___________新垣里沙と送る高校生活____12ヶ月目
1 :
名無し募集中。。。:
2 :
名無し募集中。。。:04/11/02 01:30:05
おつ
乙
最近落ちるのが早いなあ
4 :
名無し募集中。。。:04/11/02 02:55:32
新垣と深夜の長電話
新垣と深夜のお散歩
6 :
名無し募集中。。。:04/11/02 07:20:10
h
通学保全
授業中保全
昼前保全
昼休みが近づくにつれて落ち着きが無くなる新垣
午後保全
夕暮れ保全
新垣と一緒の笑顔が止まらない放課後保全
( ・e・) フー
帰り道保全
夕食保全
お風呂保全
借りていた教科書をうっかり持ち帰ってしまったから新垣の家へ返しに行くことに
玄関のチャイムを鳴らすとドアから出てきたのは
風呂上がりの濡れ髪でパジャマ姿の新垣・・・
19 :
名無し募集中。。。:04/11/02 22:29:28
イイヨイイヨー
おやすみ保全
深夜保全
愛を込めて保全
h
>>18 フワ〜リシャンプーの匂い
ほっぺが桃色ピカピカなのだ
朝練保全
>>24 学校で見せる雰囲気とはまた違ってドキッとする俺
でも喋り出すといつもの新垣
昼食保全
ところが
入浴で血行がよくなったのかレスポンスが異様に早い
オーバーアクションなもんで首から胸元に早くも汗の玉チラホラ
跳ね回るゴム球のような元気の塊、新垣
(無防備でないかい?)
「16歳ビィィ〜〜〜〜〜ム!!」
「お、おめでとう、、、」
「里沙いつまでもそこに居ると風邪ひくから上がってもらったらぁ〜?」という新垣のおかあさんの言葉にどぎまぎ
「お姉ちゃんまた変な人連れてきたんでしょ〜〜。あ、すみません!」
また?
またって……他に男が!
32 :
名無し募集中。。。 :04/11/03 21:10:50
age保
33 :
名無し募集中。。。:04/11/03 21:13:39
くり
ガキさんに妹いるの?
35 :
名無し募集中。。。:04/11/04 03:52:55
いるよ
( ・e・) 新しい朝です
保全の必要は無くても正確に圧縮時期は判らんしな…
はらはらと舞う落ち葉を教室の窓から見つめる新垣
落ち葉を取ってやろうと窓から手を出して教師に怒られる俺
復活?
e・)
( ・e・)
落ち葉を見て黄昏れる新垣
と思いきや頭の中は焼きイモのことでいっぱい
44 :
名無し募集中。。。:04/11/05 21:27:31
( -e-)
クリスマスに向けてがんばれ
就寝保全
47 :
名無し募集中。。。:04/11/06 05:59:56
さてと無意識保全
そろそろクリスマスイベントに向けてフラグ立てしなきゃ
午後保全
新垣の手編みのマフラー
編もうとして毛糸に絡まる新垣
「ちょちょちょちょっと!これ毛糸の方が絡んでくる!」
53 :
名無し募集中。。。:04/11/07 04:12:08
( ・e・)
結局編み物は断念する新垣
55 :
名無し募集中。。。:04/11/07 17:36:14
( ・e・)<ほぜんなのだ
お風呂から出てまったり保全
毛糸と戯れ遊べや新垣
58 :
名無し募集中。。。:04/11/08 12:26:47
弁当保全
59 :
名無し募集中。。。:04/11/08 19:39:25
( ・e・)<ほぜんなのだ
秋の保全
クリスマスをすっとばしてお正月に気が行っている新垣
62 :
名無し募集中。。。:04/11/09 06:59:23
( ・e・)
63 :
名無し募集中。。。:04/11/09 12:46:53
( ・e・)<まめにほぜんなのだ
ガキさんは手をつないでるんるんデート気分だ。
間違いない、とおれは思った。
「このジュースどんな味なのか
前から気になってたんだぁ」と言いながら
缶をおれに渡すガキさん。
自分はおいしそうにコーラを飲んでる。
「自分で飲みなよ」と言いたいところだけど
その笑顔には勝てないおれ。
自分が食べようとしてるガムを1枚くれるガキさん。
先におれにくれるなんてうれしいなぁ。
パチン!
痛っ!
ココアシガレットを食べてる時は
ちょっとだけえらそうになるガキさん。
教室に先生が近づいてくると
「先生が来たよー」とみんなに
教えてくれるガキさん。
掲示板にテストの順位を見に行くガキさん。
祈るように目をつぶってお祈り。
そして自分の名前を見つけて
「やったー!」と飛び上がって喜んでる。
「おめでとー!」と言いながら思わず抱き合っちゃったけど、
順位は下から3番目じゃん。
焼きそばパンを食べようとすると
「ああーー」と大声を出すガキさん。
だからあげないって。
ドッジボールのとき女子の中で1人だけ
果敢にボールに立ち向かうガキさん。
でも弱い。
忘れ物を届けてもらうためにお母さんにこっそり
携帯で電話するガキさん。
でも、お母さんが教室まで来てしまい、
「もう、げた箱に置いといてって言ったじゃん」と
顔を赤くしてお母さんを怒ってる。
ペットショップから離れようとしないガキさん。
さっきから「もう行こうよ」って言ってるのに、
「もうちょっとだけ」と言って
ずっと1匹の子犬を見てる。
おれを学級委員に推薦するのはやめてよガキさん。
いくら家が隣同士だからって窓から「おやすみー」って大声で言うのは止めてよガキさん。
もうなかった事になってそうだけど
てこ入れしてちょっと更新
では続き行きます
(つづき)
11月になった。今週から生徒会選挙期間だ。とはいっても俺の周りから出る奴はいないから、
ほとんどどうでもいい感じだったけど…
「えー、各クラスから立候補者を募る事になった。そこで立候補者を選びたいと思う。誰かいないか?」
そう言っても誰もあげる奴がいる訳はない。シーンと静まり返ったままだ。
「誰かいないのか…山下、どうだ?」
「はっ!?俺ですか?」
いきなり指名された。おいおい、ちょっと待ってくれ。何で俺が…
「大輔、いいじゃねーか。やってみろよ」
「そうだよ。面白そうじゃん」
人の気も知らないで勝手にはやし立てるクラスの連中。はぁ…断れなさそうな雰囲気だ。マズい…
「分かりました!じゃあ、俺がやります」
魔がさした。思わず言ってしまった一言。
「よし、決定だな。山下、頑張れよ」
かくして俺は、立候補者に祭り上げられてしまった。ああ…何でこんな事になっちゃったんだろう。
その日の放課後。俺はマジで涙が止まらなくなりそうだった。誰が好き好んでめんどくさい生徒会の仕
事なんか引き受けなきゃいけないんだ…
「はぁ…」
やる気のなくなっている俺。そこへ亀井さんがやって来た。
「山下君、元気ないね…」
「え?そんな事ないよ」
我ながら一発でバレバレの嘘をついている。どうしようもないけど…しょうがない、と思っていると、
「ね、いい事思いついたんだけどさ…」
亀井さんがある提案を持ちかけた。(つづく)
(つづき・Eri's eyeT)
目の前にいる山下君はとっても落ち込んでいる。そんなに落ち込む事もないと思うんだけどな…
「ね、いい事思いついたんだけどさ…」
落ち込んでる人見てほっとく訳にはいかない。山下君を元気付けなくっちゃ。
「何?」
「よかったら…私も手伝うよ。その…選挙とか」
「ああ…ありがと」
普通に答えられてしまった。うーん、明るくなってもらわないと困るんだけどなぁ…いつもの山下君じゃ
ないよぅ…
「あ、そうだ、里沙にもさ、手伝わせるよ」
「ああ…」
また同じ答え。もー、何とかならないのかな…
「大丈夫だって!気楽に気楽に!」
私はそう言って山下君の肩をポンと叩いた。
「ありがと。まあ何とかするよ」
そう言って山下君は教室を出た。
「また明日ねー」
私の声は、後姿で手を上げる事で答えられたみたいだ。でもせっかくだし、何とかしてあげたいな、そう
思いながら私は家路についた。
その日の夜。おやつのお煎餅を食べた私は、里沙に電話を入れてみた。
「もしもし?絵里ですよ?」
「分かってるって…番号登録してるし」
里沙の機嫌がちょっと悪いみたいだ。いつもならもうちょっと明るく喋ってくれるのに。
「んで、何の話?」
「いや…山下君の話だけど…」
「どうかした?」
どうかしたって言われてもちょっと困る。っていうか今日の里沙はなんか機嫌悪い。どうしよう…(つづく)
つづきはまた後で
ではまた
(つづき)
ここで電話を切るわけにもいかなかったので、里沙の機嫌を伺うようにしゃべる私。
「ね、ねえ…なんか手伝ってあげようよ…せっかくだし」
「え?何を?」
「だ・か・ら…」
里沙に放課後の事を話していちいち説明した。ちょっとめんどくさいけど仕方ない。
「ね、だから何か手伝ってあげようよ…」
「はぁ…まあいいけどね」
ノリの悪い答えだ。もう…さすがに絵里もちょっと機嫌悪くなりそうだ。
「いいじゃん、困ってるときはお互い様だよ〜」
「…こっちの身にもなってくれ」
そこだけ妙に怖かった。もしかして、里沙は山下君と何かあったのかな…
「ま、まあ、今日はもう寝るね。おやすみー」
「おやすみ」
慌てて電話を切った私は困ってしまった。何か里沙の機嫌が悪い。今まではあんまりそんな事なかったのにな…
「はぁ…」
お風呂から上がって、部屋でマンガを読んでいると携帯が鳴った。山下君からのメールだ。
「今日はありがとう…俺も頑張るよ」
ひょっとして、絵里役に立つことした?そう思うと何か嬉しいな…そう思って私は眠りについた。里沙にも何と
か言っておかなきゃ…(つづく)
ひさびさに更新しました
初めて大ちゃん以外視点入れてみました
まあ面白いかどうかは分かりませんがガキさん視点も入れる予定です
ではまた
82 :
名無し募集中。。。:04/11/10 01:07:30
乙です頑張ってください
友達からのくだらないメールを見てにやにやしていると、
「なに〜?もしかして彼女からのメール?」と
携帯をのぞき込んでくるガキさん。
内容を見せて、そんなんじゃないことを証明したいけど、
このメールは見せられないな・・・。
「あわわわわゴキブリー」とおれの腕にしがみつくガキさん。
そんなことばっかしてると、
ゴキブリ退治する人が減っちゃうよガキさん。
学校帰りに公園を2人で歩く。
「石焼ーきいも」と焼きいも屋の声が聞こえると、
すかさずこっちを見るガキさん。
職人さん GJ! 乙です
これからも頑張ってください、期待してます
「これおいしいよー」と
自分で買ったお菓子を半分以上友達に
配ってしまうガキさん。
遅刻しそうなのでパン1枚をくわえて家を飛び出すガキさん。
片手には牛乳瓶
こたつの中で、いつもおれの足の上に
自分の足をのせてくるガキさん。
のせない方が絶対楽なはずなのに。
コタツにいっしょに入る中田なんて
コタツで眠りこける新垣
昼休保全
調理実習の日にはしっかりゴーグル持参のガキさん。
みじん切りには包丁を2本使うガキさん。
でもあんまりうまく切れてない。
自分で作った料理を持ってきて
「袖にしわを寄せて作ったから全然おいしいよ」
とすすめるガキさん。
通貨単位は良い方だ
?
