンンン!!!
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜2
みうなはまず3-B教室に向かい、
とりあえず近くにいる女生徒に声を掛けてみた。
「あのー村田めぐみさんはいらっしゃいますか?」
「えー?さあ?もう帰っちゃったんじゃない?」
「そうですか・・・」
「あ、待って!」
情報を得られず、他を当たろうとすると女生徒が呼び止めた。
「もしかすると、旧校舎に行ってるかもしれない」
「・・・旧校舎・・・ですか・・・?」
旧校舎は現在使われていない古びた木造の校舎である・・・。
「一体なぜ?」と聞いてみたが、女生徒は「さあ?」と首を傾げるだけだった。
だが最近、よく放課後に旧校舎の方へと歩く彼女の姿が目撃されているらしい。
みうなは女生徒に礼を言い、早速旧校舎へと向かった。
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜3
旧校舎に着いたみうなは、教室を一箇所づつ見て回ることにした。
ぎし・・・ぎし・・・ぎし・・・・
普段から人がいない木造旧校舎・・・しかも陽が傾き、中は薄暗くなってきている・・・
その中に自分の足音と、木の鳴き声だけが響く・・・。
ぎし・・・・ぎし・・ぎし・・・・・フフフ・・・・ぎし・・・ぎし・・・・
「!!!!」
一瞬笑い声のようなものが聞こえ、慌てて後ろを振り返る。
しかし、そこには誰もいない・・・・。
(気のせい・・・よね・・・)
気を取り直して教室を見て回るが、一度気になりだすと止まらない。
誰かが後ろからついて来ている気がして何度も振り返る。
壁の染みが人の顔に見えてくる。
など、恐怖がみうなの頭の中を支配し始めていた・・・。
(もうやだな・・・あの教室で最後にしよう・・・また明日、お昼休みにでも3年の教室に行こう・・・)
そう思いながら、足早に突き当りの教室へ向かった。
ぎし・・・・・ぎし・・・・マッテ・・・・・ぎし・・・ぎし・・・ぎし・・・・・
676 :
六部198:2005/11/14(月) 01:52:36 0
イヤなとこで終わるけどひとまずここで中断!
チェック&書き加えしてまた明日です
後は頼んだ・・・グフッ!
677 :
1:2005/11/14(月) 03:08:32 O
まだ解除されねぇ…orz
>>なんみんさん
マサさんの攻撃が気になる!
ARRRRRIYYYYワロタwでも何かカリスマを感じた!
俺この蟻スタンド使い好きかも
>>610さん
初乙!
上戸彩かぁ〜!!
顔面の皮がはがされていた…ブルブル
なんだか強敵の予感。続き期待してます
>>前スレさん
菅沼連戦っすね!
亀井がなんか勘違いしてるけど、さゆとのコンビネーションGJ!
でも、なぜか菅沼を応援しちゃってる自分がいるw
>>六部198さん
新展開乙!
例の木造旧校舎か…
いつも思うんだけど、六部198さんのサブタイはカッコいいっすね!俺も見習おう…
そして保全は動きだす…
678 :
なんみん:2005/11/14(月) 05:33:20 O
落とさぬッ!
679 :
名無し募集中。。。:2005/11/14(月) 06:40:44 0
起床
680 :
なんみん:2005/11/14(月) 06:44:12 0
>>669前スレさん
俺の場合、名無しでレスする事が多いのでいないと思われがちかも
>>646とか俺なんだけどね
ちなみに俺も菅沼派!!w最後はキメて…くれるのかな?
>>610さん
まずは初オナ乙ッ!!
610さんの作品は小説として読ませる部分と漫画としてのノリみたいのが
うまくバランス取れてて、冗長な印象は全く受けないです
続き期待しています!!
681 :
なんみん:2005/11/14(月) 06:54:31 0
>>198 またみうなかッ!!その内登場回数最多になったりしてw
さすがホラー担当w怖いッ!!
そういや、リアルのみうなさんはやっぱ何かのグループメンなのかな?
>>1さん
今日もダメだったか…れいな…orz
バトルの結末と仗助の件が気になるんだけどなー
682 :
なんみん:2005/11/14(月) 07:30:09 0
誰もいないだろうが予告しておこう…うpるッ!!
「何ぃ…攻撃は終わってるだぁ?どこがだよ?俺はまだピンピンしてるぜ。
あの女といい、いちいちハッタリかましてんじゃねえよ!!」
「坊主、将棋って知ってっか?」
「はぁ?」
「将棋っつーのはよぉ、駒を使って相手の王様さ追い詰めるゲームだぁ。
あっちゃこっちゃ動かしてよ、身動き出来なくさすんだぁ。それさぁ詰んだって言うだよ」
「おい、おっさん!!アンタの趣味なんかどうでもいいんだよ!!もうこれで…」
「坊主、周りを見てみろ」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
周囲を見ると、マサさんと伊達の二人を取り囲むようにして地割れが走っている。
底は深く、幅はジャンプをして越えられない距離ではないが、相当の勇気が必要だ。
まるで一歩はみ出せば地の底へ直行する土俵である。
攻撃をすればお互いに避けられない状態だ。そこに二人は対峙する。
「これでもう逃げられねぇ。おめぇは詰んだ。で、降参する時は投了って言うだよ」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
「……さあ、投了するべ?」
伊達は一瞬ポカンとした顔をしたが、それから思い出した様に笑い出す。
「あはははははははは…!!何を言うかと思えば、アホかよおっさん?
周りを囲んだから何だ?追い詰められたのはおっさんの方だろがよ?
俺にはこのアリ達がいる。アンタには俺を攻撃するモノなんて無いだろうが!!」
「…投了しねぇのか?」
「うるせえええええええええええええええええッッッッ!!!!!!!!!!!」
伊達の顔が怒りに歪む。そして、フォルミーが一気にマサさんの下へ迫ってゆく!!
しかし、マサさんはあいかわらずあぐらを掻いたままで、動じる様子も無い。
「やれやれ、冷静さを失ってしまったようだべな…。
忘れたか?おらのスタンドはこの島全体である事を。そして…」
マサさんは真っ直ぐに天を指差した。
「あの火山の噴火もだべッ!!!!!!!」
「ええッ!?!?!?!?」
ドガガガガガガアアアアアアアアアアアアアアンンンンンッ!!!!!!!!!!
伊達とフォルミーの両者は飛んでくる火山弾の一撃をまともにくらった!!!!
それはこれまでの誰のどんな攻撃よりも重く強烈な一撃だった!!
「プギャーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「おらはこの戦いで強くなれた気がするど。坊主、おめぇも強くなれ。肉体も精神的にも…」
そう語りかけるマサさんの顔は、まさにこのスタンドを操るに相応しい強い男の顔だった!!
「……うむ、見事な投了図なのだ」
ババババアアアアアアアアアアアンンンン!!!!!!!!!
「さて、これからどうするのだ…?」
夜の『ぶどうヶ丘公園』………お互いボロボロの場違いな格好で話している。
「おら家に帰るだ。借金も返さねばなんねぇし、家族に頭下げるだよ」
「うむ、それが良い」
「財産も無くなっちまうし、これから色々と面倒も多いだろうが、まぁ何とかなるべ」
「今のマサさんなら何があっても大丈夫。…本当に強くなったな」
マサさんはグスンと涙ぐむ。
「新垣さん…おらが強くなれたのはネェちゃんのお陰だぁ。
ネェちゃんに会わなければ、おら、ずっと駄目なまんまだったどッ!!
おら本当に感謝しているだよ!!この恩は決して忘れねぇッ!!」
「やめるのだ。くすぐったい」
「しかし、色々と巻き込んでしまって済まなんだなぁ。怪我もさせちまった」
「別に構わないのだ。それはそれで結構楽しめたのだ」
「ん!?…楽しめたんだか?あんな大変な目に遭ってか?」
「ああ…ちょっとした冒険気分だったのだ!!だから気にするな」
「ああああ…おらもう感謝の言葉も無ぇだ!!!!…えぐえぐ」
「いちいち泣くな。強くなったのだろ?」
「それとこれとは別モンだべ…」
「マサさんはこの一件で本当に大きくなった。これからさらに大きくなれるだろう。
生き物に衰退など無い。死ぬまでが成長なのだ」
「そうか…じゃ、ネェちゃんももっとおっぱい大きくなると良いべな」
「うぇっ!?!?ちょ、ちょちょっ…!!!!!!!!!!!!!」
「あはははッはッはッはッはッ!!……冗談だべ」
「……ニィ……ははははははッ!!!!」
「ははははははははは…!!」
「ははははははははは…!!」
夜の公園に二人の笑い声が響いた。
数ヵ月後…
「拝啓 新垣里沙様
今年も残り少なくなり、心せかれる今日このごろですが、新垣様にはお変わり
なくお過ごしのことと存じます。
いつぞやは新垣様には大変お世話になり、今でも感謝の気持ちであふれてお
ります。
借金も無事返済を完了し、今ではささやかながらも家族と穏やかな生活をすご
しております。
さて、この度新しい事業を立ち上げる事となりました。
なんと私のスタンド『ひょっこりひょうたん島』を利用した、レジャー施設を始める
次第です。
親戚を招いてみたところ好評でしたので、計画を始めたのですが、事は円滑に
運び、外装工事だけですので、来春にはオープンできる予定であります。
これも、全て新垣様のお陰です。
あの公園での新垣様の一言、『ちょっとした冒険気分だった』という言葉がヒント
になったのです。私の心に光が照らし出された気分でした。
改めて新垣様には心からの感謝を申し上げます。
ぜひオープンの際には、新垣様を始め、ご家族や演劇部の皆様もご一緒に遊
びにお出で下さい。
お忙しい年の瀬、どうかお体をご自愛いただくようお祈りしております。
敬具
遠見塚正宗」
「…そうかマサさん…良かった………むむ…私は血も涙も無い女だったはず…」
新垣の目に一粒の涙が光った。
ちゃんちゃん☆
追記
『さあ!!れっつ!!アドベンチャー!!!!
レジャーアイランド〜ひょっこりひょうたん島〜』
S市から東へ10キロ程。O羽山脈のふもとにその施設は立っている!!!!
建物の外観は小さいが、中に入るとビックリ!!!!信じらんな〜い!!!!
なんとそこにはT京ドーム100個分をも越える島が!!!!まじでじま!?
そう、この施設では「無人島疑似体験」が出来ちゃうのだ!!!!
しかも希望によってあらゆる天候や季節まで体験できちゃう!!!!
家族連れなら命が芽吹く春の山でハイキングなんてのも良いし、
恋人同士なら海水浴の後、水平線に沈む夕日を眺めるってのもグー!!!!
持ち込みも可だけど、ここでは地元で取れた豊富な山海の幸、
そしてあの高級S牛まで用意してあるよ!!!!ブラボー!!おおブラボー!!
一年中同じ条件で楽しめるからね!!これはもう行くっきゃないでしょ!?!?
今ならオープン記念予約受付中。。。締め切り間近!!急げ!!!!
……ところでアレ…どういう仕組みなんだ????
遠見塚正宗
スタンド名:ひょっこりひょうたん島
伊達謙 再起不能
スタンド名:アビー・アド・フォルミーカム
TO BE CONTINUED
────────→
スタンド名:ひょっこりひょうたん島
本体:遠見塚正宗
破壊力:E
スピード:E
射程距離:E(踏み入れない限りは回避可能)
持続力:A
精密動作性:D
成長性:A
能力…発現させるその土地と水場を利用し、島をまるまる再現させるスタンド。
外見からはただの浮島にしか見えないが、一歩踏み入れるとその幻覚作
用で完全なまでのリアルな無人島世界を体験できる。
その圧倒的パワーで一般人でも可視ができるが、発現自体にそのパワー
のほとんどを使う為、感情の変化を除けば、任意で操作できるのは1度に
付き1つ。発現には一定量の土と十数メートル四方の水場が必要となる。
スタンド名:アビー・アド・フォルミーカム
本体:伊達謙
破壊力:C
スピード:D
射程距離:A(最大で数kmだが、発現させる数や状態によって変化する)
持続力:B
精密動作性:C
成長性:B
能力…1.5cm程の無数のアリを操るスタンド。この数は数百万程とも考えられる。
黒白赤と三種の割合を変える事ができ、それぞれその役割は違う。
(あくまで割合であり、合計数にはちゃんと上限がある)
変化させるには本体の側(3m)まで近付く必要がある。
<黒(ニグラ)>
黒アリのスタンド。基本形。主に追跡と捕獲・運搬用であるが、
人型に合体して『フォルミー』になる事によって、攻撃力を持つ。
力があり、地中の移動もできる。
<白(アルバ)>
白アリのスタンド。植物系を食い尽くす事ができる。
人型は無理だが、壁や棒など単純な形状なら合体もできる。
<赤(ルベル)>
赤アリのスタンド。軍隊アリで動物系を食い尽くす事ができる。
合体はできない。ただ突進あるのみ。
<フォルミー(人型)>
黒アリ達が人型に集まったもの。
破壊力は上がるが、射程距離は大幅に下がる(完全体で3m)。
690 :
名無し募集中。。。:2005/11/14(月) 07:43:13 0
遠見塚って仙台の地名なのね
終わりましたッ!!
今回のテーマは『人間賛歌』、『人の成長』って感じだったのですが
少々説教臭くなってしまった気がします
マサさんのセリフなんて書いてる自分の胸がチクチクしてしまったw
あと終盤でガキさんの影がやや薄くなってしまいました…orz
だけどガキさんのセリフは結構気に入ってます
スレ汚しに付き合ってくれた方々、本当にありがとうございます!!
>>677 >>690 マサさんの名前は地名と伊達政宗から来てます(漢字は違いますが)
伊達謙は同じく伊達政宗と渡辺謙(大河の政宗役)から取りました
伊達は敵キャラでこの名前はダメかな〜?って思ってたのですが
もし彼にカッコ良さを感じてもらえたのなら嬉しい限りです!!
693 :
なんみん:2005/11/14(月) 08:06:42 0
前スレさんdです!!
694 :
名無し募集中。。。:2005/11/14(月) 09:45:11 0
『保全は命なり!』
695 :
名無し募集中。。。:2005/11/14(月) 09:50:02 0
難民氏、乙!です!
最後のテーマパーク化は予想できませんでした
でもその気になったら条件次第で最強のスタンドかも「ひょっこりひょうたん島」w
それにしても新垣が格好イィ!次回作も楽しみにしてます、頑張ってください!
696 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/14(月) 10:12:38 0
tes
697 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/14(月) 10:21:00 0
やたあああああああああああああ!!!!
>>692 エピ完結乙です!!
そーいやスタンドパワーがでかいもの(ストレングスとか)って
一般人にも見えるんでしたね、マサさんのスタンド見て思い出しました
将棋に例えたマサさんのセリフ、カコイイ!!
>>687の追記ワロタwまじでじま!?←オモシロスw
よっしゃ!!アク禁とけたし溜まってたもん出すぞ〜ッ
とりあえず状況を整理するたい。
呑気にはしてられないが、慌てても何もいいことはなか。
…この兄ちゃんは、なぜか校舎の中に入ろうとしていると。
そして、それを止めたれいなにキレているようっちゃ。
髪型のこと言ったのがなんかまずかったんやろか?
でもアトムなんて言ってないと。
そもそも、アトムって何?
ユラリ…
その兄ちゃんが動いた。
れいなをギッと睨みつつ、半歩こちらに寄ってくる。
そして、その時見えたッちゃ。
その兄ちゃんの右肩から、腕が出てきたと。
「なにッ!スタンドばい!?」
間違いなか!!
うおぉッ!けっこうスピードあるっちゃ!!!
「デュエル・エレジーズ!!!」
ガッキイィィィィィィィィィィンンンッ!!!
間一髪のところでガードしたが…
な、なんてパワーたい…腕がしびれるっちゃ。
つーかこの兄ちゃん、スタンド使いなンか!?
怪しい…怪しいにおいがプンプンするばい。
スタンド使いの不良が、演劇部の活動中にいったい何しにきたと!?
まさか…絵里やさゆを襲って返り討ちにされたヤツらと何か関係があるんじゃ…
なぜか『演劇部』を潰そうとしたらしい、押尾や山下達と何か…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
そうか…わかったと…。
コイツ、演劇部のみんなが演習で弱ってるところを一人ずつ潰すつもりなんだ!!
だから終了一時間前のこの時間に学校に現れたに違いないと!
な、なんて卑怯なヤツたい!!!
だが、神様は演劇部の味方をしたようだっちゃ。
なぜなら…
「この無傷で元気ビンビンの田中れいながお前の相手をするからたい!!!!!!!」
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンン!!!!!!
この兄ちゃんのスタンド、能力は知らんけど、近距離パワー型と見たとッ!!
なら正々堂々、真正面からぶっ飛ばしてやるたい!!
この…れいなのデュエル・エレジーズで…ッ!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「うっ…ぐっ…あああああああああああああああああああッ!!!!!!!!」
な、なんだ?
兄ちゃんがいきなり頭を抱えて苦しみ始めたと!!!
「デカチチが…デカチチが…うあああああああああッ!!!!!」
な、何を言っとうとコイツはーッ!!
「と、年頃の女の子に向かって変なこと言うんじゃなか!!!」
「治してぇ…なんでもかんでも治してぇんだよ!!!なんだかわかんねーけど
治したくてしょうがネェーんだよーッ!!」
コイツ…頭おかしいっちゃ!!
何がしたいんだかわからん。治すってなんのこっちゃ。
「ウガアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!」
突然、叫びながら兄ちゃんがれいなに背を向けて走り出す!!
に、逃がさないと!!
「待つばいッ!!!!!」
くそ、意外と足の速いヤツっちゃ。
いったい何がしたいんやろか。
さっきまでのれいなへの怒りはどこへ行ったと?
それに…どこへ向かってるん?
その時だ。
前方の曲がり角から、見慣れた女子生徒が現れたと!!
う、嬉しい…やっと誰かと会えたと。
その人は…
「oiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiッ!なんだテメーは!!」
小川さんたい!!
ビショビショの身体で、同じくビショビショに濡れた新垣さんを肩に、
小春ちゃんをもう片方の腕に抱えてると。
新垣さんを運んでるということは、戦闘があったってことっちゃね。
それにしても、すげー力持ちばい…二人同時に抱えて…って今はそんなこと
どうでもよか!!
