1 :
名無し募集中。。。:
ノノハヽo∈
从 ´ ヮ`)< 新スれいな
3 :
名無し募集中。。。:04/07/30 13:56
4 :
名無し募集中。。。:04/07/30 14:22
5 :
名無し募集中。。。:04/07/30 15:13
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ <あげとくね
c(__) c(__)
とうぶんは
上げ保全だね
γ ⌒ヽ γ ⌒ヽ
(・-・o ヽ (´▽`* ヽ
( ) ( )
''ゝ'''ゝ´ . ''ゝ'''ゝ´
7 :
名無し募集中。。。:04/07/30 15:42
orz あげてないやん
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシおつおめほー
10 :
名無し募集中。。。:04/07/30 18:05
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ほ
12 :
名無し募集中。。。:04/07/30 19:57
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
川o・-・)∬´▽`)ノ こんまこ新スレおめでとう〜
>>1さん乙です
〆〃ハハ
∬∬´ 3`)<ぷるるるる!
/つノノハヽ
( 川o・-・) <そこの人どいて〜!
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
前スレっていくつまでいったの?
>>14 自分も同じくいくつまでいってたのか気になります
m(_ _;;;)m
>>1さん有り難うございます。
あと劇場の過去ログいれてくださった
>>4さん、ありがとうございました。
>>14,15さん
AXの録画がどうなってるか確認しようとしたら、まだ松ちゃんが話していたので
30分遅らせて予約を入れ直したまでは覚えてるのですけど、そのあといつの間にか
寝てしまったみたいで…
私が昨日の分の劇場を上げ終わった時点で 362 まで行ってましたが、その後落ちた
ことを考えると、行って363か4ぐらいではないかと…
まず前スレのログをhtmlにして、AXのjpegを整理します(実はまだ内容を確認してい
ませんので、何枚ぐらいになるかわかんないんですが…)、そのあと今日の分にかか
らせていただきますので…
いや、362で落ちたはず
m(_ _ ;;;;)m
これから…
ノハヽヽ ,、;;";;、, ごくろうさまデス
川o・-・)つヽ氷ノ カキゴオリ ドーゾ トッピングハ、ミルクアンミツネ
>>18 劇場のログありがとうございます
スレ落ちちゃってからよけいにつづきが気になって気になって…w
>>19 いつもサンクスです
たしかにマコ部分は少なかったけど
いつも楽しそうにダンスしてるマコが見れるだけでも自分は嬉しいですね
川o・-・)<保全・・・しとくね
(註)
ホームズはライヘンバッハの滝で失踪した後、シーゲルソン(Sigerson、
シガーソンと読む方がいいかも)という名で旅行記を書いていました。
(空き家の怪事件より)
保全有り難うございます。
あともうちょっとです…
氷いただきます…
,、;;";;、,
m(_ _;;;;)つヽ氷ノ
ミ ぴゃっ
ベーカー街221B
『素人乞食クラブ事件』その9
「おばさん、これ落ちたよ。」
馬車を降りたところで不意に声をかけられ、ハーグレーブ夫人は振り返った。
7、8才の男の子がレースの縁取りのある絹のハンケチを差し出している。
袖口に挟んでおいたのが、段を降りる拍子に落ちたらしい。
「有り難う、」
ハンケチを受け取りながら、彼女は子供を見直した。
浮浪児なことは、身なりを一目見ればわかる。
不潔だとは思わない。
この時代の女性としては、彼女は進歩的な考え方の持ち主なのだ。
それに、目の前の子供は多少垢じみてはいるものの、表情が明るく、機知に富ん
だ瞳をしていた。
ハーグレーブ夫人は、きらきらした瞳の子供が好きだ。
ノノハヽ
川 ’ー’) ノノハヾ
( y゛(__) (^〜^0)
<.,,___∪ゝ ∧と l と )
| | | ヾゞ ゝ 、 ''|
(_(_) (_(__)
「お礼に何を挙げたらいいかしら、」
言いながら、彼女は手提げのなかから財布を取り出しかけていた。
「1シール欲しいや、」というのが、こうした時の浮浪児たちの決まり文句なの
である。
もしそこで
「他には、」と聞きかえせば、きっと
「2シールの方がいいや、」と答える事だろう。
だが、少年は
「おいら、おばさんに頼みがあるんだ。」と言った。
どうやら、お金が欲しいわけではないらしい。
ノノハヽ
川 ’ー’) ノノハヾ
( つ∧O (^〜^0)
<.,,__ヾゞゝ と l と )
| | | ゝ 、 ''|
(_)_) (_(__)
「頼みって何?」
「おいら、おばさんとそっくりな顔の女の子の写真を見たことがあるよ。
その子、おいらみたいな格好をしてるんだぜ。」
「そうなの、」
「おいらの大将は、同じ写真があちこち出回ってるかもしれない。
放っておくと、おばさんが迷惑する事になるから、早めに出所を突き止めた方が
いいって言ってた、」
「あなた、」
俄かにハーグレーブ夫人の表情が険しくなった。
(この子供は、強請の手先に使われているのかも知れない、)そう思ったのである。
が、浮浪児の表情には、そんな後ろ暗い様子は微塵も無い。
ノノハヽ
川 ;’−’) ノノハヾ
( つ∧O (〜^0 )
<.,,__ヾゞゝ ( と )
| | | ゝ 、 ''|
(_)_) (_(__)
「でねぇ、おばさんへの頼みなんだけど、
写真の原板の持ち主の心当たりがあったら、教えてほしいんだ。
そしたら、おいらの大将がその持ち主に注意して、変なことにならないように、
気を付けてくれる筈だよ。」
「そのために、私はあなたの大将にどんなお礼をすればいいの、」
「ぜんぜん、」子供が無邪気に応えた。
「お礼なんかいらないさ。大将はロンドンから悪だくみっていう悪巧みを根こそぎに
したいと思ってるだけなんだ。」
強請の手先にしては、あまりに奇妙な受け答えだ。
それに、
(この子には、どうみても悪事なんか働けそうにない・・)のである。
ノノハヽ
川 ;’−’) ノノハヾ
(つ∧と (0 )
<.,,__ヾゞゝ と )
| | | ゝ 、 ''|
(_)_) (__)_)
「あなたの大将って、一体誰なの、」
半信半疑で問い返す夫人に、浮浪児は胸を張って
「知らなかったのかい、おいらの大将は、世界一有名な探偵なんだぜ。」と応え
たものだ。
「シャーロク・ホームズっていうんだ。
おばさんだって、名前ぐらいは聞いたことがあるだろう、」
. ノノハヾ
. 川川川) . ノノハヾ
. ( ) . (^〜^0)
. <.,,_____,,.ゝと l つ
. | | | . ゝ 、 ''|
. (__(__). (_(__)
「競りへの参加証をお持ちでしょうか、」
若い店員がそう言い出したとき、正直、焦らなかったと言ったら嘘になる。
陶器の競りへの参加証など、まるで心当たりがなかった。
が、ホームズは落ち着き払って懐へ手を入れたし、ホプキンスも一瞬はっとした
ような表情を見せたものの、すぐに落ち着いた顔つきに戻った。
(どういう事だ、どこに参加証がある、)
目顔で問い掛けると、若い刑事は、
(まあ、見ててご覧なさい)というように、ホームズの手元に視線をやった。
友の細長い指が、紙入れから何か取り出している。
一枚の写真。
そう、あの乞食少女の写真なのだ。
ノノハヾ .ノハヽヾ 〆ノハヽ @ノハ@
(Θ_>Θ) (・ー・o川 ∬ ;´◇`) (‘д‘ )
( つ l つ □と ゝ ) ( つと ) と と )
|'' , ノ ゝ 、 ''| . ゝ 、 ''| ゝ 、 ''|
| | | . | | | | | | | | |
(__)_) . (_(__). (_(__) (_(__)
「結構で御座います、こちらへどうぞ、」
写真にちらと目をやった店員は、慇懃に肯いて、我々を店の奥へ導いた。
さして広くもない陳列売り場を通り抜け、倉庫らしい部屋を抜け、ついには突き
当たりの階段を降りはじめた。
その階段がまた、かなり急なのだ。
「地下でやるのか、」
思わず、私は疑問を口に出していた。
\______/ ..::::::::;;;;;;;;;;
. |. ..┌- ... _ .|...:::::::::;;;;;;;;;;
. |. 「 |::::::::::::|::::|.:::::::::;;;;;;;;;;
. |〆ノハヽ:::|::::|:::::::::::;;;;;;;;;;;;,,,,,
. |∬ ´◇`@ノハ@ ::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,
. |( (‘д‘ ):::::::;;;;;;;;;;
. || | ( ):::::::;;;;;;;;;
. _l(__)_| | |:::::;;;;;;;;
ノノハヾ==::::(_(__)::::;;;;;;;;;;;;;;,,,
. 川o・-・)─‐:::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,
. ( ソと ) ─‐ ノノハヾ:::::::::;;;;;;;;;
ゝ 、 ''|: :.:.:.:.(Θ<_Θ)::::::::;;;;;;;
. / | | | ̄ ̄( l ゝ );;;;;;;;;;,,,
. / (_(__) : ゝ 、 ''|:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,
/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | |:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,
./ . . ... ..:: ::: : (_(__)::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,
「はい、その方が辺りに気兼ねなく、競りの声も立てられますので。」
「ははあ、競りの声をね、」
だが、階段を降りきると、その先の扉の奥から、明らかに競りの声などではない、
ざわめきが漏れてきた。
店員は、内ポケットから、目から上だけを隠す仮装用のマスクを出して、私たち
に手渡した。
「おはいりになる前に、まずこれをおつけ下さい。」
./|
/ .|
/ .|
| |
| |
| |
| ノノハヾ ノハヽヾ @ノハ@ ノハヽヾ
|Ο (Θ_>Θ) .(・-・o川 . ( ‘д) .(´◇` ∬
| ( つ つ●)) . と と ) ( ) と と )
| / |'' , ノ ▲ヾ ゝ 、 ''| ゝ 、 ''| . ゝ 、 ''|
| / . | | | . | | | . | | | . | | |
|/ . (__)_) . (_(__) . (_(__) (_(__)
/
3人がマスクをつけ終わるのを確かめて、店員が扉を開いた。
内部を見て、私たちは一様に声を飲んだ。
ペルシャの王侯の宴席を思わせるような、豪奢な広間が目の前にあった。
壁は見事な織物で覆われ、贅沢な調度が適当な間隔をおいて置かれた中に、見る
からに裕福そうな紳士たちがくつろいでいる。
皆、私たちが着けているのと同じようなマスクで顔を隠していた。
その数は17、8人という所か、何やら仮面舞踏会のような雰囲気だが、女性客
は一人もいない。
彼らの間を、料理や飲み物のトレイを持ったウエイターやウエイトレスが行き来
している。
γ ⌒ヽ γ ⌒ヽ
γ⌒ヽγ ⌒ヽ
γ⌒ヽ ;;)γ ⌒ヽ
γ⌒ヽ;;) )γ ⌒ヽ ノノハヾ ノハヽヾ @ノハ@ . ノハヽヾ
( ;;;) ) γ⌒ヽ . (Θ_>Θ) .▼-▼川 .●д●) ■▽■∬
( γ⌒ヽ ( ;;;) と l ) . と と ). ( l ゝ ) と と )
ゝ ( ;;;) ( ) . |'' , ノ . ゝ 、 '| . ゝ 、 ''| ゝ 、 '|
| ( ). ゝ ''| | | | ヽノ 人 ヽノ 人 . ヽノ 人
(__) ゝ ''| | | | . (__)_) (__)_) (__) ,_) (__)_)
. | | |. (__)_)
. (__)_)
「なかなか贅沢な競り市らしいな。」
呟いてホームズが戸口を抜けた。
私はといえば、またしても不安を感じはじめていた。
ここへ踏み込むまでの私は、素人乞食クラブを新手の窃盗団ではないかと考えて
いた。
一見派手な暮しをしながら、内実懐具合のあまり良くない人々が集まって、浮浪
者に変装し、悪事を働いているのではないかと思っていたのだ。
だが、この贅沢なクラブからは、そんな金に窮した連中の臭いは感じ取れない。
「一応、この名簿にご署名を願います。」
若い店員は、私たちを開いている席に案内すると、表紙に金の縁取りを施した署
名簿を差し出した。
「本日は、ご招待という扱いになります。
次回には一応資格審査を行わせていただくことになります。」
ノノハヾ @ノハ@ . ノハヽヾ
(Θ_>Θ) ノハヽヾ .●д●) ■▽■∬
( ゝ l )▼-▼川 ( l ゝ ) と と )
___Φ と )_ ゝ 、 ''| ゝ 、 '|
/ ____/'l| . ヽノ 人 . ヽノ 人
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||/'l| (__) ,_) (__)_)
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
「ほう、厳しいんだね。」
「あくまで形式的なものでございますから、ご心配なく。
会員の方が貴方様がたのお人柄を見込んでご紹介くだすった以上、もう審査の半
分は済んだも同然ですので。」
「ああそう、」応えながら、ホームズは名簿にペンを走らせた。
「ホームズ、シーガソン様でございますか、」
「シーゲルソン
>>24だよ。私の祖父はノルウェーの出でね。」
ホームズほど名前が売れているとも思わないが、続いて回ってきた名簿に、私は
ジョン・ヘンリ・アダムズと書いた。
ホプキンズ刑事の手元も覗き込んだが、彼はなんのためらいも無く、本名を書き
込んでいたようだ
ノノハヾ ノノハヾ . ノハヽヾ
(Θ_>Θ)@ノハ@ 川▼-▼ .■◇■∬
( ゝ l )●д●) .( ゝ l ). と と )
___Φ と )_ . |'' , ノ . ゝ 、 ''|
/ ____/'l| .. | | | | | |
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||/'l| (__)_) (_(__)
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
そのうち、俄かにあたりが騒々しくなった。
恰幅のよい、50がらみの紳士が、広間の中央に現れて、恭しく辞儀をしている。
「あれが店主のジョーンズですよ。」と、ホプキンス刑事が耳打ちをした。
「ジョーンズ君、」
店主の近くの席に陣取っていたカイゼル髭の紳士が、横柄に声をかけた。
「今日はどこへ案内してくれるのかね。
先週の賭場もなかなか面白くはあったが、そろそろ別の遊びもしてみたい気分なの
だよ。」
「さようでございますなぁ、」
店主が満面に笑みを浮かべて肯く。
γ ⌒ヽ
(●ω●
と つ
|'' , ノ
γ ⌒ヽ γ ⌒ヽ γ ⌒ヽ γ ⌒ヽ
γ⌒ヽ γ⌒ヽ γ⌒ヽ γ⌒ヽ
( ;;;) ( ;;;) ( ;;;) ( ;;;)@ノハ@ ノハヽヾ ノハヽヾ
( ) ( ) ( ) ( )(●д● .(o川川 (∬∬∬
ゝ ''| ゝ ''| ゝ ''| ゝ ( つ つ .( )( )
| | | | | | | | | | | |'' , ノ . ゝ ''| ゝ ''|
(__)_) (__)_) (__)_) (__)_ | | | | | | . | | |
(__)_) (__)_).(__)_)
「私は、例の魔窟にもう一度行ってみたいよ、」と、別の紳士が話し掛けた。
「かしこまりました。案内人にそう申しておきましょう。」
「そう言えば、昨日の案内人は、大丈夫だったのかね。
随分具合が悪そうだったが、」
「ご心配いただき、ありがとうございます。
なに、ただの食中りでして、そう心配もないのでございますが、全快するまでは休
ませることに致しました。
そんなわけで、今日の魔窟の案内人は、別のものたちが努めます。」
「その方がいいね。暗くてよく見えなかったせいもあるけど、一時は血を吐いたの
かと思って、びっくりしたよ。
その上、もう一人の案内人が、
『警察を・・・』なんて怒鳴るものだから、すっかり慌ててしまった。」
この会話に、思わず腰を浮かせた私を、ホームズががっしりと押さえた。
γ ⌒ヽ γ ⌒ヽ γ ⌒ヽ γ ⌒
γ⌒ヽ γ⌒ヽ γ⌒ヽ γ⌒ヽ .. ノハヽヾ.ノハヽヾ @ノハ@
( ;;;) (●ω● ▼人▼) ( ;;;) (■o■;∬▼-▼川 .●д●)
( ) と つ と と ) ( ) と と と と ) と と )
ゝ ''| ゝ ''| ゝ 、 ''| ゝ ''| ゝ 、 '| ゝ 、 ''| ゝ 、 '|
| | | | | | | | | | | | ヽノ 人 | | | . ヽノ 人
(__)_) (__)_) (_(__) (__)_) (__)_(_(__) (__)_)
「おい、ホームズ、」
「わかってるよ、ワトスン。
しかし、ここで騒ぎ立てるのはまずい。」
ホプキンスもまた、黒いマスクの下から、
(先生、ここは堪えて・・・)という視線を送ってきた。
そのうちに、紳士たちは、三々五々、続きの部屋へ姿を消しはじめた。
私たちのところへも、例の店員がやってきて、
「お着替えを、」と言った。
./|
/ .|
/ .|
| |
| | ノノハヾ ノハヽヾ.ノハヽヾ @ノハ@
| | (Θ_>Θ) ∬;■o■▼-▼川 ●д●)
| | と l ) ( つ つ と ) と と )
|Ο | |'' , ノ |'' , ノ ゝ 、 ''| ゝ 、 '|
| |/ | | | | | | | | | ヽノ 人
| / (__)_) (__)_)(_(__) (__)_)
| /
|/
/
-----------------------------------------------------------------------
スレ汚しごめんなさい。この続きはまた明日になります…
乙
昨日は読み終わって乙と書こうとしたら落ちてたからホントあせったよw
乙です
なんか本格的ミステリーですな
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ こまほっ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
zzz ゴーゴー
〆〃ハハ ノノハハ
|∬∬- -)川*- -)
|\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ \
| \ ⌒⌒⌒ \
\ |⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
\|_________|
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
乙でした・・・ってまた落ちそうだよw
川o・-・)∬´▽`)ノ おはよー
作者さんお疲れ様です つづき楽しみです
いつも仕事行く前か帰ってきてからゆっくり読むのが楽しみだったんで
きのうはちょっとorzでした
でもログで読ませていただきました ありがとです
γ⌒ヽ γ ⌒ヽ
./o・-・oヽ ヾヽ(´▽`* ヽノシ
.( ) ( )
''ゝ'''ゝ´ ''ゝ'''ゝ´
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ旦O 0旦と )
と_)_) (_(_.J
♪
ノノハヽ ∋oノハヽ ♪
.... ∬*´▽`) 川o・-・) ....
| つつ | つつ @
☆ ノノノノノ,ヽ .ノノノノノ,ヽ .... ♪ ....
.... U U ... ~ U U
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃
∪∪彡 ∪∪彡
〆〃ハハ ノハハヽ
∬∬´▽`)∬ ∬(・-・o川
( ⊃ ⊃目 目⊂ ∪)
τ _))┳━┳ ((_ つ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
〆〃ハハ ノハハヽ
∬∬´▽`),、;;";;、,,、;;";;、,(・-・o川
( ⊃ ヽ氷ノ ヽ氷ノ⊂ )
τ _))┳━━━┳ ((_ つ
〆〃ハハ
∬∬´ 3`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃
∪∪彡 ∪∪彡
γ⌒ヽ γ ⌒ヽ
./o・-・oヽ ヾヽ(´▽`* ヽノシ
.( ) ( )
''ゝ'''ゝ´ ''ゝ'''ゝ´
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
m(_ _;;;)m これから…
>>62 乙〜こんこんにはマコの分もがんばって欲しいね
(註)
マークトゥェインの「王子と乞食」の発行は、この物語の舞台となった時の約5年
前です。
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ こまほっ
ベーカー街221B
『素人乞食クラブ事件』その10
既に50の坂を超えたドジスン師には、ハーグレーブ夫人が何故よりによって、こんな
薄汚い子供を使いに寄越したか理由がわからなかった。
が、子供が持ってきた名詞の筆跡は、間違いなくハーグレーブ夫人のものだ。
でなければ、見るからに浮浪児然としたこの子供を、部屋へ通したりはしなかったろう。
子供は、夫人から預かってきたという手紙を彼に渡すと、ぽかんと室内を眺めていた。
ノノハヾ
( ;) ノノハヾ
( つ□ (^〜^0)
. |'' ノ .と l と )
. | | | ゝ 、 ''|
(_(__) (_(__)
手紙もまた紛れもないハーグレーブ夫人の筆跡で、その内容は
「まだ私たち姉妹が子供の頃、先生はカメラに夢中になられて、色々な扮装の私たち
の写真を撮影されました。
当時の写真に、私が乞食の子の格好をしたものが、あったのを覚えてらっしゃいま
すか。
最近、あの写真が変わった場所へ出回っているという噂を聞きました。
プライベートな写真ですし、先生がそんなものをばら撒いているとは思いませんが、
この噂も、まったく根拠のないものではないんです。
つきましては、あの写真を手に入れられる可能性のある人物について、先生に心当
たりがありましたら、お報せいただきたいのですが。
お手紙は、使いにやったこの子供に持たせてください。」というものだ。
ノノハヾ
( ; ) ノノハヾ
( つ□O (0 )
|'' , ノ . と l
| | | . |'' , ノ
(__)_) (__)_)
師は、大切な私物を収めた棚を改めたあと、暫く黙考してから、こんな返事を書いた。
「お申し越しの一件、私の不注意より起こったことに間違い無いように思われます。
私の知人に、ドナルド・コーリンウッドという素人詩人がいます。
ノンセンス詩にはなかなかの閃きを見せるのですが、怠け者で、思い付いたフレー
ズを筆を取って書き付けることを厭い、未だ詩人として立てずにいます。
本業は家禽のブローカーですが、趣味にのめり込んで商売をなおざりにしているの
で、あまり儲かってはいません。
もっとも、彼には亡くなった細君の残した年金がありますから、贅沢を望まなけれ
ば、そこそこに暮してはいけるのです。
最近は私を真似てカメラもはじめ、半年ほど前になりますが、
「手本にしたいので是非・・」と頼まれて昔の作品を見せてやったことがあります。
今調べてみると、その時見せた写真が一つ紛失していました。
それが、貴方のお申し越しの写真なのです。
彼の自宅は、グッジ通りにありますが、私の方から問い詰めて戻させますので、暫
くお時間を頂ければと思います。」
ノハヽヾ
( ; )
__Φ__∩_
/ /≡/____/|
|| ̄ |, 'l|
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
「これは、酷い衣装だな、」
私が顔をしかめると、ホプキンスが、くすくす笑いながら
「何事も勉強ですよ、先生、」と囁いた。
ホームズは、さっさと着替えて、鏡を前に頬にドーランを塗りはじめている。
店員が私たちを通した部屋には、乞食の衣装一式の他に、役者が使うような化粧
道具や、鏡台までが用意されていた。
芝居の楽屋を実際に見たことはないが、多分こんな造りになっているのではなか
ろうか。
/|
/ |
|ハヾ | ノハヽヾ 〆ノハヽ .@ノハ@
|・-・).|(・o川川 ∬ ;´◇`) (‘д‘ ) _______
| / ( ) ( つ/ ̄` `!、 と と ) / ____/'l|
|/ ゝ ''| |'' , ノl| .i,,ノ . ゝ 、 ''| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||./'l|
. | | | | | | |, | | | | .|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
.(__)_) (__)_) ゚''" . (_(__)
「お支度はいかがでしょう、」
顔を出した店員に、ホームズが
「今日は、私たちは何処へ案内されることになるのかな、」と聞いた。
「初めてでございますから、スラムの酒場でもと考えておりますが、」
「酒場か、 もう少し刺激の強そうなところの方がいいな。
最前、どこかの紳士が、魔窟の話をしていたじゃないか。」
「はあ、あそこでございますか。」
「どうせなら、そこにして貰いたいね。
私の紹介者も魔窟が一番凄かったと言っていた。
アッパー・スワンダム・レーンとかいう所だったね。」
.ノノハヾ .〆ノハヽ @ノハ@ ノノハヾ
.川o・-・) ∬ ;´◇`) ( ‘д‘)______ (Θ<_Θ)
.( ゝ l ) ( l ゝ) ( つ つ ____/| と l と )
. |'' , ノ . ゝ 、 ''| . |'' , ノ |, 'l| ゝ 、 ''|
. | | | . | | | . | | |  ̄ ̄ ̄ ̄ || . | | |
. (__)_) (_(__) . (__)_) . (_(__)
「よくご存じで…
ですが、あそこは物騒なところでございますから、くれぐれも案内人からはぐれないよう
お気をつけください。」
「あ、わかったよ。」
「貴重品は、みなこの部屋へ置いておいてください。支払いは、案内人が致します。
上着のなかの、参加証を紛失されませんように。
王子と乞食
>>65を地で行くのは、お話としては面白いかも知れませんが、現実となると
笑い事ではございません。」
「わかった、」
ホームズは、上着のポケットから写真をつまみ出すと、軽く肩を竦めてもとへ戻した。
.ノノハヾ . ノハヽヾ @ノハ@ ノノハヾ
.川o・-・) .(´◇`; ∬ ( ‘д‘)______ (Θ<_Θ)
.( つ□ ) ( つ[ ゝ) ( つ つ ____/| ( つ つ
. |'' , ノ . ゝ 、 ''| . |'' , ノ |, 'l| |'' , ノ
. | | | . | | | . | | |  ̄ ̄ ̄ ̄ || . 人 ヽノ
. (__)_) (_(__) . (__)_) .(_(__)
私もポケットを改めたが、やはり例の写真が収められている。
「ところで、と、」と、ホームズがスタンリ・ホプキンズに聞いた。
「あの一座の中に、ドナルド・コーリンウッド氏はいたようだったかね。
コーリンウッドの人相はもう調べたのだろう?」
「ええ…ですが、あの中にはいなかったようです。
コーリンウッドは、トルコ人みたような顎鬚にちょっと特徴のあるもみ上げをたく
わえていましてね。
目をマスクで隠していても、見分けはつくはずなんですが。」
「ああそう、そうだろうね。」
「この一件、一体どうなってるんだと思うかね。」
私の問いに、
「そうだね、その答えは、おいおい分かるだろう…」と、ホームズが珍しく不得要
領な答えをしたとき、化粧室のドアがノックされ、
「そろそろ、お出かけの時刻です。」という、店員の声がした。
.ノノハヾ 〆ノハヽ @ノハ@
.川o・-・) ∬ ;´◇`) (‘д‘ )______
( つ つ O□と ) ( つ つ ____/|
. |'' , ノ . ゝ 、 ''| . |'' , ノ |, 'l|
. | | | . | | | . | | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ||
. (__)_) (_(__) . (__)_)
時刻は、午後6時半を回っていた。
ブロックの山の陰で、路地の奥を見張っていたカートライトの肩を、何者かがポン
と叩いた。
驚いて振り向くと、夜空を背景に、見るからに浮浪者然としたもしゃもしゃ頭の影
がみえた。
\从/ ノノハヾ
`゙″ ヽ.----,、 ノハヽ (;;;;;;; )
.,,-┬‐ `i、 .-ーヽ ニニ―,、 ( ・e・) と l
゛ /` ヽ .ヽ,,,、 `'iと ) |'' , ノ
i、 ヽ .,,,.`\ (_ノ _j (__)_)
(しまった、見つかったか、)思わず舌打ちしたとき
「どうだい、様子は。
中の奴等、そろそろ現れる時刻だろう、」という、のんびりした声が響いた。
大人の声ではない、少年の声だ。
ウィギンズであった。
「驚かすなよ。」
「はは、そういえば、見張っている相手も、浮浪者だったね。
で、まだ動きはないかい。」
「全然さ。 そっちの方は、」
ノノハヾ
`゙″ ヽ.----,、 ノハヽ (^〜^0)
.,,-┬‐ `i、 .-ーヽ ニニ―,、 ( ・e・) と l と )
゛ /` ヽ .ヽ,,,、 `'i、 ( ) ゝ 、 ''|
i、 ヽ .,,,.`\ `、(_)__) (_(__)
「ウエストエンドから、ロンドン橋界隈にかけての浮浪者の貰いは、そんなに落ち
ちゃいない。
ホームズさんの睨んだとおり、素人乞食の連中は物乞いのためにあんな格好をして
いるわけじゃなさそうだ。」
「ドナルド・コーリンウッドと、アニー・エドウスの周辺は探ってみたの?」
「一応手を回しておいたよ。
アニーはなかなか権高なかみさんらしいけど、別に浮気している相手はないようだね。
それに今朝の行動も、ホームズさんの所で言った通りらしい。
朝の9時頃に出かけるのを隣の小母さんがみかけてるけど、随分暗い表情で出てい
ったってさ。
この小母さんは、隣近所の見張りをしながら一日を過ごしてるような人でね、
おかげでアニーの動きは手に取るようにわかった。
彼女、10時頃に一度戻ったんだけど、昼過ぎにはまた出かけてる。
多分その足で警察に行ったんだろう。
帰ってきたのは、2時半頃だそうだから、警察から真っ直ぐホームズさんの所へ行って、
それから家に戻ったんじゃないかな。」
ノノハヾ
(0^〜^) .ノハヽ
( つ l つ (・ )
|'' , ノ ( )
(__)_) (_)__)
「ドナルド叔父は、どうなの?」
「こっちは、丸っきり行方が分からないんだ。
昨日の夕方出かけたきり、一度も家へは戻ってないみたいだけど、
近所に、アニー・エドウズの隣の小母さんみたいな覗き屋がいないから、詳しい事
がわからなくてね…
でも、9時半頃、若い女が訪ねてきて、随分長いこと玄関のベルを鳴らしていたの
を、近所の人が覚えていた。
服装からすると、どうもアニーみたいだね。」
「例の黒服できていたの、」
「いや、その時には別の服だったそうだ。
喪服に着替えたのは、昼過ぎに出かけるときらしいよ。
おや、動きがあったようだぜ、」
ウィギンズが、ブロックの影から身を乗り出した。
ノノハヾ
(0^〜^) ノハヽ
( つ l つ ( ・e・) ノハヽ
、,―ニニ ヽー-. 、i´ ‐┬-,,. (;;;; )ミ
、i'` 、,,,ヽ. ヽ ´゙i " .と(⌒ と)ミ
、´ /´.,,,. ヽ 、i . `ノゝ_)
家具店の裏口の庇から、ひどく小柄な黒い影が猿のような身軽さで飛び降りると、
二人の潜んでいるところまで、ちょろちょろと駆けてきたのである。
「出て来るよ、足音が沢山きこえるから、」と、その影が言った。
正しく、それから10秒も立たぬうちに、ガラガラと板戸を開く音がして、一団の
人影が、裏口の外へ湧き出したものだ。
その頃、カートライトとウィギンズは、庇にへばりついていた小柄な少年を後に残
し、表通りをグッジ通りと交差する辻まで走っていた。
そこには、一台の馬車が止まっていて、彼らが駆け寄ると、中から
「出て来たの?」と、ハドスン夫人の声が響いたものだ。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'''''|゙゙^ニニニーr‐---,,,,,,,,,,,、
γ⌒ヽ | .| .rlノハヾ.| ,‐
( ;;;) l゙ l゙ l゙|`.∀´) ,l゙
と と ) | l゙ l゙l゙ l゙ │
, ゝ 、 ''| | ′ _,,,. l゙ l゙ .l゙
..、,,,,,,,--、、 .゙ ( ( (゙゙"'''''''''''''''',!-、| ‘゙` ,! l゙ ,l゙
` 'i、 .(_(__) | | | ,l゙、│
, ゙i、 ゙l | ,し--,、 │ ._,|"゙',レ
| ゙l " l,_ | ,i″ ヽ ._,,,ニニ゙‐'| .} . ノノハヾ
ヽ_ .i、゙l .゙l.i、`  ゙̄|゙゙゙"''''''¬ー'トl゙ 〔゛ ノハヽ (0 )
-―ー'′ .゙ i、 ゙l ゙l, ./ ゙l ( )と l
゙l / `ヽ,,,,/ ゙l ,l゙ ( ) |'' , ノ
.| | ` \_ _,,i´ (_)__)(__)_)
「アッパー・スワンダム・レーンに向かうなら、じきこちらへ来る筈です。」
カートライトが応えて、馬車に乗り込む。
ウィギンズは馬車によじ登って、御者の横に座った。
やがて、背後の辻から
「ホウ、ホウ・・」と、梟の声が響いた。
ウィギンズか御者に何事か囁くと、馬車はトテナムコートロードをゆっくり南へ進みはじめた。
間もなく、馬車の側に先ほどの少年が駆け寄ってきて、
「偽乞食たちは、裏通りを抜けた所で馬車に乗ったよ。」と囁いた。
その後も、梟の声は、遠くなり、近くなりしながら、馬車の進む先から一定の間隔を置いて響
いて来る。
例の小柄な少年だけでなく、かなりの人数が、ロンドン橋界隈までの道筋に配置されている
ようであった。
'.[ ̄ ̄ ゙゙̄ニニニニニニニニニニ ̄ ̄ ̄ ̄^,!
| .。―ー''、| | ,!''''''''''''''" l゙
ノノハヾ. ノハヽ | ,! | ノノハヾ,!
ヾ∧ (〜^0 )( ・e・) | |(`.∀´ξ
/ ・ |ミ と と ).| |.| ,! |,,,,,,,,,. ,"
(_'... |ミ ( ( ( `----".| | ` l
| |ミ ゙リ゙゙゙゙゙゙'| | | l゙
| `────丶 ゙l |―¬ー、,.| ,,-ト--,,、 .|、
| |\ ゙l.,/` ゙゙l,,,,,,,,,,,,,,,,,,,i´ `'∠"゙l、
| _ノ──ゝ | ミ リ ゙l │ ゙l ̄`
ヽノ 人 ヽノ 人 { |゙゙''''''''''| |
(__)_) (__)_) ヽ .ノ .゙l、 ,/
-----------------------------------------------------------------------
スレ汚しごめんなさい。この続きはまた明日になります…
乙です。
話が面白くなってきましたね。早く先が読みたいです。
。∴
ノハヽヽ .|:;::;:|
川o・-・)つ|. :|< ビール ドーゾ
. ̄
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ありがとうございます、いただきます…
。∴
.|:;::;:|
(_ _;;;)つ|. :|
. ̄
ミ ぴゃっ…
<ぷはーっ…
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
∋oノハヽ ハハヽ
川o・-・)∬ ´▽`) <おはよー
〆〃ハハ
∬∬´ 3`)<ぷるるるる!
/つノノハヽ
( 川o・-・) <そこの人どいて〜!
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ こまほっ
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
〆〃ハハ
∬∬´ 3`)<ぷるるるる!
/つノノハヽ
( 川o・-・) <ハロモニ保全だよ〜!
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
〆〃ハハ
∬∬´▽`)<ハロモニ終了!
/つノノハヽ
( 川o・-・) <保全だよ〜!
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
川o・-・)人(´▽`*∬
〆〃ハハ ノハハヽ
∬∬´▽`),、;;";;、,,、;;";;、,(・-・o川
( ⊃ ヽ氷ノ ヽ氷ノ⊂ )
τ _))┳━━━┳ ((_ つ
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃
∪∪彡 ∪∪彡
/⌒ヽ, /⌒∞
⊂===@=⊂ニニ⊃
川o・-・) (´▽`*∬
r;;(_)" : )r::(_)"∞)つ
(;;;∪___,,.ゝ:::∪ノハ_ゝ
、.,.,,(_/"(__).,.(_/"(__).,.,,.、
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃
∪∪彡 ∪∪彡
∋oノハヽ 〆ノハヽ
川o・-・) ∬´▽`)<♪ホゼン、ホゼン♪
⊂ つ ⊂ つ
(( (つ ノ (( (つ ノ
(ノ (ノ
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬<保全しとこうね
( つ旦O 0旦と )
と_)_) (_(_.J
∋oノハハ ハハヽ
川o・-・)人(´▽`∬
と ノ ヽ つ
(_)) ((_)
∬ ∬ ∬
。o /ノハヾヽ ノノノノヽヽ
(^)゜゚::::川o・-・):::.:(´▽`∬:::::(^)
(⌒ヽ:((:ー--‐:))::((‐--ー::))::(⌒)
(~゙゙(⌒`)(~´`X~^X⌒`~)゜
>>103 いつも乙です
辻加護の卒紺、5,6期の挨拶がなかったようで
まこもこんこんも二人とすごく仲が良かっただけに残念…
げっ、ゴロッキの挨拶無しですか…
そりゃやばいなぁ。
きっと今夜はスレ乱立の嵐ですよ。
こわー
m(_ _;;;)m
これから…
ゴロッキ、ぶりんこと最後に抱擁とか出来なかったんですね
ちょっと可哀想…
そのせいか、狼もあまり盛り上がっていませんね。
まぁ、盛り上がりすぎてスレ乱立されるのも困るんですけど…
うーん
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃ 保全だよっ
∪∪彡 ∪∪彡
今日も楽しみだぁ
ノハヽヽ 。゚./ ゴクロウサマデス
川o・-・)つ|■|< コーラ ドーゾ
あともうちょっとです…
コーラいただきます。
。゚./
m(_ _;;)つ|■|
ミ ぴゃっ…
ベーカー街221B
『素人乞食クラブ事件』その11
「凄いところだな、」
汗と、小便の臭いが濃く立ち込める盛り場を歩きながら、私は左右を見回した。
「お客様がたが、いつもの服装で踏み込みでもしたら、どんな目に会うか知れない
所ですよ。」
ターキンという案内人が言った。
この、鼠のような顔つきの小男と、石ころのような顔をしたケンプという大男が、
私たちの魔窟巡りの案内人なのである。
危険を避けるためと、財布を家具店の化粧室に置いてこさせられたので、私たちの
懐は空っぽであった。
その上衣装までが乞食そのままとあっては、頼りないこと夥しい。
| .,rf'“゛
―――――――――――――――ート | |.¬'''''''¬――ー`
'''''''''''''''''''i、 ,―――――ーi、 .| .| | ,---------、
| .| | | .| | | |
| .| ,......、 | .| | |_____,l゙
| ゚''''''''''' ノovoヽヾ . ノハヽヾ ノハヽヾ @ノハ@
| ( Θ ) . ノノハヾ .(´◇`; ∬ (・-・o川 (‘д‘ )
.,,,,,,,,,,,,|, .|゙゙゙゙゙゙゙゙゙'! ( l ゝ ) ( `x´) . ( l,,,,, ゝ ) ( l,,,,, ゝ ) と と )
.| | | | ゝ,,,,,,,,,,,'|. ( つ l つ. ゝ 、 ''| . ゝ 、 ''| ゝ 、 '|
゙゙゙゙゙゙{,,,,,,,,,,,,7゙| |゙゙゙゙ | | | |'', ノ | | | ヽノ 人 ヽノ 人
(_(__) (__)_) . (_(__) (__) ,_). (__)_)
「こちらです、」
ターキンが、『黒ピーター』と看板のある居酒屋の角の辻を曲がったとき、
「いいかげんにしゃあがれ、」と、怒鳴り声がして、居酒屋の奥から黒い塊がごろ
ごろと転げ出してきた。
良く見ると、それは特徴のあるもみ上げと、トルコ人のような顎鬚をたくわえた紳
士だった。
地べたへ放り出されたおかげで、すっかり泥にまみれてはいるが、着ている衣装も、
この辺りをうろつく連中のような粗末なものではない。
"^ _,,,,,rニニニ"'"^ .| ゙l|
,-ニニニ゙‐'゙^ _,,,,―'''i、.| ‖ . γ⌒ヽ
゙^ ._,,,―'',! '| | | ‖ . ( ;;;)
: ""` .| | | | ‖ γ⌒ヽ ( )
.| .| ,,,-‐" | || . ( ;;;) ゝ ''|
.| .゙'"゛ .| ‖ ( ) γ⌒ヽ
.| | || ゝ ''| ( ;;;
.| ,,-'“゙゙゙゙゙゙ニ" ノハヽヾ ノハヽヾ と と )
| .,,/ .,/ (。`; ∬∬(・-・o川 ゝ 、 '|
|.,,/ ノハヽヾ と l と )と と ) ヽノ 人
.,/` (ξ・Д・) ゝ 、 ''| @ノハ@ (__)_)
.,/` ,ノ つ ,.つ ヽノ 人 (‘д‘ )
..,,/` (^~ ,(^⌒ ) (__) ,_)( l ゝ
` .,/ ,......、 ゝ 、 ''|
,-" ノovoヽヾ ノノハヾ ヽノ 人
.,/ ( Θ ) ( `x´) (__) ,_)
. ( l ゝ ) と と )
紳士を助け起こそうとすると、ホームズが
「止すんだワトスン…」と、私の腕を押さえた。
「だってホームズ、あの男はきっと、」
「ドナルド・コーリンウッドだというんだろう?
