もしも朝起きたとき、となりでれいなが寝ていたら 2
1 :
名無し募集中。。。:
あなたはどうします?
2 :
名無し募集中。。。:04/06/16 00:55
矢口氏ね
3 :
名無し募集中。。。:04/06/16 00:56
頭撫でる
4 :
名無し募集中。。。:04/06/16 00:56
5 :
名無し募集中。。。:04/06/16 00:57
ヒャッホーイ
6 :
名無し募集中。。。:04/06/16 00:58
びっくりする
7 :
名無し募集中。。。:04/06/16 00:58
朝起きたら横にれいながいるなんて・・・
うf具fzヴィvk:pfvgふぃfpfdsくぁswでtfryhきぉ;p@:
8 :
名無し募集中。。。:04/06/16 00:59
,/ヽ,
:i`ヽ、 / ヽ
i! ゝ-‐─''´ i!
/ i!
;i' ○ i!
i! .○ iー‐'| ` :::i!
゙:,::::: ヽ_,ノ ノ
ヾ、,, ノノハヽo∈ く
/ _(;゚;;.ヮ ゚*从 i!,
/ "~ `~○○")ノ i!、
(_ __,,..ノ´ ,ノ .i! )
/"⌒゙ヽ-''゙`~"´∪∪´~`ヽ'´ ノ'"
( ゙ / i! /
ヽ ,,.... -i! /
゙':.,,_..ノ"´ ヽ /
゙'''ー'''"
9 :
名無し募集中。。。:04/06/16 00:59
エロ小説を朗読してもらう
10 :
名無し募集中。。。:04/06/16 01:01
たぶん麦茶飲む、喉乾いてるからね。
11 :
名無し募集中。。。:04/06/16 01:07
寝起きの口臭チェック
ちゅーしちゃうよ
復活きたー
14 :
名無し募集中。。。:04/06/16 01:35
見入る
15 :
名無し募集中。。。:04/06/16 01:36
やっぱり下の毛を確認する
16 :
名無し募集中。。。:04/06/16 02:09
「兄ちゃん、れいなお腹すいたっちゃ」
「図々しい奴だな〜、人様の家にいきなり転がり込んできたくせに・・・」
でもなんか俺も腹へってきたな・・・そういや朝飯の時間だもんな。
「よし、じゃあ食べるか・・・もちろんれいなをなァ!」
ガバァ!
俺はれいなに襲い掛かった。
「キャッ!兄ちゃん何するの・・・?」
「くっくっくっ・・・今から朝飯を食べるんだよ。今日は朝からご馳走だぜェ!キャッホーイ!」
俺はまずれいなのパンツを脱がし始めた。
「に、兄ちゃん、パンツはヤバイ、マジヤバイ、それだけはマジヤバイっちゃよ」
れいなはパンツを脱がされることを物凄く嫌がってる。何故だ?
「どうせテメーは俺に食われる運命にあるんだよォ!観念しやがれや!」
俺は強引にパンツを脱がした。
スパァァァーーーン・・・
「こっ、これはぁ〜〜〜!?」
17 :
名無し募集中。。。:04/06/16 02:20
れいなが襲ってくるぅ〜
まず縛る
19 :
名無し募集中。。。:04/06/16 02:33
れいなと僕の生きる道
負け犬の俺に前スレを恵んでください
21 :
名無し募集中。。。:04/06/16 03:06
前スレの小説期待age
22 :
名無し募集中。。。:04/06/16 04:57
立ってるしw
でもあんな話一本じゃまた落ちちゃうよ
Hくないし、誰か書け書け
前スレ
>>359続き
オンボロ車は揺れが激しく、れいなはまた機嫌を損ねてしまった。
「ちょっと!もう少し優しい運転はできないと?」
「しょうがないだろ、ボロなんだから。これでもローン組んだんだぜ?愛車ローンだよ、へへ」
「やっすい愛車たい!」
上手い具合にボケたつもりがその上に皮肉を被せられて、俺はちょっと頭に来た。
こいつホントに14歳か?ずいぶん老けたこと言うな・・・
「あ!また娘。のCD!聴こうよ。シャボン玉シャボン玉」
車内を漁っていたれいながベスト2を発見した。
俺の了解を得る前に、れいなは勝手にCDをセットしてかけ始めた。
「娘。好きなの?」
「ま、まあ好きな方かな」
「ふ〜ん」
それから目的地に着くまで、れいなのカラオケタイムだった。
これほどの幸せがあるだろうか。あの癖のある甘くてシャープな歌声を、隣で聴けるなんて!
『助手席でれいながカラオケしてくれる券』・・・ヤフオクに出したらいくらで売れるだろう。
時々俺の肩を叩いては「一緒に歌おっ!」とごねてきた。
俺は「事故るから」と言って断った。本当はれいなの声だけを聴いていたかったからなんだけど。
れいなは窓を開けて風を受けながら、本当に気持ち良さそうに歌っていた。
目的地に着きそうになったが、俺はまだずっと聴いていたかったので、遠回りしようかと思った。
だけどそうはしなかった。別の目的があったからだ。
「1時間40分だね。」
浜村家のある通りと、甲州街道との合流地点に着いた俺は、時計を見てそう言った。
アパートを出てすぐにれいなが、念のために家からどれくらいかかるか計っておこうと言ったのだ。
「じゃあやっぱり無理と?」
「今はちょっと渋滞に引っかかっちゃったけど、まあどっちにしても一時間じゃ無理だね。
というか、だから俺は車使った覚えもなけりゃ、昨日夜家から出た覚えもないんだよ。
だいたいこの車はずっとアパートにあったし」
「れいなも、全然家を出た覚えはなかとよ・・」
街道を少し行ったところのコンビニに車を置き、俺達はそこから歩いた。
しばらく歩くと閑静な住宅街に入った。浜村家のある通りだ。人通りはかなり少ない。
通りの入り口から200メートルほど歩いたところだろうか。浜村家はあった。
昨日のまんま。当たり前だが。俺達はしばらく家を眺めていた。
本当にごく普通の二階建ての家。やや小さめ。木造式だ。かなり古い建物のようだった。
昨日れいなとここで出会ったんだよなぁ、まだ信じられないけど、でもこうして今横にいるわけだしなぁ
俺は昨日のことを思い出していた。何だかとても不思議な気持ちになった。
れいなも黙って家を見上げていたが、何を考えているのかは分からなかった。
しばらくして俺はそういえば、と思った。
「そういえば、これからどうするの?」
そう聞くと、れいなは一度大きくため息をしてから、バカにするように答えた。
「頭悪かねぇ。入るとよ。中に。あそこに行かなきゃ。あの部屋」
そう言って二階の窓を指差した。昨日二人で降りた、あの窓だ。今日はカーテンが閉められていた。
「いや、何て言って入るんだよ?入れてくれるわけないだろ?」
「男の癖にいちいちイチイチ・・・勇気ないのね!」
「あのな、ゲームじゃねぇんだよ。こういうのはちゃんと計画立てて・・・」
「あー!もううるさい!いざとなったられいなが顔見せればいいじゃん!番組の収録だとか何とか言って。
それでオッケー?ほら、じゃ行くよ」
俺の反論を聞く前に、れいなはさっさと両開きの門を開けて、中に入って行った。
仕方ないので俺も付いて入った。何だか主導権を握られてるみたいで悔しかった。
玄関のドアの前に立つと、れいなは一度俺を振り返り、「行くよ」と目で合図した。
俺が頷くと、れいなはインターホンを押した。その手は震えていた。
なんだよ。何だか言って、やっぱれいなもビビってんだな。強がっちゃって、カワ・・・
ピンポピンポピンポピンポピンポーン
「おい!連打すんな!バカかお前は!失礼だろ!」
れいなが凄まじい勢いでインターホンを連打するので、俺は焦った。
鳴らし終わると、れいなは満足げな顔をして半歩下がり、ドアが開くのを待った。
心臓がバクバクし出した。俺は頭をフル回転させて中に入れてもらう方法を考えた。
「宅配便でーす」違う、宅配便は玄関先までだ。
「水道の点検でーす」だめだ、こんな二人組の点検屋がいるか。
「おい、中に入れろ、早くしねぇと刺し殺すぞ」犯罪だ。
結局何も思いつかなかった。緊迫した空気が流れていたが、やがてそれも消えた。
なかなか出て来ないのだ。1分くらい固まっていただろうか。一向にドアの開く気配がしない。
れいなは「いないのかなぁ」と、再びインターホンを連打した。
俺もさすがに拍子抜けして、緊張の糸が切れた。俺はドアを手で叩きながら「浜村さん?浜村さ〜ん?」と呼んだ。
しかしやはり反応はなかった。
「留守か」
「え〜、無駄足かよー。どうする?帰って来るまで待っとーお?」
「めんどさいよ。また日を改めて・・・」
俺がそう言いかけると、右隣の家のドアがガチャリと開いた。
この辺一帯の住宅はそれぞれがとても密着していて、浜村家の玄関の前にいても、
その両隣の家の玄関の様子は簡単に見られた。隣家を隔てる壁も、とても低いものだった。
別に後ろめたいことはしていないのだが、何故か俺とれいなはビクっとしてしまった。
ドアからは、40歳くらいのおばさんがムッとした顔で出てきた。
「あんたら、浜村さんに何か用?」
おばさんは訝しそうに俺達を見ながら、とても不機嫌な声でそう聞いた。
話しかけられるとは思っていなかったので、俺は少し戸惑い、返答が遅れた。
「え・・・ああ、はい。いや、別に用ってわけじゃないんですけど・・・」
曖昧な答えを返すと、おばさんにジロリと睨まれた。
その目つきがあまりに怖かったので俺は身震いした。
れいなも怯えているようで、俺の腕を掴んできた。
その手はとても暖かく、少し汗ばんでいた。俺は余計に冷静さを失った。
「あ、うるさかったですか?すみません、お留守らしいので、もう帰ります、失礼します・・・」
おばさんがなかなか視線をはずさないので、俺は我慢できなくなり、れいなの手を引いて門から出ようとした。
門に手をかけたその時、後ろからおばさんの低い声が聞こえた。
そしてその言葉は、一瞬にして俺達をパニックに陥れた。
「浜村さんは半年前に引っ越したよ。今その家には誰も住んでないよ」
・・・え?
