【ベリエ】リア消だったら誰に告ってた【キッズ】

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「ねぇ・・・・千奈美ちゃんの事は・・・・どう思ってるの?」
熊井の言葉に俺は、一瞬戸惑ってしまった。
「えっ?千奈美???あ〜千奈美は幼馴染だよ」
「そんなの知ってる! でも、幼馴染って感情しか無いの?」 熊井の表情は真剣だ
「えっと〜、小さい時から一緒だったし・・・感情ってもなぁ」 戸惑う俺 
「じゃあ、もしも・・・もしもだよ?私と千奈美ちゃんが犬に追いかけられてたらどっちを助けてくれる?」
「えっ?犬に追いかけられるの?何で?」 熊井は不思議な子だ・・・
「ピンチなの!どっちかやられちゃうの!そしたら、どうするの?」
「えっと〜・・・・(そりゃ、千奈美・・・と言いたいけど・・・・)」
俺を見つめる熊井、どう答えていいのか良くわからない俺・・・ そんな状況を一気に消したのは

「そりゃ〜桃子を助けてくれるよね?」
「うわっ!」 背後から、突然に桃子が俺に抱きついてきた。
「桃ちゃん!桃ちゃんは出てきてないの!」 熊井はちょっと怖い顔になってる
「まぁまぁ、固いこと気にしな〜いの♪ ねぇ?桃子だよね?」 桃子は俺の顔を覗き込んでる 桃子はいつも俺にくっ付いてくる。
「桃ちゃんは関係無いの!私か千奈美ちゃんの二人だけなんだから! それに、苦しそうだから離してあげなよ!」
・・・だんだん、熊井の顔が怖くなってきてる
「何で?桃子は軽いから大丈夫だよ。 それとも、くっ付いてるとマズい事でもあるの?」 桃子はクスッと笑った

マズい事は大アリで、桃子狙ってる男達は俺を睨んでるし、熊井も何故か怒ってるみたい。
何より、熊井の帰りを待って廊下に居た千奈美も俺を冷たい目で見ていた・・・・