僕も多分そうだと思うが、我々は魔窟に案内されていく途中なんだ、ここで彼を
助けたりして、案内人に目をつけられでもすると、後々面倒なことになる」
「しかし、あいつをこのまま放っておいてもいいのかね。
酒場で何をしていたか、これから何処へ行くのかも、調べないとまずいだろう」
γ⌒ヽ 〆ノハヽ ノハヽヾ γ⌒ヽγ⌒ヽγ⌒ヽ
( ;;;) .∬ ´◇`)(・-・o川 . ( ;;;) ( ;;;)
( ) . ( つ つと と ) と と ) ( と )
ゝ 、 '| |'' , ノ ゝ 、 ''| ゝ 、 '| ゝ 、 '|
ヽノ 人 | | | . | | |. ヽノ 人 . ヽノ 人
(__)_) (__)_) (_(__) (__)_) (__)_)
「大丈夫、見たまえ、あそこに援軍が来るよ…」
ホームズが背後に視線をやって囁いた。
「我々は予定通り、このまま魔窟へ向かおう」
γ⌒ヽ γ⌒ヽγ⌒ヽγ⌒ヽ 〆ノハヽ ノノハヾ
( ;;;) ( ;;;) ( ;;;) ∬ ;´◇`) 川o・-・)
と と ) と と ) ( と ) ( つ つと と )
ゝ 、 '| ゝ 、 '| ゝ 、 '| |'' , ノ ゝ 、 ''|
ヽノ 人 ヽノ 人 . ヽノ 人 | | | . | | |.
(__)_). (__)_) (__)_) (__)_) (_(__)
しつこい客を、右アッパー一発で叩き出した酒場の亭主は、ふんと一つ大きな鼻
息を鳴らして、カウンターへ戻りはじめた。
と、誰かが皮の前垂れを引っ張って、
「凄いパンチだったね、叔父さん、」と話し掛けたものだ。
「なんだ小僧、」と、亭主は顔をしかめた。
γ ⌒ヽ
(;;; ゚⊇゚ )
( つと ) ノハヽ
|'' , | (・e・ )
| |,,,,,,,, ゝと )
(__)_) .(__(_)
「ここぁ、お前なんぞの来る所じゃねぇ、とっとと消えろ。」
「ちぇっ、どんな風体をしてたって、金を払えば客だろう、」と、小僧がこまっ
しゃくれた口を利いた。
「おいらだって、おあしぐらい持ってるんだぜ。
ほら・・・」
広げた小僧の手には、ペニーではなく、シリング貨が乗っていた。
摘み上げて
「ふふん、ませた野郎だ。
で、何が飲みてえんだ。」と聞くと、
「ビールでいいや。」
「はっは、ビールでいいやと来たか、気に入ったぜ。」
γ ⌒ヽ
(;;; ゚⊇゚ )
( つ つo ノハヽ
|'' , | (・e・ )
| |,,,,,,,,,| と )
(__)_) (__(_)
亭主は樽からジョッキに7分目ほど黒っぽい液体をついで、カウンターに乗せた。
小僧は伸び上がるようにしてそれを取りながら、
「それにしても、さっき放り出した奴、ここらにゃ似合わない格好をしてたね。」
と聞いた。
「なに、あいつ、あれでも家の常連なんだ。
もっとも、いつもはあんな格好できているわけじゃねぇがな。」
「ふうん、」と肯きながら、小僧はジョッキの中身を少し啜ったが、途端にせき
込み出した。
「そら見ろ、無理をするからだ。」
γ ⌒ヽ
(;;; ゚⊇゚ )
( つ つ
|'' , | ノハヽ
|\ ̄  ̄ ̄\ .(+e+; )
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .O凵と)
| | | .(__(_)
\l__________|
「ちょっと咽ただけだい。
それより、あのおっさん、いつもはどんな格好で来てるのさ。」
「お前とおんなじ格好だよ。」
「じゃ宿無しかい。」
「なあに、格好だけさ。
根っからの宿無してぇわけではねぇのだ。
それにしても、野郎ふざけやがって、」
そこまで言って、改めて腹が立ってきたのか、亭主はカウンターをガツンと殴り
付けた。
毛むくじゃらで、熊のような腕である。
小僧は首を竦めて、
「どっ、どうしたの、」と聞いた。
γ ⌒ヽ
(;;;#;゚⊇゚ )
( つ つ))
|'' , | ノハヽ
|\ ̄  ̄ ̄\ .(・e・; )
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .O凵と)
| | | .(__(_)
\l__________|
「野郎め、俺の所のビールに毒が入ったと抜かしゃがった。」
「毒?」
小僧が、両手に抱えたジョッキを見直した。
「心配するねぇ、んなもの入ってるわきゃねぇだろう。
今日日、ストリキニーネだって、安かねんだぞ。
なぜ俺がそんな余計な銭をかけて、客の頭数を減らさなくちゃならねんだ。
もともと大して多くもねぇってのによ。」
「そういや、そうだね、」と、小僧が左右を見回した。
実際、この夜の「黒ピーター亭」は、お世辞にも繁盛しているとは言えなかった。
カウンターにいるのは小僧一人、他に客といえば隅のテーブルに、しけた顔つき
の船乗りが3人、陰気に酒を飲んでいるばかりだ。
もっとも、今朝方店の入り口で、哀れなスチュアート・エドウズの毒殺死体がみ
つかったばかりなのだから、無理もなかろう。
γ ⌒ヽ
(;;;#;゚⊇゚ )
( つ つ
|'' , | ノハヽ
|\ ̄  ̄ ̄\ .( ;・e・)
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .O凵と)
| | | .(__(_)
\l__________|
「『ほんとは、俺が毒を飲む所だったんだ。』と、野郎は言うのさ。」
亭主が、鼻息荒く言った。
「『あの晩も、引き上げる前に、寒さよけにここで一杯ずつひっかけた。
珍しくスチュアートが奢ってくれたが、俺のジョッキにゃゴミが入ってたから、つ
いスチュアートがわき見してる間に取り替えちまった。
おかげで、スチュアートはあのざまだ。
馬車に乗る前のおれ達は、他には何も口にしてねぇ。
毒は間違いなく、ここのジョッキに入ってたんだ。』ってな。」
γ ⌒ヽ
(;;;#;゚⊇゚ )
( つ つ
|'' , | ノハヽ
|\ ̄  ̄凵\ (・e・ )
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .Oと )
| | | (__(_)
\l__________|
「でも、理由も無しに誰かを殺そうなんて普通思わないよね。
小父さんには。あの人を殺さなくちゃならない理由が何かあるの」
「馬鹿いっちゃいけねぇ。そんなものあるもんか」
「でも、あの人は小父さんが自分を殺す理由があると思ってるわけでしょ」
「野郎は、俺が毒殺しようとした理由を、このところ、俺の所へ野郎が椋鳥を運ん
でこないから、腹を立てたんだろうだと言いやがるのさ。
確かに、腹は立てちゃいた。いたが、そのぐらいのことで毒なんか使うかよ。
俺あそんなに尻の穴は小さくねぇ。
それに、もし殺すとしたら毒なんぞより、この腕をつかわぁ。
その方が確実だ。」
「叔父さんのいってること、難しくてよくわかんないや。」と小僧が言った。
「椋鳥って一体何さ、」
「スラムを珍しがって、くだらねぇ事にもぽんぽん金を落としていってくれる連
中の事さ。こんな事をお前に言っても、はじまるめぇがな、」
γ ⌒ヽ
(;;;#;゚⊇゚ )∩
( つ ⌒ノ
|'' , | ノハヽ
|\ ̄  ̄凵\ .(・e・ )
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| . (つと )
| | | .(__(_)
\l__________|
「おいシーガスン、」
肩を揺すると、ホームズは寝床でもそもそ身体を動かしながら、
「どうしたワトスン、そろそろ退屈してきたかね。」と、寝言のように呟いた。
「そうじゃないが、
まさか君、ほんとに阿片煙草を吸ったわけじゃあるまいね。」
「ハハ、全く信用がないな。
僕が薬に手を出すのは、事件がなくて暇をもてあましたときだけさ。
それに、コカインに比べてこの薬はデメリットが多すぎる。」
|.|
|.|
|.|
ニニニニニニニニニニニニニ ノハヽヾニニ]|
ノノハヾ (´◇`; ∬ |.|
川o・-・) と と ) |.|
( つ ⌒⌒へつ ゝ 、 ''| |.|
ニニニニニニニニニニニニニ | | | ニ].|
(_(__) |.|
「それならいいんだが、
煙管をくわえていた時の君の顔つきがあんまり陶然としているんで、不安でしょ
うがなかったよ。」
「演技だよ君、演技、」ホームズは声に出さずに笑った。
「常々思ってるんだが、今の商売に入らなければ、僕は役者として大成していた
んじゃないかな。
僕の一族には、確かに役者の血が流れているんだ。」
「ところで、今何時だろう。そろそろ引き上げる時刻なんじゃないか。」
「そうだね。そろそろ12時を回ったころだ。」
「時計を持ってきたのか、」
「時計などなくとも、時間はわかるさ。」
ホームズが、煙出しから漏れる月明かりを目で示した。
|.|
|.|
|.|
ニニニ ノノハヾニニニニニ ノハヽヾニニ]||
川o・ー・) .(´◇`; ∬ |.|
/ ヽ と と ) |.|
と/( ⌒ヽ^ヽ、 .ゝ 、 ''| |.|
ニニニニニニニニニニニニニニ | | | ニ].|
(_(__) |.|
「ところでホプキンスは、」
「最前別の房に入ったきりさ。
あれは真面目な男だから、まさか阿片を吸いはしまいが、」
そう応えているところへ、金髪の巻毛の浮浪者が、のそのそと近づいてきた。
「ホプキンス、収穫はどうだね。
君と一緒の房の客は、昨夜のエドウスについて、何か知っていたかい。」
「いやだなぁ、そう先手先手で聞かないでくださいよ。」
「ジョーンズに昨夜の案内人の事を聞いた客に付いて行ったから、何が聞き出せ
るか楽しみにしてたのさ。
阿片でもうろうとしてるから、聞き出しやすかったろう。」
「そうでもありませんでしたよ。
でも、スチュアート・エドウスの様子がおかしかったのは、馬車で帰る途中から
だったようですね。
御者席で、なんだか苦しそうに唸っていたのを、あの客が聞いてるんです。
チャリングクロスを過ぎる辺りのことだそうですよ。」
|.|
|.|
ニニニニニニニニニ]| ノノハヾ 〆ノハヽ @ノハ@
|.| 川o・-・) ∬ ´▽`) (‘д‘ )
|.| ( ゝ l ) ( l ゝ ) と と )
|.| |'' , ノ ゝ 、 ''| ゝ 、 '|
ニニニニニニニニニ|.| | | | | | | ヽノ 人
|.| (__)_) (_(__) (__)_)
「それじゃ、毒を飲まされたのは、このスラムでって事になるね。」
「そうなりますね。」と、ホプキンスが肯いた。
「馬車からは、私たちが乗り込んだあの路地でおりて、あとは通りを家具屋まで
戻ったんですが、そのときには、もう歩くのもやっとだったようです。」
「で、例のブロックの横まで来た所で、ついに血を吐いたわけか。」
「その前に、地面へ倒れたようです。
で、肩を貸していたもう一人の案内人が、慌てて上着を脱いで抱き上げ、
『スチュー、スチュー』と、声をかけたら、
がっと口から黒いものを吐いて、
思えばそれが血の塊だったんでしょう。
連れの案内人は、慌てて
『大変だ、警察を呼ばないと、』と叫んだようですが、家具屋の倉庫から出てき
た店員に止められたそうです。
客たちはその後すぐに地下のクラブへ戻って、風呂を使って着替えたので、それ
からどうなったかは知らないのですが、多分エドウスの相棒と、店員たちが死体を
どうするかで争っているところへ、ピータースンが通りかかったんでしょう。」
|.|
|.|
ニニニニニニニニニ]| ノノハヾ 〆ノハヽ @ノハ@
|.| 川o・-・) ∬ ´◇`) (‘д‘ )
|.| ( ソ l ) ( つ つ と と )
|.| |'' , ノ .|'' , ノ ゝ 、 ''|
ニニニニニニニニニ|.| | | | | | | | | |
|.| (__)_) (__)_) (_(__)
「すると、」と、私は口を挟んだ。
「ブロック積みの上でピータースンが見つけたのは、エドウスの相棒の上着だっ
たわけだね、」
「そうです。 しかも、その相棒は、先生もご存知の男ですよ。」
「私の知っている男、」
「最前角の酒場から叩き出された紳士、つまりドナルド・コーリンウッドです。」
「おいホームズ、」
知らず知らずに私の声は、大きくなっていたのだろう。
友人は、慌てて私の口を塞いだ。
|.|
|.|
ニニニニニニニニニ]| ノノハヾ ノハヽヾ @ノハ@
|.| 川o;・-・)/)`; ∬∬ (‘д‘ )
|.| ( ソ l ノ( つ つ と と )
|.| |'' , ノ |'' , ノ ゝ 、 ''|
ニニニニニニニニニ|.| | | | .| | | | | |
|.| (__)_)(__)_) (_(__)
-----------------------------------------------------------------------
スレ汚しごめんなさい。この続きはまた明日になります…
乙でし
(´-`).。oO(名前が覚えられない…)
乙
前スレ最後も同じこと書こうとして書けなかったんだが
カートライトかわいすぎ!カートライトヲタになっちゃったよw
zzz ゴーゴー
〆〃ハハ ノノハハ
|∬∬- -)川*- -)
|\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ \
| \ ⌒⌒⌒ \
\ |⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
\|_________|
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃ 保全だよっ
∪∪彡 ∪∪彡
まこほ
こまほっ
∋oノハハ ハハヽ
川o・-・)人(´▽`∬
と ノ ヽ つ
(_)) ((_)
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
川o・-・)∬´▽`)ノ おはよー
作者様いつもお疲れ様です ほんと毎日つづきが待ち遠しいです
ゴロッキの最後の挨拶無いのは本当に残念ですね
同級生こんまこの辻加護への最後のコメント聞きたかったです…
,.-.、
(:_;_::)
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃ 保全だよっ
∪∪彡 ∪∪彡
チュ♪
∋oノハハ〃ハハ ☆
ノリ川o・) ´◇`)
ノ⊂ ) )
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃ 保全だよっ
∪∪彡 ∪∪彡
/⌒ヽ,
⊂===@
川o・-・)<帽子、似合ってますか?
/ ゝyゝ
∪ / │
| ̄ ̄|__ゝ
|__|∪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
キャワワ…
衣装がなんだか金田一耕輔みたいだね
/⌒ヽ, /⌒∞
⊂===@=⊂ニニ⊃
川o・-・) (´▽`*∬
r;;(_)" : )r::(_)"∞)つ
(;;;∪___,,.ゝ:::∪ノハ_ゝ
、.,.,,(_/"(__).,.(_/"(__).,.,,.、
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃ 保全だよっ
∪∪彡 ∪∪彡
zzz ゴーゴー
〆〃ハハ ノノハハ
|∬∬- -)川*- -)
|\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ \
| \ ⌒⌒⌒ \
\ |⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
\|_________|
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
γ⌒ヽ γ ⌒ヽ
./o・-・oヽ ヾヽ(´▽`* ヽノシ
.( ) ( )
''ゝ'''ゝ´ ''ゝ'''ゝ´
/⌒ヽ,
⊂===@ 〆ノハハ
川*・-・) (´▽`∬ <あさ美チャン、なんで帽子かぶってんの?
⊂ O ⊂ O
( / ( /
⊂\_) .⊂\_)
__∧____
/気にしないで・・・\
/⌒ヽ, /⌒∞
⊂===@= ⊂ニニ⊃
川*・-・) (´▽`∬
⊂ O ⊂ O
( / ( /
⊂\_) .⊂\_)
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
m(_ _;;;)m
これから…
m(_ _;;;;;)m
うっ…なっ名前多すぎましたか…
自分でもなんだか、そんな気がしてたんですけど…
ヨロー
観衆の我侭な独り言には耳を貸さないでいいですよ
(´-`).。oO(書いたの俺だけど…)
ノハヽヽ 。゚./
川o・ー・)つ|^^|< メロンソーダ水 ドーゾ
 ̄
あと半分ぐらいです…
メロンソーダ水いただきます
。゚./
m(_ _;;;)つ|^^|
 ̄
ミ ぴゃっ…
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
ベーカー街221B
『素人乞食クラブ事件』その12
「ともあれ、ここで手に入れるべき情報は、あらかた手に入ったようだ。
あとは、ドナルド氏と、酒場の亭主、それに今1人、ある人物の証言が得られれ
ば、事件の裏付けは終わりだよ。」
「事件の裏付けだって、」
またもや私の声は高くなっていた。
「じゃ、君はもう事件の経緯がわかっているのか、」
「犯罪にかかわった者の一人が誰かはわかってる。
問題は、その人物が主犯かどうかということぐらいなんだ。」
|.|
|.|
ニニニニニニニニニ]| ノノハヾ ノハヽヾ @ノハ@
|.| 川o・-・) (´◇`; ∬ (‘д‘ )
|.| ( ソ l ) と と ) と と )
|.| |'' , ノ ゝ 、 ''| ゝ 、 ''|
ニニニニニニニニニ|.| | | | | | | | | |
|.| (__)_) (_(__) (_(__)
私たちが、トテナムコートロードのクラブへ戻ったのは、1時ちょっと過ぎだ。
客の中には、足元の定まらぬ者も何人かいたが、出迎えた店員たちが手取り足取
りして地下のクラブへ連れ戻し、風呂を遣わせて、元の衣装に着替えさせた。
こうして、中身はどうあれ、外見は元どおりの立派な20人の紳士が出来上がっ
たのである。
多くの客は、店員が捕まえてきた辻馬車で家路についたが、私たち三人は徒歩で
表通りへ出た。
グッジ通りへ向かってしばらく行くと、今日の午後雇った馬車が辛抱強く辻で待って
いた。
'.[ ̄ ̄ ゙゙̄ニニニニニニニニニニ ̄ ̄ ̄ ̄^,!
| .。―ー''、.| | ,!''''''''''''''" l゙
ヾ∧ | | | | ,! | ノノハヾ,!
/ ・ |ミ | | | | | |(`.∀´ξ
(_'... |ミ _| | | | ,! |,,,,,,,,,. ,"
| |ミ ゙l `---".| | ` l
| @ノハ@ 〆ノハヽ|―¬ノノハヾ ,,-ト--,,、 .|、
| ( ‘д) ∬∬ ´).,/` 川川o・) ,,,,,,,,,,,,,,,,,i´ `'∠"゙l、
| ( ゝ l )( つ つ ( ゝ l ) │ ゙l ̄`
ヽノ |'' , ノ |'' , ノ{ |'' , ノ ''''''''''| |
(_ 人 Y ( 人 ヽノ ヽ 人 Y.ノ .゙l、 ,/
(_, (__) (_(__) (_, (__)
「どうでした、」
扉を開けるなり、ハドスン夫人が待ちかねたように聞いた。
行き先が行き先なので、女性の彼女は馬車の中でずっと待機している他なく、気が
気でないことは、私たち以上だったろう。
「必要な情報は、手に入りましたよ。ところで、黒ピーター亭の前で浮浪児の格好を
したカートライトを見かけたので、メモを走り書きして道に落としてきたんですが…
彼は気づいてくれたでしょうかね。」
「もちろんですとも。その辺は如才のない子ですから…
間違いなくメモに書かれてあった通りにしたと言っていました。」
「では急いでベーカーストリートへ戻る事にしましょう。
ぐずぐずしていると眠る暇がなくなってしまう、」
'.[ ̄ ̄ ゙゙̄ニニニニニニニニニニ ̄ ̄ ̄ ̄^,!
| .。―ー''、.| | ,!''''''''''''''" l゙
ヾ∧ | |ハヽ | | ,! | ノノハヾ,!
/ ・ |ミ | |´▽`) | | | |(`.∀´ξ
(_'... |ミ _| | | | ,! |,,,,,,,,,. ,"
| |ミ ゙l `---" @ノハ@ | ` l
| `────丶 ゙l |―¬ー., ( ‘) ,,-ト--,,、 .|、
| |\ ゙l.,/` ( つ,,i´ `'∠"゙l、
| _ノ──ゝ | ミ リ |'' , ノ ゙l ̄`
ヽノ 人 ヽノ 人 { | | | |
(__)_) (__)_) ヽ (_(__)、 ,/
「ホームズ、」馬車に乗り込んだ私は大声を出した。
「君はメモに一体何を書いておいたんだ。」
「なに、
『D・C殿へ、シャーロック・ホームズ氏より伝言。
明朝7時、ベーカーストリート221Bの拙宅をお訪ね願いたい。』と書いただけさ。
カートライトなら、D・Cがドナルド・コーリンウッドを指していることは、すぐに気づいてくれる
だろうと思ったからね。」
「しかしホームズさん、」と、ホプキンスが不安そうに言った。
「そんな伝言だけでコーリンウッドは本当にあなたの所へ来ますかね。
私には、奴が逃げるんじゃないかって不安さえありますよ。」
| ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,、 .,,------、、 .,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, .|
| | | | ゙l | │ |
| | 〆ノハヽ| | .| ノハヽヾ .| |
| | ∬ ;´◇`) | .| (・ー・o川 .│ .|
| @ノハ@ つ | .| と と ノノハヾ|
( ‘д‘) ノ | .| ゝ (´ ξξ
( つ つ ) ) .| .| ( ( (つと )
|'' , ノ __)_)ヽ,,,,,,,,,,,,,,,,ノ (_( ゝ 、 ''|
ヽ ) ) " <,,,,,,,,,,,,,,,ノ.\
(__)_) . (_(__)
「まあ、その可能性も皆無ではないが、十中八九は来るだろうよ。
彼が『黒ピーター亭』に来て、亭主に叩き出されるほどしつこく何か聞いていた
としたら、理由は一つしか思い当たらない。
甥のスチュアートの死因を探っていたのさ。
だが、酒場を叩き出されたときの様子では、調査も不首尾に終わったようだから、
今ごろは困り果てているはずだ。
そこへ、知らぬ間にポケットに、高名なる探偵シャーロク・ホームズ氏からのメ
ッセージがあったとなれば、」
「なるほど、」 ホプキンスが、馬車に揺られながらくすくす笑った。
「来ますね、これは…きっと来ますよ。」
| ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,、 .,,------、、 .,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, .|
| | | | ゙l | │ |
| | 〆ノハヽ| | .| ノハヽヾ .| |
| | ∬ ´▽`). | .| (・-・o川 │ .|
| @ノハ@ つ | .| と と ノノハヾ|
( ‘д) .ノ | .| ゝ (`.∀´ ξ
( つ つ ) ) .| .| ( ( と と )
|'' , ノ __)_)ヽ,,,,,,,,,,,,,,,,ノ (_( ゝ 、 ''|
ヽ ) ) " <,,,,,,,,,,,,,,,ノ.\
(__)_) . (_(__)
どうせ7時にはまた出てこなくてはならないと分かっていたので、私とホプキン
スは、ホームズの下宿のソファーで一夜を明かした。
6時過ぎには、ウィギンズとカートライトが現れて、昨夕の調査の結果を報告し
てくれた。
やがて、7時を5分ほど回った頃、階下から
「ホームズさん、お客様ですよ。」という、ハドスン夫人の声が響いた。
そして、顔色のやや青ざめたドナルド・コーリンウッド氏が、下宿の戸口に姿を
あらわしたのである。
______
| |
| |
| ノノハヾ ノノハヽ
| ξ `.∀´) ξ・д・ξ
| (__)" y ) ( つ と )
| <∪___,,.ゝ ゝ ,, ノ
| | | | | | |
| (_)_) (,⌒|⌒,)
コーリンウッド氏が現れたとき部屋にはホームズと私の他に、ホプキンズ刑事、
カートライトにウィギンズまでがいた。
これほど大勢の者に迎えられるとは思っていなかったのだろう、氏はやや気圧さ
れたような表情で入って来ると、
「あの、ホームズさんはどちらで、」と聞いた。
「私です、どうぞこちらへ、」
愛想良く応えてホームズが、空いている椅子を示した。
「あなたのお力になれると存じますよ。」
@ノハ( 〆ノハヽ ノノハヾ ノハヽヽ
( ‘д‘∬ ´◇`) .川o・-・) (・д・ξ)
.ノハヽ.( つ と ) . ( つ つ (つ と )〃
( ・e・) |'' , ノ |'' , ノ ゝ 、 ''|〃
( ) | | | . | | | ( ( (==]
(__(_)(__)_) . (__)_) . (_(__)||ヽヽ
「本当にそうなら有り難いことです。」
コーリンウッド氏は、薦められた椅子に崩れるように腰を下ろした。
「ロンドン中捜しても、今の私ほど助けを必要としている男はおりますまい。
もし、スチュアートに起こった事をアニーが知れば、私は殺人犯にされてしまいます。
それにしても、わからないのは、あなたが何処から私の困っていることをお知りになった
のかです。
知らないうちに私のポケットに伝言を入れられた方法もですが・・・」
「この、優秀なメッセンジャーが、」と、ホームズが目をくりくりさせているカートライトに目を
やった。
「メモをポケットへ差し込んだとき、あなたは酒場から叩き出されたばかりで、呆然とされて
いたのですよ。
それと、エドウズ夫人は既にご主人が亡くなった事をご存知です。
私がこの一件に関わりあったのも、一つには、夫人のご依頼があったからでしてね。」
@ノハ( 〆ノハヽ ノハヽヾ ノハヽヽ
( ‘д‘∬ ´◇`) (・-・o川 (・д・;ξ)
.ノハヽ.( つ と ) .と つ (つ と )〃
( ・e・) |'' , ノ |'' , ノ ゝ 、 ''|〃
( ) | | | . | | | ( ( (==]
(__(_)(__)_) . (__)_) . (_(__)||ヽヽ
「ああ、それでは私はお終いだ。」
コーリンウッド氏が両手で顔を覆った。
「あの子は私を怨んでいるから、スチュアートが堕落したのは、みんな私の責任
だと警察に告げるに違いない。
それがまた、根も葉もない事とは言えないのが辛い所です。」
「そう悲観したものでもありますまい。
ところで『素人乞食クラブへ』スチュアート君を誘ったのは、あなたなのでしょうね。」
「そうです。
私としては、職にあぶれている甥に趣味のいい、奇麗な仕事を紹介しようとした
だけなんですが、」
「おやおや、」と、ホプキンスが笑った。
「あのクラブでしたら、昨夜ちょっと覗いてきましたが、あまり趣味がいいとは
言えなそうな雰囲気でしたよ。」
@ノハ@ ノハヽヾ ノハヽヾ ノハヽヽ
( ‘д‘)(´▽` ∬ (・-・o川 (´д`;ξ)
.ノハヽ. つつ と ) . ( ソ つ (つ と )〃
( ・e・) |'' , ノ |'' , ノ ゝ 、 ''|〃
( ) | | | | | | ( ( (==]
(__(_) (__)_) (__)_) . (_(__)||ヽヽ
「ジョーンズの変節のせいなのです。」
コーリンウッドがため息をついた。
「はじめ私たちは非日常と変身願望を楽しむための趣味の良いクラブをつくるつ
もりでいました。
先頃ベストセラーになった『王子と乞食』
>>65はご存知でしょう。
あのアメリカ人は、外見が変ることで、世間が我々にどれほど違う仕打ちをする
か面白おかしく疑似体験させてくれた。
私たちは、それを小説での疑似体験ではなく、実際に行えるようにしてみようと
考えただけなんです。
ドジスン先生から、内緒で写真を借りて会員証にしたのも、種々の変身願望を叶
えるセンスの良いクラブにしたいという意気込みからでした。」
@ノハ( 〆ノハヽ ノノハヾ ノハヽヽ
( ‘д‘∬ ´◇`) 川o・-・) (´д`;ξ)
.ノハヽ.( つ と ) ( ソ ) (つ と )〃
( ・e・) |'' , ノ |'' , ノ ゝ 、 ''|〃
( ) | | | . | | | ( ( (==]
(__(_)(__)_) . (__)_) . (_(__)||ヽヽ
「ところが、あの儲け主義の家具店主は、途中からそれを勝手に下種な隠れ遊びの
ためのクラブにすりかえてしまった。
その上、始め予想もしなかったほど大きな現金が入ってきたもので、私までが彼の方
針に流されて…
そりゃぁ、乞食の扮装をして、物好き連中をスラムの悪所へ連れまわるだけで、月50
ポンドを超す収入になるなら、誰だって良心や理想などには蓋をしたくなります。
こんな割りの良い仕事は、そうそうありませんから、」
「そりゃいい実入りですね。」と、ホプキンスが肯いた。
「私などは、安月給の刑事だから、代われれば代わりたいぐらいです。」
@ノハ@ ノハヽヾ ノハヽヾ ノハヽヽ
( ‘д‘)(´◇` ∬ (・-・o川 (´д`;ξ)
.ノハヽ. つつ と ) . ( ソ ) (つ と )〃
( ・e・) |'' , ノ |'' , ノ ゝ 、 ''|〃
( ) | | | | | | ( ( (==]
(__(_) (__)_) (__)_) . (_(__)||ヽヽ
「刑事さんなのですか、」
コーリンウッド氏が、おろおろと腰をうかせた。
その肩を、ホームズがぐっと押さえる。
「ご心配なく、 別に彼はあなたを捕まえに来ているわけじゃありません。
ところで、スチュアート君ですが、彼もあなたと同額の報酬をクラブから得てい
たのですか。」
「いや、スチュアートは雇われただけで、企画段階から参画していたわけではあ
りませんから、月40ポンド程度でした。」
「それでも、少ない収入ではありませんね。」
「ですが、スチュアートは内心私を怨んでいたかもしれません。
問題は、仕事の質なのです。
『とてもじゃないが、アニーには今自分がしている仕事の内容など話せない』と、
口癖のように言っていました。」
@ノハ@ ノハヽヾ ノノハヾ ノハヽヽ
( ‘д‘) (´◇` ∬ 川o・-・) (´д`;ξ)
.ノハヽ. ( つ つ ( l ゝ ) ( つ つ (つ と )〃
( ・e・) |'' , ノ ゝ 、 ''| |'' , ノ. ゝ 、 ''|〃
( ) | | | | | | | | | ( ( (==]
(__(_) (__)_) (_(__) (__)_)(_(__)||ヽヽ
「彼のクラブでの仕事は、アッパー・スワンダム・レーンの魔窟の案内でしたね。
最初から、その仕事につく話だったのですか。」
「いえ、」とコーリンウッドが首を振った。
「もとはクラブの経理を担当するはずでした。
私にしても、予定ではクラブ専属の写真師兼詩人をつとめることになっていたの
ですよ。」
「では何故、」
「クラブが繁盛すると、客があそこにも行きたい、ここにも行きたいと色々注文
をつけはじめて、案内人の手が足りなくなったんです。
たまたま、私は以前阿片を嗜んだことがあって、あの界隈に詳しかったもので、
当座の間だけということで、駆り出されました。
それがいつの間にか常態になってしまって、相方にされたスチュアートにすれば、
堪らない気分だったでしょう。
『私は会計士で、酒場の用心棒じゃありません。
こんな役目がずっと続くなら、辞めたい。』と、よく愚痴をこぼしていました。」
@ノハ@ ノハヽヾ ノノハヾ ノハヽヽ
( ‘д‘) (´◇` ∬ 川o・-・) (´д`;ξ)
.ノハヽ. ( つ つ ( ゝ l ) ( つ つ と と )〃
( ・e・) |'' , ノ |'' , ノ |'' , ノ . ゝ 、 ''|〃
( ) | | | | | | | | | ( ( (==]
(__(_) (__)_) (__)_) (__)_) (_(__)||ヽヽ
「でも、彼は辞めなかった。」
「辞められるはずはありません。
今は不景気で、どこの会計事務所も新規に人を増やすような状態じゃないのは、
ご存知の通りです。
それにアニーは、家柄の娘なので、貧しい暮しには向きません。」
「しかし、彼女には投資の配当があったでしょう。」
「配当といっても、年に250ポンド程度ではね。
500ポンドもあれば、また話は別でしょうが、」
「金額までご存知でしたか、」
「たまたま、亡くなった家内の残した年金と同額なので覚えているんです。
私の表稼業は家禽のブローカーですが、商売が下手であまり儲かっていません。
今のクラブが始まるまでは、ほとんど年金だけで暮していました。
だから、わかるんですが、独り者でも今時年250ポンドでは、生活は楽ではあ
りません。まして美人で派手好きの妻がいてはね。」
「なるほど、なるほど、」
何が嬉しいのかホームズが、しきりに手を揉みながら、にこにこと肯いた。
@ノハ@ 〆ノハヽ ノノハヾ ノハヽヽ
( ‘д‘) ∬ ´◇`) 川o・ー・) (´д`;ξ)
.ノハヽ. ( つ つ ( つ つ ( つと ) と と )〃
( ・e・) |'' , ノ |'' , ノ |'' , ノ . ゝ 、 ''|〃
( ) | | | | | | | | | ( ( (==]
(__(_) (__)_) (__)_) (__)_) (_(__)||ヽヽ
-----------------------------------------------------------------------
スレ汚しごめんなさい。この続きはまた明日になります…
作者さんご無沙汰です\(^^。
変わりがあった訳ではないのですが、ちょっと立て込んでいて殆どネットに来れませんでした。
しかし、本当に多才な方ですね。
このペースでこのレベルの文が書けるなら、十分文筆業で食べられるんじゃないですか?。
次回以降も楽しみにしております。よろ\(^^。
乙
やっぱカートライトはかわいいなぁw
作者さん、乙でし
雰囲気のあるAAを手際よく作る才能もすごいが
このシリーズで作話の才能のほうがもっとすごいと思った
末長くこのスレで活躍して欲しい
∋oノハヽ ハハヽ
川o・-・)∬ ´▽`)ノシ
γ⌒ヽ γ ⌒ヽ
./o・-・oヽ ヾヽ(´▽`* ヽノシ
.( ) ( )
''ゝ'''ゝ´ ''ゝ'''ゝ´
・-・
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
川o・-・)∬´▽`)ノ おはよー
作者さんいつもお疲れ様です
本当、このお話にどんどん引き込まれますつづき楽しみです
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
〆〃ハハ マ・・・
∬∬´◇`)
(\_i i_ノ
(_( ̄)_)
〆〃ハハ マコネチ・・・・・!
∬∬´▽`)
(_( )_)
(_( ̄)_)
これっ!
∋oノハヽ コ…
川o・-・)
(\i i_ノ
(_( )_)
∋oノハヽ …
川*・-・)
(_( )_)
(_( )_)
コ、コンネチ?
こんこん、めっ!
マコも、めっ!
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃ 保全だよっ
∪∪彡 ∪∪彡
,.-.、
(:_;_::)
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
2人でおむすび一個じゃあれだから…
∬ ,.-.、 ,.-.、∬
つ旦 (:_;_::) (:_;_::) 旦
∬*´▽`)人(・-・o川
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃ 保全だよっ
∪∪彡 ∪∪彡
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃
∪∪彡 ∪∪彡
\\ くったー!//
ノハヽヽ . ノハヽヽ
川o・-・) 〜3 ∬´▽`)〜3 <やっぱ、お寿司よりおむすびだよねぇ〜
/ ⌒ヽ / ⌒ヽ
(人___つつ (人___つつ
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
.ノハヽ. やるときにはやる
( ・e・) 僕なのだ・・
( )
(__(_)
キャワ
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬<作者サンモ サッカミテルノカナァ?
