【小説】リア消だったら誰に告ってた 第28章【キッズ】
1 :
名無し募集中。。。:
連載中作品
【秘密国家公務員】 清水 他 (羊で連載中)
【小学6年生〜春〜】 夏焼・村上 他
【僕に舞い降りた天使】 清水・嗣永・矢島
【幼なじみ】 徳永・嗣永
【遠い夏の日】 夏焼
【Distance】 清水
【上京恋愛】 菅谷
【夏の終わりに】 菅谷
【白い東京】 梅田 他
【マニアック問題】 熊井・徳永
【ともだち】 村上・矢島
しばらく更新のない作品
【Bye Bye またね】(旧題【下宿編】)
【夏休み】
【妖精の奇跡・マイマイのイタズラ】
【I REMEMBER YOU】
【好きになっちゃいけない人】
【ゴールデンルーキー】
【QUIZ】
【風の声】
【スカーレット】
【バレーボーイズ】
【彼女までの愛の距離】
【恋愛シミュレーション21】
【新連載2(仮)】(長期休載宣言)
【恋のEtude】
【電車の中の恋心】
【恋への記憶】
【GROWING UP】
【永遠の絆】
【BOYS〜二人の女の子〜】
【妖獣ハンターK太郎】
【最高の思い出】
完結済作品1
【優しい恋の育て方】 15人斬り!
【修学旅行編 】 徳永・嗣永・須藤・熊井・他
【よく効く催眠術】 徳永・他
【プレゼント 】 中島・熊井・他
【特命係 菅谷梨沙子】 菅谷・他
【強くなりたいとゆいたい】 須藤・他
【王子様と2人のお姫様】 石村・嗣永
【舞波短編】 石村
【蝉】(【プレゼント】のシリーズ) 熊井・他
【セミ】(【蝉】の裏側、【プレゼント】のシリーズ) 熊井・他
【雪が降る季節に・・・】 村上
【日本一の鈍感男】 清水
【ロボキッス】 菅谷
【跳び箱】 清水
【友理奈となかさき続編】(【プレゼント】【蝉】続編) 中島・熊井
【満月の猫】 矢島
【ミステリー】 徳永・嗣永・他
【だんしじょし】 清水・徳永・石村・夏焼・他
〜うたたね〜 嗣永
【手を握って歩きたい】 菅谷(2役)・夏焼
【小児病棟】 岡井
【おつかい】 菅谷
【ギャンブラー】 嗣永
【妖精の奇跡・アイリーンの1週間】 鈴木・夏焼
【願かけ】 須藤・他
【さくら満開】 桃子・他
【おもちゃのぜんまい】 清水
【アメリカ】 愛理・夏焼・他
【小遣いUP大作戦】 桃子
【キャプテンつかさ】 武藤(エッグ)・他
完結済作品2
【願かけ】 須藤・他
【さくら満開】 桃子・他
【おもちゃのぜんまい】 清水
【アメリカ】 愛理・夏焼・他
【小遣いUP大作戦】 桃子
【キャプテンつかさ】 武藤(エッグ)・他
【夏の日の君に】 夏焼
【Silent Emotion】 熊井
【緊張のホワイトデー】 清水
【恋は盲目!?】 清水・他
【だんしじょし・ファンファーレ】 萩原・福田(エッグ)
【学校の怪談】 熊井・清水・石村
【笑顔まで距離】 徳永・夏焼・他
【小さな勇気】 石村・他
【富豪デカvs特命係・菅谷梨沙子】 菅谷・梅田・他
【ある公園にて…】 徳永
【本当に守りたい物】 夏焼・嗣永・徳永・熊井・菅谷
【涙の青春ドッチ!!】 徳永
【星の降る丘】 菅谷
【6月の方程式=4・3・2】 清水
【奇跡の出会い】 菅谷・夏焼
【ふたりぼっちの宇宙戦争】 矢島
【俺はもう死んでいる】 菅谷
【こんな恋のはなし】 Berryz
【おりじなるれしぴ】 梅田
【幼なじみ】〜誕生日の翌朝〜 徳永
【僕に舞い降りた天使】 清水
【不思議な気持ち】 夏焼
【ハッピー・ライフ・ジェネレーター】 夏焼
【白と水色のメッセージ】 熊井
完結済作品3
【レディライクな夏】 夏焼
【須藤さん(仮)】 須藤 中島
【☆友理奈と千奈美☆ 〜ふたりはプリキュア〜)】 熊井 徳永
【夏の涙とスクール雅】 夏焼 菅谷 鈴木
【1日限りのシンデレラ☆】 梅田・熊井
【if・・・】
【夏色の夢】 夏焼
【ウィードクラウン】 熊井
【とびばこ】 菅谷
【ためいきの日曜日】 石村
【時代劇(仮)】 村上・嗣永 他
<<おことわり>>
ここに登場する人物・団体・設定等はすべて架空のものであり、
実在の人物・団体・実際の出来事とは一切関係ありません。
ツッコミ用AA
州*‘ o‘リ<内緒になってないんだも〜ん
川*^∇^)|| <内緒になってないわ
( 川 _ゝ)|| <内緒になってないんだが )
从 ’w’)<内緒になってないよ
从o゚ー゚从<内緒になってないとゆいたいです
ノノl∂_∂'ル<内緒になってないですよ
从´∇`从<内緒になってましぇーん
ル ’ー’リ<内緒になってないぞ
|リ・_・`川<内緒になってないだぎゃー
9 :
代打名無し@実況は実況板で:2005/09/23(金) 19:15:54 0
時代劇お断り
10 :
名無し募集中。。。:2005/09/23(金) 19:17:02 O
くまくまくまってイケメンだな
>>1 乙
前スレ498までしか見てないんだけどその後作品投下された?
499 名前:名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2005/09/23(金) 08:07:18 0
東京乙
500 名前:名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2005/09/23(金) 08:46:32 0
オメコネリ
501 名前:名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2005/09/23(金) 08:49:38 0
なんかイイな乙
502 名前:名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2005/09/23(金) 11:38:46 0
ホ
503 名前:名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2005/09/23(金) 12:51:31 O
保全
時代劇が来てから廃れた
最後の保全俺が携帯からやった奴じゃん
そのまま落ちたのか(´・ω・`)
卒紺には行けないけど何かできなかなぁ・・・と思って小説を書いてみました
内容は『優恋』の続きです
いつかは舞波が主役で恋愛の内容を書こうと思っていたので卒業の話を聞いたときは・・・
自分なりに気持ちを込めながら書いてみました
読んでもらえたら嬉しいです
ほぜm
オレも嬉しい。
私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜
「明日も来れないの!?」
体育館に響く桃子の声に下を向いたまま『ゴメン・・・』と小さく呟く舞波
10月の初めにある文化祭が近づいていた
中でも1番盛り上がるのがダンスチーム対抗で競うコンテスト『〜スイッチ ON!〜』
本番までの残り日数が2週間を切ってしまい、各チームが最後の追い込みに入っていた
小学校生活最後の文化祭を優秀の美で飾りたい気持ちは8人が同じはずなのに・・・
残り1ヶ月を切ると放課後だけでは足りなくて土曜日にも集まって練習をしたいところ
でも・・・舞波は9月に入ってから土曜日の練習に1度も顔を出せないでいた
「舞波ちゃんにも色々と事情が・・・」
フォローをする雅だったけど『でも・・・3週連続で土曜日に来れないのは・・・』って、千奈美の言葉に口を閉ざす
「舞波ちゃん!本当に数時間だけでも来れないの?」
茉麻は下を向いている舞波の顔を覗き込みながら言う
「・・・ごめん」
その一言が舞波が言える精一杯の言葉だった
少し嫌な感じの雰囲気を消し去ろうとキャプテンの佐紀が皆に向かって言う
「誰にだって色々な事情があるんだから! 今は時間を無駄にしないで練習しようよ!」
その言葉に『そうだけど・・・』と友理奈が弱々しく言う
雅も佐紀と同じ様に明るい声で言う
「ほらほら! 放課後の練習時間は残り30分なんだから無駄にできないよ! 口より体を動かさないと♪」
佐紀と雅の言葉で練習は再び再開
しかし、佐紀の視線の先には練習不足で他の皆について行けない舞波の姿が映っていた
私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜
>>20 「絶対に嫌っ!!」
