1 :
名無し募集中。。。:
いつも犯されるね
2 :
名無し募集中。。。:04/12/22 23:55:20
なぞなぞしてくる
3 :
名無し募集中。。。:04/12/22 23:55:41
後藤まみ
4 :
名無し募集中。。。:04/12/22 23:56:26
小説書いてくれるとでも思ったか死ね
5 :
名無し募集中。。。:04/12/22 23:58:04
ごっちんヲタだけどごっちんが先輩だったら50代なので嫌ですorz
6 :
名無し募集中。。。:04/12/23 00:02:09
7 :
名無し募集中。。。:04/12/23 00:03:26
Hなごっちんおめ
8 :
名無し募集中。。。:04/12/23 00:04:49
イケメンの後輩の筆下ろしをする
9 :
名無し募集中。。。:04/12/23 00:07:29
ごっちんが後輩だったらなぁ・・・
10 :
名無し募集中。。。:04/12/23 00:11:51
11 :
名無し募集中。。。:04/12/23 00:14:24
俺なら弟のブリーフ持ってこさせるね
12 :
名無し募集中。。。:04/12/23 00:16:23
やられたいね
13 :
名無し募集中。。。:04/12/23 00:18:27
テニス部の先輩と仮定するか
14 :
名無し募集中。。。:04/12/23 00:18:47
( ´ Д `)y-<ごとぉにまかせておけば完璧だね
15 :
名無し募集中。。。:04/12/23 06:00:58
ハァハァ後藤先輩
16 :
名無し募集中。。。:04/12/23 10:58:37
hosyu
17 :
名無し募集中。。。:04/12/23 14:37:08
18 :
名無し募集中。。。:04/12/23 14:44:59
俺より年上だから理想の先輩像
19 :
名無し募集中。。。:04/12/23 14:47:50
すごいエッチななぞなぞを出されて
しどろもどろしたい
20 :
名無し募集中。。。:04/12/23 14:54:44
同級生の美貴梨華と真希で後輩を逆レイプしちゃう
21 :
名無し募集中。。。:04/12/23 18:35:18
23 :
名無し募集中。。。:04/12/23 20:25:00
神光臨期待あげ
松浦も困惑 つじのぞみふぁんくらぶ大の大人たち
誤爆しちまったwww
26 :
名無し募集中。。。:04/12/23 20:28:54
あげますよ
モーヲタキモイwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
さっさと氏ねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
28 :
名無し募集中。。。:04/12/23 20:30:48
>>27 嫌なことでもあったのか?
父さんに話してごらん。
29 :
名無し募集中。。。:04/12/23 20:35:41
モーヲタじゃねーよ
吉澤ひとみこと田中麗奈ちゃんを応援しようファンクラブ PART1397
31 :
名無し募集中。。。:04/12/23 20:39:04
応援しねーよハゲ
32 :
名無し募集中。。。:04/12/23 20:39:35
33 :
名無し募集中。。。:04/12/23 23:59:42
なんて誤爆が多いスレなんだw
34 :
名無し募集中。。。:04/12/24 00:32:30
真希「先輩と一緒に帰ろっ○○!」 手を引っ張られる
○○「ちょっ、ちょっと…先輩…」
35 :
名無し募集中。。。:04/12/24 00:50:23
(*゚∀゚)=3ムッハー
37 :
名無し募集中。。。:04/12/24 11:54:31
捕手
ノノハヽ
( ・∀・)<後藤真希苦しんで死ねや!
と⌒ て)从; ノノハヾヽ !?
( ______三フ∵;゙'゜;;Д ゜ ):.,∴
) )" ;W `'ノつ ;:* つ
レ' (_ノ~(_ノ
39 :
名無し募集中。。。:04/12/24 17:55:11
「また遅刻?」
「先輩と会ったって事はそうみたいっすね。」
「サボろっか?デートしたげるよ。」
40 :
名無し募集中。。。:04/12/24 17:56:01
どっちかというと後輩なんだけどな
41 :
名無し募集中。。。:04/12/24 20:28:25
>>39の続き
「え?いいんですか?」
「うん、どうせ今更行ってもかったりーし(笑)」徐に後輩の手を握る
「え…先輩…」
続きよろ
42 :
名無し募集中。。。:04/12/24 21:09:27
oノノ人ヽ
从从从*)
(⊃⊂ ) γ⌒ヽ、
| ,つ☆ Y⌒ 目
∪´
43 :
名無し募集中。。。:04/12/24 21:27:33
キモイ死ね
44 :
名無し募集中。。。:04/12/24 21:35:49
だれが?
45 :
名無し募集中。。。:04/12/24 23:48:06
「はぁ〜ひざぶりにカラオケいきたいなぁ」
「いまからっスカ?」
「そ、もちろん付き合ってくれるよね」
「ハ、ハァ・・・」
ノノハヽ
( ・∀・)<後藤真希苦しんで死ねや!
と⌒ て)从; ノノハヾヽ !?
( ______三フ∵;゙'゜;;Д ゜ ):.,∴
) )" ;W `'ノつ ;:* つ
レ' (_ノ~(_ノ
うho
49 :
名無し募集中。。。:04/12/25 15:53:53
後輩とかってどんだけオサーンなんだよ
50 :
名無し募集中。。。:04/12/25 17:52:14
2桁離れてるとさすがに引くなw
どんだけ若いんだよお前らは
52 :
名無し募集中。。。:04/12/25 22:35:08
Hされたい
53 :
名無募集中。。。:04/12/25 22:36:49
僕の童貞をよろこんで差し上げます
54 :
名無募集中。。。:04/12/25 22:38:08
なめろ!
ほい
55 :
名無し募集中。。。:04/12/26 01:06:35
声かけられただけで勃起だな
56 :
名無し募集中。。。:04/12/26 01:14:25
754 :名無し募集中。。。:04/12/26 01:13:25
「はあつかれた」
真希先輩が試合が終わって我が匿名高校の控え室に帰ってきた。
もちろん勝った。さすが先輩。
「お疲れ様です」
「ちょっとマッサージしてくんない?マジ疲れてるから」
真希先輩は無造作にソファーに寝転んだ。
俺はいいのだろうか?と思いつつ真希先輩の身体に触れた。
引き締まってるけどやっぱり女の子っぽい柔らかさ・・・・
「ちょっと変な事考えてるでしょ?」
「え?」
「硬くなってるよ」
真希先輩は優しく僕の股間をマッサージ
57 :
名無し募集中。。。:04/12/26 01:32:11
( ´ Д `)<誤爆したでしょ、フフフ
58 :
名無し募集中。。。:04/12/26 01:35:12
はあはあ本当は中に出すつもりだったんだよ先輩はあはあ
59 :
名無し募集中。。。:04/12/26 01:42:15
60 :
名無し募集中。。。:04/12/26 02:17:42
「ねぇあんた彼女いるの?」
「えっ、いや、居ないです・・・」
「そっ・・・よかった」
「えっなんですか?」
「いいのいいの、なんでもないw」
61 :
名無し募集中。。。:04/12/26 02:23:31
リレーエロ小説で行こうぜ
62 :
名無し募集中。。。:04/12/26 02:32:08
「今私達ってカップルだと思われてるのかな?」
「え…先輩…」
「んぁ…ほら着いたぞw」
「…先輩」
63 :
名無し募集中。。。:04/12/26 02:38:08
「せ、先輩・・カラオケってここですか・・・」
「そっ、ここ」
「ここって、ラ、ラブホじゃないですか!」
「なんだ知らないの?ラブホのカラオケもいいものよ」
「はぁ、そうなんですか・・・」
64 :
名無し募集中。。。:04/12/26 02:40:15
「ちょっと何逃げようとしてるの?」
「いや、その、あの・・・」
「ほら、ここはもうホテル入りたがってるよ」
がんばろうとする姿勢はありがたいが
ただの古いエロ小説にしか
66 :
名無し募集中。。。:04/12/26 02:57:19
( ´ Д `)ほぜんぁ
67 :
名無し募集中。。。:04/12/26 03:10:18
しかたないよ
即興だもん
68 :
名無し募集中。。。:04/12/26 03:12:46
エロは昔から大体同じ
クレオパトラは尺八が上手だったとかどうだか
69 :
名無し募集中。。。:04/12/26 03:19:40
「先輩・・慣れてますよね」
「この部屋にするよいいでしょ」
「聞いてます?」
「んぁ?」
「んぁって」
70 :
名無し募集中。。。:04/12/26 03:22:43
んあってベットの中ではあんあんのくせに!
71 :
名無し募集中。。。:04/12/26 03:23:02
違うお前ら全然違う
72 :
名無し募集中。。。:04/12/26 03:28:47
「よっ。」
「あ、後藤先輩!おはようございます!」
「こら、真希でいいって言ったでしょ。」
「す、すみません後藤せん・・・、じゃなくて、ま、真希先輩!」
「・・ふふ、可愛いねぇ。」
73 :
名無し募集中。。。:04/12/26 03:34:30
なんで展開変わるんだよ
74 :
名無し募集中。。。:04/12/26 03:35:09
良い感じですな
75 :
名無し募集中。。。:04/12/26 03:40:25
「さぁ〜て歌うぞ〜」
「先輩マイクどうぞ」
「おおっ、用意がいいねぇ〜それじゃ後藤真希歌います
横浜蜃気楼」
「きゃ〜後藤せんぱ〜い」
76 :
名無し募集中。。。:04/12/26 03:42:24
違うって
後藤先輩はそんなはつらつとしてなく
もっとアンニュイかつ儚げじゃないとだめなんだよ
77 :
名無し募集中。。。:04/12/26 03:47:02
「後藤、急げ置いていくぞ」
「んぁ〜」
78 :
名無し募集中。。。:04/12/26 03:50:06
「はぁ〜すっきりした」
「いや〜歌うまいっすね先輩」
「そぉ、じゃ今度は歌ってよほら先輩の言う事聞けるよね?」
「えっ、は、はい。じゃ、俺歌います」
「いいぞ!ではどうぞ!」
「ひもあたりもしなぁいい〜」
79 :
名無し募集中。。。:04/12/26 03:52:40
アンニュイかつ何だって?
分りやすく説明してくれ
がんばるから
80 :
名無し募集中。。。:04/12/26 04:01:11
「あれ先輩、1人でこんなところでどうしたんですか?」
「ん?べつに、なんでもないよ。」
・・・・・・・・・
「ねぇ、あんた今、好きな人とかいんの?」
「へ?」
「恋してるのかってこと」
「ま、まぁ一応・・・。」
・・・・・・・・・
「・・・恋なんて、ろくなもんじゃないよ。」
「え?」
「あ〜あ、なんであんなやつ好きになっちゃったんだろ。」
「先輩・・・。」
・・・・・・・
「さて、そろそろ帰るぞ。うしろ乗せてけ。」
「え?は、はい!」
81 :
名無し募集中。。。:04/12/26 04:07:28
「叶わない想いほど美しい…」
「どうしたんですか先輩?」
「んはは。ちょっとたそがれてみた」
「なんすかそれ。先輩に難しい言葉は似合いませんよ」
「そっかなぁ。んぁ。そーだね。ごとーには似合わないかも」
「え、いや」
「あたしバカだからなぁ。そんなんだから、愛想つかされちゃうのかなぁ…」
「う。いや、ぐ。」
「んぁ…今ごろあのふたり、一緒に帰ってるのかな…」
「………」
「………」
「………すいませでした!!!」
「んぁ?」
82 :
名無し募集中。。。:04/12/26 04:31:28
『――後藤先輩は、簡単にやらせてくれる』
そんな噂が入学当初から男子生徒の間で囁かれていた。
実際、何人かのヤツラが、後藤先輩とやったなどと自慢げに話しているのを聞いたことがあった。
そんなこともあり、女子生徒からの評判は最悪で、
男なら誰でもいい、最低の女――と、総じて軽蔑の眼差しを向けられていた。
男にとっては、都合のいい女。
女にとっては、最低の女。
それが、俺の中での――彼女を知る前の、後藤先輩の姿だった。
83 :
名無し募集中。。。:04/12/26 11:15:17
緊急保全
84 :
名無し募集中。。。:04/12/26 11:25:58
やめろ!後藤先輩はまだ処女なんだ!
85 :
名無し募集中。。。:04/12/26 14:15:16
( ´ Д `)<保全するぽ
86 :
名無し募集中。。。:04/12/26 14:23:48
急に良い展開じゃねーか
87 :
名無し募集中。。。:04/12/26 15:52:14
( ´ Д `)ホゼンァ
88 :
名無し募集中。。。:04/12/26 16:01:14
俺みたいなつまらない童貞なんて後藤先輩から見たら男のうちには入らないさ。
仮にやれたとしたって経験豊富な後藤先輩を悦ばすなんてできるはずもない。
一度やったらそれから俺はずっと先輩に軽蔑され続けるんだ。
89 :
名無し募集中。。。:04/12/26 16:10:28
>>88 逆レイープならええじゃないか、ええじゃないか
90 :
名無し募集中。。。:04/12/26 16:23:14
後藤先輩とやれたら一生の思い出になるぞ
91 :
名無し募集中。。。:04/12/26 16:30:23
勝手に脱がされて、勝手に勃たされて、勝手に入れられるんだぞ
( *´ Д `)<おちんちんかわいいね
93 :
名無し募集中。。。:04/12/26 16:57:35
ネコがいた。
廊下の真ん中に、ネコがちょこんと座っていた。
校舎でネコに遭遇したのは初めてだ。
俺がぼーっと見ていると、ネコはひとつあくびをしてから、
腰を上げてスタスタと階段のほうへ歩いていった。
物珍しさも手伝って追ってみると、ネコは器用に階段を登って、上の階へと消えていく。
なんだろう。不思議なこともあるもんだ。
興味を惹かれた俺は、
授業の開始の鐘も耳に入らず、ネコの後を追って階段を登った。
そうして、登りきった階段の先には、
屋上に出る扉があった。
「誰?」
女の声がした。驚いた。人がいたなんて。
振り返った俺は、声を掛けてきた人物を目の当たりにして、いっそうひどく驚いた。
「ご、とう――」
後藤先輩。
栗色の長い髪をなびかせて、そこにいたのは『噂の』後藤先輩だった。
後藤先輩は、少しかったるそうに眉をしかめて、俺の顔をまじまじと見た。
「……あたしのこと知ってるの?」
「あ。あう。知ってます」
むしろ、知らない人の方がいないと思う。
「なんだ。じゃあ、その気があってきたの?」
「え。あ、そ、その気?」
「……『やりたくて』きたの?」
『――後藤先輩は、簡単にやらせてくれる』
ドキリ、と心臓が跳ねるのを感じた。
「え。あ、い、いいえ。ここに来たのは、偶然で」
「ぐーぜん?」
「はあ。ネコを追ってたら、ここに」
「ああ…」
後藤先輩が足元を見たので、俺もつられて視線を下げた。
……あ。こんなところに。
さっきのネコは、後藤先輩の足元でだらしなくごろりと寝転んでいた。
後藤先輩がしゃがんで首を撫でると、気持ち良さそうにのびて喉を鳴らした。
「後藤先輩が飼ってるネコですか?」
「んー…ちがう、かな。単なるナカマ」
「ナカマ?」
「んぁ。日向ぼっこナカマ」
「あ。なるほど」
「んしょっと」
後藤先輩がネコと同じように、ころりと横になった。ネコも気持ち良さそうにのびている。
ホントに、仲良しさんらしい。
確かに天気はすこぶる良かった。なんとなく俺もつられて、屋上の床に腰を下ろしてみた。
「後藤先輩はここによく来るんですか」
「んぁ。ここ、眺めがいいでしょ。街も見下ろせるし。かいほーかんあるよね。
それがね、すごくね――キモチイーって感じなんだよ」
「き……もち、いいんですか」
「うん……いろいろとね」
後藤先輩が体を起こして、意味ありげに笑った。
「いろいろと」
「んはは。なに想像してんだろ」
ふにゃにゃと後藤先輩が笑って、四つん這いで近づいてきた。
驚いて思わず身が強張る。顔を近づけてくると、にへりと笑って俺の頬をつついた。
「顔真っ赤だよ」
「え。いや、う。」
「んぁあ。もっと赤くなった」
顔がカーっとなるのが自分でもわかる。
遊ばれてる。
でも、なんだか嫌な気はしなかった。
俺が想像していた後藤先輩とは――なんだか、だいぶ印象が違う。
あの噂だって、もしかしたら単なる噂なんじゃ――
そう思いかけたとき、後藤先輩はひとしきり笑ってから、急に真面目な顔になって、
「ね……ホントにしないの?」
囁くように、聞いてきた。
「い。いいえ。あの、もう授業始まってるし。
か、帰ります」
「あ、そ……」
慌てて立ち上がる。
残された後藤先輩の瞳が、途端にどこか――空虚になったように見えた。
「……誰かくる」
「えっ」
反射的に俺は、屋上入り口の建物の日陰に逃げ込んだ。
後藤先輩とこんなところで、ふたりっきりでいる――なんて。
なんだか後ろ暗い気がして、とっさに体が動いてしまったんだ。
「よっす」
男の声がした。俺は緊張して壁に体を押し付けた。
向こうが見えない代わりに、向こうもこっちは見えていないはずだ。
「んぁ。きたんだ」
「うん。お前としたいなって思って」
心臓が、ドクリと鼓動した。
「…んぁ。最近、彼女できたんじゃなかったっけ」
「ああ、できたけど。やっぱお前が一番いいよ」
「そぉなんだ」
「うん。いいだろ? しようぜ」
「……ここでするの?」
「いいじゃん。ダメ?」
「……ダメじゃないけど」
「お前、ここのほうがいいって言ってたじゃん。
誰もいないしいいだろ?」
どさっ、と壁に体がぶつかる音がした。
や、やばい。やばい。
とても今から出ていくことなんて、できない。
頼むから他所に行ってくれ!
