【小説】リア消だったら誰に告ってた 第7章【キッズ】
連載中作品 あらすじ1
【優しい恋の育て方】(通称「学校編」)
幼馴染の千奈美、大人びた夏焼、小悪魔桃子、赤いメモ帖の熊井、敵意剥き出しの菅谷・・・・・・女心は難しい
〜八景島デート〜
2人っきりのデート中、思わせぶりな態度を取る夏焼。俺たちの過去に一体何が?
〜私とあなたとあなた〜 【T】
睡眠不足の清水を救え!俺と須藤の『ファイポ』が立ち上がる!
〜私とあなたとあなた〜 【U】
誰よりも優しくて、弱い・・・・・・・・・石村が語った桃子の秘密
〜私とあなたとあなた〜 【V】
えっ?マイクONだったの!? 女同士の友情は、ライバルになっても・・・・・・・・
〜私とあなたとあなた〜 【W】
夏焼と千奈美のクイズ対決に女王舞美と愛理も乱入、正解の賞品ってそれでいいのか!?
〜冷たいキス〜
母さんの思いつきで訪れた札幌雪祭りの会場で、俺は村上愛と出会った。
〜恋する気持ち 溢れる想い〜
2月14日、俺の周りの女の子達が、いっせいに俺に・・・・・・・・
【秘密国家公務員】
学校の治安を守る秘密国家公務員、清水佐紀の前に立ちふさがるかつての仲間、ZYXとは?
【Bye Bye またね】(旧題【下宿編】)
両親の都合で僕は裕子おばさんの家に預けられたが、そこには僕と同い年くらいの女の子が何人も下宿していた
連載中作品 あらすじ2
【夏休み】
前から愛が好きだった俺、最近友達の友理奈への気持ちにも気付いて・・・・
〜玉田編〜
俺の友達玉田と、友理奈の友達千奈美のアナザーサイドストーリー
【妖精の奇跡・マイマイのイタズラ】(ゲリラ的に連載中)
イタズラ好きの妖精マイマイちゃんが「は、は、はくしょーん!」とクシャミをすると・・・・・・・・・
【アメリカ】
俺が好きな鈴木愛理がアメリカに行っちゃうかもしれない。そう言う幼馴染の夏焼はなぜか悲しそうに・・・・
【小学6年生〜春〜】
小6のクラス替えで村上・矢島・桃子・清水・徳永・熊井と同じクラスになって・・・・
【キャプテンつかさ】
一緒に練習してる女子サッカー部に、めちゃくちゃ上手い転校生の武藤が入ってきて・・・・
【小さな勇気】
隣に住んでるクラスメイトの舞波はBerryz工房のメンバーで・・・・
【☆友理奈と千奈美☆ 〜ふたりはプリキュア〜】
『デュアル・オーロラ・ベリーズ!!!』 友理奈と千奈美はプリキュアなのだ
しばらく更新のない作品 あらすじ
【恋愛シミュレーション21】
美少女揃いの俺のクラスにある日転校生、菅谷梨沙子がやって来て・・・・・・・・
【新連載2(仮)】(長期休載宣言)
ある日、うちのクラスにアイドルの夏焼雅が転校してきた。そして俺は彼女と仲良くなった
【タイトルみてい。。。】
僕と桃子の通うピアノ教室に、お嬢様の舞美ちゃんがやって来て、僕と桃子に微妙な変化が・・・・・・
【須藤さん(仮)】
僕の夢の中に出てきた須藤さん。それ以来僕は彼女のことが気になりだして・・・・・・・
【おもちゃのぜんまい】
たった1週間だけ俺のクラスメイトになった清水さんの秘密とは・・・・・・・・?
完結済作品1
【修学旅行編】 ちなみ、桃子、まーさ、友理奈 他
【よく効く催眠術】 千奈美、舞 他
【プレゼント】 中島、熊井 他
【特命係 菅谷梨沙子】 菅谷 他
【強くなりたいとゆいたい】 須藤 他
【王子様と2人のお姫様】 舞波、桃子
【舞波短編】 舞波
【蝉】(【プレゼント】のシリーズ) 友理奈 他
【セミ】(【蝉】の裏側、【プレゼント】のシリーズ) 友理奈 他
【雪が降る季節に・・・】 めーぐる
【日本一の鈍感男】 清水
【ロボキッス】 リサコ
【跳び箱】 清水
【友理奈となかさき続編】(【プレゼント】【蝉】続編) 中島、友理奈
【満月の猫】 舞美
【ミステリー】 千奈美、桃子 他
【だんしじょし】 清水、徳永、石村、夏焼 他
連載中作品 あらすじ1
【優しい恋の育て方】(通称「学校編」)
幼馴染の千奈美、大人びた夏焼、小悪魔桃子、赤いメモ帖の熊井、敵意剥き出しの菅谷・・・・・・女心は難しい
〜八景島デート〜
2人っきりのデート中、思わせぶりな態度を取る夏焼。俺たちの過去に一体何が?
〜私とあなたとあなた〜 【T】
睡眠不足の清水を救え!俺と須藤の『ファイポ』が立ち上がる!
〜私とあなたとあなた〜 【U】
誰よりも優しくて、弱い・・・・・・・・・石村が語った桃子の秘密
〜私とあなたとあなた〜 【V】
えっ?マイクONだったの!? 女同士の友情は、ライバルになっても・・・・・・・・
〜私とあなたとあなた〜 【W】
夏焼と千奈美のクイズ対決に女王舞美と愛理も乱入、正解の賞品ってそれでいいのか!?
〜冷たいキス〜
母さんの思いつきで訪れた札幌雪祭りの会場で、俺は村上愛と出会った。
〜恋する気持ち 溢れる想い〜
2月14日、俺の周りの女の子達が、いっせいに俺に・・・・・・・・
【秘密国家公務員】連載中
学校の治安を守る秘密国家公務員、清水佐紀の前に立ちふさがるかつての仲間、ZYXとは?
【Bye Bye またね】(旧題【下宿編】)
両親の都合で僕は裕子おばさんの家に預けられたが、そこには僕と同い年くらいの女の子が何人も下宿していた
完結済作品2
【手を握って歩きたい】 梨沙子、詩子、夏焼
【小児病棟】 チサト
【おつかい】 梨沙子、雅
【ギャンブラー】 桃子 他
【妖精の奇跡・アイリーンの1週間】 アイリーン、雅
【少女】 舞
【一輪車】(【蝉】続編、【プレゼント】のシリーズ) 萩原、友理奈
【再会】 熊井
【罰ゲーム】 桃子 他
【妖精の奇跡・初恋のマーサ】 マーサ
【いらないぷらいど】 夏焼 他
【願かけ】 須藤、梅田 他
【さくら満開】 桃子、村上
【おもちゃのぜんまい】 清水
【小遣いUP大作戦】 桃子
【夏の日の君に】 夏焼
【Silent Emotion】 友理奈
スレ立て乙
今更ながら作者さんのHNも
作品紹介に入れてほしかったかも
ちょっと考えたけど
HN無いとか作品名がHNの人が殆どだったから
12 :
みぃ〜:05/03/11 22:03:23 0
『小さな勇気』・・・続き
前スレ
>>915 あのあと、オレは桃ちゃんから携帯のアドレスのメモをもらった。
帰りの駅で梨沙子ちゃんが
「りぃ〜も一緒にデートについてくぅ」と駄々をこねていたが
雅ちゃんが
「わたしが代わりに、りぃ〜ちゃんとデートしてあげるからぁ」
「ホント?」
「2人だけが嫌ならわたしも行くから」
と舞波との3人で行くことになり
結局、オレは桃ちゃんと2人っきりで・・・
夜、8時頃携帯にメールが届く。
「可愛いコちゃんは、起きてますか??」
桃ちゃんからだ。・・・完全に主導権を握られているな・・・
「あの・・・オレとデートだなんていいんですか?
桃ちゃん、アイドルじゃないですか?」
デートに誘われてちょっと有頂天になってはいたが
相手は、年上だし売り出し中のアイドルだし・・・
不安になったので素直に聞いてみた。
「わたしのこと気にしてくれるんだぁ。うれしい♪
でも、わたしも一人の女の子だから
アイドルだとか年上だとかは気にしないよ。
だから、明日デートしよっ!」
押し切られる形で日曜日は、桃ちゃんとナンジャタウンに行くことになった。
新スレ一発目乙
14 :
みぃ〜:05/03/11 22:15:33 0
『小さな勇気』・・・続き
>>12 朝、起きると部屋に舞波がいた。
「あ、あのさぁ、いるなら何か言ってよね」
「はいはい。せっかく池袋まで案内してあげようっていうのにさ。」
「あう・・・なんで池袋って知ってるの?」
「わたしと桃ちゃんは、仲良しなんだからぁ。
夕べ桃ちゃんからメールが来たの。
そしたら、ナンジャタウンでデートっていうから
きっと、アキナのことだから池袋までの行き方知らないだろうと思って」
「ま、まさしくその通りでございます・・・(汗)」
「いくつになったら山手線くらいひとりで乗れるようになるのかしらぁ〜〜?」
「そのうち乗れるようになるって・・・ハハ・・・」
舞波のズバリな答えに乾いた笑いしかこみ上げてこなかった・・・
「このまま、乗ってたら池袋に着くから放送ちゃんと聞いてるんだよ」
「舞波は、ここまで?」
「わたしは、りぃ〜ちゃんとみやぁと竹下通りに行くから原宿まで」
「あ〜なるほどね。」
「・・・アキナ、あんまり土地感わかってないでしょ?」
「えへへ・・・バレた?」
「バレバレだから(笑)」
1000 名前:みぃ〜[sage] 投稿日:05/03/11 22:48:41 0
999いただきますww
16 :
みぃ〜:05/03/11 22:50:22 0
俺が立てたネタスレがこんな7章まで来るとはw
皆個性が出てて面白いね
乙です
>>2 >幼馴染の千奈美
ほぼ全員幼馴染wだからどうだろう
19 :
名無し募集中。。。:05/03/11 22:55:07 0
キャプテンつかさ まとめサイトにある分の続き
水華ちゃんが我が家に夕飯を食べに来るようになって2週間ほど過ぎた
今日は部活がない日
学校が終わると俺たちは、いつもの空き地でボール蹴り
水華ちゃんはツカサスペシャルを完全にマスターした
それどころか、ツカサスペシャルの改良案まで出してくれた
「ターンする前にゴールの方を睨んだらいいんじゃない?今からそこにシュートするぞ!って感じで」
キーパーの足をよく見ないといけないこの技、それは難しいんじゃないか?と思った
しかし、実際に部活のときに試してみると、意外なことに成功率が高かった
キーパーはシュートが来る!と身構えてしまい、足を大きく開いてしまうのだ
そうなると足の位置を覚えなくても簡単に股を通せる
ツカサスペシャルが片付いたから、今度は俺が水華ちゃんにフェイントを教わる番だ
水華ちゃんが使ってるフェイントは、一言で言っちゃえば「目で騙す」フェイントだ
右のほうをちらっと見て、右へ行くと見せかけて左へ行く
これが基本
この程度なら俺でも教わらなくてもできる
難しいのは、これの応用編・・・・・・・
右へ行くぞ、と目で軽く揺さぶって、敵がどう動くか見極めてから動く
守る方はフェイントなんて普通はしないから、目や体の重心を見ればどっちに動くか簡単にわかる
っていう理屈なんだけど、実際にやってみるとえらい難しい
一瞬より短い時間で判断して動き出さないとボールを取られてしまう
もう、ほとんど勘で動かないと間に合わない
それでも、練習を繰り返すうちに、コツがわかってきたような気がしている
蹴り始めてもう2時間くらい過ぎただろうか
炎天下で頑張りすぎると危険だ
「ちょっと、休憩しようか?」
「うん、そうだね」
2人で木陰に向かい、水筒の中のうちの母ちゃん特製の冷たい麦茶で乾杯
20 :
みぃ〜:05/03/11 22:56:54 0
『小さな勇気」・・・続き
>>14 電車に乗っている間、オレはいつでもおとといの朝の涙のことを聞けたハズだった。
でも、舞波はそれを知ってか知らずか
昨日の試合の最中の彼女達の話をずっとしていた。
梨沙子ちゃんは、試合が始まってから
しばらく間違って相手のチームを応援していたとか
雅ちゃんは、みんなにジュースを買って来てくれたとか
桃ちゃんは、食い入るように観ていて顔にフェンスの痕がついていたとか
楽しそうに話ししていた。
舞波・・・元気じゃん・・・
21 :
みぃ〜:05/03/11 22:59:35 0
あ、キャプテン始まりましたね。
一旦アップは控えます。
すいませんでした。
>>21 いや、とりあえず1レスだけだからガンガンどうぞ
本当は昨日のうちに投稿する予定だった分なんだけど
パソコンから煙が出てきちゃって今日まで延期になったというのは嘘のような内緒の話
(こっそりと突っ込み妖精を紹介するのは内緒だ)
ル ’ー’リ<内緒になってないぞ
ノノl∂_∂'ル<内緒になってないですよ
从´∇`从<じぇんじぇん内緒になってましぇーん!!
||リ・_・`川<内緒になってないだぎゃー
从 ’w’)<内緒になってないぞ
>>18 明らかに合わなくなった夏休みは書き直したけど
元の出来が良いんであんまり書き直したくないんだよな
新作分は書くしかないけど前の人のとレベル違う気がして...orz
900くらいになったら前のあらすじ職人さん降臨希望
25 :
みぃ〜:05/03/11 23:13:25 0
オレは、鼻血をPCにこぼして
焦ってたのは内緒w
26 :
みぃ〜:05/03/11 23:20:58 0
『小さな勇気」・・・続き
>>20 池袋に着いた。
さてと・・・桃ちゃんに連絡するか・・・。
ポンッ
「?」
不意に背後から頭を小突かれた。
振り向くとそこには髪を下ろした桃ちゃんがいた。
すそにシャギーの入った髪がちょっと大人びて見えて・・・
昨日の桃ちゃんより全然大きく見えた。
「おはよっ♪」
「あ、今電話しようかと・・・」
「フフ♪アキナちゃんが何号車に乗ってるかは
舞波ちゃんから連絡済みだよ。
山手線もひとりじゃ危ないって言ってたからホームで待ってた」
舞波・・・
27 :
みぃ〜:05/03/11 23:22:16 0
『小さな勇気」・・・続き
>>26 「お腹は空いてない?朝食べないで来たから桃子はお腹が空いちゃった」
「あ、オレも少し空いたか・・・な?」
「ホレホレ♪男の子だったらもっと元気よく喋る!」
「ハ、ハイ!」
「ねぇ・・・そんなに駅が珍しいの?」
「い、いや・・・なんだかおっきくて・・・人がいっぱいいて・・・」
「札幌駅ならこれぐらいあるでしょ?」
「オレ、もっと小さな町から転校してきたから・・・
それに札幌駅なんて覚えてないし・・・」
「そんなにキョロキョロしてたら誘拐されちゃうよ。
女の子みたいな顔してるんだから・・・ウフ♪」
と言って桃ちゃんはオレの手をつかんで歩き始めた。
新スレおめー
29 :
みぃ〜:05/03/11 23:44:46 0
とりあえず、ここまでで一旦休みます。
30 :
名無し募集中。。。:05/03/12 00:00:39 0
ノノl∂_∂'ル<内緒になってないですよ
31 :
だんしじょし・ファンファーレ:05/03/12 00:09:49 0
『だんしじょし・ファンファーレ』
パパパパーンパーンパーンパッパパーン♪
テレビの画面から、単音のファンファーレが流れる。
「よっしゃあ! レベル上がった!」
僕はコントローラーを握り締めたまま大声をあげた。
「ねえねえ千聖ちゃん、それ楽しいの?」
そんな僕に、一人の少女が話しかける。
僕がロールプレイングゲームをやっているのを横からずっと見ていたのだが、あまりに退屈だったのだろう。
「"千聖ちゃん"って呼ぶな」
僕の名前は岡井千聖。 女みたいな名前だけど、男だ。
「でも千聖ちゃんは千聖ちゃんでしょー」
そして彼女の名前は萩原舞。 僕の幼馴染で、同じ小学3年生だ。
「はぁ・・・」
僕は構わずにゲームを続ける。
「そんなのやってて何が面白いの?」
「あー、うるさいなあ、楽しいからやってるんだろ」
「お兄ちゃんも言ってたけど、よくわかんないなあ私」
今やっているゲームは彼女の兄から借りたものだ。
「萩原には一生わかんないよ」
そう言って僕はまた画面に向かった。
「なによー! じゃあゲームばっかりやって頭悪くなっちゃえばいいんだ!」
頬を膨らませながら僕にそう言い放った。
「別に頭悪くなってもいいもんねー、お前には関係ないし」
僕は画面から目を離さずに、萩原に言った。
「知らない! もう帰るもん!」
萩原はわざと大きな音を立てながら部屋のドアを開けて出て行った。
32 :
だんしじょし・ファンファーレ:05/03/12 00:10:19 0
「あーあ、舞ちゃん出てっちゃった」
そう言ったのは、萩原と同じように僕の部屋にいた同じく幼馴染の福田かのん。
「岡井ー、お前が構ってやんないからだぞー」
と僕をつつくのは、こちらも幼馴染の安達だ。
今日は僕と安達で、借りたばかりのこのゲームを楽しむつもりだったのだけど
ゲームを渡しに来てくれた萩原と、それに着いてきた福田がそのまま部屋に居座り
結果、僕がゲームをやるところを3人で眺めるという形になってしまったのだ。
僕と同じくゲーム好きな安達は大丈夫だったろうけど、萩原や福田には退屈でしょうがなかったに違いない。
「んな事言われても、僕が悪いわけじゃないし」
ようやくゲーム中のイベントが終了したので、セーブしてゲームを一旦終わらせた。
「悪かないけどさ、もうちょっと言い方あったと思うよ」
安達が僕を責める。
「そうだよー、舞ちゃんかわいそうじゃない」
福田がそれに追い討ちを掛ける。
「・・・」
「私、舞ちゃんと一緒に帰るね。 明日ちゃんと謝っといたほうがいいよ」
福田はそう言うと、萩原が開け放っていったドアを静かに閉めて出て行った。
福田が出て行ってからしばらくして、安達が口を開いた。
「俺も謝っといたほうがいいと思うよ」
「なんだよ、お前まで・・・」
僕が萩原にぶっきらぼうに接した事に対しては、悪いとは思っていない。
もともと二人でゲームをするつもりだったのに
居座って退屈なゲームを眺めていた萩原が一方的に苛立っただけじゃないか。
33 :
だんしじょし・ファンファーレ:05/03/12 00:10:46 0
「あのさー岡井、面白いこと教えてあげよかっか」
「ん?」
「おいおい、そんな不機嫌になるなよ」
普通に返事をしたつもりだったのだが、声に出ていたのだろうか。
「いや、別に不機嫌になっているわけじゃないけど、何?」
「ま、たいしたことじゃないかもしれないんだけどな」
「うん」
「なんつうかさ・・・あ、いやホントにあんまり気にするなよ?」
安達は妙にもったいぶっている。
「なんだよ、気になるから言えよ」
「実はさ、お前がそのゲーム借りる前に、俺も萩原にそれ貸して欲しいって頼んだんだよ」
「え?」
「でもその時はダメだって言われたんだよなあ」
「なんで?」
「『お兄ちゃん人には絶対ゲーム貸さないから無理だよ』って言われてさ」
言いながら安達はニヤニヤしていた。
「僕が頼んだ時は『お兄ちゃんに頼んでみる』って言ってたけど」
「そこだよ、そこ」
「は?」
僕は安達が何を言いたいのかわからなかった。
安達は今まで座っていた僕の勉強机から立ち上がった。
「じゃ、俺もそろそろ帰るよ。 これ以上ゲームの内容知りたくないし」
「え、いや、どういうことだよさっきの」
「はぁ、君はほんと鈍いねえ、ち・さ・と・ちゃん」
「いやいや、お前の言ってる事がわかりにくすぎるんだって。 ちゃんと説明してくれよ」
俺の言葉を無視して、安達は帰る準備を始めている。
「おい、安達ってば」
「だからさ、あんまり気にするなって言ったじゃん。 それじゃな」
そう言って安達も僕の部屋から出て行った。
一体何を言いたいのかわからず、その日は一日中もやもやした気持ちのままだった。
34 :
名無し募集中。。。:05/03/12 00:12:13 0
━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━
とりあえず、導入部分だけ。
そんでもってageてごみんなさい
从o゚ー゚从<許さん
乙です
38 :
名無し募集中。。。:05/03/12 00:20:58 O
キタ---------!!!!!
新スレおめ、今日も豪華なメンバーだなぁ
舞ちゃんに今からとっても(;´Д`)ハァハァ
乙!
導入部分、上手いなあ。
>>19 キャプテンつかさ つづき
「短冊には何て書いたの?」
今日、学校で『七夕の会』というものがあった
同じクラスの奴の短冊は見ることができたが、別のクラスにいる水華ちゃんの短冊は見ていない
須藤や矢島は欲しいものを書いていた
だから水華ちゃんもそうなんだろう、と思いこんでいた
そして、水華ちゃんが欲しがっているものをプレゼントして、キスの一つでも・・・・・・・
という、下心を持っているのは内緒だった
「何て書いたと思う?」
水華ちゃんがイタズラっぽい笑顔でこっちを見ながら言った
「須藤や矢島みたいにブランド物の服とかアクセサリー?」
「ハ・ズ・レ!引越しが多いとね、モノは邪魔になったり、いつの間にかなくしちゃったりするの」
「じゃあ、何て書いたの?」
「サッカーの試合に出たい、って書いたんだ」
「試合・・・・・・?ひょっとして、出たことないの?」
「うん。女子チームなんて、滅多にないし、あっても試合のある時期に在籍できなくって・・・・」
「それは・・・・・・ツイてないね・・・・・・」
「だからね、この前の練習試合、すごく嬉しかったんだよ!」
水華ちゃんはとびっきりの笑顔で言った
「でも、人数のハンデのある特別ルールじゃなくて、ちゃんとした試合に出たい」
「そうか・・・・こっちの夏の大会は8月に入ってすぐだけど、それまでここにいる?」
「うーん・・・・・・微妙・・・・8月中旬までここにいる予定だったんだけど・・・・・」
「もっと早く行っちゃうかも知れないの?」
「うん。予定よりかなり進んでるみたい」
ショックだった
水華ちゃんはいつか行ってしまう
これは前からわかっていたが、初めて期限を告げられたことで、現実味を帯びてきた
また、水華ちゃんが俺にはごく当たり前の試合に憧れていること、
そしてその憧れの試合に、ほんのちょっとの不運で出られそうにない、ということも、胸に突き刺さった
うーん、何とかならないだろうか?
どう考えても俺にできる事なんか一つもないよなあ
>>41 「ところでツカサ君は短冊に何て書いたの?」
「え?俺?俺は・・・・・・・・」
俺は『2018年ワールドカップ、俺の力で優勝だ!』と書いた
でもそれを水華ちゃんに言うのは恥ずかしい
「コンサドーレがJ2から落ちませんように、って書いたけど・・・・・」
「えーっ?何それ?コンサドーレ好きなの?」
「あ、あの赤と黒のユニフォームが・・・・・・・・」
「ああ、あのユニフォームカッコいいよね〜!でもJ2から落ちませんようにって・・・・」
「だ、だ、だって、J2でも負けてばっかりなんだもん・・・・・・」
「でもお願いなんだからJ1に上がれますように、でいいじゃん」
水華ちゃんは腹を抱えて笑い出してしまった
正直に言うより恥ずかしかったかも知れない
嘘をついた後ろめたさだろうか、俺は笑い続ける水華ちゃんを黙って見つめることしかできなかった
その日の夕飯は、水華ちゃんだけでなく、水華ちゃんのお父さんも一緒にやって来た
いかにも芸術家らしい、独特な雰囲気を持った人だったが、とっつき難さは感じられなかった
母ちゃんと水華ちゃんのお父さんは
「うちのサッカー馬鹿が・・・・・・」
「いえいえうちの娘もサッカー馬鹿で・・・・・・」
なんて会話をしていた
水華ちゃんのお父さんを交えての夕飯は、とても楽しかった
だが、その楽しい気分は、帰り際にお礼と供に水華ちゃんのお父さんの言った言葉で打ち砕かれた
「大寅さんのおかげで娘の夕飯の心配をしなくて良くなったんで、仕事がはかどりましたよ。
おかげで予定より一ヶ月近く早く絵が完成しそうです」
水華ちゃんが試合に出られなくなってしまったのは、俺が夕飯に誘ったせいなのか?
今夜はここまで
>>24 今は作品書くのに専念したいからあらすじは任せた
新スレでもいっぱい来てますね
がんばれー
おやすみ保全
从´∇`从<ほぜんおーどん
47 :
みぃ〜:05/03/12 08:14:39 0
ほぜん代わりの更新
おーどん♪おーどん♪
『小さな勇気」・・・続き
>>27 みんなにはどう映っているのだろう・・・
アイドルと普通の小学生が手をつないで歩いている姿が・・・
気にするなと言われても・・・ねぇ・・・
舞波達はちゃんと会えたのかな・・・
途中、マックでチーズバーガーを食べて
シェイクを飲みながらサンシャインに向かった。
マックでは、桃ちゃんがダンスレッスンの話や学校での話、
コンサートでの失敗談なんかで笑わせてくれた。
冷たいシェイクが緊張を少しずつほぐしてくれていた。
シェイクの飲み比べをしたり
オレの長い髪を桃ちゃんがふざけて結っちゃったり
その姿を携帯で撮ったりしてサンシャインシティにつく頃には
普通のカップルに見えていたかも。
48 :
みぃ〜:05/03/12 08:16:37 0
『小さな勇気」・・・続き
>>47 ・・・サンシャインビル・・・
遠くからでも見えていたけど近くで見るとホントでかぁい・・・
「なんか、そういう反応する人って新鮮(笑)
ホントにアキナちゃんは可愛いんだからぁ♪」
「からかうのやめてよぉ(笑)」
オレ・・・顔真っ赤になってるし・・・
気がつけばオレ達はずっと手をつないでいた。
お昼を食べるのも忘れて遊んでいた。
「楽しすぎてお昼も忘れちゃったね♪」
「うん。お昼食べます?」
「何が食べたい?」
「ん〜・・・アイスクリーム」
「アキナちゃん!それは、ご飯じゃないでしょぉ〜」
「だってもう3時だからおやつの時間だよ」
「こらぁ!お姉さんに口答えしたなぁ」
桃ちゃんは笑いながらオレの頬っぺたを軽くつねった。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
50 :
みぃ〜:05/03/12 08:17:48 0
『小さな勇気」・・・続き
>>48 遅めのお昼を食べているとき
ふと舞波が気になって何気に携帯を見た・・・
「舞波ちゃんのことが気になっているのかなぁ?」
桃ちゃんにズバッと心を見抜かれて口篭もっているオレに
「あぁ〜、やっぱり図星だぁ。女の子を前にして別な女の子のことを
考えてるなんてサイテー」
「い、いや、違うったら。これは、その・・・あの・・・」
「うそうそ(笑)ちょっといじめただけ。そんなに動揺しないでよ(笑)」
ふと桃ちゃんが真顔になって尋ねてきた。
「アキナちゃんはぁ、舞波ちゃんのことをどう思ってるの?」
「・・・どう・・・って?」
「だからぁ、どういう子に見えているのかなぁって」
「舞波は・・・・・・」
突然の質問にすぐに答えることが出来なかった・・・
桃子ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!
桃子ちゃんとの挿入シーンはありますか?
53 :
みぃ〜:05/03/12 08:22:16 0
では、ここまで更新して仕事に行って来まぁす。
続きは19時以降になりまぁす。
从´∇`从<流しおーどんオフぅはぁ??
新スレたったって事は
優恋タンの新章が・・・・(;´Д`)ハァハァ
「優恋」新章&最終回特別企画!!
優恋番外編であなたの名前のキャラ登場+好きなメンバーと絡みあり企画やって欲しいでつ(*´Д`)ハァハァ
優恋は意図的に他の男キャラ出してないような気がする
こんだけの長編で他の男キャラ無しって結構厳しい制約だったと思うけど
じぇんじぇん自演じゃないよ
58 :
名無し募集中。。。:05/03/12 11:34:45 O
>56
主役が友達いないだけだったりして
てね。狂言まわしは母親達がやってるから
優恋の作者ですw
今は外なので携帯から〜☆
携帯から書くとレスアンカー見れないし、行感覚わかんない^^;
特別編は別にいいですけど〜…出たい人とかいますか?(^^;
前に自分の小説を、どっかの個人サイトで紹介でもしていただけたら、その管理人名前で書いた小説をメールで嫌がらせのごとく送りつけてやろうかな?w と計画した事があったのは内緒の話でw
そんなシナリオが数本あったり無かったり…それ改良すれば男1、メンバー1、2 3人の簡単なのできますよ?
男が出ない件〜
理由は簡単です。話が長くなるからですw サブシナリオも何本もありましたが削除とか結合しました^^;
例えば、雅のウエディング写真のシナリオは、当初はバレンタイン前に佐紀シナリオの予定でしたが、長くなるので削除して雅に付ける事で雅の告白を盛り上げる〜とかです☆
できるだけ本編だけで進むためには男キャラいると横道とかで長くなるからです^^;
あとは〜途中から突然出ても変ですし!!
…携帯で長文疲れたorz
携帯で小説書いてる作者さん、マジですごいですね!!
(読み直して無いので文章メチャクチャじゃないか心配してるのは内緒だw)
↓突っ込みは友理菜でお願いしますとワガママを言ってみる^^
確かに母親達の使い方上手い
狂言回しというよりむしろ主人公の母さん ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
友理菜
だれやねん!w
州*‘ o‘リ<ふぁい保゚
関係ないが、ベリ面のAAって、初めて見たときは「……」だったが、今はメンバーの顔以外に見えないな。
こっちのが正式冷たい視線友理奈様
川日V_ゝV刀ン熄盾ノなってないから
友理奈の漢字変換ミスしてた…orz
家に戻ったら新章スタートしようと思ってたけど〜眠いから夜に出します(´・ω・`)
お願い通り友理奈で突っ込みが来てて何となく嬉しいw
まってるよ〜
>>59 削除したシナリオ本編終わった後外伝として出して欲しいっ
>>42 キャプテンつかさ つづき
水華ちゃん達が帰った後、俺は1人でベッドに寝転んで考えた
何とか水華ちゃんに試合を体験させることはできないだろうか?
お父さんの絵の完成が遅れるように妨害するのはどうだろうか?
いっそのこと書きかけの絵を破いちゃうとかは?
でも、そんなことをしたら水華ちゃんも悲しむだろう
転校を2学期が始まるまで待ってもらうのはどうだろう?
だけどこれは水華ちゃんも頼んだけど、却下されたって言っていた
俺が一緒に頼めば・・・・・・・やっぱりダメだろうな
あーっ!どうすればいいんだよ!
思わず放り投げた枕がランドセルに命中し、中身が床に散乱した
俺は一体、何をやっているんだ・・・・・・・・
情けなさに打ちひしがれながらベッドから起き上がり、ノートや教科書を拾い始めた
ん?これは・・・・・・・・
一枚のプリントを見て、手が止まった
今日の昼休みに吉澤先生に渡されたプリントだ
毎年1学期の終業式前の最後の日曜日に行われる、『サマーカップ』という非公式な大会の実施要綱だ
地元のスポーツ用品のチェーン店の主催で、少年、成年男子、成年女子の3部門が行われる
この辺の小学校チームは、夏の大会前の最後の調整に、この大会に出るのが普通だ
俺たちも出るつもりなら助っ人を探しとけよ・・・・と言われていた
まったく、面倒なことは重なるものだ
でも、この大会に水華ちゃんを出してあげることはできないだろうか?
そう思って成年女子の部の参加資格を確認すると・・・・・中学生以上の女性か・・・・・・
吉澤先生のコネで水華ちゃんを入れてもらえそうなチーム探すくらいならできそうだけど、
参加資格が無いのならしょうがないよな
水華ちゃんの場合、中学生だと言い張るのも難しそうだし・・・・・・・
やっぱり少年の部みたいに参加資格が小学4〜6年生の、少女の部があればいいのに・・・・・・・
ん?待てよ?ひょっとして・・・・・・・
これなら水華ちゃんが試合に出られるじゃないか!
