___________新垣里沙と送る高校生活____2ヶ月目

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1名無し募集中。。。
新垣と送る高校生活。
――5月病に罹っているヒマなんてなかった。

前スレ
___________新垣里沙と始める高校生活____________
http://tv5.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1082515755/
2名無し募集中。。。:04/05/09 23:02
矢口氏ね
3名無し募集中。。。:04/05/09 23:03
4名無し募集中。。。:04/05/09 23:05
日々移り変わるガキさんの魅力を見逃すな!!!
5名無し募集中。。。:04/05/09 23:13
>>1乙あり
5月病―――
ソレダ!!
6名無し募集中。。。:04/05/09 23:18
5月の心地よい風とガキさんの笑顔
7名無し募集中。。。:04/05/09 23:42
>>1乙です。
つーわけで書きます。
前スレの970で相談したものです。
つーか从VoV) < 長い
うざかったらウインドウの右にスクロールバーっていう便利なものが(ry
8名無し募集中。。。:04/05/09 23:44
「ほー、ほらっ、行こうぜっ!」

新垣は割れんばかりの大声でマイクに向かって叫び続けている。
俺はその大音量に少し顔を歪めながらタンバリンを力なく叩いている。

…なんでこんなことになったんだっけ?

………………

…もとはといえば部活が始まる前の更衣室でモー娘。の話になったのがきっかけだった。
新入生は部活の準備のために先輩たちより早く着替えなければならないのだが、まぁ入部して2週間近く経ち、最初の緊張感はいい意味でも悪い意味でも薄れつつあった。
で、ダベりながら着替えてる時の話題が、これまた定番ともいえる『好きなアイドル』。
「俺はやっぱ井上和香だな」とか「インリン良くねぇ?」とかそういう類の話を適当に聞き流していた。
その時、ふと誰かが言った。

「モーニング娘。とかさ、もう終わってるよな」

明らかに女子部に入部した彼女を狙っての発言だった。
どうせ仕事だなんだでろくに部活に参加できないはずなのに、このバスケ部に入部してきた彼女の評判はすこぶる悪かった。
その言葉をきっかけに「あいつら結構ブスだよな」とか「歌、へったくそだよな」とかみんな次々に勝手なことを言い始めた。
それで俺に話が回ってきたとき、つい可哀相になって「俺は別に嫌いじゃないよ」っていってしまったのがそもそもの間違いだったのかもしれない。
「別に嫌いじゃないよ」がどこをどう間違って伝わっていったのか知らないが、部活が終わるころには俺はいつの間にか立派なモーニング娘。ヲタクに仕立て上げられていた。
9名無し募集中。。。:04/05/09 23:45
「モーヲタ!モーヲタ!」

部活終わりの後片付けも新入部員の仕事。
ボールを磨いてる最中も、モップで体育館の床を磨いている今も、俺に対して容赦なく罵声が浴びせられた。

「…うっせーぞ、お前ら。…いいよ、もう、あと俺一人でやるから、とっとと帰れ」

「おっ、マジで?悪いねー、モーヲタ君」なんつって俺の肩をぽんぽんと叩いてそそくさと帰っていくチームメイトをギロリと睨み付ける。
ま、向こうも半分悪ふざけでやってるだけだから明日になればすっかり忘れてるだろ。
…女子部員から軽蔑の目で見られたのは正直キツイけど、それも明日になれば忘れてくれ…るだろうか、はたして。
もしこんな不名誉な勲章をずっと背負わされるとしたらそれはちょっとマズイな、なんて考えながらモップで床を磨き上げていく。

その時だった。

―――あっ。

体育館の入り口に佇んでいる一人の女子生徒の姿を見つけた。

そう、そこに立っていた女生徒こそ『すこぶる評判の悪い彼女』。
俺と同じこの学校の新入生で女子バスケ部。
そして、いわずと知れ……てるかどうかは分からないけど、モーニング娘。5期メンバー。

新垣里沙が黒めがちな瞳でこちらをじっと見つめていた。
10名無し募集中。。。:04/05/09 23:46
つーか、ドンピシャかよ。
同じ学校とはかねがね聞いてたけど、クラスだって違うしほとんど顔なんか見たことなかったから部活どころか学校にさえ来てないんだと思ってた。
ひょっとして今日、部活出てたのか?
ぜんぜん気づかなかった。
どおりで部活中もあいつらがやけにニヤニヤしてこっち見てたわけだ。
…こんなアイドルオタクの濡れ衣を着せられた日に、よりによってその張本人に出会うこともないだろうに。

芸能人に出会えて嬉しいというよりも、そんな思いばかりぐるぐる頭を巡っていた。

新垣はずかずかと体育館を突き進み、俺のすぐ目の前でぴたりと止まった。
とても真剣な表情で俺の顔を覗き込む。
顔、ちっちぇーな。
それが率直な感想だった。
11名無し募集中。。。:04/05/09 23:47
「…あの、なんか用?」

新垣は何も言わずに俺の顔をジロジロと見つめたまま。
少し気まずくなった俺が空気に耐え切れず適当に言葉を放る。

「…今日、部活出てたんだな」
「あ、うん…」

新垣は一瞬うつむき加減に頷いてから、また俺の目を覗き込んで、そして、云った。

「…ねぇ、キミ、モーニング娘。好きなんだって?」

…最悪だ。
よりによって本人の耳に飛び込んでいるとは。
あいつら、どんな風に噂を捏造してったんだ。
俺どんなヲタクになってんだ。
…気持ち悪がられてないよな。
ちゃんと弁明しなきゃ。

「……い、いやっ、それはあいつらが勝手に…」
「…いいからっ、来てっ!」

えっ?

弁明しようとした口が開く前にがしっと腕を掴まれた。
そして、そのまま力任せにズルズルと引っ張られていった。

あ、ちょ、ちょっとまって、まだ、後片付けがぁーーー。
12名無し募集中。。。:04/05/09 23:50
で、連れてこられたのがこのカラオケボックス。

彼女曰く。
「こないだ女子部員同士でさぁ、カラオケ来たのね。そしたらさぁ、みんなあゆとかELTとかばっか歌ってんの。
 で、私が娘。の曲入れようとした瞬間に、先輩がね、『モーニング娘。とか気持ち悪いよね』『そうそう、もう落ち目だし』とか小声でゆーわけ。
 正直、その瞬間ぷちーんってきてたんだけど一応向こう先輩じゃん。だからその場はぐっとこらえたんだけど、もうこの人たちとはカラオケにはこないって決めたの。
 でももう我慢の限界だったの。どーしてもどーしてもハローの曲をカラオケで歌いたかったの。そしたらキミが娘。のファンだっていううからさぁ。
 いやぁーほんと助かったよぉー、灯台デモクラシーってのはまさにこのことだねぇー、うんぬんかんぬん…………」
とのこと。

それだけ一気に言い終わるとさっさと歌本のモーニング娘。のページを開いて次々に曲を入れていって、俺にはタンバリンをほいっと渡す。

そして現在に至る、というわけだ。
13名無し募集中。。。:04/05/09 23:52
あーいーをーくーだーさーいー♪、なんつって自分の歌を気持ちよさそうに歌っている新垣をぼんやりと見つめながら、今までのことを整理してみる。

ようするに、メンバーであるはずの新垣こそが本物のモーヲタで、けれど部活や学校の立場上それを隠さざるを得なかったわけで、でもそれももう我慢の限界で、そこに俺がモーヲタだという噂が流れて、今溜まりに溜まったフラストレーションを発散中、と。
そういうことだな。
…ってことはひょっとして俺まだモーヲタだと勘違いされてるのか?
それはマズイ。
だってモー娘。っつっても、俺、CD一枚も持ってないし、そりゃ有名な歌は何曲か知ってるけど、アルバムとかになるとお手上げだぞ。
それに一応俺はゴマキが好きだったから、ゴマキが卒業した後に関してはもう曲すらも分からない。
…これはやっぱりちゃんと言うべき、だよな。

「おお、心が痛むというのかい、ベイビー、それは恋、恋煩いさ……」

マイクを120度くらいに傾けた新垣は、セリフの部分も完璧すぎるほどに感情を込めて決めていた。
14名無し募集中。。。:04/05/09 23:53
「ねぇ、キミも歌えば?」

一区切りついた新垣が額に汗を浮かべながらこちらを覗き込む。

「…あのー、モー娘。しか歌っちゃだめですかね?」

俺がおそるおそる言うと、新垣はピクリと眉をひそめた。
…なんかマズイこと云ったか、俺?

「………いうな」
「へっ?」

新垣がぼそり、と何か言った。

「…モー娘。いうな。それくらい基本でしょ」
「……は、はぁ」

ってか目が、目が怖いんですけど…。

「あ、あの、じゃ、む、娘。の曲しか歌っちゃダメですか?」

すると新垣の表情が途端にパッと明るくなる。

「ううん、そんなことないよ!松浦さんの曲も結構好きだし、メロンさんのも名曲多いよねー。
 藤本さんのソロも粒そろいだし。あ、ひょっとして平家さんとかいっちゃう?渋い、渋いねー」

新垣はまた一人で電光石火の如く喋り倒している。
あの、そういう意味じゃなかったんだけど…結局、その系統しか歌っちゃダメっつーことですね。
15名無し募集中。。。:04/05/09 23:55
「私はあんまり歌わないんだけど中澤さんだとやっぱり東京美人がいいよねー。 …あ、で、結局何歌う?」
「……あ、え、えーと……やっぱり、いいや。 新垣、今まで我慢してたんだろ? じゃ、とりあえず思う存分歌ってくれ」
「あ、そう? 悪いねー、じゃ、コレとコレと……」

瞬く間に増えていく予約曲。
よくそんなに歌う曲があるなぁ、半分感心、半分呆れ気味にその様子をみていた。

つーかコンサートとかでそんなもん死ぬほど歌ってんじゃねーの?
その疑問をぶつけてみたら「だって三人祭なんかもうライブじゃ歌わないもん」とバッサリ。

…俺じゃなくて他のメンバーとかと一緒にくればいいんじゃねーの?の問いには、「みんなもさ、案外ハローの曲歌わないんだよね」。
いや、だから、それはコンサートで歌ってるからじゃ…。
「それに、わたしがいっぱい歌いたいし」
…そーですか。

