小川麻琴のワカメ酒−6杯目

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「はあっ…はあっ……お、おはようございます!」

テレビ局の廊下を駆けてきた麻琴は、
ドアを乱暴に開け、勢いよく楽屋に飛び込んだ。

「あ、麻琴ちゃん、おはよ〜」
「麻琴ちゃん、ぎりぎりだよ〜、あはは」
「おはよ〜」
楽屋からは、高橋と紺野と新垣の、のほほんとした挨拶が返ってきた。
「はあっ…はあっ……んくっ……はあっ……い、いま何時?!」
乱れた息を整えながら楽屋の時計に目をやると、3時28分。
集合時間の2分前であった。
(間に合った………よかったあ………)
麻琴は安堵の表情を浮かべ、畳にへたり込んだ。

現役の中学生アイドルとして、学業と芸能活動を日々こなしていた
麻琴ではあったが、その両立は並大抵のことではなかった。
放課後にクラスメートと遊んだり、クラブ活動をすることなど、
当然のことながら許されるはずもなく、
午後の授業の終了と同時に、大急ぎで学校から現場へと
直行する毎日であった。
636名無し募集中。。。:02/05/05 00:12
>>633
でも生えてるよ。僕にはわかるよ
6372/25:02/05/05 00:12
「んも〜、麻琴ちゃんたら、毎回毎回遅刻ぎりぎりなんだもん。
 もうちょっと余裕もって来なよ〜」
玉のような汗を流しながら息を整えている麻琴を見ながら、新垣が呆れ顔で言う。
「はぁっ…はぁっ…だってぇ…学校遠いし…はぁっ…
 帰りのホームルームも…長引くんだもん…はぁっ…はぁっ…」
「たはは…」
息も絶え絶えの麻琴を見て、紺野も苦笑した。
「でも今日の収録は中澤さんと一緒なんだよ。
 もし間に合わなかったら…ヤバかったよ〜」
麻琴は、そんな高橋の何気ない一言に、ぴくん、と反応した。

”もし、間に合わなかったら”

寺田との忌まわしき記憶が、麻琴の脳裏をよぎる。

今日は幸いにもあの男はいない。前のようなことは起きないだろう。
だが今日の収録は、高橋が言うように、同じ事務所の中澤が一緒であった。
憧れや尊敬と同時に、畏怖の対象ですらある、偉大すぎる先輩、中澤裕子。
当然、新人である麻琴には、遅刻は絶対に許されなかった。

”もし、間に合わなかったら”

麻琴の背筋に冷たいものが伝う。
6383/25:02/05/05 00:12
「あ、そうそう麻琴ちゃん」
「ん?なあに?」
高橋は、ようやく息が落ち着いた麻琴の目の前で、巻尺をちらつかせた。
「さっきマネージャーさんが来てさ。チアリーディング用のアンダーウェアを
 オーダーメイドするから、ヒップサイズ測っとけ。だって」
「チアリーディング用のアンダーウェア?…あ、MUSIXのやつかあ」
麻琴たち4人は、4月からの番組企画で、チアリーディングの大会を目指す
ドキュメント形式のドラマに挑戦しており、
今は大会に向けての準備作業に大忙しであった。

「ヒップだけでいいの?じゃあ測るか…愛ちゃん、巻尺貸して」
「大丈夫大丈夫、私が測ったげる。さ、麻琴ちゃん、スカートとパンツ脱いで」
麻琴は、高橋の言葉に思わず苦笑した。
「何それ〜。パンツまで脱がなくても良くない?」
「オーダーメイドだからキチンと測っとけ、ってマネージャーさん言ってたよ。
 私らもさっきやったんだから、麻琴ちゃんもやんなきゃダメだってば」
高橋は鬱陶しそうに巻尺を振り回し、紺野と新垣もうんうん、と頷く。
「う〜…なんか恥ずかしいな…」
「なに言ってんの。女の子同士でしょ?聞き分けないこと言わないの」
「…うん…分かったよぉ…」

麻琴は3人に責められ、渋々脱ぎ始めた。
制服のスカートがぽすん、と落ち、純白の下着があらわになると
慣れた手つきで、その小さな布を下へと滑らせて行く。
高橋はそんな麻琴を、いかにも面倒くさそうに後ろから眺めていたが、
麻琴が下着を足から抜き取ったのを確認すると、
ぐにゃあっ、と口元を歪ませた。
6394/25:02/05/05 00:13
「はい脱いだよ。やるんだったらさっさとやってよね」
麻琴は、すっかりあらわになった下半身を
シャツの裾で隠しながら、パタパタと足を鳴らした。
「へ〜、麻琴ちゃんお尻小さいね〜」
「白くてちっちゃくて、なんか桃みたい」
「麻琴ちゃん、ちょっとムカツク」
「も〜!3人ともふざけないでよ!」
3人にしげしげと見つめられた麻琴は、恥ずかしそうに言い返した。
「まあまあそんなに怒んないで。すぐ終わるから……んしょ!」
高橋は、掛け声とともに両手にもった巻尺を麻琴の頭の上に通し、
麻琴を抱き抱えるような体勢になった。
「さっさと終わらせてよ。もう」
麻琴は不満げに、後ろにいる高橋に訴えた。
「………」
「もう!愛ちゃん聞いてるの?!早くしてってば!」
「すっごい……麻琴ちゃん……本当にキレーだよ……
 色白いし……お肌スベスベだし……足もスラッとしてるし……
 将来麻琴ちゃんのダンナさんになる人は幸せ者だあ……」
「ちょっと愛ちゃん!いつまでも見てないでさっさと終わらせ……ぁ…」
一向に動こうとしない高橋に痺れを切らし
後ろを振り返った麻琴は、思わずギョッとした。