29 :
名無し募集中。。。:04/06/16 05:32
つづけ
30 :
名無し募集中。。。:04/06/16 05:42
面白くなってきたな
31 :
名無し募集中。。。:04/06/16 06:43
新スレたったのね
今から読みます
ほ
33 :
名無し募集中。。。:04/06/16 10:10
れいなたんハァハァ
34 :
名無し募集中。。。:04/06/16 12:29
35 :
名無し募集中。。。:04/06/16 12:30
新スレおつかれいな?
36 :
名無し募集中。。。:04/06/16 12:32
続きがきになります
37 :
名無し募集中。。。:04/06/16 13:54
こっそり冷蔵庫に行き、買い貯めてあったアロエヨーグルトを貪り食う
38 :
名無し募集中。。。:04/06/16 14:36
れいなの肛門を封鎖する
39 :
名無し募集中。。。:04/06/16 14:37
速攻、欲情して内ももプレイに入ると思う
40 :
名無し募集中。。。 :04/06/16 15:01
とりあえず寝てるうちに突っ込んどく
41 :
名無し募集中。。。:04/06/16 15:03
とりあえずマン汁でるまでクリ攻撃
42 :
名無し募集中。。。:04/06/16 16:56
43 :
名無し募集中。。。 :04/06/16 17:38
れいにゃに目隠し
44 :
名無し募集中。。。:04/06/16 17:41
優しく頬にキス
ぽ
46 :
名無し募集中。。。:04/06/16 19:56
また落ちるど
ツッコミはまだか?
48 :
名無し募集中。。。:04/06/16 21:56
ふーん
49 :
名無し募集中。。。:04/06/16 23:06
落ちるぽ
ぜ
>>28続き
俺達は車を停めたコンビニの向かいにあるファミレスで、遅い昼食を取った。
微妙な時間帯だからなのか、幸い客も少なく、れいながバレる心配はなかった。
それでも用心深いれいなは、店内でもキャスケットを目が見えないほど深く被っていた。
俺はミラノ風ドリアを、れいなはリブステーキを頼んだ。
「ず、ずいぶん高いの頼んだね、お金あるの?」
そう聞くとれいなはフォークを置き、帽子の影に隠れて微かにしか見えない目を、じっと俺に向けた。
俺はぞっとした。
「わ、分かってるよ!俺が払うよ!・・・ちっ、高額納税者のくせに・・・」
それを聞くと、れいなはにっこりと笑ってまた食べ始めた。
俺の眼下で290円のドリアが寂しそうに泣いていた。
食べ終わってしばらくマッタリしてから、俺は切り出した。
「しっかし・・・驚いたな」
「驚いたぁ・・」
「でもおかしいよね」
「おかしかね・・」
おばさんの話によると、浜村家は半年ほど前に引っ越し、それ以来あの家には誰も住んでいないらしい。
でも俺達は見た。あの部屋にはベッドやクローゼット、その他の細かい装飾もなされていて、
明らかに人が住んでいる様子だった。そして何よりあの晩、あの家には人がいた。
姿を見たわけじゃないけれど、俺達は確かに人の足音を聞いたんだ。
「泥棒、かな」と俺が言った。
「・・・かな。それか家のない人が勝手に上がり込んだとか」
「おかしいだろ。ホームレスがベッド買う金なんてあるか?電気も来てるみたいだったし」
「う〜ん・・・・・・」
二人とも黙り込んでしまった。俺はしばらく眉をしかめて考えた。
あの日、あの家に居たのは誰なんだ?それが分かれば、俺達が何故あそこで寝ていたのかも分かるかもしれない。
あの時咄嗟に隠れなければ良かったな、でも見つかってたら俺はともかく、れいなはなぁ・・・有名人だし
どうしたものか、俺は思案に暮れた。
「唯一の手がかりは浜村さんか。まあ会ったところで何が分かるってわけでもなさそうだけど。
せめて話せればなぁ、何か分かるかもしれないね。でもおばさんも引っ越し先知らないっつってたし・・・」
「・・・・・・あ!!!!!」
突然れいなが大声を上げた。数人の客と店員がこっちを振り返った。
俺は引きつった笑顔を作って「何でもないです何でもないです」と頭を下げた。
「バカ!びっくりするだろ、どうしたんだよ!」
「あの部屋・・・スヌーピーのぬいぐるみとか、ピンクのベッドとか・・・ひょっとして、子ども部屋?
だとしたら、この辺りの学校とか幼稚園行けば、子どもの転校先とか、引っ越し先が分かるかも!」
れいなは興奮してそう言った。
「子どもだって何で分かるんだよ。スヌーピーのぬいぐるみとか、ピンクのベッドとか、
別に大人でも使うだろ」
「スヌーピーはともかく、あんなド派手なピンク、大の大人は絶対使わないよ!絶対子どもだよ!」
「さゆ・・・道重とか石川とか、ピンク好きじゃん」
「さゆは子どもだし、石川さんは・・・ほら、アレだから。絶対子ども部屋だって!
そういえば置物とかも子どもっぽい感じだったじゃん!あんま覚えてないけど」
言われてもみれば、何だか子どもらしい部屋だったような気がしてきた。
あの時は気が動転してて・・・でも・・・そうだ、俺は最初れいなの部屋だと誤解したくらいなんだ。
「どうせ他にすることないんだから!暇でしょ?面白そうじゃん!行こ、この辺の学校行ってみよ!」
「いや暇ではないけど・・・」
もちろん暇だった。
「他に手がかりはないもんな、じゃあ行ってみっか」
「よっしゃ〜!行こう行こう、急ごう! あ、ごちそうさま〜」
何か違う、何か間違ってると思いながらも、結局俺がお金を払った。まあいいか、年上だし・・・
ファミレスを出てから、俺達はコンビニで西東京市の地図を買った。車に乗り込んでそれを広げた。
幼稚園児が一人部屋を持っているとは思えないので、とりあえず近くの中学校と小学校を当たってみることにした。
コンビニから車で20分ほどのところに、M中学校はあった。
17時前。校内からは部活動に励む生徒の、怒声や笑い声が聞こえて来た。
そんな若者の微笑ましい姿を見ながら、俺達は事務室に向かった。
「あれ?そう言えばれいな、お前学校は?」
「学校?ダルかぁー」
「お、おい、いいのかよ」
私服の俺達を、すれ違う子ども達は不思議そうに見た。
事務室のドアをノックすると、高音の弱々しい声で「はい?」と返事があった。
中にはいかにも新人ぽいお姉さんが、オドオドしながら、しかも一人でいたので、俺はしめたと思った。
ごまかしが効きそうだ。
「あの、ちょっとお尋ねしたいことがあるのですが」
「え?あ、はい。な、何でしょうか・・・?」
「ええ。実はこの子が、この学校の元生徒さんと幼馴染でしてね。でもその子、半年前に
転校しちゃったらしいんですね。だからよろしければ連絡先を教えて頂きたいのですが。
電話も繋がらなくて困ってるんです。あ、僕はこの子の親戚なんですけどね」
「はぁ・・・そうですか・・・。分かりました。え・・・と、その生徒さんのお名前は何とおっしゃるんですか?」
「浜村です」
「浜村、何さんですか?」
「浜村・・・・・・え?」
しまった。俺は何て浅はかなんだ。名前知らないじゃないか!
