1 :
名無し募集中。。。:
2 :
名無し募集中。。。:2005/09/15(木) 10:23:03 0
時代劇さんお待ちしております
3 :
名無し募集中。。。:2005/09/15(木) 10:23:37 0
宇宙世紀0079年
事件はサイド7で起こった!
誰か続きよろしく
4 :
名無し募集中。。。:2005/09/15(木) 10:23:59 0
むかしむかし、おじいさんとおばあさんがいました。
−劇終−
時代劇さんのお話が邪魔されずによめる。
なんてすばらしい空間なんだ。。。
>>スレ立て乙。こういうのを待っていた。
「鬼佐紀犯科帳」
主人公 長谷川佐紀蔵……清水佐紀
佐紀蔵の妻「おまあ」……須藤茉麻
筆頭与力「雅の助」……夏焼雅
食いしんぼ同心「梨沙の丈」……菅谷梨沙子
女密偵「おもも」…………嗣永桃子
密偵元鼠小僧「鼠の舞波」……石村舞波
茶店「笹屋」主人お熊さん……熊井友理奈
やべおもしろそう
8 :
松本氏 ◆Gl3jYdoy9. :2005/09/15(木) 11:03:31 0
むかしむかし菅谷と夏焼が居ました。
菅谷は渋谷に援交に夏焼は巣鴨で老人相手に悪徳商法をやっていました。
夏焼が一人の老人を引っ掛けていたとき、その横を桃子がスタスタと歩いていきました。
夏焼は慌てて桃子を追いかけて半ば強制的に拉致ってきました。
一方そのころ菅谷は渋谷で親父相手に援交で儲けていました。
菅谷が高級マンションに帰り付くと夏焼が桃子と如何わしいことをやっていました。
腹を立てた菅谷は桃子に延髄キックをかましてやりました。
気を失った桃子を見て悪いことしたかなあと罪悪感を持った菅谷は桃子を家に置いとくのを仕方なく承諾しました。
それから1年後・・・
突然桃子が三つ指付いていいました。
「今まで居候させてくださりありがとうございました」
菅谷と夏焼は意味が判りません。
「何言ってんのこの子?」
「さあ?」
二人は首を傾げました。
「私はアイドルにならなければいけません。今からオーディションに行かせていただきます」
桃子は早口で捲くし立てました。
二人はよく聞き取れません。菅谷の延髄キックが炸裂しましたが桃子も慣れたもので軽く避けてしまいました。
だが、夏焼のスクリューアッパーは避けきれませんでした。
桃子は1年前のときみたく気を失いません。これも二人のおかげです。
桃子はもう一度お願いしました。
9 :
松本氏 ◆Gl3jYdoy9. :2005/09/15(木) 11:04:07 0
二人はしばらく考えて面白そうだと言って、一緒に行くことにしました。
本音は本当に桃子がアイドルになると悔しいからです。
「しょうがないわ、私たちも行ってあげる」
「あんた、あまり外に出てないから場所判んないでしょ?」
外に出てないじゃなくて、出してもらえなかったのでした。1年間軟禁状態だったのです。
まあ、桃子も出る気がなかったのですが。
「ありがとうございます。あの‥‥早速なんですが、急がないと間に合いません」
桃子は壁に掛かった時計を何度も見ては、あの時計30分くらい遅れてるよなあと思っていました。
「なんで早くいわないのよ!」
「ほんとっ!気の効かない子!」
菅谷の延髄キックが炸裂しましたがやはり避けられました。
夏焼のとび蹴りはまともに喰らいました。
「じゃあ、さっそく出発するわよ!」
「は、はい!」
「ほら、ぐずぐずしない!」
桃子は夏焼きがノーパンだと言うことを言えませんでした。いや、言いたくありませんでした。
菅谷も同じく言いたくなかったようです。
そんなこんなで三人はオーディション会場へと出発しました。
松本氏さげてさげて
11 :
松本氏 ◆Gl3jYdoy9. :2005/09/15(木) 11:05:35 0
つづく
ごめん
下げます
現代時代劇って感じでいいね
俺も鬼平みて勉強してこよ
w
保守
時代劇氏どうする?
こっちで氏が書いてく、ってんならホントに保全するけど…
あれだけデかい口叩いたんだから、こっちに奴らは来ないと思うけど。
むしろ他の作者さんもこっちに来て貰いたいな…
作者を叩くのが当たり前、みたいなキチガイがいる方は放置すれば良いんだよ。
本当だよね・・・
皆こっちに来て作品を書いてもらいたい
あっちも終わりだね
みんながこっちきたら荒らしも来るんじゃないの?
いや、荒らしが時代劇さんの隔離スレとして立てた手前、これないでしょw
昔みたいな良スレにしよう!
だな
松本氏>続き期待してますよ保全
何か書いてちょ
よろしくm(__)m
宇宙がテーマですから大分萌え要素なくなるとは思いますけど
いいんですかね?
オーディション会場に向けて高級マンションを出発すると、道中、それはそれは大きな女の子に出会いました。
「おい、そこのデカ女! ボーっと突っ立ってると邪魔なんだよ!」
「ヌリカベかと思っちまったじゃねえか!!」
夏焼と菅谷は女の子に向かって延髄蹴りとスクリューアッパーを喰らわせました。
「やめてよ、痛いよ」
言葉とは裏腹に女の子はあまり痛そうに見えません。
「おい、効いてないよ‥‥」
「私達のコンボが‥‥」
二人はショックを隠せません。
桃子は、雅のスクリューアッパーはともかく、梨沙子の延髄蹴りは効いてないだろうなと、心の中だけで笑いました。
「おい、お前名前なんて言うんだ?」
「あたいは須藤茉麻」
「マーサね! 私達とオーディション行かない?」
夏焼がそういうと、桃子はビックリしました。
「雅ちゃん、なに言ってるの? 勝手にライバル増やさないでよ」
「るせえんだよ!! 雅ちゃんがいいって言ってるんだからいいに決まってるでしょ!」
菅谷得意の延髄蹴りをかましましたが、桃子はすんなりと避けました。
学習能力のない子だ、と心底思いました。
「桃子、それは違うよ。マーサはライバルなんかじゃない! 同士なんだよ! 一緒に合格しちゃえば万事オッケーじゃない!」
夏焼はガッツポーズをし、どこか別の場所を見ていました。
なにを言ってるんだろう。バカじゃないのこの子ノーパンのくせに、と桃子は思いましたが口には出しませんでした。
「さすが雅ちゃん頭脳明晰ぃ♪」
菅谷が夏焼に向かって紙吹雪を撒き散らしていました。
やはり桃子は菅谷をバカだと思いました。
須藤は三人はほんとに仲がいいんだなあと微笑ましく眺めていました。
「と、言うわけで、マーサはどう? 行く?」
「てか、来い! 雅ちゃんの命令だ」
「でもあたい、お母さんのカイベルC買いに行かなきゃ‥‥」
須藤は下を向いてボソボソとなにかを言い始めました。三人が三人とも須藤を殴りたいという衝動に駆られましたが、怒らせると絶対恐いだろうと判断し何もしませんでした。
「大丈夫だよ、マーサ。アイドルになればカイベルCなんて1万個くらい買えるよ! カイベルCどころか、カイベルZまで買えちゃうよ! もう、お母さんうんこ出すぎちゃってトイレで生活しちゃうって!」
「ほんとに?」
うんうんと夏焼は頷きました。
桃子は、そんなにうんこ出ちゃったら逆に大変だろ!と心の中で突っ込みました。ついでにカイベルZってなんだよ!とも突っ込んでおきました。
菅谷はカイベルCがなんのことか理解できてませんでした。
「じゃあ、あたいも行く‥‥。お母さんの為に」
これで須藤もオーディションを受けることに決まりました。
「あ、あとさあ、これからは『お母さん』じゃなくて、『お母ちゃん』って呼ぶようにしてくれない? そっちの方がしっくりくる」
これには、桃子も菅谷も同意しました。
「うん‥‥判った」
須藤は意味も判らず頷きました。
こうして四人のオーディションへの旅が始まりました。
つづく
やべぇ…吹き出した…w
ほ
宇宙世紀0079年 サイド7で起きた”革命”から始まる物語・・・
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
「皇帝はおいでか?」
「はい。」
「そうか・・・。」
ADスキャンを通し、乱れた息を整え男の待つ部屋へ
「皇帝陛下!」男はひざまずく。
「・・・どうした?」重く威厳のある声がその部屋に響き渡る。
「サイド7の惑星ミューゼで革命が起こりました。至急、連合艦隊を派遣するようにとの要請が
銀河軍最高指令部から通達がございました・・・。」
「・・・・・・」
「どうなさりますか?」
「・・・放っておけ・・暫く様子を見る。指令部にはそう伝えておけ・・・」
「ははっ!」
男は皇帝に頭を下げ、司令部に連絡するため走って部屋を後にした。
「・・・ふんっ性懲りもなくまた始めおったか・・、だが・・今度こそ滅ぼしてくれるわ」
>>32 『人類が初めて月に降り立った1969年。それ以後、人類の宇宙に対する飽くなき執念は続き、2092年
月への移住が開始される。
そして、2156年ついに人類は宇宙外生命体と接触し、着々と協定が結ばれ2170年地球は”銀河団”に
組み入れられた。それ以後、国家という概念は薄れ銀河中心に・・・』
「もう立体ビジョンの授業飽きたよぉ!全くもってつまらん!」
俺は机の上にある立体ビジョンの電源を切る
「そんな事言ったって仕方ないじゃん!それに来週は”銀河青年団”の入試もあるし、そんな事じゃ受かんないよ!」
「そりゃあ友里奈はいいよ!絶対に受かるって言われてるし・・・」
「そんなの分からないよ。その日の体調とかによって出来がよかったり、悪かったりするし・・・」
「まぁ、俺は半ば諦めてるけどねぇ・・・」
「そんなこと言わないの!」
俺の頬を少し強くつねりながら友里奈は笑顔をもっていう
”銀河青年団”とは、12歳以上の者で学力・運動神経・人格共に優秀なものでなければ入る事の許されない
超超エリート集団である。
俺と幼馴染の友里奈は来週その入試を受けることになっている。
(まぁ・・・俺は運動はできても、学力的に問題あるから、受かんないかも・・)
「そんなことより、もうお昼じゃん!飯食いに行こうぜ!」
「全く・・・ユウは食べる事しか頭にないのぉ??」
「何言ってんだよ・・・頭を使ったから腹減るのは当然だろ?」
そう言って俺は友里奈のおでこにでこピンを食らわせた。
「いったぁ〜い!もう!お返ししてやるぅ!」
「ハハッ!早くここまで来いよぉ〜だ!!」
俺と友里奈はそうしてランチを食べに教室を後にした。
おもしろそうなのきたね
期待させるわ
面白そうなので保全
どっちも続きが気になりますな
おもしろいからこの2つはもうここに書いてもいいかもしんないけど…
これ以上新しいのはここじゃなくて元のスレでね
>>33 俺達は昼飯を食べるため一度学校を出る。
「今日さぁ何食べる??」
友里奈は嬉しそうにカードが詰まった財布を胸にあてて話す。
「うぅ〜ん・・別に何でもいいよ!ってかいつもパッションでサンドイッチ買ってるから今日もサンドイッチで
いいんじゃないの?」
「そうだねぇ!」
俺達は学校の向かい側にあるパッションへと向かう。
パッションでサンドイッチを買い終え、いつもの校庭のベンチで食べることに。
「本当にここのサンドイッチって美味しいよねぇ!銀河一だよっ!」
「確かに美味いけど、・・もうちょっと工夫がほしいな!何か飽きてきたよ」
「工夫って・・・例えばどんな??」
「そうだな・・・こう、」
と俺がサンドイッチについて熱く語ろうとした時に、後ろから誰かが俺に覆いかぶさる
「だ、誰だ?!」
「ふっふっふ・・・。」
「その声は、・・・桃子だな?!」
「当りぃ〜!よく分かったねぇ桃だって!ちょっと嬉しかったりしてぇ」
桃子は体を軟体動物のようにクネクネと妙な動きをして見せる。
しかし、それが妙に大人っぽい、・・・っていうかエロい
「桃ちゃん、どうしたの??今日学校に来てなかったから休みかなと思ったよぉ」
友里奈はサンドイッチ片手に桃子に聞く。
「うん。あのね、・・・実は・・・」
さっきまでの妙なエロさが消え、真剣な顔へと変わる。
「桃も”銀河青年団”の入試受けることになったの!それで今日はその願書を出しに行ってたの!」
お二人さんもあっちに誘導してここは落としたほうがいいんじゃない?
あっちなら過去ログもまとめサイトも充実してるから
いや、まとめの充実っていうのは期待込みだが・・・・・・
>>41 「えっ?!」俺と友里奈は同時に声が出た。
「でも、桃子お前”銀河青年団”には興味ないとか言ってなかったか?」
「うんうん!言ってたよねぇ!・・・でも、どうしたの急に??」
すると桃子は俺の方をチラリと見る。
「(・・・ん?なんだ?)」
「うん。まぁ色々とあってさぁ・・・やっぱり”市民権”欲しいじゃん??それが一番の理由かな??」
「そっかぁ・・・あっ!」
友里奈は手に持っていたサンドイッチをポトりと落す。
「あぁ〜ん、私の大好きなツナサンド落ちたぁぁ!」
そう言って泣きじゃくる友里奈を俺と桃は怪しげな目で見る。
「ったく何してんだよ友里奈ぁ!・・・ほら、俺のツナサンドやるから泣きやめよ?」
友里奈は歳の割りに大人っぽいが、性格はやっぱり子供・・・
「・・・うん。」
「桃ぉぉぉ!」
どこからともなく桃子を呼ぶ声が聞こえる。
俺と友里奈は辺りをキョロキョロを見渡すと、上空からスカイ・カーが姿を現した。
”ウィィィィン” スカイ・カーの扉がゆっくりと開き、中から桃子の母親が出てきた。
「あら!ユウちゃんに友里奈ちゃん!久しぶりねぇ!二人とも大きくなってぇ!」
「お母さんどうしたの?」
「どうしたの?って桃が学校まで迎えに来てって言ったから来たんじゃないのぉ」
「・・・そうだったね!ごめんなさぁぁい」
「じゃあユウちゃんに友里奈ちゃんまた明日ね!」
そう言ってスカイ・カーの扉は閉まり、スカイハイウェイへと向けて飛び立った。
>>43 「桃子も受けるみたいだな・・・”銀河青年団”の入試」
「そうみたいだねぇ・・」
「どうした?何か急に元気無くなったみたいだけど・・・」
「・・なんでもないよ。それより早く食べて午後からは試験勉強しよ?」
「そうだな!!」
俺と友里奈はポカポカと暖かく照らす太陽の下で、残りのサンドイッチを口にした。
―9日後―
俺と友里奈、桃子は”銀河青年団”の入試が行われるニューヨークへと来ていた。
この時代でもニューヨークは地球を代表する都市で、また宇宙へと飛び立つ玄関口でもある。
「おい!見ろよ!いっぱい艇が飛立っていくぞ!」
「うわぁぁぁ!本当すごい!すごい!」
「私達も”銀河青年団”に入れば、自由に惑星間を移動できるもんね!」
友里奈は余程興奮しているのか、声を荒げて言う。
”銀河青年団”に入ると通航証なしで惑星間を移動できるのでビジネス目的で入隊する人も多い。
俺達は今日宿泊するホテルへ着き、フロントでチェックインを済ませて各自の部屋へと向かった。
「(はぁ・・・。いよいよ明日か、・・でも明日の試験って何やるんだろう??)」
俺はそんな事を考えながら、ベッドに寝転がる。
”コンコン” 誰かが部屋をノックする音が聞こえ、俺は扉を開けた。
「もう遅いよぉぉ!」
そう言って扉を開けるなり、いきなり俺に抱きついたのは全く身に覚えのない子だった。
>>44 つづく
SFっぽいのは難しいですね
これから色んな子を絡めていくつもりですけど”萌え”はあんまり無いかも・・
あっちでも2本ほど投稿しているので更新は遅くなるかもです
何かすみません・・・orz
とんでもない事でございます!激しく乙!です
登校はご自分のペースで、気が向いた時に で結構ですので頑張ってください
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中
須藤を含めた四人は、オーディション会場を目指し、ひた歩きました。
しばらく歩いていると、不良三人にいじめられている女の子を発見しました。
「ねえ、いじめだよ助けてあげよう」
桃子がそう言うと、夏焼は軽く舌打ちをしました。そんな気さらさらなかったからです。
というか、『いじめかっこ悪い」よりも『いじめカッコいい』と思う年頃でした。
「うん。可哀想だよ、助けてあげよ。お母ちゃんもいじめはよくないって言ってたもん」
なんかもう、どうでもいい発言でした。
「梨沙子、あんたはどう思う?」
夏焼は菅谷に意見を求めました。
「え? なんかめんどいからいいんじゃない? なんなら一緒にいじめちゃう?」
夏焼は素晴らしい意見だと思いました。あまりにもナイスアイディアのため、今年は菅谷にお歳暮を贈ろうかと考えました。
「よし! みんなであいついじめてスッキリしてからオーディションね!」
「ダメだよ! イジメなんて可哀想じゃない。助けてあげようよ」
夏焼は、まずはこいつから締めた方がいいかなと考えましたが、オーディション会場を知っているのは桃子だけだったため、その考えは諦めることにしました。
「じゃあ、桃子あんた行ってきなよ」
「え? わ、私?」
桃子は予想外の展開にちょっとだけおもらしをしました。
「早く行けよ! 雅ちゃんの言うことが聞けないの!」
夏焼信者の菅谷がまたでしゃばって言いました。桃子はこいつになら勝てそうなのに、と思いましたが口には出しませんでした。
「ねえ、マーサちゃん。一緒に行かない?」
「え‥‥?」
「お母さんが言ってたんでしょ?」
「‥‥うん。‥でも」
桃子はちょっとだけイライラしましたが、ここは我慢しなくてはと思い話を続けました。
「お母さん悲しむと思うよ。マーサちゃんがイジメを見つけてスルーしちゃうんだもん。マーサちゃんのお母さんに電話してチクっちゃおうか?」
夏焼は桃子がここまで性格が悪いとは思ってもいませんでした。
菅谷は反対側にあるビルにマックを見つけました。ソーセージマフィンが食べたいと思いました。
「止めて!! お母さ、ちゃんに言うのは止めて! お願い何でもするから」
桃子と夏焼は須藤の弱点を見つけて、にんまりと笑いました。
菅谷はマックから目が離せませんでした。プチパンケーキのブルーベリーのことで頭の中がいっぱいでした。
つづきは今夜書きます。
朝から乙!です。
桃子のおもらし…発想が素晴らしいです
いじめられている子は誰だろうw
SFサンと松本氏乙です
>>45 SFサンもこれからの展開がかなり気になる!
期待していますぞ
>>51 今までに見たことのない新鮮な小説で大変おもしろいです!
雅cがりぃcにお歳暮を贈ろうか?とかかなり笑いました!
両者これかも時代劇さんと3人で頑張ってください!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ <Everyday I risten to 舞波♪ 一人じゃない♪
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
スペルスペル
Σノノハヽ
从; ゚ w゚)<ナニィィィ!!
⊂ O
し - ◯
>>44 「ちょ、ちょっと何すんのよ!」
”バシィィィン” 俺は強烈なビンタを浴びせられた
「は、はぁ?!いきなり抱きついてきたのはそっちだろ!何で俺が叩かれんだよ!」
「し、知らないわよそんなこと!・・、最低!」
そう言って彼女は扉をこれでもか?と言わんばかりに思いっきり閉めて出ていった。
「何なんだよ!今の・・・、それにしても痛ぇ・・」
俺はビンタされ真っ赤になったであろう頬をさすりながら、窓から見えるN・Yの夜景を見ながら
一息つく。
暫くして友里奈と桃子が俺の部屋に尋ねてきた
「ユウちゃん、夕食食べに行こう?」
友里奈と桃子は俺の手をとり、ラインダンスのように3人並んで晩御飯を食べに行った。
「ユウちゃんどうしたの?物凄くほっぺた赤いけど・・・何かあったの??」
「本当だぁ!赤いよぉ?・・、あっ!分かったぁ!桃と手つなげて嬉しいから顔が赤いのかなぁ??」
「そ、そんな訳ないだろ!ちょっと色々あって・・・」
「色々って??」
「もういいじゃん!それより飯、飯!腹減ったよぉ!」
友里奈と桃子は???な顔をして俺を見つめる
俺達はバイキング形式の夕食をとり、テーブルへ着く
視線を窓際の方へ外すとさっき俺にビンタを浴びせたやつが1人寂しそうにご飯を食べていた。
>>57 「(えらく強がってた割には1人で飯食ってやがる・・・ざまあみろだ)」
「さっきからどこ見てるの!?」
桃子が俺の足を激しく踏みつける
「べ、別にどこも見てないよ、・・それと、足踏むのやめてくれない?」
「うそばっか!さっきから窓際にいる子みてたくせに・・」
「だから見てないって!お前らの思いすごしだろ?(こ、こいつ何て目敏いんだ・・)」
俺は友里奈と桃子の波状攻撃に合いながら必死に応戦した。
夕食を食べ終え、俺達は明日に備えて少し早いが寝る事にした。
「じゃあ明日ね!遅れちゃダメだからね!分かったぁ??」
「分かってるよ!友里奈も桃子も寝坊すんなよ!」
「それは君でしょう??」
桃子は俺に体を摺り寄せてくる、・・・エロいよ、桃子・・・。
「じゃ、おやすみな!」
「おやすみぃ〜!」
「おやすみなさぁぁい」
そうして俺達は眠りについた。
―翌朝―
俺達は早めの朝食を食べ終えて、”銀河青年団ニューヨーク支部”へ向かった。
「いよいよだな!、・・・でも俺自信ねえよぉ」
「大丈夫だって!この日のために色々と頑張ってきたんじゃない!」
「・・・だな!」
俺、友里奈、桃子は互いに励まし合いながら”銀河青年団N・Y支部”の入り口をくぐった。
つづく
また夜にでも更新したいと思います
乙!です!
ん〜誰だろ〜、気になるなぁ
個人的には「あの子」希望www
ちょっとちょっと!何でこっちに書いてんの?あっちで書けばいいじゃん!
落とそうよこんなとこ
松本ってりしゃ崎?
>>61 あっちは叩きok、こっちは叩きなしってことになったんじゃないの?
作家さんは好きなところで書く、読者の俺らは読みたければ着いて行くだけ
あっちが過疎スレになれば叩いてた奴らも解るだろ
あっちが隆盛になればそれは良い事、掛け持ちで楽しませて貰いますよ
嵐が立てたスレなんて使うなよな〜
作家さんの自由なんだからいいじゃない??
それにどっちも今までにない小説だから面白いよ
>>60 俺は「あの子」希望だけどねw
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ <Everyday I listen to 舞波♪ 一人じゃない♪
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
こっちはこっちの世界でやってけば良いやん。
作者さんが異動するのは作者さん自身にお任せってことで。
それに新しい作者さんが来てくれてるんだし、継続してきましょ
そうだよね
でも今きてる作者さんはあっちとも掛け持ちしてるんでしょ?
大変そう
でもこっちでも頑張ってほしい
りしゃ崎って誰?
無知でスマソ
本人ではないよな スパイスが足りない
でも影響受けて書いてるんなら一言そうだと言ってくれ
もっとめちゃくちゃにやってくれw
>>70 菅谷スレとかネタスレにいた固定さんで、結構面白いこと書く人。
あと、文豪3ってのもいたな。あの人もぶっ飛んでて大好きだったよ。
ほ
あぁ文豪3とりしゃ崎間違えてたw文豪3に似てるよね
>>40 それは作者が決めることだからあんまし決めない方がいいかと
L14に里田
まぁまぁ、作者さんが来てくれるのはいいことだと思うよ
夜にはSFサンと松本氏が来るのを心待ちにしている一読者
あっちは誰か立てないの?
「ねえ、あなた達、その子をイジメるのはやめなさい」
桃子は、とびきりの笑顔で言いました。
「ああ!? てめえ誰だよ!?」
「あたいは茉麻だよ」
須藤は自分に聞かれたのだと勘違いしました。
「おめえに聞いてねえんだよ!!」
不良Aが須藤にメンチを切りました。不良Bが須藤に殴りかかります。不良Cは昨夜食べたレバニラ炒めのニラが、歯に詰まっているのが気になってそれどころではありません。
「止めて!!」
桃子が須藤の前に立ちはだかり須藤の代わりに殴られました。
「桃子ちゃん!! ‥‥‥だ、大丈夫‥‥?」
須藤の腕の上で横たわる桃子に問いかけました。
「ま、茉麻ちゃん‥‥。今ま‥で‥あり‥‥が‥とう‥‥」
桃子は須藤の腕の中で、静かに目を閉じました。
「桃子ちゃーーーん!!!!」
不細工な顔で須藤が泣き叫びました。
「よくも桃子ちゃんを殺したなーーーー!!! ゆるさない!!!」
須藤の怒りのボルテージがマックスまで上がりました。それを見た夏焼は、スーパーサイヤ人の存在が事実だと確信しました。
桃子は死んでなどは居ないのです。争いごとの嫌いな桃子は、死んだ振りをしてことを逃れようとしただけでした。須藤以外のみんなは、そのことに気付いていました。
いや、あと一人。菅谷もマクドナルドの期間限定バーガーが食べたくて一連の流れを見ていませんでした。
「なんだこのデカ女!! めちゃくちゃ強え!!」
須藤は「うをおおおおおお!!!!」と雄たけびを上げ、不良三人を掴んでは投げ、掴んでは投げ、を繰り返して暴れていました。
夏焼は目を見開き、口を開けて、この光景を見ていました。
このことを、後に作家になる夏焼は、自分の著書にこう書き綴りました。
[あの日、私は始めてこの眼でリアルキングコングを見た‥‥]
さすがの菅谷も気付いたのか、この光景を見て、どこのナマハゲが暴れてんだ?と首を傾げました。
桃子は死んだ振りをしたことに後悔しました。生きてるのがバレたら殺されるかも、と思い、チョビっとだけおもらしをしました。
不良三人はあらゆるところから血を流し、血以外のものも垂れ流し、気を失ってしまいました。
わくわく
怒りが収まっていない須藤はその勢いで、通勤途中であろうサラリーマンを六人なぎ倒しました。
さっきまで不良三人にイジメられていた女の子まで、須藤にパイルドライバーをかまされました。
桃子はまたまたおしっこをチビってしまいました。というより、大量に垂れ流していました。
「‥くん、くんくん‥‥」
なにやら須藤が鼻をくんくんしだしました。
「くんくん‥‥‥。あ! 桃子ちゃんのおしっこの匂いだ! 桃子ちゃん生きてるんだ!!」
なんと、須藤は桃子が生きてるかどうかが匂いだけで判断できるように進化したみたいでした。
いらん能力だと、夏焼は思いました。
「桃子ぢゃーーーーん!!!」
須藤が桃子の寝ている場所まで涙と鼻水を垂れ流し、不細工な顔で走ってきました。
正直、恐いと言うより、気持ち悪かったので桃子は起き上がり、走って逃げ出しました。
「桃子ぢゃーーん!! どうしたのーー!!!」
須藤は桃子を抱きしめたくていつまでも追いかけました。
一方そのころ、夏焼と菅谷はイジメられていた女の子に声をかけました。
「ねえ、あなた、なにやってるの?」
「なんでイジメられてたの?」
女の子は、怯えたような顔をしてなにもいいません。
「おい!! 雅ちゃんが話しかけてるだろうが! なんとか言えよ!!」
菅谷が得意の延髄蹴りを女の子にかましました。
ぶったおれた女の子を見下ろし、久々に決まった延髄蹴りに感動に震えました。
「ねえ、名前は? 大丈夫だよ、私は恐くないから」
「い、石村舞波」
さすが悪徳商法で鍛えた話術です。みごとに信用させてしまったようです。
名前を言わせたらこっちのもんだ。と、言わんばかりに、話しかけました。
「ねえ舞波。なんであいつ等にイジメられてたの? あんなやつ、コテンパンにしちゃえばいいのに」
「‥‥‥‥から‥」
「え、なに?」
夏焼はイライラしてきました。人がせっかく助けてあげたのに、なんだ? と思いました。
石村をイジメようとしていたことなど、とうの昔に忘れてしまっているのです。
「わたし、あなた達みたいに強くないから‥‥」
石村は目を伏せて、早口で答えました。
「じゃあ、強くなろうよ!!」
夏焼はガッツポーズをし、どこか遠くをみつめました。
「強くって‥‥‥どうやって?」
「アイドルになるのよ! 私達今からオーディションに行く途中だから一緒に行かない?」
「あ、アイドル?」
「そう! アイドルになれば強くなれるよ!! ダンスレッスンで体力もつくし、ヴォイトレで腹筋を鍛えられるよ?
それにいろんな番組に出て、出川徹郎みたいなリアクション芸を身に付けて、罰ゲームで精神的苦痛まで乗り越える練習もできるんだよ! だから、一緒にアイドルになろう?」
出川徹郎みたいなリアクション芸はいあらないなあ‥‥と、菅谷は思いました。
石村も突っ込みたかったのですが今は恐くて頷くしかありませんでした。
「よし! じゃあ決まりね! これで舞波も格闘家アイドルとしてデビューを目指すのね! うわあ、楽しみだなあ。長州小力みたいな格好で舞台に立つ舞波の姿」
そんなアイドル目指さねえよと、心のなかだけで舞波は思いました。
「梨沙子、桃子と茉麻を呼んできて」
「うん」
菅谷は辺りを見回したが、桃子がナマハゲと追いかけっこをしているだけで、須藤が見つからないのです。
菅谷はまだ、須藤をナマハゲだと思っていたのでした。
「桃子ーー!! 何やってるのーー!? 雅ちゃんが呼んでるぞーー!!」
「あ、梨沙子ちゃん!! お願い助けてえええ!!!」
桃子が梨沙子のところへ走ってやってきました。後ろから梨沙子曰くナマハゲが追いかけてきます。
「おい! こっちに来るな!!」
「桃子ぢゃーーーん!!!」
桃子が梨沙子の背中に隠れました。
途端、須藤及び曰くナマハゲが立ち止まりました。そして、鼻をクンクンしだしたのです。
須藤及びナマハゲは、急激に進化した嗅覚を使い、桃子を探しているのです。もはや、人間ではありません。野獣です。
「おい、このナマハゲどうしたんだよ」
「え? ナマハゲじゃないよ、茉麻ちゃんだよ。お願い、あとでソーセージマフィン奢るから助けて」
「ホントに?」
うんうん、と桃子は首を縦に振り続けました。
菅谷はすっかり忘れているみたいです。桃子を1年間軟禁していたことを。お金なんて持っているわけありません。
「よーし! ナマハゲ!! この梨沙子が相手だ!!」
菅谷は両拳をガチンと合わせて気合を入れました。
夏焼は遠くからその状況を、後でみんなで食べようと思っていたソーセージマフィンを食べながら見ていました。石村もそのおこぼれを頂戴していました。
「喰らえ!! 必殺梨沙子延髄蹴り!!!」
必殺じゃねえよ!と、桃子は思いました。バカの一つ覚えもここまでくれば純粋だな。とも思いました。
「やあああっっ!!!!」
どんなに気合を入れても、菅谷の延髄蹴りの威力が増すはずもなく、しかもスーパーサイヤ人みたくパワーアップした須藤に効くわけありませんでした。
誰もが想像したとおり、菅谷の蹴りは須藤には効きませんでした。
「くっ‥‥くそー!! 5年前の、この古傷さえなかったら‥‥」
右足を押さえ、菅谷は悔しそうにしてましたが、古傷がないことなど、夏焼も桃子も知っていました。
所詮、口だけ番長だな、と、桃子は思いました。
石村が最後のソーセージマフィンを食べようと手を延ばすと、夏焼から空手チョップをもらいました。最後のソーセージマフィンは夏焼の胃袋にしまわれました。
須藤が再び鼻をクンクンしだしました。
夏焼はこれ以上須藤を暴れさすと大変なことになると思いました。
というよりも、すでに大変なことになってるなあ、と、辺りを見回して思いました。
道路には先ほどの不良三人にサラリーマン六人が気を失い、横たわっていたからです。
須藤はもはや人間じゃありません。どんどん凶暴化がすすんでいます。
桃子は須藤をなだめようと、必死に説得にあたりました。
「ま、茉麻ちゃん。私は大丈夫だから元に戻ってね。ね?」
須藤の耳には届いていません。桃子を見つけた須藤は桃子目掛けて突進してきました。
「桃子ぢゃーーーーーーーん!!!」
「きゃあ!!!」
桃子が身を伏せようとしゃがみこんだとき、夏焼が叫びました。
「茉麻!! 止めなさい!! お母さんのいうことが聞けないの!!」
須藤の動きがピタリと止まりました。
「お、お母‥‥さん‥?」
「カイベルCは買ってきたの!? まさかお使いサボって遊んでたんじゃないでしょうね!? もう、お母さん便秘でお腹パンパンなんだから!!
早く、カイベルC買ってきなさい!! あと、『お母さん』じゃなくて『お母ちゃん』と呼びなさい!! 何回言ったらわかるの!!?」
夏焼は今にも自分がやってることに、腹を抱えて笑いたい一心でした。
「お母ちゃん、ごめんなさい!ごめんなさい!‥‥」
何度もそう言うと、須藤は元の須藤に戻っていました。
「あれ? あたいここでなにやってるの?」
覚えていないとは、また、都合のいい頭してるな、と、桃子は思いました。
「なにもやってないよ。カイベルC買うためにアイドルのオーディション受けるんでしょ?」
夏焼が優しく言いました。内心、はらわた煮えくり返っていましたが。
「そ、そうだ! オーデション行かなきゃ! さあ、みんな早く行こう!」
桃子は呆れて何も言えませんでした。
夏焼はこいつを利用すれば世界制服も夢じゃないな、と思いました。
菅谷はまだ、古傷が痛むと、バレバレの嘘を付いていました。
須藤は何も判っていないようで、ものすごく幸せそうな笑顔をみんなに見せていました。
みんな、須藤を殴りたいと思いましたが、恐くてそんなことできませんでした。
石村は出番の少なさと扱いの酷さにすこしむくれています。
そして、石村を入れた五人はオーディション会場に向けて旅立ちました。
つづく
そのときの思いつきで書いているので、正直文章書くの遅いですが許してください。
まだまだ続きます。次回は「あの子」が出てきます。
えー、と。俺は、りしゃ崎でも文豪3でもありません。
というか、申し訳ないですが、その二人を知りません‥‥‥
知らないとかウソつくなw明らかに影響受けてるだろぅw別に恥じる事でない おもしろいし
>>90 いえ、本当に知らないんです。
ただ、適当に思いつきで書きはじめただけです。最初は桃太郎風に鬼退治の予定でしたし・・・。
桃子に「オーディション」なんて言わせてしまったため、違う方向に進めてしまったんです。
おもしろいと言ってくれて、ありがとうございます。
おもろいおもろい!
松本氏頑張って!
シュールで面白いよ!
頑張れぇ!!!
やべえ何これすげえ
そうか 疑って悪かったよ
てか何でここに書こうと思ったの?スレタイに時代劇ってなってるのに もともと小説スレがあったんだし、あっちに書いてほしかった
>>58 俺と友里奈、桃子の3人は大ホール前の液晶掲示板の前で自分の受験番号の掲示される部屋を探していた
「友里奈の受験番号って何番だっけ?」
「え〜っとぉ・・・私はT-776だよ。ユウちゃんは??」
「俺はC-889だよ・・・、桃子は??」
「私はユウちゃんと同じCの886だよ!多分受験教室同じだねぇ!」
「え〜いいなぁ!桃ちゃん、ユウちゃんと一緒なんてぇ!!」
「あれ??友里奈ちゃん今の発言聞き捨てならないよぉ!もしかして・・・」
「な、何言ってるの桃ちゃん!わ、私は別に皆と同じ受験教室だったらよかったのにって思っただけだよ!」
友里奈の顔を見ると真っ赤になっていた。
「そ、そんなことより早く受験教室行こうよ!」
「・・・そうだな!じゃあ俺達はこっちの方だからまた後でな!」
「うん!」
友里奈は元気良く頷いて受験教室へと走っていった
俺と桃子は受験が行われる部屋につき、あまりの人の多さに腰をぬかした。
「・・・なんだよこれ、人多過ぎだろ・・あぁこれ見たら受かる自信なくなったなぁ」
「本当だね・・・N・Yだけでもこだもんね、・・でもさぁ、この試験がダメでも”GAF”に入ればいいじゃん!」
「えぇ〜!”GAF”はいいよぉ。厳しそうだし」
「でもでも”市民権”くれるじゃん!それに”銀河青年団”みたいに何百万倍の倍率じゃないしさ!」
「確かに”市民権”はくれるけど、”第2種市民権”だからあんま意味ないしぃ」
俺と桃子がああだこうだと議論してると、試験官らしき黒スーツを纏った男が6人入ってきた。
『只今から”銀河青年団”入試を開始します。各自、時分の受験番号の書かれた席につくように』
>>92-95 応援ありがとうございます。
これからもできるだけ毎日更新していきたいと思ってます。
>>96 いえ、たまたま来てみたら、
>>4を見つけて「桃太郎」を思い出しちゃって、キッズで桃太郎やるかなと思い書き始めました。
だから、桃の代わりに桃子が雅の隣をスタスタと歩いていくんですよ。
でも、桃子に「オーディション」と言わせてしまったため最初の予定と変えちゃいました。
この続きもなにも考えてないし、「オーディション」をどんな風にするかさえ考えていません。
鬼退治のほうが楽だったかも‥‥‥。
>もともと小説スレがあったんだし、あっちに書いてほしかった
え? あったんですか? すみません、それも知りませんでした。
移動したほうがいいんですかね?
なんてスレタイですか?
>>97 『只今から試験を行います!試験方法は、前にあるスキャンをくぐってもらうだけです』
会場がどよめく
当たり前だ。皆この日のために死に物狂いで勉強してきた。それが”スキャンをくぐって、はい終わり”とは何事だ
俺も勉強が苦手なのに友里奈と一緒にやってきたのにそれが無駄に終わるとはどういう事だ
俺の3つ前の席の桃子は俺の方を振りかえり、何やらご立腹だった。
「何だよ・・・この試験、一気にやる気失せたな」
俺はどうでもいい気分になっていた、多分友里奈も同じだろう
『それでは各自、スキャンの前に並んでください』
「全く何よこの試験!最低ね!受験料の10万クオーツ返してほしいわ!」
「だよなぁ!俺の青春も返してほしいよ!」
「それは別にどうでもいいけど、・・・こんなことなら受けるんじゃなかったぁ」
「まぁ、いいじゃん!N・Yにも来れたし!帰りに観光でもして行こうぜ!」
「う〜ん、まぁそれも面白そうね!」
俺と桃子はそんな感じでたらたらと文句をたれていた
『次君の番だよ!後ろつかえてるから早く並んで!』
「なんだよ!押すなよ!20世紀のマフィアみたいに黒服着て気取りやがって!」
そう言って俺はマフィアもどき男を睨みながらスキャンをゆっくりとくぐった。
すると・・・
>>100 つづく
今日のお昼にでも更新します
何か読んでみると全然SFっぽくないですね、すみませんorz
あっちの方も投稿しづらいし、暫くはこっち優先にします。
時代劇さんのスレなのに申し訳ないです
で、俺は移動したほうがいいの?
いや、ここでいいと思う
小中学がテーマじゃないのは全部こっちでいいんじゃないかな
>>101 あの人、こっちでは書かないって宣言しているから申し訳ないってことは無いでしょ
>>102 あっちのスレはまとめサイトもあるし、ログの保存もやってる
でも、こっちは落ちたらどうなるかわからない
完結させて残したいのなら移動した方がいいと思う
>>101 SFさん乙!であります!
まだまだ始まったばかりでしょ?これからに期待してますよ
松本氏、GJです!
ナマハゲまあさ怖すぎ&桃子漏らしすぎwww
楽しみにしてます、頑張って下さい!
SFさん「あの子」は未だ不明なんですね〜、誰だろな〜?
個人的には…って昨日書いたかw
お昼ですね、帰宅後の楽しみが一つ増えた♪
俺はあの子希望だけどね
でもそれは作者さんが決めることだからね
SFさん乙です!
乙
ガンバル、いまHP作成勉強中w
まとめの人がいれてくれりゃーいいのに
心が狭すぎ
こんなスレ立てて気に入らない作者追い出そうとする方が百万倍心狭いけどな
そりゃそうだな
言えてるね
荒らさないでくれ
>移動しても運がよければ一時的に収まるだけ
それどころか、【荒らしに屈した前例を増やし、荒らしを増長させるだけ】になるでしょう
そうなってしまっては、荒らしのご機嫌を伺わなきゃならないスレになってしまいます
時代劇さんのゆう通り。だから本スレで書こうよT-T
逆じゃない?
あれだけ偉そうに叩く様な連中に読ませる必要なんか無いだろ。
読者に気を使うんじゃないよ。
お互いにリスペクトし合えるような場所で投稿しよう、ってこと。
こっちの作者さんが向こうに移動したって、何かしらいちゃもん付けて叩くに決まってるんだから、行く必要ないよ
その案に一票
気持ちはわかるがこのスレを使うのはやめた方がいいんでないか?
あっちで叩くネタがなくなったらこっちに出張してきて「時代劇じゃねーだろ!」って叩きだすだろ
分かれるならこのスレは一旦落として立て直しした方がいいよ
俺も
>>62に同意なんだけど肝心の時代劇さんがこっちにこない宣言してるしなー
ウィクラさんとか春さんとかがこっちで書いてくれたらいいのに…
俺も同意時代劇さんがいる限りあそこは荒らされ続けると思う
時代劇さんが来ないならあっちを時代小説系スレにするしかないのでは?
>>122 それもわかるんだけど、向こうで続けても荒らしは一向に納まらなかったんだから
あえてこっちを使って少しでも状況を変えてみるのはどうだろう?
少なくとも向こうみたいに時代劇さんが叩かれる事はなくなると思うんだけど…
とにかく初期の頃のようにわきあいあいとした雰囲気で楽しみたい。
狼がダメなら全員で羊移住とかでもいいと思うんだけど
>>123 ちょっと待った
春氏はこっちに来ない方がいいと思う、というか来ないで欲しい
春氏は悪くないんだけど、あっちで暴れてるのが春氏のファンだからね
前から薄々そんな気はしていたんだけど、昨夜のあれでハッキリしちゃったでしょ?
春氏がこっちに来ちゃったらあれもセットで来ちゃうから意味がなくなっちゃう
自治議論するなって
スマソm(__)m
「‥‥‥じゃあ、あの三人とは何の面識もないんだ」
「うん。ただ、あの三人の内の一人の財布をパクっただけなのに‥‥」
ああ、それが原因だな、と夏焼は思いました。
桃子は聞かなかった振りをしました。
「でも、まさかマーサがナマハゲに変身できるとはねえ‥‥」
「ばっ! 梨沙子!!」
夏焼が慌てて菅谷の口を抑えつけました。
須藤は不思議そうに首を傾げました。
「なま‥はげ?」
「いや、なんでもないよ! 生麦ナマハゲ生卵って言っただけだから! この子、女子アナ目指してるから早口言葉の練習してるだけよ!」
さすが悪徳商法やってただけあって嘘を付くのは得意でした。
よくそんな言い訳思いつくな。と桃子はおもいました。
「え? でも、オーディション受けるんじゃ‥‥」
「だからぁ、この子も見ての通り頭割るい子だから、普通に女子アナになんてなれないのよ、アイドル経由で女子アナ目指してんの。いずれはビート武みたいに、
映画監督にもなる予定だからそのときは、マーサが主演女優よ! 良かったね! 梨沙子に感謝しなさい」
「ホント? 梨沙子ちゃんありがとう」
「えぇ? あ、う、うん‥‥」
そんな話初耳だよ‥‥。と心のなかで溜息をつきました。百歩譲って映画監督になったとしても、ホラー映画は作る気ねえよ、とも思いました。
「おい! あんたら、さっき向こうで暴れてた連中だろ!」
何者かが桃子たちの目の前に現れました。
「なんだこの中途半端に弱そうな女」と梨沙子が言いました。
確かにこいつくらいなら梨沙子の必殺技も効きそうだなぁ、と桃子は思いました。
石村は自分と同じ、干されキャラの臭いを感じ取りました。
「いいから、お前らあたしについて来い」
女は桃子たちを誘導しようと歩きだしました。が、五人は付いていく様子がありませんでした。
「おい! 早くこいよ!」
女はイライラしてました。
「なんでおめえの言うこと聞かなきゃいけねえんだよ」夏焼がいいました。
「そうだよ。雅ちゃんの言うとおりだよ!」夏焼信者の菅谷は、それに同意しました。
「知らない人には付いて行っちゃいけないって、お母ちゃんにいわれてるから‥‥」須藤が言いました。
桃子たちのことも十分知らない人たちだったんじゃねえの?と、みんなが思いました。
「みんなが付いていかないから私も行かない」石村は民主主義派でした。
「私達、オーディション会場に行く途中だから、あなたには構ってられないの」桃子が笑顔でそう応えました。
「オーディション? ならなおさらこっちだよ? そっちに行っても会場はないよ!」
女が鼻で笑いました。
「な、なに言ってるんだよ! 桃子がこっちだって言ってるんだからこっちに決まってるだろ! お前、桃子が嘘付いてるとでも言うのか?
なあ、こっちだろ? 桃子」
「‥‥‥‥‥」
桃子はなにも言いませんでした。
「おい‥‥。桃子、まさか‥‥」
そのまさかでした。桃子は会場の道のりなど知りませんでした。
「‥‥ご、ごめんなさい‥」
桃子は素直に謝りましたが、みんなの怒りはおさまりません。
菅谷の延髄蹴りは避けきれましたが、夏焼の飛び蹴りが決まりました。須藤のパイルドライバーで一瞬気を失いそうでしたが、ナマハゲ須藤じゃなかったので幸いしました。
石村もどさくさに紛れて、桃子にデコピンをしました。
女は恐怖に怯えました。
つづく
今晩また続きを書きます。
移動はしないほうがいいみたいなのでここで書き続けます。
松本氏がんばれー
向こうに荒らしなんかいないと思うけど
叩く人=荒らしなんて考えはマンネリ君と一緒だな
ここは何をするスレ?
単なる小説スレ?それとも時代劇を書くスレ?
あっちのスレとの棲み分けは?
SFさんがきてないなぁ
>>135 時代劇専門のキッズ小説スレ
あっちはリア消ネタ
つまりここでリア消ネタを書いたらスレ違いだし、
あっちで
時代劇
なんかの話を書いたらとんでもないスレ違い
「おい! 徳永ぁ!!」
「は、はいっ!!」
夏焼が物凄い形相で名前を呼ぶと、女は思わず返事をしてしまいました。
というか、何故名前がばれたのかが不思議でたまりません。
「雅ちゃん、なんでアイツの名前知ってんの? 知り合い?」
菅谷が同じく疑問に思ったらしく、夏焼に聞きました。
「アイツのポシェットに書いてあんだろが!! そんくらい気付けよ!!」
確かにポシェットに名前が書いてありました。ご丁寧にも振り仮名付きでした。
夏焼は菅谷のアホさ加減にイライラしてきました。というよりも、夏焼の洞察力がすごすぎなのです。
「で、徳永、連れて行ってくれんのか?」
「え? あ、ああ、うん。こ、こっちだよ」
徳永はビビってましたが、素直に会場に連れて行くつもりなどさらさらありませんでした。
徳永は夏焼に何度もケツを蹴られながらも、仲間のいる場所まで誘導しました。
そこは、今はもう使われていないのであろうと思われる倉庫でした。
「おい、こんなとこでオーディションやってるの?」
夏焼が徳永に尋ねると、桃子が先に「違う」と首を横に振りました。
「私がテレビで見たオーディション会場はこんなとこじゃなかった」
一日三十分しかテレビを見せてもらえなかった割には、よく見てたなあと菅谷は思いました。
「じゃあ、ここは何処なんだ?」
もう一度、徳永に聞くと、徳永はいつの間にか消えていました。
「おい! 雅ちゃんが聞いてるだろが! 何処いったんだよ!?」
そのとき、倉庫の明かりが点きました。
照明に照らされて三つの人影が見えました。
>>137 解説ありがとう。
でもここで時代劇小説書いてる人なんかいないじゃん。
第二キッズ小説スレと考えて良いのかな?
>>140 作品投稿中に割り込むのは重度のマナー違反ですよ
ここは今いる2人で終わり
すみやかに落とす
松本のはあっち向きじゃないしここはここで価値あるだろ
もう片方のはあっちで書いても違和感ない感じだが
一つは徳永だと誰もが判りました。
一人は須藤とほぼ同等の大きさの大女でした。
もう一人の女はそれと対極的に、ものすごく小柄でした。
「わはははははははははははははは‥‥ごほっごほっ‥‥‥ふぅ‥」
「大丈夫ですか? キャプテン」
「あ、ああ‥‥大丈夫」
キャプテンと呼ばれた小柄な女がむせています。こいつらバカだと思いましたが、こっちの面子もほとんどバカなので夏焼は黙っていました。
「スーハー‥‥。あー、おほん。お前達! よくも私達の縄張りを荒らしてくれたな!」
「そうだ! この辺は私たち『美人・三羽烏』の縄張りなんだ!」
夏焼は『三羽烏』と言うよりも『三馬鹿』だろ、と思いました。ついでに美人じゃねえよ、とも思いました。
桃子は1年間で世の中も変わってしまったなあ。と思いました。
「で、なんの用? 私達はオーディション受けに行かなきゃいけないから忙しいんだよ」
菅谷がいいことをいいました。夏焼はさっきのソーセージマフィンを食わせてあげればよかったかなあ、と少しだけ胸が痛みました。
「私達を知らないとは言わせないぞ! この辺じゃ有名なんだぞ!」
「いや、知らないから」
石村がおもわず突っ込んでしまいました。作者が存在を忘れていたため、急遽台詞をもらえました。
たぶん、またしばらく出てこないだろうと、みなが思いました。
「な、なんだと! この、清水キャプテンを知らないとはどこの田舎もんだ!」
いやいやいや、田舎もんて‥‥‥。とみんなが思いました。
「行け! 友理奈! あいつらを倒すんだ!!」
清水が須藤ばりのデカイ女に命令しました。
「待ってました! この熊井友理奈にお任せあれ〜!」
「とうっ!」と、ジャンプして飛び降りましたが、たいした高さでもないので誰も驚きません。
「こっちだって、行くのよ!マーサ!」
夏焼が須藤に向かっていいました。
「で、でも‥‥」
「いいから! お母さんに言いつけるよ!」
半ば強制的です。可哀想なマーサ、と桃子は思いました。
「わ、判った」
須藤が熊井の前に立ちはだかりました。
「ふうん。私と同じくらいデカイけど、なんか弱っちそう」
ふふ。と熊井は笑いました。
「気にするなマーサ! お前なら余裕で勝てる! 勝ったら空き缶のプルタブ100個あげるぞ!」
いや、それはいらないや、と菅谷も桃子も思いました。
そして、熊井VS須藤の戦いが始まりました。
また、あとで続き書きます。
この後の展開を全然考えていません。
ああ、どうしよ
松本氏GJ!
舞波、ここでも忘れられてしまうとは…。・゚・(ノД`)・゚・。
松本氏いい!
SFさんまだぁ?
松本つづきがんばw
>>100 ”ブーッブーッブーッブーッ!” 俺がスキャンをくぐると激しいブザー音が鳴る
「ちょ、ちょっとユウ!何してんのよ!ブザー鳴ってるじゃない!」
既に通り終えた桃子が俺より慌てて言う
「えっ?!い、いや俺は何もしてないぞ!通っただけだよ!」
「もういいから早く出なよ!皆こっち見て恥ずかしいよ」
「ブザー鳴ってる限り勝手に出たらマズイだろ?逮捕されたらどうすんだよ!」
「くぐっただけで逮捕なんてされるわけないでしょ!!」
『本当にこの子で大丈夫なのか?』
『・・・そうだろうな、それに”マザー”は絶対だからな』
『しかし学力的に少し問題が・・』
『それは建前の話しだ。この子のずば抜けた才能はいつか我々の力になってくれるだろう』
『・・・どうなっても知らんぞ!』
男は足早にモニター室を後にした
『・・・ふんっ、新たな戦士の誕生か・・期待しているぞ、ユウ』
そう呟き”男”はモニター室を後にした
「にしても今日の試験何だったんだろうな、友里奈んとこもやっぱスキャン通っただけか?」
「・・・うん、何か拍子抜けしたよぉ・・」
友里奈は下を見ながら大きなため息をついた
「まぁ忘れようぜ!今日の事は!それよりN・Y観光でもして帰ろうぜ!」
「そうそう!ユウちゃんの言う通り今日の事は忘れてパーッと遊び行こう!」
「・・そうだね!行こう行こう!」
この後、俺達は2日程N・Yに滞在して日本に帰った
153 :
名無し募集中。。。:2005/09/18(日) 00:23:38 0
お互いの両手を掴み合わせ、二人の力比べが始まりました。
「なに!? 友理奈とほとんど互角じゃない!? あいつ何もん!!?」
「おいおい! マーサと互角だよ! アイツすげえ!!」
清水と夏焼はほぼ同時に言いました。
二人の力比べは続いてます。力と力のぶつかり合いです。
徳永は、大気が震えるのを感じ取りましたが、すぐに勘違いだと気付きました。
「ん? このままじゃヤバイ!!」
夏焼が何かを感じました。
「なんで? 雅ちゃん。互角でいい戦いじゃない」
「なにが互角よ! よく見て! マーサが少しずつ押されているのよ。マーサは優しいからこういう争いは苦手なのよ!
くっ、計算外だったわ‥‥」
須藤が負けるともう絶望的です。残るこちらの駒は、争いごとが嫌いな桃子と、へなちょこ延髄蹴りの菅谷、存在感の薄い石村だけです。
夏焼は端っから自分を駒に入れるつもりはありません。将棋でいう『王将』でもなく『指し手』なのです。
「雅ちゃんなに言ってるの? 押されてるんならこうすればいいじゃない。ごにょごにょ‥‥‥。ね?」
夏焼は菅谷のナイスアイデアに感動し、菅谷に『イーアルカンフー』のファミカセをプレゼントしました。
夏焼は肺いっぱいに息を吸い込むと、大きな声で叫びました。
「マーサ聞いて!! 桃子がそいつに殺された!!」
「えぇ!!?」
桃子はビックリしました。
「ちょ、ちょっと何言ってるの!? また、茉麻ちゃんが‥‥」
慌てふためきましたが、意味を理解したらしく、おとなしく死んだ振りをしました。
夏焼は桃子は中々頭がいいな、と思いました。桃子を拉致ったのは正解だったなとも思いました。なにか遠い昔のような気もしました。
>>153 「なんにーーー!!! 桃子ちゃんを殺しただとーーー!!!」
須藤がナマハゲモードに入っています。
「なに、この化け物!! さっきとは全然力が違うじゃない‥‥」
さすがの熊井もうろたえました。
「友理奈ーーー!! 頑張ってーー! あんたの力もそんなもんじゃないでしょーー!!」
そうでした。熊井はいつも一つ50キロのリストバンドをしているのでした。そのリストバンドを外しました。
「なに? あのリストバンド今、ドスって落ちなかった?」
確かに桃子も菅谷も聞きました。
石村は出番待ちの間、ゲームボーイアドバンスをしていました。
「行けーー!!破壊王友理奈ーーーー!!!」
清水が嬉しそうに叫びます。
「巨神兵マーサ、やっちまえーーー!!!」
清水が『破壊王』などとカッコいい名前を付けてたため、急遽夏焼が須藤を『巨神兵』などと呼んじゃいました。
桃子は死んだ振りをしたまま、噴出してしまいました。
菅谷は私もなんかカッコいいキャッチフレーズ欲しいなと思いました。
またもや互角の戦いが始まります。じゃっかん巨神兵が押してるようです。破壊王が押されてます。実際に推されてるのも熊井ですが。
熊井の重たい蹴りが炸裂しましたが、須藤はナマハゲモードのため、効いているのかどうか判断できません。
「勝てる‥‥」夏焼がつぶやきました。
「マーサは理性を失ってる分、恐怖心が無いのよ! だからどんな攻撃を喰らっても立ち向かっていけるはず!! 桃子の仇を討つために!」
夏焼は須藤の扱いがどんどん上手くなっていきます。
菅谷は自分のキャッチフレーズをいくつか考え付きました。『延髄蹴りの覇者梨沙子』や『かわい子ぶりっ子梨沙子』や『汚名挽回!梨沙子』などどうでもいいようなキャッチフレーズでした。
「なんなのこの化け物!! 私は、対怪獣用の戦闘員じゃないのよ!! ましてやヒーローでもないんだから」
明日に続きます。
すみません。
>>153名無しで書いちゃいました‥‥
今後気をつけます。
応援してくれる方々、ありがとうございます。
もっと面白くなるように頑張りたいと思います。
>>152 あれから2週間が経ち俺達は”銀河青年団”の事などすっかり忘れていた
「じゃあ友里奈また明日学校でなぁ!」
「うん!あっ?!ねぇユウちゃん!ちょっと待って・・」
友里奈は下を見てモジモジとしている
「どうした??」
「今度の休みに、・・その・・・遊びに行かない??」
友里奈の耳が真っ赤に染まって行く
「おう!行こう!後、桃子も誘ってさぁ」
「(何でここで桃ちゃんがでてくるかなぁ・・2人で行きたいのにぃ)」
「でさぁどこ行くんだよ??またN・Yでも行くか?」
「・・・その時までに考えとく!!じゃあね!!」
そう言って友里奈はエアー・バイクを思いっきりふかして帰って行った
「な、何怒ってんだよ・・・あいつ、」
家に着きドアを開けようとすると、ドアの下に封書が挟まってあった
「(ん??誰からだろう??)」
俺はそう思って封書の裏を見るとそこには・・・
『銀河青年団本部より』の文字が・・・
>>156 『銀河青年団本部より
先日実施された”銀河青年団”入隊試験受験者の中で夏木ユウ、他2名の入隊を許可するものとした
2日後、”銀河青年団N・Y支部”でこれ以後の説明がある。
さらにその3日後、銀河首都の惑星ファクトタム(銀河青年団本部)にて入隊式を行う
入隊するも辞退するも君の自由だが、我々には君の力が必要だ
ではニューヨークで会えるのを心待ちにしている 』
俺は何度も何度もその内容を繰り返し読んだ
喜んでいいのか、喜ぶべきでないのか、友里奈はどうだったかが気になって仕方なかった
「(どうすりゃいいんだよぉ・・・)」
俺と友里奈が仲良くピースをしている立体ビジョンを見ながら考えた
「でも、他2名が合格って事は友里奈も受かってるよな?俺が受かったんだし!きっとそうだよ!」
俺は深く考えるのは辞め、一眠りつくことにした
俺と友里奈が仲良く映し出される立体ビジョン
何故か友里奈だけは悲しげに映っているかのように見えたのはもっと後になってのことだった
つづく
松本氏も乙!楽しませてもらっています
SF氏乙
友理奈も受かってるんだよね!?
>>158 ありがとうございます。
SF氏の小説も楽しく読ませてもらってます。
二人ともいいぞぉ〜!
スレの雰囲気もまったりしてるし和むわぁ
SF氏乙!
”マザー”と”男”が誰だか気になるところ
でも『あの子』が誰だか一番気になる一読者
いいね
ここ
保全
SF書いてる者ですけど一応タイトル考えてみました
『First Mission』です でも変わるかも・・・
っていうよりまとめサイトに入らないのでタイトルつけても無意味ですよね・・・orz
>>164 >>110-112 既存のスレは恋愛、エロと制限があります
エロ⇔非エロという枠組みだと思っていたのですが、あっちがあのような状態になった以上
このようなスレ(既存の枠外の)が必要な時期なのかもしれません
コッチが落ちたら(or1000)まで行ったらキッズ小説スレ(ノンジャンル)を建てたいと思います
>>164 案ずるな、俺がHP作ってるから書く方に専念してくれ
>>165 今のキッズSSに狼で3つのスレ回す需要(保全数)と供給(作品投下頻度)が
あるとは思えないけどここが1000行くようなら何とかなるかもね
エロはともかくリア消との棲み分けは歴史もあるし難しいけど
出かける前保全
今日は更新あるかな〜
SFさん今度書くとき名前入れて、そっちのほうが編集しやすいんでよろしく〜
ほ
ン
向こうで時代劇書いてるのはスレ違いで荒らし
177 :
名無し募集中。。。:2005/09/18(日) 16:51:23 0
今からバイト行くので、続きは夜に更新したいと思います
おー!頑張ってくだされ
続きも期待していますので
一瞬ひるんで力を抜いてしまった熊井は、須藤にブン投げられてしまいました。
カベに叩きつけられてしまった熊井は恐怖で震えてしまいました。
熊井はもともと身体の大きな子ではなかったのです。
清水の研究によって出来た薬で大きくなったのです。
「友理奈! これ飲んで!」
清水がなにやら怪しげなカプセル状の薬を投げつけます。が、勢いを付きすぎたのか熊井の頭を大きく通過し、ゲームボーイアドバンスに夢中になってた石村の口の中に入りました。
「ん? ‥‥モグモグ‥‥‥‥ゴクン‥‥」
「あ! まずい‥‥あれは一時的に筋肉を増強させる薬なんだ。普段鍛えてないやつが飲むと恐ろしいことに‥‥‥」
清水が恐怖に震えはじめました。徳永はなにが起こるのかと内心ウキウキウォッチングでした。
「おい‥‥まさか‥‥!! 恐ろしいことってアレのことか‥‥?」
夏焼はなにかを知っているようでした。
清水と夏焼の様子を見た桃子は恐くなっておしっこを漏らしてしまいました。
「み、雅ちゃん。なにか知ってるの? 恐ろしいことってなに?」
「ん? 知らない。面白そうだったから合わせただけ」
菅谷は初めて夏焼を殴りたいという衝動に駆られました。
須藤は熊井を攻撃する手を止めません。
熊井はセーラームーンに憧れていた頃のことを思い出しました。
まだ、熊井が幼稚園に通ってたころです。ヒーローといえば仮面ライダーやウルトラマンが主流で、アニメにしたって男の子が活躍して悪を倒すというのが当たり前でした。
だから、初めてセーラームーンを見たときから今日まで、ずっと憧れ続けていたのです。
あの頃の夢とはちょっと違うけど、清水に出会ったおかげで強くなれたことには今でも感謝しています。
だから、負けられないのです。自分に力をくれた清水をがっかりさせたくない。自分はヒーローにはなれないけれど、命をかけて清水を守ると心から誓いました。
熊井は最後の力を振り絞って須藤にアイアンクローをかまし、そのまま地面に叩きつけました。
「はあはあ‥‥はあ‥‥も、もう立ち上がらないでね‥‥」
熊井はこれで須藤が気を失ってくれることを願いました。
「茉麻ちゃんが!!」
桃子の声でみんなが須藤のほうを振り返りました。
「おい‥キングコングマーサがぶっ倒れてやがる‥‥」
夏焼はびっくりしました。あのナマハゲモードの須藤が地面にひれ伏せてるからです。
後に夏焼は著書にこう書き綴りました[破壊された巨神兵を桃子が修理した]もう、完全に嘘っぱちです。ノンフィクションではありません。
フィクションだらけで『ノンフィクション大賞』受賞するのです。
「うそー!! ナマハゲが? 秋田名物が死んだ‥‥?」
菅谷が驚いて口を抑えてます。
もう、秋田名物呼ばわりです。可哀想です。須藤推しのかたにお詫びしてもしきれません。
桃子は須藤の扱いと石村の扱いを天秤にかけてみました。どっちも嫌だなと思いました。
「友理奈よくやった!!」
清水が友理奈に拍手を送りました。
「佐紀ちゃん‥‥。あたし‥‥」
涙を浮かべ、清水になにか言おうとしましたが、それを清水がさえぎりました。
「早くこっちにきてドラクエのレベル上げの続きしてちょうだい!! 先に進めたら承知しないからね!!」
「‥‥え? あ、うん‥‥。判った‥‥」
なにを言おうとしたのかは知りませんが、熊井はおとなしくそれに従おうとしました。
そんなことより友理奈はドラクエよりもFF派でしたので、この仕事が一番苦痛だなぁ、と思いました。
徳永はコントローラーさえ触ったことがなかったので、友理奈のことが羨ましかくて仕方がありません。
そのとき、須藤ピクリと動いた気がしました。
「嘘でしょ? まだ生きてるなんて‥‥」
熊井は身体が震えるのを感じました。
別にそれは恐怖心とかではなく、ちょっと冷房が効きすぎているからでした。
ほかのみんなも寒さで震えています。
「マーサ!! いいぞ立ち上がれ!! やつらをスクラップにしてストラップにしちゃえ!!」
この寒さは冷房だけじゃないな、と桃子は確信しました。
須藤はなかなか起き上がりません。それもそのはず、熊井に地面に叩きつけられたため、頭の半分が地面にめり込んでいたのです。
「うう‥‥うぉーーーーー!!!!」
須藤が雄たけびをあげます。両拳で地面を叩き割り頭を抜き取ります。
「なんだあの化け物は? 友理奈! その化け物を生け捕りにしなさい!!」
清水は須藤を捕まえ、研究しさらなる新薬を作る予定でした。
石村に少しづつ変化が起きてることなど誰も気付いていません。
「うー、うー」須藤がうなってます。
須藤が熊井を捕まえようと大振りに両腕を振り回します。
それをかろうじて避けた熊井でしたが、避けたさきのカベに大きな穴が開いているのに気付きました。
これで外の熱風が入ってきてちょうどいい室温になった、とみんな思いました。
夏焼は本格的に観戦しようと思い、隅に腰掛、菅谷のペプシコーラを買いに行かせました。
「さ、さっきより強くなってない?」熊井がつぶやきました。
夏焼は、倒れて復活して強くなった須藤を見て、やはりサイヤ人は存在したんだなと思いました。
その頃徳永は出番が少ないため、パシリに行かされた菅谷が目指すコンビニで、ジャンプを立ち読みしていました。
「友理奈! これ飲んで!」清水がまたなにか投げました。
今度はちゃんと熊井の手元に届きました。それは、さきほど石村が飲んだ薬とは若干違いました。
桃子は死んだ振りをするのに疲れてきたにで、その辺にあったボルトなどを使ってレゴブロックのようになにかを作り始めました。
夏焼はそれを横目で見て、面白そうだなぁ、と思いました。
熊井が薬を飲み込みました。
途端、熊井が膝をつき、苦しみだしました。
つづく
なんか、話の方向が代わってきてる気が‥‥‥
いいぜいいぜ気にしないでがんばって
さっきから何も書き込まない奴こっちにくるな
>>157 ―翌朝―
「おはよぉー、ユウちゃん!」友里奈はいつものように元気がいい
「おう、おはよう友里奈!」
「私ね昨日あれから考えたんだけど、やっぱりまたN・Yに遊びに行かない??」
「・・・うん」
「・・・どうしたの??何か元気ないけど、あっ!またお母さんに怒られたとか??」
「そんなんじゃまいけど・・」
「もう、朝からテンション下がるじゃん!後、遊びに行くの2日後にしない??私その日予定空いてるし!」
「えっ?!(・・・2日後空いてるって、もしかして友里奈・・・)」
「えっ?!じゃないよぉ、あっ!もうこんな時間、ほら早くしないと遅れちゃうよ!」
「お、おう・・・」
俺は友里奈に”銀河青年団”に入隊が決まったことを言い出せないでいた。
友里奈の悲しげな顔を見たくなかったから・・・それを思うと胸が締め付けられる感じがした
俺は放課後、友里奈を屋上に呼び出した。
既に日は暮れかかり、傾いた陽に照らされる東京の街は俺の”決意”を促すようだった
「どうしたの、ユウちゃん??今日ずっと元気なかったけど」
「(・・・よしっ!)友里奈、俺実は”銀河青年団”の入隊が決まったんだ」
「えっ、・・・そ、そっか良かったじゃん、合格してさ!一生懸命勉強してきたもんね!」
「友里奈・・・」
「もしかして私の事、気にかけて今日元気なかったの??」
「・・・」
「相変わらずユウちゃんは優しいね、そういうとこ私大好きだよ♪・・私用事あるからもう帰るね・・」
そういって友里奈は走って屋上を出ていった。
「・・・ユウちゃん、・・」
扉の向こうで友里奈のすすり泣く声が聞こえた
つづく
また後で、更新します
松本氏、毎回腹抱えて読ませてもらっています。これからも互いに頑張りましょう
>>189 俺は扉を開けて、友里奈の元へ駆け寄る
「友里奈、・・・ごめん」
「ユウちゃんは何も悪くないよ、ただね、ただ・・・」
友里奈は必死で流れる涙を抑えようとするが、止めど無く熱い涙が頬を伝っていた
「・・・友里奈??」
「ユウ、ちゃんとね・・・離れちゃう、って・・思ったら・・急に、悲しくなって」
「本当、ごめん」
友里奈はひたすら泣き続け、俺はそんな彼女をそっと見つめる事しか出来なかった
友里奈は少ししていつもと変わらない笑顔を見せていた
「いつ、あっちに行っちゃうの?」
「2日後だよ」
「そ、そんなすぐに?じゃあ遊べないね・・・それに、もう会えないの?」
「そんな訳ないじゃん!俺はここが好きだし、友里奈は・・・」
「・・・私は、何??」
「た、大切な友達だしさ!(何で正直に”好き”って言わないんだよ)」
「大切な友達、か・・・でも嬉しい、ありがと」
「お、おう!・・・もう遅いし帰ろうぜ??」
「あのさ、帰りにパッション寄ろう??私がツナサンドをお祝いにプレゼントしてあげる♪」
「・・ありがとな」
その後、俺と友里奈は悲しみを打ち消すかのように残された時間を精一杯過した
そして、旅立ちの日・・・
つづく
SF氏乙です
友理奈ダメだったのか…
ところでパッションに看板娘はいますか?
>>193 なかなか、いいとこついてきますね
大丈夫です、その事もちゃんと考案済みなので・・・
まぁ、乞うご期待って感じでよろしくお願いします
SF氏乙であります!
友理菜ダメだったんですね、でもまた展開があると見ました
早く続きが読みたい一読者
196 :
名無し募集中。。。:2005/09/19(月) 08:17:01 0
熊井の身体が大きく膨らむように変化しました。
「いやーーーー!!」
熊井は苦しみながら倒れました。
「おい‥‥嘘だろ‥‥‥私の財布がねえ‥」
夏焼は重要なところを見逃しています。
桃子はオーディション会場に行きたかっただけなのになんでこんな目にあってるのか考えました。
なんか自分のせいのような気がしてきたので、あまり深く考えるのを止めました。
熊井は狼男に変身していました。いえ、狼女です。ウルフウーマンなのです。
「うぉーーーーーん!!!」
熊井は雄たけびをあげました。
「よし、成功したみたいね。一度も実験してなかったから不安だったんだけど‥‥」
桃子は怖‥‥と思いました。
夏焼は菅谷の帰りが遅いのでイライラしてきました。まだ出かけて2分くらいです。夏焼は短期でした。
ウルフウーマン熊井とナマハゲ須藤の対決が今、始まろうとしていました。
197 :
名無し募集中。。。:2005/09/19(月) 08:47:15 0
一方その頃、菅谷はコンビニに全力で向かっていました。右手には夏焼から預かった100円を握り締めて。
途中何度か昔の友人に出会い、昔話に花を咲かせましたがそんなに昔じゃなかったのですぐに別れました。
その代わりメールアドレスの交換をしましたが、その2分後には受信拒否にされたらしく何度送ってもメールは戻ってきます。
むかついたので、知らないおばあちゃんに電話をかけ、オレオレ詐欺をしました。
何度かバレそうになりながらも、誤魔化し誤魔化しでなんとか騙すことに成功しました。
と言うわけで今、菅谷の手の中には200万円が握られています。
コンビニに到着しました。さあてアセロラコーラを買おうと店の奥に突き進むと徳永とはち合いました。
「あんた‥‥だれ?」
菅谷は別にわざと言ってるわけではありません。本当に忘れていたのです。
「おい! 忘れないでよ!! 徳永よ!徳永千奈美!!」
徳永は必死でした。菅谷はどうでもよくなってました。というかどうしても思い出せません。
しばらく考えてから、ぽん、と手を叩きました。
「あ! 1年のときの徳永先生!? その節はお世話になりました。聞きましたよ、ケーキ屋でダフ屋やってるらしいですね? うわぁ、懐かしいなぁ」
「おい‥‥‥。ボケが長すぎて突っ込みづれぇよ‥‥。てめえの教師はケーキ屋でチケット販売してんのか!? しかもダフ屋かよ!!」
徳永は呆れてしまいました。
「あ、よく見たら違うや! 徳永先生って女だもん」
「わたしも女だ!!!! むかつくなこいつ‥‥!!」
菅谷に悪気はありません。アホなだけなのです。徳永は怒るだけ体力の無駄だと気付いてません。
198 :
名無し募集中。。。:2005/09/19(月) 09:14:17 0
「って言うか、あんたなんでここにいるの?」
徳永はまともな意見をいいました。
「あ! 忘れるとこだった! 雅ちゃんにアセロラ買わなきゃ!」
「アセロラ??」
「うん、アセロラ。‥‥‥ところでアセロラってなに?」
「知らないよ!! 薬品かなにかじゃないの?」
もう、二人ともバカです。究極のバカだとレジに立つ店員は思いました。
「薬品かぁ‥‥。ここにあるかなぁ‥‥」
菅谷は店内をうろうろしていました。徳永も成り行きで付き合うことにしました。
「アセロラってなんの薬だろぉ? 見つからないなぁ‥‥」
「あ、これでいいんじゃない?」
徳永が薬の箱を持ち上げて言いました。そのパッケージには『バファリン』と書いてありました。全然違います。アセロラのアの字も入ってません。
というか、夏焼が頼んだのはペプシコーラです。
「アセロラじゃないじゃん。雅ちゃんに怒られるよ」
いや、ペプシじゃない時点でもうすでに怒られる状況だと思います。
「これでいいじゃん。半分は『優しさ』で出来てるんだしさぁ」
徳永は投げやりでした。敵の大将が怒ろうが喚こうが知ったこっちゃない、と思ったからです。
「おお! 『優しさ』で出来てるんだ!! 雅ちゃん喜ぶかもなぁ!! これにし〜よっと!」
菅谷はスキップでレジへ向かいました。自分の分のお菓子とペプシを持って‥‥。
ナイス!です。菅谷にはラッキー星が味方に付いているのかもしれません。よく見ると、胸からお腹にかけて『大吉』と書いてる気さえします。
まあ、気がする程度なので実際は書いてないのですが。
コンビニ袋にバファリンとお菓子とペプシと現金200万円程を入れて、菅谷はスキップしながら夏焼の元へ向かいました。
徳永もジャンプを読み終わり暇になったので、帰ることにしました。スキップはしませんでした。代わりに三輪車を漕ぎました。
199 :
名無し募集中。。。:2005/09/19(月) 09:20:32 0
つづく
また昼にでも書きます。
SF氏ありがとうございます。SF氏の小説は俺には書けそうにもない内容なので、毎日つづきを楽しみに待ってます。これからもお互い頑張りましょう!!
松本氏のは本当に絶妙の笑いポイントを突いてくるなぁw
>>196-199 またもや名無しで書いてしまった‥‥‥
すみません。しかも上げちゃったよ‥‥
ほんと気をつけたいと思います
>>200 最高の褒め言葉ですよ。ありがとうございます。
両者ともに乙!
SFのバーカ
友里奈って誰だよ 友理奈だよ 名前くらいちゃんとしろよ
両者とも乙とても楽しみに見ています
本当ですね 非常に申し訳ないです
以後、気を付けます
↑は偽物です!やめてください!
漢字を間違えたのは謝ります。けれどバカとか言わなくてもいいじゃないですか!それともあっちの荒らしですか?
俺も昔は普通に間違えていたよ。
>>207 明かにお前が荒らしだろ
SF氏は謙虚な人だからお前のように馬鹿みたいに主張しない
あっちが潰れかかってるからってわざわざこっちに来るな
松本氏!「昼にでも書きます」って言ったんだから、書かなきゃいけないよ。
そうだよな
ウソツキは荒らしの始まり
>>211 申し訳ありません。
ちょっと急用で出かけていたもので。今日中には書きます。
熊井と須藤の激しい攻防が続きます。
この戦いを見て、人間同士の戦いだと誰が思うでしょうか、それだけ二人の戦いは醜く激しいもでした。
「まずいなぁ‥‥。完全に理性を失ってる‥‥研究の段階ではもう少し穏やかになるはずだったのに‥‥」
清水はなにやら計算をはじめました。九九の七の段は苦手でした。
夏焼は須藤が意外と苦戦していることと、菅谷の帰りが遅いのとで、イライラしてました。貧乏ゆすりも止まりません。
桃子はボルトで作った国会議事堂を夏焼に自慢げに見せにいきました。思ったとおり夏焼にバラバラに壊された挙句、スクリューアッパーを喰らいました。
石村の身体に徐々に変化が訪れていることなど誰も知りません。とうの石村本人ですら全く気付いていないのです。
須藤が熊井を投げ飛ばしたとき、菅谷と徳永が帰ってきました。
「雅ちゃん! 買って来たよ! はい、バファリン」
菅谷は飛び蹴りを喰らいました。なにがなんだか判りません。
「誰が風邪薬買って来いつった! つかえねえな! ‥‥ん? なんだよ、買ってきてあるじゃん」
そういうと夏焼はペプシのボトルの蓋を開け、口を付けました。
「ああ‥‥それは私の‥‥‥あ!お菓子まで‥‥!」
夏焼は完全に無視してました。もちろん200万円もなんの疑問も持たずにポケットマネーにしてしまいました。
桃子は泣きながら国会議事堂の作成を再開しました。
「まずい! このままじゃ友理奈の身体が持たない!死んじゃう! 千奈美!急いでバファリン買ってきて!」
「え?」徳永と菅谷がハモりました。なんかちょっと嬉しくなりました。
「早く! このままじゃ友理奈の精神が崩壊して死んじゃうかも! バファリンに含まれてる『優しさ』の成分が友理奈の精神を落ち着かせてくれるはずだから!」
清水は必死ですが、バファリンは精神安定剤じゃねえよ、と夏焼は思いました。
「バファリンならここにあるよ」
菅谷が手を振るように箱を振りました。
「ちょ、貸してくれ! それを飲ませれば友理奈が助かる! 時間がないんだ!!」
必死な清水をあざ笑うように、夏焼は バファリンを菅谷から奪い取りました。
「あれ? 雅ちゃんそれいらないんじゃ‥‥」
「るせんだよっ!! 状況飲み込めよっ!!」
徳永は向こうの大将恐いなぁ‥‥。と思いました。
桃子は相変わらず国会議事堂の作成を試みていましたが、日本の政治の腐りかげんに呆れて、急遽ホワイトハウスに変更しました。
「これが欲しいんだろ? じゃあ、負けを認めろ!! そして賞金の1億円を置いていけ!」
「賞金ってなんのことだよ! てか金額がめちゃめちゃだな!!」
清水は呆れてしまってます。
「「もういい!! 千奈美! 急いで買って来い!」
「う、うん。じゃあ、あとでドラクエやっていい?」
「‥‥‥いいけど、先には進めるなよ!」
「やったーー!! じゃあ、買ってくるね!!」
徳永が愛車の三輪車『サイクロン号』にまたがったとき、石村が衝撃発言を口にします。
「あーー、やっとクリアーした! このドラクエ途中からだったからどこまで進んでるか判んなくて苦労したけど、面白かったなあ!!」
清水は口を大きく開けて目を見開いています。ショックで放心状態です。徳永は速やかにサイクロン号を降りました。
夏焼は石村の肩に手を置くと、右手の親指を立て「グッジョブ!」といいました。
清水は戦意喪失したようです。ですが、まだ熊井の件は解決していません。早くバファリンを飲ませなければ!
夏焼が清水に優しく声をかけました。
「ねえ、もうこんな争いは止めない?」
清水の手の中にそっとバファリンを置きました。
「‥‥え?」
「さあ、はやくあの友理奈って子を助けてあげて」
夏焼は笑顔で言いました。
桃子はなにか嫌な予感がしました。
菅谷は長年の付き合いだったので、夏焼がなにか企んでることなどすぐ判りました。
徳永は、なんだ優しいとこあんじゃん。と、まんまと騙されています。
「あ‥‥ありがと‥」
清水はお礼を言うとバファリンを持って熊井に近づきます。
未だ激しい攻防を繰り返していた熊井と須藤はの間に立ちはだかりました。
「友理奈‥‥。わたし佐紀よ。判る? ‥‥これ、飲んで‥‥」
熊井にバファリンを差し出します。だが、理性を失った熊井と須藤は、間に入ってきた清水を邪魔者と判断し、襲い掛かりました。
「きゃあっ!!!」
須藤に足を掴まれ、熊井には頭にを掴まれ激しく引っ張り合いが始まりました。
「マーサ! やめなさい!! お母ちゃんですよぉ!!」
夏焼が得意のお母ちゃんの物真似を始めました。似てるかどうかは誰にも判りません。
須藤は例の如くお母ちゃんの恐怖に怯えながら、元の須藤に戻っていきました。ダメージが深かったのか元に戻るとそのまま気を失いました。
「これで少しは楽になったでしょ? あとはあんたに任せるわ!!」
夏焼はニコっとわらいました。
菅谷はもうどうでもいいや、って感じで鼻くそをほじくりました。
桃子はホワイトハウスがどんなものかイマイチ判らなかったので、もう一度国会議事堂を作りました。
熊井は清水の首を締め付けています。
清水は苦しみながらも、熊井にバファリンを飲ませました。
つづく
昼に書けずもうしわけありませんでした。
今後自分の言葉には責任を持ちます
作者サン>いちいち答えなくて良いと思うよ。
あっちと同じになっちゃう。
自分のペースでお願いします。
>>219 はい。ありがとうございます。
自分のペースで行かせてもらいますね。
がんばって
『』
朝からずーっと雨が降っている。もう放課後だっていうのに・・・
私は一人教室で降り止まない雨を窓越しからボーッと眺めていた
「はぁぁぁ、いいかげん雨止んでくれないかなぁ??何かグラウンドも水溜りみたい」
「あれ?菅谷何してんの??教室で・・」
「××君・・・」
私は彼の事が小さい頃から好きだったけど、一度もクラスが一緒になった事はなかった。
5年生のクラス替えの時、彼と初めて同じクラスになれた時はすごく嬉しくて”神様”に感謝しちゃった
でも同じクラスになっても彼との距離は一向に埋まらず、半年経った今でもそれは同じだった
”私の名前なんて覚えてくれてないんだろなぁ”そう思ってた私を、彼は今”菅谷”と呼んでくれた
「(・・私の名前、覚えてくれたんだぁ・・・)」
「それにしても、よく降る雨だよなぁ」
「・・・うん。そうだね」
胸が凄く早く脈打つ。”ドキドキ”って音を立てながら・・・
「でもさ、俺雨好きなんだよね」
屈託のない笑顔で私を見つめる
「(は、恥ずかしいよぉ・・・何か話さないと)ど、どうして??」
「何かいいじゃん、雨って♪菅谷は雨嫌い??」
「・・・ううん、私も・・雨好きだよ♪でもどうしたの??」
「宿題机の中に入れっぱなしにしてたの思い出してさ、後傘もねぇ」
「そ、そうなんだ・・・」
私と彼以外誰もいない教室に、雨の降る音だけが窓を通して私達の耳に響く
>>223 「菅谷は何してたの?こんな時間まで・・・誰か待ってるとか??」
彼は凄く透き通った瞳で私を見つめる
「そうじゃないんだけど・・・(そんな目で見られちゃうと照れるじゃんかぁ・・)」
さっきよりも一層顔が紅くなっていくのがわかる
「そっかぁ・・。」
「・・・うん。」
すごく静かな時間が私と彼の間を行き来する
「それじゃあ一緒に帰らない??さっきさ、傘置き場行ったんだけど誰かが俺のと間違って
持って帰ったみたいでさぁ」
彼は怒って言うようでもなく、むしろ少し楽しそうに話す
私は彼のこういう所がたまらなく好き
「・・・うん、いいよぉ♪」
「本当??助かるよぉ、雨好きでも風邪引いちゃうのは嫌だからね」
「そうだよねぇ、でも今日のは”貸し”にしておくね♪」
「え〜、何だよそれぇ!・・・まぁそれでもいっか♪今度”返す”よ」
私は彼の傘を間違えて持って帰っちゃった人に少し感謝した。(彼には悪いけどね♪)
だって彼とこうして同じ傘の下、一緒に帰ることができたんだもん♪
〜おそまい〜
以上、短編でした。SFの方は引き続き今日の夜にでも更新いたします。
>>224 最後の最後で・・・orz
訂正 〜おそまい〜
↓
〜おしまい〜
226 :
名無し募集中。。。:2005/09/20(火) 02:40:42 0
>>225 わざとじゃなかったんですかw
短編乙、です!
それにしても「あの子」は誰なんだろう…
個人的には(ry←しつこいw
乙です!可愛らしい内容の短編で、良かったです!
SFの方も楽しみにしています
今日の夜の更新が楽しみだぜい!
「うがぁーーー!!」
突然苦しみ出す熊井。首を絞める手を離し、頭を抱え込み始めました。
「だ、大丈夫友理奈!!」
清水は心配しました。また、自分の計算違いで熊井を苦しめることになったらどうしようかと。
やはり、七の段は覚えないといけないようです。
熊井が膝を付き、うつ伏せに倒れ込みました。全身から白い煙みたいなものが出てきて、熊井はもとの姿に戻りました。
「友理奈!」
清水は熊井のそばに駆けつけました。
夏焼はバファリンの効能の恐ろしさに震えてしまいました。
菅谷はさきほど出会った友達数人に、もう一度メールを送ってみました。やはりメールは戻ってきました。
ボルトをレゴに見立てた桃子は、結局戦艦ヤマトを作り上げました。意外な才能です。
数年後、桃子はレゴボルトを商品化し、会社を設立することになります。レゴボルトは子供達だけではなく、大人にまで人気を獲得し、桃子が亡くなった後もずーっと人々に愛される玩具として売れ続けることになるのです。
「佐紀ちゃ‥ん。わ‥たし‥‥と‥とも‥だち‥‥でいて‥‥くれて‥ありが‥‥と」
熊井は最後の力を振り絞り、言いました。ゆっくり目を閉じた熊井は、幸せそうな顔で息を引き取りました。
「友理奈ーー!!!」
佐紀が熊井を抱きかかえ、泣き叫びます。
徳永も同じ仲間の死を悲しみました。
夏焼はバファリン作ってる会社に告訴する準備を整え始めました。
桃子は急いで棺桶つくらなきゃなぁ、と思いました。
あいつ等今度会ったら、ぶん殴ってやる!と菅谷は自分の感情に正直でし
「グーグー‥‥」
熊井が寝息を立てています。よくあるパターンです。
誰も突っ込む気がしません。とりあえず、徳永が正露丸を鼻に詰めときました。ま、こんなもんだろ、と誰もが思いました。
一応戦いは終止符を打ちました。
夏焼が不敵な笑みを浮かべ清水に近寄ります。
「生きてて良かったね」
「あ、うん。バファリンサンキュ!」
清水が笑いました。
「ところでさぁ、これからどうすんの? 私達オーディション会場行かなきゃなんないんだけど、道が判らないのよ」
「あ!! オーディション!!! みんな早く行かなきゃ終わっちゃうよ!!」
桃子が思い出したようで、みんなを急かします。
「会場の道はここを出てすぐの道を真っ直ぐ行った所にあるよ。頑張ってね」
しばらく考えた清水が詳しく教えてくれました。
「でもね、うちの連中みんな方向音痴なんだよね」
夏焼がみんなを見回しました。
それくらいの道なんて誰でも判るよ!と、反論しようと立ち上がった菅谷を、桃子が止めました。
「だからさぁ、一緒に行かない? オーディション」
夏焼はニコッと笑いました。
清水は一瞬なにを言われたのか判りませんでしたが、すぐに意味を悟り、コクっと頷きました。
凄いです。アメとムチを使い分けてます。先ほどまでの戦いは何だったのでしょうか。
夏焼が鬼に見えてきてしかたありません。まあ、鬼じゃないの実際はそうは見えませんが。
須藤と熊井をたたき起こし、会場へ出発しました。
夏焼雅、嗣永桃子、菅谷梨沙子、須藤茉麻、清水佐紀、熊井友理奈、石村舞波、徳永千奈美。
この八人でオーディションに向かいました。
つづく
次回オーディション編が始まります。
凄い、凄すぎる…あの状況から無事?にオーデションに繋ぐとは
GJ!!!
松本氏 これは何編だったの?
邂逅編なんて良いんじゃない?横レススマソ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ <Secret of 舞波♪ 理解ってくれるよね♪
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
>>191 俺はニューヨークへと向けて飛立つ艇の中、窓から見える景色を眺めながら、昨日の友理奈の言葉を思い返していた
「いよいよ、明日だね!大変だと思うけど私の分までちゃんと頑張ってきてね!!」
「分かってるよ、友理奈もこっちでしっかりやってろよ?!」
「私は大丈夫だよぉ!いつだって私はしっかりとやってるしね♪」
「・・・だよなぁ!」
そんな他愛もない会話、・・・お互い2度と会えないと思うと余計に寂しさがつのる
”銀河青年団” 入隊することは自分の愛する人との永遠の別れを意味する、・・銀河の平和のために一生を捧げる
それもまた入隊した者の”宿命”というもの・・・
「なぁ、友理奈・・・」
俺の肩に顔を預けていた友理奈はゆっくりと顔を上げ、俺を見つめる
「何??ユウちゃん」
「明日なんだけどさ、良かったら空港まで見送りに・・・」
「私、行かないよ・・・絶対・・」
俺の言葉を遮って出た友理奈の”その言葉” 彼女の顔は夕陽と涙のせいで真っ赤に染まっていた
「・・そっか、ごめんな無理言っちゃって・・・」
「・・・・・・」
その後、俺達は一言も話さなかった。これ以上話すと互いに離れられなくなるって分かってたから・・・
そうして俺は身内や友人に見送られ日本を発った。
「本当によかったの??友理奈ちゃん、・・・今ならまだ・・?」
「・・・いいの、桃ちゃん。それに昨日”行かない”って約束したしね♪・・・でも、やっぱり・・辛いよ、」
私と友理奈ちゃんは彼の乗った艇が出て行くのを、空港の展望台から眺めていた
>>235 難しい漢字ですけど、それで『めぐりあい』って読みます
松本氏乙!毎回非常にユーモアに富んでいてすばらしいです!オーディション編楽しみにしています
では、SFの続きを・・・
>>236 ニューヨークに着いた俺は、足早に”N・Y支部”に向かって歩き始めた
「ったく、母さんどんなけ荷物詰め込んでんだよ!」
俺はローラーのついたバッグをひきずりながら、ひたすら歩き続けた
「はぁ、だるいなぁ!肩こるよ、やっぱスカイ・タクシーに乗りゃよかったぜ」
すると、・・・
”ドンッ!”