後藤先輩だって、俺がいること分かってるはずなのに。
だっていうのに――先輩の出した答えは、
「……うん。じゃあ、ここでしよ」
だった。
次
り、リアルタイムきたわー!
続き期待ほぜむ。
なんだ急に良スレ化したぞ
(;´Д`)
なんで、こんなことに。
校舎の廊下でたまたまネコに出会って、
何気なく追いかけて、屋上に来た。
それだけなのに。
ほんの、3、4メートル向こうでは、後藤先輩と誰かが、
まさに今、コトに至ろうとしている。
なんでこんなことに。
緊張して身動きも取れず、俺は壁に身を押し付けて、息を殺していた。
「…彼女は、どんなふーだったの?」
「アイツ処女でさ。痛がって泣くからめんどくさくなった」
「…ふーん。そぉなんだ」
「お前の良さがすげーわかった。やっぱ俺お前が好きだよ」
「ん、あはは。そっかぁ…」
「ああ、そう…………うわっ………」
「ん………」
「……くっ……」
「………」
「ふーッ、だめだもう。いくぞ」
「はぁ、んぁ…もう?」
「焦らすなよ。欲しいんだよお前のコト」
「んぁ、ちょっと……や、あ、あ……!」
俺は両手で耳を強く押さえつけた。
ダメだ、聞いたらダメだ。
「下着っ、よごれちゃうよぉ」
「おっと、わりぃな。ちゃんとっ、脱がすっ、よっと」
「ひぃあっ、あっ…んっ…」
「おっと…だいじょうぶか?」
「んぁ…うん…へーき」
「よし…脱がしてやるよ。脚上げて」
「んぁ…んっ、ふあ…」
「あはは。赤ん坊みたいだな……ほら、脱げた。
うお、よく見える…なぁ、ちょっと広げてみて」
「うん…いいよ」
ひ、広げるとか。
後藤先輩も先輩だ――そんな、あっさりいいよ、なんて。
俺の頭の血が激しく駆け巡る中、男の感嘆が聴こえてきた。
「う、おぁ……すっげ。垂れてる」
「やだぁ…」
「ふあっ、もうダメだ。するぞ」
「うん……んぐっ……ん、あっ、あっ……!!」
「フッ、ふーっ、やっべーな、これ」
「やだぁ、ちょっ、んっ……んんっ…!」
「すげ、キモチーぞ」
「ふぁっ、うんっ……んっ……ん…!」
「ふぐっ、このっ……あ〜やべ、ダメだろ…そんな声」
「はぁっ…んぁっ…やだそこっ…いきなり、つよいぉ」
「すげぇ、だって、そんな声反則だっつーの」
「やぁ、やぁぁ! ちょっとまっ…」
「ハッ、やだったって、誰もいないんだし」
「っ……!」
「おっ、へへっ、キモチいーんだろ?」
「ぁはっ、はぁ、はぁはぁ」
「ほら、ほらほら」
「あはっ、は、ははっ」
「うっ…ははっ、ノってきた?」
「やぁっ…うん、いいよっ……キモチーよ」
「……ぐっ、……っ! す、すげ」
「んは、んははっ」
やめてくれ!
どんな耳をふさいでも、後藤先輩と男が『やってる』声が聞こえてくる。
心臓は早鐘を打ち続け、血管が切れそうなほど顔は火照っていた。
いや、火照ってるのは顔だけじゃない。俺の下半身は敏感に反応してしまってる。
「んっ、それっ、すきぃ…すきぃっ」
「……、……うわっ、その腰つき…たまんね」
男の唸りと、後藤先輩の甘い吐息が耳に絡みつく。
そんな熱いBGMとは裏腹に、目の前には無味乾燥な街並みがフェンス越しに広がっている。
一体、どんな表情で男に抱かれ、
どんな動きで男を悦ばせてるのか。
それに、あんな声で、あんなふうに喘がれたら――
ゾクッ、と体に鳥肌が立った。
こんな、こんな状況――耐えられない。
視界がゆるんできた。泣きそうだ。惨め過ぎる。最低だ。
すぐそこで『やってる』、さっき会ったばっかりの後藤先輩の声をオカズにして、俺は――
「んあっ、あぁっ…! んっ……あ、ああ……!!」
……それでも、俺の手は止まらずに。
後藤先輩が絶頂に達したのと、白濁した欲望を吐き出したのは……ほぼ同時だった。
「またな」
「うん……ばいばい」
パタン、と扉が閉まった。
どう、しよう。
出て行くにも、どんな顔して…後藤先輩の顔を見たらいいんだ。
「……もう行ったよ」
「……、……は」
慌てて陰から飛び出た。
視界に入った後藤先輩は、小さくぺたりと座ってどこか遠くを見ていた。
「あの、その……俺、別に…誰にも言いませんから」
「ん…別に、いいけど」
かったるそうに後藤先輩は髪を掻き揚げた。
――ついさっきまで、後藤先輩は。
耳に残っている甘い声が蘇ってきそうだった。
「後藤先輩は……いつも、あんなことしてるんですか」
「んぁ…いつも、かなぁ。…そうだね。噂になってるんでしょ?」
「う。はい…でも、なんで」
「ん……なんでだろね」
ぱたりと両手が落ちて、後藤先輩は背中を壁に預けた。
男にとっては、都合のいい女。
女にとっては、最低の女。
好奇と軽蔑の眼差しを一身に受けてまで、こんなことを続ける意味が、
後藤先輩にあるんだろうか。
その時、俺は何を期待していたんだろう。
『こんなの、単なる遊びだよ――』
そう、笑い飛ばして欲しいと願っていたんだ。
そうすれば、自分の情けなさも、罪悪感も、全て流してしまえると。
俺が後ろめたい思いをする必要はどこにもないと――そう、逃げてしまいたかった。
けれど、後藤先輩からは、こんな答えが返ってきた。
「あたし、知らないのかもしれない。こんなことくらいしか」
人と付き合う方法。
後藤先輩はぽつりとそんなことを言った。
そんな。
そんなのは。
「バカだっていうんでしょ?
うん…でもさ。しょーがないよ。バカだもん」
後藤先輩は少しこちらに顔を向けて、笑った。
俺の頬をつついて、ふにゃふにゃと笑っていた時とは、全然違う。
その、すごく寂しそうな、悟ったような笑顔を見て、
俺は――
逃げられない、と思った。
そして、その日を境にして。
俺の心は、後藤先輩の――虜になった。
いいよいいよー
・・・狼で何やってんだ?w
でも、がんがれ♪
いや、もう終わり
ここから面白くなるんじゃないのか?
111 :
名無し募集中。。。:04/12/26 21:35:01
なりません
112 :
名無し募集中。。。:04/12/26 21:37:01
落ち確定スレ
なんか落としたがってるやつがいるな…
俺は意地でも保全するぞ
115 :
名無し募集中。。。:04/12/26 22:43:07
真希先輩・・・
うお、なんかきてた
イイ!
117 :
名無し募集中。。。:04/12/27 00:15:15
(;´Д`)ハァハァ
118 :
名無し募集中。。。:04/12/27 00:18:06
お前らエロだったらなんでもいいんだろ
そうでもない
121 :
名無し募集中。。。:04/12/27 01:25:21
後藤先輩との恋愛凄い
自分の年齢は抜きにして。
後藤のキャラは同級生の設定が一番合う気がするのって
俺だけか?
このスレは後藤先輩スレだから
まったくそのとおり
-V)
落としはせん!落としはせんぞぉー!
名作だと思うぞ、これは
128 :
名無し募集中。。。:04/12/27 14:22:02
あげ
ほ
130 :
名無し募集中。。。:04/12/27 18:41:28
後藤先輩・・・
会えば毎日のように求め合う二人。
「んんっ、・・あっんぁ・・」
「ま、真希先輩っ・・はぁはぁ」
ただ純粋に肉欲を満たす二人。
お互い恋人同士でもないのに、こうして会えば何かに導かれるように
カラダを交え合わせる。
全ての欲望を吐き出す。
俺は乱れる息の中屋上の空を見上げる。
「・・ねぇ上手くなったよね。」
「えっ」
「せっくす」
「・・・・」
隣りで横たわる後藤先輩。
「ふふふ、真っ赤だよ顔」
「えっ、いや・・その、ありがとうございます。」
「ふふふ」
俺を少しからかうと
後藤先輩は乱れた髪を手ぐしで整えながら俺をからかった。
そして、はだけたブラウスのボタンを閉めなおすと
「じゃ、帰るね。」
と言い残し屋上を後にする。
俺は一人屋上でさっき見せた後藤先輩の笑顔
その笑青空にその笑顔を浮かべた。
131 :
名無し募集中。。。:04/12/27 19:10:42
FLASHごまを連想させる小説だな
132 :
名無し募集中。。。:04/12/27 19:24:34
筆下ろしされてー
133 :
名無し募集中。。。:04/12/27 21:08:34
h
ズッコケか?ズッコケきたのか?
135 :
名無し募集中。。。:04/12/27 23:59:26
小説期待
136 :
名無し募集中。。。:04/12/28 01:41:05
作者待ちage
窓の外でハトが毛づくろいをしていた。
教壇では、社会科の教師がしきりに年金問題について熱弁を奮っている。
だけどそんなものは、水中で聞く外の音のように、くぐもってどこか不明瞭だった。
――後藤先輩の、甘い声。
ゾクッと鳥肌が立った。
昨日のことなのにまだ、リアルに耳に残っている。
後藤先輩。
男にとっては、都合のいい女。
女にとっては、最低の女。
だけど――あのときの、表情。
『あたし、知らないのかもしれない。こんなことくらいしか。
――人と、付き合う方法』
このままじゃ、ダメだ。
後藤先輩だって、分かってるはずなんだ。
俺が何をしてあげられるのかなんて、わからないけれど。
もう一度、会いたい。
会って、話をして――後藤先輩を、助けてあげたい。
後藤先輩にとって何が助けになって、
俺が何をしてあげられるのか――なんて。
充分に考えてみてもしないまま。
俺は昼休みのチャイムとともに、屋上へと足を向けた。
「おやおや…お客さんか」
「や、保田先生?」
予想もしていなかった人物に出くわして、俺は目を丸くした。
校内一の眼力で有名な――保健室の先生がそこにいた。
保田先生は、ひとつため息をついてから、ジロリとこちらを睨んできた。
「とりあえず聞くけど、ここに来た要件はなに?
屋上は出入り禁止だから出られないよ」
押し殺したような低い声に、正直少し恐怖心を感じてしまった。
そりゃあ、保田先生にこんなふうに睨まれたら、誰だって怖いと思うだろう。
「あ。え、いいえ。その…人に会いに」
「ヒト?」
「あの…後藤先輩」
ピクッ、と保田先生の眉毛が跳ね上がった。
「そっか。アンタ大人しそうな顔してるわりに…ふーん。
でも度胸あるわね。それとももしかしてバカなのかな?
アタシを前にして堂々と、後藤に用だなんて」
もしかして退学志望者?
と保田先生が真顔で聞いてきた。
なんでそうなるんだ!と言いたいところだったけれど、
後藤先輩の噂なんて先生たちはみんな知ってるだろうし、
多分保田先生は――俺が、後藤先輩とやりにきた、と。思ってるんだろうな。
「い、いや、あの。先生、誤解してます。
俺は別にあの、やましいことなんて考えてなくて。
単純に、後藤先輩に会いに来ただけ、です」
「……」
う。
ホントか?と目が言っている。
「ふーん。まぁ、信頼してもよさそうか、な。
確かにまだ、童貞っぽいし」
「なッ! なにを言ってるんですか!」
「うわ、図星だった? ゴメンゴメン。
でも大丈夫。童貞は恥ずかしいことではないわよ」
「なッ、なんですかそれは!!」
「でもまぁ、だったらなおさら。
あの子には関わらないほうがいいよ」
「え……」
ドスン、と低く何かが鳴った気がした。
「なん…ですか、それ」
保田先生はもう一度、俺をギロリと睨んだ。
「聞こえないの?」
聞こえ……?
「さっきから、すごいのに」
――なんだか急に、世界が冷え込んだ気がした。
そういえば、さっきから。
屋上のほうから、バタバタと物音が――していたんだ。
んぁっ……んっ……んんっ…
背筋を下から撫でられるような。くらくらと脳髄がしびれるような――声。
「ああいう子だから。今はまだ、そういう関係じゃないかもしれないけど」
はぁっ、ぅんっ……! いぃっ、いいよぉ…
「そんなの明日には分からない。アンタは男で、後藤は女なんだから」
あはっ……んぁっ……あっ、はぁっ…
すごい……なんか、泡だって……きたよぉ…
どう…感じる? あたしの…
あたしの――――
「あぁっ、すげーよ! 絡みついてくる――!」
「やめてくれ……!」
男の絶叫と後藤先輩の嬌声を、耳を塞いで遮断した。
聞きたくない……!