「小川さん!!そいつ侵入者ばいッ!!!しかもスタンド使いっちゃ!!!!!」
れいなは走りながら小川さんに叫ぶ。
「ウオォォォォォォォォォッ!!治したい!治したいぃぃぃッ!!!!!!」
「オメーは確かB組の東方…ッ!!!」
小川さんが二人をドサッと乱暴に下ろす…というか落とすと、構えを取った。
「なんだかよく知らないけど寄ってくんじゃねェェェェよォォォォォゥ!!!」
ドヒュン!!!
小川さんがスタンドを出したと!!
緑色で、まるでフードを被ってるようだっちゃ!!
「行くぜoi!!oioioioioioioioioioioioioioioioioioi―ッ!!!」
「ドラララララララララララアァァァァァァーッ!!!!!」
ゴゴッドガガガガガガガガガガガガアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!
激しい拳のぶつかり合い!!
あれが…あの兄ちゃんのスタンドッ!!
まさしくバトルタイプのスタンドたい!!!
「うおぉぉッ…!!」
お、小川さんが押されとると!!
なぜだ?あの人のスタンドのスピードはかなりのもんのハズっちゃ…
…ん?まさか…足をケガしとると!?
まずいっちゃ!!
早く援護せねばならんとッ!!!
「ドラァッ!!!!!」
ガスッ!!!
小川さんの腹に、兄ちゃんのスタンドの拳がめり込んだ。
「う…げ」
お、遅かった…?
「くそッ!!デュエル・エレ…」
「ドラララララララララララララララァーッ!!!!!!!!!!!」
「うげええええええええええッ!!!!!!!!」
ドッギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア〜ン!!!!!!!!!!
ば、バカな…ッ!!
やりやがったばい…この男、マジでやりやがったと!!!
ラッシュを食らい、バリバリ血を吹き出しながら、小川さんは窓ガラスを
突き破って外に投げ出された。
「お、お…オメエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!!!!!!!!!!」
「治してェェェんだよぉぉぉぉぉぉッ!!!!!!」
そいつはしゃがむと、倒れている小春ちゃんと新垣さんに触れる。
ズキュン!ズキュン!!!
「その二人に触るンじゃなかとよーッ!!」
れいなが叫ぶと、今度はなぜか聞き分けよくすぐ二人から手を離し立ち上がった。
だけどこいつ…全力でぶっ飛ばすたい!!!
「まだ…治したりネェ…」
「さっきからオメーは何を言ってるとねッ!」
そいつはれいなに背を向けると、割れた窓ガラスに足をかけて、外へ飛び出す。
に、逃がさないっちゃ…!
ここは一階だ。おそらく向こう側の、化学室のある校舎に向かおうとしてるに違いないと!
「待つっちゃ!!!!」
れいなはそいつの後ろ姿に向かって叫ぶ。
その時、そいつの首のあたりに、なんか変な物が見えた。
ウネウネした、なんか気持ち悪いヤツ…あれは何と?
学ランとカラーでよく見えんけど…
ええええええええええいッ!!んなこと考えてる余裕はないっちゃ!!!
仲間を傷つけやがって…ただじゃおかないと!!!
れいなは割れた窓ガラスの桟に足をかけ、外に飛び出る!!
…はずだったんやけんど…
ピシャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まるでガラスを擦り合わせたような音がすると思ったら、
れいなの目の前には地面があったと。
…こけた?れいなが、こけたと?
立ち上がろうと試みるが…どうにも力が入らない。
力が入らないというか、いれる場所がなかったと。
それに右足が動かん。スカスカっちゃ。
そっと、動かない足を見てみる。
なかった。
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!」
な、何が起きたと!!!
足がッ!!れいなの右足がバッサリ切り落とされてるばい!!!!
モモの断面からダクダクと血が溢れている…ッ!!
「い、痛い痛いッ!痛いとーッ!!うがあああああああああああああッ!!!」
バカなッ!!!
いったいれいなは何をされたというんっちゃ!!!!?
振り向き、頑張って窓ガラスの方を見ると…
な、治っている!!どういうわけか、割れていたはずの窓ガラスが治っているっちゃ!!
しかも、窓ガラスにはどす黒い何かがベットリかかっているようだ。
まさか…治ったと?
治りゆくガラスの破片に足を挟まれてしまったんやろか…?
お、落ち着け…落ち着くたい、田中れいな!!
とにかく、今アイツを逃がすわけにはいかないと!!
小川さんも、おそらく新垣さんも小春ちゃんも、もはや動けんハズたい。
れいながやらなきゃ、やる人がいないと!!
追いかけねば…あの兄ちゃんの好きにはさせんばい…!!!!
そうだ…呼吸を…波紋の呼吸で痛みを和らげて…
ズキン…ズキン…
「うああああああああッ!!ダメだ!!!!痛くて呼吸が整わんとッ!!!」
い、嫌な汗が吹き出るたい!!
すべてが痛みゆえに、生理的に滲み出てくると…ッ!!!!!!
「ハァ…ハァ…」
この血の量は…まずいっちゃ。
そうだ…デュエル・エレジーズで血を石に変えて止血して…
ザッ…
横たわるれいなの目の前に、兄ちゃんの足が目に入った。
「グレーとだぜ…こいつァ」
近づいてきたのか…これは…やばすぎるっちゃ…。
右足、痛いと…
すぐそこに、小川さんも倒れている。
あれ…あんなバリバリ血ィ吹き出して、おまけに窓ガラスぶちやぶったのに、
意外とケガ少ないっちゃね。つーか無傷?
おかしい話っちゃ…れいな、今日部活しに来たはずたい。
サバイバルゲームだけど、なんだかんだで楽しみにしていたと。
それが…それがこんな…
「治してぇ…なんでもかんでも治してぇ…ッ!!!!」
終わり方するなんて。
みんな、さよなら。
さびしい時もあったけど、楽しかったと。
みんな、大好きだったばい…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ズキュン…
〜???〜
「…こいつダメや」
「どういうこと?」
「精神力強すぎやで…私には扱いきれへん」
「…頑張れとしかいえないな。唯やんがやらなきゃ誰がやる?
寺田せんせに言われたってのもあるけどさ、あたし達の学校、
めちゃくちゃなままにされたらイヤでしょ?」
「わかっとる。あー、こいつら全員のケガ治してやんなきゃならないんか…
み、み〜よすごいすごい!!ボロボロだった化学室!ピカピカや!!!
やっぱ他人のスタンドおもろいわ。治す能力って楽しいな☆」
「へぇ…」
〜亀井絵里〜
昨日行われた演劇部の演習は、無事に幕を下ろした。
ホントは無事じゃ済まなかったハズなんだけど、結果的には無事済んだんだ。
一番、軽傷だったのは吉澤さんだった。
彼が言うには『教えることが出来たし、それで小春が成長したようだから満足』と
いう事で、自主的に部室へ戻ったらしい。
逆に一番の重傷は高橋さんで、軽く記憶も飛んでいたくらいだ。
あとから自分の起こした行動を紺野さんに聞かされた高橋さんは、
僕やさゆに深々と頭をさげて、何度も謝っていた。
そして、最後まで怪我もなく生き残ったのは紺野さんただ一人だけだった。
別に隠れてもいないし、逃げてもいない彼女の勝利…
紺野さんの周りには、争いという言葉はないのかも知れない。
争いが、紺野さんを避けて通ったんだろう。
そういえば、前に彼女がこんなことを言っていたなぁ。
「争いは実にくだらないです。バカのすることですから」
で、ご褒美の焼肉だけど…紺野さんは食べに行かなかったんだ。
前日にも、焼肉をお腹いっぱい食べたから太っちゃう、とのことだった。
…みんなに気を使ってくれたのかな?最初はそう思っていた。
だけど、後から僕にだけこっそりワケを教えてくれた。
「寺田先生は昔はいい人だと思ってたし、いろいろ相談したりしたけど…
正直、今はあの人と二人っきりになりたいと思えませんから」
ということらしい。
今日、僕は元気に通学している。
左手でカバンを持って、軽快に歩いている。
教室に着くと、広瀬くんのところにB組の東方くんが来ていた。
広瀬くんって人付き合いいいけど、けっこうガラの悪そうな人達と付き合い多いなぁ。
虹村くんとか近寄りたくないし、山岸さんは美人だけどなんか怖そう…。
そうだ。ちょうどいいし、東方くんに昨日のお礼を言おう。
寺田先生に頼まれて『お医者さん』をかって出てくれた彼にお礼を。
で、そのついでにおトイレ行こっと。
「東方くん、昨日はありがとうね!!」
「あァ?」
うひぇー、昨日は眠っている間に治してもらったからわかんなかったけど、
やっぱ不良って怖いなぁ。
あんなナリしてるけど、彼の能力ってこの世のどんなものよりも優しいんだもんな。
ホント、人は外見だけで判断しちゃいけないよ。
でも、あの髪型は面白いや。動物飼えそうだしねw
僕は逃げるようにして、教室から出て行った。
「仗助くん、あの子と知り合いだったの?」
「おれが聞きたいぜ。大体おれ、女の知り合いなんて全然いねーんだからよ〜。
それより…」
「そうだったね、さっきの話の続きしてよ」
「ああ、気付いたら廊下で寝てたんだよなー。家でゲームやってたとこまでは
覚えてんだけどよー。そんでインターホン鳴って…ん〜やっぱ思い出せねぇぜ。
おまけに、やたらスタンド使ったような疲労があってなー」
「ヘェ…なんだろうねそれ」
「あぁ、考えれば考えるほど奇妙だぜ」
「そのこと、億泰くんにはもう言ったのかい?」
「いや、まだだぜ。あいつバカだしよー。こーいう事は康一に相談した方が
話になるだろーしなぁ〜」
「うーん…でも、ぼくにもさっぱりわからないなぁ〜。だいたい昨日は
学校は休みだったし…」
サバイバルゲーム(演習)…紺野あさ美の一人勝ち
演劇部…完全回復
ぶどうヶ丘高校・中学…完全修復
TO BE CONTINUED…
ふ〜終わりました!!
なんか、なんじゃこの終わり方って感じかもしれないっすけど…汗
今回のは自分が書いた中で一番長かったです、とてもクタクタ
>>前スレさん
ハイドレインジャコード2を勝手に借りちゃいました
使い方、ちょっと間違ってたらごめんなさい
あと、演劇部を『治した』のは岡田の意思じゃないです、ちょっと描写足りなかったかも
いやむしろ全体的に描写足りないストーリーかもしんまいorz
ま、まぁ次回〜青春アミーゴ〜でまた今夜…ノシ
712 :
名無し募集中。。。:2005/11/14(月) 11:14:32 0
岡田つえー
713 :
なんみん:2005/11/14(月) 11:17:25 0
焼肉JOJO苑保全
1さんエピ完乙ですッ!!
初めはあまりの急展開に「………?」だったけど
タネが明かされればなるほど!!仗助ェwデカチチって…w
紺野さん…残念ながら彼女には伊達謙でも絶対勝てないと思います
それが彼女のスタンド能力なのか生まれ持った人徳なのかは分かりませんが
次回作も楽しみにしてます!!…皆様長文スマソ
714 :
なんみん:2005/11/14(月) 11:28:49 0
>>695 ありがとー!!
この話は「はぶられっこの願い」と平行して考えてたヤツなので
とりあえず一段落付いてホッとしています
次回作は………まるで考えてませんでしたorzネタはあるのですが…
715 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/14(月) 11:36:47 0
>>713 全回復ってけっこう掟破りかな〜と思ったンスけど、けっこう
めちゃめちゃにやりたかったから仗助くんに出てきてもらってしまいますた
一応四部とのつながりも欲しかったですしね、と言い訳w
ネタあるなら出しちゃいましょうよ!w
じゃあ学校前に冒頭だけ射精ッ!!
銀色の永遠 〜青春アミーゴ〜
「ねぇねぇ、こないだ先生に頼まれて英検の申し込み用紙
整理してたんだけどさぁ。すごいやばいもん見ちゃったんだけどー」
「なになに?どうしたの?」
「亀梨くんの誕生日ね、私らより一年早かったの。一個上みたいなんだよねー」
「えーっ!マジで?あの人留年したのかな?」
「あ、そういえば入学式の時いなかったよねー」
ったく、年上だったらなんだってんだよ。
あーいう風に人を半分以上うわべで判断するヤツは嫌いだ。
好きで留年したんじゃねーっつーの!
バイクで事故ったからだっつーの!!
あーあ、気の合う連中はみんな二年生になっちまって…orz
去年、バイクとりに行った。高校生活エンジョイするつもりでさ。
でも、事故って終わった。
それもこれも全部あのわけわからん『お化けバイク』のせいだ!!
骸骨が乗ったバイクが俺に突っ込んできたんだ。
おかげで俺は半年のあいだ入院、中古だったとはいえバイクは大破。
ローン、まだ残ってんだぜ…親に金も返さなきゃなんねーし。
それ以来、俺の人生はブルーよ…イヤなことしかねーぜ。
…わり、嘘だ。イヤなことだけじゃなかった。
事故ったおかげでいい思いしたこともある。
一つは、顔面怪我して手術した際、なんか前よりカッコよくなっちゃった事。
そしてもう一つは…
「おい亀、放課後いつもの4人でドゥ・マゴろうぜ。お前のおごりで」
「そーやって毎日のよーに僕にたかるのやめて下さいッ!!!」
…なかなか好みの女の子と同じ学年になれたことだ。
717 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/14(月) 11:44:12 0
ここまでッ!!
後はまだチェックすんでないんでまた今夜!ノシ
718 :
なんみん:2005/11/14(月) 11:58:24 0
>>717 早速のオナ乙ッ!!
亀井やら亀梨やら…亀はとりあえずたかられるんだw
やっぱ山Pも出るのかな?前スレさんトコの山Pも気になるけど…?
719 :
1:2005/11/14(月) 12:53:22 O
保全がてら読み直したら脱字発見 汗
「おい亀、〜」のセリフ、「おい亀井、〜」ですorz
720 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/14(月) 14:45:42 0
721 :
六部198:2005/11/14(月) 16:32:32 0
今日は朝から盛況なようで素晴らしいッ!
1さん
ありがとうございます&復活なによりです
サブタイは敵役もしくはオナネタ自体を象徴するものとして
俺が好きなアーティストの曲とか映画から取ってます
難民954さん
みうな出しすぎですよねw
本当は藤本をメインにしようと思ったんだけど
指令内容がアレなもんでキャラ特性を考えた結果自分の使いやすい
みうなにしちゃいました
たしか「カントリー娘」っていうユニットをやってるはず
722 :
六部198:2005/11/14(月) 16:45:12 0
ということで射精します!
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜4
木の軋む音に混じって、今度は自分を呼び止める声が聞こえる。
(・・・気のせいだ・・・早く行こう・・・てゆーか、本当にここにいるのかな?)
教室の前に着き、扉に手を掛けたその瞬間。
「ちょっと待ってって・・・!」
突然後ろから誰かに肩を捉まれた。
「うわあああああああああああああああああああああああ!!!!!」
「うぎゃああああああああああああああああああああ!!!!」
旧校舎中に『二つ』の悲鳴が響く。
「・・・・え?」
自分以外の悲鳴が聞こえ、声の方をよく見ると
そこにはメガネを掛けた女子生徒がいた。
「ちょ・・・びっくりさせないでよ!!」
その女子生徒は、ずり落ちたメガネを中指で直しながら言った。
「あ、よかった・・・人間だったのか」
みうなは、ほっと胸をなでおろした。
「で、あなたここで何してるの?」
メガネの女子生徒は怪訝な顔で聞いてきた。
「あ、私高等部2年『演劇部』の斉藤美海と申します。
実は人を探していて・・・」
みうなが軽く自己紹介をし、要件を言おうとすると、
メガネの女子生徒の表情が変わった。
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜5
「帰ってください!ここには村田なんて人はいませんよ」
「・・・・・・あなたが村田先輩ですね・・・・」
「・・・!な、な、な、何を根拠に?」
メガネの女子生徒は明らかに動揺している。
「人を探している・・とは言いましたが、誰とは言ってないのに
なぜそれを知っているんですか?」
みうなは「やれやれ」といった具合で説明した。
「ふう・・・ばれちゃあしょうがない・・・とにかく私は忙しいんです、
前にも話しましたが演劇部には入りません!」
メガネ改め、村田めぐみは強い口調で言うと
そのまま教室に入ってしまった。
(この人、前にも誘いを受けていた?
どちらにしろ、このまま帰るわけにはいかない)
「ちょっと話だけでも聞いてください!」
そう言ってみうなは、村田の後を追って教室の中に入った。
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜6
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・
「こ、これは・・・?」
そこは異様な空間だった。
頭がおかしくなりそうな色彩の画、毛皮を着た人体模型、
人の頭(恐らくマネキン)の付けられた鳥の剥製らしきもの・・・etc
「てめーっ!勝手に人の神聖なアトリエに入ってきてんじゃねー!!!!」
村田はみうなに気付いて、血相を変えて詰め寄ってきた。
「勝手にって・・・別に先輩の部屋じゃないですよね?
そもそもこの校舎は立ち入り禁止なんですよ?」
「そんなのはカンケーねーんだよっ!とにかく帰れっつってんだよっ!!!」
村田はメガネを指で直し、その指をそのままみうなに向けた。
「こちらとしてもこのまま『はいそうですか』と帰るわけにも行かないんですよ
さっきも言いましたけど、話だけでも聞いてみてくれませんか?」
みうなは努めて冷静に説得をする。
「しつけーぞ!お前も寺田みたいに痛い目に会わせてやろうか?」
村田の背後にゆらゆらと揺らめく『何か』が見える。
-彼女のスタンド攻撃には十分注意すること-
みうなは指令文に書かれてあった一文を思い出していた。
726 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/14(月) 16:53:48 0
サイケ来たーーー!!!!!
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜7
「それは・・・スタンド使いとは聞いていたけど・・・」
「お前もこれが見えるのか?・・スタンド・・・そう呼ばれてるらしいな・・・あの野郎・・・突然私に
弓矢を構えて撃ってきやがって・・・だがこの『ブラッド・ステインド(赤いフリージア)』で弾き返してやったがな!」
そう言うと村田は、自らのスタンドをはっきりと現した。
ズ ズ ズ ズ ズ・・・・・・
女性型でスカート姿のスタンド・・・
スカートの裾や肩に花を形作った美しい装飾のものだが
なにやら血がこびり付いたような模様をしている。
「こいつを見て、寺田はびっくりしてたな・・・」
村田はメガネを直し、笑った。
(そりゃあ突然スタンドを出されたらびっくりだわ・・
まあ、いきなり矢を撃つ先生も先生だけど・・・私にもいきなり撃ってきたし・・・ん?
