もしもミキティが幼なじみの隣の娘だったら 22冊目
今日こそ美貴たんに告白しよう!そう思って私、松浦亜弥は今日も元気に家を出ました。
学校に向かう途中いつもの電信柱で美貴たんが私を待っててくれるはずなんだけど・・・
「ああ〜、もうまた遅刻だー、美貴たんのやつー」
そうボヤいてると意外と早く美貴たん登場
「あれ、今日早かったんだね」
「へへ、ごめんね。でもなんか最近部活やめたせいか調子良いみたい」
と美貴たんはとっても健やかに笑いました。
ああ、好き好き、美貴たん、朝からなんでそんなにかわいいの?
そんな乙女心をトキめかせながらも、私は今日の計画に頭をフル回転させていたのでした。
「(計画はばっちり!放課後学校で、あのいつも誰も通らない理科室前の廊下のはじっこで言おう!)」
「ん?何か言った?」
「ううん、なーんにも。」
そう笑ってごまかすと私は密かに放課後を待ちました。
〜キンコンカンコーン〜
チャイムが鳴って美貴たんのクラスへダッシュ!
と思ったら美貴たんのクラスはまだホームルームやってるー。
いきなり計画がちょっとずれる・・・ちょっとだけだ!がんばれ私!
ようやくホームルームが終わって美貴たんが鞄の中に教科書を入れいているところへ駆け寄り
「あれ、美貴たん、なんで教科書?持って帰るの?いつも置き勉してるのに」
「うん、部活やめてから暇になっちゃったから。家で勉強でもしようかなーって。テストも近いしね」
「ええっ!じゃあ、いつもみたいに学校で遊ばないの?」
「うん、だってうちら高校生でしょ。いつまでも誰もいない放課後の校舎でかくれんぼとか、鬼ごっことかし
てらんないじゃーん」
と美貴たんは「アッハッハ」と笑いながら言いました
「(ガーン・・・)」
美貴たん、笑って言うけれど私にとっては一日で最高に、いや、もしかしたら今まで生きてきて最高に幸せな
時だったかもしれないのに・・・
「あれ亜弥ちゃん、どうしたの?」
深くうなだれる私を美貴たんが覗きこんできました
こんなことでへこたれてちゃダメ!あ、そうだ!勉強するんなら一緒に勉強しようって言えばいいんだ
私頭良い〜。それに久しぶりに美貴たんの家に入るチャンス!ラッキーラッキー災い転じて何とやら〜
「ねぇ!ねぇ!美貴たんっ!」
「な、何っ?」
「私も一緒に勉強しようと思うの」
「ああ、うん、いいんじゃない?」
「ええー、ほんとー!じゃあ、早く行こっか!美貴たんの家!」
「ええ!?一緒に勉強するのー?」
「そうだよー。決まってるじゃん」
「だって亜弥ちゃん別に勉強好きじゃないでしょー」
「まぁ、確かにそうだけど、美貴たんと一緒ならやれそうな気がするの」
「でも、亜弥ちゃんと一緒だと勉強にならない気がするんだけど・・・」
グサッ!
それは私がこないだの数学のテストが6点だったからそんなこと言うの?