やっとのことで搾り出した声は、低く弱弱しく。
誰かに拾われる前に、大気に呑まれていった。
「――わかったでしょう。
一度深みにはまったら、不幸になるんだよ。
アンタも……後藤もね」
イイ。
やっぱ上手いねぇ〜
はげしく続き気になる
やばい
つまんねーw
これ書いた奴馬鹿?くだらん小説乗せるなボケ!
さすが冬休みだ
やはりオマエなのか!? 作者はオマエなのかぁ!? ズッ(ry
作者が神につき保全
保全するよ
150 :
名無し募集中。。。:04/12/28 19:27:58
保全
後藤先輩は野球部のボールよりも多くの金玉を世話をしているらしいぜ
゚+.( *´ Д `)゚+.゚
後藤先輩でセックスを勉強している男子生徒だけでひとクラス組めるらしいので
一部では後藤先生と呼んでいる
神様コテハンになってくれたら嬉しい
ほ
「不幸?
不幸だってわかっているなら!
保田先生は、どうして後藤先輩を助けないんですか!」
前を行く保田先生に続いて、足早に屋上の階段を下る。
俺の頭の中はまるで狂想曲の嵐のようだった。
後藤先輩があんなことを、いつもいつでも誰とでもしている――だなんて。
それも、自分からあんなふうに、
『どう…感じる? あたしの――――』
――あんなふうに、淫らな言葉を。
噂で知っていたはずなのに。
新しく更新された情報なんて何もない。
だけどあのリアルな、後藤先輩の声は、俺の頭を錯乱させるに足る威力を持っていた。
「助ける?」
振り向きもせず、早足を続けながら保田先生が頭を振った。
「さっきの『不幸』っていうのはね。アタシの主観。
だからそれは、普遍的な真理じゃない」
「は…?」
「アタシが後藤を助けたって、それじゃ何の意味もないんだよ」
「意味がないなんて、そんなわけ」
誰が見たって、今の後藤先輩の状況は不幸だ。
たくさんの男に弄ばれて、
女からは軽蔑の眼差しを受けて。
それが、後藤先輩が望んだものだなんて、
――思いたくない。
「そう思うなら、アンタのしたいようにしなさい」
保健室に入り、扉を閉めたところで、ようやく保田先生は俺を正面から見据えた。
「アタシがアンタに忠告したのは、まだ何も始まってないから。
助かる見込みがない人間には忠告なんてしないわよ」
だからまだ、アンタは引き返せる。
保田先生はそう言った。
助かる見込みがない人間には忠告なんてしない。
じゃあ、後藤先輩は。
後藤先輩は手遅れだと、保田先生は――思っているって、ことなのか。
「後藤が抱えてるものも、過去も未来も――全部ひっくるめて、
一緒に背負い込む覚悟があるのなら。
アンタが今最も確信できることをやればいいよ。若いんだしね。
でも、中途半端な気持ちで、あの子と関わるのは。
勝手な幻想でバカな踊りを舞おうとするのは。
それだけは――やめなさい」
保田先生は後藤先輩について、俺の知らない何かを知っている。
知っているから、あんな風に俺に言ったんだ。
でも――俺は後藤先輩について、何も知らない。
一緒に背負い込む覚悟があるのなら――なんて、今すぐそんなことを判断できるはずがなかった。
だから。
ガチャリ。
重々しい音を立てて、屋上の扉が開いた。
その先に現れたのは、見渡す限りの青空と、冷たく広がる白い床。
その青と白の境界線の、それも中央ど真ん中に、
ネコとじゃれ合う後藤先輩の姿がポツリとあった。
「んぁ…きたんだ」
「あ。その。どうも」
あいさつひとつするにも緊張してしまう。
まごついている俺を後藤先輩は不思議そうに見て、小首をかしげた。
「なにかよう?」
「あの、その。後藤先輩、昼飯食べましたか?」
「ひるめし?」
きょとんとした顔で後藤先輩が復唱して、それから首を横に振った。
「ヤキソバパンにコロッケパン、ソーセージパンにアンパンマンです」
ガサガサと袋から取り出して、用意してきた品々を披露した。
「ホントにもらっていいの?」
「どぞ。好きなの2つ取ってください」
「ううん、1個で充分」
言いながら、後藤先輩は一寸の迷いも見せずにアンパンマンを手に取った。
取り出した瞬間から後藤先輩の目が釘付けになっていたので、もしやと思ったけれど。
「1個でいいんですか?」
「うん、ありがと」
俺を全く見ないで後藤先輩が頷いた。
ダメだ。すっかりアンパンマンに夢中らしい。
後藤先輩はアンパンマンの顔をビニールの袋の上からまじまじと観察して、
それからニタァ〜っと顔を綻ばせた。
「んぁー…ホントにアンパンマンだ。どこで買ったの?」
「え。あの。見るの初めてですか? 購買部で売ってるんですよ」
「へぇ〜、知らなかったなぁ」
そしてまたニタニタと笑った。
なんだろう。意外すぎる。
あの後藤先輩が、マタタビを貰ったネコのようだ。
「アンパンマン好きなんですか?」
「んぁ…う、んー? アンパンマン自体は別に」
「違うんですか」
「うん。あのね、この顔。すごい似てるんだ。昔の友達に」
昔の友達。
『昔の』というのが少し気になってしまった。
やっぱり、今は――後藤先輩にとって友達と言える人は、いないんだろうか?
「すごいコレ、おいしー」
俺の心配をよそに、気が抜けるくらいのんびりした声で、後藤先輩が舌鼓を打った。
単なる普通のアンパンを、しかもあの後藤先輩が、
そんなに美味しそうに食べるなんて、俺としては少し驚きだった。
違うといえば、アンパンマンの顔をしていることくらいなわけで。
「あの。そういえば。飲み物も買ってきたんです。
コーヒーとミルクティ。どっちがいいですか?」
「んぁ……じゃあ、ミルクティ」
後藤先輩はミルクティ派らしい。
そうこうしているうちに、アンパンマンが後藤先輩に食べられていく。
俺はコロッケパンを食べながら、後藤先輩に聞いてみた。
「先輩は普段、購買部で買ったりしないんですか?」
「そうだねぇ…あたし、いつもお昼は食べないから」
「え。ダイエットですか?」
「ううん、そういうわけじゃなくて」
後藤先輩はミルクティをひとくち飲んで、再び缶を床の上に置いた。
「食べても食べなくても、どっちでもいーかなぁ、って。
お昼代ももったいないしね」
「え。でも、お弁当とかは」
「……お母さん、仕事で忙しいから」
少しトーンが落ちた。
まずいことを……聞いたのかな。
「だから、こんなふうにお昼ご飯食べるの、久しぶり」
後藤先輩が俺に向けて、満面の笑みを浮かべた。
なんだか眩暈を覚える。
昨日までの後藤先輩と、目の前にいる後藤先輩が重ならない。
どっちが本物で、どっちが偽者なのか――。
俺には、目の前の後藤先輩こそが、本当の素の後藤先輩なのだと。
「不思議だねぇ……アンパンって、こんなにおいしかったのかなぁ」
その言葉を聞きながら、妙にそう、確信を感じた。
キーンコーンカーンコーン…
昼休みの終わりを告げる鐘が鳴った。
ゴミを回収して、パンを入れてきた袋を結ぶ。
「ごちそーさま。どうもありがとう」
「い。いいえ」
アンパン1個とミルクティーの缶なんて、後藤先輩の笑顔と引き換えだとしたら安過ぎる。
後藤先輩は立ち上がって、スカートについた砂を手で払った。
……俺はもっと、後藤先輩を知りたい。
保田先生は、関わるなと言ったけれど。
俺は――狂気のような今の状況から、後藤先輩を――
もとの、普通の高校生の生活に、戻してあげたかった。
だから俺は、断られたときのことなどろくに考えもせずに。
最大限の勇気を振り絞って、後藤先輩にこう尋ねた。
「あの……後藤先輩」
「ん?」
「これからも、ここで昼飯食べてもいいですか」
バサバサバサ……
風が吹いて、ハトがフェンスの外を飛び抜けていった。
後藤先輩はしばらくぼんやりと俺を見つめて、それからゆっくりと、
「うん」
と、笑って頷いてくれた。
確信に満ちていた。
昨日とは全く別人のようだ。
行進曲が鳴り響いてるかのように、俺は力強い足取りで、保健室の扉をくぐった。
「保田先生」
「ん――ああ」
保田先生は俺を認めて、目を少しだけ見開いた。
「昨日の。どうかした?」
「聞いてもらいたくて」
胸が高鳴った。ドキドキしていた。
後藤先輩と初めて会った日のことも、
保田先生に脅かされた日のことも、
今はもう遠い昔のような気分だった。
「俺、決めました」
絶対、上手くいく。
俺は頬が上気するのを意識しつつ、保田先生に向けて、力強くこう言い切った。
「後藤先輩は俺が変えてみせます」
「おやおや」
保田先生が一瞬目を丸くして、それからすぐに鋭く睨みつけてきた。
「あの子の闇は深いわよ。
深入りすれば、アンタもあの子も――無傷じゃいられない。
それはアンタと後藤に限ったことじゃなくてね。
人間誰しも――他人と深く付き合おうとしたら、必ず障害があるものだから」
それでも? と、保田先生が問いかけてきた。
確かに、後藤先輩の抱えているものは大きいかもしれない。
でも、俺は。
「承知の上です」
「そう」
保田先生はため息をついた。
「アンタがそう決めたなら、やればいい。
どんな結果になっても、アンタがそれをきちんと受け入れられるなら」
「大丈夫です」
俺は。
俺だけは。
後藤先輩の、あの笑顔を知っているから。
噂の仮面に隠された、本当の素顔を見ているから。
「俺が後藤先輩を――暗闇から、救い出します」
作者さまおもろすぎるよ
展開よすぎ
おつーん
俺もこういう後輩になりたい
うまいなぁ
なんかすげーよオイ
お願いです。ぜひ完結させてください。がんばって。
イイ!
すごいな・・・
長編の予感
全米が泣いた!
( )
( *)
( *`.)
( *`.∀)
( *`.∀´)
おまえかよ
ご当選パイン
積極的に保全
あたしのマンコ
あたしのおマンコ
どっちか選んでください
こんな良スレ落としはせんぞぉー
ほ
今後、要注目保全
( `.∀´)<マンコ!マンコ!
186 :
名無し募集中。。。:04/12/29 21:26:04
超保全
この作者には、とっても、とっても懐かしい匂いがするな…
孫悟空がいるな
h
期待ほ
ほぜーん
後藤のHな画像くれ
うわーん感動
ショミキスレのごまきさんのファンでしたよこれからも見に来ますから。・゚・(ノД`)・゚・。
>>196 ハァ━━━━━━ *´Д`* ━━━━━━ン!!!!
まさに後藤先輩だな
もっと後藤先輩画像を!!!!
なるほど、この学校は私服通学なんだな
なんでやねん
ガマンできない
ほ
保全
mo
no
ハトが窓の外を駆け抜けた。
退屈な現代文の授業なんて、遠くの寺社から漏れてくる念仏程度にしか聞こえない。
――後藤先輩。
『――後藤先輩は、簡単にやらせてくれる』
『どう…感じる? あたしの――――』
違うんだ。
本当の後藤先輩は。
何の屈託もない笑顔で、頷いてくれた後藤先輩。
あの時、先輩ごしに見えた青空が、どこまでも遠く宇宙の彼方まで広がっていて、
俺は少し眩暈を覚えた。
後藤先輩には、明るい、青空が似合う。
俺が救い出す。
暗闇から――
『深入りすれば、アンタもあの子も――無傷じゃいられない』
今の俺には、保田先生のその言葉さえも、遠くで聞こえる雑音でしかなかった。
時計の針が12:30を指し、4限目の終わりのチャイムが鳴る。
同時に俺は購買部に駆け込んで、パンを4つ買った。
おつりを貰った頃には、購買部は人の波で埋め尽くされていた。
早く着てよかった。こんなのに掴まっていたら、買えた頃には昼休みが終わってる。
販売機でミルクティとコーヒーを買って、それで準備は整った。
さぁ、行こう。後藤先輩のいる屋上へ。
「後藤先輩!」
屋上の扉を意気揚々と開けた。
広がる空はあの時のように深く青く、
眼下に広がる床は白く眩しいくらいに輝いていた。
天気は最高だ。
だけど……後藤先輩がいない。
「ごとう…」
その時、ごろんと視界の隅で何かが転がった。
驚いて視線を向ける。そして、床に寝転んでいる後藤先輩の姿が目に入った。
びっくりした。なんだ、寝てたのか。
大きく息を吐き出して呼吸を整えてから、俺は後藤先輩に近づいた。
「後藤先輩」
「ん……」
後藤先輩は鞄を枕に、長い脚を無防備に投げ出して寝ていた。
白い靴下が近くに散乱している。
俺が呼びかけると、軽く眉をしかめて、ころりとこちらに寝返りを打った。
――う。
ワイシャツの胸元の隙間から、後藤先輩の細い鎖骨がのぞいていた。
俺がこんなに近くにいるっていうのに。
後藤先輩は規則正しい寝息を立てて、無防備な姿で――暢気に寝ていた。
よく晴れた屋上の、太陽の下でふたりっきり。
栗色の綺麗な長い髪が、太陽に照らされてキラキラと黄金色に輝いている。
なんだか、このままずっと、見とれていたいような。
時が止まってしまえばいいと――思ったとき、ネコがニャーンと鳴いた。
「んぁ……ふ、う。……あ。おはよー」
夢のような時間は、ネコのひと鳴きで終わりを告げてしまった。
俺は慌てて飛び退り、ペコリと頭を下げた。
「う。あ、お。おはようございます。
よ、よく寝てましたね」
「うん…ふっ…ふぁあ。なんか、天気がいいからキモチくて。
もうお昼なんだ」
そう。そうだ。お昼。
俺は袋から先ほど買ったパンを取り出して、昨日のように床に並べた。
「ヤキソバパンにコロッケパン、ソーセージパンにジャムおじさんです」
まだ眠そうな顔をした後藤先輩は、ぼんやりとそれらを眺めて俺に聞いた。
「またもらっていいの?」
「どぞ。好きなの2つ取ってください」
「ううん、1個で充分」
言いながら、後藤先輩は一寸の迷いも見せずにジャムおじさんを手に取った。
……取り出したときに反応が薄かったから、今度は違うのを取るかと思ったんだけど。
購買部のアンパンマンシリーズは後藤先輩の興味をうまく惹きつけているようだ。
「んぁ……このジャムおじさん、目がなんかヘン」
ジャムおじさんの袋を手に取った後藤先輩は、ビニール越しに見えるその顔をマジマジと見つめた。
「ホラ。なんかガラ悪いよ」
「…………確かに」
ガラが悪い。というか、目が凶悪だった。
ジャムおじさんというよりもジャムヤっさんのほうが似合っているような気がした。
気がつかなかった。早く買おうと焦ったあまり、顔の詳細まで見る余裕がなかったんだ。
だけど後藤先輩は、ガラの悪いジャムおじさんを嫌がるどころかプッと噴出して、
「なんかけーちゃんみたい。んはっ! けーちゃんだよコレ」
「え。は。けーちゃん?」
「けーちゃん。保健室のせんせい」
ああ。保田先生。
確かに――似ている。
「けーちゃんパンになっちゃったよぉ」
何がそんなにおかしいのか、後藤先輩はフニャフニャと笑い転げている。
少なくとも、後藤先輩にとっては――保田先生は、プラスの感情が働く存在らしい。
天涯孤独のような後藤先輩に、ひとりでもそんな存在がいるということを知って、
俺は少し安堵し――それと同じだけ、保田先生が羨ましくなった。
「けーちゃん食べたぁい」
「どうぞ」
わーい、と後藤先輩が袋を開けて、保田先生の顔にパクリ、とかぶりついた。
「ぅん。おーいすぃー。イチゴジャム」
顔がおかしくても味は一緒らしい。
俺もヤキソバパンの袋を開けて、ひとくち噛み付いた。
「んぁ〜、なんか、首が痛い」
ミルクティの缶に口を付けながら、後藤先輩が首を振った。
「こんなところでボケーっと寝てるからじゃないですか」
「むっ」
後藤先輩がぺちっ、と俺の肩を叩いた。
「けっこーイヤミ言うんだね」
「え。いや。……すいません」
「んはは。いいよ」
――なんだか。
すごく、なんでもない風景。
普通に昼飯を食べて、普通に話をして、普通に笑っている、ごくありふれた風景。
だけどそれが、とんでもなく。
涙が出るくらい、特別な――ひと時だった。
キーンコーンカーンコーン……
昼休みの終わりの鐘が鳴って、俺は立ち上がった。
買い物袋のなかにゴミを入れて、引き結んだ俺に、後藤先輩がこんなことを言ってきた。
「明日は、パン買ってこなくていいよ。
それと、ジュースも」
「え……」
ドキリとした。
まさか、もう……くるな、とか。
楽しそうに見えたけど、実は苦痛――だったとか。
悪い展開のパターンを考えるのに俺の頭が必死になっていたところへ、
「お弁当作ってくるから。ふたり分」
ピースを作って、後藤先輩が笑った。
その時、俺は多分――間抜けな顔を、していたと思う。
俺が何かを言う前に、ガチャリと屋上の扉が開いた。
「――おっと」
「あ……」
後藤先輩が体を強張らせた。
入ってきたのは男だった。
「こりゃあ――お邪魔だったか?」
男が俺に視線を合わせたまま、後藤先輩に聞いてきた。
後藤先輩は――さっきの笑顔が一瞬で消えて、いつか見たあの空虚な目を、していた。
ゾクリと鳥肌が立つ。
それは、なにかを諦めているかのような。すごく、哀しい――瞳。
「放課後、体育館裏で待ってるから。片付いたら来いよ」
ドクリ。心臓が鼓動した。
体育館裏に後藤先輩を呼んで、一体――なに、を。
後藤先輩はうつむいている。
まさか――。
ダメだ。行ったらダメだ。行ったら、また後藤先輩は――。
そんなの、絶対――!
