ヽ^∀^ノこと市井紗耶香 PRAT237

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673一般人の評価
『LOVEマシーン』で吹っ切れたのか、それ以降国民アイドル的な人気を誇るようになったモーニング娘の劇場映画。そう言えば、劇場公開されたのかどうかは知りませんけど、今回の『ピンチランナー』の前に『モーニング刑事』というのがありましたね。さすがに観ていませんが・・・。
 で、映画の方なんですけど、ファンの方なら楽しめるとは思います。なにせ各メンバーのアップカットばかりだし、彼女たちの姿をじっくり見せるためにスローモーションを意味もなく多用しているし、足先から顔までを舐めるように撮るカットももちろんあります。モーニング娘が好きで好きでたまらない「寝ても醒めてもモーニング娘」という人にとっては至福の時が味わえるのではないでしょうか?
 でも、映画自体の方はお粗末であると思います。キャラクターの設定がありきたりであったりとか、台詞がなんかクサいとか、展開が場当たり的だとか、そういったことはアイドル映画なので目をつぶってしまうとしても、一番致命的なのは折角各メンバーが実際に出場して走った駅伝大会(おそらく撮影を早く終わらせるには実際に駅伝大会で走って貰うのが一番手っ取り早いから出場したのだと思う)の画像が何故か全てビデオ撮りで画面が汚いし、何の手心も加えずに走っているところをただダラダラと写しているだけ。これじゃあ映画じゃ無くってホームビデオだよ。
 一番盛り上げなければならないところで盛り上がっていないのはやっぱり一本の映画としてみれば痛いのではないでしょうか。
 それに折角モーニング娘という歌手活動が中心のアイドルグループを映画に出しているんだから、劇中に彼女たちの歌が一曲ぐらいかかっても良い物なのではないでしょうか?エンディングテーマはもちろん挿入歌としても彼女たちの歌は使われていなかったような気がします。やっぱり突如映画が決定したものだから、この映画のための歌を作るヒマもなかったのかな?ご苦労なことです。
 まぁ、今までメンバーの顔と名前が全然一致していなかったけど、今回の映画によってちょっと一致するようになった点に価値はあったと思います。