でも、美貴たんごめん、ほんとは3点だったんだ、嘘言ってごめん。
「だ、大丈夫だよー、ちゃんとするから。ね?」
「じゃあ良いけど、家汚いからやっぱり学校の図書室でやろうか?」
つづく
一応二人は幼馴染という設定です
あまり面白くないかもしれませんが、よければつづき書きます
こういうのもありだな
俺は続けてほしい
職人は好きに書いてくれればいいんだよ
文章もちゃんとしてるし、俺たちに止める権利などない
それではお言葉に甘えて、つづき書かせていただきます
「図書室?としょっしつぅー!やだ!美貴たんの家がいい」
「もぉー、超汚いよ?それでも本当にいいの?」
「いいよ、いいからー。美貴たんの家でしようよー」
汚くたって全然平気、美貴たんと二人っきりになれるんだったら何だって・・・
そうして私と美貴たんは美貴たんの家に向かいました
「ピンポーン」
「なんでインターフォン鳴らすの?私の家なのに」
と美貴たんは怪訝そうな顔をして私の顔を睨みました
いいじゃん、別に。久しぶりに押してみたかっただけなのに。
昔はこうして良く公園に遊びに誘ったのになぁ
「ガチャ」と玄関のドアを開けると美貴たんは目の前にある階段をダーッと駆け上がっていって、
上りきったところで振り向いて言いました。
「5分だけそこで待っててー、すぐ片付けるからー」
もう美貴たんたらそんなに隠さなくていいのにぃー
そう思って私は音を立てずにそーっと忍び足で階段を上り、美貴たんの部屋に近づきました。
ドアの隙間から制服姿で何やら必死で掃除している美貴たんの後ろ姿が。
「フフ、美貴たんの部屋普段はどんななんだろ」
そう思ってドアからそーっと覗き込むと、別にこれと言って汚いというほどではなく、
まぁ、良く散らかっているという程度でした。
(なんだ、そんなに大したことないじゃん、これなら私の部屋の方が断然・・・)
しばらくせっせと部屋の整理をしている美貴たんをドアの隙間から覗いていると、
美貴たんが何かプラスチックっぽいものを手に持って部屋を見回していました。
思わず目が合いそうになり、私はさっと姿を隠しました。
気づかれていないかともう一度そーっと部屋を覗いてみると
今度は美貴たんがそれを机の引き出しに閉まっているみたい。
最後に「がちゃ」という音をたてて引き出しをロックした模様。
美貴たんあの引き出しに何を閉まったんだろう・・・
「ふぅ」と一息ついたあと、美貴たんがこっちへ向かってきたので、あわててドアの横の壁に張り付いたんだ
けど、
「あれ、何してるの?もおー、待ってて言ったじゃん」
「えへへ、ごめん。でも、もう5分経ってたから」
「え?嘘・・・、まだ3分しか経ってないじゃん!」
「ほら、私の時計いつも5分早くしてあるから」
「・・・」
「お部屋、入っていい?」
「どうしようかなー」
美貴たんは半分あきれてる様子で、半分どこか嬉しそうでした
「お願い!美貴たん、いれてー。」
そう私はごめんなさいのポーズをして、お願い。
こうするうと大抵美貴たんは何でも聞いてくれるの。
「じゃあ、どうぞ」
「やったー、ありがとー」
久しぶりに入る美貴たんの部屋は相変わらずさっぱりしてて、シンプルな雰囲気で統一されてる。
机の上にキティちゃんのぬいぐるみとか、ところどこにかわいいものがあったりするけど、
特別にかわいく飾り立てたりはしてない。なんか安心した。
「なんかすごい久しぶり。美貴たんの部屋入るの」
「ええ!そうだっけ。半年くらい前に一回入らなかった?」
「うん、すごい久しぶりでしょ」
「ハハ、そうかなぁー」
と美貴たんは変な笑いを浮かべてから言いました
「じゃあ、私飲み物何か持ってくるね。亜弥ちゃん紅茶でいい?」
「うん、いいよ、ありがとね」
「はいはい、じゃあ、下からとってくるか、こたつスイッチ入れてあるから、そこでくつろいでて」
「うん、ありがと」
そう言って美貴たんは飲み物を取りに一階に行ってしまいました。
つづく
続きが気になるなぁ
非常に乙!
『何かプラスチックっぽいもの』
がバイブでエロに突入ってのはかんべんしてくれ
待ってる間、私の心に悪魔が囁きました
「さっき美貴が机の中に閉まったもの、何だか気にならないか?気になるよなー、
お前の大好きな美貴たんが一体何をお前に隠してんだろうなぁ。気になるだろ?開けちゃえよ?
鍵なんかすぐ見つかるだろ?開けちゃえって」
私は「ううん、いけないわ、そんなことしたらプライバシーの侵害になっちゃうでしょ」と
一応抵抗したんだけど・・・
「よし開けちゃおう」
別にちょっと見るだけだしねー、いいよねー。そんな軽い気持ちで
私は美貴たんの机をゴソゴソとをあさり始めました。
・・・
でも、ない!一向に鍵が見あたらない!一体美貴たんどこに隠したの?
そんなに私に見られなくないものがこの引き出しの中に入ってるの?