放課後の練習が終わった後で公園に集まって恒例のミーティング
クレープを片手にベンチで8人が話し合っていた
今日の練習を後ろから見ていた佐紀から『訂正案』が出されたと同時に桃子が喰らい付いてくる
「今から曲を変えるって・・・今より簡単なのにしてどうするの!?」
「・・・・・・」
桃子の言葉に言い返せなくなる佐紀
友理奈も佐紀の案には納得がいかずに責める
「今の曲って舞台で完璧に歌って踊れれば優勝できる可能性があると思うんだ! 今の曲のままが絶対にいいよ!!」
「でも・・・『ピリリと行こう』は歌いながら踊るのって難しいから・・・」
そう言って下を向いてしまった佐紀に千奈美も反論
「難しいけど・・・今のまま練習してたら本番までには何とか間に合うと思うけど・・・」
責められる佐紀をかばう様に雅が言う
「あの・・・さ、私も『ピリリと行こう』は難しすぎるっていうか・・・歌いながら踊れない・・・」
「何で? みーやは完全に踊れてるし歌詞も頭に入ってるじゃん!!」
梨沙子の言葉に雅は『そうだけど・・・』と呟いて下を向いてしまった
「とにかく・・・このままだと未完成のまま出場しないとダメになっちゃうから・・・」
小さな声で言った佐紀に『間に合う様に練習時間を増やせばいいじゃん!』と桃子が反論する
その言葉に何も言い返せなくなる佐紀
「まだ2週間あるんだもん!! 必死に頑張れば・・・絶対に成功でき〜・・・」
そう言った桃子の言葉を途中で切る様に『私も曲を変えるのに賛成だから』と茉麻が冷めた口調で言う
7人が必死になって話し合っていたけど・・・
舞波は何も言わずに下を向いていた
私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜
>>21 そんな言い合いが30分以上も続く
桃子も本当は分かっていた
このままじゃ『ピリリと行こう』は絶対に成功させられないって・・・
でも、認めたく無かったし認められなかった
それは『舞波が頑張ることを諦めてしまう』ってことに繋がってしまうから
舞波が自分から『私が頑張るから!』って言ってくれると・・・桃子は信じていた・・・
(私が・・・私が舞波の1番の親友だから・・・)
しかし、桃子の気持ちを裏切る様に舞波は下を向いたまま何も言わない
(舞波・・・ずるいよ・・・)
舞波を見つめながら桃子は心の中で呟く
上を向いて涙が瞳からこぼれるのを必死に我慢するしかできなかった
決着が付かないまま1時間が経過する
仕方が無いので多数決で曲を決めることになった
『ピリリと行こう』のままで練習を続けるに手を上げたのは『桃子、千奈美、友理奈』
優しい曲に変えて練習をするに手を上げたのは『佐紀、茉麻、雅、梨沙子』
・・・舞波はどちらにも手を上げなかった
私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜
>>22 「舞波! はっきりしてよ!」
桃子が舞波を睨みながら言う
睨む瞳に涙を溜めて・・・
それでも舞波は何も言わない・・・
皆が嫌な感じになってるは自分のせいだって気付いていた
自分の歌とダンスの練習時間が足りないせいで曲を変えざるを得ないことを舞波は理解してるから
誰も自分を責めないから・・・舞波は自分で自分を責めるしかなかった
(桃ちゃん・・・ごめんね・・・)
舞波は瞳を閉じると心の中で小さく呟いてから・・・佐紀を見つめて小さな声で言った
「『ピリリと行こう』は難しすぎるし練習時間が足りないから・・・曲を変えて欲しいです」
私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜
>>23 静まり返る公園
言い終わった後に残る罪悪感で心が痛い
数秒の沈黙をかき消す様に声が聞こえてくる
・・・桃子の泣き声だった
隣にいた友理奈が、手で口を抑えながら座り込んでしまった桃子を優しく抱きしめながら『桃ちゃん!大丈夫?』と声を掛ける
どんなに迷惑を掛けられたっていい
桃子だって舞波に何回も迷惑を掛けて助けてもらってる・・・あの告白の勇気だって舞波が・・・
舞波が自分から諦めてしまった事実
それと同時に、親友だと思っていたのに舞波にとっては自分が特別な存在では無かった感じがして・・・
桃子には声を出して泣くことしかできなかった
「桃ちゃん・・・・・・」
泣いている桃子に差し出せる手
慰めるために優しく掛ける言葉
今の自分にはその権利が無い
舞波は『ごめんなさい・・・』と、かすれる様な声だけを残して公園を走って出ていった
その空間から逃げる様に・・・
桃子から離れていく様に・・・
〜続く〜 舞波卒業まで残り9日
そっか…オレ忘れてたよ
舞波は卒業しちゃうんだよね…
そっか…オレ忘れてたよ
舞波は卒業しちゃうんだよね…
27 :
名無し募集中。。。:2005/09/23(金) 22:38:33 0
舞波のおかげで儲けた(ワラ
乙
あんまリアルだと切ないな
ほ
ほ
ぜ
>>24 乙
友理奈の誕生日のとは違って今回は舞波の卒業までに完成させてよw
最近はマニアックがいいね
昨日現れた奴も期待出来るかも
個人的には【夏の終わりに】と【白い東京】がいい
白い東京はサイコーだ
前スレを誰か・・・
ホ
マンネリ来ないでね保全
寝る前ほ
まとめ更新しないなあ
>>41 がんばっておくりやす。。。
うちは応援してはりますえ
ほ
マンネリが来ないでうれしい保全
やべっ…楽しみだ…。
まとめの人は一週間くらい旅行行くとか言ってなかったか
乙
ブルジョアめ!
舞波・・・・切ない・・・
保全
やる気があるまとめの人さえいりゃあなぁ
前の人とエロの人が凄すぎるだけだろ
前と今の過渡期に数週間真似事したがあれ継続するなんてありえない
あぶないぞお前ら
HO
毎日こまめにやってれば一日あたりの作業量はたいしたことない
でも貯めると地獄見る
余裕な時間が安定的に取れるならやる気の問題だけなんだが
誰か余裕な時間が安定的にとれてやる気のある人いないかな
オレはPCもってない
まとめサイトってどこにあるの?
ちゃんと働けや
「久しぶり〜!元気だった〜?」
「おまえ真っ黒だな」
「キャハハハw」
「おじいちゃんち行ったんだ〜」
学校は今日から2学期。みんなが久しぶりの挨拶をしたりお土産を交換したりしている。
オレもかなり充実した夏休みを過ごした。
初めて彼女ができた、夏…
俺と桃子は、あれから付き合い始めた。幼なじみから、一歩踏み込んだ。
夏休みには毎日のように会って、プールにも行ったし、昔から仲のよかった家族同士、大人数でキャンプにも行った。
けど俺はどこか気持ちが晴れなくて…こんなんでいいのかな?って思って夏が過ぎて行った。
千奈美とはお隣さんだからたまには顔を合わしていたけど、俺から避けるようになっていた。だからその千奈美とこれから毎日顔を合わすのかと思うと、桃子に傾き始めている気持ちが揺らぎそうだった。
「おはよ〜!元気だった?!」
「○○焼けたね〜!海行ったの?!」
「昨日流しおーどんパーティしたんだよー!」
千奈美はいつも通りに明るかった。黒い肌に白い歯が眩しかった。
しかし松浦や桃子の話題を出さない辺りが、やっぱり気を使ってるんだなと思うと、前みたいに接する事が出来なかった。
64 :
幼なじみ:2005/09/24(土) 20:04:06 O
>>63 始業式が終わって、教室に戻ってくるなりやつ…松浦が俺の机の前に来た。
「ねぇ、ちょっといい?」
「…何だよ」
「きみさぁ、ももちと付き合い始めたんだって?」
「…あぁ」
「きみさぁ、千奈美ちゃんの事、好きだったんじゃないの?有名だったけどぉ…」
松浦の貯めるような口調にイラついたのかもしれない。松浦の言葉を遮って不機嫌に言う。
「そんな事、松浦には関係ないだろ」
「関係あるよ。ももちは俺の幼なじみでぇ、大切な人なんだから。きみがね、好きでもないのにももちと付き合ってるんだったら…」
松浦の胸ぐらに掴み掛かる。
「おまえ!何言ってんだ?そりゃおまえだろ?そっくりそのまま返すよ!」
「…じゃあお互い様だね。服が伸びる、手、離してよ」
65 :
幼なじみ:2005/09/24(土) 20:05:59 O
>>63 あーあーあー…ゴメンナサイorz
…つづく
イケメンってなんだw乙!!