「なッ……愛ちゃん……」
麻琴の目に飛び込んできた高橋は、明らかにいつもの高橋ではなかった。
目はらんらんと輝き、口元は薄気味悪くつり上がり、
そう、まるであの日の「あの男」のようであった。
「うふふ……」
「…あ、愛ちゃ……」
6405/25:02/05/05 00:13
「うふふ…あはははっ!」
「ね、ねえ愛ちゃん…一体どうしたの?……怖いよ……」
高橋の突然の豹変を目の当たりにして、麻琴は激しく動揺した。
血の気が引いていく嫌な感触が、麻琴の体の中を駆け抜ける。
「麻琴ちゃんってさあ……しっかりしてそうに見えて
 けっこ〜だまされやすいキャラだよね〜?」
「えっ?…」
「まだ分かんない?…あはは、鈍いなあ……じゃあ教えたげる…それっ!」
高橋は突然、自分の腕の中の麻琴に飛びかかり、羽交い絞めにすると、
体重をかけて、麻琴を強引に畳の上に座らせた。
ドサッというしりもちの音が、楽屋の中に響き渡る。
「痛ッ!ちょ、ちょっと愛ちゃん!!何すんの!!」
「あさ美ちゃん!里沙ちゃん!足持って!!」
高橋は、座り込んだ麻琴を羽交い絞めにしたまま、
怒鳴るように紺野と新垣に指示した。
「う、うん!」
「麻琴ちゃんゴメン!」
「ちょ!ちょっと!2人とも何すんの!やめて!やめて!きゃあっ!!!」
紺野と新垣は、高橋の指示を受け、座り込んでいる麻琴の足に飛びかかった。
紺野が右足を、新垣が左足を持ち、抵抗する少女の股を力任せに裂く。
「ああっ…」
抵抗空しく、体操のあん馬のような開脚を強制された麻琴は、
一糸まとわぬ状態で恥ずかしく晒された自身の秘部を見て、思わず頬を染めた。
6416/25:02/05/05 00:14
「きゃあ〜、麻琴ちゃんてば、や〜らし〜♪」
麻琴の開脚を肩越しに一瞥した高橋が、耳元で意地悪く挑発する。
「はあっ?何言ってんの!愛ちゃんがやったんじゃん!
 離してよ!こんなことしてどうなるか分かってんの!!」
麻琴は、高橋の挑発的な態度に腹を立て、思わず激高した。
しかし、高橋の薄ら笑いは消えることはなかった。
「『どうなるか分かってんの』?…うふふ…さあ?どうなるんだろ〜?…
 あ、そうそう、この人に聞けば分かるかも知れないよ……」
「こ、この人って?…」
「もういいですよ!入ってください!」
高橋は、楽屋のドアに向かって大声で促した。
その高橋の声につられてドアの方を向いた麻琴は、思わず絶句した。

ドアを開けて入ってきたのは、中澤だった。

「ぅぁ……中澤さん…」
思いがけない来訪者に、息を飲む。
「小川おはよう。フフッ、何や大変なカッコしとんなぁ…」
中澤は、楽屋の入り口でゆっくりとヒールを脱ぐと、
麻琴の方に一歩一歩静かに歩み寄った。
「ああ……あああ……」

麻琴は、下半身むき出しで股を広げている自分を目の前にしても、
動じないどころか微笑んでさえいる中澤の様子を見て、
背筋が凍りつくような感覚に襲われた。
6427/25:02/05/05 00:14
「高橋、紺野、新垣。協力ありがと」
麻琴を押さえつけている3人にそう言うと、中澤は腰を落とし、麻琴に微笑んだ。
「どう?仲間3人に売られた今の気持ちは?」
「ええっ?売られた?」
「あははっ♪麻琴ちゃんってば本当に鈍いなあ〜。寸法測るのなんて
 フィッターさんがやるに決まってんじゃん…無防備なんだから、も〜。
 おかげで服を脱がすのも押さえつけるのも簡単だったよ♪」
「麻琴ちゃん、ごめんね…」
「私も…こんな怖いことされたくないし…」
「なッ!『売った』ってそういうこと?ヒドイ!3人ともヒドイよ!!」
3人の言葉を聞き、麻琴はようやく自分の置かれている状況を理解した。

