川�Vv�V)＜キモヲタは一列に並べ！！６巡目

2003/11月 第 3 週のオリコンＷｅｅｋｌｙでGo Girl〜恋のヴィクトリー〜がオリコンＷｅｅｋｌｙ初登場４位だったのでつんくの機嫌は悪かった。
そんなある日、つんくがみまもるなかでダンスレッスンが３時間以上続けて行われていた。
３時間以上続けて行われていたためモーニング娘。のメンバー全員の足は限界に達していた。
つんく「誰が休憩してええと言った！　練習を続けるで。」
藤本美貴「一体何時間やれば気がすむんだよ。」
つんく「今文句言ったの誰や？　お前達黙って練習できんのか。」
安倍なつみ「何も言ってないべ、つんくさんの空耳だベ。」
つんく「安倍、なんやそのふてくされた言いかたは！」
安倍なつみ「もう３時間以上連続だべ、足がガクガクで動かないべ。」
つんく「ねちねち言い訳するんじゃない！」
つんくは安倍なつみを投げ飛ばした。
石川梨華「つんくさん、暴力は良くないと思います。」
つんく「うるさい！　石川、ちょっとばっかし歌が上手いからって調子に乗るんじゃない！」

数十秒後
つんく「よし、よくわかった、俺はもうしらん、お前達で勝手にしろ！」
つんくは何処かへ行こうとしていた。
新垣里沙「飯田さん！」
飯田圭織「つんくさん、待ってください、圭織達が悪かったんです、謝ります、戻ってきてください。」
つんく「断る！　お前達みたいなガラクタいくら練習しても無駄や！」
数秒後
藤本美貴「ガラクタで悪かったな！　あぁわかったよ、どうせ美貴たちガラクタだよ。」
つんく「スマン、そういうつもりじゃ………」
藤本美貴「やめた、モーニング娘。なんてもうやめた。」
安倍なつみ「なっちもやめた、つんくさんは嘘吐きだベ。」
つんく「嘘吐き？」
安倍なつみ「だってそうじゃないべか、つんくさんはモーニング娘。の次の新曲をオリコンＷｅｅｋｌｙ初登場１位にしてやると言ったじゃないべか。」
加護亜依「そうや、俺を信じてついてこいといったやんか。」
他のメンバー「そうだ、そうだ、つんくさんは嘘吐きだ。」
安倍なつみ「なにが『信は力なり』だべ、つんくさんはなっちたちのことをまるで信じていないべ。」
つんく「…………」

数十秒後、つんくは何処かへ走り去ってしまった。
つんくは走った。　怒りに任せて闇雲に走った。　そしてその怒りは誰よりもモーニング娘。のメンバー達に対して思いやりに欠けていた自分自身へと向けられていた。
その日の夜、とりあえずつんくはモーニング娘。のメンバー１人１人に謝罪をした。
翌日、つんくはレコーディング室に行ったがやはり誰もいなかった。
次にダンスの練習室へ行ったら新垣里沙が一人で練習室の床をモップがけをしていた。
新垣里沙「おはようございます。」
つんく「おはよう。」
つんく「新垣、お前いつもそうやって練習室の床をモップがけしとるのか？」
新垣里沙「なんとなくわたしの役目になっちゃってるんですけど、でもわたし、これ好きなんです。　こうやってモップがけしながらおまえも毎日毎日踏まれて痛いだろうけど今日も頑張ってくださいなんて床に話し掛けたりしてわたしっておかしいのですかね？」
つんく「新垣………」
新垣里沙はいくら頑張ってもメインに抜擢されないメンバーであった、そのことを誰よりも承知していながらそれでもモーニング娘。を愛してやまない少女であった。

つんく「新垣、俺がマンツーマンでみっちりダンスや歌を鍛えてやるよ。」
新垣里沙「はい、ありがとうございます。」
同じ頃安倍なつみが住んでいる部屋では押尾学と安倍なつみが討論していた。
安倍なつみ「うるさいべ、学がいくら言ってもなっちはモーニング娘。に戻る気はないべ。」
押尾学「わかったよ、辞めたいなら辞めれば、でも俺はＬＩＶのメンバーから歌があまり上手くないと馬鹿にされても音楽活動は辞めるつもりは無いぜ、俺は１度地獄を見た人間だからな、
それに比べてダンスレッスンなんか、ちょっとなんかあっただけですぐ不貞腐れて、甘ったれ、なつみも１度地獄を覗いて見たらどうだ、もう絶交だ。」
安倍なつみ「学、ちょっとまってよ〜」
同じ頃ダンスの練習場では
紺野あさ美「もう練習してるよ。」
加護亜依「里沙ちゃん、つんくさんを１人占めなんてずるいで。」
紺野あさ美「つんくさん、私達も一緒に練習させてくださいよ。」
つんく「お前達来たのか。」
そして次々とモーニング娘。のメンバーがやってきた。

