1 :
名無し募集中。。。:
2 :
名無し募集中。。。:04/06/26 00:07
保全する
3 :
名無し募集中。。。:04/06/26 00:14
はめる
4 :
名無し募集中。。。:04/06/26 00:16
鼻の穴に指を入れる
5 :
名無し募集中。。。:04/06/26 00:18
3点倒立した後、小一時間ほど悩む
6 :
名無し募集中。。。:04/06/26 00:19
パンパンはめる
7 :
名無し募集中。。。:04/06/26 00:20
自分の乳首をさわる。
8 :
名無し募集中。。。:04/06/26 00:21
おんぶする
9 :
名無し募集中。。。:04/06/26 00:22
股を枕がわりにする
10 :
名無し募集中。。。:04/06/26 00:25
とりあえず不法侵入だから通報
11 :
名無し募集中。。。:04/06/26 00:28
おいおい、3も落ちたのかよ
12 :
名無し募集中。。。:04/06/26 00:36
そっと道端に捨てる。
13 :
名無し募集中。。。:04/06/26 00:37
目玉に指いれて
ロンパリ直す
14 :
名無し募集中。。。:04/06/26 00:38
優しく話しかけてから↓
15 :
名無し募集中。。。:04/06/26 00:52
君にプライスレス
トゥルトゥルかどうか確かめる
落ちるの早いな。。。
18 :
名無し募集中。。。:04/06/26 00:59
>16
从;´ ヮ`;)ノシ <れいなはボーボーたい!
スイマセン、2スレ目の282レス目以降に更新された小説をどなたか貼っていただけませんでしょうか(ノд`゚)゚。
20 :
名無し募集中。。。:04/06/26 01:12
あ、さげちゃいましたスイマセン。。。
21 :
名無し募集中。。。:04/06/26 01:14
23 :
名無し募集中。。。:04/06/26 01:21
だれか1スレ目にのっていた小説を貼って頂けないでしょうか?
お願いします。
もう落ちそうで怖いよホゼ
25 :
名無し募集中。。。:04/06/26 01:49
寝返りを装って覆いかぶさってさらに寝たフリを続ける
しかし股間は正直だった・・・
76 名前:名無し交信中。。。[] 投稿日:04/06/08 00:36
「あいたたた…」
二日酔いの頭痛で俺は目を覚ました。
昨日の夜に居酒屋に飲みに行ったまでは覚えているが、どうやって帰ったのか覚えていないぐらい酔ってしまったようだ。
(酔ってヘマしてなきゃいいけどな…えっ!?)
俺の隣には誰か寝ていた。顔は見えないが髪型からすると明らかに小柄な女性だった。
(誰だ、この娘?)
その時、俺は自分が服を着ていない事に気付いた。
(まさか、俺はこの娘と…?)
布団をめくってみると、寝ている娘もどうやら裸のようだった。
「おい、起きろよ、朝だぞ…」
俺はとりあえず娘を起こす事にした。
「うーん、もう朝か…」
「えっ!」
目を覚ました娘を見て俺はビックリした。なぜならその娘はモーニング娘。の田中れいなちゃんだったからだ!
「れ、れいなちゃん?」
「あっ、おはよう。昨日は助けてくれてありがとう…」
ここで俺は昨日の出来事を思い出した。
(そうだ、居酒屋を出て帰る途中にからまれていた女の子を助けたんだった…じゃあれいなちゃんが助けた娘!?)
「君、モー娘。の田中れいなちゃん…だよね?」
「やっぱりバレたか。ピンポーン、正解でーす」
(俺はれいなちゃんと…ヤッちゃったのか?)
まさか本人に聞く事も出来ずにオロオロしていると、れいなが耳元に近づいてきて、
「Hしたの初めてだったんだから、責任とってね」
とささやいた。
[終わり]
157 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:04/06/08 17:38
なんかこういう始まりの小説が自然かなーとか思って書き出してみる
俺は飲んで記憶がなくなって家に帰宅した。
ピピピ・・・ ピピピ・・・
「あったまいてぇ・・・ もう朝か・・・」
ベットが狭い。身動きをとろうとするとなにか柔らかいものが肘に当たる。
「・・・?」
ベットの中に誰かいる・・・。俺は男と飲んでいたのでお持ち帰りするような女性はいない。
俺はおそるおそる布団から除く頭の下を確認する。
「れ、れいな・・・?」
田中れいな、という事実の前に俺は中学生をお持ち帰りしてしまったのかという罪悪感でいっぱいになる。
ひょっとしたらこれって犯罪じゃないか・・・ しかも俺は全裸。
『う、うん・・・ あ、おはよー・・・』
れいなが起きた。れいなはちょっと寝ぼけ顔で目をゴシゴシした。髪は寝癖がかっている。
俺が全裸なのに対してれいなは服を着ていた。
「お、おれっ・・・」
『お兄ちゃん・・・?』
れいなは苦悩する俺を不思議そうに眺めた。当然れいなは俺の妹ではない・・・
160 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:04/06/08 18:03
「いや、あの、その・・・」
俺は四苦八苦して必死に頭の中を整理しようとする・・・
『兄ちゃん朝から元気たい・・・』
俺は思考とは無関係に朝立ちしていた。そういえば隠すのも忘れてれいなの前にさらけ出している。
慌てて俺はシーツで隠すとれいなはニヤニヤして俺のをシーツごしに摩る。
「あ、ああ・・・ ダメだよ・・・」
れいなの手の感触とシーツのゴシゴシとした感覚が俺の脳内を刺激する。
『じゃあやめるとよ』
れいなはやめてしまった。中学生にこんなことさせてはいけない!
・・・と納得はしてみたものの確実に俺のブツが納得していなかった。シーツがそれにひっかかって落ちない。
『兄ちゃんはれいなをここに住ませてくれるとよね?』
「はぁ・・・?」
『住ませてくれるとよね? 事情は後で話すと。』
れいなは俺の亀頭の鈴口をtツメでグリグリする。俺は思わず快感で腰がひけた。
『このままいっちゃったら兄ちゃんに拒否権はなかとよ・・・? 住ませてくれるならちゃんといかしてあげると。』
俺はたまらず懇願する。
「わ、分かった・・・ 事情しだいで住ませてあげるから・・・」
れいなは無言でツメでグリグリする。
「分かったよ 住ませてあげるからツメは・・・」
れいなはそれを聞くとニヤッと笑いシーツをはいだ。
そしてプ二プ二にした手で俺のを一気にしごいた。これが噂の肉球・・・
そんなことを考える暇もなくれいなの手で俺はいかされてしまった。凄い勢いでれいなの顔にかかる。
そう、こんな俺たちのひょんなことから同棲生活がはじまったんだ・・・
187 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:04/06/09 03:00
「兄ちゃん、れいなお腹すいたっちゃ」
「図々しい奴だな〜、人様の家にいきなり転がり込んできたくせに・・・」
でもなんか俺も腹へってきたな・・・そういや朝飯の時間だもんな。
「よし、じゃあ食べるか・・・もちろんれいなをなァ!」
ガバァ!
俺はれいなに襲い掛かった。
「キャッ!兄ちゃん何するの・・・?」
「くっくっくっ・・・今から朝飯を食べるんだよ。今日は朝からご馳走だぜェ!キャッホーイ!」
俺はまずれいなのパンツを脱がし始めた。
「に、兄ちゃん、パンツはヤバイ、マジヤバイ、それだけはマジヤバイっちゃよ」
れいなはパンツを脱がされることを物凄く嫌がってる。何故だ?
「どうせテメーは俺に食われる運命にあるんだよォ!観念しやがれや!」
俺は強引にパンツを脱がした。
スパァァァーーーン・・・
「こっ、これはぁ〜〜〜!?」
214 名前:名無し募集中。。。[sage] 投稿日:04/06/10 03:08
(チチチチ・・・・・・・・・チュンチュン・・・・・)
「ん・・・んん〜・・・・・・・・・ふぁあぁ、朝かぁ・・・・・・(ボケー)」
寝ぼけ眼でふと自分の隣を見る
「あ・・・・・・猫だ・・・・・・カワイイなぁ・・・・・・」
「ん?・・・・・・猫?何で猫がうちにいるんだ?」
疑問に思いながら布団をめくる
「・・・・・・・・・あれ・・・なぁ〜んだ、よ〜く見たら女の子じゃん・・・・・・ふぁあ〜・・・・・・・・・・・!?」
一気に目が覚めた
「な、なんで俺の隣で女の子が寝てるんだ!?別に前日酔っ払ってなかったし・・・・・・しかもだいぶ若いなこの子・・・・・・」
おそるおそるその眠っている女の子に声をかけてみた
「・・・ねぇ・・・・・・ねぇ・・・君・・・・・起きて・・・くれるかな?・・・・・・・ねぇ、君・・・」
女の子が目を覚ました
『ん・・・・・・おはよう・・・』
「お、おはようじゃなくてさ!君・・・誰?それに何で俺んちでしかも隣で寝てたの!?」
『ああ、窓の鍵があいてたから・・・・・・だからちょっと・・・入ってみたの・・・・・・』
「ええっ!?何だよそれ・・・・・・」
『そしたら眠たくなったから寝ちゃったの!』
「はぁ・・・・・・そんで君名前は?・・・」
『うちは田中れいな!れいなって呼んでね!』
落ちるよりましか。。
224 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:04/06/10 17:25
新しい朝が来た・・・ 希望の朝だ・・・
とは言ったものの俺は大学が終わって一人帰っていた。
(中略)
ギリギリのところで俺は猫をトラックから助けることができた。
(中略)
『私は貴方に助けてもらった猫とよ』
「!!」
『人間になれたたいー! これでご主人様にいっぱい奉仕できるとよ!!』
「そんな展開ホイミンじゃあるまいしー!!」
(中略)
「・・・で、名前は?」
『れいなたい』
「とりあえず服買って・・・ あぁ、お袋とか他の連中にどう説明すりゃいいんだ・・・」
『にゃ〜』
「こら、抱きつくなって。悩んでるんだから・・・」
そう、止まった時計がこの日から動き始めたんだ
238 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:04/06/11 04:24
ああ・・・朝か。もっと寝ていてぇ。
寝返りをうとうとしたら布団の中で何かが当たっていることに気が付いた。
「何だこりゃ・・・ってオイ、女の子じゃねーか・・・」
動揺する気持ちを抑えながら俺はその寝てる子に声をかけてみた。
「あのー、君は誰かな?なんで俺の布団で寝てるの?」
女の子は眠たそうに目を擦りながら目を覚ました。
「んんん〜、兄ちゃんおはよー。早いんだね」
いや、早いんだねじゃなくて・・・っていうか兄ちゃんって何だよ・・・
「君は誰なんだよ!?どっから入ってきたんだ!」
「もぉ〜、兄ちゃん朝からそんなに怒鳴らんといて」
そう言うと女の子はいきなり俺のチンポをギュッと握った。
「あわわわ・・・何するんだよぉ・・・」
「兄ちゃん、朝から元気やね。いいよ、れいなが気持ちよくしてあげる」
れいなと名乗った女の子は俺のチンポを扱き始めた。
「ふふっ・・・こんなにエッチな汁出しちゃって。兄ちゃんはエッチっちゃね」
「ううっ、で、出ちゃうよぉ〜!」 ドピュッ
射精して手に付いた精液を舐めながられいなはニヤリと笑った。
そう、ここから俺たちの主人と奴隷の関係が始まったんだ・・・
268 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:04/06/12 13:44
>>224 と、いうわけでれいなと暮らし始めたわけだが。
とりあえず、実家に電話をかける
「あ〜、美咲か?』
『お兄ちゃん? なに、帰ってくるの? わーい!』
「違う違う。えーと、お前の服何個か送ってくれ。小さくて着れないのでもいいから。」
『へ? お兄ちゃん私の服なんかどうすんの?』
「バカ、着るんだよ」
『・・・。なに、お兄ちゃん妹の服着て快感をえるの? そんな・・・』
「バカ、違うぞ。ちょっとお前ぐらいの年で服が足りない可哀想な子がいてな・・・」
『ふーん・・・ そうなの? 分かった。あ、お兄ちゃん小学生に手出しちゃだめだよ?』
「バカ、出すか。じゃあ頼むぞ(中学生ぐらいだと思うけど・・・ なら、いいよな。)」
(心配だなぁ・・・ お兄ちゃん年下好きだし・・・ でも、変な虫がつけば私が・・・!)
当面のれいなの服は・・・ 俺が買いに行くしかないよな。
「れいな・・・ 服を・・・」
『にゃ〜?』
「ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!! 」
れいなが隣で寝てたときは裸だったので、当然タオルだけの格好なんてさせてられないため(俺の理性が・・・)
れいなに適当に着れそうな服を着ておけ、と言ったられいなは俺のポロシャツのみを着ていた。
当然サイズが合わずにダボダボで、それがなんか興奮する。
『服とね? ・・・ご主人どしたと?』
思わずれいなを抱きしめてしまう。あぁ、華奢で柔らかい。
『ご主人あついとよ・・・』
そんな昼過ぎの午後。さて、服を買いに行こう。
その前に、適当にTシャツとGパンでもはかせないとまずいな。二人ならこれでいいけど♪
180 名無し募集中。。。 sage 04/06/21 05:18
「ん〜・・・・・」(ガバッ!)
「ダメだ!こんなジメジメして蒸し暑いと全然満足に眠れねぇッ!!」(むにゅ)
「ん?何だこの感触・・・布団?・・・・・・じゃないな・・・(むにゅ)・・・あれ?」
『・・・あん!』
「うわぁあぁぁあぁッ!!ななな何だぁ!?」(部屋の電気をつける)
「えぇぇえぇッ!?おっぱい!?・・・・・・ん?・・・だ、誰だよ!?何で俺の部屋なんかに、しかも隣で寝てるよ!」
『・・・う〜ん・・・うるさいなぁ・・・・・・何よぉ・・・うるさくて寝れないじゃん』(ゴシゴシ)
「ねぇ・・・君・・・誰?何でここに居るんですか?」
『・・・・・・何?私はれいなだよ・・・ってあれ?何でご主人と喋れてるんだ?・・・・・・あ―――っ!!!!』
『な、何で私人間になってるのぉ!?何で!?ヤバくない!?ヤバくない!?』
「へ?・・・何言ってんのかわかんないんだけどさ」
『ご主人!私はれいなだよ!ご主人の飼い猫のれいな!れ・い・な!』
「嘘言うなよ、飼い猫のれいなは他の部屋に居るだろ?お〜いれいなー!出ておいでー!」(他の部屋に探しにいく)
『だからご主人!私がれいなだって!何でか知らないけど猫から人間の姿になっちゃったの!』
「またまた、君・・・イイ加減にしろよ」
『(そうだ!)ほら、見てここの傷!(服を脱ぐ)れいながヘマしてついた傷!ご主人が治してくれた傷!』
「お、お、おい!いきなり裸になるなよコラ!・・・・・・・・・ほ、ホントだ・・・その傷・・・・・・れいなの傷跡がある所と同じ場所にある・・・・・・それじゃあ本当に・・・」
『うん!何でかしんないけど私はれいなだよ!猫から人間になったれいなだよ!』
36 :
名無し募集中。。。:04/06/26 02:14
貼ってくれてる人ありがとう、なんかすごい感動した、人の温かみに触れたって感じです。
こんなもんか。
皆さん1〜2回で更新止まってますw
38 :
名無し募集中。。。:04/06/26 02:28
本当に貼ってくれている人ありがとうございます。
結構前スレって小説あるんですね、大変そうなので2スレ目の311さんの
1スレ目に乗ってた小説だけでいいので載せていただけないでしょうか?