というかこの人、本物だな。
だってさっきから画面ぜんぜんみないで歌ってるし。
歌詞全部丸暗記。さすがプロ。 っつーかすでにその域を超えてる。
ヲタクだ、本物のモーヲタがここにいる。
本物の前で偽者はただその脅威に震えるだけなんだ。

と、勝手に怯えている俺に新垣は「ピース♪ピース♪」と振りをしながら笑顔でピースサインを向けていた。

…ま、なんつーか、楽しそうだからいいか。

俺も苦笑い浮かべながら、ピース、とやってみた。

新垣がはじけるような笑顔をこちらに向ける。

なんか俺までちょっと楽しくなった。
16名無し募集中。。。:04/05/09 23:56

新垣はもう十曲以上も歌い続けている。

俺はこの状況を冷静に考え始めていた。
よく考えるとこれってかなりオイシイ状況だよな。
芸能人とこの狭い個室で二人っきりっていうのはたとえ望んだとしてもなかなか手に入れられるものではない。
それに…俺の中での新垣ってのは昔のおでこ全開っていうイメージしかなかったけど、こうして制服姿で前髪下ろしてると実はすげえ可愛いかも。

―――あっ。

不意に、目が合う。
やばい、なんか、ちょっとドキドキしてきた。

そしてタイミングよく、ジャーン♪とイントロが鳴り響く。

あ、この曲、知ってる。

新垣は真剣な表情を浮かべて俺の目を逸らさずに、視線を合わせたまま歌い始めた。
17名無し募集中。。。:04/05/09 23:57
「ねぇー、はずかしぃーわぁー♪」

モーニングコーヒー。
モーニング娘。のデビュー曲。

…新垣が小さなステージから一歩一歩こちらに近づいてくる。

「ねぇー、うれしぃーのよぉー♪」

俺も視線を逸らさずに新垣の瞳を見つめる。
小さな顔がどんどんと近づいてくる。

「あーなたのこーとーばー♪」

鼓動が高鳴る。
…こ、これは、いいってこと、だよな。

「モーニングコーヒー飲もうよー♪」

いや、モーニングコーヒーはちょっと早すぎるけど…。
キ、キスくらいなら…ぼ、僕らも、もうコーコーセー、なんだし。

顔が、もうすぐ側だ。ブレスの息遣いが分かるくらい。

「ふたーりでぇー♪」

そして俺は覚悟を決めて、目を閉じて唇を近づけていく―――。
18名無し募集中。。。:04/05/09 23:58
「ぶわぁかぁ!」
「わっ!わー、ご、ごめんなさい!」

新垣の突然の大声に俺は思わず飛び跳ねるように仰け反ってしまった。
おそるおそる新垣のほうを見てみると彼女は何かとても怒った様子でこちらを睨んでいた。

「ばか! なんでモーコー歌ってるのにコーラス歌わないの!?
 わたしが『はずかしいーわぁー』って歌ったらキミは『ドーキードーキー』でしょ!
 去年の秋コン見てないの?じゃあ、せめてDVDくらいはみたよね?安倍さんと飯田さんの二人のモーコー凄かったじゃん!
 ああいうのやりたいじゃん! うわぁー、なんでかなぁー、信じらんないよぉー」
「は、はぁ…すみません」

モーコーとか秋コンとか知らない単語が混じっていたが、俺はとりあえず謝ってしまった。

「そもそもねぇ、キミ、まだ甘いよ。ノリもあんまりよくないし。ヲタ芸打て、とまではいわないからさ、せめてコーラスくらいはやろうよ!
 ぴたクリ歌ったらL・O・V・Eくらいやってよ!ウィアラ歌ったらハーヒーホーくらいやってよ!」
「…ごめんなさい」

やたらと熱い新垣にまたしてもよく分からないまま謝ってしまった。
そして新垣はうーんと腕組みをして何か考え事を始める。
19名無し募集中。。。:04/05/10 00:00
「……そうだ!特訓しよう!」
「はっ? 特訓?」
「そう、特訓! とりあえず明日の放課後教室で待ってて!」
「…明日、学校休み」
「あっ、そっかー、じゃ、駅前のマックで待ち合わせよ。時間はー…携帯の番号教えて? あとで連絡するから」

勢いに押されるがまま携帯の番号を教える。
すると携帯のディスプレイをみた新垣がいきなり慌てだした。

「や、やばい、もうこんな時間だよ!わ、わたし行かなきゃ!」

そういってカバンを取るや否やドアを開ける。

「じゃ、今日電話するから! 明日ね!」
「あ、明日、部活!」
「そんなもん、とばす!」

嵐のように駆け出していく新垣の背中を俺は呆然と見送った。

なんかよく分からんが……また明日会えるみたいだし、ま、いっか。

そして『とばす』というフレーズが某有名TV番組で生まれた名ゼリフだということを俺が知るのはそう遠くない日のことであった……
20名無し募集中。。。:04/05/10 00:02
つづく……のか?
とりあえずこのダラダラと長い話を読んでくださった方、乙でした。
21名無し募集中。。。:04/05/10 00:06
もう書いていいのかな?
続きが気になるのでぜひお願い
張られてる間リロードしまくってたよ
22名無し募集中。。。:04/05/10 00:06
乙です。ガキさんの性格がよく出てて楽しかったぞ
続編待ってます
23名無し募集中。。。:04/05/10 00:08
乙!うまいね〜。俺もずっとリロードしてた
24名無し募集中。。。:04/05/10 00:11
乙、そしてGJ!
ガキさんの絵が浮かんできておもしろかった
それと、オマエ、これはちょろっととはいわんぞw
もう一度、あらためて乙
25名無し募集中。。。:04/05/10 00:12
乙!とてもイイ!!
2スレ目スタートからいい感じだね
26名無し募集中。。。:04/05/10 00:17
>ヲタ芸打て、とまではいわないからさ
ガキさんと一緒にヲタ芸を打ちたい
27名無し募集中。。。:04/05/10 00:18
これはいいな、良かった
俺も頑張って続き書こう・・・
28名無し募集中。。。:04/05/10 00:18
安西先生...ガキさんとカラオケ...したいです...
29名無し募集中。。。:04/05/10 00:22
あいこんまこ3人組最高スレの状態を見ると
いろんなヤツが作品書きあって、それについてワイワイ言ってるからこのスレは楽しいんだナーと、あらためて思った
30名無し募集中。。。:04/05/10 00:25
GJ!
31名無し募集中。。。:04/05/10 00:45
こういうのは昔は羊だったんだが、まあ頑張ってくれ
32名無し募集中。。。:04/05/10 00:48
バス毛部
33名無し募集中。。。:04/05/10 01:03
ガキさんがイキイキしてて良かった。
主人公の振り回されっぷりも面白かった。

あと、前スレラスト989-996のガキさんとの一週間も面白い。
34名無し募集中。。。:04/05/10 02:10
>>31
確かに昔なら羊逝けってスレだな
けど板の許容スレ数が700も(今はもっとすごいことになってる)あると
どうでもいいっていう雰囲気になってるね

まああと2-3スレもすると固定がでだしてとたんにキモくなるだろうけど
35名無し募集中。。。:04/05/10 03:36
そこまで続くかなあ
何にしろスレタイの2ヶ月目ってのはいいね今5月だし
36名無し募集中。。。:04/05/10 04:34
はげしくいい!おれもガキさんとオタカラしたいな
37名無し募集中。。。:04/05/10 05:09
>>31
スレ数の許容量がこんな状態だから羊よりネタとか書きやすい状態だもんな
38名無し募集中。。。:04/05/10 06:38
灯台デモクラシーで爆笑した
39名無し募集中。。。:04/05/10 08:22
ヲタカラ(・∀・)イイ!!俺もハモリてぇー
40名無し募集中。。。:04/05/10 11:26
おつかれ!
前スレのガキさんを娘って知らない設定もよかったけど、
今回のもいいね〜
41YahooBB219187058034.bbtec.net:04/05/10 15:45
(・・)
42名無し募集中。。。:04/05/10 15:46
  _, ,_
( ・e・)ミスったのだ。 
43名無し募集中。。。:04/05/10 17:24
濡れた靴下を履きかえるガキさんに(*´Д`)ポワワ
44名無し募集中。。。:04/05/10 21:16
弁当の時間、どれから手をつけようか悩む俺
そこにひょいと横から顔を突っ込む新垣

「あ・・・おいしそうな弁当だね〜。ひとつもらっちゃうよ。」
と弁当のおかずをつまみ食い
「うん。おいしい!!」
満足げな新垣

「あ・・・なにすんだよ!!」
と言うものの内心ちょっとドキドキする俺
45名無し募集中。。。:04/05/10 21:17
主人公は男ばっかりだけど、女だったら
ガキさんとクラスメイト数人でお泊まり会ネタができるかも。
46名無し募集中。。。:04/05/10 21:19
お弁当ネタキター
47名無し募集中。。。:04/05/10 21:48
>>45
書け
48名無し募集中。。。:04/05/10 23:02
1スレ目残ってるね(まあ、あたりまえか)
ROMるならいまのうちかな
49名無し募集中。。。:04/05/10 23:14
50名無し募集中。。。:04/05/10 23:24
おちてた
勘違いスマソ
51名無し募集中。。。 :04/05/11 00:49
52名無し募集中。。。:04/05/11 03:21
53名無し募集中。。。:04/05/11 07:33
54P221119003136.ppp.prin.ne.jp:04/05/11 12:17
落ちる、落ちるー
55名無し募集中。。。:04/05/11 12:22
前スレの日記風に書いてた職人の
「色々ある」っていうのがかなり気になるのだが
56名無し募集中。。。:04/05/11 15:49
初夏の木陰にたたずむガキさん
その白いワンピースが眩しい
こっちに気付いてにこやかに手を振る
57d61-11-157-123.cna.ne.jp:04/05/11 17:40
58名無し募集中。。。:04/05/11 18:53
>>8-19の続き
つーか相変わらず从・ 。.・)<長い
59名無し募集中。。。:04/05/11 18:55
駅前のマック、2階、窓際。
窓から覗く休日のスクランブル交差点は人が溢れんばかりだった。
俺はフニャフニャのフライドポテトを咥えて、そんな外の風景を眺めながらアイツを待っていた。

