飯田鉄道999

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103はじめてのチュウ2
希美「そうしたら、ののは必ずそのテープを胸に抱いて、宇宙のどこかのショップへ
   シングルを買いに行くれすから。そしてテープと一緒に、アイボンのことを思
   い出して、もう一度感動するつもりれすよ」

 希美、自分の泣き腫らした目を指差して、照れ笑いする。

希美「昨日の夜、アイボンの歌を聴いて泣いたのれす。恥ずかしいれすけろ、こんなに
   目が腫れてしまったのれすよ」
加護「・・・おおきにな、のの」

 加護はそっと希美と唇を合わせ、ホテルの廊下を去っていく。
 希美がベッドルームに戻ると、なぜか圭織がひとりで歌って踊っている。

圭織「ガガガ・・・KISSして髪をなでて KISSしてねぇ笑って!」
希美「ひーん、恐いのれすぅ!」
圭織「ナンダキミハ・・・」
希美「圭織しゃん・・・」