そう、麻琴は差し出されたのだ。
中澤の慰み者となるべく、新メンバーの中のスケープゴートとして。

「ちょっとヤダ!ヤダヤダヤダ!!離して!離せよ!離せえええ!!」
麻琴はなんとか脱出しようと、手足をバタつかせ懸命に抵抗した。
だが、3対1ではどうすることもできず、
畳と体の擦れる音が空しく部屋に響くだけであった。
中澤は、そんな麻琴の様子を嬉しそうに眺めながら話しかけた。
「フフッ、そんなに嫌がらんでもええやん…どうせ初めてやないんやろ?」
「な、何言ってんですか!こんなはしたないことするわけな……うっ!」
中澤の言葉に反論しようとした麻琴は、
目の前に突きつけられた「あるもの」を見て言葉を失った。

「うふふふっ…」

麻琴の目の前に突きつけられたものは、あの忌まわしき、一本の酒瓶だった。
6438/25:02/05/05 00:14
「うふふふふっ…」
「そ…それは……なんで中澤さんが知っ…」
「フフッ、うちには何でもお見通しや…何でもな……」
中澤は、酒瓶を目にして愕然としている麻琴の顎を持ち、
くいっと上へ持ち上げると、勢いよく顔を寄せてきた。
麻琴の頬を、中澤の熱い鼻息が撫でる。
「あの人にやらせたんやったら…うちにもやらせてぇな……なあ、小川?」
中澤は優しく微笑みながら麻琴に問いかけた。
だが、その目は全く笑っておらず、突き刺さるような邪悪な光に満ちている。
「……」
「……な?ええやろ小川?」
「……」
「黙っとったら分からへん。ええんか?嫌なんか?どっちや?」
中澤の顔から笑みが消えた。
「……ねえ…麻琴ちゃん……」
「…おとなしく…言うこと聞いた方が…」
中澤のあまりの迫力に、麻琴の足を捕まえていた紺野と新垣が震え上がる。
「ねえ、なにいつまでも意地張ってんのぉ?キモチイーこといーーっぱい
 してもらえるんだから、大人しく言うこと聞きなよ〜♪」
麻琴を羽交い絞めにしている高橋も、肩越しに挑発する。
「フフッ…そんなに怖い顔せんでもええやん。悪いようにはせえへんて…な?」

口を真一文字に結び、まっすぐ中澤を見据えていた麻琴の瞳に、みるみる涙が溜まっていく。
その顔には、3人の同期に陥れられ、尊敬する先輩にこれから
辱めを受ける少女の悲しみが、痛々しい程に溢れていた。
6449/25:02/05/05 00:15
「フフッ、お前はホンッッッマにかわいいなあ………んっ…」
中澤は更に顔を寄せ、自らの唇を麻琴の唇に優しく重ねてきた。
「んんんっ!!」
突然の中澤の暴挙に、麻琴は激しく狼狽し体をよじる。
「うぐっ……んんっ………」
中澤の舌は強引に麻琴の唇を割り、硬く閉じている麻琴の口内をこじ開けようと
歯と歯茎をぬらぬらと責め始めた。
「フーーッ、フーーッ……んふっ……むぐっ……ぷちゅっ……」
口が塞がるとともに荒くなった2人の鼻息と、
唾液の弾けるいやらしい音だけが、静まり返った楽屋を支配する。
(ゴクッ……)
高橋、紺野、新垣の3人も、その淫らな光景に思わず息を飲む。

中澤は、麻琴の口をこじ開け舌を絡ませようと、執拗に歯茎を攻め続ける。
しかし麻琴は口を開かない。それは、14の無垢な少女の最後の抵抗であった。

「あれえ?麻琴ちゃんてば、まだ抵抗してるのぉ?」
肩越しに2人の絡みを眺めていた高橋が、口を閉じている麻琴に気付いた。
「しょうがないなぁ麻琴ちゃんは……これでもくらえっ!うりゃっ!」
「!!! んんっ!んんんんんーーーっ!!」
高橋は羽交い絞めを解き、シャツの裾から手を忍ばせると、
後ろから両手で麻琴の乳首を刺激し始めた。
「んんんんんーーーっ!!」
64510/25:02/05/05 00:15
「んんっ!んんっ!んんっ!!」
「あはっ♪どお?麻琴ちゃん、気持ちいい?」
高橋は自身の指を巧みに操り、麻琴の脳に快楽の電流を送り込んでいく。
「きゃははははっ、うりうりうりーーーっ!」
親指と中指で先端をつまみ、小刻みに揺さぶり振動を与えたかと思うと、
指の腹でトントンと先端を連打し、リズミカルに弾く。
そこから更に、そのまま指を乳首ごと乳房深くまで差し込み、
滑らかにこねくり回していく。
「んんっ!んんんんっ!!」
麻琴は、中澤に唇を塞がれたままの状態で高橋の指技を受け、
声にならない呻き声を上げ続ける。
同年代の女である高橋の指は、驚くほど的確に麻琴の弱点を刺激し続けた。

