さゆ・・
エロ杉。作者さん乙です。
どうも作者です
昨日の夜はかなり眠くて
打ちながらウトウトする位だったんですがw
それがかえってリミッターを外してくれたのかもしれないです
>>282〜
>>287と前回で完全に方向が定まったんで
もっと危険な方向へ走るつもりですw
今夜も更新予定なのでお楽しみに
ではまた
さゆの身体が俺の身体の上に横たわっている、俺の気持ちを昂ぶらせるには充分すぎるほどの刺激的な姿で。
「アッ…」
やっと意識が戻ったらしい。俺の責めでイッてしまったさゆは身体をようやく起こした。
「気持ちよかったんだろ…正直に言ってみろよ…」
さっきさゆをイカせた事、そして(どこまでホントか分からないが)今日は殺さないという言葉を聞いた事
で俺は心に余裕を取り戻しつつあった。そして…
「ここまで来たら、もう好きなようにはさせない。俺の好きなようにしてみたい…」
そんな欲が出てきた。大体、中学生にも見える女の子が俺とセックスを繰り広げているのだ。そうそうある
シチュエーションじゃない。欲情しない方がおかしい。
「もっとおかしくしてやる…」
俺は完全にさゆの魅力に染まっていた。あれだけ抵抗した割にはあっけない。皮肉なものだ。
「さゆ…ちょっと…」
この時、俺には何かが宿っていた。説明するのは難しいが…要するにとてもおかしくなっていたのだ。
「ん…」
さゆが身体を向けた瞬間、俺はさゆの尻を叩いた。
「パチーン!」
まるでプロレスのチョップ合戦のような音がした。
「痛い!」
さゆは「どうして?」という表情を浮かべている。とてもさっきまでの表情とはかけ離れている。
「何で…」
「いいじゃないか…」
俺は完全に何かが乗り移っていたようだ。さゆの尻を叩き続けた。
「あっ!ああっ!」
6,7発ほど叩いただろうか。さゆの白い尻は赤くなっていた。
「もう…ダメ…」
目の前にいるのは、さっきまでとはうって変わって無抵抗状態のさゆ。俺はもう迷わない。夢中で彼女を責めた。
という事でとりあえず今夜はここまで
次回はもっとディープに行きますw
ではまた
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!
作者さん乙
お疲れさまです
外出中なので帰ったら前回分と併せて追加しておきます
今回のお尻ペンペンネタはあまりいただけないな
めずらしく昼間からつづきw
「ううん…」
さゆはさっきと別人のように大人しくなった。とても今まで俺を責め続けた奴と同一人物とは思えない。
「さあ…挿れてやる…」
逆に俺は完全に責めモードに入っていた。2度も射精したとは思えないくらいカチカチに硬くなったペニスをゆっ
くりとさゆの入り口に持って行く。
「ああっ…」
ゆっくりと中へ挿れる。が…かなりキツい。
「んん…奥まで…入らない…」
「あ…痛い…」
さゆも感覚はあるのかそう呟く。しかし俺はそんな事を気にする余裕もなければ心もない。目の前にあるのはただ
快感をむさぼる事だけだ。
「ん…あぁ、全部入った…」
「ああ…痛いよぉ…」
俺は半ば狂ったように動き出した。さゆは痛そうにしているものの出血することもなく、与えられた快感に少しづ
つ身体を任せはじめているようだ。
「ああ…」
「どうだ…気持ちいいだろう?」
正直な事を言えば、最初、彼女とした時よりもはるかに俺は気持ちよくなっていた。異常なシチュエーションに興
奮したのか、もう俺の頭の中は完全にセックス一辺倒になっていた。そう、目の前にいるさゆが人間じゃない事を忘
れる程に。
「ああ…ヤバい…」
さゆの中はとても締まりがよくて、ちょっと動くだけで物凄く締め付けてくる。どんな男でも、この中に挿れたら
さぞや精をぶちまけるだろうな…
「アッ…キモチ…イイノ…」
さゆも完全に快感が痛みを上回ったようだ。俺はラストスパートに入った。もう余裕がない(元々ないけど)。
「ああ…どうだ…気持ち…いいか…」
「ウッ…アァ…モウダメ…ナノ…イク…イッチャウ…」
「ヤバい、俺もイキそうだ…ああああっ!イク!」
俺がそう叫んだ瞬間、さゆの体が少しだけ弾んだ。その動きに俺のペニスが限界を迎えた。
「ああっ…出る…」
俺は今宵3度目の精を放出した…それも、今までで一番多いくらいに…
「ううっ…止まんない…」
さゆの中に俺の精はすべて注ぎ込まれていくが…俺の射精は止まらなかった。いつしかさゆの中で溢れているもの
を俺が栓をして止めているような状況になった。
「はぁはぁ…やっと…止まった…」
ゆっくりとペニスを引き抜くと、さゆの中から白いものが溢れ出していた。
「ああ…気持ち…よかった…の…」
さゆの白い顔がいつの間にか上気して真っ赤になっていた。俺がペニスを引き抜くと、さゆはふらついた足取りで
立ち上がった。
「さあ、続き…するの…」
「…えっ?おいおい…」
俺はもうこれがさすがに最後だろうと思っていた。大体、さゆの体、もうフラフラだし…でも…
「もっともっと…気持ちよくなるの…」
そう言ったさゆは自ら四つん這いになると、さっき俺のモノを受け入れた場所をこちらに向けた。
「さあ…挿れて…ほしいの…」
まだ射精直後で少し萎えていた俺のペニスが…さゆのその姿を見て再び大きくなった…
「いいんだね…挿れちゃって…」
「早く…欲しいの…」
さゆの表情が少し不安そうで、そしてとても待ち焦がれたようで…俺の心をくすぐった。
「よし…」
俺はゆっくりと近づくと、この日2度目の合体を果たした。さっきの精液とさゆの愛液がオイルになったのか、今
回はスムーズに入った。
「…全部…入ったの…」
相変わらず中はとてもキツい。しかし、とても暖かくて、居心地のいい場所なのも事実だ。
「動かすぞ…」
俺の言葉に、さゆは小さく頷いた。さあ、GOサインが出た。
「行くぞ…ほら!」
パン、パン、パン…湿った音が響く。
「あっ!ああっ!」
今までで一番甲高い声を上げてさゆが鳴きはじめた。いい感じだ。
「どうだ…何が…入ってる…言って…ごらん…」
少しだけ心に余裕が出てきた(吸血鬼である事をすっかり忘れている)俺はさゆにそう尋ねた。
「ああ…お、お…」
やはり名前は知っていたらしい。しかし…なかなか言えないようだ。
「ほら、どこなんだよ…?」
そう言いながら俺は出し入れを続ける。
「ああっ…うう…気持ちいいのぉ…」
「どこが?どこがだよ!」
「さゆの…さゆの…」
「ほらほら…答えてみろよ…」
そう言って俺は外れるギリギリのところまでペニスを引くと、一気に突いた。そう…さゆの子宮の方まで。
「ああああっ!」
さゆが大きな喘ぎ声を上げて事切れた。イッてしまったようだ。その瞬間、さゆの膣中が俺のモノを一気に締め付
けた。
「うああっ!また…出るよ…」
我慢できなかった。俺は今宵4度目の白濁を吐き出した。
「ううっ…気持ちいい…」
4度目でさすがに量はちょっと減ったが、濃い事には変わりない。そしてすべてを出し尽くした俺はペニスを引き
抜くとぐったりとしてしまった。
「ああ…もうダメ…」
人生のうちで、一日に4回も射精したとか初めてかもしれない。俺の全身から心地よい疲れが感じられた…が、俺
はそこである事を思い出した。
「ああ…こいつ…」
そう、さゆはドラキュラ、吸血鬼なのだ。今日はそうじゃないらしいが、俺はいつ殺されても…というより、殺さ
れるであろう身なのだ。
「マズい…」
首筋から冷や汗が流れ落ちた。俺は夢中になってる場合じゃなかったのだ。
「どうしよう…俺…」
一気に気持ちが冷めた。と…さゆが起き上がってきた。
「今日はとっても楽しかったの…」
さゆが妖しい笑みを浮かべた。俺も10分前は楽しかったが…今はそれどころじゃない。
「ああ…そ、そうだな…」
俺は顔面が蒼白になっていた。もう余裕とかない。いつさゆがまた気が変わるか分からない。
「また…来るの…その時にはまたさゆは…リボーンするの…」
そう言ってさゆは服を着替え、マントを羽織ると、姿を消した。
「一体何だったんだ…」
俺は全裸のまま呆気に取られていた。夢かと思ったが、さゆの残り香とも言うべきか、彼女のヘアピンが部屋に落
ちていたし、布団には精液や愛液の染みが残っていた。
「なぜ…なんだろう…」
何が何だか分からなくなった。シャングリ・ラから抜け出ると、こんな感じになるのか…
「寝るか…」
また床に就いたが、俺は結局眠れないまま、朝を迎えた。新しい朝は、何だかとても気だるく感じられた…
とりあえずここまで
次から新章に入ります
ではまた
エロい。
イイヨイイヨー
次回も楽しみにしてます。
>>373 お疲れさまです
今回更新分までまとめサイトに追加しておきました
ほ
ぜ
ん
_ __. ,―、
|\ _ノ―'‐、 〆 `ヽ <・)♯><| 〜
| E~メメメメメ( ・⊃ / ヽ___ / \ `´
|/ `ー==´ / / `ヽC< \ ∩ ∩
O /≡:ニ>/ ヽ ヽ ,ノミ⌒ミヽ
o / | oノノハヽo| キ( <i ⌒ i> ))
゜ i ☆/ 从*・ 。.・) ♪ i `\ /
Y_i...i_Y | / ( つと ) \∬| ヾノ
彡( > < )ミ |/ (._)_) \| _ζ
お魚さんがいっぱいなの
380 :
名無し募集中。。。:04/11/21 17:16:59
キャワワ
ほ
ぜ
人狼にハマッて、小説書けてない、やばい
危ないって
流石に落ちる
チキンレース
チキンレース猛マシン
ヒトイネだけど
今夜中に続き書きます
よろーです
>>390 こんな時期だから保全はしないけどもいつも見てるよ
>>391 ありがとうです
まーちょっとエロに振りすぎてるかなと…w
>>392 このレベルなら全然
ってか俺ととらふぐさんは似てるみたい
俺が書きかけ(まだ未公開)作品と似てる気がしてきたからうpやめた
ちなみに「さゆマウントポジション」ってのはまるっきり被ったし
「プロレスのチョップの打ち合い」は「さゆをエクスプロイダーの形でぶん投げた」と書いていたよ
>>393 工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
そんな事言わずぜひうpをお願いします
エクスプロイダー…秋山か、永田さんかw
エクスプローラーとか車かよ
まあ自分のノート上で一回完結させてからにするわ
>>392 TKさんがエロにふりすぎてるとか言われると、わたしのがヾ(▽^;)
>>398 すばらしい作品じゃないですか!
ぜひぜひ続きを
400
遅くなりました
今回は重い話の上にさゆみん登場少ないですが次への(というかラストへの)つなぎだと思ってください
(SecY 〜悲劇〜)
朝になって、昼になって、夜になった。俺の身体には大きな変化はない。
「はぁ…」
昨日の夜の事を、まだ俺は整理できずにいた。ドラキュラのさゆと交わした激しすぎるセックス。それこそ…全身の
精力を出し尽くしたような感じだった。そしてそれは…それから2、3日続いた。
「寝るか…」
結局この数日俺は無気力状態のまま毎日を過ごしてしまっている事になる。布団から出られないのだ。一歩間違える
と、ニート状態になってしまう。
「働いたら負けかな…か」
そうなっちゃったらどうなるんだろう?そう言えば…絵里ちゃんの家庭教師もあるし…
「寝るか…」
そう思って電気を消したところで…携帯が鳴った。
「こんな時間に誰だ…?」
ちょっとイラつきながら電話に出る。
「もしもし?」
「あ、もしもし…先生…」
絵里ちゃんだった。何か声に元気がない。
「どうしたの?こんな時間に…」
「ごめんなさい…先生に相談があって…」
「今じゃなきゃ…ダメかい?」
「できれば…今がいいんですけど…ダメですか?」
「いいよ、聞くよ」
俺は布団から身体を起こした。絵里ちゃんの声が消え入りそうなほどだ。何かあったな、これは…
「どうかしたの?」
「先生…どうしよう…」
絵里ちゃんの声はもう震えている。一体何があったんだ?
「どうしたの、絵里ちゃん、落ち着いて…話してごらん」
「…お父さんとお母さんが…」
「?」
「離婚、するって…」
「!?」
俺は驚きを隠せなかった。
「離婚…?」
絵里ちゃんのお父さんに会った事はないけど、お母さんの様子を見ていてもそんな風には見えなか
ったけどな…一体何が理由なんだろうか?
「私…どうなるのかな…」
絵里ちゃんは完全に冷静さを失っている。マズい、ここはまず落ち着かせなきゃ。
「え、絵里ちゃん…大変なのは分かるけど…落ち着いてね?冷静に、冷静に…」
俺は何とかそう言うが、そう言っている俺自身が冷静じゃないのが自分でも分かる。
「私…捨てられちゃうのかな…」
ヤバい、絵里ちゃんをそういう気持ちにさせちゃダメだ。何とかしなきゃ。
「どうしよう…何とかしなきゃ」
俺はここで思い切って大芝居を打った。
「今、家に誰かいる?」
「え?うん…お父さんとお母さんが…」
「そっか…何とかして出て来れないかな?」
何とかして絵里ちゃんと直に話がしたかった。
「うーん…どうしたらいいの…?」
「何とか理由つけて…俺が迎えに行くよ…近くまで…」
「分かった…じゃあ後でまた連絡するね…」
そう言って絵里ちゃんはいったん電話を切った。
「マジかよ…」
俺は一体どうしたらいいんだ…とにかく冷静にならなきゃ。そう思って、冷蔵庫のペリエを一気に
飲み干した。絵里ちゃんからの連絡を待つ間、何だか俺は…そう、さゆと会ったあの夜のような緊張
に襲われていた。
「Trrrrr…」
携帯が鳴る。通話ボタンを押す。
「もしもし…先生?絵里…何とか家から出れたよ…」
「そっか…今、どこにいる?」
「家の近くの…公園…」
「分かった、すぐに行くよ」
俺はバイクに跨り、公園に向かった。
「絵里ちゃん…」
深夜の公園に着くと…絵里ちゃんは一人でブランコに乗っていた。キコキコと錆びた金属の動く音
が聞こえる。
「大丈夫かい…」
絵里ちゃんの元にそっと近づく…その目は、明らかに泣いていた。
「先生…」
その表情を見て、俺は言葉を失った。
「絵里…独りぼっちになっちゃった…」
何も言えなかった。というより、何を言っていいのかが俺には分からなかった。
「…先生、お願いがあるの、聞いてくれる?」
「…何だい?」
「ちょっとだけ…絵里と一緒にいてもらえませんか?」
「ああ、いいよ」
何をしてあげればいいか分からなかったので…絵里ちゃんの望むことをしてあげたかった。
「先生…ごめんなさい…巻き込みたくなかったんだけど…」
「いいよ…別に。でも…どうしてこんな事に?」
俺はまだ事情がさっぱり分かっていなかった。絵里ちゃんの家庭って、そんな大変だったのか…
「実は…絵里の家…前からいろいろあって…」
どうも、絵里ちゃんの家は、父親と母親の関係がしっくり行っておらず、前から家庭内別居状態
だったらしい。
「辛かったんだ…ずっと。お父さんもお母さんもケンカしてばっかりだったし…私、一人で泣いてた」
何も言えなかった。俺はどうしてそれに気づいてあげられなかったんだろう…
「私、先生が来てくれてすっごく嬉しかったんだ。だって…勉強は好きじゃないけど…他の事考えら
れるから、嬉しかったんです」
「絵里ちゃん…」
俺は…そんな気持ちすら分かってあげられなかったのか…そう言えば、絵里ちゃんは俺の前ではいつ
も笑顔で接してくれる。
「先生…でももう会えないね、きっと…」
それは…嫌だ…わがままと言われても…今は絵里ちゃんと一緒にいたい。
「なあ、これから…どうする?家に帰れる?」
「分かんない。お父さんもお母さんもケンカしてた。何か…戻りづらいかなって感じです」
その言葉を…心のどこかで待っていた自分がいる…
「じゃあ良かったらだけど…今夜、うちに来ないか?」
「えっ?いいんですか…?」
「絵里ちゃんがいいんなら…俺はいいよ…」
まさか出会ってわずかな時間でこんな事になるとは…俺は全く予想していなかった。そして、それは
絵里ちゃんも同じだろう…
「…今夜だけ…いいですか…?」
「いいよ…じゃあ行こうか…」
俺は絵里ちゃんを連れて、家に戻った。
「おじゃまします…あっ、意外と綺麗なんですね…」
「何言ってんだよ、俺の部屋はいつもこうだぜ」
そんな冗談を俺は飛ばした。少しでも絵里ちゃんを楽にしてあげたかった。
「先生…ありがとう…」
「いいよ、絵里ちゃんが少しでも元気になればいいんだ」
そんな事を言って、俺は絵里ちゃんにココアを作ってあげた。
「ありがとうございます…」
「自分の部屋だと思って、寛いでよ」
俺がそう言うと…突然絵里ちゃんは泣き始めた。
「ど、どうしたの?」
「先生…優しいんですね…」
そして…絵里ちゃんは語り始めた…
「私…今まで誰にも言えなかった秘密があるんです…」
俺は敢えて何も言わず、絵里ちゃんの話を聞いた。
「私の中学時代の親友が…去年、亡くなったんです。自殺でした。私…すごく責任感じて…一晩中泣きま
した…でも…悪いのは私なんです。
その子は失恋しちゃったんです、部活の先輩に。私も必死にアドバイスとかしたんだけど…やっぱりダ
メでした。それにもっと悪い事に…先輩には彼女がいて…その彼女がすごくみんなをまとめてる人で…
それがバレて、いじめられちゃったんです…」
「…」
「私、怖かった。味方したら、私までいじめられるんじゃないかって…だから、何にも助けてあげられな
くて…
その子の死んだ日の事は、今でも絶対忘れない。その日の夜に、彼女がふと夢に出てきたんです。
『さよなら』って言って。何か嫌な予感がして朝目が覚めて、電話してみたら出なくて…行ってみたら…
「死んでたんだ…」
絵里ちゃんは無言で頷いた。その瞳は涙でいっぱいになっている。
「辛いんならそれ以上…」
「いいんです、お願い…最後まで聞いてください…」
彼女は再び喋り始めた。
「最初、嘘だと思った。信じられなかったんです。でも…だんだんその事がどれだけ重要で、そして…自
分がどれだけひどい事をしたのか分かってきて…ごめんなさい…さゆ…」
最後の方は涙に詰まって声が小さく震えていたが、それでも俺は聞き取った。さゆ…そう、あの子だ。
「絵里ちゃん…」
人生のうちで最も辛い出来事の部類に入るであろう事を語り、そして今からまた辛いことを経験しよう
としている…そんな絵里ちゃんが俺は可哀相で、そして守ってやりたくなった。
「大丈夫だ、もう背負い込むな…俺も、一緒にいるよ…」
「先生…」
涙に暮れる絵里ちゃんをそっと俺は抱き締めた。もう、一人にはさせたくない…このとき俺は明らかに
彼女の事を一人の生徒ではなく、一人の女として見ていた…と…
「絵里…遂にホントの事を喋ったの…でももう遅すぎたの…」
あいつだ。俺の目が周囲を見回す。影を追う。
「どこだ?どこだ?」
「ここにいるの…」
目の前に、またしてもさゆが現れた…
とりあえずここまで
ではまた
おつんつん