【ベリエ】リア消だったら誰に告ってた【キッズ】

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教室に戻ると先に戻ってた桃子は石村と何か話してた。
俺は、桃子がなんで突然キスをしたのかもわからず、頭の中が真っ白になってた。
ボーっとしてる俺に、千奈美が近づいて来て
「授業サボった不良君のお帰りですか〜」 と笑いながら言った。
「あっ・・・千奈美」 そう言えば、千奈美は俺が元気なの知ってたはず・・・ 
千奈美は小さな声で
「舞波ちゃんから理由は聞いたの。桃ちゃんのずっとやりたかった願いみたいだから〜黙っておいたから」
そう言って、俺にウインクをして行ってしまった。
「やりたかった事」 千奈美が言ったのはサボりの『方』だろうな・・・と思いながら俺は複雑な気持ちで千奈美の後姿を見ていた。


給食を食べ終わって昼休みになると、ダッシュで俺の前に何人かの男子が寄ってきた。 
そして俺にニヤニヤしながら言ってきた。
「あのさ〜体育の時間は何してたの?」
「・・・保健室で具合悪かったから寝てた」 そう言うと1人の男子が俺を見ながらニヤニヤと喋り出した。
「ふ〜ん、俺さドッヂボールで須藤に顔面にぶつけられて鼻血出して保健室行ったけど〜お前いなかったよな?」
「えっ・・・すれ違いじぁない?」 俺は自分の頭の中で訳がわからなくなって必死だった。
「俺は授業始まってから10分後に行ったんだけどなぁ・・・さて、正直に『嗣永』と何してたか言ってみ?」
ふと桃子の方を見ると、桃子も石村と一緒に女子にキャッキャ言われながら囲まれてた。

桃子も石村もどうしていいのか分からないようで困っていた。
千奈美と清水が必死になってごまかしてるが無理だろう・・・

・・・こうなったら仕方ないか。俺は覚悟を決めた。