明日早めに学校に行って、吉澤先生と相談してみよう
まとめサイトのindex重過ぎ・・・
学校編終わったらデザイン改変しよう
その際要望やどこをどうしたほうがいいんじゃないか的な意見あったら募集ー
72 :
みぃ〜:05/03/12 19:26:37 0
ただいま仕事から帰りました。
今日の夕食は・・・
从 ’w’)<おーどん
おいらの小説って需要があるのだろうか・・・
意外と人の評価が気になる性格なことが判明w
俺は小さな勇気結構好きだよ
佐紀ちゃんいないのが寂しいけどいつかは出ると信じているさ・・・
74 :
みぃ〜:05/03/12 19:43:13 0
>>73 ありがとうございます。
何ぶん下手くそなもんで
読み手を引き付けるような書き方が出来ないもので・・・
そう言っていただけるだけで
とても嬉しいです。
75 :
みぃ〜:05/03/12 19:45:00 0
『小さな勇気』・・・続き
>>50 オレは記憶を辿って話始めた。
「小2の時にオレが舞波の家の隣に引っ越してきて・・・
引っ越した初日から近所を案内してくれたり・・・
一緒に学校に通ったり、プールに行ったり遊んだり・・・・・・あ!」
そう・・・オレは、重要なことを想い出した。
「オレは転校生だったからいじめられてたんだ・・・。
女の子みたいだってからかわれたり・・・田舎者よばりされたり・・・」
桃ちゃんは、うんうんとうなづきながら
オレのたどたどしい話を聞いている。
76 :
みぃ〜:05/03/12 19:47:12 0
『小さな勇気』・・・続き
>>75 「いつだったか・・・舞波は、今は同じクラスだけど
そん時は隣のクラスだったのに
どこでウワサを聞きつけたのかオレのクラスに飛び込んできて
オレをいじめてるヤツを突き倒したんだ・・・
舞波・・・自分で突き倒したくせに・・・
怖かったんだろうなぁ・・・その場で泣いちゃって・・・」
「どうなっちゃったの?」
「人がいっぱい集まって来ちゃって
どうしていいのか困っちゃってオレが、『見るなぁ〜〜〜!!』って
・・・舞波は・・・普段おとなしくて
あんま喋んないし・・・でも、ホントはすごくやさしくて・・・
でも、自分を表現するのが下手だから・・・でも・・・でも・・・」
桃ちゃんは確信を得たという表情で
「・・・キミ達は、もしかしたら・・・」
「え?」
「ウフフ♪」
77 :
みぃ〜:05/03/12 19:49:41 0
『小さな勇気』・・・続き
>>76 桃ちゃんは何かに気がついているらしい。
「舞波ちゃんは、いつもダンス練習の
休憩時間になるとアキナちゃんのことを話してるよ。
今日も朝起こしに行ったとか・・・試合で点数入れたとか・・・
犬に噛まれて泣いてたとか・・・」
「犬に・・・いらんことまで・・・(汗)」
「舞波ちゃんね、アキナちゃんのことを話してるときが
一番楽しそうな表情してるの。いつもいっぱいいっぱいな顔してるけど(笑)」
「前に一度、ご飯を食べたことがあったでしょ?
実は、桃子がアキナちゃんがどういうコなのか興味があって
ちょっと無理やりに着いて行っちゃったんだぁ・・・」
「え?どういうこと?」
「あの舞波ちゃんが、楽しそうに語る男の子ってどんなコなのかなぁって」
「・・・・・・」
桃ちゃんは、また真面目な表情に戻って話を続けた。
「舞波ちゃんが、キッズに応募したホントの理由があるの・・・」
「ホントの・・・理由・・・?」
「モーニング娘。に入りたかったわけじゃないの。
もっと、切なる想いがその理由なの・・・」
舞波が、キッズに応募したホントの・・・理由・・・
78 :
みぃ〜:05/03/12 19:50:51 0
ということで
お風呂に入ってくるので
一旦ここまでです♪
79 :
名無し募集中。。。:05/03/12 19:51:48 0
>>71 それぞれの小説のリンク先の背景が殺風景な気がする
小説のイメージに合った画像にするとか。大変か
背景画像は文字が見難くなるから個人的には嫌だ
透明度とか上げても右端に固定表示でもいいけどその画像が集まらないよ
メンバーの画像使っちゃうと万が一のことが起こっちゃう可能性があるから反対
>>71 これだけの作品数になったらindexはリンクだけで良いんじゃない
さわりとかは別ページにして
>>72 俺は好き
スレの空気的にも結構良い評価なんじゃないかと思うけど
アキナちゃんに萌えてしまいそうなのは内緒だ
アキナはfol5のアキナからとってるんだろうなと予想
>>70 キャプテンつかさ つづき
昼休み
給食を食べ終わった俺は、水華ちゃんのクラスに顔を出した
「渡したいものがあるんだけど」
「これは・・・何・・・?」
「男子チームのユニフォーム。背番号は11番だよ」
「これを・・・・・・くれるの・・・・?」
「いや、試合が終わったら返してくれないとまずいんだ」
「試合・・・・・?どういうこと・・・・・・・?」
「詳しい話は、今から職員室で吉澤先生と一緒に、ってことでいい?」
頭の中に?マークが乱舞している様子が一目でわかる水華ちゃんを連れて、職員室に向かった
「まったく、ツカサもとんでもない事言い出すよな」
吉澤先生は半分呆れているようだが嬉しそうに言った
「次の次の日曜日に、サマーカップっていうちょっとした大会があるんだ」
俺はポケットから実施要綱のプリントを取り出し、水華ちゃんに見せた
「この大会で、うちのチームの一員として試合に出て欲しい」
まだキョトンとしている水華ちゃんに、実施要綱の一部分を指差した
「ほら、成年女子の部、中学生以上の女性って書いてあるでしょ?でも少年の部は・・・・・・・」
「あれっ?小学4〜6年生としか書いてないよ」
「そう!女の子が出ちゃダメ!って書いてないんだよ!だから・・・・・・」
「じゃあ、私が試合に出ても・・・・いいの?」
「だけど、その代わり・・・・」
今まで俺たちのやり取りを楽しそうに見ていた吉澤先生が、突然口を開いた
「問題が起こりそうになったら、すぐに棄権するからな!武藤は当日男の子のフリをしろよ!」
「は、はい!試合に出られるのなら・・・ツカサ君と同じチームで試合できるなら・・・・・・」
水華ちゃんは目に嬉し涙を貯めている
「じゃあ、今日から男子チームの練習に参加しろよ!ところでツカサ、武藤以外の助っ人は?」
「あっ!ヤベエ!すっかり忘れてた!」
「おいおい、せっかくの武藤のデビュー戦なのに出られなくなっちゃうぞ」
職員室に俺と、水華ちゃんと、吉澤先生の笑い声が響いた
まとめ、俺はエロのまとめがすごく見やすくて好き。
書き出し載せるよりアラスジの方がよくない?かなり大幅なリニュになると思うけど…
過去作のアラスジせっかくあるんだから、活用してみれば?
もし、俺のに背景着けるなら佐紀ちゃんがいいな
なんてな
書き出しはヒロインが出てこないうちに終わってるのが多いもんな
ほとんど俺が書いたやつなんだけど
完結済み作品のあらすじってないの?
89 :
みぃ〜:05/03/12 21:33:25 0
ただいまぁ。
>>82 ありがとうございます。
やる気が出ますですw
>>83 残念ですねw違います。
女の子みたいな男の子というのは
実は、幼い頃のオレがモチーフです。
アキナという名前は思いつきなんですよw
すいません。
一つ前のスレの最初の方にあるよ
まとめサイトにログあるから
>>84 キャプテンつかさ つづき
サマーカップ当日
水華ちゃんは短かった髪の毛を、更に短く切っていた
「武藤、その髪の毛・・・・」
あの日から、俺は、いや、チーム全員は、『武藤』と呼び捨てにしている
試合中に『武藤さん』とか『水華ちゃん』と呼んでしまわないようにだ
「これなら女の子に見えないでしょ?」
「うわあ、思いきったね」
「髪の毛はまた伸びるけど、ツカサ君と一緒に試合に出るなんて、今日を逃したらもう無いだろうから」
「おーい、組み合わせ決まったぞ!」
吉澤先生が走ってきた
「先生、一回戦の相手はどこ?」
吉澤先生が告げたチーム名は、去年の新人戦で県大会優勝のチームだった
「うわー、いきなりかよ!」「ダメだー!」「んああああぁ!」
チームメイトから諦めの声が上がった
「大丈夫、俺たちも強くなった。ディフェンスはこの前の女子との練習試合で手応えを感じたはずだ」
俺はDFの顔を1人1人見ながら言った
「そして俺以外で点を取る、という課題も、俺が武藤に教わったパスで、メドが立った」
今度はFWの顔を見た
「それに何より、今日は史上最強の助っ人がいる」
俺が、そしてみんなが水華ちゃんの方を見た
「だから、どんな相手でも勝てる・・・・ような気がしないでもない・・・んだけど・・・・・どう?」
最後の方はほとんど聞こえないような小さな声になってしまった
「ちょっと、そこはビシっと決めようよ」
水華ちゃんが俺の脇腹を肘で軽くつつきながら言った
「よ、よーし!今日は勝つぞ!」
「おお!」「よっしゃ!」「んああああっ!」
チームのモチベーションは最高に上がった
「ツカサ、キャプテンらしくなったな」
吉澤先生が嬉しそうに言った
きてるー
93 :
みぃ〜:05/03/12 21:45:47 0
これからアップする『小さな勇気』は、
これまでのまったりとした展開とは違い
舞波の『ホントの理由』というのに焦点を
当てていきます。
ちょっとした山になります。
3/11放送の『娘。ドキュ』を思い出しながら
お楽しみください。
>>88 前スレで始まって完結した作品のは無い(夏の日の君に・Silent Emotion)
テンプレ作り直す時に作者さん達に申し訳ないと思いつつ
完結作品は登場キッズだけで良いといわれてホッとしたのは内緒だ
エロスレのまとめのあらすじは中の人が書いててるんだよね?
良い出来なのでこっちでも是非
エロスレのまとめのこといわれても俺はあっちのまとめサイト関与してないし…
だれか夏の日の君にとSilent Emotionのあらすじ書いてください…
あらすじは新規参入の人のため、って考えると完結作品にもちゃんとしたのが欲しいよね
98 :
みぃ〜:05/03/12 22:00:22 0
『小さな勇気』・・・続き
>>77 ・・・ホントの理由・・・
桃ちゃんは話を続けた
「アキナちゃん、サッカー始めたでしょ?」
「うん」
「ある日、舞波ちゃん・・・練習を見てたんだって。
そこには、背の高い上級生に混ざって必死にボールを追いかけている
アキナちゃんの姿があった。つい、この間までクラスでいじめられていて
おとなしかったアキナちゃんが、ものすごく活き活きとしてたんだって。」
「あぁ・・・オレ、昔から足だけは速かったし・・・それだけだけど・・・」
「でも、いつのまにかいじめを克服して今や
この間の試合のように長髪なびかせて走るだけで
みんなに注目される存在になった・・・」
「確かにいつのまにかいじめられなくなったよ・・・」
99 :
みぃ〜:05/03/12 22:01:47 0
『小さな勇気』・・・続き
>>98 「舞波ちゃん言ってたよ。アキナちゃんは、『ボールがラインを越えるまで
絶対に途中で諦めたりしない。サッカーで足の速さと諦めないところを
自分の個性として表現する場所をみつけた』って。」
「そんな・・・」
「アキナちゃんが輝いて見えるって・・・」
「でも、それと『ホントの理由』ってなにが・・・」
「舞波ちゃん・・・アキナちゃんが段々離れていくような気がしたんじゃないかな・・・
だから、自分も表現できるものを探していた。
その時に、たまたまキッズの応募をみつけて飛び込んだんだよ。」
「・・・そうだったのか・・・だって、今までアイドルになりたいなんて
一度も聞いたことなかったのに・・・キッズに受かったって・・・」
オレは、今まで舞波が・・・同級生がアイドルになったと単純に喜んでいた・・・
『小さな勇気』・・・続き
>>99 「舞波ちゃん、アキナちゃんに負けないように輝こうとしてるの。
輝いて・・・アキナちゃんに振り向いてもらおうとしてる・・・」
「振り向くって・・・」
「まだ桃子の言ってることがわからない?」
オレは、それまでの桃ちゃんに対してのドキドキとは違ったドキドキ感を感じていた。
「だって、オレいつも舞波に起こしてもらったり迷惑ばっか・・・」
「舞波ちゃんは、喜んで起こしに行ってるんだよ。」
オレの言葉を途中で遮って桃ちゃんは話し続けた・・・
「『人気者になっても寝顔を間近で見られるのはわたしだけの特権だから』って」
まい・・・は・・・
まいハァハァ
一旦ここまでアップします。
アップを待ってる作者様いましたらどうぞ。
>>96 ごめん
結構前に同じ人だって推論が出てそのままの流れだったから
同じ人なんだと思ってた
携帯からだと過去ログない方がいいな
とりあえず暫定
【夏の日の君に】
ある夏の日、友達だと思ってた夏焼にプールに誘われて俺は・・・・・・
【Silent Emotion】
卒業まで2ヶ月、俺は学年のアイドル友理奈ちゃんに告白するが・・・・・・
『小さな勇気』・・・続きますよ
>>100 「舞波ちゃんは、すごくやさしいコだよ。アキナちゃんが思ってる以上にね。
ダンスレッスンで桃子が倒れたときだって・・・自分の遅れを後回しにしてまで
大事な時間を桃子のために・・・介抱してくれたり・・・」
桃ちゃん?・・・泣いてるの?・・・
「カロリー摂らなきゃダメだよってお菓子をくれたり・・・」
オレは黙って桃ちゃんの話を聴いていた・・・
頭の片隅にいた舞波の存在が段々大きくなっていくのを自覚しながら・・・
「・・・Berryzのみんなは、実は舞波ちゃんがいるからやっていけるの・・・
みんながステージやイベントで笑っていられるのも
みんなが、気がつかないところで支えてくれているから・・・
スタッフに○○ちゃんの調子が悪いみたいだと・・・か・・・具合が・・・悪いとか
・・・桃子たちもアキナちゃんも・・・実は舞波ちゃんにすごく支えられて・・・・・・」
最後は涙にかすれて聞き取れなかった・・・
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
アナルちゃん萌え
『小さな勇気』・・・続き
>>109 「ねぇ?」
「ん?」
「『娘。ドキュ』って見てる?」
「いや・・・その時間には寝てるし・・・舞波から見るなって言われてるし」
「もぉ〜・・・舞波ちゃんったら・・・
舞波ちゃん、いつもダンスの先生に怒られてるの。この間の木曜日にも・・・」
「!!」
「先生に『ついて来れないならBerryz抜けなさい!』って・・・
でも、舞波ちゃんのダンスが遅れたのにはちゃんと理由があって・・・
友理奈ちゃんとりぃ〜ちゃんに算数を教えてたからなの。
ホントは舞波ちゃん早い時間に来て練習しようとしてたのに・・・
困った人見ると助けずにはいられないコなの。
そのせいで、覚えたダンスの順番を忘れちゃって・・・」
まさか・・・金曜日の朝の涙は・・・そうだったのかっ!!
『小さな勇気』・・・続き
>>112 「ま、まさか・・・今日の梨沙子ちゃんと雅ちゃんとのデートって・・・」
「舞波ちゃんは行ってないよ。遅れを取り戻すためにスタジオに・・・あ!」
桃ちゃんが『しまった』という顔になった・・・
「舞波ちゃん・・・ごめん・・・ね・・・桃子言っちゃった・・・
言っちゃダメって言われてたのにぃ・・・」
桃ちゃん・・・本格的に泣き始めちゃった・・・
「オレ・・・桃ちゃん・・・ごめんなさい・・・
自分の気持ちがわからなくなってきた・・・」
オレ達のいる空間だけ・・・時間の流れが止まって感じた・・・
『小さな勇気』・・・続き
>>113 18時30分・・・
オレと桃ちゃんは、スタジオの前にいた・・・。
なぜここに来たのかわからない・・・
気がつけば二人は無意識的にこの場所に来ていた。
しばらくすると出入り口から華奢な女の子が出てきた。
「舞波っ!」
突然のオレの呼びかけに、舞波は『ビクッ!』と反応した・・・
「え?・・・アキナ?・・・なんで?・・・・・・」
「舞波ちゃん・・・ごめんね・・・口すべらせちゃって・・・」
桃ちゃんが、ホントに申し訳なさそうに下を向いてしまった。
「桃ちゃん・・・しょーがないなぁ・・・どんくさいのバレちゃったじゃん♪」
「ごめんね・・・ごめんね・・・」
落ち込む桃ちゃんの頭をなでている・・・
舞波・・・ホントは、疲れてるんだろ・・・オレまではごまかしきれてないから・・・
帰りの電車の中では舞波は、すぐに眠りについてしまった。
『人気者になっても寝顔を間近で見られるのはわたしだけの特権だから』
舞波が桃ちゃんに言っていたという言葉が頭をよぎった・・・
舞波の寝顔を間近で見られるのはオレだけの特権だから・・・
>>107 中の人乙です
すごく見やすくていいですよ!!
>>101 やっぱ連載中と完結作品分けたほうがわかりやすいね。
プラス、今までみたいにスレに登場した順でも見れるようにしたらもっといいかも。
横にフレームつけて、通し番号と作品名だけ登場順にリンク貼るとかどうでしょう?
あとタイトルの横あたりにその作品の長さ(文字数とか行数とかで?)が分かるように
なってたら便利だと思う。
タグもいじれない素人の意見なんで難しかったら全然今のままでいいけど。
そのうち作品がもっと増えて、主要ヒロインの名前で作品の検索出来る位
まとめサイトがパワーアップしたらいいなと思いつつ、
>>101いつも乙です
いろんな人乙
>>59 例えば、雅のウエディング写真のシナリオは、当初はバレンタイン前に佐紀シナリオの予定でしたが、長くなるので削除して雅に付ける事で雅の告白を盛り上げる〜とかです☆
↑さらっと爆弾発言をしてるが、佐紀タンのウエディング話見たかったデス_| ̄|.....((○
携帯版でも、優恋は長過ぎて表示されない・・・_| ̄|○
出来たら章毎に切ってほしいディス
>>118 その大胆な絵文字の方が気になりますが・・・
中の人、仕事速ぇええ!!すげぇ見やすい!!
>みぃ〜さん
毎日安定した投稿、乙です。
実際の設定を小説で使うのはすごく難しいんですが、見事の一言ですね。
べり面がリアル設定なだけに、アキナが実在に思えて、思わず嫉妬しますw
がんばれ!
まとめサイトが、すごく見やすくなってますね!
お疲れ様です☆
ただ〜個人的に1個気になったのが〜…
>>71 川*T∇T)||<何で学校編が終わったらなの?w
まぁ、それはジョーダンとしてw
本当にお疲れ様でした〜☆
>>118 考えてたのは…旅行の土産を渡して〜商店街で色々あって〜写真屋みたいな流れだったと思います^^;
必死に照れながら将来を色々話す佐紀ちゃん?みたいな内容を考えてたはずw
佐紀ちゃんと舞波のシナリオが少ないから追加しようとして考えてたんですけど〜…事情が色々とあったんでw
それでは〜少しですが最終章を投稿します☆☆
最後が綺麗にまとめられたら良いのですが…
↑
ちょっと投稿が遅れます^^;
重大なミスが…
川*T∇T)||<新章の題名が決まって無かったよ〜
30分くらいを予定に出します^^;
>>121 これほどにない賛辞をありがとうございます。
下書きがかなり終盤まできてますので
少しづつアップしていってます。
一気にアップしてしまうと逆に興醒めしてしまうと思い
セーブしながらアップさせていただいています。
実は、Berryz工房って今年の2月に知りました。
たまたまnyで『恋の呪縛』のPVを落としまして
「教室には夕日が射す」の詩に呪縛されましてw
このスレを知ったのも最近です。
テレビ東京系列がないのでヲタのHPでDLしたり
HPを渡り歩いたりと結構苦労しながら情報集めてます。
DVD買ったりしてヲタなのか小説の資料を集めてるのか
自分でも最近わからなくなってきましたw
尊敬してるのは優恋さんとSilent Emotionさんですね。
あと、おもちゃのぜんまいの作者です。
長々と書き込みすいません。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
と思ってリロードしてたら・・・
優恋タンは意外と釣り名人だな
>>124 レスを見てると元々狼住人でもなさそうだと思ったけど、ベリを知ったのが一ヶ月前とは…
こんな人も作者として参加してくれるこのスレってやっぱり良スレだなぁ
小説と同時に、ヲタ活動も楽しんで下さいw
一ヶ月で舞波ヲタだったら、大した慧眼の持ち主だなと思ったことは内緒だ
>>123 尊敬して頂いて光栄ですけど〜…そんな対した事してませんよ^^;
色々と創造するのが好きで〜それを文字に変えてるだけで…趣味みたいなw
お互いに頑張りましょう…って自分は、優恋そろそろ終わるけどw
>>125 素で題名付けるの忘れただけですよw
今度は本当に始めます…でも、本当に少しなんで〜申し訳ありません☆
それでは〜ラストです。
読んでやってください☆☆
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
3月13日
放課後の教室
茉麻が雅を心配そうに見つめながら言う。
「明日だよ・・・本当に良かったの?」
その言葉に、一緒に居た舞波も雅を見つめる。
雅は少しの間、下を向いて・・・笑顔を2人に見せた。
「『良かったの?』とかじゃなくて〜これが彼にしてあげる私からの最高の思いやりだから♪」
雅の言葉と笑顔・・・それが無理をしている事くらい誰にでもわかる。 本当は・・・
でも、茉麻も舞波も何も言わずに笑顔で雅に返す。
(これが雅ちゃんが選んだ答えなんだから・・・)
少しして〜須藤が決心して2人に言う。
「それじゃ、明日は9時に私の家だよ!」
雅も舞波も、茉麻の顔を見てうなずく。
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>128 茉麻と舞波が色々と何か話している。
雅は2人から少し離れた所で、窓の枠に描かれる沈みかけの夕日を見ていた。
あれから私は強くなれたのかな・・・
ロザリオから指輪が外れただけなのに、心の中まで全部持って行かれちゃったみたいで・・・
夜が長くて・・・
ほどけた指先が2度と結ばれる事が無いと思うと、今でも涙が溢れてくる。
彼は多分・・・彼女を選ぶ。
彼女なら、きっと彼のほどけた指先を優しく結んでくれるはず。
彼女なら、彼の心を優しく包んであげられる。
そんな2人を私は笑顔で祝福できると思う。
そしてキッパリと諦めが付いて・・・
普通の幼馴染に戻って・・・
小学5年生の私の小さな恋は・・・
茉麻と舞波は何も言わずに教室を離れた。
雅は笑顔のまま涙を流して夕日を見つめていた。
そう・・・これが本当に『弱い私の最後の涙』
窓から流れる春を告げる風は、雅の濡れた頬と髪をなでるように触れて廊下へ流れて行った。
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>129 3月14日
時間なんて何もしなくても過ぎて行くものなんだ。
あれから1ヶ月が経った。
2月の冷たい風は3月の暖かい風を呼ぶための通り雨みたいなもので、すぐに雨は止んで雲の間から太陽の光が差し込んでくる。
そして、この季節は始まりと終わりを告げる。
誰もが新しい気持ちで出発する・・・
彼女達の想いを全て受け止めて・・・必死になって自分と見つめ合った。
苦しかったし、誰かに助けてもらいたいと何度も思った。
でも、夏焼と愛理が俺に勇気を与えてくれた。
『本当に強い人間なんていない』愛理はそう言ったけど・・・
でも、今日の1日だけでも俺の全てを出して強くなってやる!!
やっと自分の心に決心が付いた。
俺は本当の気持ちを・・・あの子に伝えようと思う。
素直に・・・俺の言葉を彼女に・・・
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>130 この時間、公園には俺以外誰も居ない。
遠くから聞こえる小さな音さえも伝わってくるような静けさ・・・
でも、俺の鼓動は『周りに流れるんじゃないか?』と思うくらい高鳴っていた。
目を閉じて・・・何も考えないで彼女を待つ。
夏焼と同じ用に指輪はチョーカーに通して俺の胸で静かに輝いている。
指輪の冷たい温度が、俺の熱くなった体と混じり合って時間の流れを遅くしてる感じがした。
(人を待つのに、こんなに苦しく感じた事・・・今まで無かったな)
どんな顔で彼女は来るだろう?
どんな顔で俺は彼女を見ればいい?
彼女に俺は最初に何て言えばいい?
無心になろうとしても色々な思いが頭の中を駆け巡る。
小さな足音。
公園の中に入って来て・・・鉄棒に寄り掛かっている俺の目の前で止まる。
俺の目には1人の女の子の姿が映っていた。
彼女の水色のスカートが風になびいて、彼女が左手で押さえる。
右手で・・・赤い手帳を胸にしっかりと抱きしめて・・・
友理奈は俺の顔を笑顔で見つめていた。
〜続く〜
ドキドキしたぁ〜
そうだよねまだだよねドキドキ
うわぁぁそうきたかぁ!!!
でもまだまだこれから一山も二山も有りそうな予感w
早速なんですが、
夏焼と同じ用に指輪は〜→夏焼と同じ様に指輪は〜
の間違いじゃないかな〜と思ってるのは内緒だ
そう考えると最終章は辛すぎる話になりそうだな...
>>33 次の日、僕は学校に着くなり萩原に声を掛けた。
「あのさ」
「なあに」
萩原は仏頂面で、もとからふっくらしている頬を更に膨らませて僕を睨みつけた。
「まだ怒ってんだ」
「からかいにきたの?」
昨日はちょっと悪態をついただけなのに、そんなに引きずることはないだろう…。
なんてことを思いつつも、福田や安達に言われた通りにすることにした。
「昨日は、ごめん」
萩原は、ちょっと意外そうな顔をした。
「…素直だね」
「まぁ、その、二人にも謝ったほうが良いって言われたし…」
言いながら、余計なこと言っちまったと思った。
「なあんだ、悪いと思って言ったわけじゃないんだ」
一瞬、いつもの朗らかな萩原の顔に戻ったが、またふくれっつらに戻ってしまった。
「そんなに怒るなよ、一応謝ったじゃんか」
「ふーんだ」
「怒ってるとぶさいくに見えるぞ」
「うるさいなあ!」
萩原を怒らせるつもりじゃなかったのだけど、いつもついこういう事を言ってしまう。
特に今日は、昨日安達が言っていた事を訊きたかったので、余計に怒らせたくなかった。
どうしていいかわからず口ごもっていると
萩原は何かに気づいたようにハッとして、仏頂面の表情を少し緩めた。
「あ…」
萩原は俺をちらっと見つめて、少し顔を紅くした。
「ん? なに?」
>>136 「なんでも、ない」
そう言うとすぐに顔を伏せてしまった。
「なに? 気になるから言ってよ」
昨日の安達の時もそうだけど、僕はそういった"気になること"を言われると、
ところん突き詰めたくなる性格だ。
だから今日も、安達が言ったことを詳しく知るために萩原にわざわざ謝りに来たのである。
「なんでもないの! それより、岡井くんこそ何の用なの?」
僕は怒っている萩原に、どうやってその話を切り出そうか迷っていたが
向こうから訊ねてくれたのでありがたい。
「ああ、用っていうか、借りたゲームの事なんだけど」
「あのよくわからないゲームがどうしたの?」
RPGというジャンルはまだ萩原には早いようだった。
もっとも、僕ら小学生の間でもようやく流行り始めた程度だけど。
「僕の前に、安達にも貸して欲しいって言われたんだろ?」
「え…う、うん…」
萩原は少し困ったような顔をした。
「安達は貸してもらえなかったって言ってたけど、なんで僕には貸してくれたの?」
「えっと、その…」
そう言い淀んで、萩原はなかなか話そうとしなかった。
>>137 「聞いてきた」
「はぁ!?」
安達は素っ頓狂な声を出し、眉をひそめて僕を見た。
「なんでそんなに驚くんだよ」
「いや、ていうか昨日のこと、そのまんま聞いたのか?」
「そうだけど」
ふぅ、とため息一つしてから、安達はやれやれといった感じで僕を見た。
「お前さんは、バカというか直球というか…」
「バカとはなんだ」
「ああスマンスマン。 それで、何て言ってた?」
「いや、『お兄ちゃんに彼女が出来て、ゲームあんまりしなくなったから、頼んだら貸してくれた』って」
「ははは、そりゃあタイミングがいいというかなんというか」
安達はニヤニヤ顔をして僕を見た。
萩原の答えを聞いても、昨日安達に言われたことはまったく僕の中で解決していない。
この様子だと、安達は何か隠しているに違いない。
「で、昨日は結局何を言いたかったの?」
「つうか、彼女って誰なんだろうな」
「何はぐらかしてんだよ」
「いやいや、だって気になるじゃん、萩原くんの彼女」
萩原くん、というのはもちろん萩原の兄ちゃんのことだ。
今はこの学校の生徒会長をやっている。
>>138 「佐紀姉ちゃんだってさ」
「マジで?」
佐紀姉ちゃんは近所に住んでいる6年生で、生徒会の副会長をやっている。
僕も二人が付き合っていると聞いた時にはびっくりした。
ちなみに姉ちゃんと呼んではいるけど、身長は僕らと同じくらいなのであまり年上という感じはしない。
「あの鈍感な萩原くんに彼女が出来たのも驚きだけど、まさか相手が佐紀姉ちゃんとはね」
「でも佐紀姉ちゃんってもうすぐ引っ越すんだろ? 付き合っても意味ないんじゃない?」
佐紀姉ちゃんは、"家庭の事情"とやらで卒業式が終わったら引っ越すらしいと聞いた。
付き合い始めたのはつい最近らしいけど、卒業式まで一週間も無い。
「意味がないとか、そういう事じゃないと思うよ、恋愛は」
安達はたまに、こういう大人びた事を言う。
「ふうん…」
「そういや岡井は、なんとなく萩原くんに似てるよな」
僕を見て、安達がまたニヤついている。
「似てる? どこが?」
「顔が似てるとかじゃないんだけどさ、雰囲気が」
「そうか?」
「似てるよ、鈍感なところとか」
そう言ってけらけらと笑った。
自分で鈍感だと思ったことは一度も無いが、人からはよく言われる。
そんなに鈍いだろうか、僕は。
つづく
今回は前作ほど長くならないとおもうので
少しずつ出していきます
あと、文章や喋り方が小学3年生っぽくないというツッコミは無しの方向で・・・
乙です
そういえばだんしじょしのとき、妹の舞ちゃんがちょっとだけ出てきてたね
だんしじょしタンもキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
何気に前作と設定がリンクしてあるんか、気付かんかったw
>>133 訂正発見ありがとうございます☆
あ〜…やっぱり誤字やっちゃいました^^;
だんしじょしさん
更新、お疲れさまでした☆
やっぱり面白いですね〜! 続きも期待してますね☆
>>144 優恋、そろそろ終わりそうですねえ
大どんでん返しを楽しみにしてますw
優恋さん、だんしじょしさんと
並べて載せるにはなかなか恥ずかしい文ですがorz
続きを・・・
前スレ
>>902 「もう大丈夫、落ち着いたからっ」
「うん」
「あ〜あ、泣いてすっきりしたなぁ」
須藤が微笑む、その笑顔に違和感はまったく感じられない。
「俺たち・・・これからも友達だよな?」
「・・・うん♪」
「だよな、よかった」
満面の笑みで返事をしてくれた須藤を見て、俺は安心した。
「他にも自分の気持ちに素直になって、ちゃんと告白して欲しい子がいるんだけどなぁ〜・・・」
須藤が独り言のように呟く。
「他にも??誰?」
「それは言えないよぉ〜・・・」
「なんでよっ、誰だよ〜」
「ふふふっ、ヒントはねぇ・・・今遊んでる君と私以外の5人の中にいる、かなっ」
「五人の中に?」
(辻、加護、夏焼、菅谷、愛理の中に?
辻、加護は事は須藤よりも俺の方がよく知っているだろうから違う、
菅谷?・・・いやいや菅谷は素直に生き過ぎだろ、
夏焼の事だって大体の事は知ってる・・・と思うし、
という事は愛理!?愛理に好きな人がいるってこと!?)
「ちょっとそれどういう意味・・・」
俺が須藤に問い詰めようとした瞬間、
『ガラガラッ!!』
いきなり体育倉庫のドアが開いた
「うぅ、誰かぁ出てきてくれぇ〜」
聞こえてきたのは半泣き状態の辻の声だった。
>>147 かくれんぼを始めてから既に一時間近く経っていたらしい。
誰も見つけられず、半泣き状態で探し続けていた辻と一緒に、さっき居た朝礼台に戻ってみると、
皆もさすがに集まっていた、
「もう!全然面白くな〜い!」と辻が菅谷に罵られ、
「もう帰る」と言い出したので今日は解散になった。
夏焼との帰り道・・・・
「明日、桜植える日だねっ」
「あぁ、そうだな」
「何か考え事??」
「えっ?何で?」
「雅ちゃんには何でもお見通しなんだからっ」
「別に、ただボーっとしてただけだよっ」
「ふ〜んそう・・・明後日がリハーサル、明々後日が卒業式本番、何かアッという間だね」
正直、夏焼の話は俺の耳に入ってなかった。
俺は須藤の話を思い出していた、
『他にも自分の気持ちに素直になって、ちゃんと告白して欲しい子がいるんだけどなぁ〜・・・』
(愛理には好きな人とかいるのかなぁ・・・・)
今までまったく考えたことが無かった。
・・・いや、たとえ愛理に好きな人がいようと、アメリカに行ってしまおうと、
俺は須藤が言ってたように、俺の気持ちを正直に伝えるだけだ。
俺の中で、愛理に告白するという決意が一層強まっていた。
>>148 卒業式を二日後に控えた今日の放課後、遂に桜の植栽が行われた。
今日はこのクラスでの小学校生活最後のイベントごとだ、
そりゃ〜もうクラスの皆で盛り上がってお祭り騒ぎ・・・・・・のはずだったが、クラスメートのほとんどは校庭に散らばり、普段の放課後みたい
にそれぞれ遊んでいる。
辻に至っては数名の男子の先頭に立って、サッカーなんか始めやがった。
校庭の隅でテキパキと作業をする業者さん達を眺めてるのは、
辻を除く、俺たち『お礼の会』の面々と、数名の女子だけだった。
「それでは作業が終わりましたんで・・・・」
「ありがとうございます〜無理言ってすいませんでした〜」
業者の人に中澤先生がお礼を言っている。
「私達の桜だねっ♪可愛いなぁ〜」
愛理がまだ約2メートル程しかない桜の木に手を添えながら嬉しそうに言う。
「うん、俺達の桜だ!」
(別に盛り上がらなくてもいいさ!愛理が喜んでくれている、それでいいんだ!)