39 :
名無し募集中。。。:04/06/26 02:29
40 :
名無し募集中。。。:04/06/26 02:41
いいやつ多いな
41 :
名無し募集中。。。:04/06/26 02:44
おおっ、俺が書いたやつが2つあるw
42 :
名無し募集中。。。:04/06/26 03:01
43 :
名無し募集中。。。:04/06/26 03:03
ちょっとおもしろかった
44 :
名無し募集中。。。:04/06/26 03:42
とりあえずほぜむ
46 :
名無し募集中。。。:04/06/26 04:12
>>44 ありがとうございます、これで満足して寝れます
47 :
名無し募集中。。。:04/06/26 04:43
48 :
名無し募集中。。。:04/06/26 05:43
49 :
名無し募集中。。。:04/06/26 06:44
50 :
名無し募集中。。。:04/06/26 07:44
51 :
名無し募集中。。。:04/06/26 07:53
気づいたときに保全
52 :
名無し募集中。。。:04/06/26 07:54
優しく鼻フックをとってあげる
とれねーよ
53 :
名無し募集中。。。:04/06/26 08:45
54 :
名無し募集中。。。:04/06/26 09:23
確認する
55 :
名無し募集中。。。:04/06/26 09:45
結局のところ番号とメルアド聞いて、その後仲良くなるのが普通じゃないか?
57 :
名無し募集中。。。:04/06/26 10:35
裸にしてデジカメで撮影じゃないか
58 :
名無し募集中。。。:04/06/26 10:37
ノノハヽo∈
从 `,_っ´)y━~~<アホばっかたい
59 :
名無し募集中。。。:04/06/26 11:07
なんね
60 :
名無し募集中。。。:04/06/26 11:59
正直に告白する
61 :
名無し募集中。。。:04/06/26 12:50
62 :
名無し募集中。。。 :04/06/26 13:57
保
63 :
名無し募集中。。。:04/06/26 14:14
暇だし小説書くわ
読んでね
64 :
名無し募集中。。。:04/06/26 14:20
65 :
名無し募集中。。。:04/06/26 14:21
「ん〜・・・・・・」
寝ぼけ眼で腕時計を見る。
・・・まだ7時だ。もう一眠りしようと俺は寝返りを打った。
ぷに
!!??!?!?!!?
ん!?何かがいる!?
俺はとっさに布団をはぐった。
「うわあああぁああああぁぁぁぁ!!!え、え、え!?!?」
そこには小柄な中学生ぐらいの女の子がいた。
しかも、下着しか身に付けていない。
「んぅ〜・・・? なんね?こんな朝早くから大声出してぇ・・・。」
66 :
名無し募集中。。。:04/06/26 14:27
・・・は!?何なの!?このメチャメチャ可愛い生き物は!?
てか、何で俺のベッドにいんの!?しかも下着ぃ!?・・・俺、ヤッちゃった?
え、中学生相手にドーテー卒業!?ありえれいな!!!
・・・って、落ち着け、俺。
「・・・キミ・・・。っっっ!?!?!?」
俺は女の子に声をかけようとしたが、
女の子の顔を見た瞬間、声が出なくなった。
「れ、れいなちゃん!?!?!?は!?え!?!?ほんものぉぉぉぉぉーーー」
「・・・だぁかぁらぁ!朝っぱらから大声出さんとよ!頭いたぃ・・・」
67 :
名無し募集中。。。:04/06/26 14:33
何だ?この展開・・・。昨日、2ちゃんで見たスレみたいな展開じゃないか
朝起きたらとなりにれいな。それが現実に!?
「・・・田中・・・れいなちゃんだよねぇ・・・?」
「そうたい!知っちょるんやね!!モー娘のエース田中れいなっちゃ!」
・・・本物じゃないか・・・
「で、れいなちゃんはどうしてここに・・・。そんなカッコで・・・。」
俺はやっと少し冷静さを取り戻して、れいなの姿を見つめた。
と、俺のモノは急に元気になってしまった。
まぁ当たり前かも知れない。あの田中れいなが俺の目の前で下着姿になっている。
これで立たないワケがない。
68 :
名無し募集中。。。:04/06/26 14:40
「どうしてって・・・。昨日の晩、れいなが一人で公園にいたとこを
おにぃちゃんが助けてくれたったい。忘れたと?」
・・・そうだったっけ・・・???
昨日、俺は久々に飲んでベロベロに酔っ払って・・・そのあと・・・
あ〜!!!思い出した。そうだ。真夜中の公園のブランコに女の子が一人で
座っていたから声かけたんだった!「どうしたの?」って。
ん?でも何で下着姿なのかを聞いてないぞ?
「思い出したよ。で、俺とれいなちゃんは昨日・・・」
俺は言い掛けて口ごもってしまった。
「やったとよ!!!」
ビクッ 俺のチンコが反応する。
「え、やったって何を・・・。」
「決まってるったい!!えっちっちゃ!」
・・・・・・・・・・・・
69 :
名無し募集中。。。:04/06/26 14:46
いいよ いいよ〜
70 :
名無し募集中。。。:04/06/26 14:50
お、俺はれいなちゃんとやったのか・・・?
俺がボーッと昨日のことを思い出そうとしていると
「ぁあ〜・・・何かおなかが減ってきたとよ・・・。
おにぃちゃん、朝ごはんにするたい!」
あ〜もう、なんなんだよ一体・・・
まぁいいか。まずはご飯食べるか
「分かった。ご飯にしようか。れいなちゃん、パンでいい?」
「豚骨ラーメンがいいったい!!!」
「え、朝からラーメン!?」
「うんっ。ある〜?」
「カップでよければあるけど・・・。」
「OKたい!お湯、沸いてるぅ〜?」
「ゴメン、今から沸かさなきゃ。」
「じゃ、れいな、沸かす〜」
・・・さすが福岡人。って、そんなことはいいんだけど服着ろ、服っ!!!
71 :
名無し募集中。。。:04/06/26 14:59
「ちょっ、れいなちゃん!まずは服、着ようよ!」
このままでいられたら俺の理性が保てそうもない。
無防備なれいなちゃんを押し倒してしまいそうだ。
「え〜、涼しくて気持ちいいったい〜!」
・・・どこまで無防備なんだよ
「とゆぅか、服は、やったあと公園に置いてきちゃったばい。
覚えてないと?」
!!!!えええええ!!!!!!や、野外プレイですか!?
しかも会ってすぐにやったの!? いくら酔ってたとはいえ俺って・・・ ハァ
「・・・ごめんなさい。」
「へ? 別に、いいとよ!こうしておにぃちゃんの家に置いてもらってるんだし。」
「・・・れいなちゃん。昨日のこと、俺、まったく忘れてるんだよね・・・。
俺、れいなちゃんに何しちゃったの?」
72 :
名無し募集中。。。:04/06/26 15:00
終
73 :
名無し募集中。。。:04/06/26 15:01
終わらすな。気にせず頑張って
期待ほ
75 :
名無し募集中。。。 :04/06/26 16:13
ほ
76 :
名無し募集中。。。:04/06/26 17:27
从 ´ ヮ`)
77 :
名無し募集中。。。:04/06/26 17:28
できるとき保全
78 :
名無し募集中。。。:04/06/26 18:56
保全してみる
保全してみた
保全って何
81 :
名無し募集中。。。:04/06/26 21:16
82 :
名無し募集中。。。:04/06/26 21:19
保全するか
もまいら保全わるつの時間ですよ
84 :
名無し募集中。。。:04/06/26 21:45
>>80 「保田こそ我が心の全て」の略。娘。ヲタの魂の礎。
文章の語尾に付ける事で娘。ヲタとしての自覚を促す役割を持つ。
85 :
名無し募集中。。。:04/06/26 21:46
86 :
名無し募集中。。。:04/06/26 21:55
そうだったのか保全
87 :
名無し募集中。。。:04/06/26 21:56
もう涙がこぼれ落ちないように保全
88 :
名無し募集中。。。:04/06/26 22:00
89 :
名無し募集中。。。:04/06/26 22:46
g
90 :
名無し募集中。。。:04/06/26 23:01
ゎるつ結局良く和姦ねホ
それがれいなの胸の痣と同じものであることは、もはや考えるまでもなかった。
間近で見る“それ”は本当に気味が悪く、胃液が煮え返るような感覚に陥った。
手で触ってみるとそこだけ感覚がなかった。
逆に手の方には痣の奇妙な感触が伝わってきて、俺は軽く眩暈がした。
人間の肌とは思えなかった。
それはまるで腐った、死人の皮膚だった。
れいなからは次の日にすぐ電話があった。
「時間できたよ。あのアパート今日行こー」
昼を過ぎてから家まで迎えに行った。
れいなは車を見つけると笑顔で手を振りながら走って来たが、
車に乗り込み俺の顔を見た途端、その表情を崩してしまった。
「それ・・・」
「へへへ、俺も見ちゃったよ、夢。起きたらできてた。れいなと一緒だね」
れいなは不安そうに俺の顔を見ていたが、やがて俯き、黙ってしまった。
俺も何と言えばいいのか分からなかったので、特に声をかけることもなく黙っていた。
しばらく車を走らせていると、れいなが「停めて」と呟いた。
ウィンカーを出して道の端に寄せると、れいなは車を出て目の前にあった薬局に入っていった。
何だろう?と不思議に思っていると、小さなビニール袋を手に持ってすぐに出てきた。
そして黙ってまた車に乗り込んできた。
「何?どうしたの?」
れいなは袋の中からバンソウコウを取り出した。
「こっち向いて」
俺が顔を向けると、れいなは両手でバンソウコウを広げ、俺の右目のまぶた、つまり痣の上に、それを優しく貼った。
れいながあまりに顔を接近させてそれをやるので、俺はドキっとした。
「あんまり見たくないの・・・ごめんね、勝手で。それ貼っといて」
「い、いや全然・・・、ありがとう。へへ、ボクサーみたいでかっこいいな」
俺はふざけて笑ってみせたが、れいなはまた俯いてしまった。
痣のことをれいながどう思っているのかは分からなかったが、俺自身はそれほど動揺していなかった。
むしろ喜んでいたくらいだ。れいなと同じ境遇にある、れいなと同じ悩みを抱えているということが、
何故か無性に嬉しかった。同じ傷を負った人間が近くにることで、れいなの痛みが少しでも和らげばと思った。
そんなこと、れいなに言ったら怒られるだろうけど・・・。
落ち着いてから夢の話をした。
れいなは「私の見たのとほとんど同じだ・・・怖すぎ、もう眠れん・・・」と、泣きそうになっていた。
しかし俺が一人で池袋のアパートに行った話をすると、今度は声を荒げて怒り始めた。
「なんで勝手に行くと!?れいなも一緒に行くって言ったのに!」
「ごめんごめん。じっとしていられなかったんだよ。でもダメだった。
オヤジ超怖い人でさ・・・俺びびっちゃったよ。二人ともかなりこたえてる様子だった。当たり前か」
「え、だめだったの?じゃあどうするの?今どこに向かってるの?」
「恭子ちゃんが飛び降りたっていうマンション。あと、それを目撃したって子が、彼女の同級生らしいんだ。
その子にもちょっと会って話聞いてみたいな。また小学校の事務室行って住所とか聞かなきゃだけど」
「飛び降り自殺の現場・・・・・・怖いな・・・」
俺も怖かった。だってもう、何が起こっても不思議じゃないから・・・。
少し迷いながらも、ネットで調べた情報を頼りに何とかそのマンションに到着できた。
いたって普通の建物だったが、脳裏にあの夢を焼き付けられた俺達には、それはとても陰惨で、不気味なものに見えた。
俺達はエレベーターで6階まで昇った。恭子が飛び降りた階だ。最上階らしかった。
エレベーターが開くと、れいなは身を屈めさせて、露出した腕を両手でさすり始めた。
「何か・・・寒気しない?」
「気のせいだろ・・・。あんな夢見ちゃったから。それに風もあるしな・・」
俺も背筋がぞっとしたが、気のせいだ気のせいだと自分に言い聞かせた。
エレベーターから降りると、目の前に細長い通路があって、その左手に601〜605号までの部屋、
右手にれいなより少し背の低い壁があって、そこからはるか下の道路が覗けた。
「飛び降りるとしたらここからか・・・」
俺は両手で壁をしっかり掴み、道路を見下ろした。あまりの高さにぞっとした。
「花とかないんだね。よく交通事故で死んじゃった人とかさ、事故現場に花が置かれてるじゃん。
ここにはないね。何だか寂しいね・・・」
「そういや、そうだな・・・。まあ自殺だしな」
後ろから誰かに押されるんじゃないかというバカみたいな恐怖心で、二人とも腰が引けていた。
当たり前だが特に新しい発見もなさそうだったので、俺達は逃げるようにその場を去った。
マンションに入ってから出るまで俺達は誰にも会わなかった。
それがまた不気味だった。
それから俺達は小学校に行った。
れいなが「目撃者の女の子のことについては一人で聞いてくる」と言って聞かなかった。
どうやら浜村宅に俺が一人で行ったことを根に持っているらしかった。
確かにれいな一人の方がかえって怪しくないかなと思い、俺はその案にオッケーした。
れいなは遊園地にでも行くかのようにルンルンで学校に入って行った。
何がそんなに楽しいんだか・・・探偵ごっこかよ
その後姿を見て、やっぱりまだ子どもだなと、俺は微笑ましく思った。
俺が車で待っていると、れいなは15分ほどで玄関から出てきた。
満面の笑みで車に向かって来ながら、拳を握って親指を突き立てていた。
「へっへ〜、やりました。こないだと同じ女の人で良かったぁ。
でも『あなた学校は?』って聞かれて超焦った!テスト週間ですって言っといたけど。れいなあったまイイなぁ〜」
「わ、分かった分かった、偉い偉い。で?どこまで聞けたの?」
「目撃者の女の子は、佐藤恵美ちゃん。今6年生ね。写真見せてもらった。住所も聞こうと思ったんだけど、
『校内放送で呼ぼうか?』って言われたから、ヤバイと思って、断って住所聞かずに逃げてきちゃったよ」
「は?おい!住所聞かないでどうすんだよ!それなら放送で呼んでもらった方が・・・」
「大丈夫だって。れいな、写真で顔見たから。校門に回って出て来るまで待とうよ。もうすぐ下校時間でしょ?」
「しょ、しょうがねぇな・・・」
れいなが意外にも計画的だったので、俺は文句の付けようがなく、言葉に詰まってしまった。
時刻は3時過ぎだった。俺達は下校時刻まで、車の中で待つことにした。
('A`)イイカゲンもう終わらそう・・・
98 :
名無し募集中。。。:04/06/26 23:33
GJ!がんがれ
99 :
名無し募集中。。。:04/06/26 23:45
きたぞきたぞー!
100 :
名無し募集中。。。:04/06/27 00:42
ほ
101 :
名無し募集中。。。:04/06/27 00:46
102 :
名無し募集中。。。:04/06/27 00:46
パンナコッタでも作るよ
103 :
名無し募集中。。。:04/06/27 01:16
104 :
名無し募集中。。。:04/06/27 01:18
さて、トゥルトゥルれいなの新作いくか
105 :
名無し募集中。。。:04/06/27 01:20
保全寝、起きたられいにゃ(新作)が居てくれることを
106 :
名無し募集中。。。:04/06/27 01:36
>>29 保田さんに知らせようか。この人ならなんとかしてくれるかも。
全然毛が生えてないれいなのアソコはまぶしい輝きを放っている。
しかし、もう生えててもいい年齢なのに何故生えてないんだろう?
まったく毛が生えてないアソコを見ながら俺は電話を手に取った。
するとれいなが急に立ち上がった!
