【 `.∀´】保田に贈る20万レス part234
「保田圭 ディーバ誕生」 わか氏の発言より
ちょうど一年前の9月26日。
自分は普段はジャズのライブハウスで、バーテンのバイトをしながら売れない役者生活をしている。
そのバイト先にある日普通に、いつも通り出勤すると、社員から驚くべき報告を聞かされる。
社員「今度の水曜日の閉店後に、モーニング娘。のソロのグラビア撮影を行うんだけど、わかくんよかったら見学に来る?」
わか「え、勿論行きます!で、誰が来るんですか?」
社員「えーと・・・吉田?」
誰やねん、吉田って!
1/4保田
最初はよっすぃ〜が来るのだと思っていたのだが、モーニング娘。に無知の社員は勘違いしていたらしく、後日 それが圭ちゃんであることが判明した。
どうやら撮影自体の内容は、圭ちゃんがその日ジャズシンガーに変身してステージに立つという内容であるとのこと。
これは楽しみだ。
自分は根っからの市井ちゃんフリークスで(笑)、彼女の卒業後はほとんど娘。から遠ざかってしまったと言っていいほどだったのが、何か久々に熱く感じるものがあった。
撮影当日。
自分が閉店後店に着いたときは、たくさんのスタッフで店内がひしめき合ってた。
ただどちらかと言えばバイト先のお偉いサン達がみんな集合してしまったようにも感じる。
中には小学生くらいの子供まで深夜だと言うのに見学に来ていた。
しばらくして赤いドレスに身にまとった圭ちゃんが華やかに登場する。
2/4保田
この日の圭ちゃんのステージの演奏を薗田憲一とデキシーキングスが勤めた。
うちのお店では一番の看板バンドでもある、申し分ない。
やがて店内が静寂に包まれ、ゆっくりとジャズシンガー保田圭が登場する。
拍手の後、演奏が始まる。
曲名はスイングジャズの名曲「You'd be so nice to come home to」をプレイ。
ちなみにこれは写真集「Chain! Chain! Chain!」用の撮影であるために、圭ちゃん自身の歌声は本当にここでしか聴けない。
そう考えると保田圭の最初のソロステージをここで、しかも自分含めてわずかな関係者のみが聴けるというのはなんとも贅沢な話である。
勿論ジャズだけに全英語歌詞であるが、彼女はすべて歌詞を暗記し、この歌を完璧にマスターしていた。
その歌声は普段娘。で披露しているそれとは全く異なり、あくまでもソロとしての歌姫、保田圭がそこにいた。
そんな中撮影は順調に進み、ステージでのセッションも終了の時間となってしまった。
3/4保田
最後に先ほどの小学生の女の子が圭ちゃんにサインを求めてきた。
マネージャーさんと話をした後、圭ちゃんは笑顔で「いいよ♪」と気軽にこたえてくれた。
サインを書きながら圭ちゃんは、女の子がこんな遅くまでおきていることに凄く気を使っていた。
眠くなかった、大丈夫?
明日学校に遅刻しないでね。
これからも応援宜しく!
その憧れのディーバに声をかけられた少女は、終始一貫彼女から目をそらすことは無かった。
とても嬉しかったのだろう、その後は真っ先にお父さんにこの出来事を報告していた。
あれから一年が経つ。
圭ちゃん自身来春には娘。を卒業しソロで活動することになるのだが、その最初のステージを見た自分にとっては絶対彼女はソロでも立派に大成していくという確信がある。
今でも昨日のことのように思える出来事だったが、逆を言ってしまえばそのときだけの貴重なステージ。
ある意味ディーバ、保田圭の誕生はここから始まったのかもしれない・・・。
娘。楽宴 レポート掲示板
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