>>149 「じゃあ、コレ立てるね」
「あ〜!梨沙子がやるぅ〜」
「はいっ」
須藤が持っていた『平成○○年 弟××期生 卒業気念』という俺達が作った小さな看板を菅谷が受け
取る。
「よいしょ・・・・・・・できたぁ〜」
「・・・あれ?記念の『き』の字違うよ?」
夏焼が気づく、
「あっホントだ」
「やだ〜誰〜??」
「梨沙子じゃないよ〜書いたの」
「誰だっけ〜??」
「この字・・・辻じゃね?」
「・・・・・辻ーーーー!!!」
皆が声を揃えてサッカーをしている辻を呼ぶ、声は怒ってるけど皆笑顔だった。
とりあえずここまでで。
優恋さんの言うとおりですね、男友達のおかげで
無駄なエピソードばっかです(-.-;)
アメリカさん乙です
>>150 >『平成○○年 弟××期生 卒業気念』
「気」というか、おとうと・・・?
つ、辻です!!辻の仕業に違いありません!!!
・・・すいません見落としてましたorz 弟→第です^^;
こんな真夜中に、みんなキテル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ !!!!!
みんなテンション高杉!!
なんだか卒業前になって、遊び急ぐ小学生みたい〜w
わろすおやすみ
おやすみ
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>131 AM6:00 〜公園〜
「おはよう♪」 友理奈が笑顔で俺に向かって言う。
俺も『おはよう』と笑顔で友理奈に返す。
この場所を朝日が包み込むまでには時間があって、辺りは少し薄暗い。
友理奈は俺の横に来ると、同じように鉄棒に寄り掛かる。
「まだ・・・朝は肌寒いよね・・・」 友理奈が地面を見つめながら言う。
「これから少しずつ暖かくなるよ」 俺は友理奈を見つめながら言う。
友理奈は何も言わないで・・・ただ下を向いていた。
数秒が何分にも思える沈黙が2人を包む。
「友理奈・・・あのさ・・・」
俺が友理奈に話しかけるのと同時に友理奈は俺の方を見た。
『・・・友理奈は泣いていた』
訂正お願いします。
『・・・友理奈は泣いていた』
↓
・・・友理奈は泣いていた
『』外してください☆
こんな時間から何度もリロードさせるかな・・・普通・・・^^;
(起きててよかった!!)
自分も寝ようと思ったところだが、
まだまだくるかなー
少しスローペースになりますが続きます。
新曲とか、色々聴いてたら何か切なくなってきてw
少し静かなうちに出してみようかな〜って思いまして^^
では〜続きをどうぞ☆
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>158 俺が、そっと友理奈の頬に手を当てて涙を拭う。
友理奈は少しの間だけ目を閉じて・・・深呼吸を1つしてから目を開いて、涙で潤んだ瞳を俺に向けた。
そんな友理奈の瞳を見つめなら、自分の素直な気持ちを伝える。
「俺にとって友理奈は大切な存在で・・・ 友理奈に告白された時は本当に嬉しかった・・・」
友理奈は何も言わずに俺を見つめていた。
「でも・・・俺には他に好きな人がいるんだ」
友理奈から目をそらさずに言った。
途中で逃げたくなった・・・ 目をそらしたくなった・・・
でも、友理奈の気持ちに答えたくって俺は友理奈を見つめ続けた。
友理奈も何も言わずに最後まで俺を見つめていて・・・ 少しして『ニコッ』と優しい笑顔を俺に見せる。
友理奈は小さな声で、ゆっくりと俺に言った。
「ちゃんと返事を返してくれてありがとう。 最初からわかってたんだ・・・君には好きな子がいるって・・・」
「友理奈・・・」 俺には優しい言葉を掛けてあげる事もできず・・・ ただ、友理奈を見つめる事しかできなかった。
「でもね・・・ 可能性があるなら・・・ 少しでもあるなら・・・ って思ったんだ」
友理奈の頬に涙がこぼれ落ちた。
新曲聴きながら
ワクドキ
せつねぇええええ!!
もらい泣きしそう。。
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>163 「友理奈の気持ちを受け止められなくて・・・本当にごめん」 俺は友理奈に頭を下げた。
そんな俺を友理奈は笑顔に涙のまま『クスッ♪』と笑って言う。
「私をふったんだから彼女を幸せにしてあげてね♪ 応援してるから・・・頑張ってね」
そう言って、友理奈は俺の首に手を回してチョーカーを外すと指輪を自分の手の中に落とす。
そして両手で指輪を握り締めると祈るよに目を閉じた。
数秒してから指輪をチョーカーに再び通して俺に手渡す。
「君に幸せが来るように祈っておいたから」
笑顔の友理奈に俺が言う。
「何で・・・指輪の事を知ってるの?」
不思議そうに見つめる俺に友理奈は笑いながら話した。
「クラスの皆が気づいてるよ。 雅ちゃんが大切に持ってた指輪がバレンタインデーの次の日に君が持ってるんだもん」
「それで最近は夏焼の事で色々と周りから言われなくなったんだ・・・」 俺が言うと
「その分、梨沙子ちゃんと噂になっちゃったけどね〜」 そう言って友理奈は『クスクス』と笑った。
俺も一緒になって笑う。
熊井友理奈・・・本当に素敵な女の子。
可愛くて、性格も最高で、きっと何年経っても変わらずに皆から好かれて・・・
笑顔の友理奈の横顔に、俺は心の中で『本当にごめんなさい』と謝って
「そろそろ戻ろっか?」 友理奈に笑顔で言う。
友理奈は何も言わないで俺の手を握って・・・俺の顔を優しい笑顔で見つめて言った。
「私の最後のお願い・・・聞いてくれる? このまま・・・朝日が昇るのを2人で見ていたいの・・・」
俺と友理奈は無言で地平線を見つめていた。
・・・言葉はいらなかった。
『少しずつオレンジ色に染まっていく公園』『ゆっくりと伸びる2人の影』『この瞬間だけは離れる事が無い手と手』
俺の横には優しく微笑む友理奈がいた。
泣いた・・・(ノД`)
今回はここまでです☆
見直しながら、何となく『ジーン』と来てしまった^^;
友理奈に思い入れもありましたしね〜・・・
自分で書いておきながらアホっぽいなぁ・・・w
昔に戻りてぇ。と思いつつ
おやすみです。。
友理奈を泣かせるとは…罪…
女の子泣かせたらあかんでぇ〜 (小説なら仕方ないではないか と1人ツッコミ)
朝から乙!最近愛理や雅ちゃんの場面多かったから友理奈や梨沙子や桃子や千奈美や(ryの場面も見たかったと思ってたとゆいたいですw
最終章はまだ10分の1も終わってないよね?w
>>122 >>119でも言われえてるけど学校編重いのよ…画像無しhtmlで260kもある
これは俺もいつか分割したいと思ってた
だから終わってからみやすいように分割していこうかなと
おはようございます。
朝から泣かせてもらいました。
BGMは「恋してる時はいつも・・・」ですかね?
やっぱ、優恋さんの情景の書き方が参考になりますね。
アメリカさん・・・
そこ間違えちゃダメww
アキナおはようアキナ
早速続き投下してくれるのか?w
『小さな勇気』・・・続き
>>114 月曜日・・・
「ほらぁ・・・もぉ〜、寝坊すけさん。朝だってばぁ。」
「ん?え?」
「学校っ!!」
いつもの1週間が始まった。いつもどおりの起こされ方をして
いつもどおりの通学路を歩いて・・・
舞波は、昨日のことがなかったかのように話し続けている。
変わったのはオレの中で舞波が意識する存在になっていたことだった・・・
放課後の部活で夏の都大会の組み合わせと日程が発表された。
小学生最後の大会・・・そして、勝っても負けてもチームは解散・・・
決勝の日は、8月8日日曜日。
勝ち進んでもこの日が、オレ達の最後の日・・・
この日の夜・・・舞波から見るなと言われていた
『娘。ドキュメント』を初めて見た・・・
『小さな勇気』・・・続き
>>176 「なんで、ぶつかるの?ちゃんとやってきたんでしょ?
ぶつかるのおかしいじゃない!」
いきなりダンスの先生が怒るところから放送された・・・
そして怒られているのは・・・舞波・・・
部屋の隅で足を抱えて座り込む舞波・・・
ふさぎ込む舞波に桃ちゃんが何やら話し掛けている。
――休憩時間になっても
ひとり遅れを取り戻すべく練習に励む石村舞波ちゃん――
ナレーションが流れる・・・
・・・まい・・・は・・・
次の日の『娘。ドキュ』でも舞波が怒られるシーンがあった。
次の日も・・・その次の日も・・・
涙になって必死に追いつこうと舞波はひたすら踊る・・・
『舞波ちゃん、アキナちゃんに負けないように輝こうとしてるの。
輝いて・・・アキナちゃんに振り向いてもらおうとしてる・・・』
舞波は今日もいつもと変わらぬ笑顔で起こしに来る・・・
『小さな勇気』・・・続き
>>176 ある朝、舞波が突然こう言い出した
「今度の夏のイベントは、わたし・・・燃え尽きるまで頑張るから・・・」
まい・・・は・・・?
「小学生最後の夏をサイコーに輝いてみせるの・・・
桃ちゃんよりもみやぁよりも熊井ちゃんよりも・・・誰よりも・・・」
『輝いて・・・振り向いてもらおうとしてる・・・』
オレの大切な人は・・・
「舞波・・・オレ・・・・・・
・・・・・・あれ?」
「ほら!走らないと遅刻するよ!」
「あ、ちょっ、ちょっとぉ〜〜〜」
アメリカタン朝から乙です
お前らそろそろプリキュアの時間だぞ
そろそろまた爆弾を投下します。
ここからの展開は舞波とアキナが急接近します。
ちょっと展開力と表現力の無さが
露骨に出てしまった章です。
反省点ですね・・・
『小さな勇気』・・・続き
>>178 放課後・・・
「部活頑張ってね。わたしは、補修受けてくるから・・・帰り一緒になるかもね」
「そうなん?補修頑張って。あ・・・」
「あ?」
「・・・終わったら・・・教室で待っててよ・・・」
「・・・うん・・・」
今日一日授業中に考えて・・・考えて決断したんだ・・・
ホンのちょっとの・・・小さな勇気があれば・・・言える・・・
6月に入ってから日差しは長かった。
部活が終わって、約束どおりに舞波の待つ教室に戻った。
教室には初夏の夕日が射していた・・・
オレと舞波・・・ふたりだけの・・・
「帰ろう♪」
「うん・・・待って・・・舞波・・・あの・・・」
何もない教室にしばらく沈黙が流れる・・・
『小さな勇気』・・・続き
>>182 「オレ・・・舞・・・」
「あぁぁ〜〜〜あのね!」
遮るように舞波が喋り始めた・・・
「イベントの日が決まったんだ・・・8月8日・・・15時半から
ラクーアで・・・新曲発表と握手会・・・」
「それ、決勝戦の日と同じじゃん!」
「でも、決勝なんていけないでしょ?」
「・・・いや。いく。決勝までいく。決勝は11時からだもん。
ギリギリ間に合うよ。」
「行けたらいいね・・・」
会話がすぐ途切れる・・・
「・・・オレは・・・舞波が・・・」
「ダメぇ〜〜〜〜〜!!!!」
舞波が耳をふさぎながら叫んだ。
以上でもったいぶらせて
朝の更新は終了します。
今日はお笑いライブに行くので
続きは夜ですね。
明日は朝が早いので
深夜更新はどうしようか悩み中w
みぃ〜さん朝から乙です
本当にもったいぶった引き方だw
お帰りお待ちしてます
今、作者さん達の昨夜からの更新を
一通り読み終えたオレは、充実した
気持ちを胸に一杯のコーヒーを飲んでいる。
「生きてて良かった」保全
舞波もええええええええええええええええええええええええええええええええええ
だな
ほ
ほ
え
ましいね
みぃ〜さんもしかして秋田人?
あややコンに逝ったついでの温泉の中から保全
伊香保
草津
>>167 5行目
そして両手で指輪を握り締めると祈るよに目を閉じた。
↑
そして両手で指輪を握り締めると祈るよ(う)に目を閉じた。
(う)抜けてない?
>>193 そのへんはツッコミは入れないで下さい(笑)
純粋な秋田人ではないですよ。
わくわく
ノノ∂_∂'ル<関係無いけど200GET♪
>>150 無事『お礼の会』が終了し、俺は胸は満足感でいっぱいだ。
「夏焼〜帰ろうぜ〜」
「うん・・・」
最近は夏焼と一緒に帰るのが当たり前だ。
前まではクラスの奴とかに見られたら嫌だったけど、今はそんな気持ちはあまりない。
俺ももうすぐ中学生、いつまでもガキみたいな事は言ってらんない、と思ったりもしていた。
「今日も楽しかったなぁ、もう明後日には卒業かぁ」
「うん・・・・今日ね・・・」
「ん?」
「今日・・・加護君に告白されちゃった・・・・・」
「え・・・・・えぇ!?(何で!?加護の奴何で今日!?)・・・そ、それで??」
「・・・・・私には好きな人がいるって・・・断っちゃった・・・」
(す、好きな人!?好きな人がいたのか・・・知らなかった。)
夏焼はただの幼馴染、でも俺は凄い寂しい気分だった。
「・・・・・」
「・・・・・・」
何か急に気まずくなってしまい、少しの間沈黙が続いた。
いきなり間違いが・・・
『俺は胸は満足感でいっぱいだ』→『俺の胸は』です
ごめんなさいorz
>>202 「す、好きな人いるんだ?」
俺は微妙に照れながら聞いてみた、夏焼にこんなに気を使ったことは今までに無いだろう。
「・・・さぁ・・・わかんないよ」
「えっ?」
「いるかもしれないし・・・・いないかもしれないなっ♪」
夏焼は『クスクス』と笑いながら茶化す
「そんなっ・・・おい!加護は真剣にお前の事思って!!・・・ちゃんと考えてやれよ!!!」
「・・・!何で怒ってるのっ?」
あまり怒ったりしない俺が結構な勢いで言ったので、夏焼はかなり驚いているようだ。
須藤の事もあって、俺はこういう事にやたら敏感になっていたのかもしれない。
「加護がどんなにお前のことで悩んだか、お前は分かってないからそんな簡単に振れるんだよ!!!」
「知ってたの?加護君が私を・・・って事・・・」
俺は一瞬「しまった!」と思ったが、もう遅い。
あぁ・・・雅ちゃん・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
>>204 「し、知ってたよ・・・協力してほしいって言われて・・・俺が夏焼の事一番よく分かってるし・・」
急に加護に協力していたことを後ろめたく感じ、さっきまでの俺の勢いは無くなっていた。
「そう・・・もういいよ・・・・」
夏焼は俺に背を向けて歩き出す。
「ちょっと待てよ!」
俺はそう言いながら夏焼の肩を掴んだ。
「痛いよ・・・」
こっちを向きはしないが、立ち止まった夏焼が言う、少し泣きそうな声だ。
「好きな人の事は置いといて、もう一回加護の事ちゃんと考えてやってくれよ・・・」
泣かせてはいけないと思い、なるべく優しく声を出したつもりだった、が
「好きな人がいるなんて嘘よ!本当はいないわよ!!君は私の事何にも分かってないじゃない!!!」
振り向いた夏焼の目にはたくさんの涙が溢れていた。
俺が怒るのも珍しいが、夏焼がこんなに怒ったのは始めて見る。
「離してよ!!」
「あっ、ちょっ、夏焼!!」
夏焼は俺の手を振りほどき、走り去っていく、
呆然と夏焼の背中を見つめる俺・・・自分の意思とは無関係に涙が頬を伝う。
これが俺と夏焼の初めてのケンカだった。
雅ちゃん泣かせてばっかで
ちょっと辛くなってる自分が居ます^^;
>>206 そのまま俺は一人で帰宅した。
家に入る前に、隣の家の夏焼の部屋を見てみたがカーテンが閉められていて、
中の様子を伺うことはできなかった。
夕飯を食べて・・・・風呂に入り・・・・
心が晴れないまま時間は過ぎていく。
俺が夏焼に対して、理不尽に怒りをぶつけた事なら今までに何回かある、
そんな時でも夏焼は決して怒らなかったので、ケンカにはならなかった。
(あんな冷たい目をした夏焼初めて見たなぁ・・・)
何で夏焼があんなに怒ったのか正直よく分からない、
加護に夏焼の事を喋ったのが分かったのか・・・?
(夏焼が理由も無く怒る訳がない・・・悪いのは俺の方だろう・・・・)
とりあえず明日学校で謝ろう、と結論を出して俺は眠りについた。
>>209 「坊主!!!しっかりしろぉ!!大丈夫か!!!」
見覚えのあるオジさんが水浸しの俺を抱えている、
夏焼はその傍で、うわぁんうわぁん声を上げて泣いている・・・
・・・これは?・・・思い出した・・・幼い頃の俺の記憶だ、
確か夏焼が風に帽子を川に飛ばされて、取ろうとした俺が誤って川に落ちて溺れてしまった時だ、
通りかかった人が助けてくれて俺は何とか一命を取り留めたんだ。
結構大騒ぎになったんだよなぁ・・・
「うぅ・・・ごめんね・・・私が帽子を飛ばされたせいで・・・・」
幼い姿の夏焼が大粒の涙を零しながら何度も俺に謝ってる、
「うぅ・・・ごめんね・・・・ごめんね・・・・・」
気がつくと俺は自分のベッドに横たわっていた。
(夢か・・・・何でこんな夢を?)
時計を見るとまだ五時過ぎ・・・僕は起き上がりカーテンを開けてみた。
まだ完全に日は上がっていない、点々と浮かぶ雲を朝焼けが真っ赤に染めている。
(雲が真っ赤だ・・・・)
その景色は美しくもあるが、どこか恐ろしげなものだった。
(今日は卒業式リハーサル・・・まず夏焼に誤んなきゃ・・・)
ここまでしか書いてません^^;
長かったけど何とか終わりが見えてきました。
すんません、優恋さんのように面白ければまだしも、
こんな微妙な小説を長々と。
>>211 (・∀・)イイヨイイヨー
更新乙でした
クライマックスが近づいてるって感じで次の更新が楽しみです
乙です
雅イイ!愛理にはアレだけど
結末は・・・であってほしい。なんてね
雅は涙の女王だな。
泣かせすぎ(;_;
女の子泣かせるなんて最低〜
実際に泣かれると何も出来なくなるし何も言えなくなる…
小説だ品…泣かせすぎるのが今の流行?そんな流行いりませ〜ん(3様)
>>210 誤んなきゃ・・・ -> 謝んなきゃ
かな
始めて見る→初めて見る
でしょ
前スレ
>>891の続き。。。
【夏休み】
月がまた、雲から顔を出してきていた。
旧校舎の中は当然真っ暗でかなり荒れているのに、何故かヒンヤリと澄んだ空気が流れている。
「…なんかほんとに出そうな雰囲気…」
「ねぇ〜お願いだからそういう事言わないで…」
「あ!ほらあそこに」
「ヤダ!止めてよ〜…」
「ゴメンゴメン…」
「もぉ〜…」
「おいおいお前も泣くなよ〜」
「泣いてないよ、バカ!」
友理奈は僕の肩に顔をうずめている。ジャンプーの良い匂いが鼻をつく。
怖いからそうしてるんだっていう事は分かっているけど、
今こういう事を考えている場合ではないのは分かっているけど、
まるで友理奈と恋人同士になったような気がして…
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
221 :
名無し募集中。。。:05/03/13 21:09:37 0
━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━
>>219 でも右手にかかる力が強くなって、すぐ現実に引き戻された。
僕の手には、梨沙子の手が結ばれていた。
梨沙子はさっきから黙ってじっと前を見ている。それが余計に不安になって僕も強く握り返す。
「…そういえば梨沙子」
「…?」
「何を忘れたんだ?」
「…お絵かきちょう」
「お絵描き帳?」
「…うん」
「何処で忘れたとかは分からないの?」
「…わかんない」
「何処で遊んでたとかは?」
「…うえ」
「2階?」
「…うん」
「じゃあ、行こう!」
「うん」
>>222 階段を上り、僕は思わず辺りを見渡した。
「なんか、すごい…」
「こんなに広かったけ?旧校舎って…」
友理奈も顔を上げ周りをキョロキョロと見ている。
2階は、見渡す限り長い長い廊下が続いていた。その先は暗闇に包まれ全く見えない。
窓・教室のドアもまるで無限にあるかのように続き、闇に飲み込まれていく。
「これ全部探すの…?」
「しょ…しょうがないだろ?」
ここには電気も通っていないから、明かりは持ってきた懐中電灯だけだ。
しかもこんなに沢山の教室探し出すなんて無理じゃないのか?
やっぱり明るくなってからの方が…
「なあ、梨沙子…」
『戻ろう』と言いかけた時、梨沙子はふいに手を離した。
「あそこだ…」
ポツリと呟き、突然走りだす。
「おい!何処行くんだよ!」
梨沙子は何かに吸い込まれるように教室に入っていた。
>>223 「ここなの?」
「…」
あとからその教室に入った頃には、梨沙子はもう忘れ物を探し始めているようだった。
「俺等も探そっか?」
「うん…そうだね」
僕達も机の中とかを探したのだけど、何も無い。
それよりその机がホコリ一つ無く、窓もすごいキレイな事が気になった。
「あった…」
「え、ほんと?」「ほんとかよ!」
梨沙子に駆け寄ると、ノートのような物を手に抱えていた。
「これかぁ。良かったね!」
「うん」
友理奈が梨沙子の頭を撫でると、梨沙子はニコッと笑った。
「良かった良かった…」
じゃあこれで梨沙子を家まで送れば全部終わりだな…
そう思い、ふと教室を見回した。僕はその光景に息を呑んだ。
>>225 綺麗…
窓から差し込む月の光が整然と並ぶ机に反射している。
青白く光る四角いパネルが闇に浮かび上がっているようだ。
ここは本当に旧校舎?
さっきから変だと思ったんだ。
空気といい、机といい、なんかおかしくないか?でも床はきしむし、物は倒れているし…
もしかしたら、旧校舎の形をした変な空間に紛れ込んでしまったんじゃないのだろうか?
急に不安になってきた時、僕のすぐ後ろで声が聞こえた…違う、それは頭の中で響いた。
『ごめんね…』
体の力が抜けて、ガクリと崩れていくのが自分でも分かった。
〜つづく〜
ここで切るのか・・・・
冬の怪談・・・かんべんしちくり・・・
それもまたよし
こそっと更新しますか
前回までのあらすじ・・・
部活と補修で帰り時間が一緒になったアキナと舞波。
夕日の射す教室にふたりだけになり・・・
アキナはある決断をするが
「ダメぇ〜〜〜〜〜!!!!」
舞波が耳をふさぎながら叫んだ。
『小さな勇気』・・・続き
>>183 「まだ、ダメなんだもん。全然ダメなんだもん・・・」
「・・・・・・」
「輝いてないの。まだ、わたしは輝いてないの、だから・・・だから・・・」
こんなことってありかよ・・・
オレの気持ちに気づいてるクセに・・・それなのに・・・なんで?
「どうすればいいんだよ・・・」
「・・・・・・」
舞波は泣き崩れていた・・・
オレ・・・情けねぇな・・・
どうにもならなくてあたふたしてるじゃん・・・
クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
早く早くぅ(;´Д`)
『小さな勇気』・・・続き
>>230 舞波が沈黙を破った。
「今のわたしに告白なんてしないで・・・よ・・・」
「え?」
「今のわたしには・・・アキナの想いを受け止めるだけの自信がない・・・」
その言葉を聴いて何か閃いた。
「じゃ、じゃあ・・・8月8日までに勝負だよ。」
「勝負?」
「オレは今度の大会で決勝までいって優勝して輝いてみせる。
舞波は、その日のイベントで最高に輝いてみせる・・・
そしたら・・・もう一度・・・告白させてよ」
オレは、次の日の朝から早朝トレーニングを開始した。
>>229 部活と補修で帰り時間が一緒になったアキナと舞波。
部活と補習では?
あ、すいません。
これでは舞波が水道管の補修工事してることになりますねw
訂正お願いします
『小さな勇気』・・・続き
>>232 今年の梅雨は早く終わり7月に入ると夏の太陽がギラついていた。
「この1ヶ月1度も起こさなかったの初めてだよ」
「まぁね・・・オレだってその気になれば・・・(今だけですが)」
「ふ〜ん・・・ちょっと寂しかったなぁ」
「え?なに?」
舞波ってたまにボソッって喋るから聞き取れないことがある。
「何でもないよ。いよいよ明日開幕ですか?」
「うん。明日だね・・・舞波はどう?」
「わたしは、順調、順調、OH!順調です♪」
「確かに最近番組で怒られなくなったね」
「・・・あー!!見ちゃダメだって言ったのにぃ〜〜〜」
しまった・・・オレ、アホじゃん・・・
「もぉ〜♪」
でも、何だか舞波も嬉しそう・・・
「明日、オレ試合で学校休むからノート頼むね。」
「もち♪試合頑張るだよぉ」
オレはウインクをしながら『もちろん』という意味を込めて親指を立てて返した
一旦ここで間を空けます。
次の更新からは、
ネガティブな舞波の想いを
見事にポジティブな方向へ導いた
アキナの奮闘ぶりがメインになります。
舞波の出番は少なくなりますが
臨場感が上手く描けていればいいなぁと思っています。
おつ
乙
GJ!
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>167 AM8:00 〜朝の会が始まる前の体育館裏〜
彼女からのお願いだった。
『授業が始まる前に気持ちを聞かせて欲しい』って・・・
登校して来る生徒達のにぎやかな声が聞こえてくる。
横を向けばグラウンドでサッカー部が朝練をしていた。
体育館裏は日陰になっていて、肌寒さと緊張から少し震えていた。
『また、人を傷つける事になるのはわかってる・・・ でも・・・』
でも、自分の素直な気持ちを伝えないとダメなんだ。
何もかも全てを投げ捨てるくらいの覚悟で。
それが、今の俺にできる彼女に対しての優しさなのかもしれない。
恐怖はあった。
(あの無邪気な笑顔が本当に一生消えてしまうんじゃないか?)
純粋な女の子だから、強そうに見えても本当は繊細で少しのヒビが入ってしまっただけで・・・
5分後に彼女は俺の前に姿を現した。
綺麗な黒い髪が風になびいてる。
夏焼が髪を染めた次の日、彼女も綺麗だった茶色い髪を黒く染めてしまった。
それが夏焼の真似をしただけなのか・・・ それとも、彼女の決意だったのかは判からない・・・
「おはよう」 そう言って俺が菅谷に向けて手を上げる。
菅谷は笑顔で走って来てジャンプして俺の手を叩いた。
これが俺と菅谷の挨拶だから。
kita-----------
優恋さん
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
今回はりしゃこか・・・
もう既に涙目だよ俺・・・
245 :
名無し募集中。。。:05/03/13 23:59:29 0
辛い、1スレ目の頃に戻りたい…、・゚・(ノД`)・゚・
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>241 笑顔で俺を見つめる菅谷。
俺も菅谷を笑顔で見つめる。
菅谷は俺の方を見ながら、口をゆっくりと開いて話し出す。
「バレンタインデーから〜もう1ヶ月も経ったんだね♪」
空を見上げると雲の隙間からこぼれ落ちてくる光。
その暖かさを感じながら、ゆっくりと菅谷に話す。
「あの時は寒かったのに・・・今は少しずつ暖かくなってきてる。本当に時間って早いね」
俺が見上げた空から視線を菅谷に合わせると・・・
菅谷は真剣な表情で俺を見つめていた。
ストレートな彼女の気持ちに対して、遠まわしの言葉も何も必要無かった。
俺も菅谷の目を真剣に見つめて言う。
「他に好きな人がいるんだ。 その人の事が俺は1番好きだから・・・ごめんなさい」
大きな声で・・・ゆっくりと・・・菅谷に自分の心を素直に伝えて頭を下げる。
数秒間の沈黙の後で、俺が頭を上げて菅谷を見る。
菅谷は・・・ただ笑顔を俺に見せていた。
何となく戸惑う俺に対して、菅谷はその場に座って笑顔で俺を見つめて言う。
「隣に座って欲しいな。 授業が始まるまで少し話したいんだけど」
俺は何も言わずに菅谷の横に座った。
訂正お願いします☆
>>246 本当に時間って早いね
↓
本当に時間が過ぎて行くのって早いね
まとめサイトの方お願いします☆
好きと好きと好きと好きと言いなさい そう この場で
早く続きを載せてくれないといやです☆
好きと好きと好きと好きと言いなさい そう この場で
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>246 「ねぇ? 何でみーやと変な状態になっちゃったの?」
菅谷はまっすぐ俺を見つめて言う。
「えっ・・・と、俺が夏焼を悲しませてばっかりだったし、俺がハッキリしてないからとか・・・」
菅谷は俺の話を笑顔のままで聞いていて、俺が話し終わるとゆっくりと話し出す。
「自分の責任ばっかり。 みーやは全然悪く無いんだ」
そう言った菅谷に向かって小さく俺がうなずく。
「梨沙子ね、みーやにも聞いたの。 そしたらみーやも自分ばっかり責めてて・・・君と同じ答えが返ってきたよ」
その言葉に俺は驚きながら菅谷を見つめる。
菅谷は話を続ける。
「『彼には本当に大切に思ってる人がいる』そう言ってたよ。 その時、梨沙子は何となく自分じゃない気づいて・・・」
菅谷の目が少しずつ潤んでいく。
「話しながら必死に泣くのをこらえてるみーやを見て・・・思ったの。 みーやに頼ってばっかりじゃダメなんだっ・・・て」
抑えていた菅谷の感情が涙となって流れていく。
「少し・・・ずつで・・・も・・・強くなり・・・たいっ・・・て・・・」
泣きながら言い終わると・・・
「今は・・・これが精一杯・・・だから・・・ ごめ・・・んなさ・・・い・・・」
菅谷は途切れながらも自分の気持ちを必死に伝えて・・・ 下を向いて声を出しながら泣き出してしまった。
俺は菅谷を包み込むように抱きしめると頭を優しくなでた。
菅谷は俺の胸の中でロザリオに付いた指輪を強く握り締めていた。
あぁ、もうつらい。
だけど早く読みたい。。
>>251 の訂正です
その時、梨沙子は何となく自分じゃない気づいて・・・
↓
その時、梨沙子は何となく自分じゃないって気づいて・・・
まとめサイトの方お願いします☆
何か重たいかも^^;
りしゃこが大人・゚・(ノД`)・゚・
りしゃこが大人・゚・(ノД`)・゚・
りしゃこが大人・゚・(ノД`)・゚・
りしゃこが大人・゚・(ノД`)・゚・
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>251 菅谷は最初から必死になって笑顔を作っていたんだ。
すぐに泣きたい気持ちを抑えて・・・ 俺に気を使って夏焼の話をしてくれて・・・
「ごめんなさい・・・本当にごめんなさい・・・」
俺の胸の中で泣きながら何度も謝る菅谷・・・
菅谷は何も悪くなくて・・・本当に謝らないといけないのは俺なのに・・・
『本当に・・・ごめんなさい・・・』
そんな気持ちを伝えるように・・・
震えている小さな体を優しく抱きしめていた・・・ 菅谷の事を大切に想いながら・・・
抱きしめている菅谷の体は細くて、本当に少し力を入れてしまえば壊れてしまいそうなくらい繊細に思えた。
でも、違うんだ・・・
菅谷梨沙子・・・心は誰よりも強くって、優しくって・・・
俺がワガママを1つ言わせてもらえるのならば・・・ その強さと優しさをずっと持っていて欲しい。
本当に大切な友達・・・ずっと友達でいよう。
2人だけの合図の『ハイタッチ』は、俺と菅谷の気持ちを『パチン』と言う高い音に変えて、これからも心に響かせて行く。
〜続く〜
訂正お願いします。
俺の胸の中で泣きながら何度も謝る菅谷・・・
↓
俺の胸の中で泣きながら何度も謝る菅谷。
俺がワガママを1つ言わせてもらえるのならば・・・ その強さと優しさをずっと持っていて欲しい。
↓
俺がワガママを1つ言わせてもらえるのならば、その強さと優しさをずっと持っていて欲しい。
『・・・』が多すぎる気もするのですが〜今はこれが精一杯かな^^;
最後のレスが時間が掛かったのは投稿しようとしたら間違って消しちゃって(;´д⊂)
修正に時間が掛かってしまいした。 申し訳無いです。
1日1人くらいのペースで行けば・・・既に14日で予定に間に合わないの決定 orz
なんて美しい表現なんだろう・・・
真似が出来ません。
実は自分の更新を止めて
優恋さんとアメリカさんを
待っていたことは内緒だw
優恋さん14日はまだ23時間あります。というのは冗談で。。
りしゃこ・゚・(ノД`)・゚・
260 :
sage:05/03/14 00:42:38 0
マイペースでよろしいと思います、頑張ってください。
乙でした!
という事はまだ暫くは涙で枕を濡らす日が続くのか゚・(ノД`)・゚・
マイペースで残りのお話も頑張って!
優恋タン乙
もう14日かぁ〜
俺誕生日じゃんorz
まとめサイトの方、仕事早っ!!!
ありがとうございます。
おかげで号泣です♪
>>262 おめ♪
ここの小説こそが君への誕生日プレゼントだよ(w
>>262 マジでおめ♪
優恋さんの更新があると
いつ終わってしまうのかドキドキしてます。
「更新しないで」と思うのですが
続きが気になるし複雑な心境です。
そろそろ爆弾投下いきますか!!
アキナがメインの章です。
くどかったらすいません。
都大会開幕をどうぞ・・・
从 ’w’) <空襲警報発令!
