1 :
名無し募集中。。。:
愛れな系小説総合スレです
※マターリ推奨
前スレは親切な方がどこかに
2 :
名無し募集中。。。:04/05/08 00:49
i⌒i i⌒i
. i ヽ r‐| 〈 | 〈
. | i |/ .フ. / .フ
し ヽ @ノハ@ ./ | ヽ∋oノハヽo∈ / | ダブルユーで〜す
\ \( ‘д‘) /. ノ \(´D` ) ./. ノ
\ ヽ i | \ ヽ i |
_| ̄ヽ \∩ノ ノ | ̄ヽ \.∩ノ ノ
\ ̄ ̄ ̄ ̄(::)(::) ̄ \ ̄ ̄ ̄ ̄(::)(::) ̄ .\
||\ \ \
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
.|| || ||
バルバルさんのつづきとNさんの新作だっけか
4 :
名無し募集中。。。:04/05/08 01:01
5 :
名無し募集中。。。:04/05/08 01:02
早く死なねぇかな道重
6 :
名無し募集中。。。 :04/05/08 01:08
前スレの最後のほう貼れる人いたらよろしこ〜
どこまでいって落ちたんだ?
7 :
balΨbal:04/05/08 01:14
8 :
名無し募集中。。。:04/05/08 01:36
9 :
名無し募集中。。。:04/05/08 01:45
>>9 たぶんそう。源さん家に二人で訪ねたトコくらいじゃなかったっけ?
愛ちゃんはまだ出てきてない
11 :
balΨbal:04/05/08 02:06
>>8 さん、ご無沙汰ですw
>>9-10 ですね。そこ書いた後スレ探したら無くなってましたから・・・
12 :
名無し募集中。。。 :04/05/08 02:14
愛れな復活キタ――♪ o(゚∀゚o) (o゚∀゚o) (o゚∀゚)o キタ――♪
13 :
名無し募集中。。。:04/05/08 02:48
バルさん、期待してます!
14 :
名無し募集中。。。:04/05/08 02:56
大泣きできるようなの読みたい
15 :
名無し募集中。。。:04/05/08 03:01
前スレからの生き残りいる?
16 :
名無し募集中。。。:04/05/08 03:08
∩ ノノハヽ
⊂'⌒~つ` ヮ´)つ<落とすわけにはいかんたい
17 :
名無し募集中。。。:04/05/08 05:01
さて、スレ数が1093なわけだが
18 :
名無し募集中。。。:04/05/08 06:36
/⌒\
( ゚ ◇ ゚ )
(( ` ヮ´)) ポッポポポポポッたい♪
/|^^.i α i^^|\
⌒⌒ |___|⌒⌒
∪∪
∩ ノノハヽ
⊂'⌒~つ` ヮ´)つ<落とすわけにはいかんたい
20 :
名無し募集中。。。:04/05/08 08:31
∩ ノノハヽ
⊂'⌒~つ` ヮ´)つ<落とすわけにはいかんたい
21 :
名無し募集中。。。:04/05/08 09:23
22 :
名無し募集中。。。:04/05/08 11:04
ノノハヽo∈
从 ´ ヮ`)>わ〜いれいなのスレだぁ〜♪
(l]つ:)]つ
く_,._,._,.ゝ
εεε (__/"(__)
23 :
名無し募集中。。。:04/05/08 11:09
|>o<|
/ 〜 ヽ
(`c_,´* )
゚〇- ○
24 :
名無し募集中。。。:04/05/08 11:34
良かった落ちてない てことで、おは愛れな♪
25 :
balΨbal :04/05/08 12:00
Nさんの新作って始まってたんですか?そうなら見逃してる・・・
26 :
名無し募集中。。。:04/05/08 12:11
ヾ从 ;` ヮ´;)ノ <早く何か書いてほしか!
>>25 いやまだのはず。GW明けに書くとかでGW中に落ちちゃったんで
28 :
balΨbal :04/05/08 12:21
>>27 さん、そうでしたか。レスどうもでした。新作登場してほしいですね。
>>13 さん、ありがとうございます。 続き書いても分かる方いるでしょうか?
新作の方が安全かなぁ・・・
29 :
名無し募集中。。。 :04/05/08 12:36
川*’ー’) <新作も続きも待ってるやよ〜
30 :
名無し募集中。。。:04/05/08 12:38
31 :
名無し募集中。。。:04/05/08 14:07
ノノハヽo∈
ヾ从 ;` ヮ´;)ノ <・・・
( )
ノ ヽ
32 :
名無し募集中。。。:04/05/08 14:18
何もいわねーのかよw
33 :
名無し募集中。。。:04/05/08 14:39
連載されてたエロ系話とバルさんの、前スレ最後の部分持ってる人いない?
はってもらえると嬉しい
50 名前:bal澱al[] 投稿日:04/05/03 23:48
>>49 続き
「・・・げ、源・・・さん・・・・・」
言いたい事、言わなければならない言葉は沢山あった。でも、胸がつかえてしまい、
言葉が口から出てこなかった。
俺は、ただその場で深々と頭を下げることしかできなかった。
「○○・・・よく辛抱したな・・・・・せっかく来てくれたんだ、上がってけや」
源さんは、部屋の中に俺達をうながした。
玄関にある車椅子。そして、家の中を杖を使って歩く源さん。
8畳くらいのワンルーム。小さな台所。たまっている食器や弁当の空箱。
部屋に吊るされた洗濯物。
「源さん、俺は・・・・・」
「○○、よく来てくれたな、れいなも。ふたりとも、よく耐えた。辛かったろ。
よく耐えた・・・・・あぁ、何も言うな。いいんだよ、○○」
源さんの声は、とても静かで、そして、温かく聞こえた。
「一年前に、現場で事故にあってな。このザマだ。左足が全く動かなくなっちまった。
おかげで仕事もできなくてな。まあ、会社から保険やら何やら、頂くもんはしっかり
頂戴したけどな」源さんは煙草に火をつけながら、豪快に笑った。昔と何ら変わらない
笑顔と笑い方だった。
「○○・・・れいなを幸せにしてやれ。それが男のけじめってやつよ。まあ、俺が言っても
説得力はねえけどな。でもな、お前のいない間、れいなは・・・・・」
「源さん、もういいから。それより、そんなことになってるなら、なんで一言・・・」
「へへっ、情けなくて言えるか、こんなこと。俺はもう老いぼれてくだけだ。お前らは明日
がある。二人で、しっかり明日を掴め。人は誰だって幸せになる権利がある」
源さんの笑顔。動かない左足。言葉。部屋の風景。横に座るれいなの姿。
何故か、涙がこぼれそうになり、俺は、相槌をうちつつ、必死にこらえてたんだ。
>>44 さん、
>>46 さん、どうもです!
35 :
名無し募集中。。。:04/05/08 16:53
>>34 ___
\●/ ))
(・∀・)ノ
あっぱれ!
36 :
名無し募集中。。。:04/05/08 17:36
随時作品募集中
37 :
名無し募集中。。。:04/05/08 19:30
|>o<|
/ 〜 ヽ
(`c_,´* )
゚〇- ○
38 :
名無し募集中。。。:04/05/08 21:23
川*’ー’) <ageるんやよ〜
从*` ヮ´)<sageるっちゃ
40 :
名無し募集中。。。:04/05/08 23:01
川*’ー’) <ageるんやよ〜
41 :
名無し募集中。。。 :04/05/08 23:07
从*` ヮ´)<sageるっちゃ
42 :
名無し募集中。。。:04/05/09 00:54
从*` ヮ´)<ageるっちゃ
川*’ー’) <ageるんやよ〜
44 :
名無し募集中。。。:04/05/09 01:09
家庭教師先の姉妹
姉の愛 妹のれいな
そこから始まる物語。そんな妄想・・・て、俺は書く才能無いけどさw
45 :
balΨbal :04/05/09 01:35
同棲スレ&
>>34 続き「遠き明日」〜第二部〜
三人でとる夕食。そこで味わった時間は、随分昔に味わった感覚だった。
なんでもない会話が嬉しくて、俺は、久しぶりにあれほど喋った気がした。
帰り道、俺は、玄関先でずっと立っていてくれた源さんの姿を、何度も何度も
思い返していた。
源さんは穏やかな表情で、嬉しそうにいつまでも手を振ってくれてた。
会えて良かった・・・・・本当にそう思った。
「源さん、これから平気かな?」れいなが聞いてくる。
「あの人なら、心配ないさ。昔っから何も変わってないさ。また、今度来よう」
「うん。そうだね!次はもっと色んな料理作るから」
「あぁ。源さんも喜ぶさ。れいなのこと、娘みたいに思ってるからな」
れいなが嬉しそうに微笑んだ。かつて、源さんをキレさせた事が、今では笑い話
になるかのようだ。
すっかり暗くなった夜道を、れいなと歩く。
れいなが俺に次々と仕事場の話をしてくる。
その時俺は、次は親父さん・・・そして愛・・・そんな事を思ってた。
バトゥはあの事件の後、源さんもどうしているのか知らないという。
今頃は、故郷で家族と幸せに暮らしてるだろうか・・・・・
家族への送金だけを生き甲斐にしてたバトゥ。彼の故郷は、今何時だろう?
良い夢を見てる時間だろうか・・・そんな事を思った。
そして、行き着く思考はいつも同じ。皆の夢や大切なものを壊した、自分自身
の罪の深さ・・・・・
れいなが俺の手を握ってくるまで、頭の中は、そんな事でいっぱいだった。
そしてすぐに、現実と罪の深さが、俺の前へやって来るんだ。
46 :
balΨbal:04/05/09 01:38
のんびり書きますので、どうぞよろしくです!少しでも楽しんで頂ければ。
愛ちゃんも、もう少ししたら必ず出ますので。
復活乙です!