雨にがっくりうなだれる新垣
( ・e・)<100番です
うまく描けなくて何度も蛇の絵を描き直す新垣。
帰宅保全
雨の夜は漫画を読んで居眠りな新垣
おやすみ
爽やかな秋空が広がっている
新垣と並んで歩く並木道
木々からはすっかり葉が落ち、寂しげな風景になってしまっている
手を伸ばしているのに、届かない新垣の右手
まるで男友達の一人のように接してきたから、
「手をつなごっか」なんて今さら言えない
恥ずかしくなって二人でまたバカできなくなるし
「最近、映画見た?」
新垣が僕のことを気にもせず明るく聞いてきた
・・・こうして二人だけで帰ることになったのはいつごろからだろ?
悪友たちが気を使ったおかげで、僕は限りなく幸せだ
「・・・見てないけど?」
いつものようにぶっきらぼうに答える僕を見て、新垣は微笑んだ
「じゃあ・・・ネタバレしないね・・・」
そう言って、彼女は僕のコートの左ポケットに右手を入れてきた
「こうすれば・・・暖かい」
壁を取っ払うことのできない僕は、いつも後手に回るんだ
勇気も、彼女からもらってしまった
次は僕の番だ
「・・・!」
僕は、左ポケットに手を指し入れ、彼女の手を握った
そっと、そしてぎゅっと
土曜の昼下がり保全
保全
6本指の手袋を編んでしまった新垣
すでに枕元靴下準備の新垣
おやすみ
朝食保全
ハロモニ保全
晩飯保全
おはよう保全
雨に濡れる新垣
ビチョ濡れ新垣
寒いねえといいながら俺のマフラーをぶん取る新垣
おっはよー今日も寒いよねー!と教室に入ってきて、俺の背中に冷えた手を入れる新垣
教室の後ろのストーブに置いたやかんで遊ぶ新垣
昼食保全
「寒いーっ」っていいながらコタツに潜り込む新垣
コタツにミカンな新垣
冬の朝は二度寝な新垣
124 :
名無し募集中。。。:04/11/17 19:01:30
浮上
沈没
朝保
うーむネタギレか
そうでもない保全
夕食保全
期末テストに向けて頑張って
朝の保全
ひつの穂
夜の保
おやすみ
おはよう
新垣里沙と過ごす放課後の校舎
おや保
誰も期待してないうちにこっそり続きを投下
(つづき・Risa`s eyeT)
生徒会選挙、らしい…何かあんまり興味ないから、別に誰がなってもいいと思うけど。
「よし、決定だな。山下、頑張れよ」
アイツが指名された。ま、別にいいけどね。私がやれとか言われたら何が何でも拒否するけど…
「キーンコーンカーンコーン…」
授業が終わった。さ、帰ろうっと。
「絵里、帰る?」
「ごめーん、ちょっと用があって…ごめんね」
「いいよ、じゃ、また明日ね〜」
「うん」
という事で今日は私は一人で帰った。いつ以来だろう…気がつくといつも隣に絵里がいるので記憶にないくらいだ。
「ただいまー」
家に帰っても誰もいない。誰もいないので一人でおやつを食べながらテレビを見ている。
「絵里…何があったんだろう?」
何故か妙に気になってくる。もしかして、生徒会選挙の話とかだろうか。
「気になるなぁ…」
そんな事を考えながら、テレビを見ていると…携帯が鳴った。
「もしもし?」
「もしもし?絵里ですよ?」
「分かってるって…番号登録してるし」
今はそんな事聞いてるわけじゃない…ついつい口調がきつくなってしまう。
「んで、何の話?」
「いや…山下君の話だけど…」
「どうかした?」
やっぱり…そうだろうとは思ったけど。
「ね、ねえ…なんか手伝ってあげようよ…せっかくだし」
「え?何を?」
「だ・か・ら…」
マズい、私何言ってるんだろう!でも…何か謝れない。
(つづき)
「だから…山下君が…その…」
絵里が一生懸命説明してくれる。確かにそれは分かってるんだけど…何かね…
「ね、だから何か手伝ってあげようよ…」
「はぁ…まあいいけどね」
としか言えない。他に何を言えばいいんだろう…
「いいじゃん、困ってるときはお互い様だよ〜」
「…こっちの身にもなってくれ」
あ、思わず言っちゃった。本音だった。私はどうしたらいいのか分かってない感じだったから…つい…
「ま、まあ、今日はもう寝るね。おやすみー」
「おやすみ」
電話を切ってから、私は後悔しまくりだった。
「ああ…何であんな事言ったんだろう」
確かに最近、私はちょっとイラついている。いろんな理由からだけど、でも…だからって人に八つ当たりしていい
訳はない。
「ごめんよ、絵里…」
明日会ったら謝らなきゃ。そう思ってはいるけど…
「選挙、か」
何ができるんだろう?それ以前に私の力って…ホントに必要なのかな?私にできる事は、他の誰かでもできる気が
するし…
「お風呂に入ろっと…」
お風呂から上がって布団に入って…眠りに就こうとした時に私はある事を考えた。
「絵里…ひょっとして…」
(つづく)
(つづき)
悲しいかな候補に祭り上げられてしまった俺は、翌日から早速あれこれと選挙活動に追われる羽目になった。あー
あ、何で俺がこんな目に…遭わなきゃいけないんだ?
「えーと…演説会が…27日で…投票が…」
自分で喋るのは大変だが、それと同時に誰かに応援演説を頼まなきゃいけない。でも誰に頼もう?俺は…先輩には
ツテがないぞ…
「なー、今度喋ってくれよ…」
「悪りぃ、俺、そういうの苦手なんだ…」
友人はどうも連れない。ったく、人が困ってる時くらい助けてくれてもいいじゃねーか。
「まいったな…」
同性の友人がダメとなれば、あの二人のどちらかくらいしかアテはない。でも…受けてくれるのかな…?そこは自
信が持てない。
「キーンコーンカーンコーン」
終業のチャイムが鳴っても俺は家に帰れない。何だかんだと仕事が付きまとう。ったく、最悪だ…
「どうしよう…」
ない知恵を振り絞って考える。でも、元々ないものを搾り出して考えてる訳で、ろくな文章ができる訳はない。
「我が校の…実現を…」
短くなった日が暮れる頃まで教室にいたが、結局出来上がったのを読んでみると、ろくなのにならなかった。全く
持って無駄骨というやつだ。
「はぁ…」
家に帰ってまた文章とにらめっこしたが、大したものができる訳はない。
「あーっ!どうしよう!」
頭を掻き毟る。でも…だから何か変わる訳じゃない。俺はノイローゼになりそうだった。と…俺の携帯が鳴った。
(つづく)
(つづき)
「もしもし?」
「もしもし?絵里ですよ?」
電話の主は亀井さんだった。
「どうしたの?こんな時間に」
「いや、山下君、大丈夫かなと思ってさ…」
心配して電話をくれたらしい。それはとってもありがたいんだが…生憎俺は冗談が言える程心に余裕がない。
「うーん…大丈夫じゃないな…ごめんよ」
思わず本音を言ってしまった。亀井さんのことを信用してない訳じゃないが、あまり言いたくはなかった事だ。
「そっか、ごめんね…こんな時間に」
亀井さんの声のトーンがかなり下がった。もしかして…何かあった?