107 :
名無し募集中。。。:04/06/27 02:00
108 :
名無し募集中。。。:04/06/27 02:41
ほ
109 :
名無し募集中。。。:04/06/27 03:42
ぜ
110 :
名無し募集中。。。:04/06/27 04:08
111 :
名無し募集中。。。:04/06/27 05:20
ん
112 :
名無し募集中。。。:04/06/27 06:00
うちのn
113 :
名無し募集中。。。 :04/06/27 06:40
ほ
114 :
名無し募集中。。。:04/06/27 07:38
待ってた甲斐があったわ〜
115 :
名無し募集中。。。 :04/06/27 07:51
一瞬驚くが、気づかないふりして
相手が起きるまでそのまま寝続ける
116 :
名無し募集中。。。:04/06/27 08:05
映像製作会社で働いているんだけど、これ企画化したいなあ。
2時間もののサスペンスドラマでもよし、
本格的ホラー映画でもよし。
でも、これはやっぱれいなだからこそ感情移入出来る。
それが悔しい。
117 :
名無し募集中。。。:04/06/27 08:08
118 :
名無し募集中。。。:04/06/27 08:44
映画作りが楽しそうでうらやましいと思ったの秘密だ
119 :
名無し募集中。。。:04/06/27 08:50
120 :
名無し募集中。。。:04/06/27 10:26
できるときに保全
ハロモニ前保全
122 :
名無し募集中。。。:04/06/27 11:30
>>116 制作会社勤めてるんなら
れいな主演で企画出しちゃえよ
123 :
名無し募集中。。。:04/06/27 12:29
けど男と絡むの見たくないよな、悲しすぎる
124 :
名無し募集中。。。:04/06/27 13:29
125 :
名無し募集中。。。:04/06/27 14:39
geso
126 :
名無し募集中。。。 :04/06/27 15:29
男役は俺がやれば無問題
127 :
名無し募集中。。。:04/06/27 15:49
男役オーディション開催
128 :
名無し募集中。。。:04/06/27 15:59
ヨッスィーでいいや
129 :
名無し募集中。。。:04/06/27 16:14
男役は寺田の悪寒
130 :
名無し募集中。。。:04/06/27 16:16
131 :
名無し募集中。。。:04/06/27 16:20
ヾ 从 ;` ヮ´;)ノ<こっちから願い下げたい!
132 :
名無し募集中。。。:04/06/27 16:48
この調子だと300までは期待できるな穂
133 :
名無し募集中。。。 :04/06/27 16:48
のりりんでいいよ
134 :
名無し募集中。。。:04/06/27 17:42
从 ´ ヮ`)
135 :
名無し募集中。。。:04/06/27 18:42
げそ
136 :
名無し募集中。。。:04/06/27 19:26
137 :
名無し募集中。。。:04/06/27 20:13
138 :
名無し募集中。。。:04/06/27 20:32
れいなほ
139 :
名無し募集中。。。 :04/06/27 21:04
ほ
140 :
名無し募集中。。。:04/06/27 21:49
ぃ
141 :
名無し募集中。。。:04/06/27 21:53
み
なんだちみは?
>>96続き
「あいつら許せないって言ってたな、恭子ちゃん」
「イジメ・・・誰なんだろう。でも警察にも分かんなかったんでしょ?うちらに
分かるわけないよ・・・。分かったとしても、それで恭子ちゃんが生き返るわけでもないし・・・」
「よく言うだろ?現世に未練があると成仏できないって。そいつらが捕まらないで
のほほんと生活してるのが許せないんだよ、きっと。ほんっとに夢みたいな話だけど、
俺達なら信じられるはずだぜ?俺とれいなの手で恭子ちゃんを救ってやるんだ。
警察には幽霊が見える?見えないよな。これは俺達にしか解決できない問題なんだ。
・・・まあ俺らも幽霊見たわけじゃないけど・・・」
俺達はしばらく車の中で、そんな他人が聞いたら間違いなくバカにするような話をした。
やがて話は逸れて行き、れいなの世間話になった。
仕事のこと、家族のこと、最近聴いている音楽、最近作った料理・・・
生二人ゴトだ・・・れいなとあなた、れいなと俺だ。
俺は黙って聞いていたので、ほぼれいなの一人ゴトだったが・・・。
俺は楽しそうに話すれいなの顔を、適当に相槌を打ちながらじっと見ていた。
もう本当にありえれいなくらい愛らしかった。
俺は胸が熱くなって、ワケの分からないことを聞いてしまった。
「れいなは・・・どうなの?どんな人がタイプなの?」
「え?何て?」
「いやだから・・・その・・・同じくらいの年齢の人じゃないとダメとか・・・」
「あー!何これー!かわいい!」
俺の質問をそっちのけで、れいなは助手席の引き出しから円錐の形をした、つららのような
キーホルダーを見つけてはしゃいだ。プラスチックでできたそれは透明なエメラルドグリーンで、
縦が3〜4センチほどの、少し大きめのものだった。
「ああ、それ会社で貰ったんだよ。何かの景品だったと思う。良かったらあげるよ。
俺キーホルダーとかストラップとか、あんま使わないし」
「まじ!?くれるの?ありがとー!」
れいながあまりに喜んでくれるので、俺は嬉しかった。ただ「かわいいかぁ?」とは思った。
女の子の感性はよく分からない・・。
「まじでありがとー、キレ〜イ。どっかに付けるねっ。で?何だっけ?何か言いかけてなかった?」
「え?ああ・・・いや、何でもない」
俺は恥ずかしくなって聞くのを止めた。
会話もなくなり、何気なく窓の外に視線を向けていると、校内でチャイムが鳴った。
間もなくして生徒達がぞろぞろと下校し始めた。
「お、おい。こんな大勢の中から見つけられるのかよ」
「ちょっと黙っとって!集中するから」
れいなはそう言って身を乗り出し、校門を凝視し始めた。
車は校門から20メートルほど離れたところに停めてあったので、あまり目のよくない
俺には生徒の区別はほとんどつかなかった。
それから5分ほど経った頃、れいなが「あ!」と叫んだ。
「いた?」
「うん。あの茶色い鞄の子。恵美ちゃん」
れいなはそう言って指差した。鞄の区別は俺にも付いた。
「ど、どうすると?」
「どうしよう。俺が行ったら誘拐だと思われちゃうよ」
「じゃあ二人で行こ」
「うん。ちょっと大通りに出てからのがいいな」
俺は広い通りに出るまで徐行で恵美の後を付けた。怪しさ全開だった。
幸い恵美は独りで歩いていた。適当な場所に車を停め、俺とれいなは彼女に走り寄った。
そして後ろから名前を呼んだ。
「佐藤、恵美ちゃん?」
恵美は驚いた顔で振り返り、俺達の顔を交互に見た後、今度は怯えた表情をした。
「怖がらないで、俺達は別に怪しい者じゃないよ」
「恭子ちゃんのことでちょっと聞きたいことがあるんだけど、今いい?」
「恭子・・ちゃん・・?警察の人ですか?」
恵美はれいなよりも身長が高く、顔も声もおっとりしているため、小学生にしてはずいぶん大人びて見えた。
「違う違う。違うけど・・・まあそんなとこかな。恭子ちゃんの自殺の原因について調べてるんだ。
知ってることがあったら教えてくれないかな」
「え・・でも、あたし・・・もう全部話しました・・・」
「嫌だとは思うけど、もう一度知ってることを全部話してくれないかな」
「いや本当に何も・・・。」
「恭子ちゃんはイジメが原因で、その・・・じ、自殺しちゃったんでしょ?一体誰が恭子ちゃんを?」
「イジメなんて・・・そんなもの・・。恭子ちゃんを妬んだ何人かがシカトしようって言ったくらいで・・・」
「妬んだ?何を?」
「恭子ちゃん可愛くて、人気者だったから、あんまり、そういうのを面白く思ってなかった子達がいて・・・
でもそれで自殺だなんて、そんな・・・イジメなんて呼べるものではなかったです。恭子ちゃんは友達が
多かったから、そんな2〜3人に無視されるくらい、どうってことないと思ってた・・・」
「他に原因は考えられない?恵美ちゃんは親友だったんでしょ?もっと陰でイジメてる人がいたとか」
「恭子ちゃんとは仲が良かったですけど、そんな話は一度も・・・」
「よく思い出して。ほんのささいなことでもいいんだ。学校で変わったこととかなかった?」
「あの・・・歩きながらでもいいですか?あたし、塾があるんです」
恵美はそう言ってスタスタ歩き出した。
俺とれいなは、恵美を挟むような形で後を付いて行った。
歩きながら恵美は話した。
「変わったこと・・・半年も前のことだから、あまり覚えてないですけど・・・
特に変わったことはなかったと思います。あの日の前日も、普通に一緒に下校したし・・・」
「あの日・・・そうだ。あの日、12月17日。君はなんであのマンションにいたんだ?
恭子ちゃんの自殺に居合わせたのは偶然?」
俺は親友を自殺で亡くした若干12歳の少女の気持ちも考えず、ずけずけと無神経な質問を投げかけた。
れいなに睨まれ、反省したが、恵美はそれでもちゃんと答えてくれた。
「あの日、ってゆーか、あのマンション。二人でよくあそこで遊んだんです。あそこは
去年の11月頃まで普通の人でも簡単に屋上まで上がれたんです。11月に入ってから、
危ないからって鎖の鍵で入れないようになったんですけど。あたし達二人で遊ぶ時はだいたい
あそこの屋上で歌を歌ったりしてました。
あの日は、冬休み前で学校は午前中だけだったんですけど、恭子ちゃんは来ませんでした。
でも風邪が流行っていて、他の子達も何人か休んでいて・・・だから特別おかしいとは
思いませんでした。でもあたしが家に帰って、遊びに行こうと道を歩いていたら、遠くの方に
恭子ちゃんみたいな人が見えたんです。制服を着ていたのでまさかとは思ったけど、
あのマンションに向かっていたから、あたし、走って後を追ったんです。そしたらやっぱり
マンションにいて・・・。6階からぼーっと空を見てました。制服を着ていたから、
あれ?って思いました。学校に来たのかなって。呼んでも答えないから、あたしも6階に
上ったんです。エレベーターが開くと、恭子ちゃんはあたしを見ました。それでニコって
笑って、何かぼそっと言ったんです。よく聞き取れなかったけど、『やっぱり屋上には行け
なかったよ』とか、そんなことだったと思います。それであたしが近づこうとしたら、
恭子ちゃん・・・壁の上に上って・・・そのまま・・・」
恵美はそこまで話すと、泣きはしなかったが、辛そうにして喋るのを止めた。
俺もそれ以上自殺のことを聞くのは悪いと思い、適当に関係のないことを聞いてみた。
「あ、あのさ・・・恭子ちゃんって、どんな子だったの?」
「すっごくいい子。優しいし、頭いいし、人気者だったし。モー娘が大好きでした」
れいなはチラっと俺の方を見てから、帽子を深く被り直した。
「モー娘に入りたいってずっと言ってたなぁ。マンションの屋上で歌う歌も、ほとんどモー娘の曲でした。
特にシャボン玉っていう曲が大好きで、あればっか歌ってました。ダンスも完璧に覚えて。
かっこ良かったですよ。あたしも散々聴かされて、その内に大好きになりました。
いつか一緒にオーディション受けようねって言ってたなぁ・・・かわいそうだなぁ・・・」
バカだった。話題を逸らせても恭子の話をする以上、結局は悲しい話になってしまうのだ。
もう特に聞きたいことはなかったのだが、だらだら歩いている内に結局恵美の家まで来てしまっていた。
「じゃあ・・・家着いたから・・・もういいですか?」
「ああ、ありがとう。話してくれてすごく助かったよ」
恵美は会釈をして玄関に向かおうとしたが、「そうだ」と言ってまたこちらを振り返った。
「あのぉ・・・これはたぶん見間違えだと思うんですけど・・・エレベーターから恭子ちゃんまで、
結構距離あったから・・・ちゃんとは見えなかったし・・・」
「え、何?」
俺がそう聞くと、恵美は自信なさげに話した。
「恭子ちゃん、右目が何かおかしかったような気がするんです。すごい腫れていたような・・・。
あと・・・胸を苦しそうに押さえていました・・・」
俺とれいなは顔を見合わせた。
('A`)ナゲ・・・ゴメンもうちょいで終わらせマス
151 :
名無し募集中。。。:04/06/27 22:22
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
GJ!
152 :
名無し募集中。。。:04/06/27 22:35
ドキドキ
153 :
名無し募集中。。。:04/06/27 22:36
乙です!
続きが気になる。。
154 :
名無し募集中。。。:04/06/27 22:42
おー!ずいぶん話がみえてきたー!
期待期待
155 :
名無し募集中。。。:04/06/27 23:19
ほ
156 :
名無し募集中。。。:04/06/27 23:55
乙〜
確信が
157 :
名無し募集中。。。:04/06/28 00:34
乙
158 :
名無し募集中。。。:04/06/28 00:40
ぜ
159 :
名無し募集中。。。:04/06/28 01:13
ん
160 :
名無し募集中。。。:04/06/28 02:20
ほ
161 :
アルティマニア:04/06/28 02:22
162 :
名無し募集中。。。:04/06/28 02:41
怖いから開かない
163 :
名無し募集中。。。:04/06/28 04:28
ほ
164 :
名無し募集中。。。:04/06/28 05:33
165 :
名無し募集中。。。:04/06/28 07:00
>>122 例えアップフロントに勤めたって、企画化するのは無理がある。
自主制作で主演の女の子がれいなじゃなかったとしても、
再現映像の感覚で楽しむのであれば十分可能。
166 :
proxy218.docomo.ne.jp:04/06/28 07:31
ほ
168 :
名無し募集中。。。:04/06/28 10:16
hojen
169 :
proxy219.docomo.ne.jp:04/06/28 10:45
170 :
名無し募集中。。。:04/06/28 12:22
♥
171 :
名無し募集中。。。:04/06/28 12:44
脳内劇場
172 :
名無し募集中。。。 :04/06/28 13:32
保全
173 :
名無し募集中。。。:04/06/28 14:47
保(田)全(開)
174 :
名無し募集中。。。:04/06/28 15:38
保(田の股)全(開)
175 :
名無し募集中。。。:04/06/28 16:04
ほ
176 :
名無し募集中。。。:04/06/28 17:16
177 :
名無し募集中。。。:04/06/28 17:16
♥
178 :
名無し募集中。。。:04/06/28 18:52
はぁと
179 :
名無し募集中。。。:04/06/28 19:58
ほ
180 :
名無し募集中。。。:04/06/28 20:11
い
181 :
名無し募集中。。。:04/06/28 21:06
保(田)全(滅)
182 :
名無し募集中。。。:04/06/28 21:41
ニャー
183 :
名無し募集中。。。:04/06/28 21:52
れいニャ
184 :
名無し募集中。。。:04/06/28 22:41
185 :
名無し募集中。。。:04/06/28 22:56
ニャー
186 :
名無し募集中。。。:04/06/28 23:15
ここもがんがらないとな、あっちは凄いぞ
「れいな、昼飯はどうしたんだよ?」
「今日は家から持っていったお弁当食べたっちゃん」
そんななんでもない会話をしながら俺たちは歩いていった。
もう夏がすぐそこまで来ている。よく晴れた日だった。
「ふぅー、今日は暑かねぇ。倒れちゃうかも」
「じゃあ今度プールにでも行くか。れいなが休みになったらな」
「やったぁ!!絶対約束っちゃよ!?さすが兄ちゃん!!」
俺は高校2年生。
そして中学生のれいなは俺の妹。といっても血は繋がってないんだが。
俺の両親が離婚して、俺は親父に引き取られた。
その親父が連れてきた新しい妻にも子供がいて、それがれいなだった。
でも今は親父も新しいお袋も仕事で家を空けていて、俺たち二人で今は生活している。
まあれいなも家のことをしっかりやってくれるし、特別大変ってこともないんだけど。
そうこうしてるうちに家についた。
「ふぅ、我が家に到着ー。ねぇ兄ちゃん、今日は暑いからクーラーつけていい?」
「仕方ないな、でもつけっ放しはよくないぞ」
「もう、ケチやねぇ兄ちゃんは・・・」
そう文句を垂れながられいなは洗面所に行った。
いつもあいつは文句が多いんだよな・・・。
でも素直で明るい、いい奴だ。
「れいな、今日の晩御飯はお前が当番なんだ、早く作れよ」
「わかってる、ちょっと待っててよ、もう」
「明日はどこかに行くんだろ?食ってさっさと寝て明日に備えようぜ」
「うん、朝ちゃんと起きないとダメだからね!」
明日は朝早くから俺もどこかに連れていかれるらしい。
最近はよく休日に俺も連れて行かれる。正直、俺にも予定があるんだが・・・。
断ると後でいろいろとやっかいなことになりそうなので渋々付き合ってやってる。
れいなは兄の俺(っていっても血は繋がっていないが)から見ても結構かわいいのだが、
彼氏とかはいないのだろうか。結構モテそうなんだが・・・。
最近は中学生から恋人がいて当たり前の時代だし、れいなに彼氏がいても不思議じゃない。
まあれいなはちょっと子供っぽいとこがあるからまだそういうのは早いのかもしれないな。
そんなことを考えていてたら後ろかられいなの声が聞こえてきた。
「ご飯でけたよ〜」
風呂入ってきます
190 :
名無し募集中。。。:04/06/28 23:33
新作家さんきたのか?