( つ旦O 0旦と )
と_)_) (_(_.J
__∧_____
/間違いないですね \
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
m(_ _;;)m
遅くなりましたが、これから…
.へ
/;;:;;ヽ
ゴクロウサマデス ./;;::;;:;;:;;ヽ
ヤショクニスイカ _/;;・::・;;・;・:・;ヽ
ドウゾ ,.-''''.i゙'-、..,,,,,,,,,,,..、-'゙i''''-.,
ノハヽヽ ( ゙'-、..,,,,,,,,,,,..、-'゙ )
川o・-・)つ ゙-..;;_ _,,..-'゙.
 ̄ ̄ ̄ ̄
うわーデラックス…
.へ
/;;:;;ヽ
今おわりました ./;;::;;:;;:;;ヽ
スイカ有り難く _/;;・::・;;・;・:・;ヽ
頂きます ,.-''''.i゙'-、..,,,,,,,,,,,..、-'゙i''''-.,
( ゙'-、..,,,,,,,,,,,..、-'゙ )
m(_ _;;;)つ ゙-..;;_ _,,..-'゙.
ミ ぴゃっ…
ベーカー街221B
『素人乞食クラブ事件』その13
「ところで、一昨夜の様子を伺いたいのですが。
あなたと、スチュアートはいつものように、お客連中をアッパー・スワンダム・レーンに
案内したのですね。」
「さようです。クラブを立ったのは、6時半、馬車を走らせて、向こうへ着いたのは、7時
ちょっと過ぎでした。
魔窟に客を詰め込むと、あとは暫くすることがありません。
魔窟に入った客は、阿片で前後不覚になってしまいますから、他へ案内した客のように
手はかからんのです。
それで、ボクサー上がりのケンプという魔窟の用心棒に後を頼んで、私たちはいったん
自宅へ引き上げました。
客の帰りを介添えするためにスラムへ戻ったのは11時過ぎです。
スチュアートとの待ち合わせ場所は『黒ピーター』という酒場で…」
@ノハ@ 〆ノハヽ ノノハヾ ノハヽヽ
( ‘д‘) ∬ ´◇`) 川o・-・) (´д`;ξ)
.ノハヽ. ( つ つ ( ソ と ) ( つ つ と と )〃
( ・e・) |'' , ノ |'' , ノ |'' , ノ . ゝ 、 ''|〃
( ) | | | | | | | | | ( ( (==]
(__(_) (__)_) (__)_) (__)_) (_(__)||ヽヽ
二人は「黒ピーター」で暫く時間を潰した。
やがて12時頃、ターキンという魔窟の若い者が、
「お客さんがたが、起きはじめたようですぜ、」と、報せにやってきた。
二人は飲みかけのビールを一気に呷ると、馬車を路地へ入れ、ふらふらになった
客たちを、荷物のように詰め込んで、トテナムコートロードへ戻ってきた。
その途中から、既にスチュアートの様子はおかしかったという。
γ ⌒ヽ
(;;; ゚⊇゚ )
( つдO 、、、、、 ノハヽヽ
..|'' 凵 ( ゚_>゚ ) (^д^;ξ) ノノハヾ
 ̄\ (つ凵O O凵と ) (`x´ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |'' , .⊂二二⊃ 、 ''| と l と )
| | | | || | | | ヽノ 人
_______| (__)_)/\(_(__) (__)_)
「何だか、気分が悪そうにしていたので、
『大丈夫か、』と、聞いたのですが、首を振るばかりで、
トテナムコートロードに着いた頃には、ほとんど歩くのもままならない様子で、
客の世話は私一人でしなくてはなりませんでした。
家具倉庫から若い衆が出てきて、やっと手が空いたので、彼に肩を貸して、骨董
屋との境の路地まで連れて来ると、突然血を吐いて、そのままいけなくなってしま
ったのです。」
ノノハヾ . γ⌒ヽ γ ⌒ヽ
ノハヽヽ (Θ<_Θ) . ( ;;; ( ;;;)
、、、、、 (・Д・;ξ) ( l ゝ ) . ( (つと )
(+<_+ ) と., と) . ゝ 、 ''| ゝ ' ゝ 、 ''|
と., と !、, /⌒ ヽ | | | | | | | |
( ⌒^), ~^)(__)⌒ゝ_) . (_(__) (__)_ (_(__)
その後、ピータースンの飛び入り一件などがあって、スチュアートの死体は、一
時マークス&ジョーンズの倉庫に移された。
毒死であることは一目瞭然だが、殺人事件となれば警察に連絡しなくてはならない。
コーリンウッドもそうしかけたが、ジョーンズが止めた。
「そんな事をしたら、せっかく軌道に乗ったクラブの経営が台無しだ。」というのだ。
ジョーンズはまた、こうも言ったらしい。
「どうせストリキニーネか何かだろうが、飲まされたのは死んだ時間から逆算すると、
アッパー・スワンダム・レーンって事になる。
死骸を向こうに運んで、警察に見つけさせた方が、犯人が捕まる可能性は強いだ
ろうぜ。」
我が身可愛さからの勝手な理屈ではある。
が、毒が効果を表すまでの時間を考えると、彼の意見にも一理はあった。
コーリンウッド自身も、クラブから利益を得ている身だけに、ついにはジョーンズに押
し切られた。
. γ ⌒ヽ ノハヽヽ . ノノハヾ
. ( `ω´) (・Д・;ξ) . (Θ<_Θ)
と つ . (つと ) ( l ゝ )
. |'' , ノ ゝ 、 ''| . ゝ 、 ''|
. | | | . | | | | | |
. (__)_) . (_(__) . (_(__)
とはいえ、甥の殺害事件を座視している気にもなれず、自力で真相を探ろうとするうち、
昨夜のような次第になったらしい。
スチュアートは、家族のないコーリンウッドにとって、残されたたった一人の身内だった。
「その時、スチュアートさんが口にしたものですけど…」と、カートライトが口を挟んだ。
「ビールだけだったのですか、」
「ええ、」コーリンウッド氏が、丁寧に肯いた。
探偵の部屋という場所柄、この少年を見掛け通りの存在とは思えず、何か特殊捜査に
従事している、若手の探偵と思ったらしい。
「『黒ピーター亭』で落ち合う以前はわかりませんが、落ち合ってから甥が口にしたのは、
ジョッキ二杯のビールだけです。
黒くて渋味のきついビールですが、慣れるなかなかいける酒でして、」
@ノハ@ 〆ノハヽ ノノハヾ ノハヽヽ
( ‘д‘) ∬ ´◇`) 川o・-・) (・Д・;ξ)
( つ つ ( ソ と ) ( つ ノハヽ. と と )〃
|'' , ノ |'' , ノ |'' , ( ・e・) ゝ 、 ''|〃
| | | | | | | | ( ) ( ( (==]
(__)_) (__)_) (__)(_)__) (_(__)||ヽヽ
「落ち合った時刻は、11時過ぎとおっしゃいましたね。」
私の問いに、コーリンウッド氏は
「さようです、」と肯いた。
「11時5分か10分、そんなものでしょう。」
「では毒はジョッキに入ってたと思うしかないな。
酒場に来る前に毒を飲んだとすると、効き目が出るのに、2時間以上かかった事
になってしまう。」
カートライトが
「『黒ピーター』の親父との話しですけど、あなたは本当は毒を自分が飲む所だ
ったと言ったでしょう、」と聞いた。
コーリンウッド氏は
「よくご存知ですね。」と、目を丸くした。
「親父から聞いたんです。埃がどうとか言ってましたけど…」
@ノハ@ 〆ノハヽ ノノハヾ ノハヽヽ
( ‘д‘) ∬ ´◇`) 川o・-・) (・Д・;ξ)
( つ つ と つ ( つ ノハヽ. (つ と )〃
|'' , ノ |'' , ノ |'' , ( ・e・) ゝ 、 ''|〃
| | | | | | | | ( ) ( ( (==]
(__)_) (__)_) (__)(_)__) (_(__)||ヽヽ
「甥が、2杯目のビールを取ってきたとき、私のジョッキに小さな木屑が浮いていて…
つまみ出しましたが、気持ちがよくないので、甥がわき見している間に、摩り替えたのです。
『見ぬ者奇麗、』という程の気持ちだったんですが、今思えば、あのジョッキに毒が入ってい
たのじゃないかと思います。」
「ジョッキを持ってきたという事は、あなた方はカウンターじゃなく、テーブルにいたんですね。」
「そうです。」
「店の親父と、あなた方以外に、ジョッキに毒を投げ入れられるほど近づける可能性のあった
人物はいますか、」
「さあ、」と、コーリンウッドは首を傾げた。
「あの夜は結構混んでいましたから、それは大勢いたでしょう。」
ここまで聞いて、カートライトの質問の意図が、漸く私にもわかってきた。
@ノハ@ 〆ノハヽ ノノハヾ ノハヽヽ
( ‘д‘) ∬ ´◇`) 川o・-・) (・д・;ξ)
( つ つ ( ソ と) ( つ ノハヽ. と と )〃
|'' , ノ |'' , ノ |'' , ( ・e・) ゝ 、 ''|〃
| | | | | | | | ( ) ( ( (==]
(__)_) (__)_) (__)(_)__) (_(__)||ヽヽ
「その夜の酒場の客に、知り合いはいましたか、」と口を挟んでみたが、コーリンウッド
は首を横に振った。
「ごみごみしていましたし、一々他の客を観察もしませんが、居なかったようです。」
「アニー・エドウスが居たとか言うような事は、」
「飛んでもない、『黒ピーター』みたいな店に女が入ってきたら大騒ぎです。
ことにアニーのような奇麗な子の場合はね。」
@ノハ@ 〆ノハヽ ノノハヾ ノハヽヽ
( ‘д‘) ∬ ´◇`) 川o・-・) (・д・;ξ)
( つ つ と つ ( つ ノハヽ. ( ソと )〃
|'' , ノ |'' , ノ |'' , ( ・e・) ゝ 、 ''|〃
| | | | | | | | ( ) ( ( (==]
(__)_) (__)_) (__)(_)__) (_(__)||ヽヽ
「つまり、あなたはこう言いたいわけですね。」
ホームズが、コーリンウッド氏の肩に手をかけて言った。
「スチュアート・エドウスが毒を飲まされたとすれば、それは『黒ピーター』亭での事に
違いない。
しかし、その時店には、あなた達に毒を盛るような動機を持った知り合いは、一人も
いなかった・・・と、」
「信じていただけなくとも、仕方はありません。」と、客がうなだれた。
「私にだって、信じられないぐらいですから。
一度は、『黒ピーター』の亭主を疑ったのですが、あいつにしても、私を殺して
得があるわけではないんです。」
@ノハ@ 〆ノハヽ ノハヽヽ ノハヽヾ
( ‘д‘) ∬ ´◇`) (-д-;ξ) (・ー・o川
( つ つ ( ソ と ) ノハヽ. (つ と )〃 と と )
|'' , ノ |'' , ノ ( ・e・) ゝ 、 ''|〃 ゝ 、 ''|
| | | | | | ( ) ( ( (==] . | | |
(__)_) (__)_) (_)__) (_(__)||ヽ (_(__)
「いや、決して信じてないとは言いません。」
ホームズは、にこにこ笑いながら、ポケットから何か紙片のようなものをつまみ出した。
「ところで、もう一つだけ聞かせていただけますか、」
「何でしょう。」
「この筆跡の主に心当たりは、」
友人が客に渡したのは、他ならぬ例の写真だ。
その裏を、良く見もせずにコーリンウッド氏は、
「甥の筆跡です。」と応えた。
「商売柄、クラブの従業員の中では一番の達筆でしたから、会員証の裏書きは全部彼
がやっていました。」
@ノハ@ 〆ノハヽ ノハヽヽ ノハヽヾ
( ‘д‘) ∬ ´◇`) (・д・;ξ) (・ー・o川
( つ つ ( ソ と ) ノハヽ. O□と )〃 と と )
|'' , ノ |'' , ノ ( ・e・) ゝ 、 ''|〃 ゝ 、 ''|
| | | | | | ( ) ( ( (==] . | | |
(__)_) (__)_) (_)__) (_(__)||ヽ (_(__)
「どうやらこれで、全て明らかになった。」
コーリンウッド氏を帰した後、ホームズがパイプに火を入れながら呟いた。
「まあ、昨日の午後には、大体の見当はついていたわけだが、」
「午後ですって、」とハドスン夫人が首を傾げた。
「じゃ、夕方の冒険より前ってことですか」
「そういう事になりますね。
きっかけは、ちょっとした前後関係の矛盾にあったんです。
筆跡については今頃ホプキンスがスチュアートの会計事務所時代の知人を回って裏を
とっていると思いますが、まぁこれで確定でしょうね。
ところで、私はコーリンウッド氏に、写真の原版をドジスン師に戻すよう伝えるのを忘れて
いました。手紙を書かなければいけないなぁ、」
|.;;;;:::..... .|
|___|
〆ノハヽ ノノハヾ ∩ д ノノハヾ
∬ ;´◇`) 川o・-・) し .□ΠΠ∨∨ (`.∀´ ξ
( つ つ (つ∇~と).| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,! ( y ゛(__)
|'' , ノ .|'' , ノ | .|゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙^l .| <.,,___∪ゝ
| | | .| | | .| .| .| .| | | |
(__)_) (_,)_)..| .| | .| (_(_)
-----------------------------------------------------------------------
スレ汚しごめんなさい。明日は、この事件の解決編になります…
うわぁー、謎解きは明日ですか
今夜寝られないかも
でも、
作者さん、暑い中乙でした。
∬ ∬ ∬
。o /ノハヾヽ ノノノノヽヽ
(^)゜゚::::川o・-・):::.:(´▽`∬:::::(^)
(⌒ヽ:((:ー--‐:))::((‐--ー::))::(⌒)
(~゙゙(⌒`)(~´`X~^X⌒`~)゜
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
zzz ゴーゴー
〆〃ハハ ノノハハ
|∬∬- -)川*- -)
|\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ \
| \ ⌒⌒⌒ \
\ |⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
\|_________|
219 :
名無し募集中。。。:04/08/04 05:49
ッツmmmmmmミッ
ッmmmmmmmmmミッ
mmmmmmmmmmmm
mmmmmmmmmmmmm もう朝ですよ
mmmm"゙ mmmm゙mm
mmmミ ・ mmmmm
mmm 丶/|::/!!! m;mmmm
mmm::::: :r",,ゞィ mmmmm
m m::::::::: イ●ノ / 、 m'mmmm
mm|:::::::::::::::::"" ,.゙・ ・'' ヽmmmm
. _,,,r-┴、ヽ:::::::: " ( "'-三-''" mmmm-‐- -
/ 、 、 ヽヽ ヽ mmmm ,r ゙'ヽ、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \,,,ヽ、,,i、,,,i、ノ ゙゙'''‐--------‐'''mmmm ̄(,,しL,/,,,r' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
mmmm
'' mmmmm
mmmmmmmm
mmmmmm
mmmm
川o・-・)∬´▽`)ノ おはよー
作者さんいつもお疲れ様です
いよいよ解決編ですか 楽しみです
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ おっひるー
| ____
| ,,,,,(;i|'';;;i三o";:;)
| . ;;'''''' /:oミ三彡;;/::|'''-,,
| .; /;;;i}::;;i|:i"i:;/::/ ';.
| i | ̄ ̄ ̄ ̄|::/ 丿
|つ ゙-..;;_ ̄ ̄ ̄ ̄_,,..-''.゙
|  ̄ ̄ ̄ ̄
| ごめんね、今日はこれしかないの ピザトースト
|
| サッ
|彡
|
ヽ川oT-T)人∬*T▽T)ノシ わぁー美味しそうー、ありがとー
\\ 美味しかったー!//
ノハヽヽ . ノハヽヽ
川o・-・) 〜3 ∬´▽`)〜3
/ ⌒ヽ / ⌒ヽ
(人___つつ (人___つつ
スヤスヤ ガーガー
γ ⌒ ヽ γ ⌒ ヽ
o((^) (^) 旦o(^) (^))o 旦
ガーガー スヤスヤ
γ ⌒ ヽ γ ⌒ ヽ
o((^) (^) 旦o(^) (^))o 旦
↑ ↑
こんこん マコ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
うーん…
こんこんもすっかりいびきキャラにされちゃいましたね…
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
m(_ _;;;)m
これから…
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
(註)
もちろん、これは『まだらの紐』事件のことです。
(註)
下級官吏の身分に甘んじていたホームズの兄マイクロフトの年俸は当時450
ポンド程度でした。
ノハヽヽ ┐ ゴクロウサマデス、オクレマシタガ
川o・-・)つ|■|< レイコ ドーゾ
240 :
名無し募集中。。。:04/08/04 23:01
緊急保全
ありがとうございます…
今おわったところです。
これからUPですけど、その前に…
コーヒーいただきます。
m(_ _;;;)つ|■|
ミ ぴゃっ…
ベーカー街221B
『素人乞食クラブ事件』その14
その日の午後、私とカートライトがホームズの誘いで午後のお茶を楽しんでていると、
ホプキンスが例によって忙しそうな様子であらわれ
「例の筆跡の件ですが、数人から裏をとりました。スチュアートの筆跡に間違いない
そうです。」と報告した。
「君もお茶とクッキーをどうだい」
私は勧めたのだが、刑事は残念そうに首を振り
「これから逮捕状の請求をしなくちゃなりませんので。」という。
「逮捕状?」と私は聞き返した。
「じゃ君も犯人がわかったっていうのかい。」
「ええ、主犯は残念ながら我々の管轄外に逃亡してしまいましたが、共犯者はまだい
ますから、その身柄だけでも・・・」
「本当に、スタンリには犯人がわかってるのかな、」
そそくさと、若い刑事が出ていったあと、私は友人に聞いた。
正直なところ、私にはこの事件の犯人が誰か一向に見当がつかない。
お茶の誘いに、いそいそとやってきたのも、きっと今回の事件の全貌を彼から聞ける
だろうと思ったからなのだ。
.〆ノハヽ
∬ ´▽`)⌒⌒ii
-( つ▽と )____、-- @ノハ@
/ / ゝ 、 ''|____// ) (‘д‘ )
( (__( ( (___( ( / と と )
/( (((((○) ̄ ̄/l| ゝ 、 '|
ノノハヾ _(○)))))))_/ ヽノ 人
川川o・) ノハヽ || . (__)_)
i⌒⌒⌒⌒⌒⌒~i ・)
__! |/ / )
( ( /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「そう思うよ。」 ホームズがうなずいた。
「まあ、これだけ証拠が揃えばね、」
「だが、私にはちっともわからないぜ。犯人はいったい誰なんだ。」
「コーリンウッドさんの証言で、僕にも大方見当がつきましたよ。」とカートライトが言った。
「あの人、黒ピーター亭で知り合いはみかけなかったっていったでしょう。
だったら、結局スチュアートさんと、コーリンウッドさんのジョッキに毒を入れる機会があった
のも、当の二人だけってことになります。
コーリンウッドさんが犯人でなければ、単純な引き算で、スチュアートさんが犯人って事にな
るでしょう?」
「しかし、ジョッキを取り替えた件については、コーリンウッド以外に証人がいないんだよ。
あいつが、スチュアートを毒殺して、あとを適当に繕ってるとも考えられるだろう。」
ノノハヾ
ii⌒ ノハヽ 川o・-・)
--、_( ・e・) つ▽O -
( \ \(っ▽o |'' , ノ\ \
\ ) )(_)_)) ) )__) )
|l\ ̄( (((((○) ̄\
\_(○)))))))ノハヽヾ
|| (∬∬∬
__ i~⌒⌒⌒⌒⌒⌒i
( \ \| !__
\ ) )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「そりゃ、そうですけど、例の投書の一件もあるでしょう。
あれがエドウスさんの筆跡だったとすれば、彼はあらかじめ、トテナムコートロードの路地
で変死体が出るって知ってたことになりますよ。
つまり、自分が死ぬか、叔父さんを殺すかは別として、どちらかに一服盛るつもりではい
たって事になるじゃありませんか。
むしろ僕にわからないのは、スラムの案内人を嫌がるようなまっすぐな人が、なんで叔父
さん殺しなんかを企んだのかって事なんです。」
「ふむう…そうだとしても、スチュアートはもう死んでいるわけだが、スタンリは誰の逮捕状
を取りにいったんだろう。」
「エドウズ夫人のだろうね。」
パイプに火を入れながら、友人は事も無げに応えた。
「いずれにせよ、彼女が関係している事は間違いない。」
「筆跡のことで嘘をついていたからかい。」
「いや、筆跡についての証言が嘘とわかるまえから、僕はそう思っていたよ。」
ノハヽヾ
(´◇` ∬⌒⌒i
-(つ▽と )____、--
/ / ゝ 、 ''|____// )
( (__( ( (___( ( /
/( (((((○) ̄ ̄/l|
ノノハヾ _(○)))))))_/
川川o・) ノハヽ || .
i⌒⌒⌒⌒⌒⌒~i ・)
__! |/ /
( ( /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「いったい、何時から、」
「彼女がベーカーストリートへ現れたときからさ。」
「あの時の彼女の態度に、変な所でもあったってのかね。」
「いや、衣装が妙だったんだ。喪服であらわれたろう。」
「それは、ちっとも妙じゃなかろう。亭主が死んだ直後なんだから。」
「そうだ、亭主が死んだと知っていれば、喪服に着替えることは妙じゃない。
問題は、彼女がいつそれを知ったかさ、」
「何時って、それは、」
私は言いかけて、絶句した。
たしかに辻褄のあわないことがあるのだ。
ノハヽヾ
(´へ` ∬⌒⌒i
-( ソと )____、--
/ / ゝ 、 ''|____// )
( (__( ( (___( ( /
/( (((((○)▽ ̄/l|
ノノハヾ _(○)))))))_/
川川o・) ノハヽ || .
i⌒⌒⌒⌒⌒⌒~i ・)
__! |/ /
( ( /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ええと、あのとき、エドウス夫人は…」カートライトが頬に手をやった。
「ホームズさんの
『何時あなたは、そこでご主人が亡くなったと気付かれたのです。』って質問に、
『つい、最前です。』と応えてましたね、」
「そう」とホームズが肯いた。
「彼女はその後、こう言った、
『主人が、昨夜外出したまま戻りませんので、心配になって警察へ問い合わせに
参りましたら、あんな事で・・・』」
「だったら、その通りでしょう。どうしてそれが問題なんですか、」
ノノハヾ
ii⌒ ノハヽ 川o・-・)
--、_( ・e) つ~∇O -
( \ \(っ▽o |'' , ノ\ \
\ ) )(_)_)) ) )__) )
|l\ ̄( (((((○) ̄\
\_(○)))))))ノハヽヾ
|| (∬∬∬
__ i~⌒⌒⌒⌒⌒⌒i
( \ \| !__
\ ) )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「あの時はカートライト、君も一緒にいたじゃないか…
彼女が現れたのは、ホプキンスとレストレードが、我々の研究材料たる襤褸上着を持ち
帰って間もなくの事だったろう?
しかも、ホプキンスたちは、まだ死体が何処の誰なのかを知らなかった。
知っていれば、中身は浮浪者と思いきや身奇麗な紳士だったなんて曖昧な表現でなく、
オクスフォード通りのスチュワート・エドウズ氏と言っていたろう。
となると、エドウス夫人が警察を訪れて、死体を夫であると確認したのは、二人がこの
下宿へ向かった後と思わなくちゃならない。
そこで問題になるのは、何時彼女が喪服を着たかだ。
警察で、夫の遺体を確認してからか、それともその以前か、」
「それは…」
ノハヽヾ
ii⌒ ノハヽ (・-・o川
--、_( ・e) つ~∇O -
( \ \(っ▽o |'' , ノ\ \
\ ) )(_)_)) ) )__) )
|l\ ̄( (((((○) ̄\
\_(○)))))))ノハヽヾ
|| (∬∬∬
__ i~⌒⌒⌒⌒⌒⌒i
( \ \| !__
\ ) )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「そうか、僕ウィギンズさんからエドウズ夫人があの日何回外出したかを聞いてたのに、
>>77すっかり忘れてました。
あの日、警察を出たエドウズ夫人は自宅へは戻らないでここへ来たんですね。」
「そう、はからずもウィギンズたちの調査がその事を裏付けてくれたが…
それがなくともホプキンスたちと入れ替わりに現れた時点で、エドウス夫人が警察から
直接ここへやってきたのは間違いなさそうだ。
一度自宅へ戻って、着替えてから来たにしては、時間的に早すぎるからね。
夫人自身、あのとき、夫の死を知ったのは
『つい、最前です。』と言っていた。
すると警察に行ったときも、彼女はあの喪服を着ていた事になる。
一体、何のために彼女はそんな格好で警察へ行ったろう。
夫が一晩帰らないぐらいのことで、喪服に着替える者はいない。
彼女は警察へ出かける前から、身内の誰かが死んだと知っていたのさ。」
淡々と語るホームズの声を聞きながら、私はあのときのエドウズ夫人の美しい顔を思い
出していた。
ノハヽヾ
(´へ` ∬⌒⌒i
-( ソと )____、--
/ / ゝ 、 ''|____// )
( (__( ( (___( ( /
/( (((((○)▽ ̄/l|
ノノハヾ _(○)))))))_/
川o・-・) ノハヽ || .
i⌒⌒⌒⌒⌒⌒~i )
__! |/ /
( ( /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「しかし、動機はなんなんだろう、」
その事が、私にはどうしても納得がゆかなかった。
「スラムの案内人なんて、情けない仕事に引き込まれた恨みだろうか。」
「それも多少はあるかも知れないが、一番の動機はドナルドの年金だろうね。
ドナルドの身内はスチュアート夫婦しかいない。彼が死ねば、当然年金は遺産
として夫婦の物になる」
「たった年250ポンドの年金のために、叔父を殺そうとしたって言うのか。」
「おいおい、ワトスン、」
ホームズが、たしなめるような顔をした。
「確かに年250ポンドは、それだけで生活するにたっぷりな収入とは言えない。
が、決して少ない額ではないよ。
4年前、僕たちが関わった、あの恐ろしいストーク・モランのグライムズビー・
ロイロット博士の事件にしたところで、二人の継娘に250ポンドずつの年金を持
っていかれないために、起こった事だったじゃないか。
>>237 それに、アニー・エドウスには、別に年250ポンドの配当収入があった。
二つを合わせれば、平均的な官吏の収入ぐらいにはなる。
>>238」
ノノハヾ ノハヽヾ
川o・-・)...,_∫ (。` ∬∬⌒⌒i
( つ つ∇ -(つ▽と )____、--
|'' , ノ / / ゝ 、 ''|____// )
| | | ( (__( ( (___( ( /
..(__)_) /( (((((○) ̄/l|
/(○)))))))_/
|| ノハヽ || .
i⌒⌒⌒⌒⌒⌒~i )
__! |/ / )
( ( /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「それにしたって、実の叔父を、」
「スチュアートはクラブの仕事がほとほと嫌だったのだろう。」
ホームズが、紫煙を吐きながら顔を顰めた。
「しかも、新しい仕事の目処がないから、その嫌な仕事が辞められなかった。
ニューナム商会が閉鎖された直後なら、馴染みの顧客を土産に、新しい仕事を捜
すこともできたかもしれないが、半年も経ってしまってはそれも難しい。
叔父のドナルドは、好意でした事だが、スチュアートにしてみれば、抜け出しようの
ない落とし穴に落とされた気分だったろう。
それやこれやで、ほとんど自棄になっていたんじゃないかな。
たとえジョッキをあけた瞬間は気付かなかったとしても、アッパー・スワンダム・レー
ンから、トテナムコートロードへ戻る途中、苦しみが襲ってきた時には、何かの間違い
で自分の方が毒入りビールを飲んだことに気付いたはずだ。
なのに、スチュアートは叔父に毒の事を一言も言わずに、黙って死んで行った。
計画に失敗した以上は、もう生きていてもしょうがないというほど捨て鉢な気分でい
たとしか思われないよ。」
ノノハヾ ノハヽヾ
川o・-・)...,_∫ ∬´−`∬⌒i
( つ つ∇ -(つ▽と )____、--
|'' , ノ / / ゝ 、 ''|____// )
| | | ( (__( ( (___( ( /
..(__)_) /( (((((○) ̄/l|
/(○)))))))_/
|| ノハヽ || .
i⌒⌒⌒⌒⌒⌒~i )
__! |/ / )
( ( /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
翌日、ホプキンス刑事がエドウス夫人の取り調べの経過を、報せにきた。
大体の経過は、ホームズの言った通りだった。
事件の夜、スチュアートは叔父に一服盛るつもりであることをアニーに伝え、小瓶に入
れたストリキニーネを懐に家を出た。
投書は、その以前に書き上げてあったそうな…
「アッパー・スワンダム・レーンは恐しい所だ。
変死事件なぞ珍しくもないし、叔父は昔からあの辺りに、よく足を運んでいて、
悪い知り合いも多い。僕が疑われる恐れは少ないよ。
ただ、実の叔父を目の前で死なせて、黙っていたとなると、警察の心証がよくな
いからね。」
そう、スチュアートはアニーに言ったらしい。
、、、、、
( ゚_>゚ ) ノノハヾ
( つ つ (‘−‘ 从
|'' ノ ( ゛( )
| l | / ∪、
| | | /,,,.,,,.,,,.,,,`、
(__)_) (_(_)
「ジョーンズは悪どい奴だから、叔父が変死したと知ったら、隠蔽工作をはじめ
るだろう。事件がきっかけで、クラブの事が表沙汰になれば、せっかくの儲け仕事
がふいになる。
ひょっとすると、僕が叔父の変死を警察に届けたりしないように、家具倉庫の地
下のクラブに監禁するかもしれない。
だから、僕が朝まで戻らなかったら、この投書は本物の浮浪者でも使って警察へ
投げ込ませておくれ。
警察がトテナムコートロードへ現れれば、ジョーンズも僕を閉じ込めておくのは危
険だと感じて解放するだろう。
まさか、クラブの秘密を守るために、僕の口までは塞がないはずだ。
後ろ暗いクラブじゃあるが、別段法律違反をしているわけでもないんだから、」
、、、、、
( ゚_>゚ ) ノノハヾ
( つ つ□ (‘−‘ 从
|'' ノ と ( ゛( )
| l | / ∪、
| | | /,,,.,,,.,,,.,,,`、
(__)_) (_(_)
結局スチュアートは朝になっても戻らなかった。
手違いのために自分が毒死してしまったわけだが、無論エドウズ夫人はそうは取らな
かった。彼女は朝9時前に家を出ると、警察に投書を届ける手配をした。
その後グッジ通りのドナルド・コーリンウッドの家へ立ち寄って、叔父が戻っていない事
も確認した。
後でわかった事だが、その頃当のコーリンウッドはマークス&ジョーンズの地下へ、半
ば監禁されていたのである。
ジョーンズがコーリンウッドの自由を奪ったのは、甥の変死事件を警察へ届させない
ためで、奇しくもスチュアートが予想した通りの理由だった。
アニーが投げ込んだ投書で、レストレイド一行がトテナムコートロードへ現れると、流石
にジョーンズも不味いと感じたらしく、コーリンウッドを解放したそうだから、スチュアートの
予想はなかなか正鵠を得ていたのだ。
. γ ⌒ヽ . ノノハヾ
. ( `ω´) . (Θ<_Θ) ノハヽヽ
と つ ( l ゝ ) . (・Д・;ξ)
. |'' , ノ . ゝ 、 ''| . (===== )
. | | | | | | ゝ====='|
. (__)_) . (_(__) . . (_(__つ
こうして『素人乞食クラブ事件』もホームズの名推理によって解決をみたわけだが、
この事件ではカートライトやウィギンズ、ハドスン夫人など、普段は脇役に甘んじている
人々の活躍もなかなか大きかったと思う。
かくいう私自身も、かなり活躍していたつもりなのだが、この手記を読んだ諸君はどう
お感じだろうか…
こうした、解決までの流れが普段とは違うせいで、ノートの覚え書きのままになっている
事件は他にも結構ある。
また折を見て、そうした事件を拾い出しては、ここで物語ってみたいものだ。
ノハヽヾ
(´▽` ∬
__Φ__∩_
/ /≡/____/|
|| ̄ |, 'l|
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
-----------------------------------------------------------------------
スレ汚しごめんなさい。この編は今回で完結しました。
明後日からは、多分「まこぽん」の続編にあたるファンタジー「呪文帝国」がはじまります。
作者さん、乙です
最初の頃、文字が多くて読むのが大変でしたが、途中から話が面白くスラスラ読めました。
特にここ2、3日は名前も頭に入ってきて読みやすかったです。
「まこぽん」の続編・・・楽しみですファンタジーも好きなんで。
以前の、弓の名手なのに可哀相で弓を一本も射ずに戻ってきたマコの話が、とっても好きです。
きっと作者さんも弓を射れない人なんでしょうね。
m(_ _;;)m
えーと…どうもです
気弱で、猟の時期に鴨を鉄砲で撃ちにくる人たちの気持ちとかは
全然理解できないほうなんですけど、でも鴨南蛮は好物でよく食べるので…
あんまりいい人間とはいえないような…矛盾してますね…
そういうのは矛盾とは言わないと思うな
鴨の姿焼きが好きだとかだとちょっと危ないが
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
乙
すばらしい作品でした
カートライト大好きw
zzz ゴーゴー
〆〃ハハ ノノハハ
|∬∬- -)川*- -)
|\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ \
| \ ⌒⌒⌒ \
\ |⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
\|_________|
zzz ゴーゴー
〆〃ハハ ノノハハ
|∬∬- -)川*- -)
|\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ \
| \ ⌒⌒⌒ \
\ |⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
\|_________|
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃ おっひるだよっ
∪∪彡 ∪∪彡
|
| ,.--、、、=
| _,,,,.( `、.,_,. )____
| ,.-'''' ,.--、、、 ,.--、、、''''-.,.
| i `( `、.,_,. )( `、.,_,. )口 i
|つ ゙-..;;_`'''''''` `'''''''`_,,..-'゙.
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 今日のお昼はジャガバターね
| バターは控えめにね
|
| サッ
|彡
|
∋ノハヽ ノノハヽ わーい、ありがとー
∩o・-・)∩*´▽`) 美味しそう♪
( ) ( )
∪∪ ∪∪
|l|l| |l|l| ピョン…
オイシイネ… ウン…
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ(.,_,,)OO(.,_,,)と )
と_)_) (_(_.J
\\ 美味しかったー!//
ノハヽヽ . ノハヽヽ
川o・-・) 〜3 ∬´▽`)〜3
/ ⌒ヽ / ⌒ヽ
(人___つつ (人___つつ
ガーガー スヤスヤ
γ ⌒ ヽ γ ⌒ ヽ
o((^) (^) 旦o(^) (^))o 旦
美しい流れだ・・・
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ギリギリギリ ゴリゴリゴリ
γ ⌒ ヽ γ ⌒ ヽ
o((^) (^) 旦o(^) (^))o 旦
はっ歯ぎしり?
∋oノハヽ 〆ノハハ
川o・-・) (´▽`∬ <あさ美チャン、食べ過ぎたから走ろっか?
⊂ O ⊂ O
( / ( /
⊂\_) .⊂\_)
_∧_
/ うん \
つかれたー ちかれたびー
γ ⌒ ヽ γ ⌒ ヽ
o((^) (^) 旦o(^) (^))o 旦
m(_ _;;;)m
えーっと、予告を入れるはずだったのですが、ちょっと
壁にぶつかっていまして…
明日からの「まこぽん」の続編なんですが、ある事情か
ら、急遽「呪文帝国」ではなく、「ダゴニアの闇」というお
話に差し替えようかと思っています。
理由はいろいろあるのですけど、最大の理由は、こっ
ちの方が大分短くまとまりそうなので…
呪文帝国は、長くて…ホームズ式に文章主体の回を
ときどきまぜればなんとかなるかと思ってたのですが…
それでも下手をすると、クリスマスぐらいまでは楽に
かかっちゃいそうなので…
こっちのお話は、うまく整理すれば、一月半ぐらいに
まとまりそうな気がします。
って、やっぱり長いですね。うーん…
とりあえず、明日プロローグが入って、明後日からマコ
とアサミが登場するという流れになると思います。
そのプロローグが凄く長くなりそうで、ちょっと怖いん
ですけど…m(_ _;;)m
そんな長いのはイヤー!!
285 :
名無し募集中。。。:04/08/05 23:37
2
m(_ _;;;)m
やっぱり…
もうちょっと考えてみます
作者さん自身が、やって楽しいことが大前提だと思います。
ご自身が一番楽しいと思うものをどうぞ。
一月でも一年でも十年でも付き合いまっす(^^。
みんながみんなこれを読むのが目的でこのスレにいるのなら誰も
>作者さん自身が、やって楽しいことが大前提だと思います。
>ご自身が一番楽しいと思うものをどうぞ。
に文句は言わないだろうけどさ
こんまこヲタに読ませたいからこのスレでやってるんでしょ?
だからこのスレで続ける気ならある程度はこのスレでの評判も気にしたほうがいいと思うんです
別スレでやるという選択肢もあるからそれも考えてみてもいいと思う
いろんなご意見があるのは当然ですね(^^;;。
私自身は、作者さんを信頼しているので、こんまこスレから外れた内容になることはないだろうという前提で意見しています。
ともあれ、「まこぽん」が別スレに行ってしまっては、このスレが寂しくなってしまうので、是非ともその方向は回避したいなと思う次第です。
一応、一人分の意見ということで(^^。
>>284 なんでイヤなん? 理由が想像つかない。
今までの作品でこんまこスレとして外れたものはなかったと思う。
このスレでの評判?
否定的な書込みはとんと記憶がないし、あれば作者さんはとっくにやめてる。
反対に楽しみにしている住民も多数いらっしゃると見受けられる。
別スレとかなんとかの議論は劇場が始まる前充分に議論して結論が出たのでは?
深夜の30分ばかりの劇場に、スレとして不都合があるのでしょうか?