「……ゴメン、行かない」
「あ?」
後藤先輩は顔を上げた。
「あたし、今日用事あるから。そっち、行けない」
「後藤先輩……!」
「……へぇ」
男は後藤先輩と俺を冷めた目で見比べた。
そしてひとつ大きく息を吸うと、驚くほどあっさり背を向けた。
「フーン……あっそ。じゃあな」
バタン。扉が閉まり、静寂が訪れる。
それとは反対に、俺の心臓は早鐘を打っていた。
後藤先輩が――断った。
それの、意味するところは――なんだろうか。
しかし後藤先輩は、俺の頭に回転させる隙を与えなかった。
「ねぇ」
「あ。はい」
「放課後空いてる?」
「え?」
「遊びにいこ」
「むっふっふっふ」
後藤先輩が不気味な笑い声を挙げた。
ゲーセンのビデオゲームフロア。
鉄拳の台に向かい合うように座って、お互いにコインを入れた。
「あたしねぇ、強いよーコレ」
「とりあえず最大5試合楽しめるんで、初めの2回は俺が負けますね」
「むっ……イヤミだ」
「あ。え、う。」
「ファイッ!」
後藤先輩の掛け声とほぼ同時に、ゲームがスタートした。
――な! こ、これは……!
ドクリ、と血が駆け巡り、戦慄を覚えた。
俺操るキングが、後藤先輩操るジュリアに木の葉のように弄ばれて――体力が次々と削られていく。
後藤先輩のテクは……尋常じゃない!
「ごっ……後藤先輩ッ!」
「なーにッ? 今話してる場合じゃないでしょー!」
「うわっ、ちょっ、あっ、えー!?」
ズバババババババババ!
既に聞こえてくるスティック捌きが常人の域を超えている。
――というわけで、あっさり三連敗した俺は、がっくりとフロアに膝をついた。
「だから言ったのに」
「くっ……ゲームなんてやらなそうなのに……!!」
「次はカラオケいくよぉー」
ほんのちょこっとなんだけど♪
髪型を変えてみた〜♪
「後藤先輩、歌うますぎ!」
「んっはは〜」
ほんのちょこっとなんだけど♪
そこに気がついて欲しいぞ♪
愛しのママママイダーリン……♪
「んあぁ〜、すごい。歌った歌った」
「歌、すごい上手いですね。後藤先輩」
「んはは。歌手目指してたこともあったからねぇ」
パチパチと手を叩いていた俺の隣に、ばふっ、と後藤先輩が座った。
後藤先輩が鉄拳マニアだったことも、歌手志望だったことも――全然、知らなかった。
今日はなんだか、驚きっぱなしだ。それも、嬉しい驚きばかり。
こんなに楽しくていいのかな――と、少し不安になったとき、
グスッ、と鼻をすする音が聞こえた。
「ど……どうしたんですか、後藤先輩!?」
「んぁ、うん。ゴメン」
後藤先輩は慌てて手で頬をぬぐった。
「なんか、すごい、おかしい。
すごく、なんだろ……いろいろ懐かしくて……なんだか」
泣けてきた、と後藤先輩が呟いた。
「……後藤先輩」
後藤先輩は俺から目を逸らした。
睫毛の先にあるその瞳は――どんな言葉よりも、後藤先輩の気持ちを代弁しているような気がした。
やっぱり。
後藤先輩は――こんなふうに、普通の高校生みたいに。
昼飯を食べながらくだらない話をしたり、
カラオケでお気に入りの曲を歌ってはしゃいだりするのが、一番、似合ってる。
それに――今日の昼、後藤先輩は男からの誘いを断った。
後藤先輩が本当に望んでいるのは、こっちの世界なんだ――と。
その確信を確かめたくて、俺は後藤先輩の瞳を覗き込んだ。
――覗き込んだ後藤先輩の瞳の中には。
俺の姿があった。
ふと、静かに。
後藤先輩の表情が変わった。
そしてひたり、と。後藤先輩の左手が、俺の脚に置かれた。
――え。
ドクリ。
体中を駆け巡る血が、一気に速さを増した気がした。
「え…あ、の。後藤…先輩」
後藤先輩が近づいてくる。
重量の移動で、ギシリ、とイスがしなった。
後藤先輩は俺の頬を通過し、
学生服の開襟した隙間からのぞく首筋に、顔を――
「ご、とう……せんぱ、い…」
熱い吐息が喉に直接当たる。栗色の綺麗な髪がさらりと流れた。
後藤先輩の手がゆっくりと動いて、緊張して強張る脚を優しく撫でた。
「――!!」
心臓の速度が急激に上がり始める。
後藤先輩は、一体、なに、を。
生唾を飲み込んで、喉が鳴る。
そして後藤先輩は、今まさに震えたその喉に、
舌を伸ばして――
ぺろり、と。
舐めた。
「う、あ……」
唾液がぬめり、生暖かい感触が電流のように体を震撼させる。
それだけでは終わらない。
ギシリ、と体重を移動させて――
後藤先輩は、俺の肩を手で押さえ、
空いていた右手を、俺の熱くなり始めた場所へと伸ばし――
「……後藤先輩っ!」
ハッ、と後藤先輩が体を離した。
一瞬。
だけど、長い――沈黙。
息がつまるほどの静寂ののち、後藤先輩が小さく息を吐き出した。
「……ゴメン。もう、帰ろ……」
――それから、店を出てからも。
どこかギクシャクした空気が漂って、会話も思うとおりに進まなかった。
言葉を交わしても、二言三言で途絶えてしまう。
俺は――あのとき、どうすればよかったんだ。
後藤先輩の熱い吐息を間近に感じて、発狂してしまいそうだった。
今だって――まだ、火照りが収まらない。
もし、あのまま流されていたら。
『あぁっ、すげーよ! 絡みついてくる――!』
頭を振った。
それじゃあ、あの男たちと同じだ。
それじゃあ――ダメなんだ。
後藤先輩は、そんなの――本当は、望んでいないんだから。
「よぉ、後藤じゃん」
ふいに誰かに呼び止められて、隣を歩いていた後藤先輩が止まった。
「あ…」
「おっ、マジだ。後藤だ」
「すげー偶然じゃん」
「センパイ…」
あっという間に、俺と後藤先輩は数名の男たちに取り囲まれた。
全員私服だから分かりにくいが……多分、高校生だ。
「これから俺たちバイクで走りに行こうと思ってるんだけど…
後藤もこねーか? 乗せてやるよ」
「……どこ行くんですか?」
「後藤がいるなら……なぁ? また浜にでも行こうぜ。
あそこは夜人こねーし」
ゆっくり、楽しめるだろ。
男がけらけらと笑った。
――まただ。
吐き気がした。もうたくさんだ。
俺は後藤先輩の手を取った。
「後藤先輩、帰りましょう」
「ん? コイツ誰?」
「お前一年だな? オコチャマはもう寝る時間だっぞーっ!」
「やめてください」
後藤先輩が俺と男の間に割って入った。
「あの……センパイ、ごめんなさい。あたし……帰ります」
「あ?」
「もう、遅くなるし……家に帰らなきゃ」
「家に帰るぅ?」
男たちは顔を見合わせた。
同時に笑い声が起こる。
「似合わねーなぁ。新しいギャグか?」
「ジョーダンはよしこちゃんッ!」
「いや、ホントに……帰ります」
後藤先輩がもう一度言うと、今度は誰も笑わなかった。
その代わり、男達の表情が一変して、なんだか――
汚いものを見るような、目つきに――なった。
「……お前、なんか勘違いしてないか? お前ってそんな女だったっけ?」
後藤先輩の体がビクリ、と揺れた。
男達は笑った。
「お前が今までしてきたこと、わかってんのか?」
「自分から喜んで腰振って」
「ヒィヒィいってたくせに」
「親友裏切って逃げたこともあったよなぁ」
「そうだ」
「あいつはみんなの人気者だったのに」
「裏切った」
「ひでぇ」
「そいつは退学になって」
「お前は学校に残った」
「最低の女だよ、お前」
「人として最低」
「まったくだ」
「今さら清純ぶろうとしたって無駄だ」
「だって――お前はもう、汚れているんだから」
後藤先輩はうつむいて、唇を噛んだ。
俺が取った手を、後藤先輩はぎゅっと、握り返してきた。
その手は――哀しいくらいに、冷たかった。
「望んだのはお前だろ?」
男は低く笑って、後藤先輩の肩を強引に掴んだ。
「――こいよ。俺たちがキレイにしてやる」
「ダメだ!」
割って入って、後藤先輩と男を引き剥がした。
キレイにしてやる――なんて言って、コイツラは。
後藤先輩を欲望のはけ口にしたいだけなんだ。
繋いだ手が熱かった。
後藤先輩は――渡さない。
後藤先輩は――そんなことは、これっぽっちも望んでいない!
周囲を睨みつけて威嚇した俺に、男達は冷笑した。
「お前も混ざるか?
童貞だったら後藤にデビューさせてもらえよ。
それはそれは優しく――してもらえるぞ」
「誰が…ッ!」
血がざわめいた。逆流しそうだった。
俺は怒りに任せて、握り締めた拳を振りかぶり――
「じゃあ――寝てろよ」
アスファルトに、転がった。
「なっ――」
何をされたのか、よくわからない。
気がつけば、頬の下にはアスファルトがあって、
口の中には砂利と、生暖かい鉄サビの味が満ちていた。
「オイ、蹴っとけ蹴っとけ」
バタバタバタ、と足音がして、背中やら腹やらに激痛が走る。
自分が何人相手にしているのかとか、誰に蹴られているのかとか、全然分からない。
視界に入るのは脚ばかりで、そのどれもが自分を痛めつけようと振り下ろされてきた。
「オーイ、後藤行くってよ」
「適当にお前ら帰って来い」
「な――」
後藤先輩!
必死にもがいて、脚の隙間から後藤先輩の姿を探した。
行っちゃダメだ! 行っては――
行ったら、後藤先輩は。
ドクリ。
暗闇の狭間に――後藤先輩の後姿を捕らえた。
そして。
少しだけ振り向いて俺を見たときの後藤先輩の表情は、
寂しい――
憐憫を帯びた表情が、浮かんでいた。
「うあっ…あああ……!」
それも、一瞬。
後藤先輩の姿は、あっという間に男達の影に掻き消えた。
惨めだ。
後藤先輩を助けるなんて言いながら。
なんて非力。
なんて役立たず。
あんなに自信過剰だった自分がバカに思えた。
そして後藤先輩にさえ――同情された。
「はじめから言えよ、行くって」
「後藤にはきっつぅ〜いオシオキが必要だな」
「うおっ、でたー! 番長さんのオシオキッ!」
「自分がどんな女なのか、体に刻んでやらねーと」
ぎゃははっはははははっははっ!!
もっとチカラが欲しい。
あんなふうに、後藤先輩を――後藤先輩の意志さえも、強奪されるなんて。
あの人のために。
あの人を助けられるだけの――チカラを。
たくさんの足音とともに、後藤先輩は去っていった。
信じられないくらいの、幸福な夢の城跡には。
俺だけが――トラックに轢かれた蛙のように、無様に横たわっていた。
興味深い展開・・・
後藤先輩を助けて上げて”!!!!!!!!!!!11
保全
作者さん乙です。がんがってくらさい(;´Д`)
イタイ・・・心がイタイ・・・
ほ
ほぜん
物凄いスレ乱立しているけどこのスレは落とさせないぞー
今一番期待されてるスレ
内容にもそうだが、この年末の忙しい時期にこの更新量には
驚かされる。
8.5保全
後藤にフニャフニャっていう擬音語を使うのは・・・
せんぱーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい
保全
最近ホゼンしてる人が増えたようなきがする
( *´ Д `)<ほぜんぁ
ちきしょう
>>130の奴最近妙にさわやかになってきてやがる
中学時代あいつとはラブコメ氏ね氏ね団を組んでいたのに
保
( ´ Д `)<んぁ
エロほ
( ´ Д `)<ほぜんぁ
夏の小道に転がった、蝉の死骸を見るかのような。
寂しげな瞳。
その目に浮かんだ感情は。
俺への憐れみなのか。
自分への、諦めなのか――
「――だから俺、後藤さんのこと好きだから」
屋上の扉の隙間から、漏れ聞こえてくる――密か声。
「後藤さんと、またエッチしたい」
「……そう」
ため息交じりの静かな返事。
求めてくる言葉なんて、これまで何度も後藤先輩の耳を通り抜けたに違いない。
「な? いいだろ……あれから色々勉強したんだよ。
丁度今、誰もいないしさ」
「んぁ……そうだね。誰も……いないし」
「……キスしていい?」
「……いいよ」
そして沈黙が訪れる。
ふたりの吐息が交じり合い、
唇を男に――強く吸われて、後藤先輩が少しうめき声を上げた。
――後藤先輩。
青空の下で頷いてくれた、あの時の笑顔。
惨めに転がる俺に向けた、あの時の寂しい瞳。
その二つの後藤先輩の表情が、いつまでも。
深く、鋭く……俺の心に突き刺さっていた。
「あ……」
屋上の扉を開けて入ってきた俺の姿を認めて、後藤先輩が小さく声を上げた。
「わっ――なんだよお前」
今まさにジャケットのボタンを外そうとして後藤先輩の胸に手をかけていた男は、
不意な闖入者に驚いて飛び退った。
「今俺が後藤さんとしてんだから――外で待ってろよ」
待ってろよ――
『んっ、それっ、すきぃ…すきぃっ』
『……、……うわっ、その腰つき…たまんね』
『どう…感じる? あたしの――――』
『あぁっ、すげーよ! 絡みついてくる――!』
『――自分がどんな女なのか』
体に――刻んでやらねーと。
「――もう待たない」
「え?」
「――ダメだよっ!」
ガシッ!