そういえば今まで気にも留めてなかったけど、
先生にもスタンドが見えているってことは・・・先生もスタンド使い・・・?)
「まあそれはそうと、痛い目に会いたくなかったら帰るんだな!」
村田が自信満々といった表情で言う。
「・・・痛い目に会うのは先輩の方かもしれませんよ・・・
一応手段は選ばなくていいらしいですから・・・」
村田のその態度に少し「ムッ」ときたみうなは強硬手段に出ることにした。
「スノー・ドロップ!!」
バシュウゥゥッ!!!
みうなが叫ぶと彼女のスタンド『スノー・ドロップ』が出現した。
ちょっともう一回チェックしなおしてまた後でいきます
>>726 ハロプロタウンうpのスレを見て気付くとオナってましたw
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜8
みうなのスタンドを見た村田のメガネが一瞬光った気がした。
「ほう、お前も同じような能力を・・・んでもってヤルってわけか?
・・・なら表に出な・・・ここじゃ作品に傷がつくかもしれない・・・」
そういうと村田は親指で教室の外に出るよう合図した。
みうなはそれに従い、先に廊下に出た。
(痛ッ・・・!何?)
みうなは首の後ろの付け根に痛みを感じ、振り返る。
見ると教室の中の村田が彼女の作品と思しきモノに布をかぶせていた。
おそらくこれが済んだら帰るつもりなのだろう。
外をみると既に日が暮れて月が出ていた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・
月明かりの中、スタンドの睨み合いが続き、二人の間に緊張した空気が流れる。
「どうした?かかってこないのか?勝負はヤルって決めた瞬間から始まってるんだぜ?」
痺れを切らしたのか、村田がみうなを挑発する。
「先輩の言うとおり・・・勝負は既に始まっているし、もう私は行動を起こしています・・・
そして、私が先輩にかかっていく必要は無いんですよ・・・先輩がこちらに来るんです!」
スノー・ドロップが両手を構えた。
「ロックオン完了っ!スノー・ドロップ!!!!!!
先輩は既に私の術中にはまっているんですよっ!」
ズキュウウゥゥゥゥゥンンンンンンン・・・・
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜9
ズキュウウゥゥゥゥゥンンンンンンン・ぐンんぐぐににゃやあぁぁぁ・・・・あぁぁぁぁ・・・・・
「なっ?!・・・これは・・・?!」
『引き寄せる能力』を発動するその瞬間!
突然みうなの視界が歪み、パチパチと星のようなものが浮かんで見える!
たまらず壁にもたれかかる。
(しまった!ロックオンが外れた・・!!)
再び村田の方を向くが、彼女の姿も歪み、はっきりと捉えることが出来ない!
「バカめッ!!!術中にはまっていたのはお前だッ!!!!」
村田が突進してきた。
(これはスタンド能力?!まさか・・・さっきの痛みは・・!?)
「ムメムメムメムメムメムメムメムメムメムメムメムメMUMYAaaaaaaa!!!!!!!」
ドッッギュアアアアアァァァァァッッッ!!!
村田のラッシュを受け、後方に吹っ飛んだが
みうなは今までの何度かの戦いで成長しているっ!
痛みを精神で打ち消し、すぐさま体制を整えようとする。
グラッ・・・!
「くっ・・・」
しかしまだ視界は歪んだまま・・・
そして前方に村田の姿が見えない!
(どこに・・・ハッ!)
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜10
「うしろ!ウシロ!!うしろ!うしろ!!ウシロ!うしろおおぉぉぉぉぉ!!!」
その声と共に背中に衝撃が走る。
どうやら蹴りを喰らってしまったようだ。
ドヴァアアアア・・・・ンンンン・・・・
「どうした?フフッ・・・もう終わりかな?」
「うう・・・教室を出るときに首の付け根に感じた痛み・・・
先輩の仕業だったんですね・・・」
みうなは壁に手をつきながら立ち上がった。
しかし、まだ視界は歪んだままだった。
「そう・・・まさか卑怯とか言うつもりじゃないでしょうね?
勝負に卑怯もクソもないのよ」
そう言って村田はメガネを直した。
「・・・いえ・・・私の油断が招いたことです・・・自業自得ってやつです・・・」
ふらふらになりながらも、みうなは村田を見た。
みうなの瞳には、まだ輝きが残っている。
「その瞳・・・まだやる気ってかんじね・・・」
村田は「フッ」と笑った。
嘲笑、侮蔑ではなく、相手を好ましく思う「それ」であった。
「はい・・・これも部の仕事なんで・・・」
「ならとことん行こうかっ!!」
村田は再びスタンドを構えた。
732 :
六部198:2005/11/14(月) 17:46:28 0
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜11
(ッ!!視界がはっきりしてきた!効果が解けてきている!この状態ならまだ戦えるっ!)
「うおおおお雄雄雄雄雄雄雄雄!!!!」
みうなは気合を入れ、村田にラッシュを掛ける!
バスバスバスバスバスバスッ!!
「ッ!!なかなかやるじゃない!」
村田は強気に言うが、防戦一方になっていた。
「隙ありっ!」
ガスゥッ!!!
スノー・ドロップの一撃が村田のスタンド『ブラッド・ステインド』にヒットした。
「ぐはっ!」
「まだまだあっ!」
傷を庇う暇も与えずにそのまま拳を押し込む!
「くうらああぁあ!!!」
バギィッッッッッ!!!!!
先程のみうなのように、今度は村田が吹っ飛んだ。
ドザアァァッ!
「先輩ッ!まだ演劇部に行く気はありませんかっ!?」
みうなは少しイラつきながら、村田に降参を呼びかける。
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜12
「この痛み・・・手加減しているな・・・この村田めぐみを従わせたいなら、もっとマジでやるんだな・・・」
村田は立ち上がってメガネを直し、口元に付いた血を手でぬぐって舐めると、
その手を前に差し出し「かかってこい」と言わんばかりのポーズを取る。
「視界も戻ってきている、先輩のスタンド能力の効果が切れてきてますよ。
私のスタンドは相手を拘束しつつ自分に引き寄せる能力!
このままじゃ私の一声で先輩は私に引き寄せられ、深刻なダメージ受けることになりますよ!」
みうなはあえて自分の能力を明かして警告する。
それに従わなければ、警告通りのことをする覚悟はしている。
不本意だが、引きずってでも演劇部に連れて行く。
自分に初めて課せられた指令を失敗に終わらせることは出来なかった。
「もう準備は出来ています・・・5秒数える前に降参してください・・・」
そう言ってみうなはカウントダウンを開始した。
「5・・・」
村田は不適な笑みを浮かべている。
降参の意思などまったく感じられない。
「4・・・」
みうなは構わずカウントダウンを続ける。
「3・・・先輩・・・もう手加減はしませんよ」
「効果が切れてきているだと・・・?
笑わせるなッ!まだ始まってもいないわぁぁぁ!!!」
ギュウウウゥゥゥゥンンンンンンンン!!!
村田の叫びと同時に『ブラッド・ステインド(赤いフリージア)』が激しい唸りを上げたっ!
734 :
六部198:2005/11/14(月) 17:54:53 0
ひとまずここで中断です!
735 :
名無し募集中。。。:2005/11/14(月) 18:29:44 0
乙ッ!
736 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/14(月) 18:35:07 0
乙!じゃあ俺も行くぜぇええ!!
737 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/14(月) 18:36:44 0
銀色の永遠 〜車と女I〜
「ふざけるなよ!人の『心』が!『絆』がそんなに可笑しいのか!」
ボクは革ジャケットの人を嘲笑した態度が許せなかった。
こんなヤツが生きているから人はいつまでも幸せにならないんだッ!!
「だからそんなに熱くなるなよ!コレを使うのは2回目!人間相手には初めての取って置きだ!」
革ジャケットのスタンドが本体に纏わり付く様に旋回し始めた!
シャキィイン!シャキィイン!シャキィイン!シャキィイン!シャキィイン!シャキィイン!
「なんなの?絵里?」
「ボクにだって・・・解らない。」
・・・こんなオゾましい光景・・・理解できないよ・・
「これはお前達への・・・敬意だ・・・ぜ」
「き・・・・消えた?」
「い・・いないのッ!」
み・・・見失う・・訳が無い。目の前にいたアイツが突然消えた!!
738 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/14(月) 18:37:52 0
「獣 を 越 え 」
アイツの声が途切れ途切れに響く
「人 を 越え る 」
何を言っているんだ・・・アイツの能力は何かを切断するだけのはず
「神 速 の 流 法 」
何かを切り取って『姿を見えないように』しているんだッ!何をッッ!
「断 空 の 流 法 そ う 名 付け てい る!」
も・・もしかして・・・アイツが切り取っていたものは・・・
シャキィィィィィィィイイイインッッ!!!!!
突然、ボクの目の前に銀色の物体が横切ったッ!
それが12月21日の最後の記憶になった・・・・
739 :
なんみん:2005/11/14(月) 19:07:04 0
>>719 なんだアレは亀井だったのかw
でも二人は何かしらからみそうな感じですね
今来たからまだそこまでね
740 :
六部198:2005/11/14(月) 19:24:33 0
乙ッ!
何を切り取ったんだあ?!
もしかしてアレかっ!
741 :
名無し募集中。。。:2005/11/14(月) 19:41:10 0
>>198さん
d&乙!!みうなはもうホラーのイメージだからねーwぴったり
村田はメガネの人だよね?スタイリッシュなイメージがあったけどサイケなのかw
>>前スレさん
乙!!やっぱり菅沼は強いのか!?てか悪い奴なのか!?
でも先に喧嘩売ったのは亀井達だからな…立場を変えれば向こうが悪い
なんみん
742 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/14(月) 19:44:22 0
帰宅!
>>720 修正dです!!
>>734 乙ッ!!
これから本番って感じっすね!!
>>738 新しい流法キター!続き待ってます!!
俺もこれからオナります
743 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/14(月) 19:45:52 0
うん!じゃあラスト出すぜ!!
―スポルトマティク―
シャキィィィィィィィイイイインッッ!!!!!
俺の『スポルトマティク』は二人の目の前の『酸素』を僅かに断ち切って消した。
ちょっと間、寝てろよ・・・
しかし、人間相手に『断空の流法』を使うとは・・考えもしなかったぜ。
昔、山で野犬の群れに囲まれた以来・・・・あッ!モルディブで蚊の大群に襲われた時にも
使ったな!じゃ3回目か!こりゃうっかりしてた・・・呑みすぎたな・・・
しかし最近の女子学生はいい肉付きをしているな・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・
・・・
・・
「後学の為に拝ませて貰うか・・・」
敗者には選択権はないのだ・・・すまない・・・なんて非情な世界だ・・・
俺は黒い髪の方のスカートをスポルトマティクで軽く啄ばんでめくり上げた・・・
「なにしてりんこ?」
後ろから声を掛けられて俺の身体は軽く跳ね上がった!
恐る恐る振り返ると・・・
長い黒髪をした何だか変な格好した女が立っていた。
何をしているも・・スカートをめくっています!
とは言えない・・・これはヤバイ・・展開だ・・
「そのハサミ・・・で・・・もしかして!」
・・・こ・・・コイツも俺のスポルトマティクが見えるのか!なんて街だ!杜王町!!
「へ・・・変態!キャーーーーーーッ変態ィィイイイイ!!!」
・・・・さ・・・叫ぶなよ・・・
遠くから・・・警官の・・見回りが!!
俺が絡まれているときは誰も来なかったのに!
警察に捕まるのは・・・身元が割れるのは困る!
俺は全速力でその場を後にした・・・・
・・・・・
・・・
・・
・
「はぁハァ!ここまで逃げれば大丈夫だろう・・・とりあえず・・あそこの公園で休むか。」
ベンチにドッカリと腰をつけて一息入れる。
「色々・・有ったが・・今日も・・星がキレイだなぁ・・」
そう言いながら周りがとろけたチョコを齧った。
シャキーン・・・シャキーン・・・・・・・・
「何だ?」
何か金属が擦れる音が・・聞こえてきたぞ?
シャキーン・・・シャキーン・・・シャキーン・・・・・・・
「な・・・何なんだッ!」
ちょッ!どんどん近づいてくるじゃねえか!
シャキーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「何なんだッ!お前等ーーーーーーーーッッ!!!!!!」
746 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/14(月) 19:48:49 0
亀井絵里 寒さにやられ風邪を引き入院
スタンド名:サイレント・エリザベス(サイレント・エリーゼACT3)
道重さゆみ 寒さにやられ風邪を引き入院
スタンド名:シャボン・イール
菅沼英秋 ハサミ女と交戦中
スタンド名:スポルトマティク
TO BE CONTINUED…
747 :
名無し募集中。。。:2005/11/14(月) 19:54:21 0
菅沼はトリックスターってヤツなのかな?まだ微妙だけど
748 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/14(月) 20:01:14 0
>>746 乙ッ!!
うん、俺が菅沼でも黒い髪の方に同じことして(ry
最後にちょっとだけ出てきたのは小倉優子かな?
しかもハサミ女のいる公園に辿り着くとは…菅沼乙
749 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/14(月) 20:11:56 0
うむ!終わりました!
とんでもないヤツだな菅沼!
>>740 ども!何を切っていたかはおいおい・・・
>>741 一応考える上で最強設定で考えました。
性格上そんな事はしないですが相手のスタンドを
ハサミで断ち切ればそこは億康のザ・ハンドよろしく
この世からなくなります。
>>747 俺的にもまだ微妙です!
>>748 ゆうこりんですね!
そのあとのハサミ女との激闘はまたあとの話(森本レオで
750 :
六部198:2005/11/14(月) 20:41:47 0
乙ッ!
菅沼おもしろすぎw
751 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/14(月) 20:50:31 0
>>749 この世からなくなる…ガクブル
おれ菅沼好きかも、もっと困った目に会って欲しいw
じゃあ俺もチェック&射精!!!
脳内映像の文字変換に苦戦中・・・
まとめ画像みたけど村田って昔あんなんだったのか?!
初めてあの子のことを知ったのは四月の終わりくらいだった。
ちゃんと進級した赤西が俺のとこへ遊びに来たときに言ったんだ。
「おいおい、1年A組にけっこう可愛い子いんじゃん。え?お前
C組なの?ふざけんな」
そう言われて一緒にその女の子を見に行った。
その子は黒髪ストレートで、なんつーか影のある感じがした子だった。
教室の隅で、友達と騒ぐことなく、ポツンと席に座っていた。
−暗そうな女−
最初はそう思っただけだった。
ところが数日後、その子を廊下で見かけたんだが…ガラッとイメチェンしていたんだ。
アンチ黒髪ストレートとも言える、茶髪ショートに変身してたんだよ。
中等部の女の子と笑いながら話しているその姿に、俺はやられてしまった。
ありゃあ一撃だったな。
やっぱり女の子は笑うと可愛い、そう思った。
特にあの子は。
俺、年下に惚れちまったのか?
そう思うと、当時はマジでショックだったな。
でもさ、暗くてパッとしない子が人気者になる…マジで素晴らしいことだと思わない?
あれから数ヶ月。
もうすぐ11月になろうとしてるのに、あの子とまったく進展がない。
きっかけもないし…顔見知り程度にはなれたんだが、それだけじゃ満足できない。
来月にはクリスマス、年末、正月、バレンタインと行事が続くのに、こりゃやばいよ。
…そろそろマジで動かねーと!!
ある日の昼休み。
俺は意を決してその子に話しかけることにした。
中等部のガキが二人ほど一緒にいたが、もうそんなことは構わない。
そんなことで躊躇してたら、いつまで立っても何もかわりゃしないだろう。
またこの次はないかも知れない、逃した魚って大きいんだぞ。
出会い頭が大切なんだ。
「ねぇ、きみ」
後ろから声をかける。
反応はない。
気付いてないのか、シカトしてるのか…
「ねぇ」
気を引き締めて、もう一度。
すると目当ての子ではなく、一緒にいた中等部の生徒がこちらを振り向いた。
「…?」
「あの」
その中等部の生徒は、俺の格好を見て高等部の生徒だと判断したのか、
彼女の腕を引っ張る。
「ん、なに?小春ちゃん」
「亀井さん、ホラ」
小春と呼ばれた女子生徒に指差され、彼女はようやく振り返った。
やっぱりキュートだ。
「あ、亀梨くん。こんにちは」
その女の子、亀井絵里がちょこっと頭を下げる。
俺も「おぅ」と言って頭を下げた。
「僕になんか用?」
「うん、今夜あいてる?」
「へ?」
彼女は俺が何を言ってるんだかよくわからないといった感じだった。
そりゃ無理もない、大して親しくもない同級生の男にこんなこと訊かれたって…なぁ?
「ご飯でも一緒にどう?」
俺の心臓の鼓動は、もうバックンバクンだ。
だが、きょどったらダメだ。
挙動不審はいくら顔がよくてもかっこ悪いものだし、何しろ頼りなく映る。
ちょっとぐらい横暴に見えるくらいが、女の子にはちょうどいい…ハズ。
「うーん……」
亀井絵里は首を傾げて、隣の口元にホクロある子をチラチラ見ながら苦笑いしている。
おいおい、なんで悩むんだよ。
なんか…断られそうな空気だな。
「行ってきたら?」
「え?」
一緒にいたもう一人の子が、亀井絵里にそう促した。
「男の子がこうやって女の子を誘うのは、相当な度胸がいるハズなの。
その想いを無駄にしちゃいけないの」
「え、え、別にそーいうことじゃないと思うんだけど…ねぇ、亀梨くん?」
そんなこと訊かないでくれ。
なんて答えたらいいか、わかんないじゃん。
「亀梨くん?」
「来れんのかよ、来れねーのかよ」
やべッ、思わず強い口調で言ってしまった!!
