1 :
名無し募集中。。。:
2 :
川*^∇^)||。oO(Yuri-Stars☆) ◆YuRinaPVcE :05/03/17 11:18:28 0
高橋愛>>>>>(超えられない壁)>>>>>大塚愛
上座の襖が開くと、少女は平伏した。
「若、この者は武蔵の国は扇谷上杉家にて百貫を食んでいた亀井某の娘、絵里と申す者にございます。亀井某はとある事情にて浪人、今は一家でこの宇部近くの…」
「爺よ、もう十分なの」
「ははっ」
平伏した少女、絵里にまつわる長々とした説明を「若」が遮った。
「面を、あげるの」
絵里は一瞬、困惑した。「なの」「の」を語尾につける者は、父に連れられ諸国を歩いた絵里にも前代未聞であった。
爺と呼ばれた老人がそれとなく促すと、絵里は慌てて顔を上げた。
絵里は驚いた。改めて見てみれば、上座に鎮座していたのは己と同じくらいの歳と思われる少女だった。話には聞いていたが、困惑が顔にでた。
「おどろかないの。私が道重の総領、さゆみである」
驚かぬなど無理な話だ。と思いつつ頭を下げようとすると、
「謝らずともよいの。そちの面構え、とくと私に見せるの」
そのまま、無言でしばらく時が経った。絵里はさゆみが非常な美貌である事にも驚いた。まず育った農村では見なかった、貴族的な、調律のとれた顔立ち。ぱっちりした可愛らしい眼にじっと見つめられ、絵里は不思議と気分の高揚するのを覚えた。
「…爺」
さゆみは思い立ったように言った。
「この者の着る者を剥ぐの。この場で裸にするの」
「えっ…」
絵里は呆然とした。
「その方は女子であるの。なぜかような男の服を着ておられるの」
そもそも今何故絵里がここにいるかというと、様々な事情が絡み女であるさゆみを総領とした道重家が、さゆみに近侍する小姓を領内にひろく募ったことによる。
その条件とは、「才気有り、容姿端麗」そして「実は女」であること。表向きは男でなくてはならない。
絵里にこの件で道重家から仕官の誘いがあったのは、いわば自然な成り行きだった。何をやっても器用そのもので、男勝り。父親は常々男ならばと嘆いていた。その上、近郷で並ぶ者のない美貌。
亀井家では当然喜んで、絵里を男装させ、仕官させることにした。
しかし、男装とは、十六歳の女のからだにとってあまりにも酷だった。
まず、絵里のからだつきが着物越しにでも女を主張する。特に腰つきは、女としての色気を存分に放ち、むっちりした太ももとともに美しい稜線を描く。登城の途中、絵里は男共の不躾な視線をさんざん浴びせられた。
しかし何といっても、ふんどしこそが絵里にとって最大の辱めであった。
三日前、絵里が初めてふんどしをしめた夜、絵里は悪夢に襲われた。
自分がふんどし一丁で土方と共に城の普請工事をしている。容赦なく降り注ぐ汗臭い男どもの視線。その中には絵里の竹馬の友の眼もあった。
(…やだ、矢介、満吉、なんでじろじろ見てるの、昔いっしょに裸で川あそびしたじゃない、そんな眼で観ないで…)
随分うなされていたらしく、母に起こされた絵里は、廁に立つと言って部屋を出た。月明かりが明るい。絵里は裾をめくり、己が性器を見た。
褌が股にこすれて変に気持ちが高まる自分が嫌だった。
絵里の脳裏に、幼い頃の記憶が甦る。炎に包まれる屋敷の中、性器を屹立させた男達が迫ってくる。父が自分を抱き抱え必死に逃げるが、男達は火達磨になるまで襲いかかってくる。
「体は女でも、絵里の心は男だ。奴らのように、この世の快楽を貪るんだ。慰みの道具にはならない」
「…恐れながら」絵里は丁寧に告げた。
「私は女にございますが、殿に仕える以上、女であることを棄てる所存。
私はれっきとした男でございます。この場で裸となる事は無用にございましょう。」
最後以外は用意してきた台詞だった。だが言い終わるや否や老人が、
「堀田三佐衛門を呼ぶのはいかがにござりましょう。殿」
「何故なの、爺」
「かの者ならば、まことの男子とそうでない者を見分けられます」
堀田三佐衛門。絵里はその名を聞いたことがあった。道重家中において衆道のいざこざを起こし、
暫く領内で逼塞していたがさゆみが当主になるにあたり、罪を許され復帰した。
老人は、この三佐衛門が絵里に欲情するか否かで男か否かを判断しようとしている。
絵里は老人の悪趣味に怖気が立った。
やがて小太りした、尊大そうな眼をした男が呼ばれてきた。
「三佐衛門、この者をどう思う」
男は絵里を凝視した。城下で浴びせられた視線とはまた異なる、生白い視線。
「女子でございましょう」
しばし場に、沈黙が流れた。がこの時、絵里は一計を案じた。
「お待ちくだされ」絵里は男ににじり寄った。「御免」言うなり絵里は、男の首筋に手をまわした。
男は突然の事態に腰を落とした。絵里はその上にのしかかるようにして全身を密着させ、
まるで飢狼が獲物に喰らいつくように男の唇を吸い、舌を這わせる。淫靡な擬音が広い部屋に響き渡る。
「な、何をしておる、若の面前であるぞ、控えよっ、何のつもりじゃ」老人が絵里を突き飛ばす。
「・・・御覧ください、三佐衛門様は私を男として見ておいでですよ?三佐衛門様は妻も娶らぬほどのお人・・・」
茫然自失の三佐衛門は、着物を突き破らんばかりに一物を勃起させていた。
「たぶらかしおって、小娘・・・おい、三佐衛門、いますぐ城からこやつをつまみ出せ!」
「爺、下がれ」その時ずっと黙っていたさゆみが口を開いた。
「は?な、なにゆえ、しかし・・・」
「爺は疲れてるの。お家に戻ってご養生するの。さあ、早く」
老人は乱暴な足取りで部屋を出て行った。
「おもしろい。つづきを見せるの。」
さゆみは、無邪気な子供のように目を輝かせている。
部屋にはさゆみ、絵里、茫然自失の三佐衛門が残された。
(さて、これからどうしよう・・・)絵里の計は成功した。さゆみは絵里を気に入ったようだ。
絵里の眼前の男は、脅えきった顔をしている。主君の前で醜態を晒した。
まだ男を知らぬであろうさゆみの前で一物が硬く勃起し、席を立つに立てない。
「情けないですよ?」絵里は声に出してそう言った。男は刀を抜く気配すらない。
もっとなじってやろうと思い、うずくまる男に近寄った。そして足でもって男の股間を踏みにじった。
男が声にならない悲鳴をあげた。その声を聞いた絵里は、自らの内の暗い記憶が激しく揺れるのを感じた。
決意したように着物の帯を解く。着物が肩にかかっているだけの状態となった。
健康的な、あまりにも健康的な日焼けした肌に、はだけたかたちのよい乳房。
それらと股間に食い込む真っ白なふんどしの取り合わせは異様である。
「さゆみ様。今からこの痴れ者を絵里が成敗いたします」
さゆみは面白い舞を鑑賞する気分だ。「そちの好きにいたすがよい!」
絵里は男の刀を取り上げると、それを鞘がついたまま男の脳天に打ち付けた。
男は頭を手で覆い畳の上に縮こまるが、絵里は執拗に鞘を振り下ろす。
さゆみはくすっと残酷な笑みを浮かべる。彼女にとってこれは闘犬や軍鶏、
そしてかつて父や兄に連れられて見物した狩猟と同じなのだ。
(私の受けた辱め、少しでもこの男に味わわせてやるっ)
しかし絵里が十何回目かに刀を振りかざした時、顔を紅潮させた男が、
猛然と絵里に突進してきた。絵里の上に男がのしかかる。さっきと逆の状態だ。
男は絵里の手にある刀をはね飛ばすと、絵里の喉元に喰らいついてきた。
男は絵里の喉に歯を立てる。「ああっ!」絵里は恐怖に満ちた悲鳴を上げる。殺されるのではないか。
だが男は歯を押し当てるのみで、その間から舌を伸ばし、絵里の首筋からうなじにかけて這わせた。
絵里は恐怖と不快感から眼を閉じる。男は絵里から、彼が抱いてきた美少年達と同じ香気を感じた。
「こ奴、たまらん・・・」彼は主人が目の前にいるのも忘れ、絵里の肌が発するほのかなお香の匂いに
むせびたいと思い、鼻孔を絵里の肌に押し付け呼吸する。男は少女の香りに、谷間に咲いた
小さな慎ましい草花の匂いを想う。
「やめて、お願い・・・」絵里の願いもむなしく、男の舌は絵里の頬をつたい、唇から口内にねじ込んできた。
男は先程の口づけの感覚を反芻するように、丁寧に絵里の歯と舌の間にそれをねじこむ。
男は絵里の唾液を吸い出し、それがいとおしくてたまらないというふうに飲み込む。
男は絵里を、性差すら超越した美しきものと思う。その香り、体液を心ゆくまで味わい尽くしたい。
男は絵里の唾液の香りと風味を存分に味わったあと、舌を抜く。
絵里はもはや抗おうともしない様子だ。男は無防備に仰向けになった絵里を見下ろす。
男は欲情と征服感に顔を歪ませる。絵里の手足はもはや震えるのみで金縛りにあったように動かない。
絵里は浅はかな計略を考えつき、軽率に実践した自分が愚かしい。
男は絵里の胸を覆う着物をはだけさせる。形のよい乳房と小ぶりな乳輪が露わになる。
男は絵里の乳首に舌を這わせる。絵里の乳首は既に硬く突起していた。
絵里の乳房に顔をうずめるようにして男は絵里の乳首を吸う。
途端、絵里は喘ぎそうになるが、必死に声を押し殺し、そのぶん呼吸が荒くなり、
絵里の荒い息遣いが静寂の中に響く。それは紛れもなく絵里の性感が高じた事を示していた。
絵里は上座から自分を見下ろすさゆみの視線に気付く。さゆみは眼をまるくしていた。
(なにゆえかように息をあらくしておるの?)絵里はさゆみがそう自分に問うた気がして、
この少女が本当に純潔であると思う。
男は一心不乱に絵里の乳房に顔を埋め、乳首を吸う。
しだいに絵里は、快楽と恥じらいの渦の中、この取り付かれたように自分を貪るこの男を、
何故だか哀れに思い、またいとおしく感じる自分に気が付いた。
(かわいそうに)絵里は男の頭に手をまわし、自らの乳房に、ぎゅっと抱き寄せるようにした。
男は絵里の汗のほのかな匂いも混じった香気に包まれ、むせかえる。
男はやがて絵里の乳を吸うのに疲れたのか、「お主、菩薩か・・・」と呟き、
絵里の腕の中でおとなしくなった。絵里は安堵し、上半身を起こすと男を離した。
栗の花の匂いに気付く。男は既に射精したようだ。
「・・・絵里、それだけなの?」さゆみが突然絵里に問う。
「・・・はっ?」
「男女のこととは、それだけなの?今ので三佐衛門が絵里を好うておるのはわかったの。
だが、余が聞いたところによるとなんでも下半身で男女は交わり、子をつくるの。
子をつくらねば男女が交わりしとも意味をなさぬではないか」
「・・・」二人とも唖然とした。さゆみは男女のこととはすなわち子作りでしかないと思っている。
確かにこの時代、大名家などでは後継者を絶やさぬため相手を問わずとにかく子供を孕ませるのが常だったが。
絵里は男を心のどこかでいとおしく思ったが、無論この男の子を産むなど断固御免だった。
絵里は機転を利かせた。
「さゆみ様、男女の事にもいろいろござり、単に子をつくるのみが目的ではございません。
お望みと有らば、この後一風変わった子をつくらぬ交わりをお見せしとうございます。
つきましては、恐れながらさゆみ様、もっとお側で御覧なさいませ。面白うございますぞ」
そう言って絵里はほくそえんだ。
自分はまだ愉楽の頂点に達していない。この純潔な美少女も行為に巻きこんでやろう。
三佐衛門はここで我に帰った。
(俺としたことが・・・口寄せされてから今までまるで狐につまされているようだった。
若のご様子からすると若は俺をお許しくださるろうが、あの小娘には弱みを握られた・・・
どうすればいい。しかし、まさか俺が娘に欲情するとは・・・)
「よし面白い。絵里、子をつくらぬ交わりとやら見せてみるの。三佐衛門、そちも協力するの)
「は、ははっ・・・」全く悪い気はしなかった。
「さ、三佐衛門殿」絵里が三佐衛門の手をとった。二人は改めてさゆみの御前に座った。
今までずっと、部屋の隅のほうで交わっていたのだ。
もうすっかりあたりは暗い。使用人の女が蝋燭に火をともしにきた。
使用人の女は着物をはだけさせ褌を覗かせた絵里に仰天し、火をともすと駆け去った。
蝋燭の火にてらされた絵里からは、少女とは思えぬ艶気、いいようのない妖気が漂う。
「さゆみ様」
「なんじゃ」
「女子の小便を出す所、なんと申すかご存知ですか」
「知らないの」
「下品な言葉ですが、『まんこ』と申します」
「まんこ」さゆみは復唱し、自分の股間を見た。思わず三佐衛門は吹き出しそうになった。
「さよう。そう申します。小便の穴の下にある穴に、男のちんこという棒をいれるのです」
「ちんこ、棒」さゆみはこれも知らぬ様子だ。
「これにございます」絵里は三佐衛門の股間をまさぐり勃起した一物を取り出した。
「こら、御前で・・・」
「この棒をまんこの中でこすると先から白い液が出ます。そして液が奥に達すると子供が産まれます」
そう言って絵里は二、三回手を動かす。さゆみは眼をまるくして見入っている。
「私は今子供を孕むわけには参りません。されば、尻の穴で交われば子供は産まれません」
そう言って絵里は立ち上がると、自らの褌を解いた。
ふんどしを解き、股間を露わにした絵里は、三佐衛門と向き合った。
父以外の男に裸を見せるのは何年ぶりであろうか。陰惨な記憶が絵里の脳裏をよぎる。
(十年前の、あの日・・・)
三佐衛門の性器は屹立している。凶暴なかたちをしている、と絵里は思う。
(この男を貪ってやる。権力と快楽を。全部奪い去ってやる)
絵里は三佐衛門の前に立つ。
「三佐衛門様・・・見とうございますか、絵里の秘所を」
「み、見たい。俺は絵里の秘所を見たいぞっ」
そう言って男は近くの蝋燭を手にとった。
「苦しゅうない、苦しゅうないの」さゆみが上座から下り、三佐衛門の横に座る。
蝋燭の火に絵里の秘所が照らされる。
「わあ・・・」さゆみにとっては、暗闇でまばゆい蛍を見たようなものだろうか。
一方三佐衛門は息を呑んだ「女人の秘所とは、かようなものであったか・・・」
三佐衛門は女を知らぬわけではない。一度山口で、友人に薦められるまま
遊女を抱いたことがあった。その女はまだ若く、醜女でもなかったが、
その体験はあらゆる意味で三佐衛門に女人への幻滅を覚えさせた。
だが目の前にいる少女は違う。否、性器のみで美醜の判断などありえない。
この美少年の香気たちのぼる少女に、この可燐な性器。それこそが美しいのであった。
「絵里のまんこは口があいておるの。余のはとじておるぞ」
それは少女が処女にあらぬことを示していた。最もかたち、色は健康的である。
男でも女でも、色を好む者の性器は醜い色かたちをしているものだ。
(先程の淫らな所為、全て計算づくという事か・・・この少女が男好きであろうはずがない)
男は絵里の策の中にいることを気付いている。だがほとばしる情欲が理性を排除した。
「・・・されど」
絵里は二人に対し背を向け、膝に手を付き、尻を突き出す。
「三佐衛門様はこちらのほうがお好きにございましょう」
俗に言う、桃尻、である。余計な脂肪はついていないにも関わらず、
桃のごとくたわわに膨らみ、それが緩やかな稜線を描きむっちりした太ももへつづく。
