1 :
名無し募集中。。。:
加護に犯される辻はすごく可愛い
2 :
名無し募集中。。。:2005/07/27(水) 19:57:39 0
奇遇だな
3 :
名無し募集中。。。:2005/07/27(水) 20:00:16 0
おいおい変な妄想するなよ
普通はののたんが男役だろ
4 :
名無し募集中。。。:2005/07/27(水) 21:04:55 0
h
6 :
名無し募集中。。。 :2005/07/27(水) 23:32:38 0
二人はいつものように、10時前にそれぞれの部屋に引き上げた。
希美は裾の長い白いコットンの寝巻きに着替え、枕に顔を埋めるとすぐに眠ってしまった。
しかしほどなく自らの心臓の鼓動に揺さぶられるように、彼女は眼を覚ました。
枕元の旅行用時計に目をやると、12時半を過ぎたところだった。部屋は真っ暗で、深い静寂に包まれている。
にもかかわらず誰かが息を凝らして近くに潜んでいるような気配がそこにはあった。
彼女は上掛けを首まで引っ張り上げ、耳を澄ました。心臓が胸の中で鋭い信号音をたたき出している。
他には何も聞こえない。でも間違いなく、誰かがそこにいる。
それが不吉な夢の続きなんかじゃないことはたしかだ。
彼女は手を伸ばし、音を立てないように窓のカーテンを数センチ引いた。
淡い水のように月光が部屋の中に忍び込んできた。
希美は目だけを動かして、部屋の様子をさぐった。
イイヨイイヨー
保全
9 :
名無し募集中。。。 :2005/07/28(木) 00:19:58 0
暗闇に目が慣れてくると、部屋の隅のほうに何かの暗い輪郭がじわりと浮かび上がった。
戸口の近くのクローゼットの陰、闇がもっとも深く集まっているあたりだ。
それは背が低く、ずんぐりと丸まった何かだった。
置き忘れられた大きな郵便袋のようにも見える。あるいは動物かもしれない。
大きな犬?
でも玄関には鍵がかけてあるし、部屋のドアも閉めておいた。
犬が勝手に入ってくるわけはない。
10 :
名無し募集中。。。 :2005/07/28(木) 00:20:29 0
希美は静かな呼吸を続けながら、そのものをずっと凝視していた。
口の中はからから渇き、寝る前に飲んだオレンジジュースの匂いがかすかに残っていた。
彼女は手を伸ばしてもう少しカーテンを引き、月の光を更に部屋に送り込んだ。
そしてその黒いかたまりの中から、、もつれた糸をほぐすように、輪郭線をひとつひとつ見分けていった。
それはひとりの人間の身体のようだった。
髪が前に垂れかかり、二本の脚が鋭角に折り曲げられている。
誰かが床に腰を下ろし、頭を脚の間に入れて丸まっているのだ。
少しでも身を縮めて、空から降ってくる物体を避けようとしているみたいに。
11 :
名無し募集中。。。 :2005/07/28(木) 00:20:53 0
亜依だった。
彼女はいつものブルーのパジャマを着て、ドアとクローゼットのあいだに虫のように身体を丸めてしゃがみこんでいた。
身動きひとつしない。息づかいも聞こえない。
続き期待保
楽屋でイチャつく二人。
はしゃいだ拍子に辻の手が加護の胸に触れた。
「あっ・・・」
加護は体をピクンと反応させ、思わず色っぽい喘ぎ声を漏らしてしまった。
「あ、ご、ごめん・・・」
咄嗟のことに顔を赤くして謝る辻。
しかしその手はまだ加護の胸を触っている。
なんともいえない感触だった。
柔らかくて、弾力性があって、あたたかい・・・
「のの・・・手・・・離して・・・」
