6期

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661名無し募集中。。。
みんなでこたつに入っていると電話が鳴った
「ちょっと、あんた電話出てきてよ」
「なんでだよ?お前の方が近いだろ」
「寒いからこたつから出れな〜い。」
「こういうのは全部あんたの仕事でしょ」
藤本の言葉に他の3人は戸惑いながら俺を見る。俺は仕方なくこたつをでて受話器を取った

「はい、もしもし」(あ、美貴の母ですけど・・・美貴は・・・)
「あ、どうも、お世話になってます。直ぐにかわります」

「美貴ー、電話。お母さんから」
急いでこたつを出て受話器を奪い取った後、俺をこたつの方に押して話し出す
「なんで急に電話かけてくんの?携帯の番号知ってるでしょ!?」
「ちがうって、そんなんじゃないって」
「分かったから、今度から携帯にかけてよ」
「電話代とか気にしないでいいから。無くなったら振り込むから」
「ホントにそんなんじゃないから!じゃあね!」

受話器を置いてちょっと顔を赤らめた藤本はチラッとこっちを向いた。
何か言いたそうだったが何も言わずに自分の部屋に入っていく藤本を見て
俺は熱いお茶をいれようと思い、こたつを出た