「どうしたの?元気ないじゃん」
何故か俺が逆に訊いていた。
「え?いや、ちょっとね…」
何だかだんだん俺も心配になってきた。
「実はさ…最近…」
「最近…?」
「ん…いや、何でもない!ごめん、また今度話すよ」
一体何なんだ?すごく気になるが…そうだ、俺は肝心な事を忘れていた。
「あ、あのさ…」
「んー?どうかした?」
「ちょっと頼みがあるんだけど…」
「はい?」
頼むなら今しかない、一か八か勝負!
(つづく)
(つづき)
「あのさ、今度の演説会…応援演説、やってくれない?」
「え?私がですか?」
「そう…頼むよ…」
もうこうなったらなりふり構っていられない。
「えー、私じゃ無理だよ…」
「そこを何とか…」
「ん…ごめんね、やっぱ私じゃ無理だよ…」
「そんな…」
俺は目の前が真っ暗になりかけた。と…
「でも、でもね。ちゃんと読んでくれる人、見つけるから、心配しないで。ね?」
「でも…」
「大丈夫、絶対私が見つけとく。もしダメだったら…」
「ダメだったら?」
「私がやるから、ね?」
「ホント?」
「うん」
亀井さんはそう言ってくれた。しかし…誰に頼む気だ?まあ、予想はつくけど。
「じゃあ、頑張ってね。応援してるよ」
「ああ、ありがとう」
電話を切って、俺は考えた。
「新垣に…か…」
何となく最近(あの誕生日以来)俺と疎遠になっているあいつが果たして受けてくれるんだろうか?かなり不安だ
ったが、今は亀井さんを信じるしかない。
「寝るか…」
不安な気持ちのまま、俺は眠りについた。
(つづく)
とりあえずここまで
ではまた
146 :
名無し募集中。。。:04/11/21 14:55:32
浮上
>>144 おつー
最近みないからちょっと心配してた
>>147 どうもです
ちょっと話の持って行き方に悩んでましてw
まあ姉妹スレともども展開がグッチャグチャになってしまったかなと思ってますw
がんばれー
>>149 ありがとうです
何とかしなきゃいけませんね…このスレも向こうのスレも
まあゆっくりやりなさい
小ネタでつないでおきますから
更新お疲れ様です。
大変だとは思いますが、ゆっくりでいいんで頑張って書いてくださいね。
学校で習ったので家でもパソコンに挑戦してみる事にした新垣
疲れてうとうとしていると小新垣がわらわらと・・・
妖精さんだ!
h
キーボードの型を頬に付けた翌朝の新垣
今日新垣が学校を休んだ
まさかあの噂は本当なのか?
本当だとすればオレはどうすればいいのか・・・
と祝日で誰もいない校舎にで悩む俺
カレンダーに赤チェックを入れる俺
赤いマフラーをなびかせ登校する新垣
そしてあからさまに体育は見学の新垣!
もう需要ないっぽいね、話が
冬の夜は天体観測な新垣
(つづき)
翌日。俺が学校に行くと、新垣がいない。
「あれ?あいつは?」
「里沙、今日は頭が痛いから休むって…」
「そっか…」
亀井さんに教えてもらって、俺は席についた。最近は朝が冷える。風邪でもひいたのかなぁ…
「今日は…」
朝から体育が待っている。全く持ってやる気がない。
「はぁ…」
寒々とした気持ちのまま体育に出る。今日はバレーボールだ。
「あぁ…動きたくねぇ…」
ポケットに手を突っ込んだまま体育に出る。空はとっても綺麗な青空だ。
「青空に 風を集めて 風車 くるくると…」
何で俺こんな歌歌ってるんだろう?自分でちょっと可笑しくなった。と…
「おい大輔、次お前のサーブだぞ」
友達にそう言われて俺は我に返った。
体育が終わって教室に戻り、次の授業に向かう。と…亀井さんが寄って来た。
「あの、昨日の話だけど…」
「うん」
「里沙に言っておいたよ」
「そっか…ありがと」
「じゃあ、また後でね」
そう言って亀井さんはどこかへ行ってしまった。俺は何とも複雑な気持ちで次の授業に向かった。
(つづく)
(つづき)
授業が終わっても俺は解放されない。今日も今日とて、演説会用の文章を作っている。
「ここをこうして…ここはこうして…」
そんな事を考えていると、
「山下くーん」
亀井さんがやって来た。
「あれ?帰らなくていいの?」
「何かさ、お手伝いできないかなと思って。はい、これ」
亀井さんが俺にコーヒーを買ってきてくれた。
「ありがと」
「座っていい?」
「ああ、いいよ」
そこから亀井さんといろんな話をした。俺が思っている以上に彼女は甘えんぼのようだったが、
しっかりしているところは(ちょっと驚くほど)しっかりしていた。そして…
「山下君、一つ訊いていい?」
「ん?」
亀井さんが俺に言った。
「里沙の事…どう思ってるの?」
「えっ…」
いきなり訊かれると答えづらい質問だった。どう答えたらいいんだろう…
「いや…嫌いじゃないよ、うん…友達、かなぁ…」
そうとしか答えられなかった。ホントの気持ちは…言えない。
「ホント?何か怪しいなぁ…」
無邪気にそう言う亀井さんが俺にはちょっと辛かった。どうやって答えればいいんだろう?
「だってさぁ、山下君いい人だもん…」
そう言った時、亀井さんの表情が少しだけ暗くなった気がした。(つづく)
(つづき)
暗くなったとは思ったが、それを言うわけにもいかない。わざわざそんな事言う奴はいない。
「俺はいい人なんかじゃないよ…」
自分が一番それは知っている。ただ…新垣のことが俺は…
「ひょっとして…里沙に恋してたりして?」
亀井さんが突然そんな事を言ったのに、俺は少しして気がついた。
「え!いや、まさか…ハハハ」
俺はそう言ったが…ホントは図星だった。って言うか…分かっちゃうのかなぁ、やっぱり。
「ホントかなぁ…でも、里沙もね…」
ん?一体何だ?もしかして…
「里沙もさ、最近なんかイライラしてるんだ…ひょっとして、恋の悩みかなぁっとか思っちゃうん
だけどね…」
あいつが?少なくとも俺にはそんな風には見えなかったけど…それが理由なのかなぁ…?
俺は話題を変えた。
「そういえば、あいつやってくれるかな?演説」
「ああ…微妙な感じ」
亀井さん曰く、今朝新垣にメールで頼んだら、考えとくと返事が返ってきたらしい。まあ、断られ
た訳じゃないから、脈はあるかも。
「そっか…明日は来るかな?あいつ」
「どうだろう…調子悪そうだったからなぁ…でも言っとくね」
「ありがとう」
亀井さんと雑談しながら文面を考えているうちに、外はすっかり暗くなった。演説の原稿も7割方
でき上がった。
「そろそろ帰れそうかな」
(つづく)
(つづき)
と…
「お前ら、まだやってたのか…」
担任がやって来た。っていうか…やらされたのは誰のおかげなんだ、全く…
「亀井も山下も早く帰れよ。真っ暗になるぞ」
「はいはい…ってか俺これ書いて帰るつもりなんですけど」
「そうか?まあ帰るときは電気消しとけよ」
そう言って担任が窓を閉めて出て行った。そこで
「あっ、電話だ…」
亀井さんの携帯が光った。(鳴ったら取り上げられるから、みんな音は鳴らさないようにしているのだ)
カーテンに隠れて、亀井さんが話し始める。
「もしもし…うん…今?学校…」
誰と話しているんだろう?と思いながら、俺は冷めたコーヒーを飲んでいた。
「うん、分かった。じゃあ、言っとくね…」
亀井さんが戻ってきた。
「誰?」
「里沙」
「えっ…」
もしかしたらと思ったが、まさか新垣かよ…
「里沙、調子悪いから明日も休むってさ」
「そっか…」
俺は内心気が気じゃなかった。もしかして…俺が何か悪い事したかなと思ったのだ。
「私もそろそろ帰らなきゃ。じゃ、また明日ね」
「ああ、今日はありがとう」
亀井さんを見送って、俺は文を書き上げた。(つづく)
(つづき)
もう時計の針は12時を回っている。
「寝よう…」
そう思っていると、携帯が鳴った。
「もしもし?」
「あ、もしもし…私」
新垣だ。ただし、声は相当疲れている。
「大丈夫か?」
「うん…まあね」
そうは言うが、とても声からしてそういう風には思えない。
「どうしたの?こんな時間に」
「あのさ…例の話…引き受けるよ」
「マジか!?ありがとう」
最後の最後で、何とかやってもらえる人が見つかった。俺はホッとした…が、新垣の体調が心配だった。
「お前マジで大丈夫か?」
「うん…ちょっと頭痛いだけだし…」
新垣は相当無理をしている感じだった。でも…わざわざ俺のために電話をくれた。俺はそれが嬉しかった
けど…なかなかそれが言えない。
「ありがと…とりあえず今日はもう遅いから、早く寝ろよ。おやすみ」
「ゴメンね…おやすみ」
電話を切って俺は眠りについた…まさか新垣にその後しばらく会えないとは、思っていなかった。
(つづく)
とりあえずここまで
まあ言いたいことは沢山ありますがとりあえずこの話を何とかします
ではまた
ほい乙華麗
こんなところに美里の歌詞を持ってくるとは
さすがに美里スレを立てるだけのことはあるな
とまったく別のところに反応してしまったw
携帯の着メロはモーニングコーヒー
でっかい手袋と長いマフラーが冬の新垣の定番アイテム
(・e・ )
雪が降るのを心待ちにしている新垣
(・e・ ) ププイッ
( ・e・)<雪の降る街 一人で 思い出と歩いた
.静かに 降る雪 手のひらにそっとのせて
雪だるまを作ってはしゃぐ新垣がみたい
長〜いマフラーを2人で首にまく。一方は俺、もう一方は新垣
もちろんマフラーは新垣の手作り
h
涙が止まらない放課後の新垣
( ;e;)
(つe;)
泣くな新垣!