小学生のパンツスレ落ちちゃったね
何だよ幼なじみは固定だったのかよ!あーあやっちゃったな!
気にすんな別に
デフォで描いちゃったorzドーシヨドーシヨ…
>>67 あそこにいた人までいんのかよw
70 :
B工:2005/09/24(土) 20:26:26 O
お久しぶり〜ワラ
B工キタ―――――――!!
>>70 お前より酷い駄作者(時代劇)がいるから、いまじゃ何とも思わないよ
>>72 言ってることが一貫していないね
駄作じゃないけど態度が悪いとかって言ってなかった?
>>72 そんな今さら俺なんか前から嫌いでスルーってたっつうの!
大河ドラマとか水戸黄門のほうがぜんぜんおもしろいし
釣る方も釣られる方もイマイチになってきたな
保全
私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜
>>24 見上げた空が青く無限に広がっている様に見えても・・・
その場所から見下ろす景色が多彩に溢れていても・・・
舞波の心を軽くはしてくれなかった
体育座りの状態で景色見つめてから1時間くらいが経っただろうか
ただ『じ〜っ・・・』と変わることの無い世界を見ていた
「あれっ!? 先客がいる・・・珍しいなぁ!」
突然、後ろから聞こえてきた声に舞波は顔を向ける
同じくらいの年齢の男の子が驚いた表情をしながら舞波を見つめていた
少しの時間だったけど見つめられて・・・舞波は少し恥かしくなって視線を戻す
クラスの男子とも話すのが苦手だから見つめらただけで舞波にとっては大事件!
気持ちを落ち着かせようと『ドキドキ』しながら前を見ていると・・・
「何年生?見かけない顔だけど〜・・・」と言いながら舞波の隣に男の子が座る
何だか知らないけど舞波は緊張してしまってアタフタとしながら『ろっ・・・6年生です・・・』と言う
その言葉に「ふ〜ん・・・タメだね! 小学校はどこなの?」と再び質問される
舞波が視線を向けると彼は笑顔で舞波を見つめていた
自分の顔が赤くなっていくのがわかる
それでも彼の顔を見ながら『関東の方なんだよね・・・』と小さな声で言う
「えっ!? 関東からって・・・旅行か何かで来たとか?」
その言葉に首を小さく横に振って言う
「9月の終わりに・・・ここに引っ越すから家族で下見に来てるんだ・・・」
私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜
>>77 転勤することを聞いたのは8月の終わりだった
お父さんは『都会と違って自然が多くて良いところだから!』と転勤先が自分の故郷であったことに少し嬉しそうだった
子供の気持ちも考えないで・・・
舞波には決定権なんて無いんだもんね
放課後に練習するのが辛かった
10月の文化祭に向けて必死になっている皆・・・
私は参加することができないのに一緒になって頑張っている
終わった後のミーティングで笑いながら校則違反の買い食いをしている
場所は公園だったり喫茶店だったり誰かの家だったり・・・
ミーティングなんて言葉を使った仲間同士での最高の時間
寝る前に布団の中で転校のことを言い出せない自分の弱さに・・・浮かんでくる皆の笑顔に涙が溢れていた
私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜
>>78 「聞いてる!?」
そんな大きな声に現実の世界に戻された感がした
『ハッ!』として彼の方に顔を向ける
舞波は少しの間彼を見つめて・・・かすかな声で話し出す
「この場所は・・・お父さんの小さい頃の秘密の場所だったんだって・・・」
表情は笑いながらも涙を流してる舞波に彼は戸惑っていた
「舞波が・・・元気が無いから・・・綺麗な景色でも見て元気を出せって・・・」
舞波を見つめる彼の表情が真剣なものに変わっていく
「何で元気が無いの?」
急かす訳でもなく・・・
無理に聞こうとするのでもなく・・・
その一言を言い終わると彼は何も言わずに丘からの景色を見ていた
不思議な雰囲気だった
1人だった舞波の心に優しく触れてくれた感じがして・・・
私も丘からの景色を見つめながら今までのことを彼に話した
私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜
>>79 「どうして簡単な曲の方に手を上げたの? 舞波が出れなくても7人で難しい曲を文化祭でやって優勝できたかもよ?」
不思議そうに言った彼に舞波が弱々しく笑いながら返事をする
「ダメ・・・絶対に完成できないから」
「そうかな? 1人居なくなったってフォーメーションさえ変えれば変わらないんじゃ〜・・・」
彼が話してる途中で舞波が小さな声で言う
「皆・・・優しすぎるから 私が完全に踊れるまでフォーメーションの練習をしないで全員が私1人に集中しちゃうの」
「舞波が頑張って踊れる様になればいいだろ?」
「時間が足りなさ過ぎるよ・・・」
そんな言葉は自分から・・・そして皆から逃げてるだけだってわかっていた
必死になってやろうと思えば転校する前に完全に踊れる様になってたと思うけど・・・
「皆に手伝ってもらったりして優しくされると辛くなるから・・・だろ?」
彼の言葉に小さく頷いた
「全部・・・舞波が悪いの・・・転校のことをスグに言い出せば良かったのに・・・」
舞波を見つめながら優しく彼が言う
「言い出せないほど最高の友達かぁ・・・」
舞波も彼を見つめて・・・
泣きながら『最高の・・・友達だよ・・・』と言い返した
私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜
>>80 「来週もこっちに来るの?」
新しい家の前まで送ってくれた彼が言う
「9月の頭から連続で下見に来てるんだもん・・・来週くらいは去る街を最後に楽しむんだ♪」
笑顔で言った舞波に『そっか』と彼も笑顔を返してくれる
彼は持っていたバッグの中から手帳を取り出すと・・・
「可愛い子と出会えたから住所と携帯の番号くらい聞いておこうかな?」
少し照れながら言うと舞波に手帳のアドレス欄を開いてオレンジ色のペンを差し出した
舞波は『え〜っ・・・』と少し考えるフリをしてから笑顔でそれを受け取る
(雰囲気が何となく雅ちゃんの彼に似てるなぁ)
そんな関係無いことを考えながら書いていたから・・・
「あっ!間違ってあっちの住所を書いちゃった!!」
アタフタとしてる舞波に彼が『えっ?』って驚きながら言う
「そりゃそうでしょ・・・」
「だって!こっちの住所を書かないと! 来月には引っ越すんだし!!」
「こっちの住所って・・・ここだろ!?」
そう言って、彼が新しい家を見てから舞波に視線を戻す
「あっ・・・そうだった!」
そんな舞波の反応を見て彼が笑いながら手帳を受け取る
舞波が顔を少し膨らませながら彼を少し睨んでいると〜・・・彼が『あれっ?』って表情をする
「もしかして〜・・・舞波が行ってる学校って・・・」
「えっ?」
途中で彼は言うのをやめて何かを考え始める
「えっ!? 舞波の学校がどうかし〜・・・」
彼が何を言い掛けたか聞こうとしたら『舞波〜っ!そろそろ帰るぞ!』って車からお父さんの声・・・タイミング悪すぎ!
『すぐ行く〜!』って後ろを向いてから顔を前に戻すと既に彼は100M先にいた
呆気に取られてる舞波に向かって『またね!』と手を振りながら彼は走って行ってしまった
〜続く〜 舞波卒業まで残り8日
まとめの方へ
>>79のラスト
私も丘からの景色を見つめながら今までのことを彼に話した
↓
舞波も丘からの景色を見つめながら今までのことを彼に話した
訂正をよろしくお願いします
乙
乙です
では、前スレからの続き
放課後。
「はぁ、今日も散々だった…」
と、下駄箱でシューズを履き替えながら一日を振り返った。
徳永に振り回されっぱなしだ。
あいつは何故ああまでして俺を流しおーどん部とやらに入れたいのか。
まったくわからない。
結局、サッカー部への入部は一度キャンセルした。
あからまさまに変な俺の態度に熊井さんや梅田は不思議がっていた。
…ごめん、今は自分を見つめなおしたいんだ。
女子目当てで部活を選んでいた俺を見つめなおしたいんだ!