一体あのプラスチック光したあれは何だったんだろう・・・
そう机の前でしばらく固まって考えを巡らせていると、トントントントンと小気味良いリズムで
階段を駆け上がってくる音がしたので、私は慌ててこたつの前に腰を下ろしました。
ガチャ
「お待たせー」
と言って入ってきた美貴たんは何故か少々息切れしてる模様
おまけにちょっと汗かいてる・・・冬なのに。
「なんでそんなに息切れてるの?」
「え?あ、ああ、階段ちょっと上ったから」
「階段上るといつもそんな風に息切れるの?しかも汗までかいて」
「長いんだよね、うちの階段、しかも急勾配だし」
「私はそんな風には感じなかったけど・・・」
「ほら、毎日だとね、やっぱり。それに部活やめて体力落ちたせいかな」
「へぇ・・・」
そういうと美貴たんは私の正面になるようにこたつに腰を下ろして、
持ってきた紅茶を「はい」と言って私の前に置いてくれました。
私は「ありがと」と言って、紅茶を一口飲みました。
「午後ティーだね。甘くておいしい」
「うん、そう。なら良かった」
そう美貴たんは安心した様子で、自分も紅茶を飲みました。
「何か隠してるでしょ?美貴たん」
「ブハッ!」
美貴たんは口に含んでいた紅茶を勢いよく噴出し、「何言ってるの亜弥ちゃん!」とどう考えても
怪しいとしか言えないようなリアクションをとりました。
「美貴たん何かおかしい!」
「べ、別にそんなことないよー」
「だってさっきから・・・」
「もうそんなことより亜弥ちゃん。勉強しにきたんじゃないのー。テスト近いんだから
ちゃんと勉強しないとまた数学で3点取るよー」
「な、なんでそれを知ってるのおおおおお?誰にも言ってないのにー。ああ、見たんだね。
私のテスト勝手に見たんだー」
「いーえ、見てないですよ。」
「じゃあ、何で分かるんですかぁー?」
「だって亜弥ちゃんって大体本当の点数の倍の点数言うじゃん」
「ぅ・・・」
ばれてる。何もかも美貴たんにはバレてる。私がいつも他人に実際のテストの点数の倍の点数を
言っていることも。及び毎回50点以上をとれないことも。
「勉強しようか、今回は50点以上取ろうよ。協力するから、ね?」
「あ、ありがと〜美貴たん」
本当に美貴たんて優しいし、頼りになるし、ほんと大好き。
美貴たんが協力してくれるって言ってるんだ、今回はがんばって半分以上取るぞー!
・・・何か忘れてる気もするけど・・・
つづく
>>66 やめてくれと言われるとやりたくなるので、そういう風に誘導するのはやめてくださいw
というか、ちょっと長いな・・・これ
新しい風が吹いているな。
ho
そうだった!今日こそ美貴たんに私の想いを伝えるんだった!
幸運にも今は美貴たんのお部屋で二人っきり、邪魔も入らない、これ以上ないシチュエーション。
(よし!)
「ねぇねぇ、美貴たん」
「ん?なーに?」
「美貴たん最近付き合ってる人とかいるの?いないよね?」
「えー・・・」
「もう美貴たん、教科書ばっか見てないでこっち見てよ」
「ああ、ごめんごめん。で、何?」
「もう、彼氏とかいないよね?って」
「ああ、いるよー」
「ええ!ウソッ!!!そんなの私聞いたことないよ!」
「え?言ってなかったっけ?」
「ぜ、全然聞いてないよー」
み、美貴たんに彼氏!超ショック。信じられない。でもすごく気になる、
まだ深い仲になってないかもしれない。相手の男が一方的に好きって可能性も、ある!
「い、いつできたの?彼氏」
「えー?」
「もうだからー、いつできたのーって彼氏!」
「いないよー、そんなの」
「だって今いるって言ったじゃん!」
美貴たんは鉛筆を一旦止めて、こっちを見て言いました
「フフ、いないよ、彼氏」
「からかったねー」
超焦った、でも、今の笑った顔も好き。
「だって亜弥ちゃん、勉強しないで私の方ばっかり見てるから。」
「え、そ、そんなことないよー」
ちょっと見すぎちゃったな。ちゃんと勉強するフリしてタイミングを計ろう。
何としても、今日、今日しよう。
〜小一時間経過〜
「ねぇねぇ、美貴たん、好きな人とかいるの?」
「んー・・・」
「もう、美貴たん好きな人!い・る・の!?」
そう私は美貴たんの顔を両手つつむようにして、強引に自分の方に向かせました
すると美貴たんは私の顔を見て
「亜弥ちゃんが好きだよ。へへ」
(クラッ)
ヤバイ、すごいクラっときた。
このままチューしたい
「チュ」
え?今私動いてないよね。ただ思っただけ。それだけで願いごとが叶うなんて
もしかして神様からちょっと早めのクリスマスプレゼント?