「あ、浜村君ですか?男の子ですか?」
「あ、いや・・・え〜と・・・」
性別も知らねぇよ!だいたい実在するかどうかも分かんねぇーのに!バカか俺は!
さっきまではオドオドする事務員を半ば見下すような感じで喋っていたが、もはや立場は逆転してしまった。
今やオドオドしているのは俺だ。もっとも、彼女には俺が嘘を付いてるなんて、知るわけもないのだけれど。
俺は迷い果てた末、大人としてあるまじき言動を起こした。
子どものれいなにゲタを預けたのだ。
「あ、ああ、おい。何っていうんだ?下の名前」
俺はれいなにそう聞いた。ごめんれいな!何とかして!
しかしれいなはとても澄ました顔で、とても落ち着いた声で、さらっと言ってのけた。
「知らんとよ。小さい頃だったから。浜ちゃんって呼んでたし。女の子です。
半年前に引っ越した浜村って子を調べてもらえますか?ここにいた時は、市内に住んでいたと思います」
「分かりました。少々お待ちください」
事務員のお姉さんはそう言うと部屋の奥にあるパソコンを弄り始めた。
俺達は入り口のドアの前で立って待っていた。
待っている間、れいなに足を蹴られた。
「何キョドっとると?バッカみたい!役立たず!」
「・・・・・・」
俺は言葉がなかった。俯いて、ひたすら謝った。
「まじごめん・・・。でもさ、何で女の子って言ったの?違ったらどうすんだよ」
「は?信じらんない!ピンクのベッドにスヌーピーだよ?女の子に決まってんじゃん!」
「あ、そうか・・・あははは・・・・・・・・・・・ごめん・・・」
もっともだった。れいなが少し大人に見えて悔しかった。
ドキドキしながら待ったが、結果は残念ながら望んでいたものではなかった。
「え〜と・・・すみません。転校した生徒に浜村という苗字の子はいませんでした。
在校生にもいませんし・・・ひょっとしたら名前を間違ってらっしゃるんじゃ・・・」
「あ!そ、そうですか!分かりました。ありがとうございました、お手間取らせちゃって」
「え?い、いいんですか?」
「はいもういいです!ありがとうございました、失礼しまーす」
俺達は逃げるようにして事務室を出た。お姉さんはぽかーんと口を開け、呆気に取られているようだった。
「だめかぁー」
「次小学校行こ、小学校!」
「れいな時間大丈夫?親心配しない?」
「まだ6時にもなってないじゃん、余裕だよ、よゆー。」
M小学校は、そこからさらに浜村家から離れて、20分ほど行ったところにあった。
中学校とは違い、校内には人の気配がほとんどなく、静まり返っていた。
何となく入りにくい雰囲気だったので、俺達は閉められた門の隙間から、しばらく中の様子を見ていた。
傍から見たら、その姿は明らかに怪しかっただろう。
「あんた入ったら捕まるとよ。最近色々あるみたいだから」
「生徒はもう帰ってるんだから別にいいだろ。ってか俺は怪しくないっつの!」
俺達は学校の外を半周して、来客用の出入り口から校内に入った。
ノックして事務室に入ると、そこには40代前半くらいの、ベテランの雰囲気をかもし出す女の人がいた。
俺はひるんだが、れいなを見返してやろうと、無理してキリっとした表情を作った。
「すみません。ちょっとお尋ねしたいことが・・・」
「後ろの女の子、あなたここの生徒?室内に入る時は帽子を取りなさい。いつも言っているでしょう?」
俺の話を無視して女の人はれいなを怒った。俺はびくっとした。
れいなは渋々帽子を取った。バレるかなと思ったが、大丈夫そうだった。
れいなが注意に従うと、女の人は今度はにっこりと笑って満足げに頷いた。
それは七福人のように優しい笑顔だった。どうやらいい人そうだ。少し安心した。
「で、何か用ですか?」
「ああ、あのですね・・・」
俺は今度は抜けのないように、落ち着いてしっかり嘘事情を話した。
最後まで噛まなかったよれいな!よしよしして!
というのはもちろん言わなかった。
しかし話すうちに、事務員の女の人の顔から、笑顔が消えて行くのが分かった。
恵比寿様のようにふくよかな笑顔は崩れ、眉の間に皺が寄った。
俺はやばいと思った。嘘がバレる・・・のはいいとして、またれいなに怒られる・・・。
「その子の、以前の住所は分かりますか?」
とても堅い口調でそう聞かれた。
「え?え・・・と、確か、西東京市の、○○××・・・辺りだったと思います」
俺は電柱に書いてあった住所を、うろ覚えで答えた。
それを聞くと、事務員の人は意味ありげに顔を強張られせたまましばらく黙り、やがて真っ直ぐ俺の目を見た。
あまりに真剣なその視線に、俺はたじろいだ。何かを決心した目だった。
女の人は、ひどく沈んだ、しかしはっきりとした口調でこう言った。
「浜村恭子ちゃんは、半年前に亡くなりました」
れいなの手から、キャスケットが滑り落ちた。
ごめん長いね
祭りと被るし(;´Д`)
59 :
名無し募集中。。。:04/06/17 00:47
おー更新乙
続きが気になる展開 いいねー
60 :
名無し募集中。。。:04/06/17 02:07
ho
61 :
名無し募集中。。。:04/06/17 03:26
れいながいびきかいてたらどうしよう
ぜ
63 :
名無し募集中。。。:04/06/17 04:36
ん
か
い
66 :
名無し募集中。。。:04/06/17 05:47
っ
67 :
名無し募集中。。。:04/06/17 06:56
だんだん引き込まれてきますた
从*´ 。`)
69 :
名無し募集中。。。:04/06/17 11:36
ありがとう
浜村淳です
どーもこんちは
71 :
名無し募集中。。。:04/06/17 13:48
カーニバル
72 :
名無し募集中。。。:04/06/17 13:51
不法侵入で通報する
73 :
名無し募集中。。。:04/06/17 14:01
ほっぺに猫ヒゲ書く
ぽ
75 :
名無し募集中。。。:04/06/17 16:29
ぽ
ぜ
78 :
名無し募集中。。。:04/06/17 19:57
えぃ
んん
ほ
81 :
名無し募集中。。。:04/06/17 21:51
ふじょう
82 :
名無し募集中。。。:04/06/17 22:58
>>56続き
『17日午後3時頃、市内の小学校に通う浜村恭子ちゃん(11)が、
マンションの7階から飛び降り、即死した。飛び降りには目撃者もお
り、警察は自殺の詳しい動機について調査を進めている。』
図書館は閉館時間ギリギリで、俺達は慌てて駆け込んだ。
目当ての記事は奇跡的に早く見つかった。
係員に「もう時間ですので」と急かされたので、俺達は慌ててコピーを取って車に戻った。
「ホントに・・死んじゃってたんだ・・・」
「うん、さすがにビビるよな。しかも自殺って・・・」
「動機は分かったのかな・・」
「学校の人はイジメって言ってたな」
車内は重い空気に侵されていた。俺達は前方を見つめながら、お互いの顔を見ることなく会話をした。
小学校の事務の女性は色々話してくれた。恭子ちゃんは当時小学5年生で、生きていれば今年6年生だった。
自殺の原因について詳しいことは分かっていないが、クラスの中で少なからずイジメがあったようだ。
一人娘の恭子ちゃんを失った両親は哀しみに暮れ、一時期母親の方は精神的にもやばかったらしい。
動機がはっきりしないということもあってか、学校を訴えるようなことはしなかった。
残された両親は池袋に引っ越したものの、西東京の家は売らずにそのまま残している。
娘の思い出を残すためか・・・それならあの部屋の様子も理解できる。生前のままにしてあるのだろう。
あの日家にいたのは両親のどちらかか、または二人ともか。そのいずれかだろう。
池袋の引っ越し先も教えてもらった。事務員の女の人は「わざわざ会いに東京に?とても残念ね・・・
何て言ったらいいか分からないわ」と、苦痛そうな顔で言った。心から同情してくれているようだった。
胸が痛んだ。だって俺達が彼女に言ったことは、全部嘘なのだから・・・
ともあれ、抱えていたいくつかの謎は解けた気がした。
ただ一つ、最大の問題を残しては・・・。俺とれいなは何故あの部屋でベッドを共にしていたのか?
解決されたいくつかの謎は、その巨大な謎の輪郭をさらにぼやけさせた。
でも・・・、と俺達は思った。
「もういいんじゃないかな、分かんなくても」
「れいなも今そう思っとった・・」
「とてもじゃないけど、俺は浜村さんに会う気にはなれないよ。彼らは娘を亡くしたんだ。それは他のどんな
問題より重くて悲しいよ、きっと。俺達は確かにワケの分かんない現象を体験したかもしれないけど、
でも俺達は生きてるんだ。上手く言えないけど、それでいいんじゃないかな」
「何言っとーか分かんないけど、れいなももういい・・」
「・・・・・・」
「・・・ってかさ、11歳の子が自殺しちゃったんだよね?それ結構ニュースになったはずだよね?