GW明け風邪で氏んでます…
>>バルさん
相変わらず深い心理描写がいいですね!これからどうなるのか楽しみw
48 :
balΨbal:04/05/09 02:11
>>45続き
秋も深まり、街を行き交う人々の装いも変わった。
俺は、ガードレールに座り、そんな風に街を眺めてた。
その日の仕事には何度かありついた。今日はあぶれたが、仕事をする感覚は、
とても心地良かった。俺は、徹底的に体を苛めた。
そうすれば、その時だけは余計な事を考えなくてすむから。
愛は、多忙な日々を過ごしている。店に泊り込むことも多くなった。
でも、献身的なまでに俺を支えてくれている。尽くされれば尽くされるほど、
俺は苦しい思いをしていた。
れいなの気持ちは充分わかっている。けど、俺には受ける資格が無い。
どうしてやりようもない。
はっきりさせなくては。そう思いつつも、日々の流れの中に、俺は流されてもいた。
立ち上がり、再び街をぶらつく。仕事にあぶれた日は、こうして時間を潰す。
無駄に金は使えないから、店には入らない。それを惨めと思うことは許されない。
そう思っていい立場、そして人間ではないから・・・・・
公園に入る。噴水の周りでは、サラリーマンやOLが昼食をとっている。
その風景を、なんとなく眺めていた。
瞬間、鼻を突くすえた臭いで我に返った。隣りを見ると、ボロボロの服、擦り切れた
靴、壊れそうなバッグ、そんな男が立っていた。男は、ろれつがまわらない口調で、
100円くれよ、と何度も呟いていた。
真っ黒に汚れた顔。視点は定まってない。俺は、小銭をポケットから出した。
何故か、そこに自分を見た気がしたから・・・・・
49 :
balΨbal:04/05/09 02:32
>>48続き
「れいな、最近どう?彼とはうまくいってる?」
休憩中のスタッフルーム。れいなは店長に声をかけられた。
厳しい人だが、れいなは店長を信頼している。この人がいるから、この店に
腰を落ち着けられたと言ってもいい。
「彼じゃないですってば」
「なに照れてるのよ。いいかげん、自分の気持ち伝えないと。話聞いてると、
どうやら○○さんは女心に鈍いわね」
「はぁ・・・」
「今のままじゃ、ある日突然いなくなっちゃう!なーんて事もなきにしもあら
ずよ。・・・たぶん、彼だって色々苦しいと思うよ・・・」
れいなは、うまく言葉を返せなかった。
「ごめん、変な意味にとらないで。・・・とにかく、素直にぶつかったらいい
じゃない。れいな、きれいになったよ。女の私が見ても、凄く輝いてる。
頑張れ!ね」
店長は、手を上げると部屋を出た。
れいなは、何度も店長の言葉を思った。
○○は・・・これからの事、どう思ってるのかな・・・・・
わたし・・・わたしたち・・・幸せになれるかな・・・・・
れいなは、○○と自分の何年か先の姿を思い浮かべた。
スタッフが自分を呼ぶ声が聞こえた。
幸せに・・・なれるよね。呟いて、れいなは席をたった。
>>47 Nさん、ご無沙汰です!早く風邪治るといいですね!
50 :
名無し募集中。。。:04/05/09 02:51
川*’ー’) <ageるんやよ〜
从*` ヮ´)<sageるっちゃ
52 :
名無し募集中。。。:04/05/09 02:58
愛れな同棲スレの過去ログ全部持ってる人いない?
もしいたらどこかに上げてくれんだろうか?
最初の方は自分もいろいろ書いてたんだけど途中でネットできなくなって・・・
で、今来てbalさんという人の小説読んでこりゃ面白そうだと思って・・・
最初から読んでみたい
53 :
名無し募集中。。。:04/05/09 03:14
川*’ー’) <ageるんやよ〜
从*` ヮ´)<sageるっちゃ
55 :
名無し募集中。。。:04/05/09 08:16
川*’ー’) <ageるがし
バルバルさん乙です、待ってましたよ!>48の
>愛は、多忙な日々を過ごしている。
は れいなは、 の誤植?
>>52 どなたかお持ちになってるといいですよね・・・
57 :
名無し募集中。。。:04/05/09 12:24
从*` ヮ´)<ageるっちゃ
从*` ヮ´)<sageるっちゃ
59 :
名無し募集中。。。:04/05/09 14:22
川*’ー’) <ageるがし
从*` ヮ´)<sageるっちゃ
61 :
名無し募集中。。。:04/05/09 16:32
川*’ー’) <ageるがし
62 :
名無し募集中。。。:04/05/09 21:07
从*` ヮ´)<sageるっちゃ
(訂正)
>>56さんの言う通り、あそこは「愛」ではなく「れいな」です。ごめんなさい。
56さん、ありがとうございます!
>>49 続き
男は、同じ言葉をぶつぶつ繰り返しながら、俺の差し出した小銭を受け取り、
視点の定まらないまま、俺の方を向いていた。
「いいよ、それ、どうぞ。何か食えるでしょ、それで」
男は何も言わず、手のひらに小銭を乗せたまま、こっちを向いている。
改めて、男の顔を見る。すっかり汚れが顔中にこびりついていて、まるで、その
汚れ自体が皮膚のようだ。顔には無数の皺があり、どこかその男のこれまでの苦労
を語っているかのようだった。
男とそのまま向き合っているのがどこか辛くなり、俺はその場を立ち去ろうとした。
その時だった。
何故か、胸騒ぎみたいなものが強くなり、もう一度だけ男の顔をしっかりと見た。
「・・・・・あ、あんた・・・・・おや・・・おやじ・・・さん?・・・」
まさかとは思った。そんな事があるはずもない、あってたまるかとも思った。
でも、しっかりと見れば見るほどに、すっかり汚れ、そして老けてしまっていたが
親父さんの顔が、その奥にあった。
「親父さん、親父さんだろ!?俺です!○○です!ねえ、親父さんでしょ!?」
俺は思わず、男の両肩を掴み、揺さぶっていた。
周囲の人々が、何事か、という顔でこっちを見ていた。関係なかった。
「親父さん!親父さん!俺は・・・俺・・・」
俺は、ただひたすら、親父さんに呼びかけ続けた。
65 :
balΨbal:04/05/10 00:14
>>64 続き
親父さんから反応はない。ただ、されるがまま、そこに立っている。
「親父さん、何とか言って下さいよ!俺、ずっと謝りたかった。会って謝りた
かった・・・とにかく、家に来てよ。親父さん!」
頭の中が混乱していた。でも、この機会を逃すわけにはいかない。そればかり
が意識の中にあった。
「うぅぅ・・・あぁぁぁぁぁっっ・・あぅぃいいいっ・・・」
親父さんが声にならない声をあげ、激しく抵抗しはじめた。
「○○です!ねえ、どうしちゃったんです!?ねえ、親父さん!ねえっ!?」
「・・・・・!!!」
親父さんはその場にしゃがみこみ、狂ったように何かを呟き始めた。
勘弁してください・・・もう苛めないで下さい・・・・・
ろれつのまわらない頼りない言葉。でも、親父さんは涙を流しながら、そればかり
を呟き続けていた。
言葉が出なかった・・・そして、それ以上何もできなかった・・・・・
親父さんの、あの事件以来の人生を、その言葉の中に見た気がした。
何があったの?おい、何やってんだ、あいつら・・・・・
周囲のざわめきで、ようやく我に返った。
「・・・お・・・親父さん・・・・・」
ようやく搾り出した声に、親父さんは悲鳴をあげ、必死にはいずりまわり、そして
逃げ去っていった・・・・・
俺は、周囲の冷たい視線を浴びながら、その場を動くことができなかった。
不思議と涙は出なかった。流せたら、どれだけ楽だっただろうか・・・・・
秋風が俺の体を突き抜け、心のどこかを持ち去った感じがした。
ただただ、立ち尽くすことしかできなかったんだ・・・・・
66 :
balΨbal :04/05/10 00:41
>>65 続き
「れいなさん、お電話入ってます」
「あ、はーい。お客様のセットお願いしまーす!」
れいなは、後輩にセットを任せ、電話を受けた。
「はい、お電話かわりました」
受話器の向こうから流れてくる言葉に、れいなの心臓の動きが早くなっていく。
「・・・はい・・・はい・・・あの、それで今は・・・」
受話器を持つ手、それに自分の声が段々と震えていくのが自分でも分かる。
でも、どうにも抑えることができなかった。
「・・・分かりました・・・はい、ご連絡ありがとうございました・・・」
電話を終えて、少しの間、そこから動くことができなかった。
こんなことが信じられるわけがない・・・現実の筈がない・・・・・
れいなは、唇を強く噛んだ。泣いてしまいそうだった。
「店長、ちょっとよろしいでしょうか?」
れいなは店長にうながされ、スタッフルームに入った。
「どうしたの、れいな。顔色が真っ青だけど・・・・・まさか・・・・・」
ここで泣いてはいけない。自分に言い聞かせたが、れいなはこらえることが
できなかった。
顔を両手で覆い、その場にしゃがみこんだ。
心配する店長の声が、何故かとても遠くに聞こえた。
67 :
名無し募集中。。。:04/05/10 04:06
バルバルさん乙です。つづき待ってます
おもしろいです
68 :
名無し募集中。。。:04/05/10 05:40
从*` ヮ´)<ageるっちゃ
69 :
名無し募集中。。。:04/05/10 05:50
川*’ー’) <ageるがし
70 :
名無し募集中。。。:04/05/10 07:51
71 :
名無し募集中。。。:04/05/10 09:49
从*` ヮ´)<sageるっちゃ
スレ圧縮までは遠いのかな?
どうなんだろ?今のところ圧縮より即死に気を付けるくらいなのかな?
