川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
かおまこただいま
>>913 サンクスです
自分も買ってきました
イタズラっ子ってところがまこっちゃんらしくてイイですね
>>913 これは何ですか?
もしかしてヤンマガ?
>>917-918 ありがちょー
余裕でキヨスクの前をスノレーして電車に乗ってしまったorz
駅前のコンビニで買います
楽しみだぁ
どうも、お久しぶりです
また更新の期間が空いてしまいましたが、ようやくこれで
ラストになります
前回の続き
>>581-585
そして廊下を全力疾走しながら私の部屋から反対側、一番行くのが
面倒くさい視聴覚室を目指した。
麻琴も一言言ってくれればいいのにと少し恨んだけど、でもすぐに絶対あれは普通に忘れてたなと思い直した。
嘘をついて人を騙すなんて器用なことができないのは分かっている。
どっちっていうと反対に騙されたりからかわれたりするタイプだから。
遅刻しているのに悠長にそんなことを思っていると見慣れた後ろ姿を
発見した。
授業は既に始まっているのにその生徒はのんびりとした足取りで
廊下を平然と歩いている。
でもそれは分かっているから、自分の授業は先生がまだ来てなくて
始まっていないことを。
「麻琴!こんなときに会えるなんてすごいよね、私達って」
私はさらに頑張って走って何とか最後の角を曲がる手前で横に並ぶと、肩を軽く叩いて笑いながら顔を覗き込んで言った。
「いや、あの、一応2人共に遅刻してるんですけど?」
麻琴はなぜか少し疲れた顔をして深い溜め息を吐き出すと項垂れながら呟いた。
「だから先に行きなよ、私が後から部屋に入れば遅刻にはならないし。
そう考えると結構ラッキーでしょ?」
私は冷静に考えて教師らしく諭すように優しく言った、けれど言って
いることは教育者らしからぬことだった。
「そういう考え方ってあまり良くないと思いますけど、ここはお言葉に
甘えちゃいます。」
麻琴は小首を傾げながら真面目に悩んでいたけれど、すぐに悪戯っ子のような無邪気な笑みで答える。
そしてすぐに授業のある視聴覚室へと小走りで行こうとする。
「あっ、ちょっと待って!口の所にクリームがついて白くなってる。」
私はふとあることを思いつくと微笑を浮かべて少し慌てて引き止めた。
「えっ?そうですか?」
麻琴はそう言ってすぐに自分の腕で口元を拭おうとする、でもその手を掴んで止めると顔を近づけて触れるだけのキスをした。
それからすぐに唇を離すと何もついていない口の端を舌で軽く舐めた。
「うん、キスがクリームソーダの味だなんて青春って感じだねぇ。」
私は1人で満足したように頷きながらどこか遠くの方を見つめて
軽くからかう。
「こ、こういうこと廊下でしたらダメですって。」
すると麻琴は今にも泣きそうな顔をして瞳を潤ませながら弱気な声で言った。
「まぁ、バレなきゃ大丈夫っしょ。」
私は全く正反対に何の根拠もないのに自信ありげに平然と答える。
かなり大胆なことをしたと自分でも思うけど、キスくらいしないと
放課後まで寂しすぎるから。
「そういう問題じゃないないですから。もし誰かに見つかったら
どうするつもり何ですか?」
麻琴は今まで一番深い溜め息を吐き出すと、突然顔を上げると珍しく
声を荒げて言った。
そしてとても真剣な瞳でこちらを見つめると答えを待っていた。
「そうだなぁ、もし何かあったら・・・・・麻琴の所に永久就職する
から別に良いよ。」
私は軽く笑いながら今の問いを誤魔化すように言葉を茶化した、
でも目は決して逸らさずにまっすぐ見つめ返した。
何かあったら問題なることが分からないほどバカじゃない。
講師だから懲戒免職は多分ないとしても、間違いなくこの学校は2度と
私を雇ってはくれないと思う。
もしかしたら2人が会うことも禁止されてしまうかもしれない。
それでも麻琴に触れたくて、抱きしめたくて、愛しくってたまらない。
だからハイリスクを知りながらも止められないんだと思う。
「もしかして永久就職が狙いじゃないですよね?」
麻琴は半場諦めたような顔をして呟きながらも耳たぶが少し赤くなっていた。
「えぇー!もしかして麻琴は嫌なの?」
私はわざとらしく大袈裟に驚いてから拗ねた口調で問いかける。
「いや、その・・・・・嫌じゃないですけど家狭いですよ?ただ学生
だから大したお金も稼げないですし、生活はちょっと苦しいかなって。あっ、でも家事には結構自信があるんで任せて下さい!」
麻琴は少しの間考え込むと不安そうな顔をしながら真面目に答えて
くれた、そして最後にちょっと恥ずかしそうに歯を見せて笑う。
その言葉を聞いた途端に私の胸は大きく高鳴って震えた。
こっちは半分くらい冗談で言ったのに本気で答えてくれるのが
すごく嬉しかった。
そして自分では露骨に顔には出してないつもりだけど、胸の鼓動は
とても早く動いていてうるさいくらい鳴っている。