『小さな勇気』・・・続き
>>235 都大会開幕
「ユニフォーム2着よしっ!シンガードも持ったし・・・ソックスもOK。
あとは・・・タオルに・・・」
「はい!ポカリぃ♪」
舞波ぁ・・・
「やっぱり朝はこの部屋に来ないと一日がなんか落ち着かなくて」
「顔赤くしながら言うなよ・・・照れが移るじゃん・・・」
朝からなんだかくすぐったい感じだった。
「アキナ・・・」
「ん?」
舞波がオレにあるものを差し出した。
その小さな手のひらには赤とオレンジの色でキレイに編みこまれたミサンガがあった。
「ちょっと下手だけど・・・作ったの・・・
アキナの好きな赤と舞波の好きなオレンジ・・・」
「舞波・・・つけてよ」
オレは左手首を舞波に出した。
「はい♪勝利のお守りぃ♪」
「ありがとう♪舞波のお守りは?」
「もう一本あるけど・・・」
「オレがつけるよ。誰よりも輝けるように・・・」
『小さな勇気』・・・続き
>>267 オレ達は、順当に勝ち進んだ。
スター選手など不在。日替わりでみんなが活躍した。
『最後の大会』に悔いを残さないように・・・
オレにはもうひとつ、勝たねばならない理由がある。
試合中に疲れて足が動かなくなったときは
左手首のミサンガを見て舞波を想って走った。
『輝きたい・・・』
準決勝前夜・・・
1ヶ月間におよんだトーナメントも
明日の準決勝と来週の決勝を残すだけとなった。
舞波は、一週間後に控えたイベントの追い込みで大変そうだ。
桃ちゃんからのメールも最近ないし・・・
夜の10時過ぎ・・・
携帯から『白いTOKYO』の着音が鳴った。
桃ちゃん?
「よ!このモテ男ぉ〜〜。女の子をふたりも泣かせるなよぉ〜〜」
添付された写メには髪をくくった桃ちゃんと左手首のミサンガを
強調して見せている舞波が肩を組んで写っていた。
桃ちゃん・・・感謝してるよ・・・オレ。
返事を返す前にまた、桃ちゃんからメールが来た。
「明日勝つんだから来週の決勝戦は、桃子も見に行くからね♪」
『小さな勇気』・・・続き
>>268 準決勝の朝
8月に入り関東はますます蒸し暑さを増した。
正直、北海道出身のオレにはこの蒸し暑さがつらい。
サウナの中を全力で走るような感覚ですぐにバテてしまう。
今日の最大の敵はこの蒸し暑さだな・・・
さすがの舞波も夏休みに入ったのと夜遅くまでのリハーサルで
朝は起きてないみたい。
夕べも遅かったみたいだし・・・
学校までチャリで行って貸切のバスに乗り込んだ。
バスの中のエアコンが気持ちいい。
ふと、手首のミサンガを見た。
「ミサンガって切れたら願い事が叶うんだよ」
舞波の言葉を思い出した。
会場近くまでバスが来たとき
『あななし』の着音が鳴った。
『小さな勇気』・・・続き
>>269 舞波!
「今日は、すごく暑いね。さすがに起きられなかったよぉ・・・
顔を見ることが出来なくてちょっと寂しいよ。
試合頑張ってね・・・chu― 舞波 」
「あ、あ、あ・・・」
なんか口篭もってるオレにチームメートからツッコミが入る
「おまえ何言ってんだよ・・・」
「ちょっちょい・・・オレをカッコよく写せ!カッコよく!」
カシャ!
オレは今撮ったばかりの写メと返事を送信した。
「今日は絶対に勝つ!来週の8日に最高の輝きを見せる」
今撮りの写メのポーズは左手でガッツポーズをとっていた。
ミサンガを見せるために・・・
準決勝の相手はベスト4の常連だった。
今日の作戦は、前半守りを重視する。
カウンター狙いで中盤から最終ラインの距離を
コンパクトに固めてひたすら相手の攻撃に耐えるだった。
試合開始のホイッスルが鳴った。
深夜更新は以上です。
続きは明日の夜〜深夜帯ということで。
思ってた以上に長編になってしまいましたw
乙です
誕生日をまだ
>>263さんとみぃ〜さんにしか祝ってもらってないのは内緒だ
俺友達いね〜orz
ル ’ー’リ<おめっ♪ 内緒になってないぞ
おたおめ!272によい一年が訪れますように!
優恋タン&みぃ〜タン乙です
優恋タンにマイペースでと言いながら、まだ今日中に
続きを期待しているのは内緒だw
みぃ〜タンのアキナと舞波の書き方凄い好き
二人ともガンガレ超ガンガレ
それと
>>272おめ
『ピンポーン♪』
「はいはい。今、開けますよー!」
チャイムの音を聞いて、俺が面倒くさがりながら玄関へ行きドアを開ける。
ドアを開けると・・・そこには全学年のアイドル『熊井友理奈』が立っていた。
熊井の顔を見た瞬間に一気に心臓が『ドキドキ』鳴り出す。
「あっ、熊井・・・何か様?」 必死になって冷静を装う。
熊井は、少しの間『じーっ』と俺を見つめてから・・・俺の前に手を出した。
「は?」 俺が熊井の行動を不思議そうに見つめていると・・・
「『義理』チョコのお返し! もらいに来たの!」 『義理』って所を強調しながら熊井が言う。
数秒、俺は呆気に取られて〜・・・ 少し、意識が戻った所で熊井に言う。
「ホワイトデー・・・だから? あれって、クラスの男子全員にあげてじゃん・・・ 何で俺だけ?」
「ちゃんと、他の人の所にも取りに行くもん!」 熊井が自慢気に言う。
(・・・そんなの自慢するなよ) と、普通なら突っ込みを入れてるけど〜・・・
そこらの女子じゃない! 『Berryz工房』の熊井友理奈! 学校のアイドル!! マジで可愛すぎ!!!
「ちょ・・・ちょっと待ってて!」 言いながらダッシュで自分の部屋に戻る。
熊井をそんなに待たせる訳にもいかなく〜・・・数分で玄関に戻る。
そんな短時間で見つけた物は・・・
「ごめん・・・こんなのしか無かった・・・」 俺が熊井に出したのは『1st 超ベリーズ』だった。
出したと同時に、よりによって本人にプレゼントするもんじゃないだろ! と気づき凹んだ。
熊井は俺からCDを受け取り数秒、見つめながら何かを考えて・・・何も言わずにバッグから水色のペンを取り出した。
そして、歌詞の所に何かを書いて俺に渡す。
『ポカーン』としている俺に、熊井が『ニコッ♪』と笑顔を見せて
「これから雑誌の撮影あるから! じゃねっ♪」
そう言って、走って行ってしまった・・・
〜次の日の学校〜
友達に向かって俺が笑いながら言う。
「熊井ってさ〜・・・可愛いけど、義理チョコのお返しをクラス全員の男子の家に取りに来るとか結構すごい性格だよな!」
「えっ・・・何それ? そんなの来てね〜ぞ!?」 それと同時に、他の奴も
「おい!マジかよ! それ、絶対にお前の家だけだぞ! 何だよ〜!何かズルいなぁ!!」
その後で、一気に噂が広まってクラス男子全員から大バッシングの嵐!
コブラツイストを掛けられながら熊井の席に目をやると
『バカッ!』と言う口の動きと同時に冷たい視線を送っていた。
家に来た事は友達に言っちゃったけど〜もう1つの方の話はして無いから・・・許してくれるかな?
歌詞カードには熊井のサインと一緒にメッセージが付いていた。
『お誕生日おめでとう☆☆
友理奈の誕生日の時には、お返し待ってるからね!
もちろん!ちゃんと家に渡しに来てよ!
絶対に待ってるから♪』
って事で〜優恋作者からの『おたおめ小説』ですw
>>272さんが誰推しか知らないので友理奈って事で書いてますので、違ったら〜推しに脳内変換して読んでくださいね^^;
(从´∇`从に、数分で書いた物なので〜誤字脱字、内容に変な点があっても訂正しないですから〜w)
では、本当におめでとうございます☆☆☆
優恋たんさすがだよ
>>272マジでよかったな!
うらやましぃぞ
ホワイトデーって何の日か知ってる?
ただバレンタインのお返しをする日じゃないよ
いつもは素直じゃない僕だけど
今日だけは好きな娘に告白ができる日
今日だけはちょっと勇気がもらえる日
いつも君の笑顔を見つめています
いつも君から元気をもらっています
君には好きな人がいるの知ってるけど
今日だけはどうか言わせてください
このチョコと一緒に気持ちを受けとめてください
例え返事がごめんなさいだとしても
『…ずっと好きでした、千奈美ちゃん』
優恋を読み返していたら
思わずスレタイにマジレスしたくなってしまいましたw
お目汚しスマソ
>>282 お〜原点回帰ってヤツか、イイヨイイヨー!
スレタイ通りだったら今日はまさにうってつけの日だもんなw
寝て起きたら凄い誕生日プレゼント来てたw
優恋さん、祝ってくれたみんなありがとう
保全しときますね
アメリカ作者です
作者の皆さん乙です。
>>216、
>>218の方、指摘ありがとうございます。
何か日に日に訂正が増えてますね
まとめサイトの方すいませんでしたm(__)m
やっとゴールが見えてきたのに・・・
挫けそうorz
普通に20人とか振ってる奴らだからな
振って傷ついてる桃子以外主人公に振られたって気にしない
――――――――――――――― ・゚・(ノД‘)・゚・。
アメリカタン頑張れ的保全
アメリカタン頑張れ的保全
ほ
挫けるな保全
ほ
ん
だ
わくわく
保全ついでの雑文 その9
3/14 ホワイトデー
同じクラスの鈴木愛理ちゃんからスキー学習の時4日遅れのホットチョコレートをもらったおれは
「ホワイトデーなんだけど、お返しのプレゼントいらないからそのかわり付き合って欲しいところがあるの」
と誘われ、プレゼントを考えるのが面倒だったこともあり二つ返事でOKした。
で、学校帰り愛理ちゃんに連れていかれたところは、「○○○パーラー」という喫茶店のようなお店。
「愛理ねぇ、前から一度これを食べてみたかったのぉ」
そういってガラスケースの中の見本を見て愛理ちゃんが指差したのは「ジャンボパフェ」と名づけられた高さ30cmくらいありそうなでっかいフルーツパフェ。
「こんなの食べきれるの?3〜4人でお召し上がりくださいってかいてあるよ?」
「だいじょぶだよ、1人が2人分食べればいいんだから」
「…おれも食べるのね…」
店に入ってバケツパフェを注文。ほどなくして超巨大なパフェが運ばれてきた。
「わぁ…すごぉい」
愛理ちゃんは目をキラキラさせてパフェを見つめている。
「いっただっきまぁ〜す」
愛理ちゃんは嬉しそうにパフェにスプーンをいれてパクパクと食べ始めた。おれも愛理ちゃんに負けずにパフェを口に運んでいく。
10分後ジャンボパフェは跡形もなくおれと愛理ちゃんのお腹に収まっていた。
「ふぅ〜おいしかったぁ〜」
愛理ちゃんの満足そうな笑顔を見ておれもうれしかった。
帰り道、公園で少し休んでいると
「おいしかったねぇ、まだお口の中があまぁ〜いの」
といって愛理ちゃんがぺろりと唇を舐めた。
その仕草がすごくかわいらしくて、にこにこしながら見つめていると
「きみのお口も甘いかな?……chu!」
突然のキス。
「えへっ、ごちそぉさま。きみの唇もすっごく甘かったよ…じゃ、また明日!」
そういうと愛理ちゃんは手を振りながら駆けて行った。
キスした瞬間、おれにも確かに愛理ちゃんの唇は甘いような気がした。
でもそれは愛理ちゃんの唇に残ったパフェの味なんかじゃなくて、「初恋の味」ってやつなんだろうな。
そんなことを考えながらおれは愛理ちゃんに手を振り返していた。
うまいな
雑文書きです
パフェの名称がバケツパフェとなっているところがありますが
ジャンボパフェになおしてくださるよう短いの用の中の人におねがいします
千奈美にジャンボパフェは2400円でバケツパフェが3600円
主人公のお小遣いではバケツパフェに手が届かず
渋々ジャンボパフェにしたというエピソードを書こうとしたが
1スレに収まらなくなったのでその部分を削ってしまったのは内緒だ
便乗雑文
3/14
今日はホワイトデーだ。
お菓子とか持ち込み禁止の学校だけどバレンタインと今日くらいは
先生も大目に見てくれるらしい。
義理チョコをくれた女友達数名に昼休みホワイトデーフェアで買ってきたちょっと可愛いクッキーを渡す。
お菓子によって意味があるらしいが俺はよく分からない。
彼女たちも深く気にしてないようだ。
さて、問題はあの子だ─
俺の好きなあの子もバレンタインにチョコをくれた。
ちょっと不恰好なソレはどうにも手作りのようで俺の期待も高まる。
彼女だけはちょっと特別にしたいと思い一緒の物は止めたのだ。
いや、充分考えたし大丈夫な筈だ…でも滑ったり白けたり、そもそも特に何も思われてなかったら…
悩む俺には授業なんか聞こえず、
いつもより早い心臓の音だけが自分にこだまする。
キーンコーンカーンコーン
授業終了のチャイムも遠くに聞こえる。
今しか無いと意気込もうとした時─
300 :
名無し募集中。。。:05/03/14 14:47:16 0
続き
「見ーたーぞー。 私にはくれないの〜」
「お、おぅ清水!」
彼女がフイをついて現れた!
予想外の事態に高まる鼓動を押し殺し、考え抜いた答えを返事する。
「悪い悪い、ちゃんとお礼するから、帰り一緒に帰らない?」
ひたすらクールにするつもりなのに声がうわずる。
「そう言う事ならいいよw じゃ掃除終わったらね」
「じゃあ校門で」
第一関門の突破に心の中で「よっしゃーッッ!」と雄たけびをあげる。
掃除も早々に終わらせ清水を待つ俺。
校門に寄りかかり流れる生徒を見やる。
ドキドキしながら待ってるとパタパタと足音が聞こえる。
「お待たせ〜」
清水だ。
「掃除長引いちゃって〜 待った?」
「いや、そうでも無いよ。 じゃあ行こうか」
俺は商店街の方へと足を進める。
「アレ、ウチと逆だよ?」と不思議そうにたずねる清水。
「今日はこっちなんだ」緊張からぶっきらぼうに答える俺。
続き
歩きながら色々話す。
「私だけくれないなんてひどいよ〜」と清水。
「悪い悪いつい数間違えちゃって」と俺。元々一緒に買うつもりも無いんだけど。
「折角手作りしたのになぁ〜」と唇と尖らせて不満を言う清水。
「手作りだったんだ? 美味しかったよ」とクールを装うも心の中でガッツポーズの俺。
そんな風に商店街を歩いていると甘いニオイが漂ってくる。花屋さんだ。
「うわ〜 綺麗〜」
清水が足を止め眺めてる。
「清水、花好きなの?」と尋ねる俺
「女の子はみんな好きだよ」とちょっと偏った持論で応える清水。
「貰ったら…嬉しい?」おそるおそる俺
「んー素敵だろうなー」うっとり答える清水。
そんな会話をしてると店員のお姉さんがやってくる。
「あぁこの前の君! 頼まれた物ちゃんと入ってるよ〜」
バカ!言わなくてもいいのに!と心の中で叫ぶ。
不思議そうな顔をする清水に「ちょっと待ってて」と言い中へ入る。
俺はなけなしの小遣いで頼んでおいた物を包んでもらった。
オイラも昼休み中の職場から
ホワイトデープレゼント…携帯から(笑)
バレンタインの時、コンサート中に舞波に
ステージの上からチョコを渡されるという
パフォーマンスをされたアキナ。
ホワイトデーの返し方をどうするか1ヵ月間考えていた。
そして、当日…
舞波は、グラウンドに呼び出される。
「あの怪しい大きな風船は何?」
「さぁて何でしょう」
>>302 「ここにサッカーボールがあります」
オレは、5メートルはある巨大な風船に
向かって蹴った。
バーーーン!!!
割れた風船の中から
数百羽の白い鳩や
数え切れない数の風船が
一斉に飛び出した。
「うわぁー!わぁー!す、すごいよ、すごいよ!」
ふたりがみつめる中、鳩や風船はどこまでも高く高く羽ばたいていった…
終わり
鳩がかわいそう・・・ショック死しなかったの?ボールが当たって怪我しあかったの?ねえ?ねえあなた答えて
買い物を済ませ清水の元へ戻る俺。
「何を買ったの?」と尋ねる清水。
「清水へのお返しにと思って…」
緊張で身体が強張るのを感じつつ買った物を手渡す。
買ったのはキレイにラッピングされた3本の白いバラだ。
ちょっとビックリしたような顔をして「アリガト…」と小声で受け取る清水。
上手く行ったのか!?それとも失敗したのか!?
ハラハラして動けない俺に後ろから声がする
「おぉ〜その子がプレゼントの相手か〜。若いのに甲斐性ある少年だねぇ〜」店員のお姉さんだ。
「あ!ありがとうございましたっ!」
俺は白いバラと対照的に顔を真っ赤にした清水の手を引きそそくさと立ち去る。
会話が無いまま来た道を家に向かい歩く俺と清水。
手はつないだままだったが、緊張で掌も湿ってくるようだ。
商店街も抜ける頃に清水が口を開いた。
「ありがとう…」
「よ、喜んで貰えた?」
「うん…」
「そうか良かった…」
「なんで白いバラなの?」
「ホワイトデーだから白いのにしようと思って…花はバラ以外知らなかったから…」
「なんで3輪なの?」
「よく3倍返しって言うだろ? …だからなんとなく…」
「ふふっ、キザなのに単純なんだねw」
やっと清水が笑ってくれた。
続き
「頼んだ…って花屋さん言ってたけどよく買うの?」
ちょっと不安げに清水が尋ねる。
「花買うのもはじめてだよ。 …ただ、清水には特別にお礼がしたいなって色々考えて…」
清水はニッコリ笑うと俺の前に回りこむ。
足を止める二人。
「ドッキリは嬉しいけど、買い忘れたとか嘘はダメだぞっ! ガッカリしたんだから」
清水はそう言うと手に持った花で俺の目を隠す。
急な仕草に戸惑う俺。 封じられた視界。 バラの甘い香り。 そして頬にフイに訪れた柔らかい感触。
花を手元に戻した清水は顔を真っ赤にしてる。
俺もやっと何が起きたのか理解して顔が火照るのが分かる。
「キザなのは私だけにしてね?」と清水。
「うん、清水だけだ。」と俺。
そのまま手を繋いで帰り道を歩く。
確かな言葉は無かったけど気持ちはちゃんと伝わったみたいだ。
緊張したホワイトデーはバラと清水の甘い香りがした。
終わり。
毎度ショートのつもりなのに書くたびに長くなっていくなw 御免
感動しますた!!!
GJGJ!
いいねえ
みなさんGJです。…ここって現実離れした小説OK?
どんと来い
バケツパフェは某ゲームが元ネタでつか?
短い方の人だけど
>>299からのは長すぎって怒られた
つーわけで長いほうに入れてください
【よく効く催眠術】よりも長いし
>>313 以前実際に友人にこういうものがあるので食べにいこうと誘われたことがあったんです
結局そのときにはいかなかったのでマジなのか友人のネタなのかはいまだわかりませんですが
なんとなく記憶に残っていたので使おうと思ったのでした
>>314 ありゃ、そうでしたか失礼
長い方にはじめてご厄介か
タイトルは「緊張のホワイトデー」で一つお願いします。
飯食ってる間に規制されてやっと解除
>>91の続きってことでいいのかな?
キャプテンつかさ
「じゃあ、そろそろ一回戦のコートに移動するよ」
吉澤先生に先導されて、試合をするコートに向かう
河川敷の広い会場で、一回戦は5試合が同時に行われる
だから、ボーっとしていると、迷子・・・にはならないけど、自分の試合する場所がわからなくなる
だが、俺たちのコートは一目でわかった
明らかに場違いな、ドレスで着飾った矢島がいたからだ
近付いて見ると、須藤や他の女子チームのメンバーもいた
「水華ちゃ〜ん!頑張れ〜!」
俺たちが近付くと、須藤が立ちあがって手を振りながら叫んだ
「ちょっと、茉麻ちゃん、それ言っちゃダメ!」
矢島に怒られてる
俺は慌てて周りを見たが、今の須藤の失言に反応しているのは女子チームのメンバーだけみたいだ
女子チームの近くに、ビデオカメラ持参の俺の母ちゃんと、水華ちゃんのお父さんもいた
他のメンバーの親もたくさん来ているようだ
試合は俺たちのチームのキックオフで始まった
俺はちょこんとボールをトップ下の水華ちゃんに転がして、敵陣へと走る
「10番にマーク張り付け!他はたいしたことないから!」
敵チームの監督が、俺をマークしろと叫ぶ
俺はこの辺の小学生の間じゃトップレベルのポイントゲッターだという自負がある
だが、県大会優勝チームの監督にここまで評価されているとは思っていなかった
光栄だ、と思う反面、思い通りにやらせてもらえないだろう、というじれったさを感じる
でも、マークするの俺だけいいのかな?
俺はニヤリと笑いながら、水華ちゃんがドリブルするのとは逆サイドでマークを引きつけた
敵DFの主力は俺に張り付いている
水華ちゃんは右に左に、時には上空にと、華麗に舞って敵陣深く攻め進む
俺のマークのDFの1人が水華ちゃんの方に向かったその瞬間、水華ちゃんはすかさず俺にパスを出した
水華ちゃんに引っ掻きまわされ、敵の守備陣はズタズタである
と言っても、俺にはまだマークが1人張り付いている
水華ちゃんの方に向かったDFも、すぐに戻ってくるだろう
逆サイドを見ると、俺とツートップを組む9番の奴がノーマークで上がってくるのが見えた
あいつの足の速さならこんな感じか?
俺は誰もいない場所めがけてボールを浮かせた
走り込んでくる9番の、頭の位置にドンピシャだ
いつもならのどんなチャンスでも俺にパスを出そうとする奴が、見事にヘディングシュートを放った
頭にジャストミートしたボールは、ゴール目指して突き進む
だが、このシュートは不運なことに、一歩も動けないキーパーの胸へと吸いこまれていった
点が入らなかったのは残念だが、かなりいい感じの攻撃ができた
この試合、本当に勝てるかもしれない、という手応えを得るには十分だった
今度は敵の反撃の番だ
キーパーがロングキックで一気に前線にボールを出す
戻って守備に参加しようとする水華ちゃんに、「武藤、戻るんなくていい」と声をかけた
さあ、うちのDF陣はどれくらい成長しただろうか?
女子チームとの練習試合以降も、ミニゲームで俺と水華ちゃんのコンビに散々いじめられた連中だ
この相手でも簡単に点を献上することはないだろう
俺の思惑通り、キーパーの指示でボールを持った相手にプレッシャーをかけつつ、マークも外さない
ボールはなかなか奪えないが、敵はパスを廻しながらジリジリ後退していく
ボールを持った敵MFが、パスコースを塞がれて、大きくバックパスを出した
そのパスに水華ちゃんが食らい付き、インターセプトするとすぐに俺にパスを出した
水華ちゃんのパスが良かったので、パスを受けてからペナルティエリア手前までは楽に上がれた
だが、ミドルシュートを打つのに手ごろな距離まで来た所で、敵DF2人に囲まれてしまった
後ろ以外にはパスもドリブルも、当然シュートもできない
水華ちゃんに教わったあのフェイントも、2人相手には無理だろう
とりあえずバックパスでしのぐか?
そう思ったとき、水華ちゃんが右後方から一気に上がってくるのが気配と足音でわかった
この状況で水華ちゃんにパスを出すには・・・・・・
俺は左側のDFの股の間から、強引にシュートを打つフリをした
思った通り、左側のDFは足を閉じ、右側のDFは右足を伸ばした
俺はくるりとターンを決め、ツカサスペシャルで右側のDFの股を通した
いつものシュートではなく、水華ちゃんへのパスとして・・・・・・
股を通す自信はあったが、パスが通るかは五分五分だと思った
だが、水華ちゃんはボールに追いついた
そして、あのフェイントで1人残っていた敵DFを置き去りにすると、キーパーと1対1になった
この場面、あれしかないだろう
俺の思惑通り、水華ちゃんが後ろを向き、踵でボールを転がした
キーパーの股間を抜けたボールは、緩やかにゴールの中心へと転がっていった
さっき抜かれた敵DFが必死に戻るが、間に合わない
俺たちは県大会優勝チームから先取点を取ってしまった
満面の笑みを浮かべて、俺の方に駈け寄り、飛びついてきた水華ちゃんを抱きかかえた
女の子って軽くて柔らかくていい匂いがする
あ、ヤバイ!顔が赤くなっちゃう!
そう思った俺はすぐに水華ちゃんを下ろした
水華ちゃんも恥ずかしそうに下を向いてしまった
「ナイスパス・・・・・・・ありがとう」
「いや・・・・・水華ちゃんもナイスシュートだったよ」
水華ちゃん以外には聞こえないような小さな声で、初めて水華ちゃんを下の名前で呼んだ
キックオフ前に敵チームは一気に4人の選手を入れ替えてきた
GK、DF、MF、FW各1人ずつ
入ってきた背番号は1番、3番、7番、10番・・・・・・・・
つまり、温存していた主力を投入してきた、ということだろう
「敵はベストメンバーに代わったけど大丈夫!さっきみたいにやれば勝てるぞ!」
俺は味方に檄を飛ばした
「おう!」「「へいへい!」「んあー!」
チーム全員がその気になっている
だが、さすがに県大会優勝チームのベストメンバーは強かった
俺や水華ちゃんに好き勝手をやらせてくれない
攻撃も苦しいながらもパスを着実に廻し、カウンターを食らわないようにシュートで終える
味方DFがコースを潰しているから決定的なシュートは打たれていない
だが、ちょっとでも気を抜くと危険だ・・・・・・・・
前半ロスタイム、俺の不安は現実になった
DFの連携が乱れた所を突破され、敵の10番にフリーでシュートを打たれてしまった
強烈なシュートが俺たちのゴールに突き刺さったところで前半終了
さて、ここは誉めるべきか?それともDFを叱るべきか?
微妙な結果になった
ここは監督の吉澤先生に任そう、と思ったが、吉澤先生も困惑しているようだった
俺に「何か言ってくれ」と目で合図を送っている
「あのさ・・・・・・」
Gkの奴が口を開いた
「あの10番のシュート、たいしたことなかったぜ」
俺は、いや、他のメンバーや吉澤先生も、あっけにとられてキーパーを見つめる
「あのシュート、速かったけど、ツカサのシュートの方が速いよ」
「はぁ?たいしたことないなら止めろよ」
俺は吹き出しそうなのを我慢して言った
「いや、それとこれとは別で・・・・・・何て言ったらいいのかな・・・・?」
「つまり、敵もめちゃめちゃ強いけど、うちも負けないくらい強くなったぞ、って言いたいんだろ?」
吉澤先生が助け舟を出した
「そう、かな?違うような気もするけど、そんな感じ・・・・?」
チーム全員が笑い出した
俺はキーパーの肩を叩きながら言った
「結局おまえが何を言いたいのかはわかんないけど・・・・・」
俺は全員の顔を見渡した
「俺たちにも勝ち目はある、ってことはみんな感じていると思う」
全員の目の力強さはイエスのサインだろう
「最後まで気を抜かなければ、絶対勝てる!」
俺はそこまで言って、右腕をキーパーの肩に、左腕を水華ちゃんの肩にかけた
(全神経を左腕に集中させていたのは内緒だ)
みんなが隣の仲間の肩に腕をかけ、円陣が完成した
「俺たちの初勝利のため、そして武藤の思い出のため、絶対勝つぞ!」
「おう!!!!」
いつもは「んあー」とか、変な声が混じるのだが、今回は全員の声が揃った
今まで聞いたことのない大音量に、鼓膜が破れるかと思った
後半が始まるまではまだ時間がある
吉澤先生がディフェンス陣を集めて守備位置やマークについての指示を出している
水華ちゃんは9番の奴に何やらレクチャーしている
ちょっとジェラシーを感じる
両方の話が終わるのとほぼ同時に、審判に試合再開を告げられた
最後の方で俺だけ1人ぼっちになってしまったけど、その点を除けば・・・・・
最高のハーフタイムを過ごせたと思う
俺以外全員、晴れ晴れとしたいい表情でピッチに戻った
後半が始まった
ベストメンバーを揃え、ハーフタイムで作戦を練り直した県大会優勝チームはさすがに強かった
俺や水華ちゃんも時には守備に参加しないとピンチを凌ぎきれなかった
それでも俺たちは互角に戦った
両チームとも、決定的なチャンスを得られないまま時間は過ぎて行く
敵も味方も運動量が減り、足をもつれさせる選手が現れ出した頃・・・・・・
「ロスタイム入ったぞ!守りきればPK戦に持ちこめる!」
吉澤先生が絶叫した
この声に誰よりも反応したのは、ボールを持っていた敵の10番だった
県大会優勝チームが、格下も格下、1年近く勝ってないチームに負けるなど許されない
そういう焦りからか、マークについていたDFを強引に振り解こうとして倒してしまった
審判が笛を吹き、俺たちにフリーキックが与えられた
偶々近くにいた俺は審判からボールを受け取るとすぐに前方で待つ水華ちゃんにパスを出し前に走る
敵DFが水華ちゃんに集まる
俺がゴール前まで上がったのを見計らって、敵DFを引きつけた水華ちゃんが俺にパスを出した
だが、このパス、俺が受けるには戻らなければならない
トラップするとゴールは背後になってしまう
そして、ジャンプして頭で落とさないとならないような高さだ
水華ちゃんがこんな下手なパスを出すなんて・・・・・・・いや、これはひょっとして・・・・?
敵DFは俺の方に向かっているが、ボールの落下点には間に合わないだろう
これならイエローカードを出される心配はない
ボールに追いついた俺は、ジャンプしてボールに足を伸ばした
そして宙返り・・・・・・今度こそオーバーヘッドキックで点を取ってやろう
今度のオーバーヘッドキックは、あの時のように時間の流れが遅くなることはなかった
それでもボールは足にジャストミートして、ゴールへと突き進む
背中を地面に叩きつけた後、首を起こしてボールの行方を目で追った
ゴールの右下隅ギリギリの所をボールは目指す
だが、そのボールに敵キーパーが食らいついた
キーパーの指先に弾かれたボールは力なくコロコロ転がって・・・・・・・
完全にフリーの、うちのチームの9番の足元へと転がった
9番は戸惑いながらも、落ち着いてキーパーが倒れて無人同然のゴールにシュートを放った
気弱な奴の「俺でいいのかよ?」という声が聞こえるようだ
審判はゴールを告げる長い笛を吹き、直後に試合終了を告げる、もう少し長い笛を吹いた
予想外のヒーローによる、思わぬ活躍により、俺たちは勝った
「ツカサ君・・・・・勝っちゃったよ・・・・・・・」
いつのまにか俺のそばに来ていた水華ちゃんが、まだ倒れている俺に手を差し伸べながら言った
「ああ・・・・・・・勝っちゃったね・・・・・」
俺は水華ちゃんに手を引かれて立ち上がった
水華ちゃんの小さな手は、汗でじとっと濡れていた
「うおー!」「やった〜!」「んんんあああああぁ!」
チームメイトが駆け寄ってきた
そして彼らは俺たちの元へ・・・いや、素通りして9番の元へ集まり、胴上げを始めた
俺は胴上げには加わらず、その場で水華ちゃんを抱き上げた
「水華ちゃんのおかげで・・・・勝てた」
「そうじゃないよ・・・・みんなが頑張ったから勝てたんだよ」
水華ちゃんはそう言うと、俺のおでこにキスをした
「でも一番頑張ったのはツカサ君だよ」
俺は水華ちゃんを下ろして、慌てて周りを見渡した
幸い、誰にも気づかれていないようだ
「こるぁ〜!まだ挨拶が終わってないずぉ〜!おまえるぁ集まるぇ〜!」
吉澤先生に巻き舌で怒られた
挨拶の後、2対1での俺たちの勝利を示しているスコアボードの前で記念撮影をした
この時は思いもしなかったが・・・・・この写真が水華ちゃんを交えたチームでの最後の写真になった
書き溜めていた分は終了
GJ!