後藤先輩にしがみつかれて、俺の腕は振り上げる前に止められていた。
あわや殴られるところを免れた男は、壁に張り付いて冷や汗を流した。
「なん……なんだよ…!?」
「――後藤先輩」
「……ゴメン。帰って……」
俺にしがみついたまま、後藤先輩がうつむいて、男に頭を下げた。
「えっ!? 俺のほうが、先に後藤さんと――」
「………」
「……わかったよ」
俺と後藤先輩を見比べた男は、ブチ壊された場が修復不可能であることを悟って、
かなりぶっきらぼうに――屋上の扉を閉めて出て行った。
階段を下る足音が遠ざかっていき、ようやく後藤先輩が俺の腕を開放した。
「……もう来ないかと思ってた」
後藤先輩がぽつりと呟く。
途端に俺は――胸が苦しくなった。
「……すいませんでした……!!」
「……なんで謝るの?」
「昨日、俺が……もっとしっかりしていれば、後藤先輩は」
連れて行かれることも……なかったはずなのに。
後藤先輩を救い出すなんて、保田先生に高らかに宣言した俺は、
結局、これっぽっちも役に立たず――後藤先輩を助けることもできなかった。
「……別に。謝ってもらうようなこと、何もないから」
後藤先輩はそう言うと、
頭を下げた俺の肩に触れて、顔を上げさせた。
「怪我、だいじょうぶ?」
「だい…じょうぶ、です」
殴られたときに切った、口元の傷に後藤先輩がそっと触れた。
後藤先輩の、痛みに比べたら。こんな傷――
後藤先輩はわずかに笑った。
「ホントにね、気にしなくていいんだよ。
……だって、ホントはあたしも――センパイたちと行きたかったから」
「え……」
「あの時はたまたまあんたが居たから、帰りたいって言ったけど……
ホントはあんな早い時間に帰ったって、家ですることもないし。
逆に海にまで行けてよかった。それに――」
キモチーこと、できたしね。
後藤先輩が笑った。
ズキリ――と、胸が痛んだ。
イヤ、だ。
その言葉は……好きじゃない。
「だからぜんぜん、気にすることないんだよ」
「やめてください」
もうたくさんだ。
どうして後藤先輩は――そうまでして、自分を傷つけるのか。
自分を偽ってまで。自分自身を裏切ってまで――自分を傷つけようとするのか。
「――後藤先輩。本当のことを言ってください」
「……え?」
「ホントはイヤ――だったんでしょ?」
後藤先輩がぼんやりとした瞳を俺に向けてきた。
「……なんで?」
「だってあの時、後藤先輩……一度だって笑わなかった」
そうだ。
センパイたちの誘いを断ったときだって。
その日の昼に、男の誘いを断ったときだって――。
後藤先輩の表情は、硬かった。
「誰かとしてる時だって、後藤先輩、ホントはきっと……気持ちよくなってない」
「……なにそれ」
「気持ちよくなんかなってない。だって……満たされていれば、人は自然に笑顔になるのに」
後藤先輩は、男と逢ってる時――笑ったりしないじゃないですか。
そうだ。
後藤先輩が笑っていたのは。
後藤先輩が笑顔になるのはどういう時か。
俺は――この目で見てきたから。
「本当の後藤先輩は、こんなの――望んでいないはずです。
だからもう、こんなのやめてください。
後藤先輩のためにも、絶対……やめたほうがいい」
それが一番、自然だと。
後藤先輩にとって、一番いいことなんだと、俺は思った。
――だけど、後藤先輩から返ってきた答えは。
俺を拒絶する――冷たい眼差しだった。
「……あんたに何が分かるの?」
後藤先輩は俺を真っ直ぐに見つめてきた。
そのあまりの強さに――俺は、思わずひるんでしまった。
「あたしのためってなに? 何も知らないのに……」
「そん……」
「あたしはね、そうやって何もかも分かった顔で、しつこく構われるのが一番嫌い」
そんな。でも、俺は。
誰よりも――後藤先輩自身のために。
後藤先輩に、本当の自分を……取り戻して欲しかったから。
「本当のあたしってなに?」
微動だにせず、拳をぎゅっと握り締めたまま、後藤先輩は続けた。
「あたしは噂通り、男だったら見境なく体許すし
それが原因で女の友達なんて一人もいない。
カラオケに行ったあの時だって――」
あの時の――熱い吐息と、喉に触れた舌の感触。唾液のぬめり。
「あたしはあんたに欲情してたんだよ――?
あの時あんたが嫌がらなければ、あのままあそこであんたの童貞奪ってた」
「それは……」
「なんなら、今ここで……この間の続きをしよっか?」
「イヤ、だ。そんなの――」
「……ホラね――」
後藤先輩が自嘲気味に笑った。
「あんたの言う『本当のあたし』なんてものは――
あんたが勝手に願ってるあたしの姿じゃないの?
ホントのあたしはもっと醜くて……汚れてる」
ニャーン……
どこかでネコが鳴いた気がした。
後藤先輩の瞳は――どこまでも深く、暗く。
物哀しさを感じずには……いられなかった。
「もうここには来ないで」
――そうして発せられた後藤先輩の拒絶の言葉は。
切り落とされた断頭台の刃ように容赦も猶予もなく。
俺と後藤先輩の繋がりを――ゾブリと、断ち切った。
「バカな踊りを舞ったものだね――まったく」
保田先生が、大きなため息をついて俺を睨んだ。
「踊らにゃ損とは言うけれど。
それで命を落としてちゃ、医者だって救いようがないわ」
放課後の保健室。
後藤先輩のことをよく知っていて、俺に『関わるな』と忠告した保田先生。
後藤先輩を暗闇から救い出すと――自信げに俺が宣言した相手も、この保田先生だった。
そんな保田先生に、俺は今までのことを洗いざらい喋ってしまった。
打ちのめされたことを誰かに聞いて欲しかったこともあるし、
後藤先輩とのことで、俺の無様な姿を唯一晒せるのは――この人以外に、いない気がした。
「で、後藤がなんでアンタを拒絶したのか――わかったの?」
「それは」
『あんたの言う『本当のあたし』なんてものは――』
『ホントのあたしはもっと醜くて……汚れてる』
後藤先輩の言葉が蘇る。
俺は分かっていた気でいた。
誰も知らない、後藤先輩の、本当の姿。
だけどそれは、後藤先輩に――真っ向から、破り捨てられてしまった。
「俺が、後藤先輩を……理解、できていなかった……から」
「違う」
「え……」
保田先生の顔を凝視した。
保田先生は、静かに腕を組んで、次の答えを待っている。
他の――原因なんて。
「喧嘩が弱くて……後藤先輩を、助けることが、できなかった」
「それも違うね」
「え――」
「そういうことじゃないよ」
保田先生が首を振って、もう一度言った。
「そういうことじゃないんだよ……これは」
じゃあ、どういうことなんだろう。
あの時、後藤先輩を守るだけの力があれば。
もっと、後藤先輩のことを知ることができていれば。
こんな結果には――ならなかったんじゃないのか。
「まぁ、確かに。
アンタが後藤に対するイメージを勝手に創り上げてたことは確かだね」
そうだ。
俺の確信していた『本当の後藤先輩』は、俺の中での真理でしかなかったと。
だから後藤先輩は、俺を拒絶した。
「でもさ、そんなの。
十何年一緒にいたって、他人の全てを理解することなんでできないよ。
会って一週間も経たないんじゃ、なおらさ」
絶対無理ですから。残念。
保田先生が容赦なく斬り捨てた。
「でも――」
もうひとつ、何か忘れてることがあるんじゃないかな。
保田先生がそんなことを言った。
「それは……な、なんですか」
「さぁ、ね。それは自分で探しなさい」
若いんだから。
保田先生は叱るようにそう言った。
俺は――よくわからない。
とにかく明日、また――後藤先輩に会いに、屋上に行こう。
来るなって言われたけれど。
とにかく会って、謝って。この苦しさを――少しでも楽に、してしまいたかった。
――それは、逃げだ。
そんなことは分かっていた。
だけど。あの時後藤先輩に言ったことは、俺の本当の気持ちだったから。
俺が今まで後藤先輩を見てきたなかで、
俺の目に映り、
俺が確信した――答えだったから。
それだけは、伝えたい。
そう思った。
だけど次の日――屋上には、後藤先輩の姿はなかった。
そして、それから先の一週間も――
後藤先輩を屋上どころか、学校で見かけることは、一度もなかった。
……後藤先輩は。
俺の前から、完全に――姿を消してしまった。
後藤・・・
ごっちん・・・(;´д⊂
(l|l´ Д `)
キター
後藤さん・゚・(ノД`)・゚・。
保全
ho
ぽ
せつない・・
後藤先輩あけましておめでとうございます
今年もよろしくおねがいいたします。
初詣に行って、偶然 晴れ着姿の後藤先輩と出会ったりして・・・
せんぱーい!
寝る前保全
朝だぁー!保全
外は寒い〜。保全
俺の家の中も寒い〜。保全
浜に連れてかれて乱交する姿が描写されてなくてよかった
俺は無くて残念
後藤先輩はフェラはしない派なのかな
フェラでも騎乗位でも乱交でもなんでもするよ
( ´ Д `)<ほぜんぁ
↑たまに保全に来るこのマヌケなAAの子いいね
先輩のAAだな
なんかいい物語になってるな
というわけで保全
保
ごっちん関係でこういうスレって他にないの?
ご当選パイン
285 :
名無し募集中。。。:05/01/01 18:56:56
穂
ホゼン
ノノ´ι_ `ノノノ<あたしはあんたに欲情してたんだよ・・・・・
あの場所だよ・・・
( ´ Д `)<んぁ?斬り
もったいぶった言い方が好きなんだな保田は
( )
( *)
( *`.)
( *`.∀)
( *`.∀´)
ダーヤス先生大好き
あけおめ。
今日かくし芸で制服期待してたけど
どうみても後藤先輩って感じじゃなかったw
ハァ━━━━━━ *´Д`* ━━━━━━ン!!!
( ´ Д `)<ほぜんぁ
こりゃ真希ちゃんだな
流石に正月に作者は来ないか
完結です。
長いですが、すいません。
今日で、10日目。
誰も居ない屋上で、俺は大の字になって転がっていた。
丁度太陽が雲に隠れて、青空がよく見える。
「……」
白い雲がゆっくりと移動していた。
そののどかな動きに眠気を誘われて、俺はひとつあくびをした。
『ふぁあ。なんか、天気がいいからキモチくて』
あの時の後藤先輩も、こんな空を見て……眠くなったのだろうか。
あの時、後藤先輩は――規則正しい寝息を立てながら、長い脚を無防備に投げ出してここに寝転んでいた。
太陽に照らされて、キラキラと黄金色に透き通る栗色の髪。
『こんなふうにお昼ご飯食べるの、久しぶり』
『不思議だねぇ……アンパンって、こんなにおいしかったのかなぁ』
『お弁当作ってくるから。ふたり分――』
――後藤先輩。
後藤先輩は今、どこで、どんなふうに――この空を、見ているんだろうか。
「アンタもなかなかしぶといというか、執念深いというか」
呆れた顔をして、保田先生が苦笑いした。
「……すいません」
「いや、見直してるのよ。まさかこんなに続くとは思ってなかったから」
「…………」
「そんなに気になるんだ。後藤のこと」
「……はい」
保田先生が、じっと俺の顔を凝視してきた。
この人にこうして見られると……少し、怖い。
「……なんですか?」
「いや。アンタはわりと信用できるかな、と思ってね」
「はぁ…?」
「――少し話してあげようか。後藤のこと」
――ドクリ。
心臓が跳ねた。
「あの子はね……丁度一年くらい前に、不幸なことが重なってね。
今後藤があんな生活を続けてるのも、
その時の傷をずっと引きずっているからなのよ」
「そ……」
それは、一体。
後藤先輩を変えてしまった、不幸なこと――とは。
「ちょっとした運命の悪戯でね……
後藤は、親友を退学させる原因を――作ってしまったのよ」
親友を退学させる――原因。
『親友裏切って逃げたこともあったよなぁ』
『あいつはみんなの人気者だったのに』
『裏切った』
『そいつは退学になって』
『お前は学校に残った』
『最低の女だよ、お前』
『人として最低――』
あの時の男達の言葉が蘇った。
そして後藤先輩の、硬い表情。
「……どうして、そんなことに」
保田先生は俺の問いには答えなかった。
その代わり、難しい顔をして、こう続けた。
「あの子は本当にバカだから……
そのことに責任を感じて、それ以来ずっと。
自分を痛めつけることばかりしている。
あの時に、自分も色んなものを失ったくせに、
それが贖罪になると信じて……ね」
だからね、と保田先生がため息をついた。
「後藤が今ああいうことを続けている理由は――
後藤自身の、内面的な部分に原因があるのよ。
だから、後藤自身が変わろうと思わなければ、
あの子はいつまでもずっと……不幸なまま」
『アタシが後藤を助けたって、それじゃ何の意味もないんだよ――』
保田先生の言葉が頭をよぎった。
あれには、そういう意味が――込められていたんだ。
他人がどうがんばったとしても。
原因が後藤先輩の中にある限り、後藤先輩を変えることなんてできない。
後藤先輩自身が、変わろうと思わなければ。
……じゃあ、結局。
俺たちは――暗闇の中にいる後藤先輩を、このまま黙って見ていることしかできないのか。
後藤先輩が自分自身を取り戻すために、何の協力も――できないのだろうか?
「――今だから言うけど。
アタシがアンタに関わるなって言ったのはね。本当は後藤のためでもあったんだ」
「後藤先輩の……?」
「近づいてくる男が減れば、それだけ後藤も――傷つかずに済むでしょう」
「――――」
ま、逆効果になっちゃったみたいだけどね。
保田先生が苦笑した。
自分が助けても何の意味もない、と。保田先生はあの時、そう言った。
だけど、この人はこの人なりに後藤先輩のことを心配して、
後藤先輩のために――行動していたんだ。
……俺は。
後藤先輩から拒絶された。
でも。
後藤先輩のために、何もできないのだろうか。
後藤先輩が、自分自身を取り戻すために。
何の協力も、助力にも――なれないのだろうか?
