【ベリエ】リア消だったら誰に告ってた【キッズ】

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486名無し募集中。。。

クスクスと笑っている桃子。それを睨んでる熊井。 そして戸惑う俺を睨んでる桃子好きな男子と・・・・千奈美
そんな空気の中で
「はいはい、掃除サボらないの!関係無い男子は早く教室から出る! 友理奈ちゃんと桃ちゃんも掃除続ける」
やっぱり、事態を収めたのは清水だった。
「は〜い、今やります」 そう言ってほうきを置きに行く熊井
「委員長の佐紀ちゃんに言われたら、仕方ないか」
桃子は清水に弱い。4月に学級委員として名乗りを上げたのは桃子だったが、結果的には清水が委員長になってしまった。
そのためなのか、桃子は清水の言う事は素直に聞くのである。

事態が収まった事に「ふぅ」と一息付いた俺だったが『ハッ』と気付いてとして目を廊下にやった。
千奈美はジーっと俺を見ていた・・・と言うか、何故か睨んでた・・・ 
「何なんだよ〜・・・」とボソッっと呟く俺。
「それは、君がモテモテだからじゃないの?」 そう言って清水が俺の横に立っていた
「別にモテないけど」 清水を見て言う。
「ん〜、桃ちゃんはイタズラでやってるけど、友理奈ちゃんはどうだったのかな〜?」
「えっ、熊井? 別に、何とも思ってないんじゃないの?」
「・・・鈍っ(ボソッ)」 小声で何か清水が言った
「えっ?何? 水?」 聞き返したが、清水は何ごとも無かったように聞き流してた
「ねぇ?本当は千奈美ちゃんが好きなんでしょ?」 ニヤニヤと憎たらしいような可愛い笑顔を見せる清水
「ばっ、何言ってるんだよ!ち、違うよ!」 戸惑う俺
「またまた〜、絶対に千奈美ちゃんだね!ほら〜正直に学級委員に言いなさい!」
「ち、違うよ。千奈美はただの同級生だって」 何故かテンパる俺
「じゃ、桃ちゃん?」

訳が判らなくなったからなんだろうか? 今考えると全く何で、そんな事を言ったのかわからない。
もう、必死だったんだな。 俺は知らずのうちに大声で不思議な事を言ってしまってた。

「俺は、夏焼が好きなんだよ」

・・・我に返る俺
シーンとなる教室・・・       最悪だ・・・・