前のように2時間に1回の保全は必要なさそうではあるけど
狼っぽくはないね…まあ落ちるよりはいいんだけど…
折角良質な職人がいるスレだから即死は避けたいね
職人は深夜降臨か
今日は誰の祭りなんだ
>>67続き
「ふうっ・・・」
路地裏の狭いスペース。
そこで壁にもたれて、ようやく一息ついた。
深夜になると、風の冷たさが強くなる。でも、こうして秋風に吹かれていると、
何故か心が落ち着く。
ただ必死に毎日を駆け抜けてきた。
思い返しても、ただ生きることに必死だった記憶しかない。
今の暮らしに落ち着いて初めて、自分の過去を振り返ることができた気がする。
ゆっくりと夜空を見上げた。こうして、いつもこの時間に夜空を見るのも、すっ
かり習慣になった。
空を見るなんて余裕さえ、かつては無かった。
あの人は、今も何処かで私と同じように、この夜空の下にいるだろうか・・・・・
星を見て、私のことを思い出したりしてくれる事もあるだろうか・・・・・
そんなことを、思う。あの人のことは、一日だって忘れたことはなかった。
けれど、もうあの頃を取り戻すことはできない。何度も自分に語りかけた事だ。
「・・・・・○○さん・・・・・」
愛は一度だけ口に出して呟いた。
路地裏の灯が、愛の姿を照らしていた。
>>78続き
すっかり深夜になってしまった。
公園から出て、何処をどう歩いたのかも覚えていない。
飯も食わず、ひたすら歩き続けた。
足が棒のような感じだ。でも、立ち止まらずに歩いた。
親父さんの姿、言葉、何度思い返しても、胸がえぐられる思いになった。
俺は、自分の大切な人達の人生を、すっかり狂わせて、そしてぶち壊した。
それなのに、自分はれいなの好意に甘え、そのくせ日々鬱々としている。
情けなさと、どうしようもないどす黒い感情が、胸の奥からこみ上げてくる。
「くそっ・・・」
電信柱のたて看板を、思いっきり蹴りつけた。
よけい不快な気分が増しただけだった。
愛の人生も、親父さんのような人生なんだろうか・・・・・
次々と嫌なイメージが頭に浮かぶ。
もう、俺なんかにどうこうできないところに、親父さんも愛も行ってしまった
のか。考えるほどに、深みにはまっていく。
気が狂いそうだった。声の限り、叫びだしそうな衝動に襲われる。
心の中で、何度も何度も愛の名前を呼び続けた。
かつての、俺にとって見ているだけで幸せになれた愛の笑顔。
思い浮かべようとしても、霧がかかったかのように、顔の部分がぼやけている。
あなたが私達の人生を狂わせた・・・狂わせた・・・狂わせ・・・狂・・・
愛の声だけが、はっきりとしたイメージとして浮かんだ。
アパートの前にたどり着いた。眠りの中に、逃げ込みたかった・・・・・
80 :
balΨbal:04/05/11 00:19
>>67 さん、どうもです! なんとかこのスレがあるうちに終わらせたいなと。
更新乙
俺も楽しみにしてますよ
82 :
balΨbal:04/05/11 02:12
>>79 続き
気だるい体を引きずり、家の中に入った。
玄関にれいなの靴がある。今日は泊り込みの筈だったのに・・・
俺は、れいなの部屋をノックした。返事が無い。
ドアを開け、中に入る。
電気を消したままの真っ暗な部屋の中、部屋の隅にれいなが膝を抱え、うずくまっ
ていた。
俺は電気をつけた。
「どうしたんだ?何かあったのか?」
正直言うと、今日はこれ以上のゴタゴタには関わりたくなかった。
一刻も早く、眠ってしまいたかった。悪夢にうなされるのは分かっているが、
意識があるよりはマシな気がする。
れいなが顔を上げた。泣きはらした眼。ただ真っ直ぐに俺を見てくる。
「泣いてたのか?仕事先で嫌なことでもあった?」
れいなは強く唇を噛み、何かを必死にこらえているようだった。
「悪いけど、今日はもう寝かせてくれ・・・明日、必ず話は聞くから」
れいなには悪いと思ったが、これ以上喋るのも嫌だった。
今は、何もかもが鬱陶しく感じる。
「・・・・・」
背を向けた俺に、れいなの声がかかる。思わず、舌打ちしていた。
「なに!?悪いけど、頼むから明日にしてくれよ!」
語気が荒くなっていた。苛々がつのる。れいなのせいじゃないのに・・・・・
>>81 さん、どうもです。予定では、まだ先はそこそこ長いです。
ついに愛ちゃんだーーー!!
バルバルさんのペースで続けてください
84 :
名無し募集中。。。:04/05/11 07:01
从*` ヮ´)<ageるっちゃ
85 :
名無し募集中。。。:04/05/11 07:02
川*’ー’) <ageるがし
86 :
名無し募集中。。。:04/05/11 10:35
从*` ヮ´)<ageるっちゃ
87 :
名無し募集中。。。:04/05/11 13:28
川*’ー’) <ageるがし
从*` ヮ´)<ageるっちゃ
89 :
名無し募集中。。。:04/05/11 20:10
愛れなスレもここも
どうも伸び悩んでるな
ここはここでageとsageばっかし
90 :
名無し募集中。。。:04/05/11 20:22
更新щ(゚Д゚щ)カモーン!!
91 :
名無し募集中。。。:04/05/11 20:30
ていうかここなんて100%オラオタだろ
92 :
名無し募集中。。。:04/05/11 20:39
>>91 マジでか!?
ちっとも愛れなじゃないじゃんよ、それだったらw
93 :
名無し募集中。。。:04/05/11 20:43
工作員の自演=工自演
94 :
名無し募集中。。。:04/05/11 20:43
95 :
名無し募集中。。。:04/05/11 21:13
毎日交互に愛ニーれいなニーしてますが何か?
>>82 続き「遠き明日」〜第二部〜
れいなの口から語られる言葉が、耳に突き刺さる感じだった。
同時に、体の力が抜けていくのが分かった。
人生の中で、こうも悪いことばかりが続く日というのは、どのくらいの確率
になるのだろう・・・・・
源さんが死んだ。
不自由な足、階段を踏み外して転げ落ちた。
俺がちょうど、親父さんと出会ったくらいの時間だった。
源さんの財布の中にあった、昔、工場で皆で撮った写真。
そこに、この家と、れいなの勤め先の美容院の電話を、この前書いていた。
あの時、源さんは照れくさそうに、俺とれいなに写真を見せてくれた。
懐かしいなぁ・・・俺の人生にも、ちっとは華のある頃だったかなぁ・・・・・
源さんは、酔いに顔を赤くしながらも、しっかりした口調で、懐かしそうに
言っていた。
その写真は、れいなはまだつまらなさそうにしている頃だが、親父さんも、源さん
も、バトゥも、俺も、そして愛も・・・誰もが楽しげな表情だった。
皆に、小さくとも幸せな明日がある頃だった。
源さんの顔・・・玄関先の姿・・・昔の源さん・・・次々と甦る。
仕事には厳しいが、俺には、感謝しきれないくらい良くしてくれた。
大好きだった。
「○○・・・・・源さん、穏やかな顔だったよ・・・源さん、これで楽になれる
のかな?」
れいなの言葉を聞き、その場に崩れ落ちた・・・・・
97 :
名無し募集中。。。:04/05/12 00:14
∩ ノノハヽ
⊂'⌒~つ` ヮ´)つ<落とすわけにはいかんたい
>>96 続き
源さん・・・呟いたが、声にはならなかった。
「私・・・もっといっぱい話したかった。ちゃんと、謝りたかった。こんな事
になるなんて・・・・・」
れいながしゃくりあげながら喋り続ける。
喋っていないと、どうにかなってしまいそうな感じなのかもしれない。
「俺・・・今日・・・親父さんに会った・・・」
「えっ?お・・・親父・・・さん?」
「ああ。ちきしょう・・・今日は・・・現実なんか最低だ・・・最悪だ」
俺は、公園での出来事を説明した。
しばらく、俺達は無言だった。
部屋に、れいなのすすり泣く声だけがあった。
壁にもたれて、天井を、ただ見つめていた。
何もかも、鬱陶しく感じた。つくづく、自分自身が嫌になった。
俺のかつての行動が、全ての歯車を狂わせたんだと思う。
源さん・・・俺が死ねばよかったよね・・・でも、俺には死ぬ価値も無いか・・・
無気力な笑いが口からこぼれた。
同時に、涙が一滴こぼれた。もう、駄目だな・・・心の中で抱えてきた何もかもが
音を立てて崩れるのを感じた。ただただ、今という時から逃げたかった。
「れいな・・・助けてくれ・・・・・もう・・・駄目だ・・・」
俺は、れいなにすがりついていた。男のくせに、声まであげて泣いた。
「○○・・・私はずっと、何があってもあなたのこと守るから。○○のこと、
愛してるから・・・」
れいなの腕に抱かれ、泣いた。温もりが、肌に伝わる。
そして、俺はれいなの体の中に溶けていった。俺は、れいなと一つになった。
99 :
balΨbal:04/05/12 00:30
>>83 さん、お待たせしました。ようやく登場です。勿論、まだ出ますから。
100 :
名無し募集中。。。:04/05/12 00:57
。・゚・(ノД`)・゚・。
101 :
名無し募集中。。。:04/05/12 01:54
川*’ー’) <ageるんやよ〜
源さん・・・ (´・ω・`)
しかし巧いねバルバルさん。第一部完了おめ
103 :
名無し募集中。。。:04/05/12 05:09
川*’ー’) <ageるがし
104 :
名無し募集中。。。:04/05/12 06:56
>>102 余計なレスかもしれないが、第一部は同棲スレの時に終わってるよ。
>バルさん更新乙です。
105 :
名無し募集中。。。:04/05/12 12:44
。・゚・(ノД`)・゚・。
106 :
名無し募集中。。。:04/05/12 13:34
げ、源さん━━━━━!!(T_T)
>>104 ご指摘どうもです
なぜ間違えちゃったんだ..orz お恥ずかしい限り..