充分共存出来てると思ってるんですがどうでしょう。
前に作者さんがおっしゃったように、別スレだとモチベーションが保てないという事なので
このスレでしか成り立たない劇場だと思います。
ファンの一人の意見として、このままここで続けてもらいたいし、長編も大歓迎です。
十年は分かりませんが(死んでるかもしれんし)、ニ、三年なら充分お付き合いします。
長文スマソ
当たり前のことだがこのスレに来る全員が全部の作品を読んでるわけじゃない
趣味に合わないとか難しそうとかで読まなかったり、時間が無くて読めなかったりする人もいるだろう
長編だと時間が無くて全く読めなくなる人が大勢出てくるはず
ただでさえこんまこネタがほとんどない今の状況
この読み物を読むのが目的でこのスレにいる人でなければ本当にスレ離れしちゃうよ?
しかし短編ならスレ離れ抑止に役立つかもしれない
もしそのとき読んでなくても次は読むかもって思ってれば一応スレのチェックはするはず
分かって欲しいのは、短編からスタートしたからこのスレで認められたってこと
初めから長編だったら他スレでやれよと非難の嵐だ 理由分かるでしょ
ここはもともとそういうスレじゃないんです
作者さんが本当にすごいなぁと思うのは毎回の「スレ汚しごめんなさい」の言葉
関係ないことを関係ないスレでやらせてもらってるってことをしっかり理解してる
その精神があるならこのスレでひと月以上もかかるような長編を始めることはないだろうと俺は信じてるよ
こんまこヲタとしての意見です
俺は作者さんがこのスレで書き始められる前からこのスレにいるが、
>>291に同意。
マコッチコンノ劇場が始まる前の保全スレ状態と現在とでは
たしかに現在の方がスレに活気があるかもしれないが、
本来のカプスレとしての意義が薄れている気がしてる。
もしそうなったら結局作者さんの言うところのモチベーションも保てないだろうし本末転倒になってしまうと思う。
短編はともかく、(狼で書いたら)数スレに分けて書かざるを得ないような長編は狩狩とかでの別スレを推奨したい。
もちろん、作者さんがあれだけのAAと文章を書き続けてることは純粋にすごいし、大変なご苦労とは思いますが。
あと、小川と紺野スレ自体についてだけど、作者さんが書かなければ保全できないような状態なら、
ハワイャン娘。スレとかに倣って鳩か羊あたりに移ってもいいのでは?
まこぽんってどのぐらいかかったっけ
なんかふた月近くやってたみたいな気がするけど
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
長編用に羊にスレ立てるという手があるんだけどね。
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
お昼だね
ウン…
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
|
| _.......--'''--.......
| ,.-'''' ●●●'゙;'゙;[]。。 ''''-.,
|( ●●●●●,i'。⊂つ;;, )
|.| ゙-..;;_●● []ο''_,,..-'゙.|
| l,  ̄ ̄ ̄ ̄ .|
|. 'l, ,/
| \ /
| ゙l'-、..,,,,,,,,,,,,..,、-'l゙
|つ ゙'-、..,,,,,,,,,,,..、-'゙
| イクラ海鮮丼
|
| サッ
|彡
|
自分もどちらかというと
>>291>>292さんの意見に同意です
自分は普段仕事してるので昼間のホゼンにほとんど協力できないから
こんなこといえる立場ではないけど、最初の短編のときは気軽に読めて楽しめてたんですけど
長編だとやはり読み逃がしたり読む時間がなかったりすることもたまにありました
でもここの作者さんの作品はどれも本当に凄いとおもいます ほぼ毎日更新とか本当大変だったとおもいます
なのでこれから長編とかを始めるとしたら
>>295さんのいう羊で長編専用スレを作るのもひとつの方法だとおもいますね
仕事休憩中のマコカプヲタの意見です
わぁー、ありがとうー
美味しそうーっ
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
と つと つ
>>299 鳩でもいいかもしれない
でも結局羊に落ち着く
俺的にはこのスレは狼では有数の名ヌレなだけに狼で続けて欲しいけどね
一応2chに金払ってるからスレ落ちたらすぐにでも俺は立てることは出来るし
現在の狼はかなりスレ立て規制がゆるめらしいからそんなに心配することないんじゃない?
>>299 dat落ちしたならログあげるしー
こちとら主要ブラウザは全部インストールしてるしな
>>301 サンクスです
自分長編のときいつもは仕事から帰ってきてから読むか、休みの日にまとめて読んでました
だから途中まで読んででdat落ちしたときは続きが気になって気になってしょうがなかったりとか…
あとたまーにどこまで読んでだっけ!?ってこともよくありましたねw
さてそろそろ仕事にもどらないと…
オイシイネ… ウン…
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ=o O O=o と )
と_ヽ_/)(ヽ_/(_.J
>>302 一番いいのは●買っちまうこと。
年間33$はムダではないぞ
今日はえらい盛り上がってるな
\\ 美味しかったー!//
ノハヽヽ . ノハヽヽ
川o・-・) 〜3 ∬´▽`)〜3
/ ⌒ヽ / ⌒ヽ
(人___つつ (人___つつ
ガーガー スヤスヤ
γ ⌒ ヽ γ ⌒ ヽ
o((^) (^) 旦o(^) (^))o 旦
orz
312 :
名無し募集中。。。:04/08/06 19:49
うーん、ここは狼では珍しい良スレだし、「まこぽん」と皆さんの投稿と、今のバランスを崩してほしくないな。
ここで「まこぽん」を続けて欲しい方に一票です。
作者さんには感謝の言葉もありませんが、無理に毎日上げなくても・・・と思うことはありますけどね。
創作活動はインスピレーション次第だと思うので、作者さんは、もう少しルーズでも良いんじゃないかな?。
一生懸命自演して作者を狼から追い出そうとしている人がいるな
それで、もし作者がいないと保全も大変な状態ならこのスレは鳩か羊へ移転しろって・・・
こいつの本音って、狼からこのスレに消えてほしいってことだけやん
変な人がきた
>>314 まあ何だ、無用の論争を引き起こすことが作者さんの本意でないことだけは確かだよね
>>315 いつも乙です(^^
荒れるのがイヤなんで書かなかったけど
同じように感じてる人がいた(^-^)
鳩とか羊とか・・・死んだも同然
会社でもいるよ 机上の空論をもっともらしく言う人
http://www2d.biglobe.ne.jp/~t727264/ogakon/hitchcock.mid ちゃらら… ちゃんちゃちゃららちゃーらら…
ちゃんちゃちゃららちゃーらら… ♪
' 'ヽ ノ ' '
) (
ちゃっちゃらっちゃちゃっちゃらっちゃ…
ちゃっちゃらっちゃちららららら…
〆ノハヽ ' 'ヽ ノ ' ' ノハヽヾ
∬ ´▽`) ) ( (・-・o川
( ) ( )
(((_)__) (__(_)))
皆さん今晩は…
まこっちですノハヽ 'ヽ ノノハヽヾこんのです
∬ ´▽`) ) ( (・-・o川
( ) ( )
(_)__) (__(_)
ねぇマコちゃん、
マコちゃんは霊能力って信じる?
それって、幽霊をみたり
する力のこと?
〆ノハヽ ノハヽヾ
∬ ´▽`) (・-・o川
( ) ( )
(_)__) (__(_)
そう…
実は、次の物語は私たちが
霊能者に扮して、中に入った人が
次々に失踪しちゃう幽霊屋敷の秘密を
探るお話なんだよ…
なんだか怖そうだね…
〆ノハヽ ノハヽヾ
∬ ´▽`) (・-・o川
( ) ( )
(_)__) (__(_)
しかも、このお話は私たちがその幽霊
屋敷の中で書いた手記を、他の人が
後から読むっていう形式で進むんだ
どうしてそんな変なやりかた
をするの?
〆ノハヽ ノハヽヾ
∬ ´▽`) (・-・o川
( ) ( )
(_)__) (__(_)
だって、手記だからね…
当人が語るわけじゃないから、
その手記を書いた人が実際には屋敷の中で
死んじゃったり行方不明になってたとしても、
記録さえ残ってれば、お話としては成り立つでしょ?
ええっ?
じゃ、このお話で私たち死んじゃう
場合もあるわけ?
〆ノハヽ ノハヽヾ
∬||´◇`) (・-・o川
( ) ( )
(_)__) (__(_)
まぁ、そうやってサスペンスを盛り上げようって
だけだろうと思うけど、
この劇場の中の人って、結構無茶苦茶なストーリー
作ることもあるから…
なんだか、気味が悪いなぁ…
〆ノハヽ ノハヽヾ
∬||´◇`) (・ー・o川
( ) ( )
(_)__) (__(_)
というわけで、次回のマコッチコンノ劇場は
『テンペスト荘』です。
おたのしみにー
ノハヽヾ ノノハヾ
∬;´▽`∬ ||o・-・o||
( ) ( )
(_)__) (__(_)
>>318 下2行は余計、そういう所から荒らしが来るんだよ・・・
これ以上作者さんが来にくくなる発言は止めよう。
荒らしてる奴も構ってる奴も同罪だな
放置しましょう
m(_ _;;)m
ファンタジーですけど「まこぽん」とは無関係なホラーです。
短編ではなく、やや長めの中編といった規模ですけど、内
容が内容なのでマコッチコンノ劇場としてやってみることに
しました。
個々の手記では、その手記を書いている人中心に話が
進みますので、その意味では「まこぽん」と同じように、
数日ごとに主人公が入れ替わる形式になります。
「呪文帝国」と「ダゴニアの闇」は(というか、この二つの
お話の間に、もう一つ「七つの死の宝石」という物語が挟
まるんですが…)、もう少し内容が練れて、個々の小ストー
リーが「まこぽん」の初めの頃のように、短編としても成り
立つようにできたら、ここでやってみたいなと思ってます。
お騒がせして申し訳ありませんでした…
m(_ _;;)m
>>325 新作期待してます!
無理せずご自分のペースでお作り下さいね。
待ってました!よろしくお願いしまっす(^^。
。∴
ノハヽヽ .|:;::;:| タマノオヤスミ、ユックリシテクダサイナ
川o・-・)つ|. :|< 冷いビール ドーゾ
. ̄ ノンダラ、ズットツヅケルッテコトデ
moroさんおひさです。
体調の方はもうよろしいのでしょうか…
健康にもどられても、やっぱり夜更かしとかはよくない
ですよ。ご自愛下さい…
ビールいただきます
いつもありがとうございます…
。∴
|:;::;:|
m(_ _;;;)つ|. :|
 ̄
ミ ぴゃっ…
ぷはーっ…
< ふひいいいいぃぃぃ
暑い夜はひときわ効くなぁ…
ヾ川o・-・)ノ やたー!麦酒のんでくれたー
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
ガーガー スヤスヤ
γ ⌒ ヽ γ ⌒ ヽ
o((^) (^) 旦o(^) (^))o 旦
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
∬*´▽`)人(・-・o川
γ⌒ヽ γ ⌒ヽ
./o・-・oヽ ヾヽ(´▽`* ヽノシ
.( ) ( )
''ゝ'''ゝ´ ''ゝ'''ゝ´
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
ガーガー スヤスヤ
γ ⌒ ヽ γ ⌒ ヽ
o((^) (^) 旦o(^) (^))o 旦
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
ガーガー スヤスヤ
γ ⌒ ヽ γ ⌒ ヽ
o((^) (^) 旦o(^) (^))o 旦
orz 書き込む前にリロードするの忘れてた…
>>350 まあ保全してくれる人が沢山いるのは(ry
,、;;";;、,
ヽ氷ノ
((ミ(・-・o川彡))============------------
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
m(_ _;;)m
ちょっと面倒な作業をしてまして、なかなか
劇場にかかれません…
はじめられるのは12時ころになっちゃい
そうな雰囲気です。
すいません…
ノハヽヽ 。゚./ ゴクロウサマデス
川o・ー・)つ|^^|< レモンスカッシュ デモノンデ ユックリドーゾ
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
これからはじめます…
レモンスカッシュいただきます…
。゚./
m(_ _;;;)つ|^^|
ミ ぴゃっ…
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
§テンペスト荘§ プロローグ
,∩,,,∩
|,./゙フ!."} - 、.
,,-' ´ ̄ ̄''' ̄ ̄'''''' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'''/`
_,,,-‐'^ ,,ヽ _,/゜
.,,,-―一 ー―‐'"゙゙` ._ ‘ ,r'"゙゙`
ッッ==ー''" ‘゙_,,,,―ー''''' `゙゙゙゙゙'" .-'''''"゜ `` ー'''"゙゙''―''′ |
` ',!''" ̄ ̄ ,,-"
.,,,,,!,、 ,,―┘
`゙゚''ヘ+_ ,/゜
`゙^'''''' ''''''ー-、,、 丿
__ `l、 l゙
`゙゙'ー-,,、 ヽ____,-i____,,,Z,,__________________
`''-,、 .-,⌒.‐.
`'i、 `'-、 .'''i、
゙'i、 `''i、 ."
ヽ .ヽ ヽ、
これは、海岸通りから眺めた在りし日のテンペスト荘の姿である。
この写真を見るたびに思うのだが、テンペスト荘には陰鬱な灰色の空がよく似合う。
私たちがはじめて訪れたときもそうだった。
烏のくちばしのように北の海に突きだした岬の突端に、テンペスト荘は今にも泣き出しそうな
灰色の空をバックに、黒々としたその姿を浮き上がらせていた。
ノノハヾ
(`.∀´ )
O□ [ ゝ )
ゝ 、 ''|
| | |
(_(__)
私の名はケイ、クルセーダ。
ミスカトニック大学、超心理学部の助手だ。
本来ならば封印すべき、テンペスト荘の記録を、ここで物語る気になったのは、
あの事件について、間違った噂が世間に流れはじめているからだ。
ノノハヾ
(`.∀´ )
( l [ ゝ )
ゝ 、 ''|
ヽノ 人
(__) ,_)
確かにあれは恐ろしい事件だったし、危険が完全に去ったとも言い難い。
が、余りにもヒステリックな説や噂の流布は、かえって疑心暗鬼による現代の魔女裁判
ともいうべき結果を引き起こす可能性がある。
こうした状況において、正確な情報を著すのは、当時事に当たった研究グループの一人
で、今も大学に在籍している者の義務であろう。
ノノハヾ
______ (`.∀´ )
|\_ _\三\彡と l [ゝ )
|l' ,| ゝ 、 ''|
||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | |
(_(__)
幸い、この事件では関係者の多くが自分の経験をノートや日記などに残している。
特に、当時超心理学部の学生だったアサミ・バシールと、マコト・V・ハイニックの2人が
綴った克明な記録が散逸せずに残っていた事は大きかった。
恐らく、この2人の記録を、他の何人かのメモやノート、さらには私の記憶などで補完す
ることで、あの恐ろしい出来事はほぼ完全に再現できると思う。
.ノハヽヾ . ノハヽヾ
.(・-・o川 (´▽` ∬
.(:"(__) . (:"(__)
.<.,,__∪ゝ . <.,,__∪ゝ
.(_,,ハ_,,) . (_,,ハ_,,)
まずは、事件の発端となった不動産鑑定士、ロバート・ホーントン…
つまり、私たちがテンペスト荘を訪れる直前に失踪した人物の手帳から紹介してゆく
ことにしよう。
縦5インチ、幅3インチほどの小さな手帳だが、ホーントンはこれをポケット日記として
使っていたらしい。
ノノハヾ
(`.∀´ )
. ___Φ と )
./ /三/ _ _/|
.|| ̄ |, 'l|
.|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
『不動産鑑定士、ロバート・ホーントンの手帳より』
12月20日、
午後3時、テンペスト荘の引き取りと資産価値確認のためウルバリンに到着。
同荘の周辺は、観光などとは無縁の貧しい漁村で、旅宿とてないため、今夜は
この陰気な屋敷に泊まらねばならない。
ノノハヾ
( ゚<_゚ )
Φ□と )
ゝ 、 ''|
| | |
(_(__)
テンペスト荘は、北海に鴎の嘴のように突き出したウルバリンの、そのまた西端の岬に、
崖を背負って立つ屋敷だ。
建物の大きさと、ガウディー風の、奇妙にねじくれた様式から、関係者は「テンペスト城」
などと呼んでいるが、それほど古い屋敷ではないし、別に貴族との係わりもない。
アルフレド・マーチスンという、アメリカ帰りの成金が、この海岸から見渡した灰色の空と
海が気に入り、古代の遺跡を上から塗りつぶすようにして屋敷を建てたのは、たかだか
50年ばかり前の話だ。
_,,-ー-,,,,、
、 i、 ,!
、/¨'''ーv | .|
| .| _,,,―'^| |
| ,し-'''"` " , | |
| 、 i、` .―‐.r /.| |
,! ,// .l゙ / .| |
,レ'".,/_,,,,,―‐''″ ., | | _、
、 .,ニ-‐''"^ | .| | _,i´ `".'''i、_、
| | | .|._――-,ト ‘゙r゙‐'''''''‐:i、
| _,、 | .| |" `,,,--. "
,,,,,,-¬┐,,,,-,,-'''レー'` ‘゙` .| ゙i、_ _,,,,, .゙lフ!ハニ,,,'「7''''',,巛,,、ー、、 .''L
.,,l" ` ._,,.゜_,,-‐''|.,,,,,,,,,----‐,!,,,,ニニ―‐""'''“` r'"゙゙'゙" .'~ .゙レ . .,l゙
.,,,―ー_,―‐'''"^ ゛ ー'ーー'''''''''" ,l′ `' .,,,,,、 ."、 '" ,,/`
,,,,,┴‐'''"゛ ._,,,,,,,. _,,,,,,,, _,,,_ i、 " ー、 `'‐ '' _,/
以来この屋敷は、ババ抜きのジョーカーのように、密かに手渡され、または押しつけられ、
30以上の人または法人の手をわたってきた。
それらの所有者のなかで、この屋敷に関わって何らかの利益を得た者など、一人もいな
いのではなかろうか。
最初の持ち主たる、アルフレド・マーチスンその人からして、屋敷を建てた翌年には、不
慮の死をとげている。
庭を散歩していて、にわかの落雷に撃たれたのだ。
ちょうど好きな灰色の海を見下ろしているとき、この奇禍にあったとみえ、黒焦げの遺体
は、海へむけて前のめりに倒れ、右手の指が、水平線を指すように、わなわなと伸ばされ
ていたという。
l゙ .,!
,l゙ )
,,-‐゙,,-'"
,! │
'!, .,
゜ ヽ、
''=、 .,,,,,. |
\ .l゙, ィ''"
ヽ .″ .|
`′ 、 _、
γ⌒ヽ '''''≫''`
,,,,-=,,rf゙~ (;;;; ;;;) _
,,,,,,, (つ ,.つ .゙‐'''',,,,,,,,、
 ̄ノ;;;;; ⌒ヽ .
(_ノ⌒(__)
もともと、この屋敷が建てられた岬は、周囲を海に囲まれ、先端が小高くなっているため、
落雷の多いところではあったらしい。
しかし、岬と屋敷に「テンペスト(大嵐)」なる名が冠されるようになったのは、この一件以来
だろう。
アルフレドの不慮の死は、彼の甥であり、屋敷の次の所有者でもあった、ウインゲート・マ
ーチスンと、テレサ・マーチスンには、不運の前兆のように思えた。
夫婦は、なんとか屋敷を売ろうと考えたが、悪い噂のために、適正な値段で買おうという
奇特な顧客はつかなかった。
奇妙な事に、成金であったはずの叔父は、この屋敷以外には目だった資産を後に残して
いなかった。
孤独を好み、他人を信用せぬという主義であったアルフレドは、銀行をも信用できぬ他人
と見なしており、現金は自身で保管していたようだ。
それが、急死のために、保管場所のありかを、遺産の継承者に伝えそこなったのである。
. γ ⌒ヽ ノノハヾ
. (;;; ) (;;;; 从
. ( つと ) ( y ゛(__)
. |'' , ノ <.,,___∪ゝ
. | | | | | |
. (__)_) (_(_)
ウインゲート自身、失職して居住費の支出にあえいでいたおりではあり、結局屋敷に住む
以外、彼らに選択肢はなかった。
ウインゲートとテレサは、貧しくはあっても、頑健な若夫婦だった。
が、一年後テレサがウルバリンの村はずれで、行き倒れ同様にして発見されたとき、彼女
は枯れ木と見紛うばかりにやせ衰えていた。
屋敷に詰めかけた村の者は、屋敷の地下室で既に事切れたウインゲートを見いだした。
テンペスト荘は、土竜の大群に襲われたかと思うほど、庭という庭が掘り返され、壁の漆喰
にも、針で内部を探ったらしい小穴が、チーズの如くうがたれていた。
なかでも、彼らを驚かしたのは地下室の床だ。
それは、もはや床とは呼べぬほど完全に破壊されており、屋敷に覆い隠されていた古代の
遺跡、その底知れぬ縦穴が、再び姿をあらわしていた。
. γ⌒ヽ γ ⌒ヽ
∧ ( ;;;) ( ;;;)
□.と ) (つと )
. ゝ ''| ゝ 、 ''|
. | | | | | |
. (__)_) (_(__)
 ̄",,,,,,,> _,,,,,,,,,,__
 ̄″ i,,"゙゛ ⌒,,!、
,,,,--――ー--,,_ ⌒'''''''''''''''''"゙^ ._,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,_
‘--,,,,,,,,,,,,,,,,,,,--'" ._,,,,,,,,,,,,,,,,,,_ 〈,_、 .,,,ン
叔父の隠した財産を、寝食を忘れて探すうち、二人はこの不幸な結末に見舞われたの
であろうか。
奇妙なのは、二人の衣装だった。
それらは、流れついた孤島に十数年をすごした漂流者の衣服のごとく、垢にまみれ、擦
り切れていたのである。
いかに隠された遺産に目が眩んだとて、これほどになるまで、衣食を忘れるという事があ
りえようか。
村の者たちは、テレサから詳しい事情を聞こうとしたが、彼女は既に正気を失っており、
どのような質問にも応ええなかった。
γ ⌒ヽ ノノハヾ γ ⌒ヽ γ ⌒ヽ
(;;; ) 从;;;;д;;;) ( ;;;) ( ;;;)
( つと ) (__)" y ) と と ) (つと )
|'' , ノ <∪___,,.ゝ ゝ 、 ''| ゝ 、 ''|
| | | | | | | | | | | |
(__)_) (_)_) (_(__) (_(__)
その後、屋敷は改装され、再び別荘として、法外に安い値段で都会の喧騒に疲れた人々
向けに売り出された。
が、ここに手にいれて終わりを全うした者はほとんどない。
住んで数日で、なにやら不気味な思いに脅かされ、元を割った値段で転売してしまうのは
まだ幸運な方だ。
数年に渡って別荘として使った家族は、例外なくマーチスン夫妻に似たり寄ったりの、悲
惨な終わりを迎えるのが常であった。
別にテンペスト荘に住むわけではなく、仕事の都合で今夜一晩泊まるだけの私ですら、
こうして屋敷の玄関に佇むだけて、言いようのない悪寒を感じる。
_,xii、、
,/` ||.゚V,
,l゙ .||..゙l゙l,
__|____|
| | |
| | |
| | |
| | |
| ノノハヾ
| ( ゚<_゚ )
| ( ゝ l )__
| |'' , ノ /|
| | | | //
| (__)_) //
| //
/ //
/ //
12月20日、深夜、
いま妙な物音が聞こえた。
鼠にしては、音が重たすぎる。
野良犬でも、地下室に潜り込んだのかも知れない。
村の不動産屋のトビー・バリモア氏の好意に甘えて、今夜は彼のアパートメントに寄せて
もらった方が、良かった。
電気は一応通っているが、この屋敷の暗さは、ほとんど現代の家屋とは思えない。
部屋が広すぎるのか、電球の力が弱いのか、
いくら明かりをつけても、部屋の空気中に光を食ってしまう精霊でもいるように、隅の壁は
暗いままなのだ。
また音がした・・・
ちょっと行って見てこなくてはならないだろう。
._________
| ノノハヾ |
|\ .( ; ゚_>゚ ) |
| \() ̄ / つ と) ̄)\
\ \⌒⌒⌒⌒ ⌒⌒ \
\ \ \
\ \ \
\ |⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
\ |________|
ホーントンの手帳の記述はここで終わっている。
彼は手帳を寝床の脇机に残したまま部屋を出、それっきり帰らなかった。
屋敷を購入または借り入れた何人かの不運な人々同様、彼もまた忽然としてその行方を
絶ったのだ。
結局、この事件が、私たちミスカトニック大学の超心理学研究チームが「テンペスト荘」を
訪れるきっかけとなった。
ノノハヾ
(`.∀´ )
. ___Φ と )
./ /三/ _ _/|
.|| ̄ |, 'l|
.|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
-----------------------------------------------------------------------
スレ汚しごめんなさい。まだ主人公達が登場していませんが、今日はここまでです。
この続きはまた明日になります…
更新乙です!
それにしても作者さんがあのお方のファンだったとは・・・
とりあえず月樹の酒をどうぞ!
▼
⊥
おおお、ミスカトニック大学と来ましたか。ほんとに幅広い方面に知識を
お持ちなんですね。期待しています。
作者さん 乙です
ミスカトニック大学ってなんか出典があるんですか?
よろしかったらご教示下さい、軽くでいいですから。
>>380 あまり深入りしてはいけません。
正気を失ってしまうかもしれませんから・・・
川o・-・)∬´▽`)ノ おはよー
作者さんいつもお疲れ様です
今回の話もすごく面白そう!!つづき楽しみです
>>383 これいつみてもすごくいいですよねぇ可愛い(´д`*) ポワン
>>379 TRPG好きならどの話も興味のとっかかりはあったんじゃないかな?でもこれだけいろんな種類のマスターしてたなら尊敬するな!
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
もうすぐハロモニだね
うん…
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ハロモニおとしてる?
うん…
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃
∪∪彡 ∪∪彡
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
400ゲッツ
>>399 毎週毎週乙です
ホント頭が下がります
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
@
ノノハヾ ノハハヽ ◎○@ §ハ§ ノノハヾ ノハヽヾ
(0^〜^) ノノハヾ |||*‘〜‘) _,i´.☆.@,i´、.._. (・e・ 从(’ー’川 (・ 。.・ 从
@ノハ@ ノノハヾ从 ^▽^) ノノハヾ ( つ つ/ /ノハヽヾ ノハヽヾ ノハヽヾ ノハヽヾ ノハヽヾ
( ‘д‘)从 ´D`)__)" y ) (〜^◇^) |'' ノ〃(ヽ(´▽` ∬(・-・o川(VvV从(^ー^*从(´ ヮ`从
(_)" Y) (__)":) <∪___,,.ゝ( O□O .| l | ヽ(:"(__) .(:"(__) (Y"(__) (:"(__) (:"(__)
<∪___,,.ゝ<∪___,,.ゝ | | | | | | | | | <.,,__∪ゝ .<.,,__∪ゝ <.,,__∪ゝ<.,,__∪ゝ <.,,__∪ゝ
(_/(__) (._/(__) (_)_)(__)_)(__)_) (_,,ハ_,,) (_,,ハ_,,) (_,,ハ__) .(_,,ハ__) .(_,,ハ__)
>>403 乙、さすがやさしいなぁ
一寸借りますね(^-^)
m(_ _;;;)m
これから…
>>404 お使いいただけると、嬉しいです。
あまりできがよくなくて申し訳ありません…m(_ _;;)m
ノハヽヽ / マイヨマイヨ ゴクロウサマデス
川o・ー・)つ|─|< 甘いアイスミルク ドーゾ
 ̄
ありがとうございます…
今日は進みが遅くてまだ半分ぐらいです
ミルク頂きます…
m(_ _;;)つ|─|
ミぴゃっ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
§テンペスト荘§ その1「窓からの覗く影」
ロバート・ホーントンの失踪は、叔父の銀行家エドワード・アプトンを狼狽させた。
テンペスト荘の見積もりをロバートに命じたのは他ならぬ彼であったし、このまま甥が
行方不明にでもなれば、ロバートの母親である妹にも申し訳がたたない。
しかも、この一件での警察の捜査はなかなか進展する様子がなかった。
困り果てた彼は、ハイスクール時代の学友で、今はミスカトニック大学の教授となって
いるトマス・フリーボーンに協力を依頼した。
┌───────────
│トマス先生、速達ですよ
└───y────────
ノノハヾ . ノノハヾ
( o-o) . (`.∀´ )
( つ l つ □と と )
|'' , ノ ゝ 、 ''|
| | | ヽノ 人
(__)_) (__) ,_)
念のために言っておくが、フリーボーンは犯罪心理学者でもプロファイリングの権威
でもない。超心理学者だ。
その彼に調査を依頼したのは、アプトンが甥の失踪を、過去に屋敷で目撃された異
常現象に関わりがあると考えていたからだ。
フリーボーンは、もともと親切な人物ではあったが、友人からの依頼という事を抜き
で、純粋にこの事件に興味を持ったようだ。
舞台となったテンペスト荘の禍々しいプロフィールが、超心理学者としての彼の好奇
心をいたく刺激したらしい。
当時の彼の手帳の記述からも、その様子はよく見て取れる。
┌──────────────────────
│ケイ君、これはなかなか面白い事例のようだよ。
│所謂お化け屋敷なんだが、いい研究材料になりそう
│な気がする。しかも経費は銀行持ちなんだ。
└────v──────────────────
ノノハヾ ノノハヾ
( o-o) (`.∀´ )
( つ□O ( l ゝ )
|'' , ノ . ゝ 、 ''|
| | | . | | |
(__)_) (_(__)
『ミスカトニック大学教授、トマス・フリーボーンの手帳より』
23日
今日は多忙だった。
ケイ君に頼んで調査用の機材をそろえる傍ら、リストに登録してくれている霊媒たちの
なかから、能力が今度の調査に適していると思われる数人に連絡をとった。
他に考古の助教授、T.サトーにも同行を依頼した。
サトーは奇矯な言動で、何かと噂の多い人物だが、ロバート・ホーントンの失踪と、テン
ペスト荘の下にうずもれている遺跡に何らかの係わりがあるなら、彼の助けは不可欠だ。
ただ、特に礼金を確約したわけでもないのに、二つ返事で引き受けてくれたのが、普段
の彼にも似合わぬことで不気味といえば不気味なのだが…
. ノノハヾ
. ( o-o)
. ( Φ□O
. |'' , ノ
. | | |
. (__)_)
24日
面倒なことが起こった。
オーガスト・ブレイクが、交通事故に遭って調査に同行できなくなったのだ。
ブレイクは、私が抱えている透視霊媒のなかでも一番優れた人物だが、もともと今度の
調査には気乗り薄だった。
それを無理矢理拝み倒すようにして、ようやく承知させたのだが、結局無駄になってしま
ったわけだ。
こうなると、もう手元には優秀な透視霊媒は残っていない。
仕方がないので、心理学教室の学生2人を、調査に同行させることにした。
アサミ・バシールとマコト・V・ハイニックはともに今年入学したばかりの女生徒だが、夏の
ゼミで行った念写実験では、ブレイクにひけをとらぬほどの才能をみせた。
ただ、彼女らはプロの霊媒ではないし、年齢的にもまだ成人前だ。
今回調査に赴くテンペスト荘では、過去に多くの人間が失踪、または不慮の死をとげてい
るというだけに、2人に危険が及ばぬよう、十分な配慮をする必要があるだろう。
ノノハヾ ノハヽヾ
川o・-・) . (´▽` ∬
(__)":) . (:"(__)
<∪___,,.ゝ . <.,,__∪ゝ
(._/(__) . (_,,ハ_,,)
『アサミ・バシールのカセットレコーダーの録音より』
「30日、午後2時13分、
いま、私はテンペスト荘の前にいます。
テンペスト荘は、彩陶を組み上げて作ったような、美しい屋敷ですが、どことなく線が歪んで
いるような感じで、子供の頃、父がよく唱ってきかせてくれた童謡を思い出させます。
こんな歌でした。
『ねじれた男がおりました。
ねじれた道を歩くうち、ねじれた段につまずいて、拾ったねじれた6ペンス。
男はねじれた猫を買い、そいつがねじれた鼠を捕まえ、みんな揃って棲んだとさ、
小さな、ねじれた、おうちの中へ・・・』
_,xii、、
,/` ||.゚V,
,l゙ .||..゙l゙l,
__|____|
| | |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | | __ ノハヽヾ
| | | / /| (・o川川
| | |/ // ¶と )
| "′ // <.,___,,,.ゝ
| // (_,,ハ_,,)
/ //
/ //
「あら、マザーグースの歌?」
「ええ…」
「そうね、確かにこの屋敷、どこか歪んだ印象があるわ…」
_,xii、、
,/` ||.゚V,
,l゙ .||..゙l゙l,
__|____|
| | |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | | . ノノハヾ
| | | __ ノノハヾ . (`.∀´ )
| | | / /| 川o・-・) . ( l ゝ )
| | |/ // ¶と ) ゝ 、 ''|
| "′ // <.,___,,,.ゝ . ヽノ 人
| // (_,,ハ_,,) (__) ,_)
/ //
屋敷の周りは潅木の林に囲まれています。
木立の高さは、高いものでも2m足らずですが、厚く生い茂っているので、その向こうに広がっ
ているという海は見えません。
案内してくれた、不動産屋のトビーさんの話では、もとはこの木立はよく手入れしてあって、背
後の水平線によく映えていたのだそうです。」
_
` `'i、
'"゙゙" │
` ,-┐ .'゙゙^i、
┴x,,,,,,_l゙、
゙彳、
` ゙l ノノハヾ ,,-、,_ーi、、 .|`"
/ 川o・-・)¶ ",,、 ` ゙'‐''''''''"⌒ヘ
'“'l---. (__)":)O ,/゙`"
: 、 ゙''-、 <∪___,,.ゝ l゙ ┴i、
: " _、 、 _,,,,,,,、 ノ (._/(__) ` `゙゙゙゙゛
「アサミ、そっちの林に踏みこんじゃ駄目よ。
林の向こう側は、切り立った断崖で、下は鮫の歯のようにぎざぎざの岩を、波が洗っている
そうだから…
視界が悪いから、うっかり進むと、それと気付かぬうちに落ちてしまうかも知れないわ」
「あっ、はいわかりました。」
「プツン…」(録音切断の音)
_
` `'i、
'"゙゙" │
` ,-┐ .'゙゙^i、
┴x,,,,,,_l゙、
゙彳、 ノノハヾ
` ゙l ( `.∀´) ノハヽヾ ,,-、,_ーi、、 .|`"
/( .ゝ l ) (・-・o川¶ ",,、 ` ゙'‐''''''''"⌒ヘ
'“'l---. | (__)":)O ,/゙`"
: 、 ゙''-、 <∪___,,.ゝ l゙ ┴i、
: " _、 、 _,,,,,,,、 ノ (._/(__) ` `゙゙゙゙゛
『マコト・V・ハイニックのカセットレコーダーの録音より』
「30日、午後2時30分、
いま地下室へ続く階段にいる。
ハンドライトで、下を照らすんだけど、なんだか黒くあわあわした感じのなかに、ライトの
光が吸い込まれてしまう感じで、はっきりした形が見えてこない。
なんだ…そうか…
はっきりしたものが見えないわけだ…
地下室の床から、敷石がほとんど剥がされてる。
あちこちで、黒い地盤が顔を出してるし、盛り上げられた土が、ぼた山みたいに光を吸
収しちゃうんだ。」
\
\
〆ノハヽ \
∬ ´◇`) .. \_,,. . -一 ''' " ~´
..(つ¶:)つ=[]
<.,,____,,.ゝ ´~ " ''' 一- . .,,_
..(._/(__) \
|___ |
/ /|__ |
/ /|__ |
/ /
「ザク…ザク…(土を踏む音)」
「地面のあちこちに、ミッキーマウスがかじっているチーズみたいに、ぼこぼ
こに穴が開いている。
大概は、差し渡しが1、2フィートの小さな穴だけど、なかに大人が降りてい
けそうな大きな穴が、4つある。
うち3つは、正三角形の頂点みたいに並んでいて、一つはその中心にある。
一辺の長さは、だいたい3、40フィートぐらいかな。
真ん中の穴の上にたつと、下から空気が吹き上げてくる。
かなり深い…
ライトの明かりは、下まで届かない。」
ノハヽヾ
(´◇` ∬
[]=と(:"と_)
<.,,____,,.ゝ
 ̄",,,,,,,> _,,,,,,,,,,__ (_,,ハ_,,)
 ̄″ i,,"゙゛ ⌒,,!、
,,,,--――ー--,,_ ⌒'''''''''''''''''"゙^ ._,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,_
‘--,,,,,,,,,,,,,,,,,,,--'" ._,,,,,,,,,,,,,,,,,,_ 〈,_、 .,,,ン
『アサミ・バシールのカセットレコーダーの録音より』
「30日、午後9時50分、
先ほど明日の打合せが済んだところです。
アナライザが動くようになったら、私とマコちゃんが探査用のプローブを身につけて、屋敷
の内部を探って歩くことになりました。
他の研究者と霊媒の皆さんは、アナライザの前で、状況を記録する手はずです。
いつものカセットレコーターのかわりに、アナライザに付属したハードディスクが記録をとっ
てくれるわけです。
ところで、夕食の後、皆で手分けして掃除したら、1階のホールと、2階の客間は随分印
象が変わりました。
もとは、昼でも薄暗くて陰気な感じだったのに、雰囲気がすっかり明るくなって・・・
いま私のいる客間なんか、下手なホテルの客室より、よほど素敵です。
ちょっと、照明が暗めなのが気になりますけど・・・
.д
.□ΠΠ∨∨ ノノハヾ
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'''',! 川o・-・)¶
| .|゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙^l .| (__)":)つ
| .| | .| <∪___,,.ゝ
| .| | .| (._/(__)
そういえば、教授に見せていただいた、ボブ・ホーントンさんの手記にも、部屋が暗いとい
うことが、しきりに書いてありました。
ボブさんの泊まった部屋には、今教授が泊まっているんですけど、この部屋もレイアウトは
ほとんど同じです。
広さは縦横とも10mぐらいで、西側の隅に暖炉があり、その横にベッドが据え付けてあり
ます。
廊下は北側、窓は南側。
私たちがいるのは、三棟ならんだなかの北側の棟で15mほど向こうには、中央の棟が見
えます。
壁が彩陶めいた、変わったブロックでできているのは、前にも言いましたけど、その色合い
に、微妙にグラデーションがついているので…」
「ズ…ズ…」
「うん?何かしら、変な音が聞こえたみたいだけど…」
「ゴンゴン…(壁を向こうの部屋から叩く音)」
д
.□ΠΠ∨∨ ノハヽヾ
l|~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'|l | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'''',! (・o川川
||‐―────―|| | .|゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙^l .| ("(__))
.γ´⌒⌒ ̄⌒` ̄`ノ,| | .| | .| <.,_∪,.ゝ
γ⌒ ) | .| | .|  ̄ ̄ (_,,ハ_,,)
γ´ , ' ヽ
γ ノ 丿
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「| 丿
|」――――――|」丿
「何、まこちゃん?良く聞こえないよ…」
「…きいた…いまの…」
「音ね、聞こえた。なんだか、重たい感じの…
そういえば、ボブさんの手帳にも…
うん、わかった…いま行く…」
| |
| |
. 〆ノハヽ | | . ノハヽヾ
. ∬∬ ´o) | | . (・o川川
. ((__)")つ | | . ("(__))
. <.,∪_,.ゝ .| | . <.,_∪,.ゝ
(._/(__) | | . (_,,ハ_,,)
「バタム…(ドアを開け閉てする音)」
「どっちから聞こえた?」
「すぐ近くからだったような気がするけど…」
「他の人は、でてこないみたいね。」
「棟が違うから、気がつかないんじゃないの…」
「それにしたって、教授は…」
「ズ…ズ…」
「あの音、教授の部屋からだわ…」
「バタバタ…(廊下を走るスリッパの音)」
「教授、教授…どうかしたんですか…」
「トマス教授…」
「ズ…ズ…」
. ._____
. | |
. | |
. | |
. | |
. |○ | ノノハヾ ノハヽヾ
. | | 川o・-・) (´◇` ∬
. | | (__)":) と(.. : ")つ
. | | <∪___,,.ゝ <.,,___,,.ゝ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(._/(__) ̄ ̄ ̄ (_,八._) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「しょうがない、教授、開けますよ…
あれ…」
「トマス教授、どこ行ったんだろう。
今日はもうやすむって言ってたのに…」
「ズズ…」
「ん?さっきの音だ。」
「窓のほうからみたいよ…」
「ズズ…」
「わぁっ…」
「キャー…」
「ガシャ…(レコーダーの落下音、以降録音停止)」
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,、
/..,――┬――――――ッ-i、゙l
| .| ゙l .,,、 .,/" | |
| .| | ./゙゜.゙| │ |.|
| .| ゙l .,,,"',!r" ,i´ |.|
| .| .゙l_`" ゙‐'丿 .| |
| .| ‘''―''" .| |
|\从/ \从/
〆ノハヽ______ノハヽヾ
∬∬∬∬――――― 川川川
(" 'つ と " ')
<.,,___,,.ゝ <.,,___,,.ゝ
(_,八._) (_,八._)
『ケイ、クルセーダのノートより』
1月31日、
昨夜、トマス教授が寝室に使用していた、北棟西端の部屋から失踪した。
夜中、奇妙な物音を聞いたマコトとアサミが、教授の部屋を訪ねたところ、既に彼の姿は
なく、窓の外を這う奇妙な影を目撃したという。
その影は、黒くぬめぬめした印象で、なにやら、ずぶぬれになったチンパンジーのような雰
囲気もあったということだったが・・・
とっさに、マコトが写したインスタントカメラのフィルムには、猿や怪物ではなく、薄くなった髪
をおどろに振り乱したトマス教授自身の顔が、逆さに写っていた。
私が思うに、トマス教授は何らかのストレスで突如発狂したのではないか。
奇妙なのは、彼の顔が、2階の窓の上の縁から逆さに室内を覗いていたことだ。
テンペスト荘の外壁は、つるつるしたタイルで覆われており、指をかけられるようなすき間な
ど、どこにもない。
さして体力があるとも思えないトマス教授が、どうやって自分の身体を外壁に、それも逆さに
固定できたのだろうか・・・
ノノハヾ
(`.∀´; )
. ___Φ と )
./ /三/ _ _/|
.|| ̄ |, 'l|
.|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
-----------------------------------------------------------------------
スレ汚しごめんなさい。この続きはまた明日になります…
>>410 すいません、この回の副題ですが、
>>410には
「窓からの覗く影」となってますけど、
「窓から覗く影」の間違いです。m(_ _;;)m
作者さん 乙
なんかヒッチコック張りのミステリーですね
いつもいいところで終わるので、毎回続きが待ち遠しいです
で、こんな時間まで起きてることになってる今日この頃ですw
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
ほ
おはぽんまこ
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
ノノハヽ ノノハヽ ♪
.... ∬*´▽`) 〜 川o・-・) 〜 .... ....
| つつ | つつ @
☆ ノノノノノ,ヽ ノノノノノ,ヽ .... .... ....
