1 :
名無し募集中。。。:
2 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 10:14:19 0
キタ━━(゚∀゚)━━ヨ 亀二匹乙!
3 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 10:14:28 0
4 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 10:15:19 0
新スレおめ
5 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 10:15:42 0
6 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 10:16:40 0
なかなかどうしていいスレタイじゃん
7 :
ノート男 SIDE女:2005/07/07(木) 10:17:20 0
明日はいよいよプール開き
昔は意識してなかったけど、男の子の前で水着になるなんて恥ずかしいじゃん!
それに女の子は色々大変な事いっぱいあるし・・・・
「ねぇ?さゆ〜ちょっと聞いていい?」
私は同じクラスで幼馴染のさゆの肩を叩いた
「なに?」
「あのさぁ・・・さゆってどうやって・・・その・・・処理してるの?」
「えっ?何のこと?」
「ほらぁ明日プールじゃん?」
「あぁ〜無駄毛の処理のこと?」
「うん」
8 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 10:17:50 0
やったw俺の亀二匹が採用されたwwうれすぃー
>>1乙です!
9 :
ノート男 SIDE女:2005/07/07(木) 10:18:28 0
「水着着てる時にはみ出ちゃったらどうしようとか・・・・・思わない?」
「えっ?はみでる?えりってもしかして・・・・・・」
「ボーボー!!ボーボーたいっ!!」
近くに居た田中れいながいきなり割り込んできた
「ちょ、ちょっとれいな?どうしたの?」
「・・・・あっ・・・・・ううん。なんでもなか!!でもこれだけは言わせて、れいなはボーボーやけん!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
それだけ言うと田中れいなは顔を真っ赤にして走り去った
「れいなどうしたの?」
「さぁ〜〜〜??」
二人はれいながトゥルトゥルである事を知らなかった為、れいなの必死さを不思議に思った
「でさ、話戻すけど・・・えりってはみ出す程ボーボーだったんだぁ?」
「はみ出すかどうかはわかんないけど・・・・ちょっと心配で・・・剃った方がいいのかな?」
「剃るってどの位・・・・ もしかしてパイパン・・・・・」
「ちょっと!!!パンダはれいなのキャラやけんとらんでよ!!あんたピータンやろが!!」
またもや田中れいなが何処からかやってきた
「えっ・・・パンダじゃなくてパイパンだよ?」
「・・・・・えっ?そうそう!パイパンね!!そうそうパイパンってなんかかっこよかよね〜」
ブツブツ言いながらまた去っていく
10 :
ノート男 SIDE女:2005/07/07(木) 10:18:56 0
「パイパンってかっこいいの?なんか美味しそうだけどね?」
「・・・・・いや・・・・かっこいい事は無いと思うし、美味しそうでもない」
れいなはパイパンを理解しておらず えりはパインパンだと思ってるに違いない
「全部剃るわけじゃないよね?」
「うーん?端の方だけ剃ればいいのかな?それともカットするか・・・」
「でもさぁ・・・・えり。毛の心配より胸の心配しなきゃね!」
「あぁー!!それってえりがペチャパイだって言ってる?ひどいよーさゆ!!」
「きゃはっ!!ウソウソww まぁ、さゆだって悩みあるんだよ?」
「なになに?どんな?」
「体操着でも男子にすごく見られてるのにぃ水着だよ?やばいじゃん?」
「・・・・・・幸せな悩み・・・・・」
確かにさゆは学年1・2を争うグラマラス美少女だった
男子だけではなく先生までもがさゆの揺れ乳に釘付けである事にさゆは気付いていた
「はぁ〜しかし憂鬱だなぁ・・・・」
「ねぇ〜・・・・・」
二人は教室の窓から校庭にあるプールを見て溜め息をついた
11 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:19:51 0
【オレ】
あぁ・・・明日はプール開きかぁ・・・・
「はぁぁ・・・・」
深い溜め息を吐いた
プールの時期になると毎年憂鬱になる なぜかって?そりゃぁ・・・
オレは若くて健康な男子だ 自慢じゃないが毎朝こっそりトランクスを洗っている
さっきの英語の時間なんかそこにいる道重が
从*・ 。.・)<6(シックス)
と発音したのを聞いただけで立ってしまった
オレが悪いんじゃない 若さと道重のエロさが、そのホクロが悪いんだ
そんな事は置いといて・・・・・・プール=水着=濡れる=ピッタリ張り付く=平泳ぎ
「だめだ!!どれもこれもがオレの敵だ・・・・・・」
勃つ・・・・ぜったい勃つ・・・・・むしろ出るかもしれん・・・・・
そんなのみんなに見られたら・・・・おしまいだ
どうにかいい方法を見つけないとなぁ
テープで貼り付けるとか・・・股に挟むとか・・・・
本人が貼ってるの?
そうじゃないなら名前欄は変えたほうがいいよ
13 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:21:04 0
相当頭を悩ませていた時聞こえた声
「・・・・アソコって、アソコだよね?」
「うん。アソコ・・・・」
亀井と道重が『アソコ』って言った・・・・・
アソコってアソコだよな・・・・・
ピコーン!!!!!!!
キタ━━━━(゚д゚)━━━━!!!!
息子よ オレジュニアよ・・・今はオッキの時間じゃぁないぜ・・・・orz
どうしよう 帰ろうと思ってたのに立てないじゃんか!!いや、勃ってるが・・・
しかしあいつらなんて話してるんだ?可愛い顔してハレンチだぜ!!
これ以上盗み聞きしたら人としていけないし、オレの息子にもよくないが気になる
「あぁー!!それってえりがペチャパイだって言ってる?ひどいよーさゆ!!」
「きゃはっ!!ウソウソww まぁ、さゆだって悩みあるんだよ?」
こいつら『パイパン』とか『ボーボー』とか『ペチャパイ』とか・・・・・コロス気かよ
確かに道重の乳はマジやヴぁい。でも亀井もやヴぁいぞ!!
まぁ乳はペチャパイだが、そのフトモモは結構武器だ!凶器だ!
おまいらよりオレのが憂鬱なんだけど・・・・
「ねぇ?ちょっといい?」
ビクゥゥッ!!!!!!
あぶね!!ビビって出そうになった
パッと振り向くとさっきまで話していた道重と亀井がオレの目の前にいた
14 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 10:21:26 0
>>12 あとからキーワードで抽出するのに便利だから
15 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:22:07 0
「なっ、なに?」
「さっきの英語のノート借りてもいい?」
目をクリクリさせて ニヤスと笑いながらいう亀井
また来た・・・いつもの事だが・・・
オレはクラスでも目立たなくてどっちかと言えば暗い方だ メガネだし・・・
女子のグループには「アイツってオタクっぽいよね〜」と影口叩かれてる男子
でもこの亀井だけはオレに声を掛けてくる
興味があるとかではなくて、ただ単にオレのノートが目的なんだろうが・・・
だがそれがわかっていても断れない 断る理由はないし
最近じゃわざわざ亀井の為にちゃんと蛍光ペンでラインを引いてまとめたり、
わかりやすく工夫してノートを書いている程だ
「あぁ・・・いいよ。ほら ・・・・・ウッ・・・・ハァアアア・・・・」
机からノートを出す 時にノートの端が息子をかすった
「ん?どうしたの?溜め息なんかついて。」
「・・・・・えっ?!なっなんでも無いよ」
「そう?ならいいけど!これ明日でいい?」
「うん。いいよ」
「ありがと!!じゃぁね〜」
二人は教室からさっさと出て行った
16 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:22:31 0
「出てしまった・・・・・しかも女子二人に見詰められて・・・」
震える程の快感と感動 それと同時に激しい自己嫌悪にさいなまれる
イタイケな少女の目の前でしかも神聖な学び舎で射精をきめこんだオレ
「これって青春やなぁ〜 いい事あるわ」
なぜ関西弁なのかはわからないのだけども・・・
グランドから流れ込む運動部の声が遠く聞こえる
窓から吹き込む爽やかな風 ひとときの夢心地を味わう
しかし瞬時に飽き飽きする程お馴染みなベタベタ感と全く爽やかではない匂いがオレを現実に引き戻す
「帰ろう・・・・」
フラフラしながら教室を出てまずはトイレに向かった
17 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 10:22:44 0
中澤裕子は処女
>>14 後でアンカーつけてまとめればそれでよくないか?
19 :
ノート男 SIDE女:2005/07/07(木) 10:23:42 0
「ねぇねぇえりってあの男子と仲イイよね?」
「えー!!仲良くなんかないって!!ただノート借りてるだけじゃん」
「なんであの子なの?」
「・・・・うーん?言いやすいからw」
「えり、そういうのパシリって言うんだよ?やめなよそういうの〜」
「えーだって貸してくれるんだモンいいじゃん?」
「そのうち刺されるよ〜オタクって怖いんだから・・・」
「オタク?あの子オタクなの?へぇ〜」
「わかんないけど、メガネだし、天パーだし、暗いし、帰宅部だし、オタク要素満載じゃん?」
「いいよ別になんだって!えりはノートさえ借りれればいいの!」
コンビニで買ったアイスを食べながら歩く
「あ!カミソリ買うの忘れてた!もう今使ってるの切れなくなってたんだ」
「あ〜あ 明日プールなのにね・・・ってやっぱり剃るんだアソコ」
「うん。まぁいいや。また後でコンビニ行こう。」
「ところでどっちにすんの?剃る?カット?」
「・・・・両方!!備えあれば憂いなしっていうじゃん?」
「そうだね〜 まぁ頑張りなよ!じゃぁ明日ね?」
「うん。また明日!!」
「あ、そうだ。明日張り切って家から水着着て来て、パンツ忘れない様にね?」
「・・・・もーさゆのいじわるっ!!」
「あははっwバイバイww」
確かに小学生の頃 水着着て行ってパンツ忘れてて一日中ノーパンで過ごしたけど・・・
誰にだって一度はある失敗じゃない? えっ?無い? 嘘だ!絶対にアル!!
ニヤスと笑みを浮かべてPCの前の読者を指差す亀井絵里であった
20 :
ノート男 SIDE女:2005/07/07(木) 10:24:17 0
翌日
「おはようえり!」
「・・・・おはよう」
「どうした?暗いじゃん?」
「・・・・うん。えりプール入んないからさぁ・・・って水着着なくていいから嬉しいんだけどイタイの」
「どうしたの?」
昨日風呂場で無駄毛の処理をしていた時の事である
泡立てて使っていた石鹸に手を滑らせてザックリと際どい部分を切ってしまった
「マジ?大丈夫?」
「うん。ちょっと痛くてガニ股になるんだけどね・・・先生になんて言おう・・・・
まさかアソコ剃ってて切りましたなんて言えないよ〜」
「・・・・生理だって言えばいいじゃん」
「あ!そっか!!さゆアッタマいいねww」
「・・・・普通思いつくのってそれだと思うの」
先生に生理だと嘘をつきとりあえず見学する事になった
授業サボリ防止の為見学者はプール周りの草刈をしないといけなかった
軍手をはめて作業に向かう。
さすがに草刈よりプールのがましだとみんな思うのか見学者はえりとあとヒトリだけ。
「あれ?アンタもプールやらないんだ?」
「・・・あれ?亀井・・・」
昨日さゆがオタクって言っていたノート君
21 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:25:04 0
やっぱりプールは休む事にした みんなの前で大恥かくより草刈のがましだし・・・
「・・・あれ?亀井・・・」
亀井昨日あれ程毛がどうとか言ってたくせに見学するのかよ・・・
「あ、ノートありがとね!」
「あぁ・・・」
オレ達はジージーとうるさいセミの声とキャーキャー騒がしいプールの声を聞きながら黙々と草を刈る
「ねぇ、アンタってさぁ、オタクなの?」
「・・・・えっ?」
「違う?」
「なんだいきなり・・・オタクって何?アキバ系、ガンヲタ、モーヲタ色々あるぞ・・・」
「なに?オタクにも種類があるの?」
「そりゃ〜あるよ。」
「へぇ〜。で?何オタクなの?」
「なんでオタクって決め付けんだよ。別にオタクじゃないし・・・」
「あ、そう?じゃぁオタクっぽいってだけなんだ!」
「・・・・・・・」
失礼なヤツ 普通面と向かって言うか?そういう事を
オレは無言で草を引き抜く
「ねぇ?」
悪びれた様子も無くまた話しかけてくる亀井
「・・・・なに?」
「なんで今日プール休んだの?」
「・・・・・・えっ、そ、それは・・・・ハライタだよ・・・」
22 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:25:23 0
「ふ〜ん、そう・・・」
「亀井はなんで休んだの?」
「えり?えりはねぇ〜・・・・・・・生理なのw」
またいつものニヤスだ こいつオレをからかってんのか・・・
「お前さぁ・・・そう言う事を男に向かって平気で言うなよな」
「なんで?」
「なんでって・・・・」
またオッキしちゃうからに決まってるじゃねーーーーか!!!
「ねぇ?なんで駄目なの?」
ニヤスな顔をより一層ニヤスさせて ズズイっとオレに顔を寄せる
「わ・・・・・わぁ・・・」
バリッ!!!!!!!!
慌てて避けようとしてバランスを崩しメガネが落ち、それを自分で踏んづけた
「あ・・・・・えりのせいじゃないよね?」
「・・・・・・・」
メガネはゆがんでレンズが割れた どうしようド近眼なのにこれじゃなんも見えねぇ・・・
『えりーーーーーーーー!!!』
ん?この声は
「あぁ!さゆ!!どう?プール気持ちいい?」
「うん、最高だよーーーー!!」
プールの中から道重が声をかけて来たみたいだ
良かった・・・・今メガネないからさゆ乳ぼやけてて・・・セーフ セーフ
と思ったんだが・・・・普段メガネを外すと目を細めて見るクセがついてるために・・・
「ちょっと、何見てんのよぉ〜〜〜(青木さやか風)!!!!」
バシャーーーーーー!!!
23 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:25:49 0
道重に思いっきり水をかけられた
オレより他のヤツのがぜってー見てる筈なのに・・・・
「ごっ、ごめんなさい」
なぜか謝ってクルッと後ろを向き溜め息 ハァーーーーー
「怒られてやんのwアンタすけべだねww」
「ちっ、違う!!別に見てないよ!!」
オレはメガネを胸ポケットに入れて ずぶ濡れの髪をかきあげた
「・・・・・・・・・・・・えっ?」
なんか亀井がオレを見て驚いてる
「なに?オレの顔なんか着いてる?」
「俄然強め・・・・・・・・・・・」
「はぁ?」
「うっ、ううん!!!なんでもない!!それよりメガネかけて髪整えた方がいいよ!!」
「え?メガネ掛けれねぇし・・・・」
「ほら、右のレンズは無事じゃん!!」
「まぁ、確かに・・・髪上げてたらそんなに変?」
「え・・・うん。変変変変!!!すっごーくヘンだよ!」
そんな・・・ヘンを連発しなくても・・・・どうせオレはブサイクだよ・・・・
言われた通り前髪を戻し メガネを掛けた
「うん!それでいい!」
ニヤスではなくニコッとした笑顔で亀井は微笑んだ
へぇーこいつニヤス以外も使えるんだな・・・・とかヘンな関心をしてしまった
24 :
ノート男 SIDE女:2005/07/07(木) 10:26:12 0
さっきはちょっと焦っちゃった だってアイツ・・・・
この秘密をみんなが知ったら驚くだろうなぁ
「どうしたのえり?ボーッとして」
「あ・・・いやなんでもないよ!えりトイレ行ってくるね!」
トイレの個室に入りパンツを下ろす
ブチッ・・・・・
「え?えええええええええ!!マジやばいって!」
えりは身体中から血の気が引いた
キーンコーンカーンコーン
「やばい、授業始まっちゃう!!仕方ないこのまま行くか・・・・」
ある物をぐいっとブレザーのポケットに押し込み慌ててトイレを後にした
25 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:26:54 0
今日はとんだ災難だ
亀井にはオタク呼ばわりされるし、メガネは割れるし、道重に水かけられるし・・・・さっさと帰ろう
夏の日差しが眩しい河原をトボトボと歩く
「お〜〜〜〜い、ちょっと待ってぇ〜〜〜〜!!!」
後ろから聞き覚えのある声 振り向くと亀井の姿
息を切らしてオレの前まで走ってくる
「はぁ はぁ なんで帰っちゃうのよ?お陰で走っちゃったじゃん!!」
「え・・・・?別に約束なんて・・・・」
「今日のノート、まだ借りてない!」
「あ・・・・・ごめん」
って・・・・・なんでオレ謝ってるんだ? 別に亀井にノート貸すのはオレの義務じゃない
「ハイ、そしてこれも。昨日借りた英語のノート!」
「あ、どうも・・・」
どうしてオレはこんなにも亀井に頭が上がらないんだ
根本的な主従関係が既に築き上げられてるのだろうか・・・
「ねぇ・・・そういえばアンタさぁ・・・・」
ブワァァァァッ
突然激しい風が吹いた
「きゃぁぁぁ!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エッ????
オレはとんでもない亀井の姿を目撃してしまった
26 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:27:11 0
バッとスカートを押さえオレに睨みをきかす
「見た??見たでしょ??ねぇ!!見たでしょ!!!」
オレは言葉が出ない・・・・・が息子が返事 をしている 一気にテント張りだ
あわてて股間を押さえると亀井が気付いた
「・・・・・あ、やっぱり見たんだ!!!もぉ〜〜〜〜キマヅイィ!!!!」
「み、見てない!!イヤ、見えたけどそんなには見えてない!!」
「嘘だ!!じゃぁなんでそこ押さえるのよぉ!!!」
「・・・色々あるんだよ・・・ちょっと・・・どうしよう・・・」
「もぉーーーーーえりがどうしようって思ってるんだけどぉ〜」
とりあえず河原にしゃがみこんで頭を冷やす
「・・・・・・・・・帰れよぉ」
「いや!」
「いいから一人にしてくれ・・・・」
「いやだ!」
「・・・・・・・・はぁ」
亀井が隣に座っている こんなんじゃ納まるモンも納まらん
「アタシの事・・・・さっき見た事・・・誰にも言わないでよ!」
「・・・いっ言わないよ ってか言えない」
「約束だからね!!じゃないとアンタの事もばらすよ・・・?」
「やめてくれ・・・それだけはやめてくれ・・・」
「よし、これは二人の秘密。・・・・・・・・ハァ きまづい・・・・」
「オレも気まずいんだけど・・・・」
こうして河原で交わされた二人だけの約束
これが オレと亀井の不思議な関係の始まりだった
27 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:27:36 0
「はぁ〜〜〜〜〜ぁ 」
一応納まりのついたオレは背伸びをして河原に寝転んだ
「はぁ〜〜〜〜〜ぁ」
亀井が真似して寝転ぶ
「亀井・・・・気をつけないとまたスカートめくれるぞ・・・・」
バッ 伸ばしていた手でスカートをあわてて押さえる
「余計なお世話!!アンタってほんとにエロイね!!」
「ばっ、バカ!!オレはお前の為を思って・・・・しかし一体なんで・・・・」
「聞かないで!!えりには色々と事情があるの!!」
一体どんな事情だよ・・・・
亀井のスカートがめくれた時瞬時にオレの脳は働いた
亀井のパンツが見える!どんなパンツだ?何色だ?
普段から妄想が得意な俺の脳は亀井のパンツにターゲットを絞っていた
・・・・・・・・・・・が その妄想はこっぱ微塵に打ち砕かれた
妄想を遥かに超えた現実 それを目の当たりにした
亀井はノーパンだった そして亀井のアンダーヘアーは刈りかけの芝の様に右半分だけだった
突然で意外な展開にオレの本能だけが反応した そういう事だ
「・・・・・・・・・アンタさぁ、彼女とかいるの?」
「えええ!!??そんなの・・・・いないよ」
「フーン やっぱりねww」
「なんだよ失礼だな!お前こそどうなんだよ?」
「えり?いないよ?でもアンタとは違うから、えりはいないんじゃなくて作らないだけ!」
「またまた・・・・強がっちゃって・・・・ww」
「ちょっとー何よ!ホントなんだからね!」
28 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:27:56 0
まぁ確かにオレと違って亀井は可愛い 学校でももててるんだろう
あながち嘘でもないかもしれんな・・・・
「ねぇ?」
「なんだよ?」
「えりと付き合わない?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
突然何を言い出すんだ オレは飛び起きて亀井を見た
どんな顔してるのかと思えば・・・・・ 相変わらずのいつものニヤス顔
「からかうなよ!!!」
「えりホンキだよ?イヤなの?」
「・・・・・別にイヤとか・・・・じゃないけど・・・・」
「じゃぁ決まり!!」
「ちょっと待てよーーーー」
「とりあえず・・・・アンタ今お金持ってる?」
「え?」
ポケットをごそごそして出て来たのは1200円
「これだけしかないけど」
「十分!それであそこのコンビニで・・・・えりの・・・・パンツ買ってきて?」
「はぁ?????」
「だってまためくれたらやばいじゃん!いいの?自分の彼女が恥を晒しても」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
29 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:28:21 0
なんかよくわからない理由でオレはコンビに来ている
しかし・・・・・・・女物の下着なんて買える訳ないだろうが どうしろってんだよ
ビコーーーン コレヤ!!! いい事を思いついた!!!
「ありがとうございましたーーーー」
オレはコンビニを出て亀井が待つ河原へ走った
「お待たせ!」
「ちゃんと買ってきた?」
「おう!」
コンビニの袋を渡す
「さんきゅwwじゃぁはいてくる!」
亀井は側にある公衆トイレに入って行った
「・・・・・・・・ちょっとアンタどういう事?」
来た来たww 案の定亀井はご立腹の様子
「亀井の為に一生懸命選んだんだよ?」
「アンタバカでしょ?まぁいいや、もうはいたから仕方ない」
「www」
オレは考えた 亀井がはくからって女物じゃなくてもいいんだ!!
隠せるならモーマンタイ オレは男物Sサイズのブリーフを買った
オレが出来る亀井へのささやかな反抗だ
「行くよ!! あ、でも離れて歩いて?」
「ハァ?」
「いいから!」
訳もわからず 亀井の後ろを三歩下がってついて歩いた
30 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:28:39 0
亀井が立ち止まる オレも立ち止まる 指をさす ソコを見る 自販機がある
「クーのオレンジ」
なに? 買えって事? マジ?
「はやく〜 クーのオレンジ!」
シブシブポケットを探りさっきのお釣りでクーのオレンジを買う
「ありがと!」
ニヤスwww またニヤスだ オレ実はこのニヤスに弱いかも・・・・
亀井は歩きながら『子供だって〜ウマイんだもぉ〜ん 飲んだらこう言っちゃうよ〜』と歌う
そして ゴクゴクとクーオレンジを飲む そして三歩後ろのオレを振り返る
「えっ?」
「はやく!」
「えっ?」
「『くぅぅぅぅ〜〜〜〜〜』でしょ?」
オレに言えっていってんのか?
「もっかい行くから今度はちゃんと言ってよ?」
『子供だって〜・・・・・』
ゴクゴクゴク 振り返る亀井
『く、くぅぅぅ・・・・・』
「・・・・ヘッタクソ!!てんでなってない!!いい?こうやるの!」
そういってオレのクーを渡してくる
「早く歌って?」
「え?」
「歌って!!」
「は、ハイ!」
31 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:29:01 0
オレはホンキで怒りそうな亀井に仕方なくやる
『子供だって〜うまいんだもぉ〜ん 飲んだら〜こう言っちゃうよ〜』
チラッと亀井を見る
「何してんの!早く飲んで!!」
いいのか? 飲むって事は・・・・間接キス・・・・・
恐る恐る口を近付け ゴクッ・・・・・・
『くぅぅぅぅ〜〜〜』 亀井 『くぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅううぅうう・・・・・・』 オレ
「ちょっとぉ〜アンタはここ言わなくていいのにぃ〜」
心から出た『くぅぅぅぅうぅぅぅ』の言葉 亀井と強制間接キスそう思ったら・・・・
またオレの息子が反応した・・・・・・OTZ
ちょっと前かがみになるオレ
「どうしたの?」
「いや・・・・・ちょっと・・・・」
「なに? あぁぁぁ!!!!!まさか!また?」
「・・・・・・・・・・」
オレは苦笑い
「ヘンタイ」
「・・・・仕方ないんだ・・・・ごめん・・・・」
「なんで?何に反応したの?」
「そっ、それはその・・・・・」
亀井と間接キスしてると思うと・・・なんて言えるカヨ!!!
オレ これからどうなっちゃうんだろ・・・・・
32 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:29:18 0
バシャ!!
クーオレンジがこぼれた
「あーーーもうなにやってんのぉーーー」
「ご・・・めん」
ブレザーのポケットから布を取り出しオレに手渡す
「ありがとう」
その布でズボンについたクーオレンジを拭く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?
これどう考えてもハンカチじゃねぇ・・・・・・・
も もも もしかして これ これって
「ああああああああああああ!!!!!」
叫ぶと同時にオレの手からとっさに布を奪い取った亀井
顔が真っ赤で 目は見開いている
「見た?見た?見た?」
「・・・・・・見た」
「もぉぉぉぉーーーさいあく!!!」
「・・・・・・・・・・・」
スカートがめくれた時と同じくらい焦ってる亀井
そりゃそうだ・・・・オレに渡した布は ぱ、パンツだったから・・・・
『うっ・・・』 亀井 もう止めてくれ・・・・オレをコロス気なのか?
息子は今にも飛び立ちそうな勢いで鼓動を刻む
オレはたまらずにまたしゃがみ込む
「・・・・・もーきまづい・・・・・」
だからオレのが気まずいって・・・・・
33 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:29:43 0
アソコ晒すはパンツ渡すは亀井・・・・何を考えてるんだ・・・・
もしかしてオレの事・・・・好き? まさかな・・・・
でもさっき『付き合おう』って言ったよな? まさか まさか
「わざとじゃないから・・・・・」
「え?」
「えり露出の趣味はないから・・・」
「・・・・わざとだったらそれこそ困るよ」
「はぁ・・・・・」
「ハァァ・・・・・」
また二人で溜め息 なんなんだ今日は一体
「えり、もう帰るね!」
突然立ち上がって歩き出す亀井
「ちょ・・・・亀井!!」
立ち止まりクルッと後ろを振りかえる
「・・・・・・・・明日、明日9時に○○駅で待ってるからね」
「え?」
「バイバイw」
それだけ言い捨ててダァーーーーっと走って行ってしまった
「・・・・・・・・・・・・・・・」
なんなんだホントに 返事も聞かないでいくか?普通
オレの予定も聞かないで・・・・・
ってどうせ明日の土曜日は犬の散歩くらいしか予定ないけど・・・・
34 :
ノート男 SIDE女:2005/07/07(木) 10:30:10 0
今日はほんとヘンな一日だった ってか散々だった
しかしアイツちょっといいなw ヘンタイだけど・・・・・
男の子ってすぐあんなに勃起?だっけ?するんだぁ 知らなかった
大変なんだなぁ〜〜〜 良かった女でww
♪〜〜〜〜
携帯が鳴る
「あっ、さゆだ。もしもぉーし」
「あ、えり?今日はどうしたの?突然帰っちゃって」
「あぁ 野暮用ですよw」
「野暮用?ふーん。まぁいいや!明日暇?」
「・・・・・明日?明日わぁ・・・・ちょい忙しいかも」
「何処行くの?」
「何処って・・・あの、まぁ色々」
「えーー?何それ?まさか!彼氏できたとか?」
ギクッ!!!
