飽食の時代といわれて久しい。
街では、山のような食べ物があっという間にゴミと名前を変える。
しかし、地球の裏側では子供たちが満腹という言葉を知らずに死んでいく。
この構図を見て、もったいないと感じない人間はいないだろう。
CPU時間も同じなんだ。
オフィスでフル稼働しているように見えるパソコンでも、
実際にCPUが働いている時間はほとんど0に等しい。
一方で、膨大な計算時間を必要とするプロジェクトがある。
白血病、宇宙人探し、暗号解読、etc...
お腹一杯なのに、家族の都合で一緒に夕食を食べなければいけないときがあるだろう?
でも、自分はいらないからといって、その場でアフリカの子供たちにあげることは出来ない。
ところが、CPU時間ならそれができるんだ。
君のCPUを必要としている人がいて、君はその人にCPUを提供できる。
それだけのことさ。高い志はいらない。
どんなプロジェクトでもいいから、君のあまったCPU時間を分けてくれ。
ただ、最後にちょっとだけ考えてみてほしい。
君の愛する人が、白血病にかかったときのことを。
始めまして。わたし、ののっていいまふ。
って、わからない……れすよ、ね?
ののは、おにいちゃんにたすけてもらいまひた。
「えっ?」 とか思いまひた? ふふっ……
そうれすよね、いきなりそんなこといわれれも、わからないれすよね。
ののは、この前まれ入院してまひた。
入院生活がながくって、 学校とかあまり行ってなかったから、
部屋にきてくれるのは先生とお姉ちゃんたちだけなのれす。
お姉ちゃんが持ってきてくれる本も、一日で読み終わっちゃうれすし、
表に出たら行けないって言われてて、ほんろに退屈な毎日の繰り返しれ。
……関係無いれすね、ごめんなさいなのれす。
私は、白血病、れした。
あ……おもいらしてくれた? のののこと……
ずっと、ずーっと……いいたかったのれす。
ありがとうなのれす、おにいちゃん……っ