843 :
名無し募集中。。。:04/01/06 06:53
ほっぜん〜
昼保
845 :
名無し募集中。。。:04/01/06 15:46
ほぜん〜
保全代わり
事件が起こったのは13日の金曜日
一気に作品を書き上げたズッコケ作者は、ファミレスを出たところで事故にあってしまったのだ
その後
「ねぇ、○○。もうすぐあんたが意識をなくして一ヶ月だよ。だんだん皆もあんたがいない生活に慣れてきてね、結局こんな時期になっても見舞うのは美貴だけになっちゃった」
そう言いながら、あははと力無く笑うと、自然と涙が流れていた
「うっ、うっ・・もう美貴は限界だよ。いつもと同じ風景・・・でもいつもいたはずの○○がいない!まだまだ話したいこといっぱいあったのに、ずっと一緒にいれると思ってたのに!もうこれ以上待たされるのは嫌!!!」
「・・ん・・み、美貴か?」
「○○!意識が戻ったの?美貴・・美貴だよ!」
「あぁ・・俺は一体・・あっ!」
ふと思い出したように立ち上がろうとする
「何やってんの!そんな体でどこ行こうってのよ!」
「はぁはぁ・・スレの皆が・・皆が続きを待っているんだ!」
「無理だよ!」
「俺にはまだやり残したことがあるんだ。このスレ中に終わらせなければならない。それが職人の使命なんだ!」
「じゃあ、れいなまた明日ー」
「おー、また明日なー」
(ズッコケ……待っとるかなぁ。
友達の恋バナ聞き入ってたら、すっかり遅うなった…)
(でもいいなぁ…あの子は両想いになれそうやもん。
だけどあたしは……
あたしは多分、無理……)
「よぉ、どこ行くんだ」
「えっ?」
「やっと会えたな」
「……!!(上前……き、菊池!)」
「おっと……逃げられねッスよ」
「っ…!(やばっ! 囲まれてるっ…!?)」
「だいぶ手こずらせたな。
……一緒に来てもらうぞ。田中れいな」
どこか遠い場所から、泣き声が聴こえた。
ふえーーーん……
ええーーーん……
女の子の泣き声。
その声に、ショワショワと鳴く蝉の声が重なった。
暑い。汗が吹き出るくらいの、湿度と熱気。
太陽に熱されたアスファルトの上で、陽炎がゆらゆらと揺れていた。
泣き声は止まない。
天気は最高だ。近くにはキラキラと輝く青い海が見える。
こんな天気のいい夏の日なのに。
なんだってまた――あの子は泣いているんだ。
俺には理解できない。思い当たるフシもない。
分からない。
分からない。
わから、ない?
本当に、わからない?
湧き出した疑問に思考がストップしたその時、
しゃくり上げながら発せられたあの子の言葉に、俺の体は硬直した。
ばかぁ、おいてかないでよぉ……
ドクン。
とうの昔に忘れ果てたはずの、石化した記憶が鼓動した。
次第に血が巡りだし、脈が活性化する。
心に刻まれたことさえ忘れていた「何か」が、その首をもたげて俺を静かに見つめてきた。
俺はそれを目の当たりにして、指ひとつ動かすこともできない。
ショワショワショワショワ……
さも無関係というように、蝉は止む気配もなく鳴いている。
俺は固まったまま動けない。
胃をつかまれるような罪悪感……とは。
こういうことを言うのか――。
ザワザワザワ……
店内のざわめきにいざなわれるように、浅い眠りから俺は目を覚ました。
目の前のテーブルには空になったカフェオレのカップが置いてある。
……ああ。そういや、れいなとスタバで会う約束してたんだ。
待ってる間に寝ちまったんだな。
伸びをしながら携帯の時計を確認した。16時20分を過ぎたあたり。
俺が店に入ったのは、れいなと約束した時間……15時半頃だ。
れいなのやつ、遅くねーか。
アイツはもう期末試験期間だとか言ってたから…そんなに遅くなるはずねーんだが。
携帯に電話してみるか……
俺は携帯のアドレスメモリから「田中れいな」を探し出して、通話ボタンを押した。
れいなは最近、携帯を買った。山崎の件で祖母さんが心配して、すぐ連絡が取れるように買わせたらしい。
それまでポケベルだったからな、アイツは。
問い合わせの音が続く。
出ないな。
どうしたんだ。なんか、あった……のか?