はぁ〜!と白い大きな息を吐く新垣
俺の背後に忍び寄り、襟に冷たい手を入れてくる新垣
おやすみ
192 :
名無し募集中。。。:04/11/30 03:25:46
6
お昼の新垣
夕方の新垣
夜の新垣
196 :
名無し募集中。。。:04/11/30 19:10:06
バカばっかと呟く新垣
ho
お昼休みはウキウキ新垣
ほ
川VvV)<一輪車
みきてぃ?
h
h
圧縮とかー
冬空を凛とした目で見つめる新垣
h
下校途中夕焼けに染まる新垣を見て
ほ
ぜ
寒空の下で風邪をひいた新垣
ベッドで眠る新垣
「ごめんね、わざわざうちまでお見舞い来てもらっちゃって・・・」
「別にいいって。俺と新垣は友達だろ?」
「うん。・・・ね、こんなことなら、昨日ちゃんとあったかくして出かければ良かったなぁ」
「天気予報信じないからだぞ」
「だって、朝は空見たら晴れてたし、あったかかったし、まだ大丈夫かなぁって」
「そういう軽い気持ちで行動してると痛い目見るんだ」
「う〜ん・・・そうだね。」
「お前が風邪ひいたりすれば、お前のこと心配するヤツだっているんだからさ、もうちょっとこう・・・」
「あ、心配してくれてるんだ?もしかしてあたしのこと好きだったりするの?」
「ばーか」
「あはは!うそうそ、言ってみただけ。」
「まあでも、心配はするさ」
「うん、ごめん・・・あたしたち『友達』だもんね」
「・・・・・・・・・・・・・・・ちぇっ」
「え、なに?」
「・・・あー、まあ、そんなとこだよ」
「今度からはいつでもマフラーにコートで外出ることにするよ。また心配かけちゃ悪いもん」
「そうそう、そうやって一歩ずつ失敗をバネに、だな」
「うん。だから、今はガマンなのだぁ」
「だから今は、ゆっくり休養取ってじっくり反省しとけよ、心配かけやがって」
「あはは、わかってるって。厳しいなぁ、あたし病人なのに・・・」
「早く学校戻って来いよ、みんなも待ってる」
「うん、ありがと。・・・・あはっ、でもなぁんか、こういうのってうれしいよね」
「なにが?」
「待っててくれる人がいるのって」
214 :
名無し募集中。。。:04/12/03 00:21:44
>213
。・゜・(ノД`)・゜・。
ガキさーーーーーーーーーん
泣けるね
まったく、馬鹿みたいに安倍スレばっかり立ってるから <br> 他スレが落ちるの早くてしょうがない。 <br>
ho
昼休保全
かしまし2より
自転車必死でこぎました 遅刻はなんとかまぬがれた
あこがれのあの先輩に 汗だくで挨拶
つんく・・・
大丈夫。今頃ガキさんはI wishの詞を思い出して、安倍にメールしてるよきっと
風呂上がりの新垣保全
睡眠保全
∧_∧ ノノ_,ハ,_ヽ
( ・e・) ニィ ノlc|*・e・)|l <遅刻遅刻!
=〔~∪ ̄〕 ( O┬O
= ◎―◎. ̄ ̄ ̄ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
ノlc|*・e・)<あっ
/:::::::::::::::::::::::::::ミゞ
/:::: 丿::::::ノ::::::::丿::ヾ
|:::::::::::/::丿:ノノ::ノ::ノ
丿ノ:::::::丿. へノノ ソ
丿l^ 、 ノ丿 (・) (・)
ノ(ヽV ( ,ゝ )
ソ::. / _ ll _〉
丿 ヽ:: ‘ー''/ <やぁ元気?
│ ヽ──│
ノlc|*・e・)< こんちわ
/:::::::::::::::::::::::::::ミゞ
/:::: 丿::::::ノ::::::::丿::ヾ
|:::::::::::/::丿:ノノ::ノ::ノ
丿ノ:::::::丿. へノノ ソ
丿l^ 、 ノ丿 (^) (^)
ノ(ヽV ( ,ゝ )
ソ::. / _ ll _〉
丿 ヽ:: ‘ー''/ <はっはっは
│ ヽ──│
寝ぐせ直し保全
散歩保全
お昼寝新垣
はあ、ちゃむ・・・
ちゃむって・・・
新垣ちゃむ
クリスマスは一人?
新垣はクラスのクリスマスパーティにお呼ばれ
メンバーと亀井誕生日祝い兼クリスマスパーティ
その後ダッシュで同級生達とのパーティへ向かう新垣
家族が最優先だよ新垣は。
ケーキは自分で焼くんだよ。
(つづき)
新垣は次の日も学校に来なかった。俺は心配だったが今は自分の事のほうが先だ。とにかく、演説会の日
に来てさえくれればそれでいい…
しかし、数日経っても新垣はやって来なかった。もう時間がない、いよいよ明日が本番だ。
「なあ、あいつどうしてるの?」
亀井さんに尋ねる。が…
「うーん、里沙、最近メールも電話もくれないんだよね…」
親友の亀井さんにまでとは…相当重症なんだろうか?何かこっちまで不安になる。
「どうしよう…明日が本番だよ…」
焦ったらいけないとは思うけど、どうしても焦ってしまう。
「今日、学校終わったら里沙の家に行って来るよ。で、様子見てくるね」
俺の気持ちを察してか、亀井さんが言った。
「分かった。じゃあ、会ったら後で連絡くれって、言っといて」
「うん、わかった」
そういわれても気持ちの落ち着かない俺。そこへ…
「山下君」
「ん?」
「キャメッスル、キャメッスル」
「は?」
亀井さんが不思議な事を言って腰を振った。一体何だ、新種の踊りか?