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
192 :
名無し募集中。。。:04/06/28 23:50
なんかデジャヴがあるのは俺だけ?
193 :
名無し募集中。。。:04/06/29 00:20
寝る前ほぜん
194 :
名無し募集中。。。:04/06/29 00:27
195 :
名無し募集中。。。:04/06/29 00:42
こっちにもどうにかして呼び込もう
196 :
名無し募集中。。。:04/06/29 00:44
それには小説を
197 :
名無し募集中。。。:04/06/29 00:46
小説書いてちゃんと完結させたら
>>195の財布から諭吉三枚プレゼントとか
198 :
名無し募集中。。。:04/06/29 00:53
パワプロ買うんで金がないよorz
文章力さえあればな。。。
199 :
名無し募集中。。。:04/06/29 01:06
まずは書いてみよう。
どんな作家氏でもスタートは同じ場所なのだから…
200 :
名無し募集中。。。:04/06/29 01:08
>>188 これ新作じゃないの?すげーいいんだけど
201 :
名無し募集中。。。:04/06/29 01:34
でもこっちは一人だけでこんだけもってるんだからすげーな
202 :
名無し募集中。。。:04/06/29 02:11
ニャー
>>149続き
発見された時には遺体はめちゃくちゃで原形をとどめていなかった・・
飛び降りる前に、既に目と胸には傷があった・・?
右目と胸・・・俺とれいなの痣・・?
恵美の家から車に戻ると、時刻は17時前だった。
れいなの家に車を向かわせながら、俺達は今後どうするかについて話し合った。
もう残す手がかりはあの部屋しかない。かと言って両親の承諾は得られない。
忍び込むしか他に選択はなかった。
「でも、どうやって中に入ると?」
「父親か母親が定期的にあの家に訪れると思うんだ。俺とれいなが恭子ちゃんの部屋で
寝ていた夜、あの時もあの家には誰かいた。だからその隙を突いて中に忍び込もう。
・・・いや、忍び込むのは俺だけだ」
「なんで!れいなも行く!」
「だめだよ。れいなはトップアイドルだぜ?もし見つかっても、俺だけなら何とかなる。
最悪捕まっても、それで終わりさ。どっかのダメ人間が泥棒して捕まっただけ。でもれいなはそういうわけには・・・」
「イヤだ!どっちにしても、このままじゃイヤ!こんな痣・・・イヤだよ絶対!れいなも行く!
一人で行ったりなんかしたら、今度こそ許さないんだからッ!」
れいなが見たこともない真剣な目でそう言うので、俺は観念した。
「・・・分かったよ。でもちゃんと調べてからな。親があの家に行く日、その時間、帰る時間、
そういうの色々調べてからだよ。俺が家で張り付いて調べとくから。そのくらい俺一人でもいいだろ?」
れいなはそれでも不満といった様子で顔を膨らませていたが、やがて大袈裟にため息をしてから了解した。
家まで送ると、「行く時は絶対連絡してよ!」と念を押してから、れいなは帰って行った。
俺はそのまま池袋に行き、浜村さんのアパートの前で家の様子を見張った。
明らかにストーカー行為だ・・。20時に父親が帰って来て、23時には電気が消えた。
それからさらに30分待ったが、誰も部屋から出てくる気配がなかった。俺は諦めて帰った。
次の日からも、俺は仕事が終わるとすぐに池袋に向かった。
そして部屋の電気が消えるまで、ずっとアパートの前に張り付いた。
正直狭苦しい車内で、何時間も同じ場所を見つめているのは思った以上に辛いことだったが、
時々れいなが電話してきてくれて、それがとても励みになった。
「もしも〜し、お疲れー」
「れいな?どうしたの?」
「いや暇だと思ってさ、れいなの声でも聞かせてあげようと思って」
「ははは・・・助かるなぁ」
れいなのためなら、どんな辛いことでも頑張れそうな気がした。
「仕事何やってるの?」
「何って別に・・・普通の」
「彼女とかいるの?」
「いやいないけど」
「そっかぁー。いないんだー、ふ〜ん」
「れいなは・・・」
「え?」
「俺、れいなのこと・・・す・・・」
「え?何て?」
「いやだから・・・す・・・」
「え〜?聞こえない!」
「す・・・き・・・来た・・・。出て来た。お母さんの方だ」
それは張り込みから四日経った水曜日のことだった。
午後9時、母親が花を抱えて部屋から出てきた。
そして駐車場に停めてあった車、HONDAのFITに乗り込み、発車した。
こんな狭い家に住んでるのに、車は二つ持ってるのか・・・、俺は笑いそうになった。
「れいな、切るよ」
「わ、分かった。でも確認するだけだよ!一人で入ったりしないでね!」
俺は適度に間を空けて母親の後を追った。
行き先は分かっているのでそれほどがっつかなくても安心だった。
西東京市の家の近くに着くと母親は有料駐車場に車を停め、そこから歩いてあの通りに入って行った。
俺はその駐車場の向かいに車を停め、そこで母親が戻って来るのを待った。
2時間ほどで母親は戻って来た。遠くからであまりよく分からなかったが、泣いているように見えた。
それから真っ直ぐ池袋に帰って行った。
「もしもし?れいな?」
「どうだった?」
「うん。やっぱりあの家に行ってた。花を添えに行ってるんだと思う」
「そっか・・・」
「あのさ、今そこに去年のカレンダーある?」
「?? 去年の?ちょっと待ってね・・・・・・あった。何?」
「去年の12月17日の曜日を教えて欲しいんだけど」
「17日・・・えっと・・・水曜日だね。・・・あ!!!」
「やっぱり。たぶんお母さんは毎週、恭子ちゃんの亡くなった曜日に、あの家に行ってるんだ」
「そういえば・・・うちらがあの部屋で寝てたのも、水曜日だった・・・」
「うん、間違いないと思う。念のため明日からも見張ってみるけど、忍び込むとしたら
水曜日だね。お母さんが鍵を開けて中に入った隙に、俺達も中に入ろう」
「やっべー、れいな超ドキドキしてきた。犯罪すれすれじゃん!」
「いや犯罪ど真ん中だから・・・。おい、遊びじゃないんだぞ」
「分かっとーって!じゃあれいな明日早いから、もう寝るね」
「うん、おやすみ」
「おやすみー」
れいなの声はとても明るかった。
それだけで俺は幸せな気持ちになれた。
また夢を見たのは、その四日後の夜だった。
しかしその夢は、前に見たあの不気味な夢とはまた雰囲気の違うものだった。
俺はどこかの建物の屋上にいた。
風が強かった。例によってまるで夢という感じがしなかった。
屋上?あのマンションの・・・?
周りを見渡したが、恭子の姿はなかった。
俺はしばらく屋上の真ん中に座り、そこから見える街並みをぼーっと眺めていた。
やがてどの程度の高さなのか気になり、端まで歩いて道路を見下ろした。
しかし眼下に道路はなかった。そこには舗装のなされていない荒れた地面があるだけだった。
気がつくと、さっきまで見えていた街の景色は全て消え失せ、人も家も木も何もない、砂漠のような大地が永遠に広がっていた。
世界中で建物はここだけしか存在しないような・・・。
振り返ると、屋上の真ん中で恭子がうずくまり、しくしく泣いていた。
俺は何故か、とても絶望的な気持ちで目が覚めた。
恐怖心はなかったが、妙な喪失感があった。
恭子・・・今のは君の夢・・・?
俺はまた右目に違和感を覚えた。いや違和感というより、今度は明らかな異変だった。
右目だけぼやけて見えるのだ。俺は洗面台の鏡の前に立ち、バンソウコウをそっと剥がした。
鏡に映る自分の顔を見て、しばらくその場から動けなくなった。
「・・・何てことだ・・・れいな!」
携帯が鳴った。急いで取った。液晶は見なかった。
誰からの電話かは分かっていた。
「れいな・・・落ち着くんだ・・・」
「・・・・・・くなっとうよ・・・」
「れいな・・・」
「痣が・・・大きくなっとうよ・・・」
もう時間がないような気がした。
次の水曜日まであと三日だ。
れいなに何としてもその日は空けるように伝え、電話を切った。
俺はもう一度鏡を見た。
痣はまぶた全体に広がっていて、右目を塞ぐほど皮膚が垂れ下がっていた。
へへへ・・・何だよこれ・・・これが俺の顔か?ちくしょう!どうなってんだよ!
ゾンビのようだった。もう小さなバンソウコウでは隠し切れないほど大きくなっていた。
俺は財布を持って家を出た。薬局で大きめのバンソウコウを買うためだ。
駐車場に行くと、車の下に黒猫が寝ていた。
俺が近づくと走って逃げていった。
「へへ・・何か起こる前はいつもお前に会うな。勘弁してくれよ・・・くそッ!」
れいなと俺の痣・・・段々大きくなって、その内体全体を覆うとしたら・・・?
そんなことを考えている内に頭痛がした。
同時に妙な予感もした。あの部屋に行くことで、全てが終わりそうな・・・
それは何の根拠もないものだったけれど・・・。
俺は右目を押さえながらアクセルを踏み込み、夜の街道を意味もなく飛ばした。
('A`)ナガイネン!!!たぶん明日倍くらいの長さになるたいw
もう無理して読まんでいいけんね!でもホントあと2〜3回じゃけぇ!
>>195 引き抜く?w
>>201 从 ´ ヮ`)<持ってたら落ちてないたい!
209 :
名無し募集中。。。:04/06/29 02:37
期待age
ヤッベ!コエッ!
211 :
名無し募集中。。。:04/06/29 02:53
>>208 おつ
何回も立つのはあんたの話読みたいからだよ
212 :
名無し募集中。。。:04/06/29 03:30
ついにクライマックスか?
心の動きがちゃんと書かれてるから感情移入できておもしろい
213 :
名無し募集中。。。:04/06/29 04:00
ニャー
214 :
名無し募集中。。。:04/06/29 05:21
ニャー
215 :
proxy206.docomo.ne.jp:04/06/29 07:13
从 ´ ヮ`) <保全たい
217 :
名無し募集中。。。:04/06/29 08:11
期待ホゼ
218 :
proxy209.docomo.ne.jp:04/06/29 10:30
219 :
名無し募集中。。。 :04/06/29 11:21
ほ
れいにゃ〜
221 :
proxy218.docomo.ne.jp:04/06/29 14:12
222 :
名無し募集中。。。:04/06/29 14:40
寝顔を描く。
そして二科展デビュー。
223 :
名無し募集中。。。:04/06/29 14:42
一応3年を目途に貰いうけるように努力してみる
224 :
名無し募集中。。。:04/06/29 15:44
226 :
名無し募集中。。。:04/06/29 16:47
>>195 いっそ統合しちゃえば
れいな小説スレとかって
227 :
名無し募集中。。。:04/06/29 18:05
228 :
名無し募集中。。。:04/06/29 20:06
229 :
名無し募集中。。。:04/06/29 20:06
230 :
名無し募集中。。。:04/06/29 20:18
のんきなとうさん穂
231 :
名無し募集中。。。:04/06/29 21:16
>>188 「せーの、いただきまーす」
れいなは手を合わせ、元気よく声を出した。
「兄ちゃんもちゃんといただきますって言わなきゃダメでしょ!やりなおし!」
「なんだっていいだろ、早く食おうぜ」
「ダーメ!いくよ、せーの、いただきまーす」
仕方なく俺も合わして言った。それでもれいなは「声が小さい」だの文句を言ってくる。
幼稚園や保育園じゃないんだぞ、まったく・・・。
「それより明日どこ行くんだよ?なんで朝早くから行くんだ?」
「どこか遠くに行かない?たまにはさー、遠出しようよー」
「それはいいけどさ、どこに行くんだよ?」
「うーん、まだ決めてないけど・・・とにかく行こう!」
「決めてないのかよ・・・ったく」
まだ決めてないことに少しガクッときたが、たまには遠出するのも悪くなかろうと少し楽しみだった。
二人だけの食卓だが、いつも暗い雰囲気に支配されることはない。
れいなもここに来た当初は環境の変化に少し戸惑ってたようだが、今ではすっかりと仲のいい兄妹だ。
「さてと、ごっつぉさん。あ、れいなさ」
「ん、何?」
「いつまでも子供じゃないんだからクチャクチャ言わしながら食べてちゃダメだぞ」
「・・・・・もう!」
そうからかってやったられいなは少しムッとした顔した。
「ふぅー、サッパリしたぁ〜」
れいなが風呂から上がってきた。頭にタオルを巻いている。
やっぱり女の子だからか、れいなは長風呂だ。だからいつも俺が先に入ることになっている。
れいなは冷蔵庫を開けて果物を取り出した。
「うーん、やっぱり風呂上りの果物はおいしいとよ〜。肉と果物があればれいなは生きていけちゃう!」
「果物も食いすぎると太るぞ」
「なに、なんか言った?」
「いいえ、別に」
れいなは福岡からやってきたからか、たまに方言みたいなのが出る。
俺は九州に行ったことないから詳しく知らないのだが・・・。
「ねぇ、兄ちゃん。今日一緒に寝ようよ!久々にさ」
「ガキじゃないんだからさぁ・・・まあいいけど」
「やったぁ〜!じゃあ枕持っていくね」
最近れいなは俺にベッタリだな。何かあったのか?不思議な奴だ。
「兄ちゃん、早く早く〜!」
「わかーったわかーった、今いくから待っててくれ」
れいなに急かされ俺は部屋に向かった。
俺の部屋。隣ではれいなが楽しそうにはしゃいでる。今から寝るっていうのに。
まるで修学旅行の消灯時間を思い出させるはしゃぎっぷりだ。
「明日楽しみ〜。どこいこっかなぁ〜」
「もう寝るぞ。明日早いんだろ?寝なさい」
俺はれいなを寝かそうとした。
「ねぇ、兄ちゃんは好きな人いとーと?」
「なんだよ、いきなり。さぁな。わかんねーよ」
「藤本さんのことが好き?」
「な、何を言っとんねんこの子は・・・びっ、ビックリするわ、ホンマに・・・」
藤本さんとは俺と同じ学校に通う同級生のクラスメートのことだ。かわいい人で男子から人気がある。
その藤本さんに実は先月、告白したがふられたのだ・・・。
嫌なこと思いださせやがって・・・傷を掘り起こさないでくれ。
「やっぱりまだ好き?藤本さんのこと」
「か、過去の話さ。もう忘れちゃったよ、はは」
「ほんとに?そうなんだー、ふーん」
「も、もう寝るぞ。お、おやすみ」
「おやすみ。明日、楽しもうね!」
「お・・・おう」
胸がチクチク痛む中、俺は眠りについていった。
駄文すいません
保全代わりということで勘弁してください
236 :
名無し募集中。。。:04/06/29 21:49
来てんじゃん!ここ反応少ないけどバンバン書いてね!
