飯田鉄道999

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213松本0時
「うーん、れも、鉄郎のお母しゃんは、お父しゃんが死ななければ、機械の体くらい買ってあげられたと言っているのれす。あんな貧乏そうな鉄郎の家でも買えるというのは、やっぱり機械の体のほうが、銀河鉄道のパスより安そうなのれす。」
「うーん、じゃあね、やっぱり鉄郎のお母さんは、死ぬ間際で錯乱していたのよ。」
「そうだったんれすか。いいらさんは物知りなのれす。」
希美は圭織を尊敬のまなざしで見つめた。そして、この飯田鉄道の話にはそのエピソードがないので、自分には関係ないと思ったのだった。