いやな予感を感じた。アイツは今、上前高校のヤツらに狙われてるんだ。
まさか…
そう思った矢先、突然呼び出し音が切れて通話モードになった。
そして間髪をおかずにプツッ、と切れた。
「おっ、え?」
向こうから切れた。
俺は切ってない。ということは、「切られた」んだ。
なんで……切られた?
電話に出られない場所……たとえば電車の中だから、れいなが自分で切った。
もしくは。
れいなではない、第三者の――誰かに切られた。
俺の思い違いなら、後で笑い話にすればいい。
どうする。とにかく、動かねーと。
でも、どこに行けば良い?
「………」
とっさに思い浮かんだのは、昨日の公園だった。
俺は息を切らせながら公園に駆け込んだ。
ここは広い。いたとしても見つけられるかどうか。
とにかく園内を走り回って、確認してみるしかねぇ!
昨日れいなと歩いた道を、全速力で駆け抜ける。
いない。いない。そもそも人影もまばらだ。
肺がぜぇぜぇと鳴った。チクショウ、長距離は好きじゃねーんだ。
「離せっ、このバカッ! い、いたいっ!」
「ギャーギャー騒ぐな」
「け、ケータイ! ケータイ返せ!」
「うるせーな。携帯と一緒に黙らせてやろうか?」
――いやがった!
「おい!」
黒い集団がいた。どれも上前の制服だ。
その場にいた全員が一斉に振り返って俺を見た。
その黒い群れの中から、れいなの姿を探した。いた。
れいなは俺と目が合うと、目を見開いて驚いた顔をし、そして途端に眉を崩した。
あー、泣く。泣くぞあの顔は。
「誰だアンタは」
坊主頭の男が進み出てきて、俺とれいなの視線は隔てられた。
誰だと聞かれて、簡単に応えるヤツはそういねーだろ。
「待て。そいつの顔…見たことがある。藤本美貴の男だ」
一番奥にいた茶色のサングラス男がつぶやいた。声に聞き覚えがある。多分コイツが菊池だ。
菊池の言葉に、その場にいた全員の視線が再び俺に注がれた。
物珍しそうな、あるいは値踏みするような顔で見てきやがる。
『藤本美貴の男』はなかなか難儀な職業だな。
「山崎がいたゲームセンターに田中れいなと一緒に現れたのは、藤本美貴の男だった。
……なるほどな。これで田中れいなと神狼は確実に繋がったぞ」
菊池は俺とれいなを見比べて、唇をゆがめて笑った。
「さっきの電話もお前か?」
「いいからそいつを離せよ」
「できないお願いだな」
「れいなをどうこうしたって、オメーらに何の利益にもならねーだろ」
「田中れいなは裏切り者だ。山崎を神狼高校に売った」
「れいなは巻き込まれただけだ」
「しゃあしゃあと言う。お前が巻き込んだんだろうに」
「あぁ?」
カチャリ、と菊池はサングラスをずりあげた。
巻き込んだってどういうこった。
俺が眉を潜めて菊池を睨むと、菊池はサングラス越しに冷たい目で睨み返してきた。
「おおかた、お前は田中れいなを落として山崎に近づき…
山崎から喧嘩を売ったという形にして、藤本美貴をゲームセンターに呼んだ。違うか?」
「………」
俺は唇を噛んだ。
違う、と。
即座に否定できるはずだった。
紺野から、一部始終を聞いていなければ。
「返答がないっていうことはビンゴだな」
「違うっ! ズッコケは何も悪くなかと! あの時は山崎さんが!」
「うるせぇ!」
菊池が低く吼えて、れいなはビクッと体を硬直させて押し黙った。
菊池は俺を睨んだまま、冷笑を浮かべた。
「随分お前のことを信じ込んでるみたいだな。女への仕込みは充分らしいな?
