すごい重い
でも たまには狼でこんなのもいいと思う
続き待つ
更新乙
えりりん・・・・・orz
堕胎ってこわいな
ho
なんだかスゴイ展開に
こういうのダメだ・・・もうここ来ない
ノシ
こういうのもあるから狼の小説スレは面白い
oremo
面白いじゃんよ
俺は逆にカミさんが不妊で苦労したくちだからな。
泣いたよ...。
もまいら、何かの縁でこういうの読んじゃったんだから
中田氏は脳内や妄想、小説だけにして下さい。おながいします。
同じく
903 :
名無し募集中。。。:2005/07/31(日) 00:24:51 0
キニスンナ
905 :
名無し募集中。。。:2005/07/31(日) 02:13:39 0
この夏、一番の衝撃。
亀ちゃん、妊娠。。。
亀亀
セツナス
こんな重い小説を狼で読んだの初めてだよ
亀
911 :
名無し募集中。。。:2005/07/31(日) 09:20:26 0
えりりん(´;ω;)セツナス
ほ
。・゚・(ノД`)・゚・。
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
>>910 初めて見たサンクス
れいなもキャラあるから作品作りやすそうだなw
916 :
名無し募集中。。。:2005/07/31(日) 14:50:08 0
917 :
名無し募集中。。。:2005/07/31(日) 14:50:33 O
>>910 読んでみたけど携帯だから最大サイズ超えてて(´・ω・`)ショボーン
ho
pu
ze
>>910の所の作品を昼から読み漁ってるんだが・・・
泣いてもイイですか・・・?
ベタな展開と分かってるんだがね、何だかグっとくるもんがあるよ
922 :
【真夜中の校舎】:2005/07/31(日) 18:24:30 0
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
亀井の話がそこで止まってしまった。
そこが元彼との思い出の最後の部分だったのだろう。
しばらく亀井は無言のままだったが、もう自分としては今更何故彼氏と別れたのかとか、その先を聞く必要はもう無かった。
「少し休もうか。明日の事だってあるんだし。」
自分にはこれくらいのことしか言えなかった。
「うん・・・ゴメンね、なんか湿っぽくなっちゃって。」
そう言うとまた普段の亀井にちょっとだけ戻ったような素振りを見せた。
自分と亀井はとりあえず荷物を持って部室というか視聴覚室に向かった。
今は深夜の3時。
ちょっと仮眠をとれば3時間くらいは寝ていられる。
あとはお互い家帰ってまた明日の準備とかをしなくちゃいけないことを考えると、ちょっとだけ面倒な感じがした。
でもここにいること自体には後悔はしていない。
自分と亀井は校舎に忍び込み、視聴覚室の鍵を空けた。
いつもは喧騒とした雰囲気なのに、無人状態でここまで静寂だとやや無気味すら感じる。
電気をつけるのはヤバイので、そのまま床に寝そべるしかなかった。
923 :
【真夜中の校舎】:2005/07/31(日) 18:25:17 0
それにしてもひとつだけ気がかりなことがある。
何故に亀井は自分の“秘密”を急に自分なんかに話そうとしたのだろうか。
ただ単にポケベル→タバコの流れでちょっとした自分の秘密を話そうとするのならまだ判るけど、
堕胎をしてしまったことに対しては、それこそ本当に秘密にしなければならないような内容じゃないか。
すべては月が亀井に囁いたからか―――――――――――――――――――――
「人が昔から月を見て心を動かされるのは、月の囁きが聞こえるからである」
あのとき月の光を見て自分が消し去った新垣との過去を思い出したように、
亀井もまたあの景色を見て心動かされる何かを思い出したのだろう。
だけど亀井とひとつだけ違うところは・・・新垣との出来事はとても亀井には話せる内容じゃないということだ。
(不公平だよな・・・)
そう考えながら鞄を枕にして横になった瞬間、亀井が隣に座ってきた。
「隣・・・いいかな?」
そう言うと亀井もまた鞄を枕にして、自分の隣で横になる。
感覚で言えばその距離はお互いがひとつのベットで一緒になる距離と何ら変わりは無かった。
亀井の顔がすぐ手に届く位置いる。
924 :
【真夜中の校舎】:2005/07/31(日) 18:26:02 0
「ねえ、ビックリしたでしょ?」
「え?」
「私がこんな経験してただなんて。」
「正直・・・な。」
「なあ、今でもそいつのことは好きなのか?」
「・・・・・どうなんだろうね、でも未練はもう無いよ。」