108 :
名無し募集中。。。:04/05/13 00:01
川*’ー’) <ageるがし
>>98 続き
朝眼が覚めると、既にれいなは出かけた後だった。
夢にうなされずに眠ったのは、随分久しぶりのことだ。
体には、気だるさがあるが、悪い気だるさではない。
でも、心の中にあるモノは、どうにも耐えられないくらいに、重く、そして
不快なモノだった。
れいなの温もりが残るシーツを指でなぞった。
「・・・・・」
朝なんか、あのままこなければよかった。
明日など、無くなってしまえばいい。
俺の明日と、親父さん、そして源さんにあるべきだった明日という日。
その重みと大切さ。あまりにも違いすぎるのではなかったか・・・・・
俺は、朝を迎えることが嫌いになった。
昼前になり、ようやく起き上がり、あてもなく家を出た。
勿論、この時間じゃ仕事にはありつけない。
何をするわけでもなく、何処に行くわけでもなく、ただ街を歩いた。
年輩の男を見るたびに、また、路上で生きる人々を見るたびに、俺は、そこに
いるのが親父さんや源さんのような気がして、思わず近寄っていた。
そして、当たり前だが、当人じゃないことを確認しては、打ちのめされた気分
になり、どうしようもない孤独感を感じた。
寂しさに心が震えた・・・虚しさにおかしくなりそうになった・・・罪の深さ
に、あらためて絶望した。
俺は、道端に座り込み、どうするでもなく、じっと空を睨みつけていた・・・
>>109 続き
「れいな、あんた、ついに○○と結ばれたんでしょ!?」
店長は、朝れいなの顔を見ると、すぐにそう声をかけてきた。
「なっ!?・・・」
「いいのよ、良かったじゃない!ようやく愛する人とそうなったんだから」
「あの・・・その・・・」
「いい。今の幸せを大切にするんだよ!守っていくんだよ。ようやく、あなた
の本当の幸せが始まるんだから・・・そう、今まで辛い思いした分、幸せを掴
まなきゃ」
店長は、幼少時代のれいなの体験も知っている。
店長の言葉を聞き、れいなは、ようやく昨晩のことが実感できた。
けど、源さん、親父さんのことがあり、心底喜びを噛み締める事は、当分でき
そうになかった。
よかったじゃねえか!おまえもようやく一人前の女になったか!わけーっての
は羨ましいもんだな!ハハッ!!!
瞬間、源さんの声を確かに聞いた。
「源さん!?」
「どうしたの?れいな」店長は不思議そうな顔をしている。
「いえ・・・すみません」
「昨日のこともあるし、凄く辛いとは思う。でもね、こんな時だからこそ、し
っかり生きてかなくちゃ。二人で支え合って。亡くなられた方も、そうじゃな
きゃ悲しむよ、きっと」
「はい。頑張ります」れいなは言葉を噛み締めつつ言った。
源さん・・・いっぱい頑張って、二人で幸せになるよ。だから、見守ってて。
わたし・・・しっかり歩いていくから。源さん・・・・・
れいなは、心の中で呟き、仕事場に向かった。
111 :
balΨbal:04/05/13 00:41
>>110 続き
秋も終わりの気配が漂い、季節は冬へと移り変わろうとしていた。
吐いた息が白い。
「ふーっ・・・」
もう一度、息を吐き出してみた。
白い息が、空中に消えていった。
愛は、警察からの連絡で、父の死を聞いた。
酒にまみれ、道端で亡くなっていたという。
誰にも看取られず、誰にも助けてもらえず、独り寂しく死んでいった父の気持ち
を思った。
昔の自分なら、ただただ泣くしかできなかっただろう。
今はもう、涙さえ流れない。とうの昔に涙など枯れ果てた。
そんな気がする。
かつて金を借りに来た父。その時の住所を、大事そうに持っていたようだ。
あの時、自分がもうちょっと救いの手を差し伸べていたら・・・・・
後悔が襲ってくる。けれど、後悔なんて、あの日以来の人生全てが後悔ばかりだ。
自分の明日ばど、何処にも見えない・・・・・何も無い・・・・・
生きることで精一杯だった。自分が生きる事を選び、そのせいで父は死んだ。
そう思い、それを背負い生きていく。愛は強く心に刻んだ。
もう一度、空に息を吐いた。自分も、あの空に消えていけたらいいのに。
そう思った。父の思い出が、次々と空に浮かんでは消えた・・・・・
>レス頂いた皆さん、ありがとうございました。 新作とか出てこないですかね。
112 :
名無し募集中。。。:04/05/13 02:37
ヾ从*` ヮ´)シ
113 :
名無し募集中。。。:04/05/13 04:11
川*’ー’) <ageるがし
川*’ー’) <sageるがし
バルバルさん乙です。
いろいろ言うわりに自分には文才がなくて、、、 つづき待っております
116 :
名無し募集中。。。:04/05/13 09:52
川*’ー’) <ageるがし
sage
118 :
名無し募集中。。。:04/05/13 17:41
∩゙⌒゙、つ ⌒ X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒
(。A。)つ 乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ
ヒトイネ━━━━━━ !!!!! サビシ━━━━━━!!!!!
(=゚ω゚)ノイルヨ
(=゚ω゚)ノ ここにもいるよ。圧縮ないと活気もないね、、、
121 :
名無し募集中。。。:04/05/13 19:10
(=゚ω゚)ノなさすぎだね。悲しいもんだよ 愛れなoffやってみたいなぁ
(=゚ω゚)ノ 愛れなオフかあ、オフできる程人口いるのかな?でも夢だよね、、
(=゚ω゚)ノその話ノッタ
ぜひやろうよ、ホントに
ヲタの派閥によるオフなんて前代未聞w
まあオフ話で愛れな派自滅もアレなんで、あくまでマターリ詰める方向で…
いつか幹事さんが現れれば話は進むとは思うけどネ
ヽ( ・∀・)ノこんな話が進んでたのか。じゃあこのスレの住人だけとかは?
現行愛れなスレ三つほどあるけど大半は掛持ちかと;^^
また職人さんはオフを望むのだろうか
いづれにせよゆっくりと幹事さん待ちという感じでは?
あとくれぐれも話の腰を折る気はありませんです
ベストショット2で隠れ愛れなヲタが沸いてくることを期待しよう
>>バルさん
相変わらず引き込まれまくりです。愛とれいなと○○はいつ再会するのか…楽しみ。
おいらは仕事の都合で地方在住なのでオフはきついなぁ。
あったら行きたいですが…。
ってことで新作です。
あんまり自信ない+まだ途中
=バルさん待ちの暇つぶしにどうぞw
「ふうっ。疲れたぁ!」
お疲れさん。今日の売り上げは…っと。う〜ん、キビシイなぁ。
「大丈夫!きっとビッグになってやるったい!」
あはは。そうだな。お前の笑顔見てるとこっちもそんな気になってくるよ。
さて、今日も疲れたし、明日は朝からバイトだからさっさと寝ましょうかね。
おやすみ。れいな。
「おやすみ!」
ちゅっ。
おれたちは売れないミュージシャン。
昼はバイトをしながら夜は駅前で歌を歌っている。
この前やっと自主制作のCDを作り、オンボロバンで全国の駅前を回ってきたのだが…
…現在その赤字を埋めるために、ビル清掃のバイトに精を出す日々だ。
「これでインディーズデビューやろ?しかも全国ツアーったい。ビッグになる日も近いとよ!」
…れいな。お前のそのポジティブシンキングがうらやましいよ。でも…お前もバイトくらいしてくれよ…
「仕事なんかしてたら詩が書けんばい。」
…はい。そうですね。がんばります…。
「それじゃあ最後の曲!『ココニイルゼェ!』」
今日もいつもの駅前でライブ。
この曲はいつ歌っても盛り上がれるおれたち自慢の1曲。
数少ないとはいえ、何人かはノリノリで聴いてくれている。
ギターをかき鳴らす手にも力が入るってもんだ。
「ありがとう!またね!」
132 :
balΨbal :04/05/14 00:26
>>111 続き
冬の寒さが体だけでなく、心まで芯から冷えさせる。
俺は、ただひたすら、れいなの体に溺れていた。
そうすることで、ほんの束の間、不安とか苦しみとか、後悔とか・・・そうい
うものから解放される気がしたから。
れいなは俺を責める訳でもなく、拒むわけでもなく、ただ黙って俺の全てを受
けいれてくれていた。
その気持ちに、俺は甘えた・・・
けれど、時にふと、そんなれいなの気持ちさえ、鬱陶しく感じる事が、近頃た
まにあるようになった。
自分自身、残っていたつもりの心の中の大切な気持ちさえ、失ってしまった気
が、そんな時は襲ってくる。
「じゃあ、仕事行って来るから。頑張ってね」笑顔でれいなは言う。
何故か、そんな言葉が癇にさわった。
「何を頑張れっていうんだ!?悪かったな、ろくに仕事にありつけなくて。こ
れじゃあ、単なるヒモだよな。あー頑張るさ、ヒモはヒモなりにな!」
「そ、そんなつもりじゃないよ・・・気にさわったなら謝るから・・・」
「さっさと行けよ!」俺は頭から布団を被った。
「○○・・・・・」悲しそうな、細い声。
そして、足音が遠ざかり、ドアの開閉の音だけが部屋に響いた。
ただのどうしようもないガキだな、これじゃあ。後悔と、余計に苛立ちが募る。
堕ちていく感覚・・・あれ以上堕ちる事など無いと思ってたのに、今、その感覚
を恐ろしいくらいに感じていた。
れいなの気持ちを思ったが、そんな思いも泡のように弾けた・・・・・
133 :
名無し募集中。。。:04/05/14 00:27
鼻フックヲタうざい
あ〜ぁ。今日もCD売れなかった…。
後片付けをしながらおれがいつものようにぼやく。
「大丈夫やって!まったく○○は心配性ったい。今日だってものすごいノリノリなお客さんがいたでしょ?」
あぁ!いたいた!あのメガネちゃんだろ?大きな荷物ブンブン振り回してたなぁ。「ココニ…」はいつも結構盛り上がるけど、あんなにノリノリなのは初めて見た…
「ジャマなんだよ!」
「でけえ荷物振り回してんじゃねぇぞ!痛てぇじゃねえか!」
「!?」
あれ?からまれてるのさっきのメガネちゃんじゃないか?