「何それ?」
「え?私が昨日考えた踊り」
「はぁ…」
やっぱり亀井さんはちょっと変わっているな、と思いながら俺は教室を出た。(つづく)
(つづき)
授業も終わって俺は家に帰る。そして原稿に一度目を通すとテレビを見ていた。と、携帯が鳴る。
「ん…」
携帯を取る。
「もしもし?」
「もしもし?絵里ですよ?」
「どうだった?」
「それが…ゴメン」
いきなり謝ってきた。まあ、何が起こってたのかの想像はつくけど。
「会えなかった?」
「うん…ゴメンね」
謝られても反応のしようがない。困った…
「そっか、まあいいよ、後は何とかなるよ、多分ね」
そう言って電話を切った。でも…不安じゃない訳がない。
「じゃあ、また明日ね」
電話を切ってから、俺は一人で考えた。もちろん、悪い方に。
「もし明日、来なかったらどうしよう…」
難しく考え出すと、結局すべてが嫌になる…って歌があった。今の俺は、まさにそんな感じだ。
一度ネガティブになると、どんどんその方向へ走ってしまう。
ひょっとしてズル休みなんじゃないかとか、もしかして俺に会いたくないんじゃないのかとか、
そんな事ばかり考えてしまう。
「もう寝よう…」
考えて考えてドンドン気持ちはネガティブになってしまった俺は、布団に入った。明日はいよ
いよ演説会当日だ。
(つづく)
(つづき)
朝起きると、土砂降りの雨だった。全く…元からブルーな気持ちがもっとブルーになるじゃな
いか…最悪の朝だ。
「うう…腹痛い…」
緊張のせいか、妙に体調が悪い。おまけに今朝は寒い。冷え込んで、まるで冬のようだ。行き
たくないが、嫌でも行かざるを得ない。
「行って来る…」
暗い気持ちのまま、家を出た。大雨なので今日はバスに乗る。
「はぁ…」
吐く息も白い。氷雨って感じだ。
「人多いなぁ…」
バスに乗るのに行列ができている。雨だから、皆考える事は一緒なんだろう。
「ん…」
ついつい、目が新垣や亀井さんを探してしまう。でも…見つからない。
「先に行ったのかなぁ…」
結局同じバスで見つけられないまま、俺は学校に着いた。
「今日は5校時まで授業、6校時に生徒会選挙立会演説会を行います…」
校内放送の声が響く。そんな中俺は教室に入った。
「ん…」
教室の中は人の集まりもまばらだった。雨でみんな遅れてるのかな…
「あれ?」
新垣も亀井さんもいなかった。もう8時30分になる。万が一、来なかったら…嫌な予感。
「どうしよう…」
そんな事を考えていたら…亀井さんがやって来た。綺麗な長い黒髪が少し濡れている。
「あ、山下君…おはよう」
「あいつは?」
「里沙…昼から来るって」
「そっか…」
とりあえず来てくれる事は来てくれるみたいだ。それはいいけど…今はいないのか…
「で、でもさ、絶対来るって言ってたよ。だから、心配しないで、ね?」
亀井さんにそう言われたが、俺の心はまだ雨模様だ。いつになったら晴れるのかは、まだ分
からなかった。(つづく)
(つづき)
雨の中、授業は進む。そして、昼になった。
「ああ…まだ昼か…」
俺はいつもより何倍も長い時間を過ごした気分だった。やっと昼ごはんだ。
「さ、食べるか」
と言ってもあまり食べる気がしない。困ったもんだ。まあ、今日が終わったらちょっとは楽
になるかもしれないけど…そう思いながら弁当を半分だけ食べ終わると、
「山下君…ちょっと」
教室に戻ってきた亀井さんと目が合った。そして…俺を手招きした。
「ん?」
「これから…里沙来るって。それから…お願いがあるんだけど」
「何?」
「里沙の事、責めたりしないでくれる?」
「え?ああ、うん」
そう答えてはいたが、心の中で少しだけ、何で今まで来てくれなかったんだと思ってもいた。
「お願い…約束だよ」
「ああ、分かってる」
そう言って俺は教室を出た。今日の演説会の打ち合わせがあったからだ。新垣は事情で来れな
いと言うつもりだった。
部屋に入ると、俺以外に2人いる候補者と、その応援演説者が待っていた。
「山下君ですか?」
「はい」
そう言って打ち合わせの場に入る。新垣は今来れないと言ったら、伝えておけと言われた以外、
特に何も言われなかった。そして…打ち合わせが終わる頃。
「ハァハァ…すいません、遅れました…」
真っ赤な顔の新垣が、やって来た…
(つづく)
(つづき)
「あ、新垣さんですね?詳しいことは山下君に言いましたから、彼から聞いてください。では、
打ち合わせを終わります」
つれない言葉で会議が終わった。俺は会議の内容より先に、新垣の様子が心配だった。
「だ、大丈夫か?」
明らかに調子が悪そうだ。声にもいつもの元気がない。
「だ、大丈夫だって。ゴメンね、来れなくて…でもちゃんと喋る事は紙に書いてきたから、ほら」
引きつった笑顔を作って、新垣が俺に紙を見せた。確かに小さな文字で、沢山書かれている。
「あ、ありがとう…こっちこそごめん、何かすごく無理させたみたいで…」
「いいよ、だって、私がやるって言ったんだし」
顔が真っ赤な新垣は相当熱があるようだった。教室に戻りながら、俺はそれを訊いた。
「熱あるんじゃないか?顔真っ赤だぞ」
「うん…計ったら、39度3分だって…」
「え…お前…」
新垣とは対照的に、俺の表情は凍りついた。大変だ。病院に行った方がいい。
「病院行った?」
「うん…昨日ね、点滴打ってもらったんだけど…全然ダメだった」
笑顔にも力がない。きっと、演説会さえなかったら、休んでただろう。
「ああ、俺、何て悪い事をしたんだろう…」
さっきまでの気持ちはとっくに消えて、俺は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。でも…
「大丈夫、私何とか頑張るから、一緒に頑張ろ?」
全然大丈夫じゃない声で、新垣が言った。とっても嬉しい言葉。
「ああ、ありがとう…」
責めようと(少しでも)思っていた自分を恥じた。新垣は俺のためにここまでしてくれてる…
感謝せずにはいられなかった。
「さ、授業出るの久しぶりだなぁ…」
そう言った新垣はその後すぐ咳き込んだ。不安な気持ちは、やっぱり残った。(つづく)
乙
違うよ
ありゃ
247 :
名無し募集中。。。:04/12/05 18:04:39
ハンドルどうしたんだ?
まあ、いいんじゃない
いつもの肩ですか
(つづく) でわかるな
ですな
おやすみ新垣
ここのスレの皆さんはなっちの件をどー思もわれますか?
関係ないね!
遅刻保全
お昼の新垣
新垣と下校
おかえり新垣
冬の夕方は何だかセンチな新垣
半日以上前の事は覚えが悪い新垣
262 :
保田圭生誕フェア:04/12/06 21:31:55
保田圭生誕フェア
その手は桑名の焼きハマグリな新垣
264 :
名無し募集中。。。:04/12/06 22:43:27
あ
深夜にちょっとトイレに起きた新垣
復活男目
ぐっすりおやすみ中の新垣
はぁ、ちゃむ・・・
ho
hoz
( ・e・)(・e・ )
おひるやすみ〜
「今日は購買なの!早くしないとやきそばパン売り切れちゃうからっ!」と走る新垣
結局間に合わず、やきそばとロールパンを別々に買って、微妙な表情で戻ってきた新垣
ho
(・e・ ≡ ・e・)
ze
夕方に佇む新垣
空を見上げる新垣に「どうしたんだよ、ガラじゃないだろ?」と冗談半分で言う俺
n
期末テストの真っ最中な新垣
「あたし、科学なんてわかんないよー!」と、そもそも科目名を間違えてる新垣
数学の公式を折角覚えたのに使い方がさっぱり分からず結局鶴亀算の新垣
284 :
名無しさん:04/12/08 01:28:54
ガキさん超好き
いい国つくろう鎌倉幕府
朝保全
テスト保全
お昼の保全
居眠り新垣
いい国作ろう新垣帝国
「鳴くぞうぐいす平安京」と間違えて覚えて、平安京が何年だったか思い出せない新垣
てんぱったあげく「鳴かぬなら殺してしまえ平安京」に落ち着く新垣
あ、そっかぁ!「鳴かぬ奈良」で平安京って覚えたんだよね!と過去の事実まで捏造する新垣
勉強疲れの新垣
295 :
名無し募集中。。。:04/12/08 19:55:09
結局何年だかはわからなかった新垣
正解は794年
回答欄は「723」と書いた新垣
三世一身だな
もうちょっとテスト勉強しようか、そろそろ寝ようか本気で迷っている新垣
平安京といえばエイリアンな新垣
>>299 結局コタツで勉強してるうちに舟をこぎはじめる新垣
夢の中でも勉強してる新垣「・・・・水兵りーべ、僕のボート・・・ムニャムニャ」でもやっぱり間違ってる新垣
Zzzz...
寝不足で試験中にうつらうつらする新垣
305 :
名無し募集中。。。:04/12/09 11:29:34
机に頭を突っぷし、その拍子にふでばこの中身を床にぶちまける新垣
306 :
名無し募集中。。。:04/12/09 12:02:16
待に咬まれそうになった新垣
日本史の試験の選択問題で、教師が冗談で書いた選択肢
「冬支度におけるコタツとみかんの用意は旧憲法化では国民の義務とされていた」にマルをつける新垣
新垣的試験の法則
絶対ありえない答えが正解だに従ったまで
テスト終わって、必死に自転車こいで下校する新垣
試験疲れで今日は早めにおやすみの新垣
( -e-) クークー
おやすみ保全
ガキさんがこの1年で変わってきたのは
高校生活が良い方向に影響を与えているのではないだろうかと思いながら寝る前保全
マジレスかよ
正午保全
リアルでは高校いってませんからあーーーー 残念!!
単位は良い方だ。斬りっ
試験が終わった途端に、なんとなく遊ぶ気が失せた新垣
折角TDLのチケットとってあったのに・・・
>>316 どっかのサイトにそんなの書いてあったな
通信制いってるだろ!と思ったが
ネットの情報なんて
「TDL?TDLって・・・あーっ東京フレンドパークのことかぁ!」と頭文字も微妙な新垣
322 :
名無し募集中。。。:04/12/10 23:10:53
>319
しかし通信制ではやっぱり高校生活ていうほどのものは無い訳で。
・・・
「真実はみんなの心の中にある!」とわけわからないこといって強引にまとめに入る新垣
パッジェッロ!パッジェッロ!を頭の中で繰り返す新垣
なぜに?
でも結局たわしだろうなぁ、と思い巡らす新垣
ダーツは苦手な新垣
期末テストも終り来るべきクリスマスに向けてサンタさんにお手紙を書く新垣
とりあえず一投目は関口宏に向って投げる新垣
え?