見つめなおして見つめなおしまくって見つめまくって
『よしっ! 今日もカワイイ!』
とかまでは言わないけど、とにかく冷静に考えたいんだ。
例えそれが、徳永の策略だったとしても。
くっくっく、罠なら逆にかかってやるさ。 飛んで火に入る夏の虫とは俺のことよ!
ん? 飛んで火に入る夏の虫… 夏の虫… 夏… 夏焼雅…
飛んで火に入る夏焼雅…
罠にはまってわーきゃー叫んでいやーんな感じになっている夏焼さん…
うふふ、それ可愛いなぁ…
って俺なに想像してんのバカー!
>>85 「なに一人でニヤけてるのメガネ」
「うぉっ!?」
靴紐を結んでいるところに、急に後ろから声掛けられた。
声でも誰だかわかるし、何しろ俺のことをメガネと呼ぶのは一人しかいない。
「流しおーどん部に入る事が決まってウキウキしてるの?」
いつ決まったんだよ。
「いや、別に何も…」
俺は素早く靴紐を結ぶと、立ち上がった。
「もう帰るの? 部活見学とかしていかないの?」
俺を引き止めるかのように、徳永が話しかけてくる。
「考えたい事あるから、今日は帰るよ」
「えー、あんなにサッカー部に入りたがってたのにー」
わかってるくせにコイツめ! 半分はお前のせいだろ!
後の半分は不純な理由で入部を決めていた俺のせいだけど…。
「い、いろいろあるんだよ…」
「じゃあさー、流しおーどん部の見学して行こうよー」
「え…、だってまだ出来てもいないんだよね?」
「うん無いよ」
やっぱり無いんじゃないか!
「…徳永さん、からかってるんなら、もう帰るよ」
振り切って帰ろうとすると、徳永が腕を引っ張った。
「見学は出来るんだってー! 見てこうよー! ねーねー!」
俺の腕をぶんぶん振ってしつこく勧誘された。
流しおーどん部なんて、何する部活なんだよ…。
毎日うどんを流して遊んで食べて帰るだけか?
ていうかそれ部活って呼べるのか?
それに見学って言っても、何見るんだよ。
やっぱうどんを流すところを見るだけか?
>>86 「はーい、ここだよー!」
徳永は学校の近くにある『パッション』という喫茶店まで俺を連れてきた。
着いてきてしまった俺だけど、決して入部するつもりで来たわけじゃないんだ。
ただ、何をするのかちょこっとだけ、ほんのちょこーっとだけ気になっただけ。
いやほんとマジで入部する気とかさらさら無いから。
「こーんちわー!」
元気よく徳永が喫茶店のドアを開く。
俺もそれに続いて店に入った。
「千奈美〜、いらっしゃい」
店の中では、カウンターの前で背の低い女の子がエプロンの紐を結んでいる最中だった。
エプロンの下に来ているのはうちの学校の制服だ。
「紹介するよ、隣のクラスの清水佐紀ちゃん。 この店の子なんだよ」
なるほどなるほど、学校帰りに遊びもせずに自宅の店を手伝っているのか。
なんて健気でいい子なんだ。 それにちっちゃくて可愛いな…ってまたかよ俺のバカ。
とりあえず俺は清水さんに軽く礼をした。
「あれ、その人って千奈美のクラスに転入してきた人だよねえ」
俺を知ってるのか。 まぁ、転校生なら少しくらい話題に上っててもおかしくないけど。
「うん。 メガネことメガネ君だよ!」
それ紹介になってない。
「あはは、山本君でしょ? 名前は聞いてるよー」
さすが清水さん! アホの徳永とは大違いだ。
それにちっちゃくて可愛い! …いい加減にしろ俺。
「よ、よろしく…」
「うん、よろしくね! じゃあ今日は山本君の転入祝いに、何かおごってあげようかな」
そう言って清水さんはカウンターの裏に回り、何か準備をし始めた。
「ありがとう、清水さん」
「いいって、サービスサービス♪」
「佐紀ちゃんさっすがー! 腹が太い!」
「それを言うなら『ふとっぱら』でしょ! 誤解を招く言い方はやめてよね〜」
清水さんは徳永と冗談を言いあいながら、アイスコーヒーを2つ作ってくれた。
>>87 「ぷはー! 美味しかったー」
徳永は一気にアイスコーヒーを飲み干すと、だらしなく椅子に体を預けた。
「千奈美おやじくさいなー。 そんなに一気に飲んで、ちゃんと味わった?」
「味わったよお〜」
だらしない顔のまま徳永が適当に返事をする。
そんな態度に清水さんは「もうっ」と呆れたような顔をしてから、俺のほうを見た。
「山本君はどう? 美味しい?」
カウンターの向こうから、顔を覗き込むように訊いてくる。 か、可愛い…
「あ、う、うん、美味しいよ」
俺は照れて言葉が上手く出なかった。
「なんでどもってるの〜。 私自信なくなっちゃうなぁ」
「そ、そんなこと無いって! ホントに美味しかった!」
「へへっ、ありがと!」
そうやって俺に微笑み掛ける清水さんが、とても眩しい。
>>88 「あ゙ー」
隣から低く曇った声が聞こえてきた。 何故か徳永が俺を睨みつけている。
「え、何? 徳永…さん」
危ない。 また『さん付け』を忘れるところだった。
「まーたデレデレしてる…」
「デレデレって…してないよ」
してたけど。
「むー」
つうかなんでお前が膨れてるんだよ。
「でさ、千奈美、今日は何か用があったんじゃなかったの?」
清水さんが徳永に話しかける。
そういえば流しおーどんを見学させるとかでここに連れて来られたんだった。
この店で見せてくれるのか?
「あ、そうだった! 忘れてたー!」
お前も忘れてたのかよ。
「もー、千奈美らしいなあ。 それで、何?」
「うん! えっとね、ここでまた流しおーどんさせてもらいたくて!」
徳永は前のめりになって清水さんに顔を近づけた。
「……」
途端に、清水さんが物凄く嫌そうな顔をした。
物凄く冷たい目だった。 さっきの眩しい笑顔からは程遠い。
あ…あの清水さんの目…、養豚場のブタでも見るかのように冷たい目だ。
『かわいそうだけど明日の朝にはお肉屋さんの店先にならぶ運命なのね』って感じの!
徳永はそんな事など気にせず続ける。
「ねーねー、流しおーどんさせてよー」
「無理です」
清水さんが冷たく言い放った。
「なんでよー! いいじゃーん!」
徳永は食い下がらない。
「あのねえ、千奈美。 夏休みにそれやってお店びちゃびちゃになったの覚えてるよね!?」
コイツ、清水さんにまで迷惑かけてたのか…。
>>89 「びちゃびちゃにならない方法考えたんだってばー! だからいいじゃーん!」
「無理なものは無理! ムリムリムリムリカタツムリよ!」
「おーねーがーいー」
「もう怒られるの嫌だもん! 別のとこでやって!」
清水さんは頬をぱんぱんに膨らませ、垂れていた眉毛も吊り上がってしまっている。
しかし徳永はまだ引き下がろうとしない様子だった。
「もう帰ろう、徳永さん。 清水さんに迷惑だし」
「えー、メガネは流しおーどん見たくないの?」
「興味はあったけど、人に迷惑掛けるんなら見なくてもいいよ…」
「でもさー」
渋る徳永に、清水さんが追い討ちをかけた。
「そう、山本君の言う通りだよ! とにかくうちじゃやらせないからね!」
「ぶー…」
清水さんにアイスコーヒーのお礼を言った後、
まだ未練が残っているらしい徳永をなんとか店の外に連れ出した。
「もうちょっと粘れば見れたかもしれないのにー」
歩きながら、徳永がさっきからぶちぶちと愚痴を吐いている。
「はぁ…」
思わずため息が出てしまった。
誰も彼も徳永に振り回されてるんだなあ。
熊井さんも梅田も、クラスのみんなだってきっとそうなんだろう。
「何ため息ついてんのー!」
「……」
もしかして、みんなしかたなく徳永と付き合ってるんじゃないのかな。
みんな嫌なのに、本当のこと言えなくて。
こんなにうざったくて、みんないつも迷惑こうむってるのに、仕方なく…。
>>90 「メガネ! ちょっと聞いてるのー?」
「うるさいな…」
つい、そう口に出てしまった。
今までは心の中でだけ思っていたことなのに、我慢が出来なくなった。
「え…?」
徳永がぽかんとした顔で俺を見ている。
「うるさいって言ったんだよ」
「……」
「徳永と一緒にいると俺まで嫌われそうだ。 もう帰るよ」
徳永が立ち止まった。
「なんでそんなこと言うの…?」
なんだそれ。 今まで自分がしてきたこと自覚してないのかよ。
「はぁ、自分で考えれば? とにかくもう俺に構わないでよ」
「そんな…」
俺は立ち止まったままの徳永を置いて歩き出した。
後ろから、えづくような声が聞こえてくる。
泣いてるのか? じゃあ勝手に泣いててくれよ。 そんで、今までのこと反省すればいい。
「バカッ!」
反省してくれればいいのに今度は悪態をつきやがった。 何なんだよ!