でも頬や耳がすごく熱いからきっとありえないくらい真っ赤になってると思う。
「あ、ありがと・・・・・。」
私は紅潮した顔を隠すように口元を手で覆うと少し俯けて小さな声で
呟いた。
「は?はぁ、どういたしまして。」
麻琴は自分の言った大胆な言動に全く自覚がないらしく、ただ普通に
この現状に戸惑っている様子だった。
「まあ、今の会話は後でゆっくりするとして。そろそろ視聴覚室に
行ったほうがいいよ、結構時間が経ってる気がするし。」
私は自分なりに平静を装いながら教室に行くように適当に話を逸らす。
「は、はい。それじゃぁ先生もすぐに来てくださいよ?」
麻琴は言われるままに背を向けて視聴覚室へと行こうとする、けれど
すぐに柱の横から顔を覗かせると名残惜しそうに言った。
でもその顔はいつもの無邪気な笑みに変わって最後に小さく手を振る、
そして顔を引っ込めると本当に行ってしまった。
教室のドアを開けて中に入ったら私達はただの教師と生徒という
関係になる。
放課後まで恋人という関係は一時おあずけ。
もうこの事実には慣れたと思っていたけど、実際そういう事態に
直面すると未だに寂しいなと感じてしまう。
私は窓を開けると枠に肘を乗せて外に顔を出した、そして少し冷たくて
心地良い風に当りながら熱を持った頬を冷ます。
「はぁ・・・・・それにしても今のはちょっとキタなぁ。」
とまだ火照りが治まらない頬に手を当てながら腑抜けた声で呟いた。
きっと今の表情は危ないくらいニヤけていると思う。
でもふと腕時計を見ると既に授業開始から15分が経過していた。
自分が完全に遅刻しているのは分かっている、後で絶対に教頭先生の
長いお説教があるのも分かっている。
でもこの頬の赤味が引くまで視聴覚室には行けそうにない。
以上でこの話は終わりです
予想以上に時間がかかってしまい自分でも少し反省してます
レスは返さなかったですが、読んでくれてる人がいることが
本当に嬉しかったです
それがすごい書く励みになりました、ありがとうございました
飯田さんが卒業するまでに出来て良かったです
それでは、お邪魔しました
928 :
夜具:05/01/24 23:42:26 0
>>927 お疲れ様でしたー
毎回更新楽しみにしてました
よかったらまた かおまこ 書いてねー
ノノノノハヘ
〆〃ハハ 川‘〜‘) 力作ご苦労さまでした
∩ ∬∬´ー) O,⌒|⌒| また機会があったら、是非
⊂´ ⌒ つヽ(⌒)(⌒)
 ̄ ̄ ̄
ただいま
コンビニで夕食とヤンマガ(σ゚Д゚)σゲッツ!!
>>920-927 キタ━∬∬∬´)━∬∬´▽)━∬∬´▽`)━∬´▽`∬━(´▽`∬∬━(▽`∬∬━(`∬∬∬━!!
夕食食いながら読まさせて貰いますよ
乙
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
卒
言 業
〆ハハゞ 飯 い し
∬´▽`∬ 田 ま て
ハ`ー-'`、 さ く も
!#`と二ノ ん り `
、ノ####ゝ、 で の ダ
ヽ~c_i.lヽ,#、#,) い ジ
`─ノ_,__,ゞ,,,,ゝ て ャ
| \ \\ 下 レ
小川麻琴 >=,)=,) さ
Makoto ゝ:::ヽ::ヽ い
Ogawa ヽ_)___) ね
川‘ー‘)||
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
かおまこおはよー仕事いってきます
>>927 お疲れ様でした
帰ってきてからゆっくり読ませていただきます
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
いってらっさい
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
かおまこおひるー
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
がんばって探してね
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
>>945 サンクスです
飯田さんに甘えるマコが今後極力見れる機会が少なくなるとおもうと
やはり寂しいですね…
Kindaiという雑誌にも何か載ってるらしいけど本屋で見つからない
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
>>927 乙です。
雰囲気がすごい好きな小説でした。
川 ゜〜゜)||
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
かおまこおはよう仕事いってきます
小説読ませていただきました
>>954さんと同じく、あの2人の雰囲気にすごいハマリました
また是非読みたいですね
川*‘〜‘)人(´▽`*∬∬
かおまこおひるー