…ほんとに来るのかね。

昨日、電話がかかってきたのは結局、夜遅く。
昼まで予定が入っちゃったから2時に待ち合わせということだった。
おかげで午前中だけだった部活にはさぼることなく参加することができたのだけれど、時刻はすでに2時半を回ろうとしている。
携帯の履歴に表示された数字をぼんやりと眺めてみる。

電話、かけてみるか?
いや、でもひょっとしたら迷惑かもしれないしなー、なんて一人で葛藤してたらタイミングよく、ドドドドドォオーっとトレー片手に彼女が現れた。

「ごっめーん! ミュージカルのレッスンが思ったより長引いちゃって…待った?」
「ん、ああ、まぁ、大丈夫」

そう、待ち合わせしてた彼女とはこの人。
ほかでもないモーニング娘。5期メンバー、新垣里沙。
60名無し募集中。。。:04/05/11 18:56
…いや、でもこうしてマックのハンバーガー食ってる姿をまじまじとみてみるとあんまり芸能人って感じしねーな。
服装もジーンズにパーカーっていう普通の格好だし。
これって傍目からみたら案外普通のカップルとかにみえて、ひょっとしたらひょっとしてデートとかいってもいいんじゃねーの。

「あ、そーだ」

新垣はハンバーガーを口に咥えながらバッグから紙を一枚取り出した。

「…なんだこれ? モーニング娘。度チェックシート?」
「昨日ね、作ってみたの。 あたしが食べてる間、やってみて」

…前言撤回。
こんなことやってるカップルなんて存在しない。
デートでこんなこと絶対にやらない。

61名無し募集中。。。:04/05/11 18:57

Q1 あなたがモーニング娘。をはじめてみたのはいつ頃ですか?
Q2 モーニング娘。を好きになったきっかけを教えてください。
Q3 モーニング娘。(卒業生含)の中で好きなメンバーを教えてください。
Q4 あなたが所持しているモーニング娘。のCD、DVD、写真集、エッセイを教えてください。
Q5 あなたが行ったことのあるライブ、ミュージカル、イベント等を教えてください。
       ………………
Q15 あなたが選ぶモーニング娘。名場面ベスト10を教えてください。
       ………………
Q20 あなたがチェックしているモーニング娘。関係のサイト名を教えてください。
       ………………
Q30 「羊」「狼」「鳩」 何のことだか分かりますか?分かる人は次の質問へ、分からない人はQ50に進んでください。
       ………………
Q50 「いちごま」「いしよし」「あやみき」 何のことだか分かりますか?分かる人は次の質問へ、分からない人はQ60に進んでください。
       ………………
Q63 件の「ベリーズ工房フラッグ盗難事件」についてどう思いますか?
       ………………
Q89 キュートですか? セクシーですか?
       ………………
62名無し募集中。。。:04/05/11 18:59
…前半はまぁ理解できる範囲だったが、後半は意味不明な質問ばかりだったから、分からないとこはとりあえず白紙のままで提出した。
新垣は真剣な顔でチェックシートとにらめっこをしながら、いくつか質問をしてきた。

「ふーん、なるほどねぇー、PCとか、あんまりやらないんだ?」
「ああ、一応ネットには繋がってるみたいだけど、たまに兄貴がかちゃかちゃやってるくらいだな」
「ふーん、へぇー、なるほどねぇー」

そしてフムフムと考え込みながら、最後に納得したように大きく、うん、と頷いた。

「キミはライトファンだね」
「は、はぁ、ライトファン…」
「うん、コンサとかには行かないし、CDとかDVDとかアイテムもそんなには持ってないし、ネットもそんなに興味がない。
 けれど、娘。はなんか気になるなー、TVで出てたらつい見ちゃうなーっていう人」
「な、なるほど」

まぁ確かにあたらずも遠からずってとこだな。
実際、こうして新垣に会ってモーニング娘。に興味が沸いてきてるのも事実だし。

「なんつーか、思ったより軽いファンで悪かったな」
「ううん、むしろ、こーいうファンの人がいてくれるのって新鮮っていうか、ありがたいよ。
 それに、誰もが最初はここから始まるからね。ここから成長してけばいいんだし」

…成長、ですか。
それは望むべきところ、なのだろうか。
63名無し募集中。。。:04/05/11 19:00
「よしっ、じゃあ、行こっか!」

そう言って新垣は勢いよく立ち上がった。

「へっ? ど、どこに?」
「特訓するんでしょ? 家に決まってんじゃん!」
「う、家って…に、新垣の?」
「それ以外どこがあるの?」
「い、いや、それはマズイって!」
「へっ? どーして?」

新垣はキョトンとした顔でこちらを見ている。

「いや、どーしてっつわれても……」
「いいからっ、ほらっ、行くよっ!」

片手にトレー、もう片手に俺の腕を強引にとってズルズルと引っ張っていく新垣。
トレーの上のゴミをダストボックスにざっと流し込むと、俺を引っ張る手の力が増す。

あぁーー、せめてプラスチックは分別しろぉーーーー。
64名無し募集中。。。:04/05/11 19:01


「はいっ、どーぞ」
「あ、どーも…」

そう言って差し出されたクッションを受け取る。

新垣の部屋はなんというか思ったよりも、普通の部屋だった。
芸能人っつーからもっと豪華な部屋、もしくは昨日のヲタっぷりからすると部屋の四方にポスターべた張りのデンジャラーな部屋を想像してたのだが。
実際はごく普通の女の子の部屋。
つーか女の部屋自体そんなに入ったことないから普通とかよく分からないんだけど。
でも、机の上のこちゃこちゃとした小物とかピンク色のレースのカーテンとか、いかにも女の子だなって思った。
そして部屋に微かに香る女の子の匂いに実はちょっとドキドキしていた……がそれも束の間。

「あ、とりあえずテキトーに座っといて。 わたしちょっとやることあるから…あ、そうだ、じゃあねー」

新垣はそう言って収納の戸を開ける。
すると…そこには。

ピカァアァ!

う、うわぁっ!

差し込む後光。
溢れ出る眩い光に目が眩んだ。
65名無し募集中。。。:04/05/11 19:03
「あれー、どこだっけな?」

収納一杯にぎっちりと収められているCD,DVD、ビデオ、書籍、グッズ、その他モーニング娘。関連の品々。
それだけならまだしも、はっぴとかハチマキとかあれは何に使うんだ!?
それになんで衣装がここにあるんだ?
ああいうのは貰えるものなのか? それともパクってきたのか? …ひょっとして自分で作ってるのか?

その光景はまさに圧巻だった。
娘。箱…いや棚だな、娘。棚がそこにあった。
に、新垣さん! すいません、なめてました! あなたは本物です! 真のモーヲタです!

「…あー、あった、あった。 はい、これちょっと読んでて」

畏敬の眼差しで見つめる俺に新垣は一冊の本を手渡した。
タイトルは『モーニング娘。×つんく♂』。
新垣いわく、ありそうでなかった貴重なモーニング娘。のインタビュー本、とのことだった。
言われたとおりおとなしく本を読み始めた俺を尻目に、新垣は部屋のデスクにあるPCに向かい、手馴れた手つきでなにやらかちゃかちゃと操作を始めた。
そして、しばし画面を見つめていた新垣がぽつり。

「…こんなの羊でやればいいのにねぇ」
「ん、なんかいった?」
「あ、ううん、かんっぜんにこっちの話。 …まぁ、いずれキミにも分かる日がくるかもね」

…あんまり分かりたくないような気もするのはどうしてだろうか。
66名無し募集中。。。:04/05/11 19:05
時に頷きながら、時に舌打ちしながらしばらくPCと向き合っていた新垣だったが、やっとのことでPCの電源を落とすと、チェアをくるりと回してこちらを振り返った。

「さてと、お待たせっ! どう、その本?」
「いや、うん、まだちょこっとしか読めてないけど、みんな真剣にいろいろと考えてるんだなーと」
「でしょ?でしょでしょ?いやー、それね、ほんといい本だと思うの。
 非公式のファンブックはいろいろと出てて、もちろん全部目は通してるんだけどさ。
 やっぱモーニング娘。のことはモーニング娘。に聞け!みたいな?」

熱っぽい新垣に毎度のことながら圧倒される。
 
「よしっ、じゃあ特訓はじめようか」
「お、おう…」

特訓、という言葉に少し身構える。
67名無し募集中。。。:04/05/11 19:06
「キミは後藤さんが好きなんだよね?」
「あ、うん、いちおーゴマキが好きだったんだけど……って、えっ?」

何かスイッチの入ったような新垣が鬼のような形相でこちらを睨みつけている。
なんか地雷踏んだか、俺?