「何とか言えよゴルァ!」
どんっ!
あ、やばいなありゃ…って…え!?れいな!おいっ待てって!
「なんね!大の男が寄ってたかって!このバカチンがぁ!!」
…鉄也かよ。ったく世話の焼ける…。
「なんだおめーは!?」
はいすいませんすいませんねっと、ほら、れいな、きみも、ね、ほら、まぁ…
…早く、早く乗れ!逃げるぞ!!
れいなと女の子をバンに詰め込み脱出する。
「…あぁびっくりしたぁ。なんかいきなり男の人たちが絡んできてぇ…ってうわっ!れれれれいなさんやないですか!
ああああのぉ福井駅の前でライブ聴いてぇ、あ、そそそこでCDも買ったんですけどぉ、あのすごく感動してぇ、あ、いつも聴いてるんです!
『ココニイルゼェ!』が大好きで!あ!握手してもらってもいいですか?え〜っとCDにサイン…」
なんか興奮してる様子だ。
でもうれしいよ。わざわざ東京まで聴きに来てくれるなんて、なぁれいな?
ついでに今日泊まるところまで送ってってやるよ。どこに泊まるの?
「・・・。」
?あぁ帰るのか。って電車無いよなぁ。しかもそんな大きな荷物持ってきてるもんな。
「・・・。」
決めてないの?
「・・・。」
「…家出?」
まさかれいなそれは…
「…ハイ。」
「「えええええっ!!」」
「…で、名前は?」
「…あいです。」
「あいちゃんね。福井から出てきたと?」
「…はい。」
「何で家出なんかしとるったい?」
「…。」
…刑事ドラマじゃないんだから。それよりなんで家まで連れてきちゃったの?
「理由はわからんけど田舎から家出してきたのはうちと一緒ったい。」
…そっか。そうだよな。
「心の整理が付くまで家にいればいいったい。そのかわり明日家にきちっと連絡すること。よかね?」
「はいっ!ありがとうございます!」
こいつ…それはおまえが2年前福岡の実家を飛び出してきたときにおれが言ったセリフだぞ…。
>>132 バルさんごめんなさい!挟んじゃったっス。
今日はここまで。
更新はいつになるかわかりません。
読んでくれる物好きさんはちょっと待っててね。
140 :
名無し募集中。。。:04/05/14 00:38
どっちも最高!乙です!
>>115 さん、いつもありがとうございます!ほんと嬉しいです。
>Nさん、僕の方が割り込んじゃいました。すみませんでした。
新作、どれだけ待ってたことか!ポップな感じでのっけからいいですね!
オフ会するんですか?開催するならぜひ参加させてもらいたいです。
>>132 続き
酔いの中に逃げるようにもなった。
まどろんだ意識の中、俺は、昔の記憶を手繰り寄せ、そこで束の間の安らぎ
を感じた。
親父さんも、源さんも、そして愛も・・・皆が楽しそうに笑顔を浮かべている。
俺は、皆の輪の中に入って、とりとめのない話をして、バカやって、心の底か
ら笑った。
「○○さん!今度、いつお買い物連れてってくれる?あ、これってデートの誘
いになっちゃうのかな?」
いたずらな感じに微笑む愛を見て、俺は照れくさそうにして、顔を赤くしてる。
そうだ・・・たしかに、そんな時も俺の人生の中にあったんだよな・・・・・
酔いから眠りに落ちる瞬間、決まって、俺はそんなことを思う。
眠りから覚め、酔いも抜けて起きた時、俺は眠りの最中に泣いていることに何度
も気づいたんだ。
そして、その度にはっきりと感じるんだ。
俺は、今でも・・・今でも愛の事を思ってるんだって・・・・・
れいなの体に溺れ、れいなの支えで日々を過ごしてるくせに、心の一番奥の部分
では、未だにあの時と変わらず、愛のことを思い続けてるんだって・・・・・
すっかり暗くなり、電気もつけてないままの部屋の中。
声に出して呟いてみた。
「・・・愛・・・」
たまらなく会いたかった。今更会ってどうなるものでもないけど、せめてただ
一度、会いたいって思った。もう一度だけ、愛の名を呼んでみた。
闇と、静寂だけが、俺の側にあった。
143 :
名無し募集中。。。:04/05/14 01:30
_ρ_
/ ⊥ \
|____|
‖∧ ∧¶ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ゚∀゚)/ < 新作&更新キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
/ / \_____________
〈 (
∫ヽ__)
U U
| ̄ ̄ ̄ ̄|
\__人__/
144 :
名無し募集中。。。:04/05/14 01:51
川*’ー’) <ageるがし
145 :
名無し募集中。。。:04/05/14 04:46
☆ チン マチクタビレター
☆ チン 〃∋oノハヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\川o・-・)< 次の話まだ〜?
\_/⊂ ⊂ _) \__________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄./|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| |/
☆ チン マチクタビレター
このノリ、このテンポ、まさにNさん! (●´ー`)<おかえり
バルバルさん乙です。錆ついた運命の歯車が動きはじめたぁぁぁ ワクワク
新作良いね
バルバルさんも頑張れ
148 :
名無し募集中。。。:04/05/14 19:07
ヽ( ・∀・)ノイイッ!
>>142 続き
「おつかれー」
同僚の挨拶に、愛は手をあげて答えた。
一日の疲れが、体にたまっている。
その疲れは、今日一日のものなんかではなく、ずっと積み重ねてきた日々の
疲れだと思う。
若いくせに、随分大人っぽいんだねー。
どちらかと言えば、皮肉な意味でそう言った人は、そんな蓄積された疲れや
心を見透かしたのだろうか・・・そんなにまで自分はくたびれた表情をして
いるのだろうか・・・・・
狭いロッカールームにある、鏡を覗き込んだ。
毎日鏡を通して見る自分の顔。
「君はくたびれてますか?生きることに失望してますか?」
問いかけてみた。
「いいえ、まだまだ元気ですよ!楽しく毎日生きてます!・・・」
鏡の中の自分を睨み付けた。鏡の中の自分も睨み返してくる。
「人生薔薇色ですよっ!」
そう話しかけてみた。虚しさだけが募った。
「・・・バカみたい・・・あ〜あ・・・ほんとバカみたい・・・」
愛は、さっさと着替えをすませ、外へ出た。
すっかり深夜になっていた。寒さが厳しい。
俯いたまま、愛は足早に帰路へとついた。
>>149 続き
連日、飲み歩くようになった。
仕事なんか、探しもしなくなった。
これじゃいけない、今踏ん張らないと、取り返しがつかなくなる。
そう思う気持ちとうらはらに、思えば思うだけ、酒にのめり込んだ。
酔いだけが、俺の救いだって信じるようになってきていた。
れいなが泣くことが増えた。口論にはならない。
れいなが俺を励まそうとして、一方的に俺が当り散らす。そして、れいなが
泣く。
小さなアパートの部屋から、俺とれいなの笑顔が消えた。あるのは、重くて
陰鬱な感情だけだ。
簡単なもんだ。踏み外すのは簡単なもんだ。踏ん張ることがどれだけ難しく、
大変なことかが分かった。
時々、酔いの醒めないまま思い浮かべることがある。
今みたいな小さなアパートの部屋。そこにいる家族。金は無いけど、家族に
は幸せが溢れてる。小さな子供。男と女だ。そして優しい母親。
その姿が愛に見えてくる。俺は、夕方仕事から帰る。子供が飛びついてくる。
愛が笑顔で出迎える。楽しい夕食の団欒。皆に笑顔が溢れる。
俺は、幸せを噛み締める・・・・・愛と、子供達と幸せを噛み締める・・・・・
そんな思いは、酔いが醒めるのと一緒に、消えていく。何度思い返そうとしても、
家族の中に俺の姿だけが現れない。手を伸ばせば伸ばすだけ、愛と子供達は遠く
へといってしまう・・・・・
「くそったれが・・・・・」呟きながら、俺はネオン輝く街を歩き続けた。
>レスくれた皆さん、どうもです!もうそろそろ終焉に向かってます。
もうちょっとお付き合い下さい。よろしくです!
>>駄文を読んでくれた皆さん。どうもありがとうです。
>>146さん
Nを覚えていてくれましたか!嬉しいっス。
>>バルさん
ラストはどんな風に…楽しみ×10
_l ̄l○ …ポップジャムミソコネタ…
152 :
名無し募集中。。。:04/05/15 01:05
。・゚・(ノД`)・゚・。
最近涙もろくて・・
153 :
名無し募集中。。。:04/05/15 02:36
そろそろ終焉ですか。寂しいっす。
最後まで楽しみにしてます
154 :
名無し募集中。。。:04/05/15 03:21
(=゚ω゚)ノダレカイルカイ?
(=゚ω゚)ノオイラガイルゼェ!
ってことで更新です。
れいなが家出してきたのは、ちょうど2年前のこと。
おれがいつものように友人の寺田と駅前でギターを弾いているときのことだった。
「やっぱり二人でギター弾いてるだけはきついやろ〜」
仕方ないだろ?二人とも歌ヘタな上に詩が書けないんだから…
相方の寺田はお調子者で女ったらしだが、作曲の腕は抜群。
いつもどこかで聴いたことのあるような名曲を作ってくる。
「あんちゃんたちギターうまかね〜。」
ちょこんと座っている女の子に声をかけられた。博多弁…かな?