.... U U ... ~ ~ U U
川o・-・)∬´▽`)ノ あさー
作者さんいつもお疲れ様です 本当につづきが楽しみです
今日は久々に仕事やすみだからあとで最初からゆっくり読もう
436 :
名無し募集中。。。:04/08/09 11:10
∬´▽`)<こんこんって性悪だったんだ・・・さようなら
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
∋oノハヽ ハハヽ
川o・-・)∬ ´▽`)
マケタ orz
善きこと哉、善きこと哉…
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
∋oノハヽ ハハヽ
川o・-・)∬ ´▽`)
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
夏はやっぱり ----====((ミ川o・-・)彡))
西瓜だね… ----====((ミ( ´D`)彡))
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ へ へ と )
と__ /::;;:;;ヽ /::;;:;;ヽ_.J
ゝ _____ノゝ_____ノ
m(_ _;;;)m
これから…
ノハヽヽ .。゚./ キョウハ ハヤイデスネ ゴクロウサマデス
川o・-・)つ|■|< コーラ ドーゾ
ほ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
今丁度半分ぐらいです
今日は12時前にあげられるかもしれないです
いつもすいません、コーラ頂きます…
.。゚./
m(_ _;;;)つ|■|
ミ ぴゃっ…
毎日毎日良く続くなぁ
本当にこんまこが好きなんだなぁ
§テンペスト荘§ その2「嵐の前夜」
『マコト・V・ハイニックのカセットレコーダーの録音より』
「31日、午前11時15分
いま、失踪したトマス教授とボブさんの泊まっていた部屋の窓の下にいる。
こうして庭から見上げると、ここの2階の窓がずいぶん高いことがわかる。
楽に20フィートはあるわね。
壁には、表面にガラスを塗ったみたいな、つやつやのタイルがはられてて、つなぎ目
も狭くてピッチリしているし、とても人が登れるような雰囲気じゃない…」
_____ . |
.| | |
.| | |
.| | |
.| | |
゙''''''''''''''''''''''" |
|
゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゚,l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'''|
_____ . |
.| | |
.| | |
.| | |
.| | | ノハヽヾ _,,_
゙''''''''''''''''''''''" | (` ∬∬ ,/''''‐ .''-、 .,/''''ー" ゝ
| ("(__)) ,,‐'″ ` .''゜
,l゙ <.,[∪,.ゝ ,,-."
__,,,,,--‐'" (_,,ハ_,,) |
―¬'''''''"゙゙゙`
「ちがうよマコ。
その壁は、タイル張りじゃない。焼き物のブロックで組みあげてあるんだ。」
「ヨシーったら、録音中に余計な事いわないでよ。
この飾りタイルが奥まで続いているかどうかなんて、あたしにはどうでもいいの。
あんたみたいに、建物マニアじゃないんですからね。
重要なのは、人が素手じゃ登れないってことじゃない…」
「わかった、わかった。
ところでサトー助教授から伝言なんだ。
午後3時までには戻るから、それまでは地下室には近づかないでくれとさ。」
.| | |
.| | | ノノハヾ
.| | | 〆ノハヽ (^〜^0),,_
゙''''''''''''''''''''''" | ∬ ´◇`) ,/''''‐ ( l ゝ ) ゝ
| (__)":)[O ,,‐'″ ゝ 、 ''|
,l゙ <∪___,,.ゝ,,-." . ヽノ 人
__,,,,,--‐'" (._/(__) | (__) ,_)
―¬'''''''"゙゙゙`
「地下室は昨日もう見ちゃったから、正規の調査まで覗くつもりはないけど…
どうしてサトー助教授がそんなことを?」
「さぁ…
もともとあの人は、この建物の地下にある古代の遺跡について調査するために俺達
に同行してるんだし、何か荒らされちゃ困る発掘ポイントでも見つけたんじゃないかな」
「そうか、この建物の下には大昔の遺跡があるんだったわね…」
「それから、例の写真のことで、ここの警察署長のキーシンという人が、後で話を聞き
たいってさ。」
「あたし、あの人苦手だなぁ。なんだか、やにネチネチしてるんだもの。」
「我慢してくれよ。
トマス先生を探すのに、やっこさんの力が借りられないとお手上げだからな。
それに、向こうでも、マコみたいなお転婆は苦手だと思ってるかもしれないぜ。」
「なんですって…」
「ほーら角が生えた、退散退散っと…」
.| | |
.| | | ノノハヾ
.| | | 〆ノハヽ (^〜^0),,_
゙''''''''''''''''''''''" | ∬ `◇´) ,/''''‐ ( つ つ ゝ
| (__)":)[O ,,‐'″ |'' , ノ
,l゙ <∪___,,.ゝ,,-." . 人 ヽノ
__,,,,,--‐'" (._/(__) | (_(__)
―¬'''''''"゙゙゙`
「今の人はダリル・ヨークシャー、愛称はヨシー。
アナライザの技師で学部の人じゃないんだけど、陽気で人なつこいので心理学部の学生
たちからは好かれている。
建築というか古い建物のマニアで、ガウディーを神のように崇めているんだけど、その彼
の目から見ると、この建物を設計した人は天才ってことになるらしい…」
ノノハヾ フンフンフーン♪
(^〜^0)
( l ゝ )
ゝ 、 ''|
| | |
(_(__)
「午前11時半
案内人のトビーさんから、落雷で死んだアルフレド・マーチスンの黒焦げの死体があった
と聞かされた場所の手前にいる。
感じる…
トマス教授から教わったやりかたで、意識を解放すると…
潅木の茂みを、あと3ヤードばかり行ったところがその場所だ。
マーチスンが死んでから、もう50年もたつのに、まだ肉の焦げる匂いがするみたい。
そうだ…この茂みの奥…何かが見える。
でも、変だな…これ…大人の姿じゃないみたい…」
. ノハヽヾ
. (´−`; ∬
-. ー-、 (:"(__)
、 .l゙、 <.,,__∪ゝ --,,,、
'''''" ." .,.,_ ,,,,,,、 (_,,ハ_,,) ,,,,―--、,_ `'-、
゙゙‐'¬-、 .ヘ-ッror==''''''''" __ .,,-'''"゙゙゙゙''''-、、
゙‐ "`  ̄"''" `′
「11時32分17秒、
テンペスト岬先端の、潅木の茂みの奥、不定形の霊体を発見。
形状が不安定で、容貌や表情まではわからない。
でも、大人にしては体つきが小さすぎる。
アルフレド・マーチスンの死体発見現場の周辺を、よたよたと歩きまわっているみたい。
姿勢は前かがみで、まるで小猿が無理に身体を起こして、後足で歩いているような雰囲気…
腰から下の霊体は、ほとんど霞んで見えない。
胸から上は、輪郭がかなりはっきりしているけど、なかはガスのようにもやっている。
何かを伝えようとしているのか、それとも彼自身ここに何か思い入れがあって、地縛しているの
かは不明。これから接近して、コンタクトを試みる…」
|、
\
`'i、
''ミ!,,.ヽ
'lll、|
( ;;;)
と と ) 丿 ノハヽヾ
.xー¬'ーぃ-、,--- ゝ 丿 ,,, ーー (∬∬∬
,―'''"゙゙゙゙'''''ーy―¬―、`,,,,,_ .,―ー'''''''" -、((__)") .--、,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,.
` `゙゙゙゙゙゙" <.,∪_,.ゝ
(_,,ハ_,,)
「ガサガサ…(潅木の小枝を書き分ける音)」
「消えた…
すると、あれは私にコンタクトしたくて出てきたわけじゃない。
この場所に何か思い入れがあるんだ…」
「ドスン…ドスン…(地面を蹴る音)」
「なんだか、地面の下が空ろみたいな気がする。この下に、例の遺跡が伸びているのかも
しれない…」
ノハヽヾ
∫ (`; ∬∬
∬ ("(__))
∫ <.,_∪,.ゝ
_,,.. -──‐- .、.._. (_,,ハ_,,)
「ダリル・ヨークシャーの投函されなかった葉書より」
ウイルバー、大変なことになった。
こっちへ着いた途端、トマス教授が失踪しちまった。
教授がいなくなっちまったってことは、ここでする予定だった実験の全てがご破算になった
って事だ。
俺的に言えば、ギャラを誰から貰ったらいいかわからないって事でもある。
となれば、さっさと引き払ってアーカムに返るべきなんだろうが、さっきこの土地の、マリ
・ハッチソンという刑事から、
「事件の目鼻がつくまで皆この屋敷から離れないように」と、みんな念を押されちまった。
ノノハヾ
(^〜^0)
. ___Φ と )
./ /三/ _ _/|
.|| ̄ |, 'l|
.|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
トマス教授には悪いけど、どうせこの陰気な屋敷を離れられないなら、せめてこの状況を楽
しもうと思って、実はさっきまでシャーロク・ホームズの真似をして、教授の失踪した部屋の回
りを調査していた。
教授の部屋は、屋敷の北棟の2階の一番西の端にある。
2階の窓枠は、地面から6、7ヤードは上だ。
教授は、失踪した昨夜、この窓の外の壁を這っているところを目撃されているらしいんだが、
どうも信じられない。
なにしろ外壁の表面は、つるつるの、磁器みたいなブロックで、繋ぎ目は半インチほどの狭
さなんだ。
実は、さっきちょっとためしてみたんだが、6ヤードどころか、1フィートも上れない。
_____ . |
.| | |
.| | |
.| | | ノノハヾ
.| | |(^〜^0) _,,_
゙''''''''''''''''''''''" と と ) ,/''''‐ .''-、 .,/''''ー" ゝ
|ゝ 、 ''| ,,‐'″ ` .''゜
,l゙ | | | ,,-."
__,,,,,--‐'"(_(__)
―¬'''''''"゙゙゙`
でも、おかげでいいものを見つけたよ。
諦めて、芝生の上に飛び降りてから気付いたんだが、指に黒い毛がこびりついていた。
犬の毛よりは柔らかいが、猫のよりは硬くて、少し長い。
それが、良く見ると、教授の窓の下に、あちこちついている。
他の棟も回ってみたが、毛がついているのは、教授の部屋の窓の回りだけだ。
君はこれをどう思う。
今様モルグ街の怪事件だって?
あはは、なかなかいい着眼だと思うよ。
ひとつ一緒に事件を解決してみようじやないか。
新しい発見がある都度、手紙でしらせるからね。
しかし、君がいっしょでなくて残念だ。
そうしたら例の
「面白くなってきたじゃないか、ワトスン…」という台詞が言えたのに。
.| | | ノノハヾ
.| | | (^〜^0)て _,,_
゙''''''''''''''''''''''" | O と ) ,/''''‐ .''-、 .,/''''ー" ゝ
| ゝ 、 ''| ,,‐'″ ` .''゜
,l゙ | | | ,,-."
__,,,,,--‐'" (_(__)
―¬'''''''"゙゙゙`
『ウルバリン警察署長、キンシーが遺した録音テープより』
「すると、これは実際にあなたがたが見た現実と違う可能性があるとおっしゃるんですか…」
「ええ、写真の縁をよく見てください。なんとなく、変なぼやけ方をしているでしょう。」
「そう…私もそれは気にしていたんです。
なんだか、針穴写真機の絵みたいな塩梅で、あのお嬢さんが持っていた、高そうなインス
タントカメラで写した写真とは思えません。
これが、インスタントフィルムじゃなければ、合成写真じゃないかと疑いたくなるところです。」
i⌒ノハヽヾ⌒ii
--|_ (・-・o川____、--
/ /__と(:と )____// )
( (_____<.,,___,,.ノ ( ( /
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/l|
ノノハヾ____/
( 〜^) ||
i⌒⌒⌒⌒⌒⌒~i __
__! |/ / )
( ( /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「あのとき、トマス教授の部屋はとても暗かったんです。
窓の外には、月がでていましたけど、とにかく、夜空を背景にしても、窓から覗いた顔が、
シルエットに見えるほど…
なのに、マコっちゃんのカメラは、フラッシュが光りませんでした。
それでわかったんです。あれが念写用のカメラだって…」
「念写用のカメラというのは、フラッシュが光らないようにしてあるものなんですか。」
「ええ、あれが光ると、その一瞬霊媒の集中が弱まりますから、わざと…
ですから、あの写真に写ったものは、私たちの見たそのままじゃなかった可能性がある
んです。」
ii⌒⌒ ノノハヾi
--、__ (〜^◇^)--
( \ \ ( O□φ\ \
\ ) ) ) )___) )
|l\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
\____ ノハヽヾ
|| (・o川川
__ i~⌒⌒⌒⌒⌒⌒i
( \ \| !__
\ ) )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「いいかげんにせんか、マリー…
そんな小娘のたわごとにいつまで付き合ってるんだ。
霊媒だの、念写だの、どうせいんちきに決まっとるわい…」
「ですが署長、私は以前トマス教授の著書を読んだことがありますが、念写というやつは…」
「ええい、もう我慢できん。わしはかえるからな。そいつをよこせ…」
「ぷつん…」(録音切断の音)
i⌒ノノハヾ⌒ii
--|_ 川o・-・)____、--
/ /__と(:と )____// )
( (_____<.,,___,,.ノ ノハヽヾ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/l|(`ω´; )
ノノハヾ____/ . と と )
( 〜^) || ゝ 、 '|
i⌒⌒⌒⌒⌒⌒~i __ ヽノ 人
__! |/ / ) (__)_)
( ( /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
『刑事マリュエル・ハッチンスの手記より』
1月31日、午前
先夜失踪した、トマス・フリーボーン教授の行方の捜査で、テンペスト荘へ向かう。
教授の失踪時、同じフロアにいたマコト・V・ハイニックと、アサミ・バシールの2女性が目撃
した、窓外の影について、両者から事情聴取する予定だ。
マコトは、たまたま持っていたポラロイドカメラで、窓外の影を写したのだが、その写真には、
トマス教授の顔が写っていたという。
ノノハヾ
(〜^◇^)
( O□φ
| | |
(__)_)
教授にかわって、一行の責任者についたT・サトー助教授は、
「トマス教授は、極度のストレスで、精神に異常をきたしたのだろう。
とすれば、突然の失踪も、別に不思議とするにはあたらない。」という見解らしい。
. ノノハヾ
. ( `Ω´)
.( ゝ V l )
. |'' , ノ
. | | |
. (__)_)
署長としても、この見解は有り難かったろう。
この所、ウルバリン署管内で、異様な通り魔殺人が連続して起こっており、他へ余り時間を
割く余裕はない。
一応、事情聴取には行くが、それが済んだら早々に手を引くと、先ほども言っていた。
しかし、私としては、トマス教授と、それに先行するボブ・ホーントンの失踪が、一連の通り
魔殺人にも、係わっている気がしてならない。
そもそも、通り魔事件の発生と、ボブの失踪自体が、ほぼ同時期に起こっているのだ。
. ノノハヾ . ノノハヾ
. ( `Ω´) (`ω´ ) . ノノハヾ
.( つ V l つ . ( つと ) . (^◇^〜)
. |'' , ノ ゝ 、 ''| O□φ )
. | | | | | | | | |
. (__)_) (_(__) (_(__)
マコトという女性は、思いの外気が強く、署長と喧嘩になってしまったので、ろくに事情も
きけなかった。
もっとも、私に言わせれば悪いのは署長の方なのだ。
せっかく、色々話してくれようとしている相手に
「霊能力なんて、そんなものインチキに決まってる…」などと暴言を吐いたのでは、怒ら
ない方がどうかしている。
ノノハヾ
ノノハヾ 〆ノハヽ (`ω´; ) ノノハヾ
川川o・) ∬ `◇´) と と ) . (^◇^〜)
((__)") と(.. : ")つ ゝ 、 ''| O□φ )
<.,∪_,.ゝ <.,,___,,.ゝ . | | | | | |
(._/(__) (_,八._) . (_(__) (_(__)
それでも、アサミ・バシールだけはなんとか説得して、事情聴取に応じてもらった。
まず、彼女によれば、昨夜マコトが撮った写真は、現実そのままを写したものだったかどう
かが、疑わしいそうだ。
マコトは所謂霊視能力者で、しかもポラロイドは、写した部屋の状況からみて明らかに露出
不足のはずらしい。
「だから、あの写真に写っているのは、現実をそのまま映した像ではなく、マコちゃんが、自
分の念を通して焼き付けたものである可能性が強いんです。」そう彼女は言う。
ノノハヾ . ノノハヾ
川o・-・) . (^◇^〜)
(__)":) . O□φ )
<∪___,,.ゝ . | | |
(._/(__) . (_(__)
写真をとったとき、実際に彼女たちの目が見ていたのは、トマス教授の姿ではなく、明らか
に人間外の、獣の姿だったらしい。
ああ、自分の目でその獣が見たいものだ…
このところの連続殺人は、犯人が人間かどうかを疑いたくなる殺し方が多い。
娼婦のマリーは喉笛を噛みちぎられていたし、ジャンキーのグレンは首の骨を折られていた。
浮浪者のアンダスンは、背骨をへし折られていたし、ハボイッツのかみさんに至っては、片足
をもがれていた。
異常性格の犯人にしても、やることが無茶すぎる。
案外、モルグ街の怪事件のように、脱走したゴリラか、オラウータン辺りが、犯人と言うことが
あるかもしれない。
(⌒⌒)
酷いなこりゃ… c===== 猛獣にでも
ノノハヾ (・д・; ) やられたんでしようか…
,, (^◇^〜) (つと )
`'''!,,r‐-、、 O□φ ) ゝ 、 ''|
` γ ⌒ ヽ | | | | | |
''''llllllll・,,つlllllWi つ'll゙゙゙" (_(__) (_(__)
アサミには予知の能力があるらしいが、私たちの帰りぎわにおかしな事を言った。
署長に、嵐の夜にはパトロールにでるなというのだ。
「何を馬鹿な事をいってる。」
署長は、いつもの調子で怒鳴りかえした。
「モーゼを気取った小娘め、だいたい嵐がどこに来るというんだ…
そんなに先のことが見えるなら、なぜトマス教授の失踪を予知できなかった」なんて具合だ。
_,xii、、
,/` ||.゚V,
,l゙ .||..゙l゙l,
__|____|
| | |
| | |
| | |
| | |
| | | ノノハヾ
| ノノハヾ (`ω´; ) ノノハヾ
| 川o・-・) __ .と と ) . (^◇^;〜)
| (__)":) /| ゝ 、 ''| O□φ )
| <∪___,,.ゝ // | | | | | |
| (._/(__) // (_(__) (_(__)
| //
/ //
「私は、非常な不幸や危難しか予知できないんです。」
アサミ・バシールが東洋系の黒い瞳をきらめかせて応えた。
「トマス教授は失踪されましたけど、その事自体は、教授にとって非常な不幸でも危機でも
ないんでしょう。だから、予知できなかったんだと思います。
でも、あなたの場合は…」
署長は鼻で笑っていたが、私はあの娘の言葉を軽く済ます気にはなれない。
確かに、天気予報では何も言っていない。
だが、船頭のマクギニー親父に今朝会ったら、
「マリの旦那、テンペスト岬に行くなら用心した方がいい。
もうすぐ大時化がくるぜ…」と言っていた。
大地を打つ槌は狂っても、海の天気について、あの親父の読みが、狂ったことは、未だ
かってないのだ。
(⌒⌒)
l|l l|l
ノノハヾ
ノノハヾ ノノハヾ ( ;`ω´)
川o・-・) (^◇^;〜) ( ゝ l )
(__)":) ( O□φ |'' , ノ
<∪___,,.ゝ 人 Y 人 Y
(._/(__) (_, (__) (_, (__)
-----------------------------------------------------------------------
スレ汚しごめんなさい。この続きはまた明日になります…
∬´▽`)ノシ <乙です
(´-`).。oO(マリさんはいつも楽しそう…)
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ へ へ と )
と__ /::;;:;;ヽ /::;;:;;ヽ_.J
ゝ _____ノゝ_____ノ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
お昼だね
ウン…
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
| ヘ へ ヘ へ
| :| / / :| / /
| .;: ":;. ;'、.,::
| _.....,..,;'、":; ..;'、":;..
| ,.-'''' ;'、:、.: :'、:、.: : ;:''゙-.,
|( '、;:...:,:.:.、'、;:...:,:.:.、:.:' )
|.| ゙-..;;_`"''''゙゙゙`"''''゙゙゙ ,,..-'゙.|
| l,  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.. .|
|. 'l, ,/
| \ /
| ゙l'-、..,,,,,,,,,,,,..,、-'l゙
|つ ゙'-、..,,,,,,,,,,,..、-'゙
| 天丼
|
| サッ
|彡
|
うわー、美味しそう…
ありがとー…
ノノハヽ 〆ハハ
川oT-T) (T▽T ∬
(_つと) (⊃⊂)
美味しいねーっ…
うん…
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽`*∬
( つ=;:;;ヽ O=:;;:;と )
と__ ゝ___ノゝ___ノ_.J
\\ 美味しかったー! //
\\お腹いっぱーい//
ノハヽヽ . ノハヽヽ
川o・-・) 〜3 ∬´▽`)〜3
/ ⌒ヽ / ⌒ヽ
(人___つつ (人___つつ
ガーガー スヤスヤ
γ ⌒ ヽ γ ⌒ ヽ
o((^) (^) 旦o(^) (^))o 旦
〆〃ハハ
∬∬´▽`)ノ
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
ほっ
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ へ へ と )
と__ /::;;:;;ヽ /::;;:;;ヽ_.J
ゝ _____ノゝ_____ノ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
m(_ _;;;)m
これから…
ヽ川oT-T)人∬*T◇T)ノシ 危険危険、スレたて荒らし横行中…
>>499 お疲れ様です 。゚./
∋oノハヽ ハハヽ \/
川o・-・)∬ ´▽`)つ |
シャンパン ドーゾ  ̄
ありがとうございます…
あと、もう少しでおわりそうです。
シャンパンいただきます。
。゚./
\/
m(_ _;;;)つ |
ミ ぴゃっ…
§テンペスト荘§ その3「テンペスト(大嵐)」
『ケイ・クルセーダのノートより』
1月31日、
トマス教授が失踪したため、私が一行の差配をつとめる羽目になってしまった。
立場からいえば、サトウ助教授が指揮を取る方が相応しいし、当人もその気でいたのだが…
周囲の反発が思いの外に大きく、ご破算にせざるをえなかった。
幸い、銀行家のエドワード・アプトン氏が全面的なバックアップを約束してくれたので、少なくとも
金銭面の不安だけは消えた。
しかし、氏にとっては予想外の展開だったろう。
失踪した甥を見つけて貰うつもりが、却って失踪者を増やしてしまったのだから。
ノノハヾ
(`.∀´; )
. ___Φ と )
./ /三/ _ _/|
.|| ̄ |, 'l|
.|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
アナライザの組み立ては、なんとか終わった。
アサミが台風が来るかもしれないと言うので、念のために石油式発電機もセットアップした。
食料も、メアリとアサミとマコトが、手分けして大量に仕入れてきた。
昼間、刑事から、一件の調査がある程度済むまで、テンペスト荘から動かないようにと言われ
たが、これで篭城の支度はできたわけだ。
ノノハヾ バッチリ… ノノハヾγ⌒ノノハヾ ノノハヾ ノノハヾ 、、、、、
γ(⌒)ヽ (0^〜^) . ノハヽヾ ノハヽヾ (`.∀´ ) (^▽^ 从(Θ<_Θ)(~≡~;ξ ( ゚<_゚ )
⊂二二二⊃( σ つ (・-・o川. (´▽` ∬( l ゝ ) ( y ゛(__)( l ゝと) l と)と と )
( [∞o∞] ) |'' , ノ .(:"(__) (:"(__) ゝ 、 ''| <.,,___∪ゝ ゝ 、 ''| しゝ、し ''| ゝ 、 ''|
| ◎ | | | | . <.,,__∪ゝ <.,,__∪ゝ | | | | | | | | | | \| | |
( )(__)_) (_,,ハ_,,) (_,,ハ_,,) (_(__) (_(_) (_(__)(_(__ (_(__)
午後、マコトとアサミにアナライザのプローブを持たせて、2階を回ってもらったが、
教授の消えた部屋の反応は、それほど強くはなかった。
それよりも、驚かされたのは、地下室の反応の凄さだ。
アナライザのメーターが、あんなに揺れ動くところは、見たことがない。
サトウ助教授との約束があるので、詳細には調べなかったが、どうもすべての謎は、あの
地下室にあるように思われてならない。
ノハヽヾ ノノハヾ
(´◇`; ∬ 川o;・-・)
oと(.. : ")つ . (__)":)つo
<.,,___,,.ゝ <∪___,,.ゝ
_____ (_,八._) (._/(__)
_,,,-―ー''''''''''"゙"゙゙ ̄ ̄`  ̄ ゙゙゙゙゙゙゙゙̄'''''''''―--、,,,、 _,,,,,,,---------,,,,,,,_
.ヽ,,,,,_ _,,,,,,〃 'ヽ,,,,,,,,,___,,,,,,,,,,,-″
窓がはたはた鳴っているので、外を見ると、いつの間にか空が厚い雲に覆われていた。
アサミは午前中、刑事に
「嵐が来る…」と言っていたらしいが、どうやらその予想が的中するらしい。
サトウ助教授は、3時には戻ると言っていたのに、まだ村から戻らない。
まったく何を考えているのか、よく判らぬ人だ。
____
| ̄ ̄ ̄ |
| |
| |
| ノノハヾ
| (∀´ )
| ( )
| ./ゝ ''|
| / | | |
(__)_)
『チャールズ・A・サトーのノートより』
1月31日、午後
土地の古老をあちこち訪ね回るうち、思いの外時が過ぎ、テンペスト荘への帰りが、
夕食の間際になってしまった。
この屋敷が立つ前、岬の突端にあった遺跡について、話を聞きに行ったのだが、詳し
い事を知っている者が意外なほど少ない。
なかでマクギニーという、老船乗りから聞いた話が、もっとも信頼がおけそうだ。
彼によれば、この遺跡は、北大西洋岸に散見される巨石墓の原初形もしくは退化形を示
すと思われる一連の記念物の一種であったらしい。
丁度今テンペスト荘が立つ辺りに、20ヤード余りの平石が横たわっており、土地の者から
『魔女の踊り場』と呼ばれていたそうな。
所謂ドルメンのなかでも、天井石が8ヤードを越えるものは稀で、マクギニーの話を半分に
考えたとしても、よほど大きな遺跡だった考えざるをえない。
ただ、マクギニーの昔語りからは、巨石墓の常識から考えると、少々奇妙と思われる特徴
も散見される。
ノノハヾ
( `Ω´)
( Φ□と )
|'' , ノ
| | |
(__)_)
その一つは、柱石が、天井石を支えていなかった事だ。
先ほど述べた20ヤード余りの天井石は、それ自体が岬の冠のように、突端に横たわって
いたらしい。
黒曜石のように黒々とした、明らかにこの周辺に見られる、石灰性の岩とは異なる大岩が、
白い女靴のような岬の先端に敷かれているのは、確かに異様な眺めだったろう。
柱石のかわりに、天井石の周囲は、白い岩で囲われてあったらしいが、それは天井石が
ぐらつくのを防ぐというより、天井石と地面のすき間から、何かが這い出してこないよう、塞い
でいる雰囲気だったという。
,---------------------------------------.
゙ツ''')'''''''''''''lニ''''''''''''''''''''''''''''''''ニニニ====¬''',!''''''''''''''″
,,--. .i"_,,|,,,,,,,,,,,,,,/―'''''',,,"''''''''ブl,〃''〜、―ッ ._,r"
,,,.,―イ._,―"''T゙゙゙"゙ ̄` .,,,--、,,, _,,,,,/` ゙'' '" ,,,-‐′
._,,,,..,-¬" ,,,- ` "` ″ ,/
'" ` ,,,,-‐'" ,,‐′
、 _,'^ ,i´
/.,‐ `゛.,,,/
、.;> .'" l゙ ,,'"
ヽヽ " ,i´
\ ,,ノ
: 、.i、 ,ソ・'"`‐ .ー' ''" `゙゙'" ー―――‐――――――――――――――――――ー
: \" ,,,、,ニヘ
\ ._,-'"゛
マーチスンは、この天井石が気に入り、切りわけて屋敷の材料に使いたがったが、恐ろしく
硬い石で、現代の砕石技術を持ってしても、細分することができず、けっきょくクレーンを何台
も動員して、海中に投じたらしい。
しかも、奇妙なことには、天井石を剥がしてみると、下には無数の穴がうがたれており、その
あちこちに、天井石を削って作ったらしい、細かな黒い矢じりや砂利の山が出来ていたという。
古代の何者が、この、非常な硬度の岩を削り、ここに伏せたのか。
何故、せっかく削って得た矢じりを、そのまま天井石の下に埋もれさせたのか、調べれば興
味深いデータが得られたはずだ。
が、マーチスンは屋敷の建設を何よりも優先したため、それらの調査が行われることはなか
った。
当時まだ青年だったマクギニーも、工事に借り出されて、剥がされた天井石の下の無数の穴
を見ている。
その印象は
「なんちうか、チーズにぼこぼこ開いた穴みてえな雰囲気だったね。
だけんど、なかにいくつか、恐ろしく底の深けぇのがあって、下から風が吹き上げてきとったの
を覚えとるよ…」というものだ。
. γ⌒ヽ 〃⌒ヽ γ⌒ヽ
.( ;;;) .( ;;;) .( ;;;)
. ( つ つ . と と ) .( つと)
. |'' , ノ . ゝ 、 ''| |'' ノ
. | | | . | | | | | |
(__)_)__ (_(__) (_(__)
_,,,-―ー''''''''''"゙"゙゙ ̄ ̄`  ̄ ゙゙゙゙゙゙゙゙̄'''''''''―--、,,,、 _,,,,,,,---------,,,,,,,_
.ヽ,,,,,_ _,,,,,,〃 'ヽ,,,,,,,,,___,,,,,,,,,,,-″
マーチスンの死後、彼の莫大な財産は行方がしれないままだ。
私がトマスの誘いに二つ返事で乗ったのも、ここへ来れば、その隠された財産を発見できる
のではないかと考えたからだ。
そして、遺跡について聞けば聞くほど、この奥のどこかにマーチスンの遺金が隠されている
に違いないという、私の予感は強まってくる。
問題は、穴の深さがどの程度のものなのかだ。
マクギニーの口振りでは、それらの穴は、下手に踏み込めば、生きては戻れそうにないほど、
内部が錯綜していたらしい。
いくら遺金を手にいれても、地下で八幡の薮知らずに迷ってしまっては、元も子もない。
穴の底へ降りてゆく前に、それなりの準備は必要だろう。
マクギニーは、別れ際
「どうも雲の色が良くねぇ。
もうすぐ、とんでもねぇ大嵐が来るに違いねぇ・・・」と言っていた。
その時には、老人の口振りの大げささを笑っていたが、ここへ戻る途中、車の中から見た空
の色は、確かに異様だった。
確かに、大きな嵐が近づいているのかもしれない。
, _,.
ヽ、 .l, 、 _,r,_,,,-,,,,,,,ノ'''''"`
,、 ..`,/~` .,,/⌒
|゚'''゙`ー'"` `′
`'",,,! ,-"
.,,i´゙'''''"'''''"`
,∩,,,∩
|,./゙フ!."} - 、.