加護が恥らいながら下を向いた。
「あいぼん・・・ごめん!」
「のの?の・・・ん!」
加護の口が辻の口で塞がれた。
「ののぉ・・・んん・・・だめだよぉ・・・」
加護が止めるのも聞かずに、辻は加護のクチビルに吸い付いた。
そしてそっと手を服の中に忍ばせ、加護の胸を揉んだ。
「あん!・・・ののってば・・・だめ・・・ん・・・」
加護の豊満な胸は辻の手にはおさまり切らず、指の間から柔らかい肉がはみ出た。
辻は優しく、丁寧に揉んだ。
「だめ・・・次仕事じゃん・・・のの・・・のの・・・あん・・・」
加護も最初は嫌がって辻の手を押さえていたが、
徐々に抵抗の手を弱め、されるがままになっていった。
加護の美肌が頬の部分だけ赤く染まっていた。
辻はそんな加護がたまらなく可愛く思えて、ぎゅっと抱きついた。
「あいぼんって・・・かわいいよね」
「ののもかわいいよ・・・」
加護がそう言うと辻はへへっと八重歯を見せて笑い、
加護を床に押し倒した。
「きゃっ!」
「いいじゃん。まだ時間あるし。ん〜」
辻は大袈裟に口を尖らせて加護にキスした。
加護も「ん〜」とクチビルを突き出した。
しかしただ口を合わせるだけではつまらなくなった辻は、
舌を入れて加護の口の中を舐め始めた。
「のの・・・ん・・・」
「あいぼんも・・・舌出して・・・ん・・・」
楽屋には二人の服が擦れ合う音と、唾液の絡み合うぺちゃぺちゃという音が響いた。
「ひゃっ!?」
辻の手が加護のヒラヒラのミニスカートの中に入り、股間に触れた。
途端に加護の体がびくっと震えた。
「そこは・・・だめ・・・」
「いいじゃん。ね?」
加護の白くてふっくらとした尻から太ももにかけての肉が、純白のパンツを
パンパンに張らせていた。辻は人差し指でアソコをつうっとなぞった。
加護は眉間に皺を寄せて喘いだ。
「あ・・・あん・・・」
「あいぼんかわいい・・・」
「やだぁ見ないで・・・ん・・・ああん・・・」
辻は快感で歪む加護の顔をうっとり眺めながら指を動かした。
次第にパンツに染みが滲んできた。
「あいぼん・・・濡れてる?」
「いや・・・やめてぇ・・・あっ・・・ののが触るからぁ・・・あん・・・」
加護は頬を真っ赤に染めて顔を横に振った。
恥らう加護は本当に可愛かった。
辻は一度ちゅっと加護の頬にキスをすると、Tシャツとブラを脱がせた。
辻の前にはピンク色のミニスカートと白いハイソだけになった加護がいた。
保
>>11続き
正体がわかって、希美はほっと息をついた。でも、亜依はこんなところでいったい何をしているのだろう?
彼女はベッドの上で静かに身を起こし、枕元のライトスタンドのスイッチを入れた。
黄色い光が無遠慮に部屋の隅々までを照らし出した。
それでも亜依は身動きをしなかった。
明かりがついたことさえ気づかないようだ。
「ねえ、どうかしたの?」と希美は声をかけた。
最初は小さな声で、それからもう少し大きな声で。
反応はない。希美の声は相手の耳には届いていないようだ。
彼女はベッドを出て、亜依のところまで歩いていった。
敷物の粗さが裸足の足の裏に、いつもよりも強く感じられた。
「体の具合でも悪いの?」と希美は亜依のとなりにしゃがみこんでたずねた。
やはり返事はない。
希美はそのとき亜依が口に何かをくわえていることに気づいた。
いつも洗面所に置いてあるピンク色のハンドタオルだった。
希美はそれを取ろうとしたが取れなかった。亜依は強い力でそれを噛みしめていた。