ハハ……品行方正ヅラして、あっちこっちの縄張り荒らしやがって。ケーサツ気取りか?
テメーら神狼がでしゃばって来る前までは、俺たちはうまくやっていたんだ」
菊池がれいなを押さえている茶髪の男に目配せした。
茶髪男は頷くと、れいなの腕を強引に引き寄せて向かい合わせにさせ、
「きゃあっ!」
何の躊躇もなく、ボカッと一発、殴った。
――殴った。
殴りやがっぞ。
れいなが地面に倒れこむ。その様子を見て、菊池が低く笑った。
「裏切り者の田中れいなには、それ相応の罰を与えねばならん。
それは上前高校の規律を守るためでもあり、神狼への見せしめでもある」
「おい……!」
「なんだ? やるか?」
目の前にいる丸坊主の男がニヤニヤと笑った。
コイツ、挑発してやがる。俺に手を出させたいんだ。あの時のヤマザキと同じだ。
俺は握った拳をいっそう強く握り締めた。
――先輩の個人的な、自分勝手な行動で、当校の生徒が危険に晒されるのです
こんな時になって、紺野の言葉が蘇ってくる。
紺野……俺は間違ってるか?
神狼と上前の勢力抗争だとか、ナワバリだとか。そんなことはなんの興味もねぇ。
ただ単に、れいなをひどい目に遭わせたくねーんだ。
俺は間違ってるか?
「どーした? 震えてるぜ。ヘヘ、見せ掛けだけか?
女を騙して利用したあげく見捨てるなんて、サイテーだよなぁ」
噛みあわせた歯がギチギチと鳴った。
殴られたれいなは両手で顔を覆って座り込んでいて、顔が見えない。
俺を頼りにしてくれてる女の子を。
俺は『また』、見捨てんのか――?
『ばかぁ、おいてかないでよぉ…』
――そんなこと。
できるわけねーだろ。
まず手短に、目の前にいた坊主頭の男を突き飛ばした。
「やったなコラ!」
知るか。
視界が開けた。俺は目の前にいる上前高校の制服を着た男の数をざっと目算した。
5、6、7。菊池で8人。突き飛ばした男で9人。多すぎ。
ピコーン。最近受験勉強で疲れ気味の俺のコンピュータが計算したところによると、
れいなを連れて逃げるのが上策とでた。
兵法三十六計、逃げるに如かず。
古典の勉強も役に立つもんだ。
「れいな!」
瞬発力には自信がある。俺とれいなとの距離は、100m離れたゴールよりもずっと近い。
俺は地面を蹴って、飛び掛ってくる上前高校の制服の間を掻い潜り――
ボクッ!!
「ぐぁっ!」
「逃がすかバカ野郎!」
そう上手くはいかないらしい。大柄のくせに俊敏な男の体当たりを食らった俺は、
突き飛ばされて地面に転がった。砂埃が立ち、グラウンドの匂いがした。
なんだか懐かしいな。昔は美貴スケとよく砂まみれになりながら戦隊ゴッコしたもんだ。
「神狼からしかけてきたぞ」
菊池の声で懐かしい思い出が遠のいた。こんな時に昔を思い出してる場合じゃねーな。
俺は立ち上がって、制服についた埃をそのままに、体勢を立て直した。
「加藤!」
「オス!」
菊池に呼ばれて短髪の男が進み出てきて、俺の前に立った。
体のあちこちが包帯で巻かれている。何だコイツは。
「この加藤はあの時、ゲームセンターにいた」
あの時――つまり、俺とれいながヤマザキのゲームセンターに行ったときか。
「ゲーム台のフロアにいたコイツは、突然乱入してきた藤本美貴と後藤真希に有無も言わさず
病院送りにされたんだ。……さぁ、思う存分やれ。恨みを晴らせ」
「ウス! …おい! あん時は何もわからねーままにボコボコにされちまってよ!