冷静になれよ、俺…orz
「ごめんね、今日はちょっと…」
…ほれみろ、終わったな。
でも、お前が悪いんだぞ…と心の中で誰かに言われた気がした。
俺はガクッと肩を落とす。
あー…面白くない。
「…なんて言ってるけど、絵里ホントは行きたいんですなの」
「え?」
「ちょ、さゆ何を言って…」
「あ、そういえば亀井さん、さっき『今日一日なーんもすることない』って
言ってましたもんね」
「小春ちゃんまで何を…」
な、なんだこの話の流れは。
これはもしかして…
「だから絵里、行ってきたらいいの」
「すこし色気づいた方がいいですよ」
「うぅ…まぁさゆがそう言うなら…」
や、やったああああああああああ!!!!!!!!!!
中等部の二人GJ!!マジでGJだぜ!!!!
「じゃ、じゃあ夜の七時に杜王駅前のバスのロータリーんとこで待ってるからさ!!」
「うん、わかったよ」
「あ、絶対私服で来てな!じゃあまた後で!!!」
俺は彼女にそう告げると、俺は緩みきる顔を見られたくなくて、背を向け
急いで教室に戻っていった。
「あれ、亀梨なにやってんだ?帰りの準備?はえぇだろ」
「わり、今日もうふけるわ。替え玉よろしく」
「どうやってだよ…」
マジ、バリバリにセットしねーと!!!
ん、こーいうときってやっぱ俺の会計もちかな?
まぁいいや☆今月分のローンはもう払ったし!!
758 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/14(月) 21:06:49 0
ちょっと待って、途中だけど、マジでジョジョっぽくないなorz
これじゃまずいんで残りの分、ちょっと直しますッじゃまたあとで!!
乙ッ!
直さない部分も読んでみたいが
山岸と辻の話みたいなのかな?
760 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/14(月) 22:47:57 0
>>750 そうですか・・・じゃあ計画どうりもう少し菅沼を
絡まそうか・・・
ム☆メは初期ムメと現行ムメでは顔つきはちょっと違いますね。
千奈美に当方、メロンのCDは全部持っていますw
>>758 乙!です!菅沼みたいな非常にいい加減な人格の人間を
ポンといれたらどんな感じになるのか?半ば実験的に入れてみたのですが
まぁ良い結果に・・・なったのかな?と。
アミーゴはどんな感じで話が進むのか?楽しみにしております!
761 :
名無し募集中。。。:2005/11/14(月) 22:50:11 0
最初見たときはクソスレだと思ってたのに
こんなネ申スレになってたとは・・・・
ジョジョヲタとしても失格だ・・・・・・・orz
ってことではじめまして(爆)
ようこそ公開オナニー会場へ
763 :
六部198:2005/11/15(火) 00:49:07 0
おいおい落っこっちまうぜ
764 :
名無し募集中。。。:2005/11/15(火) 01:03:48 0
何時間書き込み無いとやばい?
765 :
名無し募集中。。。:2005/11/15(火) 01:07:31 0
落ちるときは2時間弱で落ちる
766 :
六部198:2005/11/15(火) 01:35:43 0
よし!いきます!
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜13
村田の姿が忽然と消えた。
それと同時に視界の隅でまたパチパチと星のようなモノがちらつく。
「っ!?どこに消えたっ?!」
「ココダ・・・」
突然後から声がして、みうなは「ハッ」と振り向いた。
「!!!!!」
声の主は村田では無く、代わりに見覚えのある顔が浮かんでいた。
「お前は・・・・どうしてッ?!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜14
そこにいたのは、かつて幼い少女を殺し、スタンド能力で人形として操り
夜な夜なダンスを踊らせていた変態殺人鬼・・・『堂本光一』であった!
「お前は?堂本光一ッ?!死んだはずじゃ・・・」
そう、この殺人鬼はみうなと藤本によって倒され病院に運ばれたが
『結果的』に医療ミスによって死亡しているはずなのだ。
「ヲイおい・・・俺も忘れてもらっちゃあ困るぜ・・・・」
ベロベロ・・・・ドグチャア・・・・
堂本の頭が割れ、そこからもう一つの人格であり、光一の友人、
『剛』が顔をのぞかせた。
「ウあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
そのあまりにもグロテスクな光景に恐怖したみうなの悲鳴が校舎に響く。
「おいおい・・・ご挨拶じゃねーか・・・なあ?光一・・・」
「まったくだ・・・それにこんな風にしたのは君じゃないか・・・」
剛と光一が交互に喋りかけながら、みうなに近づいてくる。
「来るなあッ!!」
ドンッ!
あとずさったみうなの背中に、何かが当たった感触がした。
シャキイイイイィィィンンンンンン・・・・
振り向くとそこにはぶどうヶ丘の幽霊『ハサミ女』こと中谷美紀が、
持っている大バサミを振り下ろさんとしていた。
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜15
「くそお!」
みうなは中谷の股下を潜り抜け、なんとか虎口を脱した。
「・・・おお!うまいうまい!」
『剛』がそう言うと、『光一』も「ククク・・・」と崩れかけた顔で薄ら笑いを浮かべる。
「う、うるさいッ!!」
ブウゥンッ!!
「クッ・・・」
その間にも中谷がこちらに向かってハサミを振り回す。
「ッのおおお!!」
みうなは体制を立てなおし、スノー・ドロップで中谷の顔面を殴りつける。
グシャアッ!!ボタボタボタ・・・・
(えっ?)
スノー・ドロップの拳が中谷の顔面を貫き、大きな穴が開き、
そこから大量の血と蛆虫のようなものがこぼれ落ちた。
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜16
「おやおや・・・レディの顔を傷つけるとは・・なんてヒドイヤツなんだ・・・なあ?剛」
「まったくだ・・・ヒドイヤツだ・・・」
その光景を見ている双頭の堂本が二人(?)で冷やかす。
「黙れっ!!!」
(幽霊にスタンド攻撃が効いた?コイツはスタンド?でもこれは何かがおかしい・・・
ハサミ女は公園から出られないんじゃないの?第一堂本は死んでるはずだし
『顔』から『顔』が出てきてるなんてありえない・・・!うっ・・・目がチカチカする・・・)
「なに考え事してんだあああ?!!」
いつの間にか自分の目の前まで来ていた堂本がみうなに殴りかかる。
ドボオオォッッ!!
「うげえええぇぇぇ!!!」
すかさずスノー・ドロップで反撃すると、堂本の腹に大きな穴が開き、
口から血を吐いた。
だが、中谷といい、堂本といい、手ごたえがまったく感じられなかった。
(何だ?この現実感の無さは・・・それに村田先輩はどこに・・・・?ハッ?!)
みうなは村田の作品を見たときにある言葉が浮かんだのを思い出した。
『サイケデリック』
幻覚を引き起こすといわれる薬・LSDの服用によってもたらされる症状に似た
ファッション、音楽、アート、風俗を総称して呼ばれることが多い。-某サイトより抜粋-
(スタンドの能力は本体の精神構造にほぼ依存する・・・
なんで気づかなかったんだ?これは・・・いや、これこそが!)
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド・・・・・
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜17
「これこそが村田先輩のスタンドの本当の能力!これは幻覚だッ!!!」
みうながそう叫ぶのを、村田は教室の影から見ていた。
「気付かれたか・・・なかなか勘が鋭い娘ね・・・」
メガネを指で押し上げ呟いた。
「あなたが何を見ているかは分からないけど、
なかなか面白そうだ・・・」
そう言うと、教室の中からスケッチブックを取り出し、
みうなをスケッチしだした。
彼女が自滅するのをこのまま待つことにしたのだ。
「このスタンドを使って私はサイケアート界の『スーパースター』になるんだ・・・
演劇部に構ってる暇は無い・・・」
そう、村田めぐみは幻覚症状を引き起こすこのスタンド能力を自分自身に使い、
そこで見た世界をアートに反映させていた。
『ドラッグ』を一切使用せず、この『才能』のみで業界に殴りこみに行く。
極めて健康的、そんな自分を誇りに思っていた。
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜18
中谷美紀がみうなに向かってハサミを振り下ろす。
「これは幻覚、私の頭の中の出来事!幻を恐れる必要はないわっ!」
みうなはそう言って、ハサミをよけようとしない。
「おいおい!死んじまうぞお!」
堂本剛がまたもや冷やかす。
「マボロシぶぜいが利いた風なことを言ってんじゃないわよ!!」
みうなが一喝すると、堂本は肩をすくめ、『下』の光一に何かぼやきだした。
目の前にハサミの刃が迫る!
「・・・・」
みうなは目を見開きそれを受け止めようとする。
・・・が。
ブウゥンッ!!
(くそっ!!)
条件反射なのか、ギリギリでそれをかわした。
「ッ!!」
頬に痛みを感じ、手をそこにやると何かが付いた。
見るとそれは・・・・自分の血だった。
「どうしてッ?!幻なのにッ!!」
その間にも中谷の攻撃は続く。
みうなはたまらず教室の中、『村田のアトリエ』に逃げ込んだ。
だが、そこにサイケなアトリエはなかった・・・
暗黒の世界・・・ふと足元を見ると、木造の床ではなく
金網になっており、その下はどこまでも闇が広がっていた・・・
「これは・・・まさか・・・・」
773 :
六部198:2005/11/15(火) 01:50:00 0
ここまで!
ちょっと長いな・・・少し整理してまた明日いきます
774 :
名無し募集中。。。:2005/11/15(火) 02:05:22 0
乙!!やっぱ198さんのは怖さはアートだな
775 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/15(火) 02:23:20 0
雨にやられた…orzけど帰宅!!
>>773 乙ッ!!
村田も『○○スターになる』という夢を持っているのかー!!
幽霊ものといいサイケといい、使い方ウマー
>>760 菅沼のように男性主体の話は、読んでてすごい楽しいっす
ハロプロということで主要キャラがほとんど(むしろすべて?)女性キャラになるから、
新鮮味ありますしね!
じゃあ俺もチェック済んだんで出します!!
午後4時。
ちょっと早めに家を出たのにはワケがある。
俺はぶどうヶ丘総合病院の前に来ていた。
もうすぐ退院できるらしい親友のお見舞いのため、そして、
今日の報告をするためだ。
自動ドアをくぐり、エレベーターの上ボタンを押し、降りてくるのを待つ。
「えーっと…確か五階だったかな?」
チーン…
お、意外と早くきたな。
エレベーターの扉が開く。
「…あれ?」
中から出てきた人物に、俺は見覚えがあった。
Gジャンにベロアのスカート、黒いハンチング…私服でわかりづらいが間違いない。
さっき亀井絵里といっしょにいた中等部のガキの一人だ、たぶん。
中学生とは思えない表情をしていたが…誰かここに知り合いでも入院してんのかな?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
…まぁ、俺には関係ないか。
それにしても、女のオシャレってわからん。
あれって、良いの?
チーン…
五階についたところで、俺は考えるのをやめた。
『527号室 山下智久 成宮寛貴』
「よーっす」
俺はノックもなしに、その病室に入った。
「おぉぉぉッ!!びっくりした!!!」
「よぉ山下。もうすぐ退院らしいじゃんか。あれ、成宮は?」
「お、あいつなら下で平山さんと会ってるよ」
へぇ、あいつらデキてんのかな。
「成宮は退院まだなのかよ」
「アイツは…拙者より重傷だったからな」
ふ〜ん。
それにしても、こいつらはいったい何してこんな重傷を負ったんだろう。
いつもヘラヘラしてるこいつらがどっかの誰かとケンカするとは思えないし…。
山下たちは、なぜかケガの理由を一切教えてくれない。
事故ったなんて言ってたけど、たぶん嘘だろう。事故で火傷するかよ。
「つーか、なに?そのテーラード。亀梨、お前…もしかしてキメてる?」
山下が声の調子を変えて、俺のジャケットを指差す。
「ん、かっけーべよ。ワインレッドだぜ、ちょっと流行りに乗ってみた」
「お前、拙者らのお見舞いにわざわざキメてきたのか…」
「んなわけねーだろw」
立ちっぱなしもアレなんで、俺は成宮のベッドにドスッと腰掛ける。
「つーか聞いて驚けよ!!俺ついに誘っちまったんだ」
そうそう!
俺はこの話を聞かすためにここに来たんだ!!
「誰を?何に?」
「言わすなよわかってるくせに。あの子だよ、前に言ったべ。一年生の亀井絵里!」
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!
…って事実上は俺も一年生だけどさ。
「亀井絵里…あぁ『亀』」
「『亀』?まあなんでもいいけどさ。今日これからお食事だぜ!!俺、いい居酒屋
知ってんだ!!熱いだろ?なぁ?」
それから俺は、親友の山下に今の興奮をありったけぶつけたのだった。
もう今から楽しみでしょうがないからな!!
しばらくして落ち着いてきた頃、山下がこんなことを口にし始めた。
「拙者、やばいかもしれん」
「何が?」
やばいって、何がやばいのだろうか?
「ああ…ちょっと今狙われててな」
「狙われてるって…?誰に?なんで?」
山下はあさっての方向に視線を向ける。
俺は、前々から思っていたことを口にしてみた。
「…なぁ、お前たちのその怪我、ホントは誰かになんかされたんじゃないのか?」
「・・・・・・」
「おい、いいかげん教えてくれよ。黙るってことはそうなんだろ?もしかして、
俺らと同じような力を持つヤツとか…」
ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッド…
「本当にやばいヤツらだ…やっぱり気が変わった、お前を巻き込むわけにはいかん」
「何言ってんだよ!なんなら二人で仕返ししに行こうぜ!たまには頼ってくれよ。
俺たち、いつか二人でビッグになるって約束したじゃんか!!それに、
地元じゃ負け知らず…そうだろ?」
ガチャ…
俺が意気込んで立ち上がると同時に、誰かが病室に入ってくる。
「いや〜やばい、やばいですよ。平山タン!ハァハァ…って、よう亀。おひさ」
おひさ、じゃねー。
顔面ゆるゆるにしやがって…まぁその気持ちわかるけどさ。
「まぁ、いいや。山下、また報告にくっからよ…俺のラブストーリーのな」
そう言って、俺は病室をあとにした。
バタン…
「あれ、もう帰っちゃうのかよ亀…ん、そういや亀梨も『亀』なんだな。
なぁ山P」
「・・・・・・」
「山P?」
「成宮。明日、外出許可でももらって買い物行けよ」
「松葉杖でかよwめんどいwww」
「いいから」
「…あ?あぁ…わかった」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
山下達の病室を出てすぐ、俺は懐かしい顔に出くわした。
「あれッ!チャーミーじゃん!!チャーミー石川!!!」
石川梨華。
こいつは去年同じクラスだったからよく覚えている。
確か、演劇部だったかな?
「はい、どーも」
「浮かない顔してんね。つーかまだ入院してたの?ウケるw」
「うるさいわねー!このままじゃあたし留年よ。どうしよう…」
半年以上入院してたら、そりゃ単位終わってるだろうな。
チャーミー、乙。
でも、仲間が出来て俺は正直嬉しいw
「ま、いいじゃん。そしたら来年一緒に二年生やろうぜ。じゃーな、グッチャー」
「それあたしのネタなんですけど!!」
笑いながら彼女に手を振ると、俺はエレベーターに乗った。
781 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/15(火) 02:42:23 0
ここまでなんすけど…
やべえやべえ、前置きが長すぎッすねこれ汗
詰め込みたいこと多すぎてうまくまとめられないとです…orz
そんなとこで、ではまた!ノシ
782 :
名無し募集中。。。:2005/11/15(火) 02:52:52 0
乙!!山P達も準レギュラー化してきたな
783 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/15(火) 03:36:05 0
チェック中。。。
夜、七時。
亀井絵里はちょっと遅れてやってきた。
「ごめんね、待った?」
「いや、今来たとこ」
大嘘。
俺はかれこれ一時間以上前からバスターミナルにある池の前で亀を観察していた。
ま、基本だよな。
「なぁ知ってる?この池、亀がいるんだぜ?」
「知ってるよ〜。こないださゆとね、ここの亀つついて遊んでたんだ」
「おい、そりゃ弱いものイジメだよw可愛がってやんねーとさぁ。
ほら、俺らの名前も『亀』がつくし、絶対いいことあるぜ」
「あ、そういえばそうだね!!奇遇だねェw」
「だろだろ…あのさ、俺、君の事なんて呼んだらいい?」
これこれ、この流れ。
さっきずっと、池の亀を見て考えてたんだ。彼女のこと、なんて呼んだらいいかなーって。
『さん』付けは何か遠い感じするし『ちゃん』付けは俺のキャラじゃない…。
かといって、いきなり呼び捨てっつーのもなぁ。
彼女はなんて答えるだろう…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「僕のこと?なんでもいーよ☆」
そういう返答が一番困るってことが、わからないのだろうか?
つーかこの子、自分の事『ボク』って呼んでるんだ…
…可愛い!!!
「ま、まぁあれだよな。君、まわりの友達から『えりりん』って呼ばれてんだろ?
『亀井』と『えりりん』で、親しみを込めて『かめりん』って呼ぶよ」
「じゃあそれでいいんじゃないかな?」
「お、おう!じゃあ行こうか!!」
俺、なんか気持ちわりーな…そう思いつつも、気持ちは有頂天で、
そんなこと考えてる暇もなかったのだった。
ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッド…
「えぇッ!!ダメなんすか!?」
「はぁ…身分証明書を出していただかないと…」
居酒屋の姉ちゃんに身分証明書をせがまれてしまった俺は、激しく焦っていた。
とりあえず、かめりんには外で待っててもらっているが…
マジふざけんなよ…orz
どうしても、この店に入らなきゃならないんだよ俺らは!!
ちなみに、居酒屋に来たのには変な意味はない。
酒は気持ちをハイにさせるために使う。
そうすれば、例え微量の酒でも初対面という<壁>はなくなるハズなんだ。
よく、女を酔わせてホテルへGo!なんてヤツがいるが、俺はそういうんじゃないよ。
そんな手を使わないと女を抱けないみみっちぃ男じゃないからな。
下心か…そんなもんのために酒を使うなんて実にくだらない。
誇りのないバカのすることだ…酒が可愛そうだぜ!!
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンン!!!!!!
とにかく、こうなったらお諮問等だ!
これで負けたら、他に行くあてがなくなっちまうからな!!!
くそ…こないだ赤西と来たときはすんなり入れたくせに…ッ!!!!