目は開かれていたが、なにも見ていなかった。
希美はタオルを取ることをあきらめて、亜依の肩に手をかけた。
そしてパジャマがぐっしょりと濡れていることに気がついた。
「パジャマを脱いだほうがいい」と希美は言った。
「ずいぶん汗をかいているし、そのままだと風邪をひいちゃうよ」
22 :
名無し募集中。。。 :2005/07/28(木) 04:59:25 0
ほ
あいぼんの巨乳に夢中なののたん
24 :
名無し募集中。。。:2005/07/28(木) 08:02:41 o
保
25 :
名無し募集中。。。:2005/07/28(木) 08:26:23 0
俺もいつも妄想してるよー
>>20続き
でも亜依は一種の放心状態のなかにいるように見えた。
なにも聞こえてないし、なにも見えていないのだ。
ともあれ希美は亜依のパジャマを脱がせることにした。このままでは身体が冷え切ってしまう。
八月だったけれど、パリの夜はときには肌寒いまでに涼しくなった。
二人は昔は一緒に入浴をしていたし、お互いの裸体を目にすることにも慣れていた。
こんな場合だし、勝手に服を脱がせても亜依は気にしないだろう。
希美は亜依の身体を支えながらパジャマのボタンをはずし、時間をかけて上着を脱がせた。
それからズボンを脱がせた。亜依の身体は初めのうちは強くこわばっていたが、
少しずつその堅さをゆるめていき、やがてぐったりとなった。
希美は亜依の口からタオルを取った。
タオルは唾液で濡れて、そこには何かの身代わりのようにくっきりと歯形がついていた。
亜依はパジャマの下に下着をつけていなかった。
希美は近くにあったタオルを手に取り、亜依の身体の汗を拭いた。
まずは背中を拭き、わきの下から、胸を拭いてやった。
腹部を拭き、腰から太ももにかけてを簡単に拭いた。
亜依はおとなしく、なされるがままになっていた。
相変わらず意識はないようだったが、目の中をのぞき込むと、知覚の光らしきものがかすかに認められた。
希美は亜依の裸の体に手を触れるのは初めてだった。
亜依の身体はやわらかく、小さな子供のようにすべすべしていた。
抱き上げると身体は思ったよりも重く、汗の匂いがした。
希美は亜依の身体を拭きながら、胸の中で鼓動が再び高まっていくのを感じた。
口の中に唾液が溜まって、それを何度か呑み込まなくてはならなかった。
月の光に洗われて、亜依の裸体は古代の陶器のように艶やかだった。
乳房は大きかったがかたちは整っていて、しっかりとした一対の乳首がそこにある。
黒い陰毛が汗で濡れて、朝露を受けた草のように光っている。
つきの明かりの下で力を失った亜依の身体は、普段コンサートの圧倒的な光の中で
目にしているときとはまったく違ったものに見えた。
居心地悪く残された子供っぽい部分と、時の流れが盲目的にこじ開けた一連の真新しい成熟とが
渦のように混じりあい、生命の疼きをそこに描き出していた。
希美は見てはいけない他人の秘密をのぞき見ているような気がした。できるだけその肌から目をそらし、
最近おぼえた松浦亜弥の歌を頭の中でたどりながら、タオルを使って亜依の身体の汗を静かに拭った。
濡れて額に張り付いた前髪を拭いた。
亜依はその小さな耳の中にまで汗をかいていた。
それから希美は、亜依の腕が静かに自分の身体にまわされるのを感じた。
亜依の息が首筋にかかった。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ほ
早く続きを!!!!!