絵里が両の尻肉を手でつかみ広げると、わずかに紅色をした菊門があらわとなる。
前のほうと違い毛も生えていない。三佐衛門がかつて愛した美少年のそれを彷彿とさせた。
「糞の穴、なの」さゆみが呟く。
「清潔を心がけてはおりますが・・・ここなら子を孕むこともございませぬ」
さゆみは絵里の肛門に顔を近付ける。特に異臭はしない。
「きれい、なの」
絵里は安堵した。臭いといわれてはたまったものではない。
「さゆみ様・・・そうですね、なにかつばのようなものはありませんか、
穴の中を濡らさなければ、男の人は迎え入れられませぬ」
「そうか、では余のつばを進ぜよう」「あ、ありがたき幸せ」
美少女の、それも主君であるさゆみのつばを塗られるとは、どこか光栄である。
が、次の瞬間絵里の直腸に衝撃が走った。「あっ!」絵里の体が思わず反り返った。
三佐衛門は苦笑した。いくら唾つきとはいえ、いきなり人差し指を勢いよくねじこまれてはたまったものではない。
さゆみは哄笑した。「はは、絵里。わかるぞ、余も幼い頃兄に風邪に効くとやらで
薬草を無理矢理ここにねじ込まれたことがあるの。すまないの」
「・・・恐れながら、ご丁寧に・・・」
さゆみは三佐衛門の言うように、絵里の肛門まわりにつばをたっぷりつけた後、指をゆっくり挿入する。
水分がなくなると、指先をためらうことなく口に含む。これを何回か繰り返す。
しなやかなさゆみの指が自分の中に入ってくるにつれ、絵里は次第に体が軽くなるのを感じる。
さゆみの指が、自らの内面をも優しく愛撫するのを感じる。
やがて、絵里の肛門からはさゆみのつばが溢れんほどになり、唾液が性器まで滴り落ちる。
絵里の呼吸にあわせて肛門とその周囲は膨張し、また収縮する。「面白いの」
「・・・では、私めが」三佐衛門は屹立した性器をしごきながら立ち上がった。
「三佐衛門、待つの」「何でございましょう」「三佐衛門のちんぽは乾いておるぞ。それでは痛かろう」
そう言うなりさゆみは、男の一物を手でつかみ、舌でそれをそっと舐めた。
「か、かたじけのうございます、若っ」「・・・よい。それにしても妙な臭いなの」
「・・・」三佐衛門は言葉が見つからず、ばつの悪そうな顔をした。
「案ずるな、三佐衛門」さゆみは唇を陰茎に付け、上目遣いで言う。三佐衛門はその背徳に背筋が凍る。
「余の父上はな、かつて主家大内に従い周防に上陸した海賊と戦ったの。海賊どもの毒矢で兵が
次々とやられちゃうの。父上はそんな兵を見て自ら口でその毒を吸い出し兵の命を救けた。
それから父上は前よりもっと家来に慕われたの。まさに主君たる者の鏡なの。
三佐衛門のこれは臭いし、変な色かたち。きっと病なの。・・・余がぺろぺろ舐めればきっと治るぞ。」
それとこれとは全く別なのだが、三佐衛門は色々な意味で感激した。
さゆみは男の陰茎に余すことなく舌を這わせる。男はさゆみの粘膜のなめらかな感触に身を震わせる。
一方絵里はもどかしい。三佐衛門にさゆみの舌技で先に逝かれては困る。
「さゆみ様、もう十分にございましょう。さあ、三佐衛門様・・・絵里にその一物をくださいまし」
「よかろう、三佐衛門。絵里の尻穴にこれを突っ込むのじゃ」
「よ、よし、参るぞ絵里っ」男は絵里の尻の側面を持ち固定すると、
亀頭を絵里の肛門に押し当て、そのまま慎重に陰茎を挿し込む。
「あ、ひいいっ、ああっ」絵里は悩ましい喘ぎを洩らし、脚をがくがく震わせる。
さゆみの唾液のおかげで殆ど痛みはないが、男の巨大かつ長大な性器に、
絵里は自分の内部がみしみし音を立てて拡張されるのを感じる。
やがて絵里の直腸の中程まで性器が入ると、男はゆっくりと腰を前後に動かし始める。
「んふうっ」絵里は耐えきれずに床に手を付く。四つんばいの体制となった。
男は更に、絵里の秘所を手で愛撫し、紅潮した陰核をこねくりまわす。
「ひいっ、ああ、んはっ、あああっ」
絵里は全身から力が抜けていくのを感じ、へたりこむようになった。
抗いようのない悦楽が絵里を支配し、快楽を快楽と思いたくなかった
少女の気丈で健気な自意識は押しつぶされる。
「え、絵里、難儀であるか」さゆみは絵里の顔を覗き込む。
絵里は喜悦に耐えかね、よだれが口から溢れ出る。
つややかな黒髪が汗でしっとりとなり、いくつかの束は額にはりつき、
言いようのない艶気をかもし出す。眼は快楽に潤み、半開きの虚ろな瞳がさゆみを見つめる。
その眼を見たさゆみは未だ見たことのない女の本性に震え上がり、秘所に妙なほでりを感じる。
「ああ、絵里・・・余はどうすればよい。気が狂いそうなの。余はなにゆえ気が昂ぶる」
「さゆみ様、それあなた様も極楽浄土を求めているゆえにございましょう。この絵里がご案内いたします。
そのお体にふれること・・・お許しくだされ」
さゆみは震える手で自らの帯を解く。
(浄土へ・・・)さゆみは仏の道に関して幼い頃から教育を受けている。
(でも、これはもしかすると淫、ではないの・・・)だが目の前の絵里の潤んだ眼がさゆみを捕えて離さない。
ついにさゆみは金縛りにあったが如く動けなくなった。
絵里は後ろからの快楽に耐えながら、さゆみの着物を掴み脱がしにかかる。
さゆみは抗わず、白くたわわな乳房が露わとなった。絵里はいとおしそうにそっと乳房をつかみ、
乳首にやさしく口づけする。「ひっ」さゆみは悲鳴に似た声をあげる。
「なにも恐れることはありませぬ。浄土に参るのですぞ・・・」
さゆみはぎゅっと眼をつぶる。絵里の手が襦袢に忍び込み、さゆみの股間を、
これもやさしく撫で、指で女性器の、唇にたとえられる場所をなぞる。
さゆみもまた悩ましき声をあげ、乳房に吸い付く絵里の頬を指でそっとなぞる。
一方三佐衛門は、絵里が発した言葉を脳内で反復していた。
「浄土・・・」
この戦乱の世で、多くの者が憎みあい、戦い、命をおとす。それがこの世の習いだ。
彼もまたそのならいに従い、修羅を生きてきた一人である。彼は愉楽の浄土をずっと求めていた。
いま目の前の少女が、自分とさゆみを極楽へといざなおうとしている。
彼は少女の憎悪を超えたところにある、大いなる慈悲に自分が抱かれている気がする。
「いま参ろうぞ、絵里!」
男の精が絵里の体内に放出されると、絵里は「んんっ!」と喘ぎ体内に降り注ぐ液の感覚、
それが絶えがたき愉悦というふうに身をよじらせ、恍惚の表情のさゆみの上に倒れこんだ。
深い朝霧がたちこめている。
「やはり、行ってしまわれるのですか」
翌日早朝、宇部城の外堀のほとりに絵里と三佐衛門の二人は佇んでいた。
「お主がこの事を諫言するにしろ、しないにしろ、どっちみち俺は処分される。
あの老人の事だ・・・それに俺とて、武士の端くれだ」
「・・・絵里は」諫言など致しません。そう言いかけたところで三佐衛門は呟いた。
「俺はお主にたぶらかされ、若の面前で恥をかいた時腹を切ろうと思った。
だが俺はやはり、死なぬ。あの後お主に、この世も捨てたものではないと教わったのよ」
「・・・」
「次にお主と相まみえるのは戦場かも知れんな。その時はまた、尋常にお相手願いたいものよ」
そう言って三佐衛門は、似つかわしくない爽やかな笑顔をしてみせた。
絵里もまた、満面の笑みをうかべた。
三佐衛門は霧の中にその姿を消した。
さゆみは城内に戻ると、さゆみの寝室へ向かった。
さゆみはあの後死んだように眠り、三佐衛門と絵里は寝室にさゆみをそっと運び、
布団に寝かせた。
さゆみの無邪気な寝顔を見守る絵里は、自分の新たな日々が始まろうとしているのを感じた。
数日後、絵里は正式に道重家に登用され、さゆみに近侍することとなった。
正式にさゆみに近侍することとなった絵里は、城内に一室を与えられた。
新調の橙色の着物に、父から受け継いだ太刀に脇差。そして髷をゆっている。
髷といっても、江戸期と違いこの時代は家風にもよるが髪型は自由なもので、
何も頭頂をそったりせずともよく、絵里は今までの髪型のまま、つむじのあたりで軽く髪を束ねている。
今日はあの後初めて、さゆみの御前に参ることとなる。そう思うと絵里は胸が高鳴る。
「失礼致します」絵里は居間の襖の前でひざまずく。
「おう、入るがよい」野太い声が聞こえた。
戸は開いている。中に入ると、上座にさゆみが悠然とたたずんでいる。一段下がったところに、
立派な白髭をたくわえた小柄な老武士と、やたら派手な着物を着た少女が座っている。
この間の老人がいないことに絵里は安堵した。
「絵里、大儀じゃ」さゆみはそう言ってはにかんだ。
「若にはもうお見通りしておるようじゃな。」
「亀井弾正の娘、絵里にございます。ふつつかものながらさゆみ様に忠義を尽くす所存」
「うむ。申し遅れたがわしは柿村河内守、道重家筆頭家老じゃ。
そしてこちらが、今後お主とともに若に仕える田中れいなと申す者だ」
「拙者、田中れいなと・・・申す。よろしくお願いいたす・・・たい。」
なぜかぎこちなかったが、そのやたら派手な少女は堂々と名乗りを上げた。
ここでこの柿村、田中の来歴を説明せねばなるまい。
まずは柿村河内守。歳は六十余り、道重三代に仕える。普段は、誰でも白髪か禿頭なら爺と呼ぶさゆみに
「柿じい」などと呼ばれている好々爺であるが、常に道重軍の先鋒をつとめ敵陣に突撃、
「鉄をも貫きかねない」と兵に畏れられ、往時の主家当主大内義興からも賞賛された程の勇者であり、
各地での活躍が語り草となっている。今なお現役である。
だが先日絵里の面接にあたったもう一人の道重家中の大身、寺光灰春斎とは反りがあわず、
さゆみの家督相続時こそ双方意思が合致したものの、いつ対立の導火線に火が点くとも限らない。
続いて田中れいな。この少女の来歴は一風変わっている。
当時東シナ海、玄界灘では倭寇と呼ばれる海賊が蔓延っていた。
この時期、威勢を張っていた倭寇の頭目は中国出身の王直なる人物である。
その配下に麗如と云う者がいた。麗如は王直配下で何隻かの船団を受け持っていた。
最もこの者、褐色に日焼けしたごつごつした顔、片目は戦でつぶれ、
頭髪はかつて大陸に入ったとき疫病で抜け落ちているという、およそ麗の名にふさわしくない、
怪物のような醜男であった。だがその事を嘲笑したものは皆海に叩き込まれ溺れ死んだといわれ、
配下有数の荒くれとしてその名を轟かせていた。
この麗如、ある時博多で停泊したとき、自分の船をじっと見つめる少女に出会った。
聞けば少女は齢八つ、何年も前に戦乱で親と離れ離れになり、博多の街で物乞いをしているという。
麗如は少女を見て、あたかも寒い冬の日に膝元にたたずむ仔猫のように可愛らしく健気と思い、
自分はどうせ独り身、なにより自分の血を分けた娘ではまずこのようにならぬであろうと
思うと、わだつみがこの娘を自分に授けたという気がして、少女を船に乗せた。
男は少女に自分の一文字を授け、「麗奈」と名乗らせた。
かくして麗奈の、倭寇の荒くれを父と仰ぐ生活が始まった。
麗奈は今までと違い三度の飯には困らなくなったが、父麗如は凄まじいスパルタ教育者だった。
源義経の伝説にちなみ、「八艘飛び」と称して麗奈に、間隔を空けた小船と小船の間を飛ばせた。
麗奈が海に落ち溺れても、水面から完全に沈むまで麗如は助けない。それこそが女として生を受けた
麗奈が屈強な戦士になる唯一の方法だと麗如は思う。麗奈が上達するにつれ船の感覚をより空ける。
やがて麗奈は18尺(約5.5b)も飛べるようになり、足腰の力、泳ぎ、どれをとっても男勝りとなる。
しかし麗如はそれだけでは駄目だといい、麗奈に当時最新の兵器であった種子島筒を習得させた。
この習得には膨大な時間と努力を要したが、麗奈十二歳のときに瀬戸内の海賊との戦いで、
一撃で敵将を仕留め、麗如はやはり麗奈はわだつみの子じゃと感涙にむせんだ。
だが麗如は麗奈をいつまでも手許に置こうとは思わない。当時貿易を独占する大内家と王直は提携していて、
このままではやがて大内の下に組み込まれ、今のような自由な海賊であることはできないと麗如は思う。
十五歳の麗奈に嫁にいかぬかと言うと激しく拒絶し、戦士でありたいという。
困り果てた麗如の耳に、道重家が女小姓を求めているという噂が入り、
麗奈もまたこれを聞くとそこならば行きたいというので、麗如はいつでも戻って来いといい、
麗奈を仕官に出した。
「田中れいな推参」麗奈は金色に刺繍された裾の異様に長い、西洋のマントのような陣羽織に身を包み、
にぶい輝きを放つ種子島を一丁ひっさげ宇部城下に現れた。なぜ「田中れいな」かというと、
これは下関の刺繍職人の手違いによるものである。これ以降麗奈はれいなとして
周囲の者に認識される。表記もそれに倣うことにしよう。れいなは下関に上陸すると、
この陣羽織を受け取り、一路宇部を目指した。道中あれが今様のカブキ者じゃと
人々に囁かれ、宿に泊まろうと思ってもその風体を見た宿の主人に追い出され、
雨をしのぐ仔猫のように神社の軒下で夜をすごし、やつれた風体で宇部城下にたどり着く。
城の前に来るとれいなは何を思ったか、宇部城の外堀に着ぐるみ飛び込んだ。
「こらっ、そこ何をしているっ」
「行水たい」訛りの強い博多弁。
その時、柿村河内守が偶然通りかかる。「小娘、なんなのだお主は」
「道重さゆみに仕えにきた田中れいなばい。さゆみ様はどこにおると?」
柿村はこの破天荒な娘を気に入り、城内で体を拭かせ、さゆみに謁見させた。
柿村は聞くうちになおさら剛勇なこの娘を気に入り、是非ともとさゆみに推挙した。
さゆみは雨にうたれた仔猫のような、それでいて戦士だというれいなをどう扱えばよいか
わからなかったが、それも面白いかと柿村の申し出に首を縦に振った。
(はあ、なんなんだろ、あの子・・・)
絵里は部屋に戻るとため息をついた。
あの後、柿村が去り、部屋には娘三人だけとなった。
さゆみが司会のようになって、二人に話を振る。
それは主に二人が何が好きか、得意なものはなにか、
そして二人が今までどこで何をしてきたか、ということだった。
倭寇に育てられたれいなからは珍回答が続出した。
大陸の珍味についての話。種子島を取り出し、さゆみはそれを手に取り興味深そうに眺める。
「次のいくさん時な、こん種子島が火いふくさ」
そして極めつけは孤児の頃の話である。暗さを微塵も感じさせず、
農家で果物を盗むコツ、通行人から金をせびる極意を面白おかしく話す。
さゆみは時に手を叩いておかしがった。絵里は適当に笑い、相槌を打つ。
絵里が殆ど語ること無く、その場はお開きになった。
(なんで・・・)絵里にはたった一つの暗い記憶しかない。
絵里にはわからなかった。何故、辛い体験もしてきたであろうれいなが、
かくも南国の陽光の如く明るいのか。その光が自分を否定しているように絵里は感じる。
(誰も絵里のことは理解してくれないのかもしれない)
絵里はあの時、確かにさゆみと愉楽を共有していた。共有される快楽。
できれば今度は絵里とさゆみ、二人だけで交わりたい。
(あの子・・・それを私から奪い取ろうとするのでは?)