俺には一体、なにができるんだろう。
なにをすれば――いいんだろうか。
夕方のゲーセンは相変わらず人が多い。
やっぱり――ここにも、後藤先輩の姿はない。
前に後藤先輩と対戦した鉄拳の台は、今は大学生くらいの男達に占領されていた。
『あたしねぇ、強いよーコレ』
『なーにッ? 今話してる場合じゃないでしょー!』
――思い出すのは後藤先輩のことばかりだ。
俺は頭を振った。
後藤先輩に……すごく、会いたい。
俺はゲーセンの横にあるマクドナルドに入った。
そこでコーラを買って、外が見える席に座る。
その場所から、閉店時間になるまでの数時間、外の通りを行き交う人を眺めるのが、ここ数日習慣化していた。
後藤先輩の姿を――今日は、見つけることができるだろうか。
窓から見える人々は、いつもと同じ――顔の似た、人形の群れのように見えた。
17時…18時…19時。
後藤先輩は、通らない。
長い間じっと見すぎたせいだ。偏頭痛がして、俺は頭を伏せた。
後藤先輩は一体、どこに。
もう――会えないのだろうか。
「――」
……何も考えられない。頭痛のせいで、頭が少し朦朧としていた。
少し、休もう。
そう思ったとき――
俺の後ろの4人席から、話し声が聞こえてきた。
「お前、最近たまにガッコこねーじゃん。なにしてんだよ?」
「バーカ、後藤だろ」
「お?」
――ゴトウ?
がばっ、と俺は体を起こした。
「ああ、後藤か」
「お前この間の彼女どうしたんだよ」
「別に。別れてねーよ。
後藤はやらしてくれるから逢ってるだけ」
――ドクリ。
後藤先輩。
名前が出ないから、まだ後藤先輩のことかどうかわからない。だけど――
あの声には、聞き覚えがあるような――気がした。
『最近、彼女できたんじゃなかったっけ』
『ああ、できたけど。やっぱお前が一番いいよ――』
――ドクリ。
後藤先輩と始めて会った、あの日。
俺が物陰にいたことも知らず――後藤先輩と『して』いった、あの男。
俺の緊張感の高まりとは無関係に、会話は続いていく。
「マジで? ちょっと、俺も今度まぜて欲しい」
「ああ、いいぜ。あー、面白いかも。
実は今日、20時に駅前の公園で待ち合わせしてんだ。集団でやるか」
「やばくねーかそれ」
「大丈夫だろ。後藤だって俺以外のヤツとも何人もやってんだ。
大人数相手なんて慣れてるし、むしろ」
喜ぶぜ、あいつ。
どっと笑いが沸いた。
――ドクリ。
体を駆け巡る血が加速した気がした。
――後藤先輩。
そうだ。きっと。
後藤先輩は。
また――あの顔をして。
男たちが誘う先へ――彼らが求めるがままに、進んでいくんだろう。
たったひとりで、孤独なまま。
過去に追った傷を抱えて、
昔犯した罪を贖罪するために――
「――後藤のやつ、この間俺が――したら、すげぇよがって――」
「おいおいマジかよ」
「よくイヤがらねーな、それ」
「ああ――あいつ、好きだからな。そういうの」
男の話はさらに続いていく。
そのたびに、耳ざわりな笑い声が上がった。
――もうたくさんだ。
もう――聞きたくない。
「でさ――」
「黙れよ」
ピタリ、と話し声が止まり、
そこにいた4人の男の視線が俺に集中した。
「誰? オマエ…」
声の主が、怪訝な顔で睨んできた。
ああ――やっと、顔が見れた。
思えば、この男があの時に屋上に来て、後藤先輩としなければ。
俺は、後藤先輩の虜になることも。
こうして今、この場にいることも――なかったのに。
「汚ないよ……あんたら」
なんだかおかしかった。笑いが漏れそうだった。
自分の運命を呪うと同時に、俺は深く感謝していた。
この場で、この男と遭遇することができた……幸運に。
――そうして俺は、
握り締めた拳を力いっぱい――叩きつけた。
――喜ぶぜ、あいつ。
喜ぶ?
あんなに寂しそうな、
あんなに苦しそうな顔が、
喜んでるように見えるのか?
違う。
後藤先輩は。
本当の、後藤先輩は――
『何も知らないのに――』
確かに、俺は後藤先輩の全てを知らない。
今までどう生きてきて、
どんな夢を持っていて、
どんな風になりたいのかなんて、哀しいくらいにこれっぽっちも知らない。
だけど、俺は許せない。
俺は、もっと笑って欲しい。
屈託のない後藤先輩の笑顔を、もっと見せて欲しい。
それは誰でもない。
俺が。
俺が――――見たいんだ。
そのとき。
パチンと、何かがハマった気がした。
ああ、そうかわかった。
俺は、後藤先輩じゃないんだから。
後藤先輩がどんなに辛い思いをして――
どんな覚悟で、今の生活を送っているのか。
そんなこと、何も知らないんだから。
『後藤先輩のために』――なんて、考えなくてよかったんだ。
そんな風に考えたって、いつまで経っても後藤先輩にはわかってもらえない。
わかってもらえなくて、当然だったんだ。
だって。
俺の気持ちを、
ひとことだって
伝えてないんだから――!
パラパラ、パラパラ……
小雨が降っている。
20時を過ぎた駅前の公園は、人もまばらだった。
来るだろうか。
来て欲しくない。
だけど――会いたい。
自分の我侭さに少し呆れた。
照明灯の灯りが、静かに辺りを照らしている。
その柱に寄り添って、俺は静かに、後藤先輩を待っていた。
パラパラ、パラパラ……
雨は――降り続ける。
そしてサクリ――と。
静かな足音を立てて、こちらに近づいてくる気配があった。
――後藤先輩。
黒のコートに、赤地に紺のタータンチェックのマフラー。
いつもと違う私服の姿を見て、素直に可愛いな――と、妙に冷静に思った。
後藤先輩は足を止めて、暗闇の中から俺をじっと、静かに見つめた。
後藤先輩は無表情だったけれど、
動揺しているのが、その揺れている瞳でよくわかった。
俺は、そんな後藤先輩の体を。
闇の中から引きずりだし――
照明灯の灯りの下で、
強引に――抱きしめた。
「……俺、後藤先輩が大好きです」
後藤先輩の呼吸が止まった気がした。
「だからもう、自分の体を傷つけるようなことは…やめてください」
小雨は降り続ける。
喋るごとに吐き出す息は、すぐに白くなって夜空に溶けていった。
「そんなことしなくったって、後藤先輩は――すごく、魅力的なんだから」
きっとみんな、後藤先輩のこと、好きになる。
いや――もう既に。
俺自身が、ゾッコンだった。
「後藤先輩の笑顔が、俺は一番、大好きなんです。
だから――いつも、笑っていて欲しい」
それが、後藤先輩のためになるかどうかなんて、わからないけど。
俺はそう、信じたいけれど。
もし――嫌じゃなかったら、いいことだけを考えて欲しい。
いいことだけを考えて、そして――俺に、後藤先輩の笑顔を、見せて欲しい。
それが、俺の――一番伝えたかった、気持ちだった。
「これまで、ずっと……無理だって、思ってた」
吐息まじりに、後藤先輩が言葉を紡いだ。
久しぶりに聞いた後藤先輩の声は、少したどたどしくて、
なんだかとても――あどけない感じがした。
「でも、もしかしたら……
違う自分に、なれるかもしれない」
俺は驚いて、後藤先輩の顔を見た。
なんだかとっても大変なことを、後藤先輩は言っている――気がする。
不安げに見上げてきた後藤先輩の表情は、まるで迷子になった小学生のようで、
頼りない、守るべき存在のように――思えた。
そんな後藤先輩に、俺は。
顔いっぱいの笑顔で、応えた。
「また、明日。ちゃんと、学校来てください」
ああ。なんだか。
嬉しく、なってきた。
「それで俺、待ってますから。屋上で。
もし、後藤先輩が来てくれたら、そしたら俺――」
後藤先輩に、告白します。
フラれても、後悔しません。
後藤先輩が何かを言う前に、俺は後藤先輩の体を解放し、
それと同時に、だっ、と暗闇の中に飛び込んだ。
頬が火照って、普通じゃいられない。
とにかくもう、行き先も分からず走り続けた。
言えた。
伝えられた。
なんて爽快感。
なんて――幸福感。
もうこれで、たとえ後藤先輩が明日、屋上に来なかったとしても――
俺は、満足だった。
自分の想いは、全部伝えることができた。
そして多分――後藤先輩は、少しだけでも――受け取ってくれた。
俺の――気持ちを。
それ以上に、望むべきものはなにもない。
後藤先輩にフラれたら。
保田先生みたいに、遠くから――願おう。
後藤先輩が、いつか自分を取り戻せる日が来ることを。
いつか後藤先輩が、心から――笑える日が来ることを。
遠くから願うだけで――俺は。
ザー……
外では雨が降っていた。
屋上へ続く階段を登る。
その一段一段が、とてつもなく重いものに感じた。
多分、この先には。
彼女が――いる。
ガチャリ。
重厚な音を立てて、屋上の扉が開く。
灰色に広がる空と、水浸しの白い床。
その中央に――傘を差してポツリと立つ、彼女の姿があった。
「後藤」
「……けーちゃん?」
いくらかぼうっとした目で、後藤は振り返ってアタシを見た。
傘を差しているにも関わらず、後藤のジャケットも栗色の髪も、ほとんどびしょ濡れだった。
一体どのくらいの間、ここにいたのだろう。
「冷えるから、保健室においで」
「でも……」
「いいから。そのことで――後藤に話があるから」
「――後藤。落ち着いて聞いてね」
そんな言葉がなんの防波堤にもならないことを知っていながら、アタシは切り出した。
タオルを髪に当てた後藤は、きょとんとした顔のまま、こちらの発言を待っている。
一度呼吸を整えて、アタシはようやく決心がついた。
――それは、今朝の職員会議で通達があった。
あまりのことに、職員全員が一様に驚いて、一様に沈痛な顔をして、
将来のある――若い彼のことを、誰もが悼んだ。
そしてアタシは――残酷なことを、後藤に告げなければならない。
「……突然のことで、アタシも驚いてるんだけど――」
――その時の後藤の表情は。
アタシにとって、一生……忘れないものとなった。
ぺたん、と。
後藤が、椅子に尻餅をついた。
「なに、それ……?」
「………」
「ちょ……えぇ……」
後藤はうつむいて、視線をさまよわせた。
自分が今、何を告げられたのか――まだよく、充分には理解してないように見えた。
そのまましばらく、ぼうっとして――
長い長い、沈黙ののち。
後藤は静かに――ぽつりぽつりと、喋り始めた。
「……あたし、まだ、なにも知らない……
名前も……好きな料理だって知らなかったのに」
じわり、と。
後藤の瞳が緩んだかと思うと、
ポロポロと――粒の涙が、こぼれ始めた。
「待ってるって言ったんだよ……
ダメだよ……ひどいよぉ……」
「後藤……」
「ふぇ……!」
短い悲鳴の後、後藤はタオルに顔を埋めた。
そして――大声で、慟哭した。
「変われると、思ったのに。
彼がいれば、違うごとーになれるかもって、……思ったのに……!
なのに……死んじゃう、なんて」
ひどい……ずるいよぉ!!
「後藤……」
「もうやだよぉ……もう……こんなのやだぁ!」
後藤はアタシの声など届かず――
叫び声をあげて、床に崩れ落ちた。
『――アンタがそう決めたなら、やればいい。
どんな結果になっても、アンタがそれをきちんと受け入れられるなら――』
こんな結果になるなんて。誰も――思いはしなかった。
アンタはこれで満足なの?
それとも、絶望してる?
……今となっては、もう聞くこともできない。
後藤のなかで――アンタの存在は、ここまで大きかった。
それなのに……後藤を独りにして、自分はあっさり交通事故で死ぬなんて。
アンタはなんて、
なんて――酷いヤツなんだろう。
アタシはなんだか無性に腹が立った。
後藤は哀しいくらいに、嗚咽を続けている。
可哀想なのは――この子だ。
「後藤、落ち着いて。よく考えて」
「ヒック…うえっ…ふぐぅ……」
「彼は消えてなんかいない。後藤だって、前と同じ後藤なんかじゃない。
変わったんだよ。こんなに叫んで、泣けるくらいにだよ。
それは彼がいたからでしょ? 彼がいたからこそでしょう」
「ふっ…グスッ……ふぁあ」
「彼はちゃんと後藤の、大事な部分に残ってるんだよ。
大事な部分ってわかる? わかるよね」
後藤はイヤイヤをするように、首を横に振った。
――バカ。
「バカ――心に。
後藤の心のなかに、彼は今だってずっと、住んでるんだよ」
「そん、そんなの」
そんなの、信じられない――
涙でぐちゃぐちゃになりながら、後藤は精一杯に抗議してきた。
でも、そうでも思わなければ――彼は。
彼の気持ちは――どこに行けばいいっていうの。
「後藤が今までと同じだったら、彼がいた意味がなくなっちゃう。
だから落ち着いて。よく確認してみなさい。
いるはずだから。すごい身近に、いると思うから。探してあげて。彼の想いを。
彼から受け取った、気持ちの欠片を。
一生大切にしてあげて。
それが――彼への、一番の」
恩返しだよ。
その言葉は――残酷だったと思う。
彼の死が、動かぬ事実であることを叩きつけられた後藤は、
「うあっ……ああっ……!!」
一度大きく目を見開き、
そして――叫んだ。
「やだぁ……あたしはっ……そばに、いて欲しかったのに……!」
「――どぉしてあたしが好きな人は…
みんな遠くに行っちゃうのぉ……!!!」
――それから。
後藤は少しだけ真面目になった。
授業には(寝ているようだが)きちんと出るようにもなったし、
男子生徒に迫られても――断るようになった、ようだ。
屋上の扉には鍵が掛けられた。
もともと管理人の注意不足で鍵の管理が曖昧になっていて、
それが教師間で問題になり――施錠をしっかりするようになったのだ。
でも実は、屋上の扉の横には使われていない天文部の部室があって、
その部屋の窓から屋上に出られることは――多分、アタシと後藤くらいしか知らない。
それでも後藤は、屋上にはごくたまにしか行かないらしい。
行ったときは――多分。
泣いてるんだろうな。
やがて春になり、桜が舞う季節が巡ってくる。
「ねー、けーちゃんこれどうかなぁ」
後藤は3年生になった。
近頃、たまにお菓子を作っては――保健室に差し入れをしてくれる。
少し笑顔も増えた気がする。
彼に出会って、そして別れて……
確実に、彼女は変わったんだと――思う。
「今年はね、美貴とクラスが一緒なんだ」
「……そうなんだ」
後藤が抱える心の闇には――まだ、先がある。
彼女が心の底から笑うことができる日が来るまでには、
まだまだ時間がかかりそうだった。
――だけど。
それも――多分、時間の問題。
彼から、大事な心のカケラを貰った後藤は、
きっと――立ち直れる日が、来るだろう。
だから。
今は願おう。この先の――幸福を。
「良い1年になるといいね」
「……」
後藤は少しきょとんとして、
それからネコのように、ふにゃふにゃと顔を綻ばせてから、
「うん」
と、大きくひとつ頷いた。
後藤先輩…・。゚(ノД`)゚。・。
・・・もう書いてもいいかな?