>>318 「武藤、戻るんなくていい」
「る」消し忘れかな
あ、ホントだ
るは削除してください
やだねったら
乙!
||リ・_・`川<何処から続きか忘れちゃっただぎゃー
二人の戦いは続いていた
愛は、もはやコインを投げつくしていた。しかし、千奈美に与えていったダメージはかなりのものだ
至近距離で急所を狙っているので数発でも千奈美の動きを止めるのには、十分であった
千奈美もまた、愛が接近したところに打撃を加えて体力を消耗させていた
お互いに体は痣だらけになり、立っているのもやっとの状態にきていた
「愛、千奈美、もういいよ。山崎はもう捕まったんだよ。二人が戦うこと無いよ」
私は、見ていられなくなり、二人を止めようと必死で叫ぶ
近づこうとするが二人の気迫と、桃子が制止するので動けない
「佐紀、見ておくの。これが私たちの仕事」
私の肩を掴む手に力が入る
「でも、もう終わったんじゃないの?」
>>329 「そうはいかないわ 」
高飛車な女の声がした
「誰?」
私たちはその声の主を探した
「お、お前は、矢口・・・」
マスターが、絶句する。私たちも言葉が出ない
矢口とはZYXの創設者でありリーダーでもある。しかし、最終決戦の際、死んだはずだ
「愛、この程度の敵にだらしが無い」
蔑むような目で愛を見る
「何が目的なんや」
マスターが、私たちを庇って前に出る
やれやれといった感じで、首を振ったあと、冷たく言い放った
「復讐よ」
「復讐・・・」
私と桃子は、元師匠の意図するところが分からない。ただ、見つめるだけだ
「あなたは、私を使い捨てにした。秘密国家公務員オリメンの私を・・・」
「ち、違う、お前には秘密国家公務員のリーダーとして引っ張って行って欲しかったんや」
「戯言はいいわ。愛、貴女には失望したわ」
やっと立ってる状態の愛のほうを向いて冷たく言い放つ
「ち、違う・・・、私は、まだ、負けてない・・・」
>>330 「兎に角、ここで決着をつけましょう」
気がつくと私たちは黒尽くめの集団に囲まれていた
「師匠・・・」
「あら、出来損ないの落第生たちね。裏切って秘密国家公務員とはね」
「裏切ったんじゃない・・・。私はあなたを尊敬してた
だから、修行にも耐えたし、任務もこなした。でも、気付いたの
単に悪人に利用されてるだけだって」
桃子が、睨む。私も同じ思いだ。拾ってくれた恩は感じるけど悪いことはしたくない
「変わったな、矢口。お前そんな奴やなかったやろ」
「ふん、ここがあなた達の墓場よ」
黒ずくめの軍団が間を詰めてくる。張り詰める空気
私たちだけなら何とかなりそうだけど、傷ついた千奈美、戦闘できない舞波や、梨沙子にマスター
どうする
「あなた達の相手は、わ・た・し」
天使のような笑みを浮かべながら現れたのは、そう、舞美だった
「いつかのように逃がしたりはしないわ」
その笑顔に私は戦慄した・・・
また、のちほど
オリメン矢口ワロス
なんかまた別タイプのが始まってたのか
秘密国家公務員、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
独特の作風かなり楽しみにしてます
頑張って下さい
しんざんおつ
秘密国家(・∀・)イイ
最近はスレ1の更新だからな
最近来てない作者さんも来て欲しい
須藤さん(仮)とか
今日の分
>>323続き
キャプテンつかさ
「もうすぐ2回戦が始まる時間だな・・・・・・・」
学校へとみんなで歩いて帰る途中、誰かが言った
俺は下を向いて泣き続ける水華ちゃんの手を握って歩いている
1回戦を勝ち上がった俺たちだが、2回戦には出場しないで今、学校への帰り道・・・・・・・
俺たちは水華ちゃんのちょっとしたミスのせいで、2回戦に出ることができなくなった
2回戦は1回戦が終わってから1時間の休憩の後に行われる
俺たちが大金星を上げたというニュースは、瞬く間に会場中に知れ渡った
あちこちのチームが、俺や、謎の11番、つまり水華ちゃんの偵察に現れた
そんな大勢の目がある状況で、水華ちゃんは須藤と矢島に連れられて、女子トイレに入ってしまった
吉澤先生と、俺と、水華ちゃんの3人は、役員や審判のいる大会本部のテントに呼び出された
俺は実施要綱の参加資格を指して抗議した
役員たちの過半数も「今回だけはしょうがないか」という空気になっていた
しかし・・・・・・
「ツカサ、最初に約束しただろ?バレたら、問題が起こりそうになったら、棄権するって・・・・」
吉澤先生は、絶対認めない派の一番偉そうな役員に頭を下げた
「申し訳ありません!全て私の責任です!2回戦は棄権します!」
偉そうな役員は、「まあ、今回だけはそういうことで不問にしましょう」と偉そうに言った
後で聞いたら、あの偉そうな人は連盟の偉い人だったらしい
あそこで不問にしてもらえなかったら、夏の大会の出場どころか、チームの存続すら危うかったらしい
偉そうな人のお説教から開放された俺たち3人はチームの元に戻った
チームメイトや応援の女子チームや保護者たちが不安げに俺たち3人を見つめる
「ごめんなさい!私のせいで・・・・・!」
真っ先に言葉を発したのは水華ちゃんだった
水華ちゃんの言葉をさえぎるように、吉澤先生がみんなに棄権したことを伝えた
みんなの顔に、何とも言えない落胆の表情が浮かんだ
それを見た水華ちゃんの目から涙が一粒零れ落ちた瞬間・・・・・・
「武藤さんは気にしなくていいよ」
今日のヒーロー、9番の奴が言った
「俺、もうヘトヘトで、次の試合出られそうにないな、って思ってたんだ」
そう言って水華ちゃんに笑顔を見せた
「だから棄権したいって吉澤先生に言いたかったんだけど・・・・・だから武藤さんは気にしなくていい」
9番の言葉が終わると、別のメンバーたちも
「実は俺も限界」「僕もリタイヤしたかったけど吉澤先生が怖くて言い出せなくって」
「うち控え選手いないから棄権しかないよな」「だいたい決勝まで行ったら1日で4試合、ムチャだよ」
などと、次々と弱音を吐き始めた
試合中はほとんど走らないキーパーの奴まで「もう疲れた。早く帰ろうぜ」なんて言ってる
「おい、おまえら、何言ってるんだよ、情けないぞ!」
頭に来た俺がそう言ったとき、吉澤先生が俺の足を踏んづけ、脇腹を肘で殴り、ウインクした
鈍感な俺はやっとみんなの意図を理解した
「・・・と、言いたいけど、俺も限界。棄権は全員の意思だな」
俺はそう言って水華ちゃんの方を見た
水華ちゃんは笑みを浮かべると同時に、声を上げて泣き出した
「みんな・・・・・ありがとう!ごめんね!ありがとう・・・・・・・ごめんね・・・・・」
そんなわけで、俺は今、笑顔で泣き続ける、女の子に戻った水華ちゃんの手を握って歩いている
その日の夜、水華ちゃんはお父さんと一緒に夕飯を食べに来た
そして、嬉しそうに今日の試合のことを話していた
水華ちゃんに試合に出てもらって、本当によかった、と実感した
夕食後、水華ちゃんのお父さんは今までのお礼、と言って母ちゃんの肖像画を描いてくれた
特徴をよく捉えていて、温かい表情で、本物よりちょっぴり美人・・・・素人でもいい絵だとわかる
水華ちゃんが我が家に来るのは、これが最後になった
やっと終わりが見えてきた
今日はここまで
>>331 「舞美、あなたなら1分ね。やっておしまい」
矢口が、指示する
「はい、ぶっちぎります」
にこやかに応える。憎憎しい
「それはこっちの台詞よ、ま・い・み」
桃子が舞美の前に立ちはだかる。ライバル意識が顔に溢れている
「チビコンビさん、二人まとめてかかってきたら」
私は桃子を見る。すでに臨戦態勢だ。よし、やるしかない
私と桃子は舞美を挟み込む形で二手に分かれる。舞美を中心に1直線になる
そして、同時に攻撃をする。スピードも乗ってる、いける
私と桃子のパンチが舞美を捉えた・・・
かに見えたが
舞美は、白鳥のように優雅に私達の拳をそれぞれの手で掴んでいた
時が止まったように私と桃子は動けない。舞美は涼しい顔で、私達の動きを封じている
舞美の手から力が伝わってくる
本能がそれを嫌い、舞美から離れた。桃子も同様である
汗が、頬を伝う。桃子も追い詰められた怯えた目になっている
強い!段違いに強くなっている
>>343 「よし、お前達。あとのザコを倒してしまいなさい」
矢口は、私達の戦いを尻目にマスターたちを殲滅しようと指示する
「こっちきちゃ駄目」
妙に冷静な舞波が、見たこと無い空気銃みたいなものからボールを打ち出す
そのボールは、破裂すると粘々した液体が溢れ、黒服たちの動きを止めた
マスターと梨沙子も舞波から別のネバネバ銃を借りて応戦している
しかし、相手の数から時間の問題だろう
私たちは、舞美の相手で手一杯だ。て、言うか、いつまで堪えられるかといった感じだ
千奈美はもう戦闘能力を失っている。相手の愛も同様だが
「よそ見してる余裕があるの?」
舞美は、私たちに手招きする
「なめないでよ〜」
桃子が飛び込む。駄目、単独じゃ勝ち目無い
桃子の拳は空を切り、舞美の膝が桃子の鳩尾を捉えた
くっ、桃子が跪く。このままじゃ、桃子が
私は、無理を承知で飛び込む
「無駄よ」
舞美は軽く身をかわす
膝は間一髪、ガードしたが、ダメージを受けた
どうすればいいの
つづく
>>338 珍しく一杯書きましたw
そうですね、細々やってるから知らない人のほうが多いですよね
でも、自分楽しんでるんで、気が向いたら書きます
実は、新しい章に行きたいのでペースを速めてます
こんな話でも読んでくれる人がいて嬉しいです
また、このスレで会いましょう
握手会でキャプテンに会える日を待ち望んでいるのは内緒だ
やばいキャプつかですでに泣いてしまった…
乙です。
秘密国家公務員結構好きです。
次の更新も楽しみにしてます^^
>>345 ||リ・_・`川<内緒になってないだぎゃ〜
といいつつ俺も佐紀たんとの握手が楽しみなわけで
わくわくー
>>139 放課後は部活をサボって帰ることにした。 もちろんゲームがやりたいから。
部活と言っても、僕が入っているのは放送部だ。
活動内容は放送室からお昼時間や掃除の時間に音楽を流す事と
休み時間中に生徒や先生を呼び出したりする時にマイクを使って放送する事くらい。
だから放課後は何も活動はないのだけど、一応みんなで集まって発声練習などしている。
僕がこの部活を選んだのは、昼の時間にかける音楽を好きに選べることと
放課後に早く帰りたいときには融通がきくこと。
運動が嫌いなわけではないけれど、学校が終わった後くらいは縛られずに自分の時間が欲しい。
そんなわけで、先生に「今日は帰ります」とだけ伝えて、今帰っているわけだ。
一目散に帰るつもりだったのだけど、帰り際の駄菓子屋にあるお菓子に見とれて少し遅れた。
もちろんそんな誘惑には負けずに、うまい棒一本だけで我慢しておいた。
角を曲がって、さあようやく自宅の玄関が見えると意気揚々としていたところに
玄関前にたたずむ一人の少女が目に入ってくる。 萩原だ。
僕は玄関に向かって、つまり萩原に向かって歩いているわけだけど
萩原は近づいている僕に一向に気づかない。
ずっと玄関前から僕の部屋のある2階をじっと見つめている。
>>350 「なあ」
「ふあっ!?」
僕が声をかけると、萩原はハトが豆鉄砲をくらったような顔をした。
そして一歩あとずさったかと思うと、勢いでそのまま仰向けにすってんと転んでしまった。
「なにやってんの」
「いったぁい・・・」
盛大にしりもちをついた萩原は、お尻を押さえて痛がっている。
見ようと思って見たわけではないけれど、灰色のスカートから萩原の白い・・・
「パンツ」
「えっ、あっ、ちょっと」
萩原は急いで立ち上がってパンツを隠し、僕を睨みつけて言った。
「エッチ! すけべ!」
「見せたのはそっちじゃんか」
「だっ、だって、おどかすからでしょ! 急に、声かけて、家にいると思ったんだもん!」
「だからそれもそっちが悪いんじゃないか」
僕が部屋にいると勝手に思い込んだのも萩原だし、勝手に転んでパンツを見せたのも萩原だ。
「悪くないもん!」
萩原はまた頬をフグのように膨らませている。
とりあえず寒かったので、萩原を家に入れることにした。
スポ魂モノで泣いたの初めてだ
>>351 「それで、何してたの?」
こたつに入って、母親に出してもらったコーラを飲み、くつろいだ所で萩原に訊ねてみた。
「ええと、だからね、千聖ちゃんが部屋にいると思って見てたんだけど…」
「千聖ちゃんって言うなって」
「あ、ごめんね。 それでね、あのゲーム、どこが面白いのかなと思って」
またその事か…。
「あのさ、昨日も言ったけど、わからない人には一生わからないって」
「わからないことないよ! だから、どういうとこが面白いのか聞こうと思ってて
でも、こういうこと言ったら千聖ちゃんまた怒るかもしれないし、どうしようか迷ってたの」
だから千聖ちゃんって・・・と言いたいところだけど
何度言っても呼び方を変えてくれないので半ば諦めてはいる。
「…教えてもいいけどさ、わかんないと思うけどなあ」
「わかるもん!」
「だって、マリオしかやったことないじゃん」
「違うよ! あの、なんか鉄砲でバンバンするやつもやったよ!」
鉄砲でバンバンするやつって・・・
「魂斗羅のことか。 あれはやっただけで、一面もクリアできなかったよね」
「れんしゅうすれば、できるもん…」
「……」
萩原はそのまま、俯いてしまった。
>>353 「千聖、女の子泣かすんじゃないの!」
と、たまたま様子を見ていた母親に怒鳴られた。
「泣かしてないって…」
しかし萩原は、確かに今にも泣きそうに見える。
「…できるもん」
「ホントに出来る?」
萩原は俯いたまま、無言でこくっと頷いた。
「僕もやりたいから教える時は僕んちになるけど」
また同じように頷く。
「絶対途中で飽きたりしないって約束してくれるならいいよ」
ちょっと間があったが、やはりこくっと頷いた。
「…泣いてる?」
今度は首をふるふる左右に振った。
「じゃあ、部屋に行こう」
それを聞くと萩原はすっと頭をあげて、えへへと笑った。
萩原のこういう笑顔は、昔から何故か、ちょっと気を許してしまう。
とにかく僕は、今日から萩原にRPGの面白さを教えることになってしまった。
つづく
マイマイ白パン ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
パンツは反則技だったかなあ…
スポ魂モノ、格闘モノのあとはゲーヲタモノですか・・・ほんとにジャンルが広いよなぁ・・・w
まちがってたらごめんね、、、秘密国家公務員さん、もしかしたらエロ書いてます?
魂斗羅に思わずワラタ
懐かしいなぁ〜
(・∀・)ノさてと・・・警報の準備はいいですか?
(・∀・)ノ爆弾投下しますよぉ〜〜
『小さな勇気』・・・続き
>>270 相手は監督の言っていたとおり
弱小のうちのチームに対して開始から攻め込んできた。
前半7分
相手の右CKからニアポストに相手のエースが飛び込んでくるも
DFが伸ばした足にあたりノーゴール。
前半8分
直後のCKから中央に合わせるもうちのDFがクリア。
前半15分
カウンターから飛び出した味方のMFが相手DFを一人かわしてシュート。
GKが弾いたところをオレが詰めるが焦って枠を外してしまう。
前半終了間際
中央でパスカットされ右サイドの裏をついた
相手MFにドリブルで切り込まれるも
ドリブルが大きくなりGKが飛び出してクリア。
前半終了のホイッスル
『小さな勇気』・・・続き
>>362 前半終わって
シュート数 2本−9本
相手は段々とミスが出始めていた。
「あぁ・・・あんとき決めてりゃ・・・」
悔やむオレにキャプテンが
「しょうがないさ。それは結果論だし。次のチャンスに決めてくれよ」
「ケッカロン・・・?」
たまにうちのキャプテンって難しい言葉を使う・・・
監督が言った
「最初の10分間我慢するんだ。相手はもう交代出来る選手がいない。
うちはまだ、あと1人交代出来る。残りの時間にチャンスが来る・・・」
この蒸し暑さでクラクラしてきた。
頭から水を被った。残りの時間にチャンスが来る・・・
後半開始のホイッスルがフィールドに響いた
『小さな勇気』・・・続き
>>363 後半相手は試合を決めようと
前半よりも攻撃をしかけてきた。
後半3分
意表をついた相手側のロングシュート。
うちのGKがファインセーブ。
後半6分
うちのDFのクリアミスに反応した相手のFWが
そのままミドルシュート。制度を欠いて枠をそれる。
後半11分
うちのDFもバテてきている・・・オレも足が動かない・・・
そんな間を突かれた・・・
ペナルティエリア前中央でパスと見せかけたフェイントに味方DFが
置き去りになりGKと1対1になりボールは左隅に転がり失点。
うちはもはや最後の交代枠に攻撃の選手を入れるしかなくなった。
DFに替え攻撃的MFを入れる。
3バック・・・リスクが大きいが攻撃するしかない。
オレは蒸し暑さで目眩を感じながら走った。
残り時間は5分を切っていた・・・
>>363 の訂正
そのままミドルシュート。制度を欠いて枠をそれる。
↓
そのままミドルシュート。精度を欠いて枠をそれる。
まとめサイトの方お願いします☆
ho
おつかれおやすみ
ほ
り
サッカー祭りだな
夕べ突然閲覧できなくなって
更新が中途半端になりました。
すいません。
陳謝ついでの更新開始。
それにしても試合内容を文面化するのは難しいね・・・
サッカーに興味ない人にもまったくわからない人にも
どうやったら伝わるのか行き詰まります・・・
『小さな勇気』・・・続き ゲリラ的更新w
>>364 相手は守りを固める。逃げ切るつもりだ。
もう・・・走れない・・・
いつも以上に汗が滴り落ちる。
・・・まだ、試合は終わっていない・・・
相手が守りに入ったことでボールの支配率は
うちのチームが占めていた。
残り時間2分・・・
相手DFのクリアミスを突いて味方MFがロングシュート!
GKがファンブルしたところを味方のもうひとりのFWがシュート。
相手DFに当たりコースが変わり土壇場で同点に追いつく。
優勝でもしたかのようにベンチも入り混じって抱き合って喜んだ。
後半終了のホイッスル
『小さな勇気』・・・続き ゲリラ的更新
>>372 試合は、Vゴール形式の延長戦に入った。
準決勝からは延長戦があり最後はPK戦になるのだ。
延長戦まで2分間のタイムが与えられた。
オレはずっと左手首のミサンガをみつめていた。
舞波だってこの暑さの中、リハーサルに頑張ってるんだ。
みんなもまだ、諦めていない・・・
土壇場で追いついたこっちに流れがある・・・
もう一度、オレに力を・・・
ミサンガに祈った。
「みんなよく追いついた。これがこの試合の最後の時間だ。
オレはみんなを誇りに思う。いいチームにまとまってくれた。
最後・・・ホントに最後の時間だ。思う存分にプレーしろ。
オレのこの試合の最後の指示は・・・『悔いの残るプレーをするな』だ」
監督が目に涙を浮かべながら叫んだ。
「ハイッ!!」
オレ達も監督の気持ちを受け取り気合の篭った返事をした。
奇跡を呼ぶ延長戦のホイッスルが鳴った。
『小さな勇気』・・・続き そしてもったいぶって更新終了w
>>373 前半、後半と違い激しいぶつかり合いになる。
延長前半2分
うちのキャプテンが、空中での激しい当たりで腰を強打。
延長前半4分
カウンターからドリブルで抜け出したオレに
相手DFが激しいスライディングタックル。
宙を舞う勢いではじき飛ばされる。
オレのシンガードが割れた。
延長前半7分
うちのDFがペナルティエリア内で相手FWの足を引っ掛けてしまう。
相手チームにPKが与えられた。
うちのGKは5年生だ。
ミニバスケあがりと経歴は変わっているが
ボールに対する反応がチーム1でキャッチも安定している。
身長も160cmを越えていたりしてガタイもいい。
しかし、今はすでに泣き顔になっている。
まわりの味方もベンチも夏休み中に来てくれた全校の生徒も
『シーン』と静まり返ってしまっていた。
オレは、ひとりGKの元まで駆け寄った・・・
ゲリラ乙w
この時間に更新が来るのは正直うれし一すねw
だんしじょしさんは新シリーズになってから
朝更新なしか・・・。
朝に更新があると得した気分になるねぇ
みぃ〜さん乙保全
ほ
ろ
朝から乙です
小学6年生〜春〜
>>前スレ945続き
「痛てて..桃子の奴、おもいっきりひっかきやがって...まったく徳永達も止めるならもっと早くしろよな...ブツブツ」
??「どうしたのその傷..?」
げた箱の掃除をしながら、愚痴をこぼしている俺に、一緒に掃除をしていた清水が話しかけてきた。
「いや、ちょっとな..」
「どうせ桃ちゃんあたりにやられたんじゃないの〜」
清水は悪戯っぽい笑顔で、鋭いとこをついてきた。
「なっ..なんでその事を..」
「やっぱりそうなんだ。だって、○○くんにそんな事できるのって、桃ちゃんくらいだもん..」
「清水は何でもお見通しだな..」
「クスッ」
清水は微笑しながら、バケツの水で雑巾を洗い出した。
清水はまじめで頭もよく、先生達からの信頼も厚い。しかも面倒見もよく、クラスのみんなからもいろいろ頼られる事が多いみたいだ。
同級の中では一番ちっちゃい彼女だが、その器は誰よりも大きく感じる。
>>382続き
「そういえば、さっきは大変だったみたいだね」
「えっ..?」
ゲタ箱を拭きながら、清水が少し心配げな口調で話してきた。
「なんか藤本くんと舞美ちゃんが喧嘩したって聞いたけど...わたし、その時職員室に行ってたから..」
「あ〜その事か、別にたいした事じゃないよ」
「でも、○○くんが止めてくれなかったら大変だったって、女子達が言ってたよ」
清水はこちらを振り返り、表情を曇らせながら俺を見ている。
「たまたま止めたのが俺だっただけだよ。もし清水がいたら、同じ事をしてたと思うぜ」
「そんな事ないよ。..私だってきっと..」
そう言いかけると、清水は少し寂しげな表情になり、下を向いてしまった」
「清水..?」
「ううん..何でもない。さぁ!早く掃除終わらしちゃお!!」
そう言うと清水はまた、テキパキと掃除を始め出した。
「でも、矢島にはまた嫌われただろうなぁ〜」
「...それは..ないと思うよ..」
掃除を続けながら俺が矢島の事を話すと、清水はボソッと呟いた。
「えっ?なに?」
「ううん、なんでもない、それよりげた箱の上を拭いてよ。わたし届かないから」
「あっ..ああ」
清水の言葉が気になりつつも俺は、げた箱の上を拭きだした。
>>383続き
「...いいなぁ〜背が高いって、わたしも早く伸びないかぁ〜」
「えっ?」
ふと俺が振り返ると、清水は頭のてっぺんに手をやり、自分の身長を確認する仕草をしながら、不満げな表情をしていた。
「なんだよ清水、あいかわらず身長の事気にしてるのか?」
「うん..前はそれほど気にしてなかったんけど、学年が上がるごとに、まわりの子はどんどん背が伸びてて、なんかわたしだけ取り残されてるみたいだから..」
清水は少し寂しげな表情をしながら、俺を見上げている。
確かに同級の女子に比べると清水は小さい。しかし俺達はまだ小学生だ。まだまだ成長期はこれから..身長だっていくらでも伸びる...俺はそう思っているが、当事者の清水にして見れば、頭では分かっていても、そうは割り切れないんだろう。
「大丈夫だって!その内まとめて一気に伸びるって!!」
「そうかなぁ..」
「ああ!!俺が保証するぜ!!
正直、絶対伸びるとゆう確証はなかったが、俺はそう言って落ち込んでいる清水を励ました。
>>384 「じゃ.じゃあ、...もしも...もしもだよ、このまま身長が伸びなかった時は、○○くん..わたしをその〜...責任をもって助けてくれる..?」
そう言うと、清水はなぜか少し頬を紅くしながら、俺をじっと見つめていた。
「責任?助ける?...なんかよく分かんないけど、俺にできる事だったらなんでも協力するぜ!!」
「ほんと!!?
「ああ、まかせとけ!!」
「約束だよ!!!..やったぁ...もう、無理して牛乳飲まなくていいかも..ウフフ」
俺の返答を聞くやいなや、清水は急に元気なり、なにやら1人でぶつぶつ言いながら、いつも見せない不適な笑みを浮かべていた。
「おっ..おい..清水、大丈夫か?」
「えっ?、うん大丈夫だよ。あっ!もう掃除時間終わっちゃうね。急がないと..」
そう言って、清水はまたテキパキと掃除を再開した。
「なんか変な約束しちゃったけど、清水も元気になったみたいだし、まぁいっか..」
俺はそう思いながら、掃除を続けた。
>>385 「お〜〜い、○○〜」
掃除も終わり教室に戻る途中、向こうから藤本が大声で俺の名前を呼びながら走ってきた。
「ハァハァ...○○大変だ」
「どうしたんだよ藤本、そんなに慌てて..」
「4組に女子の転校生が入ってきたんだけど..」
「転校生?」
「ああ..しかもだ、もぉ〜ありえないくらいかわいくて、すでに学年中の男子の間で大騒ぎになってるんだ」
藤本はよほど興奮してるのか、熱い口調で俺に詰め寄りながら説明してきた。
「へぇ〜そうなんだ」
「なんだよお前、興味ないのか?あれ見たら、もうほかの女子なんて話しにならないぜ」
「興味はあるけど、なんかなぁ〜...それにお前、村上一筋とか言ってなかったか?」
「それはそれ、これはこれだ。お前はまだ彼女を見てないからそんな落ち着いていられるんだ。ほら行くぞ!!」
「ちょっ..」
そう言って藤本は強引に俺の腕を引っ張り、4組の教室に向かった。
謎の転校生キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
凄く気になってしょうがないYO!
愛理か
昨日の夜、人多杉でカキコできなかった分を今日の夜にでも☆
ちょっとだけ予告感覚で、この時間に投稿^^
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>256 PM1:00 〜昼休みの屋上〜
いつもは生徒が何人かはいるのに、今日に限って俺と佐紀の2人だけ。
1ヶ月前に、この場所で佐紀の今まで知らなかった色々な魅力に気付いたんだ。
佐紀に告白されて・・・キスもして・・・
2人だけの授業をサボった時間がメチャクチャ楽しくって・・・
次の日からも、佐紀との関係は変わらずに過ごしていた。
でも、笑顔の佐紀を今までの何倍も見たような気がした。
そして『雨の日の2度目のキス・・・』
あの瞬間から佐紀に対する自分の気持ちが・・・
「何て言って断るの?」
突然の言葉に驚きながら佐紀の方を見つめる。
佐紀は手すりに向かって歩きながら言葉の続きを言う。
「一生懸命に考えて・・・この1ヶ月は辛い時間だったんだよね」
佐紀は少しの間、快晴の空に広がる真っ青なキャンパスを見つめて・・・振り返って真剣な顔で俺を見て言う。
「自分の気持ちと向き合って出した君の答えを・・・私に聞かせてください」
佐紀の言葉が俺の頭の中で何度もリピートされる。
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>390 見つめる事しかできなかった。
何も言えずに・・・ただ佐紀を見つめる。
言おうとした言葉は全て、口から出る瞬間にかき消されてしまい・・・
無理に発した所で、その効力は何の意味も持たない気がした。
何も言えないままの自分・・・多分、清水の突然の言葉が引っ掛かっているんだと思う。
自分の中で一気に何かが崩れた感じがした・・・それは『強さ』だと思う。
佐紀の真剣な気持ちを知ってしまったから・・・
ちゃんと自分の気持ちで伝えなくてはダメだってわかってた。
でも、この1ヶ月で作られた2人の時間を思い出すと同時に、気持ちが複雑になってしまった。
『弱さ』が出てしまった。
その弱さを一瞬でかき消すほどの勇気が出せない。
あの雨の中で・・・俺と佐紀の心は繋がっていた・・・
優恋たんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ!!!!
既に涙が…
。・゚・(ノД`)・゚・。ウワァン
乙
・・・仕事中に涙目になるオレ。
おい、マジでたのむよ、こんな時間から………
携帯から覗き見て
自信を無くすオレ
_| ̄|○ ガクッ
がんがれ
1 名前:root▲ ★ 投稿日:05/03/15 14:47:29 ID:???0
本日深夜〜早朝にかけ、ex7 => ex10、live8 => live20 への板移転作業に伴い、
移転作業中、ex7とlive8にある板が全部止まります。
作業後、live8の板はすべてlive20サーバ、ex7の板はすべてex10サーバに移転します。
あらかじめよろしくお願いいたします。
作業開始の際には、このスレで連絡します。
ここの板や他のスレ等で暴れないよう、あらかじめよろしくお願いいたします。
なおex10サーバでは、各種実験がもれなくセットでついてきます。
【転校生作戦】ex7とlive8の板たちは一時的に全部止まります[3/15]
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/operate/1110865649/
春タン キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
優恋タン キテル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
もしかして、
今晩は投下出来ないってことですかね?
>>341を読み返してみて、試合を棄権するエピソードを盛り上げすぎたかもしれないとちょっと反省
尻すぼみにならなきゃいいけど・・・・・・・・
ってことで、キャプテンつかさ つづき
翌日
登校中に水華ちゃんに会った
「昨日は言えなかったんだけど、父さんの絵が完成したの」
「じゃあ、行っちゃうんだね。次はどこに行くの?」
「一旦東京の家に帰るの。来月父さんの個展が開かれるんで、その準備」
「個展かあ・・・・・・・・」
「それでね、今日から引越しの準備とか、画商の人とのお付き合いとかで、ツカサ君の家には行けないの」
「・・・・・わかった。母ちゃんに言っとく」
そこまで言ったところで、会話は途切れてしまった
校門を通り、下駄箱で靴を履き替え、水華ちゃんの教室の前に来たところで、俺はやっと次の言葉が言えた
「で、いつ出発するの?」
「まだ決まってない・・・・・・でも決まったら必ず知らせるから」
「うん。わかった・・・・・・・」
水華ちゃんは教室に入っていった
その日の放課後の練習から、水華ちゃんは来なくなった
チームメイトも、クラスメイトも、そうじゃない人も、あと3日で始まる夏休みに浮かれていた
だが、俺だけは、水華ちゃんとの別れを意味する夏休みを歓迎できないでいた
終業式の日
夏の大会が近いので、今日も部活がある
家に帰って荷物を置いて、昼飯を食って学校に集まった
すると、いつもならいるはずの、女子チームのメンバーが誰もいない
嫌な予感がする
『必ず知らせるから』って水華ちゃんは言っていたけど・・・・・・今日なのか?
言葉には表せない不安を感じ、冷たい嫌な汗が背中を流れる
「ツカサぁー!何でおまえがここにいるんだよー!」
職員室の窓から顔を出した吉澤先生が絶叫した
「せ、先生、ひょっとして・・・・・今日なのか?」
「そうだよ!みんな駅に行ってるぞ!」
俺は慌てて校門に走った
「アホぉ!車出してやるから乗ってけ!」
俺は吉澤先生のあちこち凹んだ泥だらけの軽自動車の助手席に乗りこんだ
吉澤先生の運転は荒っぽく、何度も何度も生命の危機を感じた
最初は間に合わないんじゃないか?と思ったが、このスピードなら間に合うかもしれない
そう思ったのだが・・・・・駅前で渋滞に捕まってしまった
「くそぉ、あと少しなのに・・・・・・・・」
「先生、俺、走ります!ここからなら走ったほうが早いですよね?」
俺は先生の返事を待たずにシートベルトを外し始めた
そしてドアを開けて今にも車から飛び出そうとした時
「待て、ツカサ」
吉澤先生は俺を呼び止めると、後部座席に手を伸ばし、何かを取り出した
「これ、試合用のユニフォーム・・・・・・11番・・・・?」
「そうだ。持ってけ」
「いいんですか?」
「11番は勝利の女神に捧げる永久欠番だ」
「あ、ありがとうございます!」
水華ちゃんが乗る特急が出発するまで、あと5分、間に合うだろうか?
車のドアを勢いよく閉め、駅に向かってダッシュした
吉澤先生・・・あんたに惚れそうだぜ。
>>354 萩原はテレビの前にぺたんと腰をおろした状態で
コントローラーを握り締めたままじっと固まっていた。
「スタートボタン」
「……」
オープニング画面から、どこをどうしたらいいのかわからないらしい。
「画面変えて、まず主人公に名前をつけるんだよ」
「……」
見かねた僕は横からスタートボタンをちょいと押して、キャラクター名の入力画面に切り替えた。
「じぶんでするからいいよ! 千聖ちゃんは見てて!」
萩原は僕の手をぱしっとはたいた。
「…いい度胸だ」
そしてまた画面に向かって固まっている。
「……」
「……」
「……」
「……」
「…おしえてよー」
萩原は眉毛を八の字にして僕を見つめた。
このやろう! だからさっきから教えてやろうとしてるんじゃないか!
教えたら教えたで怒るし! なんなんだよ!
…と怒鳴りたいところだけど、そんなこと言ったら泣きそうだからやめておく。
>>405 「カーソルを動かして文字を選んで、好きな名前入れて」
「カーソル?」
専門用語、というわけでもないけど、萩原の前でそういう言葉を使うのはやめておこうと思った。
「…十字ボタンを動かしたら文字の下の線が動くでしょ」
「ほんとだ!」
「それで一つずつ文字を選んで、好きな名前を決めるの。 ちなみに4文字までだから」
「えっと、わかった」
萩原は画面に向き直り、ピッ、ピッとゆっくりカーソルを動かして
一文字ずつ名前を入力していった。
「ち…さ…と…って、僕の名前じゃんそれ」
「ほえ?」
萩原は、何を言われているのかわからない、とでも言いたげな顔で僕を見る。
「好きな名前入れていいって言ってるのになんで僕の名前入れてるの」
「え、だって好きな名前って、…あ! うん、好きな名前ね」
ようやく僕の言ってる意味がわかったらしく、入力した文字を全部消して
新しく文字を入力し始めた。
>>406 「ま…い…、っと。 これでいいんだよね?」
「そうそう、普通は自分の名前入れたりするからね」
ほぅ、と一息ついてから萩原は次に進んだ。
オープニング、主人公の勇者が王様に呼び出されるシーンだ。
「ねえねえ千聖ちゃん」
「んー?」
「後から他のひとの名前もつけられるの?」
「つけられるよ」
「ふぅん…じゃあ、あとで千聖ちゃんの名前つけてもいーい?」
「別にいいけど…、ちゃんとストーリー見てる?」
言われてから、萩原は慌てて視線を画面に戻した。
「えーと、なんで旅に出るんだっけ?」
「はぁ…、だから、王様から竜王を倒すように頼まれたの」
きょとんとした顔で僕を見る。
「りゅうおう?」
やっぱり見てなかったな…。
「わるいやつのこと!」
「あ! うん、うん、わかるよ」
この調子だとゲームをクリアするのに何時間かかることやら。
つづく
萩原、おまえかわいすぎるぞw
こんな時間にすげぇ大漁だな
明日の朝の楽しみもなくなる訳だが
非ベリキッズのことよく知らんのだが、
マイマイ、ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!