237 :
名無し募集中。。。:04/06/29 21:59
いいよ いいよ〜
238 :
名無し募集中。。。:04/06/29 22:29
GJGJ!いい感じですよー
てかたまに方言が出る…その手があったか
これで分からない時に標準語に。。。これだッ
('A`)言っとくけどナガイデスヨ、ゴメンネ・・・
途中で120パー連投規制食らうたい
>>207続き
水曜日───
俺は仕事に集中できなかった。緊張からかたまに手が震えた。
昼休みに職場の先輩がやって来て俺の肩を叩いた。
「おい、今日終わったら飲み行こうぜ」
「いや、すいません今日はちょっと・・・」
「なんだよ、お前最近付き合い悪ぃーぞ?それにその目、どうしたんだよ、喧嘩か?
いいか、相手を殴るとき時はな、両脇をしっかり締めて、腰を思い切り回すんだ。
遠心力ってやつで。身体ひねってあとは拳を突き出すだけだ、それでイチコロよ」
「いや喧嘩じゃないです。今日は大事な用があるんです」
「何だよ、デートか?」
俺は違いますよと笑った。
「もっと大事な用事が、あるんです・・・」
仕事は18時に終わった。俺は車を飛ばしてれいなを迎えに行った。
家の近くから電話すると、れいなはすぐに出て来て車に乗った。
「れいな仕事大丈夫なの?」
「うん。でももう限界。これ以上は休めないよ。・・・・・・目、見えなくなっちゃったの?」
「え?ああ、これか。平気平気。左だけ見えれば何ともないよ」
俺は白い大きなバンドエイドを、右目全体が隠れるように貼っていた。
「れいなは大丈夫?」
「れいなも平気・・・最初びっくりして泣いちゃったけど・・・泣いてても始まらないし・・・
あの夢、恭子ちゃん泣いてた。きっと恭子ちゃんも辛いんだ」
「うん、俺達で助けるんだ」
俺は車を池袋に向けた。
20時。浜村宅のあるアパートに着いた時、母親の車はまだ駐車場にあった。
「良かった。もう出てたらどうしようかと思ったよ」
ただ父親の車はなく、もしそれに乗って母親が出かけているとしたら・・・
そう思って少し焦った。
「向こうで先に待ってたら?」
「見逃すと大変だよ。家の前で待ってるわけにはいかないし。あの通り、車停められないし」
俺達はしばらく車内で母親が出てくるのをじっと待った。
会話はほとんどしなかった。
21時過ぎ、ようやく母親がアパートから出てきた。手にはやはり花を持っていた。
俺はほっとした。
母親は車に乗り、駐車場を出た。俺はその5,6台後ろに付けて、西東京まで車を走らせた。
母親は一週間前と同じ有料駐車場に車を停め、そこから歩いた。
俺達も前回と同じコンビニに車を停め、そこから歩いた。
母親がギリギリ見えるか見えないかというところまで間隔を開け、後ろを付けた。
やがて家に着いた母親は中に入って行った。しばらくして一階の窓から明かりが漏れた。
俺達は恭子の部屋の電気が点くまで、家から少し離れたところでじっと待った。
部屋に明かりが点き、窓から人影が見えたのを確認すると、俺は門を開け、
玄関の前に立った。れいなも周囲を気にしながら後を付いて来た。
「お母さんは二階にいる。入るなら今だ。中に入ってお母さんが家を出るまでどこかに隠れていよう」
「うん・・・でも、鍵閉まってたらウケルね」
「い、嫌なこと言うなよ・・・」
俺はドキっとしてドアノブに手をかけた。ゆっくり回すと、ドアはガチャリと小さな音を立てて開いた。
俺はほっとした。れいなも胸を撫で下ろしていた。
家の中には何もなく、玄関に母親の靴がポツンと置かれているだけだった。
どうやら恭子の部屋以外は綺麗に片付けているようだった。
二階にいる母親の足音さえも聞こえないで、家の中は本当に静まり返っていた。
俺達は靴を脱いでそれを手に持ち、忍び足で部屋を一つずつ見て回った。
「ほんとに何もないな。まずいな。隠れるところがないよ・・・」
「あ。あそこは?」
れいながキッチンを指差した。コンロの下に大きめの戸棚があった。
「れいなはともかく、俺入れるかな・・・」
「でも他にないよ、行こっ」
れいなはそう言って俺の手を引っ張った。
音が出ないように静かにその木製の戸棚を開けると、中で埃が舞って、危うく咳をしそうになった。
埃と木の匂いがきつく、れいなは嫌そうな顔をして「無理無理」と頭を横に振った。
「れいながここがいいって言ったんじゃん。俺も入れそうだし、ここにしよう」
「えー・・・なんかカビ臭い・・・」
俺達は順番に入り、中から戸棚を閉めた。光が全く入って来ない。
静寂の暗闇の中で、れいなの息遣いだけが妙に生々しく聞こえた。俺はどきどきした。
俺の手にれいなの身体が触っていたが、それが体のどこの部分なのかは分からなかった。
「なんか、あの夜のこと思い出しちゃうね・・・」
れいながそう言った。そうだ、あの日もこうやって二人で隠れたっけ。
あの時は事態がこんなことになるなんて、思いもしなかった。
それから俺達は黙った。
俺は色んなことを考えたが、そのどれもがぼやけた思考で、大した結論は生まなかった。
どれくらいそうしていただろうか。
やがて階段を降りる足音が聞こえ、母親がキッチンを横切って行った。
泣き声が聞こえた。かなり大きな泣き声だった。誰もいないと思って遠慮せずに泣いていたのだろう。
俺はそれを聞いてしまったことに、大きな罪悪感を覚えた。
玄関のドアが開き、そして閉められる音がした。
俺達は念のため、それからさらに5分ほど待って戸棚を出た。
「うわぁー、息苦しかったぁ・・・」
れいなは大きく背伸びをした。室内は真っ暗だった。
俺は廊下の電気を点けた。キッチンを出てすぐのところに、階段はあった。
俺達は階段を一歩一歩を踏みしめながら上った。
二階には三部屋あったが、どれが恭子の部屋か迷うことはなかった。
その部屋のドアには『恭子』と書かれたカードがぶら下がっていたからだ。
俺はそのカードに、未だ娘を忘れられない、両親の未練にも似た愛情を見て、とても悲しくなった。
ドアの前に立ち、俺はれいなを見た。
「れいな、いい?入るよ」
「うん。大丈夫・・・」
れいなは俺の手をぎゅっと掴み、とても強張った表情で答えた。
俺は一度大きく深呼吸をしてから、そのドアを開けた。
電気を点けると、目の前に恭子の部屋が広がった。
一度しか、しかもあまり見渡さなかった部屋なのだが、何故かとても懐かしく感じた。
ピンク色のベッド、その上に置かれたスヌーピーのぬいぐるみ、れいなと隠れたあのクローゼット・・・
そうだ、ここでれいなと初めて会って、初めて話して・・・
俺は何だか感慨深くなって泣きそうになったが、かっこ悪いので我慢した。
その代わりに笑っておいた。れいなが「なんか懐かしいね」と言って笑ったからだ。
六畳ほどの部屋で、ドアの正面に窓、左手にクローゼットとベッド、右手に勉強机と本棚があった。
机の上には母親が持っていた花が飾られていた。菊の花だった。
改めて見回してみると、置いてあるぬいぐるみや小物、その他どこを見ても、明らかに女の子の部屋だった。
俺達はしばらく黙って室内を眺めていた。
部屋に来たはいいが、それから何をすればいいのか分からなかったので、黙るより他になかったのだ。
思案に暮れていた俺を、れいなが急かした。
「で、どうするの?」
「・・・分かんない。とりあえず、何か手がかりを探そう」
「え〜。ってかさ、手がかりなんて、そんなもんあればとっくにお父さんお母さんが見つけてるはずでしょ?
今さら出てくるわけないじゃん」
「親はあの夢見てないはずだぜ?いいから探せよ。他にどうしようもないんだからさ」
正直言うと、俺は心霊現象に期待していた。
恭子の部屋に来ると、恭子の霊が出てきて・・・とかそんな感じのだ。
ところが恭子が現れる様子はこれっぽっちもなかった。
教えてくれよ恭子ちゃん、あの夜、ここに俺とれいなを呼んだのが君なら、
君は一体何を考えていたんだ?俺達にどうして欲しかったんだ?
俺は心の中でそっと聞いてみた。もちろん答えは返って来なかった。
俺とれいなは多少テンション下がり気味で部屋の中を物色し始めた。
れいながベッドを隅から隅まで調べて「これ瞬間移動機じゃないよねぇ」と言ったので笑った。
俺は本棚にある大きなCDケースを見つけて、中を開けた。
そこにはモーニング娘。のCDがずらっと並んでいた。
「ちょっと見なよ。すごいよ」
「わっ。すご〜い、そういえば娘。のファンだって恵美ちゃんが言ってたね」
「俺より持ってたんだなぁ。全部あるんじゃない?」
その下の段のケースには、娘。のDVDがぎっしり入っていて、また俺達を驚かせた。
机を調べていたれいなが、引き出しを開けてピンク色の手帳を取り出した。
「あ、これ日記帳だ・・・見ていいのかな、何か悪い気がする・・・」
「日記?!」俺は興奮して言った。
「こ、この際だ、見ちゃおう。何か分かるかも・・っていうか、日記だろ?
すごい重要だよ。それに、俺達には見る権利があると思うぜ?」
「そうだよね・・・じゃあ、ごめんね恭子ちゃん、ちょっとだけ読ませて」
れいなはそう言うと、とても悪そうに日記帳を開いた。
7月20日
夏休み突入ー!エミちゃんと大阪に行く計画を立てる。
エミのおばあちゃんの家に泊まる予定だけど、ほんとはホテルとかに泊まりたいんだよなぁ。
無理かなぁ。吉祥寺のラーメン屋ウマイ!
7月30日
シャボン玉の発売日!朝急いで買いに行く。ちょ〜イイ!
れいながカワイイ!歌声もカッコイイ!まじ最高!
コンサート行けるといいなぁ。
「わ!れいなのこと書いてる!」
「へ〜、れいなヲタか」
「え?」
「あ、い、いや、れいなが好きなんだね」
「なんか嬉しいなぁ〜」
その日記帳にはプリクラが随所に貼ってあって、元は薄いのだろうけど、そのせいでかなりぶ厚くなっていた。
プリクラには夢で見た恭子の顔が映っていた。だが俺もれいなも今さら驚くことはなかった。
夢の中の陰鬱な恭子とは違い、プリクラの中の彼女は心から楽しそうに笑っていて、本当に可愛かった。
8月31日
今日はエミとユキと花火した。そのあと三人でコロッケとプリン作って食べた。
コロッケちょっと失敗・・・。プリンは成功!おいしかった。
夏休み終わり、学校だるい・・・。でも友達に会うのは楽しみ!
あ!娘。のコンサートチケットゲッツ!楽しみ〜。
9月23日
学校休み。エミと噂になってたマンションの屋上に行ってみる。
チョー快適!歌いまくり!娘。の曲モーニングコーヒーから全部歌った。
あと踊った。お手本はれいな!また行きたいな〜。
「俺にも見せて」とれいなから奪おうとすると「だめ!先にれいなが見る!」と、はねのけられた。
なんだよ、さっきはあんなに見るの躊躇ってたのに・・・。
10月2日
ユウカとマキセさんとリホちゃんにシカトされた。超ブル〜・・・。
なんかみんなにはげまされた。サンキュ〜。ファイト私!(暗〜)
10月5日
横浜アリーナで娘。のコンサート!ミーちゃんに連れてってもらった。
最高!二回見た!れいなやっぱりカッコイイ!あんどカワイイ!
私も娘。に入りたいなぁ。今度オーディションあったら絶対受けよっと。
「イジメのこと書かれてるけど、そんなに悩んでないっぽいよ?」
自分のことが書いてあるのがよっぽど嬉しいのか、れいなはニヤニヤしながら日記を読んだ。
それも、かなり飛ばし読みをしていた。おそらく『れいな』という文字だけを探して読んでいるのだろう・・・。
仕方がないので俺は他の場所を物色し始めた。
11月3日
今日マンション行ったら屋上行けなくなってた・・・超ショック(泣)
そのままエミとカラオケ。ゴーガールまだ入ってなかった(再泣)
あ、あと髪型れいなをマネてみた。でもちょっと失敗(再々泣)
11月6日
CD買って来た。でもダンス覚えるためにずっとビデオで見てたから、聴きあきてるかも?