「ほんまか?うれしいなぁこんなかわいい子に声かけられんの初めてやw」
「ちょっとうちに歌わせて!」
なんだこの子?っていきなりは無理だろ…
「大丈夫!さっき弾いてた曲でうちが適当に歌うったい!」
「おもろそやないか!そしたらさっきのお前の曲でいこか?」
そ、そんなことできるわけ…
「つべこべ言うんじゃなかよ!行くったい!」
「おう!行くでぇ!」
「♪Yes!!Wonderland!!♪」
♪
…なんだ?この感覚…
♪♪
…目の前の背のちっちゃい女の子は何者だ?
♪♪♪
…周りの人たちまで釘付けになってる…
♪♪♪♪
…おれの曲、さっき一回聴いただけだよな?なんで即興でこんな迫力の歌が歌えるんだ?
♪♪♪♪♪
「♪Break Through! 自分を突き破れ!!♪」
…この娘、すげぇ。
「いやぁホンマにすごいなおねぇちゃんは!」
「おねえちゃんじゃなかよ!うちには『れいな』って名前があるったい!」
いや、まじすげぇよ。まだ鳥肌が引っ込まない。ほら、な?
「いっしょにやれへんか?」
!?なに言ってんだお前?確かにすごかったけど見ず知らずの女の子にイキナリ…
「よかよ!今度からうちがボーカルったい!」
ええっ!?
「その代わり…しばらく泊めて欲しいったい。」
「そんなんぜんぜんおっけいやって!おれん家に泊まったらええねん!」
…ちょっと待て。それはダメだ!狼の檻に羊を放り込むより危険だ!
「それならお兄さんちに泊まるったい!決まり!」
「そんなぁ殺生や…」
ってなに勝手に決めてんだよ!だいいち親は?実家はどこ?
「…。」
「家出…やな?」
…コクリ。
おいおい!家出娘をうちに置くのか?やばいだろそれは!
「お願い!もう…もうあんな家には帰りたくなか!」
…泣いてるのか?
「…帰りたくなかよ…」
…わかったよ。
心の整理が付くまで家にいればいいよ。そのかわり明日家にきちっと連絡すること。いいか?それが条件だぞ。
「…アリガト。」
今日はここまで。
あと数時間後には仕事です…。
_l ̄lN …ナニヤッテンダオレハ…
163 :
名無し募集中。。。:04/05/15 04:36
(=゚ω゚)ノ両作品ともに乙です♪
バルバルさん乙です。高橋の特徴捉えてらっしゃる!
〇〇がただの情けない男じゃなく不可抗力によって堕ちゆく様が
うまく描かれていて読む度に歯痒い…
Nさん乙です。寺田登場に笑いました、矢口以来のゲスト出演に乾杯
また相変わらずの出勤前更新乙ですw 楽しませて頂いてます
長レススマソ ...OTL
从*` ヮ´)<sageるっちゃ
166 :
名無し募集中。。。:04/05/15 23:20
(=゚ω゚)ノマエダッタラオチテタネ!
167 :
名無し募集中。。。:04/05/15 23:30
_l ̄l○かつての仲間達は消えたか
いえ、いますよ。
もともとそんないない愛れな派ですから
(=゚ω゚)ノイヨウ!アイレナハフメツダヨネ!?
(=゚ω゚)ノ モチロンデストモ!
171 :
名無し募集中。。。:04/05/16 00:45
∩( ・ω・)∩オデモイルヨン!ミュージカルハイクカイ?
(=゚ω゚) ミュイクヨ。フェスタ期待デイクヨw
∩( ・ω・)∩タノシミダヨネ、マチドオシイヨ
(=゚ω゚) チケダイタカイノガタマニキズダケドネ、、、
175 :
名無し募集中。。。:04/05/16 01:11
_l ̄l○ヨコカラゴメンヨ チケダイタカスギダヨ・・ 1カイデモキツカッタヨ・・
(=゚ω゚) マッタクダ、シカモクソセキナオイラ、、、 フテネスルノダ、、、
>>150 続き
れいなの声が耳にこびりついていた。
このままじゃ、戻れなくなっちゃうよ・・・
れいなの、すがるような、そして深く沈んだ表情が、頭にこびりついていた。
俺は、そんなれいなを振り払い、家を出てきた。
なのに、頭からそんな事が離れない・・・
煙草を咥え、火をつけた。こんな時は、煙草もうまくない。
たぶん、今日もこれからとことん酔いつぶれるだろう・・・そして、またボロボロ
になって家に戻る。れいなが泣く。れいなはただ耐える。
そんな繰り返しになる。
どこまでも続く真っ暗な道。そこをやみくもに歩き続けてる。
れいなが明かりをともしてくれてるのに、そちらとは逆の方向に歩いてる。
周囲を見渡すと、待ち合わせの人々。携帯片手に話す人。メールする人。
楽しげな友人同士。幸せそうな恋人同士。そんな姿ばかりが目に付いた。
俺には、電話をかける人も、かかってくる電話も無い。メールも無い。
そうだ、れいなしかいないんだよな・・・それなのに・・・・・
ここにいることが、ひどく場違いな気がして、それと、ひどく寂しい気がして、
俺は足早にどこを立ち去った。
早く、酔ってしまいたかった。そこの中では、俺は孤独じゃない。
俺には幸せな家族がいる・・・・・
俺は、どこかおかしくなってしまったんだろうか・・・・・
妄想に狂ってしまったんだろうか・・・・・
不安が湧くが、すぐに、そんなこともどうでもよくなったんだ。
>>177 続き
愛は、時間が空いたとき、よく舞台の本を眺めている。
そこには、様々な人生があり、様々な夢や愛や、そういうものがある。
束の間、自分の人生をそれらの登場人物におきかえ、夢見心地に浸る。
こんな時間が、今の自分の生活の中での大きな楽しみであり、いつか
生でそれらの舞台を観てみたいと思っている。
「愛ちゃーん、そろそろよろしくでーす!」
「あ、はーい。今行きます」
愛は、本を閉じた。少しだけ、舞台の本番にのぞむ役者の気分になった。
そんな華やかで素敵な世界とはあまりにかけ離れているが、そう思うことで、
ほんの少しだけ、苦痛も和らぐような気がしたから。
頑張れ・・・頑張れ!さ、幕があがるよっ!
愛は心の中で、開演のベルを鳴らした。
カーテンを開け、一歩を踏み出した・・・・・
夜。流れ行く人の波。輝くネオン。俺は、酔いの中にいた。
心地良さが体を包んでくれている。そして、心の中に、安らぎがある。
足取りも軽い。
もう一軒、どこかで飲むか・・・なんとなく思った。家に帰るのが苦痛でも
あった。今の気分を、壊されたくない・・・勝手な理由だ・・・自嘲の笑み
が口元にこぼれてくる。
店を探しながら、繁華街を歩く。そうしてしばらく歩いた頃、一人の客引きが
俺に話しかけてきた。俺は軽く手で振り払ったが、客引きは諦めない。
源さんくらいの歳だろうか・・・なんとなく話を聞いてもいいかな・・・
そんな風に思った。源さんが俺に話を始めた気がしたんだ。
レスくれた方々、ありがとうございます!
>>164さん、いつも丁寧な感想を感謝です!
Nさん、出勤前に乙でした!軽快で読んでて楽しくなりますねー。
ミュージカル、僕も行く予定です。ようやく仕事の空き日決まったー
180 :
名無し募集中。。。:04/05/16 02:33
ノノハヽo∈
从*´ ヮ`)ノ゚
バルバルさん乙です。いよいよですね!
(お気遣いのほど痛み入ります。。。)
182 :
名無し募集中。。。:04/05/16 03:13
川*’ー’) <ageるがし
183 :
名無し募集中。。。:04/05/16 04:48
从*` ヮ´)
184 :
名無し募集中。。。:04/05/16 10:19
プッハー
∧_∧
( ´∀`) <ノンビリマッテルカラナ〜
( つ旦O
と_)_)
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
186 :
名無し募集中。。。:04/05/17 04:45
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
187 :
名無し募集中。。。:04/05/17 07:39
∩( ・ω・)∩キアイデホッシュダゾ
188 :
名無し募集中。。。:04/05/17 08:34
コウシンコネ━━━━━(゚д゚;)へ ━━━━━ツ!!!
[ ̄ 4,,,へ ̄]
 ̄く  ̄ ̄ ̄
189 :
名無し募集中。。。:04/05/17 16:44
(o・∀・)oエッチナノモヨミタイゾ
190 :
名無し募集中。。。:04/05/17 18:11
(=゚ω゚)ノイヨウ!・・・ダレモイネ・・・
191 :
名無し募集中。。。:04/05/18 01:03
∩( ・ω・)∩キアイデホッシュダゾ
駄文にお付き合いいただいている皆様へ
諸事情で1週間ほど家を空けます。
申し訳ないんですが「ココニ…」今しばらくお待ちくだされ。
m(゚ω゚)mキアイデホッシュタノムゼェ!
193 :
名無し募集中。。。:04/05/18 03:00
(o・∀・)oマッテルヨ〜
194 :
名無し募集中。。。:04/05/18 03:18
足音をころして、隣の部屋に向かう
そっとドアノブに手をかけた
ドアに鍵はかかっていなかった
そっとドアを押して、部屋に入った
薄暗い部屋の中
ベッドの上にあいつの姿が見える
今夜こそ、たまりにたまった思いを
全て吐き出すつもりだ
そう、あいつの体にたっぷりと
後ろ手に、そっと鍵をしめた
部屋で眠る妹に気がつかれないよう
興奮をおさえて、ベッドに近づいた
>適当に書いただけでつ
ドウモスマソ!
195 :
名無し募集中。。。:04/05/18 05:13
∩( ・ω・)∩アゲトクジョ!
Nさんマターリ待ってま〜す
>>194 イイヨイイヨー
197 :
名無し募集中。。。:04/05/18 19:49
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
>>181 さん、どうもです!こちらこそ、いつもレス頂きまして。
>Nさん、帰りをのんびり待ってますよ〜。
199 :
名無し募集中。。。:04/05/19 00:28
∩( ・ω・)∩キアイデホッシュダゾ
>>178 続き
「いやーお兄さんラッキーだよ!ちょうどね、お勧めのいい娘いるから!