その時襖が開いた。そこに立っていたのはさゆみである。後ろにれいなもいる。
「絵里、あなたとれいなに、見せたい所があるの。ついてきて。」
さゆみの後に絵里とれいなが付き従う。さゆみの太刀を授かり持っているれいなを見て、
絵里は内心焦燥と嫉妬にかられる。夕陽が射す中、さゆみは迷路の如く入り組んだ城内のはずれの、
人気の無く日があたらずじめじめした一角にある、朽ちかけた木の扉の前に二人を連れてきた。
「中は薄暗いの。気をつけるの」扉を開けると黴臭い臭いが鼻をつく。小さな窓から夕陽が漏れ、
坑道のような道が真直ぐ続いているのがわかる。その奥へ奥へとさゆみは進んでいく。
やがて殆ど立てかけてあるだけの扉を開けると、空間がひらけた。
絵里は即座にその部屋が何であるかを覚った。拷問部屋である。
武蔵にいた幼い頃、父に連れられ見物したことがあった。
埃をかぶった火鉢、竹串、竹製の鞭棒。罪人を縛り付けるであろう柱、縄。そして部屋の隅には
なんと三角木馬が、夕陽に照らされあたかも子供の玩具のようにたたずんでいた。
余談であるが、多くの拷問器具は江戸期に発明されたが、三角木馬は室町後期には在ったという。
「ここはなんでも罪人を折檻する場所らしいの。とはいえ余の物心ついた頃には殆ど使われず、
余はよくここを遊び場にし父上に叱られたものよ・・・余が当主になるにあたり、風紀を引き締めん為には、
また女子の領主だと侮られぬためには、時には苛烈な処断も必要なの。なるだけ避けたい事じゃが・・・
しかし余はこれらの使い方を存ぜぬ。爺達にはやや聞きづらいしの。そなたらは存じておるか?」
この子供の遊び部屋で幾人も罪人がうめき、泣き叫び殺されたと思うと絵里は怖気が立ったが、
ぽかんとしているれいなを横目に機転が働いた。「絵里は・・・存じておりまする」
「ほう、申してみよ」「例えばこの竹串は、爪の指の間の肉に射し込みます。
またあれなる火鉢は針に熱を帯びさせ、この柱は罪人を縄で結びつけ、
竹の鞭で罪人を打つのでございます。してあの三角木馬なるものは・・・
女子にのみ使われると存じます。」
「ふむ・・・」絵里とれいなは三角木馬に近寄り、まじまじと眺める。
「ばってん、子供のあすんもんのごたる。こげんもんがせくと?」
「子供の玩具のようで、果たしてこれが痛いかと申すの。うむむ」
ちなみにさゆみは博多弁を解する。家中にも筑前出身の濃い博多訛りの者が幾人もいる。
これを聞いた絵里はほくそえんだ。体中に加虐への情欲がぞくぞくとみなぎってきた。
「なればれいな殿、そなたの体でお試しあれ。なに、拙者もこれは玩具のようなものと聞いておる、
椅子よりはこちらのほうが疲れるということでただ置いてあるにすぎぬ。」
「うむ、れいな、乗ってみるの。」「お馬さんのごたる」れいなはぴょんと木馬に飛び乗る。
(この子、馬鹿ッ)絵里はくすりと微笑む。れいなは両の手で木馬を持ち、股間を浮かしている。
「でも、手えふさがっとったらお股があたってせくかいな」足は地についていない。
「れいな殿、少々そのままでいてくだされ」絵里は言うなり手っ取り速く木馬の足許に転がっている
石の足かせをれいなの、無駄な肉の削げ落ちた足首にはめる。「な・・・何するっちゃ?」
絵里は聞かず、れいなの両の二の腕を横から掴み、いたずら好きな子供のようにれいなに笑いかけ、
そして一気にそれを宙にかざした。「あ・・・何すっと。いっ、せく、せくっちゃ!」
腕を掴まれたれいなは全体重を股間にかけざるを得ない。雷撃のような痛みが全身に走り、
れいなは太ももで木馬を挟み股を浮かそうとするが、木馬は無情にもれいなの脚を滑らせ、
動けば動くほどじわじわと痛みがまわる。腕にも力が入らない。れいなは泣き叫ぶように、
「あんぽす!やめんとうちごーばらばい!」
だが絵里は薄ら笑いを浮かべ、ぷっと唾をれいなの顔に吐きかけた。
「何言ってるのかわかりませんよ?ここはあんたの田舎じゃありませーん。
わかるように喋ってよ。」半ば村娘の言葉づかいで非情な言葉を浴びせる。
「い、痛い・・・離してっ」
れいなは顔を怒りと羞恥に紅潮させてそう言った。
れいなは羞恥と痛みに泣きじゃくる。だがそれは絵里の加虐心に油を注ぐものでしかない。
「さゆみ様・・・これが木馬責めにございます。れいな殿、さぞ痛かろうことでしょう。
いや、よくよく見ると快楽に身をよじらせ、顔を赤くしておられるようにも見えますぞ・・・」
れいなはぶんぶん首を振って否定する。溢れ出る涙が飛び散る。
「・・・馬を、揺らしてみるの」側に腰掛けてじっと見つめているさゆみが呟いた。
子供が虫けらでも潰すような、無邪気な冷酷さ。(あの時と同じ眼・・・)
絵里は足で木馬の脚を蹴る。「いぎゃっ!」れいなは一層大きな叫びをあげのけぞるように跳ねる。
からだの芯からくるような痛みと、妙に昂ぶる感覚、誰も救けてくれないという絶望感。
絵里はれいなの股間を覆う布をたくし上げる。驚いたことに少女はこの歳で白板であり、
僅かに粘液をにじませる真っ赤に充血した少女の性器が、痛々しく木馬に喰い込んでいる。
「毛も生えてないのに・・・」絵里は嘲うように言う。さらに絵里はこの少女のからだつきが
少年のようであるのに気付き、奇妙な倒錯感に身を震わせる。
次第にれいなはこの責め苦が自らの命をも奪うのではないかと恐怖にかられ、終に絵里に懇願した。
「なんで・・・なんで絵里ちゃんこげんれいなのこといじめると。もう堪忍して・・・」
だが絵里は応じず、代わりに真に屈辱的な言葉をれいなに浴びせた。
「だいたいねえ・・・あんたみたいなどこの馬の骨かわからないような卑しい娘が
この道重家に仕えようってのが間違ってるの。仕官をやめて海賊に戻るのなら、
絵里、許してあげる。」
れいなは体の奥底から憤怒が吹きあがるのを感じ、二の腕を掴む絵里の腕に噛みついた。
絵里はこれには堪らず悲鳴をあげ、れいなはそのまま絵里を押し倒すように木馬ごと倒れこんだ。
れいなは絵里に圧し掛かるように倒れこむ。絵里はれいなを押しのけようとするが、
その時噛まれた腕の箇所を奇妙な感覚が包み、見てみればなんとれいながそこに舌をあて、
傷を縫うようにちろちろと舐めている。
「・・・悪かったっちゃ・・・れいなのこと、許してばい・・・お願い・・・」
その言葉は卑屈さというよりは、あわれな愛無き児が必死に親に愛情を求めるようであり、
れいなは泣き腫れた眼からぽろぽろ涙をこぼし、必死に絵里の傷口を癒す。
最初呆然としていた絵里は次第に噛まれた箇所が性器のような感覚を帯びているのを感じ、
不思議な感触に全身が火照りゆくのをおぼえ、瞼を閉じかける。
れいなの髪を指でそっと撫ぜ、そこかられいなのうなじにかけて指を滑らせる。
絵里はこのような子を虐げた自分はこの部屋を漂う悪霊に喰われてしまえばいい、
いや自分は生まれながらにして非道と野心に生きるさだめの現身の悪霊であると思い、
絵里の頬を涙がひとすじつたう。だがれいなへの言葉はみつからない。
そのとき二人の側にさゆみがしゃがみこむ。
「二人とも、着物を全部脱ぐの。そこの畳の上に来るの」
そう言ってさゆみはするり、と帯を解くと着物を足許に落とし、襦袢だけの姿となる。
夕陽がさゆみを照らすと、その白く肌理こまやかな、たわわな乳房がはっきりと見えた。
そっと、絵里はれいなの腰に手をあてる。「・・・脱がすぞ。よいな」
先程分かっていたことだが、れいなは着物の下に一糸もまとっていない。
れいなの少年のような体つきがあらわとなる。余分な脂肪がなく、
かといって筋張っているわけではなく、それは仔鹿を連想させた。
乳房は小振りで、少女特有の、小さな乳首を先端にきれいなお椀型を描き、
局部に毛は生えていない。未だ赤く、腫れ上がっているように見える。
(ごめんね。本当にごめんね・・・)
そして全裸となったれいなが絵里の腰に手をあてると、絵里はびくんと身を震わせる。
「怖がらんといて・・・」絵里はうなずくが、れいなの手が直接身に触れ、
着物を剥がすたびに、肌に波打つような快感がはしる。(な、なに・・・この感じ?)
この状態で秘所の、陰核でも触れられたら果たしてどうなってしまうだろう。
絵里は羞恥と愉楽に自らがよがり狂い、喘ぐ自らを想像すると、
股間が疼くのを感じ、咄嗟に手で秘所の前部を隠すようにし、
肉付きの良い太ももをひしと閉じる。秘所からつたわる粘液が、太ももの付け根を濡らすのを感じる。
「さあ、こっちに来るの」
さゆみは四畳半の上で襦袢だけの上半身をあらわにした姿で、脚を組んでいる。
絵里はさゆみのすらりと伸び、夕陽に照らされた白い脚を見ていると、
腰からこの場にくだけ落ちてしまいそうな、眩暈に似た感覚をおぼえる。
「れいな、まだ股間が痛むの?」「・・・はい」
さゆみは自分の前に立ちつくす全裸の二人の少女を前に、悠然と脚を横に組んで座っている。
この上ない典雅さ、高貴さがさゆみのからだから立ちのぼる。
「絵里」「・・・はい」「余の前で二人が相争そうこと、その肉体を傷つけることまかりならぬの」
「はっ」「・・・汝らは、余ほどではないが美しい。顔からだは大事にするの。」
そう言うとさゆみは、すっとれいなの股間に手をのばす。「やっ」
「かように赤くなって・・・絵里、さきほどれいながそちの腕にしたように、
余とお主でれいなの股間を舐め、傷を癒すの。れいな、股をひらくの。」
(え・・・今度は舐めると・・・、こんなん恥ずかしか・・・)れいなは小刻みに脚を震わせる。
一方絵里は、全身をたぎる欲情に堪えきれず、うつむいて股間の前を隠している。
(私は・・・おなごのくせにおんなのからだが好きなのだ)
この二人の少女を、自らの快楽のうてなの上で犯したいと思う。
眼の前の少女二人を前に、吐息が荒くなり、ついにその場に崩れ落ちる。
「ど、どうしたの絵里」二人は驚き絵里を見る。
「絵里は・・・絵里はつくづくおんなのからだが好きなおなごにございます。
今こうしてさゆみ様の白く美しき肌を見るに、またれいな殿の股座をみていると、
絵里は・・・からだがとろけそうに熱うございまする。先程れいな殿を虐げしも、
妬心にあらず、ただ女体をいたぶり、その反応で絵里の邪淫をみたさんがため。
れいな殿、ご安心あれ・・・今度の絵里の為す事は痛くなどありませぬ。気持ちようございますぞ・・・」
絵里は呼吸が苦しいというふうに口を半開きにし、紅潮した頬は夕陽で鮮やかに映え、
虚ろな瞳でれいなをみつめる。
絵里は立ちつくすれいなににじりより、れいなの尻と向き合うかたちとなる。
(へえ、結構可愛いお尻・・・)絵里はれいなの尻の香りを嗅ぐように、鼻先を尻の割れ目に
押し付けると、そのまま舌を出す。「ひゃっ」れいなはその舌の感触を冷たいと感じる。
だが絵里のからだは火照り、その吐息は熱い。絵里は自らの舌先が蝶の口先のようであると思う。
舌先かられいなの体温と風味を、鼻孔からはれいなの香気を吸いあげたいと思う。
(絵里は蝶で、れいなは花)舌をれいなの肛門にもっていき、こねくりまわすように舌を滑らせる。
「やっ、あっ、絵里ちゃん、そこ汚かとよ…、あ、さゆう、さゆみ様っ」
さゆみはれいなの陰部にやさしく舌を這わせる。やがて舌はれいなの紅潮した陰核にとどく。
「にゃんっ」仔猫か、この娘は。「絵里」さゆみがれいなの股の間から顔をのぞかせる。
「この、まんこからちょいと突きだしたへんなところは面白いの。れいながびくっとしたの」
「そこは陰核、と申しおんながもっともおんなが感じ入る場所にございます」
そう言って絵里はれいなの股下に潜り、つん、と舌先でれいなの陰核をはねる。
「やっ」「へん、なの」さゆみも絵里と同じようにれいなの陰核を弄ぶ。
途中、絵里とさゆみの舌が交錯し、絡み合う。(さゆ様の舌…つるんとして気持ちよさそう)
絵里はいたわるようにそっと、陰核から、周囲の花弁へと舌を滑らせる。
やや口の開いた花弁から膣口を覗くと、絵里はれいなが処女であることに気付く。
れいなの花弁は唾液にぬめり、さゆみの舌が糸をひき、その玉一つ一つが夕陽に映える。
(…きれい)絵里は自らの股間の疼きを鎮めるべく、指で自分の陰核をいじくる。すでに湿った感触。
れいなは先程から震える手を胸に当て、心臓の動機を押さえつけるようにしている。
「れいな・・・」「あいっ」「気持ち、いい・・・?」再び絵里の舌が陰核を弄る。
「・・・にゃあっ!き、気持ちよかと!」今れいなにできることは、ただ悦楽を素直に受け止めることだけだ。
絵里は舌を性器から、尻の割れ目を経て背筋に滑らせる。「ひゃうっ」
そのまま舌を上へ上へ這わせ、うなじへと到る。れいなは首筋を震わせる。
「れいな・・・もう痛いの、治った・・・?」うん、うんとれいなは頷く。
「・・・ならね、」絵里はれいなの耳許に舌をやり、耳たぶに触れる。
「絵里、れいなのからだ、全部舐めたいの」「・・・えっ?」
「もう、まんこ舐めるの飽きたの」さゆみがれいなの秘所から舌を離す。
「さゆみ様、絵里はれいな殿のからだを、くまなく舐めまわしとうございます。
それが・・・絵里にできるれいな殿へのせめてもの償いです。」
絵里はまず、れいなの脚から舌をつける。今度は舌をおおきく動かし、
れいなの毛穴という毛穴を己が唾液で埋めるように、舐めまわす。
「や・・・変な感じ・・・あっ・・・」さゆみもまた舌をつけた。
絵里は舌の調子に強弱をつけ、れいなの肌を味わい尽くすように舐める。
さゆみはしばらく舌を這わせると、時折それをひっこめ、口の中で唾を溜めてからまた繰り返す。
「ちょっとしょっぱい、かな・・・」絵里はそう言うが、先程のような悪意は感じられない。
やがてれいなの全身を、絵里とさゆみ、二人の唾液が粘膜の如く覆い包む。
沈みかけた陽がれいなを照らすと、そのからだはこんじきに輝くようであり、
少年のような体つきのれいなから薫りたつような色気が、甘酸っぱい唾液の匂いとともに、
ゆらゆらと立ちのぼる。
れいなの身体を舐め終わった絵里は、さゆみに目を向ける。
さゆみの白くたわわな乳房、その薄桃色の乳首は明らかに突起している。
絵里の欲情はとどまるところを知らず、次なる標的をさゆみと定めた。
「さゆみ様・・・おからだ、お疼きになりませんでしょうか」
さゆみははっとしたように絵里を見る。(前もこうだったの。絵里に言われるまま
からだをまさぐられて、なにがなんだかわからなくなったの・・・)さゆみは俯き、言葉を発しない。
(・・・かわいいなあ)絵里はさゆみににじりよる。さゆみの頬が紅潮しているのがわかる。
(他人には平気で凄いことやるくせに、いざ自分となると・・・)いかにも殿上人らしい。