,,-' ´ ̄ ̄''' ̄ ̄'''''' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'''/`
_,,,-‐'^ ,,ヽ _,/゜
ー―‐'"゙゙` ._ ‘ ,r'"゙゙`
`゙゙゙゙゙'" .-'''''"゜ `` ー'''"゙゙''―''′ |
2月3日、タイムス朝刊の記事より
北大西洋を北上しつつある、未曽有の大嵐ジエンニールは、早くも沿岸の漁村に大きな
被害をもたらしている。
その余波か、昨夜警察署長が首を失うという怪事件が、昨夜発生した。
舞台となったのは、ジェンニールに先行する風雪前線に、一昨夜から襲われている北部
の漁村ウルバリンである。
同村周辺では、最近通り魔による変質的な殺人事件が続発しており、昨夜もキンシー署
長はじめ、関係捜査員たちは、雨中にも関わらずパトロールに出ていた。
キンシー署長は、従兄弟のフレドリック巡査部長とともに、テンペスト岬近辺をパトロール
していたが、2日午前1時の定時連絡以降行方をたち、同日午前9時過ぎ、首のもぎ取られ
た死体として、他のパトロールに発見された。
彼の失われた首、およびフレドリック巡査部長、さらに二人が乗っていたパトロールカーの
行方は、未だ判っていない。
\ \ \ \(⌒⌒) (⌒⌒)
\ \ c===== c==== \
\ ノノハヾ (・д・; ) ( ;;;) \
\ \(^◇^〜) (つと ) と と )
\ O□φ ) ゝ 、 ''| ゝ 、 ''|\
_,,.. -─‐- .、.._. . | | | \ | | | | | |
と⌒ と (||||) つ (_(__) (_(__) (_(__)
『アサミ・バシールの手記より』
2月2日
トマス教授の行方は、まだ判らない。
ただ、教授については、切迫したものを感じないので、きっとご無事のように思う。
今朝ほど地元署のマリュエル刑事が現れ、キンシー署長が首のない惨死体になって発見
されたと教えてくれた。
あれほど止めたのに、署長は嵐の中パトロールへ出かけたのだ。
署長と一緒にパトロールしていた人の行方は、まだ判らないらしい。
テンペスト岬の方へ回ると署に連絡したきり、行方を絶ったそうだから、車ごと海に転落し
たのかもしれないと、署では噂しているそうだ。
ただ、マリュエル刑事は、それを信じてはいないらしい。
ノハヽヾ
(・-・;o川
. ___Φ と )
./ /三/ _ _/|
.|| ̄ |, 'l|
.|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
「署長の首は、事故でちぎれたとかではなく、何か鋭い爪か牙のようなもので、ザックリと
もぎ取られてました…
あれは、事故なんかでできた傷じゃない。」彼はそう言った。
「私はどうです…
署長のような死相は出ていますか?」と、真顔で聞かれるので、困ってしまった。
でも、私の見た限りでは、あの人には、それほど重大な危機は迫っていないと思う。
むしろ、この屋敷の中の人たちの方が不安だ。
ノノハヾ ノノハヾ
川o;・-・) (^◇^;〜)
(__)":) O□φ )
<∪___,,.ゝ | | |
(._/(__) (_(__)
夕方頃から、また胸騒ぎがしきりにするのだが、どうもはっきりと形が見えない。
今、ケイさんが部屋を回って知らせてくれた。
風雪のために、ウルバリンへ向かう道が、埋まって行き来ができなくなってしまったそうだ。
幸い、食料は、半月程度は楽に持つだけ仕入れてきてある。
胸騒ぎの正体が、この程度の事だったのなら、まだよいのだが・・・
やはりそうではないような気がする。
今夜は、あまりよく眠れそうにない。
.__
| |
| |
| |
| |
| ノノハヾ
| ( `.∀´) . ノハヽヾ
| ( ゝ l ) . (・o川川
| |'' , ノ . ("(__))
| | | | <.,_∪,.ゝ
| (__)_) (_,,ハ_,,)
|/
『マコト・V・ハイニックのカセットレコーダーの録音より』
「2月2日午前…
もとい、2月3日午前0時3分、階下より悲鳴、これから様子を見に行く…」
ガバッ… \
〆ノハヽ \
l|' ̄彡∬ ; ゚◇゚)~|l. きゃーっ!
||―‐(彡( つ つ|| /
|,ノ´ ̄´⌒ ̄⌒⌒`ヽ、 /
( ノ ヽ、
ヽ ' , ヽ,
ヾ ノ ヽ
ヾ ノ ヽ,
ゝ 「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「|
. ヽ,,ノ|」――――――|」
「バタム…(ドアを開ける音)」
「マコっちゃん、」
「わかってる、行こう…」
「バタ、バタ、バタ・・・(階段をかけ降りる音)」
「アサミちゃん、その服…
まだ寝てなかったんだね。」
「マコっちゃんだって、」
「何だか胸騒ぎがしてね、パジャマに着替える気になれなかったの。
でもベッドには入ってたんだよ…」
\
\
\
〆ノハヽ \
∬ ´◇`) .\
(__)":)つ \
<∪___,,.ゝ ノハヽヾ
(._/(__) (・-・o川
/ /|___ ((__)")
/ /|__ <.,∪_,.ゝ
/ / (._/ (__)
「マコ…」
「ああ、ケイさん、ヨシー…
声はどっちから?」
「ホールからなんだが、ドアが閉まっていてあかないんだ。
今サトー助教授が、ピッケルを取りに行った。」
「ピッケル…
あの人、そんなものまで持ってきてるの?」
「いいえ、こっちへ着いてから、買いそろえたらしいわ。
ああ、来た…」
「君たち、ちょっとどいて…」
「助教授、俺がやりますよ。」
「そうか、じゃ体育会系にまかそう…」
| ̄ ̄|
| |
| |
ノノハヾ [二> ノノハヾ ノノハヾ | |
( `Ω´) || .ノハヽヾ . ノハヽヾ .(^〜^0). (`.∀´ ) | |
( つ V l つ (・-・o川 . (´◇`; ∬ と と ) ( つ l つ | |
|'' , ノ || .(:"(__) (:"(__) . ゝ 、 ''| |'' , ノ .| O|
| | | .<.,,__∪ゝ <.,,__∪ゝ | | | | | |... .| |
(__)_) .(_,,ハ_,,) . (_,,ハ_,,) . (_(__) (__)_) | |
\.. .|
\.|
「ガシュ…ガシュ…」
「それっ、うーむ…」
「バタム…」
「あっ、メアリどうした…」
「うう…、教授が…」
「トマス教授がきたのか?」
「地下室に…」
「よし、君たちは、その子を見てやっててくれ。わしは地下室を覗いてくる。」
「待ってください助教授、一人で行っちゃ駄目です…」
「駄目?」
「いけません。行くなら、みんなで、明かりを沢山もって…」
「助教授、アサミは年は若いですが優秀な予知能力者です。
彼女の助言は無視してはいけません。」
「わかった…
ケイ君、明かりは沢山よういできるかね。」
「もちろんです。今揃えましょう…
ヘンリー、ヨシー、一緒に来て…」
__
| |
| |
| |
| |ノノハヾ ノノハヾ ノノハヾ . ノノハヾ
| |(Θ_>Θ) . ( `Ω´) . ノノハヾ(^〜^0). (`.∀´ )
| ( つ つ .( つ V l つ (^▽^; 从 と ) と と ノハヽヾ . ノハヽヾ
| |'' , ノ |'' , ノ . ( y ゛(__). 、 ''| . ゝ 、 '(´◇` ∬ (・o川川
| 人 ヽノ | | | . <.,,___∪ゝ | | . | | (:"(__) ("(__))
| (_(__) . (__)_) (^⌒(^⌒ 丿_(__) (_(__<.,,__∪ゝ. <.,_∪,.ゝ
| / (_,,ハ_,,) . (_,,ハ_,,)
|/
「どやどや…(数人が部屋を出てゆく音)」
「ん、どうした…何を見ているのかね、マコト君。」
「助教授、私たちのなかに、足の濡れている人はいましたっけ…」
「何を馬鹿なことを言ってるんだ。みな部屋で眠っていたんだぞ…
いるはずがないだろう。」
「じゃ、これはなんです。」
「む…
裸足の足跡だな、絨毯がびっしょり濡れている…」
__
| |
| |
| |
| |
| | ノノハヾ ノハヽヾ
| | . ノノハヾ (^▽^; 从(・-・o川
| | ( ;`Ω´) . . ( y ゛(__).と(:"(__) ノハヽヾ
| | .( つ V l つ . <.,,___∪ゝ.<.,,__∪ゝ (´◇`; ∬
| | . |'' , ノ . (^⌒(^⌒ 丿_(_,,ハ_,,) /(:"(__)
| / . | | | ρ<.,,__∪ゝ
|/ . (__)_) :;;;;; :;;;;; (_,,ハ_,,)
:;;;;: :;;;; :;;;;;
-----------------------------------------------------------------------
スレ汚しごめんなさい。この続きはまた明日になります…
作者さん 乙です
わー、今日もいいとこで(ry
明日が待ち遠しいです
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
やっぱすごいですね
めちゃくちゃおもしろい
ちょっとよみにくいとこもあるが
またよみたいです
えいがみたいです
狼で縦読み・・・夏だね
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
川o・-・)∬´▽`)ノ おはよー
作者さんいつもお疲れ様です
本当いつもいいところで…つづき楽しみです
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ おはー
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
〆〃ハハ
∬∬´▽`) お昼だよ〜
/つノノハヽ
( 川o・-・) お家に直行
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
| ∫ ∫
| (゛⌒ (゛⌒
| (゛⌒ ) ∫゛⌒ )
| ,,,,,,,,,,,,、,,,,,,,,,,
| ,.-'''' ̄:・::・:;:匚::・:: ̄''''-.,
|( :::::・:;:匚::・:::::::::・::凵::::・:::)
|.| ゙-..;;_:;:・:::;◇::;:;:・_,,..-'゙.|
| l,  ̄ ̄ ̄ ̄ .|
| 'l, ,/
| \ /
|. ゙l'-、..,,,,,,,,,,,,..,、-'l゙
|つ ゙'-、..,,,,,,,,,,,..、-'゙
| ぜんざい
|
| サッ
|彡
|
うわー、ありがとーっ!
おいしそうー
ノノノヽヽ〃ハハ
川oT-T∬T▽T)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
美味しいねーっ…
うん…
お餅の腰がしっかりしてるね
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽`*∬
( つ=∩ O=o と )
と__ ゝ___ノゝ___ノ_.J
美味しかったぁ、ごちそーさまー
ゲープ… ゲープ…
γ ⌒ ヽ彡 ミγ ⌒ ヽ
旦o((^) (^) o(^) (^))o 旦
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ガーガー スヤスヤ
γ ⌒ ヽ γ ⌒ ヽ
o((^) (^) 旦o(^) (^))o 旦
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
m(_ _;;)m
今、いつものように二人ごとのjpegを作って入れようとしたら
aacafe のidが削除されていました。
インフォーシークが削除されたときと違って、予備のフリースペース
がとってないので、UPの場所がありません。
このままだと、うたばんとかハロモニの時困りますんで、ちょっとフリ
ーサーバ漁りをしてきます。
日本国内のはあてにならないので、海外のを使うつもりですけど、
設定に結構時間がかかるので、今日の劇場は臨時休業させてい
ただきます。
妙な理由でお休みすることになってしまって申し訳ございません。
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
>>545 ご苦労様です。
続きがとっても待ち遠しいですが
たまに休むのもいいですね
今夜は早く寝られます(^-^)
。∴
ノハヽヽ .|:;::;:| オヤスミノトキニコソビールデスヨネ
川o・-・)つ|. :|< 冷タイノドーゾ ノミスギナイデネ
. ̄
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
>>549 乙で〜す
さすが目の付け所がいいですねw
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
. ノハハヽ 〆〃ハハ
σ川o;・-・)σ σ∬*´▽`)σ
( ) . ( )
(_ノ _) (_ノ _)
. ノハハヽZZZ…〆〃ハハZZZ…
σ川o´-`)σ σ∬*-▽-)σ
( ) . ( )
(_ノ _) (_ノ _)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
. ノハハヽ 〆〃ハハ
σ川o;・-・)σ σ∬*´▽`)σ
( ) . ( )
(_ノ _) (_ノ _)
. ノハハヽZZZ…〆〃ハハZZZ…
σ川o´-`)σ σ∬*-▽-)σ
( ) . ( )
(_ノ _) (_ノ _)
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ へ へ と )
と__ /::;;:;;ヽ /::;;:;;ヽ_.J
ゝ _____ノゝ_____ノ
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
567 :
名無し募集中。。。:04/08/12 17:10
川*’ー’)<スレがsageってるから親切な愛がageてあげるやよー
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
あんなムチャクチャ
何で野放しにしてるんだろう?
スレを乱立させた上スクリプト
保全しているみたいですね。
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
| ノノハヾ あんたたち
| ( `.∀´)<夏の風物詩なんだから我慢しなさい
| ( ゝ l )
| |'' , ノ ノハヽヾ 〆ハハ
| | | | (・o川 (´▽` ∬<ハーイ
| (__)_) (_つと) (⊃⊂)
|/
578 :
名無し募集中。。。:04/08/12 22:28
m(_ _;;;)m
これからはじめます…
m(_ _;;)m
一日間があいてますので、とりあえず前回までの粗筋を
入れておきます
§テンペスト荘§ 前回までの粗筋
ボブ・ホーントンの不可解な失踪の謎を解くため、テンペスト荘を訪れたミスカトニック
大学トマス教授の一行。
だが、屋敷に泊まった最初の夜に、肝心のトマスまでが不可解な失踪をとげてしまう。
スタッフはアナライザでトマスとボブが失踪した部屋を調査したが、霊気はさほど強い
ものではなかった。
強い反応を示したのは、むしろ床のコンクリートが剥がされた地下室の方だ。
剥がされたコンクリートは別として、そこに無数に開いた穴は、最近のものではなく、
明らかに太古からそこに横たわる遺跡内部への入り口と思われた。
考古学の助教授サトーは、土地の古老を訪ね回り、遺跡の由来を探った。
老船乗りマクギニーの証言を信頼するなら、もとテンペスト荘の辺りにあったのは北大
西洋岸に散見される巨石墳墓の一種であったらしい。
ただ、一般の巨石墓と比較して不可解なのは、柱石が天井石を支えるためよりは、内
部から何者かが這い出すのを食い止める目的で並べられているように思われるこだ。
死者恐怖の感情は、民族を越えたものであるにしても、鼠も這い出せぬまでに、天井
石の周囲を固めたその致し様には疑念が残る。
一方、岬の東に横たわるウルバリンでは、通り魔による無残な殺人の被害が広がって
いた。
ついに警察署長のキンシーまでが、首をもぎ取られて殺された翌日、ウルバリン周辺を
襲った風雪のために、テンペスト荘と、村との交通は途絶してしまう。
その夜、女性の悲鳴に眠りを覚まされた一同は、内側からかんぬきをおろされたホー
ルで、恐怖のために卒倒していた女学生メアリを発見する。
メアリは、うわごとに
「教授が、教授が・・・」と、繰り返すのだが、ホールにトマスの姿はなかった。
そして、彼らは地下室へ続く、濡れた足跡を見つけるのである。
>>581-583 お疲れ様です 待ってましたぁ
ノハヽヽ 。゚./
川o・ー・)つ|^^|< カルピス ドーゾ
それにつけても今日のうたばんのこんこんは最高でした(*´Д`)ポワワ
今丁度半分ぐらいです
いつもすいません、カルピス頂きます…
.。゚./
m(_ _;;;)つ|^^|
ミ ぴゃっ…
<あっ二人ごと始まった…
§テンペスト荘§ その4「崩壊の序曲」
『マコト・V・ハイニックのカセットレコーダーの録音より(続き)』
「ねぇメアリさん、この足跡はひょっとして教授の?」
「そっ、そうじゃないの…
私も、はじめは教授だと思ってたんだけど」
「初めはって、つまり、何かを教授と見誤ったってことかね。」
「いえ、聞き間違えたんです。」
「聞き間違えた?」
「雪で暫くこのお屋敷に閉じ込められそうだっていうんで、私、食料がどれだけ持つか
確認してました。
台所で、小麦粉やじゃが芋、豆類の数をチェックしてから、ホールへ戻ってカロリー不
足にならないように献立を作ると、何日持つか計算して…
そのうち、後ろに足音がして、」
「誰の足音かね。」
「わかりません…
でも、そのときなぜか私はそれをトマス教授だと思いこんだんです。
薄い絨毯の上を、あまり大きな足音も立てずに、ゆったりと歩く、その物腰がそう思わ
せたんだと思います。」
__
| |
| |
| |
| |
| | ノノハヾ ノハヽヾ
| | . ノノハヾ 从 ;^▽^)(・-・o川
| | ( ;`Ω´) . . ( y ゛(__).と(と ) ノハヽヾ
| | .( つ V l つ . <.,,___∪ゝ.<.,,___,,.ゝ (∬∬∬
| | . |'' , ノ . (^⌒(^⌒ 丿_(_,,ハ_,,) ((__)")
| / . | | | <.,∪_,.ゝ
|/ . (__)_) :;;;;; :;;;;; (_,,ハ_,,)
:;;;;: :;;;; :;;;;;
「それで、計算用紙に顔を伏せたまま、
『教授、コーヒーを入れましょうか・・・』って申し上げたんですが、教授は
『いや、構わんでいいよ。』というように、首を振ったようでした。
そうして、地下室の方へ行かれたんですけど、地下へ降りる階段の扉が開いたときに冷
たい風が下から流れてきて・・・
それで、不意に思い出したんです。
教授が失踪されていることを。」
「で、君は振り向いて相手の姿を見たのか?」
「いえ、
『教授じゃない…』って思った途端に恐ろしくなって、大きな悲鳴を上げたまでは覚えてい
ますけど…後は…
でも、ちらっと目の端に映ったものは、人じゃなかったように思います。」
「人じゃなければ、何なんだ…」
「何かこう、ゴリラか何かが、無理に二本足で立って歩いているような…
そんな雰囲気でした。」
__
| |
| |
|⌒ヽ |
|ヽ \
|' ヽ
| と ) ノノハヾ
| '' ヽ . (^▽^|l|从
| __,, ヽ (__)" y ) . _______
|( ヽ ) <∪___,,.ゝ / ____/|
|_,,) (__,,) | | | .|| ̄ |, 'l|
|/ . (_)_) .|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
『ケイ・クルセーダの手記より』
2月3日、
風雪のため、我々は岬の突端にあるこの屋敷に閉じ込められている。
ラジオでは、この嵐にジエンニールという名をつけて、未曽有のじゃじゃ馬であると評して
いるようだが、こちらはそれどころではない。
電話はとうに不通となり、狭い岬の道は雪に埋もれて行くも帰るもかなわない。
何よりも困ることは、屋敷の屋根が厚く積もった雪の重みで押しつぶされかけていることだ。
この50年間、ろくに手入れもなく放置されていたため、屋敷の痛みは相当なものだ。
特に、何時の所有者がしたのか知らぬが、壁の所々にドリルで穴をうがたれているのが、
建築物の強度を必要以上に奪っている。
トマス教授の部屋に遺されていた手記から知ったのだが、この屋敷には、マーチスンの遺金
が密かに隠されているという言い伝えがあるらしい。
____
| ̄ ̄ ̄ |
| |
| |
| ノノハヾ
| (∀´ )
| ( )
| ./ゝ ''|
| / | | |
(__)_)
それゆえ過去の所有者たちも、地下室の床を剥がしたり、壁に穴を開け、秘密を暴こうとした
のだろう。
だが、結局金塊は見つからず、建物の寿命をいたずらに短くしたにとどまったというわけだ。
屋根から雪を降ろすのが、一番の方策だが、風雪がつよすぎて、表へ出ることもできない。
せめて、強度を高めるための手を打とうと屋根裏へ行ってみたが、破壊の程度が酷過ぎて、
手の打ちようがなかった。
建物を支持している柱のいくつかも、根本的なダメージを被っており、もはやこの屋敷はいき
も絶え絶えの状態と言わざるを得ない。
\ \ \、/¨'''ーv | \ .| . \ \
\ \ \ .| _,,,―'^ \ | \ \
\ .\ ,し-'''"` " , | \ | \
\ \ .―‐.r /.| \ \
\ \ ,! ,// .l゙ / .| \
\ \ ,レ'".,/_,,,,,―‐''″ .| \
\ \ 、 .,ニ-‐''"^ | .| \_,i´ `".'''i、_、
\ | | .| .|._――-,ト ‘゙r゙‐'''''''‐:i、
\ | _,、 | .| |" `,,,--. "
\,,,,,,-¬┐,,,,-,,-'''レー'` ‘゙` .| ゙i、_ _,,,,, .゙lフ!ハニ,,,'「7''''',,巛,,、ー、、 .''L
\ ._,,.゜_,,-‐''|.,,,,,,,,,----‐,!,,,,ニニ―‐""'''“` r'"゙゙'゙" .'~ .゙レ . .,l゙
.,,,―ー_,―‐'''"^ ゛ ー'ーー'''''''''" ,l′ `' .,,,,,、 ."、 '" ,,/`
このまま雪が続くようであれば、我々は宿泊している、2階の客室を引き払って、地下室へ
退避しなくてはならないかも知れない。
建物すべてが痛みに痛んでいるなかで、奇妙にも礎石と地下室の周辺の壁だけが被害を
まぬがれている。
おそらく、地下へ来た宝さがしの人々が、あの遺跡の穴の群れに興味を奪われ、建物の壁
や柱までは、注意が行き渡らなかったためだろう。
ノノハヾ
ノハヽヾ (`.∀´ )
(´◇` ∬ ノハヽヾ ( l ゝ )
[]=と(:"と_) (・-・o川 . ゝ 、 ''|
<.,,____,,.ゝ .(:"(__) | | |
_,,,,,,,,,,__ (_,,ハ_,,) .<.,,__∪ゝ . (_(__)
i,,"゙゛ ⌒,,!、 (_,,ハ_,,)
--,,_ ⌒'''''''''''''''''"゙^ ._,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,_
,,,,--'" ._,,,,,,,,,,,,,,,,,,_ 〈,_、 .,,,ン
遺金のことで思い出したが、サトー助教授が、何の報酬も求めずに今度の調査に同行した
理由が、やっと判った気がする。
おそらく彼もまた、マーチスンの金塊に心奪われているのだろう。
さてこそ、他の人々を地下室へ近づけたがらなかったわけだ。
そう言えば、そのサトー助教授から、トマス教授の遺した日記かノートの類はないかと先ほど
尋ねられた。
ノノハヾ
( `Ω´)
( ゝ V l )
. |'' , ノ
. | | |
. (__)_)
探してみると、ベッドサイドのテーブルの小引き出しに、トマス教授が心覚えを書き留めて
いたらしいノートが見つかった。
どうも、教授の失踪にも係わりのありそうな記述なのだが、これをサトー助教授に見せる
べきかどうか…
それにしても、判らないのは、このノートの最後の頁に書かれていた、鬼の鏡のことだ。
ノートに目を通した後、もう一度部屋をよく探してみたのだが、そんなものはついぞ見つから
なかった。
鏡は教授が持っていったのだろうか、それとも…
.l|~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'|l / ̄ ̄/|
||‐―(⌒⌒⌒)‐―|| | ̄ ̄ ̄| | ノノハヾ
γ´⌒⌒ ̄⌒` ̄`ノ,| | | | ( ;`.∀´)
γ⌒ ) |___|/ ( つ□と )
γ , ' ヽ |'' , ノ
γ ノ 丿 . | | |
γ ノ 丿 . (__)_)
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「| 丿
|」――――――|」丿
『トマス・フリーボーン教授のノートの断片より』
1月30日、
さきほど夕食を終えたところだ。
今日は、ちょっと奇妙な発見をした。
内容からすれば、サトー助教授と相談すべきなのだろうが、発見物の中に、彼に知らせる
ことを躊躇わせる部分があり、まだ打ち明けていない。
忘れぬうちに最初の印象だけは、ここに書き留めておく。
人というのは、するなと止められたことは、なぜかやってみたくなるらしい。
この午後、私が地下室を調べに行ったのも、サトー助教授から
「私が準備を終えるまで、地下室には手をつけないでいただきたい…」と言われたためだ。
この齢になっても、まだそんな客気が自分の中に残っていようとは、思いもしなかったが…
アナライザは、まだ組立が完了していないので、ライトと、このノートだけを持って、地下室
に入った。
ノノハヾ
(o-o;; )
[]=と l と )
ゝ 、 ''|
_,,,,,,,,,,__ | | |
i,,"゙゛ ⌒,,!、 (_(__)
--,,_ ⌒'''''''''''''''''"゙^ ._,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,_
,,,,--'" ._,,,,,,,,,,,,,,,,,,_ 〈,_、 .,,,ン
マコトも言っていたが、地下室の床はコンクリートが完全に剥がされ、一面穴ぼこだらけだ。
大概の穴は、数フィートほどの差し渡しで、なかには深くまで続いているものもあるようだが、
大概は人がもぐるには、狭すぎる。
だが、なかに4つだけ、人が楽に入って行けるほど大きなものがある。
その中央の穴の縁を歩いていたとき、積み上げられた矢じりの山の陰から、異様にライト
の光を跳ね返すものを見つけた。
掘り出してみると、光っていたのはコンパクトの蓋だった。
この矢じりの山のなかへ埋もれていたのが、昼間マコトが歩いたときか、もしくは私が側を
通った拍子に、矢じりの山が崩れ、顔を出したらしい。
,,―-、,、
'" ヽ ノノハヾ
,r .".. ( ;;o-o)
/ \ ( つ=[] l つ○
._,/ \,,,、 |'' , ノ
―--、,,,,,、.'''"` ヽ | | |
`'''i、 (__)_)
_,,,,,,,-‐'"
゙ ̄` _,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,__
明らかに、最近の品物ではない。
貝を型どったデザインの、見るからに古風な造りのコンパクトだ。
その蓋だけが、ちょうつがいのところでもげ、掌ほどの大きさの手鏡だけになっている。
ひょっとすると、ウルバリンで行き倒れ同然に発見されたテレサ・マーチスンの持ち物だった
のかもしれない。
わからぬのは、なぜこんなものが、このぼた山然とした矢じりの山の中に埋もれていたかだ。
壊れたコンパクトなど不要だからというなら、捨て場はいくらもあろう。
ここは岬の突端なのだ。
何も好んで、この奇妙な古代の遺物のなかへ隠すにはあたるまい。
他にも何かありはせぬかと思い、私は矢じりの山を更に少し崩してみた。
すると、コンパクトの蓋の見つかった山の、すぐ隣の黒い細粉の山の中から、今度は壊れた
車のバックミラーが出てきた。
それだけではない、さらに穴の周囲の山を探すと、全部で9個所から、鏡か、それに類する品
が出てきたのだ。
こうなってくると、鏡を埋めた者が、何らかの明確な意図をもっていたらしい事は明らかだ。
問題は、それがどんな意図なのかだが・・・
見つけ出した鏡の中に、一つだけヒントになりそうな物が混ざっていた。
他の鏡は、どれもそこいらの物置から掻き集めてきたらしい、がらくたばかりなのに、一つだけ、
異質な鏡が混ざっていたのだ。
ノノハヾ
(o-o;; )
と l と )
ゝ 、 ''|
□ | | |
◇〜 ○△☆ . (_(__)
日本の古美術品には鬼灯と呼ばれる彫刻がある。
この鏡は、その鬼灯に似ていた。
違うのは、鬼が抱えているのが、灯篭ではなく、東洋の銅鏡のような丸い鏡であることだ。
はじめは真鍮の細工物だろうと思っていたが、部屋に持ち帰って良く調べてみると、どうやら
金でできているらしい。
かなり古いものだが、細工は精妙で、特に鬼の表情などは力感に溢れている。
,i、
,,,---,,,、 ‖
/` `ヽ, !`-ι
,i´ `V _,, i、
/ ゙l(ノ 7i、
l゙ ゙l \
l ゙l,,. "
| と ヽ
| |` |
l゙ ,! │
゙l | .|
|、 │_ ,}
│ │ ゙゚'i、 ,i´
ヽ ,l゙ .,! │
ヽ ,/ .イ-r≡
良く見ると、額に角こそあるものの、鬼の体表は一面剛毛に覆われており、その表情は、むしろ
類人猿に近い。
鏡の部分は、極めてよく磨き上げてあり、手磨きにも関わらず、のぞき込むと、全くゆがみを感
じさせない鏡像が写る。
鬼の背丈は、やっと5インチ半ほど、抱えている鏡の差し渡しは、4インチ余りだろう。
テーブルの上へ立てると、鬼が鏡を垂直に支えているような格好で、立つのだが手にとって
いるときは、鏡の裏に鬼がへばりさいているように見える。
よほど古代に作られたらしい事は私にもわかるが、それが何時代かとなると見当もつかない。
サトー助教授なら、何かわかるかも知れない。
だが、彼のここへ来た目的が、私の想像通りだとすると、今ここで黄金の鬼鏡を見せること
が得策かどうか・・・
それにしても、この鏡に顔を写していると、なんとも奇妙な気分になる。
何か、老いた身体の内側から、新たな活力が沸いてくるとでもいうか・・・
ri、
|.|
l゙ ゙l
│ ゙l、
゙l .゙''‐ ,,,,,,,,,_
l `゙'-,
,i´ _,,,,,、 -、、
/ "ヽ l゙ ゙l ,ト `'-,、
''ー-,,_ .l゙、 ″ \,,/ ,彳 `''ー-i
`ヘ,,、 | “'‘` ,// `゙'ヽ、
`''-,、 .ッ,,,,,,,,,,,,,,,,,--‐'"` ,l゙ `'i、
゙''-,l゙∨∨∨∨ ,,i´ ゙|
: `.、. __,,,,-‐'′ ‘ヽ,、
`''-,、 _ `'、 、
-----------------------------------------------------------------------
スレ汚しごめんなさい。予定よりちよっと短いのですけど、時間が時間のため
今日はここまでにします。この続きはまた明日になります…
作者さん おつー
サカー見てたら更新来てた
今から読みますね
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ へ へ と )
と__ /::;;:;;ヽ /::;;:;;ヽ_.J
ゝ _____ノゝ_____ノ
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
〆〃ハハ
∬∬´▽`) お昼だよ
/つノノハヽ
( 川o・-・) 早くお家に帰ろ
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
今日はこれしかないの、ごめんね
|
| _,,,,.-----___
| ,.-'''' ,.--゙゙゙゙"'-i ''''-.,
| ( ( ● ) .)
|つ ゙-..;;_゙'-、、..、,-'' _,,..-'゙.
|  ̄''''''''''' ̄
| 目玉焼き
|
| サッ
|彡
|
うわー、美味しそう…
ありがとー…
ノノハヽ 〆ハハ
川oT-T) (T▽T ∬
(_つと) (⊃⊂)
美味しいね
うん…
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ= .(:;;:::) O=(:;;:::)と)
l\⊂・⊃旦 ̄⊂・⊃旦\
l_\!二二二二二二二二i
|| | || |
〆〃ハハ
∬∬´▽`) おいしかったー
/つノノハヽ
( 川o・-・) 今度は何して遊ぼう…
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ へ へ と )
と__ /::;;:;;ヽ /::;;:;;ヽ_.J
ゝ _____ノゝ_____ノ
〆〃ハハ
∬∬´▽`) もう日が暮れるね
/つノノハヽ
( 川o・-・) お家に帰ろ
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
キャワいいなあ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
m(_ _;;;)m
これから…
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
>>620 ノハヽヽ ゴクロウサマデス
川o・-・)つ|■|< 冷タイお汁粉 ドーゾ
今丁度半分ぐらいです
二人ごとの始まる前にはなんとか…
いつもすいません、冷やし汁粉いただきます・
m(_ _;;;)つ|■|
ミ ぴゃっ…
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
§テンペスト荘§ その5「地下へ」
『マコト・V・ハイニックのカセットレコーダーの録音より』
「ケイ君、ほんとに、こんな所でマーチスンの霊とコンタクトできるのかね。」
「マコの話では、庭のマーチスンが死んだという場所の方が、霊気は強いそうですが、
まさかあの吹雪の中で降霊はできませんから…」
「じゃ…はじめます。」
「はじめますって、このまんまでかね…
普通電気はみんな消して、蝋燭とかを立てるんじやないのか。」
「サトー先生はホラー映画の見過ぎです。
マコっちゃんの霊視は演芸じゃありませんから、目立つディスプレイとかは使いません。
照明は、このぐらいの薄暗さのほうが、真っ暗より集中がしやすいんです。
それより、暫く黙って、彼女の気を散らさないようにしてください。」
|
|
| ノノハヾ . ノノハヾ
| ノハヽヾ (`Ω´ ) (`.∀´ )
| (。`; ∬∬ と l V と ) ( l ゝ )
| r[[三と ) ゝ 、 ''| . ゝ 、 ''|
|_______ <.,___,,.ゝ__ | | |_ ノハヽヾ | | |
_,..-ー''"´ (_,,ハ_,,) (_(__) (・o川川. (_(__)
_,..-ー''"´ ("(__))
<.,_∪,.ゝ
(_,,ハ_,,)
「じゃ、はじめますね。
2月3日22時5分…
メアリさんの見た猿かゴリラに似た影について少しでも情報を得るため、マーチスンの霊
とのコンタクトを試みる。
本当は、私が猿のような霊体をみた庭の一郭がいいのだけど吹雪で外には出られない。
アナライザ探知で、マーチスンの残留思念が一番強そうに思われる、北棟1階の西の部
屋で霊視実験。」
「パシュ、ウーン…(ポラロイドのシャッター音)」
「私自身の感覚では、もっとも霊気を強く感じる南西隅を撮影…」
「パシュ、ウーン…」
「どうかね、マコト君?」
「…これ、この間庭で見たのと同じ霊体です。
でも、輪郭が昼間のときより、はっきりしていますけど…」
「なるほど、確かに顔つきは猿のようだな。
だが、この角はなんなんだ。猿にはこんなもの、ありはしないぞ…」
「角のある猿ですって、ちょっと見せてちょうだい。」
「ケイさん、何か心辺りがあるんですか…」
「うん、いえね…次の写真は?」
|
| ノノハヾ ノノハヾ
| 〆ノハヽ (`Ω´; ) (∀´; )
| ∬ ;´◇`) (つ□と )ノハヽヾと l と )
| (__)":)つ□ ゝ 、 ''| (o川川 ゝ 、 ''|
|______ <[∪三]ゝ_ | | |_ ((__)") | | |
_,..-ー''"´ (._/(__) (_(__) <.,∪_,.ゝ (_(__)
_,..-ー''"´ (_,,ハ_,,)
「これは戸外の景色だな。吹雪いているようだし、壁の外を透視してしまったという事かな…」
「ちょ…ちょっと私にも、見せて下さいますか?」
「どうしたの、アサミちゃん、顔色が悪いよ」
「これ…多分私のせいだと思う」
「えっ?」
「私の予知がマコちゃんの念写に影響しちゃったんだよ」
「どういう事かね」
「多分、もうすぐこの部屋の中がこうなると…」
「馬鹿な、部屋の中で吹雪が吹き荒れるはずはなかろう。第一、この写真には壁も映っちゃお
らんじゃないか…」
「部屋なんか、なくなってしまうんです。
マコちゃんの念写のおかげで、予知がはっきりしました。この屋敷は、もうすぐ倒壊します。」
「倒壊?
馬鹿な、これほどしっかりした造りの屋敷が、多少の吹雪ぐらいで…」
l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'''!
| .ト 、 ┐ |
| ` |
,| `、 `、 |
,/| `、 `、 |
/ | `、 `、 |
/ .| ` `、 |
.,/ | ,,r'~~i、 `、 |
./ .| .,,r'" .| `、 |
,i´ .,,/'" ,/ `、 |
,l゙ ,,i´ `、 `、 |
,i´ ,/′ `、 `、 |
,l゙ ,,i´ `、 `、 |
,l゙ ,/ `゙ `、 `、 、 |
│ ,i´ `、 ,r |
.| l ヽ,. `、 ,! |
| |_____________ .,,|
「いや、彼女の言う通りかもしれませんよ。
この屋敷は、ドリルであちこちえぐられていて、実のところ崩壊寸前なんです。」
「本当ですか、ケイさん…」
「ほんとうよ。
アサミ、倒壊までどれぐらい余裕があると思う?」
「あまり時間はないような…
多分、明日の昼過ぎぐらいが、ぎりぎりの限界だと思います。」
「ということは、あと12時間ね。
それまでに、吹雪は収まるかしら…」
「少しは勢いも弱まるかも知れませんけど、ウルバリンへ避難できるほどに弱まるとは…」
「となると、アタシ達の選択は二つしかないわけね…
とりあえず、屋敷が崩れる前に、外へ出て、吹雪の収まるのを待つか、それとも、例の遺跡
の穴へ避難するか…」
「遺跡の穴へだって?
君は正気かね、あの中へもぐっていて、上の屋敷が崩れれは、我々は生き埋めになっちまう
じゃないか…」: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : ノノハヾ ノノハヾ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : 〆ノハヽ( `Ω´) (`.∀´ )ノハヽヾ: : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : ∬∬ ´。) つ V l ( l ゝ(・o川川: : : : : : : : : : : : : :
((__)") |'' , ノ ゝ 、 ''| ("(__))
<.,∪_,.ゝ | | | | | | <.,_∪,.ゝ
(._/(__) (__)_) (_(__)(_,,ハ_,,)
「正気ですとも…
遺跡の土台になっている岩盤は実にしっかりしています。
上の屋敷が崩れても、地下には影響はないでしょう。
覚えてらっしゃるでしょうけど、あの中央の穴は下から風が吹き上げてきます。
空気が流れているからには、中にいても窒息の心配はありません。
吹雪が去れば、いつかは救助の手が来るはずです。
それまでは、あの中に隠れていた方が、吹雪から身を隠す場所もない裸の岬にいるより、助
かる確立は高いでしょう…
どっちみち、アタシ達はあの奥を調べる予定だったじゃありませんか…」
「ギシ…」
「うん、何の音だ?」
「雪が壁を押しているんです。ほら、その鎧窓を見てください。
もう、あまり長くは持ちませんよ。」
「ともかく、ホールへ戻ろう…」
.,,,,,lli,,,lll゙゙"._゙lllr .,, 、
,,,,,,,lli,,,,,,li、゙!ll! ,,iil・.llir!!‐,ll′ ノノハヾ ノノハヾ
゙゙゙”゙lli、 ,,,,,lllll゙″ ,,,,ll!゙ ノハヽヾ (`Ω´; ) (`∀´; )
゙゙  ̄ '゙゙″ (´◇`; ∬ (つ□と ) ノハヽヾと l と )
| (つと__) ゝ 、 ''| (・-・;o川 ゝ 、 ''|
|______ <.,,____,,.ゝ_ | | |_ ((__)") | | |
_,..-ー''"´ (._/(__) (_(__) <.,∪_,.ゝ (_(__)
_,..-ー''"´ r[[三] (_,,ハ_,,)
『ケイ・クルセーダの手記より』
2月4日、
いよいよ、この屋敷もいけないらしい。
既に、風を真正面から受けている南棟と、中央棟は、窓を雪に破られ、居住できる状態
ではなくなった。
我々はこれから、食料、ライト、石油式の発電機などを持って地下室へ避難するところだ。
アサミの予知では、地下室の東側にいなければ、それほど深刻な危険はないらしい。
だが、私はヨシーたちに手伝ってもらって、発電用の機材もすべて、例の縦穴の底へ降
ろしてしまうつもりでいる。
有り難いことに、サトー助教授がザイルを多量に仕入れてくれていた。
別に我々を救う目的で揃えたわけではあるまいが、彼の登山道具にだけは心から感謝
したい気持ちだ。
あれがなければ、いよいよという時、穴の底へ退避することもできない。
風雪は、いよいよ強まっているようだ。
ラジオの放送をきいていると、雪のために圧死させられそうなのは、我々だけではない
ことが良くわかる。
ウルバリンの現状を想像するに、たとえジェンニールが去っても、すぐに救出隊が来る
とは、期待せぬ方がよさそうだ。
また、屋根が不気味な音を立てている。
そろそろ地下に向かわねばならない。
ノノハヾ ノノハヾ ノノハヾ ノノハヾ
,(⌒)~~ヽ (^〜^0) . ノハヽヾ ノハヽヾ (^▽^ 从 (Θ<_Θ;) (`.∀´ )
⊂二二二⊃ と ) (二(´◇` ∬(・-・o川 ( y ゛(__) .[二二二と ) [二二二と )
(o∞] )ゝ 、 '| ヽ(:"(__) [二二O) <.,,__{∪}ゝ ゝ 、 ''| ゝ 、 ''|
|)) | ヽノ 人 <.,,_[∪]ゝ<.,,____,.ゝ ヽノ∪J ヽノ 人 ヽノ 人
( )(__)_) (_,,ハ_,,) (_,,ハ_,,) (__)_) (__) ,_). (__) ,_)
『アサミ・バシールの手記より』
2月4日、
ようやく、胸騒ぎの理由がはっきりしてきた。
私たちは、この屋敷の地下に閉じ込められ、ついには、あの黴臭い縦穴の底へ降りて行か
ざるを得なくなるのだろう。
トマス教授の行方は、相変わらずわからない。
皆も自分が生き残れるかどうかの瀬戸際で、教授のことは念頭から去っているように見える。
マコっちゃんが廊下で呼んでいる。
もうみんな、移動の支度ができたのだろう・・・
ノハヽヾ
(・-・;o川
. ___Φ と )
./ /三/ _ _/|
.|| ̄ |, 'l|
.|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
2月5日(たぶん・・・)
昨日、とうとうその瞬間がやってきた。
屋敷が、断末魔の悲鳴にも似たきしみをあげたとき、私たちは地下室にいた。
皆がてんでに頭を抱え床へ伏せた直後、地球そのものが崩れたかと思うほど、恐ろしい
地響きが起こって、私の意識は途絶えた。
その後、どれほど時間が経ったかはわからない。
数秒かもしれないし、数十分だったのかもしれない。
とにかく、ふと気づいて顔を上げると、地下室の東側の天井が3が1ばかりなくなって、そこ
から雪が溢れ込んでいる。
私たちの身体も、半ば雪に埋もれ掛けていた。
上にあったはずの屋敷は、影も形もない。
丶 ._、
`'''、、 ,,/ .'" ,. .,,- _,,. 、
_ │ ` /` ,,/ -'" ._,,,-‐''"゛
` ゙̄'' 丿 .-,、 ,,,,_ と(+.∀+ と _,,/ .,,/` ‐'"`
.! 、 ゙''―_ `'‐ ,―''''"` '"`
'''- 、.,r'"` `゙''--ノノハヾ
、∬+◇+) ._,,,-" 川o・-・) ノノハヾ
 ゙゙゙゙̄^ J Jゝ、 つ从 ^▽^)つ
‘⌒゙゙゙゙―‐'''"^ .-、
恐らく屋敷は、雪に押されて横滑りし、そのまま海に落ちてしまったのだろう。
おかげで、生き埋めにはならずにすんだが、雪がどんどん入り込んできて、戸外にいる
のとかわらない状態になってしまった。
仕方がないので、皆ザイルに頼って、風が下から噴き上げてくる一番大きな穴に降りた。
斜面は急だが、内側にはところどころ階段のようなギザギザした足場があり、下るのは
そう大変ではない。
゙l `'―、
|、 〆ノハヽ
゙'く、 ∬ ´◇`)
゙L_ と(:"と)
`゙''ヽ,,<.,,____,,.ゝ
|(_,,ハ_,,)
‘''ー-,,、
゙l、 ノノハヾ
゙f,、 川o・-・)
`゙゙'‐i、と と )
゙L<.,___,,.ゝ
゙l(_,,ハ_,,)
 ̄`,! ノノハヾ
゙ヽ、,,, (^▽^ 从
゙ と )
200ヤードほども降りたろうか、やがて舗装したように平たい足場についた。
荷物を降ろし、辺りをライトで照らすと、そこがとんでもなく広い洞窟だという事がわかった。
私たちがいるのは縦横8ヤードほどの平たい石の上で、その下には、高さ5フィート、幅3フィ
ートばかりの下りの階段が、北、東、南の3方向に向かって、どこまでも続いている。
と )
、 ''|
| | |
_(__)
`'''ーi、
゙く ノノハヾ
゙l, ( `.∀´) 〆ノハヽ
l゙ ノノハヾ ( つ l つ ∬ ´◇`) _,..-ー''"´
`゙゙"゙l ||o・-・o|| .|'' , ノ (__)":)つ=[]
―‐, と(.. : ")つ=[] | | | <∪___,,.ゝ ´"''ー-..,_
`―. (.,,___,,.つ (__)_) (._/(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|
|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
絵にするとこんな感じだろうか…
丁度ピラミッドの上にいるような雰囲気だ。
もっとも、ピラミッドの西側は、硬い岩盤なのだが…
サトー助教授は、はじめ地下にもぐることに乗り気ではなかったが、今は目の色を変えて、
ピラミッドを調べ回っている。
ケイさんと、ヨシーが一緒になって少し下まで降りて調べてきたところでは、このピラミッド
の東の方にも、また別の、大きな石の建物があるらしい。
サトー助教授は、今私たちがてっぺんにいるのは、太古の埋もれた図書館か何かで、東
の方の建物は、神殿じゃないかという。
確かに、ピラミッド(サトー助教授の説では図書館)の石段には、所々に入り口らしい穴が
あって、中にはいくつもの部屋が続いているようだ。
|テンペスト荘
|地下室
 ̄// ̄
//
//
__//
/
神殿 図書館 /
_/ ̄ ̄ ̄ 岩盤
 ̄| _/ ̄ ̄ ̄ ̄
|_ _/ ̄ ̄ ̄ ̄
|_____/ ̄ ̄ ̄ ̄
私たちがいま居る足場は、幅が8ヤードばかりの正方形で、荷物を降ろしてみると、皆が
横になるには少し狭い。
それで、この図書館の中で居心地の良さそうな場所をさがそうという話になって…
私とマコちゃんも、手近の窓からちょっと中に入ってみることにした。
『アナライザのビデオテープより』
「マコちゃん、待って…
あんまり奥まで行くと危ないよ、帰れなくなっちゃうかもしれないし…」
「大丈夫。
アサミちゃんは、そっちで待ってて、すぐ戻るから…」
「一体どうしたの…」
「何か生き物がいるのよ、ちらっと見た感じじゃ猫みたいだったけど…」
「ほんとに?」
「フウーッ…ニャウォァー…」
「ほら、あの声…」
「ほんとだ、何だか喧嘩してるみたいだね」
「向こうの通路の方からだよ」
__
| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ノハヽヾ ノハヽヾ : : : : : : : : : : : : :
| | ´~ " ''' 一- . .,,_ (。`; ∬∬(・-・o川: : : : : : : : : : : : : :
| | []=と(:"(__)と(:"(__): : : : : : : : : : : : : : :
| | _,,. . -一 ''' " ~´ <.,,__∪ゝ.<.,,__∪ゝ
| | (_,,ハ_,,) (_,,ハ_,,)
| /
|/
「わあっ…」
_
| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| |: : : : : :/|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| ミγ ⌒oヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| ミ / ,:'WWミつ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| / ゛''WW: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ノハヽノハヽヾ : : : : : : : : : : : : :
| つ / .一- . . ,,_ (。゚; ∬(゚-゚o川: : : : : : : : : : : : : :
| '' 、 ノ . []=と(:"(__)と(:と_): : : : : : : : : : : : : : :
| ,__ ''ゝ .一 ''' " ~´ <.,,__∪ゝ<.,,___,,.ゝ
| ノ ) ) (_,,ハ_,,) (_,,ハ_,,)
| _) (,,__)
|/
-----------------------------------------------------------------------
スレ汚しごめんなさい。この続きはまた明日になります…
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
作者さん 乙です
出ましたね、一角猿
主人公は死なないって判ってるから平気だけど結構怖い場面ですね
マコト、アサミ 「目が点」してないで早く逃げて
それとも一角猿、実は・・・・・てね
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
(⌒─-⌒) (⌒─-⌒)
ヽ((o・-・))人((*´▽` )ノシ
c(__) c(__)
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ へ へ と )
と__ /::;;:;;ヽ /::;;:;;ヽ_.J
ゝ _____ノゝ_____ノ
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : ノハヽヾ ノハヽヾ : : : : : : : : : : : : :
" ''' 一- . ,,_ (。` ∬∬(・-・o川: : : : : : : : : : : : : :
[]=と(:"(__)と(:"(__): : : : : : : : : : : : : : :
. -一 ''' " ~´ <.,,__∪ゝ<.,,__∪ゝ
(_,,ハ_,,) (_,,ハ_,,)
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃ 保全だよっ
∪∪彡 ∪∪彡
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
γ ⌒ヽ γ ⌒ヽ
(・-・o ヽ (´▽`* ヽ
( ) ( )
''ゝ'''ゝ´ . ''ゝ'''ゝ´
KhEK0bkoJ42
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
((ミ(´D` )彡))======-----------
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
γ ⌒ヽ γ ⌒ヽ
(・-・o ヽ (´▽`* ヽ
( ) ( )
''ゝ'''ゝ´ . ''ゝ'''ゝ´
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
((ミ(´D` )彡))======-----------
656 :
名無し募集中。。。:04/08/14 19:38
川*’ー’)<スレがsageってるから親切な愛がageてあげるやよー
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
ノノハヽ ノノハヽ ♪
.... ∬*´▽`) 〜 川o・-・) 〜 .... ....
| つつ | つつ @
☆ ノノノノノ,ヽ ノノノノノ,ヽ .... .... ....
.... U U ... ~ ~ U U
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
γ ⌒ヽ γ ⌒ヽ
(・-・o ヽ (´▽`* ヽ
( ) ( )
''ゝ'''ゝ´ . ''ゝ'''ゝ´
m(_ _;;;)m
遅くなりましたけど、これから…
明日は日曜なので、ゆっくり明け方まで
かけてやります。
熱帯夜で眠れそうにありませんし…
∬ ∬ ∬
。o /ノハヾヽ ノノノノヽヽ
(^)゜゚::::川o・-・):::.:(´▽`∬:::::(^)
(⌒ヽ:((:ー--‐:))::((‐--ー::))::(⌒)
(~゙゙(⌒`)(~´`X~^X⌒`~)゜
ノ,、
ノハヽヽ (ノノ', 遅くにご苦労様です
川o・-・)つ冒 < のんちゃんのソフトクリーム ドーゾ
どうやら文章だけは、調整がおわりました
これからAAにかかります。
いつもありがとうございます
のんちゃんのソフトいただきます…
ノ,、
(ノノ',
m(_ _;;;)つ冒
ミ ぴゃっ…
ノノハヽ ノノハヽ ♪
.... ∬*´▽`) 〜 川o・-・) 〜 .... ....
| つつ | つつ @
☆ ノノノノノ,ヽ ノノノノノ,ヽ .... .... ....
.... U U ... ~ ~ U U
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃ 保全だよっ
∪∪彡 ∪∪彡
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
m(_ _;;;)m
すいません、書いてる最中に机にもたれて寝てしまったみたいです。
まだ終わってませんけど、ちょっと朝一ででかけなくちやいけませんので
できているところまで入れておきます。
続きはもどってから…
§テンペスト荘§ その6「孤立」
『アナライザのデジタルデータの記録より』
<カウンタ表示、2月5日23時22分33秒16>
「ケイさん、サトー助教授、見えてますか?
もし誰かアナライザの受像機を見ているなら、プローブのスピーカに返事を入
れてください…」
ノハヽヾ ノハヽヾ
∬;´◇`;∬(・-・;o川
(つOと) (:"(__)
<.,,___,,.ゝ <.,,__∪ゝ ∧∧
(_,八._) (_,,ハ_,,) (‐_- )⌒)〜
「シーン…」
〆ノハヽ ノハヽヾ
∬ ;´◇`)(・-・;o川
(つOと) (:"(__)
<.,,___,,.ゝ <.,,__∪ゝ ∧∧
(_,八._) (_,,ハ_,,) (‐_- )⌒)〜
「みんなが今アナライザを見ていなくとも、アナライザ内部にはこのプローブから送られ
たデータが蓄積されていきます。
いつか、誰かが…未見のマークがついているデータストックの表示に気付いくれると信
じて、この記録を送信します。
私たち…
私と、アサミちゃんは、図書館の中でみつけた猫と一緒に、この通路に閉じ込められて
います。
通路を奥へ進むことは出来るけど、みんなの所へは戻れません。」
ノハヽヾ ノハヽヾ
∬;´◇`;∬(・-・;o川
(つOと) (:"(__)
<.,,___,,.ゝ <.,,__∪ゝ ∧∧
(_,八._) (_,,ハ_,,) (‐_- )⌒)〜
「私たちが戻れなくなったわけですけど…
ピラミッドのてっぺんが、みんなで寝るには狭かったので、私、寝場所になりそうな部屋
を探して窓の一つに入ったんです。
平たくて乾いた場所なら、どこでも良かったんで、その時は奥まで行くつもりは全然あり
ませんでした。でも…
窓の中に入った途端、どこかから猫の鳴き声が聞こえてきて…」
____
| ̄ ̄ ̄ |
| |
| 〆ノハヽ
| Σ∬ ´◇`) ニャー… >
| (__)":)つ=[]
| と<∪___,,.ゝ
| / (._)
| /
「鳴き声を追いかけて、私は200ヤードぐらい奥へ進みました。
そうしたら、広い廊下へ出て…
猫の声は、その廊下の右手の突き当たり近くにある戸口から聞こえてきます。
で、そっちへ歩き出したら…
後から、私を止めるアサミちゃんの声が聞こえたんです。
その瞬間まで、私、アサミちゃんがついてきてた事を知らなくて…
多分、あまり深く進むと、戻れなくなるんじゃないと心配して、私を止めに来てくれ
たんだと思いますけど…
だとしたら、アサミちゃんには悪いことをしました。
かえって一緒に災難に巻き込むことになってしまって…」
__
| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : あんまり奥まで行くと: :
| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :危ないよ…: : :
| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :〆ノハヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : ノハヽヾ: : : :
| | ´~ " ''' 一- . .,,_ ∬ ;´◇`): : : : : : : : : : : : : : : :(・-・o川: : : :
| | []=と(:"(__) : : : : : : :と(:"(__)
| | _,,. . -一 ''' " ~´ <.,,__∪ゝ. <.,,__∪ゝ
| | (_,,ハ_,,) (_,,ハ_,,)
| /
|/
「えーっとどこまで話してたんでしたっけ…
そう、猫の声を追いかけて、私が右手の突き当たりの入り口へ近づいたところまで
でしたね。
入り口まで、あと2、3ヤードというところで、突然中から、黒い大きな怪物が飛び出
してきたんです。」
_
| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| |: : : : : :/|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| ミγ ⌒oヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| ミ / ,:'WWミつ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| / ゛''WW: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ノハヽノハヽヾ : : : : : : : : : : : : :
| つ / .一- . . ,,_ (。゚; ∬(゚-゚o川: : : : : : : : : : : : : :
| '' 、 ノ . []=と(:"(__)と(:と_): : : : : : : : : : : : : : :
| ,__ ''ゝ .一 ''' " ~´ <.,,__∪ゝ<.,,___,,.ゝ
| ノ ) ) (_,,ハ_,,) (_,,ハ_,,)
| _) (,,__)
|/
「あっと言う間もありませんでした…
そいつは、私たちに突き当たって、床に転がし、上からのしかかってきました。」
__
| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : γ ⌒oヽ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| |: : : : : : : : : : : : : : : : / ,:'WWミつ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| |: : : : : : : : : : : : : / ゛''WWノハヽノハヽヾ : : : : : : : : : : : : :
| |: : : : : : : : : : : : ( つ (。゚; ∬(゚-゚o川: : : : : : : : : : : : : :
| | / '' 、 ノ.と(:と )と(:と ): : : : : : : : : : : : : : :
| | / ,__ ''ゝ ..,<.,,___,,.ゝ<.,,___,,.ゝ
| | ( ノ ) ),ハ_,,) (_,,ハ_,,)
| / (,,__) (,,__)
|/
「私はとっさにカメラのフラッシュを焚きました。
いつもは、外しているインスタントカメラのフラッシュですけど、真っ暗な地下洞に降りる
というんで、必要になるかもしれないと思って、つけてきていたんです。
そのおかげで、命拾いをしたわけですけど…
強い光が廊下に溢れた途端、怪物は豚が絞め殺されるような悲鳴を上げて、逃げてい
きました。
面倒な事が起こったのは、その後です。」
__ │: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| | |', ギャー… l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| | γ+⌒ヽ |:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| | WWヽ' \ |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| | `'i、 ` |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| | `ノハヽノハヽヾ : : : : : : : : : :
| | '''ー- (。゚; ∬(゚-゚o川: : : : : : : : : : : : :
| | ,,,--ー‐' 、 ノ.と□と )と(:と ): : : : : : : : : : : : :
| | _,,,,,,--ー'''"^.,,___,,.ゝ<.,,___,,.
| | _,,,,,,--‐''''"^ノ ) ),ハ_,,) (_,,ハ_,,
| / (,,__) (,,__
|/ .
「フラッシュの光に反応して、それまで真っ暗だった廊下に明かりがともりました。
私たちの後ろにある、青く光る模様が見えますか?
これがそうです。
はじめ、私はこれを岩壁に付着した苔か何かだと思っていたんですけど、そうじゃ
なかったみたいです。」
○==□▽┐ ノハヽヾ ノハヽヾ
└─┬─ (´◇`; ∬ (・-・o川
□ΞΟΘΟ─┘ と(Oと ) (:"(__)
<.,,____,,.ゝ .<.,,__∪ゝ
(_,,ハ_,,) .(_,,ハ_,,)
「怪物が逃げた後、私は壁にすがるようにして、立ち上がりました。
そのとき、掌が文字の一つに触れたんですが、途端にその文字の光が、淡い青から、
オレンジ色にかわって、
『エルオ、トルスス、ムン…』という声が廊下に流れたかと思うと、私たちが入ってきた
窓の方角から、
『ドスン・・・』という、重い音が響いてきました。」
|カチッ…
|\从/
○==□▽-| ノハヽヾ
|(´◇`; ∬ \从/
. □ΞΟΘ(|と(Oと ) ノハヽヾ
| <.,,____,,.ゝ .(・-・o川⌒ )
| (_,,ハ_,,) . し し( つ
 ̄ ̄
「慌てて廊下を引き返すと、出口の窓の20ヤードばかり手前で、廊下が行き止まりに
なっていまし
多分私が押した文字は、非常シャッターを閉めるボタンみたいなものだったんでしょう。
問題は、閉じたシャッターを再び開ける方法が、全くわからない事です。」
|
|
|
. ノノハヾ 〆ノハヽ .|
. 川川o;・) ∬∬ ;´。) |
. ((__)") ((__)") .|
. <.,∪_,.ゝ <.,∪_,.ゝ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(._/(__) ̄ ̄ (._/(__)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''\
\
m(_ _;;;)m
できているのは、ここまでです
続きがもう半分ぐらいあるのですけど、それはもどってから…
ごめんなさい。
乙です
私も良くパソコンの前で気がつけば寝ていたって事が良くありますよ(^-^)
気をつけてお出かけくださいな
(´-`).。oO(マコトとアサミはしんじゃうのかなぁ…)
マジお疲れ様
無理しないでね
川o・-・)∬´▽`)ノ おはよー
作者様本当にお疲れ様です
あまり無理なさらずに自分のペースで頑張ってくださいね
かくゆう自分もパソコンの前で寝てしまうことしょっちゅうありますw
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃ 保全だよっ
∪∪彡 ∪∪彡
・)
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ へ へ と )
と__ /::;;:;;ヽ /::;;:;;ヽ_.J
ゝ _____ノゝ_____ノ
ノハヽヾ ノハヽヾ
(´◇`; ∬ (・-・o川
と(Oと ) (:"(__)
<.,,____,,.ゝ .<.,,__∪ゝ
(_,,ハ_,,) .(_,,ハ_,,)
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`) ハロモニ
(U )⊃(U ⊃ 保全ですっ
∪∪彡 ∪∪彡
・)
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ へ へ と )
と__ /::;;:;;ヽ /::;;:;;ヽ_.J
ゝ _____ノゝ_____ノ
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
ノノハヽ ノノハヽ ♪
.... ∬*´▽`) 〜 川o・-・) 〜 .... ....
| つつ | つつ @
☆ ノノノノノ,ヽ ノノノノノ,ヽ .... .... ....
.... U U ... ~ ~ U U
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃ 保全だよっ
∪∪彡 ∪∪彡
∬*´▽`)人(・-・o川
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ へ へ と )
と__ /::;;:;;ヽ /::;;:;;ヽ_.J
ゝ _____ノゝ_____ノ
>>701 毎度乙です
フットサルとかは行かなかったのかな…
/⌒ヽ, /⌒∞
⊂===@=⊂ニニ⊃
川o・-・) (´▽`*∬
r;;(_)" : )r::(_)"∞)つ
(;;;∪___,,.ゝ:::∪ノハ_ゝ
、.,.,,(_/"(__).,.(_/"(__).,.,,.、
orz
∬*´▽`)人(・-・o川
m(_ _;;;)m
これから…
もっと早く始めたかったんですが、いろいろあって
こんな時間になってしまいました。
今日は一日半分をやらなくちゃいけないんで、頑
張ります…
m(_ _;;;)m
とりあえず、昨日の続きをまず入れます…
§テンペスト荘§ その6「孤立」(続き)
『アナライザのデジタルデータの記録より』
<カウンタ表示、2月6日04時01分12秒38>
「アサミ・バシールです。
このピラミッドに閉じ込められて2度目の通信です。
私たちは、あの後廊下の突き当たりの階段を降りて、ピラミッドのずいぶん下の層
まできました。
今いるこのフロアは、私たちが最初に降り立った平たい石と、ピラミッドや神殿が立
っている地盤との、丁度中間辺りらしいです。」
i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii
--|_________,-- --|_________ ノノハヾ--|_________,- ノハヽヾ_________,--
/ /_______// ) / /_______/ ||o・-・o|| _______// (∬∬∬_____// )
( (_________( ( / .( (_________( ( (つOと)_______( ( / ("(__))____( ( /
<.,,____,,.ゝ <.,_∪,.ゝ
(_,八._) (_,,ハ_,,)
「こうして、ひたすら降りてきたのは、マコちゃんがここの出口について念写したら、こ
んなものが映ったからです。
マコちゃんは、これは私たちが閉じこめられているピラミッドの見取り図だろうって
言っています。私もそう思います。
これが見取り図で、ピラミッド内に引かれた線が通路や階段なら、私たちがここから
出るには、一度ピラミッドの最下層に出るしかなさそうです。」
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'''|
| |
| 〃 .|
| 〃 |
| ___/ |
| / ● l、
| / \ |\
| / / | \
| / \ | ヽ
| / ,. ‐ ◎‐''"´ | ヽ
| / / ,,,,,_ | ヽ
| / \_ l゙ `゙''―--ト ゙l
| / \ ヽ、 ゙i、
| ←──────★‐'' `'-,、 │
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `'i、 l
| \、 |
| |'i、 {
゚ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'l ̄ ̄ ̄" ゙l
\ ゙i、
`'ー、_、 ゙i、
「それで、こうして降りてきたわけですが、確かに見取り図の線に沿って階段や通路が
ちゃんと存在していました。
ところで、この見取り図に書かれた線以外の印なんですが…
黒丸と矢印は、初め私たちが閉じこめられた場所と出口をそれぞれ意味しているとし
て、二重丸と星印がなんのことだかわかりません。
まこちゃんは、多分この二つの印の場所には、何か私たちにとって大切なものがある
に違いないと言います。
ところで、今私たちの居る場所ですが…
丁度見取り図の二重丸の位置ぐらいなんです。」
i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii
--|_________,-- --|_________ ノノハヾ--|_________,- ノハヽヾ_________,--
/ /_______// ) / /_______/ ||o・-・o|| _______// (` ∬∬______// )
( (_________( ( / .( (_________( ( (つOと)_______( ( / ("(__))____( ( /
<.,,____,,.ゝ <.,_∪,.ゝ
(_,八._) (_,,ハ_,,)
「部屋の様子も、今まで通ってきた部屋とはちょっと違って…
石で出来た椅子みたいなものが、沢山並んでいるのが、なんだか視聴覚室みたい
な雰囲気です。
私たち食べ物も水も持っていないので、早くみんなと合流しないと大変なんですけど、
気になるので、ちょっとだけこの場所を調べいくつもりです。
何かわかったら、また連絡します。」
i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii
--|_________,-- --|_________ ノノハヾ- ノハヽヾ- --|_________,--
/ /_______// ) / /_______/ ||o・-・o|| (´◇`; ∬ ) / /_______// )
( (_________( ( / .( (_________( ( (つO つ (:"(__) / ( (_________( ( / .
<.,,____,,.ゝ <.,,__∪ゝ
(_,八._). (_,,ハ_,,)
-----------------------------------------------------------------------
一応ここまでで、昨日の分は終わりです。この続きはこれから…
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
作者さん 乙です
あまり頑張らないで下さいね
今日は少し涼しいので
∋oノハヽ. ∬
川o・ー・)つc□
ココア ドーゾ
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃ 保全だよっ
∪∪彡 ∪∪彡
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬<北島さん、金メダル取ったね
(_つと) (⊃⊂)
_∧___
/すごいね・・・\
m(_ _;;;)m
いけない…
またキーボードにもたれて寝てました。
どうも、最近こういう事が多いです。
ちょっとくたびれてるのかもしれません。
とりあえずできているところまで入れて、今夜は寝ます。
申し訳ございません…
ココアいただきます…
∬
つc□
ミ
§テンペスト荘§ その7「図書館」
『ケイ・クルセーダのノートより』
2月6日、
昨夜半、妙な振動を感じて目が覚めた。
一行の人数を確認してみると、マコトとアサミがいない。
慌てて皆を起こし、話を聞いたが、誰も二人の行方を知らないという。
えらいことになった、よりによって未成年の娘二人が揃って行方知れずになってしまう
とは、トマス教授にも二人の親御さんにも合わせる顔がない…
柄にもなく取り乱していると、シェリー・オースチンが、
「アナライザーの記録は確認してみたかの?」と、助言してくれた。
そういえば、彼女たちにはこの地下へ降りてくる以前、プローブを使ってテンペスト荘
のあちこちを調べてもらっていた。
その後、ばたばたしていたので、まだ二人ともプローブを持ったままのはずだ。
シェリー・オースチンは、所謂巫女型霊媒で、霊能力としての能力はそれほど高くない。
が、経験豊富で機知にも富んでいるので、天才型の霊能者であるオーガスト・ブレイク
などとは別の意味で、トマス教授から大きな信頼を得ている。
ノノハヾ . ノノハヾ
(`.∀´; ) (~≡~;ξ
. O□φ ) と) l と) )
ゝ 、 ''| . しゝ 、し ''|
| | | . | \
(_(__) . (_(__ )
ともあれ、アナライザの記録を調べてみると、まさに二人からのメッセージがクリップと
して送られてきていた。
大分危険な目に逢ったようだが、とりあえず今は無事でいるらしい。
できるだけ早く彼らと合流するため、クリップに映っていた見取り図を参考に、ピラミッ
ドの麓にある入り口へ向かうことにする。
それにしても、二人が遭遇した怪物は、いま何処にいるのか…
ノノハヾ ノノハヾ ノノハヾ . ノノハヾ
( `Ω´) γ(⌒)ヽ .(0^〜^) (`.∀´; ) . (~≡~;ξ
( つ V l つ ⊂二二二⊃ ( つ つ ( ソ と ) と) l と) )
|'' , ノ ( [∞o∞] ) |'' , ノ ゝ 、 ''| しゝ 、し ''|
| | | | ◎ | | | | | | | | \
(__)_) ( ) (__)_) (_(__) . (_(__ )
『アナライザのデジタルデータの記録より』
<カウンタ表示、2月6日05時35分11秒2>
「アサミ・バシールです。
佐藤助教授はこのピラミッドを
『一種の図書館だろう…』とおっしゃってらっしゃいましたが、どうやらその予想はあたって
いたみたいです。
閉じこめられてからずっと歩きづめだったので、この部屋の調査をはじめる前に私たちは
それぞれ、椅子の一つに身体を預けて仮眠をとりました。
そして、二人とも、ものすごく鮮明な夢を見て、目が覚めたんです。
お互い2時間以上もの、長い映画を見ていたような記憶が残っているんですけど、腕時計
を見ると、せいぜい5分ぐらいしか眠っていません。
夢は、私がよく見る予知夢なんかと違って、すごく整然としたストーリーをもっていました。
私がみた夢は、鮫に良く似た魚類の生態を交尾から産卵、成長という順で、生活圏のデー
タと一緒に撮影した、記録映画のような感じでした。
マコちゃんも、内容は別ですけど、同じように鮮明な映像の、記録映画のような夢を見たと
言っています。」
〆ノハヽ ノノハヾ
i∬ ´◇`) . ||o・-・o||
. -- (つ":)- . . (つOと)
.( \ \ ___,,.ゝ\ <.,,___,,.ゝ
. \) )(._/(__)) ) (_,八._)
「多分、この安楽椅子は、短時間で記憶を詰め込む睡眠学習器のようなものなんじゃない
でしょうか…
椅子の手すりには、どれにも長さ15cm、太さ1cmぐらいの太さの、石の棒が差し込んであ
って、棒によって、色や模様が違います。
部屋の壁は一面が棚になっていて、どの棚にも、似たような棒が沢山積み上げてあります。
試しに、何本かを、椅子の中の棒と取り替えたら、また別の夢を見ることができました。
もし、このなかに、ピラミッドのあちこちに記してある、青い文字の意味を教えてくれるもの
があれば助かるんですけど、まだそういう棒はみつかりません。
気に入らない夢でも、途中では止められませんし、一回の夢を確認するのに、5分ぐらいか
かるので、二人で一時間試してみましたけど、まだやっと20本ぐらいしかみれてません。
もう少し試してみたい気もしますが、そろそろ移動をはじめるつもりです。
ここが中間地点だとすると、あと半日は食事も水も無しで過ごさなくちゃならなそうですし、
皆さんと合流できる前に体力がなくなってしまったら大変ですから…」
. 〆ノハヽ .ノノハヾ
. ∬∬ ´。) ii⌒⌒⌒i . .||o・-・o||
. (__)":)つ||--、_.______|-- . .(つOと)
. <∪___,,.ゝ( \ \_______\ \ .<.,,___,,.ゝ
. (._/(__) \ ) )________) ) .(_,八._)
『アナライザのデジタルデータの記録より』
<カウンタ表示、2月7日9時03分20秒24>
「まこちゃん、そろそろ…」
「うん、見取り図にあった★印の場所に出るはずだね。」
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
ノハヽヾ . ノハヽヾ
(` ∬∬ (・o川川
("(__)) ∧∧ ("(__))
<.,_∪,.ゝ (・-・ ) ̄ ̄`〜 <.,_∪,.ゝ
(_,,ハ_,,) U U ̄UU (_,,ハ_,,)
「あ…」
「入り口だ」
__
|: : : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
|: : : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
|: : : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
|: : : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
|: : : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
|: : : : :| ノハヽヾ . ノハヽヾ
|: : : : :| (` ∬∬ (・o川川
|: : : : :| ("(__)) ∧∧ ("(__))
|: : : : :| <.,_∪,.ゝ (-・ ) ̄ ̄`〜 <.,_∪,.ゝ
|: : / (_,,ハ_,,) U U ̄UU (_,,ハ_,,)
|/
_
| |´"''ー-..,_ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| | ´"''ー-..,_ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| | パッ… ´"''ー-..,_ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| | ´"''ー-..,_ : : : : : : : : : : : : : :
| |
| ノハヽヾ . ノハヽヾ
| (` ∬∬ (・o川川
| ("(__)) ∧∧ ("(__))
| <.,_∪,.ゝ (-・ ) ̄ ̄`〜 <.,_∪,.ゝ
| (_,,ハ_,,) U U ̄UU (_,,ハ_,,)
|/
m(_ _;;;)m
途中で申し訳ないのですけど、ここまでしかできてなくて…
二人が突然灯りのついた部屋で何をみつけたかは、また明日
続けさせていただきます。
おやすみなさい…
作者さんの体が心配だ
頼むからしばらく休んでくれ
作者さん お疲れ様でした。
すごい冒険小説になってきました。続きがま(ry
ところで
お疲れのようですので、一日か二日休まれたらいかがですか?
なんならオリンピック中お休みというのもありかと思いますが・・・
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃ 保全だよっ
∪∪彡 ∪∪彡
・)
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
川o・-・)∬´▽`)ノ おはよー
作者さま本当にお疲れ様です
つづきは楽しみですが
あまり無理しないで たまにはゆっくり休んで下さいね
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
/⌒ヽ, /⌒∞
⊂===@=⊂ニニ⊃
川o・-・) (´▽`*∬
r;;(_)" : )r::(_)"∞)つ
(;;;∪___,,.ゝ:::∪ノハ_ゝ
、.,.,,(_/"(__).,.(_/"(__).,.,,.、
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ旦O 0旦と )
と_)_) (_(_.J
ノノハヽ ノノハヽ ♪
.... ∬*´▽`) 〜 川o・-・) 〜 .... ....
| つつ | つつ @
☆ ノノノノノ,ヽ ノノノノノ,ヽ .... .... ....
