もしも新垣がちょっとHな部活の後輩だったら7

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(つづき・Asami`s SideV)
 私は心に決めていた。夏の大会が終わったら、タカシ君に思いを伝える事。そして、それまでは何も言わないでおこうと。
「今日は取材が…」
 2,3回戦を突破したうちのチームに、テレビ局の取材が来た。タカシ君が取材を受けている。でも…別に見たいとかあ
んまり思わない。なぜだろう…
「あさ美先輩、見なくていいんですか?」
 部室にいったん戻ってきたお豆ちゃんが言った。見たい気持ちもなくはないけど、でも今はあえて距離を置こうとしてる
んだから、ちゃんと初心貫徹しなくちゃ。
「うん、私はいいよ。まだ仕事あるしね」
「そうですか…」
 お豆ちゃんの表情がどこか寂しげだったのは、きっと気のせいだろう。私は気を取り直して仕事を続けた。それからまた
しばらくして、
「先輩、そろそろ私…」
「あっ、帰る?いいよ、後は私がやっとくから」
「え?いいんですか?」
「どうして?」
「だって…タカシ先輩も帰るって…」
「いいよいいよ、だって私、まだ仕事あるしね」
 お豆ちゃんの表情が一瞬明るくなって、また曇ったのを私は見逃さなかった。
「そうですか…じゃあ私は帰りますね。お疲れ様でした」
「お疲れ様」
 お豆ちゃんを見送って、私は仕事を続けた。
「ふうーっ…」
 正直な事を言えば、お豆ちゃんがタカシ君のことを好きなのは知っている。そして、恐らく二人は今日一緒に帰るだろう。
でも、私はそれを止めるつもりもない。だって…まだ付き合ってるわけじゃないし(そう見られてるのは知ってるけど)、
それにお豆ちゃんの事をとやかく責めるつもりもなかった。
「さ、仕事仕事…」
 結局家に帰ったらもう夕方の6時を回っていた。家に帰って早めに床についた。そして…その晩、私は夢を見た。(つづく)
(つづき)
 私は甲子園にいた。何と、我が野球部は甲子園の切符をつかんでいた。炎天下、スタンドには満員のお客さん。
「7番、ピッチャー、葛城君…」
 アルプススタンドの大歓声に迎えられて、タカシ君が打席に入る。
「お願い!打って…」
 私の願いが通じたのか、タカシくんはセンターへ大きなあたりを打ち上げた。
「入る!入る!…」
 外野手がボールを追っていく…と。
「………はっ!?」
 そこで目が覚めてしまった。そう、その光景は夢だったのだ。
「夢か…」
 気がつくともう朝が近い。今日は試合だ…
「眠れない…」
 布団から抜け出すと、外は快晴だった。
「今日も暑くなりそうだな…」
 早めに着替えて、日焼け止めもちゃんと塗った(これを塗らないと肌が大変な事になる)。荷物を持って…
「行って来ます…」
 家を出ると、朝の日差しが眩しかった…(つづく)
(つづき)
 私の希望は打ち砕かれた。タカシ君は別人のように打ち込まれた。4回までで8−0。敗色濃厚だ。タカシ君はマウンド
を降りて、外野に向かった。
「タカシ君…」
 思わず心配になってしまった。私はこの時、明らかにチームよりも一人の人の心配をしていた。
「先輩…」
 となりにいたお豆ちゃんが心配そうに私の顔を覗き込んだ。
「大丈夫だよ、ほら、まだ試合終わったわけじゃないでしょ?」
 自分に言い聞かせるように、私はお豆ちゃんに言った。でも…その期待がしぼむまで、そう時間はかからなかった。
「ゲームセット!」
 タカシ君がセカンドゴロを打って、試合は終わった。そして、今年の夏が終わった。
「ああ…」
 お豆ちゃんも肩を落とした。
「落ち込まないの。みんな、私たちより落ち込んでるし、悔しいんだから…」
 そう言って励ましたが、その言葉にも力はないのは自分でも分かる。
「行こう…」
 バスの中の沈んだ空気。タカシ君に声を掛けようかと思ったけど、とてもそんな事できそうにない。
「…タカシ君…」
 切ない気持ちだけが残っていた。負ける事がこんなに辛い事だと、初めて知った一日だった。(つづく)
143名無し募集中。。。:04/11/13 13:54:24
ノlc|*-e-)|l
144名無し募集中。。。:04/11/13 21:09:16
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145名無し募集中。。。:04/11/13 23:11:35
イイヨイイヨー
146名無し募集中。。。:04/11/14 02:50:53
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148名無し募集中。。。:04/11/14 13:41:00
パンツの線がでてるぞ
149名無し募集中。。。:04/11/14 21:04:32
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150名無し募集中。。。:04/11/15 06:52:56
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153名無し募集中。。。:04/11/15 20:28:56
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154名無し募集中。。。:04/11/15 23:09:10
ノlc|*-e-)|l
155名無し募集中。。。:04/11/16 03:53:39
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・先輩・・・
156名無し募集中。。。:04/11/16 10:01:30
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・あん・・・ダメですよぉ・・・・入れちゃうんですかぁ・・・・・
157名無し募集中。。。:04/11/16 10:36:32
ノlc|*・e・)|l<保全ヤヨー
158名無し募集中。。。:04/11/16 12:58:04
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・も、もう入れちゃうんですね・・・あ、あん・・・
159名無し募集中。。。:04/11/16 19:38:58
新垣、ちょっと上になれ
160名無し募集中。。。:04/11/16 19:59:16
上 <こうですか? 