つんく「飯田。」
飯田圭織「今辞めたら元も子もないですから。」
矢口真里「あれ、つんくさん泣いてるんですか？」
つんく「＜幸せそうな表情で＞うるさい。」
そして数十分後
安倍なつみ「おはようございます。」
矢口真里「なつみ、遅刻だよ。」
安倍なつみ「すまないべ、本気でモーニング娘。を辞めようと思ったけど（押尾）学がモーニング娘。を辞めたら絶交だと言うからさぁ」
飯田圭織「なつみ、朝っぱらから惚気て、よし皆でなつみを袋叩きだ。」
つんく「おい、………俺も（袋叩きの）仲間に入れてくれ。」
とりあえず藤本美貴以外のモーニング娘。のメンバーはつんくの元へ戻ってきた。
同じ日の夕方
藤本美貴「何度来ても無駄ですよ、美貴はモーニング娘。に戻る気はありません。」
つんく「俺は認めてないで。」

藤本美貴「冗談じゃない、美貴はグループ活動が何よりも嫌いなんだよ。　つんくさんが認めようが認めまいが二度とモーニング娘。に戻る気は無いんだよ。」
つんく「美貴。」
藤本美貴「気安く呼ぶんじゃねえよ、寺田。　モーニング娘。がどうなろうと美貴の知った事じゃないよ。」
松浦亜弥「弱虫！　美貴たんの弱虫。」
藤本美貴「亜弥ちゃん、いきなり何を言うの。」
松浦亜弥「だってそうじゃない、ダンスの練習がきついから逃げ出すのは弱虫じゃない。」
藤本美貴「亜弥ちゃん、そんなんじゃないの、美貴はグループ活動が生に合わないだけなの。」
松浦亜弥「どこが生に合わないの？　グループ内でＮｏ１になれないから？」
藤本美貴「亜弥ちゃん。」
松浦亜弥「だから美貴たんはモーニング娘。から逃げ出そうとしてるの。」
藤本美貴「いくら亜弥ちゃんでも少し言い過ぎだよ。」
松浦亜弥「殴りたいなら殴っていいよ。」
藤本美貴「亜弥ちゃんを殴ってもしょうがないよ。」

松浦亜弥「どうしてしょうがないの。　美貴たんにあややの気持ちはわからないよ。　あややはモーニング娘。になれないのは知ってる、でもあややはモーニング娘。が好き、美貴たんがいるモーニング娘をずっと見届けたいの、
でも今の美貴たんとは友達でいたくない、顔も見たくないよ。」
松浦亜弥は泣きながら走り去っていった。
藤本美貴「亜弥ちゃん！」
数秒後
つんく「このままでいいのか、美貴はいままでずっとつっぱって生きてきた。　でもそのつっぱりのために今１番大切な友達を失おうとしてるんや。　いつもつっぱって生きてきた美貴が松浦といっしょに行動してたのはなぜや？」
藤本美貴「美貴は亜弥ちゃんが好きだから。」
つんく「そうだ、美貴は松浦が好きや！　それはなぜだ？」
藤本美貴「そんなことわからないよ。」
つんく「言ってやろうか、それは美貴にとって松浦は本当の友達だからや。」
藤本美貴「本当の友達？」

つんく「ああ、これまで『滝川一のワル』と恐れられていた美貴にしっぽをふって擦り寄ってきた人間はたくさんいたやろう、だが本当に心を開いてつきあってくれた友達は松浦だけやった、違うか？　美貴もそんな松浦には誰にも見せない素顔を見せてきた、そうやろ？」
つんく「それに松浦がさっきあんなに怒った本当の理由はなんやと思う？　それは美貴に託した夢が破れたからや。」
藤本美貴「夢？」
つんく「そうだ、松浦は自分がモーニング娘。のメンバーになれない事はよく知っとる、だからその夢を美貴に託したんや、わかるか、モーニング娘。の中で踊っている美貴は松浦自身なんや、そんな他人の夢のために苦労をするのは嫌だと言うなら俺はもう何も言わん、
『滝川一のワル』と呼ばれた頃に戻ってみんなを悲しませればいいんや。」
藤本美貴「つんくさん、美貴、脈はありますか？」
つんく「脈？」
藤本美貴「本当に美貴みたいなひとがモーニング娘。でやっていけるのですか？」
つんく「美貴がモーニング娘。に加入すると決まったときに言ったはずや、モーニング娘。には美貴のようなグループの中心で活躍する事が出来る素質がある奴が必要だと。」