「ま、ま、ま、まさか!!それはない!!ないない!!」
「まぁ、どうでもいいけど〜 日曜は付き合ってよね?」
「う、うん、わかった!」
「はーーいじゃぁおやすみ」
「おやすみーー」
ピッ
さゆに言えなかった アイツと会うって言えなかった
いつかばれちゃうよね? どうしよう・・・・・
あっ!いい事思いついた!!!これでいこう!!!
35 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:30:43 0
【土曜日】
オレは駅の前に8時50分には着いていた
一方的に約束させられてるのにちゃんと10分前行動している自分が嫌になる
亀井・・・何のつもりでオレと約束なんかしたんだろう あいつ訳わかんない
でもなぜかそんな亀井に嫌悪感は全く無い オレってマゾなんだろうか・・・・
・・・・・・来ない もう9時過ぎてるのに亀井は来ない
・・・・・・来ない もう9時10分なのに亀井は来ない
オレ からかわれたんだろうか? すっぽかされたんだろうか?
そうだよな オレみたいのと亀井が付き合うとかありえないもんな・・・・
からかわれてて 今頃道重と笑ってるんだろうな・・・・
切ない でもなぜか怒りはない
昨日少しの時間でも色々あって亀井と一緒に帰る事が出来たし
ヘアーも見れたし パンツも触れたし 間接キスできたし・・・・
はぁ つくづくオレって情けない
女にからかわれてもこんな理由で許せるなんて・・・・・
帰ろう 帰ってペスの散歩でも行こう・・・・
オレはとぼとぼと歩き出した
36 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:31:12 0
「いてっ!!」
角を曲がろうとしたらジュースの缶が飛んできた
誰だ!!! 後ろを振り返ると・・・・・
「亀井?」
『シーーーーーッ』というジェスチャーをしながら手招きする
オレはわけわからないまま小走りで亀井の元へ
「ちょっと早く隠れて!!!」
言われるまま自販機の陰に隠れ待機するオレ
「よし!いいよ!出てきて?」
しばらくすると待機解除許可が亀井からおりた
「なんなんだよいったい!!」
「ごめんごめん、ちょいピンチだったのww」
「しかも随分遅いじゃないか!」
「だってアンタ駅前に堂々といるからさー行きにくくってw」
「なんで?」
「なんでって?誰かにみられ・・・・・イヤなんでもないけどw」
「なんだよ?」
「いいからいいからとりあえずちょっと後ろから微妙な距離でついてきて?」
駅に入り さっさと改札を抜けホームに下りていく亀井
「なんなんだよ・・・・」
ブツブツいいながらもちゃんと言いつけを守って後に続くオレ
37 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:31:35 0
そのまま亀井が乗った電車に乗りこむ
電車の中ではオレなんか他人の様に話もしない もちろん離れて座っている
オレは密かに亀井とのデートを期待していた でもこれはデートなんて代物ではない
なんと呼べばいいのか? お付きの人?
亀井は黙って景色の流れる窓を見ている
私服の亀井・・・・可愛いな ピアスなんかつけちゃってるし
オレはボーッと無意識に亀井をみつめていた
そのオレに気付いた亀井がキッと強く睨んで シッシッと犬を払うような格好をした
オレはあわてて目を逸らす でも見てないと何処で降りるかわからないから
やっぱり横目でチラッと見る
ニヤス
キタ!! 得意のニヤス顔 なんで笑ってんだ? コイツまじわかんね
38 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:32:02 0
10駅程過ぎた駅で思い立った様に降りる亀井 オレも急いで降りる
あわてたから少し近付いてしまった距離 オレは反射的に間合いをとる
「もういいよ? 離れて歩かなくていい」
「え・・・?」
「とりあえずコンビニ行こうか?」
「うん・・・・」
オレ達は並んでコンビニに入る 亀井は目的がある様に1方向にグングン進む
ここは?化粧品コーナー?
「あ、カゴ持ってきて!」
「あ、うん」
言われたとおりカゴを持って戻る しかしカゴいるほど買うのかよ・・・
亀井は既に何個か商品を手に持っていた
「あ、きたきたwはい」
手に持ってる全部をカゴに投げ入れる
「これも・・・・あっ これもいるなぁ〜 これもいるね!」
どんどんとカゴに投げ込まれる
「よしっ!ここはとりあえず終了!はい、買ってきて?」
「え?オレがかうの?」
「当たり前じゃん!早く!」
「・・・・・・」
オレはシブシブレジへ向かった
39 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:32:24 0
お会計 3628円
世の中の男は大変だな みんなこんな扱いを彼女に受けているのか?
誰とも付き合った事はないが、デートでは男が金を払うモンだと言うじゃないか
それの第1歩がこれなのか・・・・・ 男は辛いよ・・・・
大きなコンビニの袋を持って歩く
「アンタ貯金ある?」
「いきなりなんだよ?」
「いいから!いくらある?」
「・・・・お年玉の残りで三万くらいなら・・・・」
「ん〜足りるかな?」
「どうして?」
「いいのw」
「もしかして・・・・オレの金が目当てか!!」
「・・・・アンタバカ?いいからここ入るよ!」
小さな喫茶店に引っ張られた
コーラとアイスティーを注文した後 亀井はコンビニの袋をガサガサ探っている
「それ何に使うの?」
「へ?」
さっき会計の時見てたら亀井が買ったのは全てメンズ商品だった
「えりが使うと思う?」
「いや、わかんないから聞いてるんだけど・・・」
「あのね〜・・・」
向かいに座っていた亀井が オレの隣の椅子に座った
40 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:32:50 0
「アンタでしょ?アンタに使うの!いいから黙ってえりに任せなさい!」
袋からアレコレ取り出しテーブルに並べる
「まずはコレ!」
油とり紙でオレの顔を撫でていく亀井 ちょ、緊張するじゃねええか!
近付く距離と意外に優しい指使いにオレはドキドキする
「あの・・・・・」
「なに?」
「あんまり近付くと・・・・その・・・・」
「・・・・・・・あああ!!アンタまたヘンな事・・・・・バカ!!」
「いや、まだ大丈夫だけど」
「・・・・・・今日ソコ反応させたらえり怒るからね?」
「そ、そんな無茶な!」
「コントロールしなさい、自我のコントロール」
「それが出来たら苦労しないんだけど・・・・・」
「いいから!まじめにやって!」
「は、はい」
無茶苦茶言うなぁ・・・・ 掛け算でもするか・・・・ニニンガシ ニサンガロク・・・・
「よし、しかし男の子って皮脂多いの?4枚も使っちゃった」
「いや・・・普段はそうでも・・・ 今、緊張してるから・・・」
ニヤスwwww
「リラックスwリラックスw」
そのニヤス顔で言われても困る リラックスなんかできねぇ・・・
「よーし、次!」
41 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:33:14 0
亀井はカミソリを持って顔を近づける
「な、何すんだ?」
「動くと怪我するよ?いいからメガネ外して目ぇつぶって!」
ジョリジョリ・・・・眉毛を剃ってる
「アンタ眉ボーボーじゃーん。ほんっとオシャレに無頓着だね?」
「・・・・・そうかなぁ」
「人の顔は眉毛で決まるのよ!えりなんか眉毛命なんだから!」
「ハァ・・・・あの、あんましゃべんないでもらえるかな・・・」
「なんで?」
「あの・・・亀井の息がくすぐったい・・・・目つぶってると余計・・・」
ガコッ!!! 足を思いっきり蹴られた
「いってぇぇぇぇ!!!なにすんだよ!!」
「このド変態・・・」
「だって仕方ない・・・・」
たぶんオレの間近に迫っているであろう亀井の顔
想像するだけで・・・・やばい・・・ゴゴニジュウゴ・・・・・
顔に触れる少しヒンヤリした指がまた・・・・ゴロク・・・ゴロクサンジュウ??ゴ・・・
もう掛け算もわかんないよぉ・・・・
微かに感じる亀井の息と指先を感じない様に自分の手の甲をつねり続けた
「はい!出来たwwいい感じww」
「ほんと・・・・?鏡見せて?」
「まぁだだめ!全部終わってからね?」
「次はなに?」
「ジャーーーン!!」
次に持ったのは整髪料 今流行のワックスってやつ?
「髪の毛上げようねw」
「えーーーー」
42 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:33:39 0
「って言うか何しようとしてんの?」
「なにが?」
「おれの事色々いじくってさ?」
「ん・・・・・プリティーマン、かな?」
「なんだそりゃ?」
「映画あるでしょ?プリティーウーマン」
「あぁあるね」
「あれの逆バージョンww」
「・・・・・・・・・」
「アンタってちゃんとすれば・・・・その・・・・イケメ・・・やっぱいい!!」
「なんだよーーー最後まで言えよーー」
「イヤ。アンタ調子に乗りそうだから」
「わけわかんない」
「いいから黙ってえりの言う通りにしてればいいの!」
「ちぇっ・・・・・・」
亀井は立ち上がり オレの髪を触る
「テンパーがいい感じにクセついてるから・・・・」
「テンパーいうな!クセ毛じゃ!」
「テンパーwww」
座ってるオレ 立った亀井 オレの目の前には亀井のペチャパイが・・・・・
いくらペチャパイでも乳は乳だ・・・・ 揺れてはないがな
しかし、女の子に髪を触られるってだけでもオレには奇跡に近い事
この状況・・・・おいしい おいしすぎる でも我慢しないとまた亀井が怒るし・・・幸せな拷問だなぁ
ワシャワシャとワックス付けた指で髪をセットする
下から見上げる亀井は真剣な顔で やっぱ可愛い オレって幸せなのかも
「でーーーきた!!ばっちり!!」
ニヤスwwじゃないニッコリな笑顔でオレをみた
43 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:34:09 0
あれから喫茶店を出て郵便局に貯金をおろしに行った
その後、使い捨てコンタクトを買わされ
ボロボロで破けてるのにすげー高いジーンズを買わされ
澄ました店員がいるショップでシャツとジャケットを買わされ
シルバーアクセとか言うネックレスを買わされ
今、トイレで着替えている
「あぁ・・・お年玉殆ど消えちゃったな・・・」
普段母親が買ってきた服ばかり来ているオレ。自分で買ったのは初めてだ
っていうか・・・・亀井に買わされたんだがな・・・
しっかしこの亀井の選んだ物は今流行りなのか?
バカ高いし、ジーンズにジャケットとかいいのかよ。
ジーンズにはやっぱりチェックのネルシャツだと思う俺はヲタクファッション愛好者?
鏡の前でコンタクトをはめて自分の姿を始めてじっくり見た
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これ誰?」
鏡向かって手を振る あ、これオレだ・・・・・・・
「あーあーあー」
声を出して見る やっぱりオレだ・・・・・
なんだよコレ!今時の若者じゃん!
どっからどう見てもイケメンの人みたいじゃん!!
「ちょっとーーーーまだぁ?」
外から亀井が痺れを切らして呼んでいる
なんかはずかしいな、おい
なんかオレ変装したみたいだぞ、おい
「はぁー」っと息を大きく吐いて外へ出た
44 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:34:37 0
「おまたせ・・・・」
なんかこっぱずかしーー 亀井の顔がみれねぇ
「わぁお!!!想像以上の出来栄え!!!さすがえりだww」
キャッキャと飛び跳ねている
「どぉ?似合う?」
「ウンウン!!イイ感じ!!俄然強め!!断然強めだよ!!」
「なんだよそれwww」
意味わかんないけど 褒められてんだよな? 喜んでいいんだよな?
「ははwなんだそりゃ?でも嬉しいよ。初めて亀井に褒められた」
「・・・・・・そうだっけ?」
「うん」
「あははwまぁ〜これもえりのお陰なんだけどねw」
「うん。ありがとう」
「・・・・・なっ、何よ!いきなり」
「いや、なんかそう思ったからさ・・・」
「バカ!超キマヅイ・・・」
「だから意味わかんないwキマヅイの使い方間違ってんぞ?」
「いいの!これで合ってるの!」
「あっはははwwww」
なんだかいい感じの雰囲気で街を歩く
心なし亀井の距離が近い 腕がくっつきそうな程近い
初めてだ こんなに近くで歩くの初めてだよ なんかカップルみたいじゃん!
あ・・・でも昨日付き合おうって言われたんだった じゃぁ俺たちカップル?
「なぁ、俺たちカップルに見えるかな?」
「・・・・・・・・・・・・」
「ごめん・・・・調子に乗りすぎた・・・・・」
「ぷっwwwアンタ・・・カップルって・・・・ww何時代の言葉使うの?ww」
「え?カップルって言わない?じゃぁなんて言うの?」
45 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:34:55 0
「んーーーー知らないwでもカップルっておっさんクサイww」
「なんだよそれーーーー」
「・・・・・・・・でもカップルでいいんじゃない?」
そう言って 亀井はさりげなく俺の腕に腕を絡めて来た
ドキン
肌と肌が触れ合う イヤ 腕同士なんだけどさ・・・・
驚いてとっさに亀井の顔をみたオレ
「お、おい・・・・」
当の亀井はこっちを少しも見ようとせずに オレの声も聞こえない振り
少しホッペが赤い コイツ・・・・照れてんのか? 自分でやったクセに?
そんな亀井にオレも気付かない振りをした
そのまま何も話さずただ歩いた
触れ合う腕は そこに心臓があるかの様に熱く ドキドキと鼓動を刻んでいた
46 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:35:15 0
「あれ?」
見覚えのある顔 あれは確か・・・・
あっ、目が合った!間違いない
「おーい!新垣!!」
ん?なんか驚いてキョロキョロしてんな?
「おーい!ココだよーーー」
「え・・・?どなたですか?」
知らないヤツを見るようにとぼけた表情の新垣
「オレだよーーーwほら○○中学で同じバスケ部だった・・・」
「え?もしかして・・・・・」
「思い出した?」
「あ〜〜〜〜〜!!なんだよぉーそんなカッコしてどうしたぁーー
感じ変わってるからわかんなかったよぉーーーー」
確かにそうだな・・・・今のオレなら誰も気付かないだろうな・・・
「久し振りだな!こんなことで何してんだ?」
「あぁ・・・イヤべっ、別に・・・・・」
そう言って後ろに隠した袋は・・・・? 何? コイツ確かあそこから出てきてたな
そこはハロープロジェクト専門の店 略して「ハロショ」
そうだった!忘れてたけど中学時代、コイツは熱狂的なモーヲタだったんだ!
「新垣お前もしや高校生になっても・・・・モー・・・」
「うわっ!!!うわぁーーーーー!!シーー!!シーーー!!!」
当たりだww やっぱコイツまだモーヲタなんだww
「ねぇーーーちょっとぉーーー・・・・・」
オレの服の裾を引っ張る亀井 あ、ヤベ・・・亀井の存在忘れてた・・・
「あ、ごめん コイツ新垣っていって中学の同級生なんだ」
「初めましてーー新垣里沙です」
「あ・・亀井絵里です」
「あんたぁ〜やるねぇ 彼女さん?」
「ばっ、ばか!そんなんじゃ・・・・・」 ないよね?あれ?そうなのかな?
47 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:35:34 0
「まぁたまたぁ〜〜隠さなくてもイイってぇ」
「そんな訳じゃ・・・・」
「どうりで雰囲気変わったモンねw昔はメガネでテンパーでさぁ」
「イヤ・・・今もそうなんだけど・・・」
「えっ?」
「あぁ なんでもない!」
「変なのぉ あっ!アタシ邪魔しちゃ悪いから行くね?じゃぁ」
「うん。またな!」
ハロショの袋をはためかせながら小走りで行ってしまった新垣
ほんと変わんねぇなぁアイツww
「・・・・・ちょっと!!!何ニヤニヤしてんのよ!感じ悪っ」
「え?そう?そんな事無いって!!」
「・・・・・・・・・・・・・」
なんだか亀井怒ってるみたいだ・・・・ なんで?オレなんかしたか?
「ごめん・・・」
「なんで謝るの?」
「わかんねーけど・・・・」
「ハァーーー」
亀井の大きな溜め息 女ってわかんねぇ・・・・・
「まぁいいや。ねぇ、プリクラ撮らない?」
「え?プリクラ?・・・・撮った事ない・・・」
「まじぃ?アンタって友達もいないの?」
「いるけど、男同士でプリクラとかとらねぇって〜」
「いいじゃん!じゃぁ行こう!!」
プリクラしかないゲームセンターに引っ張っていかれ
次はコレ 次はコレ と連れ回される どれも同じ機械だろ?
-----------
時間は経ち もう薄っすら暗くなって来ていた
48 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:36:00 0
電車で地元まで戻った さんざん遊んだオレと亀井は疲れ果てていた
でもオレは不思議な充実感でいっぱいだ
「なぁ亀井?」
「なに?」
「今日はありがとな、楽しかったよ」
「何よ改まって・・・・」
「イヤほんとありがとう」
「こっちこそ、お金使わせちゃってごめんね。」
「イヤいいんだ」
「アタシも・・・楽しかったよ」
小さな声でつぶやく亀井
「ははっw今日はなんだか素直じゃん?」
「バカ 調子に乗るなって!!」
ボスッ
オレの腹にグーでパンチ わざと大げさに痛がってみた
「・・・・・・ぐはっ・・・いっ、いてぇ・・・・・」
「ちょっと?大丈夫?ごめん!!」
「嘘だよ!!」
パッと顔を上げたら 意外と亀井が近くにいたもんだから顔がぶつかりそうになった
「あっ・・・・」
近い距離で見詰め合う 沈黙が長く続く・・・・・
亀井の唇が光ってる リップグロスっていうやつ? やべなんか色っぺぇ・・・・・
ヤバ!!!こんな時に・・・・・ ううっ・・・・ジュニアよぉーーーーー!!
「あはは・・・・・」
オレは苦笑い ちょっとかがんだ格好になる
「もぉおおおおおお!!!!バカ!!!」
ボカッ!!!
今度はホンキのパンチが飛んできた やっぱこうなるのかよ・・・あぁ・・・オレって・・・
「ごっ、ごめん・・・・」
「ほんっと最低!!えり帰る!!」
「まってくれ〜〜〜〜かめいぃ〜〜〜〜〜」
49 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:36:21 0
いくらイケメン風な格好をしても所詮はただのメガネ君
イケメンみたいにかっこ良く決められなんかしないんだ・・・・・もうイヤ・・・
月曜日
メガネを掛けて 前髪を下ろしいつものスタイルで登校した
だってなんか・・・・ガッコにオシャレして行くのもどうかと思ったからさ・・・
亀井はそんなオレを見ても特に反応せずいつも通りだった
学校では目も合わせない 話もしない いつもどうりのオレ達
そうだよな オレなんかと付き合ってる事 バレたくないんだよな・・・
少し期待していた オレがいつもの格好でも亀井はこの間みたいに話してきてくれる事を
デートしたあの日みたいに「おはよう」って言って笑ってくれる事を・・・
道重と楽しそうに笑う亀井を窓際の席からじっと眺めていた
「おい、お前 何処みてんの?」
クラスのちょっとガラ悪いヤツが声をかける
「え?べっ、別に?」
「お前、亀井の事見てただろ?」
「・・・・・違うよ」
「お前亀井がすきなの?それとも道重?」
やっかいだ からまれてるのかオレ
「ちがうって・・・」
「おい!亀井!!」
ヤツが大声で亀井を呼ぶ その声はクラス中に聞こえている
「こいつがさぁお前等の事スケベな目で見てたぞ?」
なに〜キモーイ とか マジ最悪〜 とか女子がヒソヒソ言っている
亀井も驚いてオレをみる 違うよ亀井 お前ならわかってくれるだろ?
オレはじっと亀井を見る
亀井・・・・困ってるみたいだ
50 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:36:41 0
「ねぇ こっち見てるよ・・・・・何?ちょっと気持ち悪くない?」
道重が耳打ちする うつむく亀井が発した言葉
「・・・・そうだね・・・ちょっとキショイね・・・・」
「おい、お前キショイって言われてんぞwww」
「・・・・・・・・・・・・」
クラス中が笑う オレを笑う クソ なんでこんな目に・・・・
「あんまやらしい目でみんじゃねーぞww」
オレの頭をボンと叩いてヤツは言った
オレは亀井を見た うつむいている
密かにオレは思っていた 亀井が「そんな事ないよ」って言うんじゃないかって
でも それはオレの思い上がりだった そうだよな 当たり前だよな
オレは暗くて メガネで テンパーで・・・・なんのとりえも無いただのノート男
「はぁ・・・・・」
皆にバカにされた事よりも亀井の言葉が痛かった 胸がつぶれそうな程痛かった
51 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:37:01 0
「キショイね・・・・・・」
亀井の言葉が頭から離れない 前のオレなら立ち直れたかも知れない
でも・・・亀井と過ごした時間がオレを少しばかり贅沢にした
ショックだ 久し振りに泣いてしまいそうだ 悲しいと言うより苦しい
胸が苦しい・・・・ 失意のまま川沿いを歩く
「おーーーーい」
はっ!! もしかして・・・ 亀井が追いかけて・・・・・??
振り返るとそこには・・・・・・・
「新垣?」
セーラー服姿の新垣里沙が手を振りながら走ってきている
「よぉぉぉう!!あれ?今日はいつものスタイル?」
メガネでテンパーのオレを見て不思議そうな顔
「あ・・・あぁ いつもはコレなんだよ。この前はたまたま・・・・」
「ふぅ〜ん まぁでもこっちのがいいかもね?まるで別人だったモン!」
「そう・・・かな?」
「うん。なんからしくないっていうかw」
「確かにな・・・・」
「あれ?今日彼女さんは?一緒じゃないの?」
「え?あぁ・・・・・」
「なに?喧嘩でもした?暗いよ?」
「いや・・・喧嘩とかならまだいいよ。しかも彼女じゃないし」
「でもこの前腕組んでて仲良さそうだったじゃん?どうしたの?」
オレは今までの経緯を新垣に話した
新垣とは昔から気が合う 女なのに気取らないいい奴で信用できる
52 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:37:19 0
「へぇ〜〜〜なんだか複雑だね?」
「うん・・・オレも訳わかんないんだよ」
「でも付き合ってるんでしょ?」
「・・・わかんね。いきなり『付き合おう』って言われただけだし、別に『好き』だと言われた訳でもないし」
「そうかぁ・・・で?キミはどうなの?」
「・・・・・オレ??」
オレ・・・どうなんだろう 確かに亀井は可愛い でもオレ亀井を好きなのか?
「・・・・・・・・・わかんない。」
「ゲッ。何それ?それなのに付き合うのOKしたの?」
「・・・OKしたって言うか・・・強引に・・・・」
「ちょっと〜しっかりしなよぉーーーー 男のくせになっさけない!!」
「だって・・・・・」
「中学の頃のキミはもっとシャンとしてたぞ?バスケ頑張っててさ!よく私に教えてくれてたじゃん!」
「そうかなぁ」
「そうだよ!私いつも元気付けられてたんだよ?」
「そっかぁ・・・・」
「またバスケやりなよ!バスケやってるキミ、すごくかっこよかったよ!」
「えっ?」
「!!あっ・・・イヤ あのぉ〜まぁ・・・ うん なんかね、取りあえずいい感じだった!」
こんなメガネでテンパーでモテないオレを格好良いと思っててくれたんだ・・・・
新垣やっぱ良いヤツだな 亀井なんか・・・・亀井なんか・・・・・
亀井のこと考えるとまた気分が沈んできた
「ちょっと元気だしな?ね?」
「うん・・・・・」
「あ!そうだ!久々に公園でバスケやらない?」
バスケ・・・・ そうだな 久々にやってみるか いい気晴らしになりそうだし
「うん・・・・・やろう!」
53 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:37:36 0
オレ達は昔よく練習した公園でバスケをした
沢山笑って 動いて 汗をかいて 夢中でボールを追いかけた
嫌な事なんか全部忘れられたような気がした
「はぁ〜〜〜〜疲れたぁ〜〜〜」
オレと新垣は制服が汚れるのも気にせずに公園で寝転がった
「やっぱ上手いね?バスケやりなよ〜もったいないって!」
「そう?」
「うん!キミの3ポイントは絶品だよぉーーー」
「そうか、ありがと」
なんだかグチグチなやんでたのがバカらしくなった
やっぱり身体を動かすのはいい事だ
「新垣、ありがとな。オレ元気でたよ!」
「ううん。私こそ!久々に楽しかった。ありがとう」
「あ、そういえば・・・・お前まだモームスのヲタやってんのか?」
「モームスみうな!!」
「あははwwそうだった、ごめん。「娘。」ヲタの新垣さんw」
「ちょーっとキミ?バカにしないでもらえるかなぁ〜」
「バカになんかしてねぇってwしかしすげーな、変わんねーな新垣。なんかホッとするよ」
「そう?キミも相変わらずだからお互いサマだよw」
「そうかな?」
「うん。この前会った時は驚いたよ。なんか知らない人みたいでさぁ」
「まぁな。でもイケメン風で良くなかった?」
「うーーーーーん。まぁ悪くはないけど・・・私はやっぱ今のキミのがいいかなぁ・・・」
「ほんと?メガネでも?テンパーでも?」
「あははw自分で言わないのw ほんとだよ。嘘じゃない。もっと自信もちなよ!」
新垣・・・・ こいつは本当のオレを見てくれてる 表面だけじゃなくてちゃんと中身を
こんなダサいオレなのに・・・・ モテないオレなのに・・・
54 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 10:37:52 0
「あ、もうこんな時間!!私帰らなきゃ」
公園の時計を見て慌てて立ち上がる新垣
「なに?誰かと待ち合わせでもしてんの?」
「まぁーさかw今日ね、里華ちゃん卒紺DVDのフラゲ日なの!