新聞にも大きく載ってるし。何であんた知らないと?普通知ってるじゃん!」
「知らないよ、俺新聞取ってないし。ニュースなんてハロプロタワーくらいしか見ないもんなぁ」
「頭悪そ!」
「れいなに言われたくない」
それから俺達は黙った。俺は俺で今回のことについて考えていたし、れいなもれいなで
何か考えているようだった。でもいくら考えても頭はすっきりしなかった。
別に分からなくてもいいんだ、という諦観にも似た結論でしか、俺達は納得せざるをえなかった。
しばらくしてれいなが「帰る」と言った。俺が「送ってくよ?」と言うと、
一度睨んでから「じゃお願い」と無愛想な声で返事をした。
れいなの家に着くまで、俺達はほとんど会話をしなかった。だが別に気まずいというわけでもなかった。
要は半日動き回った疲れが一気に出たので、二人とも喋る元気がなかったのだ。CDもかけなかった。
オンボロ車のガタガタ揺れる音や、対向車とすれ違う時に起こる風音だけが車内のBGMだった。
あと数百メートルほどで到着という所で、れいなは「あ、待ってここで停めて!」と言った。
「なんだよ、ここでいいの?」
「こんな怪しい車で帰宅したらお母さん心配しちゃう」
「おめぇ〜、家の場所は教えたくないってことかぁ?俺はどんだけ変態なんだよ!」
れいなはフフッと笑って車から出た。
運転席まで回って来たので、俺は窓を開けた。
「じゃあ・・・ありがとね、送ってくれて」
「ああ・・・うん・・・」
俺は「またね」と言おうとして止めた。きっともう会うことはないだろうと思ったからだ。
かと言ってさよならとは言いたくなかった。俺はとても小さな声で「おやすみ」と言った。
「うん、おやすみ。コンサート来てね」
「ぜ、絶対行くよ!おやすみ、れいな・・・」
れいなはにっこり笑うと、家に向かって歩いて行った。
俺はれいなが通りの角を曲がるまで、その後姿を見送った。
時刻は20時前だった。辺りは真っ暗だった。れいなの姿が見えなくなっても、
俺は何もないその真っ暗な空間に、れいなの笑顔の残像を見ていた。
それから俺は自分の家に戻った。
駐車場の隅には、昼間いた黒猫が全く同じ場所に、全く同じ格好をして座っていた。
俺は死んでるんじゃないかと思い近づいた。すると黒猫は走って逃げていった。
まったく・・・気味悪いな・・・
部屋に入り電気を点けると、狭っ苦しくて汚い部屋が露になった。
俺は言いようのない寂しさに襲われた。
あーあ・・・、番号とか聞けば良かったな・・・
いや何言ってんだか、あれはやっぱり夢だ、良い夢見させてもらったな・・・
夢だと思わなければ気持ちを落ち着かせることができなかった。
常温で保存してあった焼酎を、氷も入れずにそのままがぶ飲みした。
美味くも何ともなかったが、作戦通り酔いはあっという間に回り、俺は現実逃避気味に眠りに落ちた。
次の日からまたつまらない日常が始まった。
これが普通なんだ、れいながいる日常なんて、ありえれいななんだ、自分にそう言い聞かせた。
でもできることなら・・・もう一度夢を、れいなといる夢を見たいなぁ・・・
その夢は意外にも早く叶った。
二週間が立ったある晩のこと。
外は雷が狂ったように鳴っていて、強風で流された大粒の雨が、部屋の窓を激しく叩いていた。
肌寒い夜だった。
23時を回っていたので、そのインターホンは誰か特別な人間によるものだろうとは思ったが、
まさかれいなだとは少しも考えなかった。
だけど俺がれいなを見た時に笑顔になれなかったのは、そのためだけではない。
彼女は傘を持っていなく、ぐっしょり濡れていた。帽子も被っていなかった。
髪の毛は水気を含んでぐったり垂れていて、毛先からぽたぽたと水が滴っていた。
そしてその顔は、真っ青だった。
「れいな??」
「私・・・私・・・」
そう言うと、れいなはわーっと泣き出して俺の胸に飛び込んで来た。
俺はどうしていいのか分からず、彼女をそっと抱きしめた。
体と体を触れ合ってみて、改めてれいなの体の小ささに気がついた。
細くて、しなやかで、かわいくて・・・強く抱くと壊れてしまいそうだった。
俺は両手をれいなの背中に回して、優しく抱いた。その体は冷えきっていて、がくがく震えていた。
しかし震え方が普通ではなかった。寒さによるものだけではなくて、まるで、何かにひどく怯えているような・・・
れいなは俺の胸の中で声を張り上げて泣いた。
「どうしたの?れいな、大丈夫だよ、大丈夫だから・・・」
「私・・・怖い!助けてッ・・!・・れいな、どうしよう!怖いよ・・っ!」
れいなは涙でつっかえながら意味の分からないことを叫んだ。
夢は叶った。またれいなに会えた。
でもそれは、悪夢の始まりだったんだ。
('A`)
乙〜
先がよめね〜
90 :
名無し募集中。。。:04/06/17 23:44
ほんと読めないな
続きが速く読みたい
92 :
名無し募集中。。。:04/06/18 00:03
ほぜむ
94 :
名無し募集中。。。:04/06/18 01:46
れいにゃん
95 :
名無し募集中。。。:04/06/18 03:20
れいなの歯糞について
96 :
名無し募集中。。。:04/06/18 03:29
>>87 乙 雰囲気ぴったりの文章書くね
展開も気になるし
ぽ
98 :
名無し募集中。。。:04/06/18 06:35
起床あげ
ご懐妊!!
100 :
名無し募集中。。。:04/06/18 08:10
おめ
寝息を嗅ぐ
103 :
名無し募集中。。。:04/06/18 12:40
ほ
ぜ
ん
ほ
108 :
名無し募集中。。。:04/06/18 18:29
109 :
名無し募集中。。。:04/06/18 18:36
いろいろなスレの小説版を見ているけど、個人的にれいなを扱った作品ってレベルが高い。
SOMEDAY氏しかり、構成的にユニークなところがいい!
110 :
名無し募集中。。。:04/06/18 19:57
111 :
名無し募集中。。。:04/06/18 20:50
先生のスレ立ちすぎ保全
ほぜ
113 :
名無し募集中。。。:04/06/18 21:49
へりうむ
一見なまいきだけど実は
ってのは話のネタが浮かびやすいんかもね
もちろん作者たちのレベルもたかいが
できるときに保全
116 :
名無し募集中。。。:04/06/18 23:28
今日は更新あるかなー
どなたか全スレのjaneのログ持ってらっしゃいませんでしょうか。。。
>>87続き
俺はとりあえずれいなを部屋の中に入れ、タオルとシャツとジャージを渡した。
れいなはトイレで着替えた。ダボダボのTシャツを着たれいなはとてもかわいかった。
乾ききらない髪が光っていて艶かしい。だが顔は相変わらず蒼白で、クチビルも紫色に変色していた。
れいなは座布団の上に座り、ずっと目線を落としていた。
「夢を・・・見たの・・・」
「夢?」
れいなは口をわなわなさせながら喋った。
「恭子ちゃんが・・・いたの。れいな、恭子ちゃん見たことないのに・・・顔がはっきりしてて・・・
笑ってた・・・すごい・・・怒るように笑ってた・・・夢じゃないみたいにはっきり見えた、えくぼまで・・・」
「れいな、落ち着けよ」
「ほんとなんだよ!赤い色したプールに、恭子ちゃん顔だけ出してて・・・笑ってたの!