「んんっ!んんっ!んんっ!!」
「も〜…麻琴ちゃんてば、おっぱい小さいくせに感度だけは一人前なんだからぁ…」
「んんーーーっ!んんーーーっ!!」
「麻琴ちゃんカーワイッ♪じゃあ次はこれね……れろっ…」
高橋は、両手で麻琴の乳首を責め続けながら、同時に自らの舌で
麻琴の首筋をやさしく愛撫し始めた。
先程までいた学校の体育の授業で砂埃でも浴びたのだろうか、
少しざらついている麻琴の首筋を、高橋の舌が絶妙な圧力で這っていく。
「んんーーーっ!んんーーーっ!!」
「あはっ、麻琴ちゃんってば、しょっぱーーい!」
高橋は嬉しそうに笑いつつ、執拗に麻琴を責め続けた。

とうの昔に羽交い絞めから開放された手も、抵抗することなど完全に忘れ、
後ろ手についた手の爪が、快楽のたびにガリッ、ガリッと畳を掻き毟るだけであった。
64611/25:02/05/05 00:15
「んんー…んんーー…」
しばらくすると、麻琴の息づかいに微妙な変化が現れた。
先程までの、抵抗を意思表示するかのような激しい呻き声から、
深呼吸のような切ない吐息へと、徐々に変わっていったのだ。
麻琴は、2人に敏感な部分を集中的に責められ、早くも快楽の虜になっていた。

「なによ麻琴ちゃん。さっきまであんなに嫌がってたのに…
 もう気持ちよくなってきたのぉ?キャハッ!このエッチオンナ!」
高橋がそんな麻琴の豹変を見逃すはずもなく、嬉しそうに罵倒の言葉を浴びせる。

先ほどまで固く閉じていた口も、いつの間にかだらしなく開き、
既に麻琴の方から求めるように中澤と舌を絡ませている。
そして、未だ刺激の与えられていない下の口も、悦楽の時を待ち焦がれて涎を垂れ流し、
まるでその疼きを紛らわすかのように、麻琴はいやらしく腰をグラインドさせていた。

「ねえ…あさ美ちゃん見て…麻琴ちゃん、腰振ってるよぉ…」
「す…ごい…」
「そんなに…気持ち…いいのかな…」
淫魔に乗り移られたかのように快楽を貪り続ける麻琴の痴態に、
紺野と新垣の視線は釘付けになっていた。
それを見ていた新垣は突然、両手で抱えていた麻琴の足を片手に持ち変えると、
空いた方の手で拳を作り、自らの股間にぎゅうぎゅうと押し付け始めた。
「り…里沙ちゃん!ダメだよそんなこと!」
「いいから…あさ美ちゃんも…やりなよッ…
 くぁはァーッ…何かヘンな感……んんんッ!」
紺野は、新垣までもが快楽の罠に堕ちていくその様を、
どうすることもできず、ただ呆然と見つめていた。
64712/25:02/05/05 00:16
「ぷはっ…」
中澤の唇が麻琴から離れ、長い長い体液交換がようやく終わった。
混ざり合った2人の唾液が、お互いの唇の間に橋を架けるように糸を引く。
「んぷぁっ…フーーッ…フーーッ…」
「フフッ…小川…ちゃんと絡めてくれたやん…ありがと…」
「フーーッ…フーーッ…」
余裕の表情の中澤に、麻琴は言葉を返さない。いや、返せなかった。
2人がかりで執拗に揉みほぐされた麻琴の四肢は、奥の奥まで熱く火照り、
すでに脳は、性の快楽以外の情報を受け付けなくなっていた。
「フーーッ…フーーッ…」
今まで表面張力で耐えていた、瞳いっぱいに溜まった涙が、
荒い呼吸の振動で震え、ぽろっ、ぽろっ、とこぼれ落ちる。
そしてそれを見た中澤は更に、胸の奥で燃えているどす黒い嗜虐の炎を、
より一層激しく燃え盛らせるのだった。

中澤は、紅潮した麻琴の頬に優しく手を添えると、柔らかい微笑みを投げかけた。
頬をうっすらと撫でながら、親指で涙を拭う。
「じゃあ…そろそろ下の方…行かせてもらうで…ええな?」
「フーーッ…フーーッ…」
「小川…」
「はい…おねがい…します……もう…めちゃくちゃに…してください…」
切ない表情を浮かべつつ、己の全てを自分に委ねてきた麻琴を見て、
中澤の口元が更に吊り上がる。
「フフッ…ええ子や…お前はホンマにええ子や…フフフフフッ…」
64813/25:02/05/05 00:16
中澤は姿勢を落とし、麻琴の恥ずかしい部分を視姦し始めた。
「うーわ…めっちゃキレイやん!羨ましいわぁ…」
14の少女のみずみずしい秘部を目の当たりにして、中澤は感嘆の声を上げる。
恥骨部分のふんわりとした膨らみと、辛うじて確認できる亀裂の奥の粘膜。それら全てが、
生き生きとした薄紅色に染まり、そしてそこに、垂れ流しの愛液による光の乱反射が加わり、
ぬめぬめとした、怪しくいやらしい輝きを放っていた。