だからさぁ〜わざわざ隣街のココまでDVD買いに来たんだよぉ」
「・・・・なに?りかちゃんそつこん?ふらげ・・・?」
「うん。武道館のヤツだよ!知らないの?」
「ごめん、わかんないや。」
「もぉーー「娘。」の良さを今度またじっくり叩き込んでやるからね!」
「えぇ・・・いいよぉ」
「あ、でも地元のみんなには私がヲタだって秘密だからね?」
「わかってるよwまだヲタバレを恐れてるんだなww」
「ま・・・まぁね。じゃぁ行くね?」
「うん。今日はありがと。またな」
「うん。バイバイ」
セーラー服のスカートをなびかせてダッシュで走り去った新垣
おかげで本当に元気になった アイツに会えて良かった
パンパンと制服の砂を払って立ち上がる
眩しい夕日を眺めながらオレは決意した
「オレ・・・バスケをやるぞぉぉぉ!!!」
暮れかけた街に大声で叫んだ
55 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 10:38:59 0
とりあえずこれが前スレまでの分
56 :
ヒロ:2005/07/07(木) 10:39:47 0
キモスwwwwwwwwwwww
57 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 10:41:21 0
よくがむばった
58 :
◆6why/A7.5w :2005/07/07(木) 10:45:07 O
普通に電車の中で泣いている俺がいる
59 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 10:48:16 0
あとは保全よろ
落ちても帰ってきてからまた立てるがな
60 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 11:10:04 0
(´・ω・`)やあ
今日もやっぱりきたね。
もうおっきしない呪いかけておいたからね。
呪い解きたかったら「〜は処女」。
〜の部分を処女だと思うハロプロメンバーの名前にして書き込むように。
それでは検討を祈る。
61 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 11:19:31 0
ゆゆたんは処女
62 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 11:21:13 0
63 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 11:58:27 0
>>55 乙!ありがとう 改めて読めてよかったよ〜。
64 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 12:31:57 0
いいよいいよーー
65 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 12:55:21 0
新スレおめ&皆さん乙!
今夜更新しようとしたけど覗いたら新スレあったのでちょっとでも更新しとくね。
66 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 12:56:45 0
アレから数ヶ月が過ぎた
オレと亀井は相変わらず・・・・というか前よりちょっと遠くなった
あの日以来 毎日の日課だった「ノートを借りる事」を亀井はしなくなり
オレはオレでバスケ部に入りバスケに夢中になっていた
あの夢の様な3日間は ただオレの「心の中の思い出」という位置づけになりつつあった
そんなある日 部に入部して初めての練習試合 オレはスタメンで試合に出る事になった
自分の学校での試合という事もあり 練習試合なのにギャラリーは多い
いささか緊張している中 オレはある人の姿を探す
「あ、いた・・・」
白とブルーのセーラー服が良く似合うあいつ 新垣里沙
オレの初試合だからとわざわざ他校なのに応援に来てくれてる 頑張らなきゃな!
ピーッ
試合開始の笛が鳴る
「よっしゃーーーいくぞーー!!」
大きな声で気合を入れた
---------------
試合は快勝だった 入部間もないオレの3ポイントが面白い様に決まり大差をつけての勝利
先輩や監督にも褒められて最高の気分だ
体育館の裏にある水道でバシャバシャと顔を洗い 水を飲んでいると後ろから声がした
67 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 12:57:45 0
「おつかれーーーー!!」
「おう!新垣 見ててくれた?」
「うん!バッチリwwおめでとう!」
ニコニコ笑って ブイサインの新垣
「ありがとう。新垣のお陰だよ。ほんとサンキューな」
「ううん。キミの頑張りの結果だよ!良かったね〜」
「あ、そうだ。試合来てくれたお礼になんかおごるから飯いかねぇ?」
「おっ!いいねぇ〜!!行こう行こう!!」
「よし!着替えてくるから待ってて!」
「うん」
タオルでガシガシ拭きながら走って部室に戻っていた時 前に人影が・・・
「・・・・・・・・・」
亀井? なんでこんなトコに? なんか気まずいや・・・
オレは亀井に気付かない振りをして部室に入ろうとした
68 :
ノート男 SIDE男:2005/07/07(木) 12:58:34 0
「・・・・・・ねぇ、待って」
久し振りに聞いた亀井の声 オレの心臓は急激に鼓動を速めた
立ち止まり亀井を見る 亀井に似合わない真剣な顔付きだ
「あのさ・・・試合・・・見たんだ。勝てて良かったね、おめでとう」
なんだかよそよそしい態度の亀井 いつもの勢いは無い
「あぁ・・・ありがとう」
心臓はバクバクで変に緊張してるオレ うまく言葉が出てこない
「あの・・・今日時間ある?」
「あ・・・・ごめん・・・」
さっき新垣と約束したばっかだし・・・・タイミング悪っ・・・
「そう・・・ならいいや。じゃぁね・・・」
そう言ってスタスタ歩いて行く亀井の後ろ姿はなんだか寂しそうに見えた
「亀井・・・・」
とっさに呼び止めたい気持ちに駆られたが その言葉を飲み込んだ
呼び止めてどうするんだよ 今更何があるって言うんだよ
これでいいんだ これでいいんんだよ・・・・
69 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 12:59:20 0
少しでごめん。じゃぁ仕事行きます。また時間出来たらかくね。
70 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 13:06:54 0
乙乙!!!
せつねー
71 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 13:53:19 0
うん、いいなこれ
72 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 15:02:35 0
ほ
73 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 16:16:34 O
乙です。
亀…自分で蒔いた種とはいえ、せつないな。
74 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 17:06:53 0
ほ
75 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 18:45:43 0
またも三角関係なのかぁああああああああああ
裏山鹿・・・
76 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 19:13:56 0
スク水スレ落ちた
77 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 19:59:59 0
ほ
78 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 20:58:54 0
ぜ
79 :
pdda7aa.tkyoac00.ap.so-net.ne.jp:2005/07/07(木) 21:12:15 0
>ボロボロで破けてるのにすげー高いジーンズを買わされ
このへんヲタくさいぞ
80 :
カモメ名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 21:41:25 O
いや〜
職人乙!
へたな小説読むより、面白いわ
81 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 22:00:07 0
82 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 22:59:34 0
83 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 23:41:02 0
なんか青春だな
84 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 00:35:40 0
えりりん(´・ω・)セツナス
85 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 00:35:59 0
いいね、青春だね
捕手
87 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 02:02:26 0
最近、涙もろくて・・・。
せつない。せつなすぎる。
88 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 02:44:14 0
作者乙!
なんか久々に名作の予感
89 :
ノート男 SIDE女:2005/07/08(金) 02:54:07 0
「・・・・・・」
えりはスタスタと早足で歩く 一刻も早くこの場を立ち去りたいから
何よアイツ せっかく せっかくえりがここまで来てやったのに
わざわざ わざわざえりが試合見てあげたのに
何よメガネのくせに テンパーのくせに ノート君のくせに・・・・
ポロッ
頬をかすかにかすった熱いモノ
ポロ ポロ
流れるでも伝うでもなく 落ちていく
次から次からこぼれ落ちる
大きかった歩幅が徐々に狭まり 遂には足が動かなくなる
前が見えない もうこれ以上進めない えりは えりの涙で溺れそう
「・・・・・・・っつ わぁぁぁん」
人のいない校舎の吹き抜けまで辿り付き 我慢出来ずに声をあげて泣いた
90 :
ノート男 SIDE女:2005/07/08(金) 02:54:39 0
溜め息ばかりで沈んだココロ
なんだかゴチャゴチャした頭の中 自分の事なのに全然わからない
でも一つだけわかってる事がある えりは・・・ えりは寂しい・・・
アイツはいつだってえりの事拒まなかった えりの為にノート書いててくれた
ブツブツ言いながらも最後にはえりの言う事聞いてくれてた
なのに なのに 今日のアイツはもう えりを見て笑ってはくれなかった
優しい言葉も掛けてくれなかった
全部自分が悪いってわかってる でもアイツなら アイツの事だから
「しょうがないなぁ いいよ」って言ってくれるんじゃないかって思ってた
えりの事許してくれるって・・・・ 思ってたの・・・・
なのに・・・ なのに・・・・
腫れた目でとぼとぼと歩く 泣き過ぎて耳がおかしい
街の音が響いて聞こえる まるで海の中にいるみたい
「えり・・・・ 本当に溺れちゃったみたいだ・・・グスッ」
あの夏の日に クーを買った自販機の横を通ったらまた 涙が溢れた
寂しい・・・・ プール開きのあの頃が懐かしい・・・・
わからない えりは今何してるの? えりはどうして悲しいの? えりは・・・
鮮やかな緑と青い風に包まれた初夏の思い出 眩しい太陽を思い出す
そんな一人ぼっちのえりをあおる様に イチョウの葉を乗せた秋風がピュゥっと吹き抜けていった
91 :
ノート男 SIDE女:2005/07/08(金) 02:55:39 0
数日後・・・・
「どうしちゃったの?最近暗いよ?」
心配そうに覗き込むさゆ 今までの事 アイツの事 試合での事
何一つさゆには言えてない どうしよう もうこうなったら相談しちゃおうかな・・・
「さゆ 驚かないで聞いて欲しい事があるの・・・」
----------------------
今までの経緯をさゆに話した うんうんと静かにうなずいてさゆは最後まで聞いてくれた
「・・・・というわけなの。なんかね えりすごく微妙で・・・
なんかさぁ わかんないけど頭がゴチャゴチャなんだよね・・・」
「そっかぁ〜 そうなんだぁ〜 へぇ〜えりがねぇ〜」
なんだか良くわからない相槌を打つさゆ
「なにが?」
「いやね、さゆ、小川サンでも吉澤サンでもないけどズバリ言うわよ?」
「・・・・誰それ」
「いい?えりはね・・・亀井絵里はノート君に恋しちゃったの。」
「えっ・・・・・・」
えりが恋? アイツに・・・・
92 :
ノート男 SIDE女:2005/07/08(金) 02:56:33 0
「え?じゃないよ!典型的なフォーリンラブじゃん?」
「なんか気になるけど・・・ 寂しいけど でも・・・好きって訳じゃないと・・・」
「ノンノンノンノンノーンストップ!!つぃのぞみれす!!それが恋の魔法なの。妖精のさゆにはわかるの。」
「恋・・・・・」
「そう、恋なの。えりって案外鈍感なんだね」
「でも・・・今更遅いや・・・ えりアイツにみんなの前で「キショイ」って言っちゃったし、もう嫌われてる」
「そうかもね」
「・・・・はっきり言い過ぎだよ、さゆ」
「でもさぁ〜えりはアイツの何処がいいの?どうして好きなの?」
「う〜〜〜〜〜ん。何処って・・・始めは便利なヤツだと思ってた、ノート貸してくれるから。でもある日発見しちゃったの。
なんか宝物見つけたみたいにワクワクしたの。」
「なにを見つけたって?」
「さゆ、ちょっとコレ見て?」
自慢のプリクラ帳をパラパラめくりさゆに見せた
「えっ?これ誰?何このイケメン。えりいつのまに・・・・」
「そう、イケメン。これ・・・・アイツなの」
「ええええ?」
「信じられないと思うけど、これが真実。すごいでしょ?でもね だんだんえりの中でアイツが大きくなったの。
ヘンタイでエロで情けないヤツだって知ってるのに 一緒にいると温かかったの・・・で、ついでにイケメンなの。」
「そっかぁ で? いつこんなの撮ったの?」
「プール開きの次の日・・・」
「へぇ〜結構前じゃん。どうして教えてくれなかったの?」
「だって・・・なんかいいにくくてさ・・・」
93 :
ノート男 SIDE女:2005/07/08(金) 02:57:08 0
なんでいいにくかったんだろう・・・ ってなんでかはわかってる
えりとアイツの関係を隠してたえり これって最低だよね えりってひどいよね
「で?これからどうするの?」
「どうするって・・・・・・・」
「このまま放置?もういいの?」
「ん・・・・・・たぶんよくない、でもどうしたらいい?アイツえりの事嫌ってるモン・・・」
「嫌ってる」自分で言っておきながらなんだか泣きそうになった
「誠意だよ。それしかない」
「・・・せいい?」
「うん、あのね・・・・・・」
この日この時から『さゆプロデユース・亀井絵里の誠心誠意作戦』がスタートした
つづけ
94 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 03:06:06 0
面白げな展開に拍手!
95 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 03:10:54 0
うおおおお
起きててよかった〜
96 :
07001110479570_ag:2005/07/08(金) 03:16:35 O
風呂から上がって来たら何かキテタ--
97 :
zaqd387493d.zaq.ne.jp:2005/07/08(金) 03:24:04 0
『さゆプロデユース・亀井絵里の誠心誠意作戦』
;´Д`)ワクワクドキドキ
98 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 03:28:09 O
ニュース見てた間に続きがきてたぁぁぁぁぁ
作者さん夜中に乙です
99 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 03:34:33 0
さゆはいい友達だなあ
100 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 03:44:27 0
新しいのきてたー
作者乙です
101 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 04:16:09 0
みんな裸になる程感動したか。イイヨイイヨー
亀井いい娘やぁ…
でもガキさんも幸せになって欲しいと思う。
103 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 05:31:30 0
更新乙〜
104 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 06:20:25 0
なんかいい展開になってきた
さゆの妖精なとこが激しく萌え
106 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 08:26:21 0
ハァハァ
今のところがきさんは主人公に恋心を抱いてないのかな?
108 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 09:20:58 O
甘酸っぱいよ 青春だよ
作者さんにつづけ!
109 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 10:04:00 0
えりちゃんのおっぱいがあんまし大きくなくてすみません
>>107 ガキさんは中学時代からノート男を好きだったと思うよ
112 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 11:14:42 0
デスノート男
114 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 12:34:29 0
えりりんがかわいいすぎるさ
115 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 12:34:55 0
さゆは誠意大将軍だったのか
116 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 14:28:49 O
ほ
117 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 15:33:53 O
羽賀研二がいるな
ほ
119 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 17:07:37 0
ニヤス
120 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 18:46:45 0
ho
121 :
07001110479570_ag:2005/07/08(金) 19:58:22 O
保守
122 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 21:26:00 0
ze
123 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 22:02:11 0
ぬ
124 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 23:06:15 0
良スレ発見
125 :
JSHM5011051:2005/07/08(金) 23:44:36 O
エロース?
126 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 00:02:51 0
セツナス
127 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 01:09:54 0
ho
カナシス
129 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 02:13:46 0
ze
130 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 03:28:43 O
そろそろ作者さん降臨のヨカーン
131 :
ノート男 SIDE男:2005/07/09(土) 03:30:42 0
オレはあれから新垣と飯を食ってカラオケに行った
新垣は相変わらずモー娘ばかり歌ってる 余程我慢していたのかマイク離さずのエンドレス
『あぁ〜とうさんかぁあさぁ〜ん あぁ〜感謝して〜ますぅ〜♪』
でも明るく楽しそうに歌う新垣を見ていると俺までなんか楽しくなってくる
新垣っていいなぁ・・・ こいつと居たら楽しいなぁ・・・・
でもふとした瞬間に頭をよぎる 哀しげな亀井の顔 あの後姿
傷付けられたのは自分なのに 悪いのはオレじゃないのに なぜか罪悪感に苛まれる
先約があったとは言え 亀井の誘いを始めて断ってしまった
その事が・・・ あの表情が気になってしかたないんだ・・・・
「どう?今のハピサマちゃんと覚えた?次はロマモー行くからね!」
「あっ、あぁ!!」
キラキラした笑顔の新垣 嬉しそうにマイクを握り締めている
余計な事考えるのはよそう 今を楽しめオレ!!
もう亀井の事考えるのはよそう 深みにはまるだけなんだから・・・
新垣の真似をしてフロアーに土下座し ロマモーのイントロを待っていた
132 :
ノート男 SIDE男:2005/07/09(土) 03:31:34 0
【翌日の朝】
昨日新垣に『ヲタ芸』??ってのを教えられて なんだか筋肉痛だ
バスケで鍛えてる筈なのに・・・ おかしいなぁ・・・
『ヲタ芸』って特殊な筋肉使うのかなぁ・・・・
「はぁ」
斜め前の席 そこには亀井の姿 クラスでの俺たちの距離は近い でも・・・実際は遠い
オレは亀井の事どう思ってるんだろう・・・・ ただ気になるだけなのか?
わからない わからない・・・・ あのニヤリと笑う顔が好きだ でも嫌いだ・・・ どっちだ・・・
あまりヤル気のなさそうな亀井の背中をジッとみつめながら自問自答にふけっていた
クルッ!!
突然振り返る亀井 授業中にも関わらず 頭の上で両手をピースにしている
う・・・うさちゃん・・・ピース? しかも顔が引きつってるぞ・・・おい、どうした亀井・・・
突然のわけわかんない行動にオレは目を逸らしてしまった
133 :
ノート男 SIDE男:2005/07/09(土) 03:32:36 0
【昼休み】
体育館で3ポイントの練習をして教室に戻った
「・・・・ん?」
机の上に何か置いてある 何だろ?
包みを開けると中から真っ黒コゲのクッキーになり損ねた炭のカタマリがある
「・・・・・・・・・」
そういや午前中の家庭科の授業はクッキー実習だったな 誰だよ? オレに嫌がらせ?
こんなの食ったらガンになっちまう
ポイッ
ゴミはゴミ箱に!!
134 :
ノート男 SIDE男:2005/07/09(土) 03:33:30 0
【放課後】
部活に行こうと立ち上がるオレの前に突然亀井が立ちはだかる
「・・・・・・・・」
な なんだか怖い顔・・・・
バッ!!
突然ノートを差し出した亀井 驚いてとっさに受け取るオレ 亀井は何も言わずに走り去った
「なんだよコレ・・・・」
渡されたノートを開くと中は色んな蛍光ペンで書かれてて文字がみえにくい
授業のノートらしいがメチャクチャでなんかギャル文字みたいなのがギッシリ
何て書いてるのか全く読めないし 所々字も間違っている
意味が不明 コレ渡されたオレはどうすりゃいいのか・・・
ホント亀井って自分勝手で訳わかんないヤツ
オレをからかってるのか? オレ馬鹿にされてんのか?
部活の間ずっと気になって気になってバスケに集中出来なかった
135 :
ノート男 SIDE男:2005/07/09(土) 03:34:55 0
帰り道の河原を歩く もうどっぷり疲れた 今日は余計に疲れた
秋になり日が暮れるのが早くなり 少し肌寒い 早く帰ろう・・・
ドカッ!!
「いって・・・・・」
オレは後ろから自転車にひかれた 誰だよ っつたく!!!!
一言怒鳴ってやろうと振り向いたオレ
そこには自転車に乗った亀井がいた・・・・
「ごっ・・・ごめ・・・」
焦ったように自転車を降り 苦笑いで立っている亀井を見て怒りが込み上げる
「・・・・・・・・・・・なんなんだよ!!!!!!」
マジでなんなんだ! コイツなに考えてるんだ!
溜まりに溜まったフラストレーション いくらオレでももう限界だ!!
縮こまる亀井に構わずオレは声を荒げた
136 :
ノート男 SIDE男:2005/07/09(土) 03:35:39 0
「いい加減にしてくれ!! もうオレに構わないでくれ!! オレはお前の遊び道具じゃない!!
いつまでも言いなりになると思ったら大間違いだ!!! もう放っておいてくれ!!!」
亀井から苦笑いの様な笑顔が消える 驚いた様な 泣き出しそうな顔をしている
でも・・・もういい 振り回されるのはまっぴらだ
もうこれ以上オレの心を掻き乱さないでくれ
そのまま向きを変えてオレは走り出した
これでいい これでいいんだ もう終わった事なんだ・・・・
鼻の奥がツーーンとする 周りの街灯がぼやけて映る
走り過ぎて息が苦しい でも止まれない
冷たい秋風が涙で濡れたオレの頬を切り裂く様に吹き抜ける
「・・・チックショウ・・・ックショオオ!!!!」
オレは走った 何処に辿り付くかわからない道を 何処までも何処までもガムシャラに走って行った
つづけ
137 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 03:41:23 0
亀(つД`)
138 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 03:42:51 O
↑ホントに降臨キテターーー
毎日乙です
139 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 03:50:15 0
土日更新出来るかわかんないけど頑張るね。
140 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 04:03:17 O
無理せず頑張って下さい
141 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 04:20:43 0
いいねぇ〜いいよぉ〜
142 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 04:52:46 O
うさちゃんピースワロス
143 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 04:57:15 0
青春っていいね
作者さん乙です。
誠意って何かね?と言いたくなるような空回りっぷりですな。
あと、ガキさんは本体だけじゃなく美貴様も好きだったのか…と思た。
145 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 06:57:39 0
青春の輝きだな
146 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 07:14:04 0
作者がむばれ
147 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 07:34:50 0
がきさんは春紺燃えただろうな
ロマモーイントロが始まると舞台袖で会場のどのヲタよりも
完璧なヲタ芸打ってるはずだからね
ノlc|*・e・)|l<ミキサマミキサマオシオキキボンヌ!!!!!
148 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 09:38:40 0
ho
149 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 09:45:20 O
チクショー甘酸っぺーなぁ青春
150 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 09:47:35 0
主人公うらやましか
151 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 09:58:26 0
デケデケ デコデコ ☆
ドコドコ トゥルトゥル ☆
☆ ドムドム タルタル ☆
☆ ダダダダ! ヒンニュー
ドシャーン! ヽ オラオラッ!! ♪
=≡= ノハヽo∈ ☆
♪ / 〃(` ロ´*从 / シャンシャン
♪ 〆 ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
|| γ ⌒ヽヽコ ノ ||
|| ΣΣ .|:::|∪〓 || ♪
./|\人 _.ノノ _||_. /|\
ガッガッガッ
ドチドチ!
152 :
名無し募集中。。。 :2005/07/09(土) 11:49:13 0
ノノ*^ー^)<お気に入りに登録しまーた>(´D` 从
153 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 13:27:43 0
端から見たら挙動不審な亀ワロム
154 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 14:25:08 0
ze
155 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 15:37:18 0
ただの嫌がらせにしかなってないな
156 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 15:39:15 0
亀ちゃんセツナス
157 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 16:48:41 O
何故イケメンと気付いたのに髪上げてコンタクトで過ごさないんだ
158 :
名無し募集中。。。 :2005/07/09(土) 17:27:47 0
ガキさんの土下座(;´Д`)ハァハァ
>>159 な〜にハァハァしてんの?
早く君も土下座して!!
orz
162 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 18:22:59 O
_ト ̄|○ё<アンアン
チューチュー
ho
165 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 20:54:42 O
ほ
166 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 21:09:41 0
続き期待保全
167 :
カモメ名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 21:14:13 O
作者、乙!
168 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 22:00:01 0
ハロモニのコント削ってこういうドラマやったらどうなるんだろ
たぶん評判悪いだろうな
169 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 22:19:45 0
ze
170 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 22:53:47 O
今後も期待!!
171 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 23:04:31 0
BOYS BEというよりはANGEL BEATなノリだな
172 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 23:21:25 0
そういえば昔メロンでミニドラマやってたな
173 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 23:23:05 0
デート企画でのガキさんの演技は良かったよね?
アルバイト柴田だっけ?
内容は記憶の片隅にも残ってない
175 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 23:29:11 0
>>174 じゃなくて
小さな恋の物語とかなんとかってヤツ
内容もかなり微妙だし、今見ても苦笑
176 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 23:52:55 0
177 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 00:15:48 0
ho
178 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 00:22:48 0
えりりん(´・ω・)セツナス
179 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 00:45:57 0
ze
180 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 01:12:17 0
姉妹スレが盛り上がってるんですけどー
181 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 01:16:02 0
もうすぐ1000だからな
182 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 01:17:18 0
183 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 01:25:09 0
184 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 01:35:32 0
>>183 やっちまったな…
ガキさんスレは1スレ限りなのに…
185 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 01:40:04 0
まぁいいんじゃない?
無理して1スレにこだわらなくても
186 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 02:16:08 0
ぜんぜん読んでないんだけど
このスレH?
187 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 02:42:29 0
みんなで保全頑張ろう!
>>184 これで3スレ目だからその指摘はおかしいだろ
189 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 03:03:10 0
しかも1スレ目は一発ネタ特集だったしなw
表にハロメンのフルネーム 裏にはプロフが書いてあり丸暗記コンプを試みるが
その単語帳を校内で落としてしまい気が気でないがきさん。 とかのね
190 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 03:23:26 0
豆単てのが良かったね
ヲタには売れそう
191 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 04:39:38 0
保全
192 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 05:22:07 0
ho
193 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 06:52:22 0
保全
194 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 08:01:59 O
保全
195 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 09:33:21 0
ノハヽ☆
うへへ(^ー^*从
_( ⊂ i
. └ ー-J ピョコピョコ
196 :
05004010867226_vg:2005/07/10(日) 10:23:58 O
ほ
死守
199 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 13:56:01 O
ほ
200 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 14:20:51 O
スレ違いだが
矢 口 死 ね
201 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 15:41:24 0
続きまだ〜
202 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 16:04:53 0
ho
次は亀サイドかな?
かなり切ない内容になりそう。
204 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 18:14:52 0
ze
205 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 19:09:17 0
n
206 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 20:20:52 0
ho
207 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 21:45:02 0
ze
208 :
ノート男 SIDE女:2005/07/10(日) 22:05:00 0
「・・・・・・・・・・・・・」
怒らせちゃった あんなに怒鳴るなんて もうおしまいだよ
完全に嫌われたよね でも・・・でも・・・えり一生懸命やったの
アイツの為に心を込めてやったのに・・・ 迷惑か・・・ はぁ・・・
「 グスッ グスッ 」
「ほらぁ〜もう泣かないの!ね?」
肩を抱いて励ましてくれるさゆ
「えりの何がいけなかったの? さゆの言う通りにやったのにぃ・・・」
「ん〜そうだねぇ〜 ぶっちゃけ全部ダメだったよ」
「えぇぇぇぇぇぇ・・・ グスッ ひどぉぉいぃ」
「えりってホント不器用なんだから!ブリッコも出来ないなんて終わってるよ?」
「そんなぁ えりは妖精さんじゃないからさゆみたいに出来ないんだよぉ」
「そうだね!今日の作戦はえりには高度過ぎたかもね?」
「うぅぅ・・・」
209 :
ノート男 SIDE女:2005/07/10(日) 22:08:48 0
「じゃぁ〜 最終手段で行くとするかっ!」
「えぇ〜まだやんの?もういいよぉ・・・完璧嫌われてるじゃんえり・・・」
「そんな事言わないのっ!もう嫌われてるなら駄目モトでいいじゃん!」
「・・・・いいよぉ なんかえりSTKっぽいじゃん」
「あのね、えり?恋なんてSTKしてナンボの世界よ?