.... U U ... ~ ~ U U
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ おっひるーっ
| _,,,,,,,,,,、、、,,,,,,,,,
| ,.-'''' ;'、':''''':'; ;'':'';;;;''''-.,
|( '、;:...:,:.:.、'、;:...:,:.:.,,;;;;;; )
|.| ゙-..;;_`"''''゙゙゙`"''''゙゙゙ ,,..-'゙.|
| l,  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.. .|
|. 'l, ,/
| \ /
| ゙l'-、..,,,,,,,,,,,,..,、-'l゙
|つ ゙'-、..,,,,,,,,,,,..、-'゙
| ヒレカツ丼
|
| サッ
|彡
|
うわーっ、美味しそう
ありがとーっ…
ノノノヽヽ〃ハハ
川oT-T(T▽T∬
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
美味しいね…
うん…
∋8ノハヾ ハハヾゝ
川o・-・) (´▽`∬∬
( つ=o,.;;..、 O=o,.;;..、と)
l\旦ヽ_丿旦ヽ_丿\
l_\!二二二二二二二二''i
|| | || |
〆〃ハハ
∬∬´▽`) 美味しかったねー
/つノノハヽ
( 川o・-・) もうちょっと遊ぼう…
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
ガーガー スヤスヤ
γ ⌒ ヽ γ ⌒ ヽ
o((^) (^) 旦o(^) (^))o 旦
川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
平和じゃのう
∋ノハヽ ノノハヽ
川o・-・) ∬*´▽`)
(U )⊃(U ⊃ 平和ですっ
∪∪彡 ∪∪彡
m(_ _;;)m
ここ数日どうも体調が悪いと思ったら、夏風邪だったみたいです
夕方ぐらいから鼻水と咳がでてきました。
こじらせるとまずいので、今日は自重してお休みさせていただき
ます。申し訳ございません。
風邪ぐらいで休むのが悔しくて、早めにかかってなんとか…と思
っていたんですけど、やっぱり能率が悪くて…
それでも一こまだけはできてるので、二人が入った部屋の情景だ
けちらっと…
__ | ________________
| | | | |
| | | | |
| | | | |
| | | | |
| | | | |
|ノハヾ 〆ノハヽ | |
|o・-・) . ∬∬ ´。)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|_)":) ((__)")
|___,,.ゝ i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __ . i⌒⌒⌒~i
|_/(__) __! |/ / ). __! |/ / ) .__! |/ / ) __! | .
|/ ( ( / ( ( / ( ( / (
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .  ̄ ̄ ̄ ̄
. i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __
.__! |/ / ). __! |/ / ) .__! |/ / ) __! |/ /
>>744 本当無理しないでゆっくり休んでください
>>744 | | | ダイジニシテクダサイナ
|つ.|. :| o o < カゼグスリ ト 水オイトキマスネ゙
| . ̄
・)
マコゴロウ落ちた
最後の書き込みから一時間たってないのに・・・
ノノノヽヽ〃ハハ
川o・-・∬´▽`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
γ ⌒ヽ γ ⌒ヽ
(・-・o ヽ (´▽`* ヽ
( ) ( )
''ゝ'''ゝ´ . ''ゝ'''ゝ´
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
お昼だね…
うん…
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
765 :
名無し募集中。。。:04/08/17 13:54
∋oノハヽo∈
从V-V)
( つ旦O
と_)_)
今日はこれで我慢しといてね
| _.,,,,..........,,,,,._
| ,.-'''' :;,.--゙゙゙"'-i:;¬-.,
|( '、;;;:( ● ):;::; .)
|.| ゙-..;;_゙'-、、..、,-'' ',,..-'゙.|
| l,  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.. .|
|. 'l, ,/
| \ /
| ゙l'-、..,,,,,,,,,,,,..,、-'l゙
|つ ゙'-、..,,,,,,,,,,,..、-'゙
|
| たまごかけごはん
|
| サッ
|彡
|
うわー、ありがとーっ…
美味しそうーっ
ノノノヽヽoノハヽo〃ハハ
川oT-T);V-V(T▽T∬
( ニ⊃つ⊂)⊂ニ )
(_)__)(_)_)(_(_)
美味しいね…
うん…
……
∋8ノハヾ∋oノハヽoハハヾゝ
川o・ー・)从;VoV)(´▽`∬∬
( つ=o,...、O=o,...、O=o,...、と)
l\旦ヽ_丿旦ヽ_丿旦ヽ_丿\
l_\!二二二二二二二二二二二''i
|| | || |
∋oノハヽo 〆〃ハハ ごちそうさまぁ…
从;V◎V) ズズ… ∬∬´▽`) 美味しかったねー
( ゙ノ ヾ /つノノハヽ
l\旦ヽ_丿 ヽ_丿旦ヽ_丿\ . ( 川o・-・) ねー…
l_\!二二二二二二二二二二二''i キコキコ し( O┬O
|| | || | ◎-ヽJ┴◎
∋oノハヽo∈
从;V-V)
>>766 美味かったぞ…
( つ旦O
と_)_)
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
>>747 風邪薬ありがとうございます
今日は一日おとなしく寝てまし…
いや、あんまり大人しくもないですか、大分気分がよくなったんで夕方某スレに小ネタを
書いたりしてましたし…
なんだかいけそうな感じなので、ちょっとはじめてみます。
まだ本調子じゃないので、できるところまで…っていう雰囲気になってしまうと思いますけ
ど…m(_ _;;;)m
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
>>775 大丈夫ですか
また体調くずさないようあまり無理しないでくださいね
m(_ _;;)m ありがとうございます…
無理してぶりかえすと元も子もないので、そろそろできたぶんだけあげて
終わりにします…
というか、だるいのは大分良くなりましたけど頭のほうはまだボケボケで、
AAを書くのは大丈夫でも、筋の通った長い文章はうまく書けない感じで…
§テンペスト荘§その8「図書館(続き)」
「…なんだか…小さい映画館みたいな感じの部屋だね。
並んだ座席に…スクリーンみたいなものもある…」
「ほんとだ…
でも、この椅子は上のフロアにあった睡眠学習用の椅子とおんなじだよ」
__ | ________________
| | | | |
| | | | |
| | | | |
| | | | |
| | | | |
|ノハヾ 〆ノハヽ | |
|o・-・) ∬∬ ´。)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|_)":) ((__)")
|___,,.ゝ i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __ . i⌒⌒⌒~i
|_/(__) __! |/ / ). __! |/ / ) .__! |/ / ) __! |
|/ ( ( / ( ( / ( ( / (
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .  ̄ ̄ ̄ ̄
. i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __
.__! |/ / ). __! |/ / ) .__! |/ / ) __! |/ /
「じゃ、石のロッドを入れた棚もどっかにあるのかな」
「そうかも…
そういえば、あの通路の向こうが、このピラミッドの出口なんじゃない?」
「うん、間違いないと思う」
__
| |
| | / i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii
| | / --|_________,-- --|_________,-- --|_________,--
| | / i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i
| | / --|_________,-- --|_________,-- --|_________,-- --|
| | / i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒
| | / --|_________,-- --|_________,-- 〆ノハヽ______,-- ノハヽヾ__
| | / / /_______// ) / /_______// ) ∬ ´◇`)___// ) (・o川川___
| |/ ( (_________( ( /∧∧ ( / と(.. :と)__( ( / .(と("(__))_(
| ̄ ̄ (・-・ ) ̄ ̄`〜 <.,,___,,.ゝ <.,_∪,.ゝ
| U U ̄UU (_,八._) (_,,ハ_,,)
/
「ウニャ、フニャー…」
「んっ、シロが何かみつけたみたい、」
「なんだろ、」
__
| |
| | / i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii
| | / --|_________,-- --|_________,-- --|_________,--
| | / i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i
| | / --|_________,-- --|_________,-- --|_________,-- --|
| | / i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒
| | / --|_________,-- --|_____ ノハヽヾ - ノハヽヾ - --|_______
| | ∧∧ // ) / /____ (∬∬∬/ (o川川 / ) / /_______
| |/(  ̄ ̄`〜 ( / .( (________ ((__)").( ( ((__)")( / .( (_________(
| ̄ ̄ . U U ̄UU <.,∪_,.ゝ <.,∪_,.ゝ
| (_,,ハ_,,) (_,,ハ_,,)
/
「ニャーゴーッ!」
「あっ…」
__
| |
| | / i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii
| | ∧∧ --|_________,-- --|_________,-- --|_________,--
| | ( ) i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒⌒ii i
| | / つ |_________,-- --|_________,-- --|_________,-- --|
| | 〜( / i⌒ \从/ \从/ ii i⌒⌒⌒ii i⌒⌒
| | (,,(,,/ --| 〆ノハヽ ノハヽヾ -- --|_________,-- --|_______
| | 彡 / /_____ ∬∬∬∬ /_ (o川川 ) / /_______// ) / /_______
| |/ ( (_________ (" ') (____ ((__)") / .( (_________( ( / .( (_________(
| ̄ ̄ ダッ… <.,,___,,.ゝ <.,∪_,.ゝ
| (_,八._) (_,,ハ_,,)
/
「駄目だよ、そんな方にいっちゃ
せっかく、もうすぐここから出られるのに…」
「シローっ…」
ノノハヾ 〆ノハヽ
川o;・-・) ∬ ;´◇`)
( つ:)つ ( つ:)つ ( .∧∧
<.,,___,,.ゝ <.,,___,,.ゝ γ'⌒ ( ・-・)
ミ(._/彡(__) .ミ(._/彡(__) (ノー―ヽ)´ヽ)
| ______
| | |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | ∧ ∧ ) |
| |( γ´⌒`) .|
| | し' ヽ)`J ....|
|__________| ミ |________
/ )
/ 〆ノハヽ 彡
/ 彡∬∬∬)
/ ノハヽヾ (" 'つ
/ 川川川 <.,,___,,.ゝ
/ 彡(" 'つ (_,八._)
「フーッ…、フギャニャーッ…」
「バタン、ガタン、ガシャン…」
「チューッ…」
「あの鳴き声…」
「ネズミだね」
__
| |
| |
| |
| | /
| | /
| | / ノハヽヾ
| | / (。`; ∬∬ ノハヽヾ
| | / ("(__)) (・;o川川
| |/ <.,_∪,.ゝ ("(__))
| (_,,ハ_,,) <.,_∪,.ゝ
| (_,,ハ_,,)
/
「あ…」
「捕まえたんだね、ネズミ…」
「ニャー…」
「そんな自慢そうな顔をされても…
あたしたち、ネズミには興味ないし、っていうか気持ち悪いなぁ…」
「でも、真っ白だね、このネズミ。ハツカネズミかな…」
__
| |
| |
| |
| | /
| | /
| | /ノハヽヾ
| | / (。`; ∬∬ ノハヽヾ
| ∧∧/ ("(__)) (・;o川川
| ̄( ・-)g <.,_∪,.ゝ ("(__))
| ̄U U (_,,ハ_,,) <.,_∪,.ゝ
| (_,,ハ_,,)
/
「ここ、何の部屋だろ…」
「真ん中にあるのは、お風呂?」
「まさか…
それにしても、ほこりだらけだね、この中…」
| __
| | |
| | |
| | |
| | |
_______| | |
|\____. ノハヽヾ .ノノ|
_..|\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'\____ |l' ,| (。` ∬∬(・-|
| \\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\\ ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .("(__)) ヽ.|
| \\ .| .\\ <.,_∪,.ゝ |
\ \ ̄ ̄ΠΠ ̄Π ̄ ̄ ̄ \ (_,,ハ_,,) |
\ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''| |
\ | | \
\ l___________,,,|
「ほこりが床に薄くつもってるおかげで、シロの足跡も、ネズミの足跡も
はっきり残ってるね…」
「ネズミの足跡は、随分多いね。それに新しいのと古いのがあるよ。
多分、この建物の中に、沢山ネズミが棲んでるんじゃないかな…」
ノハヽヾ
 ̄'\____ ∬´◇`;∬
 ̄|\\ と(.. : ")つ ノハヽヾ
| \\ <.,,___,,.ゝ (・-・;o川
 ̄ ̄ ̄ \ (_,八._) (:"(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''| <.,,__∪ゝ ∧∧
| (_,,ハ_,,) g(-・ ) ̄ ̄`〜
_____,,| U U  ̄UU
「そういえば、さっきガラスの割れる音が聞こえたみたいな気がしたけど…」
「多分、あれだよ…
ほら、水槽の中にガラス瓶が一つ落ちて割れてるでしょ。
向こうの縁に同じ瓶が並んでるし、ネズミかシロかわかんないけど、暴れてるうち
にどっちかが瓶にぶつかって中に落としたんだと思う…」
ノハヽヾ
___|\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'\_(´◇` ∬
| \\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\ と (:"(__) ノハヽヾ
| \\ .| .\\,__∪ゝ. (o川川
\ \ ̄ ̄ΠΠ ̄Π ̄ ̄ ̄ \_,,) ((__)")
\ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''| . <.,∪_,.ゝ
\ | ∧∧ .| (_,,ハ_,,)
\ l_______ g(-・ ) ̄ ̄`〜
. U U  ̄UU
-----------------------------------------------------------------------
スレ汚し申し訳ございません。途中ですが、今日はここまでということで…
続きはまた明日…
レッドアラート、レッドアラート…
まもなくスレ数800に達します
,、;;";;、, ノ,、
ヽ氷ノ (ノノ',ヤバイノレスヤバイノレス…
((ミ(・-・o川彡))=冒=====-----------
((ミ(´D` )彡))======-----------
ノノノヽヽ〃ハハ
川o;・-・∬;´◇`)
( ニ⊃つ⊂)
(_)__)(_)_)
作者さん、ご病気なのに乙です。
∋oノハヽ. ∬
川o・ー・)つc□o o
ココア ドーゾ カゼグスリモオイトキマスネ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
川o・-・)∬´▽`)ノ しんやー
作者さん体調大丈夫ですか
作品のつづきは気になりますが作者さんの体が心配です
あまり無理しないでゆっくり休養してくださいね
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
800
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
川o・-・)∬´▽`)ノ おはよー
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ おはー
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
前のカキコから大して時間経ってないけど
朝からスレ数多いので、
∬*´▽`) ほっ♪
保全しようね…
うん…
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
γ ⌒ヽ γ ⌒ヽ
(・-・o ヽ (´▽`* ヽ
( ) ( )
''ゝ'''ゝ´ . ''ゝ'''ゝ´
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
∬ ∬ ∬
。o /ノハヾヽ ノノノノヽヽ
(^)゜゚::::川o・-・):::.:(´▽`∬:::::(^)
(⌒ヽ:((:ー--‐:))::((‐--ー::))::(⌒)
(~゙゙(⌒`)(~´`X~^X⌒`~)゜
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
m(_ _;;;)m
これからはじめます…
熱は下がりましたし、朝は鍾馗様みたいに突っ立ってた髪も、ちゃんと寝てますんで
どうやら全快したみたいです。
身体も全然だるくありませんし…
というわけで、今夜からはまともに一回分をあげられると思います。
一晩経って冷えてるかも知れないですけど、ココアいただきます。
ありがとうございます。
今夜は暑いので、かえって美味しいかも…
m(_ _;;)つc□
ミ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
§テンペスト荘§その8「モルモット(または勇敢なネズミの記憶)」(前編)
『マコト・V・ハイニックのノートより』
2月8日、
本当に危険な目にあうと、恐怖はその瞬間じゃなく後からじわじわやってくるという…
昨日の私の経験は、まさにそれだろう。
あやうく虎口を逃れた瞬間は、それほど恐怖を感じなかったのに、今ごろになって、
背筋が凍るような想いが押し寄せてくる。
アサミちゃんが同行してくれていて、本当に良かった。
さもなければ、私はすべての記憶を吸収され、一掴みの白い粉ミルクに変わって
いたかも知れない。
ノハヽヾ
(´−`; ∬
Φ|⌒と)
<.,,_⌒,,.丿
| ̄ ̄ ̄ ̄(_,,ハ_,,) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|
だが、まずはシロがネズミを追いかけて飛び込んだあの部屋で、不意に私の目、
いや、意識に飛び込んできた霊体の話からはじめなくてきならないだろう。
実際それは飛び込んできたという感じだった…
すうっ…
ああっ…
l|l|l|l|
l|l|l|l|l|l|l| \从/
_..|\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'\____ ノハヽヾ
| \\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\\ (∬∬∬ ̄ ̄
| \\ .| .\\ ((__)")
\ \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ <.,∪_,.ゝ
\ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''| (_,,ハ_,,) ノハヽヾ !
\ | | (o川川彡
\ l__________ ∧∧ (:"(__)
〜' ̄ ̄( ・-・) <.,,__∪ゝ
UU ̄U Ug (_,,ハ_,,)
「どうしたの、マコちゃん…」
「さっ、猿だよほらっ、角のある猿…」
∧
γo⌒oヽ
,:' :'WW':,ヽ
( つ と ) ノハヽヾ
_..|\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'\____ ノハヽヾ (o川川
| \\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\\ (∬∬∬ ̄ ̄ ((__)")
| \\ .| .\\ と((__)") <.,∪_,.ゝ
\ \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ <.,∪_,.ゝ (_,,ハ_,,)
\ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''| (_,,ハ_,,)
\ | |
\ l__________ ∧∧
〜' ̄ ̄ )
UU ̄U Ug
「えっ、どこどこ?」
「ほら、あれ…見えないの?」
「だって、だって何もいないよ…」
∧
γo⌒ヽ
WW''" ヽ ノハヽヾ
と と ) ∬;´◇`∬ ノハヽヾ
__ ( ( ( _|\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'\__ と(.. : ")つ (・;o川川
(_(__,,,,,) | \\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\\ <.,,___,,.ゝ (:"(__)
| \\ .| .\\ (_,八._) <.,,__∪ゝ
\ \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ (_,,ハ_,,)
\ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''| .∧∧
\ | | (  ̄ ̄`〜
\ l___________,,,| gU U ̄UU
「アサミちゃんには見えない…
それじゃ、あれは霊体なんだ。
でも、こんなに鮮明にみえる霊体ははじめてだよ。
まるっきり、ほんとの猿がそこにいるみたい」
「…あのポラロイドに映ってた猿の霊が、いまそこにいるの?」
∧
γo⌒ヽ
WW''" ヽ ノハヽヾ
と と ) (´◇`; ∬ ノハヽヾ
( ( ( ____ |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'\__ と(.:と ) (・o川川
(_(__,,,,,) ) ) .| \\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\\ <.,,___,,.ゝ (:"(__)
| \\ .| .\\ (_,八._) <.,,__∪ゝ
\ \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ (_,,ハ_,,)
\ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''| .∧∧ ノ
\ | | (  ̄ ̄`)
\ l___________,,,| gU U ̄UU
「うん、いきなり水槽の陰から出てきて、今は部屋の隅へ向かって歩いてる。」
「…変だね、そっちには壁しかないのに…」
|
|
∧ |
γ ⌒ ヽ
,' : ':,
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( )
ゝ'' __,, 'ノ\
(__)__) \
ノハヽヾ
(∬∬∬\
((__)") \
 ̄ ̄ ̄ ̄'\ <.,∪_,.ゝ \
 ̄ ̄ ̄ ̄|\\ (_,,ハ_,,) . \
| .\\ . ノハヽヾ . \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ 川川川 . \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''| (" ') \
| <.,,___,,.ゝ
___ ∧∧ (_,八._)
〜' ̄ ̄ ( ・-)g
UU ̄U U
「立ち止まった…」
「今、何をしているの?」
「壁を、押してるみたい」
「壁を力で突き破ろうとしているってこと?」
「んん、そうじゃなくて、壁の目の高さぐらいの場所を、片手で軽く押してるの
なんか電灯のスイッチとかつけてるみたいな感じで…」
|
|
| ∧
| とγo⌒ヽ ノハヽヾ ノハヽヾ
| WW''" ヽ (´◇`; ∬ (・-・;o川
| と ) (:"(__) (:"(__) .∧∧
| ( ( ( <.,,__∪ゝ <.,,__∪ゝ g(-・ ) ̄ ̄`〜
/ ̄ ̄(__,,,,,,,)_,) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (_,,ハ_,,) ̄ ̄ ̄ (_,,ハ_,,) ̄ ̄ U U ̄UU
/
/
「また歩き出した…」
「ねぇ、マコちゃん、猿が手で押していたっていう辺りの壁に、何かない?」
|
|
|
| ノハヽヾ ノハヽヾ
| (´◇`; ∬ (・-・;o川
| (:"(__) (:"(__) .∧∧
| <.,,__∪ゝ <.,,__∪ゝ g(-・ ) ̄ ̄`〜
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(_,,ハ_,,) ̄ ̄ ̄ (_,,ハ_,,) ̄ ̄ U U ̄UU  ̄ ̄ ̄
/∧
γo⌒oヽ
/,:' :'WW':,ヽ
/ ( つ と )
/ ゝ'' __,, 'ノ
(__) (__)
「あっ、あるよ…
部屋が明るいんで気が付かなかったけど、あたしたちがこの図書館に閉じこめられる
原因になった、薄く光る文字のタッチパネルみたいなのがある…
押してみようか?」
「また変なところに閉じこめられたら困るけど…
でも、何か大切な秘密がみつかるかもしれないし…」
「じゃ押すよ…」
.,r'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄^ヽ
.| |
.| |
.| |
.| ,,,.,/゙|/| ,, |
.| /゙,/ | |l゙.| |
.| / .j「 ,l |! ゙l |
.| / ’ ,「 .| | .,=@ |
.| .l゙ .″.,ト 丿 .|
.\,,,,,,,,,,,,,,,,l゙ /,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,/
│ .,″
.| ,l゙
{ ,,i´
.| .,i´
.| /`
.| ゙l
l゙ │
「スルスル…」
「あっ、隠し戸…」
__. |
| | |
| | |
| | |
| | | ノハヽヾ ノハヽヾ
| | | (`(´◇`; ∬ (・-・;o川
| | | ヽ(:"(__) (:"(__) .∧∧
| | | <.,,__∪ゝ <.,,__∪ゝ g(-・ ) ̄ ̄`〜
| | / ̄ ̄ ̄ (_,,ハ_,,) ̄ ̄ ̄ (_,,ハ_,,) ̄ ̄ U U ̄UU  ̄ ̄ ̄
| |/
|
|
/
/
「こっちにも通路があったんだね…」
__. |
| | |
| | |
| | |
| | | ゾクッ…
| | | ノハヽヾ
| | | (・-・l|l|川 .∧∧
| ノハヽヾ (:"(__) . g(-・ ) ̄ ̄`〜
| (` ∬∬ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄<.,,__∪ゝ ̄ ̄ U U ̄UU  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ("(__)) (_,,ハ_,,)
| <.,_∪,.ゝ
| (_,,ハ_,,) ))
/
/
.| illlliii、 iiト ,li! .,,llil、.,,, .lif ,,,,
__. | ,lll liilillllllll .,ii、ii' ,,iillllll、.゙゙″ .ll,,iiilllii,,、 .lll′
| | | .lllll, ,,iilll!!゙!li, .lll._,,,,_ ,,lliil!!llli, `゙,ll゜,,iiiiill、.,illll.,ll`゙゙li、 lll
| | | .,ill゙!li,、 ゙’ ll| ,illl!゙゙゙゙!i, l!゙!ll ,,,,,ilト .lll ” ,ll゙'!ll!゜ lll .!!
| | |..,,,il!’ '゙!li,,, ,,,,,,il!′゙゙゜ .,,ill .lll,゙゙゙゙″.,ll".,,,,__ .!l,,il!!!.,,,il!″ lii
| | |.l!!゙` ゙゙!″ ゙゙゙″ '!!!!!゙’ ゙!丶 '゙゙ ゙゙゙゙!!!! .゙゙゙` .'゙゙″ ゙゙
| | | ノハヽヾ
| | | ギョッ… (`д´;o川 .∧∧
| ノハヽヾ O:"O_) (。゚ ) ̄ ̄`〜
| (。゚; ∬∬  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <.,,____,,.ゝ ̄g丿 U U ̄UU  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ("(__)) (_,,ハ_,,) ポロッ…
| <.,_∪,.ゝ
| (_,,ハ_,,)
/
/
「どっ、どうしたの…」
「それ、通路じゃないと思う…
今、マコちゃんが入ろうとした瞬間、もの凄い寒気がしたから…」
「ええっ…
じゃ、いったい何なんだろう、これ」
「あたし、透視の力はないから、これが何かはよくわかんないけど、多分すごく怖い
ものだよ…」
__. |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | | ビックリシタァ…
| | | 〆ノハヽ ノハヽヾ
| | | ∬ ;´◇`) (・;o川川
| | / ̄ (__)":と)  ̄と("(__)) ̄ ̄ ̄∧∧  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |/ <∪___,,.ゝ . <.,_∪,.ゝ (・  ̄ ̄`〜
| (._/(__) (_,,ハ_,,) og〜))U U ̄UU
|
/
「あっ、ネズミが…」
「気絶してただけだったんだね…」
__. |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | | ノハヽヾ ノハヽヾ
| | | (´◇` ∬ (・-・o川
| | / ̄ (__)":と)  ̄と("(__))  ̄ ̄ ∧∧  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |/ <∪___,,.ゝ . <.,_∪,.ゝ (。・; ) ̄ ̄`〜
| og〜彡⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ U U ̄UU
|
/
/
「ん?」
__. |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | | ノハヽヾ ノハヽヾ
| | | (´◇` ∬ (・-・o川
| | / ̄ (__)":と)  ̄ (つと)  ̄ ̄ ∧∧  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| スポッ… <∪___,,.ゝ <.,____,,,.ゝ (。・; ) ̄ ̄`〜
|〜⌒Y⌒ (._/(__) (_,,ハ_,,) U U ̄UU
|
/
: : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : __._,..-ー''"´ ピカッ…
: : : : | |: : : : |: : : バリバリ…
: : : : | |: : : : |: : : : :
: : : : | |: : : : |: : : : :
: : : : | |: : : : |: : : : : : :
: : : : | |: : : : |: : : : : : : : : わわっ…
: : : : | |: : : : |: : : : : : ノハヽノハヽヾ
: : : : | |: : : : |: : : : : (´◇`;(・-・;o川
: : : : | |: : / ̄: : : : : ( 二つと二)  ̄ ̄ ∧∧  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
: : : : | |/: : : : : : : : <.,,____,,.ゝ,____,,,.ゝ (。・; ) ̄ ̄`〜
: : : : | (._/(__)(_,,ハ_,,) U U ̄UU
: : : : |
: : /``‐-、._
/: : : : : : : : : ``‐-、._
-----------------------------------------------------------------------
スレ汚し申し訳ございません。この続きはまた明日になります…
…じゃなくて、今夜になります…ですね。鯖結局朝まで復活しなかったんですね…
鯖落ちの中、朝までご苦労様です
∋oノハヽ. ∬
川o・ー・)つc■
夜明けのコーヒー ドーゾ
無理しないで下さいね
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ おはー
∬
m(_ _;;;)つc■
ミ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
川o・-・)∬´▽`)ノ おはよー
作者さん朝方からお疲れ様です
もうこの話にどんどん引き込まれます 続き楽しみです
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
川o・-・)∬´▽`)ノ ほぜーん
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ 今日も気温高いみたいだネー
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
〆〃ハハ
∬∬´▽`)
/つノノハヽ
( 川o・-・)
キコキコ し( O┬O
◎-ヽJ┴◎
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ノノハヽ 〆ハハ
川o・-・) (´▽` ∬
(_つと) (⊃⊂)
γ ⌒ヽ γ ⌒ヽ
(・-・o ヽ (´▽`* ヽ
( ) ( )
''ゝ'''ゝ´ . ''ゝ'''ゝ´
m(_ _;;;)m
これから…
ヽ川o・-・)人∬*´▽`)ノシ
ノハヽヽ / ゴクロウサマデス
川o・-・)つ|■|< レイコ ドーゾ
ありがとうございます…
あと、もう少しで終わります
冷コー頂きます。
/
m(_ _;;;)つ|■|
ミ
864 :
名無し募集中。。。:04/08/19 23:54
§ノヽ§∩
( ・e・ )彡 ジャンジャンジャジャン! ジャンクロード !
( ⊂彡 ヴァンヴァンヴァヴァン!! ヴァンヴァヴァンダム!!
| |
し ⌒J
§テンペスト荘§その8「モルモット(または勇敢なネズミの記憶)」(中編)
「今の音と光はなんださたんだろ?
ネズミはどこ?」
「さあ…
どこにもいないみたい…
向こうの部屋の中カラッポだよ。」
__. |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | | ノハヽヾ
| | | (。` ∬∬
| | ノハヽヾ"(__)) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |/(・o川川,_∪,.ゝ .∧∧
| ("(__))(_,,ハ_,,) (・-・ ) ̄ ̄`〜
| <.,_∪,.ゝ U U ̄UU
/ (_,,ハ_,,)
§テンペスト荘§その8「モルモット(または勇敢なネズミの記憶)」(中編)
「今の音と光はなんださたんだろ?
ネズミはどこ?」
「さあ…
どこにもいないみたい…
向こうの部屋の中カラッポだよ。」
__. |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | | ノハヽヾ
| | | (。` ∬∬
| | ノハヽヾ"(__)) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |/(・o川川,_∪,.ゝ .∧∧
| ("(__))(_,,ハ_,,) (・-・ ) ̄ ̄`〜
| <.,_∪,.ゝ U U ̄UU
/ (_,,ハ_,,)
「あれ、こっちの壁から何か出てきた…」
「え?」
__. |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | |
.シューッ… | | ノハヽヾ
/ ̄ ̄/|_ ノハヽヾ ̄(´◇`; ∬ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | /|/(・-・o川. (:"(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ (:"(__) <.,,__∪ゝ ∧∧
| <.,,__∪ゝ (_,,ハ_,,) 〜' ̄ ̄( ・-・)
/ (_,,ハ_,,) UU ̄U U
/
/
/
「何か入ってるね…」
「石の棒と、ガラス瓶が…
ガラス瓶の底に、ほんの少しだけ白い粉が入ってる」
,,,,,,,,__、
 ゙゙゙゙̄"'''''''――---,,,,,,,,,,,,,__
_,二ニニ7!=!
__,,,,,,,,,,,---―''''''''"゙ ̄ |
'''''''"゙ ̄` |
|
|
____、 |
ィ,'""⌒ ` ̄^''',ュ |
.l,'”゙゙'''''''''''''''''''''''''"゚“,i| |
./^`゙'''¬―――''''''"゛‘'i、 |
.l゙ ト |
.| | |
.| | |
.| |''ー-,,,,_ |
.| | ^"'ー-,,,|
.| |,,,_ .゙フ┴i、
.| | `゙'''ー-,,,_ l゙ .'r‐-、,,,,_
.| _,,,,,,----------,,,,,,,、 | ``‐.i、.,_,,i´ `゙"'''ッ,
.√ `゙彳 _,,,,,,,,--ー'''''"゙^
`゙'''―----------ー'''"゛ ._,,,,,,,--ー''''''"゙゛
_,,,,,,,--ー''''''"゙゛
.__,,,,,,--ー''''''"゙゛
''''"゙
「その棒、上の部屋の睡眠学習椅子に使ってたのと同じものだね…」
「こっちの瓶は、その水槽の縁にのってたのと同じだよ」
__. |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | |
.シューッ… | | ノハヽヾ
//|_ .| / ̄ノノハヾ ̄ ̄ (´◇`; ∬ ̄ ̄ ̄ ̄
| | /三 |/ 川川o・) と(:"(__)
 ̄ ̄ ( つΠつ|| <.,,__∪ゝ
| <.,,____,.ゝ . (_,,ハ_,,) ∧∧
/ (._/(__) (  ̄ ̄`〜
/ U U ̄UU
/
/
「ねぇ、この瓶の底の方にちょっとだけ入ってる粉ミルクみたいな白い粉って、
ひょっとしたら、あのネズミが分解されて…」
「この棒もだよ、多分ネズミが生まれてから今までの記憶がこの中に入って
るんじゃないかって気がする…」
__. |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | |
| | | ノノハヾ ノハヽヾ
| | / ̄ ̄ ̄川川o;・)(。`; ∬∬ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |/ ( つΠ ||と ) . ∧∧
| <.,,____,,.ゝ <.,,____,,.ゝ . 〜' ̄ ̄( ・-・)
| (._/(__) (_,,ハ_,,) . UU ̄U U
/
「粉の方はともかく、棒が私たちが思った通りのものかどうかは、上の部屋
に戻れば確認できるね…」
「外の映画館でも、わかるかもしれないよ。
並んでる椅子はそっくりだったし…」
|
_______|
|\____.
_..|\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'\____ |l' ,|  ̄
| \\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\\ .||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| \\ .| .\\
\ \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノハヽヾ
\ | ̄ ̄ ̄ノノハヾ ̄ ̄(´◇`; ∬
\ | 川川o;・) ( つ||と) ∧∧
\ l__ ( つΠ <.,,____,,.ゝ 〜' ̄ ̄( ・-)
<.,,____,,.ゝ (._/(__) UU ̄U U
(._/(__)
「マコちゃん、どう…わかる?」
「うん…多分、これが受け皿だと思う…」
.| ________________
.| | |
__. | | |
| | | | |
| | | | |
| | | | ノハヽヾ |
| | | | (∬∬∬ |
| | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄[ ̄] と )") ̄ ̄ ̄ ̄~~
| | | ノノハヾ <.,____,.ゝ ∧∧
| | /'' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 川川o) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(_,,ハ_,,) ̄ ̄ ̄(・-・ ) ̄ ̄`〜
| | / . ("(__)) . U U ̄UU
| |/i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __ . i⌒⌒⌒~i
| __! |/ / ). __! |/ / ) .__! |/ / ) __! | .
| ( ( / ( ( / ( ( / (
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .  ̄ ̄ ̄ ̄
. i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __
「はじまるよ…」 ドックーン…
「ほんとに映画みたいだね…」 ドックーン…
.| ________________
.| | 、 _,,,,,,,,,..,,,、 ,,-.--、 |
__. | | / ` ゙ヽ, ,/ |
| | | | .''-,,、 |
| | | | i、 `、,. -- .''" |
| | | | `'‐ ./` |
| | | | `''"゛ |
| | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄[ ̄] ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | |
| | /'' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノノハヾ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. 〆ノハヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | / ∧∧ 川川o) ∬∬∬∬
| |/i⌒⌒⌒~i ) i⌒⌒⌒~i __ i⌒⌒⌒~i __ . i⌒⌒⌒~i
| __! |/ / ) __! |/ / ) .__! |/ / ) __! | .
| ( ( / ( ( / ( ( / (
『ケイ・クルセーダのノートより』
2月7日、ピラミッド内部を下降中のマコとアサミに合流すべく、私たちはこの
構造物の麓へと降り立った。
アナライザに送られてきていたマコの念写による見取り図のおかげで、入り
口の在処はすぐにわかった。
_,,. . -一 ''' "
_,,. . -一 ''' " ~´
_,,. . -一 ''' " ~´
_,,. .- 'l
_,,. .-− '' "´ |
_,,. .-− '' "´ | ,. ‐''"
| | ,. ‐''"´
| ノノハヾ ノノハヾ . ノノハヾ ノノハヾ
| ̄ γ(⌒)ヽ (^〜^0) ̄ ̄ ( `.∀´) . (^▽^ 从. (~≡~;ξ
| ⊂二二二⊃ と ) .( ゝ l ) ( y ゛(__) と) l と) )
| ( [∞o∞] )ゝ 、 ''| |'' , ノ <.,,___∪ゝ しゝ 、し ''|
| | ◎ | | | | | | | | | | . | \
| ( )(_(__) (__)_) (_(_) (_(__ )
,. ‐''"´
予定外であったのは、ここへきてサトー助教授が急に別行動をとりたいと
言い出したことだ。
「アナライザに定期的に送信されてくるクリップを見る限り、マコとアサミは、
危急の状態にはなさそうだ。
全員でぞろぞろ迎えに行くより、パーティを二つに分けて、一方は神殿の
内部を探るほうが、収穫は多いだろう…」というのが、彼の意見だ。
ノノハヾ
( `Ω´)
と V l つ
|'' , ノ
| | |
(__)_)
確かに、その意見にも一理はある。
だが、小人数のパーティを分割すると何かあったときの対処能力は人数の減
少度以上に低下するものだ。
止めるべきであったかも知れない。
が、助教授と助手という立場の違いもあって、サトー助教授に強く主張されると、
私としては否定しにくい。
結局彼はヘンリー・オズワルドと、ディック・フランシスを連れて神殿へ向かって
しまった。
ノノハヾ ノノハヾ 、、、、、 ノノハヾ
( ;`.∀´)∩ ∩(Θ<_Θ) ( ゚_>゚ ) ( `Ω´)
( ゝ lノ ヽ つ ( つ つ . ( ゝ V l )
|'' , ノ |'' , ノ |'' , ノ |'' , ノ
| | | 人 ヽノ 人 ヽノ . 人 Y
(__)_) (_(__) (_(__) (_, (__)
三人と別れた我々は、アナライザを道案内に見取り図の矢印とは逆向きに
通路を進み出したが、途中メアリが気になるものをみつけた。
いや、正確にはメアリがみつけなかったものが、私にとっては気になったと言
うべきか…
ピピー… ノノハヾ ノノハヾ ノノハヾ . ノノ
γ)⌒ ヽ .(^〜^0) (`.∀´ ) (^▽^ 从 (~≡
⊂二二二⊃ と と ) ( l ゝ ) ( y ゛(__) と) l
(0∞] ). ゝ 、 '| ゝ 、 ''| <.,,___∪ゝ . しゝ
|)) | . ヽノ 人 ヽノ 人 ヽノ 人 |
( ))) (__)_) (__) ,_). (__) ,_) (_
それは、我々の進んでいるメインの通路が、何本目かの枝道と交差したときの
ことだったが…
枝道を何気なく覗きこんでいたメアリが突然悲鳴をあげた。
.| |
.| |
.| _| . ノノハヾ
.| [ | / ξ;~≡~;ξ
.|  ̄| / . ((つY と))
.| | / し ''J
.| | ノノハヾ キャー…. 丿 \
.| | (^▽^ 从 ( (_(__) )
.|____|/と( y ゛(__)
.| <.,,___∪ゝ
.| | | |
.| (_(_) ノノハヾ
/ (∀´ )彡
/ ( l ゝ )
/ ゝ 、 ''ヽ
/ ノノハヾ / /ヽ )
/ (^〜^0) (⌒_) (__)
「どうしたの、メアリ…」
「みてください、あれ…
ネズミの足跡ですよ、気持ちが悪いーっ」
.| _|
.| [ | /
.|  ̄| /
.| | /
.| | ノノハヾ ノノハヾ
.| | (^▽^; 从 ノノハヾ (~≡~;ξ
.|____|/と( y ゛(__ (`.∀´ ) .と) l と) )
.| <.,,___∪ ( l ゝ ) しゝ 、し ''|
.| ノノハヾ | | | ゝ 、 ''| | \
.| ( 0) (_(_) | | | (_(__ )
/ ( ) (_(__)
/ |'' ノ
/ | | |
なるほど、その細い通路の床面は、これまで私たちが歩いてきた通路と違って
うっすらと埃に覆われており、その上にネズミの足跡が幾筋も残されていた。
足跡の多くは古いもののようだが、なかには最近つけられたばかりと思しい、非
常にくっきりした足跡もある。
「この足跡からすると。かなり体つきの小さなネズミね。
ドブネズミとかじやなく、クマネズミかハツカネズミだと思うわ…」
「どっちも、人間の建物に棲むネズミですよね」
「多分、はじめテンペスト荘に移り住んだ家ネズミが、何かのきっかけで、この
地下に降りてきたんでしょうね…
随分古そうな足跡もあるし、きっと彼らがここへ移住してきたのはかなり以前
だと思うわ」
.| _|
.| [ | /
.|  ̄| /
.| | /
.| | ノノハヾ ノノハヾ
.| | (^▽^; 从 ノノハヾ (~≡~;ξ
.|____|/と( y ゛(__ (`.∀´ ) .と) l と) )
.| <.,,___∪ ( ソ ゝ ) しゝ 、し ''|
.| ノノハヾ | | | ゝ 、 ''| | \
.| ( 0) (_(_) | | | (_(__ )
/ ( ) (_(__)
/ |'' ノ
/ | | |
「私、ネズミって大嫌いなんです。
死んでもこの通路には入りたくないなぁ…」
「まぁ、マコたちがいるのは、そっちじゃなさそうだから、その必要もないんだ
けどね…
まてよ…」
「どうしたんですか、ケイさん…」
.| _|
.| [ | /
.|  ̄| /
.| | /
.| | ノノハヾ ノノハヾ
.| | 从 ^▽^) ノノハヾ (~≡~;ξ
.|____|/と( y ゛(__ (`.∀´; ) .と) l と) )
.| <.,,___∪ ( ソ ゝ ) しゝ 、し ''|
.| ノノハヾ | | | ゝ 、 ''| | \
.| ( 0) (_(_) | | | (_(__ )
/ ( ) (_(__)
/ |'' ノ
/ | | |
「ひょっとすると、そっちの通路の方が今私たちが歩いている通路より
ずっとましかもしれないわ…」
.| _|
.| [ | /
.|  ̄| /
.| | /
.| | ノノハヾ ノノハヾ
.| | 从 ^▽^) ノノハヾ (~≡~;ξ
.|____|/ (__)" y )(`.∀´l|l) .と) l と) )
.| <∪___,,.ゝ( ソ ゝ ) しゝ 、し ''|
.| ノノハヾ | | | ゝ 、 ''| | \
.| ( 0) (_)_) | | | (_(__ )
/ ( ) (_(__)
/ |'' ノ
/ | | |
-----------------------------------------------------------------------
スレ汚し申し訳ございません。この続きはまた明日になります…
それにしても、ケイは一体何に気づいたのでしょう?
どうも鯖が重くて、最初の一こまを書き込んだとき、ブラウザが
「書き込みに失敗…」と、言ってきたので、同じコマをもう一度入れて
しまいました。
そのあとリロードしたら、最初のコマもちゃんと入っていたみたいです。
レスを無駄にしてしまって申し訳ございません。
どうぞ866については、無視して下さい…m(_ _;;;)m
作者さんオツカレさま
途中にレスが入ったので入れなおししたのかと思った
ねずみの映画の内容が激しくきになります
本当に毎日々ご苦労様です
ところでそろそろ次スレ考えたほうがいいですかね?
900近くになると埋め荒しが流行しているようなので。どうかな
作者さん乙です。相変わらず続きを期待させますねw
>>886 天麩羅はあらかじめ用意しておいたほうがいいでしょうね
だれか天婦羅作って
おおGJです
キャワイイ…
川o・-・)∬´▽`)ノ おはよー
作者さまいつもお疲れ様です
本当いつもいいところで…続き楽しみです
>>889 キャワイイ(´д`*) ポワン
たはは、可愛い…
しかし、無防備な顔で寝てるなぁ
ありがとう