【ベリエ】リア消だったら誰に告ってた【キッズ】

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そんな楽しいような不思議な時間を過ごしてた。
突然、桃子が「さて、そろそろ戻ろうか♪」 と言い出した。
「えっ?」
「『えっ?』じゃないでしょ〜!もう体育の時間終っちゃうよ」 桃子が笑いながら言う。
「もう、そんな時間か〜何か早かったなぁ。」
「何?それは桃子ともっと一緒に居たいって事?告白ですか〜?ちょっと〜二股は良くないなぁ♪」
桃子はニヤニヤしてる。
「だから、二股以前に俺は夏焼と〜」 言い掛ける俺に
「はいはい、その話はいいから立った立った!」 桃子は俺の前に立つと手を差し出した。
「はぁ・・・何が何だか・・・」そう言って桃子の手を取り立ち上がる俺。 
「今日は〜ありがとね。桃子のワガママ聞いてくれて。」 桃子は俺の目を見ながら言う。
「あ、あぁ。別に〜俺も楽しかったし! 今度サボる時は突然は無しでね」 そう言って俺は笑った。
「あ〜1つ言い忘れてた」 その言葉に(も、もしや・・・)と俺はドキッとした
「実はね・・・桃子・・・」
「えっ・・・」

「君の事、好きとかじゃないから。安心して! 何となく、男子の中で1番仲いいから君を誘っただけだから」 笑顔で言う。
「・・・・あ、そうなんだ〜」 何か少しガクッとしてるに気付いたらしく
「何?告白でもすると思った? 桃子可愛いから好きになったとか〜?」 とまた子悪魔笑顔。
「ばっ、!!!もう、行くぞ!」 そう言って俺はドアを開けて用具室から出ようとした。
「あっ、ちょっと待って!! これ何だろ?」 桃子の声が後から聞こえた。
「ん?」そう言って俺は振り返った。



俺の唇に桃子の唇が重なった。



「さて、もう1つの桃子の夢も叶ったし。 ほら、ボケーっとしてないで走らないと間に合わないぞ」
5秒くらいの静寂の後に桃子は俺をポンと叩いて走って行ってしまった。