いいからっ!!もう全部さゆに任せて!!これは絶対に上手く行く!!」
「・・・・・なにぃ〜?それぇ?しかもSTKやってナンボはさすがに違うかと・・・」
さゆがニッコリ笑ってえりを見詰める
「名付けて【さゆプロジェクト最終章・ヨミガエリ作戦!!!】でーす!」
「はぁ?」
「あのね!えりが蘇るの!」
「えり・・・・死んでないよ?」
「いいの!死ななくても蘇るの!」
目をキラキラさせてコブシを握るさゆ いいのかなぁ 乗っちゃっていいのかなぁ
でも・・・これで駄目なら諦めつくし 最後に賭けてみようかなぁ・・・
「「努力!!未来!!A ビューリホースター!!努力!!HA!HA!A ビューリホースター!!」」
「えり!もっとコブシ振り上げて!!」
「はっ はいぃ!!」
沈み行く夕日に向かって お腹の底から大声で歌った・・・
210 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 22:09:20 0
取りあえずこれだけ。またあとで更新します。
211 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 22:18:21 0
ありがと
212 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 22:21:51 0
おつかえりりん
213 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 22:50:24 0
更新おつです
また後を楽しみにしとります
214 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 22:53:25 0
後でまたえりりんクルー
215 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 23:07:14 O
作者さん毎度乙です。
さゆは面白がってやってるような気がしてきた…
216 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 00:02:24 0
更新乙です
217 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 00:26:02 0
ho
STKってストーカーのことか
219 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 00:43:16 0
うm
220 :
ノート男 SIDE女:2005/07/11(月) 00:50:20 0
【翌朝】
「ねぇほんとにこれで行くの?」
「そうだよ!あー懐かしいねえり!」
「・・・・・・・・・」
さゆは目を細めてうんうんうなづいている こんちきしょーーー!! こいつ人事だと思って・・・
もしこれで駄目だったらそのホクロに変なおじさんばりの毛を書いてやんだからね?
しっかし・・・懐かしいっちゃー懐かしいかも こんな格好 中学以来・・・かな?
「これでえりの誠実さが伝わらない訳なんてないと思うの。これがわからない位のヤツならGETする価値ないと思うの」
先程とはうってかわって真剣な表情になるさゆ 今回ばかりはどうやら本気らしいな
ここはひとつプロデューサーを信じてみるか
重い足どりで学校へ向かう 俯いて出来るだけ人に気付かれない様にして歩く
221 :
ノート男 SIDE女:2005/07/11(月) 00:50:54 0
ガラガラガラ
教室のドアを開ける
「おはよーーさゆ!・・・・と・・・・・えっ? えり?えり・・・だよね?」
クラスの女子が言葉に詰まる
「・・・・お おはよう」
小さな声で挨拶
「えり・・・どうしたの?それ・・・」
「えっ・・・?あぁ・・・ちょっとね、イメチェンしてみた・・・ははっ」
やばい やばいって みんなドン引きしてるじゃん・・・・ さゆ?ちょっとマジで大丈夫なの?
「そっそうなんだ へぇ〜・・・」
その言葉を最後にクラスのみんなは気付いてるのに えりのこのヨミガエリ作戦に触れては来ない
なんか気ぃ使ってるみたい・・・ それってかえって傷付くかも・・・
「・・・さゆ!・・・さゆ! やっぱえりもう無理だよぉ〜 まぢキマヅイ!!」
「だぁめっ!これこそが誠意のカタマリなんだからっ!ねっ?ほら、顔引きつってるよ?」
そりゃぁ引きつるってぇ・・・・ もう 人事だと思ってるでしょこの人
「ほらっ えり 笑って? うさちゃんピース!!」
「・・・・・うっ うさちゃんぴぃぃすぅ・・・・・」
「そっwそれでよしっ!うん さゆ今日も可愛いww」
トイレの鏡に向かって決め台詞 はぁ・・・ この人を信じていいのかなぁ
222 :
ノート男 SIDE女:2005/07/11(月) 00:51:16 0
キーンコーンカーンコーン
「あっ!HR始まっちゃう。行こうえり」
「うん」
慌ててトイレから出た私達
ドーン!!!!!
「きゃっ!!」
いっ・・・イタイ 誰よもう! 廊下に出た瞬間 人と派手にぶつかった
「あっ・・・・・」
「ごめんなさい」 とだけ言って走り去るアイツ 無視? えり今アイツに無視されたの?
ひどい・・・ ひどいよぉ・・・
こんな事までしてるのに無視するなんて ひどすぎる もぅ泣きたい!!
223 :
ノート男 SIDE男:2005/07/11(月) 01:02:20 0
やべぇやべぇ遅刻しそうだった ギリギリセーフ
昨日あんまり眠れなかったからなぁ・・・
今日亀井と顔合わせるの嫌だなぁ はぁぁぁぁーーー
大きな溜め息
でもさっき廊下でぶつかった子 なんか見覚えあったなぁ・・・誰だっけ?
同じクラスの子かな? 急いでたしあんまちゃんと覚えてないや
ガラガラガラー「こら!お前等席に着け!ホームルームを始めるぞ!」
先生が入ってきたら ザワザワとした教室がシーンと静かになった
あれっ? 斜め前の席を見るとそこに亀井の姿はない
・・・・・亀井休みなのか? オレが昨日酷い事言っちゃったからかなぁ・・・
どうしよう・・・・ でも今更謝るなんて出来ないよ・・・
ガラガラッと後ろのドアが開いた
入って来たのは今日もエロイ道重と・・・・・・・????? ん????
「こらー早く席に着け!道重と・・・・・・亀井?」
先生の言葉が疑問系になった そうだよな それわかる!!!
亀井? 亀井なのか?
「はぁい すいません!」
「・・・すっすいません」
二人は小走りで席に着く
「亀井今日はどうした?なんか雰囲気違うなぁ」
先生は周りの空気を読まずに亀井に突っ込みを入れた
224 :
ノート男 SIDE男:2005/07/11(月) 01:11:23 0
斜め前に座った亀井らしき人が答える
「・・・はぁ あの・・・い いめちぇん デス・・・」
消え入りそうな小さい声 やっぱ亀井なんだなこの人
「そうかぁーイメチェンか 先生誰かわかんなかったぞ?まぁ驚いたが、似合ってるじゃないか、なぁ?」
先生はクラスの皆に同意を求めるが 皆は苦笑い それしか出来ないって・・・
亀井は背中を丸めて縮こまっている なんか可哀想だ・・・
しかしなんでそんな格好してるんだ? どうしたんだ?
気になってはいたが 昨日の今日だし 聞ける訳がない
なんだか複雑な気持ちで一杯のオレ
しかし・・・亀井ってヤツはどこまでもわからんヤツだ
昨日といい 今日といい どうしちゃったんだこいつは・・・・
225 :
ノート男 SIDE男:2005/07/11(月) 01:24:45 0
あれから昨日の事や 亀井の様子のおかしさやらでオレは亀井を避けていた
ちょっと体調も悪いし部活は休んで帰る事にした
「風邪引いたかなぁ・・・・」
なんか熱っぽいや 昨日馬鹿みたいに鼻水垂らして走りまくったせいだ
早く家に帰ろう・・・・
「・・・・あっ」
懐かしいな・・・ これ・・・ なんの変哲もない自販機
あの夏の日 亀井とCMソングを歌ったあの日をふいに思い出す
オレも笑って 亀井も笑って 楽しかったあの頃
ただノートを貸すというだけの関係だったけど 今よりずっと良かったのかも知れないな
なんだか胸が苦しい 苦い思い出ってこういうのを言うんだろうな
オレはしばし立ち止まりあの頃の思い出にひたっていた
「おおおおーーい!!」
あれ?この声は?
どんな格好なんだろか(;´Д`)ハァハァ
気になるねぇ
228 :
ノート男 SIDE男:2005/07/11(月) 01:39:36 0
「良かったーー丁度キミんトコ行く途中だったんだ!」
新垣 秋なのに夏の太陽みたいにキラキラした笑顔
コイツって毎日爽やかだなぁ
「どうした?オレになんか用?」
「うん。この前言ってたDVD貸してあげようと思って」
「・・・ん? あああ!!」
カラオケに行った時『ヲタ芸』と言う踊りを新垣に教えてもらった
その次の日激しい筋肉痛になった
で、オレは考えた この『ヲタ芸』はいいトレーニングになると
「ハイこれ。『ヲタ芸』映ってるかはわかんないけどまぁ勉強にはなるよ!」
娘。のコンサートDVDを手渡す
「さんきゅ!かりるよ」
「あ、これはノートね。メジャーな動きをまとめて曲と合わせておいたから参考にして?」
開くとそこには ロミオとかウリャヲイとか推しジャンとか専門用語が・・・
「あ、ありがと・・・」
「いやぁ〜キミがヲタ芸好きとは以外だったねぇwいいよいいよーーw」
いや・・・好きとかじゃないんだけども・・・まぁ新垣嬉しそうだからそういう事にしとくか
「ヘックシュン!!!!」
「あれ、どうした?風邪?」
「あぁうん・・・そうかも」
「そりゃ大変だ!早く帰って休んだほうがいいね?」
「うん、そうするよ」
「じゃぁ途中まで一緒に帰ろう」
「うん」
二人並んで思い出の自販機を後にした
229 :
ノート男 SIDE男:2005/07/11(月) 01:55:52 0
「やっぱねぇ〜ヲタ芸はロマモーから入った方がいいんじゃないかなぁ」
「へぇそうなんだ?」
「だってさぁ 現場ではあれが一番盛り上がるんだよ!だからさぁ・・・・・ あれ?」
「ん?どうした?」
新垣が見ている方向に目をやる と そこには・・・・
「亀井・・・・」
ちょっとわかりにくい いや 今日は逆に分かり易いかもしれないが そこには亀井が立っていた
「あの子って・・・・前言ってたあの子でしょ?」
「うん」
「なんか雰囲気ちがくない?あんな感じじゃなかったよね?」
「うん。なんか今日からイメチェンらしい・・・」
あっ 亀井が俺達に気付いた こっちを見ている
なんだか気まずい 新垣と一緒だし
「キミに用があるんじゃない?」
「・・・・・そうかな?」
「きっとそう!アタシ邪魔しちゃ悪いからもう行くね?」
「えっ・・・まっまてよ・・・」
「じゃ バイバイ!」
オタオタするオレを取り残し新垣は行ってしまった
恐る恐る亀井を見る じっと立ってこっちを見ている
やっぱりオレに用事がありそうだ
観念したオレはゆっくりと亀井に近付いて行った
230 :
ノート男 SIDE男:2005/07/11(月) 02:04:45 0
今日の亀井を正面から初めてじっくりと見た
何処からどうみてもこれは亀井じゃぁない
栗色だったサラサラの髪は 所々跳ねていて 色はカラスみたいに真っ黒
いつも膝上で短かったスカートは 膝下5センチはある
ダルダルだったルーズソックスの面影が全くない 真っ白のハイソックス
薄くてシールだらけだったカバンはパンパンに張って 隙間から参考書が見えている
でも・・・ なにより なにより意外なのは・・・・・
今時何処を探しても見つからない様な 存在感満載のその・・・・・
レンズが分厚い いかにも ド近眼そうな 黒ぶちメガネ
どう考えてもこれは亀井じゃない オレの知っている亀井絵里じゃぁない・・・
そんな亀井の前で立ち止まり 大きく深呼吸をした
231 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 02:05:55 0
もっさいえりりんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
232 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 02:06:16 0
つづけ
233 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 02:16:05 0
ここまでかな?
更新おつです
234 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 02:19:58 0
何かいちご100%の東城を連想した
235 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 02:34:33 0
だれそれ?
236 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 02:38:26 0
わからないなら無理に知る必要もない
237 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 02:39:28 0
もっさくてもえりりんはかわいいはず
(´・ω・)ツキアイタス
238 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 02:43:28 O
乙です
本当にさゆの作戦は成功するのか?
東城とは逆?になるのか
元々はカワイイのにいきなりもっさい子になるw
240 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 03:27:38 0
もさもさ
241 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 05:14:36 0
乙〜
おはよう
ひそかに応援中
スレ違いだが、東城ってなぜか紺野のイメージがある。
244 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 07:22:26 0
このスレちょっと好きよ
保
246 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 09:54:45 0
俺の中ではイメチェンになってねぇー
247 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 10:14:55 0
とりあえず初期えりりんに亀造のメガネ掛けさせたのを想像すればいいのか
248 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 10:18:31 0
このスレ大好きよん
hozen
マンピー見られて純愛路線って オモシロイッス
>>247 元の髪型は、髪の色が栗色だから、初期エリではなく現エリをイメージしてたのだがどうだろう?
たしかにイメチェン後の感じからすると初期エリの方が合うが、あれを栗色にした状態が想像出来ない。
今までにそういう表現がなかったと思うんで、是非とも作者さんの公式見解を聞いてみたいのだ。
|*@ー@)ノシ
253 :
p6191-ipad53hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp:2005/07/11(月) 15:43:02 0
気になりすぎる!!
254 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 15:43:49 0
どうも作者です。みんな色々とディスカッションしてくれててなんか嬉しい感じがした
自分的には、亀のこの中のイメージでは現茶髪ショートのイメージで書いてた
寝起き企画の赤チェックパジャマと寝癖とメガネがあまりにモサ過ぎた亀
そこからこの作品が思いついたんだ あんまり言うとネタバレするからアレだけども・・・
また今夜にでも更新出来たらしときますね。では仕事行きます
255 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 15:59:47 0
おつかれいしょんがんばってね
256 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 16:43:31 0
お仕事がんばってくらさいノシ
257 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 17:36:36 0
ho
258 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 18:28:59 0
俺の中でここでのガキさんはデコ出しの二つ結び
ほぜ
260 :
251:2005/07/11(月) 19:42:17 O
>>254 公式見解ありがとうございます!!
>>258 漏れの中では今のガキさん風だけど、デコ出しガキさんも(・∀・)イイ!!かも。
261 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 20:27:49 0
俺の中ではどっちも現状のイメージ
イメチェン後の亀は黒髪にしたエリックってとこか
262 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 20:57:53 0
帆
263 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 21:00:45 0
乙
ほぜ
265 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 21:22:08 0
ho
266 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 21:41:10 0
n
267 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 22:05:36 0
続き期待保全
268 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 22:33:12 0
ho
269 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 23:25:58 0
ze
270 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 00:11:30 0
ウヘヘ保全
271 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 00:34:14 0
n
h
273 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 01:30:22 0
274 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 01:39:36 0
ウヘヘヘ
275 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 02:37:31 0
ho
276 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 03:41:38 0
もさりん保全
277 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 04:23:00 O
れいにゃ&あいぼんヲタのはずなのにこのスレに夢中保全
278 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 05:08:29 0
ho
279 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 07:50:57 O
Ze
280 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 08:23:53 0
>>273 それはたぶんあれだ 脱いだ靴下がなくならない様にブラの中に入れてるんだ
ほら 人数多いから その 間違えて履いたりするかもだろ?えりりんって頭いいなぁ〜
281 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 09:39:39 0
282 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 11:12:15 0
n
283 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 12:23:31 0
ho
284 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 13:23:12 0
ウヘヘヘ
285 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 14:38:22 0
ウヘヘヘ
286 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 15:16:37 0
ウベベベ
287 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 16:27:38 0
ho
宇部部部部
289 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 16:39:30 0
新曲の冒頭セリフは亀なのか?
おいおいいいぜいいぜーー
ほ
291 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 17:48:29 0
>>289 あれはミラクルさんだとさんざん各所でガイシュツ
292 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 17:51:36 0
保全
293 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 18:23:58 0
ho
mo
保
全
297 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 21:23:15 0
sa
298 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 22:05:06 0
su
299 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 22:10:30 0
もしもし亀よ亀井ちゃんよ
300 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 22:18:15 0
3百
301 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 22:27:47 0
mi
ちょっ、なにこの良作。
303 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 23:13:25 0
続き待ち保全
もうすぐプール開きで嫌だ・・・私胸小さいし><
ほ
306 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 01:21:39 0
更新が待ちきれねぇええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!
もちつけ
寝る前に一発
ほ
310 :
05004010867226_vg:2005/07/13(水) 02:45:07 O
じぇ
312 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 04:03:20 0
ただいま 先週から連勤で更新進まなくてごめんね
帰宅して書こうと思うけど集中力がなくて駄目だ
中途半端なの書いても失礼だと思うし・・・
起きていけそうだったら書くね こんなのの為に保全してくれてホントありがとう
313 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 04:09:39 0
作者乙
こっちが楽しませてもらってんだから気にすんな
314 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 04:11:27 0
落ち着いたら楽しませてくれ
315 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 05:20:40 0
作者さん焦らずがんばって
316 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 05:36:03 0
更新待ってま〜す
317 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 06:42:30 0
あんたいい作者さんだからいくらでも待つYo
ほ
319 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 09:50:07 0
ほ
320 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 10:10:03 0
(´Д⊂
321 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 12:14:24 0
ze
322 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 13:41:46 0
亀ちゃんの亀ちゃん
323 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 15:05:51 0
n
324 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 16:51:57 0
ho
325 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 16:52:54 0
そろそろプールにピラニア放ってくるか
リd*^ー^)<ほ!
327 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 18:33:32 0
ze
328 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 19:52:10 0
リd*´-`) ん・・・♥
329 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 21:25:51 0
ho
330 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 22:32:11 0
ドキドキ
331 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 22:40:47 0
亀井の下半身はいやらしいな
332 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 23:27:13 0
ho
333 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 23:30:44 0
334 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 00:21:55 0
今夜はくるかな
335 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 00:26:11 0
336 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 00:34:18 0
ほぜーん
337 :
名無し募集中。。。 :2005/07/14(木) 01:05:22 0
甕
从*^ー^)<絵里が保全しますよ?
339 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 02:47:13 O
静香
このスレだけは落とさん
341 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 03:21:52 0
ho
ze
343 :
ノート男 SIDE男:2005/07/14(木) 04:36:03 0
亀井の前で立ち止まったけど直視出来ない
亀井風に言うと 『きまづい』
「・・・・・・・・・・・・・・」
何を言えばいいのかすら浮かばない
長い沈黙を破ったのは亀井の言葉だった
「・・・・・・どうして?」
えっ? 何が?
「・・・どうしてえりがこんな格好までしてんのにシカトするの?」
「えっ 別に・・・・」
「恥ずかしいんだよ?もーえり死んだ方がマシな位恥ずかしいんだから!!」
「・・・・だからってなんでオレに言うんだよ 別にオレ頼んでねぇし・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
あっやべ 言い過ぎたかな・・・ でもわかんないよ なんでオレに切れるんだよ
しかもそんなダサダサな格好して・・・ 訳わかんないって
「・・・・なんだよその格好 ダサいよ まるでオレの女版だよ
わかった なんかアレなの? 身体張ってオレの事からかってる?
前にも言ったけどさ・・・ もうオレにはかまわな・・・・」
「ばかぁぁぁぁぁぁ!!!!」
344 :
ノート男 SIDE男:2005/07/14(木) 04:37:00 0
突然の大きな声 亀井の肩はブルブル震えている
「なっ・・・なんだよ・・・」
「ばかばかばかばかぁ!!! コレ見なさいよ ヴァカァ!!!」
そういってメガネをはずして前髪を上げる亀井 あれ・・・ 眉毛が・・・
「今日のえり 眉毛描いて無いんだよ? 朝からずっと描かずに過ごしたんだよ?
これどういう意味か分かる?」
「・・・・なに?」
「眉毛わぁ・・・眉毛はえりの命なの!!その眉毛を描いて無いって事は命賭けてるって事なんだからっ!!!
わかんない? 今日のえりは本気なの マジなの!!わかりなさいよ!!」
「・・・・・意味わかんないよ なんでそんな事してんだよ」
「わかんないの? 本当にわかんないの? もう・・・・アンタって最低だよ・・・・もぅ・・・・」
グスッ グスッ・・・・
亀井泣いてる なんだよ なんで泣くんだよ オレなんもしてないってば
オレのせいなのか・・・・? 突然の涙にオレの頭は混乱する
「お おぃ 泣くなよ・・・悪かったよ・・・なぁ・・・」
「アンタ・・・ほんっに・・・ック エッエッ グスッ ・・・ばかぁ
もう・・・・・マジで だいっ・・・・嫌い」
『大嫌い』面と向かって言われたらさすがに効くな・・・・
胸の奥が痛い 本人の口から聞くのは相当ヘビーーーだ
345 :
ノート男 SIDE男:2005/07/14(木) 04:37:45 0
「・・・知ってる だからもうオレの事は構わないでくれよ」
「イヤ・・・・」
「なんだよ なんでだよ? ホントに勘弁してくれって・・・」
「・・・・好き だから ジャン バカで最低なアンタを 好き だから・・・」
「 えっ? 」
何? はっ? ちょ・・・ はぁぁ?
「ずっとずーっと気になってたの メガネでテンパーで暗い奴なのに 気になってた
で、きまづくなってから気付いた えりはアンタの事が・・・・」
「マジ・・・・・で?からかって・・・ナイ?」
「ばか・・・ アンタからかう為に なんでここまでハズイ事しなきゃなんないのよ・・・」
「まぁ な でも・・」
「今日のえり・・・ダサイでしょ?モサイでしょ?」
「まぁ 確かに」
「はっきり言うね・・・・」
「あっ いや」
「いいよ 本当の事だもん」
「でもなんで突然そんな格好・・・・」
「これが・・・ほんとのえりだからだよ」
346 :
ノート男 SIDE男:2005/07/14(木) 04:38:27 0
本当の亀井・・・ どういう意味?
「えりね 高デビュなんだ 茶髪もピアスもルーズも。中学まではダッサダサの子だったの。
帰宅部で暗くてクセ毛でメガネで・・・・ この見たまんまが昔のえりなの」
「・・・・へぇ」
「ネクラで地味でさ・・・・ちょっといじめられてたし・・・・
ただ学校と家の行き帰りの毎日 勉強だけしかする事なくてさ 勉強だけは出来てた
でもそんなえりでも恋をしたの 一丁前に好きな子がいた
で、卒業式に一大決心して卒業式の日に告白したの
その子はこんなえりでも話してくれたし優しかった みんなと変わりなく接してくれてた
だからきっとえりの事をその子も好きなんだって・・・・密かに思ってた」
「・・・・・・・・」
「でもその子に『俺さぁお前みたいな暗くてモサイ子無理だって〜勘違いするなよ〜』って笑って言われたの・・・
最悪の結末でしょ?それから春休みの間は必死で雑誌とか読んで髪型や服装やメイクを勉強した。
あいつをみんなを見返してやる!こんな自分とはさよならだって頑張ったの」
「亀井・・・・」
「だからさぁアンタの事が気になってた 昔の自分見てるみたいでさ・・・
でも卑怯なえりはアンタとの事みんなに知られたくなかった
いくら本当はイケメンでも 元のアンタを知ってる学校のみんなには知られたくないって思ってた
最低でしょ? えりを振った男の子よりもえりのした事は最低だった・・・・」
「・・・・・・・・」
347 :
ノート男 SIDE男:2005/07/14(木) 04:39:39 0
「だから今日この格好したの 昔のえり 本当のえりでアンタに本音でぶつかろうって決心したの
すっごく恥ずかしいし 思い出したくない 知られたくない過去だけど・・・・
そんな事よりも このままアンタに嫌われる事の方が 辛いから・・・」
「亀井・・・・」
「今まで本当にゴメン・・・ えりの事許してください」
深々と頭を下げる亀井 オレは突然の告白でパニクってる
亀井はオレの事が好きで オレの為にこんな格好をしている・・・
「・・・あ あの 謝るなよ オレも悪かったよ
なんか亀井みたいな可愛い子がオレに近付いてくるなんて信じられなくて・・・さ
オレってネクラだから卑屈になってたんだ オレの方こそごめん・・・
頭上げてくれよ なぁ 頼むから・・・」
亀井に近付いて肩に手をかけ 顔を上げさせる
近くで見た亀井は眉毛もナイ メイクもしていない グチャグチャの顔で涙をボロボロ流す ただの素朴な女の子だった
でもそれは今まで見た亀井の中で 一番可愛い 亀井絵里だった
「オレもお前の事気になってた ノートの為だけにオレを利用してると思ってたけど
でも それでもいいと思ってた ただのノート男でも毎日亀井と話せるならそれでいいと思ってた。
オレ オレもきっとずっと前から亀井の事が好きだったんだ」
「・・・・・・マヂで?」
348 :
ノート男 SIDE男:2005/07/14(木) 04:40:51 0
「うん 言えなくてごめん オレ嫌われてると思ってたからさ」
「嫌いじゃぁナイよぉ・・・」
「うん ありがとう オレマジで死んでもいいくらい幸せだよ」
目に涙をためて上目遣いで見る亀井がいとおし過ぎて オレは思わず抱きしめた
亀井絵里 小さくて可愛くて ちょっとヘンで生意気な女の子
「・・・・これって夢じゃないよな?」
「・・・・夢かもよ?」
フフッ と笑ってオレの背中に回された腕 グッと縮まる二人の距離
温かい ここにいる 亀井はオレの腕の中にいる そう実感した
街灯の下で抱き合う二人 なんかドラマみてーだな おい
風がサァーッと吹き抜けると亀井の髪がサラリと揺れて シャンプーのいい香りがした
・・・・・ん? 久々のこの感覚・・・ やヴぁい・・・
「・・・・ううっ」
「ん???」
「やば・・・・・い」
「どうしたの?」
「あのぉ そのぉ いやぁ」
「・・・・・!!!!!!!!きゃぁぁぁあ!!!!」
349 :
ノート男 SIDE男:2005/07/14(木) 04:42:16 0
亀井のお腹辺りに 突き出た元気一杯のオレの息子があたってしまった・・・orz
「もぉぉぉぉーーーーーーっ アンタなんかだぁいっきらぁいいいい!!!へんたぁい!!!!」
バチーーーーン!!!!!
右頬と息子がジンジンする でも顔はニヤニヤしてる
こんなオレってやっぱヘンタイですか?
「ごめん ごめんってば かめぃぃ〜〜〜」
肩をいからせてスタスタ歩く亀井を中腰で追いかけるオレ
まだまだ課題は山済みだ でも 今のオレは世界で最高に幸せだ
だってこんなに可愛い彼女が出来たんだから 万歳オレ!! 万歳ノート男!!
オレの青春は今始まった 亀井絵里という名の青春が
【完】
350 :
【新垣里沙 〜小さな恋の物語〜】:2005/07/14(木) 04:43:09 0
「バイバイ」と言って走り去ったけど なんか気になっちゃって
電信柱の陰から そっと二人を覗いていた私
なんだか嫌な予感はしてたけど それは大当たり
キミはあの子を抱き締めた なぜかその後ビンタ喰らってたけどね・・・・
もう暗くなった道を1人で歩く
「失恋しちゃぁったなぁ〜 泣いてもいいかなぁ〜・・・・」
ポロリと瞳から零れる涙
私 密かにずっとキミの事好きだったんだぞ ずっとずっと好きだったんだぞ
メガネでテンパーだけど バスケが上手くて 優しくって おまけに実はイケメンなキミの事が・・・ね・・・
「出遅れちゃった・・・・」
今度のハロ紺に誘って告白しようと思ってたのになぁ
まぁ でもキミの様子見てたら あの亀井さん?を好きなんだって 私は気付いてたけどね・・・
まぁ いっか 私には『娘。』がいる 安倍さんがいる ハロプロがある!!!