保
>>32続き
「大丈夫?」と希美は聞いた。
亜依は答えなかった。
腕の力が少し強くなっただけだった。
希美は彼女を抱きかかえるようにして自分のベッドに運んだ。
そこに寝かせ、上掛けをかけた。
亜依はそのままベッドに横になり、今度は目を閉じた。
希美はしばらく亜依の様子を見ていたが、亜依はそれっきりぴくりとも動かなかった。
彼女は眠り込んでいるように見えた。
希美は台所に行って、ミネラル・ウォーターをグラスに何杯か続けて飲んだ。
そして居間のソファに腰を下ろし、ゆっくりと深呼吸をして気持ちを落ち着かせた。
動悸はかなり収まっていたけれど、長く続いた緊張のために肋骨の一部が痛みを訴えていた。
あたりは息苦しいまでの沈黙に包まれていた。
人の声もなく、吠える犬もいない。
寄せる波も、吹く風もない。
どうしてこれほどまでにすべてが深く静まり返っているのだろうと希美は不思議に思った。
希美は洗面所に行って、汗で濡れた亜依のパジャマと、汗を拭いたタオルと、
彼女が噛みしめていたタオルを、洗い物を入れる籠の中に放り込み、
それから石鹸を使って顔を洗った。そして鏡に映った自分の顔を眺めた。
フランスに来てから髪をおろしていた希美の顔は、頬の上のあたりが少し赤くなっていた。
部屋に戻ったとき、亜依は目を開けていた。
そこにはまだ微かに不透明なヴェールがかかっているものの、意識の光は回復していた。
亜依は肩までふとんをかけて横になっていた。
「ごめんね。たまにこうなることがあるの。」と亜依はかすれた声で言った。
希美はベッドの隅に腰を下ろし、微笑み、手を伸ばして亜依の髪に触れた。
髪はまだ汗で濡れていた。
「シャワーに入ってきてさっぱりした方がいいよ。ずいぶん汗をかいたみたいだから」
亜依は言った。「ありがとう。でも今はこのままじっとしていたい」
希美はうなずいて新しいバスタオルを亜依に手渡し、自分の引き出しから新しいパジャマを出して、
枕元に置いた。「これを使えばいいよ。どうせ予備のパジャマなんて持ってないんでしょ」
「ねえ、今夜はここで寝かせてもらっていい?」と亜依は言った。
「いいよ。そのまま寝ていて。のんはあいぼんのベッドで寝るから」
「わたしのベッドはたぶんぐしょ濡れになっていると思う」と亜依は言った。
「布団も何もかも。それに一人になりたくないの。わたしをここに一人でおいていかないで。
一晩だけでいいから、隣に寝てくれない? またいやな夢を見たくないから」
希美は少し考えてから、うなずいた。
「でもその前にパジャマだけは着てね。
こんな狭いベッドで、隣に裸の人がいるのはやっぱり落ち着かないから」
亜依はゆっくりと起き上がり、布団から出た。そして床の上に裸で立って、希美のパジャマを着た。
まず腰をかがめてズボンをはき、それから上を着た。
ボタンをはめるのに時間がかかった。指先にうまく力が入らないようだった。
しかし希美は手伝わずにじっと見守っていた。
亜依がパジャマのボタンをはめている姿は、まるで何かの宗教的な儀式のように見えた。
月光が彼女の乳首に奇妙な硬さを与えていた。
亜依は処女なのかもしれない、と希美はふと思った。
亜依は絹のパジャマを着終わると、またベッドに横になり、奥の方に身を寄せた。
希美がベッドに入ると、そこにはさっきの汗の匂いが残っていた。
「ねえ」と亜依は言った、「少しだけ抱いていい?」
「のんを抱きたいの?」
「そう」
从 ´D`)<つづく
乙
抱くの解釈の違いがあるとかないとか
>>44続き
希美がどう返事をしたものか迷っているあいだに、亜依は手を伸ばして、彼女の手を握った。
手のひらにも汗の感触が残っていた。暖かく柔らかい手だった。
それから彼女は希美の背中に両手をまわした。
希美のおなかの少し上のあたりに亜依の乳房が押しつけられた。
希美の乳房のあいだに亜依の頬があった。
ふたりは長い間そのままの格好でいた。
やがて亜依は身体をこまかく震わせ始めた。
泣こうとしているのだと希美は思った。でもうまく泣けないようだった。
希美は亜依の肩に手をまわして抱き寄せてやった。
亜依もまだ子供なんだ、と希美は思った。
さびしくて怯えて、誰かの温もりをほしがっているのだ。子猫のように。
亜依は身体を少し上の方にずらせた。彼女の鼻先が希美の首に触れた。
二人の乳房が触れ合った。
希美は口にたまった唾液を呑み込んだ。
亜依の手が彼女の背中をさまよっていた。
「のんのことが好き」と亜依が小さな声で言った。
「のんもあいぼんのこと好きよ」と希美は言った。
ほかにどう言えばいいのかわからなかったのだ。
そしてそれは真実だった。
それから亜依の指が希美の寝間着の前のボタンをはずし始めた。
希美はそれを止めようとした。
でも亜依はやめなかった。
「少しだけ」と亜依は言った。「ほんの少しだけでいいから」
希美は抵抗することができなかった。
亜依の指が希美の乳房に触れた。
その指は静かに希美の乳房の曲線をなぞっていた。
亜依の鼻先が、希美の首筋の上を左右に揺れていた。
亜衣は希美の乳首に触れた。そっと撫でて、つまんだ。
最初はおずおずと、それから少しだけ力をこめて。
从 ´D`)<つづく
対電車男用保全
イイ!!