私怖くなって逃げようとした・・でも、あの子の手が伸びて・・・蛇みたいな手が伸びてきて・・
れいなを捕まえるの!『行かないで行かないで』って!れいな泣いたんだから!ほんとなんだからっ!」
れいなはまた泣き出し、震えだした。俺は横に座って肩を抱いてやった。
「もちろん信じるよ。でも夢は夢だろ?そんなに怖がることはないよ・・・」
「それだけじゃないのッ!」
れいなはそう怒鳴ると、俺の腕を振り払い立ち上がった。
そしておもむろにTシャツを脱いだ。
「・・・・・・何だ?それは・・・」
俺は驚きと戸惑いで、妙に抑揚のない声を出した。
Tシャツを脱いだれいなは白いブラを着けていた。
その小さな(というかほとんど凹凸のない)二つの胸のちょうど真ん中辺りに、“それ”はあった。
まるでタトゥーのような、絵を描いたような、輪郭のはっきりした、青紫色の痣だった。
「それは一体・・・傷?・・・いつから・・そんな・・」
俺は呂律が回っていなかった。
「さっき寝て、夢でうなされて起きたら、できてた・・・寝る前には絶対になかったとよ・・・」
半径3センチほどの丸いその痣は、明らかに皮膚とは性質が異なり、浮いて見えた。
作り物のようだった。口には出さなかったが、それは俺に吐き気を催すほどの不快感を与えた。
「どうしよう!もう胸の開いた衣装着れないよ!水着も着れない!ねぇどうしよう!ねぇッ!」
そう叫んで、れいなはまた抱きついて来た。痣のあまりの気味悪さに一瞬逃げそうになったが、
何とか踏みとどまり、裸同然のれいなを受け入れた。
れいなはまた震えていた。
「ごめんね、れいな気持ち悪いよね、ごめんね、でもこんなこと、話せる人がいないの、
他にいないとよ・・・家を飛び出して、気づいたらここに向かってた・・・ごめん迷惑だよね・・・」
俺はそんなことないよと言って、れいなをぎゅっと抱きしめた。
「大丈夫、俺が何とかするよ」
「何とかするって、何を?これは消えるの?もし消えなかったら?消えなかったらどうするの?
れいな嫌だよ!こんなの嫌だよ!」
「大丈夫だよ、きっと消える、大丈夫・・・」
俺は何の根拠もなくそう言った。それ以外にれいなを安心させる言葉を、俺は知らなかった。
れいなは俺の腕の中でわんわん泣いた。
かわいそうに・・・一体何故れいながこんな目に・・・
俺はその答えのヒントを知っているはずだった。
だけどそれは明らかに常識を逸脱していて、普通じゃなかった。
だから心のどこかで考えまいとしていたんだ。あの日、れいなと出会った日から・・・。
でももう逃げられない。れいながこんなに怯えて、体に異常を来たしているんだ・・・
れいなの夢の話、他人が聞いても笑い話にしかならないだろう。
だけど俺は違う。俺は体験した。ありえない現象を、この身でれいなと共に体験したんだ。
俺は使命感のようなものにかられていた。
れいなを助けられるのは俺しかいない。俺がれいなを助けるんだ。
それはうぬぼれだったろうか。
ひとしきり泣いたれいなは、かれた声で「シャワー使っていい?」と聞いた。
俺は新しいバスタオルを渡し、足下のふらつくれいなを浴室まで連れて行った。
れいなはくしゃくしゃの顔で「覗かないでよ」と無理をして笑ってみせた。
静まり返った室内に、窓を打ちつける雨音とシャワーの流れる音だけが響いた。
俺はそれらを遠くに聞きながら、グジャグジャの頭の中を整理した。
自殺した恭子ちゃん・・・気づいたら彼女の部屋にいた俺とれいな・・・
れいなの夢・・・青紫色の痣・・・
もう霊的な世界の話でしかこの問題は解決されない、俺はそう思った。
とてもバカバカしい話だけど、これは浜村恭子の仕業だ。
彼女の霊がれいなに奇妙な夢を見させて、れいなの体を汚したんだ。
だってそれ以外に考えられない!
じゃあ俺はどうすれば・・・天に向かってお祈り?バカげてる。
もう一度あの部屋に行くんだ。両親のことを想って一度は諦めたけど、もう他人事じゃない。
れいなが酷い目にあったんだ。れいなも言ってみれば他人だけど、でも・・・それでも俺は・・・
シャワーから出たれいなにそのことを伝えた。
「それで何が分かるってわけじゃないけど。それしか手がかりはないんだ。
やれることをやろう。あの部屋に行くんだ」
「うん・・・」
れいなは小さく頷いた。それから横にやってきて、俺の胸の中に顔をうずめた。
「ありがとう・・・」
泣きそうな声でそう言った。俺は堪らずにれいなを抱きしめた。
そうだ、れいなは赤の他人だ。でも俺は、れいなが好きなんだ。
絶対助けてみせるぞ。
窓の外の雨はさらにその勢いを増した。
遠くの方で、真っ白な稲妻が音もなく走った。
('A`)
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!
>>120 おつ!待ってました!
なんかれいなのほうに感情移入しちゃって悲しいよ・・・
124 :
名無し募集中。。。:04/06/19 02:05
125 :
名無し募集中。。。:04/06/19 02:06
れいなを守ってやってくれ
127 :
名無し募集中。。。:04/06/19 02:33
>>126 すまん 前スレは携帯で見てたからログがない
ぼ゛
129 :
名無し募集中。。。:04/06/19 03:11
主人公がんばれ
ほぜむ
かちゅーしゃで見てるからな
ho
ze
134 :
名無し募集中。。。:04/06/19 10:26
n
135 :
名無し募集中。。。:04/06/19 11:59
ティンティン
136 :
名無し募集中。。。:04/06/19 14:13
だれか
ほ゜
138 :
名無し募集中。。。:04/06/19 16:20
せ゜
ん゜
ほ
ぜ
ほ
144 :
名無し募集中。。。:04/06/19 22:06
ほ
ぜ
>>127,131
まじですかぁ(´・ω・`)
誰かjane使ってる人いないのかなぁ。。。
>>120の作品、最初の方から読みたぃ(ノд`゚)゚。
>>146 htmlなら持ってるぞ
どっかあぷろだ教えてくれればあげるけど・・・
>>149 キタ━('∀`)━ッ
ありがとうございます!感謝感謝感謝顔射
今から読ませていただきます〜(*´д`)
顔射はカンベンしてくれ
从*´ ヮ`)
153 :
名無し募集中。。。:04/06/20 03:58
にゃん
154 :
名無し募集中。。。:04/06/20 04:54
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
保全
156 :
名無し募集中。。。:04/06/20 10:29
にゃー
ほ
158 :
名無し募集中。。。:04/06/20 12:09
ぜ
む
从*´ ヮ`)<プリキュア
162 :
名無し募集中。。。:04/06/20 18:16
163 :
名無し募集中。。。:04/06/20 19:39
二度寝する
164 :
名無し募集中。。。:04/06/20 20:00
とりあえず全部剥いで逆さにしてみる
165 :
名無し募集中。。。:04/06/20 20:37
とりあえずティンコを手にとる
166 :
名無し募集中。。。:04/06/20 20:50
事態を理解するまで30分くらい起きたときの状態で固まってそう
167 :
名無し募集中。。。:04/06/20 20:51
オレならカメラを探すね
168 :
名無し募集中。。。:04/06/20 20:54
おれのも固まってる
169 :
名無し募集中。。。:04/06/20 21:55
从 ´ ヮ`)<保全たい
171 :
名無し募集中。。。:04/06/20 22:55
('A`)文化祭行ってた・・・
>>120の続きは明日書きます、ってか誰か他の書いてぇ
俺もいってきたやよー
期待、期待
ほ
174 :
名無し募集中。。。:04/06/21 00:01
ぜ
176 :
名無し募集中。。。:04/06/21 01:02
177 :
名無し募集中。。。:04/06/21 02:59
れいなの屁
痣って何て読むの?
179 :
名無し募集中。。。:04/06/21 04:31
あざ
とりあえず二度見する
「ん〜・・・・・」(ガバッ!)
「ダメだ!こんなジメジメして蒸し暑いと全然満足に眠れねぇッ!!」(むにゅ)
「ん?何だこの感触・・・布団?・・・・・・じゃないな・・・(むにゅ)・・・あれ?」
『・・・あん!』
「うわぁあぁぁあぁッ!!ななな何だぁ!?」(部屋の電気をつける)
「えぇぇえぇッ!?おっぱい!?・・・・・・ん?・・・だ、誰だよ!?何で俺の部屋なんかに、しかも隣で寝てるよ!」
『・・・う〜ん・・・うるさいなぁ・・・・・・何よぉ・・・うるさくて寝れないじゃん』(ゴシゴシ)
「ねぇ・・・君・・・誰?何でここに居るんですか?」
『・・・・・・何?私はれいなだよ・・・ってあれ?何でご主人と喋れてるんだ?・・・・・・あ―――っ!!!!』
『な、何で私人間になってるのぉ!?何で!?ヤバくない!?ヤバくない!?』
「へ?・・・何言ってんのかわかんないんだけどさ」
『ご主人!私はれいなだよ!ご主人の飼い猫のれいな!れ・い・な!』
「嘘言うなよ、飼い猫のれいなは他の部屋に居るだろ?お〜いれいなー!出ておいでー!」(他の部屋に探しにいく)
『だからご主人!私がれいなだって!何でか知らないけど猫から人間の姿になっちゃったの!』
「またまた、君・・・イイ加減にしろよ」
『(そうだ!)ほら、見てここの傷!(服を脱ぐ)れいながヘマしてついた傷!ご主人が治してくれた傷!』
「お、お、おい!いきなり裸になるなよコラ!・・・・・・・・・ほ、ホントだ・・・その傷・・・・・・れいなの傷跡がある所と同じ場所にある・・・・・・それじゃあ本当に・・・」
『うん!何でかしんないけど私はれいなだよ!猫から人間になったれいなだよ!』
れいなが服を着ている事はつっこまないでください(笑)
すんません
182 :
名無し募集中。。。:04/06/21 05:41
続けてくださいハァハァ
183 :
名無し募集中。。。:04/06/21 07:49
>>180 ただ一つ言えること
それはれいなにむにゅっとなるほどの胸がないことだ
185 :
名無し募集中。。。:04/06/21 11:07
186 :
名無し募集中。。。:04/06/21 12:28
最近結構でてきたぞ
187 :
名無し募集中。。。:04/06/21 14:12
うん勃起
188 :
名無し募集中。。。 :04/06/21 15:13
ほ
ぜ
190 :
名無し募集中。。。:04/06/21 16:57
ここで書くとしたら、れいなは娘。の設定じゃなきゃ駄目なのか?