イショウがかっこいい。でも私ツナギとか似合わないだろな〜。
俺はクローゼットの中に入っていたポスターを取り出した。
丸めてあったので広げてみると、それはれいなのポスターだった。
「おい、れいな!これ見ろよ。マジでれいなのファンみたいだよ。俺でも持ってないよ」
俺はポスターを見ながらそう言ったが、れいなの反応はなかった。
よっぽど熱中して読んでるんだなと思い、振り返って見てみると、どうも様子がおかしかった。
青ざめていて、日記帳を見たまま瞬き一つしない。表情はひどく歪んでいた。
「れいな・・?」
俺は不思議に思ってれいなに近づいた。そして日記帳を取り上げ、開いていたページを見た。
俺の顔はすぐにれいなと同じ表情に変わった。
ああ、なんてことだ・・・ちくしょう・・・なんてことだ・・・
11月10日
今日、お父さんにお腹を思いきり殴られた。
何回も殴られた。お母さんは黙って見ていた。
そのあとトイレで吐いた。
痛くて眠れない。
あと2回くらい
251 :
名無し募集中。。。:04/06/29 23:09
ドキドキ
こういう展開になるとは・・・
どうしよう、気になって眠れないよ
乙です、こっちの巻き返しなるか
254 :
名無し募集中。。。:04/06/29 23:56
寝る前ほ
255 :
名無し募集中。。。:04/06/29 23:58
正直田中とか隣に寝てたらマジ勘弁。びっくりして自分がベッドから落ちてから
ムカついて田中をベットから蹴り落とす
256 :
名無し募集中。。。:04/06/30 00:08
エロ抜きでいいならちょっと話を書いてみようかなとおもふ
エロ抜きでも関係なく見たいと思う今日この頃
258 :
名無し募集中。。。:04/06/30 00:35
れいにゃ>>>>>>>>>>>>>>>>>>エロネタ
259 :
名無し募集中。。。:04/06/30 00:51
おいおい衝撃の展開だな
从*´ ヮ`)ノシ
261 :
名無し募集中。。。:04/06/30 02:00
( `.∀´)ノシ
262 :
名無し募集中。。。:04/06/30 03:15
ニャー
263 :
名無し募集中。。。:04/06/30 04:16
ミャー
ほ
265 :
名無し募集中。。。:04/06/30 05:29
む
ぜ
267 :
名無し募集中。。。:04/06/30 07:38
出社ほ
268 :
名無し募集中。。。:04/06/30 07:39
269 :
名無し募集中♥♥♥:04/06/30 08:16
270 :
名無し募集中。。。:04/06/30 08:33
ヤス保全
reina
272 :
proxy218.docomo.ne.jp:04/06/30 10:40
274 :
名無し募集中。。。:04/06/30 14:02
落とすなよ
275 :
名無し募集中。。。 :04/06/30 15:41
ほ
276 :
名無し募集中。。。 :04/06/30 17:48
ぜ
ん
全身鳥肌物だなこりゃ。
ドキドキしてきた。
279 :
名無し募集中。。。:04/06/30 18:47
♥
从*´ ヮ`)ノシ
282 :
名無し募集中。。。:04/06/30 21:03
ほ
283 :
名無し募集中。。。:04/06/30 21:06
ぜ
284 :
名無し募集中。。。:04/06/30 21:06
ん
れ
286 :
名無し募集中。。。:04/06/30 22:07
>>234 朝。
俺はもう支度できているが、れいなはまだのようだった。
「おい、早くしろよ。遅いぞ〜」
「ごめんごめん、もうちょっと待って」
ったく・・・どうしても女の子は準備に時間がかかってしまう生き物なんだろうか。
「おまたせー、行こっか」
「遅せーぞ、さっさと準備しろよ」
「へへ、ゴメン」
俺たちは外に出た。
今日も快晴。空が青い。
まだ朝だが既に暑く、夏はすぐそこというよりもう来ているのかもしれない。
セミが今出てきてもおかしくないんじゃないかと思ってしまう。
「でさ、結局どこ行くんだよ?どうすんの?」
「うーん、いろいろ考えとったけど、遊園地にしようかなって」
「遊園地か。そういや俺も長いこと行ってないな・・・よし、行こう」
「兄ちゃんは絶叫マシーンとか乗れる?」
「バーカ、乗れるに決まってるだろ。お前はビビってるのか?」
「そ、そんなことなか!」
遊園地についた。
さすがに休みの日なので人は多かった。
家族連れや、カップル、あと何故かオタクっぽい人たちも数多くいる。
どうやら『モーニング娘。展』とかいうのも今日はやってるらしい。
なんでもアイドルグループ、モーニング娘。のメンバーの衣装などが展示してあったりするそうで、
ファンにはたまらないイベントなのだろう。きっと。
俺はれいなと二人分のフリーパスを買い、さっさと遊園地に入った。
「兄ちゃん、どれから乗ろっか?いっぱいあるよ」
れいなはイキイキとした表情をしている。
「ほらっ、早く早く〜!」
「ちょっ、ちょっとそんなに慌てるなよ」
「ほら、あれ乗ろうよ!早くしないと人がいっぱい並んじゃうよ!」
俺はれいなに引っ張られいろいろな乗り物に乗った。
「そろそろ帰ろっか」
「そうだな。もう帰るか」
時計を見ると夕方の5時を過ぎている。
乗り物はほとんど乗ったし、れいなもはしゃぎすぎて疲れたようだ。
帰りの電車の中。
よっぽど疲れたのか、れいなはグッスリと眠ってしまっている。
れいなの寝顔・・・ほんと無邪気な子供そのものだな。
そういやれいなも遊園地なんて久々に来たのかもしれないな。
俺たちが一緒になってから4年経つが、少なくとも俺たちが一緒に行ったことはなかった。
れいなも以前の家庭では両親が共働きで家にいなかったため、あまり家族で出かけたことがなかったそうだ。
普通の小学生なら休日になると親と遊園地に遊びに行ったりするものなんだろうが、
れいなはそれを経験したことがほとんどなかったんだろう。
まあ新しい家庭でも両親は共働きでいない訳だが、今は俺がいるからそんなに寂しい思いもしてないようだけど。
そんなことを考えてると俺たちが降りる駅についた。
「れいな、ついたぞ。起きろ」
俺たちは晩飯をファミレスで適当に済ませ家に帰ってきた。
「我が家に到着〜。あっ、お風呂沸かさなきゃいけないね」
れいなは玄関から上がるとすぐに風呂場に向かった。
ふぅ〜、なんだか今日は俺も疲れたな。風呂入って寝るか。
風呂の準備ができるまで俺はジュースでも飲んでマターリ待ってることにした。
「兄ちゃん、今日は楽しかったね」
「ああ、そうだな。お前の喜ぶ顔が見れて嬉しいよ」
帰りの電車の中であんなことを考えたからか、俺は普段言わないようなことを言ってしまった。
「な・・・何言っとーとよ兄ちゃん・・・」
「あ、いや、その・・・まあ楽しかったから良かったなってことだ」
俺はちょっと慌ててしまった。何言ってんだ、俺・・・。
「兄ちゃん、今日も一緒に寝ようよ」
「またか・・・まあいいけどさ。さっさと寝るんだぞ」
「ついでに一緒にお風呂も入ろっか?」
俺は飲んでたジュースを吹き出してしまった。
「ば、バカ!何言ってんだ!」
「えへへ、冗談だってば」
まったく・・・今日は俺がからかわれてしまった。
「ふぅー暑いーね。でもスッキリ!」
れいなが風呂から上がってきた。
また頭にタオルに巻きながら冷蔵庫をさぐっている。
「果物もいいけどな、あんまり寝る前なんだから食うなよ」
「わかってるよー、でもおいしいんだもん」
こいつの果物好きもかなりのもんだな。
今日ファミレスで飯食った時もデザートを頼んでいたし、よっぽと好きなんだな。
「兄ちゃんもいる?はい、あーんして。食べさしてあげるよ」
「何言ってんだ・・・早く寝るぞ」
「もう・・・ノリが悪いね、兄ちゃんは」
布団の中、れいなもさすがに今日は疲れているのかあまりはしゃがない。
俺もさっさと寝るか。おやすみ・・・
っと思っていたられいなが口を開いた。
「兄ちゃん、今日はありがとう」
「なんだよ、急に改まって。俺も楽しかったよ」
「うん・・・ありがとう。また一緒に行ってくれる?」
「ああ、いいよ。また行こうな。次はプールか海だな」
「そうだね・・・。兄ちゃんは他に遊んだりする女の子いないの?」
「いないなぁ・・・まあ先月振られたばっかだしな・・・アヒャヒャ」
「そっか・・・・・。 良かった」
ん?
何か最後に言ったような気がしたが気のせいか?
「兄ちゃんおやすみ!」
「ああ、おやすみ」
適当に書いてるのでほんとショボイですけど・・・
GJGJ、むしろこのぐらいのほうがいい気がする
294 :
名無し募集中。。。:04/06/30 22:51
乙〜
読みやすくて好感もてますは
寝る前ほ
298 :
名無し募集中。。。:04/07/01 00:29
从*´ ヮ`)ノシ <おやすみ〜
299 :
名無し募集中。。。:04/07/01 01:14
ニャー
>>249続き
11月27日
またお父さんにお腹を殴られた。
青くなってる。痛い。骨とか大丈夫かな。
12月2日
お風呂場で裸にさせられて、体をさわられた。
そのあとまた殴られた。痛い。お母さんは助けてくれない。
12月6日
エミちゃんと京都に行く予定(おとめ組のコンサート)だったけど、
お腹が痛すぎて断った。エミは残念そうだった。ごめんねエミちゃん。
俺は眩暈がした。れいなが「気持ち悪い」と言って倒れかかった。
俺はなんとか体を受け止めて、ベッドに横にならせた。れいなは「ごめん」と言った。
虐待?恭子ちゃんが一体何を?あのオヤジ!くそ!なんで気づかなかったんだ!
あの時アパートで会った父親、厳粛で正義感の塊のようだった父親。
でもあれは仮面だったんだ。くそっ!見抜けなかったなんて!
俺は自分が悔しかった。
「恭子ちゃんは、そのせいで・・・?」
れいなが胸を押さえながら苦しそうに言った。
「分からない・・・。でもたぶん・・・れいな?どうしたの?れいな?」
「胸が痛い・・・痣のとこが・・・痛い・・・」
俺は寝ているれいなに駆け寄り、シャツのボタンを一つはずした。
そして言葉を失った。
「れいな・・・見ちゃだめだ・・・」
「大きくなっとぉ・・・?」
痣は首の根元まで広がっていた。
俺は黙ってまたボタンを絞めた。
そして目に貼っていたバンドエイドをはがし、机の上にあった鏡で今度は自分の痣を見た。
痣は右目全体を覆っていて、左目を隠すと俺の視界は完全に塞がれた。
くそ、どうしたら・・・
俺は再び右目をバンドエイドで覆い、17日の、自殺した日の日記を見ようと、もう一度日記帳を開いた。
しかし16、17日のページが破られていて、そこには15日までしか書かれていなかった。
「そんな!一番大事なページが・・・一体どこに? 親が破った・・?」
「れいな、よく分かんないけど、その日記だけで十分だと思う。それを警察に持って行けば・・・」
れいなは苦しそうに言った。俺は頭を抱えた。
「お母さんは泣いてた・・・。お母さんには良心があったんだ、きっと。
精神が不安定って・・・どうしたらいいか分からなかったんだよ。オヤジが怖かったんだ。
お母さんに言って、自首してもらおう!お母さん、ちゃんと分かってくれるよ。
その方がきっといい!・・・れいなは、どう思う?」
「うん・・・そうだね・・・れいなもその方がいいと思う・・・じゃあ、急ごう・・・」
「大丈夫?れいなはここで待っててもいいよ。俺だけで池袋に行ってくるよ」
「イヤだ・・・また一人で行くの?ここまで来たんだもん、れいなも行く。平気だよこのくらい・・!」
れいなは胸を押さえながら、苦しそうに立ち上がった。
俺はそんなれいなを見て泣きそうになった。置いて行くべきなのかもしれない。
だけどれいなの意志を拒むことはできない。それが正しいのかどうかは分からないけれど・・・。
俺はれいなの手を引き、家を出た。
車に乗り込む頃には、れいなはかなり息を切らしていた。
その手には恭子の日記帳がしっかりと握られていた。
俺は助手席の椅子を倒し、れいなをそこに寝かせた。
時刻はもうAM3時だった。俺は全速力で車を走らせた。
池袋のアパートに着くと、母親の車はあったが、父親の車はまだなかった。
俺はほっとした。父親がいない方が上手く事を運べると思ったからだ。
俺はれいなを抱き起こして車を出た。「立てる?」と聞くとれいなは笑って「うん」と答えた。
しかし明らかに無理をしているのが分かった。
部屋の電気は消えていたが、俺はインターホンを押しまくった。いつかのれいなみたいに。
しばらくして母親が恐ろしく不機嫌な顔で出てきた。寝巻き姿で、その目は赤く腫れていた。
「またあなた達・・・!警察呼びますよ!」
「呼んでください!そして自首して下さい、お願いします!」
俺は日記帳を母親に差し出した。
母親はひどく混乱した。口を半開きにしたまま、目を大きく見開いていた。
「な、何故あなた達がこれを・・!?一体、恭子は、私は、違うんです、あなた達は誰・・!?」
「あなたは自首するべきです!あなた達が恭子さんを殺したんですよ!?お願いです!」
俺がそう怒鳴ると、母親はその場にうずくまり、恭子、恭子と泣き叫んだ。
明らかに近所迷惑だったが、俺にはそんなことを気にする余裕はなかった。
「分かっています。あなたが望んだことじゃないっていうのは。だからこそ、僕達から警察に言うんじゃなくて、
あなた自身の口で言って欲しいんです。お願いします」
「もう少しで、う・・主人が、帰って来ます、うう、一度主人に話してから・・・」
「話せるような人なんですか!?しっかりして下さい!恭子さんに暴行を加えたのはあの男ですよ!?」
俺は母親の肩を掴み、体を揺らしながら怒鳴った。母親はいっそう大きな声で泣き始めた。
俺はれいなを見て「だめだ」と首を横に振った。
「お母さん、じゃあこれだけ教えて下さい。この日記帳、あの日、恭子ちゃんが自殺した日のページが
破られているんです。破ったのはあなた達ですか?今どこにありますか?捨てちゃいましたか?」
母親は顔を上げずに、泣きながら「違います違います」と叫んだ。
「私達では、ありません。主人もずっと、それを探していたんです・・!だからあの家は売らずに・・
その日記が、他人の手に渡ったら大変だからって・・・」
「え? あの家にあるんですか?破ったのは恭子ちゃん自身ですか?」
「知らないです!私は知らないです!何も知らないんです!恭子!許して!恭子!」
母親はそう言うと、発狂に近い泣き声を上げ、手の平で地面を叩き始めた。
「だめだ、話にならない・・・どうしよう、れいな・・・」
「破られたページを探しに行こうよ。この人達が持ってないとすると、あの部屋のどこかにあるんじゃないかな・・・」
「そうだな。それがあれば・・・くそッ!二度手間だ。行こう」
俺は母親に「気分が落ち着いたら警察に連絡して下さい」と言ってから、また車に乗り込んだ。
れいながシートを起こして座ったので、俺は「だめだよ、寝てな」と言った。
するとれいなは「大丈夫。なんか慣れちゃった」と言った。
れいなの額からは汗が滲んでいた。俺はもう何も言わなかった。
アクセルを思いっきり踏み込んで、また西東京に向かった。
俺達が再び西東京の浜村家に着いた頃、時刻は既に6時前だった。
24時間起きているのに眠気はまったく襲って来ない。
それはれいなも同じようだった。
俺達は恭子の部屋に入り、強盗のように中を漁った。
「ないね・・・」
「ここにあるかどうかも分かんないし、だいたい普通のところはもうオヤジが探しただろうしな・・・」
窓の外は薄明かりに照らされていて、右目が見えないということもあってか、白い靄がかかって見えた。
無計画に漁ったために、部屋は元に戻すのが不可能なほどに散らかっていた。
これではもう細かいところを探すのは無理だ・・・
そう諦めかけた時、俺は本棚にあるCDケースに目が止まった。
『特にシャボン玉っていう曲が大好きで、あればっか歌ってました。ダンスも完璧に覚えて』
『シャボン玉の発売日!ちょ〜イイ!朝急いで買いに行く。れいながカワイイ!歌声もカッコイイ!』
「恵美ちゃんが言ってた・・・恭子ちゃんも日記で・・・」
「え?何?」
れいなはふらふらと本棚に歩み寄る俺を、不思議そうに見ていた。
俺はケースを手に取り、その中からシャボン玉のシングルCDを取り出した。
そしてそれを開け、中を調べた。
歌詞カードの間から、四つ折りにされた一枚の紙が出てきた。
「あった・・・日記だ・・・」
れいなは何も言わずに俺の横に来て、その紙を覗き込んだ。
12月16日
食事が終わった後にお父さんに呼ばれて、また体をさわられた。
そのあと胸をゴルフクラブでなぐられた。いっぱい泣いたけど、お母さんは何も言わなかった。
トイレで3回はいた。1回血がまじってたからこわかった。だいじょうぶかなぁ。
12月17日
胸がすごい痛くて眠れなかった。なんかすごい痣になってる。
学校休むって言ったら、お父さんにムリヤリ制服を着させられた。
テーコーしたら、ゴルフクラブで目を突かれた。それは泣かなかったんだけど、そのあと鏡見て泣いた。
なんかハレちゃってて、超ぶさいく。これじゃあもう娘。に入れないなぁって思った。てか右目見えないし。
もうイヤだよ。あのマンションから飛び降りてみる。死んじゃうだろうな。
日記はどうしよう。エミに渡そうかな。死ぬのに日記とか、バカみたい。
一度でいいかられいなに会いたかったな
日記はそこで終わっていた。
れいなはボロボロ涙を流していた。俺はれいなを優しく抱きしめた。
「これを持って警察に行こう・・・それで全て終わるんだよ・・・」
俺はれいなの髪を撫でながらそう言った。
れいなは嗚咽で声が出ていなかったが、「うん」と頷いた。
その時、部屋のドアが勢いよく開け放たれた。
俺とれいなは驚いて反射的にドアの方を振り向いた。
そこにはスーツ姿の中年男が一人、ゴルフクラブを片手に立っていた。
俺は自分の顔が歪むのを感じた。
「そんなにところにあったとはな。ずっとそれを探してたんだよ。さぁ、こっちに渡せ」
それは善人の仮面の剥がれた悪魔、恭子の父親だった。
次でおしまい!
乙です!緊迫した展開に夜も眠れずorz
309 :
名無し募集中。。。:04/07/01 02:59
期待保全
ほ
311 :
名無し募集中。。。:04/07/01 03:36
乙です!期待してます!