( ‘д‘)<まだー?
( ‘д‘)<おっぱいペロペロ
>>50続き
从 ´D`)<のんには同性愛の経験はなかったし、自分にそういうそういう傾向があると考えたこともなかった。
でもあいぼんが真剣に求めているのなら、のんもそれにこたえてもかまわないと思ったの。
少なくとも嫌悪感みたいなものはなかった。
あいぼんとなら、ということだけれど。
だからあいぼんの指がのんの身体を撫でまわしたり、
あいぼんの舌がのんの口に入ってきたときにも抵抗はしなかった。
不思議な気持ちはしたけれど、それに慣れようと思った。
だからのんはなされるがままになっていたの。
のんはあいぼんのことが好きだったし、あいぼんがそれで幸福になれるのなら、
なにをされてもかまわないと思っていた。
从 ´D`)<でもいくらそう思っても、のんの身体はのんの心とは別のところにいた。
わかるでしょう?
あいぼんに自分の身体をそんな風に大事に触れてもらえること自体は、
ある部分ではうれしくさえあったの。
でものんの心がどれだけそう感じても、のんの身体はあいぼんを拒否していた。
それはあいぼんを受け入れようとはしなかった。
のんの身体の中で興奮しているのは心臓と頭だけで、
あとの部分は石のかたまりのようにかたく乾いていた。
悲しいけれど、どうしようもないことだったの。
もちろんあいぼんにもそれはわかった。
あいぼんの身体は熱く火照って、柔らかく湿っていた。
でものんはそれにこたえてあげられなかった。
从 ´D`)<のんはあいぼんに説明した。
あいぼんを拒否しているんじゃない。
でものんにはそれができないの。
それはどこか別のところですでに決められてしまったことなの。
そしてのんはあいぼんに、もしなにかのんにできることがあるのなら、
それをしてあげると言った。
つまりのんの指とか、口とかで、ということ。
でもあいぼんの求めているのはそういうことではなかったし、
それはのんにもわかっていた。
从 ´D`)<あいぼんはのんの額にそっとキスをして、ごめんねと言った。
わたしはただのんのことが好きだったの。
ずいぶんと迷ったのだけれど、やっぱりこうしないわけにはいかなかったの、と。
のんもあいぼんのこと好きだよ、のんはあいぼんに言った。
だから何も気にしないで。
これからもあいぼんにいっしょにいてほしいの。のんはそう言った。
从 ´D`)<それから長いあいだ、あいぼんは枕に顔を埋めて、
まるで堰が切れたみたいに泣いていた。
のんはそのあいだすっとあいぼんの裸の背中を撫でていた。
肩口から腰にかけて、そこにあるあいぼんの骨のかたちをひとつひとつ指先に感じながら。
のんもあいぼんと同じように涙を流したかった。
でも泣くことはできなかった。
从 ´D`)<のんはそのときに理解できたの。
のんたちは素敵な旅の連れであったけれど、
結局は似通ったふたつの人工衛星、
それぞれの軌道を描く孤独な金属の塊に過ぎなかったんだって。
遠くから見ると、それは流星のように美しく見える。
でも実際ののんたちは、ひとりずつそこに閉じこめられたまま、
どこに行くこともできない囚人のようなものに過ぎない。
ふたつの衛星の軌道がたまたまかさなりあうとき、
のんたちはこうして顔を合わせる。
あるいは心を触れ合わせることもできるかもしれない。
でもそれは束の間のこと。
次の瞬間にはのんたちはまた絶対の孤独の中にいる。
いつか燃え尽きてゼロになってしまうまでね
从 ´D`)<ひとしきり泣いてしまうと、あいぼんは起きあがり、
床に落ちていたパジャマを拾って静かに着た。