「……いうな」

ボソリと呟く新垣にデジャビュのようなものを感じた俺は咄嗟に機転をきかせた。

「あ、ああ、そう、ご、後藤さん。後藤さんが好きなんだ」

眉間に寄ってた皴が途端に緩んでいく。

「そーなんだ、”後藤さん”素敵だよねー。まぁファンなら、ごっちんって呼んじゃってもいいと思うけどねー。
 うん、でも、『さん』づけで呼ぶ謙虚さ?みたいなのもいいと思うよ」

はー、よかった、なんとか回避成功したらしい。

「…ゴマキちゃん、なんかもってのほかだからね」
「は、はい」

ただならぬ殺気がこもった言葉を俺は真摯に受け止めた。
68名無し募集中。。。:04/05/11 19:07
「うーん、後藤さんだったら……やっぱこれからいくべきかなぁ…うん、そうだ、コレにしよう!」

新垣は収納―――俺がさっき名づけた『娘。棚』―――から一枚のDVDを取り出してきて、いそいそとセットを始めた。
やがてTVの画面に『ゼティマ』というクレジットタイトルが映し出された。

「…あのー、これは?」
「うん、これはね、2000年の春コンのDVD。後藤さんが出てるライブDVDで一番古いのがこれなの。
 このライブはね他にもいろいろな意味があって、なんといっても市井さんの卒業でしょ。
 あ、そうそう、後藤さんと市井さんは教育係の関係だから、そういうことも考えてみると余計泣けるんだよぉー。
 あとは四期メンバーの加入でしょ。石川さん、吉澤さん、ののちゃんに加護ちゃん。
 この頃、ラブマ、恋ダン、ハピサマってとんとんとーんってきて凄い勢いだったんだよねぇ。
 それに武道館でやったのは今のところはこれだけなんだよ。あーわたしも武道館やりたいなぁ……」
「は、はぁ」

次から次へと飛び出る説明を俺は呆気にとられながら聞いていた。
つーか、この頃は新垣はまだメンバーじゃないよな。
なのに、この知識はさすが新垣さんとしかいいようがない。

「ほらっ、始まるよ!」

新垣は目をキラキラと輝かせて画面に視線を向けていた。

…つーか特訓ってただDVD見るだけ?
69名無し募集中。。。:04/05/11 19:09
新垣は映像に合わせて小さく口ずさみながら、体を揺すりながらすっかり画面に見入っている。
俺は俺でこういうライブのDVDとかみるのは初めてだったから普通に楽しんでみていた…がちょっとした疑問も浮かんでいた。

「あのさー、さっきから気になってたんだけど後藤さんの衣装に『510』って書いてるんだけどあれどういう意味?」

新垣は、ハァ?という風にこちらを見つめ返した。

「これだから素人は困っちゃうねー。ほら、『5』と『10』に分けるでしょ。で、10を『とお』って読むの」
「あー、なるほどね、『ごとお』ね。……矢口さんの『145』は?」
「これはちょっと難易度高いよぉー。 『145』は矢口さんの身長の145cmから。でも実際は144,5cmらしいけどね」
「…奥が深いな。…じゃ、石川さんの『Ca+』は?」
「お、きましたねー、最難関。これは諸説あるんだけどCaって元素記号じゃん。で理科→梨華ってのが有力みたい。
 ほかにもカルシウムは石に含まれてるから石川の『石』にかかってるんじゃないかってのもあるんだけど」
「…すごいな。…けど、じゃあなんでイオンなの?」
「…イオンって?」
「中学ん時習ったじゃん、右上に+ってあるやつ。原子が電離したやつ、だっけ?」
「……ほ、ほらっ、『DANCEするのだ』だよっ!これすごいいい曲なんだよねー」
「…ねー、なんで?」
「あー、安倍さん可愛いなぁ、後藤さんも素敵だなぁ」

無視かよ。 つーか、コイツ、イオン知らねーな。
70名無し募集中。。。:04/05/11 19:10
DVDも終盤。
今歌っているのは『ダディドゥデドダディ!』という曲らしい。
名盤と呼ばれる2枚目のアルバム『セカンドモーニング』のラストを飾る青春ソングだと新垣が教えてくれた。
と、その本人はさっきから俺の横で涙ぐんでいる。

「いちいさぁーん…」

オマエは何回もみてるんじゃないのか、とツッコミたくなったけど、でも確かに涙ぐむのも分からないでもない。
そのくらい感動的なライブだった。
やがて曲が終わり、エンドロールが流れ始める。

「…うん、なんかいいね、こういうの。 メンバー同士すごい大事に思ってるんだなって」
「でしょ?でしょでしょ? …よしっ、じゃあ、次行こう!」
「へっ、つ、次?」
「うん、何がいいかなー。 順番通りいく? そうだと次は2001年の春コンだね。これもすごいよー、中澤さんの卒コン。
 あ、それかASAYANで後藤さんの歴史を振り返ってくのもいいなぁー。プッチのPVみてくのもいいし…」

そこからはじまった無限DVDスパイラル地獄。しかも現メンバーによる解説付。
いや、それはそれで人にとってはありがたい状況なんだろうけど、俺、今日の午前中、部活で走り……まくって……疲れ……

………………

…………

……
71名無し募集中。。。:04/05/11 19:11
窓から吹き付ける柔らかな風で目を覚ました。
外はもうすっかり日が暮れていて、真っ暗な部屋の中でTVの画面だけが明るい光を放っていた。

…寝ちまったのか。 つーか、これ何枚目のDVDだ?

寝ぼけ眼をごしごしこすって画面を確認する。
これ、ハッピーサマーウエディングだな。ハピサマって略すんだよな。
…はっ、いつの間に俺はそんなこと覚えたんだ。
自分の知らないところで何かが確実に変わりはじめていることに気づいて少し恐くなる。

…あ、新垣出てんじゃん。
なんつーか、こうしてみるとほんとにアイドルしてるんだな、すげえな。
ダンスとか一番頑張ってんじゃん。

…って、新垣は?

はたと気づいた俺は暗がりの部屋をきょろきょろと見渡す。
72名無し募集中。。。:04/05/11 19:14
TVから流れる恋ダン…もとい恋のダンスサイトの歌声に混じって、スースーとかすかな音が聞こえた。
よく目を凝らしてみるとソファーにもたれかかって新垣が眠っていた。
ちっちゃい顔の輪郭が画面の明かりに照らされてうっすらと浮かび上がっている。

…なんだ、寝てんじゃん。

そうだよな、大変だよな。
仕事やって学校行ってだもんな。
その仕事ってやつも、並大抵のもんじゃない。国民的なアイドルグループだ。
肉体的にもだし、精神的な苦労も絶えないだろうに。
それをこんなちっちゃな体で受け止めてるんだから大したもんだ。

ベッドのタオルケットをちょっと拝借して、新垣の無防備すぎる寝姿にかけてやる。

…ウウン、と小さな声が漏れた。
73名無し募集中。。。:04/05/11 19:15
一人座りなおしてTVの画面を見つめなおす。
アンコールの曲が終わって、後藤さんがステージの上に一人立ってMCをしてた。
それでやっとでこれは後藤さんの卒業コンサートなんだということに気がついた。
というか今日のDVDって俺のことを考えて全部後藤さんを中心に選んでくれてたんだな。
けどその気遣いは少し無駄になってしまっている。

なぜなら俺は後藤さんよりも―――この頃はまだおでこ全開の彼女にどうしても目がいってしまっているから。

『ごとぉさん、卒業おめでとうございます…。 今度上手なメイクの仕方教えてください』

涙をこらえながら画面の彼女はそう言って後藤さんの胸に飛び込んだ。
俺はその光景に少しだけもらい泣きしそうになったけど、そこはぐっとこらえて今はソファーでお休み中の新垣の顔を覗き込んでみる。

…コイツ、化粧、上手くなったのかなぁ。

「…クシュン!」

突然のクシャミにドキリと心臓が跳ねた。

…びっくりさせんなよ。
74名無し募集中。。。:04/05/11 19:16
吹き込む風が少し冷たくなってきたことに気づいて窓を閉めに立つ。

そのとき、ふと机に飾られている写真立てが目に入った。
コンサートかなんかの打ち上げのときの写真、だろうか。
メンバー、スタッフ、たくさんの人が写っている中に新垣の笑顔をみつけた。
すっげえ、幸せそうな顔。

俺は今日読まされた娘。本のインタビューの一節を思い出していた。
実はこっそりと新垣のところだけ先に読んでいたんだけど。


『  ―――ずっと歌手になりたかった?

  「ていうか、モーニング娘。になりたかった(笑)」  』 


コイツ、ほんとにモーニング娘。が好きなんだな、と思った。

75名無し募集中。。。:04/05/11 19:18
おまけ

「………う、うーん…はっ……あー!寝ちゃったじゃん!しかも後藤さんの卒コンで寝ちゃったじゃん!
 うわー、申し訳が立たないよぉー!ごめんなさい、後藤さん!かくなるうえは新垣里沙、腹かっさいてお詫びを…」
「い、いや、そこまでしなくても……」
「キミもキミだよっ!起こしてよっ!」
「いや、俺も寝てたから…」
「なにぃー!この不届きものー!そんなことで娘。道が極めれると思ってるのかぁー!?」
「ご、ごめんなさい! …ってオマエも寝てたんだろっ!」
「それはそれ、これはこれっ! ……うーん、じゃ、仕方ない、宿題を出してせんじよう!」

そういってポイポイと山積みにされていくCD、DVD、ビデオ、本。

「と、これは感想文要提出!」

最後にぽんと乗せられた本。
…『99の後藤真希』。

「原稿用紙5枚以上ね!」

は、はは…。
俺の高校生活、これでいいのだろうか…。
76名無し募集中。。。:04/05/11 19:19
つづきますん。
読んでくれた人、乙。
そして>>56、萌え。
77名無し募集中。。。:04/05/11 19:22
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
マジ乙!!初めてリアルタイム更新というものに遭遇したよ
マジヲタガキさんあり、萌え要素ありと 盛りだくさんでお腹いっぱいです
野暮を承知でつっこむと のんつぁん、かーちゃんやね>ガキさんの辻加護に対する呼び方
78名無し募集中。。。:04/05/11 19:24
職人さん乙カレー
今回は笑いまくったよー
つづきもマターリまってまるよん
79名無し募集中。。。:04/05/11 21:48
仮想世界と現実がリンクする怪作。
             ────日刊豆ウォッチ


まるで画面の向こうからガキさんに覗かれているようだ。 
             ────朝娘。新聞
80名無し募集中。。。:04/05/11 21:51
>>77
指摘あり。
こんなんじゃガキさんに怒られる。
いや、むしろ怒られた(ry

つーわけで高校生らしくバイト逝ってくる。
81名無し募集中。。。:04/05/11 23:22
保全
82名無し募集中。。。:04/05/11 23:33
ん〜いいねぇ
ヒサビサにいいスレに出会ったな
83名無し募集中。。。:04/05/11 23:36
乙、おもしろかった
あんまりテンパらず、いまのテンションでマターリと書いていっておくれ
84名無し募集中。。。:04/05/12 03:25
誰もいない自分達だけの砂浜
ボーダーシャツにショートパンツにスニーカーのガキさんと
つばの大きな白い帽子に白いワンピースに白い編み上げサンダルのガキさん

どっちが似合うかな?
85名無し募集中。。。:04/05/12 03:27
>>84
下の方をキボンヌ
86名無し募集中。。。:04/05/12 03:47
じゃあ上
87名無し募集中。。。:04/05/12 06:47
>>84
上の格好で「ウォー!」とか言いながらなぜか波打ち際に突進していく
んで、当然のように波をかぶって
ニヘラニヘラしながら「ヒャ〜!」と敗走してくる