すっげぇ痛かったんだぞ! お前にも同じ思いをさせてや」
ゴン。
全てを言い終えることなく、加藤は鈍い音とともに地面に沈んだ。
俺はあっけにとられた。事態がよく飲み込めない。
目の前にある事実を理解することが少し困難だった。
「あ。力かげん、まちがえた」
加藤が崩れ落ちて、加害者の姿があらわになった。
紺のブレザーに、チェックの膝上スカート。
見慣れた神狼の制服を身にまとったツインテールの女の子は、
暢気に目じりを下げてテヘテヘと頭をかいた。
あどけない笑顔と、小さく見えた八重歯が印象的だった。
「て、てめっ!!」
「あ!? 山本、ちょっと待って!」
「よぉくも加藤を!」
ずんぐりした男が菊池の制止を聞かずに女の子に飛び掛った。
パァン! と頬を張るのに似た音が響く。
山本が振り下ろした腕は、八重歯の女の子の手にしっかり受け止められていた。
「……!!」
「体はおっきくてもそれだけれすね」
少し舌ったらずな口調でさらっと言ってのけると、
その子は手首を返して山本の腕をひょいっとひねった。
「いででででででででで!」
「べつになんの関係もないですけど」
その子は愛嬌のある笑顔を浮かべながら、俺にウィンクをひとつ投げて、
「たぜーにぶぜーなんで、参加します」
テヘッ、と笑った。
遅くなってスマンソ。小川までの道のりを埋めてます。
ズッコケキタ━━━━━━━━!!!!!
乙!!!
862 :
名無し募集中。。。:04/01/06 23:28
ののたんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
作者乙
( ´ Д `)<めこちーめこちー
865 :
名無し募集中。。。:04/01/07 04:06
待ーってましたーーー!!!!
川VvV从<おはみき
867 :
名無し募集中。。。:04/01/07 11:00
誰がどう考えても辻キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!?
868 :
名無し募集中。。。:04/01/07 12:35
age
ズッコケ乙
頑張れ
ヒトイネにも程がry
ズッコケの読んでるのって俺くらいしかいないんじゃないの
俺も読んでるよ
2人だけか
ついもれす
いや、俺も読んでる
読んでるよ、保全しまくりだよ
漏れも読んでる
878 :
名無し募集中。。。:04/01/08 04:23
( ´D`)<保全するのれす
おれもよんでるれす
ROMは多いだろ
昼ほじぇん
( *´ Д `)<抵抗せずに好きになりなさい♪
883 :
名無し募集中。。。:04/01/08 15:58
373 名前:名無し募集中。。。[sage] 投稿日:04/01/05 00:25
この際ズッコケの作者と6期スレの1を引き抜いてくればいいんじゃねーか?
最強のネタスレが出来てさゆみんヲタも一気に増大
375 名前:名無し募集中。。。[sage] 投稿日:04/01/05 00:28
ズッコケ
6期スレは4人(+俺)で成り立ってるからこっちに持ってくれば良いってもんでもないと思う。
378 名前:名無し募集中。。。[sage] 投稿日:04/01/05 00:32
ズッコケの奴のはハロプロの名前使ってるだけだからイラネ
380 名前:名無し募集中。。。[sage] 投稿日:04/01/05 00:37
ズッコケは最初の方はそりゃ面白かったが、シリーズ化してグダグダになった。
シリーズものはよくないと思う。
>>883 お前何でそんなもん貼るんだよ
本人いるところだろ。空気嫁
保全してくれる方、読んでくれてる方どうもデス
ちょっと本職が忙しいんでローテンポで申し訳ない
>>883 まぁ最もな意見スね。
ついでにさゆみんスレにネタ3つ投下してきますた
>>885 まさか525、527、529ですか?
あそこの中でも上位に入る良ネタだったけど
あれだったら、あなたの文才には只ただ脱帽です
887 :
名無し募集中。。。:04/01/08 21:41
>>885 ありがとうございます!さゆおねスレをこれからもよろしくw
>>886-887 その前にここ終わらせないとアレなので
道重のネタは浮かんだら程度で…スンマソン
ズッコケは6期スレにも書いてた?
>>889 書いてないです
ネタ系は幼なじみスレくらいしかチェックもしてないッス。
道重スレの存在も初めて知りますた。一体いくつあるんだろ
891 :
名無し募集中。。。:
川つvT从<ズッコケ、浮気しまくり・・・・