161名無し募集中。。。:04/11/16 21:40:30
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・先輩、あん、入れるのまだですって、おしるこの作り方書いてるのにぃ・・・
162名無し募集中。。。:04/11/17 13:33:24
あんこかよ
163名無し募集中。。。:04/11/18 01:42:21
ノlc|*-e-)|l
164名無し募集中。。。:04/11/18 14:36:14
ノlc|*-e-)|l
165名無し募集中。。。:04/11/19 01:33:25
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・先輩・・・
166名無し募集中。。。:04/11/19 13:54:13
ノlc|*-e-)|l
167名無し募集中。。。:04/11/19 23:52:32
ノlc|*-e-)|l <先輩・・・ダメですよ、ほらここ、こんなにヌルヌルのビチョビチョです・・・
168名無し募集中。。。:04/11/20 00:36:56
Hクイズか
第2ヒントプリーズ
169名無し募集中。。。:04/11/20 01:20:25
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・あたし一人じゃもう限界で・・・奥の方なんてもっとすごい状態だし・・・
170名無し募集中。。。:04/11/20 01:56:49
(;゚∀゚)=3ハァハァ
わかんねぇ、、、お、お、おま、おま、おま、
ムヒョーーーーーーー
171名無し募集中。。。:04/11/20 03:00:25
ノlc|*-e-)|l <・・・で、でもあたし、こういうの・・・あの、したことないし・・・せ、先輩、してください・・・
172名無し募集中。。。:04/11/20 08:13:59
(;`Д´)l \ァ l \ァ
し、しちゃおっかなぁ〜?ええんか?ええのんか?
173名無し募集中。。。:04/11/20 11:08:50
>>172
おれの先輩像が崩れた・・・
174名無し募集中。。。:04/11/20 14:22:03
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・・あ、すごい・・・先輩、もっと、もっと奥まで・・・もっと・・・
175名無し募集中。。。:04/11/21 02:26:01
真面目に考えてるのにシリンダー位しか思いつかん
よし、先ずは新垣が脱いでからその続きだな

>>173
新垣にスカされる先輩ですな
176名無し募集中。。。:04/11/21 14:57:48
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・・はぁ・・・スッキリしちゃいましたね・・・先輩って、やっぱりすごかったです・・・
うーむ…
誰もいない&誰も見ないアレな時間帯ですが
続きを
(つづき)
 翌日から2日間休みだった。私たちにとっては遅れた夏休みの始まりだ。その初日の昼下がり。
「Trrrrrrr…Trrrrrrrr…」
 電話を掛けてみる。
「もしもし?私だけど…」 
「どうした?」
 相手はもちろん、タカシ君だ。
「ね、明日…ヒマ?」
「ああ…まあ何も予定はないけど…どうした?」
「いや、聞いてみただけ…だけど…」
 マズい、とんでもない事を言っている私。聞いただけなら電話することもないじゃん…と自分の中で呟く。
「いいよ、どこか行く?」
 タカシ君は私の気持ちを見透かしていた。まあ、そりゃそうだろうけど。
「うん…どこでもいいけど…」
「じゃあ、あんま遠出するのも何だし、駅前でいい?」
「いいよ、じゃ、明日また電話するね」
 そう言って電話を切った。もう私の腹は決まっていた。
「明日…か」
 タカシ君は昨日が大事な日だったけど、私にとっては明日も大事な日だ。できれば、タカシ君もそう思っていてくれ
たら、言う事はない。
「寝よっと…」
 何故かそわそわする気持ちを抑えられず、私は布団に入った。何だか、小学校の遠足前夜の気持ちに似ているかもし
れない。
「はぁ…早く明日になればいいのに…」
 頭の中をそんな気持ちがよぎる。でも…明日何が起こるのかは、私にも分からない。だから…明日が来るのが怖い気
持ちもあったりする。
 そして…結局眠れたのか眠れなかったのか、よく分からないまま朝になった。(つづく)
(つづき)
 お昼過ぎ。タカシ君に電話を入れる。
「あ、もしもし?私…今からでいい?」
「いいよ。じゃあ、駅前まで行くよ」
 いつものように、会う場所は駅前だ。ま、たまには遊園地とか映画館とか行って見たいとは思うけど、練習ばっかり
で休みもそうそうないから、行く時間がない。必然的に近場で済ませてしまう。
「さ、行ってこようっと」
 外は相変わらず暑い。きっとカップルが海に押し寄せてたりするんだろうな、そんな事をふと考えた。
 駅の前に着くとタカシ君はまだ来ていないようだった。お気に入りの帽子が、私のトレードマークだ。
「暑いなぁ…」
 ハンカチで顔の前をパタパタするけどぜんぜん役に立たない。肩出しのノースリーブを着てるけど、汗が出まくりだ。
「まだかな…」
 そんな事を考えていると、タカシ君がやって来た。
「待たせてゴメン」
「いいよ、今来たとこだし」
 我ながら何ともあっけない答えだ。これでいいのかな…
 タカシ君に連れられて、私はハンバーガーショップに入った。
「俺、シェイクとてりやきバーガーでいいや」
「じゃあ私、シェイクとアップルパイ」
 何かあんまり食べる気がしない。いつも大食いだって言われるけど…今日はどうも気が進まないのだ。
 二人して窓際の席に座った。何か気まずい間。いつもの二人じゃないのは、きっと私のせいだ。
「んで、どうした?何かあった?」
「いや…そういう訳じゃないんだけど…残念だったね、この間…」
「ああ…まあ俺が悪いんだよ。打たれたから…」
 会話が途切れた。私が喋れないと、何かタカシ君まで喋れなくなって来たみたいだ。マズい…どうしよう…
(つづく)
(つづき)
「なあ、どうかした?何かいつもと違うぞ、お前」
「え?ベ、別に何もないよ…ただ…」
「ただ?」
 会話の流れが変わった。行くなら今しかないかも。
「訊いてみたい事、あったから…」
「何?」
 今だ!頑張れ、勇気出せ、私!
「ねえ、タカシ君はさ、今、私の事どう思ってる?」
「え?どうしたんだよいきなり」
「訊いてみたかったの!お願い、ちゃんと答えて」 
「え…」
 長い間。マズい、一気に言い過ぎちゃったかな…どうしよう…
「…好きな人、かな。一緒にいて落ち着くしね」
 やっとタカシ君はそれだけ言ってくれた。でも…それだけじゃ何か物足りない。
「そっか…」
「納得…してないね…?」
 ここまで来たら、もう思い切って言うしかない。私は息を吸い込んでから言った。
(つづく)
(つづき)
「私…ハッキリさせようと思って…
 私と、付き合ってもらえ…ませんか?」
 とうとう言ってしまった。もう後には引けない。お願い…OKして!
 少し空いた間。もしかして…嫌な予感がする。
「いいよ…でも、あんま部内で騒がれるの好きじゃないからそこは気をつけような」
 私の心配は、杞憂だった…
「うん」
「それでいいんだったら…いいよ」
「ホント?ありがと…」
 表情は変えないようにしようと思っていたけど、やっぱり照れちゃう。
「さ、早く食べようぜ。アップルパイ、冷めるぞ」
「うん…」
 何か嬉しくて仕方がない。思わず顔が真っ赤になって、にやけてきちゃう。そう…私の初めての彼氏が、
目の前にいるのだ。
(つづく) 
(つづく) 
 店を出た私達は、どちらからともなく手をつないだ。
「タカシって、呼んでいいよね?」
「いいよ」
 何か幸せな時間。恋人って、こういうのを言うんだろうな…
 二人して遊んだ。楽しい時間…ここ最近で一番楽しい時間かもしれない。時間が経つのを忘れるくらいに。
そして…時間は夕方になった。
「じゃ、私はこれで」
「ああ、また明日な」
 そしてつないでいた手を離した。何だかちょっと寂しい。
「じゃあね」
 私の言葉に、タカシは後ろ手を振って答えた。それを見届けて、一人で家に帰る。
「ふう…」
 夜、一人で湯船に浸かっていると、何となく今日の事を思い出して、嬉しくなって来た。