作者、乙。
久しぶりに読みがいのある作品だった
作者乙。イイ話でした・゚・(ノД`)・゚・
公園の先輩は
>>236なんだな・・・
。・゚・(ノД`)・゚・。 泣いたよ・・・
その結末は賛否両論あると思うが・・・
ひとまずお疲れ。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
続きはズッコケシリーズに続くわけかーーーーーーーーーー?
328 :
名無し募集中。。。:05/01/02 03:26:23
お疲れ様。後藤先輩
329 :
名無し募集中。。。:05/01/02 03:30:57
エロスレ見つけた!
みなさん長いのにありがとうございます
ちなみに元ネタは「サヨナラのLOVE SONG」です
( ´ Д `) ♪運命の出会いと知っていたら
つ¶と もっと全力で恋してたのに
。・゚・(ノД`)・゚・。
332 :
名無し募集中。。。:05/01/02 04:19:07
全 米 が 泣 い た
後藤先輩が愛しくて仕方ない
334 :
名無し募集中。。。:05/01/02 04:56:32
後藤先輩の為なら‥(ry
この話はゴマキさんに続くと解釈してよろしいか?
それにしても・・・後藤先輩がかわいそうすぎる!
330 名前:名無し募集中。。。 本日のレス 投稿日:05/01/02 03:34:23
みなさん長いのにありがとうございます
ちなみに元ネタは「サヨナラのLOVE SONG」です
バカヤロー!!
さらに切なくなっちゃうだろー!!!!
337 :
名無し募集中。。。:05/01/02 07:15:10
そんな幕の引き方ですかっ!
面白かったけど悲しいです
作者さんgjでした
朝から涙したよ・・・
作者乙でした
うぅ・・・良い話だった(;´д⊂)
死ぬなよバカー・・・ウワーン
よかったよー
そして後にゴマキさんはズッコケという悪い男にハマってしまうわけか
ズッコケの主人公もイイヤツだったけど
この主人公のほうが一途だな…
作者さん乙でした
最後の笑顔だと知っていたらもっと頭ん中焼き付けたのに
後藤先輩が夢に出てきた
作者さんお疲れ!!!
神作者さん乙でした・゚・(ノД`)・゚・。
よかったらズッコケシリーズごまきさん偏も続き書いて下さい
あのシリーズはもうどこでも書いてないのでしょうか
348 :
名無し募集中。。。:05/01/02 15:36:35
ところで、後藤が親友を裏切ったってのはなんだったんだ?
>>348 もしもミキティが幼なじみの〜のゴマキさん編で出てくるよ
うわああああああああああああああああああああああああああああ・・・・・・・・
今読みました・・・とりあえず乙でした・・・
>>287 こっちのAAの方がここの後藤先輩のイメージに近いな
( )
( *)
( *`.)
( *`.∀)
( *`.∀´)
355 :
名無し募集中。。。:05/01/02 22:11:48
積極的に神降臨保全
358 :
名無し募集中。。。:05/01/02 22:20:31
うわーホントだ伏線張ってあるううぅぅ
あれ読んでたのに全然気付かなかったあああ。・゚・(ノД`)・゚・。
おふざけKISS編の続編が読みたい・・・
主人公はごっちんと結ばれて欲しい・・・
やばい泣きそう・・・
アンパンマンに似てる昔の友達=吉澤
見守る存在=ジャムおじさん=保田
でいいのかな
>>359 あれミキティシリーズだから無理だろ・・・
ゴマキさんかわいそ過ぎるけど
サヨナラのLOVESONGなんて泣かせるんじゃねーよヴォケ!!!!!!11
>>ズッコケ氏
乙!!禿しく乙!!あぁもぉ・・・乙!!!!
今日初めてこのスレ見たがまさかここで
ズッコケ氏の作品と出会うとは思わなかった
乙でした
なかなかヨカターヨ
感謝感謝!
マジでズッコケ氏は天才だと思う
俺もミキティ幼なじみスレの住人だけど
こんなとこで番外編読めるとは思わなかった
久々のこの感覚…ありがとう
369 :
名無し募集中。。。:05/01/03 03:26:34
>>368 これが俗に言う「外伝」ってやつか
○○(主人公)とかもちょい役で登場しないかな
言われる前からサヨナラのLOVESONGが頭にかかったぜ・・・
ズッコケ氏天才だぞおい・・・
これって番外編なのか?後藤先輩の独立した話になってると思うけど。
知らなくても読めたし、泣けた
後藤真希
ズッコケシリーズ思わず全て読んでしまった
名作スレ保全
この反響はすごいなぁ
さすがズッコケ
せんぱいのまんこれろれろしたひ
スレ保
ほ
じょ
380 :
名無し募集中。。。:05/01/03 14:27:00
ほ
別シリーズきぼんぬ
あれだけの名作の後じゃむりだ
作品期待保全
ほ
何を期待する?
ズッコケさんが新作書いてくれるのか
新人さん歓迎?
なんでもネタ投下待ち
パン祭りの為緊急保全
保全
よろ
みなさん感想ありがとうございます。
こんなに反響をいただけるとは予想外でした。
今回はとにかく「後藤」「先輩」「H」ときて「不幸」が思い浮かんだのでドバァと書いてみました。
長文にも関わらずお付き合い頂きありがとうございました。
>>390 これはズッコケと美貴スケシリーズの番外編なんですか?
映画化キボンヌ
>>391 そうですね。でも単独で成り立つようにはしたつもりです。
とにかく主人公との出会いによって後藤先輩が変わるっていうのが書きたくて
じゃあどう変わるのか?を考えたときに
後藤先輩の延長上にゴマキさんがいてもいいんじゃないかと思いまして、
そうすることで結末がはっきり見えたんで、保田を出したくらいからあっちの話を下敷きにしています。
>>393 なるほど〜・・・そう分かると更に深い話で驚きです。
これからのズッコケシリーズ期待しております。
こっち読み終わってから、美貴スケシリーズを一気読み。
おもろかったです。
美貴スケには悪いけど、後藤先輩(ゴマキさん)に幸せになってほしいっす。
俺もゴマキさんの方が好きだったりする
ずっこけ待ってるぞずっと待ってるぞ。
保
ho
ze
n
この作者さんはDDですか?それとも後藤ヲタ?
ほ
404 :
名無し募集中。。。:05/01/04 17:53:51
>黒のコートに、赤地に紺のタータンチェックのマフラー。
(;´Д`)l \ァ l \ァ
>>236の可愛い服装で犯されなくてよかった。。。
俺が自己満で立てたスレが神作者によってこんな良スレになるとは…
ほぜん
後藤先輩
ゴマキさんを心の闇から救い出したのは
ズッコケ一人だけの力じゃなかったってことか
それぞれのキャラにそれまで生きてきた道がちゃんと在るんだ
ということを教えられたよ
411 :
名無し募集中。。。:05/01/05 01:41:37
ゴマキさんの心を保守
413 :
名無し募集中。。。:05/01/05 05:30:53
ほ
先輩おはよぅ
( ´ Д `)<おあよー
416 :
名無し募集中。。。:05/01/05 13:00:48
417 :
名無し募集中。。。:05/01/05 16:32:14
こんにちは
418 :
名無し募集中。。。:05/01/05 18:05:43
( ´ Д `)<んあー
( ´ Д `)<ほぜんぁ
ズッコケってやっぱすげーな
次もごっちん関係希望
ズッコケがまだ小説書いていたことに感動
423 :
名無し募集中。。。:05/01/05 23:52:44
後藤真希
ズッコケが見てるかもしれないうちに要望だしておこう
吉澤編をよろしくお願いします!
後藤真希
ホゼンだよ
ho
川o゚∀゚)<mo!
ズッコケシリーズの外伝…まぁいいか
430 :
名無し募集中。。。 :05/01/06 12:12:12
hos
後藤先輩!
( *´ Д `)<だいすき
ほ
ぜ
( ´ Д `)<ほぜんぁ
ノノノハヽ ノノノハヽ
( *´ Д `)<ふっふー♪ ( *`.∀´)<ふっふぅ♥
⊂ )つ ⊂ )つ
(__/(⌒) (__/(⌒)
437 :
名無し募集中。。。:05/01/07 01:18:56
あぶなーーーーーい、ごっちん帆sh
あげなくても書き込みの間隔が短ければ落ちませんよ
439 :
名無し募集中。。。:05/01/07 01:37:17
あ、そうなんだ。
でもたまに下の方がごそっとなくなる時あるじゃん。
すまん。またあげてしまった。
それは単に書き込まれてないからだよ
保全するのはいいけど、ネタがないと寂しい・・・
2ch在住云年、おれは何もしらなかったようだ
狼はちょっと特殊だから
まあたまにはageといたほうがいいんじゃない?
新規作者も来るかもしれないし
後藤先輩書いてた人は続編書く予定ないの?
外伝だからねぇ
ほ
ぜ
ん
ごっちんとユウキの近親相姦小説キボンヌ
それスレタイと違うだろ
( *´ Д `)
帰宅保全
夕飯保全
>>446 もし書くとしたらミキティ幼なじみの吉澤編で
その後の後藤先輩を書くかもしれません。未だ構想段階ですが。
個人的にオシエンジャーの続きを書きたいんですが、需要がない
457 :
名無し募集中。。。:05/01/07 19:24:52
ズッコケさん キタ━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━!!!!
オシエンジャーの続き、読みたいヨー
ageちまった。すまん…
> オシエンジャー
くわしく
たしか去年の夏ごろにあったスレだよな
「もしも保田が幼なじみの隣の娘だったら」でズッコケが書いた話で
タイトルは「もしも隣の圭が美少女戦士オシエンジャーだったら」
主人公が保田に突っ込みまくりだったのを憶えてる
全然しらんな
後藤真希
定期( *´ Д `)
ズッコケさんってもしかして もしも道重がえっちな家庭教師の生徒だったら
も書いてませんでした?
>>460 ああ美少女戦士で思い出した
あれは結構おもしろかったな
オシエンジャー復活キボーン!!
♥,,,♥
∋oノノハヽo∈
( `.∀´) <頼むわよ。
468 :
名無し募集中。。。:05/01/08 03:08:48
c
469 :
名無し募集中。。。 :05/01/08 06:19:26
hos
後藤真希
保全
新規作者コネーン
作者募集!
正直、おにぎり娘。氏の作品を越えるエロ小説に出会った事がないぽ
475 :
名無し募集中。。。:05/01/08 18:57:31
vmdsghわえ;お:g
ぽ
学校以外の先輩でもokなの?
バイトの先輩、職場の先輩とか「先輩」つくならOKだと思う
可愛いなあ
真希先輩
おやすみ
昨日、夢に後藤が出てきて気になって「後藤」で検索してたらこんな良スレが!
しかも、色々とつながりがあるみたいで素晴らしいです。自分も見習わなくては…
おはよう
ho
ze
n
ho
定期( *´ Д `)
後藤真希
がHな先輩だったら…
ゴマァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン
定期( *´ Д `)
( ´ Д `)<ほぜんぁ
h
( ´ Д `)<ほぜんぁ
おやすみ
後藤先輩が愛しくてしょうがないんですがどうすればいいですか?
ho
mo
愛しなさい後藤先輩を
真希センパァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━イ
スキスキスキッス
保全
定期( *´ Д `)
506 :
名無し募集中。。。:05/01/10 20:26:23
ほぜーん
真希先輩をお嫁さんにしたひ
508 :
名無し募集中。。。:05/01/10 22:34:38
もう俺と結婚が決まってるから
定期( *´ Д `)
( ´ Д `)510ゲット
511 :
名無し募集中。。。:05/01/11 04:37:40
g
ho
mo
後藤真希
ごぼう巻き
後藤真希
後藤真希
定期( *´ Д `)
( ´ Д `)<ほぜんぁ
( *´ Д `)
ほぜん
うぎょー!
後藤真希
ほ
ぜ
んぁ
/\__,ヘ, /\__,ヘ,
|ノノハヽヽ |ノノハヽヽ
( *´ Д `)ニャーン ( *`.∀´)ニャーン
彡 γ⌒つつ 彡 γ⌒つつ
(__ノノ (__ノノ
C⌒ヽ
⊂二二⊃
( ;´ Д `;)<エッッグッ ンァア
( つ 丿 おねしょしちゃったぽ
UU。
°。
_______
/(二二二二(() /
/ ⊂ ̄ ̄⊃ /
/ ̄⌒(⌒ヽ 。°⊃
/ ※※\ ⌒⌒く ̄⊃。
(_____(___,,ノ_⊃
⊂ 。 ゚ ⊃
⊂___⊃
_______
_____/ヽ ヽ_____
 ̄|| ̄ ̄| | | ノ⌒ヽ_ | ̄ ̄|| ̄
|| | | | ( ) |C⌒ヽ
|| | | | ι〜ヘ_丿. ⊂二二⊃
|| |_| | (;´ Д `; )
||. |_|_______⊂⊂ )
|| (___(__ノ
_______
_____/ヽ ヽ_____
 ̄|| ̄ ̄| | | ノ⌒ヽ_ | ̄ ̄|| ̄
|| | | | ( ) |C⌒ヽ
|| | | | ι〜ヘ_丿. ⊂二二⊃
|| |_| | (;゚ Д ゚ ; ) <ンァア!!やめるぽぉ!
||. |_|_______⊂⊂ )
|| (___(__ノ
パシャッ パシャッ
パシャッ
ノハヽ パシャッ
パシャッ 川川o )】Σ
. / /┘ パシャッ
ノ ̄ゝ
職人募集中だぽ
532 :
名無し募集中。。。:05/01/12 21:23:22
AAスレにするのはやめて
533 :
名無し募集中。。。:05/01/12 21:24:00
じゃあ小説書け
作者募集中。。。
535 :
名無し募集中。。。:05/01/12 22:30:35
今更ながら遅レスだが、ああいう売春婦みたいな後藤と同じ学校っていう時点で恥じるべきだと思うんだけど。
絶対ああいうのとは目を合わせないようにしないといけない。廊下もすれ違うときは少し避けるべきだ。
そんなのと付き合っていたらまともな大学に入れない
だから保田が警告してるじゃん
ネタスレを楽しめないヤツは狼に来ないほうがいいぞ
538 :
名無し募集中。。。:05/01/12 22:37:54
ダーヤスに警告されても後藤に近づいていく主人公がわからない
自分から意識して遠ざけるべきなのに。
小説にマジレスですか?
ちゃんと読めば動機は書いてあると思うけど
マジレス厨どっか行けよ邪魔だ
空気だけでなく字も読めないんだろ
単なるセックス大好きの脳たりん女だったら主人公も惹かれてないでしょとマジレス
ネタにマジレス
これ恥ずかしい
後藤真希
546 :
名無し募集中。。。:05/01/13 00:15:17
本当は売春婦なんかじゃなくて普通の高校生になりたいんだって書いてあるって言いたいんだろ?
ダメです。そういうことは一回でもしたら終わりなんだから。真面目な子はそういうことは絶対しないんだから
ああそうだな
ねぇ もう冬休みって終わったよね?
休み明けで不登校になったんだろ
主人公を叩いてるんだか
後藤先輩を叩いてるんだかよくわからんな
552 :
名無し募集中。。。:05/01/13 01:53:28
真面目な梨華ちゃんみたいな子は軍人の未亡人と一緒に暮らす御嬢さんなんだから。
Kを殺してでも梨華ちゃんと結婚するんだから
なんでマジレッサーが住み着いてるの?
