【小説】リア消だったら誰に告ってた 第22章【キッズ】
三人は失禁で褌を汚し、口から泡を吐いて気を失った山崎屋をその場において寺への帰途に就いた
「しかし、さすが桃だな。すげえ悪巧みだ」
吹雪が嬉しそうに言う
「地図を偽物とすりかえるまでは思いついても、肥桶を宝にしちゃおうなんて普通は思いつかねえよ」
「肥桶のことを思いついたのは桃じゃないんだよ」
「それじゃあ、まさか、焔、おまえが・・・・・・・?」
「ざーんねん。はっずれ〜!」
「千聖だよ、おまえの妹の・・・・・・・・・・偽の地図を描いたのも千聖だ」
「あの子、才能あるわねぇ〜。うちの一座に入れたいわぁ〜」
「桃、あいつ、そんなに歌や踊りが上手いのか?」
「違う違う。そっちの方はよくわかんない。あの子がすごいのは・・・銭儲け、っていうか、世渡りの才能よ。私に預けてみない?」
桃がいつになく嬉しそうに語りだした
「なあ、吹雪・・・・・・・妹のしつけは・・・・・・・ちゃんとしろよ」
「おまえに言われなくても・・・・・・・わかってらぁ」
あとちょっとだけつづく