「あらま〜…アンタ凄いわ…ホンマにグッチョグチョに濡れてんな…
 なんや?ウチ等の愛撫がそんなに良かったんか?フフッ…」
「アハッ!麻琴ちゃん聞いた?麻琴ちゃんのアソコ、グチョグチョだってさ!
 んもう!しょうがないなあ!イーーーッ!」
高橋は異常なまでにはしゃぎながら、麻琴の乳房を捻るように強く握った。
麻琴の顔が苦悶に歪む。

「しもた〜…こんなに美味そうなモンが味わえるんやったら、
 酒だけやのうて、いつも通りローターと指サックも持ってくればよかったわぁ…
 ゴメン小川。爪も長いし道具もあれへんから、今回は前も後ろも挿入ナシな」
麻琴の恥ずかしい2つの穴を眺めながら、中澤が残念そうに呟く。
「えっ?…いつも通り?…」
中澤の手慣れた様子に、紺野は驚いた。
「フフッ…ウチ、矢口辻加護には結構頻繁にチョッカイ出してるからな…
 そん時はちゃんと、道具つこて気持ちようさしたるねん。
 あの子ら、真っ赤な顔してアンアンゆうてな…めっちゃカワイイねん…フフッ…」
「ええっ!…そ、そうなん…ですか?…」
「最近はごっちんの相手もようするな…あの子な、ああ見えてめっちゃ寂しがり屋やねん」
「……」
思わぬ娘。内の肉体関係の暴露に、紺野と高橋は目を合わし、息を呑む。
64914/25:02/05/05 00:16
「スキャンダルご法度の商売や。どっかで発散せんと、
 そりゃムラムラも溜まるわ……せやろ?」
「は…はあ……」
「せやからウチが発散させたんねん…ま、なんだかんだゆうて
 ウチもしっかり楽しんでるけどな…ははっ…」
「……」
「いやあ……しっかし、それにしても、なあ…」
中澤はニヤリと笑みを浮かべ、紅潮した小川を見上げる。
「色んな子をイジッてきたけど、ここまで感度抜群の子は初めてや!はははははっ!」
中澤はけたたましく笑うと、麻琴の実(さね)を包皮越しに指でグリッとしごいた。
「ひあああぁぁぁっ!!」
今まで以上の突き抜けるような鋭い快感に、思わず声が裏返る。
「はははははっ!小川!アンタ最高やッ!!!」
中澤のいやらしい指が、二度、三度と、実をしごく。
「ああああぁぁぁっ!!ああああぁぁぁっ!!」
強烈な快楽の波が、幾重にも連なり麻琴に襲いかかる。
そしてその度に、麻琴の全身は激しく脈打ち、その振動で、
足を捕まえている紺野と新垣は、大きく揺さぶられるのだった。

(麻琴ちゃん…すごい…)
暴れる足を必死で抑えながら、紺野はその凄まじい反応に圧倒されていた。

「さーてと…悪戯もこの辺にして…そろそろメインイベントといこか…」
実に添えた指の動きを止め、中澤がにやりと微笑む。
「そろそろ……呑ませてもらうでえ……フフフフフッ……」
65015/25:02/05/05 00:17
「それじゃ新垣、酒を……って、あららっ、お取り込み中のようやな…
 ハハハッ、こりゃまた失礼……じゃあ紺野でええわ。酒頼む」
我を忘れて手淫に耽る新垣に替わり、中澤は紺野に酒瓶を手渡した。
「えっ?…これで一体…なにを…」
「いや、せやからこの酒をな、小川の腹の上にチョロチョロッと垂らしてくれたらええねん」
「ええっ?でもそんなことしたら、畳にこぼれ…」
「んなモン後で拭いたらええやんけ!さっさとやらんかい!!」
要領を得ない紺野を、中澤は激しく恫喝する。
「は、はいっ!」
紺野は慌てて、麻琴の体に酒を注ぎ始めた。
「麻琴ちゃん…ゴメンね…」
紺野が垂らし始めた透明な液体は、麻琴の腹の上でびちびちと音をたて弾けた後、
秘部に向かい、急傾斜を一気に滑り落ちて行く。
「フゥッ…」
寺田の時と同じように、麻琴は酒の冷たさに身をよじる。