色々RPGやったけど、こんな萌える名前入力の経験は全く無いな…、orz
みんな昔は子供だったを見ながら少しずつ
キャプテンつかさ
>>402のつづき
タクシー乗り場を通り過ぎる頃、高架駅のホームに水華ちゃんが乗る特急列車が滑り込んできた
この路線は単線で、特急列車はすれ違いのためにこの駅に3分くらい停まることが多い
この列車がそうなのかは知らないが、まだ間に合う可能性はある
駅舎の中に入り、改札口の前に来たところで俺はお金を持っていないことに気付いた
仕方がない・・・・・・・・
「すいません、後でちゃんと払いますから!」
俺はそう叫びながら強引に改札を突破した
エスカレーターを駆け上がろうとしたとき、発車のベルが鳴り始めた
くそッ!間に合わないのか・・・・・・
ホームに上ると同時に列車のドアが閉まり、特急列車はディーゼルの轟音を上げてゆっくりと動き出した
間に合わなかったか・・・・・・・・・
走り去る列車を見送りながら、後ろを向くと、ホームの片隅に女子チームの一団がいた
「おーい!ツカサく〜ん!こっちこっち!」
矢島が笑顔で俺を手招きする
絶望感に打ちひしがれながらも、女子チームの方に歩いて行った
近付くと矢島の影に須藤がいるのが見えた
サインペンで何かを書いている
こいつら、何で笑顔なんだ?
須藤は何やってるんだ?
状況がわからないまま女子チームの所についた
「ツカサ君、来てくれないのかと思っちゃったよ〜!」
集団の真ん中から、俺が一番聞きたかった声が聞こえた
从 ’w’)<そろそろ投下してもいいですか??
いっぱいきてるねr
あ〜、パソコンで見れなくなった…
できれば鯖停止前に書き上げたい
>>412のつづき
「み、水華ちゃん・・・・どうして・・・・・乗らなかったの?」
「ツカサ君が走って来るのが見えたから、父さんに頼んで1本遅い列車にしてもらったの」
「あ、ああ・・・そうなんだ・・・・・・・」
一気に疲れを感じて、その場に座りこんでしまった
「でも、どうして今日行っちゃうって教えてくれなかったの?」
「ちゃんと同じクラスの矢島さんに伝言頼んだんだけど・・・・・・」
全員の目が矢島に集中した
「わ、私はツカサ君と同じクラスの茉麻ちゃんに頼んだよ・・・・・」
今度は全員が一斉に須藤を見た
「私は・・・・試合中にキスするような仲だから・・・・教えなくても大丈夫だと思って・・・・・・」
「す、須藤!おまえ見てたのかよ!」
俺がそう叫ぶと同時に、女子チーム全員が驚きの声を上げ、俺たちを囃し立てた
「お、お、おでこに軽くチュってしただけだよぉ〜!もう!須藤さんのバカぁ!」
水華ちゃんは顔を真っ赤にして、その場にしゃがみ込んでしまった
「水華ちゃん、ゴメンゴメン。これ、ちゃんと書いたよ」
須藤はそう言ってあの水華ちゃんの思い出の寄せ書きボールを水華ちゃんに手渡した
次は当然俺が書く番だ
そう思ってボールに手を伸ばしたが、水華ちゃんはサインペンしか渡してくれなかった
「ツカサ君はこのボールじゃないの」
「それは・・・・・どういうこと・・・・?」
俺はあのボールに名前を刻む資格がないのか?
俺は水華ちゃんの思い出になれなかったのか?
「ツカサ君はこのボールに書いてちょうだい」
水華ちゃんはそう言って、真新しい普通のボールの半分くらいの大きさのボールを差し出した
「このボールはツカサ君専用だから、いっぱい書いてね」
俺は、水華ちゃんの思い出になれなかったのではない
水華ちゃんにとって、誰よりも大切なサッカー仲間になれたんだ!
嬉しさに涙が込み上げてきた
俺は顔の汗を拭うフリをして涙を拭くと、ボールに想いを書き始めた
『サッカーって楽しいよね
俺は そんな当たり前のことを忘れかけていた
水華ちゃんはそれを思い出させてくれた
サッカーってすばらしいよね
言葉を通さなくても 気持ちを伝えられる
水華ちゃんはそれを俺に教えてくれた
そして水華ちゃんは サッカーで一番大切なこと
仲間と協力して勝つことを教えてくれた
いつかまた 同じグラウンドで 同じ夢を見よう
本当にありがとう
最高の相棒 最高の仲間 最高の女の子の武藤 水華ちゃんへ
大寅 ツカサ』
俺はメッセージを書き上げると、11番のユニフォームと供に水華ちゃんに手渡した
「このユニフォームは・・・・・貰っちゃっていいの?」
「ああ、チーム全員から、勝利の女神へのプレゼント」
「そんな、勝利の女神なんて・・・・・でも、ありがとう。大切にするね」
やっと見れた〜〜
投下しようっかな?
他の作家さんが投下中は、投下しちゃダメだよ。
ツカサさんはもう終わったのかな?つづく?
>>418 べつにいいよ
そんなルール無いし
今日は特別な状況だし
>>419 あと2レスくらいかな?
『小さな勇気』・・・続き
>>374 前回までのあらすじ・・・
壮絶な試合となった準決勝。
Vゴール形式の延長となったが
相手にPKを与えてしまい絶体絶命のピンチ。
ただひとりアキナは味方のGKの元へ歩いて行く・・・
「何泣いてんだよ(笑)最高の見せ場じゃんかぁ。」
ちょっと胸を小突きながらオレは話続けた。
「おまえの思った方向へ飛べばいいんだよ。
おまえの選んだ方向が、オレたちの選んだ方向なんだから」
「でも・・・ヒック・・・でも・・・ヒック」
「いいんだよ。防げばおまえがヒーローになるんだから。
自信を持っていけよ。ハートを強く持っていけよ。」
反則をしたヤツも膝を抱えてしまっている。
「立てよ。まだ、終わっちゃいないよ。さぁ、立とう・・・」
オレ・・・どうしたんだろう・・・
負けるかもしれないのになんで落ち着いているんだろう。
暑さでやられたかな・・・
審判がホイッスルを咥えた・・・
う、掲載中に投下したか・・・
失礼しました。
ま、今日はいいんじゃね?
続けてよ。
ラジオ保全
読みづらくなったらごめんなさい。
『小さな勇気』・・・続き
>>374 そのころ舞波は、
リハーサルを重ねるごとに調子を上げていった。
ダンスの先生もビックリしているぐらい
動きが大きくなりダイナミックになっていた。
「舞波ちゃん、動きにメリハリがあっていいよ!
上と下の整理もついてるよ」
「ハイッ!」
「じゃあ、ちょっと休憩しまぁすっ!」
「ハーイ!!」
舞波は、ヘンな胸騒ぎを感じた・・・
「舞波ちゃん・・・どうしたの?」
「・・・何でも・・・ない・・・よ・・・りぃ〜ちゃん・・・」
「でも、何だか様子がヘンだもん。りぃ〜、気になるもん。」
「・・・ミサンガが・・・切れちゃった・・・」
オレ達の激闘は続いていた・・・
>>417 つづき
水華ちゃんはボールとユニフォームをバッグにしまうと、別のボールを取り出した
さっき俺がメッセージを書いたボールと同じミニチュアのボールだ
「これは・・・・私からツカサ君へのプレゼント」
ボールには水華ちゃんから俺へのメッセージが書き込まれていた
『今度はオーバーヘッドでゴール決めようね』という文字が見える
「ここに、東京の住所も書いておいたから、手紙ちょうだいね」
「ああ、わかった。大会の結果とか、報告するよ」
そんな話をしているうちに、みどりの窓口で切符を交換してきた水華ちゃんのお父さんや、
吉澤先生、更にはバスで駆けつけた男子チームのメンバーなどもホームに現れた
みんなで談笑しているうちに、あっという間に時間は過ぎ、次の特急列車がホームに入ってきた
「これで・・・・サヨナラだね・・・・」
「ああ・・・・・・」
言葉は交わさなくても、俺の気持ちは水華ちゃんに伝わっていると思う
当然水華ちゃんの気持ちも俺にはわかっていると思う
発車のベルが鳴り、列車のドアが閉まった
水華ちゃんは、大勢の笑顔と、大勢の涙に見送られて、旅立っていった
8月の半ば
俺は水華ちゃんに初めての手紙を書いた
手紙には県大会で惜しくも準優勝に終わり、全国大会には進めなかったことを書いた
読みづらくしてごめんなさいです・・・
みぃ〜ちゃん、どんまい♪ 次稿かも〜ん!
>>424 サンキュー!忘れてた。なんとか『恋してるときはいつも』MDにとれたww
『小さな勇気』・・・続き
お風呂に入ってくるのでいつもの
もったいぶらせで一旦休憩w
>>425 運命のホイッスルが鳴った
一呼吸おいて相手の5番が助走を始めた。
まるで時間の流れがないような空間に感じた。
真夏の太陽だけが、
自分には関係ないよというようにギラギラと照りつけた。
ボムッ!っとボールを蹴る音がフィールドに響いた。
・・・舞波・・・ごめんね・・・約束守れなかったよ・・・
舞波は、連絡をとろうと手にした携帯を置いた。
アキナ・・・わたし信じてる・・・
・・・『今度の夏のイベントは、わたし・・・燃え尽きるまで頑張るから・・・』
『小学生最後の夏をサイコーに輝いてみせるの・・・』
『はい♪勝利のお守りぃ♪』
『まだ、ダメなんだもん。全然ダメなんだもん・・・』
いままでのことが頭をよぎる・・・
まい・・はぁ・・・オレ・・・ごめんね・・・
地方で聞けるのに、大阪で聞けないという、この理不尽な事実・・・orz
>>426 キャプテンつかさ ファイナル
あの夏から3年と少し過ぎた
今日は高校の合格発表の日
中学の全国大会で活躍し、U-15の日本代表にも選ばれた俺は、日本中の高校から特待生で誘われた
その中から俺が選んだのは、誘いの来た学校の中ではちょっと弱い方だったが・・・・・
学生寮完備で、女子サッカー部が日本一強い、隣の市の高校だった
(後で聞いたのだが、吉澤先生の母校でもあった)
特待生の俺は、入学に関する書類を受け取るために学校に出向いていた
郵送で書類を受け取ることもできるので、学校に顔を出す必要はなかったのだが・・・・・・・・
おっ、いたいた
「どう?受かっていた?」
「あつ!ツカサ!当たり前だとゆいたいですよぉ〜!」
「そうか、須藤とは高校も一緒になったか」
「ところで・・・・・・あの子は?」
「探しているんだけど・・・・・・・・」
その時、後ろから俺と須藤の肩を誰かが叩いた
「水華ちゃん・・・・・!?その顔は受かったんだね?」
「うん!」
「これでまた、いっしょにサッカーができるね」
須藤が嬉しそうに言った
「今度こそ・・・オーバーヘッドをゴールに叩き込もうぜ!」
「うん!最高のパス、出してあげるよ!」
水華ちゃんは今日、俺んちに夕飯を食べに来ることになった
「でも、その前に、会いに行きたい人がいるんだけど・・・・・・・」
水華ちゃんの言葉に、俺と須藤は顔を見合わせ、声を合わせて言った
「吉澤先生だね!」
「吉澤先生だな!」
中学からエスカレーター式に同じ高校に進学する矢島も誘って、俺たち4人はあの小学校へ向かった
おしまい
キャプつか乙っした!!
このスレの影響で久々にサッカーやりたくなってしまったよw
乙華麗
青春だなあ
キャプつか乙 水華ちゃんに会ってみたくなったよ。
キャプつか お疲れ様でした〜☆
今度、機会器があったら水華ちゃんに注目してみたくなりました!!
自分も投稿しないと・・・
鯖落する前に終わらせられればいいけど〜・・・
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>391 3月1日 〜雨が降る放課後〜
天気予報を裏切る突然の雨に、家に帰る事ができないで学校の玄関で雨が止むのを待っていた。
雨が小降りのうちに帰ってしまった生徒がたくさんいて、この時間には生徒がほとんどいない。
予想外に音楽室の掃除に時間が掛かってしまった俺達の班。
最後のじゃんけんでゴミ捨に選ばれた俺。
不幸が同時に何個も重なってしまって、今は雨を見つめる事しかできない。
同じ掃除班の奴も全員帰っちゃったし・・・
その場にしゃがみ込んで雨を見続ける。
(たまには雨に見とれるのもいいさっ)
そんな事を思いながら。
数分待ったけど雨は止みそうにない。
『ガタッ』
誰かが下駄箱で靴を履き替えている音がした。
そして、その足音は外に出てきて・・・座ってる俺の横で灰色の空を見上げながら呟く。
「雨が全然止んでないよ〜!! 困ったなぁ・・・」
その声に『ハッ!』として相手を見る。
俺が動いたために気配を感じて、相手も俺の方を見る。
『あっ・・・』
俺と夏焼は同時に声を出した。
早速、訂正お願いしますw
雨が小降りのうちに帰ってしまった生徒がたくさんいて
↓
雨が小降りのうちに帰ってしまったために
まとめサイトの方、お願いします☆
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>438 微妙な距離を空けて、2人はその場に座りながら雨を見つめていた。
お互いに何も言わないで・・・ただ静かに雨を見つめていた。
「雨・・・止まないね」 俺が前を見ながら夏焼に話しかける。
言い終わった後も、心臓の『ドキドキ』が止まらない。
「そうだね。 空の〜・・・」 そう言い掛けて夏焼は『クスッ♪』と笑った。
「えっ?どうしたの?」 俺が自然な感じで、何とか夏焼の方に顔を向ける。
夏焼は前を向いたままで笑いながら話を続ける。
「小説とかでね、突然の雨は『空にある大きなバケツの底が破れた感じ〜』なんて表現を使うけど、そのままだなぁ・・・って、思って」
そう言って笑顔で空を見上げる夏焼。
弱々しい風に運ばれた雨の粒が、そっと彼女の黒い髪を飾る。
彼女に見とれている自分がいた。
ずっと見つめていたかったけど・・・すぐに前を向く。
今度は夏焼が話し出した。
「最後に2人だけで会った時も・・・雨だったよね」
寂しそうな声に『そうだね』と俺も小さな声で答える。
「風邪・・・ひかなかった?」
そう言いながら、夏焼は1度は躊躇したけど・・・2度目で俺の方を見た。
「大丈夫だった」 そう言って、俺も夏焼の方に顔を向けてた。
何も言わないで見つめ合って・・・お互いの表情は笑顔でも寂しい表情でも無かった。
ただ、俺が夏焼の目に・・・夏焼が俺の目に映っていた。
何度も口を開いて言い掛けた言葉は、俺の心を締め付けるだけで声にならなかった。
夏焼も俺の言葉を待ちながら、自分の言葉を伝えたいのか口を少し開いて・・・そんな時間が続いた。
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>440 突然だった。
『えっ!?』 俺と夏焼が同時に声を出す。
後ろから歩いて来て、俺達の間に立つ女の子・・・
同じ掃除班で、先に帰ったと思っていた佐紀だった。
手には2本の傘を持っていて、何も言わないで俺と夏焼の間に座る。
佐紀は、座ると同時に夏焼を見つめて・・・傘を渡した。
戸惑う夏焼に佐紀が心配そうな表情で言った。
「職員室に行って彼の分の傘も借りてきたんだけど・・・雅ちゃんは彼と一緒に帰った方がいいよ」
「えっ・・・」 驚きながら佐紀を見つめる夏焼。
「彼を見つめてた雅ちゃん・・・今でも本当は彼の事・・・」
佐紀の言葉の途中で夏焼が立ち上がり、傘を開いて2,3歩前に出ると振り返って佐紀に向かって言う。
「傘・・・借りるね。 明日も学校で会おうね・・・」 そう言って下を向いてしまった。
「雅ちゃん!! 何で!? どうして!?」 佐紀が立ち上がって夏焼の前まで行き手を掴む。
佐紀を傘で濡れないようにしながら、夏焼は顔を上げて俺の方を見つめた。
雨に打たれて濡れていたからじゃなくて・・・ 夏焼は泣いていた。
「ごめんね・・・」 小な声で言って夏焼は走って行ってしまった。
雅ちゃん・・・(/_;)
>>438 3月1日なんですか? ・・・これはこれでいいのか・・・な?
あぁ、みやびたん・゚・(ノД`)・゚・
ここは回想シーンなんでw
何とか回想のところだけ上手く違う記号とかで区切りたい気もするんですけど〜・・・
う〜ん・・・^^;
>>438の最初
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3月1日 〜雨が降る放課後〜
に変更でお願いします☆☆
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>441 降り続ける雨に打たれながら・・・佐紀はその場所に立ち尽くしたまま下を向いていた。
立ち上がり、俺は目の前に行って佐紀が握り締めていた傘を取って開く。
「佐紀・・・帰ろう」 俺が佐紀に優しく声を掛ける。
佐紀は肩を震わせながら話し出した。
「勝手に・・・おせっかいな事して・・・ごめんね・・・」
泣きながらも、必死に下を向いて涙を見せない佐紀。
俺は、そのまま傘を地面に落として佐紀を抱きしめる。
俺の胸の中で声を出して泣き続ける佐紀。
俺は、落ちてくる雨を見るように上を向いていた。
泣いているのを佐紀に気付かれたく無かったから・・・
少しして俺が顔を下に向けると、泣き顔で俺を心配そうに佐紀が見つめていた。
服も髪も濡れて、小さな体がいつもより小さく見えた。
佐紀は、ただ俺を見つめていて・・・
「何で・・・ 自分だって泣いてるのに・・・ 何で俺を心配そうに見つめるの?」
俺も佐紀を見つめながら言う。
佐紀は震える声で言う。
「君が・・・好きだから。 私の心の中で君がいっぱいになっ・・・」
俺は、話してる途中の佐紀にキスをした。
佐紀も目を閉じて、そのまま俺の背中に手をまわして・・・
雨に濡れながら・・・
2人はキスをした。
優恋タン乙です。
回想シーンなのは文脈と改めて日付が
出てきたことでわかるから大丈夫ですよ。
それより落ちる前に続きお願いします。
>>432 >「あつ!ツカサ!当たり前だとゆいたいですよぉ〜!」
あつ→あっ
修正たのみます
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>447 ・
・
・
・
・
無言で見つめる佐紀。
俺も見つめる事しかできなくて・・・
ただ時間だけが過ぎていった。
突然、佐紀は俺の目の前まで来て『クスッ』と笑った。
そのまま俺の顔に自分の顔を近づけて・・・
佐紀の顔が1センチも無いくらいの距離にあって・・・
佐紀は、その状態で俺を見つめる。
お互いの息が感じ取れる距離。
そんな微妙な距離で佐紀が言う。
「このままキスをしてくれたら・・・私は君を他の子には絶対に渡さない自信があるよ」
ゆっくりと息を吐くように佐紀が目を少し細めながら囁くように続ける。
「この距離が・・・私の精一杯の勇気だから。 後は君の気持ちを私に伝えて」
佐紀は、そのまま瞳を閉じて・・・
静かに時間だけが流れていく。
俺も目を閉じて・・・佐紀の肩を両手で掴んだ。
佐紀たん・゚・(ノД`)・゚・。
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>450 目の前の佐紀を自分から離す。
そして、ゆっくりと目を開けると・・・佐紀は笑顔で俺を見ていた。
(そっか・・・佐紀・・・)
俺は真剣な表情で佐紀を見つめて、小さく『ごめんなさい』と言って気持ちを伝える。
何も言わずに、佐紀はロザリオに付いた指輪を両手で握り締めて瞳を閉じた。
「君に私の勇気を渡したからね。 幸せになれるように頑張って」
そう言った後で、俺を見つめるために開いた瞳からは涙がこぼれていた。
佐紀はその涙を手で拭うと、俺に笑顔を見せて・・・そのまま屋上を去っていった。
清水佐紀・・・何にでも真剣で、その姿に俺は憧れていたのかもしれない。
誰にでも優しく接して、それでいて自分には厳しくって。
俺は、佐紀に色々な事で助けてもらったり教えてもらったと思う。
2月14日の1時間。
俺は本当に佐紀の事を好きになっていた。
もっと佐紀を笑顔にする事だってできたのかもしれない・・・
でも、5分前に俺がキスをしていたら佐紀は俺の頬を叩いてたと思う。
俺は指輪を握り締めて、上を向いて空に向かって言った。
「精一杯の勇気を・・・本当にありがとう」
〜続く〜
うわぁ・・・超切ないよ・・・゚・(ノД`)・゚・。
俺の目から涙が止まらないよ、きっと春の花粉の所為なんだ、
佐紀ちゃん・゚・(ノД`)・゚・。
切な過ぎて・・・あっちの原稿が全然進まないのは内緒だ・・・・゚・(ノД`)・゚・
佐紀たーん・゚・(ノД`)・゚・。
くっ… 小学生なのに俺より大人な世界だぜ・゚・(ノд`)・゚・
仕事に疲れたせいで
お風呂で寝てしまった・・・
でも、そのおかげで優恋さんが見れた。
よかった、よかった・・・゚・(ノД`)・゚・。
>>456 おまおれ。
>「このままキスをしてくれたら・・・私は君を他の子には絶対に渡さない自信があるよ」
>5分前に俺がキスをしていたら佐紀は俺の頬を叩いてたと思う。
小学生のときにこんな女の子に出会っていたら、間違いなく人生変わってただろうな。
今日も一日お疲れ
おやすみ
てst・・・かけるかな?
移転完了おやすみ
おはよう
引越し一時間ちょっとだったんだな
つかさお疲れ様でした
朝から泣いてシモタ
ワールドユース編きぼん
『小さな勇気』・・・続き 投下できなかった分
>>374 『告白なんてしないでよ!』
舞波の言葉が、頭の中をよぎった・・・
ボールはGKの逆を突いたが、精一杯伸ばしたGKの足にボールが弾かれた!
こぼれたボールをキープしたのはキャプテン。
そして・・・動けないキャプテンの代わりに
思いっきりロングボールを蹴りこんだのは
PKのきっかけを作った反則をしたDFだった。
「あ・・・あ・・・」
オレに向かってボールが飛んでくる。
「マジ・・・(汗)」
オレを飛び越えたボールは相手のペナルティエリア手前で大きくバウンドした。
相手チームのGKが一瞬飛び出しを躊躇した。
オレは、無我夢中で飛び込んだ。
空中で激しく衝突するふたり。
頭に衝撃が走る・・・
ボールが当たったのか、それとも相手GKの手が頭に当たったのか・・・
もつれて地面に落ちるふたり。
その直後、ホイッスルがフィールドに響き渡った・・・
仕事に行ってきます。
从 ’w’)<試合はどうするの?
(;・o・)<し、仕事なんだってばぁ
ほ
ん
だ
>>452 それでは聞いてください
レミオロメンで3月9日
ほ
り
え
も
ん
1レスだけ更新します。
>>210 夏焼まだ怒ってるよな〜、という不安を抱きながら学校へ行った。
「え〜、まず出席番号順にバァーっと整列して、ドドドッと体育館に入場します、
入場すると右側にボォアバァァーっと・・・・・・」
朝の会、先生が今日のリハーサルの流れを黒板に図を書きながら説明している。
朝の会が始まる直前に夏焼は教室に入ってきたので、朝の内に謝ることはできなかった。
夏焼を見てみるとやはり元気が無さそう、
加護もいつもは辻と騒いでいるが、今日は静かだ、
加護からさっきチラッと聞いた話だと、卒業式だと他にも告白する人がいるかもしれないから、早めに昨日告白したらしい。
もう一つ気になる事がある、普段まったく遅刻などしない愛理がまだ来ていないという事。
「えぇ〜みたいな流れになっています」
先生の説明がやっと終わり、騒がしくなる教室
「あと最後に一つ、皆に知らせなあかん事があります・・・・」
(ん?先生の声が急に暗くなったような気が・・・・)
「鈴木愛理さんが卒業後アメリカに行ってしまうという話を皆さんは知ってますね?」
騒がしかった教室が一気にシーンとなる・・・・
『ドクン・・・・』
「実は・・・急に予定が早まって・・・・」
先生の声が震えている、
(まさか・・・違う!嘘だ!・・・言うな!言わないでくれ!!!)
「鈴木さんは今日・・・日本を発つことになりました、せやから皆と一緒に卒業式に出ることは・・・できません・・・・」
教室は誰も居ないかと思うくらい静かで、廊下から生徒達の騒ぎ声だけが響いている・・・
そ、そんな
うそだといってよ愛理・゚・(ノД`)・゚・。
ドキドキ
いやー!
愛理ぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!・゚・(ノД`)・゚・。
キャプテンつかさ 高校編
高校に入学して早一ヶ月
新入生は、特待生の俺たちも含めて、基礎体力向上とやらで、ボールに触らせてもらえない
だが、今日は新入生の実力を計る、ということで、女子部と1年生男子の練習試合が行われる
そんなわけで、俺は朝から浮かれていた
昼休み
学食へ向かう途中、俺は背の低い女の子に呼びとめられた
「あなかが武藤さんの言ってたツカサ君ね?」
誰だろう?
この制服は高等部のものだから、背は低いけど高校生だよな・・・・・・・?
「私は女子サッカー部キャプテンの清水です。こう見えても3年生よ」
つづく
ウソです
つづきません
保守
学校なんか早退して早く愛理のもとに急げ!
って言いたくなった
…リア消って
リアルで小学生だったらの意味ですか?
今まで、リアけしって読んでました…
ワロス
もう、みぃ〜タソったら、おちゃめさん♪w
486 :
名無し募集中。。。:05/03/16 18:51:25 0
キモ
スレのタイトルの
意味もわからず小説書いて
設定がたまたま
スレの主旨に合ってたので
あわよくば、
スレから追い出されるところだった…
_| ̄|○
ま、過ぎたことは気にすんな
期待ほ
491 :
名無し募集中。。。:05/03/16 20:18:08 0
州*‘ o‘リ<こくごのべんきょうあいうえお
意味もなくageんなよ
緊張のホワイトデーよかった(*´Д`)
>>344 舞美の膝が、私の腕と胸に痺れを残していた。左手が動かない
桃子は頭を振りながら起き上がる。かなりきついのか動作が鈍い
「あと10秒ね」
舞美は、言うが早いか長い足で私に回し蹴りを決めた。右手でガードしていたが頭に衝撃が伝わる
もう、駄目・・・
朦朧とする意識の中で、桃子も同様に吹き飛ばされているのがボンヤリと分かった
「57秒か、ちょっと早かったかな」
涼しげに手を叩きながら、舞美はマスター達の方に向きを変えた
「ねえー、きりが無いよー」
梨沙子はもう一杯一杯だ。相当疲れてるのかネバネバ銃ももう構えていない
「あの二人もやられたみたいだよ、どうする」
舞波が焦ってるのか落ち着いてるのか分からない声でマスターの指示を待つ
「どうするってもな〜」
もう終わりか、自分の門下生の手にかかって生涯を終えるとは・・・
それも良しか
いや、この子達のためにも自分がしっかりしなくでどうする
「梨沙子、舞波、あきらめるんやない。まだ、希望はある」
そう、現地に辿り着かない我々を心配して迎えが来るはずだ、それまで持ちこたえれば
「無駄な、足掻きは止して覚悟を決めなさいよ」
矢口が非情に言い放つ
舞美が、ゆっくりとマスターたちに近づいていく
冷たい笑顔を浮かべて
>>494 「ま、ちな、さいよ・・・」
弱弱しい声で舞波の前に立ちふさがる影
千奈美だ。小刻みに震えながら立っている
愛は、倒れている。全ての力を使い果たしたようだ。微動だにしない
ただ、呼吸による動きでその生存が確認できるのみだ
「愛、情けないわね〜。だから貴女はトップになれないのよ。所詮、私の引き立て役ね。まあ、いいわ。
さて、誰だか知らないけど私の前に立ったその根性だけは褒めてあげる」
言い終わるが早いか、動きの取れない千奈美に舞美の裏拳がヒットした
信じられない、仲間である愛まで、侮辱するなんて。確かに舞美の強さは昔から半端じゃなかったけど
こんなに非情じゃなかった。私が修行で行き詰った時、優しく教えてくれたあの舞美が・・・
桃子とは確かによく喧嘩してたけど、ふざけあってのものだ。愛やえりかも・・・
「舞美・・・なぜ」
私の声は届かないのか倒れている千奈美の傍をゆっくりと通り過ぎる
「あんたね〜、いい加減にしなさいよ」
桃子がいつの間にか立ち上がっていた。相当なダメージがあるはずなのにしっかりと両足で大地を踏みしめている
「いつの間に本当に嫌味っ子になっちゃったのよ〜」
桃子の目が鋭く舞美を捉えている。強い意思を秘めた目だ
「裏切り者が・・・」
舞美が桃子を睨み返した
重いんで後ほど
優恋さん、俺の佐紀ちゃんを泣かせたな
いい話し過ぎるよ・゚・(ノД`)・゚・。
秘密国家公務員さんキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
秘密国家公務員氏が中1日なんて━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
>>495 その時、SAの入り口の方から騒がしいバイクの音と悲鳴が聞こえてきた
バイクは黒服たちを掻き分けながらマスターの車まで辿り着いた
バイクには黒のツナギを着た二人が乗っていた
運転している方が、ヘルメットを取ると見たこと無いショートカットの女性だった
「愛と正義の秘密国家公務員、ま〜さ。あなた達の悪事は、私が許さない」
茉麻と名乗る秘密国家公務員らしい女の人が決めポーズをとっている
「ちょっと、そういう感じじゃないみたいだよ〜」
後ろでヘルメットを取った女性は友理奈だった
「もう、気分よ、気分」
二人は、場違いな雰囲気でバイクから降りた
「お前ら、遅いぞ」
「へへー、ゴメンゴメン、でももう安心して。私達が来たからにはもう大船から乗ったつもりで」
「茉麻、それを言うなら大船にや」
マスターは、やっと援軍が来たって感じで普段の調子が出てきてる
二人は早速黒服たちを倒し始めた
おつかれい
>>499 「何してるの、舞美。早く倒しなさい」
矢口が、二人の出現に慌てている
「了解、ふざけた連中ね。覚悟しなさい」
舞美が、茉麻と、友理奈の方に行こうとする
「舞美、あなたの相手はこっちよ。自分で言ったんでしょ」
桃子が、毅然とした態度で舞美に啖呵を切る
私も何とかダメージが少し和らいだので立ち上がった
茉麻と友理奈の戦いっぷりから向こうはもう大丈夫だろう
「私もよ、舞美。今のあなたは許せない」
何が変わったのか知らないけれど、今の舞美はおかしい。とにかく桃子と二人で倒すしかない
「まだ、足りないようね。分かったわ、遊んであげる」
舞美は、再び私たちに対峙した
To be continued.
皆さん、すみません
速いペースでw
前にも書いたと思うんですけど次章に行きたくて
それと舞美ファンの皆さん、本当にごめんなさい
では、またこのスレでw
>>502 いや、これからもこれ位のペースだったら凄く嬉しいんだがw
いや、舞美もかっこよくて好きだよ
妖精の奇跡・マイマイのイタズラ その9かな?
妖精の国の小学生、マイマイちゃんはイタズラがだーい好き
今日も人間界に遊びに来て、イタズラする相手を探しています
おやおや?
サッカー選手の写真がいっぱい貼られている部屋で、男の子が何やら考え込んでいます
「ああっ!どうすれば水華ちゃんを試合に出してあげることができるんだよ・・・?」
いい考えが浮かばなくて、イライラしているようです
「そうだ!悩み事を増やしちゃえばもっとイライラして面白くなるわ!フフフ」
マイマイちゃんはよからぬことを考えているようです
ポケットからコヨリを取り出したマイマイちゃんは、自分の鼻の穴をコヨリでくすぐります
「は、は、はくしょーん!」
マイマイちゃんがクシャミをするのと同時に、男の子が枕をランドセルに投げつけました
ランドセルの中から教科書やノートがドサドサって落ちてきました
そして、1枚のプリントがヒラヒラ〜って落ちました
「何だ?このプリント・・・・・?あっ、サマーカップ!吉澤先生に助っ人集めとけって言われてたっけ・・・・」
「うふふふふ!悩み事が増えてパニック寸前ね」
マイマイちゃんは楽しそうに笑って、妖精の国へ帰っていきました
「成年女子の部は・・・・中学生以上の女性、ダメか・・・・・・
ん?少年の部は・・・これって・・・・・・?