違う!美貴たんの顔がすごく近くにある。もうあまりの衝撃に何が何かわからない
体が熱い。頬がほてってる。それだけじゃないみたい、美貴たんの手がいつのまにか
私がしてるように私の頬も包んでる。あったかい、やわらかい。
美貴たんの息がかかる。目が・・・すごく熱い。
いつのまに美貴たんこんな情熱的な目をするようになったの。
「キスしちゃった」
えへっと小さく笑って美貴たんが囁くように・・・。吐息が鼻にかかる
「・・・」
何も言えない。どうして良いのかわからない。
どうしてだろう?嬉しすぎて言葉が出ないのかも。
美貴たん、昔誓ったよね。ほっぺやおでこにするチューは私達の間でもアリだけど、
口と口のチューは大事な、将来大事な人のためにとっておこうって。
確か、10年前の冬の日に。
今日で10年だよ?誓いを破ってもいいの?もう10年も経ったから?
「亜弥ちゃん。誓ったよね、昔、小学生のころ。覚えてる?」
「・・・うん、口と口は特別なんだよね」
「うん、そう、忘れてるかと思った」
「忘れないよ」
「そっか、へへ」
そう言って美貴たんはおでこを私のおでこにくっつけてきました。
あったかい。
「ねぇ、美貴たん。」
「ん?」
「これってどういうことなのかな」
「ん?」
「誓いを破ったってこと?それとも・・・」
「さぁ、それはどうでしょう」
美貴たんは超至近距離で笑った
いつも見せる美貴たんの笑顔が今までない以上に至近距離で見れて、急な衝動に駆られた私は
美貴たんの少し開いた口を狙って、自分からディープなキスを仕掛けました
「ちゅる」っといやらしい音を立てたそれは、先程の質問の答えでもあったようでした。
ただ夢中で美貴たんとキスをしました。
数分間息が止まるようなやつを。何回も何回も。
いつのまにやら外はすっかり暗くて、雪が降り積もっていました。
ただそれでも、私たちは何度も何度もキスを交わし、お互いの気持ちを確かめ合いました。
10年間蓄積した、何とも言えないような愛情を確かめ合うように。
何度目かもとうに忘れましたが、そのキスをした時、美貴たんの手が私の胸に伸びてきて、
私は反射的に「ダメ」っと言ってしまいました。
すると美貴たんは申し訳なさそうに照れ笑いをしていました。
「ハハ、なんか変だねうちら」
「そう、だね。女同士なのにね」
「うん」
しばしの沈黙
「じゃあ、私そろそろ帰ろうかな。もう暗いし」
「う、うん、じゃあ、送ってくね」
「ああ、いいよ、近くだし」
そう言って立ち上がる時に美貴たんから何か金属チックなものが落ちました
そう鍵。
私は「あ!」と思ってそれをとっさに拾ってしまいました。
「美貴たん、私に何か隠してることあるでしょ?」
「ええ?」
「知ってるんだから。この引き出しの中にー」
そういって私は引きとめる美貴たんを無視して、引き出しに鍵を差し込み、がちゃっとロックが
外れたのを確認して、引き出しを開けるとそこには・・・
「美貴たん、何これ・・・」
「ああ、もう、別になんでもないよ」
「透明で、半球型だね」
「そうだね」
「それで。なんかホースみたいなのついてるね」
「そうだよ、亜弥ちゃんにはわかんないよ。悩む必要ないから」
「ああ!わかった!吸乳・・」
そこで美貴たんの鋭い視線を感じたので、そこから先は言わずじまいでした。
でも、美貴たんと10年も両想いだったなんて、神様最高のクリスマスをありがとう!
そして・・・
だめだこりゃ