192 :
名無し募集中。。。:04/06/21 17:22
にー
194 :
名無し募集中。。。:04/06/21 20:17
腋を舐める
195 :
名無し募集中。。。:04/06/21 20:17
できるときに保全
まず肉球ぷにぷにははずせない
198 :
名無し募集中。。。:04/06/21 21:17
199 :
名無し募集中。。。:04/06/21 22:18
200 :
名無し募集中。。。:04/06/21 23:17
201 :
名無し募集中。。。:04/06/21 23:17
期待あげ
今日は来るかなー
202 :
名無し募集中。。。:04/06/21 23:18
203 :
名無し募集中。。。:04/06/22 00:02
イカを食べる
204 :
名無し募集中。。。:04/06/22 00:25
イカ臭いのを食べさせる
205 :
名無し募集中。。。:04/06/22 01:24
ドロップキック
207 :
名無し募集中。。。:04/06/22 02:45
球根する
208 :
名無し募集中。。。:04/06/22 04:15
とりあえずうがいするな
209 :
名無し募集中。。。:04/06/22 04:46
にゃんにゃん
210 :
proxy208.docomo.ne.jp:04/06/22 07:24
ほ
変わりに仕事に行ってもらう
212 :
名無し募集中。。。:04/06/22 10:51
トゥルトゥル
213 :
名無し募集中。。。 :04/06/22 12:08
ほ
214 :
proxy208.docomo.ne.jp:04/06/22 13:37
215 :
名無し募集中。。。:04/06/22 14:45
おれの下で圧死してそう
ぜ
217 :
名無し募集中。。。 :04/06/22 16:50
ん
218 :
名無し募集中。。。:04/06/22 18:33
ミャーミャー
220 :
名無し募集中。。。:04/06/22 19:46
>>219 「アクセス権がありません
残念ながら、ファイルまたはディレクトリにアクセスが拒否されました。
ファイルやディレクトリの設定をお確かめの上、もう一度接続し直してみてください。」
_| ̄|○
前スレ370で
小説だけならそんなないから
貼り付けようか?
223 :
名無し募集中。。。:04/06/22 21:21
彼女ができた俺
俺 「今日俺すげえよか話があるとばってん」
れいな「何々?はよ教えてって」
俺 「実は、彼女ができたっちゃんね」
れいな「......」
俺 「どがんしたと、れいな?」
れいな「なんでんなか(涙)」
俺 「待ててれいな!どこ行くとか!」
二階の自分の部屋にいくれいな それを追いかける俺
れいな「お兄ちゃん、ぐすぐす」
俺 「れいな・・・」
れいな「なんでおにいちゃんおると?こげな私ば見らんで!」
俺 「どがんしたとか、れいな」
長い沈黙の後...............................急に俺に抱きつくれいな
れいな「お兄ちゃんがほかの女の人と付き合うげな嫌って!
お願いやけんれいなだけのお兄ちゃんでおって!」
俺 「わかったてれいな。もう絶対れいな以外抱きしめんけん」
俺はれいなを抱きしめそして・・・・
225 :
名無し募集中。。。:04/06/22 22:29
>>225 ごめんなさい。おもいっきし間違えました。
227 :
名無し募集中。。。:04/06/22 22:39
「あいたたた…」
二日酔いの頭痛で俺は目を覚ました。
昨日の夜に居酒屋に飲みに行ったまでは覚えているが、どうやって帰ったのか覚えていないぐらい酔ってしまったようだ。
(酔ってヘマしてなきゃいいけどな…えっ!?)
俺の隣には誰か寝ていた。顔は見えないが髪型からすると明らかに小柄な女性だった。
(誰だ、この娘?)
その時、俺は自分が服を着ていない事に気付いた。
(まさか、俺はこの娘と…?)
布団をめくってみると、寝ている娘もどうやら裸のようだった。
「おい、起きろよ、朝だぞ…」
俺はとりあえず娘を起こす事にした。
「うーん、もう朝か…」
「えっ!」
目を覚ました娘を見て俺はビックリした。なぜならその娘はモーニング娘。の田中れいなちゃんだったからだ!
「れ、れいなちゃん?」
「あっ、おはよう。昨日は助けてくれてありがとう…」
ここで俺は昨日の出来事を思い出した。
(そうだ、居酒屋を出て帰る途中にからまれていた女の子を助けたんだった…じゃあれいなちゃんが助けた娘!?)
「君、モー娘。の田中れいなちゃん…だよね?」
「やっぱりバレたか。ピンポーン、正解でーす」
(俺はれいなちゃんと…ヤッちゃったのか?)
まさか本人に聞く事も出来ずにオロオロしていると、れいなが耳元に近づいてきて、
「Hしたの初めてだったんだから、責任とってね」
とささやいた。
[終わり]
なんかこういう始まりの小説が自然かなーとか思って書き出してみる
俺は飲んで記憶がなくなって家に帰宅した。
ピピピ・・・ ピピピ・・・
「あったまいてぇ・・・ もう朝か・・・」
ベットが狭い。身動きをとろうとするとなにか柔らかいものが肘に当たる。
「・・・?」
ベットの中に誰かいる・・・。俺は男と飲んでいたのでお持ち帰りするような女性はいない。
俺はおそるおそる布団から除く頭の下を確認する。
「れ、れいな・・・?」
田中れいな、という事実の前に俺は中学生をお持ち帰りしてしまったのかという罪悪感でいっぱいになる。
ひょっとしたらこれって犯罪じゃないか・・・ しかも俺は全裸。
『う、うん・・・ あ、おはよー・・・』
れいなが起きた。れいなはちょっと寝ぼけ顔で目をゴシゴシした。髪は寝癖がかっている。
俺が全裸なのに対してれいなは服を着ていた。
「お、おれっ・・・」
『お兄ちゃん・・・?』
れいなは苦悩する俺を不思議そうに眺めた。当然れいなは俺の妹ではない・・・
230 :
名無し募集中。。。:04/06/22 22:51
231 :
名無し募集中。。。:04/06/22 22:52
あったねー
232 :
名無し募集中。。。:04/06/22 23:05
俺は四苦八苦して必死に頭の中を整理しようとする・・・
『兄ちゃん朝から元気たい・・・』
俺は思考とは無関係に朝立ちしていた。そういえば隠すのも忘れてれいなの前にさらけ出している。
慌てて俺はシーツで隠すとれいなはニヤニヤして俺のをシーツごしに摩る。
「あ、ああ・・・ ダメだよ・・・」
れいなの手の感触とシーツのゴシゴシとした感覚が俺の脳内を刺激する。
『じゃあやめるとよ』
れいなはやめてしまった。中学生にこんなことさせてはいけない!
・・・と納得はしてみたものの確実に俺のブツが納得していなかった。シーツがそれにひっかかって落ちない。
『兄ちゃんはれいなをここに住ませてくれるとよね?』
「はぁ・・・?」
『住ませてくれるとよね? 事情は後で話すと。』
れいなは俺の亀頭の鈴口をtツメでグリグリする。俺は思わず快感で腰がひけた。
『このままいっちゃったら兄ちゃんに拒否権はなかとよ・・・? 住ませてくれるならちゃんといかしてあげると。』
俺はたまらず懇願する。
「わ、分かった・・・ 事情しだいで住ませてあげるから・・・」
れいなは無言でツメでグリグリする。
「分かったよ 住ませてあげるからツメは・・・」
れいなはそれを聞くとニヤッと笑いシーツをはいだ。
そしてプ二プ二にした手で俺のを一気にしごいた。これが噂の肉球・・・
そんなことを考える暇もなくれいなの手で俺はいかされてしまった。凄い勢いでれいなの顔にかかる。
そう、こんな俺たちのひょんなことから同棲生活がはじまったんだ・・・
234 :
名無し募集中。。。:04/06/22 23:16
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
236 :
名無し募集中。。。:04/06/22 23:44
たった
237 :
名無し募集中。。。:04/06/22 23:58
早速トゥルトゥルかボーボーか調べて狼にスレ立て
ほ
239 :
名無し募集中。。。:04/06/23 00:59
240 :
名無し募集中。。。:04/06/23 01:04
こいこいこい!