「うほぉ〜…凄いわぁ……」
腹から秘部へと勢いよく流れてきた酒は、穴から溢れ出た愛液とねっとり絡み付き、
僅かな粘り気を手に入れつつ、べとべとべとっ、と畳の上に無造作に滴り落ちていった。
「おととっと!勿体ない勿体ない…」
中澤は大きく舌を出すと、酒と愛液が混ざりあった亀裂の蜜を、
下から上へ、こそぎ取るようにすくい上げた。
「んんんんああああっ!!」
ざらついた舌の吸い付くような感触に、麻琴の背筋はざわめき、背骨が軋む。
「ま、麻琴ちゃん…」

中澤の愉悦の時が始まった。
65116/25:02/05/05 00:17
じゅるっ…じゅるっ…

まるで湧水のように麻琴の柔肌を流れ落ちる酒を、
中澤は取り憑かれたかのように啜り続ける。

「んぐっ……はぁっ……小川……ええで……美味いで……んぐっ…」
中澤は、唇と舌先で少女の恥丘の柔らかさを堪能しつつ、
上から流れ落ちる酒と、穴から溢れ出る蜜の両方を、
大きく喉を鳴らしながら貪欲に体内に取り込んでいった。

「あぁん……あぁん………ひっ!!ああああん!!」
舌が亀裂をぬるぬるとなぞるたび、麻琴の体はそれに敏感に反応する。
そして自分の意思とは裏腹に、甘く切ない喘ぎ声がその小さな口から
止め処なく吐き出されていくのだった。

「中澤さん…すごい……」
先程まで異常なほどはしゃいでいた高橋も、
自分の倍近い年齢の熟女が見せる、いやらしい技の数々の前に、
すっかり大人しくなり、体の芯を熱く火照らせながらその行方を見守っていた。

「ねえ、あさ美ちゃん…ちゃんと見てる?…すごくない?」
「うん…すごい…ね…」
「麻琴ちゃん…すごい気持ちよさそう……いいなぁ…私も…やってほしいな…」
「えっ?…あ、愛ちゃん!だめだよそんなの!」

麻琴と中澤の激しい絡みを羨望の眼差しで見つめる高橋に、
紺野が思わず叫んだ。
65217/25:02/05/05 00:17
「じゅるっ…どや、小川……んぐっ……気持ちええか?……」
麻琴の秘部に顔を埋め、舌をぬるぬる動かし続けながら、中澤が問いかけた。
「はあぁん……あぁ……あん……」
「アンアンじゃ分からへん。はっきりその口で言わんかい。
 気持ちええんか?ようないんか?……どっちや?」
中澤が、舌だけでは飽き足らず、言葉でも麻琴を責め立てる。
「あぁっ……はい……きもちいい…です……はぁん…」
「何やて?…聞こえん!もっと大きい声で言わんかい!」
「…き……きもちいい!……すっごい…すっごいきもちいいです!!…はあぁぁん!!」
「はははははっ!よっしゃ!素直でよろしい!!ほれご褒美や!!」
中澤は、自らの手により快楽の虜となっている麻琴が余程気に入ったのか、
秘部を弄ぶ舌と唇の動きを、今まで以上に激しくした。
「あっ……す、ごい……い、いい!!きもちいい!!ああああっ!!」
麻琴は既に、”気持ちいい”という言葉を吐くことへの躊躇すら消え失せていた。

「んぐっ…じゅるっ……よっしゃ小川……次はこうや…」
そう言うと中澤は、舌と唇で亀裂を弄びつつ、鼻先を使って敏感な実を転がし始めた。
再び麻琴の脳に、突き抜けるような鋭い快感が駆け巡る。
「…ひッ!!……あああああッ!!!」

「わ…ちょ、ちょっと麻琴ちゃん!そんなに動かないで!お酒が!」
片方の手で麻琴の足を持ち、もう片方の手で酒を注いでいた紺野が、
快楽に身をよじる麻琴に激しく揺さぶられた。
勢いあまって、酒が中澤の頭に降り注ぐ。
「あっ!ご、ごめんなさい中澤さん!今すぐ拭きま……」
「かめへん!!続けんかい!!」
酒で頭をびしょびしょにしながらも麻琴を離さない中澤が、大声で紺野を怒鳴りつける。
「あ!は、はいっ!!」
65318/25:02/05/05 00:18
中澤は、顔の凹凸全てを利用して、麻琴の秘部を執拗に攻め続ける。
高橋は、麻琴の乳首を弄びながら、そんな中澤の愛撫を
うっとりとした表情で見つめ続ける。
先程から何も喋らない新垣は、一人目を閉じて、
自分の股間を弄び、快楽を貪り続けている。
そして麻琴は、体の芯からじわじわと沸き起こってくる絶頂感に
小刻みに体を震わせ始めていた。

紺野はそんな4人を見つめながら、
中澤に言われるがまま麻琴の体に酒を注ぎ続ける。

(みんな…ケダモノだ……人間じゃない…ただのケダモノだよ……)