学校帰り肉まんを食べてる俺を物欲しげに見つめる新垣
俺が肉まんを口に入れる度に「あーあ」とか「一口だけでいいのに」と聞こえるようにつぶやく新垣
半分くらい食ったところで不意に新垣の口の前に肉まんを差し出す俺
ほほを赤らめて固まる新垣
かわいい奴と思ってたら「もう肉が無いじゃない!」とお怒りの新垣
しょうがないのでコンビニで買って来てやろうと思った優しい俺
338 :
名無し募集中。。。:04/12/12 02:08:18
仕方なく、もう一度コンビニまで戻り、肉まんを買ってやる俺
ご満悦の新垣
肉まんが売り切れていたのでチーズまん
肉が入ってないって不平を漏らす新垣にあんまん追加
341 :
名無し募集中。。。:04/12/12 17:58:15
「あんまんじゃ肉入ってないもんなぁ・・・あ、そうだ!カレーの匂いがするぅわ♪帰りの道の出来事〜♪」
突然歌い出す新垣。カレーまんまで買うハメになった俺
変わり種の饅頭があると全部試したくなる新垣
キムチまん
今度の休みにはコンビニの饅頭制覇を目論む新垣
おやすみ新垣
饅頭の夢を見ている新垣
実はあの後、おなかいっぱいで晩ご飯入らなかった新垣
というわけで今日の昼飯は肉まん!な新垣
肉まんを買いに行こうと学校を脱け出した新垣
何故か付き合わされる俺
見事肉まんゲット!
と思ったら見回りの先生に発見される俺
そそくさと走っていく後ろ姿
既に危険を察知し逃げていた新垣
そして華麗に捕まる俺
もともとコンビニの肉まんは冬場アイスのショーケースで冷凍食品として保存し
スチーマーであつあつにして店頭販売したのがはじまりで
井村屋が元祖
と聞きもしないのに蘊蓄をたれる新垣
肉まんをおいしそうにパクつく新垣
そんな新垣を横目に先生に怒られる俺
ノlc|*・e・)|l<おはようお前ら
おはよう
「お前のせいで怒られたんだからな、帰りなんかオゴれよ!」と新垣に言う俺
食べかけの肉まんを差し出す新垣
蘊蓄はたれるんじゃなく傾けるんだと気づいた新垣
「なんだよ・・・」と、ちょっと照れながら食べる俺
当然中身の肉はなし
「おい、お前!」とツッコもうとしたら、「ねっ、また帰り、買い食いして帰ろ?」と笑顔で言う新垣
おやすみ新垣
366 :
名無し募集中。。。:04/12/15 07:19:16
ageho
h
新垣と昼休みと弁当
新垣と放課後の肉まん
なぜかスキー合宿に参加することになった新垣
肉まん
ほ
も
おはよう新垣
今日も肉マンな新垣
放課後やっぱり肉まんを食べにいく俺と新垣
ほ
二人肩を寄せ合い寒空の下食べる肉まん
肉まん
おやすみ新垣
肉まんの食べ過ぎで肉まんに埋もれる夢をみる新垣
( ;-e-) ニ、ニクマン・・・
夕方の新垣
心機一転あんまんにしてみる新垣
トルコの首都は?
ノlc|・e・)|<イルハン?
387 :
名無し募集中。。。:04/12/18 01:49:50
h
さすががきさん!
うーん
保じぇんとるまん
最近マンネリですね
今からクラスのみんなへの年賀状を用意する準備周到なガキさん
イモはんにするかプリントゴッコにするか小一時間悩む新垣
( *・e・) <じゃ…及川さんの使ってイモはんをとる。
395 :
名無し募集中。。。:04/12/18 22:34:24
カラリオは使わないのか
及川さん?
ノlc|*・e・)|l<カラリオなんて買うお金無いよ・・・
保全代わりにでも
(つづき)
俺は大いに不安だったが、何とか五時間目の授業は終わった。そして教室に戻ってきた
新垣と目が合う。
「いよいよだね」
「うん」
新垣の顔は相変わらず辛そうだけど、表情には力が戻っていた。
「さ、行こうよ」
そして俺たちは体育館に入った。外の雨音がちょっとうるさい。
「うわー、体育館の裏の部屋って、こんな感じなんだー」
体育館の裏にある部屋に初めて俺たちは足を踏み入れた。新垣は無邪気にはしゃいでいる
…が、声はまだ
おかしい。
「あ、山下君と新垣さんですか?」
「はい」
「順番が回ってきたらこちらから呼びますから、それまでここで待っていてください」
担当の生徒(きっと年上の人)がそう言ってどこかに行った。部屋には俺と新垣だけが
残った。ただ…何故か会話が進まない。部屋には時々咳き込む音と雨音だけが聞こえる。
「只今より、2005年度、生徒会会長選挙、立会演説会を始めます…」
司会の声がした。さあ、いよいよだ。
「はぁ…落ちつかねえ」
今まで人前で演説したのなんて初めてだ。緊張しない訳はない。
「ねー、私なんかもっと落ち着かないよ」
新垣が後でそう言った。声が嗄れている。
「はは、ま、それもそうだな」
俺は当たり障りのない事を言って答えた。と…
「それでは今から演説を始めます。まず、1年5組、山下大輔君…」
俺の名前が呼ばれた。俺と新垣は部屋を出た。
「応援演説者は1年5組、新垣里沙さんです」
「じゃ、読んでくるよ」
そう言って新垣が笑った。そして壇上へ向かう。(つづく)
(つづき)
「え、えーと、私は…山下君がいいと思います。なぜなら…その…」
ん?新垣は原稿を持って出たはずなんだけど…そう思って足元に目をやった俺は…
「あ!」
とんでもないものを見た。そう、足元には新垣が読むはずだった原稿。
「ああ…あいつ…」
原稿を落としたのに気がつかず、新垣は壇上に上がってしまったのだ。そう、手ぶらで。
「どうしよう…」
俺は不安になった。と…全てアドリブ構成の新垣は、思いもよらない事を口走った。
「それは、山下君がこの学校を愛しているからです!」
「…ハァ!?」
俺、一回でもそんな事言ったか?頭の中がパニックになって来た。
「山下君は…誰に対しても優しいし…みんなの事を考えてくれるし…」
しどろもどろの演説が続いていた。新垣の顔は真っ赤だ。
「で、私は…それで…山下君を推薦します」
訳の分かんない展開だったが、どうにかこうにか話は終わった。新垣が(一応の)拍手
の中戻ってきた。
「ゴメン…原稿…」
「これか?」
俺が拾ったものを見せると、新垣はそれを手にとって呟いた。
「ゴメン、せっかくだったのに…」
「いいよ、気にすんなよ、俺まで落ち込むじゃねーか」
他に何かいい言い方があったのかもしれないけど、今の俺はそれくらいしか言えなかった。
「続いて、立候補者の山下君の演説です」
さあ、俺の出番だ。俺は壇上に上がった。(つづく)
キター!
おぉ!!