「彼女、か…」
 明日から、またいつもの関係(学校では)に戻る。でも…それはあくまで表だけ…大事な人と…一緒にいら
れるって、とっても幸せな事だって、今更ながら思う。
「さ、寝ようっと…」
 幸せな気分のまま、私は眠りに就いた。この時、完全に私とタカシの事以外は、頭の中になかった。
(つづく)
(つづき・Risa`s SideX)
 うちのチームは負けてしまった。タカシ先輩がものすごく落ち込んでいたのが正直辛かった。
「先輩…」
 声が掛けられる雰囲気じゃなかった。とても前の日に「眉毛ビーム」の話をしていた時と同じ人とは思えない。
「参ったなぁ…」
 マネージャーになって、初めての夏はこうして終わった。頭では分かってたけど、やっぱりその光景を見るの
は悔しいし辛い。
「明日から休みか…」
 家に帰って明日何をするか考える。とりあえず友達に連絡して、遊びに行く事にした。
「明日はカラオケ、っと…」
 しばらくプライベートで友達と会っていなかったから、ちょっと楽しみだ。
「さ、寝よう…」
 と思っていると、携帯が鳴った。
「もしもし?」
「あ、もしもし里沙?」
 中学時代の友達からの電話だった。そう言えば、もう2ヶ月くらい話してなかったな…
「最近どうよ?元気?」
「え?うん、まあ…元気かな」
 久しぶりだったので会話は弾む。と…
「ところでどう?好きな人とかできた?」
「え?私が?」
「他に誰がいんのよ」
「うーん…」
 タカシ先輩の事を、彼女は知らない。話していいのかな…迷う。
(つづく)
(つづき)
「いやー、微妙なんだよねー、うん、ホントビミョーでさ…」
 そう言ってごまかそうとした。でも…
「言ってみ、里沙の嘘、すぐバレるぞ。大体何年アンタと友達やってきたと思ってるのよ」
 うーん、言われてしまった。どうしよう…やっぱ言った方がいいかな…
「どうしたー?」
「え?いや…実はね…好きな人ができてさ…」
「やっぱり…だろうと思ったよ」
 タカシ先輩の話をした。先輩に憧れているうちに恋心を持ってしまった事、でも先輩にはあさ美先輩がいる事、
そして二人が付き合ってるっぽい事…
「ねえ…やっぱ私って魅力ないかな…女として…」
「あれあれぇ?どうした?里沙らしくないぞー」
「そうかなぁ…私的には…なーんかさ、微妙なんだよねぇ…」
「何が?」
 何が?と聞かれて私ははた、と困ってしまった。私って…一体タカシ先輩の何が好きなんだろう?
「まあ…頑張ってみるよ…その人の事、ホントに好きだし…」
「そうそう、諦めちゃだめだって。頑張りなよ」
「うん」
 友達の存在は嬉しい。でも…私、ホントにこのままでいいんだろうかって思ってる事は…言えなかった。
「じゃあねー」
 電話を切って考える。明日、友達に会ったら…私の気持ち、ちょっとは楽になるだろうか?(つづく)
(つづき)
 次の日の朝。目が覚めて意味もなく私は窓から空を眺めた。悲しいくらい、晴れ渡った空。蝉の声が聞こえる。
「暑いなぁ…」
 この日も暑い一日だった。お昼くらいに家を出て駅前に向かった。
「もう着くな…」
 そう思いながら角を曲がったら…
「あっ…」
 そこに、あさ美先輩がいた。帽子を被ってどこかを見ている。誰かを待っているのかも…まだ私には気づいてい
ないみたいだ。
「もしかして…」
 そんな予感はしたが、気にしないことにした。駅について友達を待つ…んだけど、やっぱり気になる。
「あっ…!」
 あさ美先輩の元に…タカシ先輩が来た。二人でどこかに行くようだ。
「やっぱり…」
 私の予想は当たった。そうだろうとは思ったけど…
「里沙〜、お待たせ〜」
 友人とカラオケに行ったが、どうも気が乗らなかった。
「はぁ…」
 家に帰っても募る空しさ。やっぱりあの二人…付き合ってたんだな…
「せんぱい…」
 暗い気持ちのまま、私は眠りについた。
(つづく)
とりあえずここまで
さて、ガキさんは果たしてこれからどうなるのか…
ではまた
188名無し募集中。。。:04/11/22 10:12:39
イイヨイイヨー
189名無し募集中。。。
>>176
ノlc|*-e-)|l <ながしの排水溝の奥の汚れ、あたしの力じゃ取れなかったんで・・・先輩に頼んでよかった・・・ムニャムニャ