【小説】リア消だったら誰に告ってた 第7章【キッズ】

このエントリーをはてなブックマークに追加
>>762
「そのくらいわかると思ってたんだけど…」
「わからないから教えてもらってるんでしょー!」
「そうでした」
「もう! 今日はレベル上がるまでやる!」
「おいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
「やるったらやるの!」
「帰らなきゃだめだろ!」
「おうちに電話するから大丈夫だもん!」
「ご飯はどうするんだよ!」
「千聖ちゃんちで食べる!」
「マホー!(舞の奴なんて事を言うのか、あのアホォの略)」
そんなことされたら僕はどうなるんだ!
本当に卒業式でも寝かねない!
「そんなに怒らなくてもいいじゃない」
「だいたいね、萩原もゲームばっかやってないで
 ちゃんと福田といつもどおり帰ってればいいじゃんか!」
それを聞くと萩原は僕をちょっと見てから、にへへと笑った。
「ダメだよー、かのんちゃんはライバルだもん♪」
「は?」
ライバル?
ハッ、そうか! なるほど! わかったぞ!
福田が怒っていたのは、僕に萩原を取られたと思っていたからじゃなくて
同じゲームを福田もやっていて、どちらが先にクリアするか競争していたんだ!
謎は全て解けたー!


つづけ