言い返そうかとも思ったけど、俺は無視して歩き続けた。
「バカーッ!!」
今度は泣き声混じりの大声だ。 近所迷惑になりはしないだろうか。
「大介君のバカァーー!!!」
「だから、うるさいって…」
俺はぼそっと呟いた。
それからも何度も徳永の悪態は何度も聞こえてきた。
聞こえなくなるまで、10回以上は言われただろうか。
まったく、なんで俺がそんなにバカバカ言われなきゃいけないんだよ。
俺が言いたいくらいなのに…。
((イ´・_・リ<つづく
黄金コンボだな
ほぜむ
秋彩さん&マニアックさん乙
舞波、転校だったのか…
彼と『雅の彼氏』の関係も気になるお
大介はちなこ泣かすなヽ(`Д´)ノ
両者乙
舞波卒業まで、のカウントダウンが切ないなぁ
舞波・・・
いかないで・・
舞波の作者さんは彼の描写をもっと厚くした方がよさげだが
あれじゃどういう人なのか、舞波が惚れるならなぜ惚れるのか伝わらんよ
マニアックさんも乙
次期待してますノシ
中古屋でさよならガール買ってきた
>>98 まだ舞波には恋愛感情とかは無いんです
好きだった人に似た雰囲気と素直な自分を出せた気持ちと・・・
それに対しての感情ですね
作品は7割くらい書き終わってて読み直してみたんですが〜・・・
レスを見て彼について、もう少し詳しく書いてみようと思いました
アドバイスどうもです☆
>>85 遅れながらマニアックさん乙です!
両者乙
時代小説また落ちたみたい
マニアック問題・・・・おまい天才
がんがってくれ
106 :
名無し募集中。。。:2005/09/25(日) 05:01:52 0
マンネリ消えろ
幼なじみは無名固定だと曝したとたんにスルーされてるw
ほ
ぜ
マニアック問題つづきを・・・
今日はべりっこたちもお休みかなぁ
あっちは誰も立てないの?
>>91 下から4行目
>それからも何度も徳永の悪態は何度も聞こえてきた。
↓
>それからも徳永の悪態は何度も聞こえてきた。
【夏の終わりに】はまだかー!?
ホ
ゼ
118 :
562:2005/09/25(日) 14:16:57 0
前スレの続き 『上京恋愛』
帰る途中、夏焼さんは色々な事を話してくれた
握手会の事やPV撮影の時の事、ダンスレッスンやコンサートの事などを楽しげに話す彼女は
本当に輝いて見えた
「コンサートって東京でやってるん??」
「東京でもやるし、大阪や名古屋とか色んな所でやるよぉ」
「へぇ〜、大変やなぁ『アイドル』っていうのも…」
「そうだよぉ??夏休みほとんどお仕事だったからねぇ!でも楽しいからいいんだけどね」
「じゃあさ、…」
俺はあの時の事を聞こうと思った
俺と彼女が新幹線の中で会ったのを覚えているかどうか…(多分あの時もコンサート帰りやったんか)
「じゃあ、何??」
俯き加減の俺の顔を可愛い顔をして覗き込むから、鼓動が早くなる
「えっ??」
「何か聞きたいことあるんじゃないの?」
「…ご、ごめん。ド忘れした。」
「えーーー、何それっ??!ちょっと楽しみにしてたのにぃ」
「ははっ…ごめん」
「ふぅ、まぁいいけどね♪」
そんな感じで彼女と話していると、朝彼女とぶつかった曲がり角の前まで来ていた
「私こっちだから、また明日ね立木君♪」
「じゃあ明日学校で…」
俺が行こうとすると彼女が後ろから声をかける
「た〜ち〜き君??」
「ん?何??」
「ううん、何でもないよぉ♪じゃあ明日ね!」
そう言うと、彼女は楽しげに帰って行った
119 :
562:2005/09/25(日) 14:17:44 0
>>118 夏焼さんと別れ、道に迷いながらも何とか無事に家へと着いた
「ただいまぁ、…って誰もおらんか。」
母さんはこの時間、パートに行っているから家にはいない
見ないテレビをつけて俺はそのまま自分の部屋へと向かう
お昼を過ぎていたが不思議と腹も減ってなかったのでベッドで一息つくことにした
「ふぅぅぅ、まぁ何とかやってけそうやな…」
そのまま目を瞑って眠ろうとするが、…中々寝つけない
「…あかん、中々寝れへん」
俺はベッドから身を起こし、越してきて約10日も経つのに未だにダンボールだらけの部屋を見渡す
「ちょっと荷物の整理でもしよかぁ」
部屋の隅に重ねられたダンボールを一箱ずつ降ろし、中身を確認しながら配置場所を考えた
「これは、あっちで…これはタンスの上と、え〜っとこれは、いやこれもタンスの上やな」
そんな具合で順調に荷物を整理していると、底の方から木のフレームで出来た写真立てが出てきた
「これは…」
俺が手にした写真立て…それは俺と愛が小さい頃のクリスマスパーティの時に撮ったであろう写真
だった
写真には愛がケーキを手に取り、俺に食べさせているところを撮ったみたいだ…
「うわぁぁぁ懐かしいな、これっ!!」
思わずその写真に見入ってしまう
お互いに無邪気で過したあの日…こんな事になるとは思ってなかった
俺が東京に来て約10日、愛からは電話も手紙もなかった
「(あいつ今頃、何してるんやろ…?)」
俺は写真を見つめながら、そんな事を考えていた
120 :
562:2005/09/25(日) 14:18:45 0
>>119 「…ん?…あれ、俺寝てたんか」
昼間明るく射していた陽は、赤々と部屋を染めていた
「はぁぁ、…もう夕方か、」
俺の手には昼間に眺めていた写真立てが握られたままだった
握っていた写真立てを、いつでも見れるように机の上に置き部屋を出た
「あぁぁぁ腹減ったなぁ、そういえば今日何も食ってなかったもんなぁ」
リビングの戸を開けると母さんが夕飯を作っていた
「あぁ、帰ってたん?」
「えっ??うん、今さっきね」
「そうなんや…」
「それにしてもアンタ、何か『大事な物』抱えて寝てたわね」
とにやついた顔をして母さんは言う
「か、勝手に人の部屋に入いんなや!!今度はノックぐらいしろよぉ!!」
「何言ってんの??ちゃんとノックしたで母さん。それにしてもそんなに愛ちゃん忘れられへんの
やったら電話ぐらいしたらいいやん??」
母さんのその言葉に俺はどう答えていいか分からず言葉に詰まる…
「何なら母さんが愛ちゃんに電話してあげよっかぁ??うちの息子がどうしても愛ちゃんと話したい
言ってるのよぉ!!…ってな感じで??」
「なっ??!ぜ、絶対に余計な事すんなよ!!そ、それより早よ飯作ってくれよ…」
「はいはい、分かりましたよぉぉ♪」
「(こ、このオバハン油断しとったら何するか分からんなぁ…)」
その後、電話の前でウロウロとしたものの、結局愛に電話をかける事が出来ずに朝を迎えた
121 :
562:2005/09/25(日) 14:19:49 0
つづく
乙
誰かが言ってたの繰り返すけど
名前のところにタイトル入れたほうが何かと便利だよ
自己アピールはいらないってことだ
愛より雅
急に会いにきため−ぐるが雅と仲良く下校してる立木キュンを目撃しちゃって
( ゚д゚)<…
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)<……
(つд⊂)ゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚)<?!?!?!?!
