【ベリエ】リア消だったら誰に告ってた【キッズ】

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561名無し募集中。。。
>>553 の続き

千奈美の顔をジーッと見つめていた。
「・・・何?一言も喋らないで人の顔ばっか見て」 千奈美は不思議そうに俺に言った。
「あ〜、いや〜・・・何でもない」 あわててごまかそうと外に目をやる。
グラウンドでは須藤と清水が男子に混じってドッヂボールをやっていた。うわ・・・須藤の球を顔面に受けた男子が保健室へと運ばれてる・・・ご愁傷様。
「それにしても・・・」 その声に再度、千奈美を見る。
「それにしてもあの時、佐紀ちゃんに何を言われたの?」
「ん?あぁ、俺が千奈美の事を本当は〜・・・」 『ハッ』として俺は話のを止めた
「えっ、私の事?? 本当は〜何?」 千奈美は真剣な顔をしている。
「えっと〜本当は・・・だから・・・その・・・」 焦る俺。
「佐紀ちゃんから、もしかして私の事・・・聞いたの?」 千奈美もなぜか焦ったような顔をしている。
「えっ?千奈美の事? いや、別に・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」 
千奈美の発言も良くわからなかったが、自分が言いそうになった事で何をどうしていいのか分からず俺は下を向いて無言になった。
千奈美も、下を向いて、何も喋ろうとしなかった。

「あの〜何か、おとり込み中悪いんだけど〜」
突然の声に俺と千奈美は『ビクッ』っとした。
振り返ると石村がジャージを着て立っていた。
「あ・・・い、石村か」
「舞波ちゃん?ど、どうしたの?」 なぜか二人とも焦っていた。
「いや、もう休み時間も終るし次の時間は体育だから急いで着替えて!って言おうとしたの」
石村は体育委員だ。(桃子が自分が体育委員になりそうになった時に無理やり推薦したせいだが)
「あ〜了解。」 そう言って、外に出ようとした俺だったが
「あっ、ちょっと次の時間はマット用意するから手伝って欲しいんだけど」 石村が俺に言った。
「えっ?今日って外じゃないの??」
「えっと、突然変更になったの」 石村は何か焦ってる感じがした。