俺は横から出てきた少女とぶつかった。その子も大量の荷物を持っていた
「だ、大丈夫??」
「うん、何とかね。君の方は大丈夫だった??」
彼女は深い帽子を被っていたので、初め誰だか分からなかったが・・・
「あっ!あぁぁぁぁぁぁ!アンタあの時のぉ!」
「うおっ!お前はあの時のぉ!」
彼女は”銀河青年団”入隊試験の前日、いきなりビンタをかました”あの子”だった
「アンタこんな所で何してんのよ!?」
「何だっていいだろ!って言うかお前に関係ないだろっ!」
「ふんっ!さてはこの前一緒にいた子達に振られて傷心旅行に来てたのね!」
「あのなぁ、勝手に決めつけるな!お前だって人の事言えるかよ!一人で飯食ってたくせに」
「何ですってぇ!あの時は仕方なかったのよ!」
「はいはい、言い訳は結構ですからぁ・・・」
俺と彼女はニューヨークの街角で大声を出しながら騒いでいた
>>238 「全く・・・何でこんな所でアンタと会ったのかしら」
「それはこっちのセリフだよ。それに俺は今急いでるからお前にかまってる暇ないし」
「失礼ねぇ!私だって急いでるんだから!」
今までじっくりと彼女の顔を見た事はなかったから、その可愛さに少し驚いた
「(こいつ、こんな可愛い顔してんのに性格は最悪だな・・・友理奈と大違いだぜ)」
「ちょっと!さっきから何人の顔見てるのよ!」
「べ、別にぃぃぃ。あっ!スカイ・タクシーだ!あれに乗ってこ」
俺が手を挙げると、スカイ・タクシーはするするとこちらに向かって降りてきた
俺が乗り込もうとすると、彼女がそれを制する
「な、何すんだよ!」
「アンタよりも先に私がこのタクシー見つけたの!だから乗る資格があるのは私なんだから!」
「はぁ??何言ってんだよ!俺が最初に見つけたんだよ!それに今急いでるって言ったろ?!」
「それは私だって同じ!」
そう言って彼女は俺を押しのけ強引にタクシーに乗り込んで、そのまま行ってしまった
「うわぁぁぁ、アイツうぜぇぇ。」
俺はその場に立ち尽くして彼女が乗って行ったタクシーを呆然と見ていた
時計を見ると約束の時間まで残り20分を切っていた
「やっべぇぇ!急がないと!」
俺は荷物がいっぱいに詰め込まれたカバンを引きずって”N・Y支部”に向かって走りだした
>>239 ようやく”銀河青年団N・Y支部”と掲げられた金色のプレートが俺の視界に入る
俺は勢いよく扉を開けて、階段を駆け上がる
「何でエレベータとかエスカレーターとか転送ポッドとかないんだよ!」
階段を駆け上がりながら俺は文句をたらたらと垂れていた
しかも集合場所は最上階の32階・・・。
俺が集合場所の扉を開けた瞬間、チャイムらしきものが鳴る
「ギリギリ間に合ったぁ・・・ハァハァハァハァ」
『君!早く席につきたまえ!』
黒服を着たマフィアもどき男が俺を少しきつめに注意する。
「いつも偉そうにしやがって!俺は”銀河青年団”なんだぞ!俺の方が格が上だろっ!」
俺は心の中でそう呟いた、・・・情けない。
乱れた息を整え席に着くと、隣には女の子がチョコンと座っていた。
俺は彼女に挨拶するべく話しかけた
「どうも、こんにちわぁ」
「こんにちわ・・・って何でアンタがここにいるのよぉ!」
俺のテンションは一気に下がる、・・・何でコイツがいんだよ・・・
俺の耳元で怪獣のようにギャーギャーとうるさく騒ぐ彼女をマフィアもどきが制する
『鈴木様、もう少しお静かに願いますか??まもなくここの代表がこちらに御見えになりますので』
「(こいつ鈴木っていうんだぁ、何か普通の名前だな・・・)」
俺がそんな事を考えていると、前の扉が重い音を立ててゆくっりと開き始めた
つづく
日曜に文化祭があって今日は日曜の振替えという事で沢山更新できました。
この続きは、また夜の1頃に少しだけ更新したいと思います。
乙、です!
えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!友理奈にはもう会えないの?カワイソス(´・ω・`)
ここまで気になってた「あの子」だったんですが愛理だったとは…読めんかったorz
>>237 ストレートに音読みのつもりだったんですが「めぐりあい」…渋いですね
SF氏激しく乙!であります!
>>242 俺も愛理とは予想つかなかったよ…orz
個人的には…もういっか。
SF氏、夜の更新楽しみにしていますね
あっちで書けばいいじゃないですか
ほ
SF小説だけど何か切ない部分多いね(;_;)
作者さん乙!
かいこうともよむよ
思い付きで書いたので考えてなかったんですが、『雨のち晴れ♪』にしておきます
後、PC壊れちゃったので復旧には時間がかかりそうです
SFの方は携帯から更新していきます
見にくいとは思いますけどよろしくお願いいたします
携帯からだと画面にどう映るか分からないので、何かアドバイスでもいただけるとありがたいです
改行
忘れずに
すみませんちょっとイジると直りました
>>247さっきも書きましたがタイトルは『雨のち晴れ♪』です
gh
>>231 いや〜、自分自身もすっかり忘れてたんですけど、途中でふと読み返してみて「あ!!」と思い、無理矢理繋げました。
>>233 邂逅編いいですねぇ! それで行かせてもらいます。
>>237 SF氏乙! 友理奈の恋が禿げしくきになります!! しかも「あの子」が愛理だったとは!!
毎回展開が気になるお話で、楽しみにしています。
「ここがオーディション会場か‥‥」
ドーム程の大きな建物を見上げて、夏焼が言いました。
あれから、会場までの道のりは険しいものでした。
真っ直ぐ行くだけのはずが、途中で桃子が道を間違えたり、菅谷のうんこ待ちをくらったり、街の盗賊を捕まえたり、お姫様を救出したり、石村が例の薬のせいで特殊能力を身に付けたり、須藤と熊井が3度ほど凶暴化したりと大変でした。
そんなこんなでオーディション会場に着いた一向は‥‥「待ったーーー!!」石村が叫びました。そうとうご立腹です、どうしたんでしょう。
「私の特殊能力の件さぁ、おかしくない? もうちょっと詳しく説明して欲しいんだけど!! そもそも、いつお姫様なんて救出したっけ!?」
石村は不満いっぱいです。みんな心底ウゼぇぇぇぇ!!と思いました。
「だいたいあんたの能力なんて、アイドルになるのに無意味でしょ?」
夏焼は交わすように言いました。
「そうそう、カメレオンみたいに物と同化するなんて能力、アイドルには致命的じゃない」
菅谷も珍しくいいことを言いました。
「ただでさえ、存在感薄いのに物と同化しちゃったら誰も見つけられないよ」
徳永がサイクロン号にまたがったまま言いました。石村は徳永にだけには言われたくありませんでした。
「ねえ、なんかあと1分で締め切るとか言ってるけど、行かないとまずいんじゃない?」
清水の言葉に、桃子たちは慌てました。ここまで来て、締め切りに間に合わなかったら最悪です。
夏焼だけは慌てる様子はありません。間に合わなくても、脅せばいいんだよと思ってました。所詮、人は皆言えない秘密の一つや二つくらい持ってるのです。
叩けばホコリだけでなく色んなものが出てくることを夏焼は知ってました。
ほんとに恐ろしい女です。
「あ、君達もオーディション受けにきたのかなぁ?」
係員の女の人が親切そうに尋ねました。
「うるせぇ」
「‥え‥‥?」
菅谷の言葉を係員の女性は聞きなおしました。
「うるせぇって言ってんだよ!! なんだよ!『受けにきたのかなぁ?』ってよぉ!! 子供扱いしてんじゃねぇよ!!」
菅谷は係員の女性の髪の毛を引っ張りながら言いました。
「痛たたたたたたたた!!」
係員の女性は涙目です。その涙は別に髪を引っ張られたのが痛いだけではありません。
一昨日別れた彼氏のことが忘れられなくて涙していたのです。
「梨沙子やめな! こんな日雇いの派遣社員イジメたら可哀想でしょ」
夏焼の一括で、菅谷は手を離しました。
「だって‥‥こいつ‥‥」
菅谷は少し拗ねました。
「痛たた‥‥。あ、じゃあ、ここに名前を記入して、プロフィールを書いた履歴書をそこに入れて下さい」
「履歴書!?」
みんなビックリしました。そんなこと誰も言わなかったからです。一斉に桃子を睨み付けました。
「わ、私知らないよ‥‥だって、毎日30分しかテレビ観てなかったんだもん、最後まで観てないんだから、そんなの知らないよ」
「マーサ」夏焼が目だけで合図します。
「友理奈」同じく清水が目で合図しました。
二人は変身しました。あの戦いから二人とも自由自在に変身出来るようになっていました。ウルフウーマンとナマハゲのコンボが桃子に炸裂します。
ああ、こりゃ死んだなと誰もが思いました。
「おい! 履歴書云々は別にいいだろ? 大体そんなもん必要か?」
夏焼がメンチを切りました。
「そうだよ! 私達就職する気なんてさらさら無いわよ!! まだ遊んで暮らした年頃だし!!」
菅谷はとことん夏焼信者です。自分の意見なんてありません。
「そ、そう言われましても‥‥。いま、担当の方呼んで来ますので少々お待ちください」
またか、と係員の女性は思いました。さっきも同じ様なことでイチャモン付けてきた子らがいたのです。やはりその子たちも恐かったのでした。もう、帰りたいと思いました。
「お待たせいたしました。私が担当の」「名前はいい! 用件のみ言え!」
遮ったのはやはり夏焼です。担当の男は動じません。似たような子が数人来ていたからです。
「では、ここに簡単なプロフィールとアンケートをお願いします」
紙と鉛筆を受け取りました。
「えー、『このオーデションを何で知りましたか?』か、『桃子』と‥‥」
夏焼は書きました。
まあ、間違いではないのですが、なんかおかしいです。
「んっと‥‥『なぜアイドルになりたいのですか?』えーーーっとぉ、金かな? よし『金』と」
菅谷は正直ものでした。
「『アイドルを目指すきっかけはなんですか?』‥‥‥『カイベルC』」
これは審査員が混乱すると思います。須藤はそんなこと考えてませんでした。
「『好きな物と嫌いな物はなんですか?』‥好きな物は『沢山ありすぎて判らないです』と。嫌いな物はぁ『このアンケートを作ったお前!』」
桃子は結構厳しい女でした。
「んと『あなたの特技を教えてください』‥‥‥あ!『カメレオンの能力』」
ああもう、意味が判りません‥‥‥。
「『趣味を教えてください』‥‥『新薬開発』‥かな?」
審査員にどういう影響を与えるでしょうか?
「『尊敬する芸能人は?』‥‥『佐紀ちゃん』にしとこ」
熊井は嬉しそうです。出来れば芸能人を書いてください‥‥。
十分後、アンケート用紙は回収されました。審査できるかどうかは判りませんが‥‥。
そんな中、未だに徳永だけ難しそうな顔でアンケート用紙とにらめっこをしています。
よく見ると、大学入試の問題用紙でした。まあ、一応回答は埋めまて提出しました。
そして、やっと、会場の中へ入ることが許されたのです。
「よし、行こうか‥」と夏焼。
「今から戦いが始まるのね?」桃子は緊張しています。
「マーサと友理奈がいるから大丈夫よ! わたしの薬もあるし」清水は薬の入った鞄を掲げて見せました。
いや、それはなるべく使いたくないなぁ、と誰もが思いました。
というか、戦いは起きません。オーディションなのです。『アイドル』のオーディションなのですから!!
桃子たちはヤル気満々です。でも、普通のオーディションなのです。
‥‥‥‥多分。
つづく
完全なるノープランです。登場人物が増えると非常に難しくなってくる‥‥
一人一人個性的なキャラ目指しています。
個人的には梨沙子のキャラが気に入ってます。
おもしろいね
乙
ほぜん
読む前にとりあえず保守