階段に腰かけて、子犬のように神妙な顔をしながら
脱いだスニーカーをボコンボコン打ちあわせてる新垣を、通りがかったオレが見かける
なにしてんだ?アイツ

と、ぱっと妄想してみた
人のネタ横取りしたかもだったらスマソ
88名無し募集中。。。:04/05/12 11:32
( ・e・)
89名無し募集中。。。:04/05/12 18:06
雨の日は退屈そうに外を眺めているガキさん
晴れの日は楽しそうに外を眺めているガキさん
90名無し募集中。。。:04/05/12 18:52
テスト期間中、学校帰りにより道するガキさん
91名無し募集中。。。:04/05/12 19:31
偶然を装い待ち伏せするオレ
92名無し募集中。。。:04/05/12 20:52
トレンチコートの下から裸体を晒す>>91
93名無し募集中。。。:04/05/12 22:56
( ・e・)チッサイ!
94名無し募集中。。。 :04/05/13 00:03
ほぜん
95名無し募集中。。。:04/05/13 04:14
お昼休み、友達と自転車2人乗りして
こっそりパフェを食べに行くガキさん
96y171008.ppp.dion.ne.jp:04/05/13 04:17
>>79
それじゃ俺も

アズキ色のにくいヤツ
     ━━━夕刊マメ
97名無し募集中。。。:04/05/13 04:41
前スレ748の出来が気に入らなかったんで修正してみました
恥ずかしいんで、人稲のいまのうちにこっそりうp


「なに聴いてんだ?」
後ろから肩を叩くと、新垣は「ゥエァ?」と珍妙な声あげて振り返った
「オァ、なーーんだ」
オレだとわかると、新垣は子犬みたいな眼をして、イヤホンの一つを俺の耳にかけてくれた
「これだよ、知ってる?」
「んにゃ、でも、かっこいいな」
「!!デショーーー---!?」
新垣は裏返った声でオレの腕をどつくと
「最初は、わたしも歌詞とかよく解かんなかったんだけどさーー」
と、熱心に互いの耳に流れてくるアルバムの解説を始めた
「ふーん、??!オイ、こら!」
おかしな抑揚で早口にまくし立てながら、新垣はいつの間にか歩き出していた
右耳でつながっているオレは、無理矢理に散歩させられている犬コロよろしく、首を斜めにねじられながら引きずられていく
「ちょっと、まて、新垣!」オレは抗議してみる
が、南米の魔術師みたいなジェスチャーで「ZYXのカップリングはさー」などとまくし立ててる新垣に、そんなもん届くわけもない
クリップが変な具合に引っかかったせいで、イヤホンは釣り針みたいに耳にくい込んでいる
「―――――― !!」
(つづく)
98名無し募集中。。。:04/05/13 04:41
(つづき)
いつの間にか、オレたちは駅前通りまで来てしまっていた
自転車のおばちゃんやチビをつれたヤンママ、パチンコ帰りのおっちゃん達の視線が、この恥ずかしい高校生二人に刺さりはじめる
「おい、この、デコガキ!―――」
「で、セカンドでは小湊さんの入ったバージョンがね……!?」
と、ここでやっと、新垣はオレたちの間抜けな状態に気づいたらしい
パタ、と立ち止まってまわりを見回すと、「うわッッ」と叫んで、 中腰で自分の肩に頭を預けているオレの耳から、あわててイヤホンをかっさらった
「いて!ててて!」
切れそうに痛い耳の裏をさするオレの前で、新垣がハチャハチャとかばんにイヤホンをしまう
「――――――――――― っ!!」と、かばんをあさりながら新垣
「…………………………………。」と、腰を伸ばしながらオレ
夕焼けのせいか、長いストレートヘアに隠れた新垣の頬が熱っぽい
オレの耳も熱かった。血がでてるかもしれない
「ン ヨシ!」
新垣はかばんから小さな巾着を引っ張り出すと、そこから正方形のMDプレイヤーを取り出した
「ホラ!」
思わずだしたオレの掌に、さっきまで聴いてたMDをポンと載せる
「これ、貸してあげるから、よく聴いてみて」
「!?――――」
「んじゃ」
新垣はそう言うと、小走りで商店街の先に消えていった
取り残されたオレは、相変わらず、道ゆく人のチラチラ視線を浴び続けていた
手の上には、ほんのり暖かい「TAIYO&CISCOMOON1」が残った


おそまつ
新作は熟成中です
あ、ちなみにオレは748本人ね
99名無し募集中。。。:04/05/13 05:36
クレープを食べると必ず顔のどこかにクリームを付けてしまうガキさん
100名無し募集中。。。 :04/05/13 10:26
新垣の奴、授業中なのにまた寝ちゃってるよー
101名無し募集中。。。:04/05/13 14:53
あ、こいつ今笑いやがった     …すっげぇ楽しい夢見てるんだろうな
102名無し募集中。。。:04/05/13 15:12
>>101
きっと夢の中でも娘。のメンバーとして歌ったり踊ったりしてるんだよ。
103名無し募集中。。。:04/05/13 21:05
104名無し募集中。。。:04/05/13 23:30
105名無し募集中。。。:04/05/13 23:55
最近のガキさんのカラオケのレパートリーに「恋のバカンス」が加わった
106名無し募集中。。。:04/05/14 00:04
全校生徒がモーヲタ 1校目
http://tv5.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1084458382/l50

転校したいと思うガキさん
107名無し募集中。。。:04/05/14 01:38
>>106
誘導先がおもしろすぎて他スレを完全に放置したわけだが
108名無し募集中。。。:04/05/14 02:24
>>107 四天王乙。
109P221119009120.ppp.prin.ne.jp:04/05/14 07:29
ガキさんと一緒ならこんな満員電車もつらくないのに
110名無し募集中。。。:04/05/14 16:00
保守
111名無し募集中。。。:04/05/14 23:28
青春保全
112名無し募集中。。。:04/05/15 00:07
満員電車でギューギュー詰め
俺はガキさんとピッタリくっついてしまった
うつむいて顔を真っ赤にしながらブツブツ文句を言ってるガキさん
113名無し募集中。。。:04/05/15 02:38
「No Blood for Oil」 が思想的過ぎると指摘されたガキさん
こんどは「×」で無言の抗議
114名無し募集中。。。:04/05/15 05:43
朝練保全
115名無し募集中。。。:04/05/15 14:45
116名無し募集中。。。:04/05/15 15:18
117名無し募集中。。。:04/05/15 22:24
職人待ち保全
118名無し募集中。。。:04/05/15 22:42
>>8-19
>>59-75
続き。
しょーこりもなく長い。
119名無し募集中。。。:04/05/15 22:43
ダムッ…ダムッ、ダムッ…

早朝の体育館にボールの弾む音が二つ、淡々と響いていた。
まだ低い位置の太陽から差し込む光がフロアに二つの影を長く伸ばしている。
俺は3Pラインの外からシュートを放った。
緩やかな軌道を描いてパシュッとリングを通り抜けていくボール。
落下した瞬間、また体育館にダンっという音が響き渡った。

「うわっ!スッゴーイ!なーんでそんな入んのさー?」
「いや、なんでっつわれても………。 練習したから、……かな?」

仕事で放課後の部活にはなかなか参加できないからせめて朝に、との新垣の提案でこうして二人で朝練をするようになってからもう2週間が経とうとしていた。
早起きははっきり言って苦手なんだけど、それでも毎日しっかりと来ている俺も律儀だなと思う。

今度は新垣がシュートを放つ。
女子特有の両手で押し出すようなシュートはガゴンッという音ともにリングに弾かれてしまった。

「うーん…なんで入んないかなぁ」
「ちょっと力みすぎ。 もうちょい力抜いてボール高く放ってみな」
「ウィッス!」

そう返事をしてテケテケとボールを取りに行く新垣の背中を見つめる。

ま、こいつも学校のあとに仕事があるくせに毎日来てるからなぁ。
負けてらんねぇな。
120名無し募集中。。。:04/05/15 22:44
「ふぃーっ。ちょっと疲れちゃった、休憩しよ、休憩」
「お、おう」

体育館から中庭へと通じる出口の所に腰を下ろした。
眩しい新緑の木々たちを眺めながら、スポーツタオルで汗を拭いていく。
が、気を抜くことはできない。
実はここからが俺にとってもうひとつの朝練。
朝練第二部。

まずは昨日の成果報告から。

「はいっ、じゃあ昨日は何をみましたか?」
「…めちゃイケの期末テストのやつ」

そして問題編へと突入。

「正式なタイトルをどうぞ♪」
「えーと…『キダムじゃなくて期末 岡女。も来てるね〜! スペシャル!!』」
「お〜、正解! じゃ、総合成績で矢口さんは何位?」

…紺野さんが1位だろ。 で、保田さんが2位。 3位が……飯田さん、か? そうなると4位が小川…さん。

「…5位?」
「正解! キテるねぇ、キテるよぉー」
「…それ、ちょっと使い方違う」
121名無し募集中。。。:04/05/15 22:45
「じゃあ、まこっちゃんの鉛筆は…」
「あの貧乏くさいやつ。 セロハンで短くなったの2つくっつけた」
「…ですがー、問題は最後まで聞いてくださーい。 安倍さんの文房具はどんなのだった?」
「はぁ? そんなネタなかったよ」
「画面にしっかり映ってましたー。 正解は『カニ』でーす」
「…そうなの? ってか、なんでオマエそんなこと覚えてるんだよ?」
「いや〜、なんでっつわれましても。 ……愛してるから、かな」

はぁ、愛ですか。モーニング娘。愛、ですか。
つーか、新垣がいうと『愛』っていう言葉がぜんぜん嘘っぽく聞こえないから不思議だ。

「…にしても、オマエ、よくあれで高校入れたな。 チャンポンチャンってどこの国だよ、ホント。 あっ、ひょっとして裏口か?」
「にゃにゅお〜〜!? 失礼なっ! あれから一生懸命勉強したのっ! あさ美ちゃんにも教えてもらったりとかしたんだからっ」
「あさ美ちゃんって紺野さん? 確かに頭良かったもんな。 …英語はダメそうだったけど」
「そうなんだよねー、英語はちょっとね…」
「なんだっけ? 『長いわたしを止めてください』だっけ? そんな日本語ないっつーの」
「あははっ、そうそう」