これなら水華ちゃんも試合に出られる!」
あらあら、マイマイちゃんのイタズラのおかげで、男の子の悩みがいっぺんに解決しちゃったようです
相変わらずマイマイちゃんGJ♪
>>407 萩原にゲームを教えているせいで、僕がゲームで遊ぶ時間が少なくなった。
ある程度ゲームをやり終えて、萩原が帰るのは6時半頃。
僕の家ではこの時間になると夕飯になるので、ゲームはお預け。
急いで風呂に入った後にようやく始めても、少ししたら母親に寝なさいと言われる。
もちろんゲームをほとんどやっていないのにそんな事言われたくらいでは寝ないけど
さすがに12時近くまでやっていると翌日は眠くてしょうがない。
そんな生活が3日ほど続いている…。
僕はここ3日、休み時間になると机に突っ伏して仮眠を取るのが日課になっていた。
退屈な科目の時は授業中でもかまわず寝てしまうことがある。
そして1時間目の休み時間、いつものように教科書の束を枕がわりにして仮眠していたのだけど
今日はその眠りを邪魔する者が現れた。
「岡井くん、起きてよ」
「ううう」
僕がなかなか起きないでいると、声の主は俺の体を揺さぶった。
「起きてってば!」
「なんだよ…僕の眠りをさまたげる者はなんぴとたりとも…」
「いいからちょっと起きて」
僕を揺り起こしたのは福田だった。
隣のクラスからわざわざ僕を起こしに来たのか?
「…なに?」
思いっきり不機嫌な声を出してみたが、福田は顔色ひとつ変えない。
「岡井くん、なんでこのごろ舞ちゃんとばっかり帰ってるの?」
僕の眠そうな顔など気にせずに、福田は僕を睨みつけながら問いかけた。
「なんでって…」
「教えて」
福田は無表情で、僕の答えを待っている。
みんなまとめて ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
>>511 萩原と福田はいつも2人一緒に下校していたが、最近の萩原は福田と帰るのを断っている。
何故かというと、萩原はうちにゲームしに来るようになってからは、毎日僕と帰っているからだ。
福田はそれが気に入らないらしい。
「最近、萩原にゲームを…」
「あのゲームをしに行ってるのは聞いたけど、一緒に帰らなくてもいいじゃない」
「そんなこと言ったって、あいつがついてくるんだからしかたないよ…」
「どうして?」
「だから、勝手についてくるんだってば」
「なんで勝手についてくるの?」
「知らない」
「なぜ?」
「さあ」
「なにゆえ?」
「存じませぬ」
「why?」
「I don't know」
「なんでやねん!」
「知らんがな!」
「もう、岡井くんいい加減にしてよ!」
いい加減にして欲しいのはこっちのほうだ! 僕は知らない!
と、答えようとしたけれどやめた。
知らないと言っても、納得しそうに無い。
「じゃあ福田も僕と一緒に帰れば?」
福田はそれを聞くと、腕組みして考えこんだ。
>>512 「だめ」
しばらく考えた結果がこれだそうだ。
だめ、って言われても僕にはどうしようもない。
「なんだよ、勝手にしてよもう」
僕はまた机に教科書の枕に突っ伏した。
「寝ないでよ!」
間髪いれずに福田が僕をまた揺り起こす。
「はぁ…」
「舞ちゃんにゲームをやめるように言ってよ」
今度はそう来たか。
「自分で言えばいいじゃん」
「岡井くんが言って!」
わがままな奴だ。 俺は何も悪いことしていないのに。
福田はとにかく僕と萩原が一緒に帰るのが嫌らしい。
僕に萩原を取られたとでも思っているのだろうか。
キッと睨みつけたまま、僕の答えを待っている。
福田には悪いが、僕にはいい対処法は思い浮かばない。
休み時間の間中、ずっと福田に睨みつけられ続けるのだろうかと思った矢先に、助け舟が来た。
「かのんちゃーん、授業に遅れるよー」
廊下から聞こえてきたのは萩原の声だ。
リコーダー入れの袋を腕からぶら下げて、福田に手招きしている。
どうやら隣のクラスの萩原や福田の次の授業は音楽らしい。
福田は僕をひと睨みしてから、萩原のほうに向き直って
「うん、今行くよ」
と、この教室を出て行った。
神様、仏様、萩原様! 僕に睡眠の時間を少しでも与えてくれてありがとう!
>>513 そして僕は、再び眠りに着いた、が。
「岡井、次は体育だぞ。 着替えないのか?」
安達の声で我にかえる。
しまった、体育か。 すっかり忘れてた。
もはや誰を恨んでいいのやらわからないので、とりあえず安達を睨んでみる。
「なにボサっとしてんだよ、早く行かないと怒鳴られるぞ」
既に体操服の安達は、そう言うとさっさと行ってしまった。
ため息一つして、僕も渋々着替えることにした。
つづく
キャプつか最初から一気読みしたら、すげー面白かった!
萌えとかはそんなに無いが、話が面白い
作者さんは素人とは思えないよ
今日もいっぱい乙
>>476 「おそらく・・・・そろそろ家を出ている頃だと思います・・・」
中澤先生が上を向いてる、涙が零れ落ちないように
嘘みたいに静かだった教室が、次第に女子たちの泣き声に包まれていく、
「それでは皆さん!あと10分程でリハーサルが始まります!トイレなどは済ませといてください!」
少し間を置いて先生は無理矢理な笑顔で言うと、足早に教室を出て行った。
(何も考えられない・・・・頭が真っ白って言うのはこういうことなんだろうな・・・・
夏焼・・・須藤・・・女子は皆泣いてる・・・・菅谷が一番泣いてるかな・・・・)
『バシッ!!』
ボーっとしている俺の頭に激痛が走った。
「何ボーっとしてんだよ!!行くっきゃないだろ!!!鈴木ん家に!!!」
痛みと同時に聞こえてきたのは辻の馬鹿デカイ声、
「もう居ないよ・・・リハーサルにだって間に合わなくなるし・・・」
「リハーサルなんて俺達がどうにかしとくさ」
後ろから聞こえてきたのは加護の声だ。
「でも・・・でも・・」
愛理の笑顔が頭に浮かぶ、
(会いたい・・・愛理に会いたい・・・)
辻と加護が「行け!」という顔で俺を見つめる、
「辻、加護・・・・・ありがとう・・・ありがとう!!」
俺は席を立ち、すごい勢いで教室を走り出た・・・・
>>515 ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
>>518 (俺の馬鹿!あきらめるとこだったじゃないか!!)
「こらっ廊下を走るな!!待ちなさい!!!」すれ違った教頭先生が怒ってる、
(待つもんか!立ち止まるもんか!!もうあきらめない!!間に合う・・・絶対に!!)
今の俺は誰にも止められない、そう思ってた・・・・でも・・・・
丁度下駄箱を走りぬけようとした時、
「待って!!」
俺を呼び止める声、振り返らなくても誰の声だかすぐに分かった、
俺は足は勝手に止まってしまった・・・
「夏焼・・・・・」
下駄箱の影から息を切らした夏焼が姿を見せた。
「待って・・・話したい事があるの・・・」
「いや、ごめん!俺急がないと・・・・」
俺が再び走りだそうとすると、
「私知ってたの!愛理が今日行っちゃうってこと!!」
「えっ・・・・・」
>>515 \ ∩─ー、 ====
\/ ● 、_ `ヽ ======
/ \( ● ● |つ
| X_入__ノ ミ そんなエサで俺様がクマ――!!
、 (_/ ノ /⌒l
/\___ノ゙_/ / =====
〈 __ノ ====
\ \_ \
\___) \ ====== (´⌒
\ ___ \__ (´⌒;;(´⌒;;
\___)___)(´;;⌒ (´⌒;; ズザザザ
(´⌒; (´⌒;;;
>>520 「昨日夜中に愛理から電話があったの、いろいろ準備で忙しいからって私だけに・・・」
「そ、そうか」
「あと・・・君が愛理のこと好きなのも・・・知ってた・・・」
(えっ・・・・)
「・・・じゃあ・・・・じゃあ愛理が今日行く事、教えてくれたっていいじゃないか!!」
俺が思わず大きな声を出すと、夏焼は体を「ビクッ」とさせ驚き、下を向いてしまった。
違う・・・夏焼に怒りをぶつけるのはお門違いってやつだ・・・
でも、いつも優しくて、人の事を一番に考えてて、そんな夏焼が・・・何で・・・
俺と夏焼二人っきりの下駄箱で、刻一刻と時間は過ぎていく・・・
「夏焼、何で・・・」
「私・・・君の事・・・君の事好きだから!!」
「・・・・・・!」
その声は外から吹き込んでくる風の音で、かき消されてしまうかと思うくらい小さくて、
夏焼の目から涙が零れだす、
「君の事好きだから、君が私から離れていくのが恐くて・・・
うぅ・・・ずるいよね、卑怯だよね・・・・教えないなんて・・・・・」
「夏焼・・・・」
須藤が言ってた「自分の気持ちに素直になって、ちゃんと告白して欲しい子」って・・・
その場に泣き崩れる夏焼、
「・・・今だって・・・こうやって君の事引き止めて・・・私最低だよ・・・ごめんね・・・ごめんね・・・」
>>522 『うぅ・・・ごめんね・・・私が帽子を飛ばされたせいで・・・ごめんね・・・ごめんね・・・・』
俺は今日見た夢を思い出していた。
『・・・泣かないで・・・・僕、笑ってる雅ちゃんの方が好きだよ・・・だから泣かないで・・・・
あの時、確か俺は泣きじゃくる夏焼の手を握ってそう言った・・・・でも今は・・・・
「夏焼ごめん、俺・・・」
『キキィィーーーーー!!』
俺の声をかき消したのは、いきなり玄関に突っ込んできた自転車のブレーキ音だった、
「須藤!?」
「これ乗ってっ、早く行って!」
「どこから自転車なんか・・・・」
「早く乗りなさい!」
俺は須藤に言われるがまま、自転車に乗った、
「早くっ!!」
「あ、あぁ、須藤・・・夏焼の事頼む・・・」
「うん、愛理によろしくねっ!!」
「ありがとう・・・間に合ってみせるから!」
(夏焼ごめん、俺は愛理が・・・・)
>>523 夏焼の事が気になっていたが、俺はその場を後にし、校門に向けて一心不乱にペダルをこぎはじめた。
「みーやっ、泣かないで」
泣き続ける夏焼の隣にしゃがみ込み、頭を撫でる須藤、
「・・・・・・・」
「ほらっ彼なんかの為に泣くと涙がもったいないよ〜」
「・・・彼ね・・・泣き虫だし、頼りないし、はっきりしないし・・・
・・・でもね良い所はもっともっといっぱいあるんだ・・・」
「うんそれは私も分かってるよ、みや程じゃないけどねっ♪」
「・・・私・・・嫌われちゃったかな・・・・」
須藤は震える夏焼の体を抱きかかえた。
「それはないよ・・・・みーやがね、彼の良い所をいっぱい分かっているように、
彼もみーやの良い所いっぱい分かってると思うよ、今までずっと同じ時間を過ごしてきたんだから」
夏焼の目には更に涙が溢れる、
「うぅ・・ありがとうっ・・・ありがとうっ・・・茉麻・・・」
「もう〜泣かないで〜雅ちゃ〜ん♪」
来たな・・・涙の女王・・・・゚・(ノД`)・゚・。
今日はここまでで。
5レスもすいませんした。
感動した!
・・・ってかこのスレの雅っておいしーよなぁ
今日もせつねぇぇぇぇぇえぇぇ!!!!・゚・(ノД`)・゚・。
本当マジでここ最近涙が止まらないんだが・・・
作者サン達GJだよ・・・
ぬおっ!?
釣りとかじゃないんだが、何かおかしかったか俺?
雅ハッピーエンドものってあったっけ?
いつも助演女優なイメージ
だんしじょしの岡井と福田が小3なのに英語を?!
>>530 ノリでボケたんで、気にしてくれるな。キャプつか、マジでオモロイよ。漏れも好きだし。
>>225の続き。。。
【夏休み】
...
…ふと目を開けると、視界は横になっていて顔の右側に心地良い暖かさを感じた。
「○○…目覚ましてよぉ…」
友理奈の声が上から聞こえる…
あの声が聞こえた後、僕は倒れて…
そうか。僕は今、友理奈に膝枕をされているんだ。
「え…?まぁそうだよね…寝てるだけみたいだし…
「…」
「うん。疲れてたのかな…」
寝たふりをして聞いていると、なにかおかしいような気がした。
さっきから友理奈、一人で誰と喋ってるんだ?
梨沙子の声は聞こえない。
というか、そこにいる気配すらしない。
とりあえず、僕はその不思議な会話?にまた目を閉じて耳を傾けた。
>>537 「なに〜急に〜」
「…」
「まだ梨沙子ちゃんにそういう話は早すぎます〜」
「…」
「じゃ〜…○○には内緒だよ…?」
「…」
「好き…かなぁ…」
二つ、ドキッとした。
一つ目は誰の事…それ以前に何の事かすら分からないけど、友理奈の『スキ』の言葉。
それともう一つ。
友理奈、今確実に『梨沙子ちゃん』って言った。
まあ僕はユウレイなんて信じてないけど。きっと梨沙子の声が小さいだけ…
「告白〜?あたしには無理だよ…」
「…」
「なんでって…それは…」
「…」
「○○にはねぇ、他に好きな人がいるんだ…」
「…」
「…村上愛ちゃんって子」
「…」
「カワイイよぉ!頭も良いし…」
>>537 「なに〜急に〜」
「…」
「まだ梨沙子ちゃんにそういう話は早すぎます〜」
「…」
「じゃ〜…○○には内緒だよ…?」
「…」
「好き…かなぁ…」
二つ、ドキッとした。
一つ目は誰の事…それ以前に何の事かすら分からないけど、友理奈の『スキ』の言葉。
それともう一つ。
友理奈、今確実に『梨沙子ちゃん』って言った。
まあ僕はユウレイなんて信じてないけど。きっと梨沙子の声が小さいだけ…
「告白〜?あたしには無理だよ…」
「…」
「なんでって…それは…」
「…」
「○○にはねぇ、他に好きな人がいるんだ…」
「…」
「…村上愛ちゃんって子」
「…」
「カワイイよぉ!頭も良いし…」
二重スマン。。。
>>538 やっぱり…千奈美達の言っていた事は本当だったのかな。
だって…友理奈の言ってるのはどう考えても僕の事?
そんな事を考えると耳が熱くなって、心臓のドキドキが周りに響きそうなぐらい大きくなった。
気が付くと、友理奈(と梨沙子)は黙ってしまっていた。
耳を凝らしても自分の胸の鼓動ばかり聞こえる。
「いいの…もうあきらめてるから」
そんな静寂の中突然聞こえた友理奈の声はすごい震えてて、か細かった。
「こんなに…アピールしてるのに…全然見てくれないもん…」
「…」
「このままずっと友達でいい」
「…」
「ううん。○○だってきっとそう思ってる。あたしと○○は一生ただの友達」
「…」
「どうせあたしなんて、どうでもいいんだよ…」
>>540 「そんな事無い!」
我ながら、カッコ悪いと思う。
僕は膝枕されたまま、叫んでいた。
考えるより先に、声になっていた。
「…起きてたの?」
「うん」
「もしかして…聞いた?」
「聞いた」
「そっか…」
「俺、お前の事ただの友達だなんて思ってないから」
「うん…」
「俺、お前の事どうでもいいだなんて思ってないから」
「うん…」
「俺も、お前の事好きだから」
「うん…」
友理奈に言いたかった事。全部言った。
一言出ると、もう止まらなかった。
でも、相変わらす僕はカッコ悪い。
まだ僕の頭は友理奈の膝の上。
恥ずかしくて、友理奈の顔を見ることさえ出来なかった。
〜つづく〜
友理奈ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
このスレの影響で益々友理奈推しに拍車がかかってしまうw
从 ’w’)<誰か起きてる?
何の
『小さな勇気』・・・寂しく更新_| ̄|○
>>466 反則?それとも試合終了のホイッスル?
『ワーーーーッ!!!』
会場から大きな歓声が聞こえた。
オレは静かに頭を上げてゴールを見た。
ゴールの中にボールがぽつんと転がっていた・・・
「アキナー!!」
チームメートがみんな抱きついてきた。
「オレ・・・オレ・・・」
「Vゴールだよ。決めたんだよ!」
「アキナ先輩の言ったとおりに飛んだんです。自信を持って・・・」
オレの左手首についていたミサンガが切れていた。
『小さな勇気』・・・寂しく更新_| ̄|○
>>546 激闘を制したオレ達の代償は大きかった。
腰を強打したキャプテンは、決勝にはドクターストップがかかった。
オレの左足は、全治3週間の打撲。大きく腫れ上がっていた。
監督の車で自宅まで帰ってきた。
早めに帰ってきた舞波が、玄関前にちょこんと座っていた。
車から降りるオレに気がついた舞波が駆け寄ってきた。
「ミサンガが切れちゃったの・・・アキナ!・・・大丈夫???」
松葉杖をついたオレの姿を見て舞波が大きな声を出した。
「あ・・・いや・・・そんな大きな声、出さなくても・・・」
「だって、松葉杖・・・」
「ただの打撲だから」
水色のキャミソールに短パン姿という
いつもよりラフな恰好をした舞波に少しドキドキしていた。
夏休みたん>GJ
夏休みたんの友理奈のイメージが一番俺の中でぴったりくるよ
次も楽しみにしてます
みぃ〜さん>起きてますよー
どんとこい
『小さな勇気』・・・あ、起きてる人、発見!!
>>547 「あ!ミサンガ・・・」
舞波が、オレの左手首の異変に気がついた。
「・・・うん・・・オレも試合中に切れちゃった・・・」
「願いが叶うのかなぁ・・・。あ、それよりも怪我ぁあああ!!」
「だから、大丈夫だってば」
「階段上れる?」
「う〜ん・・・なんとかね。」
「ほらほら、そこの観葉植物につまづくよ」
やっと部屋に辿り付いたって感じでオレは舞波がいるにも関わらず
ベッドの上に横になった。疲れていたんだよ・・・
舞波が何か言いたげにもじもじしていた。
「あ、ごめん・・・舞波・・・」
「なんで謝るの?」
「いや・・・何となく」
「あ、あの・・・」
「ん?」
「夜ご飯食べてからまた来てもいい?」
「いいけど・・・夜出られるの?」
「出てくるもん」
>>513 間違えてた
>僕はまた机に教科書の枕に突っ伏した。
↓
>僕はまた教科書の枕に突っ伏した。
今作は訂正をするまいと思っていたのに・・・
>>532 あんまり気にしないでくだされ
今回はけっこう力を抜いて書いてるので
変なところがぽんぽん出てくるかと思われます
>>544 フレッツらしいけど
おでもまだ動画は見てません
オレの更新ペースって嫌がらせに近いですか?w
『小さな勇気』・・・続き
>>550 オレは、夕食のときに家族に今日の試合のことを興奮しながら話した。
そして、急いでシャワーを浴びて部屋に入った。
部屋にはすでに舞波が来ていてベッドに腰掛けていた。
「遅いよぉー」
「シャワー入ってたからねー」
「ホントだ(笑)髪濡れてるよぉ」
「乾かすの間に合わなかった(笑)」
「風邪ひくから乾かしなよ」
「いいよぉ」
「ダメ!!風邪ひいたら来週の決勝戦に出られなくなる!」
舞波・・・かわいいなぁ・・・
553 :
名無し募集中。。。:05/03/17 02:07:32 0
大体お前ら起きてるよな
いや、別にいいんだけどね
ここからの章は、
ちょっといい雰囲気になるふたりです・・・
『小さな勇気』・・・続き
>>552 「わたしが乾かしてあげよう♪」
洗面所から勝手にドライヤーを持ってきた舞波が
オレの髪を乾かし始めた。
「髪伸びたね♪」
「しばらく切ってないしなぁ・・・」
「髪の毛まで日焼けして茶色くなってる。」
「中学行ったら短くしないとなぁ」
「えぇ〜・・・ヤダよう。長い方が可愛いもん♪」
「可愛いって言うなってぇ」
「すそが、クセ毛でくるんってなってるとこが好き♪」
舞波の『好き』という言葉に顔が赤くなってしまった・・・
雰囲気を察した舞波があわてて言い直す。
「あ、ハハ・・・くるんってなってるとこがいいの」
『小さな勇気』・・・続き
>>552 「あらあら。何かいい雰囲気だことぉ♪」
追い討ちをかけるようなことを言いながらお母さんが部屋に来た。
「はぁい。舞波ちゃんの好きなイチゴ持ってきたから食べなさい」
お、ナイスお母さん!
「えぇ!!!ありがとうございますぅ!!!わぁ〜〜大きなイチゴだよぉ♪」
「マジででかいわ・・・」
「ねぇ・・・口開けて♪」
「え、いいよ。」
「何照れてるの?」
「だってさぁ・・・」
「いいから『あ〜ん』って♪」
どうでもよくなってきた・・・なんだろうこの甘い感じの雰囲気は・・・
「あ〜ん」
オレは言われたとおりに口を開けた。
「はぁい。あ〜ん・・・」
パクッ!
「あ、舞波っ!何だよ自分で食いやがった!!」
「あははははは」
舞波は、腹を抱えて笑い転げている。
オレもなんだかつられて爆笑した。
『小さな勇気』・・・続き
>>556 「そういやさぁ」
「なぁに?」
「一緒に写メ撮ったことないよね・・・オレら・・・」
「うん・・・」
「・・・撮ろうか・・・」
舞波は、何も言わずにただコクンと頷いた。
写メを撮るため二人は寄り添った。
カシャ!
「お、上手く中央に写ったねぃ♪」
「ねー♪写りいいじゃん♪」
「顔似てるかなぁ・・・」
「雰囲気似てるって昔から言われるよね」
「自分達じゃわからんなぁ」
「ねー♪」
とりとめのない会話をしていたけど
オレは今日の試合の体力の消費が激しすぎて
いつのまにか眠りに入ってしまった。
ぐあっ!7レスも独占してすいません!!
実は、次を更新するか悩み中。
恋をしてるときはいつも…聞きながら号泣
アメリカタソGJ!
気にしなくていいんじゃないかな?
それよりもつ、続きを!!(;´Д`)ハァハァ
それじゃあ、続きを
行きますよ!行きますよ!
行っちゃいまぁぁぁぁあああああっ!!!!
『小さな勇気』・・・続き
>>557 エアコンの利いた部屋だったが
体に何か温いものがかけられた感触があった。
耳元で微かに何かを囁く声が聞こえる感じがした。
『今日は・・・ったね。おつ・・さま♪
したも、・・・サルがあ・・・もう・・・ね
ゆっく・・・んでね♪』
・・・深い眠りに入ろうとしているオレの唇にやわらかいものが触れる感触があった・・・
朝、10時に目が覚めた。起きると舞波はいなかった。
体には毛布がかけられていた。
「舞波・・・」
机の上にメモが書いてあった。
『おはよう♪今日はゆっくり休んでちょーだい♪
ケガしてるんだから遊びに行ってちゃダメだからね。
それと大きなイチゴおいしかった。
そうそう・・・いっしょに写した写メ・・・
待受画像にしてもいいよね?ダメって言ってもしちゃうからね。
わたしは、リハーサルに行ってきます。
Bye-Bye♪ 舞波』
舞波には
dyedye
って書いてほしいなw
深夜の更新はここまででおわりです。
次回からは、決勝の日曜日までの
ふたりの1週間の話がメインになります。
読んでいただいてありがとうございます。
お疲れ!
さて俺も寝るかな
>>563 激ワラタw
>>564 毎回毎回ご苦労様です!
舞波可愛いなぁ舞ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
おつかれおやすみ
深夜ほ
朝の更新あるかな〜 ほ
保全
昨日、更新サボった某作者です^^;
必死に今まで作品書いてたから許してくださいw
え〜、9割は書き終わりました。
ただね・・・
めっちゃ長くなってしまった^^;;;;
最終回の時とか1時間とか掛かるかもしれませんw(1時間は言いすぎかも)
出すタイミングが難しいですね・・・ 土曜日とかの深夜がいいのかな?
できれば読める人はリアルタイムで読んで欲しいです。
そんな、期待を膨らませておいて裏切る結果になったら怖いな〜・・・と、思いつつ予告でした☆
では、今日の夜に(投稿できたら)お会いしましょう☆☆
期待してます
573 :
名無し募集中。。。:05/03/17 07:01:31 0
こいやこいやいつでもこいやーーーーーーー引きこもりの俺がいつでも読んでやるから
土曜の夜は予定が・・・orz
>>571 めっちゃ楽しみ
でも終わるのかと思うと寂しい
とにかくいつでもいいんで更新待ってます
>>571 自分もすっっっごく楽しみにしてます^^
こりゃ土曜の夜までに終わらせなアカンなぁ…
とりあえず1レスだけ予告的に更新
>>524 『ガシャン!!』
手を叩きつけると、金属音が静かな住宅街に響き渡る、
金属でできた立派な門から感じる冷たさが手から全身へと伝わっていく、
それとは対照的に胸がどんどん熱くなっていく。
間に合わなかった・・・・・
愛理の家の門は硬く閉ざされ、中に人が居る気配はない・・・
「くそぅ・・・」涙を堪えることができない、愛理・・・・
『ふふっ青春ですね〜♪』
『君とも仲良くなっておきたいなぁ、って思ったのっ♪』
『でも嬉しかったよ・・・・君が手を握ってくれた瞬間、嬉しかったよ・・・・』
「うぅっ・・・・うぅっ・・・・」
(「好きです」たった一言、そう言えばいいだけなのに!!もっと早く言えばよかったんだ!!)
愛理の家の門前で泣き崩れる俺・・・
・・・その傍に止まる一台のタクシー・・
・・・夢かと思った・・・・・
「愛理・・・・・?」
朝から乙です
>>577 ガガガSPの歌を思い出した
題名忘れたけど
アメリカタンももうクライマックスか…
また一つ名作が終了してしまうのか…
ハンカチーフ用意して更新待ってます
>>531 雅ってみんなに憧れられてるアイドル的存在だけど
肝心な人には別に好きな人がってケースが多いよね
誰か雅のハッピ−エンドなやつ書いてくれんか
誰も書かないならおれが書くぞ
といいたいがおれには雑文しか書けんのだ
とネタのない雑文書きがひとりごちて保
おはようございます。
実は、次の小説のアイデアはあるのですが
ヒロインが決まってませぬ。
絡みにくい梨沙子にチャレンジしようと思ってたんですが
雅も登場回数の割には主役って少ないのですかね?
どっちにしようか思案中・・・
583 :
名無し募集中。。。:05/03/17 11:07:41 O
りしゃこでおながいします
しこった
雅でおねがい保全
キャプテンとまあさは萌えないからそれ以外なら誰でも
・・・俺ったら酷い人w
>>582 「少ないのですかね?」って全部読んでないのかい?
まとめサイトにあるのを全部読んでくれ
話はそれからだ
そうしないと内容が被ったときにぬっち疑惑とか出てきて荒れるから
他の作品読む前に書くのは、本当に自分の個性がでてそれはそれでいいと思うよ
なんだかんだ言って他の読むと似てきちゃうしね
あと最近雅多いので、新作はりさこでお願いしますw
ってゆーか雅りさこに限らず、そのイメージが合う子がいいです
まあ、やっぱ作者が思い入れて書くのが
一番だもんな・・・とマジレスしてみる
キャプテンつかさ 高校編2
「ふ〜、やっと終わったか〜。早く寮に帰って飯食って寝よう」
練習が終わった後の片付けは、俺たち1年生の仕事
それは女子部との練習試合で結果を出し、唯1人レギュラー組の練習に合流した俺も例外ではない
全身の疲労を感じながら、校門へと1人で歩く途中・・・・・・・・・・
「ツカサってのはあんたのこと?」
女子サッカー部のジャージを着た女の子に呼び止められた
長髪を後ろで束ね、つるっとしたおでこを露出した、ちょっと色黒な女の子
胸には『田中』と刺繍が入っている
おでこちゃんは俺のことをつま先から頭のてっぺんまで何度も目線を往復させて観察している
「だ、誰・・・・・・?」
俺がそう質問した直後、背後から声がした
「お〜い!ツカサく〜ん!」
水華ちゃんだ
「あ、あたしは認めない、認めないからね!」
おでこちゃんは捨て台詞を残して走り去って行った
「あ、水華ちゃん・・・・・・・あの人、誰?」
俺は駆け寄ってきた水華ちゃんに聞いた
「あれは田中杏里ちゃん・・・・・・・・私達と同じ1年生」
「どういう人なの?」
「中学のときにあの子のチームと全国大会で対戦したんだけど、それ以来ずっと私のことをライバル視して・・・・」
水華ちゃんはちょっと困ったような顔をした
「悪い人じゃないと思うんだけど・・・・・・・・・」
つづかないよ
レスありがとうございます。
思うがままに書き込んでいたので
スレのルールやマナーを
一切無視しておりました。
勉強しないとダメですね。
次回作は、イメージを考えると
やはり梨沙子がヒロインですね。
いろいろと意見してあただいて
ありがとうございます。
593 :
名無し募集中。。。:05/03/17 14:35:59 O
またしくったorz
高校編ってどうすりゃいいの?
まとめサイトに載せたほうがいいのか続かないのか・・・
>>595 ヒマつぶし&保全なんで完全スルーでOK牧場です
>>592 りぃ〜がヒロインもけっこーめずらしですねw
期待A
つかさタソ、雑文で書くには面白すぎるぜ。
杏里キタ―――――――――――――――――――――――ッと叫んでしまった。
この三角関係(?)ものごっつい気になる。
昼寝してたら小学生に戻る夢を見た
キッズは一人も出てきてないけどねorz
( ´_ゝ`)フーン
リア厨が多くなるこの春スレタイどうする
まあええやんそのままで
避難所どっかに作っておけば
スレタイ変えると迷子になりそうだからこのままでいいと思う
あっちのスレ終了っぽいね
それはそれで悲しいが
こっちのスレを潰しに来ないか心配
あっちのスレを守ればこっちのスレも安泰なんじゃないか?
携帯から見るとまだ全然続いてるんだが…。
間違えた…orz
まあ向こうも向こうで続くから安心しなさい
向こうってエロのほう?
158の茉麻痴漢物が始まって気分悪くなってから見てないな
そう
今必死に向こうとこっちを戦争させようと画策してる奴がいるから釣られちゃダメだよ
どうでもいいや
こっちはこっちで続けていけばいいじゃん
どっちの料理ショー見つつ作者さん待ちドキドキ
158はくるなよ
617 :
159:05/03/17 21:12:16 0
159ならいい?
富豪刑事みつつ保
キャプテニストも終わりスケベリもいなくなったエロスレに価値はない
超新星が現れるんだよ
やめろよ!
アンチ158がわざわざこっちで盛んにエサ撒いてるな。
場違いもいいとこだが、そんなレスに釣られるなよおまいら。
>>616 158さんはすでにこっちで連載書いてますが、何か?
で?っていう
うぜーな向こうの話は向こうだけにしろよ
俺も兼住人だけどこっちでする話じゃねーだろ
共倒れですか?
普通にマターリ続くよ
来そうで来ないから キャプテンつかさ 高校編 その3
今日は入学以来、初めての男子部と女子部がどっちも休みの日曜日
俺と水華ちゃん、そして須藤と矢島の4人は、駅前の喫茶店に、女子部の清水キャプテンに呼び出された
「何の用っすか?」
「うちの部には伝説の先輩がいるの」
清水キャプテンはそう言いながら、数枚の写真を取り出した
「ひとみ先輩・・・・・・・綺麗な人でしょ?」
「・・・・はい・・・・すっごい綺麗な人ですね・・・・」
俺が清水キャプテンにそう答えた直後、水華ちゃんが少しむっとした表情になった
・・・・・・・ヤバイ。後で謝らないと
「天才的美少女って呼ばれてたらしいわ。文化祭のミスコン、3連覇だそうよ」
「でも、私ほどじゃないってゆいたいですよ」
その場の全員が須藤に目でツッコミを入れた
「ひとみ先輩が入学した頃、うちの女子部は弱くて、人数もギリギリだったんだ」
俺の小学校時代に似ている、と思った
「でね、3年生が卒業したら、部は解散、って話もあったらしいの」
「今じゃ国内最強クラスのうちにも、そんな時期があったんですね〜」
矢島が言った
「そう、でもね、ひとみ先輩がね、いろんな部活を回って、メンバーを集めたの。
それもね、ただ集めたんじゃなくて、強いチームを作れる人材を集めたの」
「見た目には似合わない、豪快な人ですね、すごいなあ〜!」
水華ちゃんが言った。機嫌は直ったようだ
「行動力が認められて2年生でキャプテンになったひとみ先輩は、チームを強くして、試合で勝てるようにした。
で、3年生になったとき、とうとうチームを全国大会に導いた・・・・・1回戦で負けちゃったけど」
清水キャプテンは、半分夢の世界にトリップしているようだ
「で、俺まで呼び出したのは何のためっすか?」
俺は不機嫌だった
この呼び出しさえなければ、今日は水華ちゃんとの初デートの予定だったからだ
「あっ、そうそう、それはね、あなたたちに、ひとみ先輩のことを教えてもらいたくって」
「えっ?俺、この人のこと知らないっすよ」
水華ちゃん達も首を傾げながら写真を見ている
俺はもう一度手もとの写真を見た
よーく見ると、色白の肌、顔に点在するホクロ、見覚えがあるような気がしないでもない
写真の『ひとみ先輩』は、水華ちゃん達が着ているのと同じ、女子部のジャージを着ている
胸には名前の刺繍が入っている
よーく見ると、吉、か古、という字の後に、さんずいが部首のごちゃっとした字が続く
きち・・・・・?よし・・・・・?よし・・・・・・・さわ?よしざわ?