241 :
名無し募集中。。。:04/06/23 02:46
またぐ
>>120続き
結局その晩れいなは家に泊まった。「また夢を見るかもしれない」となかなか寝ようとしなかったので、
俺は1時間くらいずっと肩を抱いてやっていた。やっと寝息を立て始めたれいなを布団に寝かせて、
俺は部屋の隅で毛布にくるまって眠った。
翌朝早くに、俺達は家を出た。
れいなの手には小学校で聞いた浜村さんの住所のメモが握られていた。
「でもれいな、午後から仕事があるし、どうしよ」
「それまでにはちゃんと送るよ。とりあえずあの家入るにしても、浜村さんに会わなきゃ。
もう一回ワープできればいいんだけど・・・」
池袋に行く途中、俺達は朝食を取るために小さな喫茶店に入った。
選ぶのが面倒くさかったので、二人で同じサンドウィッチセットを頼んだ。
れいなは前日放心状態で家を出たため、帽子を持って来るのを忘れたらしい。
それでその時は俺のニット帽を被っていたわけなんだけど、どうやらあまり気に入ってないようだった。
店内の鏡を見ては「だせぇ〜」と文句を言った。
俺は大きめのニットを被ったれいなをとてもかわいいと思ったが、
センスを疑われるのが嫌だったので黙っておいた。
恭子の夢は見なかったようで、れいなは昨夜に比べてだいぶ元気になっていた。
おかげで落ち着いて夢や痣のことを話せた。
「恭子ちゃんの怨念か何かってこと?」
「分かんないけど、自殺もイジメとかが原因らしいし・・・そう考えるのが自然じゃないかな。バカみたい?」
俺がそう聞くと、れいなは難しそうな顔した。
「ううん・・・バカみたいはバカみたいだけど・・・夢を見たのはれいなだし、
瞬間移動もしちゃったし、この変なのだって・・・」
れいなは胸に手を当ててうつむいた。
「バカみたいなんて、そんなこと、れいなには言えんと・・・」
それから俺達は店を出て、池袋に向かった。
そのアパートはJR池袋駅から少し離れた、とても静かなところにあった。
一軒家を二つも持てないのは分かるけど、何もこんな酷いところに住まなくてもいいのに・・・
そう思えるほど、アパートは小さく古い建物だった。
「どうすると?」
「何かまた嘘考えないとな。あの家入りたいんですけど鍵貸してくれませんか?なんて言ったら、
ソッコー追い出されるだろうし・・・」
車の中で話し合った結果、れいなが恭子の先輩という設定で何とか取り合ってもらうことにした。
「203号室・・・ここか」
「小さいね、こんなところに二人で住んでるんだ」
「じゃあ・・・行くよ」
俺は一度れいなを見てから、インターホンを押した。
間もなく「カンッ」と鍵の開けられる音がして、ゆっくりとドアが開けられた。
姿を現したのは母親の方だった。ひどく虚ろな目をしていた。
肌の感じはまだ30代後半くらいなのだが、目元のクマや乱れた髪が、
その容姿をずいぶんと老けて見えさせた。
「・・・どなたですか」
母親はぼそっとそう聞いた。感情が感じられなかった。
しかし俺が「恭子ちゃんのことで・・・」と切り出すと、その無表情は一変し、
眉を吊り上げて一気に感情的になった。
「もういい加減にして下さい!!!どれだけ私達を苦しめれば気が済むんですか!!!
せっかく引っ越して気持ちの整理が出来初めていたのに!!!一体どうしてあなた達に
私達を不幸にする権利があるんですか!!!」
母親は激昂し、目に涙を浮かべながら叫んだ。それは発狂に近い叫びだった。
「ち、違います。この子が恭子さんの友達・・・・・・」
「帰って下さい!!!」
「あ、あの・・・」
俺の言葉を遮ってドアはバタン!と勢いよく閉められた。
「・・・ま、そうだよな」
「テレビとか色々来たのかなぁ」
「どうだろうな。かなり参ってるみたいだったね。そういえばちょっと精神的に不安定になってたとか言ってたしな」
仕方がないので俺達は車に戻った。
「どうする?」
「親父の方は話聞いてくれるかもね、帰って来るまで待とうか」
「れいな今日はもう時間ないよ」
「じゃあ俺一人で待ってみるよ」
「それはダメ!れいなも一緒じゃなきゃイヤだ」
「えー。じゃあどうすんだよ・・・次いつ暇なの?」
「分かんない、でも無理やりでも空けてもらう。仕事どころじゃないもん」
まだ時間があるようだったが、一人で父親の帰りを待つにしても夜になるので、
俺はとりあえずれいなを家まで送った。
例によって数百メートル先で停めた。
れいなはドアを開けてから「そうだ!」と言ってまた閉めた。
「ねぇ、また連絡するから番号教えてよ」
「ああ、そっか」
俺が携帯を取り出すと、れいなはさっとそれを奪い、自分の携帯とを両手で持ちながら手際よく番号を交換した。
「はい。なるべく早く連絡するね。それまで一人で行ったりしないでよね」
そう言って降りて行った。
俺はしばらくメモリに入った「れいな」という字を見つめていた。
思わずにやけてしまったが、「ダメだダメだ」と頭を振って真顔を作った。
俺しかれいなを助けられないんだ、俺がこんなのでどうすんだよ・・
それから俺は漫画喫茶に行った。
恭子について調べようと思ったからだ。
しかしネットで得られる情報は思った以上に少なく、大したことは分からなかった。
イジメが原因ということでとりあえずの決着はついているものの、
イジメを行っていた生徒の特定ができず、捜査はずっとグダグダ状態らしい。
飛び降りたのは学校から少し離れたマンションの6階。
救急車が到着した時には、既に彼女の顔と体はめちゃくちゃになっていて、手のほどこしようがなかったようだ・・・
目撃者は同級生の女子で、生前は恭子とも仲が良かったらしい。
俺はまたいくつかの疑問を持った。
どうして学校の帰り道でもないマンションから?
同級生の女子?友達?その子は何でそこにいたんだろうか。
彼女は何か知っている?
しかしそれらのことも、最大の疑問の前にはとても小さな問題だった。
もしこれが恭子の怨念だとしたら、何故その矛先がれいなに?
何故俺とれいなはあの部屋に?
れいなには一人で行動するなって言われたけど、じっとしてなんかいられない。
俺は漫画喫茶を出て、一人で池袋に向かった。
('A`)
深夜に更新乙華麗
250 :
名無し募集中。。。:04/06/23 03:10
おーきたきたきたー
251 :
名無し募集中。。。:04/06/23 03:18
おつ!
だんだん核心に迫ってきてるのか?
あー続き読みてぇ・・・
252 :
名無し募集中。。。:04/06/23 03:44
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
・・・少し心配だったよ
れいなの携帯(σ´∀`)σゲッツ!!
254 :
名無し募集中。。。:04/06/23 05:50
255 :
名無し募集中。。。:04/06/23 07:56
ho
256 :
名無し募集中。。。:04/06/23 08:57
257 :
名無し募集中。。。:04/06/23 08:57
ぜ
258 :
名無し募集中。。。:04/06/23 09:58
259 :
名無し募集中。。。:04/06/23 10:00
260 :
名無し募集中。。。:04/06/23 11:01
261 :
名無し募集中。。。:04/06/23 12:01
262 :
名無し募集中。。。:04/06/23 12:16
謎が謎をよんでるな
顔にシッコをひっかけてみたい
264 :
名無し募集中。。。:04/06/23 13:33
265 :
名無し募集中。。。:04/06/23 13:48
犯す
266 :
名無し募集中。。。:04/06/23 14:49
267 :
名無し募集中。。。:04/06/23 15:49
268 :
名無し募集中。。。:04/06/23 16:49
269 :
名無し募集中。。。:04/06/23 17:49
270 :
名無し募集中。。。:04/06/23 18:49
271 :
名無し募集中。。。:04/06/23 19:35
272 :
名無し募集中。。。:04/06/23 20:35
273 :
名無し募集中。。。:04/06/23 20:37
とんこつラーメンの具にする
274 :
名無し募集中。。。:04/06/23 21:12
クロスフェイスでタップを奪う
ナガタロック2でいいじゃん
276 :
名無し募集中。。。:04/06/23 21:49
夢かと思って、もう一度寝るだろうな
277 :
名無し募集中。。。:04/06/23 22:48
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!ってなる
278 :
名無し募集中。。。:04/06/23 22:49
279 :
名無し募集中。。。:04/06/23 22:52
(・∀・)イイ!!