二人で顔を見合わせて笑っていたらキーンコーンカーンコーンと何の変哲もないベルが鳴った。
朝の予鈴だ。

「あ、もう行かなきゃだね」
「おう」
「じゃ、また明日ね」
「…明日は土曜日だろ。 それにオマエ明日っからミュージカルじゃん」
「あ、そうだった…」

おいおい、忘れてんなよ。
…ってか、こんな言葉がスラッと出てくる自分が(ry
122名無し募集中。。。:04/05/15 22:46
「…じゃ、しばらく朝練はお休みだね。 あたしもほとんど学校来れないと思うし…」
「…まぁ、そういうことになるな」
「あ、でもさ、来るんでしょ?」
「あ、ああ…」
「いつのだっけ? 来週の金曜?」
「いや、木曜」
「そっかー、キミもとうとう実戦デビューだね」

そう、俺は来週の木曜日にモーニング娘。のミュージカルに行く。

コンサなどに行かない人のことを『在宅系』ということを新垣に教わった時。
もちろん、そういう楽しみ方もあるんだけどさ、と前置きしてから新垣は続けた。

『でもさ、ファンだったら一回でいいからうちらのライブ、観に来てほしいよ。やっぱ、うちらが一番カッコイイとこはあそこだと思うから』 

そんなこんなで行くことになったわけなのだが。

「…気をつけてね、あそこは戦場だよ」

教室へ向かう新垣が去り際に、ニヤリと微笑んだ。

…戦場?
123名無し募集中。。。:04/05/15 22:47


それから6日後、オレは中野の駅に降り立っていた。
新垣から教わったライブF&Qのサイトでちゃんと持ち物もチェックしてきた。
ペンライト…いや、サイリウムというらしいがそれも持った。保険証のコピーも持ってきた。Banも買った。

…ええと、中野サンプラザは……あれか。

人ごみの隙間をちょっと小走りに駆けていく。
学校終わりでダッシュで電車に飛び乗ったのだがもうすでに開園時間が迫っていた。

ギリギリ駆け込んだ場内はすでに照明が落とされていた。
暗がりの中、自分の席を探して座る。

そしてちょうど、舞台の幕が開いた―――――。
124名無し募集中。。。:04/05/15 22:49

――――――

場内が割れんばかりの大きな拍手に包まれている。
ステージでは娘。を含めた出演者全員が深々と頭を下げていた。

生で観るモーニング娘。は確かに凄かった。
新垣から借りたDVDを何枚か観たけど、それとは一味も二味も違う生の迫力、質感、オーラ。
ミュージカルの内容もなかなか面白かったし。

…それに、新垣も頑張ってたし。

俺も目いっぱい心をこめて拍手を送る。

そして幕が閉じ、場内が明るくなった。
どうやらこの休憩時間のあとに、ライブ、ということらしい。

ミュージカルやってライブやってって大変だよな、と思いながら俺の頭の中には新垣の言葉がリフレインされていた。

『…あそこは戦場だよ』

いや、でもさ。
ぐるりと客席を見渡してみる。
確かに特攻服を着たデンジャラーボーイ達もいるけど、大多数はそこらにいる普通の兄ちゃんって感じだけどな。
意外と子供連れも多いし。

…アイツ、大げさに言ったんじゃねぇか。

そんなことを考えながらライブが始まるのを待った。
125名無し募集中。。。:04/05/15 22:50
やがて再び暗転する場内。

―――その時だった。

「アイヴォ〜〜〜ン!!!!」

へっ?

後方から発せられた野太い声に思わず振り返る。
その声をきっかけにあちらこちらで大声が湧き上がった。

「れいにゃ〜!!」「あ〜いちゅわ〜ん!!」「やぐ〜! やぐー!」

へっ? へっ?

ステージにパッと照明が入り、娘。が舞台に入ってくると、その声は最高潮に達した。

爆音で鳴り出す、音楽。
蠢く光の波、地響きのように唸る声。

―――そして戦いがはじまった。
126名無し募集中。。。:04/05/15 22:51

―――うっ、うわっ、なんだあれ!? 反ってる、反ってるよっ! しかも早いっ!
    人間があんな動きするの初めて見たっ!


―――つーか、マワってるっ!クルクルクルクル、マワってるっ!
    ステージ見なくていいのか!? 楽しいのか、あれはっ!?


―――高ぇ! 今、アイツ、めちゃくちゃ飛んだぞっ! すげぇ!
    バスケやれ、バスケ! 絶対、才能あるよ、アンタっ!


―――このサイリウムってやつ? 確かに綺麗だけどさっ! でも一本あればいいんじゃねーのかっ!?
    なんか今のやつ、めちゃくちゃ持ってたぞっ! 昔の格闘ゲームにあんなヤツ、いたぞっ! 
127名無し募集中。。。:04/05/15 22:52
俺はこの16年という決して短くない生涯の中で、初めて目にする異様な光景にただただ圧倒されてしばらく呆然と突っ立っていた。
だが、しかし。

はっ、ちょっと待て。
俺は別にこの人たちを見に来たわけじゃないんだ、モーニング娘。を観に来たんだっ!

その大事な初心を思い出して、ステージに視線を向ける。

矢口さんが小さな体で懸命にダンスを踊っていた。
飯田さんのすらっとした体型は惚れ惚れとするほどだった。
高橋さんの歌声は綺麗だし、藤本さんなんか顔すげぇちっちゃいし……

…で、新垣はどこだ?

舞台に立つ14人から1人を探すという作業をなかなか困難だった。
ひょっとしたら若干右端寄りの俺の席から見えない死角の位置にいるのかもしれない。

と、ちょうどフォーメーションが変わり、ステージの向こう端にいた娘。たちが入れ替わりにこちらに近づいてきた。
俺は目をよく凝らしてその中に新垣の姿を探す。
128名無し募集中。。。:04/05/15 22:53
つーか前の人のうちわが邪魔だ。
ライブ中はうちわ上げたらダメなんじゃねーのかよっ。
俺は右に左にと体をくねらせてなんとかステージの様子を伺う。

そして俺の目が新垣の姿をかろうじて捉えた。

うわっ、すげぇな、なんかいつもとは全然別人だな。
スポットライトを浴びて、歌い、踊る新垣はとても輝いていた。
最高に幸せそうな顔をしていた。

瞬間。

―――あっ。

新垣が一瞬だけ、こちらをちらりと見て右目をぱちりと瞑った――――――ように見えた。

…ウインク……なのだろうか?

また舞台の奥のほうに移動し、俺の視界から消えてゆく新垣。
俺は少しの間、ぼーっと呆けるようにしてただステージを見つめていた。
129名無し募集中。。。:04/05/15 22:55
帰りの電車。
俺はつり革に掴まりながら、不思議な感覚に包まれていた。
喪失感と充実感が共存する、そんな感覚。

…確実に何かを失った。
それは人として生きていく上でとても大事なもののような気もするし、実は全然どうでもいいもののような気もする。

そしてまた確実に何かを得た。
エネルギー、なんていうとちゃちな表現だけど胸の奥から高揚感が沸きあがってくる感じ。

とにかく人をこんなにも熱狂させるライブってすげぇな、それだけ思った。

あっ、そうだ。
携帯を取り出してメールを打ち始める。

この感じた熱を直接本人に伝えることのできるっていうのは多分、とてもすごいことなんだろう。

『お疲れさんでした。
 はじめてライブとか観たんだけど、すげぇな、いろんな意味で。
 ミュージカルも面白かったし。
 明日っからも頑張れよ』
130名無し募集中。。。:04/05/15 22:55
メールを送ってから5分も経たないうちに電話がかかってきた。
周りの乗客を気にしながらこっそりと通話ボタンを押す。

『もしもし〜? 今、どこにいんの? まだ会場の近く?』
「…あ、悪り。 今、電車の中なんだ」
『あ〜、そっかぁ〜…、じゃあさ、こないだのマックで待っててよ、多分もうちょいしたら出れると思うから」
「うん? まぁいいけど…明日もあるんだろ? 大丈夫?」
「だいじょーぶ、だいじょーぶ。 じゃ、待っててね!」

ガタンゴトンと無機質な音を立てて電車は走っていく。
目を閉じた瞼の裏にはさっきみたステージの残像がまだ残っていた。
131名無し募集中。。。:04/05/15 22:56


新垣はニコニコしながらこっちを見つめていた。

「ねっ、スゴかったでしょ?」
「…正直、想像以上でした」

「でしょ?」といって新垣はまた目を細める。

「観客の盛り上がり方も凄かったし…つーか、教えとけよ、あんな動きいきなり見せられたらビックリするつーの」
「あははっ、うん、ごめん。 いや、驚くかなーって思って」
「…あれはどうなんだ、正直?」
「いやっ、うん、まぁ、いいと思うよ。 楽しみ方は人それぞれだと思うし。 まー周りに迷惑かけちゃダメだけどね」

そーいうもんかな。
まぁ本人がいいっつってんだからいいのか。
…つーか、昔、やってたクチじゃねーよな。 …ひょっとしたらがありえるから恐いな。

「で、ライブの方はどうだった?」
「あ、うん。 そっちはそっちで別の意味で、ホントに凄かった」
「そう?」
「うん。 すごいパワーがあったっつーか、エネルギーを感じたっつーか。 ずっと高揚感みたいなのが残ってた」 
「あ、そう言ってもらえると嬉しいなぁ」 
132名無し募集中。。。:04/05/15 22:57
「でも、それにしても大変だな。 午前学校行って、午後からミュージカルってのも」
「うん、でも、まぁ分かってたことだから」
「…なんでオマエあの高校だったんだ? ほかにもっと、なんつーか、芸能人が行くような、もっと仕事やりやすい高校とかあったんじゃねーの?」
「うん、それもそうなんだけどさ…、あのね、フツーの高校生活っての、送ってみたかったの」
「フツーの高校生活?」
「うん、そう、フツーの」

