もしも矢口がエッチな幼馴染だったら 2

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353やぐラブ ◆yagu8XjKM.
茶髪に小柄な身体…愛らしい顔…
恋愛に無頓着な僕でさえ彼女のことは知っている。
矢口真里…学年人気NO2の女の子だ…
基本的に髪の毛を染めたようなチャラチャラした女は嫌いだ。
でも彼女は特別だ、なぜなら一年の時から僕の「心のアイドル」だったのだから…
オナニーをする時も何度彼女を想った事か。
彼女もこのクラスに来たのか…しかし納得できる。彼女は常に学年トップ10内に入る成績だ。
泣き言は言いたくないが僕は彼女に現代文で1度も勝った事が無い。
今まで1度も同じクラスになったことが無かったがついに念願の同クラスに。
矢口さんは僕の隣の席に座って、窓の外を眺め始める。
先日の苛立ちが嘘のようだ、僕の心臓は慟哭で張り裂けそうだ…
これだ…こんな刺激が欲しかった…学校へ来る意義が初めて見つかったような気がする。

しかし、僕はあることに気付き気持ちを消沈させる。
僕が彼女に話しかけれるのか?今まで2年間見ていただけで話した事無いんだぞ…
彼女が僕みたいな勉強しか取り柄のない奴を相手にするわけがない、それにレベルが高すぎる。
現に彼女は学年のイケメンや先輩達にもモテモテじゃないか…僕に気が向くわけがない…
道を歩く時に雑草や小石にいちいち反応するか?彼女にとって僕はそんなもんだぞ。
いや…もっと酷いかも。ブロック塀の埃程度か、彼女にとって僕は?
僕に話しかけるなんて奇跡でも起きなきゃ無理だ。僕は頭を抱え塞ぎこんだ。

その時、奇跡は起きた…