もしも矢口がエッチな幼馴染だったら 2

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347やぐラブ ◆yagu8XjKM.
「心の中のアイドル」

僕は山本和樹。高校2年だ。僕の毎日は決まって単調なものだ。
学校へ行く、家に帰る、予習復習をする。何のために学校へ行っているのか?
彼女は当然いない…と言うより作る気は殆ど無い、勉強に追われて他のことに余裕が無い。
僕の通っている学校は県内屈指の進学校だ。
「結果を出せない奴は無意味。」と言っても良い。しかし、僕だけかもしれない勉強をいい訳にしているのは…
現にうちの学校にも青春を満喫している奴は山ほどいる。きっと毎日やりまくってるんだろうなぁ…
ロボットの様に単調な毎日を繰り返すのが嫌になってくる。
刺激が欲しい…この身が壊れそうなくらいの刺激が…
僕は勉強に全く身が入らない。勉強なんて本当はしたくないんだ…
本当はカラオケにも行きたい、彼女を作ってデートもしたい!
何のために勉強してるんだ、良い大学へ進学するため?
誰のためだよ、自分のためか?親の名誉のためか?
…それとも単に学年トップと言う下らないプライドが僕を駆り立てているのか。
くそ…苛立ちが止まらない。何に矛先を向ければいいのか…
もう寝よう…こんな状況で勉強しても時間の無駄だ…
僕はベッドに潜り込んだ…そういえば明日から3年になるんだっけ…
どうでも良い…単調な生活がまた1年間続くだけさ…
僕はそのまま眠りに付いた。

僕の新しいクラスは3−2。進学校の中でも超特進クラスと呼ばれている。
このクラスに入れる生徒はいわばエリート中のエリート。学年のトップ達だ。
僕は教室内を見回した。学年開始早々勉強している奴が殆どだ。
教室に入ってくる奴も僕みたいな下らない人間ばかりだ。深い溜め息が口から漏れる。
しかし、次に教室に入ってきた人物は僕の心を貫いた。