フツーの、ねぇ。
でもあれだけヲタヲタした生活してたら、仮に芸能人じゃなかったとしてもフツーの高校生活は望めないような気もするけど…。

「はぁーっ、でもちょっと欲張りすぎちゃったかなぁ…」

新垣がため息混じりにそんな言葉を漏らした。
珍しい、こんな元気のない新垣の姿を初めてみた。

「いや、でも頑張ってるじゃん、学校も仕事も。 正直すげーって思う」
「…うん………それも…そう……なんだけど………」

語尾も力なく萎んでいく。
…疲れてんのかな。

と、その時マックの店員のお姉さんがテーブルの側まできて申し訳なさそうに口を開いた。

「あのー、すいません。 そろそろ閉店のお時間となりますので…」
「あっ、すいません、今、出ます」
133名無し募集中。。。:04/05/15 22:58
店の前に停めていた自転車のチェーンキーをかちゃかちゃとはずす。

「…あれ、キミ、自転車?」
「ん? ああ、開演に遅れそうだったからな。 今日は特別」
「…そっか、じゃあまたね」

そう言って新垣はとぼとぼと歩き始めた。
やはり元気のない背中。

「…ちょっと待って」
「ん、なに?」

新垣がくるりと振りかえる。

「…乗れよ」
「えっ?」
「…送ってってやるから」
「…いいよ。 だってキミの家の方と逆方向だし、すごい遠回りになるよ」
「いいから」
「でも…」
「い・い・か・ら。 オマエ芸能人だろ。 なんかいろいろあったら危ねーし。 つーかそもそもこんな時間に女一人で歩かせられるかっつーのっ」
「……」

新垣は俯いて黙り込んでしまった。
134名無し募集中。。。:04/05/15 23:00
「…じゃあさ、こう考えてみろよ。たとえばモーニング娘。のメンバーがなんか危ない目にあったら、オマエ、めちゃくちゃ心配するだろ。
 それとおんなじ。オマエもモーニング娘。なんだからさ。」
「……おんなじって?」
「誰かさんのせいで、俺もこんなに娘。好きに染められちまったからさ。そんくらいの心配、俺にもさせろっつーこと」
「あ…! ……うん…そっか……そうだね」

はぁーっ、ここまで言わなきゃわかんないかね。 
どんだけモーニング娘。ラブなんだよって話だ。

「…じゃあ、お願いします」

躊躇いがちな新垣の小さな手が肩にそっと乗せられた。
二人分の重さの自転車。
俺はいつもより力を込めてペダルを踏み出した。
135名無し募集中。。。:04/05/15 23:02
「ねぇ!」

耳元で発せられた大声が耳にキンキンと響いた。
よかった、なんだかちょっと元気戻ったみたいだ。

「今日は暖かいね!」
「そーだな。 ……これも温暖化のせいなんじゃねーの?」
「はーっ、何それ?」
「今日やってたじゃん、熱っちい地球を冷ますんだーって」
「あははっ、そーだね。  …でも多分―――」

ぽつり、と何か言ったようだったが声が小さくてよく聞き取れなかった。

「ん、なんか言った?」
「ううん、なんでもなーいっ! あー、はやく夏、来ないかなぁ?」
「それはちょっと気が早いんじゃない?」
「あ、そうだ、夏のハロコンもおいでよっ! いろんな人観れるからお得だよー。 それにのんつぁんとかーちゃんの卒コンだし。
 あたし的にはちょっと寂しいんだけどさ。 うん、でもきっといいライブになると思う。
 あー、あと安倍さんのライブもいいねー。 あたしも行きたいなぁ。 あ、一緒に行こっか? 
 それともキミ的には後藤さんのほうがいいかなー。 松浦さんのもいいしー、メロンさんのだって……」 
「ちょ、ちょっと、そんなに金ねーよっ。 …うん、でも、まぁ、夏は…行けたら行くよ」
「うん、絶対だよっ!」
136名無し募集中。。。:04/05/15 23:03
初夏を感じさせる空気を二人乗りの自転車が切り裂いていく。
見上げた空には無数の星が瞬いていた。
夏もそう遠くはないのかもしれない。

「Ah〜♪ この〜な〜つは〜♪」

新垣が小さく口ずさんでいた。
もちろん、俺もその歌を知っていた。

…ほんとに娘。好きに染められちまったな。

まぁ、それも。

肩に乗せられた小さな手のひら。
ペダルを踏む足に力がこもる。

悪くないかっ。

スピードを少し上げた自転車が夜の街を駆け抜けていった。
137名無し募集中。。。:04/05/15 23:04
続かない。続きます。続く。続けば。続こう。
ってか>>114の保全とネタが被った、スマソ_| ̄|○
138名無し募集中。。。:04/05/15 23:07
GJ
139p2019-ipbf202kobeminato.hyogo.ocn.ne.jp:04/05/15 23:10
さいこーGJ
140名無し募集中。。。:04/05/15 23:15
まってたよー、乙
おもしろかった
てか、このスレ終わりかと思ってたし嬉しかった
オレ、>>97-98だけど、書いても反応ないし(まあ、ツマランからってこともあるが)
これでまた書く気になった、ありがとう
でも、自転車ネタを先にやられてしまったな

あ、実は>>114もオレ
コンボになっててちと嬉しかった
長文でグダグダとスマソ
141名無し募集中。。。:04/05/15 23:28
142名無し募集中。。。:04/05/15 23:58
イイヨー
143名無し募集中。。。:04/05/16 02:52
ほうほうほう爽やかですなー

>>140
今度は新しいネタでよろ
144名無し募集中。。。:04/05/16 04:11
GJ
甘酸っぱい青春だなあ。高校時代に戻りたくなっちまう。
145名無し募集中。。。:04/05/16 08:37
いやー爽やかだな。もう最高。GJ!!!
146名無し募集中。。。:04/05/16 09:34
よかったよ〜。
職人さんに感謝!
職人さんが、来られるまでの間はヒントに成るような
学校とか日常の出来事なんかをガキさん目線的に
カキコする。のは、どうかな?
147名無し募集中。。。:04/05/16 11:30
職人ナイス!
>>146 これからは非職人の俺もスレ初期の気持ちを忘れずに
コンスタントに妄想に励むよ!
148名無し募集中。。。:04/05/16 14:26
図書館保全
149名無し募集中。。。:04/05/16 15:16
よかったよう!
(想像する)新垣らしさがすごくよく出てるね
150名無し募集中。。。:04/05/16 16:45
>>146
なんでもOKだべ
151名無し募集中。。。:04/05/16 17:52
>>147>>150
レスどーもです

>>150
あんまりキモイネタで無ければ良いんじゃないかな。
152名無し募集中。。。:04/05/16 20:51
ガキさんがハッピで夏祭り
153名無し募集中。。。:04/05/16 21:02
雨の日は凹んでるガキさん
154名無し募集中。。。:04/05/16 22:11
>>137
続くキボン 高校生に戻って主人公になりたくなりました
155名無し募集中。。。:04/05/16 22:23
事件だ・・・

ここハロプロ学園で事件が起きた
生徒会書記の紺野の話
「5時のチャイムが鳴って部活のみんなも帰り始めていた時
  私は生徒会の仕事も終って書類を校長室に持っていったんですよ
  校長先生居なかったんで書類を校長先生の机に置きました
  その時は特に変わったことは無かったんですよ」

そう事件とは校長室の窓が割れていたのです
そこで登場するのは我らがアイドル名探偵ガキさん
「生活指導の中澤先生のフラレ事件」「音楽の安倍先生のお母さん事件」
と学校で起こる数多の事件を解決してきた
今回も名探偵ガキさんに解決してもらおうと生徒会が依頼してきたのだ

156名無し募集中。。。:04/05/16 22:37
>>155
変化球キター!
157名無し募集中。。。:04/05/17 00:08
>>155
そうきたかw
なんてっ探偵アイドル(?)
つづき待ってるよ
158名無し募集中。。。:04/05/17 01:10
>>155
火サスのオープニングテーマが頭の中を駆け巡るぅーーー!!
船越先生や学校事務の片平さん、学食の市原のおばちゃんも
出てきますか?気体してまつ。
159名無し募集中。。。:04/05/17 12:00
今日は当番で屋上へ続く階段を掃除する事になった。
普段使いもしない所を掃除させられ釈然としない俺と裏腹に、
一緒に掃除してる新垣は鼻歌まじりでどこか楽しそうだ。
「らっぶレボリューション、とうぇんてぃわんっ♪
にしても今日はイイ天気だねぇ。
こんな日は屋上でのんびり出来たらサイコーなのに…
ガチャッ…うわっ!」
新垣がドアに手をかけた瞬間、鍵がしまってるはずの屋上へのドアが開き体勢をくずす。

「…カギの締め忘れか?」
「…掃除も一段落したし、ちょっと出て見ようか!」「お、おい…」
子供がいたずらしたみたいな笑みをみせると屋上へ飛び出す新垣。
仕方ないので俺も後を追う。

「ん〜やっぱ天気が良いと気分も良いね!」
「まぁな。」
ぶっきらぼうに返事する俺。
空は雲一つ無い抜けるような青空。
「あぁー、風が気持ち良い〜」
暑気のなか、涼しげな風が吹き2人を撫で、
新垣のおさげがゆらゆら揺れる。