「わかりました、じゃあ古き中学時代の担任に電話して証明してもらいますよ。
ええっと、本田先生の電話番号はと…」
「いえ、そういうんじゃなくて…なんにせよ、身分証明書お持ちでないなら
ちょっと無理ですね」
くそッ、ハッタリ失敗か。
それにしてもこの姉ちゃんむかつくなー!!接客態度わりィよマジで。
なんか腹立ってきた。
「申し訳ございませんが、お引取り下さい」
「わかりました。じゃジュースでいいです。もち、お姉さんのジュースで」
バチコーン…
788 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/15(火) 03:55:01 0
ここまで!!
全然進んでねーじゃねーかって感じですが、もうちょっと待ってorz
明日の夜にはスタンド戦いけると思われます!!
ではでは…ノシ
乙!!!!
えりりんとデートずるいよ(´・ω・`)
790 :
名無し募集中。。。:2005/11/15(火) 06:28:09 0
起床だ
791 :
名無し募集中。。。:2005/11/15(火) 07:38:51 0
就寝だ
792 :
名無し募集中。。。:2005/11/15(火) 09:27:20 0
保全だ
793 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/15(火) 11:00:56 0
朝から感電!100メガショッック!
>>773 サイケ界のスーパースター・・・・
凄すぎですw
>>788 居酒屋拒否キター!w
そういえば一人称がボクの『ボクッ娘』て
二次元マニアの間ではかなりのツボらしい!
794 :
名無し募集中。。。:2005/11/15(火) 12:40:50 0
/´〉,、 | ̄|rヘ
l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/ ∧ /~7 /)
二コ ,| r三'_」 r--、 (/ /二~|/_/∠/
/__」 _,,,ニコ〈 〈〉 / ̄ 」 /^ヽ、 /〉
'´ (__,,,-ー'' ~~ ̄ ャー-、フ /´く//>
`ー-、__,| ''
795 :
名無し募集中。。。:2005/11/15(火) 12:58:51 0
,,r‐-、 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/:::::::::::::゙i, /よつんばいで |
rメ-、-、:::::::::::} | いいですか? |
,,-‐二ニニ二ヾメゝ、ノ | |
/,‐''''"~::::::::::::::;-‐仆ヽメ | 仰向けに |
/;;::;;;:::::;;;;r‐く~>/ , ~,从wヽ | なりますか? |
,,-─''、、ノ_くノ|~ノ'/ / / } ヾ,i, \ __/
:::::::::::::;;;lヽ-、;;;;;;;/ // / /| iヘ} フ,-─‐'"
:::::::::::;;;;;;/ノヽ;;;;;;| l/ / .// |レl'" '
;;;;;;;;;;;;;;;;;;レlヽl;;;;| l| |l // ,,, レ'i" ,,,,,,,,_ _,,,,,,,,,,,,,_
;;;;;;;;;;;;/メ |''";;;;;| || |l.//''≧ ゙ヽ、-、,,,__ ,,-'"~ ~"'''''''"~ ~"ヽ、
---くメ'ノニ、;;;;;;;;| l| |li/∠iノ'' " / ゙"''''''''''‐-、 ,,/~ \
了l( -、,ヽ;;;;i刈 |l'.:i'''~ /ィ \-'、,,,,,,,,,,- ,,,-''" ヽ
|ノ \ヾ= メ、iヽ i{"ヽ (ノ), ヽ‐--─''" i
,‐─((--/ ゙''ヽ'" ヾ、メ ゙ ,,ノ/ } i
ヽ〆l√'" \\  ̄~"""~ノ / :i
_ヽ、,,人 ::::::::ヽヾヽ, /~ .:/ :i
 ̄ .\ 、, ゙ヽ'' " 、 ..:::::::/ .!
.\ ゙ヽ ::| '''i' ,,,,,_ ノ
.゙、 ヽ i | ,,,,,,-‐/ ̄ ./
ヽ i | | ─'''''" / /
796 :
名無し募集中。。。:2005/11/15(火) 14:39:29 0
上に乗って!って、なんだこれはwww
797 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/15(火) 14:43:08 0
帰宅ー保ッ
>>793 マジで!?でも現実の女が『ボクは〜』とか言い出したら
気持ち悪いんだろうなぁw
でも気のせいか、亀井には僕っていう一人称似合う気するんです
798 :
六部198:2005/11/15(火) 15:43:58 0
799 :
六部198:2005/11/15(火) 17:33:05 0
保全疾走
800 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/15(火) 18:12:02 0
チェックチェック!!
「へぇ〜亀梨くんって野球出来るんだぁ」
「うん、こう見えても元選抜メンバーだからさ。しかもピッチャーですよ。
もう昔みたいに早い球は投げられないけどね」
結局あのあと、杜王町の駅前にあるファミレスで晩御飯を食べながら
おしゃべりするにとどまった。
打ち解けてしまえば意外とベラベラ話す子だったので、わざわざ居酒屋に行く
必要はなかったようだ。
腕時計の針は、十時五分を指している。
そろそろ帰宅時間か…もう少しくらい一緒にいたいな。
「なぁ、このあと…」
「・・・・・・・・・・」
ちぇッ…またか。
かめりんは会話の途中でも、たびたび携帯電話を取り出してはカチカチやっている。
誰かとメールでもしているんだろうか。
ちょっと不快だ、俺は彼氏じゃないとはいえ、男といる時くらい控えることは
できないもんかなぁ…ん?男!?
もしかして、彼氏とメールしてたりすんの?
えっ、つーか彼氏とかいんのかな!?
一度考えたらなかなか離れない。
ぎ、疑心暗鬼にかきたれられる…ッ!!
「ね、ねぇ、さっきから誰とメールしてるの?」
俺は勇気を出して訊いてみることにした。
「…ん?さゆだよ」
その一言で、不安が一発で取っ払われるから不思議だ。
でも、ずいぶん仲いいんだな。
レストランでも、この子の話す内容は八割方その『道重さゆみ』のことだった。
以前一緒に観覧車乗ったとか、お弁当作ってもらったーとか、まるでカップルの
ノロケ話を聞かされているような、変な感覚に陥ってしまったくらいだ。
あと、前に変なイケメン二人組に襲われて、二人で入院してたことがあるとか。
あの時はさゆを守りたい一心だった…なーんてくすぐったい事言ってたな。
つーか君、女だろって話だ。
でもやっぱりこの子可愛いもんな、襲いたくなるヤツもいるだろう。
「これからどうする?」
「どうするって?」
「どっかでちょっと話していかない?うーん…そうだ、ぶどうヶ丘公園とかどうよ?」
「えぇッ、あそこ幽霊出るらしいよ。ハサミを持った女の幽霊…先輩が言ってたんだ。
あ、亀梨くんには見えないかも知れないけど」
見えない?
そりゃ幽霊なんて霊感強いヤツくらいにしか…なぁ?
「じゃあ肝試し感覚で…」
「やだ」
そんなハッキリ断られると、へこんでしまうよorz
まぁ、いいや。
今日は一緒に食事したという、大きな一歩を踏み出したんだ。
それだけでも、かなりでかいよな。
それから俺は、かめりんを駅まで送ると、浮かれ気分で家路についた。
たった一日だけの、幸せな気持ちの余韻に浸りながら。
『527号室 山下智久 成宮寛貴』
次の日。
大寝坊して昼に起きた俺は、まっすぐ学校へ行かず、山下に昨晩の報告を
するため、ぶどうヶ丘総合病院に来ていた。
「おーっす…って、あれ?」
なんだ…誰もいないのかよ。
どーせションベンにでも行ってるんだろう。
「どっこらせっと」
あいつら…随分いい布団に寝てるんだな。
病院ベッドって、こうなのか?
あー…このまま横になったら、一眠りできそうだぜ…
「…ん?なんだこれ」
テレビの台の上に、無印良品かなんかで売ってる安モンの小さなアルバムを発見した。
これ、女子高生とかがよくプリクラ手帳代わりにするんだよな。
あいつ、そんな趣味あったのか。初めて知ったしw
「どれどれ、ちょいと拝ませてもらうよ…・」
俺は、適当に真ん中のページを開けてみることにした。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
パラッ…パラッ…
「おい…なんだよこりゃあ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ガチャッ…
固まった俺のいる病室に、誰かが入ってくる。
「わーすれもん、わすれもん〜」
「成宮…」
「あれ、亀じゃん。何してンの?てかお前、学校は?」
「これ、なんだよ!!!!」
俺は今見ていた小さなアルバムを成宮に突きつける。
「…お前、見たのか?」
「見たのかじゃねーよ!なんだよこの写真はよ…!!!」
そのアルバムに収まられていた写真はほとんど女。一人だけ男子生徒が
含まれているが、すべてぶどうヶ丘高校・中学の生徒だ。
最初は盗撮とか、やばい系の写真なんじゃないかと思った。
だが、ちがう。
写真の裏に、奇妙な追記がされていたんだ。
こんな感じに。
『高等部1年 高橋愛…殴ったもんを凹ませて、倍化して凸らせる』
『中等部3年 道重さゆみ…シャボン玉のような爆弾を出す』
そして、こんなのも…
『高等部1年 亀井絵里…遠くまで飛ぶ。音を取る。宙に浮かす。いきなり進化した』
中には、裏面が名前だけで白紙な写真もあるが…今はそんなことどうでもいい!!
なんだか嫌な予感がしてきた。
バラバラのパズルのピースが出来上がっていくようだ。
嘘だろ…まさか…ッ!!
「成宮答えてくれ!この写真の奴らは…みんなスタンド使いなのかよ!!」
「…やれやれ。山Pには黙ってろって言われたんだけどよ…まぁ、お前には
知る権利があると俺は思ってるから…教えてやる」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
俺は、一目散にぶどうヶ丘高校を目指す。
畜生…なんで俺に何も教えてくれなかったんだよ山下!!
成宮は「親友だからこそ、危険なことに巻き込みたくはないって
山Pが言ってた」なんて言っていたが…
「そんなの優しさでもなんでもねェだろうがよぉぉぉぉぉッ!!!!!!」
成宮の話によると、このアルバムに載っている写真は演劇部の者で、
全員スタンド使いだということだ。
しかも、山下と成宮をやったヤツも演劇部だそうだ。
なぜか、部員の写真が一枚だけ抜けているようだが、そんなこと考えてる余裕は
今の俺にはなかった。
聞きたくなかった…こんな話は。
まさか…かめりんとさゆってガキが…あいつらを…山下をヤッたなんて…ッ!!!
この写真の裏の追記を見て、あいつらのケガのキッカケがわかったよ。
『前に変なイケメン二人組に襲われて、二人で入院してたことがある』
そうか…そういうことだったんだな…亀井絵里ッ!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
昨日、山下が言っていた。
ちょっと今狙われててな、と。
今朝の11時ごろ、山下は外出許可をもらって病院を出たそうだ。
そして、成宮にも早く出かけるように促していたという。
俺の推理が正しければ…山下を狙ってるのは、山下をヤッた演劇部の亀井と道重!
きっと山下はこの二人が学校にいるうちに隠れ、ヤツらから逃げるつもりだ。
携帯の電波が届かないので、電話して本人から直接聞けないが…
たぶん間違いない!!
俺にはわかるんだ!長年あいつと一緒にいる俺には!!
キーンコーンカーンコーン…
学校の前まで来て、終業のチャイムが鳴り響いた。
「くそッ!!放課後になっちまう!!!!」
畜生…ヤツらに山下は…俺の親友は追わせねぇッ!!!!!!!!
「俺がここで食い止めてやるからな…『ミ・アミーゴ』ッ!!!!」
ドギュウウウウン!!!
「追跡を開始するッ!!!!!!」
俺は大きく振りかぶって…投げた!!
ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンン!!!!!!!!
807 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/15(火) 18:26:17 0
ここまで!!
ようやくスタンド戦…では行ってきますノシ
808 :
名無し募集中。。。:2005/11/15(火) 19:31:12 0
ある意味、優良スレだな。マジでUFAとゼティマに見て欲しい。
YahooやGM、羊じゃ成り立たない議論だけど、最近の路線に
不満を感じてるマジヲタがこんなにいるってこと、わかって
もらいたいよ。あ、あとつんく♂もよく見てくれや、マジで。
809 :
名無し募集中。。。:2005/11/15(火) 20:03:30 0
何こいつ・・・
誤爆だろ
811 :
610:2005/11/15(火) 20:27:57 0
>>677 強敵だと思います…ふふ
>>680 ま、まじっすか?まあもうちょい読みやすく書こうと思います
つーか最近リアルが忙しくなっちゃって主に週末にうpすることになると思ふ
皆さんの作品もあとでイッキ読みします!
812 :
名無し募集中。。。:2005/11/15(火) 20:47:33 0
いつの間にやら七部も800まで
813 :
六部198:2005/11/15(火) 21:45:02 0
乙ッ!
ここから加速していくのかぁ!
そして伏線らしきものがチラチラと・・・
814 :
六部198:2005/11/15(火) 22:35:05 0
チェック終了
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜19
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・
そこは去年のイヴの日の悪夢そのものであった。
そしてなぜか旧校舎内ではなく、自宅前の風景に変わっていた
前方に誰かがいる・・・それは村田ではないのは明らかだ。
「みうなちゃん・・・駄目じゃないか・・・綺麗な顔が台無しだよ・・・」
「!!あんたは・・・!」
そこにいたのは、去年のイヴの日にみうなを恐怖に陥れたストーカーだった。
「幻だからって舐めてかかっちゃいけないんだよ・・・」
ストーカーはにやにや笑っている。
みうなはとっさに身構えた。
「おっと・・・そんなに警戒しないでくれよ・・・傷つくなあ・・
それに、僕だってなんでこんなところにいるのか解らないんだ・・」
男は「何もしない」と言いたげに、両手を広げた。
しかしみうなは、その警戒を解くことはなかった。
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜20
「こんな話を知ってるかい?昔、ある実験が行われたそうなんだ・・・」
「・・・?何が言いたいの?」
「まあ聞きなよ・・・被験者に目隠しをし、アイスを腕に押し付けた。
普通ならただ冷たいって感じるだけなんだけど、そのときにあることを
被験者にこう言い続けたんだ・・・『今から焼けた鉄の棒を君の腕に押し付ける』
ってね・・・するとアイスを押し付けられた腕がどうなったと思う?」
「?・・・さあ・・・」
「なんと!腕にまるで火傷を負ったような痕が付き、被験者が苦しみだしたんだ!」
「まさか・・・そんなことが・・・」
「みうなちゃんのその頬の傷と一緒さ、それは幻じゃないよ」
そう言ってストーカーはみうなの頬を指差した。
みうなはとっさにその傷に触れると、やはり痛む・・・
「でも、それとこれとで一体何の関係が・・・?」
「僕が思うに、村田さん・・・だっけ?彼女の能力幻覚には
強力な自己暗示の作用があるんじゃないかな?
それから脱するには、術者が解除するか・・・アレしかないんじゃない?」
「・・・アレ?・・・ってまさか・・?アレ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜21
「ショック療法ってこと・・・?」
「う〜ん・・・まあ、そういうことになるかな?フフフ・・・
でも強力な幻覚から覚めるには、それ相当の強いショックがいるよ」
ストーカーは腕を組み笑う。
「てゆーか・・・あんた・・・なんで私にそんなことを・・・敵じゃないの?」
みうなはさっきからそのことが気になっていた。
「何言ってるんだい?僕はいつでも君の味方さ!
それに、ここは君の頭の中の世界・・・もしかすると君は既に
トリックに気付いており、僕に語らせたんじゃないかな?
じゃあ、そろそろ僕は消えることにしよう・・・一目会えて嬉しかったよ・・じゃあね・・・」
そう言ってストーカーが正面を向いたまま闇の中に消えると、
悪夢の世界も同時に消え失せ、気付くと自分は廊下に立っていたのだった。
「どこに行ってたんだ?寂しかったよ」
目の前には双頭の堂本がいた。
その背後には、顔に穴の開いた中谷もいる。
「ちょっと知り合いにね・・・」
そう言うと、「キッ」と堂本を睨み、こう続けた。
「そして!もうこんな馬鹿げた幻覚とはおさらばよ!」
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜22
スノー・ドロップが、みうなに向かって構えをとる。
(やれやれ・・・本当にこれしかないのかな・・・)
「おいっ!てめー何考えてるッ!!」
「やれー!!スノー・ドロップ!!!!」
そして!なんと自分に向けて攻撃をしたのだった!!
ドグメキャバキコスブラヌボアヴルゴズガアアア!!!!!
「うぐああああ!!!!!!!」
ドッギャアアアアアアアアんンンンンンンn!!!!!
(これで目が覚めなかったら最悪・・・ね・・・)
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
・
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜23
気が付くと目の前に村田の姿が見えた。
唖然とした表情をしている。
無理も無い、突然自分のスタンドで自分を殴ったのだから・・・
「素敵な世界から帰ってきましたよ・・先輩・・・」
ふらふらと立ち上がり、村田を指差した。
「あんた・・・イカレてるのか・・?」
「私は正常ですよ・・・適切な判断をしたつもりです・・・
さあ、続けましょうか・・・?それとも降参しますか?」
みうなは頬の血を拭い、それを舐めるとその手を村田に向け、
先程の村田同様のポーズを取る。
「・・・フッ・・・上等じゃない!小手先抜きで行こうかッ!!」
村田はスケッチブックを投げ、それが着地するのを合図に
二人は再度激突した!!
「うおおおお雄雄雄雄雄−−−!!!」
「ムメムメムメムメムメムメムメムメエエエエ!!!」
バキコスブラヌボアヴルゴズガドグメキャアアア!!!!!
「ぐはっ!!」
「くッ!!!」
両者相打ちッ!
だがしかし、打ち合いは続くッ!!
ブラッド・ステインドの蹴りがスノー・ドロップの顔面に迫った。
(もらった!これを喰らえば良しッ!よけても連蹴りでキメてやるッ!!)
しかし、みうながとった行動は意外なものだった。
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜24
なんとみうなはそのまま突っ込み、攻撃を喰らいながらも距離を詰め、
ブラッド・ステインドに拳を叩き込んだのだった!
「ニャニィッッ??!!!」
ドッグワアアアンンンンン!!!