「こ、これ、吉澤先生っすか?」
「えええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!」
須藤の絶叫が店中に響き渡り、窓ガラスがビリビリ震える
「ああああっ!言われてみれば・・・・・・・」
矢島が目を大きく見開いて頷いた
「これ、見た目はオバサン、中身はオッサンの吉澤先生・・・・ですか?」
清水キャプテンはニヤリと笑い、黙って頷いた
だからつづかないってば
キャプつか〜途中かな?
・・・投稿していいのかな?
えええええええええええええええええええええ!!!!!!!
じゃ〜待ってますw
寸止めズルイ
あ〜・・・そう言う事かw
それでは投稿させてもらいます☆
カモンナ!
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>452 PM5:00 〜夕暮れの教室〜
誰もいない放課後の教室で待ち合わせをした。
明日が開校記念日で休みとあって、掃除係りの生徒が教室をいつもより綺麗にしていた。
机も綺麗に揃っているし、黒板も深い緑色が夕日で輝いている。
俺は自分の机の上に座って彼女を待っていた。
この教室も、この窓際の席も・・・ 1週間が過ぎて3学期が終わればサヨナラなんだ。
そして、新しい教室で新しい学校生活が始まる。
だから・・・ ちゃんと自分の気持ちにも整理を付けなくちゃいけない。
友理奈と一緒に見ていた朝日が、最後の力を使って教室の中に光を差し込ませている。
最後まで輝き続ける夕日の光に目を細める。
時間が過ぎて行くのを目で見て感じるように・・・ゆれている夕日を見つめていた。
オレンジ色の光から目を離す。
ドアが開く音が教室中に響いたから・・・
机から降りて、ドアの前に立っている1人の女の子を確認しようとする。
・・・彼女は何も言わずに俺に近づいて来た。
639 :
名無し募集中。。。:05/03/17 23:20:26 0
悪貨は良貨を駆逐する
このスレのことだなage
すごい些細な所ですが〜訂正お願いします☆
PM5:00 〜夕暮れの教室〜
誰もいない放課後の教室で待ち合わせをした
↓
PM5:00 〜夕暮れの教室〜
誰もいない放課後の教室で待ち合わせをした
行を1つ狭めておいてくださいw
まとめサイトの方〜お願いします。
誰?誰!
優恋キター!!
桃子はあの場所で、だろうから・・・・・・・・・・
「ま」のつく人どっちかだろうな
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>638 近づいて来た女の子は、俺の目の前に来て・・・ 『バシッ!』と頬を叩いた。
突然の事に戸惑いながらも、彼女の気持ちが俺にはわかったから・・・ 何も言わずにそのまま叩いた相手を見つめる。
そんな俺を『キッ!』と睨んで、石村は俺の胸ぐらを掴んだ。
指輪が石村の手の中で強く握り締められる。
自分の行動に何も言わない俺に向かって石村が睨みながら叫んだ。
「何で・・・何で桃ちゃんの気持ちを断ろうとするの!!」
石村は泣きながら俺を胸を『バンバン』叩いた。
「守るって約束したじゃん! 桃ちゃんの笑顔を守るって・・・嘘つき!! 絶対に許さないから!!」
そんな石村に俺が『違うんだ・・・』と力無く言う。
石村は聞こうともしないで俺に向かって怒鳴るように言う。
「桃ちゃんの事なんて最初から好きでも何でも無かったんだ!! 可愛いから仲良くしてたの!? バカじゃないの!!」
「違うよ・・・本当に・・・」
「偽善はやめてよ! 桃ちゃんの気持ち考えて断るの!? それなら最初から〜…」
俺は服を引っ張っていた石村の手を振りほどきながら、石村の言葉を切るように叫ぶ。
「違うよ! 本当に桃子の事を大切に思ってる! それは今も変わらない!」
石村を真剣に見つめる俺に対して、石村は泣きながら睨んで言い返す。
「じゃあ、何で断るの!? 意味わかんないよ! 大切に…思って・・・るんでしょ・・・お願い・・・大切に・・・してあげてよ・・・」
最後の方は必死に言葉を無理やり絞り出すように・・・石村はそのまま泣き崩れて床にしゃがみ込んだ。
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>645 俺もしゃがんで、石村に向かってゆっくりと言葉を伝える。
「俺は桃子の事を本当に大切に思ってる・・・それは嘘じゃない」
石村は泣いたまま俺の言葉を聞いていた。
「でも、俺には本当に大切に思ってる人がいる事に気づいたんだ・・・ それは桃子じゃなかった」
自分の言葉が石村をどれだけ傷つけているのか考えられなかったけど、それ以前に俺自身も傷ついていた。
自分で言った言葉を必死になって自分に納得させるように言い聞かせて・・・瞳には涙が溜まってきていた。
「偽りの気持ちで桃子と付き合えないよ・・・ だって、俺にとって桃子は大切な人なんだから」
「桃子にとっても・・・君は大切な人だよ」
その言葉に俺と石村は目をやると、教室の入り口には桃子が笑顔で立っていた。
一筋縄ではいかない展開・・・
既に涙目のオレ・・・。
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>646 「桃子・・・」
俺達に近づいて来る桃子は笑顔だった。
俺が立ち上がって桃子を見つめる。
桃子は石村の前に来ると腕を掴んで立たせる。
そして、そのまま笑顔で自分の胸で石村を優しく抱きしめる。
「桃ちゃん・・・ 勝手に・・・ ごめんなさい・・・」 石村は桃子の胸の中で声を出して泣き続けていた。
桃子は石村の頭をなでながら語りかけるように、ゆっくりと言う。
「1カ月前と同じだね。 あの時は舞波の気持ちが桃子を強くしてくれて・・・ 今は、舞波が桃子の代わりに泣いてくれてる」
桃子は今度は俺の方を優しく見つめて言う。
「そんなに険しい表情してると嫌われちゃうぞ。 ねぇ・・・桃子の目の前まで来て」
その言葉に俺は桃子の前に行く。
桃子はスカートのポケットからハンカチを取り出すと、目を閉じて俺の頬をそっとなでる。
俺は自分で気づかないうちに泣いていた。
桃子は気を使ってか・・・目を閉じてくれて・・・ 桃子・・・
「ごめん・・・本当・・・に・・・ごめん・・・」
止められない涙と共に桃子に俺の気持ちを伝える。
桃子は目を開いて微笑んで俺に言った。
「君・・・前に桃子の笑顔が皆を幸せにするって言ってくれたよね?」
俺は、ただ泣きながら桃子を見つめていた。
「桃子は今、笑顔だよ。 君も舞波も泣かないで笑ってくれるよね? 幸せになってくれるよね?」
その言葉に俺と石村は必死になって泣き止もうとするけど・・・
桃子の優しい気持ちに感情が抑えきれないでいた。
まさにスレタイ通りの展開に
ほ
桃子って結構上のポジションだったのね・・・。
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>649 泣き続ける事しかできない俺と石村。
桃子は何も言わずに俺のチョーカーに付いた指輪に触れて言った。
「桃子の笑顔が・・・君を優しく包み込んであげられますように・・・」
そう言った後で、桃子は俺を笑顔で見つめながら話し出した。
「ごめん…そろそろ桃子も笑顔を保っていられるの限界なんだよね〜♪」
いつもの少し甘い感じの声を出して・・・涙を瞳いっぱいに溜めながら言う。
「桃子と舞波は大丈夫だから・・・ だから・・・彼女の所に行ってあげて・・・」
言い終わると必死に笑顔を見せて・・・そのまま涙がこぼれ落ちる。
俺は上を向いて、泣いている桃子を見ないで教室から出て行った。
教室を出ると同時に桃子の鳴き声が聞こえて来て・・・
俺は急いで隣の教室に入って声を出して泣いた。
嗣永桃子・・・彼女の笑顔に何度助けられただろう。 彼女の明るさに何度元気を貰っただろう。
切ないほどの優しさ。 自分の弱さを犠牲にして相手を守ろうとする強さ。
本当に守ってあげたかった・・・でも、俺には『好き』と言って桃子を抱きしめる事ができなかった。
それが今の俺にできる1番の優しさだから・・・
「くそっ! 本当に俺って最低だ!!」
その場に座り込んで床を2回、力強く叩いて・・・そのまま泣き続ける。
「桃ちゃんの気持ちは・・・『ありがとう』って心から君に伝えようとしてたと思うよ」
その言葉と共に俺の体を誰かが優しく包み込むように抱きしめてくれる。
顔を見なくても・・・愛理だってスグにわかっていた。
いやね・・・わかってるんだけどね、泣かされるって・・・
でもね、やっぱり読んでると、悔しいけど・・・
泣いてしまう・・・いいオサーンが・・・
波状攻撃かよ・・・
ってことは、結末はやっぱり
ママンに指輪を渡すんだな
ここで止めるか〜
続きを投稿するか考え中w
最終回は土曜日にするなら出さないと間に合わないから〜・・・
でも、桃子の話が重なって薄れてしまいそうな〜・・・
どうしよう^^;
ユー続き投下しちゃいなよ!
やっちゃいなよ!
ここは一つ愛理までってことでw
訂正お願いしますw
>>653 教室を出ると同時に桃子の鳴き声が聞こえて来て・・・
↓
教室を出ると同時に桃子の泣き声が聞こえて来て・・・
まとめサイトの方〜お願いします☆
本命は村上だな
ル ’ー’リ<モキュ
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>653 PM5:30
気持ちが少し落ち着いた俺は、愛理の胸から顔を離して無理に笑顔を見せる。
愛理は何も言わないで笑顔で俺を見つめてくれた。
俺が1つ深呼吸をしてから…愛理に言う。
「自分が・・・どれだけ色々な人に助けられて、守られて、愛されていたか感じられた」
その言葉に愛理が優しく言う。
「皆の愛情とか、優しさとか、勇気とか。 それが君を強くしてくれたんじゃないのかな?」
俺は愛理に向かって大きくうなずく。
愛理は俺の顔を『じーっ』と見つめてから『クスッ』と笑って言う。
「その表情なら大丈夫だね♪」
そんな愛理の言葉に答える感じで後ろから声が聞こえた。
「あとは千奈美ちゃんに君の気持ちを伝えるだけだね」
その声に振り返ると、須藤が教室のドアの前に立っていた。
北海道までいくのかよっ!
桃子の場合鳴き声で間違ってないなw
しかし他の生徒が居ないなこの学校
>>670 ほら、次の日が休みだと皆〜早く帰ったりするじゃん!?w
・・・多分w
千奈美?雅?
ぢつは写真屋で岡井に恋をしたなw
う〜ん、どっち!?
ル ’ー’リ<モモキュ
ノノ|;∂_∂;'ル<ヒック…どうせみやじゃないんでしょ?
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>666 驚いてる俺を、いつもの意地悪な笑みで見る須藤。
須藤は俺の前に来て言う。
「他の人の事は心配しなくていいから。 君は、君が出した答えを彼女に伝えて来てあげなよ」
笑顔の須藤に向かって俺が強くうなずく。
須藤は俺の表情を見てから、しゃがんでロザリオに付いた指輪を手に取ると握り締める。
何も言わずに数秒握り締めて・・・ 立ち上がって笑顔を俺に見せて教室を出て行ってしまった。
そんな須藤の後ろ姿を笑顔で見つめている愛理。
「後で・・・茉麻ちゃんに『ありがとう』って言っておきなよ」
「えっ!?」 愛理の言葉の意味がわからずに聞き返そうとするより先に愛理が話し出す。
「ねぇ・・・自分の本当の大切な人が見つかったんだよね?」
愛理の少し寂しそうな言葉。
俺は愛理を見つめながら小さくうなずく。
愛理は『そっか・・・』と呟いてから、俺を笑顔で見つめた。
「君の心が変わらないなら大丈夫だよね。 愛理・・・1つだけ君に言いたかった事があるんだ」
愛理が目を少し潤ませて・・・そのまま涙を流す。
「愛理・・・ずっと前から君の事が大好きだったんだよ」
タカマってます!今サイコーにタカマってます!
マジ勘弁してくださいよw
俺、優恋の主人公とは友達になれない気がする
それがヒッキークオリティーorz
>愛理の言葉の意味がわからずに
やべっ、オレもわからん・・・。
本命と対抗の争いか。
どきどきしてきた
(´・ω・`)知らんがな
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>677 愛理が泣いた所を初めて見た気がした。
泣きながら俺を数秒間見つめて、愛理が続きを話し出す。
「でもね、誰よりも君の事が好きだから・・・ 幸せになって欲しいって思うんだ」
そう言って、愛理は下を向いてから・・・少しして顔を上げた。
いつもの愛理の笑顔がそこにあった。
「だから! だからね!! 絶対に今日は上手く行くって愛理には分かるの!」
愛理は笑顔のまま話を続ける。
「愛理は君が笑顔になってくれるなら、それだけで幸・・・」
「愛理!!」
言葉を途中で切るように大きな声で愛理に向かって叫んだ。
愛理は『えっ!?』って感じで俺を見た。
「いつでも皆の前で強がって・・・ 俺の前では弱さを見せてよ・・・」
そう言って笑顔で愛理を優しく見つめた。
愛理の瞳が涙でいっぱいになって・・・ そのまま俺の胸の中に飛び込んでくる。
俺は愛理を優しく抱きしめて頭をなでる。
>>681 たぶんみんながやってる指輪に願いを込める行動?に意味がある気がする
ハッキリ言って千奈美が一番目立ってないヒロインだからnうわな;rg;mb4mvkfdうはgれw
リメンバー八景島シーパラダイス
やさこい祭り中なので
風呂上がってからうpします
ここで空気読まずにつかさ来ると面白いんだが
やぁ、ネット喫茶のオープンブースで、涙をぬぐっている俺がいるよ・・・w
そーいうことゆーな!
優しい恋の育て方 〜さくら色の永遠〜
>>685 愛理は俺の胸の中で必死になって話す。
「お願い・・・今だけでいいから・・・愛理の事だけ見ていて・・・」
愛理はチョーカーに付いた指輪にキスをしてから顔を上げて俺を見つめる。
泣き顔も可愛いくって、俺が笑顔を見せると必死に笑顔を作って・・・涙がこぼれる。
俺が目を閉じて愛理に顔を近づける。
「愛理の初恋・・・バイバイ」
小さな声で言うと愛理も目を閉じる。
鈴木愛理・・・愛理に言えなかった事があるんだ。
俺の初恋の人は愛理だって最近思い出した事。
今、それを言った瞬間に俺は愛理に告白してしまいそうだったんだ。
だから・・・言えなかった。
真剣に2人の人を好きになったのは初めてで・・・
俺の心に最後まで残って悩んでいたのは彼女と愛理・・・本当に好きなのはどっちなのかだった。
八景島で・・・
体育館裏で・・・
教室でキスをして・・・
お風呂の中で・・・
ベッドで見つめ合って・・・
夕暮れの教室で愛理を抱きしめてキスをしている。
何で時間は過ぎていくんだろう。
俺と愛理の頬を流れる涙は、時間が流れている事を2人に知らせているように思えた。
キスをしている瞬間も過去に変えていって・・・
俺も、鈴木愛理が大好きでした・・・
今日はここまで☆☆
>>697 ΩなんだってーΩΩΩ
生殺しかよ
嘘嘘マイペースで頼むよ
わぁあああああああああ!!!!せつねぇええええええええ!!・゚・(ノД`)・゚・
ノノハヽ
从 ’w’) <クゥ〜ン
キコキコ ( O┬O
◎-ヽJ┴◎
乙乙乙!でも・・・、
>俺の心に最後まで残って悩んでいたのは彼女と愛理
可哀想だよ、千奈美・・・。
訂正☆
>>696 今、それを言った瞬間に俺は愛理に告白してしまいそうだったんだ。
↓
今、それを言った瞬間に俺は愛理に告白してしまいそうだった。
お願いします☆
今日もGJ!でも
最後まであきらめなかったみやびヲタの俺が納得出来る最後を頼むぜ!
優恋先生
.やっべぇ・・・ラストまで延々と泣かされそうだ・゚・(ノД`)・゚・。
優恋タン最後まで頑張ってください!!
>>701 それって千奈美だろ?
↓
「あとは千奈美ちゃんに君の気持ちを伝えるだけだね」
こーいうこと言っちゃダメなんだろーけど、
やっぱみやびだよなぁ。
◎ 雅
○ 千奈美
△ めーぐる
× 放送部の梅田
釣り師イパーイ!
誰かってのは読んでからのお楽しみって事で
一人一人の胸の内にしまっておいた方がええんでないかいw
ハッキリ言って雅のエピソードが一番頭に残ってる
千奈美ってなんかあったっけ
て、書くと怒られますか?
イヤ、スマソ。
ついつい予想したくなってしまうもんで。
ボクはみやびヲタです。
スンマセンちなアンチです
>>711 別に予想するのもいいと思うけど
優恋さんの作品はそういうのを越えた萌えがあるから無問題だと思うし
やっぱ八景島っしょ?
>>712 最初から色々と主人公を見てたし、主人公も好きだし。
最大の山場は「私と〜4」のクイズで「呪縛」と同じシュチエーションキスでしょ。
あとはバレンタインの告白とか。
いや 竹島だろ
>>708 放送部の梅田ワロス
きっと優恋タンは、われわれの予想もつかないエンディングを用意しているに違いない。
>>717 そういやあったな
あんまり印象に残ってなかったんでスマソ
まあ、結末を楽しみにするよ
723 :
名無し募集中。。。:05/03/18 00:49:34 0
大団円と思いきやおかんに連れ去られる主人公
つーか、優恋が終わる頃には、新しいスレを準備する必要の悪寒・・・
シナリオが1番無かったのは州*‘ o‘リかな?
从 ’w’)もル ’ー’リにくっついてただけの気がw
俺は千奈美の単勝1点買い
gome
やベー愛理最後そうきたか・・
あとは千奈美・・どうなるかな・・
今から楽しみです
>>723 爆笑!作者とあのオカンならやりかねないw
俺はめーぐるを井崎修五郎買い
千奈美と雅ってどっちがオッズ高いの?
学校を出たとたん、主人公が車にはねられ帰らぬ人に・・・
>>731 高いのは・・・雅の方じゃないかな?
狙い目は、めーぐると見た!!
>>717 やべー。放課後読み直したら涙出てきた!
正直地味だけど、ナイスエピソードだし、
千奈美はあるな。本命だわw
千奈美 1.9
雅 3.2
愛 35.3
えりか152.5
みやびとはらたいらさんに1000ギル
篠沢教授に2,000点
さ、感動やら推理やら冷めやらぬ中
特に涙も出そうにない作品を投下しますよ…
エピソードの量とかかぁ。
最初から最後までまとめサイトで一気読みするとまた新たな発見があったりすんだろうなぁ。
そんでもってまた泣かされるのか・゚・(ノД`)・゚・。
敗者復活に期待で、ラストは友理奈のハピネス!
最後だから倍率はさらに倍
めーぐるは、
>「でも、君には本当に好きな子が1人だけいるよ。 それに気づいてないんだね・・・」
>「話を聞いてたけど・・・1人の女の子だけ話をする時に君の表情が凄く嬉しそうだったから。」
これを言わせたかったための存在だと思われ。
こういう流れ好き
俺も千奈美だと思うな
♪ロートロートロート〜
優恋タンに聞くが、書き始めた当初、ここまでの大作になるとは思ってなかったでしょ?
キッズSS界に金字塔を打ち立てる作品になるなんて、思わなかったでしょ?
もし書き始めからこのストーリーとエンディング考えてたなら、俺、作品かけないわ・・・
>>745 やるなら梨沙子帝国の『ハピネス製薬?』みたいのコピペすればいいのにw
実質千奈美vs雅のどっちかだな
どっちも用意してたりして
盛り上がってまいりました
物語的に雅
心情的に千奈美
まんが日本昔ばかし→クイズダービー→8時だヨ!全員集合→日テレドラマ(池中玄太・熱中時代など)
土曜夜の黄金リレー
>>738 スルーされてるしw
そろそろみんな切り替えようぜw
ばかしになっちゃった
まんが日本昔ばかし ワロス
>>514 カチャカチャカチャカチャ…
ピコピコピコピコ…
部屋の中にはボタンを押す音と電子音だけが響いている。
「あのさー、明日卒業式だよ?」
「そうだねえー」
萩原がテレビ画面を見たまま答えた。
画面の中では"まい"という名の主人公と"ちさと"という名の魔法使いが
モンスター相手に戦いを繰り広げている。
「卒業式なのに居眠りしたらまずいんじゃない?」
「舞は大丈夫だよー、6時半までには帰るから」
そりゃそうだ。
困るのは僕だけだ。
というか僕が困るから、早く帰らせようとしているわけだけど
卒業式前日だというのにきっちり6時半まで遊んでいく気らしい。
RPGのの遊び方を教えたら、すっかりはまってしまったようだ。
すぐに飽きるだろうと思っていたのに。
しかしなんとかしなければならない。
このままでは僕は卒業式でまで居眠りしてしまいそうだ。
どっちなんだー
>>758 カチャカチャカチャカチャ…
ピコピコピコピコ…
電子音をBGMにしばらく対策を考えていたところ
ふと、昼間に福田に言われたことを思い出した。
「そういえば今日さ、福田に言われたんだけど」
「んー? あ、休み時間になにか話してたね」
「最近、お前が一緒に帰ってくれないって寂しがってたよ」
「寂しいって言ってたの?」
相変わらず画面から目を離さずに喋っている。
「いや、寂しいっていうか、怒ってたよ。 僕とばっかり一緒に帰ってるから」
「そぉっかー」
萩原はさして気にしていない様子だった。
「福田が泣くぞ…」
言った後、僕は福田の、あの仔犬みたいな顔で泣きじゃくる姿を想像してしまった。
ううむ、あの顔で目の前で泣かれたら結構辛いかもしれない。
「あ、たおせない! 何これ、つよいよ! どうするの!?」
萩原は僕の考えていることなどおかましなしで、ゲームに夢中である。
いや、ホント投下してくださいよ
上で言ってたけど、ノープロブレムでっせ
>>760 「はぁ…」
「ねえねえ、ため息ついてないで教えてよー!」
どうやら萩原は僕や福田のことより、ボスキャラを倒そうと必死らしい。
「レベル上げずにどんどん進むからだよ…」
「えー? レベルって勝手に上がるんじゃないの?」
「上がるか! 敵をたくさん倒して経験値を上げるの!
お金もたまらないから武器も買えなくて、弱いままだから勝てないんだよ!」
「なんで怒るのー」
ついイライラして怒ってしまい、萩原はしょぼんとしてしまった。
しかしレベル上げはRPGをプレイするにあたり、当然のことだ。
「とにかくたくさん敵を倒して、レベル上げて出直すしかないね」
「じゃあ今やってるのは負けるしかないの?」
「だろうね」
「えええー、だって、レベル上げなきゃダメって最初言わなかったよー」
確かにレベル上げをしなければいけないということは教えていなかった。
レベルという概念くらいはわかっているものだと思いこんでいたからだ。
このハギワラ、かわいすぎるんだよなぁ・・・
>>762 「そのくらいわかると思ってたんだけど…」
「わからないから教えてもらってるんでしょー!」
「そうでした」
「もう! 今日はレベル上がるまでやる!」
「おいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
「やるったらやるの!」
「帰らなきゃだめだろ!」
「おうちに電話するから大丈夫だもん!」
「ご飯はどうするんだよ!」
「千聖ちゃんちで食べる!」
「マホー!(舞の奴なんて事を言うのか、あのアホォの略)」
そんなことされたら僕はどうなるんだ!
本当に卒業式でも寝かねない!
「そんなに怒らなくてもいいじゃない」
「だいたいね、萩原もゲームばっかやってないで
ちゃんと福田といつもどおり帰ってればいいじゃんか!」
それを聞くと萩原は僕をちょっと見てから、にへへと笑った。
「ダメだよー、かのんちゃんはライバルだもん♪」
「は?」
ライバル?
ハッ、そうか! なるほど! わかったぞ!
福田が怒っていたのは、僕に萩原を取られたと思っていたからじゃなくて
同じゲームを福田もやっていて、どちらが先にクリアするか競争していたんだ!
謎は全て解けたー!
つづけ
しまった・・・、遅かった。
気になって眠れない
かのんちゃんとまいまいが5年後のハロプロを支えるんですよ
ベリ&キッズだけだと思ってたのに、武藤、田中、福田か・・・
ハロ所で新作が出た時が怖い・・・orz
まさるさん読者か
ちさとはあほかわいいなw
もちろんまいまいもかわいいけどさ
「太陽と月・・・」
つーわけで、そろそろみぃ〜ちゃんが登場しそうな悪寒♪
マホーって・・・激ワラタ
このまいちゃん可愛いなぁ〜(*´Д`)
千奈美と雅
俺ならどっち選ぶかな〜
>>768 かのんとマイマイがないすばでぃーになって、センターで踊ってる姿・・・
想像できん・・・
リーダーのまいまいとサブリーダーのかのん
ノノl∂_∂'ル<関係無いけど777・・・ せめて彼氏GETできなくても切り番くらいGETしたい♪
第一話
月はでているか?
指輪にこだわってるってことは・・・
雅だよなぁ。
グスッグスッ
ノノつ_∩;'ル
泣くなよw
俺の中では千奈美がおっきい
千奈美のエピソード薄いよな
俺も763かな感想としては
だんしじょしさん乙
千奈美は最初が熱い
雅は引き立て役って感じ・・
やっぱり千奈美ぽ
とりあえず優恋さんが雅と愛理が好きなのは分かったw
>>787 最初はそーだったけど、指輪返したとこなんか
大団円に向けてのフリとしか思えない
>>789 鈍感なオレでも愛理好きなんだー、
とゆーのは分かった
実は生徒会書記の舞美様ですよ
とりあえず優恋たんが来るとすごい盛り上がるなw
だんしじょしたんもいいよー!頑張れ!
それじゃおやすみ
なんだかんだで満足満足!
おやすみなさい
千奈美&雅の本命を残してる所が憎いね
なにがスゴイって、どっちもアリなところが
モテテモテテ困っちゃうな
俺ならどっちも
グヘヘ
そういや修学旅行編は千奈美だったな
正直俺は最初から千奈美と結ばれるべきと思っていたんだが
ほとんどレスがチャット状態だなw
がっぷり四つだね
>>798 あの頃だとそうだな
初期設定はネタからだったし
まさかこんな超大作になるとは
みぃ〜タンまだかな・・・
千奈美か雅のどっちかでまちがいないだろうが、大どんでん返しがありそうだな
これだけ反響があったんだ
優恋さん、もう一レスぐらい駄目从 ’w’)
駄目だろうな
こうやって作品を待ってるドキドキ感ってのがたまらないなぁ〜
1スレ目始まって約2ヶ月間ずっとこんな感じなんだよなw
帰宅ー。大乱舞流しつつここ読んで、また・゚・(ノД`)・゚・
あぁ、あいりたん。。みやびたん。。・゚・(ノД`)・゚・
雅、、、悪いけど俺千奈美のことが好きなんだ
写真も全部買ってるし、、、
808 :
名無し募集中。。。:05/03/18 01:52:40 0
おかんに連れ去られそうになったところへ長期出張から帰ってきたおとんが登場
おとんの傍らにはなぜかめーぐるが・・・
これからは1つ屋根の下で
それはまた別の話
ママレード・ボーイ
えらく進んでると思ったら・・・
泣けてきたよ
だんしじょしさんが書いた&画像を張ったために『福田かのん』可愛いなぁ〜♪と思ってるのは内緒w
まいまいも可愛いですし!!
早く続きが読みたいです☆☆
>>746 何か書いてる作者さんですか?
大作って言うか〜・・・まぁ色々ありました^^;
その話は全部終わったら約束通り(多分覚えてる人いないだろうけど)『あとがき』嫌がられても書くんでw
因みに、最初に書いた時はストーリーは全く最後まで考えてませんでしたよ。
>>804 続きは明日の『お楽しみ』って事で!
反響が本当に多くて大変光栄です☆
レスとか感想〜本当に嬉しいです^^
>>813 あとがき、忘れる訳無いじゃないですかバッチリ期待してますよ!w
プリキュア編も続きを今か今かと待ちわびてます!
でも優恋が一区切りついて自分のペースで構いませんのでw
今起きて見てみたら
凄い事になってる(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
優恋さん乙です!マジ泣けました。
結末が気になりまくりですわ。
俺も早く仕上げなきゃな〜orz
優恋さんいつも乙です
ご本人の心配は余所に桃も愛理もきっちり泣かさせてもらいましたw
最近は日々読める幸せと終わりに近づく淋しさが交錯してますが
どんな結末にしろハッピーエンド期待してます
本当に土曜には新スレの予感
冗談で書き始めたプリキュアが、大河になりそうな悪寒w
それマジすかw
今から超楽しみです(・∀・)ガンガレ
ゴメンナ千奈美
俺は夏焼が好きなんだ!
だんしじょしタン、優恋タン二人とも乙です
『小さな勇気』・・・続き
>>562 オレ、寝ちゃったんだ・・・
昨日の激闘を物語る全身の倦怠感に混ざって左足に激痛が走る。
「いってぇ〜〜〜〜」
そのときには、深夜に起きた出来事など忘れていた。
試合で大きな怪我をしたオレとキャプテンは、
今日と明日の練習は強制的に休みにされた。
キャプテンの容態が気になりメールをしてみた。
『昨日の夜から右足が前に出なくなって。
レントゲンじゃ何とも無いって言われたのに
整骨のひとが触ったら骨盤がズレてるってさ・・・
足が動かなきゃ試合どころじゃないもんね。
おまえはどうよ?』
『ハレがひかないね。踏み込むと痛いよ。
ひたすら冷やすしかないだろうね。』
『おまえだけは試合に間に合わないと困るから』
『あんたもね(笑)』
『おまえが個人的に【困るだろ】って言ってんの!』
『小さな勇気』・・・続き
>>822 キャプテンとのメール中に『あななし』の着音が鳴った。
あ、舞波・・・
『朝昼兼用のご飯は食べまちたかぁ?o^^o
アキナのことだから昼まで寝てたと思うけど(笑)
あまりエアコンの利き過ぎた部屋に引きこもってると
体調崩すから気ぃつけないさい!』
なぜかメールには鼻血を流した雅ちゃんの決定的瞬間の写メが添付されていた。
なんだこりゃ?・・・と思いつつも
待受画像を夕べの舞波と一緒に撮った写メに設定し直した。
しばらく写メを眺めていた。
夕べのことを少しずつ思い出していた。
『小さな勇気』・・・続き
>>823 イチゴ食べたり写メ撮ったり・・・
毛布をかけてくれたのは・・・たぶん舞波だろうな・・・
ひとりでちょっと照れていた。
なんか言ってたような気もするけど・・・思い出せないや。
そういえば・・・なんか・・・唇に・・・
ま、まさかね・・・まだ、オレたち小学生だし・・・
エアコンが利いているのにヘンな汗が流れてきた。
窓を開けて窓枠に腰掛けて足を外に投げ出して外を見ていた。
むわっとする温い空気がエアコンの利いた部屋に流れ込んだ。
「そこに腰掛けたら危ないって言われてるでしょーっ!!!」
声のする方向を見ると舞波が家に帰ってくるところだった。
ひとりじゃないですね・・・もうひとり・・・
よぉく見ると桃ちゃんだ・・・
桃ちゃんは手を振りながら飛び跳ねてる。
オレも手を振り返した。
『小さな勇気』・・・続き
>>824 今、オレの部屋には舞波と桃ちゃんがいる・・・
桃ちゃんがオレの部屋を見渡して一言
「『Simple is best』って感じの部屋だね♪」
「・・・しんぷる伊豆べーすと?」
舞波は、オレの顔を見ながら『シーッ』という感じで
唇に人差し指を当てながら笑っている。
「空間が広く感じていい部屋だね。」
「あ、何にもないってこと?」
「そんな感じかな?」
「舞波は、気に入ってるけどなぁ・・・」
舞波の何気なくつぶやいた一言に気がついた桃ちゃんが
「はいはい。ごちそうさま♪」
と言いながらコンビニの袋を床に置いた。
意味に気がついた舞波が顔を赤くしていた。
「アキナちゃんが怪我したっていうからお姉さんがお見舞いに来たんだぞ♪」
『小さな勇気』・・・続き
>>825 コンビニの袋いっぱいのお菓子と冷蔵庫の麦茶を飲みながら
3人は夕方の時間をオレの部屋で過ごした。
コンビニで買い物中に、子供に声かけられたとか
昨日の試合のこととか
桃ちゃんのお母さんの話とかいろんな話で盛り上がった。
新曲を日本中の誰よりも先に
二人に口ずさんでもらったりにしたことは内緒だけどw
「明日、もう一度病院に行ってくる。」
「ハレが引けば治るの?」
桃ちゃんの問いに答える。
「いや。痛みも引かないと走れないよ。」
「まだ、痛い?」
舞波が心配そうにオレの顔を覗き込んだ。
結構、間近まで迫ってた舞波の顔を見たとたん
夕べの唇の感触を思い出した。
オレの視線の先には舞波の唇があった・・・
こんな時間にすいません。
お目汚しを・・・
わぁ〜!まってましたぁ〜!w
寝ようとおもたら
みぃ〜タンキテル――――(゚∀゚)――――!!!
更新乙です
この設定とストーリーのリアル感がたまらなく好きで、実は一押しなのは内緒だw
ほ
昨晩も大量だったんだな 作者さんたちGJ!
ところで bye氏はいつ来てくれるんだろう?
おちんちんかゆいかゆい病でこれないらしい
『小6〜春〜』にきてほしい
アレが1番リア消に近いと思う
みぃ〜タソのリアル風は簡単そうで難しそうだが更新が楽しみです♪桃のお姉さん風もイイっ!毎回ワクワク♪