そうだ 泣いてなんかいられない!!!
早く帰ってヤフオクで監視中の娘。紺の最前チケ 必ず競り落とさなきゃ!!!
「恋愛戦隊 シツレンジャー!!!! 新垣里沙は負けないのだぁぁぁぁ!!!!」
【小さな恋の物語 完 】
351 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 04:43:21 O
・゚・(ノД`)・゚・。
352 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 04:46:40 0
以上で完結 最初2レスで諦めた俺だけど
みんなに励まされて完結させることが出来ました
しんどかったけどなんか楽しかったよ
今まで保全してくれた人 読んでくれた人ほんとにありがとう じゃぁね
ノート男 作者より
353 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 04:47:54 O
おつかれ
ポワポワしたよ
354 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 05:10:22 0
作者たん乙!
とても面白かったです。
355 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 05:47:32 0
乙〜
356 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 06:37:10 0
お疲れ様でした。
青春良いな〜
357 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 06:46:38 0
俺も実はイケメンかもしれないと思えてきたぞ!
358 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 06:50:51 0
付き合い始めてからの物語もキボンヌ!!
ノート男と亀に幸あれ。あと作者にも。
で、ガキさんに惚れたんだがどうしたらいい?
360 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 07:35:44 0
>>359 イケメンになってハロショに張り込めばいいと思うの
361 :
05004010867226_vg:2005/07/14(木) 08:20:26 O
>>359 激立した息子を
チュパチュパしてくれる
【完】
362 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 08:26:34 0
ラストのベタベタな告白でしめるのかと思ったらちゃんとオチつけてたのね
しかも下ネタでw作者さんおっつー!楽しく読ませていただいたよ
363 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 08:36:18 0
純愛とか青春だけじゃつまらんのだ
いやらし過ぎないエロと愛嬌のある間抜けな登場人物
ビミョウな切なさと要所におりこまれた笑い
その全てがかみ合っているからこそ面白い
364 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 08:49:22 O
乙でした
プリティーマン楽しかったです
ノート男は翌日からイケメンくんになったんだろうか?
そして『娘。』に溺れていくガキさん・゚・(ノД`)・゚・
365 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 08:55:28 0
乙でした
最高に楽しめました
がきさんはやっぱいい子だなぁ
367 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 09:08:51 0
がきさん萌え
368 :
05004010867226_vg:2005/07/14(木) 09:12:56 O
369 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 09:14:59 O
370 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 09:18:33 0
371 :
05004010867226_vg:2005/07/14(木) 09:18:36 O
>>365 貴方は愛がない
怒りを知らない
痛みすら知らない
傷つけかた
に美しさが無い
愛がない
372 :
05004010867226_vg:2005/07/14(木) 09:20:42 O
373 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 09:22:47 0
いや それは違うよ 気付かせてあげるのも愛さ
それがキミを傷つけたのならごめんよ
でももうここで終わりにしようぜ俺達
374 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 09:23:31 0
昼ドラ?
375 :
05004010867226_vg:2005/07/14(木) 09:30:10 O
そうだ僕たちは
終るのさ
待ってるよ
痛みが 苦痛が
心の痛みが..................................................................................................................END
376 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 09:32:26 0
(・∀・)つ目 オチャノメ!
377 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 09:50:15 0
きれいにまとめたな・・・よかったよ〜
378 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 09:53:01 0
379 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 10:10:55 0
感動した
正直反省している
380 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 10:13:10 0
ガキさんがテンパーめがねを推奨してたのは
イケメンだと皆に知られたくなかったからか
381 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 10:13:56 0
>>378いや375の人のは正直みなスルーしてるぞ
382 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 10:29:44 0
セプテンパー
しかし!キスひとつなかったのは不満だ!半剃りマン見てるにも拘らずにだ!誰かなんか書いてくれ・・・
>>380 ありのままの主人公が好きなだけで他意はないだろ。
…と最初は思ったが、よく考えると
>>380の言う事は一理あるよな。
がきさんにそんな計算は出来ないよ
がきさんはありのままの主人公が好きなだけ
386 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 12:07:54 0
完結か作者乙
しかしガキさん金持ちだな
>>386 たまに最前来た時には売って金にしてるんだろ。
さすがにグッズ転がしはやってないと思うが…
って言うか、ヤフオクは18未満は禁止じゃなかったか?
388 :
名無し募集中:2005/07/14(木) 13:31:40 O
作者よかったよ
389 :
名無し募集中:2005/07/14(木) 13:34:13 O
390 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 15:08:48 0
夏っぽくない天気なんだが・・・
391 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 16:29:15 0
392 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 18:00:21 0
更新&完結おつ!!
道重への報告とかを番外編として見てみたい・・・w
393 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 18:39:00 0
漏れも
>>392に便乗で。
・ガキさんと主人公の関係を詮索する(と思われる)亀と、主人公のやり取り
・その後の主人公&亀はどうなったか
(主人公はイケメンモードになるのか、亀は元に戻るのか)
を見てみたい。
ガキさん(´・ω・)セツナス
395 :
05004010867226_vg:2005/07/14(木) 20:20:19 O
続きは
もしも亀井絵里が
妹だったらスレで
396 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 20:38:26 0
今回はえりりんメインだったから次はガキさんメインがいいな
コンサで出会うとか
397 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 20:48:53 0
決めるのは作者様
とりあえず作者君臨まで保全してみる
398 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 21:46:30 O
君臨じゃなくて降臨だろ。
まぁこの作者さんには君臨する資格はあるがな。
399 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 21:57:24 O
作者様乙
感動したよ
400 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 22:01:33 0
401 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 22:21:12 0
ho
402 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 22:30:20 0
残業終わって帰宅して
今ごろ泣いた
403 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 22:52:08 0
さゆの顛末も書いてくれ
404 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 23:01:53 O
作者さんお疲れさま
405 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 23:05:28 O
>>403 たぶん違うとは思うが、あの空回りしまくりの作戦は、
実は亀井を好きなさゆが、主人公に亀井を取られないためにわざと失敗させようとしてたのかな?と少し思った。
深読みし過ぎかな?
406 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 23:32:40 0
ho
407 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 23:56:25 0
ze
408 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 00:13:57 0
nko
409 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 01:42:46 O
ho
410 :
【真夜中の校舎】:2005/07/15(金) 01:43:14 0
もうすぐ8月・・・自分の28回目の誕生日が来る。
正直今年に限って自分の誕生日なんてどうでもいいと思った。
去年までは特別に感じる大切な誕生日が、今年に限っては自分にとっては何も変哲も無いただの誕生日。
理由は明確だ。
3ヶ月前に長年付き合った彼女とついに別れてしまった。
思い当たる節はいくらでもある。
いや、むしろあり過ぎたくらいだ。
28にもなって定職に就いてない契約社員だし、就職活動しても面接して落ちた会社の数は30社以上・・・。
有名私大卒のはずだけど、売れない役者やってたからその間はフリーターと何ら変わりない。
おまけにモーヲタときたもんだ。
彼女に会う時間割いてコンサに行ってるようじゃ世話無いw
今にして思えば役者活動辞めた時かな・・・彼女が自分に対する愛が冷めてしまったのは。
何でこんなことに・・・人生の選択誤ったかなと、そんなことを考えてる毎日。
411 :
【真夜中の校舎】:2005/07/15(金) 01:46:13 0
そんなある日毎日2chの狼を覗くのが日課なんだけど、ふと心が温まるスレを見つけました。
それが・・・ここのスレです。
何か小説と言うよりは、ちょっと心温まる物語って感じがしてお気に入りかな。
そんなわけで自分が昔体験した話をちょっとだけここのスレに合わせて書いてみたいと思います。
【真夜中の校舎】
「暑いな・・・。」
今年は記録的な猛暑らしい。
毎年夏場はエアコンも効かない視聴覚室で部活してるんだけども、今年ばかりはどうも耐えられそうに無い。
よりによって高校3年の引退が迫った大会の時に。
自分は演劇部に在籍している高校3年生。
次の夏の地区大会の公演が最後になる。
412 :
【真夜中の校舎】:2005/07/15(金) 01:46:45 0
本当だったら4月で引退だけど、今年は新入部員が少なく3年生まで借り出される始末。
自分はいつもだったら舞台装置担当なのに、今回に限っては役者で出るハメになってしまった。
勿論地区大会から県大会、さらに関東大会から全国大会にまで進出してしまえば、その分引退が遅れることになる。
確か全国大会は年始だったよな・・・
そんなことを考えた時点でウチの演劇部がよくて県大会までしか行ったことがないのに、いきなり全国大会なんか行ける訳が無い。
それに自分の受験にもひびく訳だし・・・。
でもそれでも正直良いかなと思った。
その分アイツと一緒にいられる訳だから・・・。
視聴覚室の別室に当たる準備室でひとり台本を読んでたつもりが、
暑さのせいかついアイツのことを考えるようになってしまった。
そんなボーッとしてるときにアイツが声かけてきた。
「どう、台詞覚えた?」
413 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 02:04:11 0
なんかキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ガキさんクルー??
415 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 02:24:10 0
なんか事実は小説よりも奇なりなのキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
416 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 02:25:22 0
事実か?事実なのか?
作者さんがんばれ!
417 :
【真夜中の校舎】:2005/07/15(金) 02:29:50 0
「あ・・・亀井・・・。」
「さっき私の出るシーンの稽古が終わったから、個人練習付き合うよ。」
「悪いな・・・なんか。」
「いいの、いいの。それよりせっかく最後の最後で大役もらえたんだから、しっかりね!」
自分は恥ずかしい話、芸能界という世界に少なからずとも興味を持ってた。
だけどこんな片田舎の町から芸能活動なんてあり得ないし、だったらせめて芝居だけでも経験してみたいなと思って入ったのが演劇部だった。
更に恥ずかしい話、役者をやりたかったのに何故かいつも自分が担当するのは舞台装置ばかり。
手先の器用さが災いして、いつも役者やりたいと思っていても結局舞台装置担当に落ち着いてしまう。
そんな自分が最後の最後で役者に抜擢された。
主演とまでは行かないが準主演みたいな感じで。
またまた恥ずかしい話、3年生にて初めて本格的な役をやる訳だから、正直経験も何もあったもんじゃなく、
練習でいつもいつも後輩から突っ込まれているわけだから立場的にもしんどい。
そんな自分を見て同じ3年生の亀井はいつも声をかけてくれる。
「じゃ、やってみようか。」
418 :
【真夜中の校舎】:2005/07/15(金) 02:31:37 0
このシーンは台詞が凄く長い・・・1ページはまるまるあるw
一応相手役は亀井なんだけど、ここでの彼女は聞き役に徹しているため台詞はほんのちょっとだけ。
とりあえず台詞は頭に叩き込んであるはずだから、体当たり的に台詞を発してみる。
・・・しかし、ものの数行目で止められてしまった。
「ダメだよ、これじゃ会話として成り立ってないジャン。私の台詞聞いてる?
言葉と言葉の受け答えがしっかりしてないと、ただの朗読だよ、そんなの。」
「・・・ゴメン。」
毎回このシーンで自分はいつも顧問の先生に怒鳴られる。
かなり鬱だ。
「台詞覚えるのでいっぱいいっぱいでしょ。
覚えるだけだったら誰にも出来るよ。しゃべるのも誰にだって出来るよ。
それを踏まえた上で感情入れていくのが一番難しいんだから、もうちょっと台詞頭に叩き込んで。」
「・・・わかった。」
何時の間にか暑いという感覚すら忘れてた。
419 :
【真夜中の校舎】:2005/07/15(金) 02:37:12 0
ノート男さんの作品に感銘して、ちょっと自分も書いてみようかなという気持ちになってきました。
というわけで皆様どうか宜しくお願いします。
ちなみに自分は仕事の都合上、休みや出勤時間が不規則なので、
更新時間も不定期的な感じなりますので、ちょくちょく時間があればチェックして見て下さい。
420 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 02:46:54 0
421 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 02:53:29 0
楽しみに待っております
422 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 02:53:39 0
期待してる
がんばれ
423 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 02:59:56 0
ガキさんじゃなかったのかー!!orz
424 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 03:05:20 0
期待保全
425 :
【真夜中の校舎】:2005/07/15(金) 03:46:03 0
ってかこれ書き込むことに夢中ですっかり娘。コン申し込むのを忘れてた・・・_| ̄|○
連番相手にマジ申し訳ないことをした・・・。
なにやってんだよw
まずはリアルヲタ活動を優先しなさいよw
うああ師匠のスレがあああああああああああああ
428 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 05:25:13 0
乙〜
429 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 05:25:33 0
430 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 07:44:59 0
ほ
431 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 07:45:52 O
期待保
432 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 08:41:35 O
新しい作者さん。期待してます
がんばれ
作者さん乙です
オクって下さい
新作キタコレ
作者さんガンガレ!
2ch狼は作者さんを応援しています!!
435 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 12:08:30 0
期待保
436 :
【真夜中の校舎】:2005/07/15(金) 12:10:44 0
本番まで3日後・・・
明日はリハ、明後日は会場まで荷物を搬入しゲネリハを行う。
時間は今日までしかないのだ。
「明日が最後のリハか・・・。」
部活の帰り道、ぼんやりと夜空を見つめながらそんなことを呟いてしまった。
隣には余裕な表情を見せる亀井。
「大丈夫だって。」
何を根拠にそんなこと言ってんだよ・・・。
そう思いながらも卑屈になりすぎてしまっている自分がいた。
でも、正直この重圧から逃れたい。
役者やることがこんなプレッシャーになるくらいだったら、舞台装置のままで良かったかな・・・みんなにも迷惑かかんねえだろうし。
そんなときに亀井が話し掛けてきた。
「ねえ、もうすぐ誕生日だよね。」
「ん?ああ。」
「無事に18年過ごしてきた?」
437 :
【真夜中の校舎】:2005/07/15(金) 12:11:40 0
自分は亀井がいきなり突拍子も無いこと聞いてくるもんで、その内容をなかなか把握出来ずにいた。
でも、とりあえず・・・訳判らないけど、今こうして無事に自分がいるわけだから、ここはとりあえず「ああ。」と軽く答えておいただけだった。
「そっか、それなら大丈夫だよ。きっと乗り越えられるから。」
勿論このときの自分も最初亀井が何でこんな事を言っているのかが判らなかった。
だけど後々になってそれがとても重い言葉だったとはまだ想像だにしなかった。
ときどき亀井はヘンなことや意味不明なことを口走ったりするが、自分は亀井のそういったところが結構好きだったりもする。
いつも部活が終わった後、こうして帰り道・・・というかバスの方向が同じなので途中まで一緒に帰っている。
自分は一日の中で一番楽しい瞬間でもある。
亀井とは正直部活の中での付き合いでしかない。
クラスは一緒になった事は無いし、プライベートでも一緒になって遊んだ事が無い。
そんな亀井と唯一一緒になれる瞬間がこの帰り道。
438 :
【真夜中の校舎】:2005/07/15(金) 12:12:49 0
だけどその帰り道もあと少ししたらもう終わってしまうのが何より悲しい。
何か本番が近いというのに、いろいろなことが頭の中を横切る。
ちょっと・・・いや、かなり切ない。
バス停に着いた。
終バスももうすぐ来る。
それまでは普通に地区大会の事、今の稽古のことなど、部活中心で話してたことに対して別の感情が徐々に出てきた。
帰りたくないな・・・。
もうちょっとだけ亀井と一緒にいたかった。
亀井はそんな自分の気持ちを知らずに相変わらず、自分の演技に対する指摘ばかりしてくる。
しょうがないか・・・学年は同じでも1年の時から先輩差し置いてずっと役者やってたからな、そこだけは自分にとっては先輩だ。
亀井は可愛いせいかやはりヒロイン受けがいい。
しかも独特の透明感があり、固定的なイメージが湧かないのだ。
つまりはどんな役に対してもクリアに受け止められる才能があるのだ。
自分も亀井のような才能があればな・・・そう思っているうちにバスがきた。
439 :
【真夜中の校舎】:2005/07/15(金) 12:14:13 0
「どう、わかった?」
「へ?」
しまった・・・頭の中をいろんな感情が横切りすぎて、亀井の話をあまり聞いていなかった。
とりあえず適当に合わせとけw
「いや・・・正直頭では理解してても、体の方がね。もうちょっと亀井に練習見てもらえる時間があればなって思うよ。」
「そう・・・。」
「でもリハは明日だし、そんな時間無いしな。亀井も明日は大変だからとりあえず自分のことは自分で何とかするよ。」
「力になれなくてゴメンね。」
「いいって。今までありがと。」
(今までか・・・)
亀井がふとこぼしたその言葉はバスの騒音で、その先何て言ったか聞き取れなかった。
終バスが来た。
目の前で止まる。
ドアが開き乗り込もうとするそのとき、袖が何かに引っかかった感触を感じた。
いや・・・引っかかったんじゃない、亀井が自分のYシャツの袖を引っ張ってたのだ。
「練習・・・していく?時間がくるまで。」
気がついたら終バスはとっくに過ぎ去っていた。
バス停には自分と亀井の2人だけがそこにいる。
440 :
【真夜中の校舎】:2005/07/15(金) 12:29:53 0
とりあえず今日はここまで。
でも今日は仕事が休みなんであともう1回更新やるかもしれません。
週末は仕事で忙しいので、最初のうちに載せられるとこは載せておきますね。
441 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 12:33:16 O
作者さん乙です
袖を引っ張るえりりん、その仕草にキュンとしますね
続きが楽しみです
青春の一ページ
乙でした
>「練習・・・していく?時間がくるまで。」
甘酸っぱいなー
444 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 16:12:04 0
ho
445 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 16:37:39 0
挿入はありますか?
446 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 18:07:35 0
ze
447 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 19:15:04 0
nn
作者さん乙です。
えりりんの漏らした何気ない一言、何か嫌な予感がします…
この予感が当たらない事を祈りつつ、応援続けていきたいと思います。
449 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 20:21:43 O
つづけ
ドキ(・∀・)ドキ
451 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 20:56:14 0
ワク(・∀・)ワク
ho
453 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 22:38:19 0
ほ
454 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 22:55:29 O
ぜ
ん
ho
457 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 01:00:11 O
ほ
458 :
【真夜中の校舎】:2005/07/16(土) 01:04:26 0
しばらくの間沈黙が続いた。
ようやく自分が口を動かせたのはそれからしばらく経ってからのこと、「どうして・・・」という一言だけだった。
「どうして・・・。」
「練習・・・したいんでしょ?」
「ああ・・・。でも、でもどうして終バス逃してまで・・・。」
「どうしてだろうね。ねえ・・・一旦学校に戻ろうか。」
そして、自分たちは行った道を戻るかのようにしてまた学校の方へ足を向けていた。
また妙な沈黙が続く。
自分はこの不思議な空間にただただ黙って下をうつむくだけだった。
練習だけでなんで終バスに乗らなかったんだろう?
ひょっとしたら亀井も自分のこと・・・。
微かな期待のみが心臓の鼓動を早くする。
その鼓動に駆られてか、思わず亀井に話し掛けてしまう。
「なあ、亀井。」
「ん、何?」
459 :
【真夜中の校舎】:2005/07/16(土) 01:29:51 0
「その・・・両親に連絡しなくていいのか?いくらなんでも心配するだろ。」
「そうだね。連絡しとくか。」
「何て言う?」
「テキトーに友達んち泊まるって言っとくよ。」
「俺もそうするわ。」
それからしばらくして近くにあった公衆電話からお互いの家に連絡した。
まあ大会が近いということもあり、部長の家でミーティングしながら泊まるといった感じで納得してもらえた。
「うん・・・そんな感じで。じゃまた連絡するね。」
「大丈夫だった?」
「うん。じゃ、行こうか。」
それからしばらくして亀井がまた話し掛けてくる。
「ほんとはね。」
「何?」
460 :
【真夜中の校舎】:2005/07/16(土) 01:31:08 0
「普通にこのまま夏休みが終わったらなんか厭ジャン。」
「どうしたんだよ、急に。」
「今度の地区予選って、夏休みの最後に当たるわけじゃん。部活の合間に夏休みの宿題にとりかかったりで・・・
正直アタシも息詰まりそうなんだよね。自分の時間が全く取れないし、帰る時間もいつも終バスだったりとかさあ・・・。」
「・・・・・。」
「だから最後くらいはちょっと遊びたいなーって思うわけジャン、何か。」
そのとき急に亀井が悪戯っぽく上目使いで自分のことを見てきた。
何か誤魔化そうとする時はいつもこうだw
普通に聞けば「アレ、自分の練習は?ダシにされてんの?」
と思うような内容かもしれないが、そんなことはどうでもよかった。
「遊ぶって何を?」
「真夜中の校舎って何か面白そうじゃない?」
そういえば去年の合宿を思い出す。
去年、学校で合宿をやったときはこんな感じで同級生のみんなと一緒に合宿所から抜け出して、
夜の校舎を探索ながらいろんな話したっけな。
そのとき亀井がいつも以上にはしゃいでいたのを思い出した。
461 :
【真夜中の校舎】:2005/07/16(土) 01:31:49 0
遊ぶ場所と言って学校と聞くと???って感じかもしれないが、いつも部活ばかりで時間も無く
しかもこんな田舎町じゃ、遊び場と言えば海と学校しかなかった。
実は真夜中こうして学校に侵入するのも今回が初めての事じゃないし、
いつもは授業をサボる場所として部室兼視聴覚室を利用している。
視聴覚室の大画面でスーファミやったり、洋楽のライブビデオ観たり・・・時には野郎揃ってAV鑑賞会ってのもあったw
だからこの時期たまに同級生同士で、普通に部活に帰るふりをしてそのまま学校に残って花火やったりとかはあった。
ただ今回違うのは・・・他の同級生のほとんどが学業優先というか受験の為に部活には参加していない。
つまりは・・・自分と亀井、2人だけ。
「ゴメンね、何かこんな時間に付き合わしちゃったみたいで・・・。」
「いいって、別に。」
462 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 02:03:39 O
ワクワクドキドキ
463 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 03:13:12 0
期待保
乙
公衆電話とかスーファミとか(・∀・)イイネ
465 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 05:43:35 0
なんか来てるー
466 :
名無し募集中。。。 :2005/07/16(土) 06:47:17 0
ノノ*^ー^)<ぉぁょぅ。保全>(´D` 从
467 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 08:18:28 0
捕手
468 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 09:50:28 0
投手
469 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 10:44:49 0
スト2
470 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 12:05:36 O
期待
471 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 13:47:31 0
大
472 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 15:09:13 0
便
473 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 15:41:14 0
宜上
ほぜん
475 :
【真夜中の校舎】:2005/07/16(土) 17:50:30 0
校門はもう閉まっているので、裏門から入ることに。
自分が先にバックを門の向こう側に放り投げ、上からよじ登って降りた。
続いて亀井。
亀井も同じようにバックを放り投げ、自分が上手くそれをキャッチする。
門をよじ登る亀井。
最初に足をかける時点で亀井のふとももがちょっとはだけて見える。
スカートが短い分、適度な太さも持ち合わせているため、たまに亀井のスカートの中身を何回か拝見してしまうことがある。
だけど今は深夜ということもあり、その部分に関してはよく確認出来なかった・・・残念!
そして身長に門から降りた後、荷物を亀井に渡す。
「どこ行こうか?」
迷わず自分は答える。
「プール行くぜ!」
「よっしゃー、プールへレッツラゴー!ついて来い!」
何だよ・・・そのレッツラゴーって・・・。
去年も深夜にプール行ったっけ。
あの時は無理矢理侵入して、プールのドアの鍵ぶち壊して超焦ったな。
走る亀井。
それに続く自分。
476 :
【真夜中の校舎】:2005/07/16(土) 17:52:30 0
とりあえずまた鍵をぶち壊すのはヤバイので、ブロック塀からよじ登る事に。
自分は体育倉庫の近くに置いてあった脚立を持ってきて、ブロック塀から侵入する。
続いて亀井。
無事にブロック塀をよじ登り、プールサイドにたどり着くことが出来た。
自分は真っ先にプールの温度を確認する。
「どう?」
亀井が聞いてきた。
ここんとこ熱帯夜だったせいか、水温もこの時間だというのに冷たくなくむしろちょうど良い。
「ちょうどいいな!」
そう決まったら、おれはYシャツとズボンを脱いで思いっきり飛び込んだ。
言わばパンツ一丁状態。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっ!!!!」
それまで静寂だったプールの水面が激しく波立つ。
「ちょっと、気が早すぎー!」
亀井のその言葉はもはや自分の耳に届いていなかった。
水中下。
真夜中のプールは視界ゼロの状態。
宇宙にいる感覚ってこんな感じかな・・・でも凄く癒される何かを感じる。
477 :
【真夜中の校舎】:2005/07/16(土) 17:53:20 0
自分もまた相当プレッシャーにやられていたのかな、地区大会が終わるまで芝居に集中したいと思っていたのに。
息が続く限り水中に潜ってみる。
頭の中ではいろいろなことが脳裏を横切ってくる。
亀井は―――――――――――
そう考えた瞬間、亀井のことをすっかり放置してしまった。
水面から顔を出すと、亀井がルーズソックスを脱いでいた。
478 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 18:06:22 0
(;´Д`)ハァハァ
イィ━━━━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━━━━!!!
480 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 18:32:14 0
つ、続きを
ドキドキワクワク
482 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 20:30:59 0
更新乙〜
483 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 20:46:44 O
(;゚∀゚)ンデンデ?
484 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 21:29:16 0
ho
485 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 22:27:41 0
ze
486 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 22:30:08 0
別に亀井でなくてもよかったんじゃね〜の
ここ亀井スレなの?
487 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 22:37:56 0
488 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 22:58:48 0
489 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 23:02:25 0
まあまあケンカなさんな
490 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 00:07:01 0
まったり亀ちゃんおかずにオナニーでもしようぜ
491 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 00:14:22 0
492 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 00:25:45 0
ho
493 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 00:56:16 0
だんだん部分的になっていくな・・・
494 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 01:00:40 0
梅雨が明けてからお盆過ぎまでの1か月足らず
夏は短すぎる
だからこそこんな切ない物語も生まれてくるんだよね・・・
495 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 01:19:14 O
ルーズソックスを脱いで…(;´Д`)ハァハァ…
496 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 01:30:01 0
前スレ読んだぞ(読まなきゃって思ってたんだけど
やっぱ亀井スレじゃないじゃん(ハロプロメン
どうせ名前だけなら高校3年生で違和感ない子にすれば良かったのに
497 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 01:45:47 0
このスレの場合そんなのどうでもいいんじゃ?
ヲタだけが理解できる小説が読みたいだけで
498 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 02:10:12 0
亀か新垣の2択なら亀なのは必然
499 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 02:18:06 0
こっちは亀担当
500 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 02:35:43 0
ze
501 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 03:35:49 0
n
( -e-)
503 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 06:30:26 0
おはho
504 :
名無し募集中。。。 :2005/07/17(日) 06:43:40 0
ノノ*^ー^)<ぉぁょぅ。>(´D` 从
505 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 07:55:51 0
ho
506 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 07:57:38 0
えりりんがプール入るとみんなに遷っちゃわない?
507 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 09:08:58 0
ギャー
508 :
【真夜中の校舎】:2005/07/17(日) 09:29:44 0
今夜勤から帰ってきた作者です。
今日はまた夕方から明日の昼まで勤務がありますので、ちょっと仮眠とってまた更新したく思います。
自分自身何故にえりりんを使っているのかと言うと
物語の中でもちょっとだけ説明が出てきますが、とても透明感があり
どんな色にでも染まる事が出来そうな演技が出来る子として見ています
本当ならキャラクターを当てはめるべきなんですが、どんなイメージでも
違和感無くこなせそうなえりりんにしてみました。
あとはやっぱスレタイのことも考えてですがw
今後の展開ですが最初は登場人物はこの2人のみで考えていました。
だけどそれだけではちょっとアレなんで、サプライズ的に登場させてみようかなと考えてます
ちなみに自分の推しは川o・-・)ですが、
基本的にゴロッキのみんなは全員大好きですね
作者乙です
確かにえりりんはしっくりくるね
楽しみに更新待ってますノシ
作者さん俺と推しがまるっきり一緒だわ
乙です
川o・-・)推しの作者さんを応援します
亀井さんと新垣さんが同じチームなんですけど
513 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 12:24:03 0
ho
ze
ze
516 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 13:27:16 0
n
オナスレも最近新亀ネタだね
夜勤お疲れさまho
518 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 15:37:34 0
起き抜け保
519 :
【真夜中の校舎】:2005/07/17(日) 16:24:54 0
スイマセン・・・仮眠のつもりがついつい爆睡してしまいましたw
これから出勤なので、また明日の夕方か疲れていなければ昼に更新したく思います。
申し訳ないm(__)m
520 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 16:26:11 0
キニスンナ イテラ
仕事ガンガレ
ここはどうにか小ネタでつなぐんだ!
プールでパンツ忘れた・なくした率はどのくらいなんだろうなw
ho
525 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 18:57:44 O
キャメが忘れたパンツを拾った俺
526 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 19:42:23 0
くれ
527 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 20:26:42 0
ze
528 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 21:31:34 0
n
529 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 22:34:03 0
ho
530 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 23:19:08 0
z
531 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 23:57:57 0
保全Z
532 :
名無し募集中。。。:2005/07/18(月) 00:38:24 O
ho
533 :
名無し募集中。。。:2005/07/18(月) 01:22:06 O
ly
534 :
名無し募集中。。。:2005/07/18(月) 02:12:24 0
えりりん
( -e-)
537 :
名無し募集中。。。:2005/07/18(月) 06:50:25 0
本当にプールの季節だな
朝っぱらから暑い
ほ
539 :
【真夜中の校舎】:2005/07/18(月) 09:33:20 0
「いっくぞおおおおおおおおおお!」
「え?」
そう叫ぶと亀井は制服のままで飛び込んできた!
――――――――――――――――――――
あたり一面大きな水しぶきが舞う。
まさか制服のままで飛び込んでくるとは思わず唖然とした。
そして勢いよく水面から顔を出す。
「アタシも我慢出来ないから入っちゃったよ。」
「我慢出来ないって・・・着替えなんて持ってきてないのによく飛び込んだな・・・。」
「どうせ夜なんだし、気にしない、気にしない。」
そう言うと亀井はクロールで端の方まで泳ぎ始めた。
540 :
【真夜中の校舎】:2005/07/18(月) 09:35:34 0
自分も亀井に続こうと思ったが、トランクスだと水の抵抗もあって脱げやすいw
その点亀井は制服のままだというのにとても優雅に泳ぐ。
泳いでいると言うよりは、そう見えるのだ、自分にとっては・・・。
そんな亀井をしばらく眺めていたら
「ねえ、もう泳がないの?」
「何か思ってた以上に体が疲れてたよ、ちょっと休むわ。」
「いいからこっち来なよ、潜るだけだったら別に疲れないでしょ?」
潜るだけ?
亀井が何を企んでるのかは知らないけど、あえて釣られてみる。
「何?」
「いいから潜ってみて、目を開けて仰向けで上の方を見てて。」
「目開けるの?」
「うん。」
541 :
【真夜中の校舎】:2005/07/18(月) 09:36:56 0
正直水中で目を開けるのは苦手なんだが、まあ亀井がそう言うんであればそうしておこう。
すると亀井は「見ててね」の一言だけ言って水中に潜った。
自分もそれに続く。
とりあえず自分はプールの底に背中をつけるような感じで、そのあと水面を見てみた。
すると先ほどは気がつかなかったのだが、水面付近が照らされていてとても明るい事に気付かされる。
満月か・・・。
そういえばなんかの本で読んだな、漫画だったけかな。
月は綺麗だけど、自分で光っているわけじゃない
月はただ太陽を映しているだけで、太陽が無かったら月は光る事も出来ない
だけど不思議な事に月は見た目の大きさだったら太陽と一緒で
人が昔から月を見て心を動かされるのは、月の囁きが聞こえるからである
542 :
【真夜中の校舎】:2005/07/18(月) 09:37:26 0
僕を照らして。
僕はここにいる―――――――
僕は太陽(キミ)がいなかったら生きていけない。
自分もまたそうなのかな。
ふと走馬灯のように昔の記憶が呼び戻される。
543 :
【真夜中の校舎】:2005/07/18(月) 09:40:01 0
昨日職場でいきなり海行こうと誘われたので、今日これから海に行ってきます。
夜勤明けなのが辛い・・・。
帰ってきてからまた更新します。
544 :
名無し募集中。。。:2005/07/18(月) 09:55:34 0
更新キテター
気をつけてイテラ
更新乙
海 いいなぁ 海
俺も海行きてぇぇぇぇぇぇ!!
546 :
名無し募集中。。。:2005/07/18(月) 12:05:59 O
更新乙
白浜ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
更新乙
日焼けに注意してな〜
更新乙
月が光らないのは知ってて欲しいなと変なところに突っ込んでみる
亀井が知らないっていうのなら納得するけどw
549 :
名無し募集中。。。:2005/07/18(月) 14:22:16 0
キャ
メ
ゐ
>>352 今更ながら乙
告白のシーンに感動した
そして進行中の作者に期待
制服のままプールってことは透けブ(ry
えりりんはブラなんていらないだろ
556 :
名無し募集中。。。:2005/07/18(月) 21:11:34 O
それは聞き捨てならないな
557 :
名無し募集中。。。:2005/07/18(月) 21:36:57 0
もうすぐプール開きで嫌だ・・・私胸小さいし
>「いいから潜ってみて、目を開けて仰向けで上の方を見てて。」
>水面付近が照らされていてとても明るい事に気付かされる。
白か・・・。
エロ妄想してしもた orz
懐かしいw
えりりんがノーブラだったらいくら俺でも絵里ニーする・・・
562 :
名無し募集中。。。:2005/07/18(月) 22:39:45 0
キモ
ノノ*^ー^)
564 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 00:29:30 0
ほ
( ・e・)<
>>565 ガキさんどうしたんだガキさん。
新メンの不満でもあるのか?
567 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 05:32:07 0
ze
568 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 07:22:39 0
おはほ
569 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 09:22:40 0
ほし
ho
ze
572 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 13:02:01 0
n
ho
574 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 14:44:04 0
えりりん
575 :
【真夜中の校舎】:2005/07/19(火) 15:10:54 0
入部当初。
もともと芝居に興味があるというのもあったが、中学の時仲の良かった先輩が奇遇にも演劇部で部長をやっていたということもあり、
誘われるまま見学という形で芝居の練習風景をずっと見ていた。
その時演劇部は新入生歓迎公演を行っており、ドラマの脚本化で有名な三谷幸喜の作品で芝居をやっていた。
その日たまたまリハを行う日でもあったので、幸運にも自分と一緒に誘った友人は芝居を一通り最後まで見ることが出来た。
公演のタイトルは「天国から北へ3キロ」といって、ドラマでは確か中井貴一と鷲尾いさ子がやっていたような気がする。
話の内容は不慮の事故から死んだ彼女が、自分の死を認めたくないあまりに、天国に行く事を拒否する。
自爆霊のような存在で彼氏の傍らにいるものの、彼氏は彼女の存在に気付く事も無く、ただただ時間だけが過ぎ去っていく。
天使はそれでも何とか彼女を天国に行かせようとするが、彼女にとっては彼氏の存在が気になって仕方が無い。
ついにはふとしたことから、彼氏が幽霊となった彼女の存在に気付いてしまう。
姿形は変わっても、また再び恋人としての関係に戻ってしまった2人に天使は頭を悩ませる。
そこで天使は最後の手段として“ある人物”を天国から呼び寄せ、再び彼女の説得を試みるのだが・・・。
自分は最初2時間もののドラマで放映されていたのを知っており、ストーリーの内容はだいたい判っていた。
だからこそどうしても比較してしまうような視点があったのは事実である
中学の時に見た演劇部の公演なんて学芸会の延長線上でとても最後まで見ていられなかったのを覚えている。
だから正直高校の演劇なんてのも多少なりともそういった要素での固定観念があった。
それは一緒にいた友人も同じだったであろう。
576 :
【真夜中の校舎】:2005/07/19(火) 15:14:07 0
リハ終了後―――――――――――――――――――――――
しかし、実際に自分たちが見た先輩達の芝居はまさに演劇と呼べるそのものだった。
単にレベルが高いとか、そういう次元の話ではなく、純粋に感動したのである。
勿論脚本の力もあるだろうが、それ以上に自分らと対して年も変わらないような高校生が数人集まっただけで
ここまで完成度の高い芝居作りが出来るのかというところに圧巻された。
そんな訳で自分は入部を希望し、同じく一緒にいた友人も即座に入部を希望した。
これは後からの話になるが、最初自分が誘った時に厭々付いて行った友人がまさかこの後に部長になるとは想像もしなかった(笑)
それから自分らは他の1年生よりも早く先輩達の公演の手伝いをすることになり、公演日まで夜遅くなる毎日が続いた。
だけどそれに対して苦に感じる事は無かった。
どんなに厳しくてもみんなで何かを作り上げるこの空間というのに一喜一憂していたような気がする。
577 :
【真夜中の校舎】:2005/07/19(火) 15:14:54 0
公演日当日は受付や道具の出し運びの手伝いといった雑用程度だった。
仮入部から1週間、公演終了に至るまで手伝いだけの活動でしかなかったけど、それでも自分にとってはかけがえの無い1週間だった。
公演終了直後は袖裏で先輩達が泣いていた。
3年生の先輩にとってはこれで最後の事実上引退公演となるわけである。
自分も思わず先輩達に混じって泣いてしまった。
新入生歓迎公演から数日後―――――――――――――――――――――――――――
公演の片付け、それに伴う部室の大掃除も終わり、今日から改めて1年生を視野に入れた練習がスタートする。
そんな自分は早まる気持ちを抑えきれず、部室・・・というか練習場でもある視聴覚室に1番のりで入った。
まだ誰も来ていないことを確認し、とりあえずかばんの中に入ってたジュースでも飲んで時間を潰そうかなと思っていたその時、
見知らぬ女の子2人がドアをノックしてきた。
見ると雰囲気からしていかにも同じ1年生である事は用意に想像出来た。
ああ、入部希望か見学を希望してきたのかな。
そう思ってドアを開ける。
578 :
【真夜中の校舎】:2005/07/19(火) 15:15:53 0
「はい。」
「あ、あの・・・ここは演劇部の練習場で宜しいでしょうか?」
「はい、そうですが・・・。」
「あの・・・私たち入部を希望したいんですが・・・。」
自分のことを先輩だと思っているのだろうか、やけに丁寧口調である。
でもそれ以上にこの2人が結構可愛かったので、ちょっと見とれてしまった。
ひとりは・・・アヒル口の笑顔が可愛い、やけにクネクネした感じの女の子。
もうひとりは・・・髪を左右に2つに縛り、前髪はまだそのときは無かった。凛々しいまゆ毛が印象的だったのを覚えている。
その時自分はまったく気付かなかったが、それでもこの2人がこの公演を見に来ており、
そして自分と同じように感動して入部した1年生のひとりでもあったことは事実だ。
名前は亀井絵里。
もうひとりは・・・もう今はここにはいない新垣里沙。
これが自分たちの初対面だった。
579 :
【真夜中の校舎】:2005/07/19(火) 15:35:06 0
ども、作者です。
昨日は海に行ってきました。
女:5 男:2での海はなかなか楽しかったです。
行ってヨカッタ〜
というわけで出勤してきますw
580 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 15:40:25 0
更新乙です
581 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 15:41:49 0
更新乙
海楽しそうだな〜いいね〜
仕事かんばれ〜
582 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 16:35:28 O
更新乙です。
ガキさん…(ToT)
583 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 17:02:39 0
自爆霊ワロス
584 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 18:13:15 O
5:2で海(´・ω・`)ウラヤマシス
585 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 19:30:42 0
くそー
586 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 19:52:55 0
ho
587 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 20:15:16 0
ガキさんチーン
>>579 そういう事いうと人いなくなるからやめた方がいいよ
天国から北へ3キロテラナツカシス
590 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 21:00:06 0
美貴様おしおき更に強化特訓中
| ノノ_,ハ,_ヽ
|__((∩川VoV)ノノハヽ
/ ミ ☆⌒とノ 川 ;’ー’;) <ひどいやよ・・・
/ (__ノ(^)(^)、__つ 、つ
../ ペンペンッ!
| ノノ_,ハ,_ヽ
|__((∩川VoV)ノノハヽ
/ ミ ☆⌒とノ 川 ;’ー’;) <ひどいやよ・・・
/ (__ノ(^)(^)、__つ 、つ
../ ペンペンッ!
| ノノ_,ハ,_ヽ
|__((∩川VoV)ノノハヽ
/ ミ ☆⌒とノ 川 ;’ー’;) <ひどいやよ・・・
/ (__ノ(^)(^)、__つ 、つ
../ ペンペンッ!
| ノノ_,ハ,_ヽ
|__((∩川VoV)ノノハヽ
/ ミ ☆⌒とノ 川 ;’ー’;) <ひどいやよ・・・
/ (__ノ(^)(^)、__つ 、つ
../ ペンペンッ!
| ノノ_,ハ,_ヽ
|__((∩川VoV)ノノハヽ
/ ミ ☆⌒とノ 川 ;’ー’;) <ひどいやよ・・・
/ (__ノ(^)(^)、__つ 、つ
../ ペンペンッ!
| ノノ_,ハ,_ヽ
|__((∩川VoV)ノノハヽ
/ ミ ☆⌒とノ 川 ;’ー’;) <ひどいやよ・・・
/ (__ノ(^)(^)、__つ 、つ
../ ペンペンッ!
591 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 21:27:09 O
更新乙
5:2の海とかありえ(ry
592 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 21:30:07 0
女:姉+姪1+姪2+姪3+嫁
男:義兄+俺
は普通にある
自爆霊が激しくツボでしたw
594 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 22:05:44 0
ho
演劇やってた俺にとってはまるで自分の高校時代を見るかのようだ
596 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 23:28:14 O
>>588 作者に嫉妬して住人が居なくなる?
んな阿保な( ´∀`)
597 :
名無し募集中。。。:2005/07/19(火) 23:38:42 0
ze
598 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 00:26:30 0
ほ
599 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 01:52:57 0
ho
600 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 02:13:17 0
落ちた?
601 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 02:13:44 0
602 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 02:24:32 O
というか狼では作者が自分語りをすると読者が離れる傾向がある
603 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 05:15:15 0
ze
あ
605 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 07:49:31 0
7Pしたかだけ教えてくれ。
606 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 09:28:12 O
ででんでん
607 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 12:04:42 0
ho
608 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 12:50:22 0
609 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 12:53:26 0
狼に限った話ではない
どこもそう
ho
611 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 15:35:10 0
ho
612 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 15:38:28 0
亀亀
613 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 16:41:47 0
ze
614 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 16:43:50 0
615 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 17:56:20 0
「あの・・・お名前は・・・。」
「亀井・・・1年3組の亀井絵里と言います。」
「あ、私は・・・私も同じ1年3組の新垣里沙と言います、ヨロシクお願いします!」
「いや、そんな敬語使わなくてもいいよ、同じ1年生なんだから。」
「え、そうだったの?」
「うん、同じ1年生同士なんだし。・・・先輩達来るまで待ってる?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
当時亀井は1年生の間ではかなり有名だった。
その可愛さもさることながら、まったく飾らない性格は男子達に凄く人気があった。
中学時代では登下校の間に同じ中学の先輩や他校の生徒からよく交際を申し込まれたらしい。
そんな感じだから入学当初は彼女を見ようと廊下に集まった男子達で凄かった。
勿論当然入部した当初も彼女目当てで入部した輩が少なからずともいた。
ただそんな男子達にとって不思議な存在でもあったのが、浮いた話が彼女には何一つ無いということだった。
中学からそんなに人気があったのにも関わらず誰かと付き合っているという話も無く、
クラスではいつも新垣や道重と3人で一緒にいるイメージが強かった。
新垣はどちらかと言えば異性はもちろんの事同姓からも好かれていた印象があり、
その明るく裏表無いような性格というかキャラクターでみんなから人気があった。
教室は勿論の事、部活でもみんなをよく笑わせてくれたなという思い出が多い。
自分もまたそんな明るい新垣の性格が好きで、部活で落ち込んだ時とかは自然と新垣の傍にいることが多かったような気がする。
まさに太陽のような存在、それが新垣里沙。
入部して間もなく自分と、後に部長となった友人、亀井、新垣の4人で行動することが多くなった。
たまたまだが4人ともバス帰る方向がみんな一緒ということもあり、部活帰りにマックに寄ったり
みんなでカラオケに行ったり・・・今にして思えば自然と仲良くなれるような環境だったなと実感する。
616 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 17:59:51 0
入部してから間もなく夏の大会に向けての稽古が始まる。
それまでは和気藹々と活動していた部活動にも緊張感が走り、練習が本格的にスタートしてからは先輩達も一変して厳しくなる。
亀井は中学の頃から演劇部で活動していたという経験としてのプライドを潰され
太陽のような新垣から笑みが消える瞬間も多々あった。
そんな自分は物投げられてばっかだったような気がするw
TVで見るような某演出家ではないが、台本から上履き、椅子や小道具に至るまで投げられるものは全て投げられた
亀井目当てで入った輩はだいたいここで消えていった。
自分らも4人で帰りがけのマックでいつも泣いていた。
誰が慰め役になるわけでもなく、ひたすら泣く事で少しは気も和らぐ。
そしてまた明日から厳しい練習が始まる。
毎日この繰り返し。
それでも不思議と辞めたいと思ったことは無い。
むしろここまで痛い思いをしている訳だから、みんなで本気で全国行ってやろうという気持ちがそこにはあった。
自分たち4人に限った事では無く、それは同じ1年生みんなが共有している思いに近かった。
そんな自分らはいつしかみんなで日誌を回すことになった。
嬉しい出来事があったらみんなで共有し、辛いことや悲しいことがあったら慰めることでそれを半分にしていこうと。
そんな感じで自分たち1年生の結束は高まっていた。
617 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 18:01:45 0
入部してから間もなく夏の大会に向けての稽古が始まる。
それまでは和気藹々と活動していた部活動にも緊張感が走り、練習が本格的にスタートしてからは先輩達も一変して厳しくなる。
亀井は中学の頃から演劇部で活動していたという経験としてのプライドを潰され
太陽のような新垣から笑みが消える瞬間も多々あった。
そんな自分は物投げられてばっかだったような気がするw
TVで見るような某演出家ではないが、台本から上履き、椅子や小道具に至るまで投げられるものは全て投げられた
亀井目当てで入った輩はだいたいここで消えていった。
自分らも4人で帰りがけのマックでいつも泣いていた。
誰が慰め役になるわけでもなく、ひたすら泣く事で少しは気も和らぐ。
そしてまた明日から厳しい練習が始まる。
毎日この繰り返し。
それでも不思議と辞めたいと思ったことは無い。
むしろここまで痛い思いをしている訳だから、みんなで本気で全国行ってやろうという気持ちがそこにはあった。
自分たち4人に限った事では無く、それは同じ1年生みんなが共有している思いに近かった。
そんな自分らはいつしかみんなで日誌を回すことになった。
嬉しい出来事があったらみんなで共有し、辛いことや悲しいことがあったら慰めることでそれを半分にしていこうと。
そんな感じで自分たち1年生の結束は高まっていた。
618 :
【真夜中の校舎】:2005/07/20(水) 18:06:19 0
ゴメン、名無し募集中。。。になってた・・・w
あまり自分のことを語るのはちょっと控えますね。
今日の更新はちょっと中途半端ですが、次回はガキさんとのエピソードや
主人公がえりりんに惹かれていったエピソードなどお伝えしたく思います。
619 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 18:23:21 0
乙〜
620 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 19:01:04 0
なんで二重カキコやねん
作者さん毎度乙です。
さゆは名前だけ出演なのかな…
622 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 21:00:47 0
更新乙です
623 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 22:06:53 0
作者乙
624 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 22:34:03 0
読んでて思い出した
俺も日誌回したことあるよ・・・
625 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 22:39:26 O
更新乙
キャメの泣き顔に萌え〜
626 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 23:03:57 0
ho
627 :
名無し募集中。。。:2005/07/20(水) 23:36:17 0
ze
628 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 00:25:39 0
n
629 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 01:37:43 0
えりりんキャワス
630 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 02:22:48 O
深夜保
631 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 04:42:10 0
うむ
632 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 05:26:44 0
ho
633 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 06:49:05 0
えりりんおはよう
634 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 07:54:16 0
おはよー
635 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 08:48:29 0
発育途上おっぱい
さすがに野球部で日誌を回す事はなかったなー
637 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 11:28:13 O
ほ
638 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 11:41:52 0
これは実体験なのか?
ho
640 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 14:25:23 0
仮想現実
ho
642 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 18:35:53 0
ze
643 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 19:59:36 0
n
644 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 20:58:43 0
ほ
645 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 21:44:39 0
ノノ*^ー^)<スケベ!
646 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 22:58:14 0
ze
647 :
名無し募集中。。。:2005/07/21(木) 23:34:57 0
n
648 :
名無し募集中。。。:2005/07/22(金) 00:55:54 0
うぇwwww
649 :
【真夜中の校舎】:2005/07/22(金) 01:07:15 0
亀井はやはり役者として、自分と新垣は舞台装置としてほぼ役職が固定化されていた。
自分は手先が器用ということもあったが、新垣は中学の頃は美術部だったこともあり、美術的センスが凄く良い。
新垣がデッサンした装置を自分が製作する。
こんな感じで自分と新垣はコンビを組んでいた。
役職的には本当に絶妙なコンビネーションだったと我ながら思う。
それに新垣は本当に人を動かしたりするのが上手い。
正直普段は「うおっ!」「おおおううぅぅ!」なんて奇声を発しながらテンパってるというイメージがあるが、
いざ仕込みに入るといつもの新垣とは別人になる。
人を動かしたり、進行に対する進め方が物凄く上手い。
時間の使い方に無駄が無いのだ。
そんな新垣にある日聞いてみた。
自分にとっては舞台装置を作ることは得意分野かもしれないが、そういった人を動かす分野はどちらかと言えば苦手分野だと。
なんか上達できるコツなんかあるかなと、それとなく新垣に聞いてみたら意外な答えが帰ってきた。
「それはね、キミがいるから安心して仕込みに取り掛かれるんだよ。
キミがいなかったら正直あそこまで自信持って指示出せないから。」
忙しかった事もあるが、新垣が言ったのはこれだけのことだった。
そう言われると何か自分も新垣に貢献してるのかなと思ったのだが、思い当たる節はない。
ともかくこう言えるのもお互いを本当に信頼しきっているからだだという実感は確かにあった。
そんな感じで新垣は自分にとって最高のパートナーだったと言える。
・・・少なくとも去年の今頃までは。
650 :
名無し募集中。。。:2005/07/22(金) 01:30:06 0
ガキさんになにがあった
651 :
【真夜中の校舎】:2005/07/22(金) 02:42:22 0
去年、夏の公演が終わり中間テストでしばらく部活が休みになっていた。
そういえば、いつもなら部活帰りに一緒になれるはずの亀井がいない。
この時期はいつもだったら一緒に帰るはずの部長や新垣もいない。
何より明るい時間に下校する事に対して違和感を感じるほどである。
むしろこんな時期だからこそクラスの女子達と一緒に帰ったりするんだろうな。
何気なく周囲を見渡す素振りをしてスニーカーを履いて下校する自分。
いつからだろう、こんな気持ちになったのは。
忙しい時なんかはこんな感情なんて少しも出てこなかったのに・・・。
鞄の中からウォークマンを取り出そうとしたその時、誰かが自分の名前を呼んできた。
思わず声のある方向を振り向いてみる。
新垣だった―――――――――――――――――――
「よっ!」
いつものようにハイテンションで話し掛けてくる新垣。
「あれ、今日はひとりなのか?」
「うん、亀井ちゃんは今日は田中っちと重さんらと一緒に帰ったし。」
「そうか・・・じゃ、一緒に帰るか。」
「うん!」
652 :
【真夜中の校舎】:2005/07/22(金) 02:44:19 0
途中バス停までの道のりで、何気ない話からバカ話まで超盛り上がった。
しばらく部活かテストしか自分たちにはなかったから、それ以外での話題がたくさんあった。
そのまま盛り上がった勢いで、自分たちはいつものマックで話の続きでもしながらお茶してた。
「でさ、最近はね『ロビンソン』がお気に入りでさー、超良くない、あの曲?」
「うん、自分もそう思う。高校入ってからあんま日本の曲とか聴かなくなったけど、
それでも最近の曲では結構いい雰囲気あるよね。スピッツだっけ?たまにバンドか曲名がごっちゃになるけどw」
「そう、スピッツね。最近どんなの聴いてるの?」
「新垣に言っても判るかな・・・。基本NIRVANA、THE STOOGES、RAMONES...最近はGREEN DAYとかも聴くね。」
「(知らない・・・)日本人だと誰が好き?」
「イエモンとかブランキーかな。」
「あ、それなら知ってる。ロック好きなんだね。」
「亀井の兄貴が結構そういったCDたくさん持ってるらしくてさ、亀井通して借りてるんだよ。」
「亀井ちゃんから?」
「ああ、アイツも結構ロックとか好きだからね、たまにそう言う話するよ。」
「へぇー・・・。」
そんな感じで今まで盛り上がっていたのだが、ここでちょっとだけ沈黙が訪れた。
ちょうどその時新垣が頃合見計らったかのように「じゃ、そろそろ帰ろうか」と言って切り出した。
時間も7時を回っていた。
更新乙
654 :
【真夜中の校舎】:2005/07/22(金) 02:46:09 0
「カラオケだといつもブルーハーツとか米米クラブとか歌ってるからさ、てっきり・・・。」
「まあ、カラオケではさっき言ったような曲は配信されてないからね。」
「またカラオケ行こうよ、テスト終わったら。」
「ああ、またみんな連れて行こうな。」
「・・・・・。」
そこからまたしばらくの間沈黙が訪れる。
バス停の時刻を見るとあと20分は来ない。
ちゃんと確認しておいてからマック出れば良かったかな・・・なんてことを考えていたら新垣がまた話し掛けてきた。
「ところでさあ・・・今好きな人いるの?」
え?・・・・・
自分でも予想だにしなかったその問いに何て答えればいいのか判らなかった。
再び沈黙が訪れる。
「新垣・・・。」
「・・・・・。」
ふと見た新垣の表情はやや憂いを帯びていた。
ただ・・・ただ微かに亀井の顔が自分の脳裏を横切った事は確かだ。
「私ね、・・・あなたのことが好き。」
ガキさん!!いただきま〜す!
ガキさん・・・
657 :
名無し募集中。。。:2005/07/22(金) 05:00:00 0
がきしゃん・・・
658 :
名無し募集中。。。:2005/07/22(金) 05:44:46 0
ガキしゅん・・・
659 :
名無し募集中。。。:2005/07/22(金) 06:53:43 0
ガキしょん・・・?
660 :
名無し募集中。。。:2005/07/22(金) 07:56:25 0
牡蠣
661 :
名無し募集中。。。:2005/07/22(金) 08:28:09 O
作者乙
ガキさんからキタ━━(゚∀゚)━━!!
662 :
名無し募集中。。。:2005/07/22(金) 08:33:03 0
ほ
ze
664 :
名無し募集中。。。:2005/07/22(金) 12:03:20 0
n
ho
ほぜn
ho
ze
669 :
JSHM5011051:2005/07/22(金) 18:40:32 O
( ・e・)y-~~
夏の名作だなダナ
670 :
名無し募集中。。。:2005/07/22(金) 19:47:30 0
n
o
ノノ*^ー^)
ho
674 :
名無し募集中。。。:2005/07/22(金) 23:23:03 O
更新マダー
675 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 00:01:26 0
あんまり具体的に書かれるとあの頃の俺を思い出してしまう
嬉しいんだけどさ・・・
676 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 01:08:44 0
ze
寝る
678 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 03:12:33 O
ほ
善光寺
680 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 06:51:27 0
ま
681 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 07:34:27 0
スピッツが云々かんぬんってところからすると
10年ぐらい前の話だな。
あの頃はオナニー覚えたてでサルのようにやっていたな。
682 :
【真夜中の校舎】:2005/07/23(土) 07:45:55 0
今仕事から帰ってきましたw
そうです、時代設定はちょうど10年前です。
ちょうどあの頃はカートが自殺したり、イエモンとかスピッツに興味を抱いたり。
週末は仕事が忙しいので、更新が難しいかもしれません・・・。
でも頑張って書き込みます。
683 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 07:50:39 0
684 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 08:55:13 0
えりりん待つ保
685 :
名無し募集中。。。 :2005/07/23(土) 08:57:38 0
20台中盤が多いな
俺もだが
686 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 10:00:20 0
俺も。
そして現在でも猿。
687 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 11:45:42 0
ho
688 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 13:07:33 0
ze
n
690 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 17:03:12 0
俺はカート・コバーンの生まれ変わり
691 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 17:04:36 0
何歳だよ?
692 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 17:06:33 0
カート・コバーンが死んだ年にりしゃこが生まれたって言ってた全く関係ないけど
693 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 17:09:32 0
なぜ先生が
694 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 17:10:03 0
亀は無事か?
保
田
697 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 20:54:29 0
圭
698 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 21:15:06 0
織
田
700 :
名無し募集中。。。:2005/07/23(土) 22:16:50 0
中
出
し
ho
ze
705 :
名無し募集中。。。:2005/07/24(日) 03:27:09 O
n
早朝保
DQNに起こされたorz
707 :
名無し募集中。。。:2005/07/24(日) 07:19:40 0
おは
708 :
名無し募集中。。。:2005/07/24(日) 08:53:34 0
なんかおっさんクサいな 文体も内容も
リアルオサーンだから仕方ないか
あまりにもオサーン臭出され過ぎると萎える
ho
ze
なんか触発されて自分も書いてみたくなってきた保全
712 :
名無し募集中。。。:2005/07/24(日) 14:27:49 0
まってます保全
n
保
田
大
迷
惑
。
投下来無ぇ
ho
平行して書いてみるのはありなのか?
平行とは?
やってる最中に別の話を書くのはいいのかな?ってこと
なんか邪魔しちゃうようで悪いし
基本的にはなんでもありだけど名前欄だけは変えてね
検索とか抽出とかあとアレとかしやすいから
726 :
【真夜中の校舎】:2005/07/24(日) 23:13:10 0
今夜勤明け〜代々木から帰ってきました。
仮眠とってまた更新します。
もうしばしお待ちください
( ´D`)ノ アーイ♪
ほ
た
730 :
名無し募集中。。。:2005/07/25(月) 03:05:24 O
る
の
墓
733 :
名無し募集中。。。:2005/07/25(月) 05:28:23 0
作者爆睡の予感
だな
735 :
名無し募集中。。。:2005/07/25(月) 08:56:12 O
作者つづき頼む
736 :
【真夜中の校舎】:2005/07/25(月) 08:58:01 0
「うそ・・・。」
「うそなんかじゃない・・・。」
「どうして・・・どうしてオレを・・・。」
「100くらいある。」
「え?」
「いつもひたむきで一生懸命、どんなにみんなから文句言われても顔色ひとつ変えずに頑張るところ。
何かあったときはいつも明るくさせてくれる、相談に乗ってくれる、人の気持ちがわかる人。
あとはやっぱりちょっとカッコいいところもあるかな、私服にももうちょっと気を使って欲しいけど・・・。」
しばらくの間その後新垣は下を向いたまま。
自分もなかなか話し掛けるタイミングがつかめない。
「ごめん・・・3つしか言えなかったね・・・。」
「・・・・・。」
737 :
【真夜中の校舎】:2005/07/25(月) 08:58:51 0
「いつも私がキミのこと見ていたことに気付いてた?」
知らなかった――――――そんなこと意識すらしたことも無かった。
「・・・そうだよね、だってキミが見ている先には――――――――亀井ちゃんしかいなかったから。」
新垣はすべて知っていた。
何となく自分が思っていたことが、ここで確信的なことに変わっていく。
なのに自分はぼんやりと空を眺めていては聞こえてないふり。
それだけしか出来なかった。
「そう思うのは私の思い違いかな。」
いや―――――――――思い違いじゃない。
だけど自分はその先が言えずにいた。
738 :
【真夜中の校舎】:2005/07/25(月) 09:11:07 0
申し訳ない、爆睡してしまいました・・・_| ̄|○
昨日から3連休ですので、またまとめて更新したく思います。
昨日は5/7以来の現場でしたので、思いっきり体力を使ってしまった・・・w
お待ちしております
740 :
名無し募集中。。。:2005/07/25(月) 10:56:06 0
お豆ちゃああああああああああああああああああああああああああああん
新垣セツナス
作者さん乙です。
ガキさんはやっぱりこれが原因で辞めちゃうんだろうな…カワイソス
更新乙です
(・e・)
ho
ur
( ・e・)<アワー
乙〜
750 :
【真夜中の校舎】:2005/07/25(月) 22:46:13 0
部活でどんなに辛い時でも、毎日こうして部活に取り組めたのは亀井がいたから・・・・・というのはあった。
だけどそれに対して特に恋愛感情という点で意識した事は無いと自分では思っていた。
だけど―――――――――――――――
遠くにいても
何をしていても
いつでもどこでも
亀井を見ていた・・・捜していた。
その事実だけは変わりは無い。
そして、そんな自分と同じように、新垣は自分をずっと見ていた。
こんなに近い存在なのにも関わらず・・・いつも舞台装置の仕事をお互いやり続けてきた中なのに・・・。
「やっぱり女の子としては見られていなかったみたいかな、私。」
「いや・・・新垣のことは自分もずっと見てきたよ。」
「え?」
751 :
【真夜中の校舎】:2005/07/25(月) 22:47:39 0
「挨拶する時は人一番元気がいい。
忙しくなるとテンパってくるけど、ここ一番でしっかりまとめてくれる。
とても後輩思い。いや・・・それ以前に人としての暖かさがある、オレはそんな新垣に何度も助けられた。
それにもんじゃ焼きの土手をあえて作らないところ。
あとは・・・やっぱ女の子なんだよな。
泣いてる新垣を見ると、そう感じるよ。」
「え・・・。」
ふと新垣を見ると新垣の目から一粒の涙がこぼれ落ちた。
「あれ・・・あはっ、どうしたんだろう、私・・・今日はもともとフラれる覚悟できたのにね・・・。」
「・・・・・。」
「本当はこうして会えるのも最後かもしれないから・・・だから告白しようと決めたんだ。」
「え?」
新垣が再び自分を見つめてくる。
こんな新垣は見たことが無かった。部活で見る新垣とは全く別の・・・
752 :
【真夜中の校舎】:2005/07/25(月) 22:51:43 0
「お願いがあるの。」
「何?」
「これから大事な話があるから、最後まで聞いて欲しい。」
「・・・うん。」
「その前に・・・。」
「その前に?」
また新垣の目から大きな涙が一粒ぽろりとこぼれ落ちた。
「今日一日だけでいい、今日だけでいいから私を女として見てくれるかな?」
「・・・・・ああ。」
「ありがと。」
自分はその場で新垣を抱きしめた。
自分の胸の中で泣き続ける新垣はこんなにも小さかったことに気付かなかった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
どのくらい新垣を抱きしめ続けていただろう。
しばらくして新垣が自分の胸ごしに話し掛けてきた。
「私ね・・・部活辞めることにしたの。」
「え?」
753 :
名無し募集中。。。:2005/07/25(月) 22:52:24 0
ho
754 :
【真夜中の校舎】:2005/07/25(月) 23:53:36 0
―――――――――――――と、その時。
自分の額に一粒の雫が落ちてきた。
「雨?」
「結構降りそうね。」
そう思った瞬間、夕立だった。
激しい雨が突き刺すように降ってくる。
バスを待ってる余裕は無かった。
とりあえず雨宿りを・・・
付近で雨宿りになれそうなのはバス停前の橋桁の下しかない。
自分と新垣はとりあえずそこに駆け込んだ。
755 :
【真夜中の校舎】:2005/07/25(月) 23:55:30 0
走って1分もかからないような場所なのに、物凄く濡れまくった。
こんな時に限ってタオルとか拭く物が無い。
そんなときに新垣がそっと無言でハンカチを出してきた。
「ありがとう。」
とりあえず自分の額を拭いた。
雨で溶けたヘアジェルが目に入ってきて痛い。
「新垣は・・・使う?」
「私はいいよ。」
少しニコッと微笑んだものの、その表情には雨で濡れているのか、またはそれが涙なのかは分からなかった。
756 :
【真夜中の校舎】:2005/07/25(月) 23:56:51 0
「とりあえず夕立だからな、少しすればやむだろう。バスだってまだあるし。」
「うん・・・。」
外灯の光が僅かばかりだが差し込んでた。
新垣もまた夕立のせいでかなりズブ濡れになっていた。
!!!!!
その瞬間雷鳴が響いた。
新垣は反射的に自分の懐に飛び込んできた。
「近いな・・・。」
「ビックリした〜もう〜・・・。」
気がつくと自分と新垣の距離はとても近かった。
ふと目が合う。
757 :
名無し募集中。。。:2005/07/25(月) 23:57:20 0
キタワァ*・゜・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜・* !!!!!
758 :
【真夜中の校舎】:2005/07/25(月) 23:57:26 0
目が合った瞬間がとても長い時間のように感じた。
それと同時に徐々に新垣を女として見てしまっている自分がいた。
その沈黙を破ったのはどちらでもなかった。
次に新垣を意識したのは・・・彼女の唇の部分だった。
自分にとっては初めての体験だった。
この世にこれほど柔らかいものがあるのかと思ったほどだった。
・・・・・しばらくして新垣の方から唇を離す。
「ゴメンね・・・。」
「いや・・・。」
そして今度は自分の方から新垣に口づけした。
「え!?」
759 :
【真夜中の校舎】:2005/07/25(月) 23:58:54 0
新垣を女性として見てしまった以上、自分の中での動物的な本能の部分に火がついた。
そのまま自分は雨と泥まみれになった新垣を抱きしめ続けた。
初め新垣はその豹変した自分に驚き思わず力が入ってしまった。
「ご、ごめん・・・。」
「・・・いいよ。」
「え?」
そして徐々に新垣から力が抜けてくる。
「最初言ったよね、今日だけでいいから私を女の子として見てって・・・。」
「新垣・・・。」
自分もまた同じように脱力するかのごとく新垣をそっと押し倒した。
そして・・・自分と新垣は時間がくるまで激しく抱きしめあった。
760 :
【真夜中の校舎】:2005/07/26(火) 00:33:04 0
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あれから1週間後――――――――新垣は正式に退部届けを出してきた。
顧問の先生とか部長は前々から彼女が何故辞めるかを聞いていたらしい。
「私・・・将来は絵を勉強したいんです。」
もともと舞台における美術はみんなの目から見ても素晴らしいものがあった。
それもそのはずで新垣は中学の頃から美術部で活動し、何かの展覧会で受賞歴があるほどだ。
高校3年にあがり、受験に備える前から将来的なことを考えて美術部に転部する事を決心したのだという。
じゃあ、新垣にとって演劇部に入ったことはなんだろう?
・・・・・考えれば考えるほど罪悪感が拭いきれない。
今でもたまに新垣とは廊下とかで会ったりもするが、挨拶程度だ。
あの時あの場所で会った出来事は2人だけの出来事。
そう、もうこれからずっと触れる事の無い永遠の秘密。
761 :
【真夜中の校舎】:2005/07/26(火) 00:35:23 0
「――――――――くん?――――――大丈夫?起きて!」
どこかでそんな感じの声が聞こえる。
――――――――――亀井だった。
亀井は水中から自分を起こそうと体をゆすってくる。
自分はそれに反応するかのようにとりあえず水中から顔を出した。
「ぷはっ!」
「もう、ずっと水中に潜っていたから心配したんだよ!」
「え、そんなに潜ってた?」
「溺れちゃったかと思ったよ!」
自分では意識していなかったけど、そんなに時間が経ったのか・・・。」
「それより・・・綺麗だった?」
「え、何が?」
「も〜う、水の中から見える満月が凄く綺麗だったのにそれに気付かなかったわけ?」
「え・・・・・。」
762 :
【真夜中の校舎】:2005/07/26(火) 00:36:44 0
いや・・・気付かなかった訳じゃない。
月が・・・月が自分に囁やいたからだ。
自分もまた月を見ることによって心を動かされた。
亀井は純粋に綺麗だから自分に見せようとしたのだろうか。
それとも亀井自身もまた、月を見ることによって何かを感じ、その事を自分に伝えようとしたんじゃないのだろうか。
何でこんな昔の出来事を今更思い出したのだろう。
それとも月が昔の思い出を囁くことによって、自分に何かを伝えようとしたのかな・・・。
亀井がプールからすでに上がっていた。
すると先ほどとは異なり、月明かりが彼女を照らしているのがよく判る。
当然彼女はズブ濡れで、シャツの下にある下着のラインまでくっきりとここから確認出来た。
その亀井の姿に自分は一年前の新垣の姿を見た。
あの時の本能が再び甦ってくる・・・・・。
763 :
【真夜中の校舎】:2005/07/26(火) 00:45:59 0
とりあえずガキさん編終了です・・・。
ここからは一気にストーリーが加速していきます。
今のところ言えるのは、他にも登場人物出てくるかも?
ってとこでしょうか。
764 :
名無し募集中。。。:2005/07/26(火) 00:52:56 0
>>763 狂おしく乙
ガキさんのその後も気になるがまずは目の前の亀だな
主人公頑張れ!
プールに入ってるの忘れてたw
思わず前のほう読み直した
これだから小説読んでて混乱するんだorz
767 :
名無し募集中。。。:2005/07/26(火) 01:02:37 O
感動した!!
768 :
名無し募集中。。。:2005/07/26(火) 01:19:51 0
情景描写がいいなぁ 更新乙です
圧縮来そう
乙です
走馬灯かとおもた
772 :
名無し募集中。。。:2005/07/26(火) 07:12:42 0
無粋ですまんがガキさんとはやっちゃったてこと?
野外でやっちゃった?
乙でした
物語に引き込まれる
ho
外で中に出したんだな
____ r っ ________ _ __
| .__ | __| |__ |____ ,____| ,! / | l´ く`ヽ ___| ̄|__ r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __ __ | r┐ ___| |___ r┐ / / | | /\ ヽ冫L_ _ | | ┌─────┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_ | | | r┐ r┐ | | | / | | レ'´ / く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___ __|. | | | 二 二 | | |く_/l | | , ‐'´ ∨|__ ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| | / ヽ | | | |__| |__| | | | | | | | __ /`〉 / \ │ | |  ̄ ̄|
| | / /\ \. | |└------┘| | | | | |__| | / / / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/ \ `フ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |____丿く / <´ / `- 、_// ノ\ `ー―--┐
`´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'  ̄ ` `´ `ー' `ー───-′
ho
やられることは想定の範囲内だったからゴムくらいは用意してたはず
ガキさんはそういう子
やってないだろ。
雨降ってるとは言え、誰が来るか分からんのに。
781 :
【真夜中の校舎】:2005/07/26(火) 19:23:18 O
今フットサル観戦中です。
今準決勝が終わり、最後はPK戦にもつれこんだのですが、なんとこんこん全セーブにより、ガッタス決勝進出です!
ho
ガキさんにバックは似合わない
ほ
ガキさんは下つきっぽいからいつもバックだよ
ze
787 :
名無し募集中。。。:2005/07/26(火) 23:00:57 0
n
打ち上げ成功保全
ho
790 :
名無し募集中。。。:2005/07/27(水) 01:10:19 0
ぜ
791 :
【真夜中の校舎】:2005/07/27(水) 01:35:17 0
亀井はズブ濡れになった制服を絞ってくると言って、更衣室の方に向かった。
亀井が言うには水泳部がいつも洗ってしまってあるタオルがあるかもしれないらしい。
自分もとりあえず亀井が更衣室に行っている間に、自分のパンツを今のうちに絞っておく。
しばらくすると亀井が嬉しそうにタオルを持ってくる。
「はい、あったよ。」
「ありがとな。」
とりあえず自分は髪の毛を拭く。
亀井も自分の髪を拭いていたが、彼女の場合はそのままプールに入ったので、
いくら制服を絞ったとは言っても、まだ濡れた状態だった。
「こんだけ熱帯夜なんだから、すぐに乾くって。」
そう言うと亀井はちょっと風通しの良い場所に移動した。
一方自分は鞄の中からタバコを取り出す。
こんなことを言うのも何だが、学校では吸わないつもりでいた。
だけどこんな開放的な雰囲気だからこそ、そんな気分になってくる。
792 :
【真夜中の校舎】:2005/07/27(水) 01:37:49 0
「え、ちょっと何アンタ、タバコなんて吸うの?」
「え?ああ、いや別に黙ってたつもりじゃないけどね。」
とりあえず気にせずタバコに火をつけた。
「普通にマジメな奴だと思ってたのに。」
「部活ではマジメじゃん。別に秘密にしてたつもりもないし。」
「・・・・・。」
しばらく亀井が無言でいたかと思うと急に近づいてきた。
「あたしにも1本ちょうだい。」
「吸うの?」
「一度吸ってみたい。」
勧める気なんてなかったけど、亀井がどうしてもと言うんで1本あげてみた。
「ラークマイルド・・・。」
793 :
【真夜中の校舎】:2005/07/27(水) 01:40:34 0
亀井がタバコに火をつける。
「あれ?火がつかない。」
「そりゃ、火つけるときに吸わないと火がつかないって。」
「そっか。」
もう一度タバコに火をつける亀井。
しばらくして思いっきりむせる。
「ケホッ、ケホッ・・・タバコってこんなにキツイものなの?」
「肺にうまく入れないからだよ。」
「どうすんの?」
「一回口の中で溜めるようにして、それから普通に空気を吸うようにして・・・あとは吐き出す。」
亀井が言われたようにやってみる。
すると・・・
「う〜ん・・・(クラッ・・・バタン!w)」
倒れたw
みんなもそういえば同じような経験ってないかな?
自分も初めてタバコ吸った時って、かなり眩暈がしたような気がするw
794 :
【真夜中の校舎】:2005/07/27(水) 01:43:56 0
―――――――――――――――10分後
亀井は2本目のタバコにチャレンジしている。
「あんまり吸いすぎると毒だぞ。」
「何それ、超説得力無い。」
それでも亀井はちょっとむせながらまだ吸い続ける。
そのタバコを吸っている亀井を自分はずっと見ていた。
と、その時―――――――――
ピリリリリリリリ、ピリリリリリリリリ・・・・
何だこの音、ポケベル?
「あ、ちょっと待ってて。」
亀井が鞄の中からポケベルを取り出す。
795 :
【真夜中の校舎】:2005/07/27(水) 01:44:30 0
「え、いつから持ってた?」
「え、見せなかったっけ?つい最近だよ。」
「知らなかった。」
そういえばクラスの奴等もようやく何人かポケベル持ち始めたな。
東京だとほとんどの奴が持ってるのかな。
亀井はポケベルの内容を確認している。
「何て書いてあるの、最近のって文字が直接出てくるんだろ?」
「ちょっと勝手に見ないでよ。」
「え、そんな内容なの?」
「別にそういうわけじゃないけどさあ・・・こういうのって人のプライベートな部分でしょ。」
ちょっとバツが悪くなってしまった。
でも正直少しだけ中身が知りたい好奇心もあったりする。
軽い気持ちで聞いてみた。
「友達?」
「・・・・・元彼。」
え?――――――――――
ポケベルて10年前の設定か
田舎だからw
798 :
名無し募集中。。。:2005/07/27(水) 03:59:42 0
元彼(´・ω・`)
乙〜
800 :
名無し募集中。。。:2005/07/27(水) 07:55:59 0
おはho
元彼か・・・
なんか凹んだ
802 :
名無し募集中。。。:2005/07/27(水) 08:58:44 O
元彼がうざいから主人公と付き合うとかなら、ガキさんがあまりに不憫
804 :
名無し募集中。。。:2005/07/27(水) 09:07:17 0
805 :
名無し募集中。。。:2005/07/27(水) 12:23:52 O
ほ
806 :
名無し募集中。。。:2005/07/27(水) 14:15:12 0
ho
807 :
名無し募集中。。。:2005/07/27(水) 15:44:00 0
808 :
名無し募集中。。。:2005/07/27(水) 18:08:21 0
ze
n
ぽ
ho
ぜ
ze
814 :
名無し募集中。。。:2005/07/27(水) 23:00:19 0
PA
ほ
817 :
名無し募集中。。。:2005/07/28(木) 02:10:03 0
ぜ
818 :
名無し募集中。。。:2005/07/28(木) 03:30:39 0
ん
ho
ze
821 :
名無し募集中。。。:2005/07/28(木) 09:13:35 0
亀〜
ho
823 :
名無し募集中。。。:2005/07/28(木) 12:21:30 0
ze
824 :
【真夜中の校舎】:2005/07/28(木) 12:37:43 0
いつも保全有難うございます。
今夜勤から戻りました。
夕方からまた出勤で明日もまた昼頃に帰宅します。
更新は金曜日になります、申し訳ない・・・。
夜勤お疲れさま
826 :
名無し募集中。。。:2005/07/28(木) 13:45:36 0
ご苦労様です
保全しながら待ってますノシ
828 :
名無し募集中。。。:2005/07/28(木) 16:25:00 O
ほ
829 :
名無し募集中。。。:2005/07/28(木) 17:57:56 0
タイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!
プールいいな
ほ
ze
む
835 :
名無し募集中。。。:2005/07/28(木) 23:51:36 0
えりりん
836 :
名無し募集中。。。 :2005/07/29(金) 00:45:08 0
りんこりんりん
こ
839 :
名無し募集中。。。:2005/07/29(金) 01:30:43 0
巨乳だな
ほ
ze
ぜ
ん
844 :
名無し募集中。。。:2005/07/29(金) 09:49:18 0
845 :
名無し募集中。。。:2005/07/29(金) 11:55:16 0
ho
ze
n
ほz
ze
n
ho
ze
853 :
名無し募集中。。。:2005/07/29(金) 23:02:14 0
n
ほ
855 :
【真夜中の校舎】:2005/07/29(金) 23:58:27 0
元彼?―――――――――――――
亀井から発せられたその言葉に自分は戸惑いを隠しきれなかった。
「どうしたの?」
「いや・・・今までそんな話聞いたこと無かったから・・・。」
亀井の動作が一瞬だけ止まる。
「そうよね、誰にも言ったこと無かったし。」
「誰にもって・・・新垣にも?」
「里沙ちゃんには話してある。けど他の人は誰も知らないよ。」
「隠してたのか?」
「別に。でもわざわざ彼氏出来たってみんなに話す必要ってある?」
何故か反論出来ない自分がいた。
というより亀井に彼氏がいたことを知らない自分が情けなかった。
誰なんだ?
あれだけ毎日部活ばかりで忙しくて、他に恋愛できる時間なんてあったのか?
同じ高校?それとも他校?
同級生なのか、先輩なのか。
相手から・・・それとも亀井から?
それよりいつ頃付き合い始めて、いつ別れたんだ?
856 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 00:00:05 0
自分の頭の中で様々な思考が脳裏を過ぎる。
何より自分自身激しい嫉妬を感じてた。
言いたいこと聞きたいことはたくさんあるのに何一つ聞けない自分と空気がそこにある。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
しばらくして亀井がふと語り始めた。
「なんかウチらってさあ、部活以外だとお互い何も知らない者同士だよね。」
「え?」
「タバコだって、ポケベルだってそうだし・・・私の元彼についてもそうだし・・・。」
「・・・・・。」
「話そうか?」
「え?」
「もっとお互いの事。」
プールの水面では月が笑うようにユラユラ揺れていた
作者さんキタワァ*・゜・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜・* !!!!!
ガキさんはえりりんに彼氏がいたこと知ってたのに身を引いたのか
切な過ぎるな
859 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 00:19:49 0
自分は鞄からタバコを取り出した。
「私も。」
更に亀井にタバコを1本渡す。
「ライター貸して。」
深々とケムリを吸う亀井。
「ようやくさまになってきたかな。」
「何言ってんだよ、タバコくらいで。」
「いいじゃん、カッコつけられるものがあるんだから。」
自分も一服する。
だけど妙な味がした。
こんな誰もいない深夜の学校のプールでこうして亀井と2人でタバコを吸うこと自体あり得ないシチュエーションなのだが
これから始まる亀井の話に自分は緊張を隠せなかった。
小刻みに手が震えるのを隠すのに自分は必至だった。
「何から話そうか・・・そうだね、やっぱ元彼のことから話そうか。」
「ああ。」
呼吸が一瞬止まる。
呼吸止まりっぱなし
えりりんがタバコか保全
862 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 01:51:33 0
「別れたのはつい最近だよ。6月の半ばあたり。」
ちょうど公演の稽古が始まりかけた時期か・・・。
「で、相手はね・・・同じ中学の同級生だった人。
中学の頃からの付き合い始めて、高校1年まではお互い忙しい合間を練って会ってたりしてたんだけどね、
高1の3学期にちょっと距離を置いた。
やっぱり会えない時間が多すぎると、お互いすれ違う事もよくあった。
だけど今年に入ってからまた連絡とるようになって・・・やっぱまだ好きだったみたい、また付き合うようになっちゃったんだよね。
それが2月に入ったばかりの頃。」
時期的には4ヶ月か・・・短い方だなと思うがどんな理由があったのかは、このときの自分はまだ想像すら出来なかった。
それからの亀井の話はごくごく今までの交際のエピソードを淡々と語ってくれた。
他にもお互いが好きになったきっかけとか、ケンカした話。
彼氏は中学の頃サッカーやってて、高校ではバンドやってると言う話。
実家が美容院で髪型はそうとうおしゃれだとかそんな話が主だった。
認めてしまうのは正直辛いが、恐らく今でも亀井はそいつのことが好きなんだろう。
ケンカした話こそは出てきたものの、相手の悪口は一切言ってはいない。
むしろ話していること自体が本当に楽しそうだ。
こんなに楽しく話す亀井を見るのも久しぶりのような気もする。
だから別れ話は向こうからか・・・そんな推測まで自分はしていた。
それと同時に自分の知らない亀井がそこにいるのである。
その部分を知っているその元彼にまたも嫉妬してしまう自分がいた。
863 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 01:54:49 0
亀井の回想話は今年に入った。
やれ、春休みは一緒に東京に遊びに行ったとか、今年は相手が受験生だから忙しくて会えないとか、
そんな日常的なエピソードが相変わらず続いている。
しかし、不思議なことに一向に別れ話になるような展開がない。
その点だけが唯一気になるところである。
「・・・・・でね、あ、そうだ、またタバコ1本くれる?」
その瞬間亀井の表情が変わったのを自分は見逃さなかった。
それに対して自分もちょっと戸惑ってしまったが、何も言わず自分はタバコを1本亀井に差し出した。
ケムリを吸う亀井。
そして吐き出すまでの時間がとても長く感じた。
おそらくここが話の中核になることは容易に想像出来た。
だけどここからしばらく長い沈黙が訪れる。
864 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 02:14:19 0
「あ、そうだ!」
いきなり予想外のことを言い出すから何かと思った。
「さっきのポケベルの返事しなきゃ、すっかり忘れてた!」
なんだよ・・・こんなときに・・・。
「すぐ返事しなきゃならない内容だったの?」
「それを忘れてた。」
「ちょっと公衆電話からかけたいから付き合ってくれる?」
「え、だってすぐ近くにあるから行ってこいよ。」
「だってあんな暗いとこ女の子ひとりで行かせる気?」
しょうがねえなあ・・・。
そう思った瞬間何か自分の中で緊張感が解けた。」
865 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 02:15:27 0
何気にプールの近くに公衆電話があるのだが、そこは妙に雑草や気が多い茂っており、周囲に外灯も無いことから
確かにひとりじゃあまり行きたくはないような場所だと判る。
「ちょっと待っててね。」
そう言うと亀井は財布からテレカを取り出し、慣れた手つきで素早く番号を押してくる。
時間的に1分もかからなかったんじゃないだろうか、しばらくして受話器をガチャンと置いた。
勿論ポケベルの相手は元彼だろう。
ただただその内容が気になって仕方がなかった。
「じゃ、戻ろうか。」
そう言うと亀井はまたプールの方に足を向けた。
しばしお互い無言のまま歩いた。
やがてプールを目の前にして亀井がただ一言つぶやいた。
「おろしちゃった。」
「え、何を?」
「子供・・・堕ろしちゃったんだよね・・・。」
866 :
名無し募集中。。。:2005/07/30(土) 02:17:08 0
> 「子供・・・堕ろしちゃったんだよね・・・。」
これを読んだ瞬間、
)、._人_人__,.イ.、._人_人_人
<´ 天狗じゃ、天狗の仕業じゃ! >
⌒ v'⌒ヽr -、_ ,r v'⌒ヽr ' ⌒
// // ///:: < _,ノ`' 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ //
///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| /
// //,|::: ( ( / ヽ) )+ ;| /
/ // |::: + ) )|~ ̄ ̄~.|( ( ;;;|// ////
/// :|:: ( (||||! i: |||! !| |) ) ;;;|// ///
////|:::: + U | |||| !! !!||| :U ;;; ;;;| ///
////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| ////
// / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;/// //
// // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__////
って気分になった
なにぃぃぃぃぃ
そりゃないぜ、そりゃないぜぇぇぇ
868 :
名無し募集中。。。:2005/07/30(土) 02:32:15 0
, ;,勹
ノノ `'ミ
/ y ,,,,, ,,, ミ
/ 彡 `゚ ゚' l
〃 彡 "二二つ
| 彡 ~~~~ミ <天狗じゃ、天狗の仕業じゃ
,-‐― |ll 川| ll || ll|ミ―-、
/ |ll | ヽ
/ z W`丶ノW ヽ
/ \\ / / |
/ \`i / / |
| | i | !
869 :
名無し募集中。。。:2005/07/30(土) 03:32:33 O
予想外のすごいのキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
更新乙です
えりりん・・・
ヤバス完全に予想の上をいかれた
873 :
名無し募集中。。。:2005/07/30(土) 09:16:04 0
うそーん(´・ω・`)
ショックorz
読ませるねぇ
876 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 11:19:47 0
おはようございます。
しばらくはえりりんサイドで話が続きます。
堕胎ということでショックかもしれませんが、ちょっとだけ辛い話が続きます。
ご了承ください。
877 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 12:03:49 0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「妊娠4ヶ月です・・・。」
やっぱり・・・。
覚悟は出来ていた。
この兆候が妊娠なのは17の私でも予想していた。
毎日微熱が続き吐き気がした。
勿論生理も来ない。
妊娠を信じたくなかった私は、何か他のことが理由に違いないと考えるようにした。
しかし、一向に来ない整理、毎日のように続く嘔吐、暴飲暴食が続く中このままでは家族にもいつかはバレてしまう。
私は彼にその話を打ち明けた。
妊娠をしたというのは最後の最後まで本当は言いたくなかった。
でも、正直私の精神状態は限界だった。
「妊娠しちゃった・・・、毎日恐くて仕方がなかった。」
と彼に泣きついてしまった。
そのとき彼は泣きつく私を見てどう思ったのだろう。
私も彼もまだ17なのに・・・。
878 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 12:10:43 0
それからしばらく沈黙が続いた。
まだ17才にこんな人生の決断をせめられて答えが出るはずがない。
それでも彼が私の肩をずっと抱きしめてくれただけでも安心できる何かがあった。
それでも何度も何度も脳裏には罪悪感しか残らない。
子供を産むという選択肢もあるけど、それを行うためのリスクがどれだけあるのかは想像しきれない。
堕胎についても同様だけど、リセットは可能だ。
だけど・・・だけどだけどだけど・・・そう考えると涙が止まらない。
また私は泣き崩れてしまった。
誰もいない公園で彼もまた、私を抱きしめてくれることしか出来なかった。
私は自分の無力さを実感したのである。
2人でならどんな障害でも乗り越えられるなんて、そんなの安っぽいドラマの台詞でしか所詮はないのだと。
現実はこんなにも自分たちが無力なんて想像も出来なかった。
それからは彼に送られるようにして自宅に戻った。
とにかくお互いこの状況を受け止める時間が欲しかったのだ。
家の近くで彼が「大丈夫か?」と言ってくれた後、優しくキスをしてくれた。
そのキスの後に今度は私の方からねだる。
そしてもう一度だけキスをする。
このまま離れたくなかった。
このまま時間が止まってくれれば良いと願った。
そして長い長いキスが終わった瞬間、私は現実という地獄に一気に引き戻された。
879 :
ZD158240.ppp.dion.ne.jp:2005/07/30(土) 13:45:05 0
・・・続きが気になりますな
880 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 14:51:26 0
それから数日後、お互いが堕胎を決意するまでそう時間はかからなかった。
やはり私たちは無力な存在である。
今の私たちにはこの壁を乗り越える事は出来なかった。
現実的な理由を言ってしまえばまだ親に養ってもらっている高校生だということ。
もし、逆にすべてを捨てるかのように2人の子供を育てようとしても、その過程においては限界があることを悟らざるを得なかった。
そして何より・・・望まれるべき子供ではなかった――――――――――――――――――
しばらくして私と彼は今後の現実的な問題について考えるようになった。
まず費用だが元々中絶には保険証がかからないので、高額なことになることは想像がつく。
案の定初診時に言い渡された金額は84000円。
余談だが出産経験が無いと予算が高くなるらしい。
ここはお互いの貯金を合わせて何とかなったし、彼自身も短期のバイトで何とか費用を作ってくれた。
そして同意書の記入。
勿論両親には知られたくないのを前提で記入する訳である。
ただし当然の如く私たちは未成年なので、保護者記入欄にはどうしても同意としての記入をせねばならない。
やむを得ず彼の親友に事情を話した上でそこは記入してもらった。
ただ緊急時の連絡のみという場合においてのみ、この保護者欄としての連絡先が活用される訳で、
そういう事態にならないことを後は祈るしかない。
そんな感じで経済面と書類面はクリアした。
そして1週間後に中絶手術を迎える事になった。
881 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 14:53:07 0
この事実を言ったのはごく数人。
保護者欄に名前を書いてもらった彼の友人と、演劇部の部長、2人だけである。
この事実は親友であるさゆみやれいなにも告げていない。
いずれにしても部活が不明瞭な理由で休むことが続くとみんなから不信感を抱かれるのは間違いない。
だったらせめて部長にだけは本当の事を話した。
妊娠した事からその経緯までをとりあえずは話し、しいては中絶後は体調の関係上もあるのでしばらく部活を休ませてほしいと。
当然部長とはいえ同じ17才の少年である。酷く困惑した様子だった。
それからはお互い部活内ではどうやってこの事実を隠すかを話し合った。
幸いにも私の家が自営業だったこともあり、母が倒れたので店の手伝いをしなければならない。
その上でしばらく部活はお休みさせていただくと。
これが一番手っ取り早かった。
それから手術当日までの1週間は何も考えないようにしていた。
でも、つわりのためにまた現実に引き戻される感覚が、私の中に赤ちゃんがいるという現実でもある。
それまでは赤ちゃんのことを考えても断片的だったのが、いざ残るは手術のみとなると新たな生命に対して意識するようになってしまう。
事実私のおなかの中には彼との子供がいるのである。
その新しい芽を摘むという行為と殺人とはどう違うのかを考えるようにまでなってしまった。
「ゴメンね、本当にゴメン・・・。」
ある日どうしてもその事実に耐えられなくなり、手術前の最終検査のときにふと担当の先生にそのことを話してしまった。
見た目はやや中年の女性の方だったので、母親にすがる思いで聞いてしまった。
すると先生は優しくこう答えてくれた。
「お子さまはあなたに贈り物をくれました。その贈り物は『温もり』です。」
882 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 14:54:05 0
「温もり・・・ですか?―――――――――」
続いて先生は1冊の文庫を取り出し、ページをめくり、とめたそのページのある一小節を私に見せてくれた。
その文章にはこう記されてあった。
お腹にはいのちが誕生しているのです。
いのちの温もりを感じてみて下さい。
その温もりは親としての愛情でもあります。
決して忘れてはいけません。
それはあなたを思うご両親の愛情と同じです。
あなたは無限の愛情に包まれて育ってきたのだと感じる心を教えて下さっているのです。
せめてお腹にいる少しの時間だけでもお子さまに美味しいものをご馳走してあげてはいかがでしょう。
優しいお言葉をかけてあげてはいかがでしょう。
いのちの授かっている喜びを忘れないように、精一杯心の奥に刻んでおこうとする気持ちが大切です。
その文章を読み終えたとき、涙が止まらなかった。
そんな私を見て先生は肩を抱き寄せたった一言
「頑張るんだよ。短い間でもあなたはお母さんなんだから。」
と私に言ってくれた。
こんな高校生の私でも母親なんだ・・・たった数ヶ月だけの母親。
それを認識したのは実に手術の2日前の事であった。
883 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 14:54:43 0
手術は金曜日。
術後は1週間安静をとるように言われてたので、その間に週末をはさんでおくことがベストだと思ったからだ。
だけど問題がある。
赤ちゃんが結構育ってしまっているため、入院を余儀なくされてもおかしくない状態らしい。
妊娠してから12週目までは吸引術といって子宮内を広げ、胎児もしくは胎盤ごと吸引して母体外へ排出する方法らしい。
それ以降は一言で言ってしまえば人口流産みたいな処置をとるため入院を余儀なくされる。
自分は妊娠3ヶ月をとうに超えていた。
しかし、以外にも成長の度合いが平均的なものでなく、今からだったら吸引術でも十分対応できるとの事らしい。
でも、一応入院は勧められたくらいだから、あまりにも体調が良くない場合は仮病でも使って学校を休もうと考えていた。
そして手術当日。
私はいかにも手術用にしか見えない無機質なベットに横たわった。
その瞬間死刑台に立たされているような錯覚さえ陥る。
そして医師は私に
「膣口を広げるために棒を入れますからね。」
と言った。
その棒はあとから聞いた話だと「ラミナリア」という名前らしい。
名前なんてこの際どうでもいいのだが、それ以上に膣口にどんどん棒が入ってくる。
かなり痛い、もうムリ、耐えられない。
妊娠週10週目くらいまでなら少なくて済むようだけど、10週を過ぎると何度もその措置をするみたい。
それから先は全身麻酔をうたれていたこともあり、よく覚えていない。
ただヌルリヌルリした感覚が私の子宮から出てきたような感覚だけが不思議と残っている。
気がついたら手術は終わっていた。
その後は重い生理痛のような感覚に襲われ、徐々に吐き気をもよおすようになった。
884 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 14:55:43 0
しばらくして彼が迎えに来てくれた。
一応は日帰りの手術ということもあり、これから重い体を引きずって家に帰ることになる。
でもせめて最後にお世話になった先生に挨拶がしたかった。
だけど留守だったらしく、後日改めて挨拶に伺おうと思った。
最後に手術を担当した医師が様子を伺いにきた。
「大丈夫ですか?」といった他愛もない会話を繰り返した後、私はどうしても気になって仕方が無かったことを聞いてしまった。
「あの・・・私の赤ちゃんは・・・男の子ですか、それとも・・・女の子ですか?」
「それはどうしても知りたい内容かな?」
「・・・・・はい。」
「それは聞かない方がいい。」
「・・・・・。」
それはそうかもしれなかった。
「つらいことかもしれないけど、頑張って。」
「はい。」
そして私と彼は病院を後にした。
気がついたら雨が結構降っていた。
885 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 14:56:29 0
帰りは彼がタクシーで家まで送ってくれた。
途中私は放心状態で、彼自身もかける言葉も無くただただ無言の状態が続いた。
家の前に着くと彼は最後になんかあったらすぐに連絡してくれと言って足早に帰っていった。
この日は帰りのキスは何故か無かった。
家に着くとどっと疲労感が出る。
もう横になりたかったので、すぐにパジャマに着替えて横になったその瞬間。
!
パンツから熱いものが出た感覚があった。
急いでトイレに駆け込むと、それはポチャンと音を立ててトイレの中に沈んでいった。
――――――――――――――それは肉片の一部だった。
私はただただその肉片を見て、呆然と立っていた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
それから数日後、体調は優れないことを理由に学校を休み登校したのは水曜日から。
その間1回だけ子宮から出血があったものの、あとは問題無いみたいだったので普通に登校した。
886 :
【真夜中の校舎】:2005/07/30(土) 14:57:10 0
「おはよー。絵里。」
後ろを振り向くとれいながいる。
「体調どう?夏風邪長引くから気をつけた方がいいよ。」
何も知らず気を使ってくれるれいなにちょっとだけ罪悪感を感じた。
その後は普通に授業を受け、友達としゃべりながら下校した。
若干体の重さはあるものの、たいして影響はないのでこのままだったら週末前には部活に顔出せるかなと思った。
そういえば今日は彼からの連絡が無いことに気付く。
どうしたんだろうと思い、鞄の中のポケベルを捜してみるけどポケベルが無いことに気付く。
もしかして家に置いてきたのかな・・・。
でも落とした可能性もある。
それをただ確かめたくて急いでまずは帰宅した。
「あった!」
予想通り私のポケベルは卓上にあった。
その瞬間ホッとしたのだが、画面を見るとメッセージが入っていることに気づく。彼からだ。
さっそくメッセージを確認してみる。
「わかれよう、エリ。・・・ゴメンね。」
その瞬間私自身の何かが音を立てて崩れさっていくのを感じた。
.。::+。゚:゜゚。・::。. .。::・。゚:゜゚。*::。.
.。:*:゚:。:+゚*:゚。:+。・::。゚+:☆ノハヽ。:*゚。::・。*:。゚:+゚*:。:゚:+:。.
.:・゚:。:*゚:+゚・。*:゚ ノノ∩ー∩) ゚ ゚:*。・゚+:゚*:。:゚・:.
。+゜:*゚ー゚:・。:+゜ = ( ┐ノ ゜+:。゜・:゜+:゜*。
.:*::+。゜・:+::* :。; / *::+:・゜。+::*:.
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階段がニヤリしてる
すごい重い
でも たまには狼でこんなのもいいと思う
続き待つ
更新乙
えりりん・・・・・orz
堕胎ってこわいな
ho
なんだかスゴイ展開に
こういうのダメだ・・・もうここ来ない
ノシ
こういうのもあるから狼の小説スレは面白い
oremo
面白いじゃんよ
俺は逆にカミさんが不妊で苦労したくちだからな。
泣いたよ...。
もまいら、何かの縁でこういうの読んじゃったんだから
中田氏は脳内や妄想、小説だけにして下さい。おながいします。
同じく
903 :
名無し募集中。。。:2005/07/31(日) 00:24:51 0
キニスンナ
905 :
名無し募集中。。。:2005/07/31(日) 02:13:39 0
この夏、一番の衝撃。
亀ちゃん、妊娠。。。
亀亀
セツナス
こんな重い小説を狼で読んだの初めてだよ
亀
911 :
名無し募集中。。。:2005/07/31(日) 09:20:26 0
えりりん(´;ω;)セツナス
ほ
。・゚・(ノД`)・゚・。
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
>>910 初めて見たサンクス
れいなもキャラあるから作品作りやすそうだなw
916 :
名無し募集中。。。:2005/07/31(日) 14:50:08 0
917 :
名無し募集中。。。:2005/07/31(日) 14:50:33 O
>>910 読んでみたけど携帯だから最大サイズ超えてて(´・ω・`)ショボーン
ho
pu
ze
>>910の所の作品を昼から読み漁ってるんだが・・・
泣いてもイイですか・・・?
ベタな展開と分かってるんだがね、何だかグっとくるもんがあるよ
922 :
【真夜中の校舎】:2005/07/31(日) 18:24:30 0
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
亀井の話がそこで止まってしまった。
そこが元彼との思い出の最後の部分だったのだろう。
しばらく亀井は無言のままだったが、もう自分としては今更何故彼氏と別れたのかとか、その先を聞く必要はもう無かった。
「少し休もうか。明日の事だってあるんだし。」
自分にはこれくらいのことしか言えなかった。
「うん・・・ゴメンね、なんか湿っぽくなっちゃって。」
そう言うとまた普段の亀井にちょっとだけ戻ったような素振りを見せた。
自分と亀井はとりあえず荷物を持って部室というか視聴覚室に向かった。
今は深夜の3時。
ちょっと仮眠をとれば3時間くらいは寝ていられる。
あとはお互い家帰ってまた明日の準備とかをしなくちゃいけないことを考えると、ちょっとだけ面倒な感じがした。
でもここにいること自体には後悔はしていない。
自分と亀井は校舎に忍び込み、視聴覚室の鍵を空けた。
いつもは喧騒とした雰囲気なのに、無人状態でここまで静寂だとやや無気味すら感じる。
電気をつけるのはヤバイので、そのまま床に寝そべるしかなかった。
923 :
【真夜中の校舎】:2005/07/31(日) 18:25:17 0
それにしてもひとつだけ気がかりなことがある。
何故に亀井は自分の“秘密”を急に自分なんかに話そうとしたのだろうか。
ただ単にポケベル→タバコの流れでちょっとした自分の秘密を話そうとするのならまだ判るけど、
堕胎をしてしまったことに対しては、それこそ本当に秘密にしなければならないような内容じゃないか。
すべては月が亀井に囁いたからか―――――――――――――――――――――
「人が昔から月を見て心を動かされるのは、月の囁きが聞こえるからである」
あのとき月の光を見て自分が消し去った新垣との過去を思い出したように、
亀井もまたあの景色を見て心動かされる何かを思い出したのだろう。
だけど亀井とひとつだけ違うところは・・・新垣との出来事はとても亀井には話せる内容じゃないということだ。
(不公平だよな・・・)
そう考えながら鞄を枕にして横になった瞬間、亀井が隣に座ってきた。
「隣・・・いいかな?」
そう言うと亀井もまた鞄を枕にして、自分の隣で横になる。
感覚で言えばその距離はお互いがひとつのベットで一緒になる距離と何ら変わりは無かった。
亀井の顔がすぐ手に届く位置いる。
924 :
【真夜中の校舎】:2005/07/31(日) 18:26:02 0
「ねえ、ビックリしたでしょ?」
「え?」
「私がこんな経験してただなんて。」
「正直・・・な。」
「なあ、今でもそいつのことは好きなのか?」
「・・・・・どうなんだろうね、でも未練はもう無いよ。」
「ひとつだけ聞いてもいいかな。」
「何?」
「どうしてこのことをオレに言おうと・・・・・。」
「・・・・・あまり秘密を作るのって好きじゃないんだよね。」
「秘密を?」
「うん・・・。今はまだアンタと部長しかこのことは話してはいないけど、いずれは里沙ちゃんとか、
れいなとかさゆにも打ち明けるんだろうな・・・・・勿論自分の両親とかにも。機会があればだけどね。」
「・・・・・。」
「秘密ってなんか自分自身のしこりみたいなもんジャン。しこりがいつまでも自分の中に残ってたら悪いでしょ?」
「・・・・・そうか。オレにはそんな亀井の強さは持ち合わせていないな。」
「何かね、今にして思えばだけど、堕胎して親に必死でその事を隠しながら、さらに彼氏と別れた直後に
部活に専念するなんて超辛かったよ、正直精神的にとてもじゃないけどついていけなかった。
毎日家で泣いてたんだよね。妙に誰にも打ち明けられないというのもあって、出来ることと言えば毎日のように
部屋でずっと泣いてばかりいた。
・・・・・だけどね今こうして自分が無事に生きている事、いろいろあったけどまた普通に生活していける事に対して
そっとやちょっとの壁だったら乗り越えられるかなって。根拠は無いけどそう思えるようになった。」
925 :
【真夜中の校舎】:2005/07/31(日) 18:26:40 0
その時自分はハッとした。
あの時バス停までの帰り道の途中で亀井が言ってたことってここからきているんだなと。
確かに亀井が経験してしまったことって、並大抵の苦しみではない。
だからこそその言葉に重みがある。
だけどたった17年間しか生きてきてはいないけど、今こうしてお互いが無事障害なく生きていられた分、
何かしらの壁を越えてきているわけである。
勿論自分と亀井の壁の高さは全く違う。
でも日常的に生活してきた自分にとってはこの事実に知る由もなかった。
亀井自身がこういった経験をしてしまったから言えることだろうけど、それでも自分自身が経験して来たことにたいしては
少しも後悔していない亀井の強さがそこにあった。
「強いな・・・亀井は。」
「・・・ううん、そんなことないって。やっぱり頼っちゃうところはみんなに頼っちゃうもん。」
自分は意を決した。
「なあ、亀井。」
「何?」
「自分も今心の中にしまっている秘密を話そうかと思う。」
「・・・・・いいよ。」
「実は・・・・・。」
そして、自分は新垣とのあの時の秘密の出来事をすべて亀井に話した。
夜がゆっくりと明けていく・・・・・。
926 :
【真夜中の校舎】:2005/07/31(日) 18:32:32 0
>>910 実は自分自身そのれいなの小説スレの愛読家のひとりでして、スレタイこそちょっとアレですが
毎回感動して読み漁ってた時期がありました。
特に3つ目の「もしも朝起きた時れいなが隣で寝ていたら」は凄い優秀作だと思います。
未だに自分の中ではその作品を一番リスペクトしています。
あと以前はみうなの小説書き込んでいたのですが、スレ落ちとともに終了してしまいました。
内容的には物凄くハードでしたけど・・・(^^;
>>926 俺も「もしも朝起きた時れいなが隣で寝ていたら」は最高に素晴らしいと思った
でもあなたの小説も凄く深く感じて楽しいです
がんばってください
みうなも見てみたいなぁ
928 :
名無し募集中。。。:2005/07/31(日) 19:25:35 O
作者乙
感動したよ!
更新乙です
930 :
05004010867226_vg:2005/07/31(日) 21:04:16 O
931 :
07001110479570_ag:2005/07/31(日) 21:43:51 O
>>910はれいな処女喪失スレのログか。
PC壊れる前はよく読んでたな。3部作の話が好きだった。
ho
>>917 頑張ってPCで見てくれ
>>915 何か思いついたら現行スレに来てくんろ
>>921 すごいな…やっぱりあの人の作品は群を抜いてるよ
>>926 なんとま…意外に狭いものですな狼ってとこは
俺も最初はスレタイがアレなので巡回登録だけしてあとでまとめて読もうと思い
ずっと放置してたけどある日ちょっと目を通してみたら感動したクチです
>>931 乙ですよ
934 :
名無し募集中。。。:2005/07/31(日) 23:18:37 O
>>933 クライマックス寸前で切れてしまったので早速明日大学のPCで読むつもりです
今日かられいなが2推しになりましたw
名作が降臨するとそれだけで嬉しくなるよ
作者乙
ho
ぜ