125 :
562:2005/09/25(日) 15:11:29 0
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1126865833/475 「あー、めぐみ〜おはよう」
矢島さんが、こっちに気付いて近寄ってくる
その涼やかな声と上品な笑みは僕と同じ人間とは思えないくらい美しい
「あのね〜舞美、実はねこの〜君むぐ、う」
僕は急いで村上の口を塞ぐ
いったい何をしでかすつもりだよ
「いてっ」
村上が僕の指をかんだ
「なにすんだよ」
「それはこっちの台詞よ、いきなり拉致でもする気?」
「あはははは」
僕と村上の言い合いを見て矢島さんが笑い出した
「めぐみったらおかし〜」
腹を抱えて笑ってる
どうやら矢島さんは笑い上戸みたいだ
「めぐみ、また後でね」
矢島さんは笑いながら友達のところに戻って行った
僕には眼もくれずに、はぁ
でも後姿も綺麗だな
「ちょっと、舞美に馬鹿かと思われたじゃない」
「何言ってんだよ、村上が変なことしようとするからだろ」
「ちょっと、紹介してあげようと思っただけじゃない」
「それが余計な事なんだよ」
「ふ〜んだ」
村上は拗ねたのか先に歩き出した
乙
>>126 はっきり言って力関係は向こうの方が上だ
僕は気が小さいので村上の沈黙がこたえる
「なあ、怒ってるの?」
無言だ
「でも、村上がいけないんだぞ変なこと言おうとするから」
何の反応もない、ちぇっ
またしばらく冷戦なのかなと思ってたら
「ねえ」
急に村上が立ち止まって振り返った
「な、なに?」
急なんでびっくりしてしまった
「何で最近、苗字で呼ぶの?」
意外な質問が来た
確かについ最近まではめぐちゃんて呼んでたんだけど
友達がからかうのとあとこっちが大きい原因なんだけど矢島さんに誤解されたくないって事で
苗字で呼ぶ事にしたのだった
最初そう呼んだ時も何か違和感があったみたいだけどふーんて顔をして流してたんだが
今日はどうやら僕を問い詰めようという意識が言葉から感じられる
「いや、それは・・・あの・・・」
>>128 「舞美に誤解されたくないから?」
単刀直入に訊いてくる
さすが村上だ鋭い
「いや、その何ていうか」
「バカねえ、私と〜君は幼馴染だって事はこの学校のみんなが知ってるし
第一恋人でもなんでもないんだし。その辺の事は舞美も知ってるわよ
私が頼りない幼馴染がいるっていつも言ってるんだもの」
そういってから明るく笑った
「ちょっと、何話してるんだよ」
「だから、今まで通りめぐちゃんて呼べばいいのに
それとも私のことが好きなのかな〜」
ニヤニヤしながら僕の顔の前で人差し指をぐるぐる回してる
凄いいたずらっ子顔になってる
「な、何言って」
「はいはい、じゃあ今まで通りめぐちゃんて呼ぶように」
ぽ〜んと僕のランドセルを叩いた
「折角早起きしたのに遅刻しちゃうよ、行こっ!」
そういって走り出した村上の背中を追って僕も学校に急いだ
全く、いつもこんな感じだ
つづく
いいね
まさに原点だな
こういうはなし
℃-uteメンの話し増えてきたな
そっちのほうがあれないからいいじゃん
両者ともいいよ、乙!
私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜
>>81 「何とか間に合いそうだね!」
千奈美の言葉に佐紀も笑顔で『そうだね♪』と言い返す
「でも・・・こっちの曲で優勝できるのかな・・・」
不安そうに言った梨沙子に向かって雅が優しく言う
「大丈夫! どんな曲でも心を込めて歌ったり真剣になって踊れば最高の物ができるんだよ♪」
その言葉に梨沙子が笑顔で『そうだよね!』と言いながら雅に抱きつく
「そんな甘いこと言ってて大丈夫なのかなぁ・・・」
オレンジ色のタオルで汗を拭きながら千奈美が弱々しい声で言う
「大丈夫だよ! 私達が頑張れば〜・・・」
佐紀の言葉の途中で千奈美がある方向を指差す
皆が視線を向ける先には・・・優勝候補でライバルの『℃−ute』が練習していた
「彼女達のやってる『行くZYX!FLY HIGH』って最高に難しいけど成功させたら絶対に優勝を持っていかれちゃう気が・・・」
千奈美の言葉に誰も言い返せない
いつもなら雅が何かを言って和ませる役だけど・・・雅だから言い返せなかった
本当はめーぐると愛理の3人で『あぁ!』として出る予定だったけど・・・コンテストは5人以上ってルールだった
雅はBerryz工房にも入っていたがらBerryzで出ることに決まりめーぐると愛理も誘った
でも、2人は『たまにはライバル同士になるのも面白いかもね♪』って言って新チーム『℃−ute』を作った
突発的なチームだったけどめーぐると愛理のセンスで選ばれたメンバーだけあって実力はある
そしてダンスはめーぐる、歌は愛理が担当して教えるから『℃−ute』はスグに最強チームになった
めーぐると愛理の実力を同じ『あぁ!』のチームメイトで知っている雅だから言い返せない
私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜
>>134 「やっぱり『ピリリと行こう』に・・・」
友理奈の『ボソッ』と言った言葉に全員が反応する
「友理奈ちゃん! 『ピリリと行こう』は・・・もう・・・」
続きが佐紀には言えない
Berryz工房の8人は静まり返るけど・・・体育館では他のチームの練習の音が聞こえてくる
その音が時計の秒針の音に聞こえてくる感じがして時間に追われてる感覚になる
全ての責任を感じている舞波が『チラッ』と桃子の方に視線を向ける
桃子も寂しそうな表情で舞波を見つめていた
舞波は『桃子が弱い自分を責めているだろうな・・・』って思ってる
桃子は『自分が舞波を追いつめてしまったせいだ・・・』って思ってる
視線を逸らすと同時に『ごめんね・・・』と2人が心の中で謝る
心で謝ったタイミングは完全に重なっているのに・・・2人の心はすれ違ったままだった
私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜
>>135 「そこっ! やる気あるの!?」
突然、聞こえてきた声に全員が視線を向ける
「『℃−ute』を見てきたけど全員が1つになって既に完璧に近い物ができてたよ!」
そう言って雅の彼が全員の頭を軽く丸めたノートで『ポンッ』と叩く
いつもなら友理奈が『何するのよ!』って怒るけど・・・今の気分では何も言えない。
雅が弱々しく微笑みながら『今日はサッカーの練習が休みだから待っててくれてたの?』と彼に言う
彼は何も言わないで雅を数秒見つめてから・・・『何があったの?』と佐紀に聞く
佐紀が『あのね・・・』って言ってから今までの話を全て彼に話す
チーム内の問題だから他の人には言いたくなかったけど・・・彼の言葉には素直に反応してしまう
佐紀の話を全て聞いてから『なるほどねぇ・・・』と彼が呟いた
舞波は佐紀が自分のことを上手くフォローしながら説明したことに気付いて胸が痛くなる
(本当は舞波が悪いはずなのに・・・)
7人全員が誰も舞波の責任だと思ってないことが逆に舞波を苦しめていた
静まり返っている8人に向かって彼が言う
「多分・・・いや、絶対に『℃−ute』には勝てないよ」
「えっ!?」
全員が声を合わせて彼の顔を見つめた
みなさん乙。ちょいSF路線の投下します
「こちら現場の幕原市です!上空から見ても分かるように幕原は地震による膨大な被害を受けている模様です!市民の方は一刻も早く避難するよう……」
男性のキャスターがヘリコプターから必死の形相で状況を視聴者に伝えている。オレはそれを固唾を飲んで聞き入る。
「怖いわねぇ…。マグニチュード8・5?」
「…ちょっと黙ってて母さん」
「…あら?幕原って…友理奈ちゃんが転校していったとこじゃないの?」
「…」
オレは母さんに無言で返すと時計を確認してから家を出た。
…『直下型大地震』、『震源地、幕原に直撃』『絶望的』…
キャスターが連呼していた単語が頭を横切る。
学校までの通学路の中、オレはひたすら頭を悩ませていた。
(…友理奈のヤツ大丈夫かな。。。)
するといきなり「おっす!」という軽快な声と共に可愛いらしい笑顔が視界に入る。同じクラスの徳永千奈美だ。
「誰かと思えば…お前かよ千奈美」
「ちょっとぉ!その言い方なによ!」
「朝からブツブツうるせぇな…」
「そんなことより朝のワイドショー見た!?千葉県の幕原市、大震災直撃だって…」
私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜
>>136 「勝てないって・・・そんなのわからないじゃん!」
友理奈の言葉に彼が言い返す
「わかるよ! 見てきたけど『℃−ute』の歌とダンスはレベル高いもん!」
「やっぱり『ピリリと行こう』じゃないと勝てないんだ・・・」
そんな弱々しい梨沙子の言葉にも言い返す
「『ピリリと行こう』って先々週まで練習してた奴? あれが完成しても無理じゃないかな?」
その言葉に対して千奈美が言う
「見たのは先々週でしょ? 先週も練習したから、今の『ピリリと行こう』を見たら・・・」
「俺は8人を4月から見てきてるんだよ? ハッキリ言ってBerryzで今まで練習してた曲の中で『℃−ute』に勝てる曲は無いよ」
彼の言葉に「そんな・・・そんなこと・・・」と反論しようとして桃子が下を向いたまま言葉を飲み込んだ
「そんなことない! Berryz工房の8人で頑張れば絶対に最高のものができるよ!」
突然の大きな声に全員が声の主に視線を向けると・・・舞波が彼を真剣に見つめながら叫んでいた
「ずっと頑張ってきたんだもん! 8人で・・・8人で何曲も頑張って練習してきたのに・・・絶対に無理なんて舞波は信じない!」
「舞波・・・」 桃子が舞波を見つめながら呟く
自分が言えなかった言葉を舞波が変わりに言ってくれている
桃子の気持ちを全て舞波が受け止めて言ってくれている
「舞波は8人で・・・8人でやってきた今までの時間が軌跡だって起こせるって信じてる!!」
『軌跡だって起こせる・・・』
そうだよね・・・8人で今まで頑張ってきたんだもんね・・・
舞波の言葉に桃子は嬉しくって皆に気付かれない様に涙を手で拭いていた
真剣に彼を見つめる舞波
彼も舞波を真剣に見つめて〜・・・すぐに笑顔を見せる
『えっ?』って表情の全員に向かって言う
「誰も『絶対に勝てない』って言ってなじゃん! 勝てる曲は無いって言っただけだろ?」
「んなもんとっくに知ってるよ。どこのチャンネルも地震の報道だったろ」
「…ねぇ?友理奈大丈夫かな?」
「…」
「…ちょっと、聞いてる?」
「…携帯」
オレは千奈美に呟くと右手を差し出した。
「友理奈に電話するの??自分の携帯つかえばいいじゃん」
「今月料金ヤバいんだよ。いいから貸せ!」
「ちょっと大きな声ださないで!…言っとくけど電話してもムダだよ?私もさっきかけたけどつながらなくて…」
オレはそれを聞きながらも強引に千奈美の携帯を手にすると友理奈の番号に電話をかけた。
ツー…ツー…
受話器の向こうからは無情な機械音が鳴り続ける。
オレは電話を切ると無言で千奈美に首を振った。
「だから言ったじゃん。つながらないって」
「…決めた」
「え?」
「オレ幕原いくよ」
「は!?」
「直接この目で友理奈が無事か確かめてくる」
「…あんた本気で言ってんの?ここから千葉まで何キロ離れてると思って…」
「チャリでぶっ走りゃあ何とかなるだろ」
「緊急車両以外通行止めなんだよ?」
「長馴染みが瓦礫の下敷きかもしれないんだぞ!?緊急だろうが」
「そ、そりゃそうだけど…。でも危ないよ!」
「心配すんなよ。幕原ついたら連絡すっから」
「…分かった。でも気をつけてね」
オレは「あぁ」と小さく返すと自転車のペダルを思いっきり踏み込んだ。
つづく
私があなたにできること 〜心に残る素敵な時間〜
>>139 言葉の意味が理解できずにいる8人に向かって彼が言う
「『ピリリと行こう』と今、練習してる曲で2曲やれば可能性はあると思うよ」
出てきた言葉に全員が呆気に取られる
「ちょ、ちょっと待ってよ! コンテストで曲を2曲やってもいいなんて書いてない・・・」
友理奈の言葉に「『1曲だけ』とも書いてなかったじゃん」と笑って言い返す
「残り時間で『ピリリと行こう』を完全にできるかできないかって状態なのに・・・今やってる曲だって7割しか・・・」
茉麻の言葉を聞きながら彼は彼女を・・・舞波を見つめながら言う
「『軌跡だって起こせる・・・』とか言ってなかったっけ?」
言い終わった後で『ニヤッ』と意地悪な笑みを見せる
舞波は真剣な表情で彼を見つめてから・・・
「優勝したら全員にクレープ2個づつおごってもらうから!」と真剣な眼差しで言い返した
〜続く〜 舞波卒業まで残り7日
イノセント・ウォーズさん乙です!
投稿が被ってしまいました・・・
もう少し投稿スピード上げれば良かった^^;
乙
軌跡->奇跡
>143こちらこそゴメンなさい。次からは気をつけますね
二人とも乙です
でも、あと7日なのか…
一週間後なんて永遠に来なければいいのに…
舞波頑張れ〜〜!!!
イノセントなんとかさん
ド新人?被りまくってんじゃんかよ
勘弁してくれよ わかるでしょ?
>147ちゃんと作者さん謝ってんじゃんかよ。お前が頑張れよピザデブ
作者さんたちお疲れさまでしたー
帰宅したらいっぱい来てたのでびっくりw
楽しく読ませてもらいますよノシ
厳しくなるのは
愛するが故、なんだよな?
「優勝したら全員にクレープ2個づつおごってもらうから!」
↓
「優勝したら全員にクレープ2個ずつおごってもらうから!」
優恋さん乙!
イノセントさんの作品が「僕らの勇気」そのままっていうのは言わない方がいい?
ホントだ……
こーゆうことして楽しいのか?
イノセント氏ね
エロスレのやつじゃないの?
設定ぐらいいいやんけ
ぬっちイクナイ!!
>>139 ×誰も『絶対に勝てない』って言ってなじゃん!
○誰も『絶対に勝てない』って言ってないじゃん!
では?
僕らの勇気は中々深い設定だったな…
160 :
名無し募集中。。。:2005/09/26(月) 00:25:52 O
荒らしカモン
ぱくりはB工以下だぞ!
B工だってへたなりに創作してんだから
デレデレシンデレLOVE!!
163 :
名無し募集中。。。:2005/09/26(月) 00:43:45 O
まぁ糞スレになったのは全てB高と糞時代劇のせいだよ
うーん正直いまいち
120あたりのともだちに期待する
エース決めよう春は大御所だから抜きで
今一番人気ある話どれ?
荒らしに負けない時代劇
よくよく考えれば時代劇と天使くらいしかいないな
やっぱり私があなたにできることじゃない?
舞波卒業日までに完結しちゃうんだろうけど
若手があまりいないな
春が朝青龍なら
天使が千代大海
優恋は魁皇
時代劇は双羽黒
>>120 「はぁぁぁ、やっぱ電話すればよかったな」
「何、あんた昨日電話のとこでウロウロしてたけど結局電話せんかったん??」
「うるさいなぁ、俺にだって色々と訳が…」
「へぇぇ、どんわ訳??」
そう言って母さんはテーブルに朝食を置き、肘をついて俺を見つめる
「べ、別に母さんには関係ないやろ…」
「あっそぉぉぉ、ならいいけど…」
「(何やねんこの人、朝から本間いらつくなぁ)」
朝食を食べ終え、学校に行く準備を始める
昨日机においた写真立ての中の2人は楽しげに笑っている
「今日こそちゃんと愛に電話しよう!!よしっ!!頑張れ、俺!!」
そう行って自分に気合を入れ、部屋を後にした
「母さん行ってくる!!」
「はいはい、いってらっしゃい(…何か急に元気になったわね、あの子)」
「はなれていても〜、こころは〜ひ〜と〜つ〜あの子のためなら〜…」
と訳の分からない自作の演歌を口ずさみながら軽い足取りで学校へと向かう
昨日と違って、妙にテンションが高い
「ふん〜ふ〜ん、ふ〜ふふ〜ふ〜ふ〜ふふふ」
「おはよ!!立木君!!」
昨日、ぶつかった曲がり角で夏焼さんと再び鉢合わせる
「あっ!おはよぉぉぉ、夏焼さん!」
「どうしたの??何か昨日と違って元気じゃない??何かあったのかなぁ??」
「別にそんなんじゃないんやけどねぇ」
「へんなのぉぉ」
夏焼さんは初め、怪訝な表情を見せたが俺の妙に高いテンションにつられて彼女も俺と一緒に
訳の分からない変な歌を口ずさんでいた
>>170 「ねぇねぇ、東京来てどれくらい経つの??」
「せやなぁ10日ぐらいかなぁ…」
「10日かぁ、じゃあもう東京って結構見て周った??」
「いや、こっちに来てからずーっと家におったから、殆ど出てへんよぉ」
「そっかそっか、なるほど〜…」
夏焼さんはうんうんと頷きながらボソボソと独り言を言っている
「(さっきから何ボソボソしゃべってんねやろ…)」
「立木君さぁ、今度の休み暇ぁぁぁ??」
「今度の休み?まぁ何の予定も入ってないけど…それがどうかしたん??」
「じゃあさぁ、東京観光しない??」
「えっ??い、いやちょっとやめとくわ」
「えーーー、何でぇ??いいじゃん別にぃ」
「だって夏焼さん今を時めくアイドルなんやろ??そんな人が街中歩いたら大変やん」
「帽子深くかぶれば大丈夫だよ??だって休みの時にお母さんとそうして買い物とかに行ってる
から全然平気だよ??」
「そうかもしれんけど…(会って2日目で、それはちょっと…)」
俺は正論を言ったつもりだが、夏焼さんはそう言った俺を睨む
「(だから何でいつも睨むの??)」
暫く二人は無言のまま学校までの道を歩く
「(話しかけた方がええかな?)あのぉ、夏焼さん??」
「…な〜に、立木君?」
さっきとは違って素っ気無い返事…っていうよりご立腹?
「(何怒ってんの??まあええわ、)今度の休み東京案内して下さい」
「えっ??!本当??」
「えぇ、まぁ夏焼さんがそこまで言うなら…」
「やったねぇ♪!!じゃあさぁ…」
学校に着くまでの間、延々と続く夏焼さんの東京話に付き合わされた
>>171 「はぁ、疲れた。」
うなだれるように席に着くなり机に突っ伏す
「おー、転校生!どうした?朝から何か死にそうな顔して」
俺の前の席の男子が陽気な声で話しかける
「えっ、そう?まあ、確かに。ある意味死にそうやったけど…」
「何かあったのかよ??」
「(話すとまた怒られそうやから、やめとくか)いや、まあ色々と…」
「何だよぉ、気になるじゃん」
「もうええやん、この話は…それよりさぁ」
”ダンッ!!” 勢いよく教室の扉が開き皆いっせいにそっちの方へ視線がいく
「おい!このクラスに昨日転校してきた奴いるだろっ?!どこだ?!」
えらく体のごつい奴が教室に入るなり大声を上げてそう言う
「(俺のことやろなぁ…)なぁ、あいつ誰?」
俺は前の男子に話かけるが、凍りついたような顔をして一向に俺の質問の動じない
「おい!どうしてん?」
体を揺さぶるとやっと気付いたみたいだ
「なあ、あいつ誰?」
「あ、あいつは吉澤って言って学校一ガラの悪い奴なんだよ」
小声で言うから聞き取れない
「何て??もう一回??」
「おい!てめぇか、こら!」
そう言ってその吉澤とかいう奴はゴジラのようにゆっくりと俺のとこまでやってきた
>>172 「何?」
「何?じゃねよてめぇ、お前朝夏焼と一緒に学校来てただろ?!」
「そうやけど、それが何か?」
「お前、転校2日目で何夏焼と一緒に学校来てんだよ!!喧嘩売ってんのか??お、こらっ」
買ったばかりの服の襟辺りをグッと掴む…シワいくやろが!
結構オシャレするのが好きやから大事な服にそんな事されると頭にくる
俺は立ち上がって掴んでいるその手を払いのけた
「ほぉぉぉ、中々いい度胸してるじゃん、俺にそんなことするなんて」
「……」
「あれ?どうしたのかな??やっぱり怖くなって何も言えないのかなぁ??」
馬鹿面近づけてそう言うから一段と腹が立ってくる
「おい!何とか言えよ、てめぇ!!」
「そうだそうだ!!」
吉澤の周りにうろついている舎弟みたいな、ドラえもんでいうならスネオ的な奴が小声で言う
俺がスネオ達を睨むと、目をそらして黙り込む
「さっきから黙って聞いとったら訳の分からん事ごちゃごちゃぬかしやがって」
「あーっ?よぉぉぉし、相手になるからかかってこい!!」
「お前みたいなアホと遊んでるほど俺は暇ちゃうねん!分かったか、ぼけ!!!」
「何だと、てめぇぇぇ!!!」
そう言っていきなり俺に殴りかかるが俺はするりとよけ、その隙にみぞおちに一発おみまいした
そのまま倒れ込み、苦しそうにしている
「おい、大丈夫か??」
「う、うっせー!…お、おい帰るぞ」
そう言って吉澤は腹を抑えながらスネオ達を引き連れて帰った行った
「(何やったんや…あいつら、…)」
その後、クラスでは拍手が巻き起こる…それも大喝采の
>>173 「うぉぉぉぉすげえぞ、転校生!!!」
男子女子から割れんばかりの拍手が俺を包む
「な、何が??」
「何がって、さっきも言ったけどアイツは学校一の悪だって!それをたった一撃でしとめたんだから」
「(えっ、別に普通やねんけど…)あ、ありがとう」
「アイツにいじめられてる奴もこのクラスには多かったからきっと感謝してると思うぜ!」
「そ、そうなの??(あれが1番強いって、この学校…)」
周りを見ると、俺を拍手をもって見つめる男子女子が多い…多分、吉澤にやられてた子達だろう
その後も先生がやってくるまで拍手は鳴り止むことはなかった
1時間目の授業が終わり、トイレに行く事にした
「ふぅぅぅ、」
「ねぇ、君!」
トイレに向かう途中、後ろから声を掛けられた
「はい…」
クルッと振りかえるとそこには一人の女の子が立っていた
「あっ、ごめん!まだ俺クラス全員の名前覚えてないから名前分からんねん」
「……」
「だから…その、よかったら是非名前を…」
「私、君と同じクラスじゃないよ、君の隣のクラスだけど…」
「(えっ?)何のようでしょうか??」
「別に用ってわけじゃないんだけど、ヒーローを一目見ておこうと思ってさ」
「はぁ…ヒーローですか(どこまで話広がってんねん!)」
「私、荻原舞!よろしくね」
そう言って彼女は走って帰って行った
「何やったんや、今の…そ、それよりトイレトイレ!!」
その後、トイレから教室に戻って再び眠たい授業との戦いが始まった
つづく
乙
一応だぞ?一応聞くけど・・・
B 工 じ ゃ な い よ な ?
これ書いてるのは562氏だよ
>>177 お前は作品の良し悪しを作者名でしか判別できないのか