紺野の胸中を、言いようのない絶望感が支配する。

「どや?小川?……もうそろそろ……って感じか?」
麻琴の反応の変化を敏感に感じ取った中澤は、嬉しそうに麻琴を見上げた。
「…んーーー……んーーー……」
麻琴は、声にならない声で鳴きながら、懸命にこくこくっ、と頷いた。

もう麻琴の体は、いつでもオルガスムスに達することができるほどに、
熱く熱く火照っていた。
65419/25:02/05/05 00:18
「フフフッ…じゃあそろそろ……ラストスパート、行くで……
 紺野、酒はもうええわ。とりあえず小川の内腿でもサワサワしといたり。
 他人のイク瞬間なんて滅多に見られへんから、しっかり見とくんやで…フフッ…」
中澤は紺野に向かって、悪戯っぽく微笑んだ。

紺野はその瞬間、激しい既視感に襲われた。
濡れた前髪を額にはりつかせ、顔をほんのり赤らめ、優しく微笑むその姿。
それは紺野が娘。に入る前にDVDで見た、コンサートでの中澤そのものだった。

札幌の普通の女子中学生だった頃の紺野。
ブラウン管の向こうのモーニング娘。が、かっこよくて、
何度も何度も見かえした、なけなしのこづかいで買ったDVD。
そのDVDでひときわ輝いていた、汗に光る中澤。憧れの中澤。

だが、今紺野の目の前にいる中澤は、紛れもなく、
仲間を徹底的に辱め、酒と愛液でいやらしく濡れそぼった、一匹の悪魔であった。
(いやだ……こんなの……いやだッ……)
紺野の頭が混乱する。

中澤は、そんな紺野のことなどお構いなしに、再び麻琴の秘部に刺激を与え始めた。
唇と舌で亀裂を、鼻先で実を、そして更に、爪の先で優しく引っ掻くように
会陰と菊門を責め始める。
「ああああああああっ!!!」
喘ぎ声が再び楽屋を支配する。

「麻琴ちゃん……スゴイよお……」
一層激しい喘ぎ声を出し始めた麻琴を、高橋がうっとりと見つめる。
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中澤の麻琴への攻撃は、クライマックスに向けて更に激しさを増す。

「麻琴ちゃんスゴイ……麻琴ちゃんの心臓、めちゃドクドクなってる……
 おっぱいの上からでもはっきり分かるよぉ……」
「ああああっ!ああああっ!!」
「うわぁ…鳥肌もこんなにビッシリ立って……」
「んんっ!……んんんあああああ!」
「スゴイ…カラダ中反応しまくってるよ……イキそうなんだね…麻琴ちゃん…」
「ひ……ひぁ……ひ……」
「カワイイよぉ麻琴ちゃん……あ〜ん…チョーカワイイよぉ……」
高橋は、オルガスムスへの階段を一気に駆け上っていく麻琴のことが、
たまらなくいとおしくなり、その細い体を、折れるほどに強く抱きしめた。
そして、麻琴への切ない気持ちを思い切り吐き出すかのように、
狂ったように首筋への愛撫を繰り返した。
高橋の瞳からも、いつの間にか涙がこぼれる。

「ぃ……ぃくぃく……ひぁ……」
麻琴のその言葉を聞き逃さなかった中澤は、手と舌の動きを瞬間的に激しくした。
それに呼応するかのように、麻琴の体がひときわ大きく仰け反る。
「ぃ……ぃ…く……ぃ…く……」
「イッてまえッ!!この淫乱女ッ!!!」
「あ…はぁ……くっ……ぁ…ぁぁぁぁああああっっっ!!」
「麻琴ちゃんイッて!!イッて!!イけーーーーーーッッッ!!!」
「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!!! き゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」

楽屋の窓ガラスが震えるほどの、絶叫であった。
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麻琴という名の盃を囲んだ「肉欲の宴」は、ようやく終焉を迎えた。

アルコールと欲望で火照りきった体を畳に投げ出し、肩で息をする中澤。
麻琴の絶頂を肌で感じ、感極まり、すすり泣く高橋。
本能の趣くままに手淫に耽り、腰が砕けへたり込む新垣。
目の前で繰り広げられた壮絶な光景に、ただただ呆然自失の紺野。
そして、
寿命が削れるほどの激しいオルガスムスの余韻で、未だ痙攣し続ける麻琴。