乙
ほ
ハーハーと白い息を出して遊んでる新垣
「今度クリスマス、予定ある?」突然聞いてきた新垣
おもわず「あ、あるよ!あたりまえじゃん!」といってしまう俺
「あ、そうなんだ・・・そうだよね」なぜか寂しそうに言う新垣
もどかしい青春の濃い
ハロモニからするとやっぱ通信制やってんのかもね
すれ違う二人の心
「せっかく休み取れたのになぁ・・・」がなかなか口に出せなくてもじもじしている新垣
(つづき)
「えー、この学校の生徒会長になった暁には…」
我ながら堅い。そしてぎこちない。でも…これが終わったら楽になる。
「…という事で、ぜひよろしくお願いします」
何とか演説を終えた俺は新垣と一緒にクラスの列に並んだ。ホッと一安心だが…まだ会は終
わってない。
「私はこの学校をよりよいものにするために…」
隣のクラスの女の子の声が聞こえてきた。きっと、この人が選ばれるだろう。でもそれでい
い。っていうか、俺が選ばれたらどうしようって事になる。
「以上を持ちまして、立会演説会を終了いたします」
ボーっとしてる間に演説会が終わっていた。今日はこれで終わりだ。後は投票を待つだけである。
「あーあ、くたびれた」
新垣と亀井さんを見送ってから、俺は家に帰った。家に帰ると何だか疲れがどっと出た気がした。
「寝ようっと…」
眠りについてしばらくして、俺の耳に何か音がする。
「ん…」
携帯が鳴っているらしい。出ようかと思ったが寝床から抜け出す気にならなかったので俺は出な
かった。
「ん…寝よう」
長い夜の中、俺は夢を見た。夢の中の俺はなぜか楽器を弾いていた。そして…歌うのは新垣。
「涙 止まらないわ〜」
一体何の歌だか知らないが、新垣と亀井さんが歌っている。そしてステージの前には大勢の生徒。
どうやら文化祭らしい。
「幸せが〜過ぎるから〜」
歌を聞きながら俺は楽器を弾いていた。と…
「ああ、夢か…」
いつの間にやら、外は少しずつ明るくなっていた。いよいよ、投票日だ。(つづく)
(つづき)
俺は何だか落ち着かない感じで授業を過ごした。そして6時間目、投票の時間だ。
「大輔〜、落ち着けよ〜」
周りに冷やかされる。別に冷やかされることなのかは微妙だけど。
「べ、別に何もないよ」
選ばれる訳ないと思ってるから、気は楽だ。だけど、やっぱり変な気分なのも事実である。
「さ、みんな廊下に並べ」
担任が言った。そしてみんな投票し終えて教室に戻る。
「緊張するね」
「うん」
亀井さんの言葉に新垣が頷いた。やっぱり新垣の声は嗄れている。
「ね、山下君、もし選ばれたらどうするの?」
亀井さんに訊かれて、俺は少し戸惑った。全くもって情けないが、仕方がない。
「そうだなあ…亀井さんやってよ、副会長」
「え?絵里が?無理だよぅ…」
なぜか体を揺らしながら亀井さんが俺に言った。そして二人して新垣の方を見た…
「え?私?ちょちょっと…無理だって」
新垣はいつものように答えた。ただそのあとすぐに咳き込んだが。
「投票が終わったぞー」
担任の声がする。でも…開票が終わるまではみんな帰れない。
「まだかよー」
「だりいなぁ」
みんな早く帰りたそうだ。まあ、俺もそう思ってるから、何も言えない。と…
「ピンポンパンポーン…」
いよいよだ。
「本日の生徒会会長選挙、投票結果を発表いたします…」
パッと教室の声が止んだ。(つづく)
(つづき)
「安西今日子さん、175票、山下大輔君、145票…」
負けた。俺は落選だ。
「あーあ、残念だったな、大輔」
「しょうがねーよ、ハハハ…」
みんな帰っていった後、亀井さんが言った。
「ね、三人で残念会しない?」
「残念会?」
「ここまでみんな頑張ったしさ、ね?」
そう言って、俺たちは帰りにドーナツ屋に寄った。
「もうすぐ二学期も終わりだね…」
「そしたら、クリスマスだよー」
亀井さんは浮かれているが、俺たちにはその前に一つ残っているものがある。
「まだ期末があるぞ」
「えっ?あっ、そうだったぁ…」
亀井さんのテンションが一気に元に戻る。
「ね、里沙、どうしよう…」
「ちょちょっと…私に訊かないでよ…私も勉強してないし…」
「やれやれ…俺の分かるところなら教えてやるよ」
見かねた俺は助け舟を出した…もっとも、俺も別に成績優秀って訳じゃないけど。
「ありがとー、お礼に今度肉まんおごるね…ゴホンゴホン…」
「ちょ、ちょっと、里沙大丈夫?」
「うん、大丈夫大丈夫」
新垣がコップの中のジュースを飲み干した。
しばらくして俺たちは店を出て別れた。家に帰ってしばらくすると、新垣からメールが届いた。
「ゴメンねー、私が原稿落とさなかったら選ばれてたかも…」
新垣は優しいやつだなあ、と俺は今更ながら思って、ちょっと笑ってしまった。
「いいよ、お前らしいじゃん」
そう返信して、俺は夕食を平らげた。(つづく)
とりあえずこれで選挙編は終わり
次はクリスマス編になります
ではまた
マタキテルー!
ほ
乙
期待保全
ほ
冬の寒空と新垣
「ねぇね?彼女欲しいって思ったことある?」空を見上げたまま聞いてきた新垣
唐突な問にどぎまぎして言葉がでないおれ
ho
黙ったまま冬の星空を見あげる二人
放課後の新垣
寒い日に手をつないで下校する二人
一組しかない手袋
つないだ手は裸
「あったかいね」と笑顔の新垣
新垣にとってはクリスマスより正月
ho
「もういくつ寝るとお正月〜♪」
今日で学校が終りだからテンションが高い新垣
ho
下校の新垣
マフラーを編む新垣
クリスマスはどうするのかな
おやすみ新垣
保全代わりに少しだけ
(つづき)
「ふあーあ、今日で終わりかあ…」
布団からゆっくり出た俺は大きく伸びをした。今日は終業式の日だ。
「寒い…」
そして、今日は冬至。山が近いこの街は朝からメチャクチャ寒い。
「ふう…」
布団から這い出た俺はストーブに火を入れる。そしてテレビをつけると…
「もうすぐクリスマス!そこで今日はクリスマスを楽しむお勧めスポットを紹介!」
クリスマスの話題が流れている。もっとも、俺にはあまり縁のない話だ。何せ、生まれてこの方、
親以外の誰かと一緒にクリスマスなんか過ごした事はない。
ただ…今年はひょっとしたら情勢が違うかもしれない。もっとも、確証はないけど。
「行ってきます」
家を出ていつものように学校に行く。外はすっかり冷え込んでところどころ霜が降りている。
教室に着くと、真っ先にストーブの前に行く。寒くて顔が真っ赤だ。
「お前、顔真っ赤だな」
「大輔がトナカイになってどうするんだよ」
なぜか笑いの種になってしまった。まあどうでもいいけど…寒い。
「おはよー」
いつもの声が響く。そう、あの二人だ。
「よう」
「寒いねー、手袋してても全然意味ないよー」
挨拶より先に新垣はそうまくし立てた。そして手編みらしい手袋を取る。素手は少し赤い。
「私も寒くてさあ…冷え性なのかなあ」
亀井さんがそう言った。彼女の顔も赤い。
「今日で学校も終わりだね…」
「どうだったよ?テストの結果は」
「聞かないでよ」
新垣がそう言った。もっとも、目は笑っている。
「さ、今日で終わりだから、がんばろー」
亀井さんは能天気というか、相変わらずだ。そして、今年最後の学校が始まった。(つづく)
(つづき)
冬の寒い時期に体育館に缶詰めは地獄だ。寒いったらありゃしない。もちろん暖房なんかないから、
用意周到にひざ掛けまで持ってきてるヤツもいる。
「えー、冬休みにはぜひ一つ本でも読んでですね、新年を迎えるに当たり…」
校長の話はいつ聞いても長い。大体、誰もそんな事は聞いてないっての。
寒さに凍えながら、それでもそわそわしながら時間を過ごした。そして、やっとこすべてが終わる。
「さ、みんな体には気をつけていい年を迎えろよ、それでは解散!」
教室からみんな一斉に出て行く。今年も終わりだ…って、俺にとっちゃまだ終わってない。と…
「あれ?」
いつの間にか、新垣と亀井さんの姿が見えない。一体どこへ行ったんだ?もう帰ったのか…
「あーあ…」
内心がっかりしながら俺は家路についた。クリスマス…できれば遊びに誘いたかったのになあ…
「ただいまー」
家に帰っても両親共働きだから俺の家には誰もいない。空しく声が響く。
自分の部屋だと寒いので居間のコタツに入りながらゲームをやる。休みの間は時間を気にせずにゲ
ームができていい。
「ふう、やっとここまできたぞ」
ウィザードリィを半分進めて昼ごはんのカップうどんを食べる。と…携帯が鳴る。
「ん?誰だ?」
携帯を取る。
「もしもし?」
「もしもし?絵里ですよ?」
亀井さんからだ。内心ちょっと嬉しい俺。
「どうしたの?」
「あのー、あさって、私の誕生日なんです。よかったら…プレゼント…欲しいなあって…」
俺は危うくずっこけそうになった。何だそれ、催促かよ…と思ったら…亀井さんがある事を口にした。
(つづく)
(つづき)
「もちろん、里沙も来るよ?」
「…ん?」
またいつもの展開か、それを望んでいる自分がいるけど、ちょっとだけ嫌かもしれない自分もいる。
何か複雑な気持ちだ。
「ね、山下君も来る?」
「来るって…どこへ?」
「私の家」
「はあ…」
またかよ、って思いながら適当に答える俺。でも…オイシイシチュかもしれない。
「俺が行っていいの?」
「もちろん!里沙も喜ぶよ、きっと」
「そっか…」
俺は決断した。
「じゃあ行くよ、あさってね?何か買って行くよ」
「ホント?ありがとう!」
亀井さんは無邪気に喜んでいる。まあ、俺も嬉しくない訳はない。でも…何か釈然としない気持ちが残
るのは一体なぜなんだろう?
電話を切って俺はすっかり冷めたうどんを食べ、再びウィザードリィを始めた。しかし、結局結論は夜
になっても出ないままだった。
(つづく)
とりあえずここまで
クリスマスにはクリスマス編を書きたいけど…ではまた
h
o
「あのさ、あ、明日はクリスマスイヴだね」またクリスマスの話題を振ってきた新垣
「・・・俺、明日暇になったんだよね・・・」伏し目がちに呟いて反応を見る俺
マジレスするとイブは家族と一緒だよ
ho
452 :
名無し募集中。。。:04/12/23 22:00:03
ze
明日はクリスマス
おやすみ新垣
ho
新垣・・
新垣里沙とクリスマス
結局家族と過ごす新垣
クリスマスなのに家族と一緒な俺
寝ようとした所にかあちゃんが来て「里沙ちゃんが来てるよ」
∬・e・∬<ほ
ho
ガキさん・・・
いそいで私服に着替える俺
買っておいたプレゼントを忘れずに持って出かける俺
え、えくすて・・・?