「ひとつだけ聞いてもいいかな。」
「何?」
「どうしてこのことをオレに言おうと・・・・・。」
「・・・・・あまり秘密を作るのって好きじゃないんだよね。」
「秘密を?」
「うん・・・。今はまだアンタと部長しかこのことは話してはいないけど、いずれは里沙ちゃんとか、
れいなとかさゆにも打ち明けるんだろうな・・・・・勿論自分の両親とかにも。機会があればだけどね。」
「・・・・・。」
「秘密ってなんか自分自身のしこりみたいなもんジャン。しこりがいつまでも自分の中に残ってたら悪いでしょ?」
「・・・・・そうか。オレにはそんな亀井の強さは持ち合わせていないな。」
「何かね、今にして思えばだけど、堕胎して親に必死でその事を隠しながら、さらに彼氏と別れた直後に
部活に専念するなんて超辛かったよ、正直精神的にとてもじゃないけどついていけなかった。
毎日家で泣いてたんだよね。妙に誰にも打ち明けられないというのもあって、出来ることと言えば毎日のように
部屋でずっと泣いてばかりいた。
・・・・・だけどね今こうして自分が無事に生きている事、いろいろあったけどまた普通に生活していける事に対して
そっとやちょっとの壁だったら乗り越えられるかなって。根拠は無いけどそう思えるようになった。」
925 :
【真夜中の校舎】:2005/07/31(日) 18:26:40 0
その時自分はハッとした。
あの時バス停までの帰り道の途中で亀井が言ってたことってここからきているんだなと。
確かに亀井が経験してしまったことって、並大抵の苦しみではない。
だからこそその言葉に重みがある。
だけどたった17年間しか生きてきてはいないけど、今こうしてお互いが無事障害なく生きていられた分、
何かしらの壁を越えてきているわけである。
勿論自分と亀井の壁の高さは全く違う。
でも日常的に生活してきた自分にとってはこの事実に知る由もなかった。
亀井自身がこういった経験をしてしまったから言えることだろうけど、それでも自分自身が経験して来たことにたいしては
少しも後悔していない亀井の強さがそこにあった。
「強いな・・・亀井は。」
「・・・ううん、そんなことないって。やっぱり頼っちゃうところはみんなに頼っちゃうもん。」
自分は意を決した。
「なあ、亀井。」
「何?」
「自分も今心の中にしまっている秘密を話そうかと思う。」
「・・・・・いいよ。」
「実は・・・・・。」
そして、自分は新垣とのあの時の秘密の出来事をすべて亀井に話した。
夜がゆっくりと明けていく・・・・・。
926 :
【真夜中の校舎】:2005/07/31(日) 18:32:32 0
>>910 実は自分自身そのれいなの小説スレの愛読家のひとりでして、スレタイこそちょっとアレですが
毎回感動して読み漁ってた時期がありました。
特に3つ目の「もしも朝起きた時れいなが隣で寝ていたら」は凄い優秀作だと思います。
未だに自分の中ではその作品を一番リスペクトしています。
あと以前はみうなの小説書き込んでいたのですが、スレ落ちとともに終了してしまいました。
内容的には物凄くハードでしたけど・・・(^^;
>>926 俺も「もしも朝起きた時れいなが隣で寝ていたら」は最高に素晴らしいと思った
でもあなたの小説も凄く深く感じて楽しいです
がんばってください
みうなも見てみたいなぁ
928 :
名無し募集中。。。:2005/07/31(日) 19:25:35 O
作者乙
感動したよ!
更新乙です
930 :
05004010867226_vg:2005/07/31(日) 21:04:16 O
931 :
07001110479570_ag:2005/07/31(日) 21:43:51 O
>>910はれいな処女喪失スレのログか。
PC壊れる前はよく読んでたな。3部作の話が好きだった。
ho
>>917 頑張ってPCで見てくれ
>>915 何か思いついたら現行スレに来てくんろ
>>921 すごいな…やっぱりあの人の作品は群を抜いてるよ
>>926 なんとま…意外に狭いものですな狼ってとこは
俺も最初はスレタイがアレなので巡回登録だけしてあとでまとめて読もうと思い
ずっと放置してたけどある日ちょっと目を通してみたら感動したクチです
>>931 乙ですよ
934 :
名無し募集中。。。:2005/07/31(日) 23:18:37 O
>>933 クライマックス寸前で切れてしまったので早速明日大学のPCで読むつもりです
今日かられいなが2推しになりましたw
名作が降臨するとそれだけで嬉しくなるよ
作者乙
ho
ぜ