そんな、それぞれが立てる音や息遣いが混然一体となり、
全てが終わった楽屋の中を気だるく支配していた。

中澤は、疲れきった体に鞭打ち、四つん這いでノソノソと鏡に向かった。
「あ〜あ、メイクめちゃくちゃや…もっかいやり直してもらわな…
 メイクさんになんて言い訳しよ……」
酒と愛液にまみれ、ふやけ切った自分自身を見て、思わず苦笑する。
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「さーてと、シャワーでも浴びるか…よいしょっと……
 高橋、紺野、新垣。アンタらも浴びや…どうせお股ベチョベチョやろ?」
中澤は、自らの権力を振りかざし、後輩に凌辱の限りを尽くしたことなど、
少しも気にかけることなく、憎らしいほど冷静に3人を促した。
「グスッ…じゃあ私、シャワー浴びてくるね……
 ヒック……麻琴ちゃん……ありがと……」
「あつぅ…おなかのしたが…あついよぉ……」
未だ平静さを取り戻せない高橋と新垣が、フラフラとした足取りで中澤に追従する。
「あれ?紺野は来おへんのか?」
動かない紺野に中澤が聞いた。
「あっ…お部屋汚れちゃったんで、ちょっと後片付けしていきます……
 あと、麻琴ちゃんも心配だし……」
「さよか。じゃあ頼んだで……あ、小川はもうちょいそっとしとったってな」
「は、はい…」
中澤は、ヒールを履きながら紺野に後処理を頼むと、楽屋のドアノブに手をかけた。
開ける前にもう一度麻琴の方に目をやり、投げキッスの仕草をする。

「じゃ、また遊ぼうな……世、界、一、の、淫乱女さん♪」

残酷な捨て台詞を残し、悪魔は部屋を出て行った。
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2人きりになった部屋で、紺野は静かに後片付けを始めた。
畳の上にできた大きな水たまりを、タオルを何枚も使って拭き取って行く。
「麻琴ちゃん…大丈夫?」
大の字の状態で、まだ小刻みに痙攣している麻琴に対して、紺野が心配そうに話しかける。
しかし、麻琴からの返事はない。
「ゴメンね…こんなことさせちゃって……本当にゴメンね……」
紺野は、自分に危害が及ぶことを恐れるあまり、
麻琴を生贄にすることを賛成してしまった自分に、激しい自己嫌悪を感じていた。

「……だ…い…じょ……ぶ………き…に……し…ない…で……」

麻琴は、落ち込む紺野を見かねて、懸命に声を絞りだした。
そう、麻琴は十分すぎるほど理解していたのだ。
最初こそ抵抗したものの、結局は快楽を受け入れ、貪り、更に求め、
よがり狂った自分には、紺野を責める資格など微塵もないということを。

麻琴は、まだ表情の晴れない紺野に対して、何度も笑顔を投げかける。
しかしその笑顔には、付ける薬がない程に淫乱な自分に対する自嘲も含まれていた。

(世界一の淫乱女、か……ははっ…ホントにそうかも……しれないな……)

麻琴の脳裏を、先程中澤が言い放った言葉がよぎる。
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「あ、ちょっとじっとしてて。体拭くね」
「う…ん……」
畳の上の水たまりを拭き取った紺野は、新しいタオルで麻琴の体を拭き始めた。
高橋の奸計によって剥き出しにされ、中澤の手によって汚された
紅く火照った下半身は、見るも無残に濡れそぼり、
その雫は、上着の裾や白いハイソックスにまで飛び散っていた。

紺野は、太ももや膝に付着しているそれらの液体を
ただ黙々と拭き取り続けた。が、

「………」
濡れた箇所を拭きながら上へ上へと上がって行った紺野の腕が突然止まった。
「…ん?…どうしたのあさ美ちゃ……ぁ……」
紺野に体を委ねていた麻琴は、動きの止まった紺野の様子を見て、絶句した。

麻琴の目に飛び込んできたのは、
恍惚の表情を浮かべ、切なそうに息を荒げている、
紅潮した紺野の姿であった。
紺野の視線はもちろん、キラキラと輝く雫をちりばめた、
麻琴と言う名の肉の盃に向けられている。

「あ、あさ美ちゃん……まさか…」
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紺野は、今にも泣き出しそうな顔で、麻琴を見据えた。
「麻琴ちゃん、ゴメン……私もやっぱり…我慢できない…みたい……」

紺野はそう呟くやいなや、自らの舌で猛然と盃の雫を拭い始めた。
つかの間の休息が与えられていた麻琴の脳髄に、再び激しい快楽の電流が送られ始める。
「はぁぁっ……」
思わず声が漏れ、全身の血管がざわめく。
「麻琴ちゃんって…はぁっ……こんな味、するんだ……はぁっ…すごい……」
獣と化した紺野の息が上がる。

「ふふ…あははっ…あはははは!」

麻琴は、いきなり楽屋に響くほどの大声で笑い始めた。
”あれほど激しいオルガスムスを迎えたばかりだというのに、
 もう、こんなによがり始めている自分がいる”
麻琴は、そんな自分の体が、目出度くて目出度くて仕方なかった。

「はぁっ…はぁっ……麻琴ちゃん、ごめんね……ごめんねッ!」
懺悔の言葉を吐きながらも、紺野の暴走は加速する。

「あーーっはっはっは!!あーーっはっはっはっはっはっは!!」

”所詮、肉欲に抗うことなんて”
14の無垢な少女が、凄まじい快楽の先に見つけたものは、
諦念にも似た、そんな乾いた笑いだけだった。

もう、宴は、終わらない。
                            (完)