368 :
名無し募集中。。。:
放課後、未だに目が覚めない俺は掃除をテキトーにしながらテキパキ掃除をしてる清水を見ていた。
背は小さいのに人1倍作業している清水をボーっと見てると・・・
(バキッ)
「いっ・・・・・たぁぁぁ!」
ほうきで背中を叩かれ、振り返るとそこには熊井が仁王立ち状態で立っていた!
「ちゃんと掃除やんないとダメでしょ!」 熊井は、ちょっと怒ってる?
「・・・ちゃんとやってるよ。」
「ふ〜ん・・・そのわりには佐紀ちゃんをジ〜ッと見てたみたいだけど?」
「あぁ。見てたよ」
「・・・・・あ〜ゆ〜子がタイプなの??」
「えっ・・・」 見ると熊井は少し切なそうというか、悲しそうな表情をしていた。
「佐紀ちゃんみたいな背が小さくてかわいい、しっかりした子が好きなの?」
熊井はしかられた子供みたいに俺の顔を不安そうに見てる。
「いや・・・頑張ってるな〜と思って。 特にタイプとかでは無いけど〜」
「そうなんだ・・・そうなの・・・なるほど・・・」だんだんと表情が明るくなってきているのが目に見えて分かる。
俺には熊井の行動が何なのか、さっぱり分からなかった。
「ねぇ?何でそんな事聞くの?」
「えっ・・・ほら、クラスの皆とか桃ちゃんとか雅ちゃんとか人気あるから〜君はどうなのかな?と思っただけ」
「あぁ。俺は〜特にはいないかな。」
そう言って、俺は掃除がほうきの作業が終ったのに気付き、ほうきをしまおうと振り返ろうとしたときだった。
「ねぇ・・・・千奈美ちゃんの事はは・・・・どう思ってるの?」
俺は、その言葉に(ドキッ)とした。
千奈美と熊井は大親友だった。