「…そうだな。」
新垣は今度は下を覗いてはしゃいでいる。
そんな新垣を見ている俺。
風からは初夏のにおいがした――
160名無し募集中。。。:04/05/17 12:28
>>159
途中から懐かしの「俺があいつであいつが俺で」になるかと思った
161名無し募集中。。。:04/05/17 12:54
>>160 初書きなんだけど、文字で見せるのは難しいね。
保全ネタ程度だったのに長くなってしまいました。
162名無し募集中。。。:04/05/17 17:39
ho
163名無し募集中。。。:04/05/17 17:41
>>161
いやいや良かったよ
また頼んます
164名無し募集中。。。:04/05/17 22:51
青春保全
165名無し募集中。。。:04/05/17 23:11
昨日コンビニでかさを忘れ、玄関口で雨やどりをしているアホ面のオレの耳に、きれいなアルトが聞こえてきたのは、
自分のバカさ加減に深々とため息をついた時だった
「――― 雨なら〜雨とて〜意味があ〜る〜♪」
鼻歌とも思えない元気のいい歌声は、やっぱり新垣だった
かかとを踏んづけて、上履きを脱いでいる
ヒョイ、と上履きを持ち上げて、下駄箱の茶のローファーと入れ替えたところで、オレと目が合った
「オァア、なにしてんの?」
トトトッと駆け寄ってきた新垣は、ペシ、とオレの肩を叩いた
「――― 雨やどり」
素っ気なく答えたオレの顔を、新垣は子犬そっくりの目でマジマジと覗きこんできた
「エエ?カサは?アァ、そっか、ないのか、ナイナイ、うん、そかそか」
オレの様子を見て、新垣は一人で納得している
彼女の手にはもちろん、かわいいカサが握られていた
「―――、いいから、はよ帰れ!」
オレが腹を立てると、新垣は「あ」と言い、少し後ずさった
少し気まずくなって咳払いするオレの前で、足下に目を落とし、何かを考え込んでいる
すると、
(つづく)
166名無し募集中。。。:04/05/17 23:11
(つづき)
「ヨシ!」
「?」
急に新垣は、右手に握っているカサをオレにつきだした
「ハィ、ホラ、これ、持って持って」
「!? どうすんだよ?」
いきなりのことに思わずカサを受け取ったオレが訊くと、新垣は顔の前で手をひらひらさせながら
「い〜いからい〜いから、ほら、持ってって」とこともなげに答えた
「おまえは?」
「アァ、いいのいいの」そう言った新垣はオレのとなりに並ぶと、雨の糸に目を細め、ヘヘと笑った
「うわっちャー、けっこう降ってるね」
言いながらも新垣は、ダッシュのタイミングを見計らうように足をジタバタと動かしている
「よーし、それじゃ、じゃあね!」
そう言い残すと、新垣は「トゥォリヤーーー」と叫びながら雨の中に駈けだしていった
色とりどりのアジサイが花をつける植え込みの間を、バチャバチャと水を撥ねながら、あっという間に消えていく
“…… いっちまった”
新垣を見送ったオレは、手に残されたマーブルの柄のついたコバルトブルーの細身のカサに目を落とした
“こういうのって、立場、逆じゃないか?”
オレは、当分止みそうもない雨を前にして、このカサを使うべきかどうか、玄関先で迷い続けていた
167名無し募集中。。。:04/05/18 00:34
イイヨー
168名無し募集中。。。:04/05/18 02:08
ワロタ
169名無し募集中。。。:04/05/18 06:28
青春保全
170名無し募集中。。。:04/05/18 15:44
ベッドの下のエロ本保全
171名無し募集中。。。:04/05/18 20:33
ワクワク
172名無し募集中。。。:04/05/18 21:39
オレがハブられて、一週間がたった
理由はわからない、連中にはそれなりにあるのかもしれないが、オレにはわからない
みんな、オレなどいないかのように笑いあっていた
で、この3日間、オレは休み時間を寝たふりでやり過ごしていた
なにも見ず、雑音を消して、チャイムを待つ
今もオレは、机に額を押しつけていた
トントン
誰かが、オレの机を叩いた
小さな物音とかすかな振動に顔を上げると、そこに、新垣がいた
新垣は、学校にあまり来ない。遅刻や早退も多い
芸能人だから、それも仕方がない
けれども、新垣はクラスにとけ込んでいた
休み時間にワイワイやったり、テスト前にノートを写しあうような友達もいた
その新垣が、テレビでよく見る、子犬のような人なつっこい瞳でオレを見下ろしていた
オレは、もう一度机に顔を預けた。鼻で笑う
新垣は、オレがどうなってるかを知らないのだろう
コンサートやらなんやらで、このところ滅多に姿を見せなかったのだから
目を閉じる。新垣も見えない。なにも聞こえない
――― チャイムまで、もう少しだ
「ダイジョウブ」
「?」
何か、言われたような気がした。顔を上げる
新垣が、オレをじっと見つめていた
子犬のような瞳は変わらない
でも、学校やテレビでおなじみの、ふらふらと落ち着きのない新垣ではなかった
背筋を伸ばし、首をわずかに傾けて、静かに、オレを見ていた
「大丈夫」
新垣ははっきりとそう言うと、何かをそっと置いて、顔をあげた
新垣は教室から出て行った
ピンク色のMDがオレの前に残った
173名無し募集中。。。:04/05/18 21:40
このスレ来て、生まれてはじめて、高校時代に戻りたいとオモタ
174名無し募集中。。。:04/05/18 21:48
毎朝ガキさんのスカートめくりをするのが俺の日課
175名無し募集中。。。:04/05/18 22:00
>>172
ヨカタヨー・゚・(ノД`)・゚・。
176名無し募集中。。。:04/05/18 22:26
いかん、マジで新垣さんに恋してしまいそう・・・
177名無し募集中。。。:04/05/18 22:48
ここは良スレだな。
178名無し募集中。。。:04/05/19 00:50
ピンク色のパンティーがオレの前に残った

いいヤツだな 新垣
179名無し募集中。。。:04/05/19 04:14
ガキさん制服はブレザー?セーラー?
180名無し募集中。。。:04/05/19 04:56
薄暗い放課後の教室
俺とガキさんの二人だけ
ガキさんがこちらをジッと見ながら少しづつ近づいてくる
目の前で立ち止まりブレザーを脱ぐ
そして・・・

ブラウスのボタンを上から一つづつ外して・・・

「おいっ」

暖かな初夏の陽射しが目の前に差込み目の前にいたずらっぽい目をした
ガキさんがニヤニヤしてこちらを見ている
「お前いまエッチな夢見てたろ、どんな夢見てたんだよぅ」
「な、何だよ」
「わかるんだよ、すけべ〜な顔してニヤニヤしちゃってさぁ」
「うるさいな、お前には関係ないだろ」
「このやろ〜、言わないとくすぐり攻撃だぞ。おりゃっ」
「うおっ、や、やめろ〜」

やっぱり元気なガキさんもいいがもう少し夢の続きが見たかった・・・
181名無し募集中。。。:04/05/19 06:53
漏れの脳内では岡女のセーラー服なのに。
182名無し募集中。。。:04/05/19 07:02
>>180
この程度ならセクネタもありだな
パターンが増えるとスレが活気づいていいね
たぶん、リアルにくすぐり攻撃喰らうといろいろ大変な気もするがw
>>181
おまおれ
183名無し募集中。。。:04/05/19 08:50
俺の脳内ではさくらコンのブレザー
184名無し募集中。。。:04/05/19 15:15
放課後保全
185名無し募集中。。。:04/05/19 21:15
真夜中にふと目が覚めてしまい、ガキさんを思い浮かべてると、
右手がパジャマのズボンの中に→
186名無し募集中。。。:04/05/19 23:01
「ォオーー?なにしてんのっ!?」
男どもが額を寄せあつめてニヘニヘ笑ってるところに、いきなり乱入してきた新垣は、輪の中心にあった雑誌をみてさっと顔を赤らめた
「@$4#^&%9H%{lm!!!!!!?」
グラビアには、最近ブレイク中の巨乳タレントが、堂々16ページ特集で載っていた
彼女は、にっこり笑ったり、豹みたいににらんだりしながら、あんな格好やこんな姿態やエトセトラetc.を全開満開で披露いたしていた
新垣は、あずき色になって怒っていた
「モゥ!! なに見てんの!」
だが、、オレはそれを冷ややかににらみ返した
「勝手にのぞいといて、なにキレてんだ」
「!! ゥゥ」たじろぐ新垣
「オレたちはな、おまえみたいなペッタンコじゃ決して到達できない芸術品を観てるの、教養を深めてるの、お勉強の時間なの!」
ムフゥ、言ってやった
「ムムムムム」
新垣は低くうなると、くるっときびすを返して教室を出て行ってしまった
あれ?――― 、すこし、言いすぎたかな?
いや、そんなことはない、あれぐらい、アイツは言われて当然なのだ!
(つづく)
187名無し募集中。。。:04/05/19 23:02
(つづき)
やがて、
「ホゥリャーーーー!!!!」
へんてこな奇声を上げて新垣が教室に飛び込んできた
やたらと胸を突き出して、ハイスピードで太極拳を踊っている
「??なにしてんだ?おまえ」明らかに引き気味の男子を代表して、オレがため息混じりに訊いてみる
「な〜にいってんの?」太極拳の途中でへろっと止まった新垣は、自分の胸を自慢げにゆびさしてこういった
「ほら!セクシーでしょ?せ・く・しー!」
なるほど、よく見ると新垣の胸がぽよんとふくらんでいる
、、、、、、…………… かなり、不自然に
オレは東南アジアの民族舞踊みたいにキメッとしている新垣に近づくと、ペシッとおでこをひっぱたいてやった
「!!イッテーー」
「な〜にいってんのはこっちだ!なに入れてんだ、それ?」
おでこをさすさすしながら、新垣は不満げに唇をとんがらかせた
「なによ〜、高かったんだから、300円だったんだから」
「300円?」
「そう!」新垣はチワワっぽいターンを決めると、プリマドンナもどきのしぐさでひょいとスカートを持ち上げた
「どう?せくしー?」
そのとき
ぽさ!
新垣の制服の裾から、なにかレモン色のものが落ちてきた
「!」
「?」
ビニールに包まれたそれは、毎度おなじみ、学食の大量入荷人気メニュー“やわらかメロンパン”だった
一個、150円ナリ
「ぅあぁぁぁ」
あわてて拾おうとする新垣に目の前で、150円やわらかメロンパンは、通りがかりのつま先の餌食になった
気持ちいいぐらいに、するするーっと廊下をすべっていく
わたたっと追いかける新垣、だが、昼休み真っ最中の騒がしい廊下で、無情にもメロンパンへのパスワークは次々ときまっていた
「ちょちょちょっっ――――!」
あきれるオレたちを残して、片パイ150円になったおにぎりころりん新垣里沙は、ハチャハチャと廊下に消えていった
188名無し募集中。。。
>>186,187
ラブ米GJ!