312 :
名無し募集中。。。:04/07/01 04:27
>>558 400じゃあどんなコーデックいれててもCPUがつらいな
313 :
名無し募集中。。。:04/07/01 04:28
ついに次で終わりかーすげー楽しみ
それにしてもちゃんと書かれててすごい
314 :
名無し募集中。。。:04/07/01 04:33
誤爆元が分かってしまう悲しさ
316 :
名無し募集中。。。:04/07/01 07:35
ドキドキ
317 :
名無し募集中。。。 :04/07/01 09:15
ほ
318 :
proxy201.docomo.ne.jp:04/07/01 10:48
319 :
名無し募集中。。。:04/07/01 12:04
保全
z
322 :
名無し募集中。。。:04/07/01 17:43
じっくりことこと・・・
从*´ ヮ`)ノシ
326 :
名無し募集中。。。:04/07/01 21:48
>>291 「兄ちゃん、早く起きて!遅刻しちゃうよ!」
ん・・・もう朝か。また一週間の始まりか・・・。
「早く!もうご飯も作ったよ、早く食べよ」
「わかったわかった、今行くよ」
ガチャ・・・
「それではいってきまーす!」
「お前は元気だなぁ・・・若いっていいよな」
「なにそれ〜、兄ちゃんおっさんみたいだよ〜」
「うるせー。お前はお子ちゃまだ」
「ムキーッ、れいなはお子ちゃまじゃなか!」
今日もこんな会話をしながら登校する。
れいなの中学校と俺の高校はすぐ隣でいつも一緒に行ってる。
ほんと、俺たちって仲いいよな・・・
「じゃあまたね。兄ちゃんちゃんと勉強するんだよ」
「それはお前だろが。もうテストが近いんだから真面目にやれよ」
「べーっだ。じゃあね〜」
あいつ、ちゃんと勉強できてるのかなぁ?
俺もそろそろテストだからちょっと気を引き締めないとな。
その時、後ろから肩を叩かれた。
「やっほー。おはよう」
そ、その声は藤本さん!?
「ん?何ビックリした顔してんの?教室まで一緒に行こうよ」
「う、うん・・・」
「へぇ〜、妹さんと遊園地行ってたんだ〜」
なんだか不思議な気分だ・・・。
どうして今になって藤本さんから喋りかけてくるんだろう?
てっきり嫌われてるものだと思っていたが・・・。
「今度さ、美貴も連れていってよ!いいよね?」
「えっ・・・も、もちろん。藤本さんさえ良ければ・・・」
「やったぁ!約束だよ!じゃあ指切りしようよ」
ふぅ〜、なんか緊張したな・・・ただ会話してるだけなのに。
でもなんでいきなりあんな風に話しかけてきたんだろう?
チラっと席についた藤本さんを見てみるが、特に変わった様子はない。
いつも通り他の女子に囲まれながらワイワイやってる。
う〜ん、でもいいのかな?俺と遊園地に行く約束しちゃったけど。
嬉しいのやら、なんか遠慮しちゃうのやら、複雑な気分だな・・・。
でもこれはまだチャンスがあるってことなのかもしれないな。またがんばってみるか!
そうして一時間目のチャイムが鳴った。
帰り道。今日もれいなと帰っている。
「兄ちゃん、なんか嬉しそうな顔してる。いいことあった?」
「ふっ・・・さあな。まあ人生つらいことばっかじゃないってことだよ」
「何言ってんの〜?意味わかんないよ」
ダメだ、嬉しくて顔がにやけてしまう。助けてくれ。
そんな俺の顔を見ながられいなは少し気持ち悪そうにしている。
「そうだ、兄ちゃん今週もまたどっか行こうよ。また遊びに行こう!」
「悪いなれいな、今週はちょっと用事があるんだ。どうしてもダメなんだ」
「なんでぇ〜、行こうよ〜」
れいながゴネはじめた。許せ、れいな。これは一世一代の大勝負なのだ。
「あれ、おーい!」
後ろから声が聞こえたので振り返ってみた。
ふ、藤本さん!!!
「きみの姿が見えたからさー。あれ、妹さん?」
「そ、そうなんだ。れいな。俺のクラスメートの藤本さんだ。挨拶しなさい」
「・・・どうも」
「こら、ちゃんと挨拶しろよ。ごめんね、藤本さん」
「かわいいね、妹さん。あっそうだ、今週何時から行く?」
れいながピクッと反応した。
「兄ちゃん、藤本さんと遊ぶの?だかられいなの誘い断ったんだ?」
なんか顔が怒ってる・・・まずいな。
「え・・・いやその・・・まあ・・・あれだよ。そうだ!らい・・・」
俺はまだ喋り終えてなかったが、れいなが途中でさえぎった。
「今週、れいなも一緒に遊ぶ!」
ああ・・・ageてしまった
今日もこのスレのエースがくるまでの前座です・・・
330 :
名無し募集中。。。:04/07/01 21:58
おつ!前座だなんてとんでもない
乙〜
いいよ いいよ〜
超乙
むしろエース級ですよ乙!
がんがれ!
从*´ ヮ`)
从*` ヮ´)
俺は咄嗟にれいなを後ろにかばった。
父親からただならぬ殺気を感じ取ったからだ。
「なんで、ここが・・!?」
「あいつは俺の言いなりだ。」
「まさか奥さんを!?」
「適当に殴っただけさ。恭子のようにな、ククッ・・。お前らも痛い目にあいたくなければ、大人しくそれを渡せ」
「これを渡したところで、お前は捕まるぞ。俺達が許さない!」
「お前ら何者だ?探偵気取りか?正義のヒーローか?ふざけやがって。その時はお前らを殺すまでだ」
「狂ってる!」
父親はニヤリと笑ってゴルフクラブを左手から右手に持ち替えた。
あの時見た正義感溢れる二重まぶたの目は、今は私欲に満ちたドス黒い悪魔の目にしか見えなかった。
れいなは両手で俺の手を握って震えていた。
俺は紙をポケットに入れ、身構えた。
「やる気か?本当に殺すぞ」
「うるさい!お前はクズだ!お前こそ死ね!死んで恭子ちゃんに詫びろ!」
「赤の他人が偉そうに・・。お前に何が分かる」
「赤の他人だって?・・ちくしょう!お前のことなんか分かってたまるか!ちくしょうッ!」
俺は父親に殴りかかった。しかし喧嘩をしたことのない俺のパンチはあっさりとかわされ、
次の瞬間身体に激痛が走った。父親の振ったクラブがわき腹にめり込んだのだ。
俺は吹き飛ばされ、壁に叩きつけられた。
「きゃあああ!!!」
れいなが悲鳴を上げると、父親はれいなの方を向き、またニヤリと笑った。
俺はわき腹を押さえながら「逃げろ!」と叫んだが、その時既に、父親の手はれいなの髪の毛を掴んでいた。
「いやぁっ!離して!離せバカヤロウ!」
「大人しくしろ糞ガキ」
「れ、れいなに手を出してみろ!殺すぞ!絶対殺してやる!」
そうは言ったが、俺の声は震えていた。俺は自分の非力を嘆いた。
片目しか使えないのと、悔し涙で、二人の顔がぼやけて見えた。
「いいから渡せ。俺も人殺しはしたくない」
父親は腕をれいなの首に回して、ゴルフクラブの先を俺に向けていた。
首を掴まれたれいなは、恐怖で声が出ないようだった。
人殺しはしたくないだって?こいつッ・・!腐ってやがる!
お前が殺したんだ!お前が恭子ちゃんを!
俺はそう言いたかったが、刺激してれいなに何かされたら・・・と考え、口をつむいだ。
そんなこより今はれいなを助けることが先決だ。
俺は躊躇いながらもポケットに手を入れ、紙を掴んだ。
その時、れいなと目が合った。それは怯えた目ではなく、何かを決心した目だった。
視線を落とすと、れいなも七分丈のパンツのポケットに手を入れていた。
俺は戸惑い、紙を取り出そうとした手を止めた。
れいな?一体何を?
「おい!早くしろ!首の骨を折るぞ!」
父親がそう怒鳴った直後、れいなはポケットから小さな突起物を取り出し、
父親の腕に突き刺した。それは以前に俺があげた、円錐形のキーホルダーだった。
キーホルダーはバキッという音ともに折れた。同時に父親が悲鳴を上げた。「ぐわぁっ!」
その腕かられいなの体が離れた。父親は腕を押さえながらよろけた。
俺はすっと立ち上がり、右拳を握り締めた。
両脇をしっかり締めて・・・腰を思い切り回す・・・
身体をひねって・・・あとは拳を突き出すだけ・・・
あっという間だった。ほとんど無意識に、流れるようだった。
気がつくと、俺の拳は父親の顔面を捉えていた。
父親は鼻血を出しながら後ろに倒れ、後頭部を壁にゴンッと打ち付けた。
そしてそのまま気絶した。
「や、やった・・・当たった・・・」
俺は自分の右手を見つめながら唖然としてしまった。
しかしすぐに我に返り、倒れているれいなを起こした。
「れいな!大丈夫?」
「うん・・・平気。それより、お腹大丈夫?」
俺は殴られたことを忘れていた。思い出すと、わき腹にまた激痛が走った。
「あいてててて・・・思い出させるなよ。すっげぇ痛い」
「ご、ごめん。大丈夫?」
「うん。それより警察に連絡しよう。救急車も。こいつ死んじゃうと俺が困るから」
「携帯・・・車の中に置いて来ちゃった」
俺達は一旦車に戻ることにした。
家を出たと同時に、遠くの方からパトカーのサイレンが聞こえた。
その音は段々近づいて来るようだった。
「警察?ここに?なんで?」
「誰かが通報したのかな・・」
甲州街道から通りに入って来るパトカーが見えた。
俺はポケットから車のキーを取り出し、れいなに渡した。
「?? 何?」
「れいなは先に車に戻ってて。すぐに行くから」
「なんで?れいなもここにいる!」
「れいなはアイドルだから。こんなことに関わってたなんてバレたら、普通に仕事できなくなっちゃうよ」
「できるよ!れいな悪いことしてないもん!それにここで逃げたって、絶対バレるよ!
指紋とか・・・よく分かんないけど・・・それに、お母さんにだって会ってるんだし!」
「その時はその時でさ。話せば分かってくれるよ。とりあえず今は先に車に行ってて。
頼むよ。恭子ちゃんだってそう思ってるよ。れいなにはずっとテレビに出てて欲しいんだ」
「恭子ちゃんは死んじゃったんだよ・・・」
「俺は生きてるよ。俺も恭子ちゃんと同じくらいれいなのことが好きなんだ。お願い、頼むよ」
俺がそう言うと、れいなは口をへの字にして下を向いてしまった。
そして少し間を置いてから「分かった」と呟いて、持っていた日記帳を俺に渡した。
「こっから向こうに遠回りしたら、たぶんあのコンビニに行けるから」
「うん。すぐ来てね」
そう言って、れいなは来た道とは逆の方に走っていった。
間もなくしてパトカーが2台到着した。
先頭の一台から男が二人降りて来て、俺に歩み寄って来た。
「浜村、浩介さんですか?」
「俺ですか?勘弁して下さい、違いますよ。浩介かどうかは知りませんが、
恭子ちゃんのお父さんなら中でのびてますよ。殴っちゃいました」
「・・・署の方で話を聞かせてもらえますか?」
「今日は勘弁してもらえますか。帰って寝たいんですけど。眠くて倒れそうなんです。明日じゃだめですか?」
「ホテルならお取りしますけど」
「自分の家がいいんです」
男二人は顔を見合わせて困った顔をしたあと、俺には聞こえないように小声で何かを話し合った。
「失礼ですが、身分証を拝見できますか」
俺は財布の中から免許証を取り出し、男に渡した。
二人はそれを持って一度パトカーに戻った。
しばらくしてから、その内の一人がまた俺のところに戻って来た。
「分かりました。では明日連絡お待ちしています」
「すいません、ありがとうございます。あ、これだけ渡しときます」
「?? なんですか?」
「恭子ちゃんの日記です。そこに全て書かれています」
俺は破かれたページを間に挟んで、日記帳を渡した。
男は興味深そうにペラペラとページをめくった。
「あ、あと・・・」と俺は言った。
「はい?」
「どなたが通報したんですか?」
「奥さんです」
車に戻ると、車窓かられいなが顔を出してとても嬉しそうに手を振っていた。
うんうん、俺が戻って来たのがそんなに嬉しいか、とニヤニヤしながらドアを開けたが、
どうやらその喜びは別のところから来ているようだった。
れいなはシャツのボタンを3つ開けて、ギリギリまで胸をはだけて見せた。
そこにはあの忌まわしい痣はなく、綺麗な、れいなの真っ白い肌があるだけだった。
「あ!!!」
「消えたよ!痣が消えた!ねぇ、それ取ってよ!」
俺は急いでバンドエイドを剥がした。鏡を見る必要はなかった。
れいなの表情で俺は全てを理解した。れいなは目に涙を浮かべて笑った。
俺達は抱き合った。
「良かった・・・れいな、自分だけ消えたのかと思って・・・もしそうだったらどうしようって・・・
良かった・・・目、見える?」
「見えるよ、れいなが見える。大丈夫、全部終わったんだ」
「良かった・・・ホントに・・・」
れいなは俺にギュッと抱きついて、泣き始めた。
なんだか俺も泣きそうになったが、ぐっと堪えてれいなの頭を撫でてやった。
れいなはわーわー泣いた。
それから俺はれいなの家に車を向かわせた。
おわり の おわり
これは後から聞いた話なんだけど、あの父親は去年の11月に25年勤めた会社をクビになったらしい。
恭子ちゃんに虐待を加え始めたのはそれからで、恭子ちゃんが自殺したあと、
暴行のはけ口はお母さんに移されて、彼女もかなり酷いことをされたそうだ。
父親は捕まってから精神鑑定も受けたらしい。
でも、どんな理由があっても、あんなこと許されるはずがない。
相応の刑を受けるべきだ。
では母親の方はどうだろう・・・。
俺達が自首を頼みにアパートに行ったあと、あのあとすぐに父親が帰って来たそうだ。
俺達のことを話すと、父親は彼女をぼこぼこに殴って家を飛び出した。
母親は意識が薄らぐ中で何かに気づいたのか、警察に電話したらしい。
警察が到着した時、彼女は気を失っていたそうだ。
そんな母親も罪になるのだろうか。れいなは可哀想だと言っていた。
俺にはよく分からなかった。
れいなの家に向かいながら、俺達は今回のことについて色々話した。
真実が明らかになって、俺達の痣は消えたけど、恭子ちゃんはそれで良かったのかな・・・
れいなは「そんなこと恭子ちゃんに聞かなきゃ分かんない」と言った。
俺はそれはそうだと笑った。死んでしまった人間の想いなんて、結局分かるはずがないんだ。
それでも、俺達は少しでも君の役に立ったのかな、君は安心して天国に行けたのかな・・
俺は答えの返って来るはずのない質問を、心の中でそっと投げかけた。
「でもさ、他のことは何となぁく分かったんだけどさ、一つだけどうしても理解できないことがあるんだよね」
「なーに?」
「俺達あの日、あの部屋で寝てたでしょ?たぶん恭子ちゃんは、あの日記を誰かに見つけて欲しかったんだよ。
だから一度あの家を離れて、謎を解くのを諦めようとしたら、恭子ちゃんは夢に出てきて俺達を引き止めた。
自分と同じ場所に痣を付けて・・・」
「うん。」
「いや、れいなは分かるんだ。恭子ちゃん、れいなのファンだったし。会いたいとかそういうこともあったんだろうから・・・。
でもさ・・・なんで俺なの??? 何で俺もれいなと一緒にあの部屋に連れて来られたの?俺って何でもないよ?」
俺は自分でそう言って笑いそうになった。
れいなは「う〜ん・・・」としばらく難しい顔をして悩んでいたが、やがて「分かんない!」と元気良く言って笑った。
そのれいながとても可愛くて、そんな疑問なんてどうでもいいんだと思えた。
「よく分かんないけど、れいな、恭子ちゃんの分まで頑張るよ」
「じゃあ俺は恭子ちゃんの分までれいなを応援するよ」
俺がそう言うと、れいなは声を出して笑った。
「そういうことじゃん?」とれいなは言ったが、どういうことなのかはよく分からなかった。
家が近づいてきて、俺達は自然と口数が少なくなった。
車のデジタル時計は8時を示していて、道路は通勤の車やらですっかり混んでいた。
れいなが「あ、これ・・・」と言ってポケットからキーホルダーを取り出した。
「ごめんね。壊れちゃった」
「あ、そうか。まじで助かったよ、あの時は。新しいの貰って来るよ」
「ううん。いい。これを持っとく。これ見る度に、今回のことが夢じゃないんだって思えるから・・・」
れいなは先端の壊れたつららのキーホルダーを見つめて、微かに笑みを浮かべながらそう言った。
その横顔があまりにも綺麗だったので、俺は見とれて事故りそうになった。
そうこうしている内にいつもの場所に到着した。れいなの家から数百メートル離れたところ。
俺は車を停めてエンジンを切った。れいなは黙ったまま、なかなか降りようとしなかった。
俺も何も喋らずに何となく前方を眺めていたが、やがて視線を感じて隣を見た。
れいながじっと俺を見ていた。何だろう?と思い、しばらく見つめ合っていた。
ふっとれいなの顔が近づいて来て、そのクチビルが俺の頬にそっと触れた。
本当に一瞬の出来事だった。顔を離したれいなはクスッと無邪気に笑った。
それから「色々ありがと。またね」と言って車から降りて行った。
俺はぼーっとしてしまって何も言えずにいた。しばらく誰もいない助手席を見ていた。
はっと我に返り、急いで窓から顔を出して「またねれいな!今度恭子ちゃんのお墓参りに行こう!」
と大声で叫んだ。れいなはもうずいぶん遠くに行ってしまっていたが、振り返って「絶対だよー!」と言った。
そして大きく手を振ってから、角を曲がって行った。俺はれいなの姿が見えなくなっても、しばらく手を振っていた。
れいなのクチビルで濡れた俺の頬が、風を受けてひんやりした。
それから俺は自分の家に戻った。
アパートに着くと、駐車場の隅にいつもの黒猫がいた。
俺は逃げないようにそっと歩み寄り、抱きかかえた。
「お前いっつもいるな。家ないのか?」
間近で見ると毛がフサフサしていて可愛かった。
「俺の家に住む?誰もいないからきっと住みやすいぜ?」
猫は俺の目を見て「にゃ〜」と鳴いた。
「へへへ、でも言っとくけど、食事は安物だからな」
そう言って、俺は猫を抱えて部屋に入った。
それから眠いのもそっちのけで部屋を片付けた。
ほとんど隅に物を寄せただけだが、かなりスペースができた。
俺はそこにダイノジに寝っ転がった。猫も俺の横に来て丸まった。
「お前も寝るのか?」
猫は薄っすら目を開けて「にゃあ」と鳴いた後、その綺麗な目を閉じた。
警察に何て話そうかな・・・
本当のこと話しても、みんな笑うだけだろうな・・・
だってこんな話、信じられる?