280 :
名無し募集中。。。:04/06/23 23:46
281 :
名無し募集中。。。:04/06/24 00:22
今日はどうでしょう
282 :
名無し募集中。。。:04/06/24 00:22
わくわく
283 :
名無し募集中。。。:04/06/24 01:03
来るのか来ないのかこの時間がたまらない
284 :
名無し募集中。。。:04/06/24 01:56
佐世保の話を思い出した
285 :
名無し募集中。。。:04/06/24 02:26
チンポ
286 :
名無し募集中。。。:04/06/24 02:33
247さんの作品を最初から読みたい・・・
149さんのリンクきれちゃってるし・・・
287 :
名無し募集中。。。:04/06/24 02:57
結局トゥルトゥルかボーボーかどっちなんだよ!
288 :
名無し募集中。。。:04/06/24 03:21
>>286 datでいいなら
もういないかな・・・
289 :
名無し募集中。。。:04/06/24 03:54
トゥルトゥルだよ
290 :
名無し募集中。。。:04/06/24 04:10
291 :
名無し募集中。。。:04/06/24 04:12
ぼうぼう極まりない
292 :
名無し募集中。。。:04/06/24 05:41
293 :
proxy210.docomo.ne.jp:04/06/24 07:32
294 :
田中れいな:04/06/24 09:04
迷うな、トゥルトゥルなのボーボーなの、どっちが好きなの?
295 :
名無し募集中。。。 :04/06/24 10:56
ホ
296 :
名無し募集中。。。:04/06/24 10:57
黙れ猿浦
297 :
名無し募集中。。。:04/06/24 11:48
ふぉじぇん
298 :
名無し募集中。。。:04/06/24 13:12
どっちも好きだアホ
299 :
名無し募集中。。。:04/06/24 13:25
ボーボーなれいななんてれいなじゃないやい。・゚・(ノД`)・゚・。
300 :
名無し募集中。。。:04/06/24 16:27
301 :
名無し募集中。。。:04/06/24 16:28
ケツの穴にファイブミニ突っ込む
302 :
名無し募集中。。。:04/06/24 17:07
便秘が治るな
ほ
304 :
名無し募集中。。。:04/06/24 18:15
ボーボーでいてトゥルトゥル これが田中れいな
305 :
名無し募集中。。。:04/06/24 18:29
となりで寝てるならどっちでもいいや
('A`)昨日書いたんだけど、そのまま寝ちゃってた・・・
>>247続き
池袋のアパートの前でぼーっとしていると、20時頃になって一台の車が駐車場に停まった。
HONDAのマークU。中から出てきた男は、そのまま真っ直ぐ203号室に入って行った。
お父さんかな?
俺は車を降りて部屋の前に立ち、インターホンを押した。
しかし出てきたのはやはり母親の方だった。
「あなたは朝の・・・」
「お願いです。話を聞いて下さい」
「もう話せることは話しました。今さらお話することはありません!」
「違うんです!僕は・・・・・」
俺がそう言いかけると、母親の後ろから大きな人影が現れた。四十歳くらいの男だった。
長身でがっちりした体型、綺麗な二重まぶたが頑強そうで、それが俺に威圧感を与えた。
母親は顔を伏せてその場を男に譲った。男は「下がってなさい」と母親の肩を叩いた。
「お、お父さんですか?実は僕・・・・・・」
「君はレポライターか何かかね?いや、そんなことはどうでもいい」
父親は見た目通りの厳格ある声色と口調で俺の言葉を遮った。
「私達は誰が娘を自殺に追い込んだかなんて、そんなことはどうでもいいんだ。娘は死んでしまったのだからね。
分かったところで娘はもう戻って来ない。それなのに君らマスコミが興味本位に事を荒立てて・・・
私達がどれだけ苦しんだか、君に分かるかね?いや分からんだろうね。妻は心の病に侵されてしまった。
君らの悪ふざけが、彼女をそこまで追い込んだよ。さあ、もう私達に関わるのはやめてくれ。帰りたまえ」
「お父さん聞いて下さい。娘さんはきっと・・・」
「帰りたまえ」
俺はゆっくりと閉められるドアを、ただ見ているしかなかった。
父親の正義感の塊のような態度は、少し後ろめたさのある俺に発言の余地を与えなかった。
ようするにビビっていたんだ。
俺はしばらくドアの前に佇んでいたが、やがて諦め、車に戻った。
運転をしながら、俺はイラついていた。
ひょっとしたら恭子の怨みは、未だにイジメの首謀者が明らかになっていないところから来ているのではないだろうか。
それなのに両親があんな調子では・・・。しかしそんなことを二人に言えるはずがない。
二人だけじゃない、世界中の誰に言ったって、信じてくれるはずがないんだ。
それで俺はイラついていた。言いたいことがあるのに、それが言えない。
だけど幽霊とか死んだ人間の恨みとか、そういうことを落ち着いて考えた時に、
やはり俺でさえバカバカしく思えることがあるのだった。
そりゃ信じないよな・・・
俺は自嘲気味に笑い、苛立ちを忘れた。
本当はその日のうちに目撃者の女の子に話を聞きたかったのだが、夜も遅かったので次の日に聞くことにした。
だいたい住所も知らないければ名前も知らない・・・
俺は自分の家に帰った。
前日あまり眠れていなかったので、睡魔はすぐに俺の意識を呑みこんだ。
れいなの話を疑っていたわけではない。
普通の怯え方ではなかったし、痣も見た。
だけどやっぱり“それ”はまだ、俺にとって現実的ではなかったんだ。
その夜までは・・・
その晩、俺は夢を見た。
どこかの小さな室内プール。俺はそこに上半身だけ出して浸かっていた。
プールは赤色に染まっていた。俺の5メートルほど先に少女が顔だけ出して、やはりプールに浸かっている。
少女はうっすらと笑みを浮かべてこちらを見ていた。
俺が「誰だ?」と聞くと、少女はクスっと笑って答えた。
「知ってるくせに」
それは夢と呼ぶにはあまりにリアルだった。
少女が口を開いた瞬間、俺は背筋の凍る思いをした。
肌は真っ白で、作ったように綺麗な二重まぶたは、どこかのアイドルかとも思えるほど可愛かった。
そう、俺はその少女の名前を知っていた。もう一度同じ質問をする必要はなかった。
俺には他にもっと聞かなければならないことがあったのだ。
「・・・何故、れいなにあんなことを?お前の目的は、一体なんだ・・・?」
恭子はその問いには答えず、急に表情を変えたかと思うと、顔をぶるぶる震えさせた。
彼女を中心に広がる波紋が、俺のところまで届いた。とても夢だとは思えなかった。
「あいつら、許せない・・・!」
この世のものとは思えない(実際この世の者ではないのだが)激しい怒りを顔全体に現して、
恭子は押し殺した声を出した。
「君の自殺を目撃した子は、何故あの場に?あいつら?一体誰なんだ?俺が捕まえてやるから・・・」
俺は恐怖で後ずさりした。身の危険を感じたのだ。
「逃げるの・・・?行かないで・・・」
「逃げない、逃げないから・・・頼むから落ち着いてくれ。君の望むとおりにしてやるよ。
だから、だかられいなは・・・」
そう言いながらも、俺は後ずさりする足を止めなかった。
だが水の中では思うように進まず、恭子との距離はほとんど広がらなかった。
次の瞬間、恭子の周りから無数の腕が現れて、俺に向かって来た。
「や、やめろ!何を・・・!」
蛇のように伸びてくるそれらの腕は、俺の体を捕らえ、体中にまとわり付いた。
腕は氷のように冷たく、そのくせ人肌のブヨブヨした感触がした。
俺は恐怖と気味の悪さで自分でも耳を塞ぎたくなるような叫び声を上げた。
「うわあああああぁぁぁぁぁ!!!!」
その叫び声で目を覚ました。汚くて狭い部屋、間違いなく自分の部屋だった。
俺は息切れをしていて、マラソンをした後みたいに汗を掻いていた。
布団と服は汗でびしょびしょだった。それが夢の内容と相まって、吐き気を催した。
なんて夢だ・・・いや、夢なのかどうかも・・・れいな・・・
俺は服を脱いでシャワーを浴びようと浴室に入った。
右目に違和感を感じて咄嗟に手で押さえた。
洗面台の鏡には、右目を押さえて険しい顔をする俺がいた。
俺はゆっくりとその手をはずした。
右目の、眉毛と目の間辺りだった。
青紫色の小さな痣ができていた。