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・
月に照らされた旧校舎の廊下に、二人の息づかいだけが聞こえる・・・
「・・・・さっきの自爆行為といい、今の防衛本能を無視した攻撃といい
なんてやつだ・・・」
大の字に『のびた』村田が半ば呆れたように言った。
「・・・負けるわけにはいきませんのでね・・・」
みうなも力尽きたのか、壁によりかかり荒い息をついている。
「・・・覚悟が違うってわけか・・・私の負けだ・・・好きにしな・・・」
「・・・じゃあ、演劇部に入って貰えますね?」
「あははははははは!!!!」
村田は大笑いして頷き、親指を立てた。
「あんた最高だよ!わかった、従うよ!」
「ふふっ」
みうなも、釣られて笑った。
こうして、みうなによる強硬勧誘劇は幕を閉じたのである・・・・
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜25
「ちょっと待っててくれない?」
そう言うと村田はアトリエに入り、自分の身長ほどもある不気味な人形を取り出してきた。
「・・・そ、それは・・・?」
「あ、紹介するね、このコは『プペちゃん』可愛いでしょ?このコも一緒に行くから」
村田は『プペちゃん』の頭をなで、にっこりと笑った。
「・・・あ・・はは・・・か、可愛いですね・・・・」
みうなは苦笑いをしながら、そう答えるしかなかった。
「あの・・・」
お互いに肩を借りながら部室に向かう途中、みうながおもむろに声を掛けた。
「ん?」
「演劇部の勧誘を断ったってことは何か他にやることが・・・」
「ああ、あのアトリエを見ただろ?」
「はい・・・」
村田は自分の夢を語り始めた。
-〜アンチ・×××・スーパースター〜17を参照-
「それは凄いですね・・・」
みうなは心からそう思った。
「そういうことだから、部に入ってもアート活動はさせてもらうよ」
「あ、それは平気ですよ。部長も掛け持ちで部活やってますから」
「そうか、それは安心した・・・」
銀色の永遠 〜アンチ・×××・スーパースター〜26
「部に入らなかった理由・・・実はもう一つあったんだ・・・」
村田は急に立ち止まって真面目な顔になり、みうなを見つめた。
「え・・?」
サワサワサワ・・・・・・
窓の外で風が吹き、木々が揺れる音が響いた。
「・・・どういうことですか?」
「寺田・・・アイツ・・・何かおかしい・・・」
「・・・?おかしいって?」
「いや、よくわからないんだけど・・・私の直感がそう言ってる・・・」
「・・・」
「とにかく・・・私は入部はするが、寺田の支配下に入るわけじゃない
って言いたいだけ・・・まあ表面上は従っておくけど・・・
みうなも・・・あ、『みうな』って呼ばせてもらうよ・・・
みうなもアイツに気を許さないほうがいいよ」
「・・・・・」
サワサワサワザワザワ・・・・・・
雲が月を覆い、辺りが暗くなる。
そして二人は、そのまま無言で部室へ向かった。
みうな
スタンド名 スノー・・ドロップ
指令:『村田めぐみ』を勧誘せよ 成功
村田めぐみ
スタンド名 ブラッド・ステインド(赤いフリージア)
演劇部に入部することを決意
TO BE CONTINUED…
824 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/15(火) 23:01:55 0
六部198さん!乙!!!
ハロプロ2大メルヘン大戦!面白かったです!
やっぱりプペちゃんは出さないと駄目ですねw
スタンド名:ブラッド・ステインド(赤いフリージア)
本体:村田めぐみ
破壊力:B
スピード:B
射程距離:D
持続力:B
精密動作性:A
成長性:C
ttp://megumimurata.jog.buttobi.net/cgi-bin/src/megumi0251.jpg 能力:スウィート・ドリーム
標的の脳を微小な針で刺激し、第一段階として視界が歪み、その後幻覚状態に陥る。
強烈な催眠状態とも言え、その中で傷つけばそれは実際のこととなる。
スウィート・ドリームから抜け出すには術者の許可か、大きなショックを与える必要がある。
尚、幻覚の中に出てくる人物などには、稀に本物の魂(生霊?)が入り込むことがある。
826 :
六部198:2005/11/15(火) 23:11:34 0
>>823 どうもです!
急遽入れてみましたw
村田画像なんですがメガネ掛けてないからちょっと微妙かも
もし誰かもっといいのがあればそちらを・・・
連投で申し訳ないが
まとめの掲示板のほうにちょいと補足などを・・・
829 :
610:2005/11/15(火) 23:55:08 0
六部198さん乙です
なんか展開が動いていきそうでわくわく
では自分も少し…
830 :
610:2005/11/15(火) 23:56:35 0
「お〜い、終わったか〜?」
掃除を終えた美貴が亀井を迎えに行くと、ひとり机に向かっている亀井がいた
「あんた何やってんの?」
「あ、藤本さん、彩ちゃんのためにノートを写してあげてるんですよ。
他にも教科ごとにテストの傾向と対策とか…」
「そんなことしてる場合じゃねーだろ!今から何のために集まるのか
分かってんのか?…それにその量、全教科ひとりでやるつもりだったのかよ?」
「そうですよ?彼女はもうボクの親友なんです!それに彩ちゃんがスタンド使い
だったとしても絶対悪い人なんかじゃないです!」
「親友?まだ知り合って1日だろ…。とにかく行くぞ!道重だって待ってるぞ」
「さゆなんかどうでもいいですよ。それより見て下さい、彩ちゃんが親友の証と
してコレくれたんです!手作りだって、うふふ」
そういって亀井は手首を見せた
そこにはゴム紐にビーズを通して作ったアクセサリがあった
(おかしいぞ…亀井が道重のことをこんな風に言うなんて…)
その時、プツンとそのゴム紐が切れた
亀井が自分の爪で引っ掛けて切ってしまったようだ、床にビーズが散らばる
831 :
610:2005/11/15(火) 23:58:35 0
「あ〜〜〜〜!!!彩ちゃんの手作りがぁ〜〜〜〜〜〜!!!」
あわてて拾い集める亀井
「うッうッ…ううッ…」
(な…何だこいつ…泣いてんのか!?)
ポタッ…ポタッ…
後ろを向いてうずくまっている亀井の足元に雫が落ちる
(い…いや涙だけじゃないぞ…これは…血!?)
「おいッ!?亀井ッ!?」
異変を感じたあたしは亀井の肩をつかんでこっちを向かせる!
!!!
亀井…こいつ自分の指の爪を剥がしている…!!!自分の歯で…!!!
「何やってんだオメーーーーーーッ!!?」
「うう…ボクの爪が伸びてたばっかりに…せっかく彩ちゃんがくれたのに…」
「それに藤本美貴…おまえ彩ちゃんの悪口を散々言ったなッ…!!殺してやるッ!!」
ガシィッ!!
突然亀井はあたしの首を両手で掴んできた!
「が…はッ…!」
(こいつ…!?こ…この力…!!マジだ…マジであたしを殺る気だ…!!!)
「ブギートレインッ!!!」
ズドォッ!!!
ブギートレイン03の拳が亀井のみぞおちに突き刺さる
亀井は意識を失い崩れ落ちた
「ハア…ハア…決まりだ…上戸はスタンド使い!あたし達の敵だッ!!」
832 :
610:2005/11/16(水) 00:03:01 0
ここまで!
ではおやすみなさい
833 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 00:16:52 0
乙ッ!
痛い痛い痛い!!
上戸の目的はなんなんだろう?
そしてオナ終了して0時を過ぎた198は名無しに戻りました
834 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 00:37:51 0
保全疾走
835 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 02:17:24 O
あぶねッ
836 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 02:32:45 0
保全疾走
837 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 02:56:04 0
寝る前保
マリリンマンソン
839 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/16(水) 04:03:17 0
帰宅ーッ!!
>>828 乙!!
こう、主人公がボロボロになってもつっこんでいく話、好きです!
ジョジョっつーとやっぱり『覚悟』や『誇り』の世界なような気がするんでw
>>832 超面白そう…なんつーか、言葉が見つからないけど、
何か精神的なものの恐ろしさを感じたガクブル
続き期待してます!!
今日は前スレさんのオナニーはナシかぁ…
そしてN.O.さんは…
840 :
なんみん:2005/11/16(水) 04:27:52 0
帰宅ーッ!!
>>828 元ストーカー良い奴だな…まあ元々好きが高じたものだもんね
ゴシックやらサイケやら…映像変換してて楽しい作品は好きっす!!
>>832 なるほど…それでアレか(意味不明w)…これもサイコ系ですな…怖過ぎる!!
文章についてはモチマジです!!見習いたいくらいです
>>839 ようやくバトルですね!!wktk
こっちも次回作の製作に掛かれそうです
ただ1つネックがありまして…うpは次スレになります
841 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/16(水) 05:24:38 0
>>840 ようやくバトルです!!
次回オナは次スレか〜期待してます!!
さーて今夜のラストオナニー!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キーンコーンカーンコーン…
帰りのHRが終わり、僕は帰る身支度をしていた。
最近寒くなってきたからな、マフラーマフラーっと…
こないだバーバリーのマフラー買ったんだけど、色失敗したかなぁ。
ベージュってけっこう定番すぎたかも。いろんな人とカブってるんだ。
グレーにしとけば良かったかな?
さて、今日は部室に顔出さなくっていっか。
さゆが学校来てないみたいなんで、さっき電話してみたら、今日風邪ひいて
学校休んだのって言われたし、なぜか小春ちゃんも休んでるようだし。
あ、でも待てよ。
もし帰りにどこかで藤本さんと出くわしたら、どうせまたたかられるに違いない。
藤本さんが部活に出るわけないから…部室にいた方が安全だな。
うん、やっぱ部活出よっと。ドルフィンの復習でもしよう。
僕は教室を出ると、部室のある棟へ足を進めた。
演劇部のある棟の廊下を歩いている時だ。
僕は奇妙な音を耳にした。
ヒュン…トッ!…ヒュン…トッ!…
…なんだろうこの音。
まるで壁にボールをぶつけているような音だけど…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
だれかが一人でキャッチボールでもしてんのかな?
…って校舎の中でか!?
その音は次第に近づいてくる。
ヒュン…トッ!…ヒュン…トッ!…
ヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!!
「うわあッ!!!!!!!」
それは突然現れた。
後ろから、僕の顔のすぐ左横をかすめて、すごい速さで野球のボールみたいな物が
通り過ぎていったんだ。
そのボールは、僕の前方にある壁に激突する。
キュルキュルキュルキュル…ッ!!!!!
す、すごい…すごい勢いでボールが壁にスピンしているぞ!!
まるで勢いが止まらないようだ、ボールがどんどんめり込んでいくじゃないか!!
そして…
ガオン!!!!!!!!!!!!
壁に、そのボールと同じ大きさの穴がポッカリ開いて、ボールは姿を消した。
「なんだ…この穴は…」
これは…ただのボールじゃない!!
辺りを見回してみるが、僕以外に誰かがいる気配はないようだ。
お、おいちょっと待ってよ…じゃあ、あのボールはどこから来たんだ?
ヒュン…トッ!…ヒュン…トッ!…
「またこの音…ッ!?」
壁をぶち抜いて外に飛び出てったハズのボールが、また校舎の中に戻ってきたのか!?
再びキョロキョロと辺りを見回す。
だが僕の周りには、やっぱり人っ子一人、亀一匹いない。
だとすると…これは間違いない!!
いや、それしか考えられないッ!!!!
「え、遠距離からの…スタンド攻撃だッ!!!!!!!」
ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッド…
845 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/16(水) 05:30:10 0
ここまででッス!!
じゃあおやすみみずばれ!!!学校だりーorz
乙!!!!
学校頑張れ
847 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 05:46:00 0
乙!!オヤスー!!
848 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/16(水) 07:40:57 0
>>832 610さん乙!
つ・・爪?イテェェエエ!
>>845 1さん乙!ニョホ?!
昨日は全体の構成とか考えていたので・・・
状況を大きく動かすと色々・・と。
849 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 08:52:07 0
パウッ!
850 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 10:42:55 0
/⌒l
:{.__, |
{ |
}.__, | 『我はついに手に入れたぞ!!』
__,/厂{ |、
__ノ{ 、 }ー ,八 『永遠の生命を!』
|! 、 | {.イjj \
| | ヽ.___,フツ'´ ) ,ィ
ヽ.__>ーく_(rへ__,/ハ { ヽ \、
ハ..__,.ィ"丁厂_,ノ ノ :〉 、__ヽ `丶.__ノ 〉
!ヽニニニニ-tijj":::i:{ {ヽ-ゝ __ \
|i ::::巛'::::::j;彡'::::;':/l {\\ 〆勺7ヽz )
:|!('.:::::::::jj彡'::::/人 ヽ `¨ ,r/FミV/_}[ 〈 ,
ヽ_'ー--一__''ニ´ くヽ \ー-、 ヽ. ハ|`> iッ`T゙K, レノ
/´「`广 ̄:::彡:: l } j}ヽ、\ Y>|ィ Tミi> l/ン,r'´
/..:f}!! :::三:: ! ' ,ハ \,,>‐/ 人.'⌒),/凹,. -‐'"'´~'''
_/ .::;i}!}|! ::三::.. :. j:: ; (⌒!ノ ミ.  ̄彡 !h´.,.,;.;';;'';:';'';;.;.,
{ .::;}}i}人` :::三ッ川:..{:. ; jlY^) ミ....::彡 rj^),;'';:;':;;';.:'':;':;'.;.;
851 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 11:50:18 O
保全疾走
852 :
1:2005/11/16(水) 12:53:42 O
学校からッ
>>848 状況が大きく動く(゚∀゚)キター!
期待しつつオナってます!
853 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 14:13:23 0
ワインを一滴もこぼさずに保全しろ
854 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 16:04:53 0
__、_、ヽ`ニ、ニ`二、ニ`ニ`、=、=ヾァー:-:ー丶、,、、,,_,.,、
⌒>\丶\ヽヽ ',!|/〃/ //,. ゙ : ' .: ゙ ,: ゙ ,/
⌒丶\丶ヽ`、', 《〈 〃ノ/. ' . '_;.,;._ ;.' , ゙ //
__\ヽヾ:ヾ_ヾミ[]―‐[〕-''''"~´ 彡 . ゙ .゙〃
⌒\ ミ|{「己川ロ后叨:.: し___! 彡 ;' . ゙ / う ・ ・ ・
ヾレュ三<´{(厶ニニ-‐、>ヽ ; : . ,゙i
⊂ ,{ {(j } }==Y∠r:ュ.ヾ, く;/^ヽ!
c { ト >-<ン ,' ~厂 ̄´`ヽ ,ィ个 } うろたえるんじゃあないッ!
' {〔!厂〈ー‐、 '":::... u } )丿,ハ
)|h `-'" / (__/,/ ドイツ軍人はうろたえないッ!
. !| 「r三三ヽ J l /⌒l !
l | } ,. ―-| u ,/ 、_,ノj ,r一''"~´)
!.ハ ノノ二ニ二! ノ `7〈 / ゝ''"´ __
. | .ハ ヽ-r―‐- ,f 、__// ヽ/-‐''(´ _,,ノ、
_,,.. -ー―ノ / ヽ ゙ー‐ / ! `゙{'′ ノ >‐'''(´_,,/
ー-、 ヽ-r―‐< ,r'゙{:___ノ`ー(、__/ >''"´
、_,,,,,,,,,,,,,,,}!,,___{ ;' /´ '゙ ̄´ ̄´ 丶イ __
\ r―ー>''"/~"''ーく⌒ヽ._,,ノィ´ `)
\ / /7゙ <´ ノ /〈 ><~´
ヽ,/ { ヽr、\ ''" ,. -''"―-ヽ `'ー- 、
// \ \ヽ、`丶、__,,..ィ´}! ,iリ ``丶、 \
855 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 17:03:44 0
856 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 18:18:50 0
保全疾走
857 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 19:22:50 0
保全疾走
858 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 19:59:10 0
銀色の永遠 〜フー・レット・ザ・ドッグス・アウト@〜
12月22日 AM7:00
「あ〜・・・だりぃ・・」
美貴は重いカラダを引きずりながら部室に向かう・・
戦闘ダメージがまだ身体から抜けず、ダルイ!
そんな事もおかまいなしに早朝からの電話係争でミーティングに呼び出されたのだ。
正直、昨日の事を考える部活なんてやる気がしなかった。
麻琴を操って友達同士で闘わせたゲロ野朗の事・・・
容赦なく麻琴を潰そうとした真希ちゃんの事・・・
何が起きているのか・・起き様としているのか・・?
・・・わかんねーよ!マジで。
それでも何かしら前に進まなければ・・・ヤバイ気がしてワタシは部室に向かった
昨日の戦闘でガタガタになった扉を引き開ける。
『早く来すぎたかな?』とか思っていたのは美貴だけで全員が揃っており
美貴が一番最後の様だった・・・。
「美貴姐ッ!」
横かられいなが話掛けてきた。
「何だよ・・・アレ?亀とさゆは・・?」
見回して二人が居ない事に気付く。
「それが・・・・」
れいなが何か言い掛けた所で吉澤が部室の奥から出て来た。
859 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/16(水) 20:00:10 0
ちょいと山車てみま!
860 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 21:10:18 0
乙ッ!
861 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 21:27:38 0
保守
862 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 22:00:46 0
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
863 :
名無し募集中。。。:2005/11/16(水) 23:05:40 0
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
864 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/16(水) 23:32:18 0
銀色の永遠 〜フー・レット・ザ・ドッグス・アウトA〜
吉澤は恭しく部室中央に歩み寄ると深くため息を付いて話を切り出した。
「え〜。もう話を知っているヤツも居ると思うが昨日、紺野、小川に続き亀井、道重も入院しました。」
部員達は知っているモノ、知らないモノ各々が軽くざわつき始める。
「これはアクシデントであり、我々が外部からの妨害もしくは攻撃を受けている。そう俺は判断している。」
吉澤の発言に高橋が挙手をして問いただす。
「何をもって外部と?確証はあるンですカ?」
吉澤は腕を組みながら自論を語る
「一人は紺野、小川の件。その場にいたミキティの発言を信じるとすれば
俺達も知らないような『人を操る』能力を持つヤツ・・そんなやつは部員に居ない!
目的も不明だけどウチの部員がやられたのは事実。俺はコイツを許さない!」
吉澤の発言で部内に歓声が上がる。
「あと一人。亀井達を襲ったヤツ!コイツは街を徘徊している・・・俺達だけじゃない!
杜王町にも危害を及ぼす!コイツが一番危険かもしれない!」
・・・・な・・なんだってェーーーーー!
ゲロ野朗のほかにまだそんなヤツが・・・・もしかして爆弾を使うアイツ・・なのか?