∬・e・∬<エクステンション=付け髪だニィ
おしゃれさんだね・・・
ho
お昼の保全
夕方なので保全
めっきり廃れましたね
ちょっちゅね
夜の新垣
12ヶ月=1年経ったからね
そっかもう卒業だな
里沙ちゃん・・・
冬休み、新垣とは初詣に行く約束をした
だがしかし
風邪を引いてしまった
po
夜保
ガキさんはプーケットとかいってそうだな
゚.;゚ ; :;; ザバーン!!!!!!!!!
。゚ .;.;:::
/⌒ ̄⌒`´ ̄`〜ヽ'ー--、
_/ ιυっ ̄~つyへつ
/ フっιつ人´ / /つυ^っへ っっ
/ /つつ。o/ / / / ^つっへυっつ
_/ 〉o°o。 。 / / /°>つっっっつっっ
/ \γ、。 o 。 /o。/ /つっっつっつ
__/ `⌒ヽっ/ 。/ / っつ) っつっつ
=/ っっ τ-っつつっ、。/ /ノノノヽ \三 〜 〜 〜
 ̄ っっ )) ) っつつつ。ノ / (・e・;) \三 〜〜 〜
つつっιつ) ⌒つっ) っつっつ。 °ノ/ ( ) \ 〜〜〜
つっιつ つっ) っっつ っつっつ。°ノ UU \三 〜〜
つっιつ) ⌒つっ) っつっつ。 つ / \〜〜
〜〜 つつっ 〜 つつ) っっ / \ 〜
ずれてるずれてる
ho
昼保
夕保
491 :
名無し募集中。。。:04/12/28 17:55:29
つ
高校生活を送るうちに初体験したり
正月に向けて晴れ着を用意する新垣
ガキさんと初詣
新垣と見る初日の出
初詣は聖地東京タワー参りに行く新垣
朝の保全
今日、漏れの誕生日をいわってくれる新垣
おめ
こたつに入って居眠りしている新垣
ハァ━━━━━━ ;´Д`━━━━━━ン!!!
俺は喜び庭駆け回り里沙はコタツで丸くなる
雪やこんこん
あられやこんこん
みかんに開けた穴に親指をつっこんだままこたつで眠る新垣
寝るな死ぬぞ!
朝の保全
ミカンに襲われる夢を見る新垣
夢の中出みかんにまゆげビームで応戦する新垣
負けるな僕らの新垣!
戦え僕らの新垣!
超合金眉毛戦士ニーガキ
次回へ続く
・・・というところで目が覚めてしまった新垣
クラスのみんなで初詣にいくことになっちゃった新垣
・・・が、俺は新垣と2人きりで初詣に行けると勘違いしてる12月31日
そのことをなかなか言い出せない新垣
お年玉!お年玉!
一応両親にプレッシャーをかけておく新垣
保全して寝る
よいお年を!
先生の所にも年賀状出さなきゃだめよとお母さんに言われて慌ててかき出す新垣
コタツで新垣と二人で食べる年越しそば
おせち作りを手伝う新垣
夜の新垣
大晦日に雪だるまを作る新垣
目と口にはさっきのおせちの残りの黒豆
が、大きく作りすぎて動かせなくなる新垣
というわけでこの寒空の中呼び出された俺
やっと作り上げた頃には雪も止み夜になってしまいましたとさ
1月1日0時を過ぎてすぐの新垣からのあけおめメールに新年早々喜び勇む俺
・・・が、メールの最後に初詣にみんなで行くことになったと書いてあり新年早々へこむ俺
あけまして眉毛ビーム!
というメールが
新垣と初詣
初詣のおみくじで見事大吉を引き当てる新垣
大吉だから何かおごって、とねだる新垣
夕保
しょうがないのでお守りを買ってあげることに
533 :
名無し募集中。。。:05/01/01 20:31:56
保
何故か家内安全のお守り
535 :
FLA1Aal212.sig.mesh.ad.jp:05/01/02 01:24:57
「眉毛ビーム!」と言いながら吾輩の眉毛をひっぱる新垣
「ビーム出ないよ〜!」 ブチブチッ
さらしてまで・・・
昼保
親戚のおじさんにお酒飲ませられそうになる新垣
それは逃れたものの水と日本酒を間違えて飲んでしまう新垣
そしてすっかり酔ってしまい、寝かせられる新垣
そこへ!
ピンポ〜ン、と一緒に初売りに行くため新垣家を尋ねる俺
おやすみー
保
朝の保全
昼の保
玄関まで起き上がってきた新垣。「あれ新垣、風邪か?顔赤くない?」
夕方の保全
夕飯の保全
ガキさんお年玉いくらもらったのかな
パン保全
コンビニ保
おやすみ新垣
朝の保全
昼保
新垣と昼ごはん食べたい保
新垣から年賀状来た?
年賀状を出し忘れて直接渡しに来る新垣
しかも普通の歯が木。
葉書
深夜の保
おもちを焼いている新垣
やっぱりたれはしょうゆ?
夕保
お年玉で何を買おうか思案中の新垣
夜保
深夜保
おやすみ
おはよう新垣ho
昼保全
「ホント寒いねぇ・・・」「な、ホント寒いよなぁ・・・」そんな夕方保全
そういいながら肉まんを食べて過ごす早春の夕暮れ
夜保
0時次保
おやすみj保
なんとなく保
ho
お昼寝新垣
学校は?
学校で
寝ているうちに放課後
夜の保
昼寝が止まらない放ry
夜中にちょっとトイレに起きるが、またすぐに寝る新垣
寝正月だった新垣
ho
寝正月でちょっぴり太った新垣
新年の挨拶が「明けましておーーーっす!!」なガキさん
おやつを頬張る新垣
羽子板やって墨だらけな新垣
夕保
あわてて冬休みの宿題をやる新垣
がんばれ
新垣
おやすみ
おはよう
明日からいよいよ学校だね
と、明日は成人の日なのに学校に行くまんまんの新垣
と、明日は成人の日なのに学校に行くまんまんの新垣
二重カキコスマソ
いえいえ
ほ
夕保
にぃ
やっと宿題が終わった新垣
やっと宿題が終わった新垣
ふかわってるよ
ほ
おやすみのほ
ねるほ
寝坊して自転車立ちぎで学校に向かう新垣
学校について今日が休みだったと気づく新垣
やっちまった!とおもいながら人目を忍んで家路につく新垣
大寝坊して走って学校へ向かうオレと鉢合わせする新垣
オレを見て大笑いする新垣
お互い制服なのに・・・
せっかくなので2人でマクドナルドにちょっと寄り道
クラスメイトたちと偶然会ってしまい「お前ら付き合ってんのかよ!」と冷やかされる俺と新垣
ケッ
パィ
ぽう
という初夢を見た俺
ho
今日から元気に学校な新垣
突然「な〜つがく〜れば思い出す〜♪」と白い息ハアハア吐きながら歌い出す新垣
「気分は夏で!」といいながらさむそうに震える新垣
夕保
夜保
スースーとかわいい寝息を立てる新垣
おやすみ
おはよう
おやすみ
学年末テストの足音が忍び寄る時期
ほ
放課後と焼きイモと新垣
夕保
後ろからオレの襟の内に手を突っ込んできて…
「冷てっ!!」
「えへへへ」
「待てコラ新垣ぃぃ!!」
なんてやってみたい保全
モー娘。のメンバーにしてあげるといわれて危うく600万払いそうになる新垣
実は寝顔がかなり色っぽい新垣
おやすみ新垣
朝から元気いっぱいの新垣
でも授業中は居眠り
5時間目に寝て、6時間目に起きる新垣
いい暮らししてんな
なんでそんなに眠たいの?
新垣だからだよ。
なるほど
実力テストの勉強で徹夜する新垣
そのまま机で寝てしまい英語のノートによだれのシミを作ってしまう新垣
しかも明日は試験後すぐにノート提出
あわててこすって穴を開ける新垣
とりあえずそのページを破ってみる新垣
徹夜のせいで試験中、眠くなってしまった新垣
実力テスト 問2
ある高原ではx頭の羊が飼育されています
すべての羊毛を刈り取るために必要な時間は300分です
また一頭あたりに必要な時間は30秒です。羊の数を数えなさい。
300割る30で、10頭!!と早合点する新垣
新垣と答え合わせ
「やっぱここは10頭で正解だよな」
「ねー」
「でも、先生はなんであんな簡単な問題出したんだろうね?」
「サービス問題だろきっと」
「だよねー」
こらこら
夕保
試験疲れでいつもよりはやくおやすみの新垣
Zzzz
試験に解放されて徹夜で遊び倒すつもりの俺
新垣は熟睡中
朝の保全
( -e-)zzz
昼保
4時の保全
起きろ新垣!
負けるな新垣!
夜保
夜中保
雪が降らないでガッカリな新垣
お休みの保
寒いので布団から出てこない新垣
寝正月な新垣
「あっめあっめ降れ降れもっと降れ〜♪」と歌った5分後くらいに
寒くてふるえながら「早く雨やまないかなぁ」とつぶやく新垣
結局コタツで丸くなる新垣
夜保
おやすみ新垣