そして、もう自分の部屋に戻る、しばらく一人になりたい。と言った。
あまりいろんなことを深く考えないでね、とのんは言った。
明日になればまた違う一日が始まるし、
いろんなことはきっともと通りうまくいくから。
そうだね、とあいぼんは言った。
そして身をかがめてのんの頬に頬をつけた。
あいぼんの頬は濡れて温かかった。
あいぼんはのんに向かって耳もとでなにかをささやいたような気がした。
でもとても小さな声だったので、のんには聞き取れなかった。
聞き返そうと思ったときにはあいぼんはもう背中を向けていた。
从 ´D`)<あいぼんはバスタオルで顔の涙を拭い、部屋を出ていった。
ドアが閉まり、のんはもう一度布団にくるまって目を閉じた。
こんなことのあったあとではきっとうまく眠れないだろうと思ったのだけれど、
実際にはそれからすぐに、不思議なくらいぐっすりと眠り込んでしまった。
从 ´D`)<朝の七時に目が覚めたとき、あいぼんの姿は家の中のどこにもなかった。
たぶん朝早く目を覚まして(あるいはまったく眠らなかったのかもしれないけど)、
一人で街に出かけたのだろうとのんは想像した。
しばらく一人になりたいと言っていたから。
置き手紙の一枚もないというのはちょっと妙な気がしたけれど、
でもまあ昨夜のことがあって気持ちが混乱しているのだろうと。
从 ´D`)<のんは洗濯をし、あいぼんのベッドの寝具を干して、
ヴェランダで本を読みながら帰ってくるのを待った。
でもお昼前になってもあいぼんは戻ってこなかった。
気になったので、悪いとは思ったけど、あいぼんの部屋の中を調べてみたの。
ひょっとして一人でパリから出ていってしまったんじゃないかと心配になったから。
でも荷物はいつものように広げられているし、財布もパスポートも残されていたし、
部屋の隅には下着や靴下が干したままになっていた。
机の上には小銭やメモ用紙やいろんな鍵がちらばっていた。
鍵の中にはこのコテージの入り口の鍵もあった。
ただ、あいぼんが何ヶ月か前から集めていたトートバッグいっぱいの風船だけが、
すべてなくなっていた。
__
/ \
/∩ ヽ
| ∪ |
|。 |
\ ノ
\_____/
ム
|
@ノハ@
(:::::: ∩
(:::::: ノ
(( し し
『もしもなっちがHな見守るスレ住人だったら・・・』
从 ´D`)<おわり
\_________________________________/
O
o
ノノノ人ヽ
(●´ー`)
_| ̄ (つ〆と|⌒l⌒|
\ ̄ヽ⌒ヽ⌒ヽ⌒⌒\
||\ ⌒ ⌒ . \
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
.|| ||
中の人別人かと思うくらい突然文体変わったんだが
とか
スレタイに似合わないほど切ない純愛小説過ぎて抜けねーよ
とか
最後の風船あいぼんは元ネタわかんなきゃ唐突過ぎてわかんねーよ
とか
ツッコミどころがいっぱい
乙。御神酒とっくりは交われないのねぇ
体育座りに顔を埋める描写でAAを思いうかべてたし、オチもなんとなく水谷準の
『おお・それ・みお』っぽい耽美な感じに思えて面白かったよ。
ただ、
>>66の直後に戻ってくる笑顔のあいぼんさんを思い浮かべてしまったが
>>69 笑顔で戻ってくるのは某スレのネタだがw
そもそもの元ネタは
_,,,.. --- ..,,,__
,, r''" `ヽ、
/ , ∧ `'、
// i / ,,/ ヽ , 'i
〆⌒ヽ r'⌒ヽ、 /i' ,, /フノ ヽリレi, i