「さゆみ様」「・・・なんなの」「御免」絵里はさゆみの乳首を人差し指と親指で掴む。案の定硬くなっている。
「やっ・・・」さゆみはびくんと身体を震わせる。「・・・あの時、さゆみ様はここを絵里に弄られて
大層感じ入ったご様子でございました・・・」そういって指先で器用に愛撫する。
「や、やめるの・・・無礼者」さゆみは絵里の手を跳ね除けようとするが、全く腕に力が入らない。
そのまま絵里は顔を寄せ、乳首に口づけする。さゆみは息が苦しくなり、
深く息を吸おうとすると、その刹那絵里の舌の感触がからだの芯まで伝わると感じ、
「はっ、はあ・・・んっ」と喘ぐ。「楽になさいませ・・・」絵里はさゆみの身体を支えつつ仰向けにし、
そのまま左の乳房を吸う。「れいなは、右のほうね」後ろでぽかんとしていたれいなが屈み、右の乳房を吸う。
さゆみは目を閉じる。あたかも快楽を必死に受け入れまいとしているようだった。
「れいなのからだ・・・ぬめぬめしてて気持ちいいの」
だが、絵里はこの言葉を、さゆみが未だにおんなとしての悦楽から必死に気をそらそうとしていると捉えた。
「なら・・・れいな殿はさゆみ様のからだの下にまわられるとよいかと。」
自分はうしろから二人の秘所を責めたてるつもりだ。
「気持ちいいの」「恐れ入るっちゃ」さゆみはれいなの身体の上に乗ると、
身体を密着させ、子供の戯れのようにきゃっ、きゃっと声をあげる。
だが絵里は容赦なく、さゆみの襦袢の中に右手を、れいなの太ももに左手を伸ばす。
「やっ、またなの・・・」「あっ、だめっ・・」絵里はすっとさゆみの襦袢を解く。
「あ、だめなの、絵里!」さゆみのすらりと伸びた、一点の汚れも無い白い太ももの奥に、
さゆみの性器が覗き、絵里は思わず見入った。毛は前部、陰核周辺に少しある程度で、
色は周囲の肌と同じく白く、陰唇のかたちは整っており、そしてその口は閉じている。
これが貴人の秘所かと絵里はため息をつく。・・・最もこの三人の娘の秘所はどれも可燐であるが。
絵里は、子袋の奥までも指を這わせ、舐め尽くし、このやんごとなき娘が喜悦に喘ぐ姿を見たいと思う。
「さゆみ様、れいな殿、どうか絵里にこの戯れをお任せくださいませ。・・・絵里が桃源、極楽へ導きまする」
絵里は上下二つの女性器のうち、上のさゆみの秘所を舌で、下のれいなの秘所は指で弄ることにした。
さゆみの秘所の、陰唇に舌を撫ぜつける。さゆみの呼吸は荒くなり、顔を向かい合わせるれいなに、
あたたかく、湿った吐息を吹きかける。(さゆみ様の息、いい香りっちゃ・・・やんっ!)絵里は再び、
れいなの陰核を指で刺激する。爪でしごくようにしたり、指を曲げその甲で撫でるようにしたり、
或いは根元をきわ立てるようにと、先程と違いさまざまな手法でれいなを悦楽の狭間へと陥れようとする。
「ん、にゃっ!す、すごいっちゃ・・・んっ!」
又絵里は、さゆみの肛門を鼻先でつん、つんと刺激しながら、陰唇を舐め回す。一定の間隔で陰核も刺激する。
「やあっ・・・絵里ぃ・・・んうっ」普段は未だ乳のみ児のような風情すらあるさゆみが、
悩ましい喘ぎ声をあげ、腰を絵里の舌の調子に合わせ、前後にゆっくりと動かし、
白くたわわな乳房はれいなの身体の上でたぷん、とぷんと音を立てるように揺れる。
れいなに塗られた唾液がさゆみのからだにもねっとりと付き、薄闇の中妖しく輝く。
さゆみはもはや快楽に憑かれ、れいなの顔を舐め回す。あたかも親猫が仔猫にするように。
やがて絵里がさゆみの小さな陰核を、唇で吸引するように刺激すると、
「んっ、あはあっ!」と大きな喘ぎとともに、絵里の唇をおしのけるように尿を噴射した。
絵里が驚いて顔を退けると、尿を漏らしながら、さゆみはれいなの身体の上でぴくぴくと、
全身を痙攣させたようにして、やがて眠ったように動かなくなった。
(さゆ様、逝っちゃったあ・・・)絵里はぐったりしたさゆみと、その下で恍惚とした表情のれいなを見て、
自分がこの二人との関係において、主導権を握ることができたと思い、ほくそえむ。
だが、絵里は未だ喜悦の頂へは達していない。
「れいな、さゆ様をそっと脇にずらそう」絵里は脚を、れいなは上半身をかかえ、
さゆみを脇にずらすと、唾液がぬめり糸をひく。絵里は横たわるさゆみに自分の着物を被せる。
絵里はれいなを抱き寄せるなり、首すじに口づけして、
「まだ、逝ってないんでしょ・・・」と囁く。
れいなは言葉の意味は知らなかったが、横たわるさゆみを見るにつれ意味を解した。
絵里のからだはさゆみの尿に濡れ、窓から降る月明かりでてらてらと光る。
れいなは頷いた。恐ろしい気持ちもあったが、絵里の先程発した「桃源」という言葉が、
また尿まみれの絵里から立ちのぼる香気が、れいなの脳髄に響く。
れいなは絵里の冷ややかな指、舌の生温い感触を反芻するにつれ、絵里にすべてを任せ、
桃源へいざなわれたいと思い、絵里の指を股間にあてがう。
(この娘ったら・・・)絵里の甘美な誘いが、一人の少女が淫らな物の怪へと変えた。
「待って・・・れいな。今度はこれを使いましょう」
そういって絵里がたぐりよせたのは、長さ十五尺(約5b)ほどの、
太さは親指ほどの縄だった。
絵里は縄を自分の股に通し、その先端をれいなに手渡す。
れいなは絵里のしようとしていることが理解できた。
互いの股にこの縄を通し、曳いて感じあうのだ。
絵里もれいなも、粘液が十分に浸透した性器にそれを食い込ませる様にする。
絵里はれいなを抱き寄せるなり、縄を上にぐっと引く。
「は・・・あっ」互いに、熱く湿った吐息を頬にかける。
絵里はどんどん縄を尻に食い込ませ、互いの粘液で濡れた縄は尻穴から陰核まで
まんべんなく刺激する。縄を互いに曳く調子が次第に合ってきて、
絵里はれいなが自分と同じ悦楽のうてなの上にいると感じ、
この子なら自分を理解してくれるものと思い、いとおしそうに口づけし、
互いの肺袋を吸い尽くすように、呼吸をぴったり合わせる。
やがて縄を曳く手が速まる。(れいな・・・一緒に、いこ)(うん)
次の刹那、「んっ!」と呻きれいながびくんとからだを震わせる。
だがれいなは全身から力が抜けるのを感じながらも縄を曳くと、
「やん・・・あっ!」絵里もまたからだを幾度も震わせ、昇天した。
・・・翌朝、絵里の部屋にて
「・・・ねえ、絵里ちゃん」
「何?」
あれから絵里とれいなは暫くぐったりしていたが、やがて眠っているさゆみを、
絵里が前やったように人目を忍び運び出し、部屋で寝かせた。
「なしてれいなのこと、あげんいじめたと?」
絵里は答えず、うっすら霜の降りた縁側に降り立つ雀を見る。
餌をかいつまんでいるが、やがて他の雀も寄ってきて、餌をめぐり争いとなる。
見た目は可燐な雀にも、生きるために熾烈な競争がある。
「・・・絵里はね、今はもうれいなのこと嫌いじゃない。苛めたりしない」
「・・・うん」
「でもね、」絵里は一呼吸置く。
「れいなのせいでさゆ様の、絵里への寵がおとろえたりしたら、
わたし、れいなを許さないから」
「・・・」
「だから、お願い。さゆ様に、絵里よりも可愛がられないで」
「う、うん・・・」(そげんこと言われても・・・)
だがうつむいた絵里の、眼が潤んでいるのをれいなは見た。
(・・・まったくもう、困った娘っちゃ)冬空に雀が二羽、はばたいていった。
43 :
名無し募集中。。。:05/03/17 11:46:50 0
乙
保全
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
45 :
名無し募集中。。。:05/03/17 12:03:04 O
基地外
47 :
名無し募集中。。。:05/03/17 12:28:41 0
俺に期待されても・・・・
別人かい
49 :
名無し募集中。。。:05/03/17 15:22:06 0
ほ
ぜ
51 :
名無し募集中。。。:05/03/17 17:10:14 0
ん
なんだ復活してたか
乙!
まさか次スレを立てていただけるとは…ありがとうございます。
二章の出来が悪かったんで、(もしまとめるような機会があれば書き直したい)
正直もうこのネタで書かないつもりでいましたが、スレが立ったとあれば
前回の反省を踏まえ書かせていただきましょう。
とりあえず夜中に書いてみます
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
総合スレで次スレいらないって言ってたから
来てくれないかと思ってた
テヌト
総合スレ見てないや・・・・
勝手に立ててごめんちょ
>>3-41 リアルで読んでなかったので一気に読んで
ハァ━━━━━━ ;´Д`━━━━━━ン!!!!
の連続でしたGJ!!
>>53 期待してます
「…よいですな、くれぐれも書状を開けてはなりませぬぞ」
背の低い老人である。寺光灰春斎。道重の宿老のひとりで政務政略に携わる。
切れ者であるが、政敵への讒言で今の地位を築き上げたといわれ、悪い噂が絶えない。
寺光は文治派ともいうべきで、目下武断派とも言うべき柿村河内と対立している。
ちょうどこの時期の道重の主家・大内における相良武任と陶隆房との対立と構造は同じである。
寺光はその、陶隆房への使者の仕事を絵里に依頼した。絵里はあの時以来、自分に好意を抱いて
いるはずのない寺光からの呼び出しに戸惑ったが、会ってみると老人は実に物腰柔らかに、
これは自分の私用であるから報酬は出す、さゆみの許可は得ている、書状を手渡すだけの簡単な仕事だと言う。
また路銀とともに陶の領土までの道と、途中の茶屋の案内まで書いた地図を手渡すと、
絵里は何故自分かといぶかしむ気持ちはあったが、以外な好意を示すこの老人の頼みを断れなかった。
その翌日、絵里は陶が城を構える周防へと旅立った。
絵里は馬上の人となり、周防へと駆ける。二日あれば陶の居城富田若山城に着くだろう。
さゆみに絵里が仕えて一ヶ月。仕事といえばさゆみの身辺の世話、雑用のみである。
大好きなさゆみのそばに居るだけで、絵里は幸せだったし、れいなとも次第に打ち解けた。
だがやはり武家に武士として仕えたからには、華のある仕事もやってみたい。
それに絵里は、陶隆房という男に会うのが内心楽しみであった。世に「西国無双の侍大将」と名高い勇将で、
また少年の頃は主君・義隆の寵童であった、美男であるという。絵里はさまざまに隆房の容姿を思い描く。
絵里は小刻みに馬に休憩をとらせつつ、駆ける。
(しっかし、馬の背中の感触って…)小刻みに休憩をとるのは、当時の馬が一般的に現代より小柄であり、
体力に欠けることと、また絵里自身の休息のためである。
(こんなんで戦場を駆けたら…色んな意味で身体がもたない…女子は戦場に出られぬわけだ)
絵里は幼い頃、家の机の角に股間をあて、こすりつけた事を思い出す。
今でも絵里は机の角であらぬ想像をしたり、それを使いひとりなぐさみごとをする。
(あれと同じ。次第に気持ちよくなるけど、長い間やってると疲れちゃう…)
やがてちょっとした峠に差し掛かると、日が傾いてきた。
寺光から渡された地図には、親切にも宿の場所が記してある。
(ここのことだよね…えっ、人が住んでない)
家のどこにも人がいない。だが不思議と埃っぽくはない。
とりあえず絵里は馬を近くの木に繋ぐと、厠へと向かった。
廁期待ほぜ
厠は物置きに囲まれるようにしてあった。
絵里は腰を落とし、小用をたす。自分の性器を見ていると、この一ヶ月の様々な痴れ事が思い出され、
絵里はほくそえむ。あれからもさゆみと、れいなも交えて幾度も濃密な時を味わった。
(私って…おなごと交わってるときが一番楽しいのかなあ?)
絵里が用をたし終わったその時だった。男の声の哄笑が後ろから聞こえる。(…誰?)
次の瞬間、厠の戸が蹴倒された。汚い身ぶりの、野武士風の男どもがそこに、立っていた。
63 :
名無し募集中。。。:05/03/18 02:21:15 O
新作キタ━━━━━━ヽノノ*^ー^)ノ━━━━━━!!!
野武士キタ━━━━━━ノノ*´ー`)━━━━━━!!!
新作イイヨー期待してます
保全部隊
「おお…おい!野郎ども!こいつはとんだ収穫じゃねえのか?」
男の一人が咄嗟の事態に立ちすくむ絵里の前髪を乱暴に掴み、引っ張る。
厠の前に引っ張りだされると、無遠慮な男どもの視線と、下卑た笑いが絵里を待ち受けていた。
「へへ、こりゃあ…すぐ斬り捨てるには惜しい。いや待てよ、そいつ…本当に女なんだろうな」
絵里の前髪を掴んだ男は、片方の手で絵里の胸元をまさぐる。
絵里は手で胸元を押さえようとするが、男の力に抗えない。
「おおっ!なあ〜んか男にしてはふくよかだなあ。んっ、おい…こいつ、乳首おっ勃ててんじゃねえか?」
男は絵里の乳首を浮かびあがらせるように、指で絵里の乳房を覆う着物の生地を引き伸ばす。
ぷくっと膨らんだ可愛らしい乳首が着物の上からも明らかになる。男どもは舐めまわすような視線を
それに向け、鼓膜を突き破らんばかりに哄笑する。絵里は男どもの見せ物にされる羞恥に頬を赤らめ、
恐怖と男のごつごつした指が乳房を覆う感触に脅え、じっとうつむく。
「しかもよ…こいつな、さっきちらっと見えたんだが…」
男は乳房から手を離し、一気に絵里の着物の裾をたくしあげた。
「ほらな!フンドシ締めてやがんだよ、笑わせやがって!」
男どもは腹を抱え笑い転げる。絵里は瞳が涙に濡れるのを感じ、
袖で眼を拭う。男どもはそんな絵里にさらに罵声を浴びせる。
「どうしてくれんだよ、俺の息子もおっ勃っちまったぜ?」
「さっすが小姓様、女の癖にふんどし締めて天下の往来を馬で…いやあ、恐れ入った!」
絵里は男どもの罵声による辱めにじっと耐えようとする。涙はもはやぽろぽろと溢れだし、
袖をぐしょぐしょに濡らす。だが、次第に絵里は、男どもの会話の内容から、
この男どもが絵里の名を知っていて、計画的にここを襲ったのではないかと察した。
「おい、泣いてんじゃねえ。殺すのはたっぷり楽しんでからにしてやるよ」
男が絵里の髪から手を離した。その刹那、男は絵里が微笑むのを見た。
男の割られた腹から、赤い鮮血と共に臓物が噴き出した。男は断末魔も上げずその場に崩れ落ちた。
絵里が凄まじい勢いの抜き打ちで、男の腹を横一文字にかき斬ったのだった。
えりりんつえー
67 :
名無し募集中。。。:05/03/18 04:18:52 O
つよw
68 :
名無し募集中。。。:05/03/18 07:35:19 0
野武士駄目じゃんw
新作(・∀・)ィィョィィョ!!
从*・ 。.・) <余が保全してあげるの
えりりんかっちょええ!