555 :
名無し募集中。。。:05/01/13 02:46:56
なんでこころなんだよ
556 :
名無し募集中。。。:05/01/13 03:47:45
j
ホントおまえらは荒れると盛り上がるな
ronpa kichattana
先輩おはよぅ
( ´ Д `)<んぁー、今日もロックな朝だねぇ〜
後藤先輩何人くらい経験あるんですか?
先輩のふともも保全
(;´ Д `)<ご、ごとーはいっぱい経験してるもん
処女なんかじゃ絶対ないぽ!
はいはい、ごっちんはヤリマンヤリマン
ho
566 :
名無し募集中。。。 :05/01/13 22:47:33
良スレ発見
後藤真希
ごっちゃん
569 :
名無し募集中。。。:05/01/14 02:02:12
マッキングゴールドのマッキングって真希・・・・→マッキ→マッキングなんだねOTL初めて今思った
>>569 回文二十面相に弟子入りしなw
てか今までなんだと思ってたの?
ほ
ほ
573 :
名無し募集中。。。:05/01/14 15:25:58
ho
ze
n
( *´ Д `)
真希先輩・・・
もうだめかもしれんね
せいほーぉ!
( *´ Д `)
ほ
582 :
後藤:05/01/15 15:40:41
俺はもうログは残ってるからこのスレ落ちてもいいよ
583 :
名無し募集中。。。:05/01/15 15:41:46
誰かネタ書いてよ
俺みたいなヤツがいるかもしれないから残しておこう
( *´ Д `)
ごま
587 :
名無し募集中。。。:05/01/15 20:52:47
あげ
588 :
名無し募集中。。。:05/01/15 20:55:10
似てないことはないという感じかな
全然似てないじゃん
先輩ただいま
( *´ Д `)
593 :
名無し募集中。。。:05/01/16 02:35:40
誰かネタ書いてよ
後藤真希
先輩!!
ho
( *´ Д `)
ごっちん
後藤真希
ごっちん
うんこ
602 :
名無し募集中。。。:05/01/17 04:40:47
うんこ
603 :
名無し募集中。。。 :05/01/17 05:57:18
いまさら読了した。
寒い季節に、すこし暖まったよ。
ありがとう&お疲れでした作者様。
おはよう
( *´ Д `)
後藤真希
なんで相手が娘じゃないのだ?
面白くねな相手が男だとw
ho
なんだ?
娘。だとしたら石川視点とかか?
後藤が先輩なんだから5期6期視点じゃね
あり得るとしたら田中視点ですかね
おはよう
( *´ Д `)
616 :
名無し募集中。。。:05/01/18 16:15:16 0
6時間近くあいても落ちないのか
小説こないかな
真希
正直ここは書きづらい
621 :
名無し募集中。。。 :05/01/19 06:28:57 0
hos
ほ
誰も書かないのに、保全する意味あるのか?
624 :
名無し募集中。。。:05/01/19 17:09:50 0
・・・タイクツだな。
人ごみで溢れる渋谷。
オフの日を利用してヒサブリの買い物。相変わらずスゴイ人だな。
周りにバレぬよう俯きながら歩くのも自然になっちゃった。
625 :
名無し募集中。。。:05/01/19 17:10:55 0
「んん?」
なんだろ?道の真ん中にピンク色のノートが一冊落ちてる。
(んぁ、こんなに派手なノートなのに誰も気付かないの?)
ノートを取り上げて見る。あれだけの人間が歩いていたのに
踏みつけられた様な跡が無い。
(何だろ?・・・ん、SEXY NAOTE 何コレデスノートのパクリw)
なんだ手の込んだイタズラだね。何気にノートを開いてみた。
(何々・・・エーゴだ・・・読めない)
626 :
名無し募集中。。。:05/01/19 17:11:51 0
パタン
まぁタイクツしのぎにはいいかな?帰ってからまた見ようとノートを
トートバックに仕舞う。
「ただいまぁ〜」 「・・・」
「あれ?誰もいない・・・そっかみんな旅行中だっけ」
ドサ 今日買った物をベットの上に投げ捨てると自分も
ベットに倒れこんだ。
「ふ〜なんか疲れちゃった・・・あっそうだ」
投げ出されたトートから飛び出たピンク色のノートを取り上げる。
「え〜と辞書は・・・っと、あった」
「コレでなんて書いてあるか解るよね?後藤・・エーゴニガテだけど」
627 :
名無し募集中。。。:05/01/19 17:12:22 0
あれからどれくらい辞書と格闘してたのだろう?
そのかいあってかなんとなく内容が理解できた。
ふ〜ん、このノートに性的な欲求を書くとその通りになるのね
まぁヒマだし・・・書いてみるかな
久しぶりに机に向うとシャーペンを握り締める。
カリカリカリ・・
「ふぅ〜書けた。これでいいかなw」
「あ〜明日楽しみだね、ふふふ、もしコレが本物だったら大変だなぁ〜」
半信半疑の中明日のために早く就寝につく後藤真希。
彼女の運命は・・・
628 :
名無し募集中。。。:05/01/19 17:18:23 0
即興で書いた、コレが今日の限界だす。つづき書けたらくケド
ダメかもしんない。だれかつづき書いてよ
なんかキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
作者様、がんがってw
NAOTEって
ノアみたいな
「えと、相手の名前は」
…ゴトウ マキ…と。
俺はアコガレの先輩を思い浮べながらノートに名前を記した…
ドキドキしながら待っていたが
時計の針はすでに9時に差し掛かろうとしていた…
「フ、ハハハハハ…当たり前だよな…こんな事起こるワケない。
誰かのイタズラか…はいはい、釣られた釣られた。釣られましたよ〜」
一瞬でも信じた自分がバカらしくなり俺はタバコに火をつけた…
タバコは中学の時からやっている…が
今特に吸いたいワケでは無い。なんというか…気分だ…
ピンポーン…
「!!」
ピンポーン…
「い、いやまさか…きっと山田のやつだな…」
確認するためにドアに近づくと…
「こんばんはぁ、後藤真希で〜す」
「――――ッ!」
心臓が口から飛び出しそうになった…
今の気持ちを聞かれれば開けたいような開けたくないような気持ちだ…
「当たって砕けろだっ!」
意を決しドアを開けると…
「こんばんは、後藤真希です」
「はぁっ!?」
目の前には…後藤先輩とは似ても似つかないオバサンが立っていた…
「………???」
「こんばんはぁ」「どうも。」「ハァ〜イ♪」
しかも30人以上居る…
「!」知ってる顔が居る…中学生の時同じクラスだった後藤真季…
それと山田のアネキ…後藤家に嫁いだ後藤麻生さんだ…
しまった…カタカナで書くんじゃなかった…
数々のゴトウマキが俺のボロアパートに無断で上がり服を脱ぎ始めた…
その中には…
「真希先輩!!」
「んあ…ああ○○君…今服脱ぐからさ…」
「あ、いやそうじゃなくて…!」
「○○君、私とエッチしたいんだよね?」
「そ、そりゃあ…」したいけどさ…
もっとなんて言うか…雰囲気とか段階が必要だよな…
「ふふ…後藤のオッパイみたい?」
「あ、いや…待って下さい…」
「んあ?」
どうすれば………そうだ、ノートだ!
ビリバリ…俺ゴトウマキと書いたページを破きライターで燃やした…
「!」…どこに捨てれば…あ、流しだ!
プシュウゥゥ…ノート…いや、すでに燃えかすとなったモノは
異様な音をたてシンクに沈んで行った…
「キャアーッ!」
女性達から一斉に悲鳴が上がった…
当たり前だ…突然知らない部屋に入り半裸でいるのだ…
「何ここ?帰るっ!」
女達は口々にそんなセリフを吐き俺のアパートを後にした…
誰も居なくなりがらんとした…部屋には女達の匂いだけが残った…
「はぁ…失敗だったな…」
まぁノートの効果はわかった…今度はちゃんと漢字で書く事にしよう…
「んあ…、失敗って何?」
「うわぁ後藤先輩!!」
「何驚いてんの?」
「あ!う!あ!…」
女の匂い以外に後藤先輩が残ってたのも驚いたが、
何より先輩はまだ下着姿でいる…
「と、とりあえず服着て下さい!」
「ふふ…ビックリしてココがおっきくなっちゃった?」
後藤先輩が指さした先には俺の股間があり…
「うわわぁあっ!」
「コーヒー入れてよ。飲むから」
「はい、はい。はい!」
なぜか3回返事をしてしまった…
コーヒーを入れに台所に行くとノートが目に入った…
このノートが俺の人生を変えるんだろうか…
その時の俺の脳裏には幸せの未来しか無かった…
つづけ
↑書いてみますた
名前の通り誰か続きをドゾー
拾った人が変わってますが乙
集合住宅とか
おもしろいことになってるな。
639 :
名無し募集中。。。:05/01/20 03:32:53 0
ほぜ
ん
こ
643 :
名無し募集中。。。:05/01/20 19:09:00 0
ho
644 :
名無し募集中。。。:05/01/20 20:03:33 0
おもろい
( ´ Д `)<ほぜんぁ
ほ
647 :
名無し募集中。。。 :05/01/21 07:16:42 0
し
保全
ほ
ぜ
651 :
高田:05/01/21 19:46:06 O
続き書く男の中の男…出てこいやー!
(∩ ´ Д `)アーアーきこえないぽ
653 :
名無し募集中。。。:05/01/22 02:33:51 0
あは
ははは
後藤真希
先輩・・・
( ´ Д `)<ミュージックフェアに出てるぽ
(;´ Д `)<でも演出は最悪だったぽ…
♪アイサツぬきで〜 わなどぅらぁ わなどぅらぁ わなぁどぅらぁあ〜
「なにやってるんですか? 後藤先輩」
「あ」
ターゲット発見とばかりに、俺に気付いた後藤先輩が小走りに近づいてきた。
その仕草に少しドキリとする。あの後藤先輩が珍しい。
こんな風に駆け寄ってきてくれる、なん、て――ええ?
「え。な――」
駆け寄ってきた後藤先輩は、俺の予想をぐんぐん超えて、
体が圧し掛かるくらいまで近づいてくると、顔をむーっと覗き込んだ。
「なんですかなんですかなんなんですか…!」
「うわめづかい、うわめづかい、うわめづかい」
思わず後ずさりする。
顔を逸らしても、後藤先輩は巧みに動いてじぃーっと見つめてきた。
なんだこの人。
壁際に追い詰められて、俺は観念して抵抗するのをやめた。
否応なしに飛び込んできた後藤先輩の瞳は、なんだか――吸い込まれてしまいそうだった。
「ねぇ」
「は……」
「ちょっとごとーのこと口説いてみて」
「はぁ?」
後藤先輩は照れてる様子にも、面白がってる様子にも見えない。
なんだろうこれ。口説いてみろって。
後藤先輩の瞳は、ただただ静かに俺の行動を見守っている。
俺に許された選択肢は――一つしか、なさそうだった。
「そ、の。今日の後藤先輩、すごくなんだか……色っぽい、ですね」
後藤先輩は俺の言葉を確認するかのように2、3度目を瞬かせて、
それからふっと視線を逸らした。
なん、だ。どうなんだこれ――
先が読めない展開に俺の心臓が早鐘を打つ。
そして後藤先輩は、ピンク色の唇を僅かに動かして、甘いため息とともにぽつりと呟いた。
「噂どおりね」
「は……?」
「もう口説かれてる」
たーんたーんたったーたー♪
後藤先輩が右にステップしていった。
「……後藤先輩?」
「どっちがワナにかかったの?」
わッたしなの? あなたなの――?
ダダン! ダダン! ぱぁッ!
♪大人ぶる気も意地を張る気もないわ おーないろーん
「セイッ」
「セイって」
後藤先輩が恨めしそうな視線を投げてきた。
いや、そんな目で見られても。
意味がワカラナイ。
そうとう気に入らなかったのか、後藤先輩は視線を俺に固定したまま、物凄い至近距離で煽ってきた。
♪秘密の香り全てあなたにあげる おーないろーん
「セイ!!」
「おーなーいろーん……」
控えめにのってみた。
後藤先輩は――ああ、満足そうだ。
♪ドライに抱きしめて 噂のせくしがー
「なにやってるんですか? 後藤先輩……」
たたたたん たたたたん ッあ〜ん♥
「いやマジで…」
オモロイ
ワロタw
664 :
名無し募集中。。。:05/01/23 00:44:35 0
イイ!
微妙にかみ合ってるのがいいな
無理にかみ合ってるのはイクナイけど
666 :
名無し募集中。。。 :05/01/23 01:58:03 0
後藤先輩がノート拾った方の続きをお願いしますだ
667 :
名無し募集中。。。:05/01/23 02:04:50 0
他人任せはよくない
ho
ほ
ぜ
( ´ Д `)
ほ
673 :
名無し募集中。。。:05/01/24 00:47:00 0
も
674 :
名無し募集中。。。 :05/01/24 02:35:10 0
お
675 :
名無し募集中。。。:05/01/24 07:45:37 0
だ
( ´ Д `)
ho
679 :
名無し募集中。。。:05/01/24 21:35:42 0
ho
じぃ〜…
なんか視線を感じるから振り向いてみた
「うわっ!せ、先輩!近い!近いっす!」
いつの間にか後藤先輩が後ろにいた。
なんか頭をすっごい見られてる気がする。
「な、なんなんスか突然」
「いやぁ寝癖だなぁ〜って」
そういえば朝遅刻しそうで鏡も見ないで学校に来たんだった。
頭の後ろのほうをさわってみると・・・うん、確かにはねてる。
「朝急いでたの?」
「遅刻しそうな勢いだったんで」
「ゆっくり来ればいいのに」
「せっかく今まで皆勤っスから。」
なにげに今年は皆勤だった。
それを聞いて先輩は、
「あたしと登校すると楽しいよぉ?」
と、ニヤニヤしながら言ってきた。
「先輩と一緒に来たら遅刻確定ですよ」
「そうだねぇ」
「VIPどころか社長出勤スよ」
「んじゃあたしはしゃちょー婦人かぁ」
ニヤニヤしてる先輩はクネクネし始めた。
「しゃちょーでも婦人でもねーですから先輩は」
「…婦人も否定するのかぁ」
……痛いとこをつくな。
「んーと、先輩は婦人じゃなくて」
「じゃなくてぇ?」
「ふつーの」
「ふつーの?」
くそっ!恥ずかしすぎるぅ…!
…これしか手はないな。
「あ!UFOだっ!!」
「うそっ!どこどこ!?」
「あ、金星でした」
「金星どれどれ?」
「あの一番光ってるやつ」
「んぁ〜キレーだねぇ〜」
うまく誤魔化せた…か?
「…で、ふつーの?」
……先輩、そこは流して欲しかったっす。
「ん〜今日はこれぐらいにしとてやるかなぁ」
「ありがとうごぜーます」
「後輩をいじるのもほどほどにしないとねぇ」
…ニヤニヤしてる先輩がちょっと怖いです
素直におもしろい! 乙です
あ、全然Hじゃねぇ。しまった…
ほぜん
なんかいい感じだったなw
( ´ Д `)<ぽ
ho
689 :
名無し募集中。。。:05/01/25 20:22:26 0
po
pu
691 :
名無し募集中。。。:05/01/26 02:54:29 O
ほぜん
pa
け
ho
へ
.ノノハヾヽ
゚+(´ Д ` )゚+.゚ムクッ
⊂(⌒)⌒(⌒)⊃
後藤先輩のライブDVD買ってくる