「よっすぃー!!亀達を襲ったヤツ!なにか手懸りは無いのかよッ!」
美貴は手をバタつかせて吉澤に問うた。
「ああ。あるよ。俺も昨日ソイツに襲われたから・・・・」
部室に衝撃が走る。
「アイツは『鋏』を使う。『スポルトマティク』それがアイツの名前らしい。」
・・ハサミ?・・スポ?なんだ?そのふざけた名前は・・でも・・キラでは・・無かったのか
美貴は吉良吉影が妨害者で無かった事に少々の安堵を覚えた。
865 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/16(水) 23:32:56 0
「ヤツの目印は革のジャケットを着ている。それとこれは亀井と道重の描いた人相書きだ。
参考にしてコイツには気を付けて欲しい!」
配られたコピー用紙には何とも言いがたいイラストが2つ。
全くもって参考にはならない描きっぷりだった!
「それでは、本題に入りたい!人数の減少の対策に独断であるが外から人を借りて対処したいと思う!」
ざわ・・・・
ざわ・・・・・
ざわ・・・
ざわつく部員を無視して吉澤は続ける。
手招きをして奥から人を呼び出した。
「まずは俺の友人の木村絢香!英検研究会の部長だ。それとテニス部の里田まい!
国体選手だから知っているやつも多いだろう?この二人は俺が責任を持って推選した!
皆が思うような不安はまずない。安心して欲しい!」
絢香と里田は拍手で迎えられた
「そしてもう一人。知っているやつも居るな?数年前まで演劇部に在籍していたからな・・・」
吉澤は再び手招きをしてもう一人を呼んだ。
「な・・・」
出てきた人物に美貴は自分の目を疑った
「今回、俺達の窮地を察して参加してくれる事になった!後藤真希だ!」
866 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/16(水) 23:37:09 0
今日はここまで!おやすみやび!
&保全組乙ですた!
ニスト達・・後は頼んだぜ・・・
867 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 00:15:32 0
前スレ83氏、乙!です!
おぉ〜なかなかシビアというか良い感じの展開になってきましたね
後藤がどういった攻めを見せるのか楽しみ
頑張れフジモト!戦えブギートレイン03!
868 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 00:43:22 0
任せろ保全疾走
869 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 01:33:58 0
眠いぞ保全疾走
870 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 01:36:35 0
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ <後はおまかせ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
871 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/17(木) 02:22:29 0
帰宅!!
前スレさん乙!!
そりゃ亀井に絵書かせちゃあなw
後藤がついにでかく動き出したか…激しくwktk
楽しみにしてます!!
それじゃ本編とはあまり深く繋がりを持たないであろうオナニー行きます!!
ヒュン…トッ!…ヒュン…トッ!…
壁や天井をバウンドしながら僕の方へと迫ってくる。
弾速はかなり早い!!
いったい何が目的でコイツは…演劇部を狙ってるヤツらと
何か関係があるのか?
ヒュン!!!
「おっと」
クネッ
迫ってきたスタンドボールを、僕はドルフィン・ダンスで滑らかにかわす。
うへへ…腕は落ちてない、完璧にマスターしたねこれは。
トッ!!
何かに激突してバウンドする音がした。
しまった!!跳ね返って戻ってくる!!!
「うわッ!!」
クネッ
あ、危ない危ない…
こいつ、いったい何を探知して僕を襲っているんだろう?
押尾のように、音や振動?
山下のように、第三者に頼って?
わからない…わからないけど、これだけは言える…ッ。
「けっこうヤバイかも!!!」
ヒュン!!
クネッ
かわしてるだけじゃダメだ!
なんとかしないと…もしかしたら消耗戦に持ってく気かもしれない。
とりあえず、この場は逃れるんだ!!
演劇部の部室はすぐそこ。とりあえず一時的に避難しよう!!!
ヒュンッ…ヒュンッ…
クネッ…クネッ…
スタンドの猛攻を華麗に掻い潜り、部室へ逃げ込むと、僕はドアをピッタリしめて
もたれ掛かった。
「ふぅ…危なかったな…」
まだ誰も来てない…なんだか変に落ち着いてる自分がいる。
僕も闘い慣れしてきたってことか…あんま嬉しくないけど。
ガスゥッ!!!!!!!!!!!!!
突如、脇腹に重たい衝撃が走った!!!!!
「う…え…?」
シュルシュルシュル…
ぼ、ボールが…スタンドのボールが僕の脇腹に…?
「めり込んでるううううううッ!!!バカなあああああああああッ!!!!!!!!」
そんなバカな!
ここは密室のハズ!!ドアはちゃんと閉めたんだから!!!
入ってこれるわけない…
「ハッ!!」
まさか…壁に穴を開けたようにドアに穴を…?
で、でもドアには穴どころか、傷一つついてないぞ。
それに穴を開けてきたのなら、ドアにもたれ掛かっていた僕の背中に
その衝撃が一瞬でも伝わってくるはず!!
なのになぜ…なんの抵抗もなかったかのように…
まさか…
「すり抜けたのか…ドアを…ッ!!」
まずい…この回転力はまずいぞ…!!
穴を開けられてしまう!!僕の身体に…穴をッ!!!!!!
「う…があああああああああああああああああッ!!!!!!!!!」
さゆ!!!!
もうダメだと感じて、彼女の顔を頭に思い浮かべたその時だった。
シュルルルルル…トンッ!!
どういうわけか、ボールの回転が収まり、僕から弾かれるように飛んで離れたんだ。
なぜだ…?
なぜ僕の身体を削り取って穴を開けなかったんだ…?
ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッド…
身体から離れたボールは、部室の中で激しくバウンドを始めた。
なんだかよくわからないけど…とにかく、こいつをなんとかしなくちゃ!!
「サイレント・エリーゼッ!!!」
バヒュウウウウウウンンン!
このスタンドの本体がどうやって僕を察知してるかはわからない。
けど…イチかバチかだ!!
僕は教室の中心にサイレント・エリーゼを這わせ、能力を発動させる。
「ミュージック…いらっしゃああああああい!!音は消える!!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
音で探知しているとしたら、これでこいつは僕を見失うことになるはずだ!!
…だが、スタンドのボールは依然部室内を跳ね続け、僕の方へ向かってくる。
違うのか!?音じゃないのか!!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「うぅっ戻るんだエリーゼッ…あッ!!!!!!!!!!!?」
ヒュンッ!!
急いでスタンドを戻そうとしたのが、失敗だった。
もっと、敵の動きを予想しておかなければならなかったんだ。
スタンドボールが天井に当たり、スピードはまったくそのまま跳ね返っていく先は…
エリーゼの頭部だッ!!やばい!!!!!!
スタンドのダメージは僕に返ってくるんだ!!!!
まずい!頭部にあんな速さの球を食らったら…ッ!!!!!!!
ところが、またここで奇妙なことが起きる。
スッ…トッ!!
エリーゼをすり抜けて、ボールは地面にバウンドしたんだ。
な、なんなんだコイツは…攻撃する意思は…本当にあるのか?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
このスタンドの本体の目的はなんだろう?
こうやって攻めに来たって事は、僕を…演劇部を潰したいからなんじゃないのか?
だが、どうもやってくることが生ッちょろい。
僕は試しに、スタンドのボール目掛けて、側にあった机を一つ投げつけてみる。
「くるりんぱッ!!」
キュルキュルキュル…ガオン!!!!
投げつけた机はボールのスピンで激しく音をならし貫かれた。
床に落ちた机には、スタンドのボールと同じサイズの穴が開いている。
まるでコルク栓を抜いたようだ…
これだけの恐ろしい威力があるのに…なぜさっき僕を貫かなかったんだ?
ヒュンッ!!
クネッ
「おっと…!!」
だが、僕に迫って飛んでくる時は、急所を狙ってきているように感じる。
何回かかわしてるからわかる、たぶんミゾオチあたりを狙っているぞ。
やっぱり相手がやる気なのは間違いないようだけど…
「ハァ…ハァ…」
そろそろ疲れてきたな…このままじゃこいつの思うツボだ。
そうか…きっと疲れたところで、急所を貫いてくるに違いないッ!!
…覚悟を決めるか!!
本体がどうやって僕を察知してるのかはわかんないけど…
でも穴を開けるのに、ちょっとでも時間があるのなら…やってやる!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
878 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/17(木) 03:02:28 0
ここまで!!
なんか淡々としてて読み直すとちょっとアレなんですが、
あともうちょいなんで付き合って欲しいっす…
879 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 03:05:26 0
おつかれさんです
880 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 03:58:01 0
>>前スレさん乙ですッ!!
菅沼、演劇部+α全員を敵に回しちゃったよw…まあ頑張れ菅沼ッ!!
>>1さん乙ですッ!!
淡々とした中にも緊張感が…亀梨も亀井相手じゃやり難いね
881 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 04:08:58 0
ホゼンドライブ
俺は…とんだアマちゃんだな。
頭では山下を助けたいと思ってるのに、心では亀井絵里を
攻撃していることに抵抗を感じている。
さっき亀井の脇腹に一撃入れたときだって、結局ためらってしまい
ヤツからつい離れてしまった。
俺のスタンド『ミ・アミーゴ』は、それ自身が<目>なので、校舎の裏から亀井を
ヤるなんてことは朝飯前なんだけど…なかなか決心がつかず部室内を跳ねてるばかりだ。
それにイラだって、亀井の投げた机に思わず穴をあけてやったが…
くそッ!!
「俺…やっぱり亀井のこと傷つけたくねェーよッ!!!」
あり得ない!山下と亀井じゃ、俺にとっての存在の大きさは月とスッポンの
はずなのに…ッ!!
ピリリリリリリリリリリッ…ピリリリリリリリリリリッ…
その時、俺のポケットから、無機質な電子音が発せられた。
鳴り響いた携帯電話…嫌な予感が胸をよぎる。
冷静になれよ…俺。
俺は恐る恐る携帯電話を取り出す。
『山下智久』
アイツから電話…くそッ!冷静になるんだ!!
「はい」
『亀梨…すまん。どうしてもお前だけは巻き込みたくなかったんだが…
でももう他に頼れるヤツがいないんだ…すまない』
「な、なんだよ…どういうことだ?」
『情けないぜ…助けてくれ。例のヤツに追われてるんだ…
もう、ダメかもしれない…拙者』
「どういうことだよ!追われてるだって!?」
そんな…山下、アイツすでにもう誰かに追われてるのか!?
じゃあ、今回山下をやろうとしてんのは亀井ではない…?
「今どこにいんだよ!!」
『杜王グランドホテルの近くの…わかるか?ちょっと暗い路地う
ドカアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!ブツッ…』
なんだ…今の電話越しに聞こえた爆発音は…ッ!?
「山下?山下!!?」
…ダメだ!繋がらなくなっちまってる…ッ!!!
二人を裂くように、電話が切れた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
畜生!!!早くアイツを助けにいかねぇと!!!
もう亀井にかまってる暇はないッ!
「…クソッ!ちょっとだけ眠ってくれ!!!」
狙うは…亀井のミゾオチだ!!一撃で決めてやるッ!!
許してくれよ…亀井。
俺、どうしてもアイツを助けたいんだ!
ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッド…
885 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/17(木) 05:20:44 0
ここまで!!
>>879 >>880 dです!!
そして読んでくれてる人達&保全してくれてた人達にサンクス!!
では今日はこれでノシ
886 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 05:24:28 0
1氏、乙!です!
友情の方が上か…難しいな 事情も知らずに友達の為に好きな女を攻撃する
熱いっ!熱いぞおぉぉぉぉ! でも切ないなぁ・・・
さて次はどうなるんでしょうwktk!
887 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 08:05:12 0
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
888 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/17(木) 08:06:51 0
おは保全!
>>867 前の2話は前置きでこう持ってきたかったので!
お膳立ては出来たので如何様にもグチャグチャに出来ますね!
>>880 当初の予定道理。敵になりましたw
>>885 1さん乙!
この能力の探りあいが堪りませんね!
>>886 俺の知り合いに逆のヤツがいたお!
889 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 10:11:18 0
/i /{/'⌒'} }}Y/ / ,r-、ヽ, /
ノ、|、ヾ_,,ノ ノ ノ{ ヾ {^')) }フ/ / _/
\ヽ、 彡'`、、 'ー' ノ //",,゙ """ / ヽ
ヽ-、ミ‐-、、 、,r=‐'¬ー=、、,-‐'_ ヽ、 /ノ / 『味』 保・ こ
ミ/ ~  ̄ノ /\ /彡 "" |/ だ 全・ の
/ ,' u ∪ ! ヽ | i、゙ー''"彡 /| ぜ を・ 味
、、∪ / ノ / _,,,...-‐‐ニ=,ノ,,/ ヽ、,,_ \ ,イ / | : し・ は
ニ、=!, l_. レr=-ニ二、,,,.-'" ー、==-ヽ'"/ / ヽ : て・
、(・,)>ノ⌒ ∠,(・,)_く ゙` ヽ゚ノ`ー=、_ /// ∠ : る・
 ̄/""゙ ヽ ̄ ̄ \ヽ  ̄ ̄ // ノ
u 〈 、 u (ヽ //  ̄ノ
ヽ -' lj >、 // /  ̄ヽ、
/ヽー‐ 、 /'"´ 'i // / ∨ヽ/
^゙"⌒ヾ、 ,i| ,"__} // / /
ー- - ヽ_人`'′ // / /
/ i'゙' /-─‐‐''/_/_
、 _/-‐ヽ、___,,,, -‐‐  ̄
ー-、、,,__,-‐'//ノゝノ ノ ヽ\
890 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 11:34:29 0
タイムウォーカー零。保全
891 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 13:09:34 0
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
892 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 14:11:09 0
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
893 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 14:43:30 0
☆ノノハ
从´∇`从 <わーい
/つノノハ
川*^∇^)|| <でっかいWで〜す☆
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
894 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 14:44:28 0
ちなこヅラ、ヅラ!
895 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 14:44:37 0
千奈美!頭!頭!
896 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 16:45:52 0
保全色の波紋疾走
897 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/17(木) 18:28:02 0
イキます保全
「くらえッくらえぇ!!この野郎ッ!!!」
だが焦っているせいか、俺の攻撃は幾度となくクネクネとかわされてしまう。
なんて滑らかな動きをしやがる…まるでダンスを踊っているようだ。
ちッ…遊びに付き合ってる暇はねェんだよ!!!
『ハァ…ハァ…』
亀井が息を切らし始めた。
こいつ、そろそろ体力の限界か…俺もだんだん疲れてきたよ。
「終わりにしようぜ…ッ!!」
俺はミ・アミーゴを亀井のミゾオチ目掛けて突進させる!!
なんでだよ…なんでこんなことになんなきゃなんねーだ!!!!
神様も酷なことしやがるよな…
「ドクサレがァァァァァァァッ!!!!!!!!!!」
その時、俺はミ・アミーゴをキッと睨みつける亀井の目つきに気が付いた。
憎しみとか、悔しさとかそういう目つきではない。
これは…なにか信念を持っている目だ!!
そして、何か覚悟を決めた目つきだ!!!
その一瞬だけだが、俺には亀井が女子高生…いや、女に見えなかった。
う、うろたえるな俺!!
冷静になるんだ!いつでも冷静にならなければ…ッ!!
「ミ・アミーゴ<ア・クロス・ボンド(強い絆)>!!!」
スタンドを超高速回転!!
これで亀井のミゾオチを撃つ!!!
だが穴は開けない…常識では計り知れないほどの回転力の球をミゾオチに
めり込ませ、そのショックで気絶させる!!!
そして…俺は山下の所へ行くんだ!!!!!
ギャッギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンンン!!!!!!
グシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!
ヒット!!!
亀井は一瞬白目を剥いて…え?
ブシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!
俺のスタンドの視界が赤く染まった。
なんだこれは…血?
「やべぇッ!!」
俺は急いでミ・アミーゴの回転を止める。
バカな!俺は穴を開ける能力なんか使っていないぞ!!!
「…ハッ!?」
こ、こいつ…なんてことを…
俺のスタンドを両の掌(手の平)でガードしてやがる…ッ!!!!
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!
『敵の二段攻撃を防ぐには三段攻撃しかないらしい…まぁ、これは別に
二段攻撃でもなんでもないけど、僕の両手は塞がったんだ…だから同じことさ。
そして最後の攻撃は…』
ドヒュンッ!!
亀井の背中に背の低いスタンドが浮かび上がった。
さっきのと形が違う…スタンドは一人一体のはずじゃないのか!?
そのスタンドは一瞬で亀井の前方に移動する。
『そう、足だ!!ACT3サイレント・エリザベス!!!やれぇェェェェッ!!!』
『R・O・G・E・R!!了解シマスタかめりん様!!!!!』
『『でぇぇぇぇぇいッ!!モグモグモグモグモモグモグモグモグモググモグモグ
モグモモグモグモグモグモグモグモグモグモグモググモグッ!!!』』
げえぇぇぇぇぇぇッ!!!!
こいつ、俺のスタンドが掌にくっついたままなのに蹴りをッ!!!!!!!!
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガッ…メメタァッ!!!!!!!!!!!!
「う…げ…ッ」
蹴りのダメージは、本体である俺のところに返ってくる。
威力は大したことない…
「いてぇ…唇の端切れたぜ…ッ」
背中とかもアザになってるかもな。
ちょっとまずいぜこれは…
『『ウェー・ウェー(上へ上へ)!!!!!!!!』』
亀井とそのスタンドが、いきなり意味がわからない単語を吐いた…その時!!!
信じられないことだが、俺の身体がフワリと宙に浮き始めた。
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!
ガシィッ!!!
亀井が血まみれの手で俺のスタンドを掴む。
い、いでで…ギュッと握りやがって…
『このパワーだ…本体は近いぞ!!今頃無重力状態になってるはずッ!!』
そうだったのか…亀井のその形のスタンドは無重力化能力…か。
術にかかっちまったせいか、スタンドが自由に動かない。
そして、俺自身も…
…ちッ、けっこういい勘してんな。真っ直ぐこっちに来やがる。
山下、許してくれ…俺、助けにいけそうもないぜ…
ザザッ!!!!
そして、彼女の到着か。
昨日、次の日こんな風になるなんて誰が予想できただろう?
俺も亀井も、まったく予想できなかった事態だ。
「きみがこのボールの本体…?そうか、そういえば言っていたね。
野球で選抜メンバーに選ばれたことがあるって」
ふん…携帯ばっかいじくってて聞いてないような感じだったのに覚えてたんだな…
ビックリだよ。
ドサッ!!!!
