もうすぐプール開きで嫌だ・・・私胸小さいし><

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431 ◆acuAAs.52c
>>424

一方その頃、新垣は必死に自転車をこいでいた。
自分の家を見られるのは恥ずかしいからと、
家から離れた所を待ち合わせ場所にしたのがいけなかった。
新垣はいつもの様に寝坊した。そして、必死に自転車をこいでいた。

やっとの事で待ち合わせ場所に着いた時、既に車は止まっていて、
あの男子が車のボンネットに腰掛け、腕を組んで待っていた。
近くのフェンスに自転車をロックして、新垣は車の方に歩みながら、
汗だくであいさつをした。
「おはよ!ギリギリセーフだよね?遅刻はなんとかまぬがれた?」

すると、後部座席の窓が開き、亀井が顔を出して言った。
「や、元気?」
「あ、こんちは」
声に反応して挨拶を返したものの、亀井だと気付いて新垣はビックリして言った。
「何で亀がいんの?」
「それはこっちのセリフ!」
亀井は新垣にそう言い返した。

その後、新垣と亀井は男子の方を睨んだ。
男子はタジタジしながら言った。
「──さ、行こう」
「「ちょっと、どうゆう事よ!」」

同時に叫ぶ新垣と亀井と、叫ばれて更にタジタジの男子を見て、
車の運転席と助手席のふたりが笑った。