(´⌒ ヾソ〆⌒ヽ) / ,,i ,/ ヾ,ミ i
|┬┬┬┬┬┬| l i. レ'i ⌒ ⌒ ヾi/レ'! 'l
| | l '、 i ● ● i)6 i l
ヽ / l ` i⌒ヽ γ⌒l ,/ l
`ー――‐' l、 ヽ,ノ ∀ ゝ ,/'" ノ
l フ-、 ,_,-'' " \_ /
`'ヽー"  ̄ ̄
あいぼんは嬉々として語った。
「ほら、あいぼんもお菓子好きでしょ、それで、毎晩お菓子の棚の前でこの子に会うんだよ、
もしやと思って、声をかけたら、案の定、お菓子と歌が大好きだって言うからさ、
あいぼんは、どっちかって言うとお菓子は、サクサク系が好きなんだけど、マフィン、あなたは・・・」
「私は完全に、アマ系です」
「そうだよね、でも、あいぼんもアマ系もかなり好きだからさ、
ただ、和菓子系がちょっと駄目だけど・・・」
「そっちは私がカバー出来ます、でも本来は洋菓子系が専門なんですけど」
「そうでしょ、それでマフィンなんだもんねっ」
あいぼんとマフィンは、どうだと言わんばかりに私を見た。
グループ名も『ダブルユー』をやめて、『ポテトチップス』か『クッキー・スリー』にしようと言う。
間違った、こっちが最初
☆ ∋oノハo∈ @ノハ@ ☆
∩( ´D`) (‘д‘ )∩
☆ ( ⊂). (⊃ ) ☆
(___)ヽ__). (__/(___)
ダブルユーは、コンビを結成し一年になる。
不思議と、苦労したという実感は、あまり湧かないが、その間にはそれなりに、色々な事があった。
何ヶ月か前、あいぼんが突然、一人の女の子を連れてきて
「新しいメンバーに加えたい」と、言い出した事がある。
「マフィン・紺野といいます」その子は言った。
お菓子好きで、あいぼんとは、毎晩買い物に行くコンビニのお菓子の棚の前で
知り合ったのだと言った。
んで
>>70があって
ノノハヽ@ノハ@
川o・-・)(*‘д‘)
(つ と)(つ と)
.(_)___) (___)__) ∋oノハヽo∈
(D`; )
( )
私は断りたかったが、あいぼんの強引な押しに負け、
とりあえず『クッキー・スリー』として活動していく事を渋々承諾した。
あいぼんはその日から「あいぼんの一番好きな食べ物だから」と言って、
『エビチリ正子』という名前を名乗ることにした。
ネタはマフィン・紺野が創ってきた。全部、お菓子に関するネタだった。
初日の稽古が終わり、マフィン・紺野が帰っていった後、
私の家中のお菓子というお菓子が全て無くなっていた。
それ以来、マフィン・紺野は、私たちの前に姿を現さなかった。
あいぼんはとても悔しがった。
「チクショウ、きっと、稽古する時に食べるお菓子だけが目当てだったんだ・・・」
そう言ってあいぼんは、新しいお菓子を買いに行った。
その時からあいぼんは、何か悲しい事があると風船を一個、買うようになった。
いつかそれが沢山たまって、自分の体を浮かせるぐらいになったら、
空に飛んでいってしまうのだそうだ。
__
/ \
/∩ ヽ
| ∪ |
|。 |
\ ノ
\_____/
ム
|
@ノハ@
(:::::: ∩
(:::::: ノ
(( し し
これが突然ぶりんこスレに貼られてこれの最後部分だけが
某スレでに貼られたのが某スレの風船あいぼんの真相
しかしこの元ネタ自体なんなのかは不明
76 :
69:2005/07/29(金) 03:17:18 0
>>70-71 なるほど、丁寧にありがとう。繊細な話なのに、どうも見守るスレのAAが思い浮かんでたw
次はハードなのもよろ〜
乙