突然、無重力効果が解けて、俺は地面に落下する。
『R・O・G・E・R!解除シマスタ!!』
ドッヒュウウウウウウウウウウウウウウウーン!
・・・・・・・・・・・・!!?
どういうことだ…?
なぜ能力を解除した?
バアアアアアアアアーン!!!
「何をやってる?亀井絵里…どうして俺を下ろした!?なぜトドメを刺さない?」
俺がものすごい剣幕で亀井を怒鳴りつける。
亀井は血まみれの手を気にしながら、指先で髪の襟足をいじっていた。
そして、こう言った。
「きみがいい人だからさ」
…え?
予想もしていなかった言葉に、俺はキョトンとしてしまった。
「僕を襲ったけどイイ人だ・・・・・・・・きみは何度も僕を殺すことが出来たハズなんだ。
もし、きみがその気だったなら僕は三回死んでいるからね。理由は知らないけど、
きみは何度も僕への攻撃をためらった…だから僕も攻撃するのをやめることにしたんだ。
さっきだって、僕の手から吹き出た『血』にショックを受けて、すぐに攻撃をやめた…」
「・・・・・・・・」
「きみが攻撃を何度もためらっていたから僕は覚悟を決める時間が出来たわけだし、
きみが攻撃をすぐにやめたから、僕は『サイレント・エリザベス』を叩き込む事が
出来たんだ…きみが最初からマジで殺す気だったら、僕は今頃身体に穴を開けられて、
部室で死んでいたよ…きみは、僕を攻撃することに抵抗を感じているんだ」
「だとしたら…どうするんだ…ッ!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「お前がッ!お前たちが山下をヤッたことには変わりはねーんだぜーッ!!
お前が攻撃をやめたからって、いま俺がその気になったらどうするつもりなんだ!?」
「いいや、きみは絶対にその気になったりなんかしないね。なぜなら…」
亀井は表情を変えず、でも優しそうな目つきで言った。
「きみと僕は友達だからさ」
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンン!!!!
「教えてほしい…誰に頼まれたの?山下って…きみは彼の友達だったのかい?
きみたちを動かしているのは一体誰なんだ?」
「動かしている…?これは俺自身の意思によるものだ…ッ!!」
「そうか…ならいいんだ。僕とさゆはね、入院中、彼に問いただしたことがあったんだ。
なぜ僕らを襲ったのかって。彼は何も答えてくれなかったよ。
でも退院してから、ある日後輩の女の子がこんなことを言ったんだ。
『バックに誰かいるんじゃないか』…ってね」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
どういうことだ…?
山下たちが襲われたんじゃなくて、山下たちが襲ったのか…?
俺は山下を信じたい…が、亀井が嘘を言ってるとは思えない。
「スタンドを持っているとはいえ、無関係の人間を巻き込むようなヤツを、
僕は絶対に許さない。誰なんだ…山下って人たちを動かした輩は…」
そういえば、山下に「お前を巻き込みたくはない」みたいなこと言われたっけ。
でも、なんだか…わかりかけてきた。
山下を動かしたヤツの話のことではない。
いま山下を追っているヤツのことが…な。
「…おい一つ聞かせてくれ。いま、お前たちの中で山下を動かした
ヤツってのを調べてる人間はいるのか?」
「いや、いないと思う。これはあくまで僕やさゆの妄想にしか過ぎないから。
彼に事情を聞きに行ったのだって、僕らが勝手にやったことさ。先生から
そんな指令は来てないしね。さゆはあまり納得いかなかったみたいだけど…」
そうか…これでやっと完璧にわかったよ。
山下が追われている理由がな…。
ムクッ
俺は立ち上がると、よろよろと歩き出す。
「どこへ行く気?」
「わりぃな、どいてくれ。親友がやばいんだ…」
そう言うと、亀井は俺にスタンドを差し出してきた。
「はい、きみの守護霊様。事情はよく知らないけど、頑張るんだよ」
「…サンキュー。じゃあな」
「うん、また今度」
また今度か…ありゃいいけど。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
906 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/17(木) 18:44:12 0
ここまで!!
じゃあノシ
>>前スレさん
まとめサイトにうpされてたさゆ画像保存しますたwいつも乙です
907 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/17(木) 19:04:04 0
>>906 1さん!乙!
来て見たらレスが900とかいって黄色くなってなので吃驚です!
まとめのほうはイエイエですよ!好きでやっているだけなので。
さゆ画像はコレイイ!とか思っているのに限って
貼れないようなヤツなのでw選択するのが難しいです(爆
908 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 19:38:02 0
うたばん前保全疾走
909 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 19:43:36 0
両人乙ッ!
どちらも大きな流れの佳境に入ってきたって感じですね
910 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 20:36:46 0
面白いよぉおぉぉぉおぉ
911 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/17(木) 21:00:28 0
銀色の永遠 〜フー・レット・ザ・ドッグス・アウトB〜
時間は少し先進む・・・
12月22日 pm1:30
〜菅谷梨沙子〜
「蟻がいっぱいいるもん!黒いのに、白いのと赤いの!白とか赤って初めて見たもん!」
梨沙子は棒で蟻達を追いかける。
「・・・・あれ・・あたし・・・何しに来てたんだっけ・・・?」
しばし虚空を見つめる・・
「あばばばばば!そうだ!みんなで買出しに出てたんだっけ!」
周りの見回す・・・
「どーしよー・・・」
カメユーに向かったはずなのに違う所に居る。
うろうろと足を運ばせると公園の中に入ってしまった。
「あば!ここは・・・ハ・・ハサミ女の出る所だもん!」
コクン!
緊張で咽喉が動く・・・
迷子になった孤独感と公園に纏わる怪談の恐怖・・
梨沙子の目がから涙が零れてきた。
「うえぇ・・・・うえぇえぇえぇ・・」
一目散で公園から逃げ出そうとして走りだした。
ログハウスを抜けてベンチを通りすぎようとしたその時
グギュ!
何か硬いモノを踏みつけた?
912 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/17(木) 21:01:01 0
「痛ぇええええええッ!!」
人の叫び声がし、
ベンチに乗っかっていた革のボロキレが起き上がってきた!
913 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/17(木) 21:03:43 0
風呂いってきま!
914 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 21:20:46 0
乙ッ!
俺も入って来よう
915 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 21:34:09 0
今日仕事が無くて暇だったんでニストに参加してみようかなと思って
少し書いてみたんだけどオチが思いつかねえ(ノ∀`)
スタンド案だけは出てくるんだけどね・・・・・・・・w
916 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 22:05:59 0
そのまま書いてれば思いついたりするもんだよ
917 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/17(木) 22:11:53 0
>>915 オナなんだからとりあえず出してみろよ!
ってことで、まぁ気軽にやってみてくださいよ!
918 :
915:2005/11/17(木) 22:24:52 0
んじゃ〜出してみます。
って、テキストは職場のPCの中だから導入部だけ・・・
919 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 22:27:46 0
すげーニストが二人も
920 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/17(木) 22:46:24 0
うほ!来る?
921 :
915:2005/11/17(木) 22:54:59 0
銀色の永遠 〜藤本美貴はジェネレーションギャップを感じる@〜
「それ・・・ぼくにくれないか もしいらないなら・・・スタンドだけ・・・」
『能力だけ取り出してDISCで保管するという事か?
それもいいかもな・・・『適材適所』・・・
・・・必要になる時がいつかあるかもしれない・・・』
「あぁ。少なくとも逆よりは役に立つと思うんだよ」
『・・・そうだな。確かに逆よりは使い道がありそうだな・・・』
『逆よりはな・・・・・・・・』
922 :
915:2005/11/17(木) 22:55:51 0
とりあえず導入部だけ(爆)
続きは明日の晩あpします。
タイトル考えるのだけに30分かかってこのていたらく(ノ∀`)
923 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 23:17:51 O
ホワイトスネイクの予感
924 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/17(木) 23:35:47 0
12月22日 pm1:30
―スポルトマティク―
俺は昨晩、寝ず甚八だったので昼まで暖かい日差しを受けながらベンチで身体を休めていた。
・・・・この街に逃げてきた事。昨日の出来事。自分と同じ『能力』を持った人間が居た事。
そして自分が『能力』を身に付けた時の事。そしてこれからの事・・・
そんな事を考えながら日差しに甘え、あまやかな時間を楽しんでいた・・・
グギュ!
足首に激しい痛みが走る!投げ出していた足を誰かが踏みやがったのか?
俺は突然与えられた痛みに思わず思わず叫び声を上げてしまった。
「痛ぇええええええッ!!」
反射的に身体が起きる!
この野朗!俺の折角の睡眠をッ!そう思って相手を睨みつけた!
・・・・が・・なんだ?
ガキじゃねぇのか?
925 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/17(木) 23:36:24 0
こっちを見てワンワン泣きやがる!
「おい・・・どうした?」
「うぇええぇええぇ・・・」
「だからどうした?あぁ?」
「うぅうぅううぅう・・・」
なんだよ〜。俺か?俺が泣かしちまったのかぁ?
まいったな?こりゃ!
「ほら!泣くのをやめろよ。チョコ食うか?」
俺はポケットからチョコを差し出した。
「あぅう・・」
なんとか泣き止んでくれた・・。チョコは万能だな!
「あむ!あむ!あむ!」
ッッッ!!!!
「お前!そんなに喰うなよ!大体チョコってのはちょっとつづ。こう口の中で溶かしてだな・・」
「・・・おじさんケチだ・・・」
おじさんて・・・オマエな!
「ったよ!好きなだけ喰えよ。それと俺はまだ30前!解るか?まだ若いの!お兄さん!解るか?」
コクッ!
・・・・首だけで返事しやがって。最近のガキは・・!
「甘くないゆー!」
「甘いものばっか喰ってるとバカになるって知ってるか?お前?」
「お前じゃなくて『りさ子』だよ!」
はいはい、りさ子りさ子。
全く何をやっているんだ?俺は?
926 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/17(木) 23:37:27 0
突然、りさ子の顔が青ざめる。
「何だ?どうかしたか?」
「あそこの木の影・・人が見ている・・」
木の方を指さして震えている
「なんだ?お前にも『美紀』が見えるのか?」
「・・・美紀?」
「あぁ。なんでもここにいる幽霊らしくてな!昨日の夜にここに来たら一晩中闘う羽目になった」
「・・・で・・どうなったの?」
「闘いの中で生まれる友情って奴か?俺はココにいても良いって事になったよ・・」
「あ・・あたしもココにいてもいいのかな?」
「じゃあ聞いてみるか?オーイ美紀?この子もここにいてもいいかぁッ?」
俺は声を張って美紀に届けた。
美紀は頷いて見せた。
「良いとよ。よかったな!美紀はああ見えても優しい奴なんだよ・・」
「でも・・・あの人、人殺しの幽霊だよ・・・」
「そんな話があるのか?・・優しさ故・・・逆に許せない・・・まぁ色々あるんだよ・・大人は・・」
「あたし・・大人じゃないから解らないよ・・」
・・・・ごもっとも!
927 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/17(木) 23:45:38 0
よっしゃここまで!
本来ならもっと演劇部の事をもう少しやってから菅沼編に移行
するのがベターなんですがカキたいほうをカキました!
打倒!菅谷学園!みたいなノリでw
>>922 915さん!ようこそ!オナ宮殿へw
良い感じですよ〜!続きを楽しみにしています!
928 :
名無し募集中。。。:2005/11/17(木) 23:55:16 0
乙ッ!
美紀って・・・仲良くなってるw
>>922 新規乙ッ!
神父なのか?
929 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 00:31:25 0
保全疾走
930 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 01:31:10 0
我々は保全の奴隷なんだよ
やべーwwwww仲良くなってる
932 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 02:51:24 0
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
933 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 03:39:11 0
すげーな…このスレどんどん進化していってるよ…
>>915さん初オナ乙ッ!!
あの導入は気になりますね…今日の晩を楽しみにしてます!!
>>前スレさん
菅沼wwwやはりタダモノじゃ無かった!!すげー!!
934 :
1 ◆I7CTouCqyo :2005/11/18(金) 04:17:53 0
帰宅ーッ!!
>>922 新オナ乙!!
考えてる時間って楽しいッすよねw続き楽しみにしてます!!
>>927 菅沼、ハサミ女と仲良くなったのかw
りしゃことも関わっちゃったし、こりゃまた大波乱の予感
りしゃこ編の冒頭の蟻がなんか気になってしょうがない
画像貼れないヤツ気になる〜ッ!!
保全してくれてる&読んでくれてる人達d!!ではッ
935 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 04:32:06 0
蟻はアビーじゃないのかな?奴も退院した頃だろうし…
936 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2005/11/18(金) 06:32:16 0
ひは保〜い!!
>>933 喜んでいただけてようでw
>>934 おかえりんんこ!
蟻はちょっとお気に入りなので出させていただきました!
>貼れないやつ。 コラですwヤバイかな?と思って控えています。
>>935 退院してハバを効かせているのを想像してちょっと出し!
保全組!&マイハマン!乙!です!!
937 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 06:47:29 0
1氏、乙!です!
優しそうな目つきで言った。
「きみと僕は友達だからさ」
亀井に惚れました 亀梨には死んで欲しくないなぁw
915氏、乙!です!
楽しみにしてます!
前スレ83氏、乙!です!
おぉ!りしゃこ登場「菅」繋がりw
ひさびさのキッズ登場wktk!
えりりんがどんどんかっこよくなっていく
うれしい限りだ
939 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 10:05:53 0
保全疾走
940 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 11:53:42 0
て雰なわ __ ll
し囲んか / 全 何
ま気かん /ヽ、 然 書
いにすな ll , わ い
たごごい / か て
いまいけ ん ん
.!!か..:ど . =|= な の
さ : |.._ い か
れ 亠 !,,,,ー‐‐‐--,,,,,,,,
_,,-t | ,-'''''';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
_,,、-‐丶' ュ一、、 .,´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
_,,‐''´ー''' 丶、 ヽ /;;;;;;;;;;;;;/ '、t,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |
,イ´´ ./、 ミ、ヽ / ./;;;;;;;;;;;;;i u l;',`-、;;;;;;;;;;;:::;;;;;;; |
ノイ /.,イ/i / 丶、 l ..|:::;;;;/イ;i ヽ、 ヽ;;;;:::;;;;;,; ;;,l
ノ ,,-〈/ー|/ uーヽ,トV i、 ..|;;;;;l レ‐--‐'''ヘl,1`ートヽ;;;;;;;;;;;;|
-‐イi l' 。=, 。= }|iト'ゝ .|;;;;;;| /t.ヽ/1//fノヽ };;;;;;;|
.iハi 〈{::::}〉//〈{::::}〉iハ|) |;;;;;;;|シ'{;;;;;;}/|/ {;;;;;;} i;;;;;;;;;|
〈ヘ|///,i ///i-く ..|;;;へ!/ /チ/ / /|;rヽ;;l
,--‐ゝl/j//////│ } 、 |;;I | ,u /ヽ// /|i ,,};;|
;;;;;;;;;;;;;;l、//i ̄~}/ulし' | ̄/ |;;;ヽ.i/ /.l ̄`,// iイ;;;;;;;|
 ̄ ̄ヽ;´‐、,、I,mj //!;;ヽ / |;;;;;;;`、//| .|/ i´;;;;;;;;;;|
〈;;;;;;;i I .| i | ,ヘ/;;;;;;i ”/ |;;;;;;;;;;´、 !,_ノ J t::::´ ̄´ヽ
I;;;;;i '|;I | |/ i;;;;;/ ̄ヽ,┃┃┃━,'‐ー、/`ヽ, _,‐’:::::::::::::::::::::}
\;;i レ'フ i┠ .┃ 丿:::::く'、 ̄-‐}`ー‐'::::::::::::::: :::::::/1
941 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 13:04:08 0
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ <糞スレ乱立中保全!
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
942 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 13:52:18 0
寝る前に穂
943 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 14:38:08 0
この保全を見て
うしろを
ふり向いた時
おまえらは
944 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 15:00:37 0
,. -‐‐-- 、
,.r'´.. .:::::::::::::::. .:::. `ヽ、
/:::::::::. .::::::::::::::::::::. .::::. ..:ヽ、
//.::::::::::::::. .:::.::::::::::::::::::::. ..::...::ヽ、
li:. .::::::::::::::::::::::..::::::::::::::::. .::::::::::::::::ヽ、
l::. ..:::::::ト::::::::::ト:::::::::::::ト,:::. .:::::ヽ、::::lヽ
|:::::::イ::l.l::ト::i:::ll:::::ト:::::l l:::::::::::::il、lヽi! !
r‐、/.|i:l‐,::,、:l:::l.l::::l.l::::l |::::::::::::::l、i!ヽl
i ! l|〈f:.:リ'ヽヽl::l .l,.-、‐l::::::::::::l l !
r 、 ゝ、,l ! `''´ ヽ〈トソ.' .l::::il:i:l ! !
l ヽ.,,,_ r '' ‐、- ':::;;_lヽ ``` __ ,.,., /.,,l__!
.>、 `ヽ\_,,.,,_`''ヽ,::\.\. f´ .ソ ,.':::::::::::` '' ‐ 、
_,./ ,ヽ ヽ、ヽ .l、 .::\ ヽ.`_,. - '" ヽ、:::::::::::::.. .:::`ヽ、
r l .| l'´ ` .l l .lヽ、..:::ヽ ' 、_,..,ヽ `ヽ、::::. ....::::::::ヽ、
l l .l、 l,-'..,,.. ヽ .l ./ l l`ヽ、ヽ、 〉::`'':‐..、 `''‐--- 、:__ミ
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` `'ヽ' , ヽ ̄r`''‐'/ ヽ.,,_: : :ヽ'i_: : /,..,,__ ',
`i 、.,,_ ヽ `''‐、f: :`i‐- 、: : :`'' ヽ、
lヽヽ ヽ \ 'i: \ヽ、: : : : : : :\
l \ |: i: :ヽ、`ヽ、: : : : : ヽ、
', ヽ |: : : : : ヽ.l >─''''''─ヽ
l ヽ l、: : : : : ヽ‐i
945 :
名無し募集中。。。:2005/11/18(金) 16:59:26 0
久々に見に来たらいたらエライ事になってるな
作者さん&住人さん乙!
946 :
名無し募集中。。。:
危ない保全疾走