72 :
名無し募集中。。。:05/03/18 12:51:15 0
保
全
ほ
保全でござ早漏
76 :
名無し募集中。。。:05/03/18 18:46:51 0
保
∋o
ノノハヽ
(* ^ー^)<野武士ナリよ?
o|__○
(_)__)
(こんなによく斬れるなんて…)
倒れた男の口からこぽこぽと血が滴る。内臓から絶ち斬られておりすぐに絶命するだろう。
絵里は素早く状況判断する。はじめて人を斬った、という感慨と罪悪感に囚われている場合ではない。
まず自分が厠を背に背水の陣の状態にあり、しかしながら両端の物置が、
人二人しか並べぬほどの間隔にこの厠の前の通路を狭めている。男の数は残り…九人。少女一人対大の男九人。
だがこの狭隘な通路は、やや短めの刀を持ち、一人で多勢を相手取る絵里に絶対的な地の利を与えたといってよかった。
『剣とは力の有る無しではない…いかに剣の重心をうまく扱えるかだ。
おんなのお前とて、剣が扱えぬはずはないのだ、絵里』
父の言葉が脳裏に浮かぶ。今こそ厳しく仕込まれた剣術を実践する時だ。
絵里は緊張と恐怖を父の言葉で押し殺し、刀を構えた。
野武士どもは、最初斬られた男を見て呆然としていたが、やがて厭らしくにやつきだす。
おそらく大将格であろう、他より一等立派な鎧を着込んだ男が促すと、
ひょろりとした、ぼさぼさの総髪の男が絵里に歩み寄る。
「お嬢ちゃん…自分が何したのかわかってんのか、なっ!」
稲妻業とでもいうべきだった。男が己が刀に手をかけた刹那、絵里は半歩踏み出し、
その刀の切っ先で男の喉仏のあたりをすっ、と払っていた。
男はひゅ、ひゅっと裂けた喉から音を出すとそこから鮮血を噴き出し、
骨が抜けたようにがくがく頭を揺らし、壁にもたれるように倒れた。
ぱっ、と噴く返り血を絵里は浴びた。先ほどの所為で胸元がややはだけた絵里の肌にそれが付くと、
あたかも異様な化粧のようであり、さすがの野武士どもも、夜叉のような絵里に見据えられると、
にやつきが消え、顔色を失った。
「もし、これ以上私に手出しするならば」
野武士どもの何人かが後ずさりする。
「さらに…恐ろしいものを観ることになりますよ?」
絵里は血の滴る刀に舌を這わせた。何人かがごくり、と唾を飲んだ。
79 :
名無し募集中。。。:05/03/18 22:07:04 0
絵里つおい!
(否応にも一対一、次からは波状攻撃でくるに違いない…足下の死体に気をつけねば)
「さっすが、道重のお小姓様だ…おい、猪介、いったれや」
その男は他より頭一つ抜きん出た大男だった。六尺はある。(甲冑は胴だけ…金棒?)
絵里は咄嗟に横にかわした。轟音と共に金棒が土にめり込まんばかりに打ち付けられる。
まともにくらったら潰されてしまうだろう。刀で受ければ確実に刃が折れる。
大男は呻きを上げながら金棒を打ち下ろす。絵里は再度それをかわすと、
物置の壁に背を付けた。男は金棒を横に絵里の顔面めがけて打ち込んできた。
金棒が迫ると絵里はすとん、と腰を落とした。絵里の頭上、僅かな間を空けて金棒は炸裂した。
だがこれが大男の命取りとなった。金棒が物置の壁にめり込んで引けない。
(大男、総身に知恵回りかね…)絵里は可笑しくてくすっと笑うと、
がら空きになった男の懐中にもぐりこむようにして、甲冑の及ばぬ、
性器の上膀胱の辺りを横にかき斬った。
声にもならぬ絶叫を上げ、鮮血を噴きながら大男はずうん、と倒れた。
すぐに、その大男の死体を飛び越えるようにして次の野武士が斬りかかってきた。
絵里が刀でそれを受けると、あろうことか男の刀は真っ二つに折れた。
(粗末な剣だこと)絵里は躊躇うことなく狼狽する男の心臓を刺し貫いた。
が、これが誤算だった。噴出した鮮血は絵里の眼の辺りを直撃した。
(あっ、見えないっ)
その瞬間、絵里の腹に凄まじい衝撃が走り、絵里は意識を失った。
グロ描写ごめん。一度殺陣描いてみたかった。
今リアルタイムでグラディエーターとか
えりりんかっちょええ
83 :
名無し募集中。。。:05/03/18 22:49:11 0
かっちょええけどピンチ!
(*´Д`)ハァハァ
作者さんの殺陣スピード感あって(・∀・)イイ!!
けどエロい絵里も期待してますよ?
85 :
名無し募集中。。。:05/03/19 00:04:23 0
絵里は残りの六人の野武士に?(((;゚Д゚)))ガクブル
(*´Д`)ハァハァ
眼が覚めた。家の天井が見える。どうやら仰向けに寝かされているようだ。
おそらく…さっきの空き家だ、腕が柱に縛り付けられていて動かない。
身体を見ると、着物は着ているが刀がない。裸足だ。
周りを見ると…あの野武士どもが、居る。明るいのはずらりと並ぶ大量の蝋燭のせいだった。
「おっ…?絵里ちゃん、お目覚めのようですぜ」
野武士どもの視線が一斉に絵里に降り注ぐ。(やめて、見ないで)
その中の、毛一本無い坊主頭だが立派な髭をたくわえた男が絵里に顔をずいと近づけた。
「おはよう、絵里ちゃん」あの、大将格の男だ。歳は三十後半といったところだろう。
絵里は蝋燭に照らされる男の眼が恐ろしく表情が引きつるのを感じながらかすかに頷いた。
「あはは、嫌だなあ、絵里ちゃん。顔引きつっちゃって。おじさんがそんなに怖いかな?」
男はさらに顔を近づけてくる。
「いやあ、おじさん感心しちまったよ。女の子が大の男四人、瞬く間に殺しちゃった。
男でも滅多に出来る事じゃない。もう剣士だよ。勇敢で、強い。その上、こんなにかわいい顔してる。
いやしかし、綺麗だなあ…おじさん、絵里ちゃんの事気に入っちゃったよ。」
そう言って皮膚の厚い指で絵里の頬を撫でる。絵里は不快感に鳥肌が立つ。
「それは…ありがとう…」
「でね、おじさんたち本当にそんな絵里ちゃんが可愛くて仕方ないのだよ。その証拠に…ほら」
坊主頭の男は屹立した性器を絵里の眼前で露出させた。きゃっ、と思わず声をあげた。
他の男ども五人も性器を露出し、それぞれの先端があたかも絵里を睥睨しているようだ。
「きゃっ、なんて可愛いなあ。もしかして初めてかな?…まあいいか。
おじさんたち、さっきの戦いで興奮しちまってさ。凄く元気なんだよ。
朝まで何回も、色んな気持ちいいことしてさ、絵里ちゃんもきっと楽しいよ。
それからさ、絵里ちゃんが殺した人と一緒の所に往ってもらうから」
(誰か…助けて…)
絵里はこれから己が身に襲いかかることであろう事が只恐ろしく、想像もつかなかった。
ご免、当の俺は朝までもたない寝ます
寸止め申し訳ない。
(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァノ \ ア ノ \ ア / \ ア / \ ア
殺陣シーンをグロく感じさせない作者の文章力に感心
エロー
続けてキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
乙です!
あずみのようなえりりんをイメージ(‐_‐)
93 :
保:05/03/19 05:44:35 0
強いえりりん…(;´Д`)ハァハァ
从*´ ヮ`) <保全するっちゃ
ようやくここの狼共が待ち望んでいた展開になりましたね
すばらしい!!!
和漢だといいにゃ
「たまんねえなあ、おい…こんな上玉滅多にいねえって」他の男たちもにじり寄ってくる。既に勃起した一物をしごく者までいる。
「焦るんじゃねえ。じっくりと堪能させてもらおうじゃねえか」坊主頭は絵里のからだを凝視する。
男の視線が注がれる、腕、胸から腹、臀部、脚…絵里のからだは痺れのような感覚に襲われていく。
(やだあっ…服着てるのに…どうしてこんなに恥ずかしいの?)
「いい身体してるよなあ…でもよ、俺が一番いいと思ったのは…ここだな」
男は絵里の裾をかきわけた。
「見ろよ…この太腿。さっき斬りあってるときチラチラ覗いてさ、こりゃ惑わされて負けるわって。
すげえよ、無駄な贅肉一つねえってのにむっちりしてる、シミ汚れ一つねえ」
男はにやつきながら、ごわごわした掌で絵里の太腿をつかみ、もむようにする。
「や、やめろっ…」
男は聞く耳をもたない。それどころか次第に手を太腿の上へと滑らせてくる。
「しかしよお…これには本当参っちまったよな」
絵里の真っ白なふんどしが覗き、男どもの視線が股間の、性器があるであろう辺りに集中する。
男は絵里の太腿の付け根で、指で砂絵を書くように撫ぜる。
(あっ…そこ・・・だめっ)
そこは他所よりも敏感な場所であった、絵里は喘ぎ声を漏らすまいと息を深くする。
その時だった。
「や、やべえ・・・俺、もう出そうだ」
さっきから絵里の顔をしきりに見ながら一物をしごいていた男だった。髭がないせいかこの中ではおとなしい印象を与える。
他の男どもは爆笑した。おめえって奴はいつも早すぎんだよ、早漏野郎が。
「身体は汚すなよ…よし、口にしてやりな」
坊主頭がそう命令すると、男は一物をしごきながら絵里に近づいた。
絵里は明らかに怯えた表情になり、恐怖に満ちたまなざしで男を見た。だがそれが男の欲情を炊きつけることとなった。
「く、口をあけねえと…顔にかかるぞ!」
男は無理矢理絵里の唇に一物を押し付けた。絵里は唇に液体がかかるのを感じ、
うわっ、と慌てて口を開けた。男のどろりとした精液が絵里の口内に飛び散る。
拙者も我慢できないでござる
*´ー`)
ハァ━━━━━━ ;´Д`━━━━━━ン!!!!
ト・トイレ _ト ̄|○
絵里の唇の温度と前歯の感触がさらに男の一物を刺激するらしく、しばらく射精は止まなかった。
(苦いよお…それに栗の花みたいな臭い)絵里は舌の上に出された液体をもてあます。
「ったく、早とちりしやがって…絵里ちゃん、気持ち悪そうだろうが。楽しみはこれからだぞ」
坊主頭が絵里の着物の帯を解き、前をはだけさせると、かたちのよい乳房が露わとなり、
手を頭の後ろの柱に縛り付けられているため、両わきも無防備に晒され、
また胸から下腹部に至る曲線には無駄な脂肪がなく、呼吸にあわせて波うつ動きが妖しく、男どもの脳髄を刺激する。
男どもの何人かは息を呑んだ。蝋燭に照らされ、肌理細やかな肌がてらてらとかがやく。
羽化したての蝶のような、どこか儚さを感じさせる美しさ。
「予三、おめえ…こんなん好きじゃねえのか?」「いや・・・もうたまんねえ」
与三と呼ばれた男は、いきなり絵里の腋に顔を寄せ、舌をつけた。
「やっ!汚い、…ですよ」
「絵里ちゃん、こいつは変態野郎でねえ。可愛い娘の腋の、汗の臭いが大好きだって言うんだよ」
その男は、鼻腔を広げ絵里の腋から漂う香気を吸い、他の男が乳房に舌を這わせ、また一人は下腹部に頬擦りする。
絵里のすべてが、男どもにとって欲情の対象となるのだった。
絵里は普段何も感じないからだの箇所もが快感の涙腺と化し、じわじわと股間のそれにしずくを落とすのを感じる。
「絵里ちゃん・・・艶っぽい表情だねえ…」
いつの間にか絵里の頬はうっすら紅潮し、はあ、はあと呼吸を荒くしている。
絵里はなんとかして、自分が生き残る術を探そうとするが、快楽の奔流に脳髄が侵されるのを感じる。
エロすぎ
105 :
名無し募集中。。。:05/03/19 23:04:55 0
素ン晴らスィィィィィ!!!!!!!!
野武士になりたい・・・
107 :
名無し募集中。。。:05/03/20 00:35:07 0
死んじゃうよ
「さてと、お次は下だ…だがよ、折角こんなもん着けてんだから・・・」
坊主頭は絵里のふんどしを指でつまみ、きゅっと引く。
「ああっ」びくんと身体が震え、思わず声が出た。
「おっ、声なんか上げちゃって」男の一人が絵里の股を左右に開き、
顔を潜らせ、鼻先を押し付け絵里の秘所を布越しに刺激する。
「絵里ちゃんのまんこの匂い…酸っぱくて、ちょっとおしっこの臭いが混ざって…たまんねえ!」
男は絵里の秘所の匂いを嗅ぐにつれ、美味い酒で酔ったように舌先が痺れる感覚を覚え、むしゃぶりつく。
「絵里ちゃん…こうやってさ、太腿で俺の頭を挟んでくれよ。おお、あったけえ…」
(もう、やめてえ…ばかになりそう・・・)
先程の早漏の男が、一物をしごきながらまたも絵里の枕元ににじり寄ってきた。
(舐めるの、厭・・・)
絵里はぷいと顔を背けた。男は構わず、絵里の頬に一物を当てつけ、しごく。
(やだっ、こんなの、変だよっ)
男どもはもはや、絵里の肌、肉を喰らわんと思うばかりに、
絵里の肌の香気にむせび、酔いしれていた。
ハァハァ
110 :
名無し募集中。。。:05/03/20 01:37:19 0
/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ
111 :
名無し募集中。。。:05/03/20 03:27:06 O
ほ
たまんねぇ(;´Д`)ハァハァハァハァ
ほ
ぜ
115 :
名無し募集中。。。:05/03/20 12:00:55 0
116 :
ペイズリー:05/03/20 12:08:54 0
きもい!!お前は電車男にはなれねー。地獄におちローン!!
ほ
ん
119 :
名無し募集中。。。:05/03/20 15:36:58 0
だ
し
ほんだし?
ほ
も
ちょっとお聞きするが、読んでくれてる人の中に陶隆房を知ってる人どれくらいいる?
面目ないが知りません
知らないね
余裕で知ってる
日本史だと出ないとおもう
>>128 高校の授業でもあまり扱わないよ
信長の野望やればおK
これは基本的にエロ小説で俺もそれを念頭に書くわけですが、
どうしても歴史読み物的な要素も入ってしまうとすると、
ひょっとしたらもしもスレの本分から外れるというか、(寧ろ飼育向けか?)
ダラダラとそういうの垂れ流されても面白くない人もいるだろうな、と思ったんですよ。
ここはアンタの為のスレだから好きなように書いてくれて良いんじゃない?
面白ければなんでもいいよ
まあエロは欲しいけど
エロければなんでも良かとです
陶隆房は若い頃は美童だったそうだね
えっ陶晴賢のことだったの?
だったら知ってる
信長の野望やってたし元広島県人だしこの辺は基礎知識
139 :
名無し募集中。。。:2005/03/21(月) 05:30:19 0
史学科で中世史専攻してるのでこの小説はメチャクチャつぼ
作者さんはすごい
陶隆房とかよくわからないオレでも十二分に楽しませてもらってますよ?
143 :
名無し募集中。。。:2005/03/21(月) 12:36:26 0
∋o
ノノハヽ
(* ^ー^)<野武士ナリよ?
o|__○
(_)__)
145 :
名無し募集中。。。:2005/03/21(月) 14:56:33 0
薀蓄どうでもいいから早く続き書いてくれ
ほ
「そろそろ、いいんじゃねえか」坊主頭が促す。
「へへ、褌がじわじわ湿ってきやがる…滅茶苦茶感じてるぜ、こいつ。じゃ、ご開帳といくか!」
しゅるり、と男が絵里の褌を引く。
絵里のからだを貪っていた者も覗き込み、しばし見とれたようになった。
「・・・可愛い娘に限って、まんこが汚かったりするもんだよな、、
でもこいつときたら、どうだ。…完璧じゃねえのか?この可燐な一輪のお花はよ!」
「絵里ちゃん、恥ずかしそうにしてるけどさ…ぐちょぐちょに汁垂れ流してる上に、
ひくついちゃってるぜ、男が欲しい、ちんぽが欲しいって思ってるんじゃないの?」
絵里は男どもが自分の股間を覗き込み、賞賛する言葉を聴くにつれ、自分の気が遠のいていくのを感じる。
絵里にとってそれは、業であった。自分は男だ、切り離したい、という衝動に駆られながらも、
それは常に絵里を、陶酔と愉楽に引きずりこむのであった。
男どもはそんな絵里の矛盾を見抜くかのように、一物を屹立させ絵里の前に立ちはだかる。
(あの時も…こんなんだった)
もはや抗えない。業を受け入れるのだ。
坊主頭はこれ以上無いほどに勃起した性器を、仰向けの蛙の様な体勢をとる絵里の陰唇に押し付け、ゆっくりと挿入する。
「あ、やっ、めっ…んっ、うんん・・・」
最初悲鳴に似た声音は、次第に悦びに満ちた甘さを帯びていく。
「おい、見とれてんじゃねえ…お前らもこいつで出してえんだろうが。勃ったモン、押し付けてやれ」
絵里の太腿、両の乳房、二の腕そして顔に男根が押し付けられる。
男どもは絵里の肌理細やかな美しい肌との摩擦で、己が精を放出せんとする。
「ん、はあっ、ふうっ、あっ…むぐっ!んっ」
絵里の頬に陰茎を押し付けていた男は、強引に絵里の口内にそれをねじこませる。
もはや絵里には口を閉ざす力すら抜けている。
先程口内に精液を放出されてから、ずっと唾を溜め込んでいたため、
口が開くとそれがだらだらと滴り落ちる。
それは絵里を可憐な少女から、毎夜男を求める淫乱女の様相へと変えた。
148 :
名無し募集中。。。:2005/03/21(月) 18:25:45 0
/lァ/lァ/ヽァ/ヽァノ \ ア ノ \ ア / \ ア / \ ア
絵里は手、足両方の指先が引き攣り、感覚を失うのを覚える。
ぐちゅ、ぐちゅと淫らな音を立てて男の一物を受け入れる性器から、全身に麻酔の如き快楽が走り抜ける。
絵里はもはや尋常な思考すら失い、半開きの瞳を潤ませ、だらしなく涎を口から垂れ流す。
そこからは幼い頃から聡明、利発を謳われた才気溢れる少女の姿は微塵も感じられない。
絵里の視界に、自分の口に一物を挿し込む男の悦楽に歪む表情が写る。
「あっ、きほひ、きもひいい…えすか?はっ、ふう…」
舌足らずに、絵里が男に尋ねる。その男は信じられなかった。
つい先程まで俎板の上の魚のようであった少女からそんな言葉が出てくるとは。
気持ちいい、最高だと応えると、絵里は可愛らしく笑顔をつくり、
軽く歯を陰茎に押し当て、舌先で男の性器をこねくりまわすようにする。
その表情と、舌先の感触に耐えかね、男は一気に精液を絵里の口内に放出する。
驚くべきはここからであった。
絵里は開いた口のなかで、男たちに見せびらかすように、
舌を精液をたぐり寄せるように動かし、舌先に精液の固まりを乗せたと思うと、
口を閉じ、ごくんという音と共にそれを飲み込み、綺麗になった舌をちょいと出して甘噛みするのだった。
「えへへっ…あっ、んっ、いいっ…」
それを見た男どもは感極まれりという風に次々と絵里の身体に精液を放出する。
絵里の美しい肢体が男どもの精液で汚されるのを見ると、
坊主頭は絵里の膣中の一物をさらにたぎらせ、腰の動きを速くする。
「や、あっ…いいっ、いっちゃう、いっちゃうっ!」
絵里が喜悦に満ちた声を上げるのと、坊主頭が射精するのは同時だった。
絵里は男の精液が膣内をはねるたびにびくん、びくんと腹を波打たせた。
愉楽の絶頂に達した絵里は、ぐったりと脚を伸ばすと、
はにかんだような笑みを浮かべていた。
ちょい用事あるんで外出します。
まだまだ宴は続きますよ?
パンツ脱いだまま待ってます
152 :
名無し募集中。。。:2005/03/21(月) 20:29:07 O
(*´Д`)ハァハァ
(;´Д`)/lァ/lァ/ヽァ/ヽァノ \ ア ノ \ ア / \ ア / \ ア
154 :
名無し募集中。。。:2005/03/21(月) 20:54:22 0
絵里はそんな淫乱じゃないやいヽ(`Д´)ノ
もっと嫌がって・・・痛がって・・・
・・・で、でも淫乱な絵里も・・・(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ
155 :
名無し募集中。。。:2005/03/21(月) 22:02:11 0
ニート辞めて野武士になろうっと
156 :
名無し募集中。。。 :2005/03/21(月) 22:06:40 0
この作者意外とインテリジェンスを感じるんだが。ハアハアハア
どこが意外?
もうたまんないんですけどマジで・・・
ハァ━━━━━━ ;´Д`━━━━━━ン!!!!
なんか隆慶一郎の小説を彷彿するね
エロシーンといい、アクションシーンといい
ありがとう作者さん
>>159 アクションシーンが隆の影響受けてるのは否定しないよ
「死ねえ(ry」を使いたくて仕方ありませんでしたが何か?
エロシーンは本当に畏れ多くも谷崎潤一郎や中上健次のような文章を描いてみたいけど…
まあ神と凡人の差を痛感ですよorz
>>160 どういたしまして
てわけで書いてみます
行為のあと、しばらく男どもも絵里もぐったりと寝るようにしていたが、やがて絵里は尿意を催した。
絵里がそれを告げ立ち上がると、坊主頭が監視役だと言って、先程の早漏の男に絵里の腕を掴ませた。
満天の星空だった。厠の前では、月明かりに照らされた死体が腐臭を放ちはじめていた。
絵里は先に身体を洗いたいといい、井戸の水をすくい、頭からかぶり身体中の白濁液を洗い流す。
ついで口をゆすぐ。絵里は己が正気を取り戻した気がするが、先程の痴態については考えまいとする。
その時、突然男が絵里の背中から抱きついてきた。
「やっ…こ、こんな所で」
「違う。…寒いだろうが」
「はっ?」
「と、とにかく、小便したいんだろうが。いくぞ、厠へ」
そういうと男は絵里の手を引いた(…へんなの)
男は厠に入るなり、再度絵里に抱きついてきた。
「だから、なん…ですか?」
厠は暗闇の中、月明かりに照らされ仄かに明るい。男は暫くの沈黙の後、絵里の耳元で囁くのだった。
「頼む…俺と一緒に逃げてくれ。俺はもう色々、耐えられん。仏がお前を俺に遣わせたのだ。そうに違いない」
「えっ・・・」絵里の胸に急に希望が沸き立ってきた。だが男の真意をただすのが先だった。
「話して・・・頂けませんか?なんで、そんなこと考えるのか」
男は長々と語りだした。自分の名は弥吉、齢は十八。元々農民だが、食い詰めて野武士団に入ったこと。
いつまで経っても使い走りだし、いい加減この荒んだ稼業から足を洗いたいということ。
「頼む。うまく逃げることができたら…この俺を家来としてくれ。いや、下僕でもいい。」
絵里は仰天した。この男、何を考えているのか。
「いいですけど・・・えっと、何故、私を?それに、あなた方は何故、私の名を?」
「斬りあうお前を見たとき・・・こう、頭ん中がぱあっと明るくなって・・・」
その時家のほうから、男の胴間声が響いた。
「後は、逃げた後じゃ。・・・いいか?奴らは朝まではお主を生かすつもりじゃ。それまでに隙を見て、逃げるぞ」
乙!
最高
アルコール入ってて眠たい…
悪いが落ちさせていただく
166 :
名無し募集中。。。:2005/03/22(火) 02:17:48 0
>>165 乙!!
続きも楽しみにしてるよ!(*´д`*)ハァハァ
そういや文学青年だったんだっけか
168 :
名無し募集中。。。:2005/03/22(火) 04:49:51 O
保
全
乙!
ほ
ほ
り
174 :
名無し募集中。。。:2005/03/22(火) 16:57:51 0
え
も
ん
は
ほ
179 :
名無し募集中。。。:2005/03/22(火) 21:38:00 0
テラワロス
結局絵里は小便をしないまま厠を出ることとなった。
「おっ、全身洗ってきたか。水も滴るいい女、なんてな…弥吉、おめえの服で拭いてやれや」
「えらく長かったけどよ、ケツの穴はちゃんと洗ったろうな?」
男どもは爆笑する。弥吉が己が衣服で絵里の身体を拭うと、
絵里は不思議と心が落ちつくのを感じ、
どうせ交わらなければならぬ運命ならこの男と交わりたいと思い、男の腕をぎゅっと握る。
そして屈辱ともとれる言葉を口にするのだった。
「私、弥吉殿が気に入りました…。…私のここは、弥吉殿を求めてうずうずしちゃってます・・・
弥吉殿と添い遂げさせてください…」
男どもはどっと笑い出した。
「よかったじゃねえか!弥吉よお。お前みてえな三一の早漏野郎が、女に好かれてるぜ!」
「まあ、いいだろ。この女はまんこの他にも楽しめるからな・・・後ろの穴だってある」
私が、上に乗っていいですか。絵里は弥吉に囁く。うん、うんと男は頷く。
男が仰向けに寝そべると、絵里はその上に覆いかぶさるようにして、
舌を男の唇に這わせ、腰を突き出し前後させ、性器を男の屹立した一物に押し当てるようにする。
絵里の舌が口内を這いずりまわる感触、絵里の乳首の先が胸元に触れる感触、
つん、つんと絵里の性器が一物に当たる感触…
男は絵里の酸味を帯びた口臭をたまらなく思い、鼻で息を吸い、絵里の舌先から滴る唾液を飲み込む。
絵里は男の眼を見つめる。男は照れくさそうに視線をそらすが、絵里はその男の眼の奥を見ようとして、
貧困に喘ぎ過酷な運命に耐える者の悲哀を見たという気がして、この男を業魔から救いたいと思い、
両の頬の横に手をあて、唇を重ね、それが飢えをしのぐ甘い蜜だというふうに唾を男の口に流し込むのだった。
だが次の瞬間、絵里は尻穴を乱暴に触れられのけぞるように唇を離した。
そして何本もの肉棒が絵里の太腿、背中に押し当てられるのだった。
キタァァァァァァ(゚∀゚)ァァ( ゚∀)ァァ( ゚)ァァ( )ァァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ
うんうん(・∀・)イイヨイイヨ!!
だが絵里は、唾に濡れた男の指が尻穴に挿入されても、自分の髪を掴みそれを一物の先に絡める者がいても、
自分の下に寝そべる弥吉に快楽を与えたいと思う。
絵里は片手で男の肉棒を掴むと、既に愛液を滴らせている自分の性器に押し当て、ゆっくりと挿し入れる。
「う、ひいっ…あっ・・・」
自らの子宮まで奥深く入り込んだそれは、絵里の中でなおも大きさを増すようにびくんびくんと動き、
絵里に悩ましい喘ぎを上げさせ、両手をついているのが精一杯というふうに力を奪う。
「おい、手でしてくれっ」
右脇の男が絵里の手を床からはがし自らの性器に当てる。左の男もそうすると、
絵里の重心は性器にかかることとなり、ああっと一層大きな喘ぎを上げる。
絵里は深々と挿さる肉棒の感触にうち震えながら、眼下の快楽に呆けた表情の男を見るにつれ
自分がこの世に生を授かった目的の少しでも果たしているという気がして嬉しくなり、
自ら腰を上下に動かし始めるのだった。
弥吉は既に絵里を直視できない。畏怖に似た感情だった。
それはあまりにも神々しかった。
両手に握られた肉棒をしごき、また太ももにも肉棒を押し当てられ、
尻の穴にも男の肉棒が挿し込まれている。
絵里は息を荒げ、喘ぎを上げながらもそれら全てに快楽を与えている。
(まるで…阿修羅だ)
男がちらと絵里の顔を覗き見ると、絵里は精一杯の笑顔を見せてくれる。
笑顔から覗く白い歯が、眩しい。(いや、菩薩じゃ)
男は絵里の膣が急激に肉棒をきつく締め上げるのを感じ、意識を失いそうになる。
畏しいことに、絵里にまとい付く男どもが射精するのはほぼ同時だった。
自らも絵里の膣内に射精し、意識を失いかける男の視界には、
ゆっくりと残像のように、白濁液を次々と、身体中に浴びせられながら、
柔らかな微笑を浮かべる絵里が写るのだった。
絵里はつきつけられた肉棒の感触が最早不快でなく、寧ろ自分の美を際立たせるもののように感じる。
(私でよかったら・・・私で救われるのなら、気持ちよくなれるのなら)
どの男も野卑な顔を快楽に歪ませている。私のせいで。絵里のせいで。
絵里ははじめて、この乱暴で粗野な男たちと、何かをわかりあえた気がする。
皆の欲情を受け止めてあげたいと思う。
絵里は眼下の男に微笑みかける。
男の眼に畏れが浮かぶ。
(そんな顔しないで。悦んでいいんですよ?)
だが男の表情は歪み、その瞬間絵里は己が腹の中に液体が噴き上がるのを感じる。。
他の男たちの精液が、からだにかかるのが感触としてわかる。
絵里は股間が急激に熱くなり、小便とも、或いは愛液ともつかぬ水流が放出されるのを感じ、
意識が遠のき、男の身体の上に倒れこんだ。
ハァ━━━━━━ ;´Д`━━━━━━ン!!!!
ハァ━━━━━━ ;´Д`━━━━━━ン!!!!
ハァ━━━━━━ ;´Д`━━━━━━ン!!!!
ピロリンを歌い踊るえりりんの映像を見ながら
エロ戦国蒔絵を読む俺って鬼畜だよな。(;´Д`)アワワワ
187 :
名無し募集中。。。:2005/03/23(水) 02:09:47 0
ハアハア(;´Д`) ホシュ
保全部隊
189 :
名無し募集中。。。:2005/03/23(水) 02:49:44 0
やはり素晴らしいねこの小説は
2ちゃんで一番保全しないといけないスレを保全
えりえりほ
192 :
名無し募集中。。。:2005/03/23(水) 06:40:54 0
ほす
ほ
ほ
じ
196 :
名無し募集中。。。:2005/03/23(水) 15:44:53 O
ノノ*^ー^)
ho
保全
199 :
名無し募集中。。。:2005/03/23(水) 22:33:35 0
(よいな…夜明け前には流石に皆眠くなる。一瞬の隙をついて逃げるぞ)
弥吉との交わりで果てた後も、満足しきれない男どもは何度も何度も絵里を嬲った。
だが夜明け前、流石の男どもも性根尽き果て、眠るようになっている。
絵里は辺りを見回す。皆、眼を閉じている。
その時、足の指まで白濁液まみれの絵里の身体を、朝陽が照らした。
(さあ、逃げるぞ)弥吉が促す。
絵里は白濁液の臭いと、へばりつく感触に耐えながら着物を羽織る。
書状は幸い、玄関先にそのままに置いてある。「行くぞっ」
弥吉と絵里は駆け出した。だがその数秒後、轟音が早朝の山に響き渡った。
弾丸は見事に弥吉の胸を貫通していた。
絵里はどくどく血を流し倒れた弥吉を起こそうとしがみつき、必死に揺り動かす。だが返事はない。
「寝てた、な〜んて思ったのかな?絵里ちゃん」
下卑た男どもの笑いが響く。男どもがゆらりと玄関から現れる。一人は火縄銃を持っている。
(殺してやる…八つ裂きにして、内蔵を引きずり出してやる)絵里は憎悪に身を打ち震わせ、刀を構える。
だが度重なる男どもの挿入により、絵里の下半身はがたがたになっていた。刀身が揺れる。
「おい、そんなんじゃ昨日と違って虫も殺せねえっての。脳味噌ぶちまけたくなかったら、刀捨てろ」
無念さに絵里の頬を涙がつたう。遠い国から流れてきた自分がやっと手にした、
さゆみとの華やかで幸せな日々。ここですべてが、終わるのだ。
「ったく、馬鹿だねえ」
坊主頭が絵里の落とした刀を蹴り飛ばし、絵里の髪を掴む。
「楽に殺してやろうと思ってたのにな。…完全に気が狂うまで犯してやるよ。
それで白痴になった絵里ちゃんは、ここのお山に捨てちゃおう。
どうだ、これはこれで優しいだろう。殺しはしねえんだ」
坊主頭は口許を歪ませ凶悪な笑い顔になる。
その時、男たちの背後…家の後方で、がさりがさりと木の葉ずれの音がした。
最初、それは馬ではなく、異形の物の怪のように思えた。それほど大きかった。
それにまたがる者の髪は朝陽に照らされ金色に輝き、凍てつくような鋭い視線で野武士どもを睥睨する。
その者が背に掲げる長大な槍は、先に鉾の他に鎌のような刃が付いている。
(…女、だ)そして、その顔かたちは明らかに女のものだった。
絵里は茫洋として、その馬上の女を見た。視線を感じた瞬間、絵里は周囲の男どもの騒ぎが聞こえなくなった。
女が左手をかざすと、たちまちに二人の男が倒れた。それぞれ頭、胸に矢のようなものが刺さっている。
女が馬腹を蹴ると、恐ろしいばかりの勢いで馬は男どもめがけ駆け出す。
男の一人が尻餅をついた。女は背中の槍、いや鎌で男の首を刎ねる。
残った男二人は恐怖に満ちた形相で逃げようとする。
だが馬はすぐに追いつき、女は二人の首をまとめて刎ね飛ばすのだった。
「大丈夫か?」よく響く声が、絵里を静寂の世界から呼び戻した。
女はひょいと絵里の手を掴み、馬に乗るように促す。
絵里はうまく跳べず、馬にしがみつくようにして乗ると、馬は勢いよく走り出した。
凛冽たる清水が、勢いよく滝つぼに流れ落ちている。
絵里は滝つぼに思い切って飛び込んだ。全身の白濁液が流れ落ち、生まれ変わる思いだ。
だが絵里は未だに夢うつつの中にいる気がする。先程絵里を救けた女のことだった。
美貴、と女は名乗った。蝦夷地で育ったという。巨大な馬でそこから遥々と駆けてきた。
左腕に括り付けられた弓から放たれたのは、かすり傷でも死ぬという夷人の毒矢だという。
各地で色々な戦いに参加した傭兵で、とった首は百を下らぬという。
今は、陶のもとに身を寄せているという。先程の野武士は陶領内のお尋ね者だということだ。
「ちゃんと洗った?ものすんごい臭いしてたからね」
「色々と、ありがとう…」
美貴は裸の絵里のからだをまじまじと見る。
何を思ったか、川の水をすくい、口に含む。
そして突然絵里の前にしゃがみこむと、股間に吸い付いた。
(えっ、何?)ぴゅっと水が絵里の膣内に噴き上がり、絵里は身を震わせる。
「うわっ、苦っ」美貴はぺっと白くなった水を吐き出す。
「ちょっとまんこ腫れてるけど、綺麗にしとけばじきに治るでしょ」
「・・・ありがとう」
Z
新キャラ蝦夷美貴キタワァ!!
美貴たん(*´Д`)ハァハァ
205 :
名無し募集中。。。:2005/03/24(木) 03:42:38 0
いい!
美貴の持ってる武器は片鎌の槍でいいのかな?
朝帆
ほ
新展開キタワァ.*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!!!!!☆
美貴殿GJ!!
ほ
211 :
名無し募集中。。。:2005/03/24(木) 13:02:37 0
え
り
り
ん大好き
216 :
◆6KcOZ4eCB2 :2005/03/24(木) 20:31:06 0
「この髪?堺で南蛮人から薬もらって染めたんだ」
絵里は美貴の茶色い髪を見ていると、自分が神話の世界に居るような錯覚をおぼえる。
美貴は着物を脱ぎだした。胸元をはだけると、じゃらじゃらと見慣れない柄の小刀や、
手裏剣や焙烙玉のようなもの、ほしいいが出てきた。僅かに膨らんだ乳房が覗く。
それは明らかに絵里よりも小さかった。(ひょっとして、胸が小さいから色々詰め込んで…)
「何、見てんの?」「あ、いえ…」
美貴は一糸纏ろわぬすがたになった。貧乳だが、すらりとした脚の線が美しい。
美貴は滝つぼに飛び込む。しばらく潜ったあと、しぶきの中でぷはっと顔を上げる。
唐の、いやもっと遠い国の神話、物語に出てきそうだと絵里は思う。
「でさ、さっきの続き聞かせてよ、アンタの事情」
絵里は事細かに自分の事を話した。美貴は水と戯れながら、時折ウン、々と相づちする。
「しっかし、情けないねえ。例えかりそめでも男の格好してんだから、
自分の身は自分で護ったら?あそこで鉄砲の音がしなかったらアンタ死んでたんだよ?」
その前に四人斬った、といいかけたが言葉が詰まった。
「しっかし女の君主ってのもねえ…所詮傀儡でしょ?」
(余計なお世話だ)半分当たっていたが、年齢故当然であるともいえる。
「その書類、見てみたの?」
絵里は横に首を振った。
「見てみなよ、もうこの際。咎められても野武士に破られました、て言えばいい」
絵里は書類の封を丁寧に開けた。出てきたのは、一枚の何も記されていない白紙だった。
「どうして…」絵里は呆然とした。
「簡単だよ」美貴は水をすくい、それを己が顔にかける。
「その…寺光とかいう爺さんはアンタを普段好いてないわけだ」絵里は頷く。
「つまり、アンタが陶へ使いなんてする必要、ないの」
絵里の脳裏に、小柄な寺光の姿がありありと浮かぶ。
「それとその寺光は、陶と相良、どっちが好きなの?」
明らかに相良だった。近頃主君・義隆に対し公然と謀反の兆しを見せる
陶隆房に接近を唱えているのは、柿内河内のほうだった。
さらに絵里は、寺内から手渡された宿所を指定された地図を見せる。
「これでわかったじゃない。寺光はアンタに使者じゃなくて、死者になってもらいたかったんだ。
ありゃあいつらの住処だし、女が来るから殺せ、報酬をはずむ位には言ったでしょうね」
絵里は藤本の下らない駄洒落に全く反応しない。沸々と憎悪が湧き上がってくる。
「さらに、陶に使者が殺されたといちゃもんつけて、女領主を口説いて相良方に転じさせ、家中の陶派を一掃する。
寵臣のアンタが居なくなって、さらに主君を思い通りにして権力独占。完璧じゃない。」
絵里は許しを乞う寺光の手足をもぎ取り、ゆっくりと心臓に剣を刺す自分を想像する。
「恐い顔しちゃって…まあいいや、隆房に会いたいなら取り次いでやるよ」
朝晩更新乙です!
絵里の逆襲が始まるのか?
221 :
名無し募集中。。。:2005/03/25(金) 00:29:22 0
もしも亀井が戦国時代のHな寵童だったら
もしもさゆが熱帯魚屋の定員だったら
もしもごっちんがエッチな家庭教師だったら
最近で良いと思うスレタイ。読んでないけど
「しかし、アンタも物好きだね。なんでこの男だけかは知らないけど」
絵里は一旦例の家に戻ってほしいと言い、小屋に立てかけてあった鍬で家の裏の土を掘り、
そこに弥吉を埋葬し、その前で慎ましく手をあわせた。
(家来にしてほしい、なんて)絵里は美貴に見えぬよう涙を拭った。
「早くしろ。行くぞ」美貴が馬上から促す。涙を振り切り、落ちていた刀を持ち、自分の馬に乗った。
夕刻、絵里は美貴に伴われ、富田若山城にのぼり隆房に閲した。
「それは災難だったな…領内にそのような輩をのさばらせた私にも責任がある。許してくれ」
隆房は美男子というほどの男ではなかった。少しだけ落胆したが、
体に無駄な肉がまったくない精悍な男で、義隆はこういうのが好みなのかと絵里は思う。
「…絵里殿。今、私が何をしようとしているか、ご存知かな?」
大内領内でそれを知らぬ者はなかった。この天文二十年(1551)春、既に陶隆房謀反は確定的だと噂されていた。
奇妙な事に、主の大内義隆はそれを知りながら平然として享楽にふけり、隆房を討とうとしない。
隆房は主・義隆を討ち、新しく義隆の実子である、まだ七歳の義尊を奉るつもりである。
部屋の外から、城普請の人夫たちの声が聞こえる。来るべき時のため改修真っ只中だ。
「大内の領土、民は疲弊仕切っている。義隆様が京から客人を迎えるため、臨時の課役と称し重税を課すためだ」
絵里は弥吉を思い出す。彼もまた、重税による貧困に追われたひとりだった。
隆房は既にこの平時にかかわらず課された臨時の課役を真っ向から拒否、民の声望を集めている。
「謀反は天の与え、運は天道の計らい、であると私は思う。絵里殿…隆房の決意、理解して頂けるか」
絵里は深々と頷き、弥吉の事を話し、民のためならば、微力ながら私も協力したいと言った。
隆房は喜び、流石は道重家の側近に選ばれるだけの才幹、と心から絵里の事を褒め称えた。
そして寺光を相良武任そっくりの奸臣だと罵り、油断してはならぬと言う。
「さゆみ殿や絵里殿に万が一の事があった場合、私は常に両人に味方し兵をお貸しする。そう伝えてくれ。
また、お主の身に降りかかった事、今この私自ら寺光を罵ったことも主に告げると良い。
…そうだ。その書状どうせ白紙なら、絵里殿が勝手に都合の良い中身を書いてしまえばよいのだ。
主の前では、寺光とて白紙の書状をお主に持たせ、暗殺せんとした、とは言えまい」
いつも保全・感想乙です。今日はエロ無しすまん
次から新章入ります。
エロなしでもおもしろくていいよ
個人的にはエロなしの方が好きだけど
エロエロ大事だよ〜うーう
227 :
◆6KcOZ4eCB2 :2005/03/25(金) 01:12:15 0
>>225 ありがとうございます。
ただ俺自身もうエロが描きたくて描きたくて仕方ない時とかあるんですよw
ところであくまで聞くだけですが、
シャイ娘。のちんぽ付き亀井とかどう思う?
シャイ娘は読んでないけど、
ちんぽ付き女は大好き。
数多くのえりりんちんぽスレを立てた身なので一応支持
巨チン女マニアの俺としては
冨樫「森の妖精のはなし」第2巻はバイブル
ぶっちゃけると邪教立川流や果心居士や基督教を絡めて
絵里にちんぽを取り付ける計画があったりする
反対が多ければ凍結しますが…
巨大クリトリスがいいな
薬を使うとムクムクとデカクなって効果が切れると元に戻るとか・・・
生体確変系、妖術・魔法系、いずれにしても生えるのは結構なことだ。
話しの流れ上、あまり変にならないのであれば問題ないだろう。
ずっと生えたままなのか、無くしたり生やしたり自由自在なのか、
本人がどのくらいコントロール出来るかがポイントだな。
>>232 とりあえずクリトリスは活用しようと思う。
ただ松浦くの一スレの職人さんが既にやってるから…
あれ本当うまいしえろいと思う。
とりあえず伝奇小説とか宗教的なものとか調べて妄想を拡げてみる
作者さんの世界観には本当に脱帽します
まさに職人の鑑
>>233 話しの流れ的には、
完全にその手の宗教に逝かれちゃった義隆に仕込まれるとか、
放浪中の頃に果心居士と松永久秀に妖術をかけられたとか
ずっと生えたままだとちょっとなあ、ってのはある。
凄い大作になる予感
このスレが残ってる限りえりりんが何をしようが亀ヲタを続けられそうだよ
>>238 大作になるかどうかはともかく、
壮大な世界観はこの1551年当時の山口にあるとは思う。
最初お姫様っぽい道重の出身地ってだけで選んだんだが、
京都が荒廃した当時日本の文化の中心ともいえる地で、
戦国時代でとにかく荒れてるし外は大航海時代で基督教が入ってきて
半島から大陸、果てはローマまでつながってしまう
そういう意味では大内ルネサンスは凄いと思う。
西の京都だけど本当の京都が荒れ放題だもんな
京から下った文化人を保護し、大陸文化を許容する大内氏の性格が最先端の文化を築きあげた背景にあるね。
義興の代で対明貿易の独占を手に入れ、中央の争いから手を引き、領国の繁栄に力を注ぎ、西国に確固とした勢力を築きあげる。
そして義隆が文化に傾倒してこれまでの大内氏の築きあげた山口の文化を完成させていった。
しかし場所もさることながら時間も微妙な年にある
えりりん、道重家はこの戦国の荒波にどう立ち向かっていくのだろうか
難しいことはわからないけどとりあえず保全するよ
ho
ze
n
ファンタスティンポは付いてもいいと思いますが
えりりんが感じる描写は必ず書いて欲しいであります!
俺は、ふたなりはやっぱ嫌だねぇ
でも作者がやりたいみたいだからしょうがないか
ほ
251 :
名無し募集中。。。:2005/03/25(金) 17:41:22 0
キャメス
ほ
り
き
ん
「寺光っ!若を蔑ろにし独断で道重の舵をとらんとするとは言語道断!今日という今日は我慢ならぬ!若、ご裁可を!」
物凄い剣幕で柿村河内は立ち上がり、普段の温和さからは想像もつかぬ仁王の如く寺光を睨み付ける。
そばに居た上野弥五郎と村山景国が刀の柄に手を掛ける柿村を必死に取り押さえる。
すべては絵里の思惑どおりになったのだった。
隆房謁見の翌日、美貴に礼と別れを告げ、一昼夜駆け通し宇部城に戻った絵里は、陶殿から重大な言葉を承った、
明日重臣を全て集めて緊急会議を開かなければいけないとさゆみに言った。
翌朝、道重家中の全ての大身が宇部城大広間に集結した。
さゆみから見て左には寺内灰春、道重景信、本上清七郎…と文治派の面子が並び、
右には柿村河内、上野弥五郎、村山景国、西原上野介…と武断派が並ぶ。
さゆみの両脇は絵里とれいなが固めている。
絵里は寺内灰春が部屋に入ってきたとき、自分の顔を見て引き攣った表情になったのが面白かった。
(この通り、地獄から這い上がって参りましたよ?)