朝起きたら、となりでれいなが寝ていて・・・
俺はそのまま眠った。
雲ひとつない空に、昇りきらない太陽が煌々と光っていた。
おしまい
THANK YOU...
乙〜
最高によかった。。。
本当に乙です!
また気が向いたら作品を(ry
れいなハァ━ ;´Д` ━ン !!!!
正直最初はここまでの話になるとは思ってなかった
構成もしっかりしてるし文章もいい
何より展開がおもしろいから目が離せなかった いい物を読ませてもらいました
ありがとう
乙〜
ちゃんと最後まで見届けられてよかった〜
ルパ
>>351-355 こんな長いの全部読んだの!?まじ乙。・゚・(ノД`)・゚・。
最初はこんなんにするつもり全然なかったんです
適当に書き出したらいつの間にかこんなになっちゃって・・・
途中でレスくれた人達本当にありがとうございました
俺がどんだけ嬉しかったか。・゚・(ノД`)・゚・。
むかつく人もいると思いますが、狼のネタスレの一ネタだと思って大目に見てください
皆さん本当にありがとうございました
なんかいい奴だな
おつかれさま 楽しかったよ
作者さん乙です
エロ小説を展開される方が多い中(勿論エロも良いのですが)
本格的なミステリーが楽しめました
楽しめました
361 :
名無し募集中。。。:04/07/02 00:08
362 :
名無し募集中。。。:04/07/02 00:14
作者さんおつかれさまです。
すごく楽しめました。
ところでこれタイトルってないんですか?スレタイがタイトルって事かな?
素晴らしかったです。
更新ごとの終わりで毎回ドキドキさせられて
連載中は続きが楽しみで仕方ない日々でした。
特に日記を見つけた回の最後はゾッときましたね。
このスレのログは末代まで保存しておこうと思います。
気が向いたらまた書いてくださいね。
364 :
名無し募集中。。。:04/07/02 00:22
途中ルパンに乗っ取られたときは完結するとは思わなかったw
マジで読み物として面白かったよ
作者殿乙です。大変面白かったです
西東京市が舞台のひとつになってましたが、
リアル市民なのでより物語に引き込まれました
結局男は偶然恭子に選ばれたの?
お疲れ様でした
最高です。マジ最高です
久しぶりに職人というか神というものを見ました
最高でしたお疲れ様でした!
369 :
名無し募集中。。。:04/07/02 00:42
最初の頃から出ていた黒猫がきになる・・・
>>362 ない!ホントにこんなに続くとは思ってなかったので・・・
>>363 ちょっと!そのレスまじで嬉しいんだけど!
ありがとうございます。・゚・(ノД`)・゚・。アフォか俺は・・
>>364 でもあれで一個できそうw
>>365 まじすか!俺も一ヶ月だけいたことあるので西東京にしました
371 :
名無し募集中。。。:04/07/02 00:47
毎日この話目当てでこのスレに来てました
いつ続きが書かれてるとすごく嬉しい気持ちになれました。
最高によかったです、本当にお疲れ様でした。
>>366 分からんっていうオチ。ってこともないんだけど・・・
まあその辺は適当に流してください、すいません
>>367 乙!
>>368 確実に言いすぎだけどサンクス!
>>369 从 ´ ヮ`)<キニシナイキニシナイ、ニャー
373 :
名無し募集中。。。:04/07/02 00:49
>>371 × いつ続きが書かれてると
○ 続きが書かれてると
>>371 ありがとう!読んでくれて、乙
ってかこんなに人いたんだ!びっくり
皆さん本当にありがとうございました
バカかと思うかもしれませんが、まじで嬉しいです。・゚・(ノД`)・゚・。
ありがとう!皆さんいい夢を!
ノシ
乗り遅れた…
傑作をホントにホントにありがとう!!
とても楽しかったよ!!
376 :
名無し募集中。。。:04/07/02 02:24
ほ
377 :
名無し募集中。。。:04/07/02 03:10
ぜ
ん
379 :
名無し募集中。。。:04/07/02 05:06
誰かログまとめてうpして!
380 :
名無し募集中。。。:04/07/02 06:14
うまい
あっちのまとめ職人にこそっと依頼するか?
383 :
名無し募集中。。。:04/07/02 08:59
384 :
名無し募集中。。。:04/07/02 10:21
>>382 頼みます。
出来れば携帯でも
見れると助かるけど。保(田)全(滅)
385 :
名無し募集中。。。 :04/07/02 11:20
ほ
386 :
名無し募集中。。。:04/07/02 12:32
こういった物語こそれいなに見てほしいな。
映像化激しく希望!
388 :
名無し募集中。。。 :04/07/02 15:08
保
389 :
名無し募集中。。。:04/07/02 16:23
今年一番のネタスレだな
いあ、まだあっちには勝てない。。。数がもう少し欲しいよな
391 :
名無し募集中。。。:04/07/02 17:41
量より質だよ
まあ、向こうも質はいいがな
393 :
名無し募集中。。。:04/07/02 19:27
ヲタ別にして普通に面白い小説だったよ
乙
395 :
名無し募集中。。。:04/07/02 21:00
ログまとめてほしいな
ののたん、こっちは見てないかな
397 :
名無し募集中。。。:04/07/02 22:23
乙ですた
>>328 ついに休日がやってきた。
そう、今日は藤本さんと遊ぶ日だ。あと、れいなも一緒。
「一緒に行く!」と言われた時は困ったが、もうこうなったらあいつに何を言っても一緒なのはわかっていた。
まいったなぁ・・・どうしよう。せっかく藤本さんに仲良くなるチャンスなんだが・・・。
「兄ちゃん、早く行こうよ!」
今日はやけに準備が早いな・・・しかもいつもよりオシャレをしてる感じだ。
「わかった、行こうか」
今日はまた遊園地に行く予定だったのだが、れいなが「先週行ったから違うとこにしよ」って言ったため、
急遽変更となった。俺と藤本さんの約束なんだぞ、まったく・・・。
れいなが失礼なこと言ったりしなければいいんだが・・・少し不安だ。
「なぁれいな、あんまり藤本さんに迷惑かけたりするんじゃないぞ。わかってるか?」
「・・・・・」
無視かよ・・・。
「ねぇねぇ、今日どこ行くの?れいな動物園とか行きたいな〜」
「どこ行くかは藤本さんとも相談しなきゃ。それより失礼なこと言ったりするんじゃないぞ」
「・・・・・」
そこはやっぱり無視かよ・・・。
待ち合わせ場所に行ってみるともう藤本さんは来ていた。
「あれ、もう時間だった?」
「ううん、まだ10分前だよー。ちょっと早く来すぎたちゃった。きみこそ早いね」
「いやいや、やっぱ女の子を待たせるのはグフェ!」
れいなが俺にエルボーしてきた!
「? 兄ちゃんどうしたの?それより藤本さん、今日はよろしくお願いしまーす!」
「え、ええ、よろしくね」
「グフッ・・・それより今日どこ行こうか?」
いてぇ、れいなの奴思いっきり腹にエルボー入れやがって・・・。
「そうだね、映画とかどう?『絶望の淵で哀を叫ぶ』見に行こうよ。割引券持ってるし」
「いいね。そうしよっか。れいなもそれでいいよな?」
「まあ別に・・・」
「じゃあ決定だね!そうと決まったら出発、出発!」
「あ、ちょ、ちょっと・・・」
いきなり藤本さんが腕を組んできた。
「なっ、何しとーと!兄ちゃんも早くほどいて!」
れいなに無理矢理ほどかされた。
「藤本先輩、兄ちゃんはお風呂に入ってないから近寄らないほうがいいですよ。兄ちゃんはれいなと手をつなぐっちゃ」
だ、誰が風呂に入ってないだよ。めちゃくちゃ言うなよ・・・。
「ふーん、相当妹さんに好かれてるんだね、きみ・・・」
「そっ、そうかな?あはは・・・」
映画館の中に入った。
れいなはポップコーンとジュースを買ったが、値段が高いと文句を垂れている。
仕方ないよ・・・俺も子供のころ高くてビックリしたけどさ。
とりあえず俺たちは空いてる席に適当に座ることにした。
「ねぇねぇ、きみは映画とか見たりするの?」
「うーん、映画館に行って見るのは久しぶりかも。テレビで見ることが多いかな」
「実は美貴も映画館来るの久しぶりなんだよね〜。超楽しみ!」
「俺もかなりたの・・・痛てぇ!」
れいながバレないように踵で俺の足を踏みつけてきた。藤本さんは突然痛いと叫ぶ俺を見て不思議そうにしている。
「どうしたの?お腹痛い?」
「あ・・・なんでもないよ。平気平気」
くそぉ、藤本さんと会話する度にれいなに殴られてるよ。帰るころまで体が持つだろうか・・・。
「兄ちゃん、このパンフレット見て!おもしろそう〜」
何もなかったかのようにれいなは俺に喋りかけてくる。なんなんだよ〜。
「あ、そろそろ始まるよ」
上映中は殴らないでくれよな・・・。
映画も中盤に差し掛かった。
どうやらこの映画は主人公の恋人が人をザクザク殺していく映画のようだ。
多分、ラストは主人公が殺人鬼と化した恋人を倒すんだろう。こんなの流行るのか?
しかし、ストーリーはクソだが殺人シーンは結構怖い。いきなりスクリーンに殺人鬼が出てくるとこなんかは特にビックリする。
俺の右端にいるれいなを見てみるとちょっとビビってるようだ。
たまに小さな声で「うわっ」とか言ってる。まあ無理もないよな、女の子だし。
すると突然俺の左手を藤本さんに掴まれた。
「怖いからきみの手を握ってていい?怖いよ・・・」
藤本さんを見てみると怖さでかちょっと涙ぐんでる。
そんな涙GIRL状態の藤本さんに手を握られながら映画を見ていたら、今度は右手を掴まれた。
「兄ちゃん、怖いかられいなと手繋いでて?」
れいなまで・・・。強がりなれいながそんなこと言うなんて珍しいな。
まさに今の俺は両手に花状態だ。まあれいなはともかく。
・・・ヤバい。顔がかゆくなってきた。
しかし、二人に手を繋がれてるため手が使えない。
かといって振りほどくのもなんかなぁ・・・。
俺は映画が終わるまでかゆみと戦うはめになった・・・。
「兄ちゃん、なんでそんな凄い勢いで顔をかいてるん?虫にかまれた?」
俺は上映終了と同時に思いっきり顔をかいていた。
ずっと我慢してたんだ・・・気絶しそうだったぜ。
「次どこ行こっか。それとも先にご飯にする?美貴お腹減っちゃった」
「うん、俺も腹減ったし何か食おうか」
近くにあったファーストフードショップに入った。
俺たちは空いてる席に座った。
「あの映画怖かったね〜。でもキミが手を繋いでくれてたからちょっと安心だったよ」
ギュウゥゥゥゥゥ・・・
その発言を聞いたれいなが俺の内股を思いっきりつねっている。
「ははは・・・それは良かった・・・はは・・・」
多分、思いっきりつねられたから色が変わってるかもしれない。
「れいなちょっとトイレ行ってくる」
れいなが席を立った。
そしてれいながトイレに入っていったのを見て藤本さんがススーっと俺の横に座った。
「ねぇ、なんとかしてれいなちゃん帰すことできない?二人で遊ぼうよ」
「う、うーん・・・ちょっと難しいんじゃないかな。れいなから逃げるのは」
俺だって二人っきりで遊びたいがれいなが言うこと聞くとも思えないしな・・・。
「でも美貴はきみと二人っきりで遊びたいなぁ・・・」
ウヘェ・・・ヤバイ。藤本さんやっぱかわいいや。
しかし、ここでれいなを追い払ったら後のことが心配だからな・・・。
「ねっ、お願い」
うーん・・・まいったな。
その時、れいながトイレから戻ってきた。
「あっ、勝手に兄ちゃんの隣座らないでくださいよ!ここはれいなの席たい!」
そう言って藤本さんを無理矢理どかそうとした。
「コラッれいな、藤本さんにあんまり失礼なこと・・・」
「なによ!兄ちゃんまで!バカッ!」
れいなは走ってどこかに行ってしまった。まずい・・・。
「・・・ごめん藤本さん、追っかけてくるよ!」
いつもこんな駄文にもGJと言ってくれてありがとうございます
嘘でも嬉しいです
あとこのスレの新エース募集中。。。
404 :
名無し募集中。。。:04/07/02 22:57
GJ!!
407 :
名無し募集中。。。:04/07/03 00:31
ヾ从 ;` ヮ´;)ノ
409 :
名無し募集中。。。:04/07/03 03:32
>>403 何を言ってるんだ・・・エースはもう存在してるじゃないか。
君というエースが。
411 :
名無し募集中。。。:04/07/03 05:05
412 :
名無し募集中。。。:04/07/03 06:31
413 :
名無し募集中。。。:04/07/03 07:53
414 :
名無し募集中。。。:04/07/03 08:10
>>403 かなーり好きだよこういう展開!
エース次も期待してるよエース
ここもかなり雰囲気がよくなってきたよ
人も多くなったし
417 :
名無し募集中。。。:04/07/03 11:09
418 :
名無し募集中。。。:04/07/03 13:22
ニャー
420 :
名無し募集中。。。:04/07/03 16:12
ほ
421 :
名無し募集中。。。:04/07/03 16:12
422 :
名無し募集中。。。 :04/07/03 17:15
ほ
ヾ从 ;` ヮ´;)ノ
424 :
名無し募集中。。。:04/07/03 19:31
425 :
名無し募集中。。。:04/07/03 20:32
426 :
名無し募集中。。。: