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名無し募集中。。。:
俺のバカ発言の後、教室が騒ぎになってる中で
熊井は俺の前に来た
「うそっき・・・さっき、桃ちゃんも、雅ちゃんもタイプじゃないって言ったじゃない!」
そう言うと、突然泣きだして千奈美に慰められながら帰って行った。
俺はポカーンとしてるのを横目に、清水が
「・・・何か、私のせいで・・・ごめんね」 とか言いながら心配そうに俺を見てた。
その後は記憶に無い。
次の日は、朝から凄かった。
こんな大ニュースがクラスに広まるのに時間が掛かる訳もなく、教室に着くと黒板には『あいあいがさ』
何故か、窓際だった俺の席は真ん中の席の夏焼の隣に置いてあるし・・・
男子からは「お前、勇気あるな〜」はまだマシだった。
「雅・・・俺と結婚してくれ」「きや〜雅嬉しい♪」とかのメロドラマは何度も目の前の特等席で見せられた。
女子は、俺の方見てキャッキャ噂してる。 隣のクラスからも見に来るくらいだった。
桃子は「ねぇ?今度、雅ちゃんに私からデート誘ってあげようか?」 とか何故か楽しそうだ。
千奈美は〜何故か、いつもと代わらない千奈美だった。 普通に「おはよ」って挨拶してくれたし。
そして、熊井は俺の方を全く見ようともしなかった。