ね、遊んでってよ!料金は一万五千!ね!どうよどうよ!?」
早口で客引きの親父は言った。
笑った顔の皺が深い。それが、この親父の人生を物語ってる気がした。
そして、そんな親父に、俺は親近感を覚えた。
アホらしいかもしれないが、俺はそんな気持ちだった。
別に、万が一があっても、もうどうでもいいさ・・・
そんな自棄気味の気持ちもあった。
ボロボロになるなら、とことんなればいいさ。
そんな風に思うことさえ、今は心地良くもあった。
「いいよ。親父さんに任せるよ。どうせ酒に消える金だしさ」
「任せとけって!あぁ・・・やばい店と思ってるね?お兄さん。大丈夫。
ほら、俺はこの店の店員だから。うちは店の前でしか客引きしてないんだ」
相変わらずの早口だ。源さんと出会った頃、聞き取るのに苦労したな。
俺は思わず笑みをこぼした。
「そうこなくっちゃ!若いんだからさ、辛気臭い顔してないで、すっきりして
笑ってちょーだいよ。ささ、入った入った」
親父に案内され、店内に入った。
カウンターで金を払い、親父に個室に案内された。
「じゃあ、中で待っててね。すぐに女の子来るから」
俺は個室に入り、親父のほうを見た。
「頑張ってちょーだいね!ほんといい娘だから。お兄さんラッキーよ!」
親父は、満面の笑みでそう言って、ドアを閉めていった。
>>200 続き
俺は、ベッドに座り、煙草に火をつけた。
ベッドと、シャワーがある、広くも狭くもない部屋。
別にどんな女が来てもかまわない。
ほんの束の間、現実から眼をそらせられればいい。それだけだ。
別に、あの親父と話してるだけでもいい。
そう思った時、俺はいかに心の中にポッカリと開いた穴が大きいものなのか
を感じたように思った。
吐き出した煙が、ゆらゆらと揺れている・・・そして消えた。
俺も、このまま揺れ続けて、ある日パッと消えることができるのか・・・
揺れ続けて、消えることさえできないのだろうか・・・・・
そんな事を思っていると、ドアがノックされ、開いた。
「失礼します」
柔らかい響きが聞こえた。
「あぁ、どうぞ」
俺は煙草を揉み消した。
そして、ドアの方を向いた。
「!?」
声が出なかった。もし出ていたとしても、それは言葉にならない叫び声にしか
ならなかったかもしれない。
体が一瞬にして震えだしたのが分かった。
女の方も、動けなくなったかのように、ただその場に立ち尽くし、俺を見ていた。
「・・・・・あ・・・・・愛・・・・・」
ようやく声に出せたのは、どれくらいしてからだっただろう。
実際は1分も過ぎていないだろう。でも、それまでの時間が、とてつもなく長い
時間に思えたんだ。
バルバルさん乙です。愛タン… 心理描写ウメェェェ
203 :
名無し募集中。。。:04/05/19 05:38
∩( ・ω・)∩アゲトクジョ!
204 :
名無し募集中。。。:04/05/19 13:16
∩( ・ω・)∩キアイデホッシュダゾ
205 :
名無し募集中。。。:04/05/19 21:27
新作&更新待ち
206 :
名無し募集中。。。:04/05/20 01:31
∩( ・ω・)∩アゲトクジョ!
207 :
名無し募集中。。。:04/05/20 01:44
(o・∀・)oワクワク
uuuううわあああぁぁぁぁ!愛が―――――!!!!
せっかく○○があの時救ってやったのに!ヘルス嬢になったら意味ねーじゃん!!!
愛のバカ―――――!!!○○の人生っていったい・・・_l ̄l○
209 :
balΨbal:04/05/20 02:14
>>201 続き
愛が、とっさに逃げようとした。
「ま、待ってくれ!待ってくれよ!」
その言葉に、愛はしばらくその場に立ち竦んでいたが、やがて部屋に入り、ドア
を閉めた。
重い沈黙だけが、部屋の中にあった。
「座ったら?・・・・・」
耐え切れなくなり、そんな言葉をかけた。
愛は、俺とは違う方向を向いたまま、ベッドの端に座った。
キャミソール姿、手には小さなポーチ。化粧を施した顔が、沈鬱な表情をしている。
愛が化粧をしているのは初めて見た気がした。
大人っぽくなった・・・そんなことを思った。
「わたし・・・」
愛が口を開いた。その声が震えている。
「いいよ・・・何も言わなくていい・・・俺・・・ずっと謝りたかった・・・
愛や親父さんや、皆の人生壊しちゃったこと・・・謝りたかった・・・今更ど
うなるわけじゃないのは分かってるけど・・・」
愛がようやく俺の方を向いた。
視線が交わったが、俺のほうが耐えられなくなり、視線をそらした。
「すまなかった・・・こんなことしか言えないけど・・・すまなかった・・・
許してくれとは言えない・・・一生背負って生きてく・・・」
愛は無言のままだ。俺は源さんの事、そして今の暮らしを全て話した。
喋るのをやめたら、気がおかしくなりそうな気分だった。
「いいよ・・・もう・・・○○さんだって・・・ずっと苦しんだんでしょ?
もう・・・じゅうぶんじゃない・・・いいから・・・もう・・・」
愛の言葉に、俺はようやく喋るのを止めることができた。
>>209 続き
親父さんの事を聞いた。
あの日の親父さんの姿が頭に浮かび、胸が苦しくなった。
また一人、俺は大切な人を失った・・・・・
何故、俺の大切な人は、皆消えていってしまうのか・・・
そして、生きる資格の無い俺が、まだここにいる。
愛のあの日以来の生き方を聞く事はできなかった。
何度、聞こうと思ったことか。
でも、そんな大事なことを聞くことがどうしてもできなかった。
喉まであがってくる言葉を、吐き出せなかった。
愛が話し終えると、再び沈黙だけが残った。
俺の頭の中には、昔の楽しかった思い出だけが、次々と甦っては消えて
いった。
胸の苦しさだけが、強くなるばかりだった。
そして、5分前を知らせるタイマーが鳴り響いた。
愛がタイマーを止めて俺の方を向いた。
「時間・・・きちゃったね・・・
そう言って、俯いた。
どうしようもない寂しい気持ちと、胸をえぐられるような気持ちが、
一気にこみあげてきた。
俺は、天井を見つめた。
何か言うことはないのか?そればかり思った・・・
>>210 続き
「俺は・・・」
愛がゆっくりと首を横に振った。
それ以上のどんな言葉をも拒絶するかのように。
「こうして・・・こんな形だけど・・・会えてよかった・・・嘘じゃないよ。
たった一度でいいから、○○さんの顔見たかった・・・こんな風になっちゃっ
たけど、一度だけ会いたかった・・・」
そう言って、愛が静かに微笑んだ。
寂しさや、悲しさや、生きる辛さや・・・そういうものが全て詰まったかのよ
うな微笑みだった。それでも愛は、俺に微笑んでみせた。
手を伸ばせば触れられる所に愛はいる。
この店に来れば、愛はいる。今、住んでるとこを聞けば、これからまた、会う
事ができるだろう・・・でも、でも・・・・・
俺は、どれもすることができない。愛が汚れたとかそういうのじゃない。
理由なんか自分でも分からない。
ただ・・・愛の今の微笑みの中に、愛の答えを見た気がしたんだ。それだけ。
そう、それだけなんだ。聞くことはできなかった。
俺は立ち上がった。
「じゃあ、帰るよ・・・」
「うん・・・」
「愛・・・俺さ・・・」
「○○!!!」
「えっ?」
「一度ね、呼び捨てにしてみたかったの。さん付けだと、いつまでも妹みたい
でしょ?彼女みたいに、呼び捨てで名前言ってみたかった」
そう言って、愛は笑った。無理してるのがよくわかった・・・
>>211 続き
「れいなちゃんのこと、幸せにしなくちゃ駄目だよ!ね?約束!これからは、
○○自身の人生を生きるんだよ!これも約束!」
愛が小指を出してきた。俺は小指を絡めた。
「はい!指きりげんまんね!」
そして、俺は部屋を出た。
ドアを閉める時、さよなら・・・。そんな愛の言葉を聞いた。
店を出て、夜の繁華街を歩いた。
さよなら・・・愛の声と、最後に見せた精一杯の笑顔が、頭にこびりついていた。
歩きながら煙草を咥えた。うまく火をつけられなかった。手が震えてた。
そして、ようやく煙を吐き出しながら、自分が泣いてることに気づいた。
すれ違う人が、俺を見ていく。どうだっていい・・・・・
涙がとめどなく流れてくる。愛とは、もう二度と会うことはないだろう。
そして・・・俺の長い長い大切な恋が、今終わったのを感じた。
人気の無い路地に入り、俺は声をあげて泣いた。泣き崩れた。
自分の人生、愛の人生、れいなの人生・・・皆の人生・・・・・
膝を抱えたまま、俺はその場で泣き続けた。
頭の中にあった幸せな家庭・・・そんな妄想も弾けて消えた。
現実だけが、今、俺の中に、周りに残った・・・・・
「・・・・・さよなら・・・・愛・・・・・」
気が狂うかと思うほどに、俺は涙を流し続けたんだ。
そして、夜の風が、俺を包み込んだ。さよなら・・・・・愛・・・・・
>>202 さん、ありがとうございます!
>>208 さん、ネタバラシじゃないですが、
愛ちゃんのここまでの人生は別の作品で書くのを想定してました。外伝みたいな。
いずれ書けたらいいなって思いつつ・・・この話ももうすぐ終わりです!
213 :
名無し募集中。。。 :04/05/20 03:45
∩( ・ω・)∩アゲトクジョ!
214 :
名無し募集中。。。:04/05/20 07:11
バルバルさん乙です。うーん、切ない。切ないと言うか、苦しい…
外伝キボンで。
215 :
名無し募集中。。。:04/05/20 08:44
。・゚・(ノД`)・゚・。
216 :
名無し募集中。。。:04/05/20 10:38
ハードにエロイやつキボン
誰かチャレンジしてみておくれ
217 :
名無し募集中。。。:04/05/20 10:44
「すき♥」「わたしもすき♥」
「チュッ」
おわり
218 :
名無し募集中。。。:04/05/20 10:48
おい!w
次作も・・・待っとく
なんかバルバルさんの遠き明日読んでると
全く関係ないんだけど栃木の事件が身近に感じられる
(゚Д゚)ハァ? だな、我ながら…
220 :
名無し募集中。。。:04/05/20 12:18
↑詳しく!
>>220 あの宇都宮の立て籠もり事件
とくに女性のほうが小説中のれいなにカブる…
まぁ独り言ですじゃ
222 :
名無し募集中。。。:04/05/20 12:52
>>221 あぁ、なるほど とことん尽くす女という感じ?分かる気する
223 :
名無し募集中。。。:04/05/20 23:39
川’−’)<ほぜんしとくゃょ
224 :
名無し募集中。。。:04/05/21 00:54
川’−’)<ほぜんしとくゃょ
225 :
名無し募集中。。。:04/05/21 00:54
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|::::/ ヘ / | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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226 :
名無し募集中。。。:04/05/21 02:19
∩( ・ω・)∩キアイデホッシュダゾ
>>212 続き
夏の日差しが輝いている。青空が広がっている。
穏やかな気候。そして、穏やかな気持ち。
こんなに晴れ晴れした気持ちで夏を迎えるのは、いつ以来だろうか。
俺は煙草に火をつけ、一口喫って、その煙草を供えた。そして、ワンカップの酒。
「ようやく、ちゃんと休んでもらえることができるね・・・源さん」
俺は、小さいながらも真新しい源さんの墓に、そう声をかけた。
すまねえなー、ヘッヘッ。照れくさそうな源さんの声が聞こえた。
あれから4年の月日が過ぎた。
俺は、あの日の出来事以来、転がりながら、無様な姿をさらしながらも、どうに
か這いつくばって生きてきた。そうすることで、少しでもあの痛みを癒せるなら。
そんな風に思ったから。
「源さん・・・俺さ・・・この俺が親父になるんだってさ・・・どうなんだろうね?
そんな資格・・・あったのかな?」
れいなは、あの日ボロボロになって帰宅した俺を、何も言わず、ただ黙って朝まで
抱きしめてくれた。そして、俺は、そんなれいなを幸せにしなくては、本当にただ
のゴミクズになってしまう・・・そう感じた。
この4年。二人で支え合い、どうにかやってきた。れいなは、支店を任され、今は
店長としてやっている。俺も、どうにか腰を落ち着けられる所が見つかり、
汗にまみれ、体を動かしながら働いている。
ようやく、新しい道が始まった気がしている。
全てを背負って、少しでも日の光に向き合うことをいつか許してもらえるように、
今は進むだけだって思う。
>>227 続き
愛とは・・・あの日依頼会っていない。あの時の店は、今じゃすっかり別の店
になっている。
今でも、愛のことを考えない日は無い。
でも、それは、愛に幸せな明日がやってくることを願う意味なんだ。
きっと、この澄んだ空の下、愛も必死に今日を生きて、幸せな明日を願ってい
るって思う。
だから願う。だから祈る。
「源さん・・・明日は遠いよね・・・でもさ・・・そこに向かって歩くしかな
いんだよね?俺、間違ってるかな?」
夏の匂いを乗せた風が、優しく吹いていった。
俺は、自然と笑みがこぼれた。
「子供が生まれたら、れいなと3人で来るから」
俺は、ゆっくりと立ち上がった。
「生きてくよ・・・何がどうあっても、今日を生きてくから。遠い明日にしっ
かり向かってさ。だから・・・俺達も・・・愛も・・・見ててよね」
俺はゆっくり歩き出した。随分と遠回りをしてきた気もする。後悔なんか無い。
大切な人たちを傷つけた。それは変えられない。だから、もう遠回りはしない。
しっかりと歩くことしか許されない。
家に帰ったら、源さんと話したことを、れいなにも教えてあげようって思った。
そして、少しおおきくなってきたお腹を、そっとさすってみようって思った。
ほんの少しだけど、明日という日の匂いを感じた気がした。
夏がやってくる。
〜第二部 終〜
〜「遠き明日」 終〜
同棲スレから始まり、ようやく終わる事ができました。
今までレスくれた皆さん、読んでくれた皆さん、どうもありがとうございました。
ほんの少しでも楽しんでくれた方がいれば、とても幸いです!
230 :
名無し募集中。。。:04/05/21 03:57
。・゚・(ノД`)・゚・。
言葉が見つからない・・・生きる意味・・・あらためて考えさせられました。
まだ、答えは見つからないけど、もしかしたら見つけられないものなのかもしれないけど、
いや、それを探すのが人が生きる意味なのかもしれないけど、
ちょっとは前に進もうと思えました。
「遠き明日」はたぶん娘が出てこない作品だとしても同じように感じたと思います。番外編期待してます。
バルバルさん乙でした!楽しんで読ませていただきました。
ホントおもしろかったです。番外編自分も期待してます。
明日は己で手繰り寄せるもの。それは幸せのベクトルを
見出だす事でもあり、同時に現実ってやつに立ち向かう
唯一の方法なのかも知れないですね。朝がまた来る、って感じです。
232 :
名無し募集中。。。:04/05/21 11:02
∩( ・ω・)∩アゲトクジョ!
233 :
名無し募集中。。。:04/05/21 17:32
川’−’)<ほぜんしとくゃょ
>>230 さん、ありがとうございます。娘とはかなりかけ離れた内容になりましたが、
レスで書いて貰った事を作中にこめたつもりです。僕も前進したいものです・・・
>>231 さん、ありがとうございます。朝がまた来る。なんか素敵な言葉ですね。
僕なんかが書いたもので楽しんで頂けたなら、嬉しいかぎりです!
Nさんの続きと、新作を待ちつつ・・・僕も番外編も練っていきます。
235 :
名無し募集中。。。:04/05/22 05:03
うっわー!!まじで泣けた!!
バルバルさん、お疲れ様です!最高です!
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
237 :
名無し募集中。。。:04/05/22 11:14
∩( ・ω・)∩アゲトクジョ!
238 :
名無し募集中。。。 :04/05/22 12:48
∩( ・ω・)∩アゲトクジョ!
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
∩( ・ω・)∩アゲトクジョ!
241 :
名無し募集中。。。 :04/05/22 18:14
∩( ・ω・)∩アゲトクジョ!
242 :
名無し募集中。。。 ◆RXDJMZzPrU :04/05/22 19:34
えっと、狼で書かれた小説のまとめサイトみたいなのを作ろうと思ってます。
できることなら、同棲スレからの過去ログ持ってる方うpしてくれませんか?
よろしければですけども
243 :
名無し募集中。。。:04/05/22 19:46
>>242 いいね。ぜひ作って!が、過去ログは俺は持ってないわ、すまん
オレも持ってね・・_| ̄|〇
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
246 :
balΨbal :04/05/22 22:04
>>235 さん、そう言ってもらえると、嬉しいかぎりです。ありがとうございます!
過去ログ・・・僕も持ってないです。自分の前のやつさえ何も持ってないですよ。
そういうサイトができたらいいですね、昔のとか読めるだろうし。
247 :
balΨbal:04/05/22 22:07
被ってた・・・びっくりしましたw
248 :
名無し募集中。。。 :04/05/22 22:33
∩( ・ω・)∩アゲトクジョ!
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
250 :
名無し募集中。。。 ◆RXDJMZzPrU :04/05/23 01:05
251 :
名無し募集中。。。:04/05/23 02:34
ヽ( ・∀・)ノアゲルンダゾッ!
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
∩( ・ω・)∩アゲトクジョ!
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
256 :
名無し募集中。。。:04/05/23 12:19
>>254 誰か協力できる人はおらんもんか
俺は無いんだ、すまないが
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
258 :
名無し募集中。。。:04/05/23 15:32
新作募集中
259 :
名無し募集中。。。:04/05/23 17:31
260 :
名無し募集中。。。:04/05/23 18:32
ヽ( ・∀・)ノアゲルンダゾッ!
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
264 :
balΨbal :04/05/23 21:00
保全・・・祭りで落ちないか心配・・・
でもマジネタなら、ある意味、また一つ何かが終わる感じ・・
(=゚ω゚)アイレナノジダイガクルヨ
ヽ( ・∀・)ノダナッ
267 :
名無し募集中。。。:04/05/23 21:54
ヽ( ・∀・)ノアゲルンダゾッ!
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
269 :
名無し募集中。。。:04/05/23 23:01
ヽ( ・∀・)ノアゲルンダゾッ!
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
271 :
名無し募集中。。。:04/05/24 00:23
ヽ( ・∀・)ノアゲルンダゾッ!
272 :
名無し募集中。。。:04/05/24 00:37
新作募集中
うむぅ…。やっとPCに触れるようになったんだが…
別にどっちのヲタでも無いけどデビュー前から見てきたおいらにはちょっとキツイ…
たしかにあいれな天下なんだけどね…
むぅ。
おかえり!Nさん。 なんか複雑な気分がつきまとうのは気のせいですかね?
また落ち着いたら続き書いて下さいね。 楽しみにしてます!
275 :
名無し募集中。。。:04/05/24 01:45
ヽ( ・∀・)ノアゲルンダゾッ!
うーん、辻加護の時ほど感慨はないなあ…
>>273 Nさん続き待ってますよ
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
(=゚ω゚) オハオハホッシュ
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
(=゚ω゚) ノンビリホッシュ
282 :
名無し募集中。。。:
ヽ( ・∀・)ノアゲルンダゾッ!