___________新垣里沙と送る高校生活____6ヶ月目
夏本番保全
あたたかいけど、なんだか切ない。・・・作者様乙ですっ!
カキ氷 金魚 風鈴
夕立保全
今読んだ
やっぱいいね
ほんとジーンとくるよ
満腹保全
とんでもない日にキテタ
すごくガキさんっぽくてイイナ
乙です
初めて来た。一気に読んだ。
(゚∀゚)b <イイ!!
773 :
名無し募集中。。。:04/07/16 21:48
この位置はあぶない
774 :
名無し募集中。。。 :04/07/16 22:14
メール打ち込み保全
ほ
「夏休みになったらあんまり会えなくなっちゃうね・・・」
と意味ありげな発言をするガキさん保全
今夜は爆撃ないみたいだね
ぜ
耳元で蚊が飛んでてうざい保全
就寝前hozen
ん
早朝保全
ほ
おはよ!ガキさん!
785 :
名無し募集中。。。:04/07/17 10:00
夏保全
とにかく保全
昼食保全
午後の紅茶保全
真夏日保全
地震で目覚めた保全
791 :
名無し募集中。。。:04/07/17 16:49
夕立保全
ho
ze
n
「うわぁー、さっきの凄かったですねっ!ビューンって落っこちてグワァッて風が来て…」
青木さんは俺の隣でニコニコと楽しそうに笑いながら喋りつづけている。
ふと周りを見渡せば人、人、人。
その大半は家族連れやカップルで占められていた。
でもって空はとってつけたような青空。
まさしくデート日和。
”LET'S GO!朝からシャケのおにぎり♪”……って、おい、そういうのはもう封印したはずだろ。
そう、これは俺がまっとうな青春を送るためのその記念すべき第一歩なのだ。
「…どうしたんですか? 握り拳なんか作っちゃって」
「…あっ、いや、あまりにも楽しすぎてついつい気合が入っちゃってさ!」
「そうですか!じゃあ、あとでもう一回乗りましょうね!」
つい力を込めてしまった右手から思わぬ方向に話が進んでしまった。
正直な話、ああいうフリーフォール系のアトラクションは苦手なのだが。
実際の所、結構足元がフラついていて、おぼつかない足取りを悟られないようになんとか誤魔化しているのだが。
そもそもなんでこんなことになっているかというと、話は数日前に遡る―――
あの日、新垣と喧嘩別れのような形になってしまった後、俺は部屋に一人寝転んでいた。
むせ返るような暑い夜も手伝って、家路に抱えていたやるせない気持ちはやがて苛立ちに変化し、俺はただじっと耐えるように目を閉じていた。
と、その時、電話が鳴った。
青木さんからだった。
なんでも、遊園地に行きませんかというお誘いだった。
はじめ、反射的に断ろうと思ったのだが、ふと考え直した。
断る理由がどこにある?
サッカー部のマネージャーで、学年でもなかなかの人気を誇る青木さんが俺と遊園地に行きたいといっている。
こんなにいい話をどうして。
そうだよ、これこそが俺の待ち望んだ青春じゃんかよ。
人間の仮面を被った悪魔の誘いに危うく道を踏み外す所だった。
これで軌道修正できるなら願ったり叶ったりだ。
―――というわけで、俺はハロープロジェクトもとい新垣と出会う前に自分をリセットさせようと誓ったのだった。
一回きりの青春だ、大事に過ごさねば…って、だから、そういうのは…。
「あれ、なんかあそこらへん、人がいっぱいいますね?」
青木さんは辺りの景色に似つかわしくない広場に蠢く一団を見ていた。
「ん、ほんとだ? …なんだろうね」
と、言いつつもその光景に、俺はある種の既視感を感じ取っていた。
それは中野で、代々木で見覚えのある光景だった。
その一団から放たれる独特のパワー、エネルギー、オーラ。
近くまできて、その看板を目にした時に、それは確信に変わった。
冷や汗がぽたりと滴り落ちる。
「へー、アイドルのイベントなんですね」
「う、うん、そうみたいだね」
「すごいですよね、ファンの人って。こんな暑い中、ずっと待ってられるなんて、よっぽど好きなんですね」
「う、うん、すごいね」
ハロープロジェクトといういわばアイドルの総本山の道を少しばかし辿った俺としては、その光景はもはや他人事ではなかった。
一団から発せられているオーラが、まるでその道からの脱出を試みている俺の足に絡みついてくるようなイメージが浮かんで、一刻も早くその場から立ち去りたい気分になった。
「あ、あの、青木さん、お腹減りませんか?」
「うーん、そう言われればそうですね」
「じゃ、じゃあ、お昼ご飯食べましょう、うん、それがいい、行きましょう、すぐ行きましょう」
そうしてそそくさと、半ば強引に俺たちは軽食店へと向かった。
―――一方、その頃、彼女は。
◇
「ほらっ、あそこにエイがいますよっ!うわぁ、すごいですね、ちょうど砂に潜ってますよ。
あ、あっちにはマンボウが!マンボウは尾鰭がないんですよ。それに海面からジャンプすることだってできるのです!」
「へ、へぇー…」
暗っぽい館内の水槽を覗き込みながら岡本君は熱っぽく語っていた。
あたしはそれに少し圧倒されながら水槽を見て回った。
岡本君は海水生物に詳しいらしく、いろいろと熱心に説明をしてくれていたが、正直な話、あたしはそこまで魚に興味はなかった。
というか、水槽の中を見ているとどうしてだか後藤さんの事がぼんやりと頭に…って、顔が魚っぽいとかそんなこと全然思ってないですよ!
そう、こないだ後藤さんがイルカに乗っている所をみたせいですよ!
水槽の中をやる気なさそうにふわふわと泳ぐヒラメを見ながらあたしはぼんやりと考える。
…後藤さんといえばアロハロ出たなぁ。
アイツ、買ったのかなぁ。
後藤さん好きなんだから、そりゃ買うよね。
でも、それ、ちょっとやだなぁ……って、なんで嫌なんだろ?
いいじゃん、売り上げが一枚増えるんだからさ。
そうだよ、いいことだよ。
いっそ5枚くらい買っちゃえばいいんだ!
一枚は鑑賞用で、一枚は保存用。 で、もう一枚が祭祀用、でもってもう一枚が布教用で、さらに一枚がえーと、えーと……
「どうしたんですか? 何か小難しい顔して、眉間にしわが寄ってますよ?」
「うーん、あと一枚がねー……って、え? あ、あはは、こっちの話、こっちの」
「…そう、ですか。 あのー、つまらなくないですか? なんか、自分ばっかり喋ってしまって」
「ううん、そんなことないよぉ。 それに午後はペンギンショーがあるんでしょ? それ、すごい楽しみだなぁ」
「そ、そうですか! じゃあ次のフロアに行きましょう! 次は海水面の生き物のフロアですよ! ここにはヘイケガニっていう人面に似た甲羅を持つカニがいまして…」
「ヘイケガニ!?」
「…そうですけど?」
…平家さぁん。
あたしは滲んだ目じりを拭い、平家さんの新しいアーティスト人生の成功を祈りながら次のフロアへと向かった。
>>802 待ってたヨー!
モデルの意味がよくワカラン
>>803 概要から秘書のページに
というかこの人のモデルが多分松浦さんといわれています
806 :
名無し募集中。。。:04/07/18 00:11
いいね
このスレは良作を2シリーズも持ってるのか
星が見えない夜
何気に同級生からスカートめくりとかされた時の
リアクションは一番可愛いんじゃないかという気がする。
早朝保全
GJ保全
休日保全
(・e・ )
保全カキコ