もしもミキティが幼なじみの隣の娘だったら 35冊目
1 :
名無し募集中。。。:
乙
美貴は俺のもの
美貴帝に好きって言われた(*´Д`)ハァハァ
AVうそに決まってんだろこのバカちんが
(´・ω・`)
くこか!
ミキティが好き過ぎて
おっきしますた
けっこう久びし・・久しぶりにいっとくか
美貴はオレが守る
美貴が俺を守る
_ , ‐ ' ゙ ゙̄ヽ,
, '゙ ) \\ ,
,ノ!,' @ \ / \ _,.イ __
,,.. --─- ノ゙!,/ ,' / .\ ─┼─ .|
 ゙̄'i; ノ゙!,!゙ ゙i, ノ \ \ / \ノ __| オォ ン
゙'゙ ,!V ,゙゙ :, \ \
!!.,i ノ゙, .'., \ `゙''‐、 \ | ./ ./
! !_!_ ,'゙ i.,_ ゙, \ `゙''‐、 \ | / /
! .!_! ,゙ ゜ ゙!i, ──−‐‐‐ : ←
>>12-13 i..i'i ,゙ ノノノノハヽ / / | \ カイセンドーン
゙.. ', ! 从从从V) / / | \
'!,', ! __/.)wxvム / / |∴・ \
' , ',, ´つ/ ,.イ /i / .∵|:・∴・ \
\ ' .,人ミノ_,_ムロく]/ノ / ∴・|∵' ・∵
\「`〜⌒ _,_ノソ\ \_
"ヽて⌒´∠ノ ハゝ、_ `⌒i
いらんのじゃっ!!
从从从V) .oO(久しぶりで体がなまっとる)
ヒトイネ
ヒルマワネ
17 :
名無し募集中。。。:2005/06/17(金) 16:48:07 0
ho
ri
ほ
20 :
名無し募集中。。。:2005/06/17(金) 19:05:01 O
美貴
伝えたいことがあるんだ
実は俺も美貴に言っておきたいことが
早く伝えろ
何分で落ちるの?
気分
メンテでもあったのかな
20分に圧縮に変わったね
27 :
名無し募集中。。。:2005/06/17(金) 22:27:47 0
hozen
29 :
名無し募集中。。。:2005/06/17(金) 23:34:02 0
30 :
名無し募集中。。。:2005/06/17(金) 23:44:23 0
死守
32 :
名無し募集中。。。:2005/06/18(土) 01:12:11 O
深夜の保全
33 :
名無し募集中。。。:2005/06/18(土) 01:47:06 0
34 :
名無し募集中。。。:2005/06/18(土) 02:21:09 0
「なぁ、美貴」
「何?」
「おまえサイズ何?」
「はぁ?え?あぁ?」
「いや、だからサイズ何ですか?」
「聞こえてるし!2回もゆ〜なよ」
「言わせたんだよ美貴が。っで?」
「で?って、聞くなよそんなこと。しかも、きゅ、急に何?何なの?」
「いや、美貴って意外と小さいからどぉ〜なのか・・・」
ゴスッ!
なにやら顔面に強烈な鉄拳。俺は天ならぬ天井を仰いだ・・・口の中に広がる鉄分のお味・・・
「む、む、胸・・・触った事ねぇ〜だろっ!」と、言いながらさらに足蹴りをくらう
服のサイズのつもりだったのに俺・・・
でも・・・気持ち良(ry・・・・・・だめだこりゃ
36 :
名無し募集中。。。:2005/06/18(土) 03:47:41 0
乙
萌
38 :
名無し募集中。。。:2005/06/18(土) 04:54:56 O
w
俺なら触るな
40 :
名無し募集中。。。:2005/06/18(土) 07:21:36 O
俺なら揉むね
乙
41 :
名無し募集中。。。:2005/06/18(土) 08:26:11 0
42 :
名無し募集中。。。:2005/06/18(土) 10:18:55 O
もむほとあるんか?
vV)<今なんて?
いや、胸が重くて肩が凝ってるみたいなんで揉みましょうか?と
突然、夜中に美貴が軽い身のこなしで窓から入ってきた。
僕はぐっすり寝ていたのでそのことにはまったく気がつかなかった。
「にゃおー」
という泣き声に反応して僕は起き上がった。
猫が紛れ込んできたとばかり思って、下のほうばかり見ていたら
人影にぶつかった。
「うぉー」
僕は体ごとびっくりしてベッドの端に飛びのけた。
そこでようやく人影の全体が確認できた。
そこに立っていたのは懐かしい幼馴染の美貴だった。
暗がりの中でもそれははっきりわかった。
「美貴なのか?」
「にゃおー」
「もうふざけなくていいから」
「にゃおー」
「わかったらか」
「にゃおー」
と美貴は言うばかりだった。
さすがの僕もにゃおーとしか言わない美貴に頭にきて
電気をつけようとベッドから起き上がった。
美貴とは高校卒業して、ほとんど会っていなかった。
僕は大学に合格して、美貴は落ちてしまった。
美貴は浪人して大学合格を目指していたが直ぐにあきらめて
フリーターになってしまった。そんな美貴と話をしようと何回か接
触を試みたが露骨に避けられてしまった。ずっと積み上げてきた幼
馴染の関係はあっけなく壊れた。
美貴には負けず嫌いなところがあったのでそういう態度がなんとな
く理解できたので、さびしかったが、僕は美貴と距離を置くことに
した。そして二年。
明かりに映し出された美貴は、幻想的だった。
頭には猫の耳がついていて、手と足は少し毛深くなっていた。
顔はまだ美貴のままだが、体はすこし縮んだようで、服はぶかぶか
だ。しかし、なぜだか僕は、この世のものとは思えない生命に触れ
て感動すらした。
「美貴」
「にゃあー」
なるほど、これで美貴が猫の鳴き声しか出せない理由がはっきりし
た。
「でも、どうやってコミュニケーションをとればいいんだ」
すると美貴が部屋を見回し、ノートとボールペンを引っ張り出して
きて、書き始めた。
『目が覚めたら、猫耳が生えていて、言葉が発せなくなったの』
「今起きたばっかりか」
『そう』
「こんな時間にか」
『昼夜逆転して、生活不規則だから、ははは』
そんな生活してるからと言いかけて飲み込んだ。美貴の荒れた生活
を垣間見て切なかった。
『どうしてこんなことになっちゃったんだろう』
そう書いて美貴は、倒れこんだ。そして、自然に四つんばいになる。
まるで猫のように。美貴はそのまま首を縮めて目を閉じた。ま
さにおおきな猫だった。
僕はいつしか眠ってしまったらしく、気がついたらば朝になってい
た。反射的に美貴を探したが見つからない。そんな僕の焦りを無視
するかのように、美貴が着ていた洋服の上で、一匹の小さな猫が大
きなあくびをしていた。
「美貴」
そう呼びかけても、猫からは何の反応もない。
美貴は完全に猫になってしまったのか。
それから一週間、僕は美貴猫の世話をした。昔、猫を飼っていたの
で勝手はわかっている。キャットフードを一日二回あげて、トイレ
は人間だった習慣が残っているのかトイレの前でにゃあーと鳴くの
で、ドアを開けてあげれば便座に座ってようをたし、水まできちん
と自分で流した。
僕は美貴猫を抱き上げて
「美貴」
と声をかける。
しかし、何の反応もなく美貴猫は不思議そうに僕をみるばかりだ。
一週間経って、美貴の両親が心配しているんじゃないかと気になり、
美貴猫を連れて美貴の家を訪ねた。
僕を迎え入れてくれた美貴の母親はどこかやつれているように見え
た。僕が美貴のことを聞くと
「さあ、今度いつ帰ってくるかわからないからねえ」
そういってため息をついた。どうやら美貴はちょくちょく家に帰っ
てこないらしく、今、美貴が家にいないことをまったく不審に思っ
ていない。美貴が猫になってしまった日も、一ヶ月ぶりに家に帰っ
てきたということだった。
美貴がそんな荒れた生活をしているなんてまったく知らなかった。
「ごめん」
と心の中で言いながら、僕は美貴猫の背中をしばらくなで続けた。
美貴猫はじっとしてぴくりとも動かない。
「二人はてっきり付き合ってるもんだとばかり思ってたんだけどね」
と美貴の母親が言った。
「いえ」
「あんなんでよければもらってくれれば、助かるんだけどね」
「そう簡単には」
と軽く否定したがまんざらでもなかった。
「ほんとに助かるんだけどねえ」
僕は何も答えず、大人しく僕のひざ上に乗っている美貴猫をじっと
見つめた。
美貴、僕は大きな間違いをしていたんじゃないだろうか。
部屋に戻って、僕は美貴猫に話しかける。
「中学の時は、高校生になったら言えばいい、高校の時は大学生に
なったら言えばいいって、ずっと先延ばししてきた。でもそれは間
違いだった。永遠なんてありえない。言いたいときに言わなきゃい
けない。好きな人には好きって言わないといけない。たとえどんな
結果が待っていようとも」
僕は美貴猫を抱え上げ、美貴猫の目を見て
「美貴がずっと好きだった。これからもずっと好きだ。たとえ美貴
が猫になったとしても僕はかまわない」
僕はキスをすればもとに戻るのではないかとかすかに期待し、美貴
猫にキスをした。しかし、期待虚しく変化はなく美貴は猫のままだ。
僕は美貴を守れなかった悔しさで、ぽろぽろぽろぽろ涙が出てきた。
こんな大粒の涙を心の底から流したのは生まれて初めてだった。
僕の止みそうにない嗚咽を聞いて、美貴猫はぺろぺろぺろぺろ涙を
なめてくれた。
すると、美貴猫の体がみるみるみるみる人間の体に変化し始めた。
美貴は人間の体に戻ったことも気がつかずに、生まれたままの姿で
僕の頬の涙をなめ続けた。
「美貴、戻ったよ。戻ったよ美貴」
僕は裸のままの美貴をぎゅっと抱きしめた。
美貴もやっと気がついたようで
「美貴もずっとあんたのこと好きだったよ」
と言った。
その後、僕は大学を卒業すると同時に美貴と結婚して、妻のいる新
入社員となった。
おしまい
55 :
名無し募集中。。。:2005/06/18(土) 13:55:07 0
ファンタジーとても良かったよ
ミケ猫ならぬミキ猫ねw
______,.___, |;:;:.... |
゚ 。 : ..:| |l ̄|
: 。 ..:| |l |
゜ : ..:| |l_|
: ゚ ..:|;:;:.... |
゚ : ..:|;:;:.... |\_Λ ヒョコ
゜ : ..:|;:;:.... |ノハヽ
。 ゚ ..:|;:;:.... |VvV) <呼んだ?
: : ..:|;:;:....とノ
゚ 。 : : ..:|;:;:.... |
: : ..:|;:;:.... |
,,.,、-‐''"´~ `ー-‐'
川VvV)ねこみみを自慢するミキティ 8匹目
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1118922188/
>>54 いやよかったよ( ´∀`)σ)´Д`)プニュ
このあいだ最愛の飼い猫死んだのでちょっとしんみりした
しかし猫になろうと美貴はオレが守る
川VvV)σ)´∀`)σ)´Д`)
断る プニュ プニュ
ヮ´)σ)VvV)σ)´∀`)σ)´Д`)
プニュ プニュ プニュ
59 :
名無し募集中。。。:2005/06/18(土) 16:05:01 0
punyu2munyu
ねこみみスレとのコラボ作品良かったです
GJ!
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
ほ
保全
65 :
名無し募集中。。。:2005/06/18(土) 21:08:00 0
ほ
美貴ネコよかったよ。
▼ハヽヽ▼
/|\从VvV)<みきみき♪
⌒⌒''(U 美 )
▼〜し'~し'
69 :
名無し募集中。。。:2005/06/19(日) 01:01:17 0
70 :
名無し募集中。。。:2005/06/19(日) 01:03:19 0
ファンタジー作品乙。
保全
俺も俺も
このスレも長い間見て来たが
正直もう終わりが近いかなと思ってる
たまにその書き込みある
むしろすでに終わっているという意見が多いのでは
観衆がわがままになりすぎたせいもある
うpしたくてもうpできん
そのとおり
その時点で終わったということ
78 :
名無し募集中。。。:2005/06/19(日) 04:36:17 0
そしてまたはじまる
ho
_, ,_
川V-V) ・・・
./\__,ヘ,
ノノハヽヽ__ <なに見てんだよ
/(VvV从 /\
/| ̄∪ ̄∪ ̄|\/
| |/
ひぇ〜、すいません
ほ
ぜ
歴史を壊すのは簡単だが創りあげることは大変なこと
と通りすがりの俺がつぶやいてみる
壊れたらまた作り直せばいいさ、俺達で
そうだろう?美貴
一度壊れたものは二度と同じものには直らない
そうだね
89 :
名無し募集中。。。:2005/06/19(日) 15:51:24 0
黙れ小僧ども!お前達にスレが救えるのか!
ふぉおおおおお
隣で美貴が寝言を発している。
「○○〜」
なんで俺の名前叫んでんだよ。
恥ずかしくて、眠れないじゃん・・・。
ダメだ。寝ることだけに集中しろ!!
次の朝・・・
「ねぇ、○○起きてよ」
「んぅ〜」
もう朝か。なんとか眠れたみたいだな。
「っていうか、寝言で美貴ぃ〜とか言うのやめてよね。恥ずかしいから」
「え?言ってた?」
「言ってた」
「そっか・・・おれたちって相思相愛だな」
「へ?」
だめだこりゃ
92 :
名無し募集中。。。:2005/06/19(日) 17:28:28 0
なぜ隣に寝ていたのかはどうでもいいとして、とても良かった
このスレに爽やかな風が吹いたよ!
乙 ̄
保全
94 :
名無し募集中。。。:2005/06/19(日) 19:49:17 0
ho
ze
n
美貴ネコのその後、置いときます
美貴に連れられて、最近、にゃあーズバーというところに通うよう
になった。一度猫になってしまった美貴は、人間に戻ってからもそ
のなごりが残っていた。匂いに異常に敏感なのである。その卓越し
た嗅覚が嗅ぎわけてたどり着いたのがにゃあーズバーだ。簡単にい
うとまたたびに引き寄せられたようなものだ。
いつものように僕と美貴はカウンターに座り、マスターにソルティ
ードックを頼み、軽くのどを潤す。カウンターの端には一人で本を
読んでいる女の子がいた。マスターに尋ねると、たまにピアノの弾
き語りをするという。
彼女は突然、本を閉じて、けして広いとは言えない店内に不自然に
おいてあるグランドピアノを弾き始めた。そしてカナリアのような
声で歌い始めた。僕と美貴はじっと聞き入った。
「彼女ならボスも気に入るんじゃない?」
「そうかもしれない」
と僕は答えた。
美貴は彼女に話しかけた。
「あなたも猫だったの」
「ええ」
「どれくらい」
「三年ぐらいです」
「それは大変だったわね」
美貴は本当に同情していた。
「おかげで、拾ってくれた飼い主に避妊手術をさせられました」
「なんていったらいいか」
「いいんです。そういう星のもとに生まれたものとして諦めました」
「その代わり、その声を得たのね」
「そうかもしれません」
「あなた手配師って知ってる?」
「いいえ」
「私の言っている手配師っているのは、芸能プロダクションとテレ
ビ業界や音楽業界を仲介する仕事なの。それをうちの旦那がしてい
るのね。向こうで飲んでいる人ね」
「はあ」
「あなたならきっといい歌手になれるわ」
「歌で食べていくってことですか」
「そうよ」
「興味ないです」
「きっとそう言うと思ったわ。あなたお名前は?」
「愛です」
「愛、いい名前ね。ボスもきっと気に入るわ」
美貴はニコニコしながら僕の隣にもどってきた。ちょっと興奮した
ように愛という女の子と話したことを僕に聞かせてくれた。僕はお
酒を飲みながら、得意げに話す美貴を見ることに幸せを感じていた。
102 :
名無し募集中。。。:2005/06/19(日) 22:48:59 0
偉い方向になってきたなw
続きよろよ
ミキミキ♪
落としてなるものか
ミキティが好き過ぎて身近な女の人に恋愛感情を抱く事ができない
どうしてくれるんだ!!
じぞうに相談すべし
ho
109 :
名無し募集中。。。:2005/06/20(月) 04:18:37 0
ze
111 :
名無し募集中。。。:2005/06/20(月) 06:43:39 0
にゃー
幼なじみ欲しかった保全
114 :
名無し募集中。。。:2005/06/20(月) 11:51:45 O
前髪切って気分は17歳〜旅立ちのふたり
115 :
名無し募集中。。。:2005/06/20(月) 12:18:42 0
ho
メケテーきゃわす
118 :
名無し募集中。。。:2005/06/20(月) 15:46:31 O
大好き美貴ちゃん
119 :
名無し募集中。。。:2005/06/20(月) 16:37:28 0
ho
120 :
名無し募集中。。。:2005/06/20(月) 17:56:05 0
俺のほうが好きだ
美貴は俺の事が好きだ
122 :
名無し募集中。。。:2005/06/20(月) 18:28:32 0
そりはうそだ
作家さんとネタ常に募集中。。。
ze
n
126 :
名無し募集中。。。:2005/06/20(月) 21:55:33 0
ho
更新します。
『なにすりゃいいの?』
おれと美貴が付き合い始めて1週間が経った。
どうやら木村と松浦さんも付き合い出したようで、学校中のうわさになっている。
そりゃそうだ。学年のアイドルとサッカー部のエースが恋人になったんだから。
それに比べておれ達の変化の無さといったら・・・。
クラスの奴も「あれ?前から付き合ってたんじゃないの?」みたいな。
もう少し新鮮な反応があってもいいと思うんだけど。別に期待はしてなかったけどさ。
放課後、教室から出ようとしたおれの肩を誰かが叩いた。美貴だ。
「よっ、一緒に帰ろ」
「あぁ」
わざわざ言わなくてもいつも一緒に帰ってるのに。付き合う前から。
手をつなぐわけでもなく、ただ並んで帰り道を歩く。
「なんか最近、元気ないね」
「そう?」
「うん。顔恐いよ」
「マジかよ。寝不足かな」
「夜遅くまで何してんの?」
「別に。そんなに夜更かししてないし」
「は?じゃあ、寝不足じゃないじゃん」
「あぁ、確かに」
「・・・変なの」
「変じゃねーよ」
「なんかあったの?」
「いや、なにも」
「ふーん・・・」
「っていうか、何もなさすぎる」
「え?意味がわかんないんだけど」
「・・・いや、なんでもない」
夕陽が照らす中、一組のカップルが無言で歩いている。
なにも変わらなくていいって言ったのは自分なのに、おれが一番変化を求めてる。
美貴は本当にこのままでいいのだろうか。
まわりにはまだ同じ学校の奴もたくさんいる。
でもそんなの、気にしてる場合じゃない。運命を切り開くのは自分だ。
おれは美貴の手を掴み、坂の上まで走る。
「・・・ハァハァ。ちょ、ちょっと何よ、急に」
「なんでもねーよ」
おれの手は美貴をしっかりと捕まえている。
強引にその細い腕を引き寄せ、小さな体を抱きしめる。
「え・・・。みんな・・・見てるよ」
「・・・関係ないだろ」
ふたりはゆっくりと唇を近づけ、生まれて初めてのキスをした。
「バカ・・・びっくりするじゃん・・・」
照らし出されたふたつの影は、幸せそうに寄り添い2度目の・・・
「ねぇ、なにボーっとしてんの?」
「ん!?あぁ、いやなんでもない」
「熱でもあんじゃないの?」
「あるわけないだろ」
「あっそ、ならいいけど」
おれにそんな男らしさがあるわけがない。
こんなところで美貴に強引にキスできるくらいの勇気があるなら、
あの観覧車の中で、もうとっくに済ませてる。
木村と松浦さんはもうキスくらいしたんだろうか。松浦さんのあの積極性なら、
もうそれくらいしてても当然か。いや、もしかしたらそれ以上・・・。
「じゃ、また明日ね」
あ、もう家か。全然気が付かなかった。
美貴は自分の家のドアを開けながら、こっちを振り向いた。
「あ、風邪ひいてるなら早く寝なよ」
「ひいてないって」
「じゃあね」
「うん。また明日」
部屋に入り、ベッドに腰掛ける。
「はぁ」と溜め息をつきながらYシャツを脱いで、Tシャツに着替える。
おれはいったい、何をすればいいんだろう・・・。
あーあ。ひとりで悩んでバカみたいだな。もう寝ちゃおうっと。
まぶたを閉じて半分眠りに付きかけた時、何かがコンコンと窓を叩いた。
「ちょっと、開けて」
え?あぁ、美貴か。おれは慌てて窓を開けてやる。
「どうした?」
「あのさ・・・」
美貴は恥ずかしそうにうつむきながら、もじもじしてる。
「ん?」
「・・・恋人になったらさ、なにすればいいの?」
「・・・え?」
何をすればいいのかなんておれにもわかんないけど、
なんか気分がパーッと晴れた気がした。
なんだ、美貴も同じこと悩んでたんじゃん。
ただそれだけで、なにも解決してないのに、なんかうれしい。
おれは今言える、精一杯のカッコイイ台詞を探した。
美貴の肩に手を置き、美貴の目を見つめる。
「なにも変わらなくていいって言ったろ?」
「・・・答えになってないじゃん」
「バレた?」
美貴は窓をピシャッと閉めて、部屋に戻っていった。
前途多難だな・・・。
今日はここまでです。
いつも遅くてすいません。
132 :
名無し募集中。。。:2005/06/20(月) 22:41:23 0
前途多難乙!
二人の進展を期待してます
乙〜
乙乙。うん、俺もわかんね
ho
ほ
138 :
名無し募集中。。。:2005/06/21(火) 01:30:15 0
保守
ほ
ze
n
143 :
名無し募集中。。。:2005/06/21(火) 06:44:07 0
145 :
名無し募集中。。。:2005/06/21(火) 07:36:57 0
V)<コートジボアール
ニャー
147 :
名無し募集中。。。:2005/06/21(火) 11:12:09 O
あ
ho
ze
n
ho
ze
n
ho
ze
n
作家
野球
159 :
名無し募集中。。。:2005/06/21(火) 21:34:57 0
アウト
チェンジ
ゴールデン・ハンマー
柳生
冠婚葬祭
ho
ze
ほ
ぜ
んして寝る
おやすみきてぃ
170 :
名無し募集中。。。:2005/06/22(水) 04:22:27 0
n
172 :
名無し募集中。。。:2005/06/22(水) 06:23:52 0
173 :
名無し募集中。。。:2005/06/22(水) 08:01:26 0
ho
ze
175 :
名無し募集中。。。:2005/06/22(水) 12:11:05 O
作家さん常に募集中
ふぉおおおおおおおおおおお
るてしも
あーいがーすべーてさー
n
保全
髪切った?
かわいいぞぉ〜
ho
ぜ
186 :
名無し募集中。。。:2005/06/22(水) 21:58:52 O
嫁にしてー
誰もいない海
今読んだけど、飛亡さんヤッパリいいねぇー
続き期待してます
190 :
名無し募集中。。。:2005/06/22(水) 23:00:34 0
191 :
名無し募集中。。。:2005/06/22(水) 23:44:55 0
192 :
名無し募集中。。。:2005/06/23(木) 00:43:05 0
ho
作者募集。。。
195 :
名無し募集中。。。:2005/06/23(木) 03:25:59 0
ほ
ファ
ho
199 :
名無し募集中。。。:2005/06/23(木) 05:39:20 0
ze
☆ゅ
202 :
名無し募集中。。。:2005/06/23(木) 10:30:28 0
フォゥ!
ho
ze
n
ふぉおおおおおおおおお
ほ
ぜ
おい
ho
ヮ´)ノ<閑散としたこのスレに、れいなが見参たい!俄然強め!
ze
n
ほ
ほ
ほ
219 :
名無し募集中。。。:2005/06/24(金) 04:54:38 0
ぜ
おはよう美貴スケ
从VvV)<はい、オハイオ
从VvV)<ユタ州、田舎チガウヨ
223 :
名無し募集中。。。:2005/06/24(金) 10:34:03 0
エレカシは飽きたから来なくていい
224 :
ごめんね名無し:2005/06/24(金) 10:36:41 0
226 :
名無し募集中。。。:2005/06/24(金) 14:12:56 O
俺はエレカシさん好きです
227 :
名無し募集中。。。:2005/06/24(金) 15:01:06 O
てか、書いてくれる人みんな好き
だな
その間に俺がミキティ独占
阻止
許さん
>>223 書式は変わらないんだからイヤなら見なきゃいいだろ
233 :
名無し募集中。。。:2005/06/24(金) 16:51:44 0
ほ
ほ
ho
落とすなよ
ze
(=゚ω゚)ノ ぃょぅ
ここは書かないコテには厳しいぞ
241 :
名無し募集中。。。:2005/06/24(金) 23:59:54 0
このタイミングで来たって事は、あれはリーだったか
h
でした
ここの分も
何か書けたら
また上げますので
今日の所は
おやすみなさい
ほ
リー乙
終わりと言わず、続編も気が向いたらでいいから頼むよ
あとあっちも
ho
リー乙
読んでてなんとなく感じてたけどやっぱリーだったか
こっちも待ってるよー
248 :
名無し募集中。。。:2005/06/25(土) 03:02:33 0
作家さん&ネタ常に募集中。。。
寝る保
ほ
vV)<ピチピチハタチの藤本美貴です♥
だみだこりゃ
藤本美貴独占
こんなところで阻止
ほ
ぜ
リィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!
何?
おれおれ
ho
262 :
名無し募集中。。。:2005/06/25(土) 21:26:38 O
美貴スケ超独占
超阻止
ho
美貴の為に保全
266 :
名無し募集中。。。:2005/06/25(土) 23:51:29 0
さて、ゴミ樽独占してボコるか
ze
俺が保全するよ
n
美貴スケ大好きやねん 好き過ぎて眠れんわ!どないしてくれんねん!
271 :
名無し募集中。。。:2005/06/26(日) 03:59:02 0
ho
273 :
名無し募集中。。。:2005/06/26(日) 09:39:25 O
ほ
おおっと
275 :
名無し募集中。。。:2005/06/26(日) 11:22:33 0
从VvV)<ハロモニね
277 :
名無し募集中。。。:2005/06/26(日) 14:12:48 O
可愛いよ
ho
从VvV)<じゃあ帰ってきてよ
280 :
名無し募集中。。。:2005/06/26(日) 17:31:46 0
ze
从*VvV)<待ってるから
待ってるって良い言葉だな
n
ho
ze
从*VvV)<待ってる
n
从 - v -)<待って・・・ふにゃ・・・Zzz
ほ
臭い台詞のおおいのたのむ
从 - v -)<・・・大盛り・・・うんこ・・・Zzz
今日もアイツが夢に出てきますように・・・
296 :
名無し募集中。。。:2005/06/27(月) 05:56:39 0
ファイン保全!
みき保
ho
301 :
名無し募集中。。。:2005/06/27(月) 16:05:50 0
从VдV)<新作無いの?
ze
n
ho
ze
ん
ho
ze
n
ぽ
po
从 - v -) Zzz...
ぼ
寝る前保全
ほ
316 :
名無し募集中。。。:2005/06/28(火) 06:54:30 0
ze
318 :
名無し募集中。。。:2005/06/28(火) 10:34:36 O
んが
ho
ze
暑いね
よく続いてるね
そりゃ続くさ
だよね
ho
326 :
名無し募集中。。。:2005/06/28(火) 17:41:39 O
ミキスケにぶっきらぼうにちゅ〜してぇ
ze
n
「あぢー」
暑い言うな、くっつくな。もっと暑くなるから。
「ねぇ」
何?
「勘鋭いあんたは気付いてると思うけど──」
な、何?
「もう夏だよね」
まだ梅雨だって。
「なら何でこんなに暑いの?」
俺の部屋にエアコンが無いからじゃないか?
「何で無いの!」
美貴の部屋も無いだろ!
「そうなんだよね。だからこっち来たんだけど──」
どうした?
「さっきからどこ見てんのよ」
美貴の着てるキャミソール。
「それだけ?」
美貴の鎖骨。
「あとは?」
美貴のふともも。
「えっち」
と言いつつ、隠さないのは何で?
「──バカ」
だめだこりゃ
フォ━━━━━━ ;´Д`━━━━━━!!!!
何か良い。隠さないて事はOKて事だ
n n
ミ*・v・ミ ワン
〜(,,uu)
乙です 想像するだけでニヤケてまったよ!
そうだな・・・もうそんな季節だな・・・夏か・・・
ho
ついでに網タイツだったら・・・ヤバス!
お前は変態教師かよ
網タイツ・・・
へー
ze
「なに一人でアイス食べてんだよ!?」
「ごめん、金ないからこれ一個だけ。冷蔵庫には氷がある」
「○○が氷食べて」
「なんかおかしくない?」
「別に」
「……半分食べる?」
「食べる食べる」
「んじゃ下に行って皿取ってく、、」
「ん、おいし」
ダメだこりゃ
うむ。
344 :
名無し募集中。。。:2005/06/29(水) 09:11:15 0
短編萌
アイス萌え
346 :
名無し募集中。。。:2005/06/29(水) 13:32:30 O
山口萌
从VvV)<や〜ま〜ぐ〜ち〜もえです。>(’ー’*川
美貴かわいいよ美貴
ho
ze
n
今夜も来るの?
ほ
美貴独占
阻止
夜の砂浜からミキティ独占
残念 それは光男だ!
そして俺が波打ち際で美貴を独占
俺がバイトから部屋に帰ってみると、部屋の真ん中で美貴が正座し
て俺の帰りを待っていた。
美貴はいままで見せたこともないようなしおらしい声で言った。
「美貴のこと好きにしていいよ」
俺は自分の耳を疑った。
「えっ、からかってるのか?」
「うんん、美貴、あんたのこと好きだから好きにしていいよ」
衝撃の告白。夢にまで見た告白がまさかこんな形でくるなんて。
俺はうれしいよな、きつねにつままれたようなで混乱した。
「本当に好きにしていいのか」
「うん、いいよ」
「それじゃ、キスして」
美貴は俺の肩に手を載せて、ほっぺにキスをしてくれた。
本当になんでも聞いてくれのか。
「それじゃ、今度は口にキスして」
「美貴、はじめてだから上手じゃないよ」
そう言って美貴は俺の唇にキスをした。
俺の要求はだんだんエスカレートしていく。
「次は、服を脱いで」
美貴は少しためらいを見せたが、ブラウスを脱いでブラジャーを外
した。そして美貴は、自分からベッドに横になり
「好きにしていいよ」
と言った。
満天の☆空のした阻止
俺は美貴の横に寝て、目をつぶっている美貴を見つめた。
なんなんだこの違和感は。あまりにもいつもの勝気な美貴と正反対
だ。俺は美貴に体を近づけようとするが体が思うように動かない。
そして肝心な心も動かない。
「美貴、やっぱりこんなの変だよ。いつもの美貴じゃない。俺はい
つもの気が強い美貴が好きなんだ。ときどき甘えてくる美貴が好き
なんだ。こんな人形みたいなの美貴じゃないよ」
俺がそういうと美貴は服を着て
「今日は帰るね」
と言った。
「えっ、帰るの?」
「うん」
「まだ、いいじゃん。ちょっと言い過ぎたよ」
俺は大きい魚を逃そうとして焦っていた。
「今日はどうかしてた、忘れて」
美貴は部屋を部屋を出ようとした。
「美貴、待てよ。全部、忘れろってことか。俺のこと好きだって言
ったのも嘘だったのか」
「あんたも美貴のこと好きだっていったよね」
「ああ、言ったよ。本当に美貴のこと好きだよ」
「美貴もだよ」
美貴は振り向きもしないでそう言って、出て行ってしまった。
部屋に残された俺は、もったいないことをした悔しさで地団駄を踏
んだ。しかし、心は満たされていた。
ごめんよ作者
362 :
名無し募集中。。。がえが:2005/06/30(木) 00:30:47 0
ふぁえふぁf
妹とテレビゲームやってるところへ
かあちゃんから電話がかかってきて
妹が交通事故で死んだ現実に戻る2chマンガみたいだな
364 :
名無し募集中。。。:2005/06/30(木) 00:33:41 0
変な部分で改行してるな
365 :
名無し募集中。。。:2005/06/30(木) 00:35:47 0
俺がバイトから部屋に帰ってみると、
部屋の真ん中で美貴が正座して俺の帰りを待っていた。
美貴はいままで見せたこともないようなしおらしい声で言った。
「美貴のこと好きにしていいよ」
俺は自分の耳を疑った。
「えっ、からかってるのか?」
「うんん、美貴、あんたのこと好きだから好きにしていいよ」
衝撃の告白。夢にまで見た告白がまさかこんな形でくるなんて。
俺はうれしいよな、きつねにつままれたようなで混乱した。
「本当に好きにしていいのか」
「うん、いいよ」
「それじゃ、キスして」
美貴は俺の肩に手を載せて、ほっぺにキスをしてくれた。
本当になんでも聞いてくれるのか。
「それじゃ、今度は口にキスして」
「美貴、はじめてだから上手じゃないよ」
そう言って美貴は俺の唇にキスをした。
俺の要求はだんだんエスカレートしていく。
「次は、服を脱いで」
美貴は少しためらいを見せたが、ブラウスを脱いでブラジャーを外した。
そして美貴は、自分からベッドに横になり
「好きにしていいよ」
と言った。
366 :
名無し募集中。。。:2005/06/30(木) 00:35:59 0
俺は美貴の横に寝て、目をつぶっている美貴を見つめた。
なんなんだこの違和感は。あまりにもいつもの勝気な美貴と正反対だ。
俺は美貴に体を近づけようとするが体が思うように動かない。
そして肝心な心も動かない。
「美貴、やっぱりこんなの変だよ。いつもの美貴じゃない。俺はいつもの気が強い美貴が好きなんだ。
ときどき甘えてくる美貴が好きなんだ。こんな人形みたいなの美貴じゃないよ」
俺がそういうと美貴は服を着て
「今日は帰るね」
と言った。
「えっ、帰るの?」
「うん」
「まだ、いいじゃん。ちょっと言い過ぎたよ」
俺は大きい魚を逃そうとして焦っていた。
「今日はどうかしてた、忘れて」
美貴は部屋を部屋を出ようとした。
「美貴、待てよ。全部、忘れろってことか。俺のこと好きだって言ったのも嘘だったのか」
「あんたも美貴のこと好きだっていったよね」
「ああ、言ったよ。本当に美貴のこと好きだよ」
「美貴もだよ」
美貴は振り向きもしないでそう言って、出て行ってしまった。
部屋に残された俺は、もったいないことをした悔しさで地団駄を踏んだ。
しかし、心は満たされていた。
なんでまた?
ふかわネタ?
デジャブ?
ほ?
ho
ze
n
ho
376 :
名無し募集中。。。:2005/06/30(木) 11:07:28 O
な
mi
なんかトピックスがないと
全然ネタが思いつかないな
ミキティが映画公開差止を請求したらしい
ho
まあそれならメディアが安藤にあの愛称使うのやめれと
ze
川VvV)<俄然保守め
ミキティ大好き
美貴は俺が守る
n
ho
ze
さて、美貴と一緒にねるか〜
おやすミキティ
ほ
せ
授業中保全
ひる保
美貴ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!
阻止
398 :
名無し募集中。。。:2005/07/01(金) 15:52:50 O
NHK
n n
ミ*・v・ミ ワン
〜(,,uu)
あんくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅん
新作です
1
「なにやってんの?」
ベランダで夕日を見ながらタバコをふかしていると、聞きなれた…それでいて懐かしい声が届いてきた。
俺はゆっくりと、この一年間意識して見ないようにしていた向かいの部屋に目を向ける。
美貴が当たり前のように俺を見ていた。
「いや、べつに」
俺はまたタバコに口をつける。自分でもぎこちない動きだと思った。
でも美貴はなにも言わなかった。
約一年ぶりの美貴との会話だった。
「そっち行くね」
「なっ…!」
俺の返事を待たず、美貴は柵を乗り越え始める。
そしてそのまま俺の隣に来ると、柵の上で頬杖をついた。
「なんで…」
「ん?なに?」
俺を見つめる美貴に俺は言葉を飲み込んだ。なぜか心がチクリと痛んだ。
なんでそんなに自然にいられるんだろう。一年ぶりなのに。コイビトじゃないのに。
もう、ただの幼なじみでもなくなってしまったのに。
「新しい彼女、出来た?」
微笑みながら俺に問いかける。またチクリと痛んだ。
「…いや、いないよ」
「なんで?作らないの?大学で合コンとか行ってるんでしょ?」
「行ってない」
「ホントに?全然?」
俺は黙ってうなずいた。指の間をこぼれた灰が滑り落ちる。
「なんで?欲しくないの?彼女」
置いておいた灰皿でタバコをもみ消す。その間もずっと美貴は俺を見ていた。
「…もう十分だ」
「えっ…?」
「サヨナラは美貴だけで、もう十分だ」
2
高校二年の春。
俺と美貴は幼なじみという関係にピリオドを打った。
湧き上がる想いを抑えきれなくなった俺の心は、その想いを美貴にぶつけた。
不器用でぶっきらぼうな俺の告白。
美貴は俺を見つめ
『ミキも想ってた、あんたのこと…。いつ言おうか、そればっかり考えてた』
そう言うと
『…ありがと』
と付け加えて笑った。
最高の笑顔だった。
美貴がそんな顔を俺に向けてくれるのが嬉しかった。
美貴にそんな顔を浮かべさせられる自分が誇らしかった。
ずっと続くと思っていた。
それまでの幼なじみという関係が、コイビトという関係になっても。
どうなっても、『俺』と『美貴』は『俺と美貴』という関係のまま、ずっと続くと思っていたんだ。
でも。
一年前、俺たちはあっけなく終わった。
原因なんてあってないようなもんだ。
強いて言うなら、幼なじみって時期が長すぎたせいかもしれない。
それとも俺が大学生になり、美貴が美容師の専門学生になり、すれ違う時間が多くなったからなのかもしれない。
初恋は実らないってジンクスのせいかも。
でもそんなこと、俺にとっちゃどうでも良かった。
ただ俺たちは終わって、コイビトでも友達でも、ただの幼なじみでもなくなって…。
『俺と美貴』は『俺』と『美貴』になった。
それだけだった。
3
なのに美貴は今、俺の隣にいた。
俺の隣で俺を見て、俺の言葉に少し困った表情を浮かべていた。
「…ジョーダンだよ。俺に彼女がいないのは、俺がモテないから」
「……」
「俺が合コンに行かないのは、お酒飲めないから。それだけだよ」
俺はそう言って笑って見せた。自分でもぎこちない笑いだと思った。
それでも美貴はなにも言わなかった。
俺はまた真っ赤に空を染める夕日に目を移した。美貴も夕日を見つめる。
夕日を見つめながら、美貴の瞳がチラチラと俺のほうへ向けらていることに気付いた。俺もそうだったから。
でも、俺はなにも言わなかった。
なにも言えなかった。
「……れたい?」
かすかな声が俺の視線を美貴に向けさせた。
「なんか言った…か?」
「……」
美貴は柵に手を突きながら、薄汚れたベランダの床を見詰めていた。
俺は掛けるべき言葉を見つけられず、それどころか美貴を見続けることも出来ずに目を逸らしてしまった。
「…忘れたい?」
今度ははっきりと聞こえた。
「ミキのこと。忘れちゃいたい?」
「……」
「それとも、もう忘れちゃった?」
美貴は悲しそうに笑いながら、俺を見つめた。
美貴がそんな顔を俺の前ですることが悲しかった。
美貴にそんな顔を浮かべさせてる自分が情けなかった。
4
「なに言ってんだよ…」
俺の言葉に、美貴はなぜか少し首を振った。泣き笑いを顔に張り付かせたまま。
「幼なじみだったミキも、それと…コイビトだったミキも。もうあんたには…」
美貴は顔を空に向ける。
「今のあんたには必要ない。なんの意味もない、ただの過去なのかな…」
美貴の目には涙は浮かんではいなかった。
美貴が俺の前で泣くなんてこと、今までもほとんどなかった。
でも確かに今、美貴は泣いていた。
今までにないくらい激しく、強く美貴は泣いていた。
心が痛かった。
でも、俺は美貴から目を逸らさなかった。
どんなに心が涙を流そうとも、俺は目を逸らせなかった。
美貴の心の痛みが、俺に伝わってきたから。
痛いのは俺だけじゃなかったから。
「…一年前のあの日まで、俺には過去も未来もどうでも良かった。どうでも良かったって言うより、よく分かってなかった」
俺の声は震えていた。美貴も気付いていると思う。
気付かないふりをしてくれているんだと思う。
「美貴が横にいるってコトも、どういうことか分かってなかったんだ。…いつも一緒にいたから」
そう言って俺は少し笑って見せた。
「でもお前と別れて、俺にも少しだけ過去と未来ってのが分かった気がした。美貴がいた過去と…」
俺は全身に力を込めた。涙がこぼれないように。
「…美貴のいない未来」
先に涙を見せたのは美貴のほうだった。
5
美貴は泣き笑いの表情を変えてはいなかった。その表情のまま雫が頬を伝う。
俺はそれを見つめていた。
「あんたそれでいいの…?」
美貴も俺を見つめる。
「やっぱり忘れたいの?ミキのこと…。ミキは……ヤダよ」
それっきり口を閉ざす。
遠くのほうで、夕暮れを告げる鐘の音が聞こえた。
「お前の…美貴の声が聞こえなくなって、美貴の声が聞こえてくるようになった」
美貴が少し驚いたように俺を見た。
「いつも聞いてた声が頭の中に聞こえてた。でも…今日、ホントにその声が聞こえたんだ。『なにやってんの?』てさ」
俺を見つめる美貴から逃れるように、俺は視線を下に向けた。
「お前がいない寂しさも…悲しさも。少しずつ飲み込んでたのに。がんばって飲み込んでたのに」
「……」
「なんで。…なんで話しかけてきたんだよ。そんなに普通に、当たり前に…さ」
美貴は複雑な表情を俺に向ける。
「全部吹き飛んだ。…俺が美貴のこと忘れられるわけないよ。忘れたいわけ、ない」
今度は俺が黙り込んだ。
「…あんたがいたから。あんたがここにいたから」
ゆっくりと美貴が口を開く。
「あんたと会えなくなって。あんたのことが見えるようになった。目を閉じてても…」
俺は誘われるように美貴を見る。
美貴は目を閉じていた。
「目を閉じてても、目を開いても。目の前にあんたがいた。だから…だよ」
そう言うと、閉じていた瞳を開いて俺に笑顔を見せた。なにか吹っ切れたような笑顔だった。
「我慢なんか出来なかった。話しかけずにいられなかったの。ゴメンね。ミキ…ワガママだからさ」
「…相変わらず、だな」
俺は自分がなにを感じているのかわからなかった。
でも、妙に懐かしくて自然と俺も笑ってしまった。
6
「なんなんだろうな…」
俺の言葉に、美貴はまた少し首を振った。涙はもう乾いていた。
「…うん。どうしたんだろうね」
「でも、なんか少しスッキリしたよ。美貴は?」
「ミキも」
「多分吐き出したからだと思う」
「なにを…?」
「無理やり飲み込んだ、寂しさと悲しさ」
「…うん」
俺はもう紫色になった空を見つめた。
「ミキとあんたってさ。最初は…ただの幼なじみで。ただの幼なじみが、特別な幼なじみになった」
遠くのほうを見ながら美貴が口を開く。
「特別な幼なじみから、コイビトになって。…コイビトじゃなくなって。それから…」
「それから…?」
「……」
美貴はそれっきり口を開かない。黙って遠くを見つめていた。
それから、『俺』と『美貴』はまた『俺と美貴』になるんだ。
そう言おうと思い、俺は美貴を見た。でも、結局はなにも言わなかった、
美貴が俺を見ていたから。なにも言わなくても、伝わってる確信があったから。
「また少し、過去と未来ってのが分かった気がするよ」
美貴が俺を見た。
「美貴がいた過去と……美貴のいる未来」
先に笑顔を見せたのは美貴のほうだった。
了
今回はフーバーオーバーの『フェンダー』です
412 :
名無し募集中。。。:2005/07/01(金) 21:58:02 0
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
これを待ってたんだよ
414 :
名無し募集中。。。:2005/07/01(金) 23:08:35 O
偉くマイナーなw
やはりすばらしい!
久々にキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
この世界観は他では出せないな
乙〜
乙
やっぱウメー
乙〜
エレカシさんだ〜ヾ(*´∀`*)ノ
寝る保
422 :
名無し募集中。。。:2005/07/02(土) 07:00:29 0
>>416 だから他のカス作家は書くなといいたいのか
│
│
│
│
│ _
│ /  ̄  ̄ \
│ /、 ヽ
J |・ |―-、 |
q -´ 二 ヽ |
ノ_ ー | |
\. ̄` | /
O===== |
/ |
/ / |
424 :
名無し募集中。。。:2005/07/02(土) 08:36:09 0
久し振りにボーイズビーみたいなベタ萌え作品を読みたい
ほ
329 :名無し募集中。。。:2005/07/02(土) 08:11:15 0
みきろだ管よ、PHPのwarningが出まくってるぞ
早く治してくれ
モエモエ
うおぉぉぉぉぉ!!!!
エレカシさん、フーバーオーバーでくるとは・・・
乙です!!
そう言えばすぐ落ちたスレだったが、「ミキティと二人きりでカラオケに
行ったら」ってスレにあった作品が一番好きだったな。
文章の書き方は、下手だったがストーリー的には俺好みの作品だったんだよね。
そのスレどこにありましたっけ?
ググってみてはどうだろう?
>>430 俺のPC過去ログ見れないんだよ(マジで)
ho
エレカシ乙〜!
ほ
ぜ
n
439 :
名無し募集中。。。:2005/07/02(土) 22:05:31 0
ho
ze
☆
★
444 :
名無し募集中。。。:2005/07/03(日) 04:27:52 O
ヮ´)ノ<444!
n
ho
447 :
名無し募集中。。。:2005/07/03(日) 11:30:34 0
ze
mu
美貴
ho
_, ,_
川V-V) ・・・
あ
い
ぼ
ん
美貴ろだ復旧まだー?
ho
川VvV)<もうすぐ七夕だね
いまさらながらエレカシさん乙。
ze
n
ほ
ze
n
ho
mo
o
ho
_, ,_
川V-V)<おはよう
美貴、おはよう
おはよー
今日は雨か ダルイな〜
川VvV)<DVD見よう
ho
: ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜..
ミ /彡 :::.゜。 ゜・。゜゜. . . .
..ミ、|ミ //彡 :::.゜。 ゜・。゜゜. . . .
ミ.|.ミ/ ./.| :::.゜。 ゜・。゜゜. . . .
.|//|. [] ノノノハ : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜
/. [] 川VvV) :::.゜。 ゜・。゜゜. . . .
┬┬┬┬┬-∪∞∪‐┬┬
‐┼┼┼┼┼‐┼┼┼┼┼ もうすぐ会えるね
┼┼┼┼┼┼‐┼┼┼┼
: ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜..
ミ /彡 :::.゜。 ゜・。゜゜. . . .
..ミ、|ミ //彡 :::.゜。 ゜・。('A`)ソダネ . . .
ミ.|.ミ/ ./.| :::.゜。 ゜・。゜゜. . . .
.|//|. [] ノノノハ : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜
/. [] 川VvV) :::.゜。 ゜・。゜゜. . . .
┬┬┬┬┬-∪∞∪‐┬┬
‐┼┼┼┼┼‐┼┼┼┼┼ もうすぐ会えるね
┼┼┼┼┼┼‐┼┼┼┼
ムクッ ノハヽヽ
(VvV;川.._
r'⌒と、j ヽ <夢だよね
ノ ,.ィ' `ヽ. /
/ i!./
(_,. //
く.,_`^''ー-、_,,..ノ/
`~`''ー--‐'
ツッコミキティ!
ほ
ze
バイト保全
n
ho
486 :
名無し募集中。。。:2005/07/04(月) 21:53:04 0
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌( ^▽^)┘ ||WC||
└(T▽T )┐=3 =3 =3 =3 =3 ||使用中||
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌( ^▽^)┘ ||WC||
||WC||<ブリブリ
└(^▽^ )┐=3 =3 =3 =3 =3 ||WC||
しょい!
更新します。
『ファーストキス』
おれと美貴が恋人になって、初めての冬が来た。
並木通りの葉は落ちたし、初雪も降った。
季節の流れは今年をちゃくちゃくと終わりへ向かわせている。
おれのベッドに座った美貴が突然ぼやきだす。
「あーあ。今年も終わっちゃうね」
「ん?」
おれは壁掛けカレンダーに目を移し、日付を追う。
「ホントだ。あと・・・1週間くらい?」
「うん。ってか、明日クリスマスイブなんだけど」
「あ、そういえば母さんがケーキ作るとか言ってたな」
「あぁ・・・そう。あれ、やるのかな」
「毎年恒例の合同パーティだろ?やるんじゃない?」
「そっかぁ・・・」
「うん。親父同士がすげぇ楽しみにしてんじゃん」
「確かに」
「で、9時には寝ろだもんな。小学生かよ」
「あのさ・・・」
「ん?」
ベッドから降りた美貴はするするとおれの右腕につかまると上目遣いで見上げてくる。
うわ、やっべ。マジでかわいい・・・。
「な、なんだよ」
「その・・・パーティさ」
「うん」
「なんとか抜け出さない?」
「はぁ?そんなことしたら母さんに殺され・・・」
と、言いかけた瞬間、美貴がスッとおれの腕を足に挟み、なにかの技の体勢に入った。
「今、ここで殺されるのとどっちがいい?」
美貴は満面の笑みを浮かべている。マジで恐い。
「え・・・」
「どっちがいい?」
さっきまでの可愛かった美貴とはまるで別人。
殺人プロレスラー(?)のような目つきでおれを睨み殺す。
「えっと・・・後のほうがいいかな」
「だよね!じゃあ、決まり。明日、夕方の5時に迎えに来てね」
そう言い残し、美貴は部屋を出た。
あーあ、どうしよう・・・。もうこれは母さんを頼み倒すしかなさそうだな。
そして、イブの夕方5時。
おれは美貴の部屋の窓を叩いた。
普段は使わないルートだけど、今日だけはベランダを通った。
何故なら、母さんが外出を許してくれなかったからだ。
「ケーキも料理も作ってあるのに!」
と、散々文句を言われてしまった。
コンコン。
美貴はベッドから飛び降りると、窓を勢い良く開けた。
「あ、ゴメン。寝てた」
「な、なに!?お前が5時って・・・」
「あー、ゴメンゴメン。謝ってんじゃん、うるさいなぁ」
「・・・」
かなり頭にくるけど、これ以上はムダだ。
だって、美貴は地球上で最も寝起きの悪い人間なんだから。
早起きは得意なのに、なぜか寝起きの機嫌は最悪なんだよな、昔から。
「今、支度するから待ってて」
「うん・・・え?ここで?」
ベランダで待つの?
「あぁ、中入っていいよ」
「だよね。おじゃましまーす」
最近来てなかったけど、全然変わってないなぁ。
相変わらずの殺風景。これが本当に女の子の部屋なんだろうか。
と、美貴のほうに視線を戻すと、Tシャツを脱ごうとしている。
「うわっ!」
「え?おいっ!ちょっと、こっち見んなよ!」
「いきなり脱ぐなよ!」
「いいからそっち向いてて!」
「・・・うん」
クソー!声さえ出さなければ・・・ってイカンイカン。そんなこと考えては。
あー、でも、今振り向けば美貴は着替え中かぁ。
向いちゃおうかな。大丈夫だよな、一応は彼氏なんだし。
うん。よし振り向くぞ。せーの・・・。
「お待たせ」
「なんだ。もう着替えたの?」
「ん、なにが?」
「い、いや、なんでもない・・・」
「変なの。よし、じゃあ行きますか」
「おう」
美貴はいつもより、ちょっとだけおしゃれな服を着ていた。
やっぱり、なんかクリスマスって特別だよな。
美貴の両親が外出中なのを良いことに、ふたりはこっそりと外へ出た。
駅への道を歩いていると、携帯が鳴った。あ、母さんからメールだ。
『10時までには帰ってきなさいよ』
さっきまで怒ってたのに。やっぱ母さんには敵わないな。
「どうしたの?」
「母さんからお許しが出ました」
「なんだ。もっと早く出てれば、あんなこそこそしなくて済んだのに」
「まぁまぁ。帰ってから怒られるよりいいじゃん」
「・・・うん」
美貴はニコッと笑うと、おれの手を握った。
おれはその小さな手をいつもより少しだけ強く握り返した。
今日はここまでです。
構想練ってたら、遅くなっちゃいました。
あと、時期はずれですいません。
こんなクソ暑いのにクリスマスの話って・・・・。
495 :
名無し募集中。。。:2005/07/04(月) 22:37:59 0
飛亡ヒサシブリ
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乙
>>494 キタ━━━━━\从VvV)/━━━━━!!!!
乙〜
ho
500 :
名無し募集中。。。:2005/07/05(火) 01:05:32 0
ジャンプのいちごなんちゃらとかいう漫画も冬でクリスマスの話だから無問題
ごめん!確認させて
>>490の
> 「えっと・・・後のほうがいいかな」
は前だよね
アーイ♪
うっは!ドキドキしてきたああああああああああああああああああああああああ
乙です
やっぱり作品投下あるといいなぁ
乙です 更新待ってます
ho
ze
n
ho
511 :
名無し募集中。。。:2005/07/05(火) 14:54:36 O
ze
ほ
n
ko
ho
ze
n
ho
ze
n
美貴ぃぃぃぃぃっ!!
ほ
ん・・・朝か。時計を見る。11時ちょい過ぎか。
今日は華の土曜日、両親は親戚の結婚式で明日の夜まで帰ってこない。サッカー部の練習も休み。
つまり明日の夜まで俺は自由だ。フリーダム。なんて素晴らしいのだろう。
幸い、いつもうるさい美貴も今日は松浦さんや吉澤と遊ぶらしいので来る事はないだろう。
ちなみに吉澤とは部活関係で親しい仲だ。“〜さん”と呼ばずに呼び捨て出来る数少ない女子の一人というわけだ。
ま、それはどうでもいいとしてたまにはこう一人で静かに過ごすってのも良いもんだ。
休みの特権、二度寝。どれもう一休み・・・
その時だった。ガラガラガラ、美貴専用のドアが開く音。
『世界の車窓から、こんにちわ』
「こんにちわ。帰れ。」
『ちょっとお願いがあるんだけど。ってか起きなさいよ。』
俺は身体を起こした。
「またですか・・・何?寝たいんだけど。」
『プレステ貸して。DVD見たい』
「ダメ。無双やるから」
『何で?いいじゃん!寝るんでしょ!?』
「起きた後やるんだよ。てかお前プレステ持ってんじゃん」
『安倍先輩に貸しちゃったから。徹夜でやるんだって』
「ハードごとかすなよ。パクられたら痛いぞ。」
『安倍先輩はそんなことしないよ』
「大体今日松浦さん達と遊ぶんじゃなかったのか?」
『そうだよ、みんな待ってんだから』
その時俺の部屋の窓からぞろぞろと人が入ってきた。
集団不法侵入。民族大移動。俺の静かな週末が・・・
松浦「やっほー♪◯◯君、こんにちわ〜!」
石川「チャオ〜♪チャーミー石川です!◯◯君、昨日ぶり!結構部屋キレイにしてんだね」
吉澤「おっす!◯◯!いつまで寝てんの!?起きて体動かさないと腐っちゃうぞ!今日部活は?」
「吉澤と同じだよ。フットサル部も休みだろ?」
吉澤「うんにゃ。やってるよ」
「サボリかよ!」
紺野「あ、あの・・・おじゃマルシェ・・・じゃなかった、お邪魔します」
紺野さんまで・・・
美貴『あんたが一人でプレステを独占することでか弱き乙女5人はDVD見れなくなっちゃうのよ!あんた男でしょ!?それでいいわけ!?』
「わぁーったよ!持ってけよチクショー!!」
美貴『エヘヘヘ。毎度ありぃ〜』
赤兎に乗って戦場を駆け抜ける俺の夢が・・・
美貴『そんじゃ、みんな戻ろっか。』
松浦「ねぇ、◯◯君も一緒にDVD見ない?」
吉澤「いいねぇ〜!こういうのは人数多い方が盛り上がるしね。」
「いや、いいよ。俺寝とくから」
石川「えぇ〜!見ようよ!こんな良い天気の日に寝てるのは勿体ないよ!」
屋内で過ごすなら天気あんまり関係ないじゃん
紺野「・・・・・・」
紺野さんはさっきからずっと俺の机の上にあるポテチを見つめている。
それはそうと確かに眠気も醒めたし美女に囲まれて映画見るのも決して悪くない。
「まぁそこまで言うなら。」
その時美貴が冷ややかな目をしていった
『なにニヤニヤしてんだか。キモイよ。』
「してねーよ!」
美貴は恐ろしく勘が良いときがある。
美貴『あともうどうせだから◯◯んちのリビングで見るからね。今日おじさん達いないんでしょ?』
「別にいいけど。」
美貴『じゃ、みんなリビングへ直行!!』
みんな部屋を出て階段を下り始めた。ただ紺野さんだけはまだ相変わらず名残惜しそうにポテチを見つめている。
「紺野さん、それ食べていいよ」
紺野「えっ・・・い、いえ、わ、悪いですから・・・」
「いいって、食べなよ。買ったのは俺だけど、どうせ美貴に食われる運命だったんだろうし。アイツを太らせない為と思ってさ。ほら、アイツ最近太り気味じゃん。」
紺野「え・・・じゃあ・・・いただきます。」
「あ、あと敬語とか使わなくっていいって。あ、良かったらこれも持っていきな。」
俺は美貴が部屋に置いていたお菓子類を紺野さんに手渡した。
「これ以上アイツの腹がぽっこぽこになるのは忍びないからね。アハハハハ」
紺野「あ、あの・・・◯◯さん、後ろ・・・」
『誰がポコティだってぇ?』
振り返ればやつがいるってドラマがあったな。俺の場合は振り返れば美貴がいる、か。
あれ確か最後織田裕二が刺されちゃうんだった気が・・・
美貴の右フックが俺のボディに刺さる。ってか俺ポコティとか言ってないって・・・
意識が薄れる中、金魚みたいに口をパクパクさせる紺野さんが見えた。
だめだこりゃ
意識を取り戻した俺は階段を下った。それにしても痛ってぇ・・・あいつマジで世界狙えるよ。
美貴『遅いよ!○○!とっとと降りてきなさいよ!』
「お前のせいだろうが・・・」
『ん?何か言いましたぁ?』
「いえ、何も。。。」
何でもこのか弱き乙女5人(美貴が言うには)それぞれが借りてきた映画をみんなで鑑賞しようと集まったそうだ。
俺も映画を見るのは嫌いじゃない、むしろ好きだったので悪い気はしない。逆紅一点だし。
こうして鑑賞会が始まったわけだがみんなの借りてきた映画に性格が表れていてなかなか面白い。
吉澤はジャッキーのバリバリのアクション、石川さんと松浦さんはベタな恋愛もの。
ここまでは何となく予想通りだったわけだが紺野さんが借りてきていたのはスプラッタホラーだった。
この人だけはよくわからんわ。。。
つづき来るの?
また映画を観てる時の各々の反応が違って違った意味でも面白かった。
松浦さんと石川さんは恋愛ものを見ている時ボロボロ涙を流していた。心なしか美貴も少し涙ぐんでいた気がする。
吉澤は流石と言うかな何と言うかつまらなそうにしていた。俺も吉澤と一緒でこんなベタな話のどこが面白いのかよくわからない。
これが女と男の違いなんだろうか。ただ紺野さんだけは皆と違い、お菓子を頬張っている時以外はただ口をパクパクさせていた。
逆にアクション映画の時は石川さんと松浦さんはあまり興味がないような感じだった。
吉澤はずっと目をキラキラさせながら『かっけー!』を連発していた。うん、俺もこっちの映画のほうが性に合ってるわ。
美もなかなか楽しそうに観ていた。紺野さんは相変わらず口をパクパクさせているだけだった。
こうして和やかな空気の中時間は刻々と過ぎていったのだがそのムードは紺野さんの借りてきた映画によって一変した。
松浦さんと石川さんは泣き叫びそれぞれ美貴と吉澤にしがみついていた。そしてあの豪胆な吉澤と美貴でさえ引きつっていた。
俺も相当に怖かった(っていうか気持ち悪かった)のだが女の子の手前平静を装った。
てか石川さんと松浦さん、俺の頼り甲斐って美貴や吉澤以下ですか?こういう時って普通男の方に来る気が・・・俺は少し悲しくなった。
紺野さんは画面を見つめながら不敵な笑みを浮かべていた(気がする)
ひとつ気がついたのだが皆それぞれ合間合間にトイレ休憩をしていたのだが石川さんだけはトイレに一度も行くことはなかった。
後に美貴に聞いたところ
『あぁ、梨華ちゃんはしないから。美貴はするけど』
だそうだ。よくわからん。
ただ映画を観るだけっていうのも逆に疲れるもんだ。4本の映画を観終わった時にはちょうどいい具合に腹も空いていた。
松浦さんが『美貴たんの映画見る時間なくなっちゃったね』と残念そうに言ったが美貴は『あぁ、いいよ別に。後で観ればいいし。』
と言っていた。そういえば美貴のやつ、何を借りたんだろう?
『○○、台所借りるよ?』
どうやら夕食は美貴たちが作ってくれるらしい。美女の手料理、ちょっと贅沢だな。なんて考えてニヤけてるとそれを察した美貴が冷たく
『言っとくけどあんたはついでなんだからね』と言った。へぇへぇ、わかってますよ。
意外にもみんななかなか料理がうまいようだ。あの吉澤や美貴まで料理が出来るとは。。。何だかんだ女の子なんだなと思った。
ただ石川さんの焼きソバだけは・・・何と言うか表現するならトイレのような臭いがしてなかなか口をつけることが出来なかった。
『何でみんな食べないの?おいひいよ?』
その焼きソバを食べながら石川さんは不思議そうに尋ねてきた。
よく見ると周りの皆もまったくその焼きソバに口をつけていない、あの食いしん坊な紺野さんでさえ。それどころか皆、俺を何かを訴えかけるような目で見ている。
こういう時の処理係はいつも俺だ。チクショー!どうにでもなれ!俺は焼きそばを口にかきこんだ。意識が遠のいた、本日2回目。
『美味しい?○○君。』
「う、うん・・・刺激的な味で良いと思いまふ・・・」
そんな俺を見て石川さんは満足そうだった。
そして女の子たちはお喋りに華を咲かせ俺は食器を洗った。
何で俺がここまで・・・石川さんだけは
『○○君だけにやらせちゃ悪いよ。みんな手伝おう!』
と言ってくれたが
『いいのいいの!タダ飯食ったんだからそれぐらいは当然だって!』
と美貴が言った。
『悪いねぇ〜、○○』
吉澤まで悪乗りしやがって。
『やっぱ○○君は優しいねぇ、美貴たんが羨ましいよ!ヒューヒュー♪』
松浦さんも都合がいいんだから。でも悪い気はしないな。
『ちょっ!何言ってんのよ亜弥ちゃん!あんたもニヤニヤしない!』
やばい、今俺ニヤニヤしてたか。イカンイカン。。。
そんなこんなで騒がしい時間も終わりを迎えみんな満足気に帰っていった。
結局何から何まで全部俺がやった形となった。せっかくの一人きりの休みが・・・
風呂に入り自分の部屋のベッドにダイブする。はぁ・・・疲れた・・・
せっかく無双が存分に楽しめると思ったのになぁ。。。
戦場に繰り出すのはまた明日だな。もう今日はこのまま・・・
そう思いながらうとうとしていると部屋の窓がドンドンッと音を立てた。
せっかくいい感じで眠りにつけそうだったのに・・・
俺は仕方なく起き上がり窓を開けた。
『ちょっとぉ!窓は閉めるなっていつも言ってんでしょ!?』
「そっちこそ。俺は窓から入るなっていつも言ってんだろ」
『いいじゃん、減るもんじゃないし!いちいち玄関から入るの面倒くさいじゃん』
出たよ、美貴の強引な口癖、“いいじゃん”と“減るもんじゃない”が。まぁ別にいいけどね。泥棒が入っても取られるもんなんて特にないだろうし。
「で、何の用だよ?俺疲れてるしもう寝たいんだけど・・・」
『ふふふ。じゃじゃじゃじゃーん!美貴はコイツを持ってきたのだ!』
美貴が得意げに取り出したのはDVD。そういえばコイツの映画だけ観てなかったんだよな。
なになに、電車男?これ俺劇場で観たし・・・
『これ新作で明日返さないといけないからさ。今日中に観ないとダメなのよ。○○、一緒に観よーよ』
「勘弁してくれよ、今睡眠とらないと明日マジで学校で寝ちゃうじゃん。それに俺友達と映画館で観たし、それ」
『えぇー、もっかい観ればいいじゃん!減るもんじゃないんだし!それにあんたいつも学校でボーッとしてるじゃん。』
「元々顔がそういう風に見えるように出来てんだよ!俺はお前と違ってちゃんと授業聞いてるの。」
『まぁまぁ、一回くらい授業聞き逃してもそんなに影響ないって!よし、決まり!DVDセットして!』
「お前はその一回一回を積み重ね重ねちゃったから赤点ばっかなんだろ」
『うっさいわねぇ、男が小さなことグチグチ・・・今日しかダメなの!ほら、セットして!』
「ちっ、わかったよ。ただ絶対寝るなよ!お前が持ってきたDVDなんだからな!」
『当たり前じゃん!寝るわけないじゃない!』
「どーだか・・・お前いつも借りっぱなしで結局最後まで起きて観てるの俺じゃん。そんで終わった後にストーリー聞いてくんの」
『うっ・・・でも今日は大丈夫だから!絶対起きてる!神に誓う!』
結局俺が折れてDVDをセットする。これが俗に言う“かかぁ天下”ってやつか。
先が思いやられるわ・・・
DVDをセットし俺はベットに座り美貴はその隣に座る。いつものスタイル。
何で一回観た映画を俺が観なきゃならんのだ・・・コイツ今回寝たら絶対許さん。
40分が経過した頃、隣から小さな寝息が聞こえてきた。どうやら神への誓いは簡単に破られたようだ。
ハァ・・・せっかく一人でゆったりと休みを満喫出来ると思ったのに今日も結局コイツに振り回されっぱなしかよ・・・
たまには一人がいいなぁ・・・
うん、一人がいい。
そんな事を考えていると美貴の頭が俺の肩にもたれてきた。
相変わらず気持ちよさそうに寝息を立てている。いい夢でも見ているのだろう、口は半開きで笑っている。
その顔を見て俺は何だかホッとしたような幸せな気持ちになった。
だらしないけど美貴のそんな仕草は俺を安心させる。美貴がいてくれて良かった。そんな気持ちになるんだ。
たまには1人が良い・・・か。
いや、やっぱり2人がいいな。
なーんて、我ながら今回もちょっとクサいセリフだ。
さて、明日美貴に電車男の内容を上手に伝える為にも、もう一度しっかり観て内容を把握しないとな。
どうやら明日は居眠り授業となりそうだわ。
だめだこりゃ。
朝っぱらから長いの読んだ〜
すごくいいよいいよ
何か今更なんですが続きを書いてみました。
間が開きすぎたので前回の分もまとめて書き込みました。
拙い文章ですが保全代わりに読んでやってください。
乙。個人的に好きだったよ
良いよ良いよ
乙〜
542 :
名無し募集中。。。:2005/07/06(水) 13:11:29 0
2ちゃん的にもそれぞれのキャラ的にもよく書けてるね
>>537
乙。よかったよ
ho
ze
ze
ミキィィィィィィィィッ!!
∩ ∩
| | | |
ノノノハヽ
从VvV)ノ゚ < ぷるぅぅぅぅぅぅぅぅん!
。ノД
bb
保全
更新します。
街はイルミネーションやらなんやらですごい騒ぎだった。
駅前に来るとカップルだらけ。まだ美貴と付き合ってない時は、
「おれにも彼女がいたら、この空気にも溶け込めるんだろうな」
なんて思ってたけど、実際ふたりでいても居心地が悪い。
美貴も同じ気持ちなのか、なるべく人のいないほうに歩こうとしている。
おれはうろうろする美貴をグッと引きとめる。
「で、どこ行きたい?」
「あ・・・。じゃあ、プレゼント買わない?」
「一緒に?」
「一緒にじゃつまんないじゃん。じゃあ、1時間後にあそこの公園で待ち合わせね」
「いいね。なんか面白そう」
「ちゃんと良い物買ってよ?」
「ウケ狙いじゃダメ?」
「ダーメ」
「ハイハイ。じゃ、1時間後に」
美貴と別れて、ひとりで駅の近くをうろうろしてみる。
女の子って何もらったらうれしいのかな。
お、このぬいぐるみカワイイな。おれ、こういうの弱いんだよ・・・。
でも、あの何も無い美貴の部屋には置きたくないな。
っていうか、美貴もあんまりこういうの好きじゃないだろうし。
ウケ狙いならすぐに思いつくけど、本気でプレゼント選びなんかしたことないし。
やっぱり美貴なら食べ物がいいのかな。
あ、そうだ。この近くにうまいお菓子屋さんがあるんだ。
あそこならクリスマス用のお菓子があるかもしれない。行ってみようっと。
駅から歩いて10分のところにある『ハロー・レ・ティーヌ』は最近オープンしたばかりの
女子高生に大人気のオシャレなお菓子屋さんなのだ。
と、いうわけでお店には大行列。イブだからって、こんなに並ぶもんなのか?
待ち時間は・・・えーっと、30分?!まぁ、しょうがない。
ちょっとくらい遅れても、菓子がうまけりゃ許してくれるだろ。
そんなこんなで30分。やっとお店に入ることができた。
お店中に甘い匂いが漂っている。
ガラスケースの中には、たくさんのお菓子がギッシリ並べてある。
「どれになさいますか?」
うーん。いざとなると迷うな。
でも、この「クリスマス限定 クッキー&チョコセット」なんていいかもしれない。
日本人は「限定」に弱い。これは間違いなさそうだな。
「じゃあ、これで」
「5000円になります」
「ハイ、5000円ね・・・って、高っ!」
あまりの高さに大声を出してしまった。店中の視線がこっちを向く。
店員さんもクスクス笑いながら、「クリスマスセット」を取り出している。
「予算に合わないようでしたら、こちらの小さいサイズもございますが」
くそっ。完全になめられた・・・。
「いや、こっちでいいです」
「ありがとうございました。またお越しください」
店員はくまさん柄の紙袋に「クリスマスセット」を丁寧につめた。
一刻も早く店から立ち去りたくて、紙袋を持って外に飛び出した。
まぁ、時間に余裕もないからこのまま走って行こうかな。
なんとなく、美貴の喜ぶ顔を思い浮かべながら、小走りで公園に向かう。
もう外は真っ暗で、駅前の明かりもこの公園までは届かない。
こんなところに美貴をひとりで待たせてしまったことを後悔した。
何か嫌な予感がしたからだ。
そして、その予感は的中してしまった。
グランドの向こう側で、美貴がふたりの男に絡まれている。
ひとりは茶髪で、もうひとりは坊主頭だ。
坊主頭の男が、美貴の紙袋をグイグイ引っ張っている。
「ちょっと!離してよ」
「お前が離せ!なんならお前も一緒に来るか?」
おれは全力で美貴のところに駆け寄る。
「お前らなにしてんだよ!」
「うるせぇな」
茶髪の男はキッとおれを睨みつけると、腹に蹴りを入れてきた。
おれはなんの抵抗もできずに吹っ飛んだ。ケンカって得意じゃないんだよな・・・。
でも、ここはなんとしても・・・あれ、足に力が入らない。
うわぁ、かなりのダメージだ。みぞおちにでも入ったかな。
「なんだ、お前?」
「このコの彼氏じゃね?」
「あー、もっと彼女のこと大事にしなきゃダメだよ、ボク」
「ハハハ。おもしれー」
うざいなぁ、コイツら。早くどっか行かねーかな。
「ねぇねぇ。こんな情けない彼氏じゃなくて、おれたちとどっか行かない?」
茶髪男が美貴の腕を引っ張っている。美貴はすごく嫌そうな顔をしてる。
ん・・・泣いてる?
その瞬間、何かが音をたてて切れた。
「・・・かしてんじゃねーよ」
「あぁ?なんだ?」
「美貴のこと・・・泣かしてんじゃねーよ!」
右ストレートが茶髪の頬を直撃。
でも、もうひとりの男に蹴られて、すぐにさっきのポジションに逆戻り。
おまけに起き上がった茶髪男にも蹴られてノックアウト。
「ギャーギャーうるせぇな。おれらはこれが欲しいだけなんだよ」
「てめぇらみてーな、うかれたカップルからプレゼント巻き上げてんの」
「あー、痛ぇ。次、会ったら覚えてろよ」
そう言って、ふたりは美貴の紙袋を持って駅のほうに歩いていった。
美貴が心配そうにこっちを見ている。
おれはなんとか立ち上がって、ベンチに座る。
美貴も慌てておれの横に座り、ハンカチをおれの口に当てた。
「口、切れてるの?」
「ん・・・あぁ、噛んだのかも」
「大丈夫?」
「うん」
とりあえず、今日はここまでです。
また明日更新します。(予定)
次がラストです。
乙〜
をつ!
明日が楽しみ
さゆが適当なレス番をゲットなの〜!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(´´ ̄ ̄
oノハヽo ) (´⌒(´
⊂(・ 。.・*⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
ho
飛亡乙乙
ze
ミキティー(´・ω・)カワイソス
n
ほ
566 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 04:52:55 0
ho
美貴独占
569 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 08:03:04 0
从VvV)<拒否
570 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 08:05:40 0
ゴミ樽独占
从VvV)<拒否
我美貴守らん
みきたん毒腺
阻止隊血清
「もしもし」
美貴か、どうした?
「今どこ?」
学校だよ
「授業は?」
屋上でボサリ中。。。
「──バカだね、あんた」
お前もな
「あはは」
今どこ?
「海の近く」
まだバイト中なのか?
「──うん、ひとつ終わったんだけど、もうひとつ残ってる」
そっか──がんばれよ
「うん、がんばる」
用事は?
「えっ?」
電話してきた用事は?
「えっと、声、聞きたかったから」
ん?元気無いぞ
「──」
あぁぁあぁぁぁ!
「うわっ、ビックリした!何よ!」
俺の声、聞こえた?
「──聞こえた」
元気になった?
「──なった」
良かった
「ねぇ」
ん?
「こないだ交換した美貴の時計、持ってる?」
持ってるよ
「してる?」
女物の腕時計ができるかよ。ポケットに入れてる
「無くさないでよね」
無くさんよ
「絶対だよ?」
美貴は?俺の時計持ってる?
「今、腕にしてる。ブカブカだけど」
滅多な事じゃ壊れないから
「うん。でも、このアナログって見にくくない?」
アナログが良いんじゃんか
「何で?」
時計を耳に当ててみ?
「うん。──当てた」
カチカチ音がするだろ?
「うん」
コレだよ
「コレって(笑)」
「ねぇ」
どした?
「今日って七夕だよね」
うん
「織姫と彦星が1年に1度だけ会える日」
うん
「最近、会えて無いから」
──俺と美貴の事?
「うん」
──会えて無いな
「もしさ、織姫と彦星が携帯電話持ってたら」
うん
「お互いに寂しく無かったかな?」
そりゃ──寂しいだろ
「えっ?」
俺は、寂しいよ。美貴と会えなくて
「──バカ」
本当だぞ
「バカ──私も」
ん?
「何でも無い!」
今日は何時頃帰る?
「わかんないけど、8時くらい?──あれっ?」
どした?
「あんたの時計、止まってる」
えっ?
「──壊しちゃったかも」
うそっ
「ゴメン──ほんと、ゴメン(半泣)」
泣くな、美貴。大丈夫だから
「ホント?」
帰ったら俺の部屋持って来いよ
「うん、行く」
絶対だぞ
「うん、絶対」
よし!
「あはは」
「ねぇ」
うん?
「久しぶりに会える前って」
うん
「織姫もこんなドキドキしてたのかな?」
彦星もな
なーんちゃって、七夕ネタ。だめだこりゃ orz
579 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 12:56:36 0
いや、イイ
580 :
名無し募集中。。。:2005/07/07(木) 13:20:37 0
ミキニー
ほ
ze
乙かリー
n
久しぶリー
『おっす!○○君!』
「んあ?あぁ松浦さんおはよう。」
『おはようって・・・もう昼休みだよ?』
「昨日夜中まで無双やっててさ。休みの日出来なかったからね」
『相変わらずマイペースだねぇ。ところで、今日はちゃんと何かイベント用意してるんだろうねぇ!?』
「ん?今日って何かあったっけ?」
『何かあったっけ?じゃないよ!○○君、今日何月何日か知ってる!?』
「7月7日だろ?」
『そう!七夕!織姫と彦星が1年に一度出会える記念日!それは世の恋人達にとっても記念すべき日なんじゃない!?』
松浦さんは恋愛バカだ。俺はそう思う。たまにこうやって俺と美貴との付き合いに口を出してくるのだ。
俺にとってはありがた迷惑な時が多いのだが・・・
「そんな大層な日でもないんじゃね?それにあれって元々は中国の話だろ?俺日本人だし。」
『呆れた!○○君はバカだね、バカだよ!愛に国境はないんだよ?美貴たんがそれ聞いたら傷つくよ?』
恋愛バカにバカって言われた・・・
「そんなバカバカ言われたら俺も結構傷つくんですけど。ってか今日部活とかあるし」
『大丈夫だって!○○君がいなくたってそんなに影響ないって!』
「あのな、俺一応正ゴールキーパーなんですけど。それに美貴だって今日部活だろ。」
『む〜〜〜。このわからんちん!』そう言って松浦さんはホッペを膨らまし帰っていった。
今回は俺の勝ちだな。
すると今度は紺野さんが俺のところへやってきた。
『あの・・・先日はお世話になりました。突然ですが今日は何の日か○○さんはご存知ですか?』
松浦さんめ、今度は紺野さんを使って俺を説得に当たってきやがった。
「七夕だよね?いきなりどうして?誰からの差し金?」
『いえ、そんな差し金だなんて。別に亜弥ちゃんから言われて○○さんを説得しに来たなんて事はありません・・・』
あたふたしながらもわかりやすい人だ。
『話を戻しますね。そう、今日は七夕です。織姫と彦星が天の川、英語で言うとミルキーウェイを渡り1年に一度会う事を許されてる日なんです。日本では七夕に素麺を食べるんです。楽しみなんです。』
そう一方的にまくし立てて紺野さんは帰っていった。どうやら素麺を食べたいようだ。
松浦さんの策略はまたも破れたらしい。今回は俺の不戦勝って感じかな。
そして放課後。今度は石川さんがニコニコしながら俺のとこへやってきた。これも松浦さんの差し金なんだろうな。
『○○君、チャオ〜♪突然だけど今日は何の日━━━━』
「七夕だろ?」
『ちょっとぉ、まだ全部言い終わってないじゃん!』
「いや、もう今日3回目だし。どうせ松浦さんから言われて来たんだろ?」
『うっ、鋭いわね。それではご説明します。』
ご丁寧に七夕についての本まで持ってきてやがる・・・何で俺の周りにはこう、お節介な世話焼きが多いのだろうか・・・
『夜空に輝く天の川のほとりに、天帝の娘で織女と呼ばれるそれは美しい天女が住んで居ました。織女は、天を支配している父天帝の言いつけをよく守り━━━━』
ここから石川さんは延々と織姫と彦星の話を読んで俺に聞かせた。
『というわけ。ちなみに七夕の朝早く、短冊に願い事を書くと、その願いが叶うらしいよ。ね?素敵じゃない?』
「朝早くってもうとっくに朝終わってんじゃん。それに俺もう部活だから行かなきゃ。」
『夢がないなぁ、○○くんは。チャーミーがっかり。』
「リアリストって言ってほしいな。ってかチャーミーってなんだよ。」
『とにかく!○○くんは部活とか言ってる場合じゃないのよ。早く家に帰って部屋をムードいっぱいにするとかやることあるでしょ!』
「やだよ、面倒くさい。そういう石川さんはどうなのさ?人に言うくらいだから部活よりそっちを優先させるんだよね?」
『も、もちろんよ!当たり前じゃない!』
その時、教室のドアが開いた。
『ちょっと梨華ちゃん!何やってんだよ!もうみんな集まってるよ!』
『あ、ちょっとよっすぃ〜!待ってよ〜!今行くから〜!』
「ホラ、やっぱり部活じゃん」
『あぅ・・・チャーミーはいいの!ただ今恋人募集中の身だから!』
「どうでもいいけど、早く行かんとまた吉澤に怒られるぞ。」
石川さんは名残惜しそうに教室を出て行った。3連勝。さて、俺も部活に精を出すか。
部活も終わり、飯食って風呂に入ってひと段落。
ベッドに座り無双を嗜む。俺の至福のひと時。
順調にゲームを進めているとドンドンッと窓が音を立てた。
どうやらまた窓を閉めていたようだ。
窓を開けたが入ってきたヤツは変わったものを持っていた。
『ちょっとぉ!窓閉めるなっていつも言ってんでしょ!』
「あぁ、すまん・・・ってお前何だそりゃ!?」
『ふふふ・・・よくぞ聞いてくれました。これは笹竹です!』
「いや、見りゃわかるよ!俺はそれをどこでどうやって手に入れたか聞いてんだよ!」
『ん?亜弥ちゃんが家に持ってきた。』
松浦さん・・・そこまでやるか?ってかこんなもんどうやって手に入れたんだ
『○○、今日は何の日か知ってるよね』
「七夕だろ。ってこのやりとり今日4回目だよ・・・」
『ファイナルアンサー?』
「ファイナルアンサー。」
『・・・・・・正解!はい賞金。』
「どうも・・・ってチロルチョコかよ!」
『美貴はあんまりこういうのあんまり信じてないんだけどね。亜弥ちゃんが二人で願い事しとけっていうからさ。それ叶ったらラッキーじゃん?』
「でも、石川さんが言ってたけどこれって朝早くに願い事しないとダメみたいだぞ」
『うそ!?そうなの?じゃあ意味ないじゃん』
「まぁいいんじゃね?俺今別に願い事したいこととかないし」
『何で?美貴はたくさんあるよ。宝くじが当たりますようにとか、テストがこの世からなくなりますようにとか』
「そういうのはまぁあるっちゃあるけどな。ただ一番の願い事は今んとこ叶ってるしな」
『なになに?一番の願い事って?』
「うっせーな、こういうのは人に言わないからいいんだよ!」
『ふーん。まぁ何となくわかるからいいけどね』
美貴はニヤニヤている。
『まぁ美貴の一番の願い事も今んとこ叶ってるからOKかな。』
「ん?お前の願い事って?」
『こういうのは言わないからいいんでしょ?多分あんたと一緒よ』
そう言って美貴は少し顔を赤くして照れ隠しのように俺にくれたチロルチョコを取り上げ口に入れた。
七夕なんて関係ない。美貴と一緒にいれる事。一番の願い事は叶ってるから。
ただ強いてお願いするなら・・・いつまでも美貴と一緒に・・・
「あっ、そういえば紺野さんが言ってたんだけど七夕ではソーメン食うもんらしいぞ」
『マジ?食べる食べる!』
「お前夕飯食ったろ!?また太るぞ?」
『七夕だからいいのよ!』
「都合のいいヤツ・・・ま、縁起がいいもんらしいしな。作ってやるか。台所行くぞ」
『そうこなくっちゃ。』
そこで俺はあることに気づいた。
「そういえばお前、そのでっかい笹竹。どう処理するんだ?」
『あっ、忘れてた・・・どうしよ・・・』
だめだこりゃ
今日は七夕と言うことで何となく書いてみました。
毎度拙い文章で申し訳ないですが保全代わりに読んでやってください
乙〜
乙。イイヨイイヨー
七夕って本当にいいものですね
「晴れてよかったね」
隣を歩く美貴がポツリとつぶやいた。
「そうだな。朝方はまだ降ってたみたいだけど」
歩道脇のアスファルトにはまだ少し水溜りが見える。
それとは裏腹に、空は綺麗な夕暮れを見せていた。
「高校生最後の一学期も、もうすぐ終わりだね」
「そうだな。でも、すぐに高校生最後の夏休みだ」
「いっぱい思い出作んなきゃね」
美貴は俺を見て微笑む。
「その前に。…今日のテスト、どうだったんだ?」
その笑みが一変して不機嫌なものに変わる。
「あんたはどうなんだよ」
「…聞くな」
ぶっきらぼうな言葉に、また笑った。
俺たちは、なだらかで長い上り坂に差し掛かる。
目的もなにもないただの散歩。
ゆっくりとお互いのペースにあわせて足を進めた。
視線を前に向けると小さな子供たちが数人、坂を走って駆け下りてきた。
先頭を走る男の子が手に持っているものは…?
「あっ…」
隣の美貴が小さく声を上げる。
それを気にするまもなく、子供たちの一団が俺たちの隣を駆け抜けた。
さらさらと笹の葉を、風にはためかせながら。
「そっか…。今日は七夕か」
「今更なに言ってんのよ」
「あっ!…だからか」
俺がつぶやくと、驚いたように美貴がこっちを見た。
「んっ、なにが?」
「さっき美貴が言った『晴れてよかったね』ってやつ」
「そうだよ。今頃気付いたの?」
「以外だ。美貴が織姫と彦星のことまで気にしてたなんてさ」
「……うるさいな」
そう言うと、そっぽを向いて急に走り出した。
「おいっ!待てよ!!」
美貴の背中に呼びかけつつ俺も走り出した。
一気に坂の頂上まで。
「なんだよ。急に走り出しやがって…」
美貴は道路沿いの柵に手を置いて、俺を見つめる。
そして、街の方を指差した。
ここからは俺たちの街が見下ろせる。
「きれい…」
美貴がポツリとつぶやいた。
俺は黙って美貴が見ているものを見つめた。
雨上がりの澄んだ空気が、沈んでいく夕日を際立たせる。
俺たちはそのまま夕日が沈んでいくのを見ていた。
「夕日。沈んじゃったね」
「ああ、そだな。…あっ!」
俺は美貴の真似をするように指差した。薄暗くなった空に向かって。
「あっ…」
そこには一番星が輝いていた。
「…あれって、織姫?それとも彦星?」
「多分どっちでもないよ。織姫も彦星ももっと暗くならないと見れなかったと思う」
「そっか…」
美貴の声が夜空に染み込む。
「……美貴さ。紙ある?ノートの切れ端でもいいんだけど。それとなんか書くもの」
「あるけど…?」
そうつぶやきながら、美貴は持っていたノートをやぶって俺に渡した。
俺はそれを受け取ると、それをまた二つに破って一方を美貴に渡す。
「??」
不思議そうにそれを受けとる美貴から、俺はボールペンをもらった。
柵の上に紙を載せて俺はボールペンを使う。
「なにやってんのよ…」
「いいから」
美貴をシカトして俺はその紙切れで紙飛行機を作った。そして…
「いくぞ」
「あっ…」
美貴が声を上げる。その声に、俺はなぜか満足感を得た。
紙飛行機は風に乗って飛び続け、小さな公園の大きな木の上にふわりと乗った。
「…美貴もやれよ」
「なんなのよ?」
「今日は七夕。短冊代わりだよ」
美貴は数瞬の後、ニコリと笑った。
いそいそと紙切れに長いごとを書き込む美貴を、俺は黙って見つめていた。
「…なによ。見ないでよ」
言いながら、美貴は紙飛行機を折り始める。
「…出来たよ」
少し不恰好な紙飛行機が、美貴の手の上に載っていた。
「ちゃんと飛ぶかな?」
「大丈夫だろ。じゃあ…」
「うん。飛ばすね」
美貴はやたら慎重に素振り?すると
「よっ!」
と言って、飛行機を飛ばした。
飛行機はその不恰好な格好とは裏腹に風に乗り……俺と同じ木の上に乗った。
「やったね」
小さくガッツポーズとする美貴は…可愛かった。
「あんた…なんて書いたの?」
「いいだろ。そんなこと」
俺は即答した。予想できた質問だったから。
「いいじゃん。教えてよ」
いいながら睨むように俺を見る。
「……」
これも予想出来た。
そして…。押しに弱い俺が答えちゃうことも。
「美貴の願いが叶いますように」
「えっ!?」
「だから『美貴の願いが叶いますように』って書いたんだよ」
「…ありがと」
そう言う美貴は…可愛かった。多分、織姫にも負けないくらい。
乙〜
みなさん乙です。
今日は七夕だったんですね。
ひとりだけクリスマスの話とか、書き込みづらいので
また明日にでも更新したいと思います。
個人的な理由で申し訳ないです。
乙です
飛亡さん待ってます
607 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 01:20:46 0
七夕作品投下乙!
今読み返すと自分の文章他の作家さんに比べて何か長い気が・・・
何か“ここをこうした方が良い”とか“こうした方が読みやすい”っていうのがあれば遠慮なく言ってください。気をつけますので。
609 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 01:40:49 0
>>608 好きなようにどうぞ 他と比べるスレでないので
あんたの作品はそれぞれのキャラがアピールしてくのとか良いよ
そしてミキティとの萌え落ちで締めるみたいな構成が出来ててね
610 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 01:43:39 0
>>608 ここに投下する作家さん達の作品はみな個性的でそれぞれ萌える
比較する事など必要無い スポンティニアスな発想が失われる
スポンティニアスって何?
ho
ze
n
ho
ようするに美貴はオレが守るということだ
阻止
盛り上がって参りました
620 :
名無し募集中。。。:2005/07/08(金) 14:26:57 O
ほ
从VvV)<みんなおつかれ
美貴を見たから疲れが癒えたよ
ほ
ze
从VvV)<昨日はすごい良かった
美貴様なんかすごいエッチだよ美貴様
从VvV)<良かったもんは良かった
そんなによかったのかハァハァ
更新します
美貴の声はいつもの100倍小さかった。嗚咽と混ざって、さらに聞き取りにくい。
「ゴメンネ・・・」
「いや、こっちこそゴメン」
ハンカチを美貴の手からスッと取って、美貴の涙を拭く。
「美貴、目から血出てるよ」
「・・・バカ、涙だよ」
「あ、そっか。暗くてよくわかんねーや」
「・・・」
無理矢理に茶化してもダメかな。
「あー、情けね。もっとケンカが強かったらな」
「ううん。全部、美貴が悪いの。注意不足で・・・」
「注意不足はこっちだよ。美貴をこんなところにひとりで待たせちゃった」
「○○・・・ホントにゴメン」
「まぁ、謝りだしたらキリないからこれで最後。せっかくのクリスマスにごめんな」
「・・・ううん」
「あ、プレゼント・・・」
くまさん柄の紙袋は地面に中身をぶちまけて転がっている。
急いで拾ったけど、中身はグチャグチャ。とても食べれるものじゃない。
ゴミ箱にまとめと捨てて、ベンチに戻った。
「プレゼント、ダメになっちゃった。ゴメン」
「もう、謝るのは禁止でしょ」
「あぁ、そっか・・・」
「美貴のも持っていかれちゃったし」
「なんかもうホント最低だよな」
おれは美貴の肩をギュッと抱いて、引き寄せる。
美貴はおれの胸に顔を押し付けると、大声で泣き始めた。
「うぇーん!怖かったよぉ」
「・・・ハハハ、おれも」
「でも・・・○○が助けに来てくれて嬉しかったよ」
もうほとんど何言ってるかわかんないけど、なんとなく聞き取れる。
「もうちょっと早ければな」
「ホントだよ!美貴はカワイイんだから・・・次から気をつけるように!」
「ハイ・・・申し訳ない」
「謝らない!」
「ごめ・・・ん、じゃなくて、えーっと・・・」
「キスして」
「へ?」
「それで、許してあげる。全部」
美貴がおれを見上げる。
あー出ました、必殺上目遣い。くっそー。
「あぁ・・・じゃあ、目閉じな」
「うん」
美貴がそっと目を閉じる。
急な運動のせいか、緊張のせいか、心臓はバクバク鳴っている。
これだけ近ければ、美貴にも聞こえてるんじゃないだろうか。
ゆっくり、ゆっくりと唇を近づける。
ギリギリまで近づいて、ちょっとためらう。そういえばこれ、ファーストキスだな。
と、思った瞬間、美貴が少しだけおれに近づいた。
ふたりの唇が一瞬、かさなる。
「あ・・・」
「マジかよ」
「いや、ゴメン。なんか今の体勢、微妙に辛くて・・・」
「あぁ、そう」
「まさか、そんな近いと思ってなくて・・・」
「ハハハ」
「全然ムードなかったね」
「まぁ、おれたちのファーストキスなんてそんなもんじゃない?」
「そうだね」
美貴はニコッと笑った。良かった、美貴が笑って。
おれは美貴の目を見つめなおして、もう一度キスをした。
さっきよりもしっかりと、さっきよりもやさしく、そして長く・・・。
「そういえば、おれへのプレゼントってなんだったの?」
「え、知りたい?」
「うん、けっこう興味ある」
「マフラー・・・」
「ふーん。いくらだった?」
「・・・手作り」
「は?手作りって、だって・・・」
「なんか渡そうって思ってたら、恥ずかしくなっちゃって」
「んで?」
「買ったってことにしようかなって・・・」
「なんだそりゃ」
「でも、デザイン的に無理があるんだよね」
「え、どういう意味?」
「真ん中に赤い字で大きく『MIKI』って入ってるから」
「なんで美貴の名前入りなんだよ・・・」
「・・・浮気防止のために」
それは、持っていかれてよかったかもしれない。
っていうか、あの不良も開けてビックリ玉手箱。さぞ悔しかったろうな。
顔面にパンチもらって、手に入れたのが手作りマフラーじゃ・・・。
「ハハハハハ・・・」
そんなこと考えてたら笑いが止まらなくなった。
「ちょ、ちょっと何がおかしいの?!バカ!笑うな!」
あーあ。いろいろあったけど、楽しいクリスマスイブだった。
また来年もコイツと過ごせたらいいな・・・。
『ファーストキス』終了です。
お待たせしました。
乙〜
乙
新展開はあるのかな?
ほ
639 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 02:46:44 0
こういうファーストキッスもいいな
GJ!
おやすミキティ
ho
ほ
ze
保全
さすがにこの時間はヒトイネ
この時間帯2時間1回しとけば充分だから
『ねぇ○○、休憩したい。』
「ダメだ。まだ30分しかしてねぇだろ。あと30分。」
『えぇーーー!!!これ以上やったら美貴死んじゃうって!』
「いいから黙って解く!」
今俺は美貴に勉強を教えている。ちょっとばかし前に美貴の家庭教師を契約してしまったのだ。
後悔先に立たず。そのせいで俺は休みというのにこうやって好きなことも出来ずに見返りが期待出来そうもない事を・・・
かといって放っておけばまた赤点を取りかねない。そうなると美貴は塾通いを義務付けられてしまうしな・・・
『ねぇ○○ってば!ね?休憩ちょーだいよ。美貴が死んでもいいの?○○は平気なの?うわぁーーーーん』
「そんな嘘泣きに騙されるほどボケてねーよ。大体お前は休憩が多すぎる。普通は1時間やって10分休憩のところをお前は30分やって30分休憩してるだろ」
『それが美貴クオリティ。』
「何をわけのわからんことを。。。」
『ねぇ、いいでしょ!?一生のお願い!』
「お前は一生のお願いを使うつもりだ。ったく、じゃあその問題解いたら休憩だ」
『やりぃ!さすが○○は話がわかるねぇ♪』
何だかんだ言って俺はやっぱ美貴に甘すぎなんだろうな。自分が少し情けなくなる・・・
『ねぇ、○○』
「今度は何だよ?」
『わかんない。』
「ん?どれどれ。あぁ、これは長さの比を(1:1−t)と設定してやるのがセオリーだけどメネラウスの定理を使ったら簡単に解けるはずだぞ」
『○○何言ってるかわかんないんだけど。ってかメネラウスって何?人の名前?』
「・・・お前なぁ。メネラウスはつい何日か前にやったばかりだろ!ちゃんと復習したのかよ!?」
『だって忙しかったんだもん!美貴には復習なんてやる暇ないの!』
「嘘付け!お前昨日の夜煎餅バリバリ食いながらマガジン楽しそうに読んでやがったくせに!」
『何で知ってんのよ!』
「あ・・・そ、それはだな・・・」
『覗いてたってわけ!?最低!』
「愛ゆえの犯行さ、許してたもれ」
『うっさい!女の子の部屋覗くとか信じらんない!バカ!最悪!』
あぅ・・・ちょっとした出来心だったのに・・・神様、助けて・・・
その時救いの使者が現れた
雨か・・・
松浦『おーおー、勉強捗ってるみたいだね』
『ちょっと聞いてよ亜弥ちゃん!』
松浦『うん、聞いてた。復習してなかった美貴たんが悪いよね』
「だろ!?もっと言ってやってよ松浦さん!」
松浦『○○くんは変態だけどね。』
「・・・」
『ってか亜弥ちゃんいつからいたの?』
松浦『何とかの定理の話の時からだよ。二人とも口げんかしてて全然気づいてくれないんだもん。美貴たんのママから差し入れもらってきたよ』
『差し入れ!?○○、休憩よね!?』
「はいはい、お好きにどうぞ・・・」
どうやら松浦さんも一緒に勉強しにきたらしい。さすがに期末が近いので危機感を持っているのだろう。
そして勉強会は順調に進んでいった・・・ように思えたのだが・・・
カリカリ・・・
松浦『ねぇ、○○くん、ここ教えて』
「あぁ、この問題は媒介変数tをグラフの横軸としてグラフを場合分けしてやれば解けるよ」
松浦『ふむふむ。なるほどなるほど。○○君、ありがとう。』
「いえいえ、どういたしまして」
カリカリ・・・
『ねぇ○○、ここわかんないんだけど』
「ん?これも一昨日やったべ?同一直線の証明は係数を文字でおいてそれぞれのベクトルを出すって言ったろ?ホラ、この問題と解き方は同じだからこれ見て解いてみろ」
『・・・』
カリカリ・・・
松浦『ちょいと、○○くん、この問題ってさぁ』
「あぁ、この問題は3つ文字があるけど式も関係式も3つ作れるでしょ?だからこうやれば・・・ホラ、それぞれの文字の値が出てくる」
松浦『あ、ホントだ!いや〜、○○くんすごいねぇ。ほんと流石って感じだよ』
「そう?そんな褒められると照れるんだけど・・・」
カリカリ・・・
『○○、ここわかんない。』
「ん・・・だからこれも前に教えたじゃんよ。αの値によって最大最小値が変わるんだから場合わけだって!いい加減覚えろよ」
ブチンッ
『なによ!何で美貴にはそんな言い方ばっかりなのよ!亜弥ちゃんばっかり優しく教えてさ!!』
「ちょっ、美貴?いきなりどうしたんだよ!?ちょっと落ち着け!」
『大体ちょっと亜弥ちゃんに褒められたもんだからってデレデレしちゃってさ!もういい!そんなに亜弥ちゃんが好きなら2人で仲良く勉強すればいいじゃない!』
「お、おい!美貴!待てよ!」
『美貴たん!待って!』
バタンッ!
「・・・」
『・・・ねぇ、○○くん。追い掛けないの?』
「いや、松浦さんこそ」
『○○くんが追い掛けないから・・・』
「俺は落ち着いてる松浦さんにつられて・・・」
『・・・。もう追いつけないね』
「あいつ足速いからな」
『美貴たんってさぁ、一見クールで強そうなんだけど実はすごいヤキモチ焼きですごく脆いんだよね』
「うん、知ってる」
『だろうね・・・で、どうするの?』
「こういう時どこに行くかも知ってる」
『ふーん。○○くんは流石だね。やっぱ美貴たんの彼氏だね』
「ま、これは恋人っていうよりは幼なじみってとこのほうが強いんだろうけどな。」
『そうかもね。よし、あたし帰るね。ちゃんと美貴たんと仲直りしなきゃダメだよ?』
「ん。何か悪いな、こんなことになっちまって。」
『別にいいよ、想定の範囲内ってやつ?その代わり○○くんのノート借りてっていい?家で勉強しなくちゃ』
「あぁ、そんなもんでいいなら」
『センキュ♪じゃあまた明日の朝学校でね』
さて、俺は美貴のやつを探しに行くか・・・。といってもアイツが行きそうな場所はわかってるから探すってわけでもないんだが。
美貴は昔から嫌なことがあったり悲しい事があったらいつも決まって家の近くの公園にいた。
俺はその公園に向かった。美貴はやっぱり公園にいてブランコに乗って足をブラブラさせていた。
俺は美貴の背中に向け声をかけた。
「おい、帰るぞ」
『ヤダ』
「何怒ってんだよ・・・ホラ、帰るぞ」
『だって○○、亜弥ちゃんばっかり相手するから』
「してねーよ。」
『してた。』
「・・・。そういう風に思わせてしまったんなら謝るよ。悪かった」
『謝らないでよ。やましい気持ちがないならキッパリ否定して』
「どうすりゃいいんだよ・・・」
『・・・・・・ねぇ○○、覚えてる?美貴たちがまだ小学校の頃、○○がクラスの女の子と遊んでて美貴がそれ見つけてさ。ちょうど今日みたいにキレてここで泣いててさ。』
「ん・・・覚えてるけど・・・」
『泣いてる美貴にさ、○○がキスしてさ、「僕が好きなのは美貴ちゃんだけだから」って言ったんだよね。』
ガキの頃とはいえ俺はなんつークサイ言葉を・・・
「・・・俺も復習しないとな」
俺は美貴にキスをした。
「俺が好きなのは美貴だけだよ。これは絶対。だから変な事でいじけるなよ」
美貴の顔がはにかんだ。やっぱり美貴は誰よりも可愛い、そう思った。
「さて、わかったなら帰るぞ!」
『ヤダ』
「は?お前まだ━━━━」
『もっかい復習してほしいなぁ♪』
あまりの可愛さに俺は顔が真っ赤になった(自分じゃわからないが確実になっているだろう)
「お前がちゃんと勉強の方を復習してくれたらな」
『ふん、わかったわよ。やればいいんでしょ、やれば。○○のケチ!』
そうふて腐れながらも美貴はいたずらそうに笑った。
『でも泣き疲れちゃったから今日は○○のノート見せて♪』
「・・・しょーがねーなぁ」
『そうこなくっちゃ!』
家についた頃には夕日が沈みかけていた。
俺は部屋で美貴とのキスの余韻に浸っていた。その時いつものドンドンッという音。
『だーかーらー、閉めるなって言ってるでしょ!』
「おぅ、わりぃわりぃ。で、どうした?ノートはお前の部屋に置いといたままだろ?」
『へ?美貴の部屋にはなかったよ?○○が持って帰ってたんじゃないの?』
俺は松浦さんとのやりとりを思い出した。
「あ・・・そういえばノート、松浦さんに貸しちまった・・・」
『はぁ!?どうすんのよ!?美貴宿題出来ないじゃん!○○、責任取りなさいよ!』
結局俺は自分の分と美貴の分と2人分宿題をするハメになった。
だめだこりゃ
何となく思いつくままに書いてみました。
即興ということもあり内容も文章もアレですが保全代わりと思って読んでやってください。
吉澤が主役の番外編みたいなのを書きたい俺ガイル。
スレ汚しになるかもなので遠慮しときますが
乙〜
キテター!
後で読むね
高校の数学懐かしいな
ho
落ちるぞ
666 :
名無し募集中。。。:2005/07/09(土) 22:13:45 0
そうだった!のっぱいしてる場合じゃ無かった!
27冊目の31氏えがったよ
ゾロゾロ…
「映画終わっちゃった、面白かったね。」
「…聞いてる?」
『…。』
「ねえってば?もう帰ろうよ?」
『ハァ…』
「もしかして、こういうのあんまり好きじゃなかった?」
『…ナカタニミキサマ、ホホエミキボンヌ。』
「…」
ぎゅっ
「ちゃ〜んと掴んでますから、えへへ。」
『美貴…』
「な〜に?(にっこり)」
『それ、キショいよ…』
……ブチッ!!
ドスッ、ガスッ、バキッ…!
いや〜久々に映画館なんて行ってみたらカップルや若い女ばっかりで
男1人でアレを見に行くのは結構辛かった保全。
>>660 いや俺も昔数学は赤だったんでなんのことやらだったけど
すごく美貴がかわいらしいとおもいました
669 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 00:00:22 0
誰か
>>667をわかりやすく俺に解釈してくれ
全然意味がわからんorz
673 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 00:28:05 0
映画でそういうシーンがあるってことかも
675 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 00:33:44 0
なるへそ
676 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 00:34:14 0
678 :
名無し募集中。。。:2005/07/10(日) 00:37:23 0
ホジェリオ消沈中
誤爆?
おやすみきてぃ
>>678 思い浮かんだ話ってのがここに書かせてもらっている◯◯と藤本の同級生としての吉澤ストーリーなので他スレではちょいと難しいですね
書きたいなら書くべき
ho
mo
ノノハヽ☆
(VvV从 テクテク…
_( ⊂ i
└ ー-J
きゃわっ!
sa
>>682 ちょこちょこミキティが顔出すならいいじゃね?
pi
e
n
最近作者さんが少ないので書いてくらさい
su
リー、飛亡、エレカシと小ネタ書いてるやついてどこが少ない?
勢いがないって言いたいんだろ
では深夜にでも書かせていただきます
よろ〜
700 :
667:2005/07/10(日) 22:29:55 0
すいません。
何度か文章を書き直してる間に電車男って単語まで消してしまってました。
ワケワカンネだった方申し訳ない。
補足説明してくれた方ありがとう。
ウィウィ
ho
ze
ほ
ぜ
「なんだよこんな時間に」
「あぁ、わかってるよ。とりあえずこれ食ってくれ」
目の前に座っているやつ、こいつは俺の親友でカズっていう。中学から一緒で美貴とも親しい仲である。
そのカズが俺に差し出したのはガリガリくん。俺の好物のひとつだ。
基本のソーダ味はもちろんコーラ味も好き。しかしいきなりこんなもんを差し出すなんて怪しい・・・
いや、人の好意は受け取らないと失礼だ。もらっておこう、いただきまーす。
カズ「食ったな?」
「くっふぁひょ(食ったよ)」
カズ「俺の頼みを聞いてくれ」
「やら(やだ)」
カズ「そう言わずにさぁ・・・親友の頼みじゃん」
「しょうがねーなぁ・・・食っちまったもんは元には戻んねぇしな。言ってみそ?」
カズ「まぁ、ぶっちゃけ好きな人が出来たんだ。」
「へー。誰?あ、わかった!合唱部の高橋さんだろ!?」
カズ「ちげーよ。何か言うの恥ずかしいな」
「いいから早く言えバカ」
カズ「うん・・・隣のクラスの吉澤さん・・・」
カズ「あれ?リアクション薄いな」
「いや、別に珍しいことじゃないし。アイツ、顔もそこそこ整ってるしな。俺何度か『手紙渡して』って頼まれたことあるし。何か女の子に頼まれたこともあるくらい」
カズ「女子から?」
「おう。あいつ女だけど何つーか、男前だしな」
カズ「そっか・・・ライバル多いのかな」
「そうでもないんじゃね?アイツもハッキリしてるから限られた人間としか関わりないし。そもそも何でお前、吉澤が好きなわけ?」
カズ「先週フットサルの練習試合やってたろ?俺もバスケの練習試合でさ。終わったから帰ろうとしてたらグラウンドからめちゃめちゃ歓声がするからさ、行ってみたんよ。
吉澤が逆転ゴール決めたとこだったみたいでさ。そん時の吉澤の笑顔がさ、何か良かったんだよ」
「ふぅ〜ん」
カズ「だからさ、一度告白するチャンスが欲しいわけよ!」
「お前も手紙かなんか書けば?」
カズ「いや、向こうは俺のこと知らないし。そんなんじゃ成功する確率低いべ?」
「そりゃそうだが」
カズ「お前、吉澤と仲良かったよな?何とかして吉澤との仲を取り持ってくれねえか?」
「だが断る!」
カズ「いやいや、頼むよ!成功した際のお礼はちゃんとするから!今度のプライドグランプリのいい席が取れそうなんだよ」
「・・・・・・まぁどうなっても知らんぞ。一応取り合ってみるけども」
カズ「サンキュー!恩にきるぜ!」
「プライドの件、忘れんなよ!」
カズ「あとさー、もうひとつお願いがあるんだけど」
「まだ何かあんの?」
カズ「あのさ、この事はまだ藤本には言わないでほしいんだけど」
「それは無理な話しだ。後ろ見てみ」
そこには小豆大納言アイスを持つデビルスマイルの美貴がいた。
「な、なんで藤本がここに!?」
『○○、今日は窓のカギ、閉めてなかったねぇ。エライエライ。おかげで面白い話聞けちゃった』
それにしてもこの事態を察知して音も立てずに入ってくるとはな、さすがは、くの一美貴様。
カズはどうやら観念したようだ。
『ふぅ〜ん・・・カズ君、よっちゃんさんが好きなんだぁ。』
カズ「もうこうなったら藤本、お前も協力してくれよ」
『いいけど美貴のキューピッドは高くつくよ。』
「ぐっ・・・じゃあいいよ、聞かなかったことに━━━━」
『クラスのみんなにバラしちゃおっかなぁ♪』
再びデビルスマイル。敵にするとこうも恐ろしいやつだとわ。。。
カズ「プライドのチケもう一枚追加でよろしいでしょうか?」
『そうこなくっちゃね。ただ○○と同じじゃ納得いかないからトラ吉くん5本つけなさいよ』
ポコティ。。。
その後3人で計画を立てた。
いきなり二人きりは心細いのでダブルデートって形で遊んでタイミングを見て俺と美貴が姿を消す。
そしてカズが吉澤に告白。というプランだ。
問題は吉澤をどう誘うかだ。いきなりダブルデートしませんか?なんておかしすぎる。
唸っていると美貴が
『しょうがないなぁ・・・よっちゃんさんは美貴に任せな!』
だと。不安が募る。
美貴『よっちゃん!よっちゃんさん!』
吉澤『ん?なぁにミキティ』
美貴『ちょっといいかな?』
吉澤『ん?あぁ、前髪(おでこ)可愛い可愛い』
美貴『ほんとですかぁ!?そうなんですよねぇ♪って違うわよ!今度の休みに4人で遊びにいかない!?』
吉澤『へ?何それ?』
美貴『いやね、美貴と○○の知り合いにカズ君って男の子がいてね。よっちゃんと遊びたいんだって』
吉澤『・・・。で、ミキティと○○とアタシとそのキングカズって人の4人で遊ぶってわけ?』
美貴『そゆこと♪どう?休み何か予定あるの?』
吉澤『いや、特にはないけど・・・知らない人と遊ぶのってあんまり・・・』
美貴『その点は大丈夫!カズ君悪い人じゃないから。美貴が保障するよ。』
吉澤『えぇ〜〜〜。。。どうしても?』
美貴『減るもんじゃないしさ、お願い!(ミルコのハイキック生で見たいし)』
吉澤『わかった。○○ともちょっと話してみる。』
放課後
『おい、○○』
「おう、吉澤。今から部活?」
『まぁね。そんなことよりどゆこと?ミキティから聞いたんだけど』
「あぁ、その事ね。俺こういうの隠すのとかあんまり好きじゃないからハッキリ言うけどカズのやつお前が好きなんだと。」
『でもアタシその人知らないし』
「だから今回カズを知ってもらうために遊びに行くんじゃん。ダメか?」
『ひとつ条件があるんだけど。これはミキティに言わないでね。今週の日曜ってさ━━━━』
ちょっと休憩。
イイヨイイヨー
寝ちゃったか?
>>715 今書いてますがちょっと書き終わるの遅そうだし待たすのも悪いのでなので寝ちゃってください。
すみません。
ガリガリ君とかPRIDE GPとか小ネタおおいなw
乙〜。ま、8月にミルコのハイは見れないけどな
その夜。
『で、どうだった?よっちゃんさんOKしてくれた?』
「うーん・・・したにはしたけどな。。。条件があってな」
『なに?』
「いや、まだ言わないほうがいいと思う。知らぬが仏ってやつだ。」
『何よ、気になるじゃない。』
「まっ、当日わかるから。気にするな。ただあんまり期待すんな」
『ん、まぁいいわ。それじゃまた明日ね。マガジン持っていくよ』
「おう。」
そして当日。俺と美貴とカズは駅に集まって吉澤を待っていた。
カズ「あーーーー緊張する!」
『よっちゃんさん遅いねぇ。』
「ってか俺らが早く着きすぎたんだけどな」
『だってカズ君が「絶対遅れることは出来ない」って予定より30分も前に来るからじゃん。ただでさえ美貴、待てない性格なのにさ。』
「まぁまぁ。プライドの為我慢しようぜ」
カズ「おい、俺のためじゃないのか?」
『じゃあそれもあるってことにしとくわよ』
なんてくだらない会話をしてると
『わっ!』と後ろから脅かされた
吉澤『ごめ〜ん、待った?一応時間ピッタリに来たつもりだったんだけど』
カズ「き、気にしなくていいよ!俺らが早く来過ぎただけだから!あ、俺は○○の友達でカズって言います!」
吉澤『おぅ!君が噂のキングカズ君かぁ。今日はよろしくね』
「おう、吉澤。ちゃんとオシャレしてきてんじゃん。馬子にも衣装ってやつだな」
吉澤『うるへー。』
『ところで今日どこ行くの?美貴、何も聞いてないんだけど』
カズ「あ、俺も何も聞いてないや」
吉澤『みんなを逆に付き合わせる形になって悪いんだけどアタシ行きたいとこあるんだよね』
「まぁ、とりあえず電車に乗ろうぜ」
電車に揺られること30分。俺たちはある場所に到着した。
『ねぇ、○○・・・ここって・・・』
「うむ、期待するなって言ったよな?」
『そうだけど・・・』
そこにはユニフォームを着、顔にペイントをあしらった沢山のサポーター。
実は今日、あのユベントスがこのスタジアムで交流試合を行うのだ。
当然、サッカー大好きな吉澤が目をつけないわけがない。俺はサッカー狂だからいいとしてカズはバスケ部だし美貴は嫌いじゃないもののディズニーとかを想像していたようなので
言い出せなかったのだ。吉澤が美貴に内緒にと言ったのもそれを見通しての事だった。
ここまで来たからしょうがないと美貴はしぶしぶ了承してくれた。カズはただニコニコしているだけだった。
緊張してて頭の中は真っ白なのだろう。ただ気さくな吉澤の性格のおかげもあって何とか電車の中の時間で普通に話せるようにはなったようだ。
ただまだ目を見て話す事は出来ないようだが。。。
そしてキックオフの時間となった。
吉澤『うぉー!デルピエロかっけー!!』
吉澤は試合に夢中でカズそっちのけ。カズはそんな興奮している吉澤をたまにチラチラみては目をキラキラさせていた。
そうか、あれが恋する人間の目か。美貴も俺を同じような目で見てくれているだろうか?
俺は美貴をじっと見つめてみた。
『ん?何よ?』
「いや、お前は俺をどんな目で見るのかなって」
『は?ワケわかんない。』
「美貴、あのさ━━━━」
『きゃーーー!トレゼゲ!かっこいい!』
「・・・だめだこりゃ。」
俺はサッカーに集中することにした。
試合は3対0でユーベの圧勝だった。世界のプレーに俺と吉澤はもちろん美貴も満足したようだった。
カズのやつもスポーツ自体が好きなのでそこそこ楽しめたんではないだろうか。
しかし肝心の“カズと吉澤を二人にする”というのがまだ達成出来ずにいた。
ハーフタイムに俺と美貴がジュースを買いにいくと言って二人きりにしようとしたのだが
『いいよ、アタシ行くから。ミキティ一緒に行こう』と潰されてしまった。
サッカー観戦の後、美貴の提案でカラオケに行った。余談だが美貴はかなり歌が上手い。歌手になれるんじゃないかと思うくらいだ。
吉澤もそこそこ上手く2人の歌を聞いてるだけで満足出来てしまった。
美貴は
『梨華ちゃんがいなくて良かった』
と言っていた。これは悪口ではなく石川さんの歌は例えるならジャイアンだそうでいつもカラオケが終わる頃には皆ゲッソリなっているそうだ。
そういえば俺も石川さんが鼻歌を歌っているのを少し聴いたことがあるが急いで耳を塞いだ記憶がある。
まぁそれはいいとして、何とかチャンスを作ろうとするも、ここでもなかなかチャンスがない。
俺はカズをトイレに呼び出した。
「もうチャンスらしいチャンスねーぞ。俺と美貴がお前に吉澤送るように言うからちゃんとやれよ」
「ラジャ。」
そんなこんなでカラオケが終わった頃にはもう日が沈みかけていた。
そろそろ解散ということで俺たちはとりあえず駅に向かった。
「そういえば最近変質者とかまた増えてるらしいぞ」
吉澤『どんなの?』
「何でもいきなり女性の前に現れて“オシオキキボンヌ”って呪文みたいなのを唱えながらクルクル回るらしい」
美貴『それって怖いの?美貴あんまり怖いって感じしないけど。』
「いやいや、世の中何があるかわからんぞ。」
美貴『ふーん、確かに何かあったら危ないもんね。あ、そうだ!よっちゃんカズ君に送ってもらいなよ!?』
「おぉ、それがいいよ。」
吉澤『え!?悪いから遠慮しとくよ。大丈夫だって!変質者なんかフットサルで鍛えられたアタシの右足で一発だから!』
「そうは言ってもだな、何かあったら遅いわけだし」
美貴『そうだよ、よっちゃん』
吉澤『いや、ホントいいって。カズくんに悪いじゃん』
カズ「いや、送らせてよ。誘ったのはこっちだし無事に送る義務があるから。」
吉澤『いや、でも・・・』
「おし!決まり!んじゃ俺と美貴は3番線だから。カズ、吉澤を頼んだぞ。お疲れ〜」
美貴『よっちゃん、また明日。じゃね♪』
俺らは半ば強引にチャンスを作る事に成功したのである。
その夜、カズが俺の部屋に来た。
「おう、どうだった!?うまくいったか!?」
カズ「いや、ダメだったよ。でもまぁ告って良かったと思ってる。こうなるのは覚悟の上だしな。」
そう言っているカズの顔は確かにどこか爽やかで後悔はないように思えた。
「そっか・・・ごめんな、何て言えばいいかわかんない・・・」
カズ「そんな顔すんなよ。しょうがないって。それに俺にはバスケがあるから。」
「そっか。今度試合だろ?見に行くよ」
カズ「おう、吉澤さんが惚れるくらいのプレイ見せてやるよ。じゃ、俺帰るわ。悪かったな、夜遅くに押しかけちゃって」
「気にすんなよ。また来いや」
カズは終始爽やかだった。そっか、ダメだったか。。。
思えば俺は小さい頃から美貴が好きでずっと近くにいるから失恋だとか寂しいとかって経験したことがない。
恋に関しては何でも上手くいっていたのだ。だから心のどっかで何でも上手くいくみたいとこがあった。恋ってそんな簡単じゃないんだよな。
最後にカズは「藤本とお前は二人で最高なんだから絶対手放すなよ。」
と言った。カズにそう言われて美貴を大切にしようと再確認出来た気がする。
吉澤『あっ、もうこの辺でいいよ。わざわざごめんね。』
カズ「あ、はい。今日はどうもありがとう。吉澤さんと遊べて楽しかったです。」
吉澤『お礼を言わなきゃなのはこっちだよ。サッカー付き合ってもらってさ。ありがとうね。それじゃまた』
カズ「あ、あの!」
吉澤『ん?』
カズ「今日会ったばかりでアレなんだけど言います。俺吉澤さんが好きです。俺の事嫌いじゃなければ付き合うの考えてもらえないかな?」
吉澤『・・・・・・ごめんなさい。』
カズ「・・・」
吉澤『別にカズ君が嫌いなわけじゃないよ。今日ちょっと話しただけだけどすごいいい人だってわかったし。でもアタシ━━━━』
吉澤『でもアタシ、○○が好きなんだ。だからカズ君と付き合う事は出来ない・・・ごめん。』
カズ「そっか・・・」
吉澤『○○には美貴がいるんだけどね。難しいけどそういう周りの環境も含めて好きなんだよね』
カズ「そっか・・・お互い、キツイ恋だね。」
吉澤『ふふ、そうだね。』
カズ「でも何となくそれ解る気がする、うん。」
吉澤『今日は本当にありがとうね。楽しかったよ。』
カズ「あ、今度、バスケの試合あるんだ。サッカーも面白いけどバスケも負けないくらい面白いから良かったら観にきてよ」
吉澤『うん、わかった。見に行くよ。』
カズ「ありがとう。それじゃ、おやすみなさい。」
吉澤『うん、おやすみなさい』
ちょうど2時間ほど前のこと。思い出したらちょっと泣けてきた。
人生って上手くいかねぇなぁ・・・
ってか相手が悪すぎだわ。○○には勝てる気がしねーもん。
でもまぁ、相手がアイツでよかった・・・
よし!吉澤さんを振り向かせるために明日からバスケ特訓だ!
3日後
『ねぇ、○○。梨華ちゃんとカズが従兄弟同士だって知ってた?』
「え!?うそ!?」
『いやいや、これがマジなんだよね。美貴もそれ知ったときビックリしちゃったんだけど。』
そういえばカズの苗字は石川。。。と言う事は石川さんも日曜の事知ってるってことか。
まぁ別に問題はないけども意外すぎる事実。
放課後
石川『よっすぃ〜、今日グラウンドも体育館も使えないから部活休みだよね?』
吉澤『うん、今日は休み。』
石川『だったらさぁ、ちょっと2人で遊びに行かない?チャーミーすっごい美味しいベーグルの店見つけたんだけど。よっすぃ〜好きだよね?』
吉澤『マジ!?行く!絶対行く!』
石川『よし、じゃあ決まりね♪』
吉澤『ベーグルベーグル♪』
石川『・・・・・・。よっすぃ〜、ちょっと聞いていい?』
吉澤『ん?何?』
石川『日曜日、カズと遊んだんでしょ?』
吉澤『え?何で知ってんの?』
石川『チャーミー従兄弟だから。どうして振っちゃたのかなって。変な話チャーミーから見てもカズってそんなに悪くないと思うんだけど』
吉澤『うん、すっごいいい人だったよ』
石川『じゃあ、何で?』
吉澤『・・・』
石川『よっすぃ〜まだ・・・』
吉澤『うん・・・好きだよ。』
石川『そっか・・・』
吉澤『でもね梨華ちゃん、アタシ気づいたんだよね。アタシにとって○○って月なんだなって』
石川『つき?』
吉澤『そ。月ってさ、太陽があってキレイに見えるんじゃん?○○は月で美貴が太陽。難しいんだけどアタシ美貴の事好きな○○が好きなんだよね。
自分でもよくわからないんだけど美貴の事好きな○○じゃなきゃダメなんだよ。』
石川『・・・』
吉澤『だからもしアタシが○○と付き合いたいって思ってもそれはさ、ないものねだりなんだよね。』
石川『よくわかんないよ。チャーミーなら好きな人とは付き合いたいって思うもん』
吉澤『ふふっ、とにかく今の関係が一番好きってこと。それに今アタシの一番の恋人はこのサッカーボールだから。』
石川『よくわかんないや・・・○○君は月の光か・・・』
吉澤『そ♪ミスタームーンライト』
石川『ミスタームーンライト?』
吉澤『うん、今思いついた。かっけーって感じでしょ?』
石川『変なよっすぃ〜(笑)。でもよっすぃ〜っぽいね』
吉澤『よし!じゃあベーグル食べに行こうか!』
石川『今日はチャーミー奮発しちゃう!ベーグル奢り!』
吉澤『やりぃ♪』
石川『ハッピィー!?』
吉澤『うん、ハッピーハッピー』
石川『じゃあよっすぃ〜も一緒に!ハッピィー♪』
吉澤『いや、その恥ずかしいポーズだけは出来ないから。』
石川『何でよぉ!』
【本日定休日 ベーカリー・モーニング】
吉澤『・・・・・・』
石川『ごめん、よっすぃ〜・・・今日休みみたい・・・』
吉澤『だめだこりゃ・・・』
終わりです。長々とすみませんでした。
一応設定としてはこれは前に書いていものの1年ほど前って事で書いています。
ですから吉澤が今現在○○のことをどう思ってるかってのはわからないって事です。
いつも思いついたら行き当たりばったりで書いているので稚拙な文と内容で恐縮ですが
毎度の事、保全代わりとして読んでいただければ幸いです。
プライドもサッカーも自分が大好きだからこういう内容の話のときはつい出張ってしまう・・・
どうでもいい事ですが○○のポジションがGKなのも自分がGKだったからです。
では駄文失礼しました。
乙〜
>>735 乙。今回はいつもと違って何か切ない系の話しだったね。
保全
乙〜
乙。
娘。の小ネタが散りばめられてて面白かったよ
保全
乙〜
久しぶりに長いの読んだ
>>735 もうちょっと行を詰めたほうが読みやすい(レス数の節約にもなるし)
と思うんだが、どうかな?
何はともあれ乙
前もそんな意見あったよね
ho
ho
ほ
750 :
名無し募集中。。。:2005/07/11(月) 21:14:16 0
どーん
ze
n
キャワワワ
皆さん感想ありがとうございます。おかげでまた色々書きたくなりました
>>745 改行は読みやすいかと思ってたんですが逆に読みにくくしてしまってたとは。。。
確かに無駄にレス数が増えてしまうし考えてたとこでした。
参考になって助かります。
ho
k
久しぶりにきたらいろんなのキテルー
作家さん超乙です!!!!
ho
ze
n
yo
ぬっはー
ho
たまにはage
ほ
ze
ほ
n
ko
ヽ(VvV从ノ
( へ)
く
今夜辺り来そうな悪寒
昨夜俺ん家で夜をともにしたからな
774 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 20:41:11 0
フル (VvV三VvV) フル
<( )>
U U
キャワワ
さげ
777 :
名無し募集中。。。:2005/07/12(火) 22:20:28 0
777
美貴はオマエが守れ
落ちとか・・・
おとーさん!
俺が美貴が守るよ
俺も守ってくれ
ho
ベンチくらいしかない公園
ze
n
ノノハヽ☆
(VvV从 テクテク…
_( ⊂ i
└ ー-J
キャワ!
美貴、行ってくるね
sayu
おめ
795 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 14:18:16 0
796 :
名無し募集中。。。:2005/07/13(水) 16:10:46 O
ほ
週末にまとめて書こうと思ってたら実家に帰らないといけなくなってしまった。。。
今日の夜にでも少し書けたら・・・
俺待つよ、いつまでも待つよ
携帯でのうp待ってますw
とりあえず今日の夜少し書いてみます。
かなり遅いと思うのであしからず。。。
>>800 マジっすか?w
土日は無理ぽ・・・
ho
ほ
電波が来たので保全代わりに置いときますね。
さって、○○はっと・・・あれ?もう寝てんの?
今日は借りたいCDあるからちゃんと待ってろって言ったよね?
友達の家で雑誌読んでたらつい、ちょっと、本当にちょっとだけ遅くなっちゃったけどね。
何時もは起きてんじゃないの?
もしかして、美貴に嫌がらせ? 突撃隣のお部屋はいけーんっとかして欲しいの、ねえねぇ。
内鍵の周りに貼るガムテープわっと。
って無反応だし。
美貴最近、犬の物まねとか出来るようになったんだよ。
ペンギンだって飼ってるし。ゴマペンギン・・・餌とか多分いらない。
「…おーい、○○ー」
窓から身を乗り出して少しだけ、○○の耳元に近づく。届け、この想い。とか。
だめ、やっぱり少しだけ勇気無い。
のら犬が寄ってきたら如何しようってちょっと心配だ。
なーんかあったかなぁ?
部屋の中をグルッと一回り。何にも無い、いつもとおんなじ美貴の部屋。
溜息をついたら、放り投げた鞄を踏んづけた。
バランスを崩して手は床に。不格好なY字バランス。ただの柔軟?
はっと目を移せばベッドの下には見知らぬ梨華ちゃんがっ!!!
最近ホラーとか見てないな。今度借りてみようか。はぁ、このカッコ意外としんど。
あーそうだ。たしかこの下んとこにさ。うわ…埃すご、これ掃除しないとダメだわ。
頭に埃がつくのも構わないで、なんとかそれを取り出す。
大丈夫、まだ使えそう。
二、三回スイッチを確かめて、○○の部屋の窓を思いっきり照らしてみた。
さらに点滅。
ほらほら、早く起きないと救急車とかパトカーとか変なの夢に出てきちゃうよ。
はい、犬。
次はかに。
つぎはっと、狐……持ちネタ終了。シンプルなのになんか心が寂しくなる影絵大会以上です。
早く起きろよバカ○○。
はぁ…だめだこりゃ
萌
ho
だみだこりゃ
810 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 03:23:38 0
乙!
ze
『えー、明日から夏休みやけど皆気ぃ抜いたらあかんで!宿題特盛り出しとくで!』
担任の中澤先生が声を張り上げている。そう、明日から夢にまで見た夏休み。高校生にとってこれほど魅力的な言葉は少ないのではないだろうか。
辛かった期末試験も終わりご褒美の時間というわけだ。美貴も今回は家庭教師の甲斐もあり何とか見れる点数がチラホラという感じだった。
特に数学は平均点に近い点数を取るという大健闘。
ホームルーム終了のチャイムが鳴りざわざわと教室が騒がしくなった。
『いやー、明日から薔薇色の日々ね。何しよっかなぁ〜♪』
美貴が思い切り伸びをしながら嬉しそうに言った。
中澤『藤本、あんたそんな甘い話があるわけないやろ?』
美貴『へ?』
中澤『あんた明日から補習やで。』
美貴『え!?何でですか!?美貴今回頑張ったじゃないですか!』
中澤『前に比べたらな。ただあんた、この中澤先生に教わってる化学で何点取った?』
美貴『26点です・・・』
そう、美貴は今回よりによって中澤先生が担当している化学でやらかしてしまったのだ。
中澤『なぁに、朝ちゃちゃっと登校してプリント2,3枚ちゃちゃっとやるだけや』
美貴『えぇ〜!!』
中澤『観念しや。』
美貴『あっ、美貴フットサルの練習があるんですよ!美貴だけ休むのって他のメンバーに悪いし』
中澤『その点は大丈夫やで。』
美貴『・・・?』
中澤『吉澤がおる。』
どうやら美貴と吉澤は仲良く補習を受けることになりそうだ。
フットサルの練習はそれからになりそうですな。
さてはて、午前中で学校は終わり我が城に帰って来ましたよ。もう少しで完クリの無双でもやるか。
俺はそんな事を考えながら部屋のドアをあけた。
『おかえり〜』
「おう、ただいま」
『早かったねぇ。プレステ借りとるばい』
「うぃ。」
ん?美貴の声じゃなかったぞ・・・ってかその声はまさか・・・
「れいな!?」
『何ね、今頃気づいたとね?』
「何でお前がここに!?」
『にーちゃん、夏休みって知らんと?』
「いや、そうじゃなくてだな」
『にーちゃんのママから聞いとらんと?』
話を聞くところによるとどうやられいなの親父さんがこっちに出張になってれいなも夏休みを使って遊びに来ることにしたらしい。
ちなみにれいなは俺の従兄弟。昔こっちに住んでいたのだが福岡に引っ越していったのだ。
れいな『にーちゃんのメモリーカードいっぱいやったけん一個消したばい?』
悪い予感がした
「おい!お前何消した!?」
『ん?何とかむそうってやつ』
「_| ̄|○(←ちょうどこんな感じ)どうしてくれんだよ・・・大切なデータだったのに・・・」
『男が小さいことでガタガタ言うたらいかんばい』
このクソガキ、昔から口の悪さと素行の悪さだけは変わってねーようだな・・・
どれ、一発ヤキでもいれてあげようとした時、窓の開く音と共に補習少女美貴が登場した。
美貴『うおっ!れいなじゃん!どしたの!?』
れいな『美貴姉!元気しとった!?』
二人は抱き合って再会を喜び合っている。れいなのやつ・・・いいなぁ・・・
「で、何か用があったんじゃねぇのか?」
美貴『あっ、そうそう!○○、これ見て!』
美貴がその手に持っていたのは1枚のチラシだった
誤爆して他スレに書いてしまった・・・
欝だ、氏のう。。。_| ̄|○
817 :
名無し募集中。。。:2005/07/14(木) 09:09:32 O
もえおつ。
どこに誤爆ったのか気になる気になる
誤爆乙とか言われてそうw
ho
れいなキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
>>818-819 マジで恥ずいw
初めて誤爆した・・・
見つけてもスルーしてくらはい
>>821 九州人なんでれいな出したかったw
まだオチも何も考えてないや。どうにか調整していかんと。てか名前変えたい
ho
がむばれ
ze
n
ho
ほぜむ
☆
美貴の持ってきたチラシは“町内ふれあい ミニサッカー大会”のお知らせだった。
「何これ?」
『だからミニサッカー大会だってば』
「いや、そうじゃなくて。これを俺にどうしろと?」
『出るのよ。もちろん○○も』
「は?何で俺が!?」
「下のほう見てみ」
上位入賞チームには豪華商品が!と書いてある。
『もしかしたらハワイ旅行とか!』
「んなわけねぇだろ。“町内ふれあい”なんてある時点で絶対しょぼいから」
れいな『かぁ〜〜〜にーちゃんは夢がなかねぇ!そげんとわからんやろーもん!』
美貴『でしょ!?っていうか聞いてよれいな。最近○○ってねぇ、休みの日とかでもどこにも連れて行ってくれないんだよ!?
ありえなくね!?』
れいな『にーちゃん、そいはありえんばい!彼氏失格たい!』
美貴『そう、だからせめてこういう機会に旅行とかゲットして連れて行ってほしいだけなのに・・・
それさえダメっていうんだよ・・・グスッ、ひどくない?グスッ・・・』
嘘泣きが発動しやがった。
れいな『美貴姉ぇ!わかるばい!』
こいつも悪乗りしやがって。。。
「大体こんなんに出るのおっさんとか厨房だろ?うちの部は県大会ベスト8よ?こんなんに出てるの見られたらメンバーから笑いもんにされるよ」
美貴『うわ〜今の発言感じ悪〜い』
れいな『にーちゃん、終わっとーよ』
「あ?そんなくだらない事にかまってる時間ないんだよ。それによく見てみろよ。1チーム6人だけど最低登録人数8人って書いてあるじゃん。
こんなくだらない事に付き合ってくれるお人好しそういないって」
カズ「おーっす、○○。おじゃまするぜ〜」
カズの野郎がタイミング悪く入ってきやがった・・・
れいな『カズにーちゃん!久しぶりやねぇ!』
カズ「おぉ!れいなちゃん!どしたん!?」
れいな『ニヒヒ、夏休みやけんね。遊びに来たとよ』
カズ「そっか。相変わらずだね」
れいな『カズにーちゃんも変わっとらんね。元気しとる?』
カズ「おう、元気元気!」
「吉澤ってやつのケツばっか追いかけてる」
カズ「人聞き悪いこと言うな」
美貴『ねぇ、カズ君。ちょっちお願い事があるんだけど』
美貴はチラシを見せた。カズは一瞬で事態を把握したようだ。
カズ「いや〜悪い・・・その日はちょっと用事が・・・」
美貴の表情が暗くなる。もちろん俺には嘘だってバレバレだが。
美貴『そっか・・・。実はコレよっちゃんがどうしても出たいって言ってたの・・・
だからカズ君にも協力して欲しかったんだけど・・・ゴメンね・・・グスッ・・・』
カズ「吉澤さんが!?」
美貴『うん、カズ君に一緒に出て欲しいって』
カズ「やります!」
美貴『ホント!?』
美貴の表情が一変して明るくなる。カズは見事に騙されてしまった。
美貴『ほら、カズ君はOKしたよ。○○も観念しなさいよ』
「いや、メンバーよく考えろって。どうせお前に吉澤、石川さん、松浦さん、紺野さんだろ?
俺とカズ入れても7人じゃん。登録には8人必要なんだから出れねぇよ。」
美貴『ここにいるじゃん』
美貴の目線の先にはれいながいた。
改行しないほうが良いとの指摘がありましたが個人的に何か会話文が読みにくい感じがしたので独断で改行して書きました。
明日から4、5日書けないようなので今日の夜にでも、もう少し更新しようと思います。
携帯で書こうとも思ったのですがやっぱり無理ぽ。勝手が違いすぎる。。。
おつれす
じぶんのぺーすれがんばってくらさい
更新乙です
ho
ハァ・・・面倒くさいことになった。美貴と吉澤の補習の後、チームで集まり練習だと。
カズとれいながサッカー未経験者ということで3日後のしょぼい大会に向けて特訓するらしい。
ここでメンバーについて話しておこう。
まず吉澤。フットサル部(チーム名をガッタスという)のキャプテンだがあんまりその自覚はないらしく実際プレーの指導以外は石川さん任せだとか。
美貴はちょうど1年前くらいにフットサル部に入部した。
カズ、吉澤と4人でユーべの試合を観戦したことがあるのだがその時感化され
当時入っていたテニス部をやめて入部したのだ。
元々運動神経が良かったのもありメキメキ上達し今ではエースの座に君臨している。
石川さんもテニス部だったのだが半ば強制的に美貴と吉澤に連れてこられたらしい。
つくづく幸が薄い人だ。
ちなみに参加登録は当日会場にてOKということでこの役目も半強制的に石川さんとなった。
やっぱり幸が薄い。
松浦さんは親父さんが柔道家ということもあり柔道部に在籍していたのだが美貴に誘われ入部。
ってか柔道が出来るって意外だわ。
紺野さんは陸上部に在籍しているが助っ人という形でよく試合に顔を出している。
頭も良くてスポーツ万能、こういうのを文武両道とか才色兼備とか言うのだろうか。
カズはバスケ部に在籍している。器用なやつだから付け焼刃の特訓でもそこそこになるだろう。
れいなはバレー部に入ってるらしいけどどうなんだろうか・・・
騎馬戦だけは誰にも負けないとわけのわからない事を言っていた。
それにしてもカズもれいなも初心者ではあるがそれぞれバスケとバレーをやってるだけあって運動神経がいい。
練習でやったことをどんどん飲み込んでいく。これは三日後が楽しみかも。。。
あっという間に時間は流れ遂に大会前日。
明日の試合についてのミーティングが開かれた。
「んじゃポジション決めるぞ。まずGKは俺な。これについて異議はないな?んで一応誰か2人には交代要員になってもらうわけだが・・・」
紺野『私はガッタスでも正式な部員ではないしあくまで助っ人という立場なので今回はとりあえずベンチウォーマーになろうと思います。』
松浦『あ、私も見るの好きだからそれで。』
「OK。じゃあ俺、吉澤、美貴、れいな、カズ、石川さん。この6人でいこうと思う。
で、ポジションなんだがそれぞれ希望は━━━━」
美貴『美貴はFW!』
吉澤『アタシFW!』
れいな『れいなFW!』
「こうなると思った・・・」
美貴『だって美貴はソロでこそ最も輝くタイプじゃない!?』
「ワントップがいいって事?」
美貴『だからソロだって!』
「よくわからんが」
吉澤『アタシはガッタスのキャプテンだよ』
美貴『今回はガッタス関係ないじゃん!』
れいな『れいながおったけん人数足りて大会出れるとやろ!?』
美貴『れいな、あんた年下なんだからもっと目上の人を立てなさいよ!』
れいな『美貴姉ぇこそ大人げなか!こういうとは年上が年下に譲るもんばい!』
美貴『そんなの決まってねーよ、別に。』
石川『大の大人が・・・』
美貴『梨華ちゃん、何か言った!?』
石川『い、いえ、何も・・・』
吉澤『技術的にはアタシが一番巧いんだからアタシ!』
あーだこーだ埒が明かない。
「あーもう!これじゃいつまでたっても決まらんからこうする!明日はミニサッカーだからフィールドはそんなに広くない。
よって3人ともFW!」
美貴『それじゃ攻撃に人数かけすぎて他に穴が開いちゃうじゃん』
「だから3人でお互いのポジション確認しながら状況に応じてポジションチェンジしながら攻めるんだ。これなら公平だろ?」
吉澤『まぁ・・・確かにね・・・』
「だが個人プレーは禁止!チームの勝利を考えずに一人相撲したやつは即刻交代だからな!」
3人は渋々了承した。
「っつーことでカズと石川さんはディフェンスに回ってもらう事になる。悪いな」
石川『いいよいいよ。こうなることはわかってたし』
カズ「全然構わねーよ」
「じゃあ今日はこれで解散!明日、遅れないように!」
その夜部屋で一息ついていたとき、窓がから美貴が入ってきた。
美貴『おっす!』
「おう、どした?」
美貴『べっつにぃ。れいなは?』
「もう寝た。お前も早く寝たほうがいいぞ。明日遅刻したら大変だからな。」
『うん、でも何かもったいない気がしてさ』
「まぁ何となくわかるよ。俺もそんな感じだし」
『明日・・・楽しみだね』
「あぁ、ここまできたら逆に俺も楽しみになってきた」
『でしょ!?良かったでしょ!?』
「まあな。何か青春っぽいじゃん。こういうの今しか出来ないんだよなって思ったらさ・・・何か明日が大事に思えてさ」
『ふふふ、そだね。』
「でもさ、こうやって楽しくやってるけど卒業とかしたら今の仲間とも離れ離れになっちゃうんだろうな。
まだ先の事なんだけど確実にその時が来るって事わかってるんだよ。楽しいと逆にそういうの冷静に感じちゃったりしてさ・・・」
『・・・大丈夫だよ』
「ん?」
『確かにみんな離れることになるかもしれないけど思い出とかみんなと過ごした日って消えないし側に置いとけるじゃん。
それに○○と離れる事になっても美貴たちは気持ちで繋がってられるから』
そう言って美貴は少し照れくさそうに笑った。そしてまっすぐに俺を見た。
『それでも寂しいって思うときは○○がどこにいたって美貴が会いに行ったげる』
「美貴・・・」
『っていうかさ、らしくないのよ!○○の良いところは単純なとこでしょ!?今だけを考えてればいいのよ!』
「人を単細胞みたいに言うな」
『ふふん、その通りじゃん。』
「単純で悪かったな。」
『そういうとこが好きなんだって。よしっ!じゃあ寝るか!』
「なぁ、美貴」
『ん?』
「一緒に寝る?」
『バーカ』
「ちぇっ・・・」
『じゃね。おやすみ、○○』
そういってまた窓から美貴は出て行った。
さて、俺も早く寝ないとな。今だけ見て・・・か。確かにな。
俺が生きているのは今だから今だけ見ていこう。美貴の一言に救われた気がする。
ってか何かさっきのアイツめちゃくちゃ可愛かったな。今日は良い夢見れそうだわ。
ってかドキドキして眠れねぇ・・・
だめだこりゃ
今日はとりあえずここまでです。
会話文が多いので改行多くなる→レス数多くなる
となってしまいますがどうかご了承ください。
お粗末な文章で申し訳ありませんでした。
GJ!!
846 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 01:09:34 0
お疲れ〜。なんか爽やかでいいな萌。
おつかれいな
乙でした。この作者の作風好きなやつは俺だけじゃないはず。
ちゃんと毎回だめだこりゃで締めてるとことか(・∀・)イイ!
朝〜
だめだこりゃ
乙〜
おはミキ
萌えた
ほ
も
さ
☆ノノハヽ
川*VvV) ぴえんす♪
( O┬つ
≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
ho
859 :
名無し募集中。。。:2005/07/15(金) 16:17:09 O
sage
从*´ ヮ`)<トントン♪
ze
n
ze
作者募集中。。。
ほ
ぜ
今日は更新ないの?
868 :
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1121437195/:2005/07/15(金) 23:41:46 0
■★韓国でミキティ藤本美貴が在日認定?★■
保全
保全
ho
保全
紺に行ってくるよ保全。
紺に行ってくるよ保全。
ほ
878 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 09:29:36 0
ze
作家来ないのに保全する意味あるの?
2,3日投下無いのはショッチュウなので無問題
てか今書いてくれてる作家って何人いるの?
3,4人
プラス5,6人
883 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 12:43:23 0
>>882 そんなにいるのか。久々に来たから知らない作品ばかりだ。
885 :
名無し募集中。。。:2005/07/16(土) 13:33:23 0
ほ
たるの星
☆ノノハヽ
川*VvV)<誰が樽やねん!
( O┬つ
≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
ほ
も
☆ノノハヽ
川*VvV)<誰が巨乳やねん!
( O┬つ
≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
お
微乳
ミキティ
ho
Fカップ
ze
899 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 01:58:29 0
「ガラララララ・・・電気消えてる。もう寝てる?」
寝てる
「寝てないじゃん」
・・・起きたんだよ。・・・どうした?美貴
「最近、あんまり会えてないから・・・」
うんうんむにゃむにゃ
「ねぇ、聞いてるの?」
聞いてるけど・・・眠い
「ねぇってば」
もう寝るから・・・
「もー!・・・・・きゃっ!」
一緒に寝よう、朝まで一緒に・・・むにゃむにゃ
「・・・ねぇ」
ZZZ・・・
「このタオルケット、あんたの匂いがする」
ZZZ・・・
「ねぇってば」
・・・早く寝ろ
「・・・眠れない」
じゃあ・・・
「じゃあ?」
羊でも数えてろ・・・ZZZ・・・
「ムッ!」
ZZZ・・・
「だめだこりゃ」
ZZZ・・・
「ZZZ・・・」
ZZZ・・・
「ZZZ・・・」
ほのぼのしててイイ!!
乙〜
ho
乙
いいね!
ze
n
ほ
ze
藤本は俺が守る
ミキティは俺が守るから
藤本の純潔は俺が守るから(ぁ
V)
V)<いつのまにか900・・・もっぱいうp・・・
916 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 18:33:13 0
ほ
も
さ
pi
美貴に1mmでもちょっかいかけたら殺す
じゃあ0.9mm
从VvV)<断固拒否
e
924 :
名無し募集中。。。:2005/07/17(日) 22:56:06 0
从VvV)<Zzz
プリ尻
作者陣がocnじゃありませんように
そのかわりorzだったりして
おやすみきてぃ
おはみき
orz
ひろくん…
ほ
ほ
ほ
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