全員が集結すると、絵里は少し上ずったような声で、
「寺光殿より依頼を受け、陶への使者を務めた亀井弾正絵里です。此度は陶殿の我らへの声明を記した書状と、
寺光殿より授かった書状を皆様方に公開いたします。まずは、寺光殿のしたためた書状から」
「ま、まてっ。その書状とは・・・いや、何故それを皆に見せる必要がある」
「事態は深刻にございます。公にする必要があります」絵里は平然として答え、右の列の柿村に書状を渡す。
柿村の顔色が変わった。上野、村山、西原も同様であった。
次いで、左列最後尾に書状が廻る。本上は驚いたような表情になる。
次いで道重景信。寺光に何か耳打ちする。この男は道重一族であるが、分家出身のため家督相続権がなく、
さゆみが家督を継いだときに何の声もかからなかった。だが家中における発言力は強い。
寺光は眼をむいた。小刻みに震え、絵里を睨み付ける。だがそれに対し絵里は微笑みで返した。
寺光の書状は宣戦布告文となっていた。要約すると陶と道重は今後断交する、我が主は私の傀儡に過ぎないので
私の一存で兵は動く。いつでもかかってこい。
「そして、これが陶殿から授かった書状にございます」
絵里は自信満々にばっと両手でそれを拡げ、高らかに朗読した。
要約すると、真に遺憾である、例え女当主といえど一戦交えなければならぬ、覚悟。下には隆房の判が押されていた。
絵里がそれを読み終えた瞬間、柿村の怒号が大広間に響き渡った。
「ま、待たれよ、河内。この書状は…わしが書いた物では」
「ほう、では寺光殿はどのような書状を私に?」遮るように絵里が突っ込む。
答えられるはずがなかった。例え亀井の捏造だとまくし立てても、
内容は正に普段の寺光の言行そのものであり、白紙の書状を渡したなどさゆみの手前間違っても言えない。
今更陶に友好の書状を送った、と言えば今度は景信や本上からも白い目で見られる事となる。
寺光は罠を仕掛けたつもりが逆に嵌められた事を悟り、少女の知略に唖然とした。
武断派一の知恵者の老人・西原上野介が白い眉の下、じっと寺光を見据える。
山村景国と上野弥五郎が、寺光を見てにやついた笑みを浮かべる。
もはや寺光にはなす術がなかった。
「殿、ご裁可を!」柿村が叫ぶ。
さゆみは無表情で寺光を見据える。その眼が寺光には恐ろしく、ひっと声を上げた。
このどのような時でも平然と無表情な眼をしていること、それがさゆみを推す者たちの一つの理由だった。
「寺光灰春斉」落ち着き払った声。ははっと寺光は平伏する。
「当主である余を蔑ろにして道重の舵をとらんとした罪で、閉門蟄居を申し付けるの」
「流石、若」ふっと柿村が息を吐く。武断派の面々は胸がすいたような表情だ。
一方文治派はうかぬ顔だ。当の寺光は平伏したままぷるぷると震えている。
(ざまあ見ろ)
絵里は声を出して喜びたい気分だ。やがて甲冑姿の武士が現れ、
寺光の両脇をかかえ連行していった。一瞬振り返り、絵里に対し笑みを見せた。それが不気味だった。
「絵里、直ぐに陶に事の顛末と侘びを記した書状をしたしめるの」
その必要はない、と知りつつ絵里は頷いた。
乙!!!
だがその数日後、変事は起こったのだった。
「昨日夜、道重景信の兵が寺光の監禁先を襲い、寺光を救出。景信殿は寺光の引渡しに応じませぬ」
さゆみは流石に信じられない、という表情をした。
「絵里、景信殿が、あの叔父が、なにをしようというの、余に不満があるというの」
景信は三十過ぎの大人しい男だ。しかし自分を差し置いて女の当主を立てられるという鬱屈は強かったのだろう。
そこに巧みに取り入って、家中の発言力を増大させたのが寺光だ。
「景信殿の出方を待ちましょう…じっくりと話し合えばわかってくれるやもしれませぬ」
「そうなの。きっとそうなの。叔父はわかってくれる」
最早謀反とみなし兵を差し向けるのが賢明だとは思う。だがそれはさゆみにとって
あまりにも酷だった。第一さゆみにそれは無理に等しかった。
景信はさゆみにとって数少ない親類の一人で、さゆみが家督を継ぐ前は、
よく勉強などを教えてくれた先生のような存在だった。結局さゆみはなんの行動も起こさなかった。
だがそれをいいことに、寺光は猛悪なる策謀を次々と、そして公然と発動させたのだった。
柿村河内が夜半自宅に帰る最中に凶漢に暗殺された。道重三代に仕えた猛将のあっけない最後だった。
これにより武断派は、道重家は大黒柱を失う。
本上清七郎が登城しなくなった。さゆみに顔を見せる大身は、山村、上野、西原だけとなった。
しかしまだこれは序の口である。
「な、なんと…義兄上を?」
さゆみにはかつて兄と仰いだ男がいた。道重三郎氏英。九州の或る豪族からの養子であった。
氏英は養子に入り暫くして家臣といざかいを起こし、出奔した。それ以降は筑前にて仏門に入っていたが、
寺光はその義兄を筑前から呼び戻し、さゆみに替え当主に奉ると、公言した。
ここに公然と文治派はさゆみに謀反、対決姿勢に入ったのだ。
兵を差し向けようにも、肝心の柿村がいないのでは兵がまとまらない。
そうしているうちに寺光は続々と兵を徴集する。
そして遂に、さゆみにまで悪逆の刃が迫る事となった。
さゆみのもとに道重氏英名義で手紙と、菓子折りが届けられた。
手紙の内容は、此度私は担ぎ出されたが争いは望んでおらぬ、
久しぶりに妹の顔が見たい、博多の菓子を届けるというものだった。
手紙を読み終えると、さゆみは笑顔になり、菓子に手を伸ばした。
「…なりませぬ!」
絵里は咄嗟にさゆみの口に指を突っ込む。その瞬間、さゆみはげっと戻した。
「唾を飲まず、直ぐにうがいをなさりませ!誰か!水を!」
れいなが水を汲んで駆けつけてきた。さゆみはそれでうがいをする。
「なんで、なの…」さゆみは泣きそうな表情で訴えるように言う。
「毒である・・・やもしれませぬ」
庭に菓子を砕いて投げる。雀がやってきてつばむ。ぱたり、と雀は倒れた。
その日以降、さゆみは熱を出し寝込むようになった。毒なら即死なのでそれは免れたのだが、
叔父と義兄が自分に刃を向けるという事態はさゆみにとって想像を絶するほどの衝撃だった。
絵里はれいなと交代で、裸でさゆみのからだを暖める。絵里は寝付けないさゆみを見て涙を流す。
自分はとんでもないことをしてしでかした、さゆみがこのような目に遭うのは自分のせいだという思いが、
寺光への怒りを上回っていた。
そして次は、絵里の番だった。
さゆみの薬を買い求めに城下に降りた絵里は、薬屋に入った途端に兵に取り囲まれた。
「亀井弾正絵里」甲冑姿の武者が言う。
「その方、女の身でありながらさゆみ様をたぶらかし国政を濫りにしたとの事で、三郎氏英様から捕縛せいとのお達しだ」
野武士たちと戦った時と違い、四方を鎧姿の兵に囲まれ成す術がない。
絵里は天を仰いだ。
(さゆ様、どうかご無事で…れいな、私がいなくてもちゃんと、さゆ様をお守りするんだよ…)
絵里の刀が奪われ、からだに縄がかけられる。
絵里は、町屋の地下の、牢屋へと放りこまれた。
野武士どもに襲われてからまだ二週間余りしか経っていないことを思うと、
自分の運命が呪わしくなる。またも自分は『すぐに殺されなかった』のだ。
>>247 必ずや
>>249 変態でごめんなさい
義兄重登場、絵里捕縛で今日のところはおしまいです
>>263 おおおおおおおおすげええええええええ
なんか興奮して参りました
マジで乙ですありがとうございます
期待を裏切らない作品を必ずや書いて見せます。
>>263 ところでひょっとして…道重家臣の名前の元ネタ気づいちゃってたら、
ネタばれとかは今は勘弁ねがいます
267 :
263:2005/03/26(土) 02:41:27 0
>>266 了解です。
普通に登場人物を追加していくだけにしときます。
>>267 ありがとうございます。
さっき言い忘れたこちらこそ宜しくお願いします。
いや、わかる人にはすぐわかるんだろうな、コレ。
期待ほ
保全で候
保全ですよ?
ヤベついていけてない
エロ小説っていうより歴史パロディ(の中にちょいエロあり)小説になっちゃったからな
正直、他のもしスレとはふいんきが違う
新章は亀井タンにちんぽ生えるん(;´Д`)ハァハァ
>>275 どうせなら、さゆの股に30cm位の大砲を生やして
れいにゃと愛し合うんだよ!キャメイそっちのけで
んで、じじいどもはさゆの大砲で溺死で決まりだろ
つーか俺達って本当エロ好きだよなw
ほ
278 :
名無し募集中。。。:2005/03/26(土) 17:52:45 O
ほ
第四章「べえる・ぜぶぶの子/神の軍」
絵里の回想と宇部城内の二重進行で書きます。
絵里は暗闇に目ざめる。熱い性器の感覚が、夢うつろな意識を皮膚感覚をともなった現実に変えていく。
意識が宿っているのは、紛れもなく十四歳の、そして裸体の自分だった。
目の前に屹立した男根がそびえ立っている。
絵里は舌を伸ばし、男根の裏筋にぺとっ、と当てつける。男根が震え、直立不動の男が頭を下げ絵里を見る。
絵里は顔を上げにっこりと微笑むとその男は感極まれりというふうにぶるぶると首筋を震わせる。
絵里は男根の根元の部分を人差し指と親指でぎゅっと搾り出すようにつまみ、
亀頭を咥えこみ先の裂け目に舌を押し当て、捻じ込むようにする。男が悲鳴を上げる。
絵里は仰け反り壁に背をついた男にかまわず尿道をたっぷりと唾をつけて舐めまわす。
その内痛みも治まると、男はかつてないほどに自分の肉棒が膨張しているのを感じる。
絵里の唾が男根から浸透し、それが脊髄に入り込む感覚すら覚える。
精液を出すはずの自分が、逆に絵里の出した唾に犯されている。
ぷはっ、と絵里は亀頭を吐き出すと立ち上がり、男と向き合う。
男は視線すら定かでない。絵里は男の首に手をまわし固定し、男の目をみつめる。
絵里は片足を上げ、男根を手で垂直にし、その上から女陰を擦り付ける。
腰を前後にくねらせると、にゅるにゅるとした柔らかな、
絵里の陰唇の熱い感触が男に伝わり、阿呆のように口を開けああ、と呻く。
絵里は猫が追い詰められた鼠を見るように男を見据え、身体を密着させ頬に舌を這わせる。
絵里のからだの感触、重み、温度すべてが男に伝わってくる。
絵里の後ろでは胡坐をかいた男が、一人薄ら笑いを浮かべている。
悪いが寸止めしてちょっと外出てきます
>>281 ムハァ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
まだ幼さの残る、余分な肉付きのない絵里の女陰の感触は少し硬い。
絵里はふう、ふうと息を男の顔に吹きかける。男はそれを吸うように口で息を吸う。
甘酸っぱい、少女でありながら美少年を思わせる香気。
指で男の口をこじ開け、その中に唾を吐きかける。男は嬉しそうにそれを口内で味わいつくし、飲み込むのだった。
今のこの男ならば絵里の尿でも糞でも口にするだろう。
男はろれつのまわらない口調でもうだめだ、挿れさせてくれと言う。
だが絵里は男のそれをすぐには挿入させず弄ぶように、
腰を廻すようにして、ぬぷりぬぷりと膣壁にそれを押し当てながらゆっくりと挿れる。
「あっ…入る、あっ」
絵里は自分が男を焦らしているつもりが、逆に肉欲に急かされているのは自分だと知る。
「すごく、大きい、だめ、あっ」
ずぶずぶと巨大な男根は絵里の中に這入りこみ、絵里は可憐な喘ぎをあげ、
自分の唾液がたっぷりと塗られたそれが膣壁を舐めるように動くのを感じ、
膣壁から体内に拡散されるぬめりつくような熱い快楽のうねりに耐えられず、
鼠を狩る猫の表情から発情期のそれを思わせる表情へと変わったのだった。
自ら腰を前後に揺らし、男の口許で喘ぎをあげ、息を荒がせる。
男は絵里の息にむせび、体温をいとおしく感じ、
また膣壁の男根への締め付けが尋常でなく、体内の精液全てを絵里に吸い取られると思う。
ふと、絵里が前後の動きを止め、悪戯っぽい、幼い感じの笑みを男に向ける。
「じゃあ、ね…あっ!」
絵里はぎゅっ、と膣に力を入れる。男は叫びに似た声をあげる。
絵里がすぐに男根を膣から抜くと、びゅる、びゅっと精液が跳び上がり絵里のからだにかかる。
「如何にございましょう」絵里は後ろの男に問いかける。
「父上、いや松永弾正忠様」
絵里の脳裏に一瞬、暗い牢の壁が写る。これは夢ではない。自らの意識を遡行しているだけだ。
「だいぶ面白い。だが奇を衒ったところがない。」
父、その男松永弾正久秀は流麗な眉目を曇らせ、席を立ち部屋を出て行った。
『父?父上でございますか?』
ほ
保
「柿村は死に、叔父と義兄は余を裏切る。そして今度は…絵里が捕らえられたという」
さゆみは最早、正気を保つのが精一杯といった表情であり、夜毎にれいなの小さな胸に泣きつく日々である。
「余は、余はどうすればよい」
れいなもまた、柿村の死に慟哭し、改めて柿村や絵里の抜けた穴の大きさを思うと無力感に苛まれるのであった。
だが、西原上野介を中心とした重臣の活動で、一時混乱し脱走者の相次いだ宇部城内はひとまずの収給に成功した。
それでも、既に城下は反乱軍に制圧され、辛うじて村山景国の兵が城の裏山の間道を固めているが、
小高い丘の上にある宇部城は孤立の様相を見せていた。
「若、まだこのじじいの顔が恐ろしゅうございますかな」
西原上野介がじっとさゆみを見る。西原は容姿醜悪でその上傷だらけ、小さい頃のさゆみはこれを怖がり避けた。
この容姿が、西原が功の割に出世が遅かったのに関係がなかったはずがない。
「もう恐ろしゅう…ない」今はそれ以上に恐ろしい事態に直面している。
「ではこれからじじいが申す事、ようくお聞きなされ」さゆみは頷く。
「今日夜半、陶の援軍七百人が到着致します」七百人。結構な数ではないか。さゆみは久々に笑みを見せる。
反乱軍の動員能力は最大でも千五百程度と見られる。今城内に残るは五百人ほど。千二百にもなれば篭城戦は十分である。
「しかしながら若、よいのですな、この援軍を借り受けることは、すなわち陶殿と考えを同じくし、ひいては義隆様に弓を引きかねぬ事」
さゆみはあっ、と言い言葉に詰まる。大内家の人質だったさゆみを誰よりも可愛がり、その家督相続まで認めたのは、
当の大内義隆なのだった。いや、むしろ義隆の一存でさゆみの相続は決まったといってよい。
「しかし、余は義隆様に認められた身。どうして逆賊になることがある」
「とりあえず、義隆様は今回の件ではまず動きませぬ。陶殿を野放しにしているようなお方ですからな・・・。
今後の流れの上でのことでございます。むしろ去就定まらぬ内藤興盛殿の動きを警戒すべきでしょうな」
内藤とは道重と領地を隣り合わせる長門守護の家で、道重とも交流はあるが、いかんせん隆房謀反の動きに戸惑っている。
さゆみは頭がぼうっとしてくるのを感じる。
「ですが若。若にやっていただく事はたった一つ」
絵里の初体験に関して触れたことってまだないよね?
もしもスレの中で浮いてて何がいけないのかっていう
ただ誰かあらすじ書いてくれ
あらすじはまとめサイト見れば少しわかるんじゃない?
>>290これから触れるよ
>>291 じゃあまとめてみる
一章…絵里仕官
二章…三人揃ってレズ
三章…寺内の依頼で陶に使者→野武士に襲われる→美貴登場→隆房と面会→
逆手にとって寺光を嵌める→寺光謹慎→寺光、さゆの叔父とか義兄とか巻き込んで謀反→
宿老暗殺、さゆ毒殺未遂、絵里捕縛
なんとなくわかってきたような気がする
295 :
名無し募集中。。。:2005/03/27(日) 01:55:03 O
乙です!(*´Д`)
>>293 お疲れ様!
期待してます(`・ω・´)
>>276のような妄想をリクエストしてみたいとです
ぶっちゃけ妄想が追いつかん
298 :
名無し:2005/03/27(日) 02:17:09 0
>>3-19 第一章
>>20-27第二章第一編「田中れいな推参」
>>28-41 第二編「悪霊」
第三章
>>59,60,62,65,78,80,86,99,103,108,147,149,162,180,183,184
>>200-202,217,218,222,223,256-258,260-262
まとめサイト
>>263 簡易あらすじ
>>293
西洋的でも日本的でも現代的でも構いません
なぜなら伝奇小説だから
えりりんにちんこ付くならとりあえず戸惑いながら感じて欲しい
何、この感覚?的な感じ方を描写して欲しい
金玉は必要なのだろうか
さゆに絵里の子を生ませるかどうかで考えるのがよろしいかと
妄想かぁ・・・
普段の妄想だと制服とかブルマとか思いっきり現代だからなぁw
そうだ
ベタに触手とか
文章だけじゃ難しいかな?