うpろだリンク集70

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「ところで、道具にせよ、動物にせよ、行為にせよ、それぞれのものの善さや美しさや正しさは、それぞれがそのために作られたり生じたりしているところの、ほかならぬ『使用』ということに関わるものではないかね?」
「そのとおりです」
「そうすると、まったく必然的に、それぞれのものを使う人こそが、もっともよくそのものに通じている人であり、そして、自分の使うものが実際の使用にあたって、どのような善いところあるいは悪いところを示すかを、製作者に告げる人になるのだ、ということになる。
たとえば、笛吹きは、笛作りの職人に笛のことについて、どの笛が実際に笛を吹くにあたって役に立つかを告げ、職人がどのような笛を作らなければならないかを命令するのであって、職人はこれに仕えるわけなのだ」
プラトン『国家(下)』320頁